株譜
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三井不動産商業ファンド投資法人 8964

三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)54,312 円1,469 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)72,200 円1,953 億円差 −24.8%
10 年後から見ると やや割高 価値 54,312 円1,469 億円 · 差 −24.8% · 期待の年率 +3.3%
期待の年率リターン(10 年)+3.3%資本コスト比 −4.7 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

三井不動産商業ファンド投資法人は、旧フロンティア不動産投資法人で、ららぽーとやアウトレットモール、都心の商業ビルなど 44 物件を、取得価格で 3,972 億円持つ J-REIT だ。2026 年 7 月に社名を変えた。スポンサーは三井不動産で、投資口の 5% を持つ。筆者の結論は、今の値段は割高ということである。価値の計算は今の時価総額を 29% 下回る。

強みは稼働と財務だ。稼働率は 100% で、賃料の 99% が長期の固定賃料だ。格付けは JCR の AA と R&I の AA−で、鑑定ベースの借入比率は 33% と低い。含み益は 1,137 億円と簿価の 33% ある。

弱みは賃料が伸びないことと、借り換えだ。固定賃料は物価に連動せず、改定のない契約が 6 割を占める。平均調達コストは 0.7% ほどで、借り換えのたびに利払いが増える。直近の予想では、利払いが半期で 22% 増える。

投資口は NAV の 7 割で売られる。NAV は清算されない限り手にできないので、筆者は割安の根拠にしない。今の鑑定の利回りは 3.6% と低く、10 年国債が 3% の世界の 5.0% まで上がると、物件の価値は鑑定を下回る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、稼働と財務は強く、値段は NAV に対し大きく割り引かれている。それでも、賃料が伸びない構造が引っかかる。NAV は、清算されない限り投資主には手に入らない。

今の分配は、利益超過分配のない純利益だ。純利益は年 120 億円ほどで、これが実力だ。借入の平均金利 0.9% が 3.4% へ上がると、年の利払いは 14 億円から 52 億円まで増える。賃料が年 1.0% しか伸びないと、純利益は今の 7 割ほどに減る。

救いは、三井不動産グループが運営する優良な物件を持ち、稼働が崩れにくいことだ。ただ、鑑定の利回り 3.6% は、10 年国債 3% の世界では低すぎる。

10 年の分配と 10 年後の物件の価値を今に引き直すと、今の値段を 3 割ほど下回る。値段が 3 割下がれば、筆者は買ってよい水準と見る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、商業施設の賃料だ。2026 年 6 月期の半年で賃貸事業収入は 123.5 億円。償却を除く費用を引いた NOI は 96.6 億円だった。年にならすと NOI は 193.2 億円で、簿価 3,459 億円に対する利回りは 5.6% になる。

物件は 44 あり、大規模ショッピングセンター、アウトレットモール、都心型の商業ビル、食品スーパーなどからなる。首都圏が 5 割、その他の地方都市が 5 割弱を占める。簿価の 8 割が土地で、底地の物件もある。稼働率は 100% を保つ。

賃料の仕組みは、運営会社に建物ごと貸す固定型のマスターリースが基本だ。固定賃料の割合は 98.9% で、売上に連動する歩合賃料は 1.1% にすぎない。契約の残りの期間は長く、改定のない契約が 6 割を占める。

成長の道具は、三井不動産などからの物件の購入と、築年の進む物件の入れ替えだ。2026 年には、ららぽーと和泉の持分の追加と、那覇の商業ビルを取得した。9 月末には、イオンタウン田無芝久保を譲渡した。

優良さと弱いところ

物件の質は、商業 REIT の中で高い部類に入る。ららぽーとなどの大型 SC は人の集まる場所にあり、都心型の商業ビルは立地が良い。簿価の 8 割が土地で、建物の老朽化の影響は小さい。ただ、地方の物件は人口の減少で来館者が細る恐れがある。

強みは三つある。一つめは、稼働率 100% と、長期の固定賃料で収入が安定していること。二つめは、格付けが AA で、鑑定ベースの借入比率が 33% と低いこと。三つめは、含み益が 1,137 億円と厚いことだ。

弱みも三つある。ひとつは、賃料が固定で、物価の上昇を転嫁できないこと。ふたつめは、スポンサーの三井不動産の持ち分が 5% と薄く、同じ船の度合いが小さいこと。みっつめは、運営会社への一括賃貸で、賃料の増額が契約の更新まで進まないことだ。

2030 年までに契約満了を迎える物件が複数あり、更新の交渉が収益の鍵を握る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

商業施設は、人の集まる大型 SC と都心の商業ビルが強く、地方の郊外型は来館者の減少が課題だ。ネット通販の拡大で物販は伸びにくいが、体験や飲食、生活サービスを組み合わせた施設は、稼働を保っている。

賃料は、固定賃料のマスターリースが基本で、売上に連動する分は少ない。筆者は、中立で賃料は名目年 1.0% で伸びると見る。物価の 3% を大きく下回るのは、改定のない契約が 6 割で、増額が契約の更新時に限られるからだ。経費は物価で 3% 伸びる。

10 年国債が 3% の世界では、商業の期待キャップは 5.0% に上がる。今の鑑定の NCF 利回りは 3.6% と低く、金利の上昇で物件の価値が大きく動く。中立のキャップは用途の表どおり 5.0% を置く。

都心の優良物件は利回りが低く保たれやすいが、表の下限 4.0% までしか下げない。

商業 REIT の価値は、賃料の伸びと金利の水準の差で決まる。固定賃料は景気の悪い時に強いが、物価が上がる時には弱い。この REIT は前者の性格が強く、物価の高い世界では実質の収益が目減りする点を、筆者は重く見る。

資本政策と M&A

資本政策の柱は、スポンサーの三井不動産からの物件の購入と、築年の進む物件の入れ替えだ。2026 年は、ららぽーと和泉の持分の追加取得など約 230 億円を借入で買い、資産規模が 1,650 億円から増えた。

増資は、直近 5 年で 2021 年 6 月の公募 1 回だ。2025 年 1 月に投資口を 1 口 5 口に分割した。NAV を下回る増資はしていない。

借入は 1,537 億円で、総資産の 42.6%、鑑定ベースで 33% だ。平均調達コストは 2025 年 12 月末で 0.7%、平均の残りは 4.3 年、固定金利の割合は 92% だった。2026 年の取得で短期借入が増えた。格付けは JCR の AA、R&I の AA−で、ともに安定的だ。

報酬は、2026 年 7 月に変更した。資産連動と償却前営業利益連動の料率を下げ、1 口当たり利益に連動する報酬を新設した。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

稼働は 100% で、賃料の 99% が長期の固定賃料だ。三井不動産グループが運営する優良な物件が中心で、倒産の心配が小さい。格付けは AA と AA−、鑑定ベースの借入比率は 33% と低く、金利の上昇に耐える余力が大きい。

含み益は 1,137 億円と簿価の 33%、NAV は時価総額の 1.4 倍だ。簿価の 8 割が土地で、建物の老朽化の影響が小さい。都心の商業ビルは、鑑定の利回りが低く保たれる。

賃料の改定協議条項や、固定賃料の 3% の増額を盛り込む再契約が進んでいる。報酬体系の変更で、1 口当たり利益に連動する報酬ができ、投資主との利害が近づいた。

今の値段は、これらの強みを織り込んで余りある。

三井不動産グループの開発力は、新しい商業施設の取得先として長く効く。固定賃料の安定は、分配の予見を高める。

分配は利益超過分配に頼らず、純利益の範囲で出している。物件の入れ替えで売却益が出る年もあり、分配の下支えになる。大型 SC は来館者の入れ替わりが少なく、集客力のある施設は賃料の減額を受けにくい。

慎重な見方

賃料が伸びない。固定賃料が 99% で、改定のない契約が 6 割を占める。物価が 3% で上がっても、賃料は更新時にしか動かない。経費は物価で増え、NOI の伸びは物価に届かない。

鑑定の利回りは 3.6% と低く、10 年国債が 3% の世界では 5.0% まで上がる。物件の価値は鑑定を 3 割ほど下回り、含み益は消える。借入は平均 0.9% から 3% 台へ借り換わり、利払いが増える。

スポンサーの三井不動産の持ち分は 5% と薄く、同じ船の度合いが小さい。取得の 6 割は三井不動産からで、買う側に選択の余地が少ない。

地方の物件は人口の減る街にあり、10 年後に来館者が細る恐れがある。

商業施設は、運営会社が撤退すると代わりの借り手を探すのに時間がかかる。一括賃貸の強みは、裏返せば借り手への依存でもある。

報酬の見直しで 1 口当たり利益連動が入ったが、取得を重ねるほど資産連動の報酬も増える。物件の入れ替えで売却益を出しても、一度きりの利益で、実力の分配は上がらない。金利の上昇の影響は、借り換えのたびにじわじわ効く。

どちらに重みを置いたか

稼働と財務の強さに強気の言い分がある。ただ、賃料が伸びない構造、低すぎる鑑定の利回り、スポンサーの薄い持ち分という弱みが大きい。中立は今の値段を 3 割ほど下回った。スポンサーの点数は 3 を下回ったので、悲観の確率は 10% に据えた。強気側は合わせて 32%、中立は 38% を置いた。筆者は、強みは値段に入っているが、金利の上昇による物件の価値の低下は入っていないと見る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/06 期)

確率で加重した株価時価総額 61,977 円1,676 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 37,622 円1,018 億円)。 今の値に割り戻すと 54,312 円1,469 億円、今との差 −24.8%、 期待の年率 +3.3%(資本コスト 8.0%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 143,771 円3,889 億円 44,473 円1,203 億円 +160.7% +10.1% 18,824 円509 億円
やや楽観 22% 80,518 円2,178 億円 41,553 円1,124 億円 +69.1% +5.4% 26,855 円726 億円
中立 38% 58,928 円1,594 億円 38,262 円1,035 億円 +34.6% +3.0% 36,932 円999 億円
やや悲観 20% 31,608 円855 億円 33,678 円911 億円 −9.6% −1.0% 13,057 円353 億円
悲観 10% 11,719 円317 億円 27,579 円746 億円 −45.6% −5.9% 3,930 円106 億円
加重平均100% 61,977 円1,676 億円37,622 円1,018 億円 +37.9% +3.3% 99,599 円2,694 億円

今の株価時価総額 72,200 円1,953 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.0% を下回るほど割高。

楽観 10% 賃料が年 2% で伸び、都心の利回りが低く保たれる 利益 121 億円 · PBR 2.2 倍 · 株価時価総額 143,771 円3,889 億円

10 年金利は 3% を下回って落ち着き、AA の格付けで借り換えは 3.1% で済む。再契約のたびに 3% の固定賃料の増額と改定協議の条項が入り、賃料は年 2% で伸びる。稼働は 100% を保つ。

経費は物価並みに増え、NOI は 10 年で 18% ほど伸びる。純利益は今から変わらず、今の水準を保つ。

不動産の買い手は今の利回りで買い続け、物件の利回り(キャップ)は今の鑑定の 3.58% のまま変わらない。時価総額は 3,889 億円と今の 1.9 倍になる。借入が 33% と低いぶん、価値の上昇は投資主に効く。

スポンサーの物件の購入が進み、増資も NAV を上回る値段で行われる。

  • 商業施設の賃貸:数量 3,459(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.7%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.1%)。固定賃料の伸びと、更新時の増額を合わせた値)→ 売上 301 億円・営業利益 183 億円。稼働 100%・賃料 年 +2.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 229 − 資本的支出 34) ÷ キャップ 3.58% − 純負債 1552 = 3889 億円。キャップは今の鑑定の NCF 利回り((NOI − 資本的支出) ÷ 鑑定評価額)の 3.58% で、今の値付けが 10 年続く所(商業の下限 4% より低い。楽観だけはここまで下げてよい)。

確率:再契約で固定賃料の増額と改定協議が進み、賃料が年 2% で伸びる筋書き。固定賃料が基本で、費用も先行するので 10% とした。

やや楽観 22% 賃料は年 1.5% で伸び、借り換えは 3.25% 利益 105 億円 · PBR 1.2 倍 · 株価時価総額 80,518 円2,178 億円

金利はやや低めに落ち着き、借り換えは 3.25% になる。再契約の一部で増額が入り、賃料は年 1.5% で伸びる。稼働は 100% を保つ。

利払いは年 50 億円ほどまで増え、NOI の伸びが一部を吸収し、純利益は今の 9 割ほどになる。資本的支出は年 36 億円に増える。

物件の利回りは 4.75% に上がる。物件の価値は鑑定をやや下回る。投資口が NAV に近づくまで、増資はしない。

簿価の 8 割が土地のため、価値の下がり方は緩やかだ。

分配は今の水準を大きく割らず、投資主の取り分は中立より厚い。ただ、賃料の伸びは物価に届かず、実質の収益は緩やかに目減りする。

  • 商業施設の賃貸:数量 3,459(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.3%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.1%)。固定賃料の伸びと、更新時の増額を合わせた値)→ 売上 287 億円・営業利益 169 億円。稼働 100%・賃料 年 +1.5%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 214 − 資本的支出 36) ÷ キャップ 4.75% − 純負債 1577 = 2178 億円。キャップは中立 5.0% より 0.25% 低い 4.75% (賃料の伸びが強い筋書き)。

確率:中立より賃料の伸びが良く、キャップの上昇が小さい筋書き。22% とした。

中立 38% 賃料の伸びが物価に負け、金利の正常化で利払いが増える 利益 87 億円 · PBR 0.9 倍 · 株価時価総額 58,928 円1,594 億円

10 年金利は 3% に落ち着き、借入は 4 年ほどで 3.4% へ借り換わる。年の利払いは今の約 14 億円から 53 億円ほどへ増える。賃料は年 1.0% で伸び、稼働は 99% を保つ。

経費は物価並みの年 3% で増えるので、NOI は 10 年で 2% しか伸びない。純利益は今の 7 割ほどに減る。

物件の利回りは 5.0% に上がり、物件の価値は鑑定を 3 割ほど下回る。簿価の 8 割が土地で、建物の償却が小さいため、投資主の取り分は自己資本の 9 割ほどに保たれる。

増資は、投資口が NAV に近づくまで控える見通しだ。

  • 商業施設の賃貸:数量 3,425(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 7.9%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.1%)。固定賃料の伸びと、更新時の増額を合わせた値)→ 売上 270 億円・営業利益 153 億円。稼働 99%・賃料 年 +1.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 198 − 資本的支出 38) ÷ キャップ 5.00% − 純負債 1602 = 1594 億円。キャップは商業の表 5.0% (要求利回り 6.5% − NOI の伸び 1.5%)。今の鑑定の NCF 利回り 3.6% より高い。

確率:前提どおり 10 年金利が 3% に落ち着き、賃料は年 1.0% で伸びる筋書き。最もありうるので 38%。

やや悲観 20% 賃料が頭打ちになり、金利が高めに落ち着く 利益 62 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 31,608 円855 億円

金利は高めに落ち着き、借り換えは 3.65% になる。賃料は年 0.25% しか伸びず、稼働は 98% に落ちる。契約満了を迎える物件の一部で、賃料の減額交渉が始まる。築年が進み、資本的支出は年 42 億円に増える。

費用は物価で増え、NOI は 10 年で 9% 減る。利払いは年 57 億円になり、純利益は今の半分ほどに細る。

物件の利回りは 5.35% に上がる。物件の価値から借入を引くと、投資主の取り分は今の自己資本の半分に縮む。

スポンサーの持ち分は 5% と薄く、賃料の減額への歯止めは弱い。

  • 商業施設の賃貸:数量 3,390(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 7.3%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.1%)。固定賃料の伸びと、更新時の増額を合わせた値)→ 売上 248 億円・営業利益 131 億円。稼働 98%・賃料 年 +0.2%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 176 − 資本的支出 42) ÷ キャップ 5.35% − 純負債 1647 = 855 億円。キャップは中立 +0.35%。費用の先行で NOI が減り、物件の価値から借入を引いた額が大きく縮む。

確率:金利が高めに落ち着き、賃料が止まり、一部の SC で減額が出る筋書き。20% とした。

悲観 10% 金利の上振れと、SC の賃料の減額 利益 29 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 11,719 円317 億円

金利は 3% を超えて上がり、借り換えは 4.3% になる。不況と来館者の減少で、SC の売上が落ち、賃料は年 0.5% ずつ下がる。稼働も 95% へ落ち、閉館や契約の解除が出る。

費用は物価で増え続け、NOI は 2 割以上減る。利払いは年 67 億円になり、純利益は今の 4 分の 1 に細る。分配は大きく下がる。資本的支出を絞り、借入の返済に現金を回す。

物件の利回りは 5.75% に上がり、物件の価値は鑑定を大きく下回る。物件の価値から借入を引いた投資主の取り分は、今の自己資本の 2 割弱に縮む。

清算されない限り、物件を売って NAV を受け取ることはできない。

  • 商業施設の賃貸:数量 3,286(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 6.8%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.1%)。固定賃料の伸びと、更新時の増額を合わせた値)→ 売上 223 億円・営業利益 107 億円。稼働 95%・賃料 年 -0.5%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 151 − 資本的支出 36) ÷ キャップ 5.75% − 純負債 1680 = 317 億円。キャップは中立 +0.75%。NAV は床にしない(清算されない限り投資主は受け取れない)。

確率:スポンサーの点数が 3 を下回ったので、悲観の確率は基本の 10% のまま。金利の上振れと不況、SC の縮小が重なる筋書き。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

商業施設の賃貸

大規模 SC、アウトレットモール、都心型の商業ビル、食品スーパーなど 44 物件を、長期の固定型マスターリースで運営会社に一括して貸す。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模)価格稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.1%)。固定賃料の伸びと、更新時の増額を合わせた値売上営業利益
今 2026/06 3,459 7.1% 247 149
10 年後 中立 3,425 7.9% 270 153

取り方:2026 年 6 月期の半期の賃貸事業収入 123.5 億円(売却益なし)を 2 倍して年額 247.1 億円。簿価 3,459 億円 × 稼働率 100% で数量、収入 ÷ 数量で価格。NOI は収入 − 償却を除く賃貸事業費用で年 193.2 億円、セグメントの利益はそこから減価償却 43.8 億円を引いた額。中立の価格が 1.10 倍で物価の 1.34 倍に届かないのは、固定賃料が 99% で改定のない契約が 6 割を占め、増額が契約の更新時に限られるため(業種ノート)。

リスクと懸念

賃料が伸びない構造

固定賃料が 98.9%、改定のない契約が 61.4%。物価に連動せず、費用は先に増える。賃料の伸びが物価の 3 分の 1 にとどまると、NOI の実質が目減りする。

鑑定の利回りの低さと金利

今の鑑定の NCF 利回りは 3.6%。10 年国債が 3% の世界では 5.0% まで上がり、物件の価値が鑑定を 3 割ほど下回る。含み益 1,137 億円が消える恐れがある。

借り換えによる利払いの増加

平均調達コストは 0.7〜0.9% ほど。3% 台へ上がると、年の利払いは 14 億円から 53 億円まで増える。2026 年の取得で短期借入が増えた。

スポンサーの薄い持ち分

三井不動産の持ち分は 5.4%。取得の 6 割は三井不動産からだが、同じ船の度合いは小さい。報酬は資産連動と利益連動の組み合わせ。

地方の来館者の減少

物件の約半分は地方都市にある。人口の減少とネット通販の拡大で、10 年後に来館者が細る恐れがある。

契約満了と再契約

2030 年までに契約満了を迎える物件がある。再契約の際に賃料の減額や、条件の悪化を求められる可能性がある。

今後の分かれ目

再契約で固定賃料の 3% 増額と改定協議が広がる
賃料の伸びが物価に近づき、価値は上に振れる。今の値段は適正に近づく。
10 年金利が 2% 前後で止まる
利払いの増加もキャップの上昇も小さく、価値は上に振れる。今の値段はやや割安に入る。
契約満了の物件で賃料の減額が出る
NOI が下がり、悲観側の確率を上げる。
NAV 割れで公募増資を行う
1 口の価値が薄まる。スポンサーの点数を上げ、悲観の確率を上げる。
三井不動産が持ち分を高める
同じ船の度合いが上がり、スポンサーの点数が下がる。

見ておくもの

  • 再契約の賃料条件(固定賃料の増額、改定協議)
  • 借り換えの金利と短期借入の残高
  • 鑑定の利回りの推移
  • 地方の SC の来館者と売上
  • スポンサーの持ち分と取得の価格

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段や過去の値段から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI から資本的支出を引いた額をキャップレートで割り、負債を引いて出した。キャップは商業の業種ノートの表(5.0%)で、今の鑑定の NCF 利回り 3.6% より高い。NAV 割れを割安の根拠にしていない。今の値段が倍でも半分でも、価値の数字は動かない。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +0.50% を足した 8.00%。事業は傾いていないので extra は置かない。

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やや割安 サムティ・レジデンシャル投資法人3459 地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 マリモ地方創生リート投資法人3470 地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 MIRARTH不動産投資法人3492 住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東海道リート投資法人2989 静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 いちごホテルリート投資法人3463 全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 霞ヶ関ホテルリート投資法人401A デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 日本リート投資法人3296 東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 インヴィンシブル投資法人8963 ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 野村不動産マスターファンド投資法人3462 オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 平和不動産リート投資法人8966 オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ヘルスケア&メディカル投資法人3455 有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 イオンリート投資法人3292 イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 積水ハウス・リート投資法人3309 賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 KDX不動産投資法人8972 オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 オリックス不動産投資法人8954 オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 投資法人みらい3476 オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 福岡リート投資法人8968 福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 星野リゾート・リート投資法人3287 星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 Oneリート投資法人3290 中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ジャパンエクセレント投資法人8987 東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 グローバル・ワン不動産投資法人8958 東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本都市ファンド投資法人8953 東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

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読んだ資料

  1. 三井不動産商業ファンド投資法人 2026 年 6 月期 決算短信
  2. 同 2025 年 12 月期 決算説明資料

分析日 2026-10-20