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平和不動産リート投資法人 8966

オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)102,273 円1,374 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)124,100 円1,667 億円差 −17.6%
10 年後から見ると やや割高 価値 102,273 円1,374 億円 · 差 −17.6% · 期待の年率 +4.9%
期待の年率リターン(10 年)+4.9%資本コスト比 −3.6 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

平和不動産リートは、オフィスと賃貸住宅を半々で持つ中堅の J-REIT だ。スポンサーは東証を生んだ平和不動産で、東京 23 区に加え、首都圏の郊外と札幌などの地方にも物件がある。2026 年 6 月の増資後で、資産規模は取得価格で約 2,780 億円になった。

筆者の結論は、今の値段はやや割高というものだ。ただ、同じ複合型の中では差が小さい。賃料の伸びが速く、10 年後の物件の売値を高めに見られるためだ。

腕の見せ所は住宅の改装だ。専有部を直すと賃料が 3 割近く上がり、投資の回収率は 15% に達する。物件の入替でも、18 期続けて売却益を出してきた。

弱点は二つある。一つは、毎年 6 月の公募増資だ。6 回続けて行い、直近は純資産の 8 割余りの値段で新しい投資口を出した。もう一つは、分配の中身だ。売却益と積立金に頼る部分が大きい。

借入の平均金利は 1.44% と低いが、3.4% に借り換わると利払いは倍以上になる。それでも賃料の伸びが利払いの増加をかなり吸収する。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、この法人は「腕のいい中型のオーナー」が運用する器だ。住宅の改装で賃料を上げ、物件を売って含み益を出し、増資で買い替える。この三つの回転が、上場以来 NAV を 9 万円台から 16 万円近くまで押し上げた。

ただし、回転には燃料がいる。増資は毎年の純資産の 8 割余りの値段で新しい口を出し、売却益は物件が尽きれば止まる。分配は今、本業の利益の 1.5 倍を払っている。

借入の金利は 1.44% から 3.4% へ上がる。ただ、この法人は賃料の伸びが速く、NOI が 10 年で 2 割伸びる。利払いの増加の多くは吸収できる。

10 年の分配と 10 年後の売値を今に引き直すと、今の値段は 2 割弱高い。筆者は、燃料切れの怖さを割り引けば、適正な値段にはまだ遠いと見る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は賃料だ。直近の年間の賃貸収入は約 190 億円(増資後の予想ベース)。運営費を引いた NOI(純収益)は約 138 億円になる。物件の売却益は毎期あるが、繰り返せる収益ではないので除いて見る。

資産は、オフィスとレジデンス(賃貸住宅)がほぼ半分ずつ。NOI で見ても、オフィスが 5 割、住宅が 5 割だ。投資エリアは、東京 23 区、首都圏の主要都市、地方の大都市圏の三つに分け、中型の物件を多数持つ。

稼働率は、オフィスが 99% 超、住宅が 96% 台。賃料の改定額は 1 期あたり 1.75 億円と過去最高で、賃料収入は年 4.5% の割合で伸びている。

資産の入れ替えも毎年行う。2026 年 6 月の公募増資では、オフィス 3 物件を 134 億円で取得した。取得時の平均賃料は相場より 17% 低く、増額の余地がある。8 月には住宅 2 物件、9 月にはオフィス 1 物件(昭島、22 億円)の取得も決めた。

資本的支出(資産価値を保つ工事費)は、年 25 億円ほど。減価償却の 25 億円と同水準だ。

優良さと弱いところ

この法人の優良さは、運用の腕と、スポンサーの近さにある。平和不動産は投資口の 13.0% を持ち、物件の取得や管理を支える。増資で買う物件は、スポンサーの在庫を含め、鑑定評価額の 8〜9 割の値段で入ってくる。

強みの一つ目は、住宅の改装だ。専有部の工事で賃料が 28% 上がり、回収率は 15%。工事は 30〜40 戸の小口だが、積み上げると効く。二つ目は、含み益 702 億円と、18 期連続の売却益。物件を高く売って、安く買い替えてきた。

弱みは三つある。一つ目は、小型物件が多く、地方と郊外を含むため、需要の弱い局面で稼働が落ちやすいこと。二つ目は、運用報酬に取得報酬があり、規模拡大へ向かいやすい形であること。三つ目は、毎年の増資で、投資主の持ち分が薄まり続けることだ。

筆者は、事業の質を「並の上」と見る。強い堀、つまり他社がまねできない強みは、スポンサーと運用会社の機動力に限られる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

東京のオフィス市場は、空室率が 3% 前後まで締まり、賃料は上げ局面にある。ただし、この法人が持つのは中型・小型のビルで、大型の新築供給の直接の影響は受けにくい一方、需要が弱ると真っ先に空室が増える。

賃貸住宅は、2 年の更新と入替で、賃料が物価にほぼ追随する。東京の単身・小家族向けの需要は底堅く、この法人の改装物件の賃料増額率は 28% に達している。

業種の表では、オフィスのキャップレート(NCF ÷ 物件価値の利回り)は 4.25%。この法人は中型・郊外型を含むので、0.25 ポイント上乗せして 4.5%、住宅は 3.75%。NOI の比で加重すると 4.13% になる。

今の鑑定の利回りは、NOI から資本的支出を引いて鑑定評価額で割ると 3.3%。J-REIT 全体では、上場の値段から逆算したキャップレートの中央は 4.2% 前後。この法人の NAV 倍率 0.79 は、その中央と同程度の評価だ。

地方の物件は、札幌などで住宅の稼働が高い一方、売却時の流動性が低い。大型のオフィスが少ないため、機関投資家の買い需要が細ると、値が付きにくい点にも注意がいる。

資本政策と M&A

借入は約 1,380 億円(増資後の見込み)。総資産に対する比率(LTV)は 46%、鑑定評価額で割ると 40% 弱だ。平均金利は 1.44%、固定比率は 70.7%、平均残存は 4.1 年。格付けは JCR の AA−。

2 年内に満期が来る借入は、全体の 2 割強にのぼる。借り換えの金利は、直近の長期借入で 2.8〜3.3% の固定が出ている。

投資口は、毎年 6 月に公募増資を行い、6 年連続になった。2026 年は 8 万 7,700 口を純資産の 83% の値段で発行し、第三者割当と合わせて 9 万 2,000 口(発行済みの 7%)増やした。

運用報酬は直近 1 年で約 16 億円、NOI の 13%。取得・譲渡に連動する報酬がある。分配は、売却益と内部留保(67 億円)の取り崩しで支えられ、次の 2 期は、本業の利益を上回る分配になる計画だ。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

この法人は、賃料の伸びが J-REIT の中でも速い。賃料収入は年 4.5% の割合で増え、1 期の改定額は過去最高の 1.75 億円。改装した住宅の賃料は 28% 上がり、投資の回収率は 15% に達する。

物件の入れ替えも巧みだ。18 期連続で売却益を出し、増資では、鑑定の 8〜9 割の値段で物件を買った。取得時の平均賃料は相場より 17% 低く、更新時の増額が見込める。

NAV は上場以来 9 万円台から 16 万円近くへ上がり、過去 10 年のトータルリターンは年 9.6%。増資しても 1 口あたりの価値を高めてきた。

スポンサーの平和不動産は 13.0% を保有し、物件を預かって供給する。含み益 702 億円、借入余力も 330 億円ある。

楽観の筋書きでは、賃料が年 3.2% 伸び、キャップは今の鑑定の利回りに近い 3.25% で止まる。時価総額は 3,645 億円と今の 2 倍を超える。

慎重な見方

分配の中身が弱い。2026 年 11 月期の分配は、本業の利益の 1.5 倍。差の 3 分の 1 以上は、過去の売却益を積んだ内部留保の取り崩しだ。積立金は 67 億円で、2 年ほどで尽きる計算になる。

増資は毎年だ。6 年連続で、純資産の 8 割余りの値段で投資口を出す。1 口あたりの価値は、物件を安く買えた分だけ守られるが、鑑定が下がれば一気に逆回転する。

運用報酬には取得報酬がある。規模の拡大が運用会社の収益になるため、買う理由がつねにある。小型・郊外・地方の物件を積み上げる形は、売却時の流動性も低い。

借入の金利は 1.44% から 3.4% に上がる。年の利払いは 20 億円から 47 億円に増え、改装や賃料増額で稼ぐ分の大部分を持っていく。

悲観の筋書きでは、稼働が 93% に下がり、借り換えが 4.3% になる。純利益は 5 億円に縮み、分配は止まる。時価総額は 479 億円に落ちる。

どちらに重みを置いたか

どちらも事実を言っているが、運用の腕は本物で、悲観の確率は基本の 10% のままにした。ただ、分配が本業の利益を上回っている点と、増資が前提の成長は、価格が先に織り込んでいる。スポンサーの点数は 2.9 で、悲観を 3 点未満の扱いに留めた。筆者は、腕に払う値段が少し高いと見る。

増資を続けて口数を増やす戦略は、NAV を上回る値段で出せるなら価値を生む。今の投資口価格は NAV を下回るため、この戦略の追い風は弱まっている。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/05 期)

確率で加重した株価時価総額 140,078 円1,882 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 60,966 円819 億円)。 今の値に割り戻すと 102,273 円1,374 億円、今との差 −17.6%、 期待の年率 +4.9%(資本コスト 8.5%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 271,300 円3,645 億円 72,942 円980 億円 +177.4% +10.7% 27,539 円370 億円
やや楽観 20% 202,823 円2,725 億円 68,030 円914 億円 +118.3% +8.1% 54,171 円728 億円
中立 40% 142,014 円1,908 億円 64,010 円860 億円 +66.0% +5.2% 82,410 円1,107 億円
やや悲観 22% 79,269 円1,065 億円 53,218 円715 億円 +6.8% +0.7% 29,147 円392 億円
悲観 10% 35,652 円479 億円 42,128 円566 億円 −37.3% −4.6% 7,778 円105 億円
加重平均100% 140,078 円1,882 億円60,966 円819 億円 +62.0% +4.9% 201,045 円2,701 億円

今の株価時価総額 124,100 円1,667 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 8% 賃料が年 3.2% 伸び、キャップが 3.25% で止まる 利益 88 億円 · PBR 2.9 倍 · 株価時価総額 271,300 円3,645 億円

オフィスの空室は締まり続け、住宅は改装による増額が積み上がる。賃料は年 3.2% 伸び、稼働率は 98.5% に近づく。

借り換えは AA− 格のおかげで 3.2% で収まり、年の利払いは 47 億円。NOI は 138 億円から 193 億円へ 4 割伸び、純利益は 88 億円と今を上回る。

不動産の売買市場は低金利の値付けを続け、キャップは 3.25% まで下がる。物件の価値が 4,900 億円を超え、時価総額は 3,645 億円と今の 2 倍を超える。

増資を続ける場合の希薄化は、計算に入れていない。

  • オフィス・賃貸住宅の賃貸:数量 2,707(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 9.7%(規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.1%)。賃料の改定と、礼金・更新料などを合わせた値)→ 売上 264 億円・営業利益 163 億円。稼働 98%・賃料 年 +3.2%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から純負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 193 − 資本的支出 32) ÷ キャップ 3.25% − 純負債 1300 = 3645 億円。キャップは用途の下限 3.25% にあたり、今の鑑定の NCF 利回り(NOI から資本的支出を引き、鑑定評価額で割った 3.28%)とほぼ同じ。今の値付けが 10 年続く筋書きで、楽観はここまで下げてよい。

確率:住宅の改装と入替の増額が続き、キャップが 3.25% まで下がる筋書き。借り換えが 3.2% で済む前提も含む。スポンサーの点数 2.9 のため、基本どおり 8% とした。

やや楽観 20% 賃料は年 2.7%、キャップは 3.6% まで下がる 利益 74 億円 · PBR 2.1 倍 · 株価時価総額 202,823 円2,725 億円

住宅の改装で賃料が積み上がり、オフィスも更新時に増額できる。賃料は年 2.7% の伸びになる。稼働率は 97.8% を保つ。

借り換えは 3.3%。年の利払いは 48 億円に増えるが、NOI は 178 億円と 29% 増え、純利益は 74 億円で踏みとどまる。

売買市場は、10 年金利 3% との差を 0.6 ポイントまで保つ。キャップは 3.6% に下がり、物件の価値は 4,000 億円を超える。時価総額は 2,725 億円。

ただし賃料の伸びは物価の 3% に届かず、資本的支出も建築費の上昇で年 33 億円に膨らむ。

  • オフィス・賃貸住宅の賃貸:数量 2,688(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 9.3%(規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.1%)。賃料の改定と、礼金・更新料などを合わせた値)→ 売上 249 億円・営業利益 149 億円。稼働 98%・賃料 年 +2.7%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から純負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 178 − 資本的支出 33) ÷ キャップ 3.60% − 純負債 1315 = 2725 億円。キャップは用途の下限 3.25% より高い 3.6%。今の鑑定の NCF 利回り(3.28%)を超え、10 年金利との差が 0.6 ポイント残る前提。

確率:賃料が物価の 9 割ほど追随し、キャップが 3.6% まで下がる筋書き。ありうる上振れとして 20% とした。

中立 40% 賃料は年 2.3% で伸び、利払いが倍以上になる 利益 64 億円 · PBR 1.5 倍 · 株価時価総額 142,014 円1,908 億円

借入が 3.4% に借り換わり、年の利払いは 20 億円から 50 億円に増える。稼働率は供給の増加で 97.2% に下がる。

賃料は年 2.3% で伸びる。住宅の改装による増額が、オフィスの鈍さを補う。経費は物価で年 3%。NOI は 138 億円から 167 億円へ、10 年で 21% 伸びる。そこから資本的支出 33.5 億円が出る。

減価償却は 29 億円、運用報酬などは 25 億円。純利益は 70 億円から 64 億円へ、1 割ほど減る。分配は、積立金の取り崩しがなくなり、今より 4 割ほど下がる。

物件の売値は、キャップ 4.13% で 3,200 億円強。そこから純負債 1,335 億円を引くと、時価総額は 1,908 億円になる。

  • オフィス・賃貸住宅の賃貸:数量 2,671(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.9%(規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.1%)。賃料の改定と、礼金・更新料などを合わせた値)→ 売上 238 億円・営業利益 138 億円。稼働 97%・賃料 年 +2.3%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から純負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 167 − 資本的支出 34) ÷ キャップ 4.13% − 純負債 1335 = 1908 億円。キャップは業種の表を NOI で加重した 4.13%(オフィス 4.5%、住宅 3.75%)。今の NCF 利回り(3.28%)より高い。

確率:10 年金利が 3% 前後に落ち着き、賃料は年 2.3% で伸びる筋書き。最も起こりやすい。スポンサーの点数 2.9 で、悲観の確率は基本の 10%。

やや悲観 22% 賃料の伸びが鈍り、キャップが 4.4% に上がる 利益 35 億円 · PBR 0.8 倍 · 株価時価総額 79,269 円1,065 億円

小型・郊外のオフィスは需要が細り、賃料は年 1.2% の伸びにとどまる。住宅の改装の増額も、競争で縮む。稼働率は 95.5% に下がる。

借り換えは 3.6%。年の利払いは 53 億円。NOI は 139 億円と今とほぼ同じで、純利益は 35 億円に半減する。

分配は借入の返済を優先して絞り、内部留保も使い切る。増資が通らなくなる可能性もあり、取得を続ける前提は崩れる。そのとき資産の質が、地方や郊外の物件から先に問われる。

キャップは 4.40% に上がる。物件の価値は 2,400 億円ほどで、純負債 1,350 億円を引くと、時価総額は 1,065 億円だ。

  • オフィス・賃貸住宅の賃貸:数量 2,624(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.0%(規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.1%)。賃料の改定と、礼金・更新料などを合わせた値)→ 売上 210 億円・営業利益 111 億円。稼働 96%・賃料 年 +1.2%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から純負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 139 − 資本的支出 33) ÷ キャップ 4.40% − 純負債 1350 = 1065 億円。キャップは中立 4.13% に 0.27 ポイント上乗せして 4.40% (金利の上振れと、中型物件の売り)。

確率:小型・郊外のオフィスで需要が弱まり、住宅の増額も頭打ちになる筋書き。借り換えの上乗せも重なる。22% とした。

悲観 10% 空室の増加と金利上昇で、増資も止まる 利益 5 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 35,652 円479 億円

景気の後退でオフィスの空室が増え、住宅の稼働も落ちる。全体の稼働率は 93% に下がり、賃料は据え置きだ。

借り換えは A 格並みの 4.3% になり、年の利払いは 62 億円。NOI は 114 億円と今の 8 割に減り、純利益は 5 億円まで縮む。

増資が通らなくなり、物件の入替も止まる。分配は止まり、借入の返済に回る。売却益を出す回転が止まるので、積立金の取り崩しも続けられない。小型の物件は買い手が細り、売却は難しくなる。

キャップは 4.70% まで上がり、物件の価値は 1,850 億円ほど。純負債 1,375 億円を引くと、時価総額は 479 億円にとどまる。

  • オフィス・賃貸住宅の賃貸:数量 2,556(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 7.1%(規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.1%)。賃料の改定と、礼金・更新料などを合わせた値)→ 売上 182 億円・営業利益 87 億円。稼働 93%・賃料 年 +0.0%・経費 年 2.5%

倍率:PBR は物件の価値から純負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 114 − 資本的支出 27) ÷ キャップ 4.70% − 純負債 1375 = 479 億円。キャップは中立 4.13% に 0.57 ポイント上乗せして 4.70%。物件の価値が純負債に近づき、時価総額は自己資本の 3 分の 1 まで縮む。

確率:スポンサーの点数 2.9 なので悲観の確率は基本の 10%。オフィスと住宅の需要の弱まりと、借り換え金利の上昇が同時に来る筋書き。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

オフィス・賃貸住宅の賃貸

首都圏を中心にオフィスと賃貸住宅を多数持ち、定期借家と普通借家で貸して賃料を受ける。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模)価格規模に対する賃貸事業収入の比(今 7.1%)。賃料の改定と、礼金・更新料などを合わせた値売上営業利益
今 2026/05 2,690 7.1% 191 114
10 年後 中立 2,671 8.9% 238 138

取り方:2026 年 6 月の公募増資・物件取得後の姿(50 期の会社予想の年率)で組んだ。賃貸事業収入 191 億円を数量・価格に分けた。売却益は繰り返せないので除く。数量は増資後の帳簿価額(2026 年 5 月末 2,611 億円+6 月の取得 134 億円ほど)に稼働率 97.9% を掛けた規模、価格は収入 ÷ 数量。NOI は運営費 53 億円を引いて 138 億円、セグメントの利益は減価償却 25 億円を引いた額。中立の価格は 10 年で 1.26 倍にとどまり、物価の 1.34 倍に届かないのは、賃料の転嫁がオフィスの契約更新で遅れるためで、住宅の改装による増額は含む(業種ノート)。

リスクと懸念

分配が本業の利益を上回る

2026 年 11 月期の分配は、本業の利益の 1.5 倍。過去の売却益の積立金(67 億円)の取り崩しで支えており、2 年ほどで尽きる。

毎年の公募増資

6 年連続で、純資産の 8 割余りの値段で投資口を出している。鑑定が下がれば、1 口の価値が薄まる逆回転が起こる。

借り換えによる利払いの増加

平均金利は 1.44%、増資後の借入は約 1,380 億円。3.4% に借り換わると、年の利払いは 20 億円から 47 億円になる。2 年内の満期は全体の 2 割強。

小型・郊外・地方物件の流動性

中型・小型の物件が多く、郊外と地方を含む。需要の弱い局面では、稼働の低下と売却の難しさが同時に来る。

取得報酬のある運用報酬の形

報酬は NOI の 13%。取得・譲渡に連動する報酬があり、規模の拡大へ向かう動機が働きやすい。

改装工事の費用の膨らみ

住宅の専有部の改装は年 1.8 億円ほど。建築費は物価より速く上がり、回収率(ROI)が下がると、増額のうまみが減る。

今後の分かれ目

10 年国債の利回りが 2% 台前半へ戻り、借り換えが 2.5% 前後で済む
利払いの増加が小さくなり、純利益が 80 億円台を保つ。楽観側の確率を上げる。
住宅の改装の増額率が 30% を超えて続く
賃料の伸びが物価に近づく。中立の見方を上げる。
積立金の取り崩しが終わり、分配が本業の利益に合わせて下がる
分配の減額が避けられない。慎重側の確率を上げる。
NAV を大きく割った値段で増資を続ける
1 口の価値が薄まる。スポンサーの点数を上げ、悲観の確率を上げる。
スポンサーが投資口の保有比率を引き上げる
同じ船の度合いが上がり、スポンサーの点数を下げる。

見ておくもの

  • 住宅の改装による賃料の増額率と、投資の回収率
  • 借り換えの金利と、2 年内の満期
  • 内部留保の残高と、分配の中身
  • 増資の値段と NAV の比
  • オフィス・住宅の稼働率

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価や NAV 倍率から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI から資本的支出を引いた額をキャップレートで割り、純負債を引いて出した。中立のキャップは用途の表を NOI で加重した 4.13% で、今の鑑定の NCF 利回り 3.28% より高い。NAV(含み益)は床に使っていない。増資後の姿を前提としたため、増資の分だけ口数・資産・自己資本を同時に増やしてある。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +1.03% を足して 8.53%。用途の分散は cycle に入れたので extra は置かない。

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やや割安 サムティ・レジデンシャル投資法人3459 地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 マリモ地方創生リート投資法人3470 地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 MIRARTH不動産投資法人3492 住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東海道リート投資法人2989 静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 いちごホテルリート投資法人3463 全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 霞ヶ関ホテルリート投資法人401A デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 日本リート投資法人3296 東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 インヴィンシブル投資法人8963 ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 野村不動産マスターファンド投資法人3462 オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ヘルスケア&メディカル投資法人3455 有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 イオンリート投資法人3292 イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 積水ハウス・リート投資法人3309 賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 KDX不動産投資法人8972 オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 三井不動産商業ファンド投資法人8964 三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 オリックス不動産投資法人8954 オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 投資法人みらい3476 オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 福岡リート投資法人8968 福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 星野リゾート・リート投資法人3287 星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 Oneリート投資法人3290 中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ジャパンエクセレント投資法人8987 東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 グローバル・ワン不動産投資法人8958 東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本都市ファンド投資法人8953 東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

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読んだ資料

  1. 平和不動産リート投資法人 2026 年 5 月期 決算短信(2026 年 7 月 16 日)
  2. 同 2026 年 5 月期(第 49 期)決算説明会資料

分析日 2026-10-20