株譜
AI 銘柄分析 · 不動産投資信託 · 試作

インヴィンシブル投資法人 8963

ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)49,373 円3,775 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)59,200 円4,527 億円差 −16.6%
10 年後から見ると やや割高 価値 49,373 円3,775 億円 · 差 −16.6% · 期待の年率 +5.7%
期待の年率リターン(10 年)+5.7%資本コスト比 −4.1 pt
推定の資本コスト9.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

インヴィンシブル投資法人は、国内ホテル 112 棟と海外 2 棟、住居 41 棟など 156 物件を持つ J-REIT だ。取得価格は 6,695 億円で、ホテル特化の REIT では最大になる。筆者の結論は、今の値段はやや割高ということだ。価値の計算は、今の時価総額を 16% 下回る。

強みは、稼ぐ力と含み益だ。賃料の収入は半年で 209 億円あり、鑑定評価額は簿価を 2,204 億円、35% 上回る。2026 年 5 月には格付けが AA− に上がり、借り換えの上乗せ金利も下がった。投資口の値段は 1 口の NAV の 8 割台にある。

弱みは二つある。ひとつは、収入の 6 割が運営会社の業績に連動することだ。固定賃料は賃料全体の 4 割に満たず、訪日客が減ればすぐ響く。もうひとつは、借入 3,487 億円の平均金利が 1.6% と低すぎることだ。10 年国債が 3% の世界では、借り換えのたびに利払いが膨らむ。

スポンサーはフォートレス系で、物件の大半をその関連法人から買ってきた。出資は 1.5% ほどで、増資は NAV を下回る値段で行われた。ホテルの波が大きい事業なので、悲観側を厚めに置いた。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、ホテルの賃料は景気と訪日客の波に左右される。この REIT は、その波を変動賃料の形で投資主が直接受ける。安全域は、値段が波を織り込んでいるかで決まる。

過去 1 年の分配は総額 315 億円で、今の時価総額に対し 7.0% の利回りだ。ただし、利益の積立を使って維持している回がある。借入の平均金利は 1.6% と低く、これが分配を支えている。

10 年かけて借入が 3.5% 前後に借り換わると、年の利払いは 57 億円から 125 億円に増える。賃料が年 2% 伸びても、純利益は今の 314 億円からほとんど増えない。

NAV は物件の鑑定が高い今の姿で、清算されない限り投資主の手には入らない。今の値段は NAV の 8 割台だが、筆者は割安の根拠にしない。

10 年の分配と、10 年後の物件の価値を今に引き直すと、今の値段を 16% ほど下回る。ホテルの波を考えると、値段が 2 割ほど下がって初めて、安全域が生まれる。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、ホテルと住居の賃料だ。国内ホテルの 8 割ほどは、運営会社 ICN が借りる変動賃料型で、ホテルの営業総利益(GOP)をほぼ全部、賃料として受け取る。2026 年 6 月期の賃料は半年で 209 億円。うち変動が 116 億円、固定が 69 億円、住居が 14 億円だった。

物件は 156 ある。ホテルは東京・大阪・京都・札幌・福岡など都市型が中心で、箱根や熱川などのリゾートもある。住居は首都圏と地方都市の 41 棟で、稼働率は 97% 台と安定している。

珍しいのが海外だ。ケイマン諸島の 2 つのホテルは、ホテルの運営そのものを委託する形で、半年に 49 億円の運営収益を生む。米ドルで入る収益は為替予約で円に替えている。ただし 2026 年 12 月期は、競合ホテルの開業で団体客が伸びず、減収を見込む。

過去 1 年の営業収益は 554 億円、NOI(賃料から償却を除く費用を引いた稼ぎ)は 502 億円だった。簿価 6,279 億円に対する NOI の利回りは 8% になる。長く持つ間に簿価が下がり、含み益がたまったからだ。

国内の 2026 年 6 月期の客室稼働率は 84.6%、1 室当たり宿泊売上(RevPAR)は前年より 1.6% 伸びた。大阪・関西は前年の万博の反動と中国客の減少が重なったが、韓国や台湾、米国の客が穴を埋めた。

優良さと弱いところ

物件の質は、ホテルの幅広さが特徴だ。ホテルマイステイズ、フレックステイイン、アートホテル、亀の井ホテルなど、中価格帯のホテルが多い。エリアは全国に散らばり、1 物件の比重は小さい。東京・大阪の都心の大型物件だけを持つ REIT より、1 つの地域の不振に強い。

強みは三つある。ひとつめは、含み益が 2,204 億円と厚いこと。ふたつめは、運営会社の ICN と一体で、人員配置や自動チェックインで費用を削り、客室の改装で賃料を上げる力があること。みっつめは、格付けが 2026 年 5 月に A+ から AA− に上がったことだ。

弱みも三つある。ひとつは、運営会社が事実上ひとつに集中することだ。賃料の大半が ICN の業績で決まり、ICN の運営が崩れれば賃料も崩れる。ふたつめは、ケイマンのホテルが借地の権利で、米国客に頼ることだ。みっつめは、築年が古い物件が多く、改装費が 2026 年だけで 114 億円と償却の 1 割近くを占めることだ。

2027〜29 年は、改装の投資 220 億円で収益力を上げる計画だ。想定利回りは 7% と高い。投資の効果が出なければ、現金だけが出ていく。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

ホテルは、訪日客と国内の宿泊の両方で稼ぐ。2025 年の訪日客は過去最高の 4,268 万人で、政府は 2030 年に 6,000 万人を目標にしている。2026 年 1〜3 月は中国客が日中関係の悪化で減ったが、韓国・台湾・米国が穴を埋め、全体は前年並みだった。

宿泊の値段は毎日つけ替えられるので、物価の上昇に強い。ただし、需要の波はそのまま収入に出る。ICN が運営する国内の主要 101 ホテルの売上は、2026 年上期に前年比 3.0% 増。単価の伸びは 0.7% とゆるやかで、稼働の回復が主因だった。

この REIT の賃料は、ホテルの営業利益に連動する。固定費の重いホテルでは、売上が 3 割落ちると利益は 6〜7 割落ちる。変動賃料はほぼ消え、固定賃料だけが残る。固定賃料は賃料全体の 4 割に届かない。

人手不足による人件費の上昇も重い。ICN は省人化で対応しているが、賃上げの圧力は続く。新しい客室の供給も、大都市で続いている。

住居は、東京 23 区で家賃が上がり、2026 年の新規契約の賃料は従前より 3.5% 高い。物価に追随する性質があり、ホテルの波を和らげる。ただし 41 棟は資産全体の 1 割にも満たない。

業種の表では、ホテルの NOI は名目年 2.25% で伸び、期待キャップは 5.0%、下限は 4.0% だ。今の鑑定が低めでも、10 年国債が 3% の世界では 5% 前後に上がる。

資本政策と M&A

資本政策は、増資と借入で物件を買い増す成長路線だった。2023 年の公募で 640 千口、2024 年の公募で 909 千口を発行し、合計 904 億円を調達した。発行の値段は直前の NAV の 92〜95% だった。ただし NAV も分配金も増資のあとに上がった。2025 年以降は NAV 割れが続き、増資は止まっている。

借入は 3,487 億円で、有利子負債を鑑定評価額で割った比率は 41% になる。固定金利の比率は 59.8%、平均の残りは 2.7 年だ。平均金利は 1.6% から 2027 年 6 月期に 1.9% へ上がる見込みで、2028 年 6 月期までに約 1,070 億円が満期を迎える。

報酬は、資産運用会社が運用報酬を半年に 6.5 億円受ける。NOI に対して 2.6% と小さい。取得報酬があり、買い増しをすればスポンサー側に入る形だ。

分配は、2026 年 12 月期に利益の積立を使い、前年同期と同額の分配を保つ予定だ。2029 年まで分配を年 3% 以上伸ばす目標を掲げる。ただし金利の上昇で利益は圧迫される。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

訪日客は構造的に伸びる。日本のホテル価格は海外の大都市より安く、単価の余地は大きい。ICN の運営力でコストを抑え、賃料の上振れを取り込める。

含み益は 2,204 億円で簿価の 35%。鑑定評価額で見た借入比率は 41% と低く、格付けは AA− に上がった。借り換えの上乗せ金利も下がり始めた。

2027〜29 年は、改装に 220 億円を投じる。想定利回りは 7% で、分配は 1 口当たり 5% ほど押し上がる。分配の目標は年 3% 以上の成長だ。

住居 41 棟は、東京で家賃が上がり、稼働率は 97% を保つ。ホテルの波を和らげる役目を果たす。

今の値段は NAV の 8 割台で、分配金の利回りも 7% に近い。ホテルの稼ぎが続けば、増配の余地が大きい。

借入は大手銀行を中心に分散し、投資法人債も 5% ほど持つ。返済の期限も 2031 年まで散らばっている。

ケイマンのホテルは、2026 年上期の 1 室当たり売上が前年より 15% 伸びた。米ドルの収入は為替予約で円に替えており、為替の波も小さい。

慎重な見方

賃料の 6 割が運営会社の業績に連動し、ほぼ ICN 1 社の力に頼る。需要が落ちると、固定費の重さで賃料が一気に減る。2026 年は大阪が万博の反動と中国客の減少で落ちた。

借入 3,487 億円の平均金利は 1.6%。10 年国債が 3% の世界では 3.5% 前後へ借り換わり、利払いは 2 倍を超える。2028 年 6 月期までに約 1,070 億円が満期を迎える。

改装の投資は 2027〜29 年に 220 億円。うまくいかなければ、現金が出ていくだけだ。ケイマンのホテルは競合の開業で、2026 年 12 月期の減収を見込む。

スポンサーの出資は 1.5% ほど。物件の大半はスポンサー関連から買い、増資は NAV を下回る値段で行われた。

2026 年 12 月期の分配は積立の取り崩しで保つ。継続できる水準は、それより低い。

住居と合わせても、固定の賃料は全体の 4 割に届かない。景気の波を、投資主が直接かぶる設計だ。

どちらに重みを置いたか

訪日客と改装の力は本物で、含み益も厚い。強気の言い分には根拠がある。ただ、運営会社に集中した変動賃料、借り換えによる利払いの倍増、スポンサーとの距離の近さが重い。中立の価値は今の値段をやや下回った。スポンサーの点数は 3.8 で、悲観の確率を 5 ポイント上げた。筆者は、稼ぐ力は値段に入っているが、金利と需要の波は半分しか入っていないと見る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/12 期)

確率で加重した株価時価総額 65,186 円4,984 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 37,732 円2,885 億円)。 今の値に割り戻すと 49,373 円3,775 億円、今との差 −16.6%、 期待の年率 +5.7%(資本コスト 9.8%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 110,538 円8,452 億円 46,755 円3,575 億円 +165.7% +10.3% 15,729 円1,203 億円
やや楽観 22% 90,580 円6,926 億円 43,812 円3,350 億円 +127.0% +8.5% 29,566 円2,261 億円
中立 33% 73,278 円5,603 億円 40,961 円3,132 億円 +93.0% +6.8% 37,699 円2,883 億円
やや悲観 20% 36,266 円2,773 億円 31,610 円2,417 億円 +14.7% +1.4% 13,575 円1,038 億円
悲観 15% 18,467 円1,412 億円 23,855 円1,824 億円 −28.5% −3.3% 6,348 円485 億円
加重平均100% 65,186 円4,984 億円37,732 円2,885 億円 +73.8% +5.7% 102,918 円7,869 億円

今の株価時価総額 59,200 円4,527 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.8% を下回るほど割高。

楽観 10% 訪日客が伸び、賃料が年 3% で増える 利益 400 億円 · PBR 2.4 倍 · 株価時価総額 110,538 円8,452 億円

訪日客は 2030 年の 6,000 万人の目標に近づき、客室単価も上がる。変動賃料を含む賃料は年 3% で伸びる。2027〜29 年の改装も、想定どおり 7% の利回りを生む。

借り換えは 3.3% で済み、年の利払いは 118 億円と今の 2 倍になる。それでも NOI は 502 億円から 674 億円へ 34% 増え、純利益は 400 億円に伸びる。

物件の利回りは 4.5% に下がり、物件の価値は 1 兆円を超える。借入が 3 割台と低く、価値の上昇は投資主の取り分に大きく効く。

増資は NAV を上回る値段で行われ、希薄化は小さい。

  • ホテルと住居の賃貸:数量 6,279(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 11.9%(規模に対する営業収益の比(今 8.8%)。客室単価の伸びと変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 744 億円・営業利益 538 億円。稼働 100%・賃料 年 +3.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 674 − 資本的支出 150) ÷ キャップ 4.50% − 純負債 3200 = 8452 億円。キャップは中立 5.0% から 0.5% 下げた 4.5% (ホテルの下限 4.0% には届かない)。

確率:訪日客と客室単価の上昇が続き、変動賃料が年 3% 伸びる筋書き。ホテルは景気の振れが大きいので 10% とした。

やや楽観 22% 賃料は年 2.5% で伸び、借り換えは 3.4% 利益 355 億円 · PBR 2.0 倍 · 株価時価総額 90,580 円6,926 億円

訪日客はアジアを中心に伸び、中国客の減少も癒える。賃料は年 2.5% で伸び、稼働の係数は 0.99 になる。借り換えは 3.4% で済み、年の利払いは 122 億円になる。

NOI は 632 億円と 26% 増え、純利益は 355 億円と今を 1 割上回る。資本的支出は年 150 億円と今の 1.3 倍に増える。

物件の利回りは 4.75% に上がる。物件の価値は鑑定をやや上回る水準にとどまる。

改装の費用は借入で賄い、純負債は 3,220 億円に増える。

ただし、賃料の伸びは物価の 3% に届かず、実質の収益は緩やかに目減りする。

  • ホテルと住居の賃貸:数量 6,216(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 11.3%(規模に対する営業収益の比(今 8.8%)。客室単価の伸びと変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 702 億円・営業利益 496 億円。稼働 99%・賃料 年 +2.5%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 632 − 資本的支出 150) ÷ キャップ 4.75% − 純負債 3220 = 6926 億円。キャップは中立 5.0% より 0.25% 低い 4.75% (賃料の伸びが強い筋書き)。

確率:中立より訪日客の伸びが良く、キャップの上昇が小さい筋書き。22% とした。

中立 33% 賃料は物価に負け、利払いが 2 倍になる 利益 312 億円 · PBR 1.6 倍 · 株価時価総額 73,278 円5,603 億円

10 年金利は 3% に落ち着き、借入は 4 年ほどで 3.5% へ借り換わる。年の利払いは今の 57 億円から 125 億円へ増える。賃料は年 2.0% で伸び、稼働の係数は 0.98 に落ちる。

経費は物価並みの年 3% で増え、NOI は 502 億円から 592 億円へ 18% 増える。それでも利払いの増加を吸収しきれず、純利益は今の 314 億円から 312 億円とほぼ横ばいになる。

物件の利回りは 5.0% に上がるが、NOI が増えるので物件の価値は鑑定をわずかに上回る。資本的支出は年 150 億円で、足りない分は借入で賄う。

増資は、投資口が NAV に近づくまで控える見通しだ。

  • ホテルと住居の賃貸:数量 6,153(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 10.8%(規模に対する営業収益の比(今 8.8%)。客室単価の伸びと変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 662 億円・営業利益 456 億円。稼働 98%・賃料 年 +2.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 592 − 資本的支出 150) ÷ キャップ 5.00% − 純負債 3230 = 5603 億円。キャップはホテルの表 5.0% (要求利回り 7.25% − NOI の伸び 2.25%)。今の NCF 利回りの推定 4.6%(NOI から資本的支出を引いて鑑定評価額で割った)より高い。

確率:前提どおり 10 年金利が 3% に落ち着き、賃料は年 2.0% で伸びる筋書き。最もありうるので 33%(スポンサーの点数 3.8 で悲観に 5 ポイント回した)。

やや悲観 20% 訪日客が頭打ちになり、金利が高めに落ち着く 利益 169 億円 · PBR 0.8 倍 · 株価時価総額 36,266 円2,773 億円

金利は高めに落ち着き、借り換えは 3.8% になる。訪日客の伸びは止まり、客室の新規供給も重なり、賃料は 10 年で今と同じ水準にとどまる。稼働の係数は 0.95 に落ちる。

変動賃料は縮み、NOI は 456 億円と今の 1 割減。年の利払いは 136 億円で、純利益は 169 億円と今の半分に縮む。資本的支出は年 140 億円に抑える。

物件の利回りは 5.25% に上がる。物件の価値から借入を引くと、投資主の取り分は今の自己資本の 8 割に縮む。

スポンサーの出資は 1.5% ほどで、増資で希薄化が進む恐れがある。

  • ホテルと住居の賃貸:数量 5,965(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.8%(規模に対する営業収益の比(今 8.8%)。客室単価の伸びと変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 526 億円・営業利益 322 億円。稼働 95%・賃料 年 +0.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 456 − 資本的支出 140) ÷ キャップ 5.25% − 純負債 3250 = 2773 億円。キャップは中立 +0.25%。変動賃料の縮みと利払いの増加で、物件の価値から借入を引いた額が大きく縮む。

確率:訪日客の伸びが止まり、新規供給が重なり、金利が高めに落ち着く筋書き。20% とした。

悲観 15% 訪日客の落ち込みと金利の上振れ 利益 50 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 18,467 円1,412 億円

不況や地政学のリスクで訪日客が落ち込み、賃料は 10 年後に今より 2 割ほど低い水準になる。固定費が重く、GOP は大きく減り、変動賃料はほぼ消える。賃料は年 2% ずつ縮み、稼働の係数も 0.93 に落ちる。

金利は 3% を超えて上がり、借り換えは 4.5% になる。年の利払いは 160 億円で、NOI は 351 億円と今の 3 割減。純利益は 50 億円まで細り、分配は大きく下がる。資本的支出は 100 億円に絞る。

物件の利回りは 5.5% に上がり、物件の価値は鑑定の 5 割ほどに縮む。投資主の取り分は今の自己資本の 4 割しか残らない。

清算されない限り、物件を売って NAV を受け取ることはできない。

  • ホテルと住居の賃貸:数量 5,839(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 7.2%(規模に対する営業収益の比(今 8.8%)。客室単価の伸びと変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 421 億円・営業利益 226 億円。稼働 93%・賃料 年 -2.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 351 − 資本的支出 100) ÷ キャップ 5.50% − 純負債 3150 = 1412 億円。キャップは中立 +0.5%。NAV は床にしない(清算されない限り投資主は受け取れない)。

確率:スポンサーの点数が 3.8 なので、悲観の確率を基本の 10% から 5 ポイント上げて 15%。ホテルは景気と訪日客の振れが最も大きい。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

ホテルと住居の賃貸

国内ホテル 112 棟・海外 2 棟・住居 41 棟などを、ホテルは変動賃料(GOP 連動)中心、住居は通常の賃貸で貸す。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模)価格規模に対する営業収益の比(今 8.8%)。客室単価の伸びと変動賃料の増減を合わせた値売上営業利益
今 2026/06 6,279 8.8% 554 386
10 年後 中立 6,153 10.8% 662 456

取り方:過去 1 年(2025 年 12 月期+2026 年 6 月期)の営業収益 554 億円(賃料・運営委託収益・受取配当)を数量・価格に分けた。簿価 6,279 億円 × 係数 1.00 が数量、収入 ÷ 数量が価格。NOI は収入から償却を除く費用を引いて 502 億円、セグメントの利益は減価償却 116 億円を引いた額。中立の価格は 10 年で 1.22 倍にとどまり、物価の 1.34 倍に届かないのは、固定賃料が 4 割弱あり、変動賃料も新規供給と稼働の正常化で伸びが鈍るため(業種ノート)。

リスクと懸念

運営会社への集中と変動賃料

国内ホテルの 8 割ほどが ICN の運営で、賃料の 6 割が運営の業績に連動する。ICN の運営が崩れると、賃料も同時に崩れる。固定賃料は全体の 4 割に届かない。

借り換えによる利払いの増加

平均の金利は 1.6%。3.5% 前後へ上がると、年の利払いは 57 億円から 125 億円まで増える。2028 年 6 月期までに約 1,070 億円の満期が来る。

鑑定の利回りと金利

鑑定評価額は 8,483 億円で簿価を 35% 上回る。10 年国債が 3% の世界でキャップが 5% 台へ上がると、含み益の多くが消える恐れがある。

改装の投資の重さ

2026 年の資本的支出は 114 億円で、償却の 1 割ほどを使う。2027〜29 年は戦略的な改装に 220 億円を投じる。想定利回り 7% を外すと、現金だけが出ていく。

ケイマンのホテルの集中

ウェスティン・グランドケイマンは借地権で、米ドル収入と競合ホテルの開業の影響を受ける。2026 年 12 月期は団体客が伸びず減収を見込む。

スポンサーとの距離

物件の大半をフォートレス系の関連法人から買ってきた。スポンサーの出資は 1.5% ほどで、増資は NAV の 9 割台の値段だった。NAV 割れの局面で増資をすれば 1 口の価値が薄まる。

今後の分かれ目

訪日客の伸びが年 5% 前後で続き、国内 RevPAR が上がり続ける
変動賃料の伸びが上に振れ、中立と楽観の確率を上げる。今の値段は適正に近づく。
10 年金利が 2% 前後で止まり、借り換えが 2% 台で済む
利払いの増加もキャップの上昇も小さく、価値は上に振れる。今の値段は適正に近づく。
運営会社 ICN の業績が落ち、変動賃料が前年を割る
悲観側の確率を上げる。賃料の半分以上が連動するため、分配への影響が大きい。
NAV 割れで公募増資を行う
1 口の価値が薄まる。スポンサーの点数を上げ、悲観の確率を上げる。
スポンサーが投資口の買い増しや、自己投資口の取得を行う
同じ船の度合いが上がり、スポンサーの点数が下がる。

見ておくもの

  • 国内ホテルの RevPAR・GOP と変動賃料の推移(半期)
  • ケイマンのホテルの運営収益と競合の開業
  • 借り換えの金利と 2028 年 6 月期までの満期の借り換え
  • 戦略的な改装の利回りの実績
  • スポンサーの出資比率と増資の値段

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段や過去の値段から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI から資本的支出を引いた額をキャップレートで割り、負債を引いて出した。キャップはホテルの業種ノートの表 5.0% と、今の NCF 利回りの推定 4.6%(NOI から資本的支出を引いて鑑定評価額で割った)より高い。NAV 割れを割安の根拠にしていない。今の値段が倍でも半分でも、価値の数字は動かない。

資本コスト 9.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +2.26% を足した 9.76%。ホテルの景気の振れは cycle に入れたので extra は置かない。

同じ業種(不動産投資信託)の AI 分析

やや割安 サムティ・レジデンシャル投資法人3459 地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 マリモ地方創生リート投資法人3470 地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 MIRARTH不動産投資法人3492 住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東海道リート投資法人2989 静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 いちごホテルリート投資法人3463 全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 霞ヶ関ホテルリート投資法人401A デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 日本リート投資法人3296 東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 野村不動産マスターファンド投資法人3462 オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 平和不動産リート投資法人8966 オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ヘルスケア&メディカル投資法人3455 有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 イオンリート投資法人3292 イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 積水ハウス・リート投資法人3309 賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 KDX不動産投資法人8972 オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 三井不動産商業ファンド投資法人8964 三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 オリックス不動産投資法人8954 オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 投資法人みらい3476 オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 福岡リート投資法人8968 福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 星野リゾート・リート投資法人3287 星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 Oneリート投資法人3290 中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ジャパンエクセレント投資法人8987 東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 グローバル・ワン不動産投資法人8958 東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本都市ファンド投資法人8953 東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

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読んだ資料

  1. インヴィンシブル投資法人 2026 年 6 月期 決算短信(2026 年 8 月 25 日)
  2. 同 2026 年 6 月期 決算説明資料

分析日 2026-10-20