株譜
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MIRARTH不動産投資法人 3492

住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)76,512 円775 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)75,200 円762 億円差 +1.7%
10 年後から見ると 適正 価値 76,512 円775 億円 · 差 +1.7% · 期待の年率 +7.7%
期待の年率リターン(10 年)+7.7%資本コスト比 −1.5 pt
推定の資本コスト9.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

MIRARTH不動産投資法人(旧タカラレーベン不動産投資法人)は、住宅を軸に、オフィス・商業・ホテルを持つ総合型の J-REIT だ。2026 年 3 月の公募増資後は 85 物件、取得価格で 1,930 億円。住宅が約 36%、オフィスが約 27%、商業が約 20%、ホテルが約 16%。メインスポンサーは総合デベロッパーの MIRARTH ホールディングスだ。

筆者の結論は、今の値段は適正というものだ。10 年後の物件の売値を、用途の表を物件の価格で加重した 4.41% の利回りで見ると、10 年後の価値と配当を今に引き直した額は 775 億円。今の時価総額 775 億円と同じ水準で、差はほぼない。

追い風はある。投資口は 1 口 NAV の 0.72 倍まで売られ、分配の利回りは 7% を超える。住宅は需給が引き締まり、更新・入替の増額が続く。平均築年数は 18 年と若く、平均稼働率は 98.9%。ホテルは固定賃料が中心で安定している。

ただ、借入は重い。増資後の有利子負債は 1,046 億円で、鑑定評価額で割ると 50.2%。2 年内に 4 割強が満期になる。借り換えで利払いは年 18 億円から 38 億円に増える。NAV を割る増資も続いている。

それでも、鑑定の利回りが比較的高く、住宅の比率が大きいので、中立のキャップ 4.41% は今の NCF 利回り 4.13% に近い。割安と割高が相殺し、適正に落ちる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、この法人は「築浅の住宅を軸に、スポンサーの開発物件を取り込んで広げる」型だ。成長のために増資を繰り返す点は、既存の投資主にとって重い。ただし、安全域がどこにあるかを見極める必要がある。

NAV の 0.72 倍は割安に見える。含み益は 114 億円と小さく、NAV の大半は簿価でできている。一方、借入は鑑定の 50.2% と重く、鑑定が 1 割下がるだけで LTV は 56% に近づく。

借り換えで利払いは年 18 億円から 38 億円に増える。純利益は 51 億円から 49 億円へ、10 年かけてわずかに減る。分配の余裕は薄いが、住宅と築浅の強みが NOI の伸びを支える。

10 年の分配と 10 年後の売値を今に引き直すと、今の値段との差はほとんどなく、適正だ。筆者は、借入の重さが安全域を削る一方、割安さがそれを補うと見る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は賃料だ。2026 年 3 月の増資で取得した 7 物件を通期で寄与させた姿(2026 年 8 月期と 2027 年 2 月期の予想を合わせた年額)で見ると、賃貸事業収益は約 115 億円。そこから運営費を引いた NOI(純収益)は 95 億円になる。物件の売却益は繰り返せる収益ではないので除いて見る。

資産は 85 物件、取得価格で 1,930 億円。住宅が約 36%、オフィスが約 27%、商業施設が約 20%、ホテルが約 16%。東京・名古屋・大阪・福岡の四大経済圏が 83%。住宅は築浅が多く、築 5 年未満が 36%、20 年以上は 20% にとどまる。オフィスは中規模ビルが中心で、稼働率は 100% に近い。

ホテルは固定賃料が中心。ドーミーイン、東横INN、アパホテルなどで、運営者が賃料を払う。一部に変動賃料がある。商業施設は郊外型のロードサイドや、ヤマダ電機、アピタなどの長期の賃貸借が基本だ。

2026 年 3 月に、住宅 3 物件・オフィス 2 物件・商業 1 物件・ホテル 1 物件の計 174 億円を取得し、公募増資と借入でまかなった。同じ時期に築年の古い住宅 2 物件を売った。

資本的支出は直近 1 年で約 9 億円と、減価償却の約 16 億円を下回る。

優良さと弱いところ

この法人の優良さは、住宅を軸にしたポートフォリオと、スポンサーの開発力にある。MIRARTH ホールディングスが開発する築浅の住宅を取得でき、平均築年数は 18 年と若い。住宅は需給が引き締まり、更新・入替で増額が続く。

強みの一つ目は、分配の厚みだ。分配金は予想で投資口価格に対する利回りが 7% を超える。二つ目は、含み益 114 億円。三つ目は、資産運用報酬が低く、半期で 3 億円ほどと NOI の 6% 程度にとどまること。

弱みは三つある。一つ目は、借入が鑑定評価額の 50.2% と重く、平均金利は 1.34% と低いが、残存は 2.2 年と短いこと。二つ目は、増資が頻繁で、NAV を割る価格(NAV の約 78%)で行っていること。三つ目は、取得の約半分がスポンサー経由であること。

筆者は、事業の質を「並」と見る。住宅は堅いが、借入の重さと増資の頻度が質を押し下げる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

住宅賃貸は、東京 23 区を中心とした転入超過と、外国人労働者の増加で、需給が引き締まっている。更新・入替での増額は続いているが、地方の住宅は人口減少の影響を受ける。この法人の住宅は、四大経済圏が中心で築浅。

オフィスは、中規模ビルの需給が引き締まり、賃料は上昇基調。商業は郊外型の長期賃貸借で、固定賃料が基本。ホテルは固定賃料の物件が中心で、運営者の収益に左右される部分は小さい。

業種の表では、キャップレート(NCF ÷ 物件価値の利回り)は住宅 3.75%、オフィス 4.25%(地方は 4.75%)、商業 5.0%、ホテル 5.0%。この法人は住宅 36%、オフィス 27%(地方を含み平均 4.5%)、商業 20%、ホテル 16% なので、加重すると 4.41% になる。

今の鑑定の利回りは、NOI から資本的支出を引いて鑑定評価額で割ると 4.13%。J-REIT 全体では、上場の値段から逆算したキャップレートの中央は 4.2% 前後。この法人は NAV の 0.72 倍で、逆算の利回りは NCF ベースで 4.8% 前後と、中央をやや上回る。

資本政策と M&A

増資後の借入は 1,046 億円。総資産に対する比率(LTV)は 49.7%、鑑定評価額で割ると 50.2% だ。平均金利は 1.34%(2026 年 2 月末)、平均残存は 2.2 年。格付けは JCR が A+、R&I が A。

弱点は満期の近さだ。2026 年 2 月末の借入では、1 年内に 223 億円、2 年内に累計 427 億円(約 45%)が期限を迎える。今の金利は 1% 台前半で、借り換えで 3% 台に上がる。2027 年 2 月期の予想では、半期の支払利息は 9.3 億円。

投資口は、2026 年 3 月に公募増資と第三者割当で 102,418 口(11.2%)増やし、約 87 億円を調達した。公募の発行価額は NAV の約 78%。2024 年 9 月にも公募増資を行った。

運用報酬は半期で 2.8 億円。取得報酬は取得価格の 1.0%。MIRARTH ホールディングスは投資口の 1.5% を保有し、2025 年 8 月からは本資産運用会社とグループの役職員による持投資口会が買付を行っている。分配は内部留保(6.4 億円を積み増し)を使って維持する。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

投資口は NAV の 0.72 倍まで売られた。分配の利回りは 7% を超える。住宅は需給が引き締まり、更新・入替での増額が続く。平均築年数は 18 年と若く、稼働率は 98.9%。

スポンサーの MIRARTH ホールディングスは、築浅の住宅や商業を開発し、この法人に優先して売る。2026 年 3 月の取得も、このパイプラインで住宅 3 物件と商業 1 物件を確保した。

分配の予想は据え置きで、内部留保を積み増す余裕もある。取得報酬は取得価格の 1.0% と標準的で、運用報酬は軽い。役職員の持投資口会が買付を始め、利益の向きが揃ってきた。

ホテルは固定賃料が中心で、運営者の収益が落ちても賃料が直接は減らない。商業も長期の賃貸借が基本だ。

楽観の筋書きでは、賃料が年 3% 伸び、キャップは今の鑑定の NCF 利回り 4.13% で止まる。時価総額は 1,813 億円と今の 2.3 倍になる。

慎重な見方

借入が重い。増資後で鑑定評価額の 50.2%、総資産の 49.7%。2 年内に約 45% が満期になる。今の平均金利は 1.34% で、市場の 3.4% に借り換えると、利払いは年 18 億円から 38 億円に増える。純利益は縮み、分配の余裕は薄い。

NAV を割る増資が続いている。2026 年 3 月の公募は NAV の約 78% の価格で、既存の投資主の取り分を薄めた。NAV の 0.72 倍という割安は、このような増資が続くと、一度の増資で縮む。

取得の約半分がスポンサー経由で、値付けを比べにくい。含み益は 114 億円と小さく、今の NOI でキャップが 4.41% に上がれば、物件の価値は鑑定の 2,082 億円から 1,950 億円ほどに下がる。LTV が高いので、この程度の下げでも純資産が削られる。

資本的支出は直近で減価償却を下回る。住宅の専有部の更新が続けば、後で膨らむ。建築費は物価より速く上がる。

悲観の筋書きでは、稼働が 93% に下がり、借り換えが 4.4% になる。純利益は 7 億円まで縮み、時価総額は 292 億円まで縮む。

どちらに重みを置いたか

どちらも事実を言っている。割安さ(NAV の 0.72 倍)と、借入の重さ・増資の頻度が、ちょうど相殺している。スポンサーの点数は 3.5 と 3 を上回るので、悲観の確率を 10% から 15% に上げた。それでも中立のキャップ 4.41% が今の NCF 利回り 4.13% に近く、価値は今の時価総額と同程度に落ちる。筆者は、ほぼ適正と見る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/02 期)

確率で加重した株価時価総額 110,525 円1,120 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 48,064 円487 億円)。 今の値に割り戻すと 76,512 円775 億円、今との差 +1.7%、 期待の年率 +7.7%(資本コスト 9.3%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 178,931 円1,813 億円 60,006 円608 億円 +217.7% +12.3% 19,115 円194 億円
やや楽観 20% 164,621 円1,668 億円 55,466 円562 億円 +192.7% +11.3% 44,017 円446 億円
中立 37% 119,617 円1,212 億円 51,123 円518 億円 +127.0% +8.5% 63,174 円640 億円
やや悲観 20% 73,527 円745 億円 43,326 円439 億円 +55.4% +4.5% 23,371 円237 億円
悲観 15% 28,819 円292 億円 30,595 円310 億円 −21.0% −2.3% 8,912 円90 億円
加重平均100% 110,525 円1,120 億円48,064 円487 億円 +110.9% +7.7% 158,589 円1,607 億円

今の株価時価総額 75,200 円762 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.3% を下回るほど割高。

楽観 8% 住宅の増額が進み、キャップは今の鑑定の利回りが続く 利益 67 億円 · PBR 1.9 倍 · 株価時価総額 178,931 円1,813 億円

東京 23 区と四大経済圏で住宅の転入超過が続き、更新・入替の増額が積み上がる。オフィスも増額が続き、賃料は年 3% の伸びになる。稼働は 99% に近づく。

借り換えは A 格のおかげで 3.2% で収まり、年の利払いは 36 億円。NOI は 95 億円から 127 億円へ 35% 増え、純利益は 67 億円と今を上回る。

不動産の売買市場は低金利の値付けを続け、キャップは 4.13% のままだ。物件の価値が 2,800 億円に達し、時価総額は 1,813 億円と今の 2.3 倍になる。

スポンサーの開発物件の取り込みも続く。ただし、その分は計算に入れていない。

  • 住宅・オフィス・商業・ホテルの賃貸:数量 1,948(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 7.9%(規模に対する賃貸事業収益の比(今 5.9%)。賃料の改定と、入替による増額を合わせた値)→ 売上 154 億円・営業利益 111 億円。稼働 99%・賃料 年 +3.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から純負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 127 − 資本的支出 11) ÷ キャップ 4.13% − 純負債 1000 = 1813 億円。キャップは今の鑑定の NCF 利回り(NOI から資本的支出を引き、鑑定評価額で割った 4.13%)。今の値付けが 10 年続く筋書きで、楽観はここまで下げてよい。

確率:住宅の需給が引き締まり続け、キャップが今の鑑定の NCF 利回り 4.13% のまま 10 年続く筋書き。基本どおり 8% とした。

やや楽観 20% 賃料は年 2.5%、キャップは 4.0% まで下がる 利益 58 億円 · PBR 1.7 倍 · 株価時価総額 164,621 円1,668 億円

住宅の更新・入替の増額が続き、オフィスと商業も伸びる。賃料は年 2.5% の伸びで、稼働率は 98.5% を保つ。

借り換えは 3.3%。年の利払いは 37 億円に増えるが、NOI は 119 億円と 26% 増え、純利益は 58 億円で今を上回る。

売買市場は、住宅の下限に近い 4.0% で値付けする。物件の価値は 2,680 億円ほどで、純負債 1,010 億円を引くと、時価総額は 1,668 億円。

ただし、郊外型の商業や築古のオフィスは鑑定の値上がりが小さい。全体のキャップは住宅の下限を割れず、地方の物件は値上がりしにくい。借入が重いので、鑑定の上昇は純資産の増加に直結するが、増資を続ける限り、1 口あたりの伸びは鈍る。

  • 住宅・オフィス・商業・ホテルの賃貸:数量 1,939(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 7.5%(規模に対する賃貸事業収益の比(今 5.9%)。賃料の改定と、入替による増額を合わせた値)→ 売上 146 億円・営業利益 103 億円。稼働 98%・賃料 年 +2.5%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から純負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 119 − 資本的支出 12) ÷ キャップ 4.00% − 純負債 1010 = 1668 億円。キャップは今の鑑定の NCF 利回り(4.13%)より低い 4.0%。住宅の下限に近い値付けが続く前提。

確率:賃料が物価の 8 割ほど追随し、キャップが 4.0% まで下がる筋書き。ありうる上振れとして 20% とした。

中立 37% 賃料は年 2% で伸び、キャップが 4.41% に上がる 利益 49 億円 · PBR 1.2 倍 · 株価時価総額 119,617 円1,212 億円

借入の約半分が 2 年内に借り換わり、金利は市場の 3.4% に近づく。年の利払いは 18 億円から 38 億円に増える。稼働率は 98% に下がる。

賃料は年 2% で伸びる。住宅とオフィスの増額が、商業・ホテルの固定賃料の鈍さを補う。経費は物価で年 3%。NOI は 95 億円から 111 億円へ、10 年で 18% 伸びる。そこから資本的支出 13 億円が出る。

減価償却は 16.5 億円、運用報酬などは 8.5 億円。純利益は 51 億円から 49 億円へ、わずかに減る。分配は、内部留保の取り崩しがなくなり、今よりやや下がる。

物件の売値は、キャップ 4.41% で 2,230 億円ほど。そこから純負債 1,020 億円を引くと、時価総額は 1,212 億円になる。

  • 住宅・オフィス・商業・ホテルの賃貸:数量 1,929(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 7.2%(規模に対する賃貸事業収益の比(今 5.9%)。賃料の改定と、入替による増額を合わせた値)→ 売上 138 億円・営業利益 95 億円。稼働 98%・賃料 年 +2.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から純負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 111 − 資本的支出 13) ÷ キャップ 4.41% − 純負債 1020 = 1212 億円。キャップは業種の表を取得価格で加重した 4.41%(住宅 3.75%、オフィス 4.5%、商業・ホテル 5.0%)。今の NCF 利回り(4.13%)より高い。

確率:10 年金利が 3% 前後に落ち着き、賃料は年 2% で伸びる筋書き。最も起こりやすい。スポンサーの点数 3.5 のため、悲観の確率を基本の 10% から 15% に上げ、中立は 37% とした。

やや悲観 20% 地方・郊外の需要が弱まり、キャップが 4.66% に上がる 利益 33 億円 · PBR 0.8 倍 · 株価時価総額 73,527 円745 億円

地方の住宅の入居が鈍り、郊外型の商業の一部が減額を求める。賃料の伸びは年 1% にとどまる。稼働率も 97% に下がる。

借り換えは 3.6%。年の利払いは 40 億円。NOI は 97 億円と今と同じ水準で、純利益は 33 億円に縮む。

分配は借入の返済を優先して絞り、内部留保も使い切る。含み益は縮み、投資口価格は純資産を下回ったまま戻らない。増資も NAV を割る価格でしかできず、投資主の取り分は薄まる。

キャップは 4.66% に上がる。物件の価値は 1,790 億円ほどで、純負債 1,040 億円を引くと、時価総額は 745 億円だ。

  • 住宅・オフィス・商業・ホテルの賃貸:数量 1,909(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 6.5%(規模に対する賃貸事業収益の比(今 5.9%)。賃料の改定と、入替による増額を合わせた値)→ 売上 124 億円・営業利益 81 億円。稼働 97%・賃料 年 +1.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から純負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 97 − 資本的支出 14) ÷ キャップ 4.66% − 純負債 1040 = 745 億円。キャップは中立 4.41% に 0.25 ポイント上乗せして 4.66% (金利の上振れと、地方・郊外の売り)。

確率:地方都市の住宅と郊外型の商業が弱まり、売却も難しくなる筋書き。借り換えの上乗せも重なる。20% とした。

悲観 15% 需要の崩れと金利上昇で、物件の価値が借入に近づく 利益 7 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 28,819 円292 億円

地方の住宅と郊外の商業で退去が続き、ホテルの運営者の収益も落ちる。全体の稼働率は 93% に下がり、賃料は年 0.3% 下がる。

借り換えは 4.4% になり、年の利払いは 48 億円。NOI は 79 億円と今の 8 割強まで減り、純利益は 7 億円に縮む。

LTV が高いので、物件の価値が 1 割下がるだけで純資産は大きく削られる。分配は大きく減り、増資もできず、借入の返済を優先して物件を売る。

キャップは 4.91% まで上がり、物件の価値は 1,380 億円ほど。純負債 1,090 億円を引くと、時価総額は 292 億円にとどまる。

  • 住宅・オフィス・商業・ホテルの賃貸:数量 1,830(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 5.7%(規模に対する賃貸事業収益の比(今 5.9%)。賃料の改定と、入替による増額を合わせた値)→ 売上 105 億円・営業利益 63 億円。稼働 93%・賃料 年 -0.3%・経費 年 2.5%

倍率:PBR は物件の価値から純負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 79 − 資本的支出 11) ÷ キャップ 4.91% − 純負債 1090 = 292 億円。キャップは中立 4.41% に 0.50 ポイント上乗せして 4.91%。物件の価値が純負債に近づき、時価総額は自己資本の 3 割以下になる。

確率:スポンサーの点数 3.5 は 3 以上なので、悲観の確率を基本の 10% から 15% に上げた。住宅・商業の弱まりと借り換え金利の上昇が同時に来る筋書き。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

住宅・オフィス・商業・ホテルの賃貸

国内 85 物件を持ち、住宅(36%)、オフィス(27%)、商業施設(20%)、ホテル(16%)から賃料を受ける。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模)価格規模に対する賃貸事業収益の比(今 5.9%)。賃料の改定と、入替による増額を合わせた値売上営業利益
今 2026/02 1,946 5.9% 115 78
10 年後 中立 1,929 7.2% 138 95

取り方:2026 年 3 月の増資で取得した 7 物件を通期で寄与させた姿で組んだ。年の賃貸事業収益は、2026 年 8 月期と 2027 年 2 月期の予想の営業収益を合わせた 115 億円。売却益は繰り返せないので除く。数量は増資後の帳簿価額 1,968 億円(鑑定 2,082 億円−含み益 114 億円)に稼働率 98.9% を掛けた規模、価格は収入 ÷ 数量。NOI は運営費 20 億円を引いて 95 億円、セグメントの利益は減価償却 16 億円を引いた額。中立の価格は 10 年で 1.22 倍にとどまり、物価の 1.34 倍に届かないのは、商業・ホテルの固定賃料が物価に連動しにくいため(業種ノート)。

リスクと懸念

借入の重さと借り換え

増資後で鑑定評価額の 50.2%、総資産の 49.7%。2 年内に約 45% が満期になる。1% 台前半から 3.4% 前後に借り換えると、年の利払いは 18 億円から 38 億円になる。

NAV を割る増資

2026 年 3 月の公募は NAV の約 78% の価格。2024 年 9 月にも公募増資があり、頻度が高い。投資口価格が NAV を下回る間に増資すると、既存の投資主の取り分が薄まる。

スポンサー経由の取得

取得の約半分がスポンサーグループ経由。値付けを比べにくく、利益相反の余地が残る。

LTV の高さによる純資産の削れ

鑑定評価額が 1 割下がると、LTV は 56% に近づく。含み益は 114 億円と小さく、下げの余裕が薄い。

資本的支出の低さ

直近 1 年で約 9 億円と、減価償却の約 16 億円を下回る。住宅の専有部の更新が続けば後で膨らむ。建築費は物価より速く上がる。

地方・郊外の需要

地方都市の住宅と郊外型の商業は、人口減少と EC の影響を受ける。四大経済圏の比率は 83% だが、残りの 17% は弱い。

今後の分かれ目

10 年国債の利回りが 2% 台前半へ戻り、借り換えが 2.5% 前後で済む
利払いの増加が小さくなり、純利益が 60 億円近くを保つ。楽観側の確率を上げる。
住宅の更新・入替の増額が年 3% 近くまで広がる
NOI の伸びが年 3% に近づく。中立の見方を上げる。
地方の住宅と郊外の商業で稼働率が 95% を下回る
NOI の減りが想定より早まる。慎重側の確率を上げる。
NAV 割れでさらに公募増資を行う
1 口の価値が薄まる。スポンサーの点数を上げ、悲観の確率を上げる。
増資を止め、売却で借入を返して LTV を 45% 台に下げる
借金の上乗せが下がり、k が下がる。中立の見方を上げる。

見ておくもの

  • 住宅の更新・入替時の賃料増減率
  • 借り換えの金利と、2 年内の満期
  • NAV と投資口価格の差、増資の頻度
  • 資本的支出と減価償却の比
  • スポンサー経由の取得の割合

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価や NAV 倍率から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI から資本的支出を引いた額をキャップレートで割り、純負債を引いて出した。中立のキャップは用途の表を取得価格で加重した 4.41% で、今の鑑定の NCF 利回り 4.13% より高い。NAV(含み益)は床に使っていない。基本の資本的支出は、直近 1 年が約 9 億円と低いため、今の 1.5 倍の 13 億円に置いた。増資後の姿は、公式の開示から筆者が組み直した(現金は推定)。

資本コスト 9.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +1.75% を足して 9.25%。用途の分散は cycle に入れたので extra は置かない。

同じ業種(不動産投資信託)の AI 分析

やや割安 サムティ・レジデンシャル投資法人3459 地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 マリモ地方創生リート投資法人3470 地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東海道リート投資法人2989 静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 いちごホテルリート投資法人3463 全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 霞ヶ関ホテルリート投資法人401A デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 日本リート投資法人3296 東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 インヴィンシブル投資法人8963 ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 野村不動産マスターファンド投資法人3462 オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 平和不動産リート投資法人8966 オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ヘルスケア&メディカル投資法人3455 有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 イオンリート投資法人3292 イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 積水ハウス・リート投資法人3309 賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 KDX不動産投資法人8972 オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 三井不動産商業ファンド投資法人8964 三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 オリックス不動産投資法人8954 オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 投資法人みらい3476 オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 福岡リート投資法人8968 福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 星野リゾート・リート投資法人3287 星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 Oneリート投資法人3290 中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ジャパンエクセレント投資法人8987 東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 グローバル・ワン不動産投資法人8958 東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本都市ファンド投資法人8953 東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

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読んだ資料

  1. MIRARTH不動産投資法人 2026 年 2 月期 決算短信(2026 年 4 月 20 日)
  2. 同 2026 年 2 月期(第 16 期)決算説明会資料

分析日 2026-10-20