株譜
AI 銘柄分析 · 不動産投資信託 · 試作

グローバル・ワン不動産投資法人 8958

東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)54,979 円602 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)103,900 円1,137 億円差 −47.1%
10 年後から見ると 割高 価値 54,979 円602 億円 · 差 −47.1% · 期待の年率 +0.7%
期待の年率リターン(10 年)+0.7%資本コスト比 −8.5 pt
推定の資本コスト9.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

グローバル・ワンは、東京都心と千葉、大阪、福岡などの中大型オフィス 18 棟を持つ REIT だ。1 棟の平均は 130 億円台と、同業の中小型より大きい。稼働は 98.3% で、賃料の増額が 7 期続き、増額率は 8% 近い。筆者の結論は割高である。今の値段は、鑑定の利回りが 3% 台という低金利の評価を、そのまま 10 年先へ延ばした値段だからだ。

気になるのは資本の使い方だ。2025 年に自己投資口を 34 億円ほど買って消却した直後の 2026 年 4 月、NAV の 8 割弱の値段で 139 億円の公募増資をした。買う時と売る時が逆で、1 口の価値を削っている。増資の発表後、投資口は 2 割ほど下がった。

借入は 1,266 億円。LTV は帳簿で 53.2%(増資後は 50% 前後)、平均金利は 1.19% で、残りの期間は 2.8 年と短い。10 年金利が 3% に落ち着けば、年の利払いは今の 3 倍近くになり、利益は半分以下に細る。

2026 年 3 月にスポンサーが入れ替わり、明治安田生命と三菱 UFJ 信託銀行が中心になった。スポンサーの出資比率は低い。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、物件の質は合格点だが、資本の使い方は落第に近い。自己投資口を買って消却したその半年後に、NAV を大きく割る値段で増資をした。投資主の1口の価値を守る意識が弱い。

また、投資主が受け取るのは、賃料から利払いを引いた残りだけだ。借入は 1,266 億円で、平均 1.19% の金利が 3% 台半ばへ変わると、年の利払いは 15 億円ほどから 41 億円へ増える。10 年の分配と 10 年後のビルの価値を合わせても、今の値段の半分ほどの価値にしかならない。

賃料の増額が 8% 近く続くのは強みだ。ただ、増額分は利払いの増加で消える。ビルの利回りが 4% 台半ばまで来て、NAV をさらに大きく下回る値段になれば、魅力的な持ち物になる。今はまだそこにない。

経営の誠実さは、割高という結論を変えない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は単純だ。企業にビルを貸し、賃料から経費と利払いを引いた残りを投資主に配る。2026 年 3 月期(半年)の賃貸事業収入は約 55 億円、そこから経費を引いた NOI、つまり物件の正味の賃料は約 41 億円だった。期中と期末後の取得を年に直した NOI は、およそ 99 億円と見る。

物件は 18 棟、取得価格で 2,350 億円。東京都心 5 区のほか、千葉、大阪の淀屋橋・梅田・新大阪、福岡、札幌、さいたま、横浜などにある。2025 年 11 月と 12 月に福岡と新大阪、2026 年 3 月と 4 月に千葉と芝公園を買い、錦糸町と品川を売った。賃料の改定は、改定対象の面積の 68% で増額、平均の増額率は 7.9% と大きい。市場賃料との差(レントギャップ)は 8.9% に広がった。

借入は 1,266 億円。平均金利は 1.19%、固定の比率は 79.0%、残りの期間は 2.8 年。格付けは JCR の AA マイナス。千葉の取得に使った 175 億円の変動金利のブリッジローンが、2027 年 3 月に返済期限を迎える。手元の現金は 270 億円ほどある。

優良さと弱いところ

物件の質は、中大型のオフィスとして標準以上だ。稼働は高く、増額改定が続き、都心や主要都市のビルが中心である。ただ、豊洲では大口テナントの退去が控え、賃料を自分で決める力は無い。

資本の使い方に疑問が残る。2024 年から 2025 年に NAV の 8 割台の値段で自己投資口を 3 回買って消却した。ところが 2026 年 4 月には、NAV の約 8 割の値段で公募増資をした。買い入れと増資が逆向きに動いており、1 口の価値は 2 年で削られた。増資の値段は発表時の市場価格より約 15% 安かった。

運用報酬は NOI の 12% で、資産規模に連動する形だ。増資で資産が増えるほど報酬が増える。売却益は分配に回している。

スポンサーの出資比率は、明治安田生命が 1.5%、運用会社が 1.0% と低い。スポンサーが投資主と同じ船に乗る度合いは弱い。

借入の重さは気になる。純負債は NOI から報酬を引いた額の約 13 倍で、同じ用途の中でも重い。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

東京のオフィス市場は、空室率が低く、賃料は上昇基調にある。この REIT の増額改定も 8% 近い幅で続く。ただ、大型の新築は 2027 年以降も続き、働く場所は分散する。筆者は中立の賃料の伸びを、物価の 3 分の 2、名目で年 2% 前後と置く。経費は物価で増えるので、NOI の伸びは賃料より遅い。大阪・福岡・札幌の主要都市は、東京より供給の波が大きい。

いちばん大きいのは金利だ。この REIT の鑑定の利回りは 3% 台で、含み益はこの低い利回りに支えられている。10 年国債が 3% の世界で、不動産に求める利回りを 6%、NOI の長い伸びを 1.6% とすれば、都心と主要都市の中大型ビルは 4.4% 前後に落ち着く。

中大型ビルは、大型の都心ビルより借り手が絞られる分、市況が悪くなると空室の回復が遅い。豊洲のように 1 社が大きな面積を借りているビルは、退去の影響も大きい。

オフィスは、金利の上昇と利回りの上昇が同時に効きやすい用途である。

東京の中大型ビルは、都心の大型ビルより賃料の上がり方が緩やかになりやすい。

資本政策と M&A

利益のほぼ全部を配るのが REIT の決まりだ。成長の道は、増資で物件を買うか、物件を入れ替えるかのどちらかになる。この投資法人は、入れ替えと増資を組み合わせてきた。

直近は 2026 年 4 月の公募増資で 132 億円、第三者割当で 7 億円を集め、芝公園と千葉を取得した。目標の資産規模 2,500 億円に向けた動きだ。増資の値段は NAV の約 8 割、発表時の市場価格より約 15% 低い。一方で、その直前の 2025 年 9 月まで自己投資口を買って消却していた。同じ NAV 割れの局面で、買う時と売る時を使い分けたことになる。

入れ替えでは、錦糸町と横浜を売って益を出した。2027 年 3 月期は、積み立てた益を 42 億円取り崩して分配を維持する。筆者は、売却益と積立の取り崩しを通常の分配には数えず、一度きりの上乗せとして別に扱った。

LTV は増資後で帳簿 50%、追加の借り増し余地は 277 億円。ただ金利上昇で変動金利の比率を 30% まで上げる方針で、利払いの振れが大きくなる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

ビルの質と賃料の勢いは本物だ。改定の増額は面積の 7 割近くで取れ、平均 8% 近い。市場賃料との差は 8.9% に広がり、賃料はさらに上がる余地がある。稼働は 98.3% と高く、満室の福岡と新大阪、築浅の千葉、大規模改修した芝公園と、買った物件の質も高い。

増資でLTV を 50% に下げ、借り増し余力は 277 億円に広がった。豊洲の空室は埋まり始め、ダウンタイム無しの入れ替えも進んでいる。含み益は 400 億円を超え、値段が NAV に近づくだけで大きく報われる。

スポンサーが明治安田生命と三菱 UFJ 信託銀行に代わり、金融系の安定した後ろ盾を得た。資金調達の面で追い風になる。

金利が 3% まで上がるとも限らない。固定の比率は 79% あり、格付けは AA マイナスだ。

こうした運営の力が賃料の上昇として積み上がれば、分配は守られる。

増資で得た資金で買った芝公園と千葉は、賃料の上昇と安定した収益を両立でき、1 口あたりの利益を押し上げる。

慎重な見方

低金利が作った値段だ。鑑定の利回りは 3% 台、10 年国債が 3% の世界ではほとんど差が無い。利回りが 4% 台半ばに上がれば、ビルの価値は 2 割台半ば下がり、借入があるので投資主の取り分はその倍近い速さで減る。LTV は帳簿で 50% 台と高く、鑑定の利回りが上がるとこの余裕は消える。

利払いも重い。平均 1.19% の借入が 3% 台半ばに変われば、年の利払いは 3 倍近くになる。残りの期間は 2.8 年と短く、2027 年 3 月には 175 億円のブリッジローンが期限を迎える。変動金利の比率を 30% まで上げる方針もあり、金利の上昇がそのまま響く。

資本の使い方が投資主に不利だ。自己投資口を買って消却した半年後に、NAV の 8 割弱で増資した。報酬は資産規模に連動し、増資で資産が増えるほど報酬も増える。

分配金は売却益と積立の取り崩しに頼る。巡航の利益は 2027 年 3 月期に減る見通しで、今の分配の水準を維持する力は弱い。

どちらに重みを置いたか

強気にも言い分はあるが、勝負を決めるのは金利と借入の重さだ。10 年金利 3% を前提にする以上、利払いとビルの利回りの上昇は避けられない。スポンサーの点数が 3 を超えるので、悲観の確率は厚くした。中立を 34% に置き、悲観側を合わせて 38% とした。楽観は金利が今のまま止まる筋書きで 8%。筆者は、この REIT の賃料を上げる力と物件の質は認める。ただ結論は変わらず、割高である。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 72,676 円795 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 38,447 円421 億円)。 今の値に割り戻すと 54,979 円602 億円、今との差 −47.1%、 期待の年率 +0.7%(資本コスト 9.2%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 228,837 円2,504 億円 50,812 円556 億円 +169.2% +10.4% 22,372 円245 億円
やや楽観 20% 110,763 円1,212 億円 45,968 円503 億円 +50.8% +4.2% 31,346 円343 億円
中立 34% 71,923 円787 億円 41,033 円449 億円 +8.7% +0.8% 38,405 円420 億円
やや悲観 22% 28,239 円309 億円 32,534 円356 億円 −41.5% −5.2% 13,370 円146 億円
悲観 16% 9,687 円106 億円 25,497 円279 億円 −66.1% −10.3% 5,630 円62 億円
加重平均100% 72,676 円795 億円38,447 円421 億円 +7.0% +0.7% 111,123 円1,216 億円

今の株価時価総額 103,900 円1,137 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.2% を下回るほど割高。

楽観 8% 金利が止まり、賃料の増額が長く続く 利益 55 億円 · PBR 2.4 倍 · 株価時価総額 228,837 円2,504 億円

東京と主要都市の本社需要が強く、増額改定が続く。賃料は物価並みの年 3% で上がり、稼働は 99% を保つ。NOI は 10 年で 3 割台半ば伸びる。

借り換えの金利は AA マイナスの格付けで 3.3% にとどまる。不動産の買い手は今の利回りで買い続け、物件の利回り(キャップ)は今の鑑定の 2.92% のまま変わらない。時価総額は 2,504 億円と今の 2.2 倍になる。売却益や積立の分配も続き、投資主の取り分は今の値段を上回る。

筆者はこの筋書きを、前提の金利から外れる分だけ低く見る。経費は物価並みに増えるが、収入の伸びがそれを上回り、償却を引いた後の利益も毎年増えていく。

  • オフィスビルの賃貸:数量 2,196(稼働している物件の規模(帳簿価額=取得原価 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.3%(稼働した規模に対する賃料などの収入の比(今 6.2%)。物価の転嫁で伸びる)→ 売上 183 億円・営業利益 113 億円。稼働 99%・賃料 年 +3.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 134 − 資本的支出 27) ÷ キャップ 2.92% − 純負債 1160 = 2504 億円。キャップは今の鑑定の NCF 利回り((NOI − 資本的支出) ÷ 鑑定評価額)の 2.92% で、今の値付けが 10 年続く所(オフィスの下限 3.5% より低い。楽観だけはここまで下げてよい)。

確率:10 年金利が今の 3% 前後で止まり、増額改定が長く続く筋書き。前提の金利から外れるので 8% にとどめた。

やや楽観 20% 賃料は物価に近く伸び、利回りの上昇は小さい 利益 45 億円 · PBR 1.1 倍 · 株価時価総額 110,763 円1,212 億円

空室は低いまま推移し、賃料は年 2.5% で上がる。稼働は 98.5% を保つ。経費は物価並みに増えるが、収入の伸びが上回り、NOI は 10 年で 3 割弱伸びる。

借入は 3.4% 前後へ借り換わり、利払いは今の 3 倍近くになる。純利益は今より 2 割ほど減る。ビルの利回りは 4.05% に上がり、ビルの価値は今の鑑定を大きく下回る。

増額改定による押し上げは続くが、物価の上昇には追いつかない。自己投資口の買い入れより、増資を選ぶ可能性もあり、1 口の価値が削られる心配は残る。

含み益の売却による分配の上乗せもあるが、通常の利益には数えない。

  • オフィスビルの賃貸:数量 2,185(稼働している物件の規模(帳簿価額=取得原価 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 7.9%(稼働した規模に対する賃料などの収入の比(今 6.2%)。物価の転嫁で伸びる)→ 売上 173 億円・営業利益 104 億円。稼働 98%・賃料 年 +2.5%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 124 − 資本的支出 28) ÷ キャップ 4.05% − 純負債 1170 = 1212 億円。キャップは中立 4.4% から 0.35% 下げた。

確率:増額改定が進み、ビルの利回りの上昇が小さい筋書き。20%。

中立 34% 金利の正常化で利払いと利回りが上がる 利益 34 億円 · PBR 0.7 倍 · 株価時価総額 71,923 円787 億円

10 年金利は 3% に落ち着き、借入は 3〜4 年で 3.5% へ借り換わる。年の利払いは今の 15 億円から 41 億円へ増える。賃料は年 2% で上がるが、新築の供給で稼働は 97.5% へ少し下がる。経費は物価並みの 3% で増え、NOI は 10 年で 1 割台半ばしか伸びない。

減価償却は昔の取得原価のままなので、会計の利益は利払いの増加ほどは減らない。それでも純利益は今の 6 割ほどに細る。修繕と更新の費用は築年とともに 1.3 倍に膨らみ、償却を上回る。

ビルの利回りは 4.4% に上がり、ビルの価値は今の鑑定より 3 割以上低い。負債は減らず、投資主の取り分は今の自己資本の 7 割ほどになる。NAV 割れでも増資をする癖があり、規模は据え置きと置いたが、希薄化の心配は残る。

  • オフィスビルの賃貸:数量 2,163(稼働している物件の規模(帳簿価額=取得原価 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 7.5%(稼働した規模に対する賃料などの収入の比(今 6.2%)。物価の転嫁で伸びる)→ 売上 163 億円・営業利益 94 億円。稼働 98%・賃料 年 +2.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 114 − 資本的支出 28) ÷ キャップ 4.40% − 純負債 1180 = 787 億円。キャップは都心と主要都市の中大型オフィスの中立 4.4%(要求利回り 6.0% − NOI の伸び 1.6%)。今の鑑定の利回り 3.7% より高い。

確率:前提どおり 10 年金利が 3% に落ち着き、賃料は物価の 3 分の 2 で上がる筋書き。最もありうるので 34%。

やや悲観 22% 供給過多で賃料が伸びず、利回りが上がる 利益 15 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 28,239 円309 億円

大型の新築ビルが続き、テナントは新しいビルへ移る。大阪・福岡・札幌のビルは賃料の改定で増額が取れず、平均の賃料は年 1% しか上がらず、稼働は 95.5% へ落ちる。豊洲のように大口が抜けるビルは回復が遅れる。経費は物価で増え、NOI は今より 1 割ほど増えるにとどまる。

借入は 3.75% へ借り換わり、純利益は今の 3 分の 1 まで細る。分配は大きく減る。ビルの利回りは 4.65% へ上がり、ビルの価値は今の鑑定の 6 割台に下がる。LTV は 6 割に近づき、格付けの引き下げで借り換えの上乗せが増える。

スポンサーが物件を引き取る支えはありうるが、その値段が投資主に有利とは限らない。

  • オフィスビルの賃貸:数量 2,118(稼働している物件の規模(帳簿価額=取得原価 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 6.8%(稼働した規模に対する賃料などの収入の比(今 6.2%)。物価の転嫁で伸びる)→ 売上 145 億円・営業利益 76 億円。稼働 96%・賃料 年 +1.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 96 − 資本的支出 26) ÷ キャップ 4.65% − 純負債 1200 = 309 億円。キャップは中立 +0.25%。

確率:2027 年以降の大型供給と在宅の定着で、中大型ビルから借り手が離れる筋書き。22%。

悲観 16% 金利の上振れと不況が重なり、物件の価値が負債に迫る 利益 −4 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 9,687 円106 億円

金利は 3% を超えて上がり、不動産の売りが重なる。借り換えの金利は 4.4% に上がり、利払いは今の 4 倍になる。不況で企業は床を減らし、稼働は 93%、賃料は 10 年たっても今と同じ名目にとどまる。経費を年 2% に抑えても、NOI は今より小さくなる。

純利益はほぼゼロになり、分配は止まる。配らずに残した現金で借入を少しずつ返す。ビルの利回りは 4.9% へ上がり、物件の価値は負債の 1.1 倍ほどにまで縮む。投資主に残るのは、市況が戻れば取り戻せる見込みの分だけだ。清算されない限り、ビルを売って NAV を受け取ることはできない。

  • オフィスビルの賃貸:数量 2,063(稼働している物件の規模(帳簿価額=取得原価 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 6.2%(稼働した規模に対する賃料などの収入の比(今 6.2%)。物価の転嫁で伸びる)→ 売上 128 億円・営業利益 64 億円。稼働 93%・賃料 年 +0.0%・経費 年 2.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 84 − 資本的支出 22) ÷ キャップ 4.90% − 純負債 1150 = 106 億円。キャップは中立 +0.5%。NAV は床にしない(清算されない限り投資主は受け取れない)。

確率:リーマン級の不況と金利の上振れが重なる筋書き。借入の重さとスポンサーの点数を考え 16% と置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

オフィスビルの賃貸

東京都心・千葉・大阪・福岡・札幌などの中大型オフィス 18 棟を企業に貸す。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額=取得原価 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模)価格稼働した規模に対する賃料などの収入の比(今 6.2%)。物価の転嫁で伸びる売上営業利益
今 2026/03 2,180 6.2% 135 80
10 年後 中立 2,163 7.5% 163 94

取り方:2026 年 3 月期の半期の NOI 41 億円から、期中・期末後の取得(福岡・新大阪・千葉・芝公園)の通年の寄与を加えた年額の NOI を 99 億円とし、NOI 率 73% で収入を年額 135 億円と置いた。帳簿価額 2,218 億円(期末の 2,089 億円に芝公園を足した)× 期末の稼働 98.3% で数量、収入 ÷ 数量で価格。セグメントの利益は NOI から減価償却 19 億円を引いた額。中立の価格が物価の 1.34 倍に届かないのは、オフィスの賃料が契約の更新ごとに遅れて上がり、物価の 3 分の 2 しか転嫁しないと見るため(業種ノート)。

リスクと懸念

借り換えの金利

平均 1.19% の借入が 3% 台半ばへ借り換わると、年の利払いは 26 億円ほど増える。今の年の利益の半分を超える。残りの期間は 2.8 年と短く、2027 年 3 月には 175 億円のブリッジローンが期限を迎える。

ビルの利回りの上昇

鑑定の利回りは 3% 台と低く、10 年国債 3% の世界では保てない。利回りが 1 ポイント上がるとビルの価値は 2 割台半ば下がり、LTV は帳簿で 6 割に近づく。

NAV 割れの増資

2026 年 4 月に NAV の約 8 割で公募増資をした。直前に自己投資口を買って消却していた。同じことが繰り返されれば、1 口の価値が削られる。

変動金利の拡大

変動金利の比率の上限を 10% から 30% へ引き上げる方針。金利の上昇がそのまま利払いに響く。

売却益と積立への依存

2027 年 3 月期は積立を 42 億円取り崩して分配を維持する。巡航の利益だけでは、今の分配の水準を保てない。

大口テナントの退去

豊洲では 2026 年 7 月に大口テナントが退去する。埋め戻しは進むが、フリーレントの期間は収入が減る。

今後の分かれ目

10 年金利が 2% 前後で止まる
ビルの利回りの上昇は小さく、借り換えの金利も 2.5% 前後にとどまる。中立よりやや楽観に近づき、割高の度合いは縮む。
巡航の利益が分配を上回る
賃料の増額が経費と利払いを上回った証拠になる。楽観の筋書きに近づく。
NAV 割れのまま再び増資を行う
1 口の価値がさらに薄まる。スポンサーの点数を大きく上げる。
自己投資口の買い入れを再開する
NAV との差が縮まり、資本の使い方の評価を上げる。ただし借入で賄うなら金利の重さが増す。
格付けが AA マイナスを下回る
借り換えの上乗せが増え、やや悲観に近づく。

見ておくもの

  • 平均調達金利と変動金利の比率
  • 巡航の利益と分配のずれ
  • 継続鑑定の利回り(キャップレート)
  • 増資と自己投資口の買い入れの方針
  • 簿価 LTV

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段や過去の値段から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI から資本的支出を引いた額をキャップレートで割り、負債を引いて出した。キャップは 10 年金利 3% に用途の上乗せを足した業種ノートの表で、今の鑑定の利回りより高い。NAV 割れ(今は NAV の約 7 割)を割安の根拠にしていない。今の値段が倍でも半分でも、価値の数字は動かない。

資本コスト 9.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +1.68% を足した 9.18%。事業は傾いていないので extra は置かない。

同じ業種(不動産投資信託)の AI 分析

やや割安 サムティ・レジデンシャル投資法人3459 地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 マリモ地方創生リート投資法人3470 地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 MIRARTH不動産投資法人3492 住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東海道リート投資法人2989 静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 いちごホテルリート投資法人3463 全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 霞ヶ関ホテルリート投資法人401A デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 日本リート投資法人3296 東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 インヴィンシブル投資法人8963 ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 野村不動産マスターファンド投資法人3462 オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 平和不動産リート投資法人8966 オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ヘルスケア&メディカル投資法人3455 有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 イオンリート投資法人3292 イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 積水ハウス・リート投資法人3309 賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 KDX不動産投資法人8972 オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 三井不動産商業ファンド投資法人8964 三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 オリックス不動産投資法人8954 オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 投資法人みらい3476 オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 福岡リート投資法人8968 福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 星野リゾート・リート投資法人3287 星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 Oneリート投資法人3290 中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ジャパンエクセレント投資法人8987 東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本都市ファンド投資法人8953 東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. グローバル・ワン不動産投資法人 第45期(2026年3月期)決算説明(書き起こし)
  2. グローバル・ワン不動産投資法人 出資総額・主要な投資主、有利子負債の状況

分析日 2026-10-19