株譜
AI 銘柄分析 · 不動産投資信託 · 試作

星野リゾート・リート投資法人 3287

星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)129,383 円758 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)227,300 円1,331 億円差 −43.1%
10 年後から見ると 割高 価値 129,383 円758 億円 · 差 −43.1% · 期待の年率 +1.0%
期待の年率リターン(10 年)+1.0%資本コスト比 −8.2 pt
推定の資本コスト9.1%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.1% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

星野リゾート・リート投資法人は、星のや・界・リゾナーレ・OMO と、その他のホテルを持つ J-REIT だ。71 物件で、鑑定評価額は 2,757 億円。星野リゾートが運営する物件は取得価格の 47% を占める。筆者の結論は、今の値段は大きく割高ということである。価値の計算は、今の時価総額を 46% 下回る。

強みは、運営の質と含み益だ。星野リゾートは地域の魅力を磨いて単価を上げる運営に長けている。鑑定評価額は簿価を 377 億円上回り、借入の固定比率は 93% と高い。投資口の値段は 1 口の NAV の 7 割台にある。

弱みは三つある。ひとつは、鑑定の利回りが低いことだ。賃料から改装費を引いた稼ぎは、鑑定評価額に対し 3.5% しかない。10 年国債が 3% の世界では、物件の価値がそこから 3 割ほど下がる。ふたつめは、改装の費用が償却を上回り続けること。みっつめは、大阪の 2 ホテルが万博の反動と中国客の減少で苦戦していることだ。

借入 1,050 億円の平均金利は 1.3% と低く、借り換えのたびに利払いが 2 倍以上に膨らむ。スポンサーの出資は 4.5% で、増資は NAV を下回る値段で行われた。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、旅館・リゾートは運営会社の腕で稼ぎが決まる事業だ。星野リゾートの運営力は本物で、堀と呼べる。ただし、投資法人はその利益の一部を、賃料の形で受け取るにすぎない。

過去 1 年の分配は、今の値段に対し 5.7% の利回りだ。借入の平均金利は 1.3% で、これが分配を支えている。借入が 3.6% 前後に借り換わると、年の利払いは 12 億円から 40 億円に増える。

さらに、鑑定評価額に対する賃料の稼ぎが低い。改装費を引くと 3.5% で、10 年国債が 3% の世界では価格が付かない水準だ。物件の価値は 3 割ほど縮み、借入が重く効く。

NAV は物件の鑑定が高い今の姿で、清算されない限り投資主の手には入らない。今の値段は NAV の 7 割台だが、筆者は割安の根拠にしない。

10 年の分配と、10 年後の物件の価値を今に引き直すと、今の値段を 4 割以上下回る。値段が半分近くまで下がって初めて、買う理由が生まれる。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、ホテルの賃料だ。投資法人が持つのは建物と土地で、運営会社に貸して賃料を受け取る。賃料の 58% は固定で、残る 42% は施設の売上や利益に連動する変動賃料になる。2026 年 4 月期の営業収益は 93 億円、NOI(賃料から費用を引いた稼ぎ)は 79 億円だった。

物件は 71 ある。星のや 5、界 12、リゾナーレ 2、OMO 2 など、星野リゾートが運営する物件が取得価格の 47% を占める。残りはロードサイド型のコンフォートイン 23、ANA クラウンプラザ 3、グランドハイアット福岡、グランドプリンスホテル大阪ベイ、the b 5 などだ。

2025 年 11 月には、三重県の複合温泉リゾート「アクアイグニス/湯の山 素粋居」を 60 億円で取得した。一方で、那覇のソルヴィータホテルは 2026 年 11 月に売却する予定だ。

稼ぎ方は物件で違う。星のや富士や界 遠州は運営が好調で、鑑定評価が上がった。星のや沖縄は、再設定した割増しの固定賃料で下支えしている。一方で OMO7 大阪とグランドプリンスホテル大阪ベイは、万博の反動と中国客の減少で稼ぎが落ちた。

過去 1 年の営業収益は 180 億円、NOI は 150 億円。簿価 2,379 億円に対する NOI の利回りは 6.3% になる。

優良さと弱いところ

物件の質は、立地の個性が強い。星のや軽井沢・京都・富士、界 箱根・加賀など、そこにしかない体験を売る宿が柱だ。単価が高く、地域の魅力で客を集めるので、価格競争に巻き込まれにくい。一方で、地方の温泉地やリゾートが多く、築年も古い。

強みは三つある。ひとつめは、星野リゾートの運営力だ。界 箱根や遠州では、客室の改装で単価を上げた実績がある。ふたつめは、借入の 93% が固定で、短期の借り換えリスクが小さいこと。みっつめは、含み益が 377 億円と、簿価の 16% あることだ。

弱みも三つある。ひとつは、改装の費用が 54 億円と、減価償却 41 億円を上回り続けることだ。温泉旅館は設備の傷みが早い。ふたつめは、賃料の 4 割が運営の業績に連動すること。みっつめは、運営会社が星野リゾートに偏ることだ。

2026 年 4 月期は、星のや沖縄の稼働が 80% に近づき、客単価も上がった。ただし大阪では、OMO7 大阪の稼ぎが予定の水準にとどいていない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

ホテルは、訪日客と国内の宿泊の両方で稼ぐ。2025 年の訪日客は過去最高の 4,268 万人で、政府は 2030 年に 6,000 万人を目標にしている。2026 年 1〜3 月は中国客が減ったが、他の国の客が穴を埋め、全体は前年並みを保った。

旅館・リゾートは、都市型より需要の波が小さい面がある。滞在日数が長く、客単価が高く、予約が早い。ただし、人手不足と人件費の上昇が重い。星野リゾートは平日を中心に稼働を絞る時期を設け、界の物件で総労働時間を 5% 減らした。

中東情勢による原油の値上がりと、航空燃油の上乗せ運賃の上昇も、客の旅行費を押し上げる。人件費の上昇が続けば、施設の利益に連動する変動賃料が先に削られる。

大阪は特殊な局面にある。2025 年の万博で宿泊が増えた反動と、中国客の減少が重なり、2026 年 1〜3 月の大阪府の宿泊者は 13% 減った。この投資法人の OMO7 大阪とグランドプリンスホテル大阪ベイが打撃を受けた。

業種の表では、ホテルの NOI は名目年 2.25% で伸び、期待キャップは 5.0%、下限は 4.0% だ。ここでは賃料の 58% が固定なので、賃料の伸びは年 1.8% に置いた。

資本政策と M&A

資本政策は、NAV が 1 倍以上のときにだけ増資をする方針だ。実際の増資は、2021 年 11 月と 2022 年 6 月、2024 年 6 月に行った。2024 年 6 月は、値段が NAV を大きく下回った。そのあとの投資口の値段は NAV を割ったままで、増資は止まっている。

借入は 1,050 億円で、有利子負債を鑑定評価額で割った比率は 38%。固定金利の比率は 93%、平均の残りは 3.8 年、平均金利は 1.3% だ。日銀の気候変動オペを使った借入や、投資法人債の発行で金利を抑えている。ただし 2028 年 4 月期までに約 310 億円が満期を迎える。

報酬は、運用報酬を半年に 7 億円受ける。NOI に対して 9% ほどで、取得報酬もある。

分配は、2026 年 10 月期に圧縮積立金を取り崩し、前期より低い水準の分配を保つ予定だ。分配の目標は今の水準より数% 高い所に置いていて、達成の時期は 1 年遅れた。一時的な物件の入れ替えと、約 100 億円の取得余力を使って、高い利回りの物件を探す考えだ。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

星野リゾートの運営力は、日本の旅館・リゾートで最も高い評価を得ている。界 箱根や遠州で、客室の改装によって単価を上げた実績がある。2026 年夏に界 松本が改装を終え、同じ型を横に広げる。

含み益は 377 億円、借入は 93% が固定で、短期の金利上昇に強い。格付けは JCR が A+、R&I が A だ。借り換えのたびに分散して満期を管理している。

分配は 2026 年 4 月期に過去最高の水準の分配を出した。2028 年 4 月期はさらに 2% 増やす予想で、コロナ禍前の水準に 1 期早く戻る。コンフォート 3 物件に変動賃料を入れた効果も、年に 6% ほど見込める。

今の値段は NAV の 7 割台で、分配金の利回りは 5.7% ある。物件の入れ替えで利回りを高める余地もある。

約 100 億円の取得余力があり、DBJ と組んだ共同ファンドが開発した物件を、将来の取得候補に持つ。

星のや沖縄は稼働が 80% に近づき、星のや富士は 72% を超えるインバウンド比率の高い宿として評価が上がった。

慎重な見方

鑑定評価額に対する稼ぎが低い。賃料から改装費を引くと 3.5% で、10 年国債が 3% の世界では説明がつかない。キャップが 5% まで上がると、物件の価値は鑑定を 3 割ほど下回る。借入が重く効いて、投資主の取り分は 2 割ほどに縮む。

借入 1,050 億円の平均金利は 1.3%。3.6% 前後に借り換わると、年の利払いは 3 倍以上になる。2028 年 4 月期までに約 310 億円の満期が来る。

改装の費用は減価償却を上回り続ける。温泉旅館は設備の傷みが早く、現金が出ていく。賃料の 4 割が運営の業績に連動し、人件費と燃料費の上昇で先に削られる。

大阪では OMO7 大阪とグランドプリンスホテル大阪ベイが苦戦し、2026 年 10 月期の分配は圧縮積立金の取り崩しで支えている。

スポンサーの出資は 4.5% にとどまり、増資は NAV を下回る値段で行われた。

稼ぎが落ちた局面で投資口の値段が NAV を割り続ければ、増資も使えない。外部成長の道が閉じる点も重い。

どちらに重みを置いたか

星野リゾートの運営力と、固定の高い借入には根拠がある。ただ、鑑定評価額に対する稼ぎが低く、改装費の重さと金利の上昇が、投資主の取り分を大きく削る。中立の価値は今の値段を大きく下回った。スポンサーの点数は 3.2 で、悲観の確率を 5 ポイント上げた。筆者は、運営の質は値段に入っているが、物件の価値の下落と利払いの増加は入っていないと見る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/10 期)

確率で加重した株価時価総額 140,908 円825 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 109,359 円640 億円)。 今の値に割り戻すと 129,383 円758 億円、今との差 −43.1%、 期待の年率 +1.0%(資本コスト 9.1%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 425,523 円2,492 億円 142,923 円837 億円 +150.1% +9.6% 56,845 円333 億円
やや楽観 22% 209,346 円1,226 億円 130,799 円766 億円 +49.6% +4.1% 74,832 円438 億円
中立 33% 147,021 円861 億円 120,212 円704 億円 +17.6% +1.6% 88,187 円516 億円
やや悲観 20% 18,783 円110 億円 84,695 円496 億円 −54.5% −7.6% 20,696 円121 億円
悲観 15% 171 円1 億円 64,546 円378 億円 −71.5% −11.8% 9,707 円57 億円
加重平均100% 140,908 円825 億円109,359 円640 億円 +10.1% +1.0% 250,266 円1,466 億円

今の株価時価総額 227,300 円1,331 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.1% を下回るほど割高。

楽観 10% 訪日客が伸び、賃料が年 2.8% で増える 利益 92 億円 · PBR 1.7 倍 · 株価時価総額 425,523 円2,492 億円

訪日客は 2030 年に向けて伸び、国内の旅行単価も上がる。星野リゾートの改装が単価を押し上げ、賃料は年 2.8% で伸びる。大阪も万博の反動から戻る。

借り換えは 3.4% で済み、年の利払いは 38 億円と今の 3 倍になる。それでも NOI は 150 億円から 197 億円へ 31% 増え、純利益は 92 億円に伸びる。

不動産の買い手は今の利回りで買い続け、物件の利回り(キャップ)は今の鑑定の 3.47% のまま変わらない。時価総額は 2,492 億円と今の 1.9 倍になる。

増資は NAV を上回る値段で行われ、希薄化は小さい。

  • ホテル・旅館の賃貸:数量 2,379(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 10.0%(規模に対する営業収益の比(今 7.6%)。客室単価の伸びと変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 238 億円・営業利益 148 億円。稼働 100%・賃料 年 +2.8%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 197 − 資本的支出 72) ÷ キャップ 3.47% − 純負債 1110 = 2492 億円。キャップは今の鑑定の NCF 利回り((NOI − 資本的支出) ÷ 鑑定評価額)の 3.47% で、今の値付けが 10 年続く所(ホテルの下限 4% より低い。楽観だけはここまで下げてよい)。

確率:訪日客と客室単価の上昇が続き、変動賃料が年 2.8% 伸びる筋書き。ホテルは景気の振れが大きいので 10% とした。

やや楽観 22% 賃料は年 2.3% で伸び、借り換えは 3.5% 利益 78 億円 · PBR 0.8 倍 · 株価時価総額 209,346 円1,226 億円

訪日客はアジアを中心に伸び、中国客の減少も癒える。賃料は年 2.3% で伸び、稼働の係数は 0.99 になる。借り換えは 3.5% で済み、年の利払いは 39 億円になる。

NOI は 183 億円と 22% 増え、純利益は 78 億円と今をわずかに上回る。資本的支出は年 72 億円と今の 1.3 倍に増える。

物件の利回りは 4.75% に上がる。物件の価値は鑑定を 2 割ほど下回る水準になる。

改装の費用は借入で賄い、純負債は 1,120 億円に増える。

ただし、賃料の伸びは物価の 3% に届かず、実質の収益は緩やかに目減りする。

  • ホテル・旅館の賃貸:数量 2,356(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 9.5%(規模に対する営業収益の比(今 7.6%)。客室単価の伸びと変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 224 億円・営業利益 134 億円。稼働 99%・賃料 年 +2.3%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 183 − 資本的支出 72) ÷ キャップ 4.75% − 純負債 1120 = 1226 億円。キャップは中立 5.0% より 0.25% 低い 4.75% (賃料の伸びが強い筋書き)。

確率:中立より訪日客の伸びが良く、キャップの上昇が小さい筋書き。22% とした。

中立 33% 賃料は物価に負け、利払いが 3 倍になる 利益 65 億円 · PBR 0.6 倍 · 株価時価総額 147,021 円861 億円

10 年金利は 3% に落ち着き、借入は 4 年ほどで 3.6% へ借り換わる。年の利払いは今の 12 億円から 40 億円へ増える。賃料は年 1.8% で伸び、稼働の係数は 0.98 に落ちる。

経費は物価並みの年 3% で増え、NOI は 150 億円から 171 億円へ 14% 増える。それでも利払いの増加を吸収しきれず、純利益は今の 76 億円から 65 億円へ 14% 減る。

物件の利回りは 5.0% に上がり、物件の価値は鑑定を 3 割ほど下回る。資本的支出は年 71 億円と償却の 1.5 倍で、足りない分は借入で賄う。

増資は、投資口が NAV に近づくまで控える見通しだ。

  • ホテル・旅館の賃貸:数量 2,332(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 9.1%(規模に対する営業収益の比(今 7.6%)。客室単価の伸びと変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 211 億円・営業利益 123 億円。稼働 98%・賃料 年 +1.8%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 170 − 資本的支出 71) ÷ キャップ 5.00% − 純負債 1130 = 861 億円。キャップはホテルの表 5.0% (要求利回り 7.25% − NOI の伸び 2.25%)。今の NCF 利回り(NOI から資本的支出を引いて鑑定評価額で割った 3.5%)より高い。

確率:前提どおり 10 年金利が 3% に落ち着き、賃料は年 1.8% で伸びる筋書き。最もありうるので 33%(スポンサーの点数 3.2 で悲観に 5 ポイント回した)。

やや悲観 20% 訪日客が頭打ちになり、金利が高めに落ち着く 利益 24 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 18,783 円110 億円

金利は高めに落ち着き、借り換えは 3.9% になる。訪日客の伸びは止まり、大阪の苦戦も長引き、賃料は 10 年で今と同じ水準にとどまる。稼働の係数は 0.95 に落ちる。

変動賃料は縮み、NOI は 131 億円と今の 1 割以上減る。年の利払いは 43 億円で、純利益は 24 億円と今の 3 割に縮む。資本的支出は年 65 億円に抑える。

物件の利回りは 5.25% に上がる。物件の価値から借入を引くと、投資主の取り分は今の自己資本の 1 割に満たない。

スポンサーの出資は 4.5% で、増資で希薄化が進む恐れがある。

  • ホテル・旅館の賃貸:数量 2,260(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 7.6%(規模に対する営業収益の比(今 7.6%)。客室単価の伸びと変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 171 億円・営業利益 84 億円。稼働 95%・賃料 年 +0.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 131 − 資本的支出 65) ÷ キャップ 5.25% − 純負債 1140 = 110 億円。キャップは中立 +0.25%。変動賃料の縮みと利払いの増加で、物件の価値から借入を引いた額が大きく縮む。

確率:訪日客の伸びが止まり、新規供給が重なり、金利が高めに落ち着く筋書き。20% とした。

悲観 15% 訪日客の落ち込みと金利の上振れ 利益 −13 億円 · PBR 0.0 倍 · 株価時価総額 171 円1 億円

不況や地政学のリスクで訪日客が落ち込み、賃料は 10 年後に今より 2 割ほど低い水準になる。固定費が重く、施設の利益は大きく減り、変動賃料はほぼ消える。賃料は年 2% ずつ縮み、稼働の係数も 0.93 に落ちる。

金利は 3% を超えて上がり、借り換えは 4.5% になる。年の利払いは 49 億円で、NOI は 96 億円と今の 4 割近く減る。純利益は赤字に沈み、分配は出せなくなる。資本的支出は 45 億円に絞る。

物件の価値は借入を下回り、投資主の取り分は消える。

清算されない限り、物件を売って NAV を受け取ることはできない。

  • ホテル・旅館の賃貸:数量 2,213(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 6.2%(規模に対する営業収益の比(今 7.6%)。客室単価の伸びと変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 137 億円・営業利益 51 億円。稼働 93%・賃料 年 -2.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 96 − 資本的支出 45) ÷ キャップ 5.50% − 純負債 1080 = 1 億円。キャップは中立 +0.5%。物件の価値が純負債を下回るので、時価総額は再建の見込みの分だけを置く。NAV は床にしない(清算されない限り投資主は受け取れない)。

確率:スポンサーの点数が 3.2 なので、悲観の確率を基本の 10% から 5 ポイント上げて 15%。ホテルは景気と訪日客の振れが最も大きい。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

ホテル・旅館の賃貸

星野リゾート運営の旅館・リゾートと、その他ホテル 71 物件を、固定賃料と変動賃料(施設の売上・利益に連動)の組み合わせで運営会社に貸す。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模)価格規模に対する営業収益の比(今 7.6%)。客室単価の伸びと変動賃料の増減を合わせた値売上営業利益
今 2026/04 2,379 7.6% 180 109
10 年後 中立 2,332 9.1% 211 123

取り方:過去 1 年(2025 年 10 月期+2026 年 4 月期)の営業収益 180 億円を数量・価格に分けた。簿価(鑑定評価額から含み益を引いた 2,379 億円)× 係数 1.00 が数量、収入 ÷ 数量が価格。NOI は収入から償却を除く費用を引いて 150 億円、セグメントの利益は減価償却 41 億円と運用報酬などを引く前の額。中立の価格は 10 年で 1.19 倍にとどまり、物価の 1.34 倍に届かないのは、固定賃料が 58% あり、変動賃料も新規供給と稼働の正常化で伸びが鈍るため(業種ノート)。

リスクと懸念

鑑定の利回りの低さと金利

鑑定評価額に対する賃料の稼ぎは、改装費を引くと 3.5%。10 年国債が 3% の世界でキャップが 5% まで上がると、物件の価値が 3 割ほど縮み、含み益 377 億円が消える。

借り換えによる利払いの増加

平均の金利は 1.3%。3.6% 前後へ上がると、年の利払いは 12 億円から 40 億円まで増える。2028 年 4 月期までに約 310 億円の満期が来る。

改装の費用の重さ

年の資本的支出は 54 億円で、減価償却の 1.3 倍。温泉旅館は設備の傷みが早い。界 松本の改装など大型の工事が続き、借入で賄えば利払いが増える。

変動賃料と運営会社への偏り

賃料の 42% が施設の売上・利益に連動し、運営は星野リゾートが 47% を占める。人件費・燃料費の上昇で、変動賃料から先に削られる。

大阪の苦戦

OMO7 大阪とグランドプリンスホテル大阪ベイが、万博の反動と中国客の減少で苦戦している。大阪府の宿泊者は 2026 年 1〜3 月に 13% 減った。

スポンサーとの距離

星野リゾートの出資は 4.5%。増資は NAV を下回る値段で行われ、取得の一部は星野リゾートと DBJ の共同ファンドから。NAV 割れでの増資は 1 口の価値を薄める。

今後の分かれ目

訪日客の伸びが続き、星野リゾート運営物件の客室単価が年 4% 以上伸びる
変動賃料が上振れし、中立と楽観の確率を上げる。今の値段は適正に近づく。
10 年金利が 2% 前後で止まり、借り換えが 2% 台で済む
利払いの増加もキャップの上昇も小さく、価値は上に振れる。
大阪の宿泊需要が戻らず、OMO7 大阪の変動賃料が下がる
悲観側の確率を上げる。変動賃料の比率が 4 割あり、分配への影響が大きい。
NAV 割れで公募増資を行う
1 口の価値が薄まる。スポンサーの点数を上げ、悲観の確率を上げる。
スポンサーが投資口の買い増しを行う
同じ船の度合いが上がり、スポンサーの点数が下がる。

見ておくもの

  • 星野リゾート運営物件の RevPAR・変動賃料の月次の推移
  • 大阪の 2 ホテルの運営実績
  • 借り換えの金利と 2028 年 4 月期までの満期
  • 改装の費用と回収の実績
  • スポンサーの出資比率と増資の値段

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段や過去の値段から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI から資本的支出を引いた額をキャップレートで割り、負債を引いて出した。キャップはホテルの業種ノートの表 5.0% で、今の NCF 利回り 3.5%(NOI から資本的支出を引いて鑑定評価額で割った)より高い。NAV 割れを割安の根拠にしていない。今の値段が倍でも半分でも、価値の数字は動かない。

資本コスト 9.1% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +1.64% を足した 9.14%。ホテルの景気の振れは cycle に入れたので extra は置かない。

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やや割安 サムティ・レジデンシャル投資法人3459 地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 マリモ地方創生リート投資法人3470 地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 MIRARTH不動産投資法人3492 住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東海道リート投資法人2989 静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 いちごホテルリート投資法人3463 全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 霞ヶ関ホテルリート投資法人401A デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 日本リート投資法人3296 東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 インヴィンシブル投資法人8963 ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 野村不動産マスターファンド投資法人3462 オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 平和不動産リート投資法人8966 オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ヘルスケア&メディカル投資法人3455 有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 イオンリート投資法人3292 イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 積水ハウス・リート投資法人3309 賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 KDX不動産投資法人8972 オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 三井不動産商業ファンド投資法人8964 三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 オリックス不動産投資法人8954 オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 投資法人みらい3476 オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 福岡リート投資法人8968 福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 Oneリート投資法人3290 中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ジャパンエクセレント投資法人8987 東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 グローバル・ワン不動産投資法人8958 東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本都市ファンド投資法人8953 東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

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読んだ資料

  1. 星野リゾート・リート投資法人 2026 年 4 月期 決算短信(2026 年 6 月 15 日)
  2. 同 2026 年 4 月期 決算説明資料(2026 年 6 月 15 日)

分析日 2026-10-20