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ジャパンエクセレント投資法人 8987

東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)69,792 円900 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)124,200 円1,602 億円差 −43.8%
10 年後から見ると 割高 価値 69,792 円900 億円 · 差 −43.8% · 期待の年率 +0.6%
期待の年率リターン(10 年)+0.6%資本コスト比 −7.8 pt
推定の資本コスト8.4%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.4% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ジャパンエクセレントは、東京の中型オフィスと、札幌・仙台・名古屋・横浜などの主要都市のビル 33 棟を持つ REIT だ。取得価格は 2,974 億円、稼働は 98.1%。筆者の結論は割高である。今の値段は、鑑定の利回りが 3% 台という低金利の世界を、そのまま 10 年先へ延ばした値段だからだ。

スポンサーは日鉄興和不動産で、出資は第一生命と合わせて 12%。過去 5 年に増資は無く、NAV の約 7 割の値段で自己投資口を買って消却している。報酬は資産の残高に応じた部分と、利益に応じた部分があり、取得の報酬は無い。経営の姿勢は評価できる。

借入は約 1,360 億円。LTV は帳簿で 45.5%、時価では 35.6%。平均金利は 1.36% と、前の年の 0.74% から上がった。10 年金利が 3% に落ち着けば、借入の金利は 3.5% 前後になり、利払いは今の 2.8 倍になる。

物件の入れ替えも進む。台場や札幌の古いビルを売り、築の浅い物件を買うが、売却益は一度きりで、通常の分配には数えない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、経営者の姿勢は合格点だ。増資をせず、NAV 割れの投資口を自ら買って消却している。売却では鑑定を上回る値段を取り、含み損のビルを整理した。オーナーとして付き合いたい運営である。

ただ、投資主が受け取るのは、賃料から利払いを引いた残りだけだ。借入は 1,360 億円で、平均 1.36% の金利が 3% 台半ばへ変わる。年の利払いは 18 億円から 51 億円へ増え、賃料の増額で埋めきれない。10 年の分配と 10 年後のビルの価値を合わせても、今の値段の半分ほどの価値にしかならない。

含み益 833 億円は、鑑定の利回りが低いうちの数字だ。ビルの利回りが 4% 台後半まで来れば、この含み益は消え、投資口は NAV を割っても安いとは言えなくなる。今はまだそこにない。

この REIT の誠実さは、割高という結論を変えない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は単純だ。企業にビルを貸し、賃料から経費と利払いを引いた残りを投資主に配る。2026 年 6 月期(半年)の賃貸事業収入は約 109 億円、そこから経費を引いた NOI、つまり物件の正味の賃料は約 70 億円だった。年額にすると、収入が 218 億円、NOI が 151 億円になる。

物件は 33 棟、取得価格で 2,974 億円。東京都心 6 区のオフィスを中心に、横浜、札幌、仙台、名古屋など地方の主要都市のビルと、住宅も持つ。規模は中型が多く、大型の都心ビルに比べて、築が古く、賃料の水準も低い物件が混じる。

賃料の改定では、増額できた割合が 69%、増額率は 5.7%、入れ替え時の増額率は 5.6% と、増額の流れが続く。稼働は 98.1% と高い。

借入は 1,361 億円。平均金利は 1.36%、固定の比率は 74.7%、残りの期間は 3.9 年。格付けは JCR の AA マイナス。手元の現金は信託内を含め 157 億円ほどある。含み益は 833 億円、含み益率は 29.9% だ。

優良さと弱いところ

物件の質は、東京の中型オフィスとしては標準的だ。稼働は高く、賃料の増額もできているが、都心の大型ビルのような代わりの無さは無い。地方の主要都市のビルは、景気で空室が動きやすい。賃料は市況で決まり、自分で値段を決める力は無い。

資本の使い方は誠実だ。過去 5 年は増資をせず、2022 年から 2025 年に自己投資口を買って消却した。入れ替えでは、含み損を抱えていた台場のビルを鑑定の 29% 高で売り、築の浅い物件を買っている。

報酬の形は中庸だ。資産の残高に応じた部分に加え、利益と償却を合わせた額の 4% が運用報酬に乗る。取得の報酬は無い。報酬は NOI の約 7% にとどまり、重くはない。

弱いのは、取得の 7 割がスポンサーからで、関与を含めると 9 割を超える点だ。ただスポンサーの出資は 12% あり、投資主と同じ側には立つ。

借入の重さは中程度で、純負債は NOI から報酬を引いた額の約 11 倍。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

東京のオフィス市場は、空室率が低く、賃料は上昇基調にある。この REIT の増額改定も 5% 台と大きい。ただ、大型の新築は 2027 年以降も続き、働く場所は分散する。筆者は中立の賃料の伸びを、物価の 3 分の 2、名目で年 2% 前後と置く。中型ビルは、新しい大型ビルに借り手を奪われやすく、地方の主要都市は伸びがさらに低い。経費は物価で増えるので、NOI の伸びは賃料より遅い。

いちばん大きいのは金利だ。この REIT の鑑定の利回りは 3% 台で、含み益 833 億円はこの低い利回りに支えられている。10 年国債が 3% の世界で、不動産に求める利回りを 6%、NOI の長い伸びを 1.5% とすれば、中型・地方を含むビルは 4.5% 前後に落ち着く。大型の都心ビルより高い利回りが要る。

オフィスは、金利の上昇と利回りの上昇が同時に効きやすい用途である。

東京都心の大型ビルとの違いも押さえたい。中型や地方のビルは、新築の大型ビルが増えると、借り手が賃料の安さだけで選ぶ立場になり、賃料の交渉力が弱まる。

資本政策と M&A

利益のほぼ全部を配るのが REIT の決まりだ。成長の道は、増資で物件を買うか、物件を入れ替えるかのどちらかになる。この投資法人は、過去 5 年は増資をせず、入れ替えと自己投資口の買い入れに絞ってきた。

入れ替えは約 300 億円、資産の 1 割の規模で進む。台場や札幌大手町のビルを売り、赤坂の追加の持分、名古屋の物件、築 19 年の浦和の住宅を買った。売却益は 2026 年 12 月期に 21 億円、2027 年 6 月期に 3 億円を見込む。筆者は、この売却益を通常の分配には数えず、一度きりの上乗せとして別に扱った。

自己投資口は、NAV の約 7 割の値段で買える。NAV 割れでは、自己投資口の買い入れが最も確実な使い道だ。

取得はスポンサーのパイプラインにも頼る。ただ LTV は帳簿で 45.5% と、借り増しの余地は限られる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

東京のオフィスは空室が低く、増額改定の流れは続く。この REIT の増額率は改定で 5.7%、入れ替えで 5.6% と大きく、賃料が物価並みに上がれば NOI は 10 年で 3 割近く伸びる。

資本政策も強い。増資をせず、NAV の約 7 割の値段で自己投資口を買って消却している。含み益は 833 億円あり、値段が NAV に近づくだけで大きく報われる。入れ替えでは含み損のビルを鑑定より高く売れており、築の浅い物件へ資産が若返る。

金利が 3% まで上がるとも限らない。固定の比率は 74.7%、格付けは AA マイナスで、調達の信用がある。報酬は NOI の 7% 弱と軽く、取得の報酬は無い。

中型ビルは、大型ほど新築の供給に押されにくく、割安な賃料の借り手が付きやすい。

実際、稼働は 98% を超え、賃料の増額が続いている。賃料の上昇が金利の上昇を上回れば、分配は増える。

売却で得た資金を築の浅い物件に振り向ける入れ替えが進めば、修繕費の重さも和らぎ、稼ぐ力は保たれる。

慎重な見方

低金利が作った値段だ。鑑定の利回りは 3% 台、10 年国債が 3% の世界ではほとんど差が無い。利回りが 4% 台後半へ上がれば、ビルの価値は 2 割を超えて下がる。借入があるので、投資主の取り分はその倍近い速さで減る。LTV は帳簿で 45.5% だが、時価では 35.6%、鑑定の利回りが上がるとこの余裕は消える。

利払いも重い。平均 1.36% の借入が 3% 台半ばに変われば、年の利払いは 2.8 倍になる。借入の金利は前年の 0.74% から既に倍近くに上がっており、この上昇は続く。

地方の主要都市のビルは、景気が悪くなれば空室が増え、賃料が下がる。中型で築の古いビルは、修繕の費用も重い。

分配金は売却益の上乗せを含む。売却益を除く分配は 2 割ほど少なく、この差は一度きりにすぎない。

さらに、取得の 7 割はスポンサーからで、関与を含めると 9 割を超える。条件が投資主に有利とは限らない。

どちらに重みを置いたか

強気にも言い分はあるが、勝負を決めるのは金利だ。10 年金利 3% を前提にする以上、利払いとビルの利回りの上昇は避けられない。中立を 37% に置き、悲観側を合わせて 35% とした。楽観は金利が今のまま止まる筋書きで 8%。スポンサーの癖は薄いので、悲観の確率は厚くしすぎなかった。筆者は、この REIT が誠実な運営だと認める。ただ結論は変わらず、割高である。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/06 期)

確率で加重した株価時価総額 83,703 円1,080 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 48,537 円626 億円)。 今の値に割り戻すと 69,792 円900 億円、今との差 −43.8%、 期待の年率 +0.6%(資本コスト 8.4%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 267,950 円3,457 億円 64,953 円838 億円 +168.0% +10.4% 26,632 円344 億円
やや楽観 20% 132,541 円1,710 億円 58,442 円754 億円 +53.8% +4.4% 38,197 円493 億円
中立 37% 81,307 円1,049 億円 51,621 円666 億円 +7.0% +0.7% 49,184 円635 億円
やや悲観 22% 24,880 円321 億円 39,607 円511 億円 −48.1% −6.3% 14,187 円183 億円
悲観 13% 1,550 円20 億円 29,531 円381 億円 −75.0% −12.9% 4,041 円52 億円
加重平均100% 83,703 円1,080 億円48,537 円626 億円 +6.5% +0.6% 132,240 円1,706 億円

今の株価時価総額 124,200 円1,602 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.4% を下回るほど割高。

楽観 8% 金利が止まり、賃料が物価並みに上がる 利益 93 億円 · PBR 2.4 倍 · 株価時価総額 267,950 円3,457 億円

東京の本社需要が強く、増額改定が続く。賃料は物価並みの年 3% で上がり、稼働は 98.5% を保つ。NOI は 10 年で 3 割台半ば伸びる。

借り換えの金利は AA マイナスの格付けで 3.2% にとどまる。不動産の買い手は今の利回りで買い続け、物件の利回り(キャップ)は今の鑑定の 3.02% のまま変わらない。時価総額は 3,457 億円と今の 2.1 倍になる。売却益の分配も続き、投資主の取り分は今の値段を上回る。

筆者はこの筋書きを、前提の金利から外れる分だけ低く見る。

入れ替えで築の浅い物件が増え、修繕の費用も抑えられる。

経費は物価並みに増えるが、収入の伸びがそれを上回り、減価償却を引いた後の利益も毎年増えていく。自己投資口の買い入れも続き、1 口あたりの価値が積み上がる。

  • オフィスビルの賃貸:数量 2,750(稼働している物件の規模(帳簿価額=取得原価 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 10.7%(稼働した規模に対する賃料などの収入の比(今 8.0%)。物価の転嫁で伸びる)→ 売上 295 億円・営業利益 153 億円。稼働 98%・賃料 年 +3.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 190 − 資本的支出 41) ÷ キャップ 3.02% − 純負債 1490 = 3457 億円。キャップは今の鑑定の NCF 利回り((NOI − 資本的支出) ÷ 鑑定評価額)の 3.02% で、今の値付けが 10 年続く所(オフィスの下限 3.5% より低い。楽観だけはここまで下げてよい)。

確率:10 年金利が今の 3% 前後で止まり、増額改定が長く続く筋書き。前提の金利から外れるので 8% にとどめた。

やや楽観 20% 賃料は物価に近く伸び、利回りの上昇は小さい 利益 76 億円 · PBR 1.2 倍 · 株価時価総額 132,541 円1,710 億円

空室は低いまま推移し、賃料は年 2.5% で上がる。稼働は 98% を保つ。経費は物価並みに増えるが、収入の伸びが上回り、NOI は 10 年で 2 割台半ば伸びる。

借入は 3.35% 前後へ借り換わり、利払いは今の 2.7 倍になる。純利益は今とほぼ同じか少し増える。ビルの利回りは 4.15% に上がり、ビルの価値は今の鑑定を大きく下回る。

増額改定による押し上げは続くが、物価の上昇には追いつかない。自己投資口の買い入れは続くが、金利が上がるほど余力は細る。

含み益の売却による分配の上乗せもあるが、通常の利益には数えない。

  • オフィスビルの賃貸:数量 2,736(稼働している物件の規模(帳簿価額=取得原価 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 10.2%(稼働した規模に対する賃料などの収入の比(今 8.0%)。物価の転嫁で伸びる)→ 売上 279 億円・営業利益 138 億円。稼働 98%・賃料 年 +2.5%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 175 − 資本的支出 42) ÷ キャップ 4.15% − 純負債 1495 = 1710 億円。キャップは中立 4.55% から 0.4% 下げた。

確率:増額改定が進み、ビルの利回りの上昇が小さい筋書き。20%。

中立 37% 金利の正常化で利払いと利回りが上がる 利益 59 億円 · PBR 0.7 倍 · 株価時価総額 81,307 円1,049 億円

10 年金利は 3% に落ち着き、借入は 3〜4 年で 3.5% へ借り換わる。年の利払いは今の 18 億円から 51 億円へ増える。賃料は年 2% で上がるが、新築の供給で稼働は 97% へ少し下がる。経費は物価並みの 3% で増え、NOI は 10 年で 1 割ほどしか伸びない。

減価償却は昔の取得原価のままなので、会計の利益は利払いの増加ほどは減らない。それでも純利益は今より 2 割ほど細る。修繕の費用は築年とともに 1.4 倍に膨らみ、償却を上回る。

ビルの利回りは 4.55% に上がり、ビルの価値は今の鑑定より 3 割以上低い。負債は減らないので、投資主の取り分は今の自己資本の 7 割ほどになる。NAV 割れで増資はせず、規模は据え置きだ。

  • オフィスビルの賃貸:数量 2,708(稼働している物件の規模(帳簿価額=取得原価 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 9.7%(稼働した規模に対する賃料などの収入の比(今 8.0%)。物価の転嫁で伸びる)→ 売上 263 億円・営業利益 122 億円。稼働 97%・賃料 年 +2.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 159 − 資本的支出 43) ÷ キャップ 4.55% − 純負債 1500 = 1049 億円。キャップは中型・地方を含むオフィスの中立 4.55%(要求利回り 6.0% − NOI の伸び 1.45%)。今の鑑定の利回り 3.8% より高い。

確率:前提どおり 10 年金利が 3% に落ち着き、賃料は物価の 3 分の 2 で上がる筋書き。最もありうるので 37%。

やや悲観 22% 供給過多で賃料が伸びず、利回りが上がる 利益 28 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 24,880 円321 億円

大型の新築ビルが続き、テナントは新しいビルへ移る。中型と地方のビルは賃料の改定で増額が取れず、平均の賃料は年 1% しか上がらず、稼働は 95% へ落ちる。経費は物価で増え、NOI は今より 8% 減る。

借入は 3.75% へ借り換わり、純利益は今の 4 割弱まで細る。分配は大きく減る。ビルの利回りは 4.8% へ上がり、ビルの価値は今の鑑定の 5 割台に下がる。LTV は 6 割に近づき、格付けの引き下げで借り換えの上乗せが増える。

スポンサーが物件を引き取る支えはありうるが、その値段が投資主に有利とは限らない。

  • オフィスビルの賃貸:数量 2,652(稼働している物件の規模(帳簿価額=取得原価 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.8%(稼働した規模に対する賃料などの収入の比(今 8.0%)。物価の転嫁で伸びる)→ 売上 234 億円・営業利益 93 億円。稼働 95%・賃料 年 +1.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 129 − 資本的支出 41) ÷ キャップ 4.80% − 純負債 1520 = 321 億円。キャップは中立 +0.25%。

確率:2027 年以降の大型供給と在宅の定着で、中型・地方のビルから借り手が離れる筋書き。22%。

悲観 13% 金利の上振れと不況が重なり、物件の価値が負債に迫る 利益 2 億円 · PBR 0.0 倍 · 株価時価総額 1,550 円20 億円

金利は 3% を超えて上がり、不動産の売りが重なる。借り換えの金利は 4.4% に上がり、利払いは今の 3.5 倍になる。不況で企業は床を減らし、稼働は 92%、賃料は 10 年たっても今と同じ名目にとどまる。経費を年 2% に抑えても、NOI は 2 割減る。

純利益はほぼゼロになり、分配は止まる。配らずに残した現金で借入を少しずつ返す。ビルの利回りは 5.05% へ上がり、物件の価値は負債とほぼ並ぶ。投資主に残るのは、市況が戻れば取り戻せる見込みの分だけだ。清算されない限り、ビルを売って NAV を受け取ることはできない。

  • オフィスビルの賃貸:数量 2,569(稼働している物件の規模(帳簿価額=取得原価 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.0%(稼働した規模に対する賃料などの収入の比(今 8.0%)。物価の転嫁で伸びる)→ 売上 205 億円・営業利益 75 億円。稼働 92%・賃料 年 +0.0%・経費 年 2.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 110 − 資本的支出 36) ÷ キャップ 5.05% − 純負債 1450 = 20 億円。キャップは中立 +0.5%。NAV は床にしない(清算されない限り投資主は受け取れない)。

確率:リーマン級の不況と金利の上振れが重なる筋書き。借入の重さと地方ビルの比率を考え 13% と置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

オフィスビルの賃貸

東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを企業に貸す。ほかに住宅も持つ。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額=取得原価 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模)価格稼働した規模に対する賃料などの収入の比(今 8.0%)。物価の転嫁で伸びる売上営業利益
今 2026/06 2,739 8.0% 218 105
10 年後 中立 2,708 9.7% 263 122

取り方:2026 年 6 月期の半期の賃貸事業収入 109 億円を 2 倍して年額 218 億円。帳簿価額 2,792 億円 × 期末の稼働 98.1% で数量、収入 ÷ 数量で価格。セグメントの利益は NOI 151 億円から減価償却 36 億円を引いた額。中立の価格の伸びが物価に届かないのは、オフィスの賃料が契約の更新ごとに遅れて上がり、物価の 3 分の 2 しか転嫁しないと見るため(業種ノート)。

リスクと懸念

借り換えの金利

平均 1.36% の借入が 3% 台半ばへ借り換わると、年の利払いは 32 億円ほど増える。今の年の利益の 4 割を超える。借入の金利は前年の 0.74% から既に上がっている。

ビルの利回りの上昇

鑑定の利回りは 3% 台と低く、10 年国債 3% の世界では保てない。利回りが 1 ポイント上がるとビルの価値は 2 割台半ば下がり、LTV は帳簿で 6 割に近づく。

スポンサーへの依存

取得の 7 割強はスポンサーからで、関与を含めると 9 割を超える。条件がスポンサーの事情に左右される。

地方ビルの空室

札幌・仙台・名古屋・横浜のビルは、景気の悪化で空室が増えやすい。賃料の下落は東京より大きい。

売却益の一度きりの性格

分配金は売却益の上乗せを含む。売却益を除く分配は 2 割ほど少なく、売った物件の賃料は消える。

修繕の費用

建築費は物価より速く上がる。築の古い中型ビルの修繕と更新は 10 年で 1.4 倍以上になり、償却を上回る。足りなければ借入が増える。

今後の分かれ目

10 年金利が 2% 前後で止まる
ビルの利回りの上昇は小さく、借り換えの金利も 2.5% 前後にとどまる。中立よりやや楽観に近づき、割高の度合いは縮む。
増額改定の幅が 5% 台のまま続く
NOI の伸びが利払いの増加を上回り、楽観の筋書きに近づく。
NAV 割れのまま公募増資を行う
1 口の価値が薄まる。これまでの方針の転換で、スポンサーの点数を大きく上げる。
自己投資口の買い入れを増やす
NAV との差が縮まり、資本の使い方の評価を上げる。ただし借入で賄うなら金利の重さが増す。
格付けが AA マイナスを下回る
借り換えの上乗せが増え、やや悲観に近づく。

見ておくもの

  • 平均調達金利と固定金利の比率
  • 増額改定の割合と増額率
  • 継続鑑定の利回り(キャップレート)
  • 自己投資口の買い入れと NAV との差
  • 簿価 LTV

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段や過去の値段から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI から資本的支出を引いた額をキャップレートで割り、負債を引いて出した。キャップは 10 年金利 3% に用途の上乗せを足した業種ノートの表で、今の鑑定の利回りより高い。NAV 割れ(今は NAV の約 7 割)を割安の根拠にしていない。今の値段が倍でも半分でも、価値の数字は動かない。

資本コスト 8.4% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +1.15% を足した 8.65%。事業は傾いていないので extra は置かない。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.65% → 8.40%。

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やや割安 サムティ・レジデンシャル投資法人3459 地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 マリモ地方創生リート投資法人3470 地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 MIRARTH不動産投資法人3492 住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東海道リート投資法人2989 静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 いちごホテルリート投資法人3463 全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 霞ヶ関ホテルリート投資法人401A デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 日本リート投資法人3296 東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 インヴィンシブル投資法人8963 ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 野村不動産マスターファンド投資法人3462 オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 平和不動産リート投資法人8966 オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ヘルスケア&メディカル投資法人3455 有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 イオンリート投資法人3292 イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 積水ハウス・リート投資法人3309 賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 KDX不動産投資法人8972 オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 三井不動産商業ファンド投資法人8964 三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 オリックス不動産投資法人8954 オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 投資法人みらい3476 オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 福岡リート投資法人8968 福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 星野リゾート・リート投資法人3287 星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 Oneリート投資法人3290 中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 グローバル・ワン不動産投資法人8958 東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本都市ファンド投資法人8953 東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

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読んだ資料

  1. ジャパンエクセレント投資法人 第40期(2026年6月期)決算短信・決算説明資料

分析日 2026-10-19