株譜
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ヘルスケア&メディカル投資法人 3455

有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)75,201 円344 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)92,000 円421 億円差 −18.3%
10 年後から見ると やや割高 価値 75,201 円344 億円 · 差 −18.3% · 期待の年率 +5.9%
期待の年率リターン(10 年)+5.9%資本コスト比 −3.5 pt
推定の資本コスト9.4%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.4% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ヘルスケア&メディカル投資法人は、有料老人ホームや病院の底地など、ヘルスケア施設に特化した J-REIT だ。2026 年 9 月の公募増資と取得を終えると、物件は 70、取得価格は 1,065 億円、鑑定評価額は 1,197 億円になる。値段は、この増資後の姿で測る。筆者の結論は、今の値段はやや割高ということだ。価値の計算は、今の時価総額を 19% ほど下回る。

強みは、賃料が全額固定で、契約の平均の残りが 9.8 年と長いこと。三大都市圏の比率は 83% で、含み益は約 160 億円ある。今の値段は NAV の 7 割弱にある。

弱みは三つある。ひとつは、賃料が長期固定のため、物価が上がっても賃料はほとんど上がらないこと。ふたつめは、借入 557 億円の平均金利が 1.5% 前後と低く、借り換えのたびに利払いが 2 倍以上に膨らむこと。みっつめは、今回取得した物件に入居率が 7 割台の施設があり、オペレーターの負担が重いことだ。

2026 年 8 月の増資は、NAV の 7 割弱の値段で行われた。スポンサーの出資は 3 社が 1.1% ずつで、増資の希薄化は既存の投資主が負う。

増資と取得が直前に起きたため、今の数字は増資後の見込み(筆者の推定を含む)に直した。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、ヘルスケア施設は、需要は確かだが、稼ぎはオペレーターの経営に左右される。賃料が固定なのは安心でもあり、物価に取り残される理由でもある。堀は、オペレーターとの長期契約にある。

増資後の分配は、今の値段に対し 5.7% の利回りだ。借入の平均金利は 1.5% 前後と低く、これが分配を支えている。借り換えが 3.6% 前後に進むと、年の利払いは 10 億円から 22 億円に増える。

さらに、賃料は物価に連動しない。経費は物価で伸び、NOI の伸びは賃料より遅い。キャップが 4.5% 台まで上がると、物件の価値は 10 年かけて鑑定を下回る。

NAV は物件の鑑定が高い今の姿で、清算されない限り投資主の手には入らない。今の値段は NAV の 7 割弱だが、筆者は割安の根拠にしない。

10 年の分配と、10 年後の物件の価値を今に引き直すと、今の値段を 2 割ほど下回る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、ヘルスケア施設の賃料だ。投資法人が持つのは建物と土地で、オペレーター(介護事業者)に貸して賃料を受け取る。賃料は 100% 固定で、契約の平均の残りは 9.8 年だ。

2026 年 7 月期は、57 物件で営業収益 26.6 億円、営業利益 13.4 億円、当期純利益 10.2 億円だった。稼働率は 100% を保った。契約が長期で固定のため、収入は毎期ほぼ同じ水準で動く。

物件の中心は有料老人ホームで、74% を占める。サービス付き高齢者向け住宅が 8%、病院などが 5% だ。オペレーターは 17 社に分かれ、最大のグリーンライフでも 18% にとどまる。次に SOMPO ケア(13%)、川島コーポレーション(9%)が続く。

2026 年 9 月に、14 物件を 217 億円で取得した。東京都新宿区の病院の底地、首都圏の有料老人ホームなどだ。資金は、公募増資 90 億円ほどと、借入 111 億円で賄った。一方、品川区の有料老人ホーム 1 物件は、2026 年 12 月に 22 億円で売り、3.4 億円の売却益を出す。

増資後の姿で、年の賃貸収入は 65 億円、NOI(賃料から費用を引いた稼ぎ)は 58 億円、簿価 1,037 億円に対する利回りは 5.6% になる。筆者がこの数字を、2027 年 7 月期の予想の年換算から組んだ。

優良さと弱いところ

物件の質は、築年と立地が平均的だ。増資後の平均築年数は 19 年で、三大都市圏が 83%、首都圏が 52%。高齢者が増える首都圏の比率が上がった。病院の底地は、建物の傷みを借り手が負うので、資本的支出が要らない。

強みは三つある。ひとつめは、賃料が全額固定で、契約が長いこと。ふたつめは、オペレーターが 17 社に分散すること。みっつめは、取得を鑑定評価額より 12% 安い値段で行い、含み益を積んだことだ。

弱みも三つある。ひとつは、賃料が固定のため、人件費や物価の上昇を賃料に移せないこと。ふたつめは、今回取得した物件の一部で、入居率が 68〜79% と低いこと。入居率が上がらないと、オペレーターが賃料の減額を求めてくる恐れがある。みっつめは、有料老人ホームは用途が特殊で、オペレーターが撤退すると次の借り手が見つかりにくいことだ。

一方、介護報酬は 2026 年度に 2% 引き上げられ、オペレーターの収入は追い風を受けた。ただし、介護職員の人件費の上昇も大きく、利益の改善は物件ごとにばらつく。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

ヘルスケア施設の需要は、高齢者の増加で長期に伸びる。75 歳以上の人口は 2045 年にかけて増え、特に首都圏の伸びが大きい。有料老人ホームの供給は、65 歳以上人口の 2% ほどにとどまり、政府は高齢期の住まいを 2035 年までに 150 万戸へ増やす目標を掲げる。

報酬の面では、2026 年度に診療報酬が 2.22%、介護報酬が 2.03% 引き上げられた。賃上げの原資が中心で、オペレーターの収益が大きく改善するわけではない。人手不足と人件費の上昇が、経営の最大の重しだ。

賃料は、オペレーターとの長期の固定契約が基本で、物価にほとんど連動しない。賃料の改定は、契約の更新期に限られる。この投資法人では、主要な契約の 41% が 5 年以内に更新期を迎える。

業種の表では、ヘルスケアの期待キャップは 4.5%、下限は 3.75%、NOI の名目の伸びは 1.5% だ。賃料が固定でほとんど転嫁しないので、ここでは賃料の伸びを中立で年 1.0% とやや低く置いた。

病院の底地のように建物の修繕を借り手が負う形は、資本的支出が小さい。一方で、オペレーターの経営が傾くと、物件の価値が下がる点は、ほかの用途にない特徴だ。

資本政策と M&A

増資前の 2026 年 7 月末で、借入は 466 億円。総資産に対する比率は 52.6%、鑑定評価額に対する比率は 48% だった。固定金利の比率は 76%、平均金利は 1.12%、平均の残りは 2.5 年で、JCR の格付は A+。

2026 年 9 月に、増資で 90 億円ほどを調達し、借入を 111 億円増やした。1 か月 TIBOR に 0.25〜0.35% を足す、変動金利が中心だ。増資と売却による返済を終えると、借入は 557 億円、鑑定評価額に対する比率は 46.5% になる。

満期は、2027 年 1 月期に約 79 億円、2028 年 1 月期に 60.5 億円、2028 年 7 月期に 72.5 億円だ。2 年以内の満期は全体の 45% で、借り換えのたびに金利が上がる。

今回の増資は、1 口の NAV の 68% の値段で行われた。上場から 4 回目で、既存の投資主の NAV は 2% ほど薄まる。一方、取得は鑑定評価額の 87% で行い、含み益を 31.5 億円積んだ。

運用報酬は、半期に 2.9 億円ほどで、NOI の 1 割弱。利益超過分配は、減価償却費の 20% ほどを毎期上乗せしてきた。2026 年 8 月に、上限を 30% へ引き上げる方針に変えた。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

賃料が全額固定で、契約の平均の残りは 9.8 年ある。稼働率は 100% を保ち、オペレーターは 17 社に分かれ、1 社の不調が全体を壊しにくい。

高齢者の人口は 2050 年にかけて増え、首都圏の需要は特に大きい。今回の取得で首都圏の比率が 52% に上がった。

取得は鑑定評価額より 12% 安い値段で、含み益を 31.5 億円積んだ。含み益の総額は約 160 億円、NAV の 7 割弱という値段は、増資のハードルを高くするが、既存の投資主には安全域になる。

契約の更新期には、賃料の増額と、変動賃料の導入を進める方針だ。主要契約の 41% が 5 年以内に更新期を迎え、物件ごとの交渉で増額を狙う。

スポンサーは、三井住友銀行・シップヘルスケア・東急不動産・NEC キャピタル・京阪神ビルディングの 5 社で、物件の情報と資金の両面で支える。楽観の筋書きでは、時価総額は 970 億円に達する。

慎重な見方

賃料が全額固定のため、物価が上がっても賃料はほとんど上がらない。経費は物価で伸び、NOI の伸びは賃料より遅い。

借入 557 億円の平均金利は 1.5% 前後で、3.6% 前後へ借り換わると、年の利払いは倍以上になる。2 年以内に全体の 45% が満期を迎える。変動金利が中心で、金利の上昇がすぐ利払いに響く。

今回取得した物件には、入居率が 68〜79% の施設が混じる。入居が増えないと、オペレーターが賃料の減額を求めてくる。

2026 年 8 月の増資は、NAV の 68% の値段で行われた。取得は含み益を積んだが、既存の投資主の NAV は 2% ほど薄まった。

悲観の筋書きでは、オペレーターの撤退と賃料の減額で、NOI が 22% 落ちる。純利益は赤字に沈み、時価総額は 193 億円と、今の 5 割に満たない。

有料老人ホームは用途が特殊で、次の借り手が見つかりにくく、物件の価値が下がる恐れがある。

どちらに重みを置いたか

賃料が全額固定で契約が長く、含み益があることは、確かな強みだ。一方で、物価に連動しない賃料と、借り換えによる利払いの倍増が、投資主の取り分を削る。中立の価値は今の時価総額を 19% ほど下回り、やや割高の範囲にある。スポンサーの点数は 3.3 で、悲観の確率を 5 ポイント上げた。筆者は、NAV 割れの値段で増資を重ねる姿勢が、値段に十分入っていないと見る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/07 期)

確率で加重した株価時価総額 125,002 円571 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 38,166 円174 億円)。 今の値に割り戻すと 75,201 円344 億円、今との差 −18.3%、 期待の年率 +5.9%(資本コスト 9.4%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 212,216 円970 億円 48,788 円223 億円 +183.7% +11.0% 26,100 円119 億円
やや楽観 22% 168,898 円772 億円 44,850 円205 億円 +132.3% +8.8% 47,024 円215 億円
中立 33% 133,237 円609 億円 40,474 円185 億円 +88.8% +6.6% 57,325 円262 億円
やや悲観 20% 81,605 円373 億円 30,629 円140 億円 +22.0% +2.0% 22,447 円103 億円
悲観 15% 42,224 円193 億円 26,254 円120 億円 −25.6% −2.9% 10,272 円47 億円
加重平均100% 125,002 円571 億円38,166 円174 億円 +77.4% +5.9% 163,168 円746 億円

今の株価時価総額 92,000 円421 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.4% を下回るほど割高。

楽観 10% 契約の更新期に賃料を上げ、年 1.8% で増える 利益 20 億円 · PBR 2.0 倍 · 株価時価総額 212,216 円970 億円

更新期を迎える契約で、賃料の増額が通る。変動賃料を入れた物件も増え、賃料は年 1.8% で伸び、稼働の係数は 1.00 を保つ。

借り換えは 3.4% で済み、年の利払いは 20 億円と今の 2 倍になる。それでも NOI は 58 億円から 68 億円へ 18% 増え、純利益は 20 億円と今の 15% 減にとどまる。

物件の利回りは 4.0% に下がる。時価総額は 970 億円と、今の 2 倍を超える。

増資は NAV を上回る値段で行われ、希薄化は小さい。スポンサーのパイプラインから、鑑定を下回る値段の取得も進む。

  • ヘルスケア施設の賃貸:数量 1,037(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 7.5%(規模に対する賃貸収入の比(今 6.3%)。賃料の改定と、オペレーターの減額・撤退を合わせた値)→ 売上 78 億円・営業利益 52 億円。稼働 100%・賃料 年 +1.8%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 68 − 資本的支出 6) ÷ キャップ 4.00% − 純負債 565 = 970 億円。キャップは中立 4.55% から 0.5% 下げた 4.0% (ヘルスケアの下限 3.75% には届かない)。

確率:契約の更新と変動賃料の導入が進み、賃料が年 1.8% 伸びる筋書き。賃料が固定の用途なので、楽観でも伸びは小さい。10% とした。

やや楽観 22% 賃料は年 1.4% で伸び、借り換えは 3.5% 利益 17 億円 · PBR 1.6 倍 · 株価時価総額 168,898 円772 億円

介護報酬の引き上げが続き、オペレーターの収益が改善する。更新期の賃料交渉が通り、賃料は年 1.4% で伸びる。稼働の係数は 0.995 になる。借り換えは 3.5% で、年の利払いは 21 億円になる。

NOI は 65 億円と 12% 増えるが、利払いの増加で純利益は 17 億円と今の 3 割減になる。資本的支出は年 6.8 億円と、今の 2 倍近くに増える。

物件の利回りは 4.3% に上がる。時価総額は 772 億円で、今の 1.8 倍ほどになる。

ただし、賃料の伸びは物価の 3% に届かず、実質の収益は目減りする。

  • ヘルスケア施設の賃貸:数量 1,032(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 7.2%(規模に対する賃貸収入の比(今 6.3%)。賃料の改定と、オペレーターの減額・撤退を合わせた値)→ 売上 75 億円・営業利益 48 億円。稼働 100%・賃料 年 +1.4%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 64 − 資本的支出 7) ÷ キャップ 4.30% − 純負債 570 = 772 億円。キャップは中立 4.55% より 0.25% 低い 4.3% (賃料の改定が通る筋書き)。

確率:中立より賃料の改定が通りやすく、キャップの上昇が小さい筋書き。22% とした。

中立 33% 賃料は固定のまま、利払いが 2 倍になる 利益 13 億円 · PBR 1.3 倍 · 株価時価総額 133,237 円609 億円

10 年金利は 3% に落ち着き、借入は 4 年ほどで 3.6% へ借り換わる。年の利払いは今の 10 億円から 22 億円へ増える。賃料は更新期の改定だけで、年 1.0% で伸び、稼働の係数は 0.985 に落ちる。

経費は物価並みの年 3% で増え、NOI は 58 億円から 61 億円へ 6% 増えるにとどまる。利払いの増加を吸収できず、純利益は今の 24 億円から 13 億円へ半分に減る。

物件の利回りは 4.55% に上がる。資本的支出は、築 30 年に向かう建物の修繕で、年 7 億円と今の 2 倍になる。

時価総額は 609 億円で、今の 1.4 倍ほどになる。ただし 10 年の長さに割り引くと、今の値段を 2 割ほど下回る。

  • ヘルスケア施設の賃貸:数量 1,021(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 6.9%(規模に対する賃貸収入の比(今 6.3%)。賃料の改定と、オペレーターの減額・撤退を合わせた値)→ 売上 71 億円・営業利益 44 億円。稼働 98%・賃料 年 +1.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 61 − 資本的支出 7) ÷ キャップ 4.55% − 純負債 575 = 609 億円。キャップは業種ノートの表 4.55%(今の NCF 利回り 4.5%(NOI から資本的支出を引いて鑑定評価額で割った)以上)。

確率:前提どおり 10 年金利が 3% に落ち着き、賃料は年 1.0% で伸びる筋書き。最もありうるので 33%(スポンサーの点数 3.3 で悲観に 5 ポイント回した)。

やや悲観 20% 賃料の改定が通らず、金利が高めに落ち着く 利益 4 億円 · PBR 0.8 倍 · 株価時価総額 81,605 円373 億円

金利は高めに落ち着き、借り換えは 3.9% になる。賃料は 10 年で今と同じ水準にとどまり、入居率の低い施設では減額が出る。稼働の係数は 0.97 に落ちる。

NOI は 53 億円と今の 8% 減。年の利払いは 23 億円で、純利益は 4 億円と今の 2 割に縮む。資本的支出は年 7.2 億円で、修繕が重くなる。

物件の利回りは 4.8% に上がる。時価総額は 373 億円と、今の 9 割にとどまる。

スポンサーは 3 社が 1.1% ずつで、増資は NAV 割れで行われる恐れがある。借り換えと増資の両方で、1 口の取り分が削られる。

  • ヘルスケア施設の賃貸:数量 1,006(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 6.3%(規模に対する賃貸収入の比(今 6.3%)。賃料の改定と、オペレーターの減額・撤退を合わせた値)→ 売上 63 億円・営業利益 37 億円。稼働 97%・賃料 年 +0.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 53 − 資本的支出 7) ÷ キャップ 4.80% − 純負債 585 = 373 億円。キャップは中立 +0.25%。賃料の据え置きと利払いの増加で、物件の価値から借入を引いた額が大きく縮む。

確率:更新期の増額が通らず、入居率の低い施設が賃料の減額を求め、金利が高めに落ち着く筋書き。20% とした。

悲観 15% オペレーターの撤退と金利の上振れ 利益 −7 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 42,224 円193 億円

人件費の上昇でオペレーターの収益が悪化し、入居率の低い施設で減額や撤退が出る。賃料は年 1% ずつ縮み、稼働の係数も 0.93 に落ちる。

金利は 3% を超えて上がり、借り換えは 4.5% になる。年の利払いは 27 億円で、NOI は 45 億円と今の 22% 減る。純利益は赤字に沈み、分配は出せなくなる。資本的支出は 5 億円に絞る。

物件の利回りは 5.05% に上がる。時価総額は 193 億円と、今の 5 割に満たない。

用途が特殊なため、撤退した施設の次の借り手が見つからず、物件の価値の下げが大きくなる。

  • ヘルスケア施設の賃貸:数量 964(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 5.7%(規模に対する賃貸収入の比(今 6.3%)。賃料の改定と、オペレーターの減額・撤退を合わせた値)→ 売上 55 億円・営業利益 29 億円。稼働 93%・賃料 年 -1.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 45 − 資本的支出 5) ÷ キャップ 5.05% − 純負債 595 = 193 億円。キャップは中立 +0.5%。賃料の減額と利払いの増加で、物件の価値から借入を引いた額が縮む。NAV は床にしない(清算されない限り投資主は受け取れない)。

確率:スポンサーの点数が 3.3 なので、悲観の確率を基本の 10% から 5 ポイント上げて 15%。賃料が固定でも、オペレーターの経営が傾けば減額や撤退が起きる。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

ヘルスケア施設の賃貸

有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、病院の底地など 70 物件を、長期固定の賃料でオペレーター 17 社に貸す。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模)価格規模に対する賃貸収入の比(今 6.3%)。賃料の改定と、オペレーターの減額・撤退を合わせた値売上営業利益
今 2026/07 1,037 6.3% 65 43
10 年後 中立 1,021 6.9% 71 44

取り方:2026 年 9 月の増資と取得(14 物件 217 億円)と、12 月の売却(1 物件)を織り込んだ増資後の姿で測った。2027 年 7 月期の予想(営業収益 32.6 億円、減価償却を除く賃貸費用 3.8 億円)を年に直し、年の賃貸収入 65 億円、NOI 58 億円とした。簿価 1,037 億円 × 係数 1.00 が数量、収入 ÷ 数量が価格。セグメントの利益は減価償却 14.5 億円を引いた額。中立の価格は 10 年で 1.10 倍にとどまり、物価の 1.34 倍に届かないのは、賃料が長期固定で、改定は更新期に限られるため(業種ノート)。

リスクと懸念

賃料が物価に連動しない

賃料は全額が長期固定で、改定は更新期に限られる。経費は物価で伸びるため、NOI の伸びは賃料より遅く、物価に負け続ける。

借り換えによる利払いの増加

増資後の借入は 557 億円で、平均金利は 1.5% 前後。3.6% 前後へ上がると、年の利払いは 10 億円から 22 億円まで増える。2 年以内の満期は全体の 45%。

オペレーターの経営と入居率

今回取得した物件に、入居率が 68〜79% の施設がある。人件費の上昇で経営が傾けば、賃料の減額や撤退が起きる。

NAV 割れの増資による希薄化

2026 年 8 月の増資は、NAV の 68% の値段で行われた。1 口の NAV が 2% ほど薄まった。今後も外部成長のため、NAV 割れの増資が続く恐れがある。

用途の特殊さ

有料老人ホームや病院は、撤退後の次の借り手が見つかりにくい。築 19 年の建物が、築 30 年に向かう間の修繕も重い。

増資直後で数字を組み直している

2026 年 9 月の増資・取得・売却を織り込んだ増資後の数字は、筆者の推定を含む。現金の水準と借入の金利は、次の決算で確かめる。

今後の分かれ目

更新期を迎えた契約で、賃料の増額や変動賃料の導入が通る
賃料の伸びが上振れし、中立と楽観の確率を上げる。今の値段は適正に近づく。
10 年金利が 2% 前後で止まり、借り換えが 2% 台で済む
利払いの増加もキャップの上昇も小さく、価値は上に振れる。
入居率の低い施設で、オペレーターが賃料の減額を求める
悲観側の確率を上げる。賃料が固定の用途は、減額が分配に直接響く。
NAV 割れで公募増資を重ねる
1 口の NAV が薄まる。スポンサーの点数を上げ、悲観の確率を上げる。
スポンサーが投資口の買い増しを行う
同じ船の度合いが上がり、スポンサーの点数が下がる。

見ておくもの

  • 更新期の契約の賃料交渉の結果
  • 今回取得した物件の入居率の推移
  • 借り換えの金利と 2028 年 7 月期までの満期
  • 利益超過分配の水準と、資本的支出の実績
  • NAV に対する増資の値段と、スポンサーの出資比率

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段や過去の値段から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI から資本的支出を引いた額をキャップレートで割り、負債を引いて出した。キャップはヘルスケアの業種ノートの表 4.5% を、今の NCF 利回り 4.5%(NOI から資本的支出を引いて鑑定評価額で割った)以上の 4.55% に置いた。増資後の数字は筆者の推定を含む。NAV 割れを割安の根拠にしていない。今の値段が倍でも半分でも、価値の数字は動かない。

資本コスト 9.4% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +1.91% を足した 9.41%。オペレーターの経営の波は、値決め力と寿命に入れたので extra は置かない。

同じ業種(不動産投資信託)の AI 分析

やや割安 サムティ・レジデンシャル投資法人3459 地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 マリモ地方創生リート投資法人3470 地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 MIRARTH不動産投資法人3492 住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東海道リート投資法人2989 静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 いちごホテルリート投資法人3463 全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 霞ヶ関ホテルリート投資法人401A デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 日本リート投資法人3296 東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 インヴィンシブル投資法人8963 ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 野村不動産マスターファンド投資法人3462 オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 平和不動産リート投資法人8966 オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 イオンリート投資法人3292 イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 積水ハウス・リート投資法人3309 賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 KDX不動産投資法人8972 オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 三井不動産商業ファンド投資法人8964 三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 オリックス不動産投資法人8954 オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 投資法人みらい3476 オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 福岡リート投資法人8968 福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 星野リゾート・リート投資法人3287 星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 Oneリート投資法人3290 中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ジャパンエクセレント投資法人8987 東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 グローバル・ワン不動産投資法人8958 東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本都市ファンド投資法人8953 東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

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読んだ資料

  1. ヘルスケア&メディカル投資法人 2026 年 7 月期 決算短信(2026 年 9 月 14 日)
  2. 同 2026 年 7 月期(第 23 期)決算説明資料(2026 年 9 月 14 日)

分析日 2026-10-20