株譜
AI 銘柄分析 · 不動産投資信託 · 試作

KDX不動産投資法人 8972

オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)105,755 円4,272 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)138,900 円5,610 億円差 −23.9%
10 年後から見ると やや割高 価値 105,755 円4,272 億円 · 差 −23.9% · 期待の年率 +4.6%
期待の年率リターン(10 年)+4.6%資本コスト比 −4.5 pt
推定の資本コスト9.1%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.1% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

KDX 不動産投資法人は、ケネディクスをスポンサーとする総合型の J-REIT だ。2023 年にオフィス・住宅・商業の 3 つの投資法人が合併して生まれた。342 物件で、鑑定評価額は 1 兆 3,420 億円。取得価格の内訳は、オフィスが 34%、住宅が 26%、商業が 25%、ヘルスケアが 7%、ホテルが 5%、物流が 4%。筆者の結論は、今の値段はやや割高ということである。価値の計算は、今の時価総額を 26% 下回る。

強みは、賃料増額と資本政策だ。入替・更新の賃料増額は前期の 2 倍になり、合併後に自己投資口の取得を 3 回行った。格付は JCR の AA で、含み益は 1,475 億円ある。投資口価格は NAV の 0.74 倍だ。

弱みは三つある。ひとつは、NOI から資本的支出を引いた額が、鑑定評価額の 3.6% しかないこと。10 年国債が 3% の世界では、物件の価値は下がる。ふたつめは、借入の 41% が 2028 年 4 月期までに満期を迎え、借り換えで利払いが 3 倍以上に膨らむこと。みっつめは、運用報酬が NOI の 11% と重く、スポンサーの出資が 3.4% と小さいことだ。

スポンサーの点数は 2.4 と、悲観の確率は上げなかった。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、この投資法人は、都心とその周辺の物件を貸す、堅実な不動産賃貸業だ。堀は広い分散と、スポンサーの情報にある。ただし、物件に尖りがなく、特定の用途の優位を取れていない。

今の低い金利が前提の利益だ。借入の平均金利は 1.05% で、3.5% 前後に借り換わると、年の利払いは 58 億円から 209 億円へ増える。2 年で 41% が満期を迎え、借り換えは急ぐ。

鑑定評価額に対する稼ぎは、資本的支出を引くと 3.6% だ。10 年国債が 3% の世界では、キャップが 4.45% まで上がり、物件の価値は鑑定を 2 割弱下回る。含み益 1,475 億円は、その分だけ薄くなる。

今の値段は NAV の 0.74 倍で、これだけ見れば安い。だが、NAV は低い金利の上の鑑定で、筆者は割安の根拠にしない。自己投資口の取得は、投資主には良い使い方だ。

10 年の分配と、10 年後の物件の価値を今に引き直すと、今の値段を 3 割弱下回る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、オフィス・住宅・商業・ヘルスケア・ホテル・物流の賃料だ。投資法人が持つのは建物と土地で、テナントに貸して賃料を受け取る。直近 1 年の賃貸収入は 772 億円で、賃貸 NOI(賃料から費用を引いた稼ぎ)は 554 億円だった。

物件は 342 ある。取得価格では、オフィスが 4,131 億円(34%)、住宅が 3,148 億円(26%)、商業が 2,985 億円(25%)、ヘルスケアが 892 億円(7%)、ホテルが 560 億円(5%)、物流が 437 億円(4%)。東京経済圏が 68% を占め、地方の都市にも持つ。上位 10 物件の割合は 14% と、分散が効いている。

賃料は固定が基本で、商業とホテルの一部は売上連動の歩合賃料がある。稼働率は、オフィスが 99%、住宅が 97%、商業が 99.6%、ホテルとヘルスケアが 100%、物流が 94〜97%、全体で約 99% だ。

毎期、資産の入替を行う。2026 年 4 月期は 3 物件を 356 億円で買い、2 物件を 40 億円で売った。2026 年 12 月には、大阪の商業施設の底地を 37 億円で売る予定だ。

分配は、売却益と、合併で生じた内部留保(積立金)の取崩しで整える。積立金は約 200 億円ある。

優良さと弱いところ

物件の質は、分散の広さに強みがあり、尖りはない。東京経済圏の中小型オフィスと賃貸住宅が中心で、ヘルスケア・ホテル・物流の比率は小さい。地方都市の物件も多く、都心の大型物件に比べて築年が古く、資本的支出が嵩みやすい。

強みは三つある。ひとつめは、格付が JCR の AA で、借入の平均金利が 1.05% と低いこと。ふたつめは、含み益が 1,475 億円あり、鑑定評価額が帳簿価額を 12% 上回ること。みっつめは、入替・更新の賃料増額が、1 期で月額 4,570 万円と前期の 2 倍になったことだ。

弱みも三つある。ひとつは、鑑定評価額に対する稼ぎの低さ。ふたつめは、住宅の鑑定 NOI 利回りが 3.9% と低いこと。みっつめは、ヘルスケアの鑑定評価額が帳簿価額とほぼ同じで、含み益がないことだ。

既存物件の NOI は、直近 1 年で 2.7% 伸びた。ただし、これは物価の 3% には届かない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

オフィスは、東京都心の空室率が 3% 前後に締まり、賃料が上がっている。KDX は中小型が多く、大型の新築供給の影響は受けにくいが、地方都市は需要が弱い。住宅は、更新と入替で賃料が物価に追随し、稼働が安定する。商業は、立地と業態で差が大きい。ホテルは、変動賃料が訪日客に連動する。

業種の表では、都心の大型オフィスの期待キャップは 4.25%、住宅は 3.75%、商業は 5.0%、ホテルは 5.0%、ヘルスケアは 4.5%、物流は 4.25%。KDX のオフィスは中小型と地方を含むので、4.5% に 0.25% 上乗せした。

鑑定 NOI の比は、オフィスが約 37%、商業が約 25%、住宅が約 22%、ヘルスケアが約 8%、ホテルが約 5%、物流が約 3%。加重した中立のキャップは 4.45% になる。

現在の鑑定の利回りは、NOI から資本的支出を引くと 3.6% で、表より低い。これは 10 年金利が 2% 前後の世界の値段で、3% に上がれば表に近づく。賃料の伸びは、更新による増額が当面効くが、10 年の中立では年 2.0% に置いた。

資本政策と M&A

借入は 5,844 億円で、有利子負債を鑑定評価額で割った比率(LTV)は 43.5%。総資産に対しては 45.8% で、運用の上限の目安は 49% だ。固定金利の比率は 85.7%、平均金利は 1.05%、平均の残りは 2.9 年と短い。格付は JCR が AA だ。

2028 年 4 月期までの 2 年に、約 2,370 億円(41%)の満期が来る。2026 年 4 月期には 520 億円を借り換え、平均金利が 0.90% から 1.25% に上がった。借入期間は 6.6 年から 2.8 年に縮めて、金利の急な上昇を避けている。

増資は、2023 年の合併以降、行っていない。自己投資口は、2024 年 4 月に 63,588 口、2025 年 4 月に 40,111 口を取得して消却した。3 回目は、2026 年 6 月から 9 月に上限 60 億円で行っており、今の口数には未反映だ。

運用報酬は、総資産の 0.12%(Ⅰ)と、分配可能金額と 1 口の利益の積に 0.002% を掛けた額(Ⅱ)などから成る。年 61 億円で、NOI の 11% にあたる。

分配は、積立金の取崩しで保つ。2026 年 10 月期と 2027 年 4 月期の取崩しは、12 億円と 10 億円の見込みだ。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

賃料の増額が通っている。入替・更新の賃料増額は 1 期で月額 4,570 万円と、前期の 2 倍になった。既存物件の NOI は、直近 1 年で 2.7% 伸びた。

格付は JCR の AA。借入の平均金利は 1.05% で、2026 年 4 月期の借り換えは 1.25% で実行できた。借入余力は、総資産 LTV の上限 49% まで約 800 億円ある。

自己投資口の取得を、合併以降 3 回行った。増資はしておらず、1 口の価値を薄めていない。今の値段は NAV の 0.74 倍で、含み益は 1,475 億円ある。

分配には、約 200 億円の積立金がある。借入コストが増える局面でも、増配を保つ余力が大きい。ケネディクスと SMFL みらいパートナーズが、物件の供給を支える。

楽観の筋書きでは、賃料が年 3% で伸び、キャップが 3.95% に下がり、時価総額は 1 兆 1,055 億円と今の 2 倍になる。

慎重な見方

鑑定評価額に対する稼ぎが低い。賃料から改修費を引くと 3.6% で、10 年国債が 3% の世界では、キャップが 4.45% まで上がる。物件の価値は鑑定を 2 割弱下回り、含み益 1,475 億円は薄くなる。

借入 5,844 億円の平均金利は 1.05%。3.5% 前後に借り換わると、年の利払いは 3 倍以上になる。2 年で 41% の約 2,370 億円が満期を迎える。借入期間が短いので、借り換えを急ぐ。

運用報酬は NOI の 11% で、総資産に連動する部分が大きい。スポンサーの出資は 3.4% と小さく、同じ船の度合いは低い。

会計の利益は、利払いの増加で縮む。分配は積立金の取崩しで保つが、積立金には限りがある。

やや悲観の筋書きでは、賃料が 10 年でほぼ伸びず、NOI は 494 億円に落ち、時価総額は 2,881 億円と今の半分になる。

悲観の筋書きでは、物件の価値が縮み、投資主の取り分は 252 億円まで減る。

どちらに重みを置いたか

賃料増額の勢い、AA の格付、自己投資口の取得には根拠がある。ただ、鑑定評価額に対する稼ぎが低く、満期が近い借入の借り換えで利払いが 3 倍以上に増え、キャップの上昇が物件の価値を削る。中立の価値は今の時価総額を 3 割弱下回った。スポンサーの点数は 2.4 で、悲観の確率は基本のままにした。筆者は、NAV に対する安さは値段に入っているが、金利の正常化は入っていないと見る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/04 期)

確率で加重した株価時価総額 154,460 円6,239 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 63,897 円2,581 億円)。 今の値に割り戻すと 105,755 円4,272 億円、今との差 −23.9%、 期待の年率 +4.6%(資本コスト 9.1%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 314,965 円1.27 兆円 81,155 円3,278 億円 +185.2% +11.0% 39,612 円1,600 億円
やや楽観 22% 214,400 円8,660 億円 74,347 円3,003 億円 +107.9% +7.6% 63,524 円2,566 億円
中立 38% 160,280 円6,474 億円 67,266 円2,717 億円 +63.8% +5.1% 86,468 円3,493 億円
やや悲観 20% 71,326 円2,881 億円 48,649 円1,965 億円 −13.6% −1.5% 23,995 円969 億円
悲観 10% 6,239 円252 億円 41,345 円1,670 億円 −65.7% −10.2% 4,758 円192 億円
加重平均100% 154,460 円6,239 億円63,897 円2,581 億円 +57.2% +4.6% 218,358 円8,820 億円

今の株価時価総額 138,900 円5,610 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.1% を下回るほど割高。

楽観 10% 賃料増額が続き、年 3% で増える 利益 322 億円 · PBR 2.0 倍 · 株価時価総額 314,965 円1.27 兆円

オフィスは空室が締まり、住宅は更新と入替で上がる。商業は立地のよい物件で増額が通る。賃料は年 3% で伸び、稼働は 100% に近づく。

借り換えは 3.3% で済み、年の利払いは 197 億円と今の 3 倍強になる。それでも NOI は 554 億円から 745 億円へ 34% 増え、純利益は 322 億円と今をわずかに上回る。

不動産の買い手は今の利回りで買い続け、物件の利回り(キャップ)は今の鑑定の 3.59% のまま変わらない。時価総額は 1 兆 2,722 億円と今の 2.2 倍になる。

自己投資口の取得が続き、増資は不要になる。

積立金の取崩しに頼らず、会計の利益で分配を賄える。

  • オフィス・住宅・商業等の賃貸:数量 11,944(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.7%(規模に対する賃貸収入の比(今 6.5%)。賃料の増額と、変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 1,037 億円・営業利益 623 億円。稼働 100%・賃料 年 +3.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 745 − 資本的支出 88) ÷ キャップ 3.59% − 純負債 5570 = 12722 億円。キャップは今の鑑定の NCF 利回り((NOI − 資本的支出) ÷ 鑑定評価額)の 3.59% で、今の値付けが 10 年続く所(複合の下限 3.25% より低い。楽観だけはここまで下げてよい)。

確率:賃料ギャップの解消が続き、オフィスと住宅の賃料が年 3% 伸びる筋書き。総合型は用途の分散で上振れの幅が大きいので 10% とした。

やや楽観 22% 賃料は年 2.5% で伸び、借り換えは 3.4% 利益 267 億円 · PBR 1.4 倍 · 株価時価総額 214,400 円8,660 億円

賃料の増額は 5 年ほど続き、その後は物価並みに落ち着く。賃料は年 2.5% で伸び、稼働の係数は 0.995 になる。借り換えは 3.4% で、年の利払いは 203 億円になる。

NOI は 691 億円と 25% 増えるが、利払いの増加で、純利益は 267 億円と今の 16% 減になる。資本的支出は年 92 億円と今の 1.3 倍に増える。

物件の利回りは 4.2% に上がる。時価総額は 8,660 億円で、今の 1.5 倍になる。

ただし、賃料の伸びは物価の 3% に届かず、実質の収益は緩やかに目減りする。

  • オフィス・住宅・商業等の賃貸:数量 11,884(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.3%(規模に対する賃貸収入の比(今 6.5%)。賃料の増額と、変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 983 億円・営業利益 570 億円。稼働 100%・賃料 年 +2.5%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 690 − 資本的支出 92) ÷ キャップ 4.20% − 純負債 5590 = 8660 億円。キャップは中立 4.45% より 0.25% 低い 4.2% (賃料の伸びが強い筋書き)。

確率:中立より賃料の伸びが良く、キャップの上昇が小さい筋書き。22% とした。

中立 38% 賃料は物価に負け、利払いが 3 倍強になる 利益 209 億円 · PBR 1.0 倍 · 株価時価総額 160,280 円6,474 億円

10 年金利は 3% に落ち着き、借入は 3 年ほどで 3.5% へ借り換わる。年の利払いは今の 58 億円から 209 億円へ増える。賃料は年 2.0% で伸び、稼働の係数は 0.985 に落ちる。

経費は物価並みの年 3% で増え、NOI は 554 億円から 634 億円へ 14% 増える。それでも利払いの増加を吸収しきれず、純利益は今の 318 億円から 209 億円へ 34% 減る。

物件の利回りは 4.45% に上がる。資本的支出は年 96 億円と、今の 1.3 倍に増える。

時価総額は 6,474 億円で、今を 14% ほど上回る。10 年の長さに割り引くと、今の値段を 3 割弱下回る。

  • オフィス・住宅・商業等の賃貸:数量 11,765(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 7.9%(規模に対する賃貸収入の比(今 6.5%)。賃料の増額と、変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 927 億円・営業利益 514 億円。稼働 98%・賃料 年 +2.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 634 − 資本的支出 96) ÷ キャップ 4.45% − 純負債 5620 = 6474 億円。キャップは業種の表を NOI で加重した 4.45% (オフィス 4.5%、商業 5.0%、住宅 3.75% など)。今の NCF 利回り(NOI から資本的支出を引いて鑑定評価額で割った 3.6%)より高い。

確率:前提どおり 10 年金利が 3% に落ち着き、賃料は年 2.0% で伸びる筋書き。最もありうるので 38%(スポンサーの点数が 2.4 で、悲観の確率は基本のまま 10%)。

やや悲観 20% 賃料の伸びが止まり、金利が高めに落ち着く 利益 59 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 71,326 円2,881 億円

金利は高めに落ち着き、借り換えは 3.8% になる。地方都市のオフィスと商業の賃料が伸びず、賃料は 10 年で年 0.5% の伸びにとどまる。稼働の係数は 0.97 に落ちる。

経費は物価で伸び、NOI は 494 億円と今の 11% 減る。年の利払いは 226 億円で、純利益は 59 億円と今の 2 割以下に縮む。資本的支出は年 92 億円に抑える。

物件の利回りは 4.7% に上がる。時価総額は 2,881 億円で、今の半分になる。

積立金の取崩しも減り、分配を保てなくなる。

満期が近い借入の借り換えで、金利の上昇がそのまま利益を削る。

  • オフィス・住宅・商業等の賃貸:数量 11,586(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 6.8%(規模に対する賃貸収入の比(今 6.5%)。賃料の増額と、変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 787 億円・営業利益 376 億円。稼働 97%・賃料 年 +0.5%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 494 − 資本的支出 92) ÷ キャップ 4.70% − 純負債 5680 = 2881 億円。キャップは中立 +0.25%。賃料の頭打ちと利払いの増加で、物件の価値から借入を引いた額が大きく縮む。

確率:オフィスの需要の弱さと消費の鈍化で賃料が伸びず、金利が高めに落ち着く筋書き。20% とした。

悲観 10% 賃料の下落と金利の上振れ 利益 −105 億円 · PBR 0.0 倍 · 株価時価総額 6,239 円252 億円

不況でオフィスの空室が増え、商業のテナントが減額を求める。賃料は年 1% ずつ縮み、稼働の係数も 0.94 に落ちる。

金利は 3% を超えて上がり、借り換えは 4.5% になる。年の利払いは 267 億円で、NOI は 364 億円と今の 3 分の 2 に減る。純利益は 105 億円の赤字に沈み、分配は出せなくなる。資本的支出は 65 億円に絞る。

物件の価値は借入と預り敷金を大きく下回り、投資主の取り分は 252 億円まで減る。

清算されない限り、物件を売って NAV を受け取ることはできない。

自己投資口の取得も続けられなくなる。

  • オフィス・住宅・商業等の賃貸:数量 11,227(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 5.8%(規模に対する賃貸収入の比(今 6.5%)。賃料の増額と、変動賃料の増減を合わせた値)→ 売上 656 億円・営業利益 248 億円。稼働 94%・賃料 年 -1.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 364 − 資本的支出 65) ÷ キャップ 4.95% − 純負債 5780 = 252 億円。キャップは中立 +0.5%。物件の価値から借入を引いた額が小さく、時価総額は再建の見込みの分だけを置く。NAV は床にしない(清算されない限り投資主は受け取れない)。

確率:スポンサーの点数が 2.4 なので、悲観の確率は基本の 10%。オフィスの空室と商業の苦戦が同時に来る筋書き。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

オフィス・住宅・商業等の賃貸

オフィス・住宅・商業・ヘルスケア・ホテル・物流の 342 物件を、定期借家(商業とホテルの一部は歩合賃料)でテナントに貸す。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模)価格規模に対する賃貸収入の比(今 6.5%)。賃料の増額と、変動賃料の増減を合わせた値売上営業利益
今 2026/04 11,801 6.5% 772 452
10 年後 中立 11,765 7.9% 927 514

取り方:過去 1 年(2025 年 10 月期+2026 年 4 月期)の賃貸収入から売却益を除いた 772 億円を数量・価格に分けた。簿価(賃貸等不動産の貸借対照表計上額)1 兆 1,944 億円 × 係数 1.00 が数量、収入 ÷ 数量が価格。NOI は収入から償却を除く費用を引いて 554 億円、セグメントの利益は減価償却 103 億円を引いた額。中立の価格は 10 年で 1.22 倍にとどまり、物価の 1.34 倍に届かないのは、賃料増額の余地が当面あっても、10 年の長さで賃料ギャップが解消し、伸びが鈍るため(業種ノート)。

リスクと懸念

鑑定の利回りの低さと金利

鑑定評価額に対する稼ぎは、資本的支出を引くと 3.6%。10 年国債が 3% の世界でキャップが 4.45% まで上がると、物件の価値が 2 割弱縮み、含み益 1,475 億円が薄くなる。

借り換えによる利払いの増加

平均金利は 1.05%。3.5% 前後へ上がると、年の利払いは 58 億円から 209 億円まで増える。2028 年 4 月期までに約 2,370 億円(41%)の満期が来る。

平均の借入期間の短さ

平均の残りは 2.9 年で、2026 年 4 月期の借り換えでは借入期間を 6.6 年から 2.8 年に縮めた。金利が上がり続ける局面では、借り換えの回数が増える。

地方・中小型物件の資本的支出

地方都市のオフィスや築年の古い物件が多く、設備の更新が続く。資本的支出は直近 1 年で 73 億円と、減価償却の 7 割にあたる。

運用報酬とスポンサーの出資

運用報酬は NOI の 11%。総資産に連動する部分がある。ケネディクスの出資は 3.4% と小さい。

積立金の取崩しによる分配

2026 年 10 月期と 2027 年 4 月期の分配は、積立金の取崩しで保つ。約 200 億円の積立金には限りがある。

今後の分かれ目

オフィスと住宅の賃料の増額が想定を上回り、年 4% 以上伸びる
NOI が上振れし、中立と楽観の確率を上げる。今の値段は割高の度合いが縮む。
10 年金利が 2% 前後で止まり、借り換えが 2% 台で済む
利払いの増加もキャップの上昇も小さく、価値は上に振れる。
借り換えで、借入期間を 3 年以下に縮め続ける
借り換えの金利リスクが残り、悲観側の確率を上げる。
NAV 割れで公募増資を行う
1 口の価値が薄まる。スポンサーの点数を上げ、悲観の確率を上げる。
自己投資口の取得を続け、ケネディクスが出資を増やす
同じ船の度合いが上がり、スポンサーの点数が下がる。

見ておくもの

  • 契約更改・入替の賃料増減率(オフィス・住宅・商業)
  • 借り換えの金利と 2028 年 4 月期までの満期
  • 資本的支出の推移と、減価償却との比
  • 積立金の残高と、取崩しによる分配の割合
  • 自己投資口の取得と、スポンサーの出資比率

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段や過去の値段から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI から資本的支出を引いた額をキャップレートで割り、負債を引いて出した。キャップは用途ごとの表を NOI で加重した 4.45% で、今の NCF 利回り 3.6%(NOI から資本的支出を引いて鑑定評価額で割った)より高い。NAV 割れを割安の根拠にしていない。今の値段が倍でも半分でも、価値の数字は動かない。

資本コスト 9.1% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +1.63% を足した 9.13%。用途の分散は cycle に反映したので extra は置かない。

同じ業種(不動産投資信託)の AI 分析

やや割安 サムティ・レジデンシャル投資法人3459 地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 マリモ地方創生リート投資法人3470 地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 MIRARTH不動産投資法人3492 住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東海道リート投資法人2989 静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 いちごホテルリート投資法人3463 全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 霞ヶ関ホテルリート投資法人401A デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 日本リート投資法人3296 東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 インヴィンシブル投資法人8963 ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 野村不動産マスターファンド投資法人3462 オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 平和不動産リート投資法人8966 オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ヘルスケア&メディカル投資法人3455 有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 イオンリート投資法人3292 イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 積水ハウス・リート投資法人3309 賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 三井不動産商業ファンド投資法人8964 三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 オリックス不動産投資法人8954 オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 投資法人みらい3476 オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 福岡リート投資法人8968 福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 星野リゾート・リート投資法人3287 星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 Oneリート投資法人3290 中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ジャパンエクセレント投資法人8987 東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 グローバル・ワン不動産投資法人8958 東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本都市ファンド投資法人8953 東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

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読んだ資料

  1. KDX不動産投資法人 2026 年 4 月期 決算短信(2026 年 6 月 17 日)
  2. 同 2026 年 4 月期 決算説明資料(2026 年 6 月)

分析日 2026-10-20