株譜
AI 銘柄分析 · 不動産投資信託 · 試作

積水ハウス・リート投資法人 3309

賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)51,743 円2,227 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)67,200 円2,892 億円差 −23.0%
10 年後から見ると やや割高 価値 51,743 円2,227 億円 · 差 −23.0% · 期待の年率 +4.7%
期待の年率リターン(10 年)+4.7%資本コスト比 −3.8 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

積水ハウス・リート投資法人は、積水ハウスが運用する賃貸住宅中心の J-REIT だ。取得価格の 85% が住宅(国内 61%、米国 24%)、15% がオフィス。139 物件で資産は 5,653 億円、鑑定評価額は 6,668 億円。筆者の結論は、今の値段はやや割高ということだ。10 年の価値は、今の時価総額を 25% 下回る。

強みは、物件の新しさと賃料の増額だ。平均築年数は 11 年で、国内住宅は東京圏が 87%。新規契約の賃料は 14.4%、更新は 3.6% 上がり、過去最高になった。含み益は 1,156 億円ある。

弱みは三つある。ひとつは、有利子負債 2,840 億円が総資産に対し 48.4% と、巡航の目安 45〜50% の上限に近いこと。ふたつめは、借入の平均金利が 1.03% と低く、借り換えで利払いが 3 倍以上に増えること。みっつめは、米国の住宅が為替と現地の稼働(94%)に左右されることだ。

今の値段は NAV の 0.74 倍で安く見えるが、NAV は低い金利の上の鑑定で、割安の根拠にしない。スポンサーの点数は 2.1 で、悲観の確率は基本のままにした。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、この投資法人は、築浅の住宅に絞り、スポンサーの開発物件を取り込みながら分配を伸ばす、堅実な運用者だ。自己投資口の取得を 3 回行い、投資主と同じ船に乗る姿勢も見える。堀と呼べるほどの強みはないが、物件の質は高い。

問題は、今の低い金利を前提にした利益と、簿価の LTV の高さだ。借入の平均金利は 1.03% で、3.4% 前後に借り換わると、年の利払いは 28 億円から 93 億円に増える。純利益は 109 億円から 90 億円へ 2 割弱削られる。

鑑定評価額に対する稼ぎは、資本的支出を引くと 2.9% だ。キャップが 3.88% まで上がれば、物件の価値は鑑定を 2 割台半ば下回る。含み益 1,156 億円は、その分だけ薄くなる。

今の値段は NAV の 0.74 倍で安く見える。だが NAV は低い金利の上の鑑定で、筆者は割安の根拠にしない。10 年の分配と、10 年後の物件の価値を今に引き直すと、今の値段を 25% 下回る。

米国の住宅が 24% あり、為替と現地の稼働が分配を動かす点も見ておく。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、賃貸住宅の賃料と、米国の住宅を持つ LLC からの配当だ。直近 1 年の賃貸事業収益は国内で 258 億円、償却を除く費用を引いた NOI(賃貸の稼ぎ)は 189 億円。これに米国 LLC からの受取配当 30 億円が加わる。

物件は 139 ある。取得価格の内訳は、国内の住宅 61%(134 物件ほど)、米国の住宅 24%(シアトルのザ アイビー オン ボーレンとワシントン DC のシティ リッジの 2 物件)、オフィス 15%(5 物件)。国内の住宅は東京圏が 87%。

国内の住宅は、2 年の契約の更新と入れ替えで、賃料が物価に追随する。2026 年 4 月期は、新規契約で 14.4%、更新で 3.6% 賃料が上がった。米国は定期建物賃貸借で、稼働率は 94.2%。配当利回り 3.5% 以上を目標にする。

オフィスの御殿山 SH ビル(譲渡価格 700 億円)は、10 回に分けて譲渡中で、6 回が済んだ(60%)。売却益は 2026 年 10 月期と 2027 年 4 月期に各 21〜22 億円を見込み、住居の取得に回す。

運用報酬は年 22 億円(売却益に連動する分を除く)で、NOI の約 10% だ。

優良さと弱いところ

物件の質は、築年の新しさと立地が強みで、米国分が弱みだ。平均築年数は 11.1 年と J-REIT の中でも若く、国内住宅の東京圏比率は 87.3% まで上がった。国内の住宅は稼働率 96.4% で、動きが小さい。

強みは三つある。ひとつめは、賃料の増額で、新規契約 +14.4%、更新 +3.6%。ふたつめは、含み益 1,156 億円(含み益率 21%)。みっつめは、スポンサーが開発する築浅の住宅を取り込める点で、2026 年 4 月期は 12 物件 252 億円を売り、7 物件 300 億円を取得した。

弱みも三つある。ひとつは、鑑定評価額に対する稼ぎが低いこと。NOI と配当から改修費を引くと 2.9% で、キャップが上がれば物件の価値が大きく縮む。ふたつめは、簿価 LTV の高さで、総資産 LTV は 48.4%。みっつめは、米国 2 物件が円安で評価額と配当を押し上げられていること。為替が 1 割動くと、年の分配金が数 % 動く。

国内の住宅の取得利回りは NOI で 3.5% 前後と低く、市場の水準(鑑定の還元利回り 3.3% 台)に沿った値段だ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

住宅は、契約が 2 年の更新と入れ替えで、賃料が物価にほぼ追随する。中立の名目の伸びは年 2.5%(物価の 5/6)。稼働は 95〜96% で動きが小さく、悲観でも 90%。経費率は 24% で、NOI は賃料にほぼ連れて伸びる。大きいのは資本的支出(専有部の改装)で、今の 1.3 倍以上で置く。数量(人口)は東京 23 区で横ばい、地方の大都市は減る。

オフィスは、東京都心の空室率が 3% 前後に締まり、賃料は上げ局面。ただし新築供給が続き、中立の賃料は名目年 2%。

業種の表では、住宅の期待キャップが 3.75%、都心の大型オフィスが 4.25%。この投資法人は、国内住宅が約 62%、米国住宅が約 23%、オフィスが約 15%。米国は表の住宅に為替・現地税の不確かさとして 0.25% を乗せて 4.0%。加重した中立のキャップは 3.88% になる。

今の鑑定の利回りは、NOI と配当から改修費を引いて鑑定評価額で割ると 2.9% で、表より 1 ポイントほど低い。これは 10 年金利が 2% 前後の世界の値段で、3% に上がれば表に近づく。

賃料の伸びは、住宅が年 2.5%、オフィスが年 2.0% で、加重した中立は年 2.4%。経費は物価で年 3% 伸びる。

資本政策と M&A

借入は 2,840 億円。有利子負債を鑑定評価額で割った LTV は 42.6%。総資産に対する LTV は 48.4% で、会社は 45〜50% を巡航の目安にしており、今期末の予想は 49.0% と上限に近い。平均金利は 1.03%、固定金利の比率は 83.2%、平均の残りは 3.5 年。

2028 年 4 月期までの 2 年に、約 785 億円(28%)の満期が来る。2026 年 4 月期の調達金利は 1.41%、返済分は 0.68% で、0.7 ポイント高い。業績予想には年内 2 回の利上げが織り込まれ、変動金利の借入で増加を抑える。

増資は、直近 5 年で 1 回(2021 年 11 月)。そのあとは、自己投資口の取得と消却を 3 回行った(2022 年 9 月、2025 年 3 月、2025 年 10 月)。

運用報酬は、総資産に年 0.5% を上限とする料率、1 口当たり分配可能金額に営業利益を掛けた項、取得報酬(0.5% 以下)、譲渡報酬(0.5% 以下)に分かれる。積水ハウスは投資口の 4.66% を持つ。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

物件が新しい。平均築年数は 11.1 年で、国内住宅の東京圏比率は 87.3%。新規契約の賃料は +14.4%、更新は +3.6% と過去最高で、国内住宅の増額余地はまだ続く。リノベーションの投資収益率は 43% と高い。

含み益は 1,156 億円で、含み益率は 21%。2026 年 4 月期は築古の 12 物件(252 億円)を売り、築浅の 7 物件(300 億円)を取得した。スポンサーの積水ハウスの開発物件を取り込める。

自己投資口の取得を 3 回行い、投資主と同じ船に乗る。積水ハウスは投資口の 4.66% を持つ。借入の格付けは JCR の AA と R&I の AA-。

御殿山 SH ビルの分割売却で売却益 21〜22 億円が 2 期続けて入り、分配を支える。米国の住宅は稼働が 94% まで回復し、配当利回り 3.5% 以上を目指す。

楽観の筋書きでは、賃料が年 3.3% で伸び、キャップが 3.4% に下がり、時価総額は 5,596 億円と今の 1.9 倍になる。

慎重な見方

鑑定評価額に対する稼ぎが低い。NOI と配当から改修費を引くと 2.9% で、10 年国債が 3% の世界では、キャップが 3.88% まで上がる。物件の価値は鑑定を 2 割台半ば下回り、含み益 1,156 億円は薄くなる。

借入 2,840 億円の平均金利は 1.03%。3.4% 前後に借り換わると、年の利払いは 28 億円から 93 億円へ 3.3 倍になる。約 785 億円(28%)が 2 年で満期を迎える。総資産 LTV は 48.4% で、上限の 50% まで余力が小さい。

米国の住宅が 24% ある。為替の円高、現地の稼働の低下、現地の税や金利で、配当が減りやすい。

やや悲観の筋書きでは、賃料の伸びが年 1.3% にとどまり、稼働が 94.5% に落ち、時価総額は 2,380 億円と今の 8 割になる。悲観では、賃料が下がり稼働が 90% に落ち、時価総額は 315 億円まで縮む。

どちらに重みを置いたか

築年の新しさ、賃料の増額、スポンサーの開発物件、自己投資口の取得には、はっきりした根拠がある。ただ、鑑定評価額に対する稼ぎは 2.9% と低く、総資産 LTV は 48% と高い。借り換えで利払いは 3 倍以上に増え、キャップも上がる。米国の 24% が為替と現地の稼働に左右される点も重い。中立の価値は今の時価総額を 25% 下回った。筆者は、NAV に対する安さは値段に入っているが、金利の正常化は入っていないと見る。スポンサーの点数は 2.1 で、悲観の確率は基本のままにした。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/04 期)

確率で加重した株価時価総額 84,314 円3,629 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 21,978 円946 億円)。 今の値に割り戻すと 51,743 円2,227 億円、今との差 −23.0%、 期待の年率 +4.7%(資本コスト 8.5%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 160,588 円6,911 億円 27,419 円1,180 億円 +179.8% +10.8% 18,801 円809 億円
やや楽観 22% 109,188 円4,699 億円 25,490 円1,097 億円 +100.4% +7.2% 29,629 円1,275 億円
中立 38% 85,371 円3,674 億円 23,027 円991 億円 +61.3% +4.9% 41,191 円1,773 億円
やや悲観 20% 55,303 円2,380 億円 18,078 円778 億円 +9.2% +0.9% 14,676 円632 億円
悲観 10% 7,320 円315 億円 12,617 円543 億円 −70.3% −11.4% 1,994 円86 億円
加重平均100% 84,314 円3,629 億円21,978 円946 億円 +58.2% +4.7% 106,291 円4,574 億円

今の株価時価総額 67,200 円2,892 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 10% 賃料が年 3.3% で伸び、キャップが今の 2.92% のまま 利益 127 億円 · PBR 2.4 倍 · 株価時価総額 160,588 円6,911 億円

東京圏の住宅の増額が続き、更新でも物価並みの賃料を取れる。賃料は年 3.3% で伸び、稼働は 97% を保つ。

借り換えは 3.3% で済む。年の利払いは 91 億円と今の 3.3 倍になる。それでも NOI は 218 億円から 308 億円へ 41% 増え、純利益は 127 億円と今の 1.2 倍になる。

不動産の買い手は今の利回りで買い続け、物件の利回り(キャップ)は今の鑑定の 2.92% のまま変わらない。時価総額は 6,911 億円と今の 2.4 倍になる。

スポンサーの築浅の住宅を取得し続け、築年を若く保つ。

米国の住宅も稼働が 97% 近くまで戻り、配当が分配を押し上げる。御殿山 SH ビルの売却益は、築浅の住宅の取得に回る。

  • 住宅(国内・米国)とオフィスの賃貸:数量 5,347(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。米国 LLC への出資の帳簿価額を含む。今の値段の実質の規模))× 価格 7.5%(規模に対する収入(賃貸事業収益+受取配当)の比(今 5.4%)。賃料の増額と、受取配当の増減を合わせた値)→ 売上 401 億円・営業利益 258 億円。稼働 97%・賃料 年 +3.3%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 308 − 資本的支出 36) ÷ キャップ 2.92% − 純負債 2411 = 6911 億円。キャップは今の鑑定の NCF 利回り((NOI − 資本的支出) ÷ 鑑定評価額)の 2.92% で、今の値付けが 10 年続く所(複合の下限 3.25% より低い。楽観だけはここまで下げてよい)。

確率:国内住宅の増額が続き、金利が落ち着く筋書き。住宅は動きが小さいが、増額の勢いが続けば上振れの幅が大きいので 10% とした。

やや楽観 22% 賃料は年 2.9% で伸び、借り換えは 3.35% 利益 111 億円 · PBR 1.6 倍 · 株価時価総額 109,188 円4,699 億円

国内の住宅の増額が数年続き、その後は物価並みに落ち着く。賃料は年 2.9% で伸び、稼働の係数は 0.965 になる。借り換えは 3.35% で、年の利払いは 92 億円になる。

NOI は 291 億円と 33% 増え、純利益は 111 億円と今とほぼ同じになる。資本的支出は年 35 億円と今の 1.5 倍に増える。

物件の利回りは 3.6% に上がる。時価総額は 4,699 億円で、今の 1.6 倍になる。

ただし、増額は物価の 3% にほぼ届き、実質の収益は横ばいにとどまる。

米国の住宅は稼働が回復するが、円高に振れると配当の円換算額が目減りする。総資産 LTV は 48〜49% で推移し、50% の上限には届かない。

  • 住宅(国内・米国)とオフィスの賃貸:数量 5,320(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。米国 LLC への出資の帳簿価額を含む。今の値段の実質の規模))× 価格 7.2%(規模に対する収入(賃貸事業収益+受取配当)の比(今 5.4%)。賃料の増額と、受取配当の増減を合わせた値)→ 売上 384 億円・営業利益 242 億円。稼働 96%・賃料 年 +2.9%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 291 − 資本的支出 35) ÷ キャップ 3.60% − 純負債 2411 = 4699 億円。キャップは中立 3.88% より 0.28% 低い 3.6% (賃料の伸びが強い筋書き)。

確率:中立より賃料の伸びが良く、キャップの上昇が小さい筋書き。22% とした。

中立 38% 賃料は物価に届かず、利払いが 3.3 倍になる 利益 90 億円 · PBR 1.3 倍 · 株価時価総額 85,371 円3,674 億円

10 年金利は 3% に落ち着き、借入は数年で 3.4% へ借り換わる。年の利払いは今の 28 億円から 93 億円へ増える。賃料は年 2.4% で伸び、稼働の係数は 0.955 に落ちる。

経費は物価並みの年 3% で増え、NOI は 218 億円から 269 億円へ 23% 増える。それでも利払いの増加を吸収しきれず、純利益は今の 109 億円から 90 億円へ 2 割弱減る。

物件の利回りは 3.88% に上がる。資本的支出は年 33 億円と、今の 1.4 倍に増える。

時価総額は 3,674 億円で、今を 3 割弱上回る。10 年の長さに割り引くと、今の値段を 25% 下回る。

  • 住宅(国内・米国)とオフィスの賃貸:数量 5,265(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。米国 LLC への出資の帳簿価額を含む。今の値段の実質の規模))× 価格 6.9%(規模に対する収入(賃貸事業収益+受取配当)の比(今 5.4%)。賃料の増額と、受取配当の増減を合わせた値)→ 売上 362 億円・営業利益 221 億円。稼働 96%・賃料 年 +2.4%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 269 − 資本的支出 33) ÷ キャップ 3.88% − 純負債 2406 = 3674 億円。キャップは業種の表を NOI の比で加重した 3.88% (国内住宅 3.75%、米国住宅 4.0%、オフィス 4.25%)。今の NCF 利回り(NOI と配当から資本的支出を引いて鑑定評価額で割った 2.9%)より高い。

確率:前提どおり 10 年金利が 3% に落ち着き、賃料は年 2.4% で伸びる筋書き。最もありうるので 38%(スポンサーの点数が 2.1 で、悲観の確率は基本のまま 10%)。

やや悲観 20% 賃料の伸びが鈍り、金利が高めに落ち着く 利益 47 億円 · PBR 0.8 倍 · 株価時価総額 55,303 円2,380 億円

金利は高めに落ち着き、借り換えは 3.6% になる。国内の住宅の増額が一巡し、米国の稼働が弱く、賃料は 10 年で年 1.3% の伸びにとどまる。稼働の係数は 0.945 に落ちる。

経費は物価で伸び、NOI は 228 億円と今の 5% 増にとどまる。年の利払いは 99 億円で、純利益は 47 億円と今の 4 割強に縮む。資本的支出は年 31 億円に抑える。

物件の利回りは 4.13% に上がる。時価総額は 2,380 億円で、今の 8 割になる。

総資産 LTV が 50% 近くにあるため、借入の負担が早く効く。

  • 住宅(国内・米国)とオフィスの賃貸:数量 5,210(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。米国 LLC への出資の帳簿価額を含む。今の値段の実質の規模))× 価格 6.2%(規模に対する収入(賃貸事業収益+受取配当)の比(今 5.4%)。賃料の増額と、受取配当の増減を合わせた値)→ 売上 322 億円・営業利益 181 億円。稼働 94%・賃料 年 +1.3%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 228 − 資本的支出 31) ÷ キャップ 4.13% − 純負債 2401 = 2380 億円。キャップは中立 +0.25%。賃料の頭打ちと利払いの増加で、物件の価値から借入を引いた額が縮む。

確率:住宅の増額が一巡して賃料が伸びず、金利が高めに落ち着く筋書き。20% とした。

悲観 10% 賃料の下落と稼働の低下、円高と金利の上振れ 利益 −48 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 7,320 円315 億円

不況で住宅の稼働が 90% に落ち、賃料は年 1% ずつ縮む。米国の配当は、円高と現地の稼働低下で減る。

金利は 3% を超えて上がり、借り換えは 4.25% になる。年の利払いは 125 億円で、NOI は 155 億円と今の 7 割に減る。純利益は 48 億円の赤字となり、分配は止まる。資本的支出は 26 億円に絞る。

物件の価値は、借入と預り敷金を引くとわずかしか残らず、投資主の取り分は 315 億円まで減る。

清算されない限り、物件を売って NAV を受け取ることはできない。

総資産 LTV が 50% を超えれば、増資か売却で借入を減らす圧力がかかる。

  • 住宅(国内・米国)とオフィスの賃貸:数量 4,962(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。米国 LLC への出資の帳簿価額を含む。今の値段の実質の規模))× 価格 4.9%(規模に対する収入(賃貸事業収益+受取配当)の比(今 5.4%)。賃料の増額と、受取配当の増減を合わせた値)→ 売上 243 億円・営業利益 109 億円。稼働 90%・賃料 年 -1.0%・経費 年 2.5%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 155 − 資本的支出 26) ÷ キャップ 4.38% − 純負債 2623 = 315 億円。キャップは中立 +0.5%。賃料の下落と稼働の低下で NOI が 3 割減り、物件の価値から借入を引いた額が大きく縮む。NAV は床にしない(清算されない限り投資主は受け取れない)。

確率:スポンサーの点数が 2.1 なので、悲観の確率は基本の 10%。不況で稼働が落ち、円高で米国の配当が減り、金利が上振れする筋書き。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

住宅(国内・米国)とオフィスの賃貸

国内住宅 61%、米国住宅 24%、オフィス 15% の 139 物件を、2 年の更新などで貸す。米国は LLC を通じて保有し、受取配当として収入になる。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。米国 LLC への出資の帳簿価額を含む。今の値段の実質の規模)価格規模に対する収入(賃貸事業収益+受取配当)の比(今 5.4%)。賃料の増額と、受取配当の増減を合わせた値売上営業利益
今 2026/04 5,303 5.4% 288 172
10 年後 中立 5,265 6.9% 362 221

取り方:過去 1 年(2025 年 10 月期+2026 年 4 月期)の賃貸事業収益 258 億円に、米国 LLC の受取配当 30 億円を足した 288 億円(売却益 130 億円を除く)を数量・価格に分けた。簿価 5,513 億円(国内の不動産 4,133 億円+米国 LLC 出資 1,379 億円)× 稼働率 96.2% が数量、収入 ÷ 数量が価格。NOI は収入から償却を除く費用 69 億円を引いて 218 億円、セグメントの利益は減価償却 46 億円を引いた額。中立の価格は 10 年で 1.27 倍で、物価の 1.34 倍に届かないのは、米国分とオフィス分の増額が物価に届かないため(業種ノート)。

リスクと懸念

鑑定の利回りの低さと金利

鑑定評価額に対する稼ぎは、資本的支出を引くと 2.9%。10 年国債が 3% の世界でキャップが 3.88% まで上がると、物件の価値が 2 割台半ば縮み、含み益 1,156 億円が薄くなる。

借り換えによる利払いの増加

平均金利は 1.03%。3.4% 前後へ上がると、年の利払いは 28 億円から 93 億円へ増える。2028 年 4 月期までに約 785 億円(28%)の満期が来る。

簿価 LTV の高さ

総資産 LTV は 48.4%、今期末の予想は 49.0%。巡航の目安は 45〜50% で、上限まで余力が小さい。

米国住宅の為替と現地の稼働

米国の 2 物件は取得価格の 24%。受取配当は米ドル建てで、為替と現地の稼働・税に左右される。円安の分だけ評価額も押し上げられている。

売却益と積立金への依存

直近 1 年の売却益は 130 億円。分配は売却益と税会不一致の分配で支えられ、売れる物件が減ると分配の伸びが鈍る。

スポンサー依存の取得

取得は積水ハウスのルートが多い。取得価格が鑑定評価額を上回っていないかは、取得の都度見る必要がある。

今後の分かれ目

国内住宅の新規・更新の賃料増額が、年 4% 以上で続く
NOI が上振れし、中立と楽観の確率を上げる。今の値段は割高の度合いが縮む。
10 年金利が 2% 前後で止まり、借り換えが 2% 台で済む
利払いの増加もキャップの上昇も小さく、価値は上に振れる。
米国住宅の稼働が 90% を割り、円高が進む
受取配当が減り、悲観側の確率を上げる。
NAV 割れで公募増資を行う
1 口の価値が薄まる。分配と NAV が減れば、スポンサーの点数を上げ、悲観の確率を上げる。
総資産 LTV が 50% を超える
増資か売却が要り、同じ船の点と報酬の形を見直す。

見ておくもの

  • 国内住宅の新規・更新の賃料変動率と稼働
  • 借り換えの金利と 2028 年 4 月期までの満期
  • 総資産 LTV と取得・売却の実績
  • 米国住宅の稼働・配当利回りと為替
  • 積水ハウスからの取得の値段と、自己投資口・増資の判断

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段や過去の値段から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI と配当から資本的支出を引いた額をキャップレートで割り、負債を引いて出した。キャップは用途ごとの表を NOI の比で加重した 3.88% で、今の NCF 利回り 2.9% より高い。NAV 割れを割安の根拠にしていない。今の値段が倍でも半分でも、価値の数字は動かない。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +1.04% を足した 8.54%。米国住宅の為替・現地税の分は cycle に含めたので extra は置かない。

同じ業種(不動産投資信託)の AI 分析

やや割安 サムティ・レジデンシャル投資法人3459 地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 マリモ地方創生リート投資法人3470 地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 MIRARTH不動産投資法人3492 住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東海道リート投資法人2989 静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 いちごホテルリート投資法人3463 全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 霞ヶ関ホテルリート投資法人401A デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 日本リート投資法人3296 東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 インヴィンシブル投資法人8963 ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 野村不動産マスターファンド投資法人3462 オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 平和不動産リート投資法人8966 オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ヘルスケア&メディカル投資法人3455 有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 イオンリート投資法人3292 イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 KDX不動産投資法人8972 オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 三井不動産商業ファンド投資法人8964 三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 オリックス不動産投資法人8954 オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 投資法人みらい3476 オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 福岡リート投資法人8968 福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 星野リゾート・リート投資法人3287 星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 Oneリート投資法人3290 中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ジャパンエクセレント投資法人8987 東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 グローバル・ワン不動産投資法人8958 東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本都市ファンド投資法人8953 東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. 積水ハウス・リート投資法人 2026 年 4 月期(第 23 期)決算説明資料(2026 年 6 月)
  2. 同 2026 年 4 月期 決算短信(2026 年 6 月 15 日)
  3. 同 有価証券報告書(運用報酬の規約、主要投資主)

分析日 2026-10-20