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マリモ地方創生リート投資法人 3470

地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)96,770 円272 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)92,200 円260 億円差 +5.0%
10 年後から見ると 適正 価値 96,770 円272 億円 · 差 +5.0% · 期待の年率 +8.6%
期待の年率リターン(10 年)+8.6%資本コスト比 −0.8 pt
推定の資本コスト9.4%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.4% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

マリモ地方創生リートは、広島の不動産会社マリモをスポンサーとし、地方の住宅、スーパーや家電量販店などの商業施設、ホテル、オフィス、物流施設など 61 物件、取得価格で 623 億円を持つ総合型の REIT だ。筆者の結論は、今の値段はほぼ適正ということだ。価値の計算は今の値段をわずかに上回るだけで、安全域と呼べる幅はない。

よい所は、物件が安く値付けされていることだ。投資口の値段は 1 口の NAV の 65% で、市場は物件に 6.6% の利回りを求めている。鑑定の利回りより 1.5 ポイント以上高い。地方の物件でも、住宅は賃料の改定が進み、ホテルは変動賃料が伸びている。

弱いのは、借入の金利だ。2026 年 8 月の借り換えで、借入はすべて変動金利になった。借入は鑑定の 46% で、平均の残りの期間は 2 年しかない。会社の予想でも、1 口の純利益は次の 2 期で 26% 減る。10 年後の純利益は今の 16 億円から 10 億円ほどに縮む。地方の物件は売りにくく、景気が崩れた時の値下がりも深い。安く見える値段は、この二つへの値引きだと筆者は見る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、この REIT は物件の値段が安い。NAV の 3 分の 2 の値段で、地方とはいえ稼働 99% の物件の束が買える。ただ、安さの理由も見える。借入はすべて変動金利で、利払いは 10 年で今の 2 倍に増える。純利益は今の 16 億円から 10 億円ほどに減り、分配も細る。

地方の住宅と商業施設は、人口が減る中で賃料を上げにくい。賃料の伸びは年 1.6% と物価に届かず、NOI は 10 年で 1 割しか伸びない。マリモが収入の 8 割を受け止める形は空室の振れを小さくするが、スポンサーの体力に頼る形でもある。

筆者が評価を上げるのは、借入の一部が固定金利に戻り、含み益のある物件の売却が NAV の割引を縮める時だ。それまでは、今の値段は安全域のない適正な値段だと見る。値段が 2 割下がれば、話は変わる。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、地方の物件の賃料だ。2026 年 6 月期の半年で賃貸の収入は 26.0 億円、償却を除く費用を引いた NOI は 19.7 億円だった。鑑定の NOI の比で、商業施設が 46%、住宅が 30%、ホテルが 9%、オフィスが 8%、物流施設が 6%、ヘルスケアが 2% を稼ぐ。物件の 8 割以上は東京圏の外にある。

住宅は、スポンサーのマリモが開発した賃貸マンション「アルティザ」が中心で、名古屋・福岡・仙台・熊本・高松などの政令市と地方の中核都市にある。商業施設は、スーパー、ドラッグストア、家電量販店などの生活密着型で、底地も含む。ホテルは飛騨高山と浜松などの 4 物件で、変動賃料が取得時の予想の 2 倍を超えた。

賃貸の収入の 8 割は、マリモがまとめて借りて転貸するマスターリースを通る。多くは入居者の賃料をそのまま渡す形だが、一部は賃料を固定する形で、マリモが空室の振れを引き受ける。期末の稼働率は 99.0% と高い。

分配は、利益の全額に、減価償却の 2 割弱を利益超過分配として上乗せする。含み益のある物件を売り、その益も分配に回す。

優良さと弱いところ

物件の質は J-REIT の中で下の方だ。地方の中核都市の物件が多く、人口が減る地域では、住宅の入居者も店の客も先細りになる。郊外の商業施設は、大型店の撤退や賃料の減額の交渉に弱い。家電量販店の 1 物件では、店から 3 割の賃料の減額を求める訴訟を起こされている。

強みは二つある。一つめは、取得の値段の低さだ。帳簿に対して鑑定の含み益は 20% あり、取得時の NOI 利回りも 6% 台と高い。二つめは、マリモのマスターリースと物件の供給だ。マリモは地方での開発と管理の経験が長く、空室を早く埋める。

弱みは三つある。ひとつは、借入がすべて変動金利になったことだ。短期の金利が上がるたびに利払いが増える。ふたつめは、規模が小さく、1 物件の退去が全体に響くことだ。みっつめは、スポンサーとの取引の多さだ。収入の 8 割がマリモを通り、物件の売買もマリモが相手のことが多い。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

地方の賃貸住宅は、単身の世帯と賃貸に住む世帯が増え、需要は安定している。この REIT の住宅の賃料の改定は直近で 3.5% の上げと強い。ただ、物価にほぼ追いつく東京の住宅と違い、地方は人口が減り、上げの幅は細る。筆者は、住宅の賃料は中立で年 2.0% と見る。

生活密着型の商業施設は、スーパーとドラッグストアの売上が物価高で伸びている。ただ賃料は固定が基本で、上げは交渉に限られる。郊外の家電量販店は、店の統廃合で賃料の減額を求められやすい。商業の賃料は年 1.25% と見る。ホテルは年 2.0%、オフィスは 1.5%、物流は 1.75% と見て、NOI の比で混ぜると年 1.6% になる。

金利の 10 年は、物件の利回りを押し上げる。10 年国債が 3% なら、地方の物件の期待キャップは用途の表に 0.25% を上乗せし、混ぜて 4.75% になる。この REIT の今の鑑定の NCF 利回りは 4.9% で、表より高い。物件の価値は鑑定並みと見る。

費用は物価で年 3% 増え、経費率は 24% ある。NOI の伸びは賃料より遅い。

資本政策と M&A

資本政策の柱は、規模の拡大と含み益の還元だ。会社は物件の入れ替えで含み益を分配に回し、1 口の分配を今より 1 割強上げる目標を掲げる。2026 年 7 月には住宅の持分を鑑定を 1 割上回る値段で売った。

新しい投資口は、2024 年に公募で 4.4 万口を出した。投資口は長く NAV を 3 割前後下回っており、公募はそのたびに既存の投資主の取り分を薄める。今の値段では、増資による規模の拡大は割に合わない。

借入は鑑定の 46% で、追加の借入の余地は小さい。全部が変動金利なので、金利が上がれば利払いが先に増える。減価償却の 2 割弱を利益超過分配として配るのも、修繕と返済の財源を削る。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

物件が安い。投資口の値段は 1 口の NAV の 65% で、市場は物件に 6.6% の利回りを求めている。鑑定の利回りより 1.5 ポイント以上高い。会社は含み益のある物件を鑑定を上回る値段で売り、その益を分配に回している。売るたびに、NAV と値段の差は投資主の手に戻る。

地方の物件の稼ぎは強い。住宅の賃料の改定は 3.5% の上げで、ホテルの変動賃料は取得時の予想の 2 倍を超えた。稼働は 99% で、マリモのマスターリースが空室の振れを吸収する。商業施設はスーパーとドラッグストアが中心で、景気が崩れても客は減りにくい。

金利の上げは、地方の銀行の融資の姿勢を変えない。18 の金融機関が貸しており、借り換えに困ることはない。利払いの増加は、賃料の改定と物件の入れ替えで埋められる。地方の物件は東京の物件より利回りが高く、金利が上がっても借入の金利との差は残る。今の値段は、この差を見落としている。

慎重な見方

借入がすべて変動金利だ。2026 年 8 月の借り換えで固定の分がなくなり、短期の金利が上がるたびに利払いが増える。会社の予想でも、支払利息などは半期で 3.5 億円から 4.7 億円に増え、1 口の純利益は次の 2 期で 26% 減る。借入は鑑定の 46% で、増資なしに借入を減らす手は物件の売却しかない。

地方の物件は売りにくい。景気が崩れれば、買い手は東京の物件に移り、地方の物件の利回りは大きく上がる。人口が減る地域の住宅と郊外の商業施設は、賃料も稼働も下がる。家電量販店からは 3 割の賃料の減額を求める訴訟を起こされている。

スポンサーとの取引が多すぎる。収入の 8 割はマリモを通り、物件の多くはマリモから買う。2026 年 8 月には、第三者を挟んだ取引もスポンサー取引とみなす規程の改定をした。それまでは、その抜け道が開いていたということだ。スポンサーの持分は 6% にとどまり、投資主と同じ船に乗っているとは言いにくい。

どちらに重みを置いたか

物件の安さという強気の見方の論点は正しいが、変動金利と地方の売りにくさという慎重な見方の論点は数字に出ている。中立を最も厚く置き、スポンサーの点数が 3 を超えるので悲観に 15% を置いた。借入の一部が固定金利に戻れば、見方を上げる。含み益のある物件の売却が NAV の割引を縮める時も、見方を上げる。反対に、短期の金利が 2% を超えれば、見方を下げる。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/06 期)

確率で加重した株価時価総額 160,689 円452 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 48,754 円137 億円)。 今の値に割り戻すと 96,770 円272 億円、今との差 +5.0%、 期待の年率 +8.6%(資本コスト 9.4%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 241,568 円680 億円 62,524 円176 億円 +229.8% +12.7% 24,327 円68 億円
やや楽観 20% 211,727 円596 億円 57,905 円163 億円 +192.4% +11.3% 53,927 円152 億円
中立 37% 179,045 円504 億円 52,577 円148 億円 +151.2% +9.6% 85,700 円241 億円
やや悲観 20% 123,626 円348 億円 40,143 円113 億円 +77.6% +5.9% 32,754 円92 億円
悲観 15% 53,642 円151 億円 31,262 円88 億円 −7.9% −0.8% 12,736 円36 億円
加重平均100% 160,689 円452 億円48,754 円137 億円 +127.2% +8.6% 209,443 円590 億円

今の株価時価総額 92,200 円260 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.4% を下回るほど割高。

楽観 8% 含み益の還元が進み、地方の物件の値付けが上がる 利益 16 億円 · PBR 2.4 倍 · 株価時価総額 241,568 円680 億円

10 年金利は 3% を下回って落ち着き、短期の金利も 1% 台にとどまる。借り換えは 3.6% で済む。住宅の賃料は改定のたびに上がり、ホテルの変動賃料も伸びる。賃料全体は年 2.2% で伸び、稼働は 99% を保つ。

会社は含み益のある物件を鑑定を上回る値段で売り、その益を分配に回す。投資口の値段は NAV に近づき、物件の利回りは 4.6% に下がる。

利払いは今の 2 倍に増えるが、賃料の伸びがそれを埋め、純利益は今とほぼ同じになる。物件の価値は鑑定を上回り、投資主の取り分は大きく増える。

  • 複合(住宅・商業・ホテル・オフィス・物流)の賃貸:数量 602(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 10.7%(稼働した規模に対する賃貸の収入の比(今 8.6%)。用途ごとの賃料の伸びを NOI の比で混ぜた値)→ 売上 65 億円・営業利益 38 億円。稼働 99%・賃料 年 +2.2%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 48 − 資本的支出 4.2) ÷ キャップ 4.60% − 純負債 265 = 680 億円。キャップは今の鑑定の NCF 利回り 4.93% より低く、用途の下限を混ぜた値より高い。

確率:物件の入れ替えで NAV の割引が縮み、金利も落ち着く筋書き。地方の物件で利回りが大きく下がるのは難しいので 8%。

やや楽観 20% 住宅の賃料の改定が続き、利払いの増加を埋める 利益 13 億円 · PBR 2.1 倍 · 株価時価総額 211,727 円596 億円

10 年金利は 3% に落ち着き、借り換えは 3.8% になる。住宅の賃料は年 2.5% 近く上がり、ホテルの変動賃料も伸びる。商業施設は固定賃料が基本で伸びは小さい。賃料全体は年 1.9% で伸び、稼働は 98.5% を保つ。

経費は年 3% で増え、NOI は 10 年で 15% 伸びる。利払いは今の 7 億円から 14 億円に増え、純利益は今の 8 割ほどになる。

物件の利回りは 4.75% で、今の鑑定よりやや低い。物件の価値は鑑定並みを保ち、含み益の還元で分配は今の水準に近い所で落ち着く。

  • 複合(住宅・商業・ホテル・オフィス・物流)の賃貸:数量 599(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 10.4%(稼働した規模に対する賃貸の収入の比(今 8.6%)。用途ごとの賃料の伸びを NOI の比で混ぜた値)→ 売上 62 億円・営業利益 36 億円。稼働 98%・賃料 年 +1.9%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 46 − 資本的支出 4.4) ÷ キャップ 4.75% − 純負債 269 = 596 億円。キャップは用途の表を加重した 4.75%。

確率:住宅とホテルの稼ぎが想定より伸びる筋書き。20% とした。

中立 37% 変動金利で純利益が 4 割細り、利回りは今の鑑定なりに戻る 利益 10 億円 · PBR 1.8 倍 · 株価時価総額 179,045 円504 億円

10 年金利は 3% に落ち着き、短期の金利も上がる。借入はすべて変動金利なので、借入の金利は早いうちに 4.0% に上がる。年の利払いは今の約 7 億円から 15 億円に増える。賃料は住宅とホテルが年 2%、商業が年 1.25% で伸び、稼働は 97.5% へ少し下がる。

経費は年 3% で増え、NOI は 10 年で 9% しか伸びない。純利益は今の 15.8 億円から 10 億円ほどに減り、分配も同じだけ細る。利益超過分配は年 2 億円ほどで続く。

物件の利回りは今の鑑定の NCF 利回りに近い 4.95% で、物件の価値は鑑定並みにとどまる。古い住宅の修繕で資本的支出は今の 1.3 倍に増える。増資は NAV を下回る間は控え、規模は今のまま据え置く。

  • 複合(住宅・商業・ホテル・オフィス・物流)の賃貸:数量 593(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 10.1%(稼働した規模に対する賃貸の収入の比(今 8.6%)。用途ごとの賃料の伸びを NOI の比で混ぜた値)→ 売上 60 億円・営業利益 33 億円。稼働 98%・賃料 年 +1.6%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 43 − 資本的支出 4.6) ÷ キャップ 4.95% − 純負債 273 = 504 億円。キャップは今の鑑定の NCF 利回り 4.93% で、用途の表を加重した 4.75%(地方の住宅 30%×4.0%、商業 46%×5.25%、ホテル 9%×5.25%、オフィス 8%×4.75%、物流 6%×4.5%、ヘルスケア 2%×4.5%)より高い。

確率:前提どおり 10 年金利 3% に落ち着き、賃料が年 1.6% で伸びる筋書き。最もありうるので 37%。

やや悲観 20% 地方の人口減で住宅と店の賃料が止まる 利益 4 億円 · PBR 1.2 倍 · 株価時価総額 123,626 円348 億円

10 年金利は 3% を少し上回り、借入の金利は 4.3% になる。地方の人口の減少が進み、住宅の入居者が細る。郊外の家電量販店とスーパーで撤退と減額が出る。賃料全体は年 0.8% しか伸びず、稼働は 95.5% に下がる。

経費は年 3% で増え、NOI は今とほぼ同じだ。利払いは 16 億円に増え、純利益は今の 4 分の 1 ほどに細る。利益超過分配も半分に減らす。

物件の利回りは 5.25% に上がり、物件の価値は鑑定を 1 割ほど下回る。投資口の値段は NAV を大きく下回ったままで、物件の入れ替えも進まない。

  • 複合(住宅・商業・ホテル・オフィス・物流)の賃貸:数量 581(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 9.3%(稼働した規模に対する賃貸の収入の比(今 8.6%)。用途ごとの賃料の伸びを NOI の比で混ぜた値)→ 売上 54 億円・営業利益 28 億円。稼働 96%・賃料 年 +0.8%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 37 − 資本的支出 4.4) ÷ キャップ 5.25% − 純負債 280 = 348 億円。キャップは中立 +0.3%。

確率:人口の減少と郊外の店の撤退で賃料が止まる筋書き。20% とした。

悲観 15% 金利の上振れと地方の売りで、分配がなくなる 利益 −4 億円 · PBR 0.6 倍 · 株価時価総額 53,642 円151 億円

金利が上振れし、借入の金利は 4.7% になる。全部が変動金利なので、利払いはすぐに増える。景気が崩れ、地方の店の撤退と住宅の空室が続く。ホテルの変動賃料も消える。稼働は 92% まで下がり、賃料は 10 年で 5% 下がる。

NOI は今より 2 割減り、利払いが営業利益を上回る。純利益は赤字になり、分配は止まる。借入を返すために物件を売るが、地方の物件は買い手が細り、安値でしか売れない。

物件の利回りは 5.9% に上がり、物件の価値は鑑定を 3 割下回る。それでも物件の価値は純負債を上回り、投資主の取り分はわずかに残る。

  • 複合(住宅・商業・ホテル・オフィス・物流)の賃貸:数量 560(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.2%(稼働した規模に対する賃貸の収入の比(今 8.6%)。用途ごとの賃料の伸びを NOI の比で混ぜた値)→ 売上 46 億円・営業利益 20 億円。稼働 92%・賃料 年 -0.5%・経費 年 2.5%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 30 − 資本的支出 3.8) ÷ キャップ 5.90% − 純負債 290 = 151 億円。キャップは中立 +0.95%(地方の物件の売りにくさを入れた)。

確率:スポンサーの点数が 3.1 で 3 以上(+5 ポイント)。借入がすべて変動金利で、地方の物件は売りにくいので 15%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

複合(住宅・商業・ホテル・オフィス・物流)の賃貸

地方の中核都市の賃貸住宅、スーパーや家電量販店などの商業施設、ホテル、オフィス、物流施設、ヘルスケア施設など 61 物件を貸す。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模)価格稼働した規模に対する賃貸の収入の比(今 8.6%)。用途ごとの賃料の伸びを NOI の比で混ぜた値売上営業利益
今 2026/06 602 8.6% 52 30
10 年後 中立 593 10.1% 60 33

取り方:2026 年 6 月期の半期 ×2 で今の値を組んだ。物件の売却益 1.1 億円は除いた。賃貸の収入は 51.9 億円、NOI は 39.4 億円、減価償却は 9.2 億円。帳簿価額 608.5 億円 × 期末の稼働率 99% で数量、収入 ÷ 数量で価格。中立の賃料の伸びは年 1.6%(住宅 30%×2.0%、商業 46%×1.25%、ホテル 9%×2.0%、オフィス 8%×1.5%、物流 6%×1.75%、ヘルスケア 2%×1.0%)で、価格は 10 年で 1.17 倍と物価の 1.34 倍に届かない。地方は人口が減り、商業は固定賃料が基本のため(業種ノート)。稼働は 97.5% へ少し下がる。

リスクと懸念

変動金利による利払いの増加

2026 年 8 月の借り換えで、借入はすべて変動金利になった。平均の調達金利は 1.63%、残りの期間は 2 年。短期の金利が上がるたびに利払いが増え、会社の予想でも 1 口の純利益は次の 2 期で 26% 減る。

地方の人口減と郊外の店

物件の 8 割以上は東京圏の外にある。人口が減る地域では、住宅の入居者も店の客も細る。家電量販店の 1 物件では、店から 3 割の賃料の減額を求める訴訟が続いている。

スポンサーへの依存

収入の 8 割はマリモのマスターリースを通り、物件の多くはマリモから買う。マリモの体力が落ちれば、空室の振れの受け皿がなくなる。

地方の物件の売りにくさ

景気が崩れた時、地方の物件は買い手が細る。借入を返すための売却は安値になりやすい。

今後の分かれ目

借入の一部を固定金利に戻す
利払いの振れが小さくなり、debt の上乗せを下げる。価値は上に振れる。
含み益のある物件を鑑定を上回る値段で売り続ける
NAV と値段の差が投資主に戻り、やや楽観に近づく。
短期の金利が 2% を超える
利払いが今の 3 倍に近づき、やや悲観に近づく。
NAV を下回る値段で増資をする
1 口の価値が薄まり、悲観の確率を上げる。
家電量販店の賃料の減額が認められる
商業施設の賃料の下げが他の店にも広がり、商業の伸びを下げる。

見ておくもの

  • 短期の金利と借入の平均の金利
  • 固定金利の比率
  • 住宅の賃料の改定率と稼働
  • 物件の売却の値段と鑑定の比
  • 1 口当たり分配金の会社予想

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段や過去の値段から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI から資本的支出を引いた額をキャップで割り、負債を引いて出した。中立のキャップは今の鑑定の NCF 利回り 4.93% で、用途の表を加重した 4.75% より高い。NAV 割れを割安の根拠にしていない。今の値段が倍でも半分でも、価値の数字は変わらない。

資本コスト 9.4% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +1.87% を足した 9.37%。事業は傾いていないので extra は置かない。

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やや割安 サムティ・レジデンシャル投資法人3459 地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 MIRARTH不動産投資法人3492 住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東海道リート投資法人2989 静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 いちごホテルリート投資法人3463 全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 霞ヶ関ホテルリート投資法人401A デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 日本リート投資法人3296 東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 インヴィンシブル投資法人8963 ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 野村不動産マスターファンド投資法人3462 オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 平和不動産リート投資法人8966 オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ヘルスケア&メディカル投資法人3455 有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 イオンリート投資法人3292 イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 積水ハウス・リート投資法人3309 賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 KDX不動産投資法人8972 オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 三井不動産商業ファンド投資法人8964 三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 オリックス不動産投資法人8954 オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 投資法人みらい3476 オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 福岡リート投資法人8968 福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 星野リゾート・リート投資法人3287 星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 Oneリート投資法人3290 中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ジャパンエクセレント投資法人8987 東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 グローバル・ワン不動産投資法人8958 東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本都市ファンド投資法人8953 東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

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読んだ資料

  1. マリモ地方創生リート投資法人 2026 年 6 月期 決算短信
  2. 同 第 20 期(2026 年 6 月期)決算説明会資料・資産運用報告

分析日 2026-10-20