株譜
AI 銘柄分析 · 不動産投資信託 · 試作

いちごホテルリート投資法人 3463

全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)97,952 円321 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)103,500 円339 億円差 −5.4%
10 年後から見ると 適正 価値 97,952 円321 億円 · 差 −5.4% · 期待の年率 +7.6%
期待の年率リターン(10 年)+7.6%資本コスト比 −2.2 pt
推定の資本コスト9.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

いちごホテルリート投資法人は、全国のビジネスホテルを中心に 29 物件を持つ J-REIT だ。鑑定評価額は約 923 億円で、運用はいちごグループが担う。筆者の結論は、今の値段はほぼ適正ということである。価値の計算は、今の時価総額を 7% ほど下回る。

強みは、含み益と増えてきた稼ぎだ。鑑定評価額は簿価を約 204 億円上回り、今の値段は 1 口の NAV の 6 割弱にある。スポンサーが投資口の 3 割を持ち、同じ船に乗っている点も安心材料だ。

弱みは三つある。ひとつは、賃料の 5 割弱が宿泊の売上に連動する変動賃料で、今が過去最高に近い水準にあること。ふたつめは、借入 380 億円の平均金利が借り換えで 1.42% から 1.74% に上がり、まだ上がる余地が大きいこと。みっつめは、運用報酬が NOI の 17% ほどと重いことだ。

このため、賃料の伸びは物価に届かず、利払いが増える筋書きを中心に置いた。今の値段は NAV を割っているが、筆者は割安の根拠にしない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、ビジネスホテルは堀が浅い事業だ。同じ立地で似た宿が増えると、単価で競うことになる。運営会社の腕より、景気と訪日客の波が稼ぎを決める。

過去 1 年の純利益は、売却益を除くと 21.7 億円で、今の時価総額に対し 6.3% の利回りになる。ただしこの利益は、平均金利 1.74% の借入が支えている。借り換えが進むと、年の利払いは 8 億円から 17 億円に増える。

さらに、今の稼ぎは過去最高に近く、景気の山を中立に置くと価値を高く見すぎる。賃料の伸びを年 2.0% に抑え、稼働も 0.98 に落とした。

NAV は物件の鑑定が高い今の姿で、清算されない限り投資主の手には入らない。今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安の根拠にしない。

10 年の分配と、10 年後の物件の価値を今に引き直すと、今の値段より 7% ほど低い。ほぼ適正な範囲に入る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、ホテルの賃料だ。投資法人が持つのは建物と土地で、運営会社に貸して賃料を受け取る。賃料は固定部分と、宿泊の売上や利益に連動する変動部分でできている。2026 年 7 月期は固定が 12.6 億円、変動が 11.9 億円で、変動が 5 割弱を占めた。

物件は全国に 29 ある。札幌・仙台・横浜・名古屋・大阪・福岡などの都市のビジネスホテルと、箱根・鈴鹿など観光地の宿が中心だ。コンフォートホテルなどのチェーン型が多く、星野リゾートのような高単価のブランド旅館とは性格が違う。

2026 年 7 月期は、日本橋箱崎のホテルを 15.8 億円で売り、2.8 億円の売却益を出した。同じ期に、札幌大通の Nest Hotel と横浜の THE KNOT の 2 物件が改装のため休業した。10 月 16 日には、札幌大通の運営管理会社を大和ハウスリアルティマネジメントに替えると発表した。

過去 1 年の賃貸事業収益は 56 億円、NOI は 50 億円。簿価 719 億円に対する NOI の利回りは 7.0% になる。

半期ごとの振れは大きい。2026 年 1 月期の NOI は 27 億円、7 月期は 23 億円で、変動賃料の季節性と休業が効いた。

優良さと弱いところ

物件の質は、都市のビジネスホテルが中心で、稼働が安定しやすい。2026 年 7 月期の客室稼働率は 85% 前後、変動賃料型の 18 ホテルの RevPAR(客室 1 室あたりの売上)は前年同期比で 5.5% 下がった。中国からの訪日客の減少が重かった。

強みは三つある。ひとつめは、含み益が約 204 億円と簿価の 28% あること。ふたつめは、スポンサーが投資口の 3 割を持つこと。みっつめは、固定賃料が 5 割強あり、稼ぎの底が極端に薄くはないことだ。

弱みも三つある。ひとつは、変動賃料が 5 割弱あり、訪日客や景気の振れに連動すること。ふたつめは、築年が進んだ地方のビジネスホテルが多く、改装の費用がかかること。みっつめは、借入の固定比率が 62% と星野リゾート・リートほど高くないことだ。

今の稼ぎは過去最高に近い水準にあり、筆者は中立に置かない。景気が一巡したあとの水準で、10 年の筋書きを組んだ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

ホテルは、訪日客と国内の宿泊の両方で稼ぐ。2025 年の訪日客は過去最高の 4,268 万人で、政府は 2030 年に 6,000 万人を目標にしている。2026 年に入って中国客が減り、他の国の客が穴を埋めて、全体は前年並みを保った。

都市のビジネスホテルは、客室単価が日ごとに動くので、物価の上昇を価格に移しやすい。ただし、人手不足と人件費の上昇が重い。運営会社の利益が削られると、利益に連動する変動賃料が先に減る。

新しいホテルの開業が都市で続き、需要を分け合う。大阪では 2025 年の万博の反動も出た。

今は客室稼働率が高く、客室単価が過去最高に近い。景気の山にある可能性が高く、筆者はこの水準をそのまま中立に置かない。

業種の表では、ホテルの NOI は名目年 2.25% で伸び、期待キャップは 5.0%、下限は 4.0% だ。ここでは変動賃料が 5 割弱あるので、賃料の伸びは中立で年 2.0% とやや低く置いた。

宿泊の需要は、訪日客の増減、為替、航空運賃、国内の景気で動く。1 つの要因が崩れても、全体が崩れるとは限らない。

資本政策と M&A

借入は 380 億円で、有利子負債を鑑定評価額で割った比率は 41%。固定金利の比率は 62%、平均の残りは 3.1 年だ。2028 年 7 月期までに約 100 億円、全体の 26% が満期を迎える。

2026 年 8 月に 82 億円を借り換え、平均金利は 1.42% から 1.74% に上がった。まだ低い金利の借入が多く、借り換えのたびに利払いが膨らむ。

運用報酬は、2026 年 7 月期に 3.6 億円、前期は売却報酬を含めて 5.4 億円。予想は半期で 4 億円ほどで、NOI に対して 17% ほどになる。J-REIT の中では重い部類だ。

増資は、2023 年 8 月にスポンサーのいちごへの第三者割当を行った。値段は NAV の 82% で、既存の投資主に不利に働く。それ以降の公募はない。

分配は、2027 年 1 月期と 7 月期の純利益の予想が、それぞれ 10 億円ほどだ。売却益を除いた今の水準より、わずかに低い。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

訪日客は 2030 年に向けて伸び、ビジネスホテルの客室単価も上がっている。2026 年 7 月期も稼働は 85% 前後を保ち、休業中の 2 物件が戻れば NOI が積み上がる。

含み益は約 204 億円、スポンサーのいちごが 3 割を持ち、運用の方針は投資主と利害が重なる。物件の入れ替えでは、日本橋箱崎を簿価を上回る値段で売り、売却益を分配に回した。売却で得た資金は、改装や有利な物件の取得にも回せる。

今の値段は NAV の 6 割弱で、分配金の利回りも高い。2023 年にスポンサーが NAV の 82% で投資口を引き受けたが、それより安い値段で今も取引されている。

札幌大通の運営管理会社を大和ハウスリアルティマネジメントに替え、運営の質を上げる動きもある。

変動賃料の比率が高いので、訪日客が伸びれば上振れの幅も大きい。物件の利回りが 4.5% まで下がる楽観の筋書きでは、時価総額は 840 億円に達する。

慎重な見方

今の稼ぎは、過去最高に近い水準にある。賃料の 5 割弱は変動賃料で、景気や訪日客の波がそのまま分配に届く。中国客の減少で、変動賃料型の 18 ホテルは RevPAR が 5.5% 下がった。

借入 380 億円の平均金利は、2026 年 8 月の借り換えで 1.42% から 1.74% に上がった。3.8% 前後まで上がれば、年の利払いは 8 億円から 17 億円に増える。2028 年 7 月期までに約 100 億円の満期が来る。

運用報酬は NOI の 17% ほどと重く、稼ぎの一部がスポンサーに流れる。2023 年の第三者割当は NAV の 82% で、既存の投資主には不利だった。

築年が進んだビジネスホテルが多く、改装の費用は続く。休業中の 2 物件の再開が遅れれば、予想の分配に届かない。

やや悲観の筋書きでは、賃料が 10 年で伸びず、NOI は 45 億円に落ちる。時価総額は 275 億円と、今の 8 割にとどまる。

どちらに重みを置いたか

含み益とスポンサーの出資には根拠がある。一方で、変動賃料の比率と過去最高に近い稼ぎ、借り換えによる利払いの増加が、価値を削る。中立の価値は今の時価総額を 7% ほど下回り、ほぼ適正の範囲にある。スポンサーの点数は 2.9 で、悲観の確率は基本のままとした。筆者は、NAV 割れは割安の根拠にならず、値段は妥当だが安くはないと見る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/07 期)

確率で加重した株価時価総額 159,224 円522 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 56,904 円186 億円)。 今の値に割り戻すと 97,952 円321 億円、今との差 −5.4%、 期待の年率 +7.6%(資本コスト 9.8%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 277,776 円910 億円 74,481 円244 億円 +240.3% +13.0% 35,226 円115 億円
やや楽観 22% 209,400 円686 億円 67,765 円222 億円 +167.8% +10.4% 60,976 円200 億円
中立 38% 169,413 円555 億円 61,355 円201 億円 +123.0% +8.3% 87,692 円287 億円
やや悲観 20% 83,943 円275 億円 39,682 円130 億円 +19.4% +1.8% 24,725 円81 億円
悲観 10% 42,124 円138 億円 32,967 円108 億円 −27.4% −3.2% 7,509 円25 億円
加重平均100% 159,224 円522 億円56,904 円186 億円 +108.8% +7.6% 216,128 円708 億円

今の株価時価総額 103,500 円339 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.8% を下回るほど割高。

楽観 10% 訪日客が伸び、賃料が年 3% で増える 利益 27 億円 · PBR 2.2 倍 · 株価時価総額 277,776 円910 億円

訪日客は 2030 年に向けて伸び、国内の宿泊も堅調に続く。休業中の改装が実り、変動賃料が上振れして、賃料は年 3% で伸びる。

借り換えは 3.5% で済み、年の利払いは 16 億円と今の 2 倍になる。それでも NOI は 50 億円から 67 億円へ 34% 増え、純利益は 27 億円に伸びる。

不動産の買い手は今の利回りで買い続け、物件の利回り(キャップ)は今の鑑定の 4.25% のまま変わらない。時価総額は 910 億円と今の 2.7 倍になる。

増資は NAV を上回る値段で行われ、希薄化は小さい。休業中の 2 物件も戻り、稼働の係数は 1.00 を保つ。

  • ホテルの賃貸:数量 719(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 10.5%(規模に対する賃貸事業収益の比(今 7.8%)。客室単価の伸びと変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 76 億円・営業利益 56 億円。稼働 100%・賃料 年 +3.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 67 − 資本的支出 14) ÷ キャップ 4.25% − 純負債 330 = 910 億円。キャップは今の鑑定の NCF 利回り((NOI − 資本的支出) ÷ 鑑定評価額)の 4.25% で、今の値付けが 10 年続く所(ホテルの下限 4% より低い。楽観だけはここまで下げてよい)。

確率:訪日客と客室単価の上昇が続き、変動賃料が年 3% 伸びる筋書き。ホテルは景気の振れが大きいので 10% とした。

やや楽観 22% 賃料は年 2.5% で伸び、借り換えは 3.7% 利益 23 億円 · PBR 1.7 倍 · 株価時価総額 209,400 円686 億円

訪日客はアジアを中心に伸び、中国客の減少も癒える。賃料は年 2.5% で伸び、稼働の係数は 0.99 になる。借り換えは 3.7% で、年の利払いは 17 億円になる。

NOI は 63 億円と 26% 増え、純利益は 23 億円と今をわずかに上回る。資本的支出は年 14.5 億円と今の 1.3 倍に増える。

物件の利回りは 4.75% に上がる。時価総額は 686 億円で、今の 2 倍ほどになる。

ただし、賃料の伸びは物価の 3% に届かず、実質の収益は緩やかに目減りする。改装の費用は借入で賄い、純負債は 320 億円から 333 億円に増える。

  • ホテルの賃貸:数量 712(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 10.0%(規模に対する賃貸事業収益の比(今 7.8%)。客室単価の伸びと変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 72 億円・営業利益 51 億円。稼働 99%・賃料 年 +2.5%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 63 − 資本的支出 14) ÷ キャップ 4.75% − 純負債 333 = 686 億円。キャップは中立 5.0% より 0.25% 低い 4.75% (賃料の伸びが強い筋書き)。

確率:中立より訪日客の伸びが良く、キャップの上昇が小さい筋書き。22% とした。

中立 38% 賃料は物価に負け、利払いが 2 倍になる 利益 19 億円 · PBR 1.4 倍 · 株価時価総額 169,413 円555 億円

10 年金利は 3% に落ち着き、借入は 4 年ほどで 3.8% へ借り換わる。年の利払いは今の 8 億円から 17 億円へ増える。賃料は年 2.0% で伸び、稼働の係数は 0.98 に落ちる。

経費は物価並みの年 3% で増え、NOI は 50 億円から 59 億円へ 18% 増える。それでも利払いの増加を吸収しきれず、純利益は今の 22 億円から 19 億円へ 14% 減る。

物件の利回りは 5.0% に上がる。資本的支出は年 14 億円と今の 1.3 倍で、減価償却の 1.2 倍にあたる。

時価総額は 555 億円で、今の 1.6 倍ほどになる。ただし 10 年の長さに割り引くと、今の値段を 1 割弱下回る。

  • ホテルの賃貸:数量 705(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 9.6%(規模に対する賃貸事業収益の比(今 7.8%)。客室単価の伸びと変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 67 億円・営業利益 47 億円。稼働 98%・賃料 年 +2.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 59 − 資本的支出 14) ÷ キャップ 5.00% − 純負債 335 = 555 億円。キャップはホテルの表 5.0% (要求利回り 7.25% − NOI の伸び 2.25%)。今の NCF 利回り(NOI から資本的支出を引いて鑑定評価額で割った 4.3%)より高い。

確率:前提どおり 10 年金利が 3% に落ち着き、賃料は年 2.0% で伸びる筋書き。最もありうるので 38%(スポンサーの点数 2.9 は 3 に届かず、悲観の確率は基本のまま)。

やや悲観 20% 訪日客が頭打ちになり、金利が高めに落ち着く 利益 4 億円 · PBR 0.7 倍 · 株価時価総額 83,943 円275 億円

金利は高めに落ち着き、借り換えは 4.1% になる。訪日客の伸びは止まり、新規供給が重なり、賃料は 10 年で今と同じ水準にとどまる。稼働の係数は 0.95 に落ちる。

変動賃料は縮み、NOI は 45 億円と今の 1 割減。年の利払いは 18 億円で、純利益は 4 億円と今の 2 割に縮む。資本的支出は年 13 億円に抑える。

物件の利回りは 5.25% に上がる。時価総額は 275 億円と、今の 8 割にとどまる。

スポンサーの出資は 3 割あり、増資が必要になっても、スポンサーが引き受ける余地はある。

  • ホテルの賃貸:数量 683(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 7.9%(規模に対する賃貸事業収益の比(今 7.8%)。客室単価の伸びと変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 54 億円・営業利益 34 億円。稼働 95%・賃料 年 +0.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 45 − 資本的支出 13) ÷ キャップ 5.25% − 純負債 335 = 275 億円。キャップは中立 +0.25%。変動賃料の縮みと利払いの増加で、物件の価値から借入を引いた額が大きく縮む。

確率:訪日客の伸びが止まり、新規供給が重なり、金利が高めに落ち着く筋書き。20% とした。

悲観 10% 訪日客の落ち込みと金利の上振れ 利益 −8 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 42,124 円138 億円

不況や地政学のリスクで訪日客が落ち込み、賃料は年 2% ずつ縮んで、10 年後に今より 2 割ほど低い水準になる。固定費が重く、施設の利益は大きく減り、変動賃料はほぼ消える。稼働の係数も 0.93 に落ちる。

金利は 3% を超えて上がり、借り換えは 4.8% になる。年の利払いは 21 億円で、NOI は 34 億円と今の 3 割強減る。純利益は赤字に沈み、分配は出せなくなる。資本的支出は 9 億円に絞る。

物件の利回りは 5.5% に上がる。時価総額は 138 億円と、今の 4 割に縮む。

清算されない限り、物件を売って NAV を受け取ることはできない。

  • ホテルの賃貸:数量 669(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 6.4%(規模に対する賃貸事業収益の比(今 7.8%)。客室単価の伸びと変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 43 億円・営業利益 24 億円。稼働 93%・賃料 年 -2.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 34 − 資本的支出 9) ÷ キャップ 5.50% − 純負債 322 = 138 億円。キャップは中立 +0.5%。分配が止まり、物件の価値から借入を引いた額が縮む。NAV は床にしない(清算されない限り投資主は受け取れない)。

確率:スポンサーの点数が 2.9 で 3 に届かないので、悲観の確率は基本の 10%。ホテルは景気と訪日客の振れが最も大きい。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

ホテルの賃貸

全国のビジネスホテルなど 29 物件を、固定賃料と変動賃料(施設の売上・利益に連動)の組み合わせで運営会社に貸す。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模)価格規模に対する賃貸事業収益の比(今 7.8%)。客室単価の伸びと変動賃料の増減を合わせた値売上営業利益
今 2026/07 719 7.9% 56 40
10 年後 中立 705 9.6% 67 47

取り方:過去 1 年(2026 年 1 月期+7 月期)の賃貸事業収益 56 億円(売却益を除く)を数量・価格に分けた。簿価 719 億円 × 係数 1.00 が数量、収入 ÷ 数量が価格。NOI は収入から償却を除く費用を引いて 50 億円、セグメントの利益は減価償却 10 億円を引いた額。中立の価格は 10 年で 1.22 倍にとどまり、物価の 1.34 倍に届かないのは、変動賃料が過去最高に近い水準から落ち着き、新規供給で伸びが鈍るため(業種ノート)。

リスクと懸念

変動賃料と景気の山

賃料の 5 割弱が運営会社の売上・利益に連動する。今の稼ぎは過去最高に近い水準で、景気や訪日客が落ち込むと分配が大きく減る。

借り換えによる利払いの増加

2026 年 8 月の借り換えで平均金利は 1.42% から 1.74% に上がった。3.8% 前後へ上がると、年の利払いは 8 億円から 17 億円まで増える。2028 年 7 月期までに約 100 億円の満期が来る。

運用報酬の重さ

運用報酬は NOI の 17% ほど。売却や取得のたびに報酬がかかり、稼ぎの一部がスポンサーに流れる。

中国客の減少と大阪・札幌の改装

変動賃料型の 18 ホテルの RevPAR は前年同期比で 5.5% 下がった。札幌大通と横浜の 2 物件は改装のため休業しており、再開が遅れれば予想の分配に届かない。

築年と改装の費用

築年が進んだ地方のビジネスホテルが多く、改装の費用は続く。年の資本的支出は減価償却を上回る水準になる。

スポンサーとの取引

2023 年 8 月に NAV の 82% で、スポンサーのいちごへ第三者割当を行った。既存の投資主の取り分は薄まった。

今後の分かれ目

訪日客の伸びが続き、変動賃料型ホテルの RevPAR が年 4% 以上伸びる
変動賃料が上振れし、中立と楽観の確率を上げる。今の値段は割安に近づく。
10 年金利が 2% 前後で止まり、借り換えが 2% 台で済む
利払いの増加もキャップの上昇も小さく、価値は上に振れる。
休業中の改装 2 物件の再開が遅れ、RevPAR の下落が続く
悲観側の確率を上げる。変動賃料の比率が 5 割弱あり、分配への影響が大きい。
NAV 割れで公募増資や第三者割当を行う
1 口の価値が薄まる。スポンサーの点数を上げ、悲観の確率を上げる。
スポンサーが投資口の買い増しを行う
同じ船の度合いが上がり、スポンサーの点数が下がる。

見ておくもの

  • 変動賃料型ホテルの RevPAR・変動賃料の半期の推移
  • 休業中の札幌大通・横浜の再開と稼働
  • 借り換えの金利と 2028 年 7 月期までの満期
  • 運用報酬の NOI に対する比率
  • スポンサーの出資比率と増資の値段

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段や過去の値段から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI から資本的支出を引いた額をキャップレートで割り、負債を引いて出した。キャップはホテルの業種ノートの表 5.0% で、今の NCF 利回り 4.3%(NOI から資本的支出を引いて鑑定評価額で割った)より高い。今の稼ぎは過去最高に近いので中立に置かず、賃料の伸びと稼働を抑えた。NAV 割れを割安の根拠にしていない。今の値段が倍でも半分でも、価値の数字は動かない。

資本コスト 9.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +2.33% を足した 9.83%。ホテルの景気の振れは cycle に入れたので extra は置かない。

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やや割安 サムティ・レジデンシャル投資法人3459 地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 マリモ地方創生リート投資法人3470 地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 MIRARTH不動産投資法人3492 住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東海道リート投資法人2989 静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 霞ヶ関ホテルリート投資法人401A デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 日本リート投資法人3296 東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 インヴィンシブル投資法人8963 ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 野村不動産マスターファンド投資法人3462 オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 平和不動産リート投資法人8966 オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ヘルスケア&メディカル投資法人3455 有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 イオンリート投資法人3292 イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 積水ハウス・リート投資法人3309 賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 KDX不動産投資法人8972 オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 三井不動産商業ファンド投資法人8964 三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 オリックス不動産投資法人8954 オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 投資法人みらい3476 オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 福岡リート投資法人8968 福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 星野リゾート・リート投資法人3287 星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 Oneリート投資法人3290 中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ジャパンエクセレント投資法人8987 東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 グローバル・ワン不動産投資法人8958 東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本都市ファンド投資法人8953 東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

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読んだ資料

  1. いちごホテルリート投資法人 2026 年 7 月期 決算短信(2026 年 9 月 17 日)
  2. 同 2026 年 7 月期 決算説明資料(2026 年 9 月 17 日)
  3. プロパティマネジメント会社変更のお知らせ(2026 年 10 月 16 日)

分析日 2026-10-20