株譜
AI 銘柄分析 · 不動産投資信託 · 試作

投資法人みらい 3476

オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)27,425 円523 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)38,250 円730 億円差 −28.3%
10 年後から見ると やや割高 価値 27,425 円523 億円 · 差 −28.3% · 期待の年率 +4.0%
期待の年率リターン(10 年)+4.0%資本コスト比 −5.7 pt
推定の資本コスト9.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

投資法人みらいは、オフィス・ホテル・商業施設などを 44 物件、取得価格で約 1,800 億円持つ複合型の REIT だ。三井物産系の運用会社とイデラ キャピタルがスポンサーにつく。筆者の結論は、今の値段はやや割高ということである。いちばんの理由は借入の重さにある。

借入は鑑定評価額の 46% に達し、平均の金利は 0.98%、残りの期間は 2.9 年しかない。10 年たてば借入のほぼ全部が 3% 台に借り換わり、年の利払いは今の 9 億円から 33 億円ほどに増える。賃料が物価の 6 割ほどで伸びても、純利益は今の 7 割に縮む。分配もそれに連れて細る。

物件の値段も、今の鑑定の利回りが 10 年金利とほとんど変わらない水準にある。利回りが用途なりの水準に戻ると、物件の価値は鑑定を下回る。NAV を 3 割下回る値段は、この二つをおおむね織り込んでいるが、まだ足りない。今の値段は、10 年金利が今より低く戻る前提の値段だと筆者は見る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、この REIT は持ち続けたい事業とは言いにくい。物件の入替で含み益を出す腕はある。それでも、借入が重く、期間が短い。金利が 3% の世界に移ると、投資主の取り分は利払いに削られる。

今の純利益は年 51 億円ある。10 年後には利払いが 24 億円ほど増え、賃料の伸びはその半分も埋めない。純利益は 37 億円前後まで細る。分配が細れば、投資口の値段も上がりにくい。

NAV を 3 割下回る値段は安く見える。だが NAV は鑑定の値段で、清算されない限り投資主の手には入らない。鑑定の利回りが用途なりに戻れば、NAV 自体が縮む。

筆者が見たいのは、自己投資口の取得の実行と、借入の比率を 40% 台前半に下げる動きだ。この二つがそろえば、評価を変える。逆に、NAV を下回る値段での増資がまた出れば、評価はさらに下げる。持ち続けたいかと問われれば、今の形のままでは答えは否だ。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、オフィスとホテルの賃料だ。2026 年 4 月期の半年で賃貸事業収入は 61 億円、償却を除く費用を引いた NOI は 45 億円だった。NOI の 55% をオフィス、22% をホテル、15% を商業施設が稼ぐ。残りはデータセンターや整備工場の底地などだ。

オフィスは品川シーサイドパークタワーや新宿イーストサイドスクエアなど首都圏の大型と、大阪・名古屋の中規模ビルが中心になる。期末の稼働率は 97.8% と高い。ホテルは秋田・北上・伊勢・新潟などのバジェット型が多く、一部は売上に連動する変動賃料で貸す。訪日客と国内旅行の波がそのまま賃料に出る。

借入は 940 億円で、三井住友銀行が 4 分の 1 を貸す。平均の残りの期間が 2.9 年と短く、2027 年 4 月までに 180 億円が返済期限を迎える。

運用は物件の入替が軸だ。値上がりした物件を売り、その益を分配に回しながら、利回りの高い物件に買い替える。THINGS 青山は鑑定を上回る値段で売り、熊谷のホテルを買う。スポンサー 2 社の持分はあわせて 2.1% にとどまる。

優良さと弱いところ

物件の質は複合型 REIT の中で中位だ。首都圏の大型オフィスは強いが、地方のバジェットホテルは築年が古く、建物の更新に費用がかかる。1985 年築の物件もある。

強みは二つある。一つめは、物件の入替で含み益を実現してきた運用の腕だ。上場以来の売却益は累計 25 億円を超え、1 口の NAV は上場時から 2 割増えた。二つめは、格付けが JCR で AA- と高いことだ。借り換えの上乗せ金利は小さくて済む。

弱みは三つある。ひとつは借入の重さで、鑑定ベースで 46%、総資産ベースで 49% に達する。ふたつめは、2021 年と 2023 年の公募がどちらも NAV を下回る値段だったこと。2023 年は NAV の 8 割弱で口数を増やした。みっつめは、スポンサーの持分が 2.1% と薄く、運用報酬が NOI の 11.5% と軽くないことだ。報酬は資産の規模と取得に連動し、規模を追う動機が残る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

複合型の REIT は、用途ごとの景気の違いで稼ぎを均す。オフィスは東京の空室が 3% 前後まで締まり、賃料は上げの局面にある。ただ 2027 年以降も大型の新築が続き、賃料が上がる力は物価の 3 分の 2 ほどだと筆者は見る。大阪・名古屋の中規模ビルは、供給は細いが、テナントの層が薄い。

ホテルは訪日客の回復で客室単価が上がった。この REIT の変動賃料もその恩恵を受けている。ただ、2026 年は万博の反動と中国からの客の減少で、一部のホテルの売上が落ちた。景気が崩れれば、ホテルの賃料はいちばん先に落ちる。

商業は都市型の店舗と郊外のスーパーが中心で、賃料はほぼ固定だ。物価が上がっても賃料は追いつきにくい。

金利の 10 年は、すべての用途の物件の利回りを押し上げる。10 年国債が 3% なら、用途を混ぜた期待キャップは 4.6% 前後になる。今の鑑定の NCF 利回りは 3.5% で、借入の新しい金利 3.4% とほぼ同じだ。借りて買っても利ざやが出ない値段である。この差が、物件の価値を鑑定より 2 割ほど下げる。借入の比率が高い REIT ほど、その下げが投資主の取り分に大きく響く。

資本政策と M&A

資本政策の柱は、物件の入替と借入の運営だ。直近 5 年の公募増資は 2021 年 12 月と 2023 年 11 月の 2 回で、どちらも 1 口の NAV を下回る値段だった。2023 年は発行価額が NAV の 78% で、既存の投資主の取り分を薄めた。

今は投資口が NAV を 3 割下回るので、公募はできない。会社は入替の益と内部留保を使い、自己投資口の取得を検討すると説明する。まだ実行はしていない。筆者は、言葉より実行を見たい。

借入は総資産の 49% と、運用の上限に近い。新しい物件を借入で買う余地は 20 億円ほどしかない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

NAV に対する割引が大きい。投資口は 1 口の NAV を 3 割下回り、物件を鑑定どおりに売れれば、その差が投資主に戻る。実際、THINGS 青山は鑑定を上回る値段で売れた。都心の物件の取引の値段は、上場の REIT の値段よりずっと高い。

ホテルの変動賃料は物価に強い。客室単価は毎日つけ替えられ、訪日客は 10 年で増える。オフィスも東京の空室が締まり、賃料の改定は上げの方向だ。フリーレントの解消も効く。

格付けは AA- で、借り換えの上乗せは小さい。固定の比率は 86% あり、金利の上がり方は数年に分かれる。入替の益と自己投資口の取得を組み合わせれば、1 口の分配は守れる。三井物産の後ろ盾で、物件の情報も入りやすい。パイプラインには 150 億円、利回り 4.6% の物件が控え、借入の余力を使えば NOI を積み増せる。今の値段は、この運用の腕をほとんど評価していない。金利の上昇がいったん止まれば、REIT 全体の値段が戻る局面も来る。その時、割引の大きい銘柄ほど戻りが大きい。

慎重な見方

借入が重すぎる。鑑定ベースで 46%、総資産ベースで 49% あり、残りの期間は 2.9 年しかない。10 年後の利払いは今の 3 倍を超え、純利益の 3 割を食う。賃料の伸びで埋まる額ではない。

ホテルの多くは地方のバジェット型で、築年も古い。訪日客が減れば、変動賃料はすぐ消える。2026 年にも万博の反動と中国の客の減少で売上が落ちた。改装の費用も膨らむ。

スポンサーの持分は 2 社で 2.1% と薄く、NAV 割れの公募を 2 回した。運用報酬は資産の規模と取得に連動し、規模を追う動機がある。NAV の割引は、この構造への値引きだ。

今の鑑定の利回りは借入の新しい金利と変わらない。用途なりの利回りに戻ると、物件の価値は 2 割下がり、投資主の取り分はそれ以上に縮む。NAV の割引は罠で、割安の印ではない。入替の益は年に数億円で、利払いの増加の数分の一にすぎない。物件を売れば NOI も減る。

どちらに重みを置いたか

借入の重さと期間の短さという慎重な見方の論点は、数字で確かめられる。強気の見方の入替の益は確かにあるが、年に数億円で利払いの増加を埋めきれない。中立を最も厚く置き、スポンサーの点数が 3 を超えるので悲観に 15% を置いた。確率は悲観側にやや寄せた。強気の見方が勝つには、金利が今より低く戻るか、自己投資口の取得で 1 口の価値を積み増す動きが要る。今はどちらも見えていない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/04 期)

確率で加重した株価時価総額 35,104 円670 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 21,652 円413 億円)。 今の値に割り戻すと 27,425 円523 億円、今との差 −28.3%、 期待の年率 +4.0%(資本コスト 9.8%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 81,313 円1,551 億円 26,423 円504 億円 +181.7% +10.9% 8,619 円164 億円
やや楽観 20% 60,710 円1,158 億円 24,955 円476 億円 +124.0% +8.4% 17,133 円327 億円
中立 37% 34,759 円663 億円 23,120 円441 億円 +51.3% +4.2% 21,415 円408 億円
やや悲観 20% 15,623 円298 億円 19,188 円366 億円 −9.0% −0.9% 6,962 円133 億円
悲観 15% 3,146 円60 億円 14,365 円274 億円 −54.2% −7.5% 2,627 円50 億円
加重平均100% 35,104 円670 億円21,652 円413 億円 +48.4% +4.0% 56,756 円1,083 億円

今の株価時価総額 38,250 円730 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.8% を下回るほど割高。

楽観 8% 今の鑑定の値付けが続き、ホテルが伸びる 利益 49 億円 · PBR 1.8 倍 · 株価時価総額 81,313 円1,551 億円

10 年金利は 3% を下回って落ち着き、AA- の格付けで借り換えは 3.2% で済む。訪日客は増え続け、ホテルの変動賃料が伸びる。オフィスの賃料改定も上げが続き、賃料全体は年 2.5% で伸びる。稼働は 99% を保つ。

物件の利回りは今の鑑定の 3.55% のまま 10 年続き、物件の価値は鑑定並みを保つ。入替の益は分配と自己投資口の取得に回る。

それでも利払いは今の 3 倍を超え、純利益は今とほぼ同じにとどまる。物件の価値が保たれる分、投資主の取り分は大きく増える。三井物産の物件情報を使った入替も続き、NOI の伸びを上積みする。

  • 複合(オフィス・ホテル・商業ほか)の賃貸:数量 1,801(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.7%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 6.8%)。用途ごとの賃料の伸びを NOI の比で混ぜた値)→ 売上 157 億円・営業利益 96 億円。稼働 99%・賃料 年 +2.5%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 114 − 資本的支出 24) ÷ キャップ 3.55% − 純負債 975 = 1551 億円。キャップは今の鑑定の NCF 利回り 3.53% 近く(楽観の下限は用途の下限と今の NCF 利回りの低い方)。

確率:金利が 3% を下回って落ち着き、鑑定の利回りが今のまま続く筋書き。借入が重く、上振れの余地は限られるので 8%。

やや楽観 20% 賃料が物価に近く伸び、利回りは用途の下限近くに 利益 44 億円 · PBR 1.3 倍 · 株価時価総額 60,710 円1,158 億円

10 年金利は 3% に落ち着き、借り換えは 3.3% で済む。オフィスの賃料は年 2% 強で上がり、ホテルの変動賃料も物価並みに伸びる。賃料全体は年 2.2% で伸び、稼働は 98.5% を保つ。

経費は年 3% で増えるので、NOI は 10 年で 2 割ほど伸びる。利払いは今の 9 億円から 32 億円に増え、純利益は今の 85% ほどになる。

物件の利回りは 3.9% にとどまり、物件の価値は鑑定をわずかに下回る程度だ。入替で含み益を実現し、自己投資口の取得も始める。借入の比率は少しずつ下がり、格付けは保たれる。

  • 複合(オフィス・ホテル・商業ほか)の賃貸:数量 1,792(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.4%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 6.8%)。用途ごとの賃料の伸びを NOI の比で混ぜた値)→ 売上 151 億円・営業利益 90 億円。稼働 98%・賃料 年 +2.2%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 108 − 資本的支出 25) ÷ キャップ 3.90% − 純負債 980 = 1158 億円。キャップは用途の下限を NOI の比で混ぜた 3.7% より少し上。

確率:賃料の改定と変動賃料が想定より強く、物件の利回りの戻りが小さい筋書き。20% とした。

中立 37% 借り換えで純利益が 3 割細り、利回りは用途なりに戻る 利益 37 億円 · PBR 0.8 倍 · 株価時価総額 34,759 円663 億円

10 年金利は 3% に落ち着き、借入は 3〜4 年のうちに 3.4% へ借り換わる。年の利払いは今の約 9 億円から 33 億円に増える。賃料は年 1.85% で伸び、稼働は 97.5% へ少し下がる。

経費は年 3% で増えるので、NOI は 10 年で 13% しか伸びない。純利益は今の 51 億円から 37 億円ほどに減り、分配も同じだけ細る。

物件の利回りは用途を混ぜて 4.6% に戻り、物件の価値は鑑定を 2 割ほど下回る。借入の比率が高いので、投資主の取り分は物件の価値の下げ以上に縮む。増資は投資口が NAV に戻るまで控える。

  • 複合(オフィス・ホテル・商業ほか)の賃貸:数量 1,774(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.2%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 6.8%)。用途ごとの賃料の伸びを NOI の比で混ぜた値)→ 売上 145 億円・営業利益 84 億円。稼働 98%・賃料 年 +1.8%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 102 − 資本的支出 26) ÷ キャップ 4.60% − 純負債 984 = 663 億円。キャップは用途の表を NOI の比で加重した 4.6%(オフィス 4.25〜4.75%、ホテル・商業 5.0%、その他 4.5%)。今の鑑定の NCF 利回り 3.5% より高い。

確率:前提どおり 10 年金利 3% に落ち着き、賃料が物価の 6 割ほどで伸びる筋書き。最もありうるので 37%。

やや悲観 20% ホテルが伸び悩み、金利の上乗せが残る 利益 22 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 15,623 円298 億円

10 年金利は 3% を少し上回り、借り換えは 3.7% になる。訪日客の伸びが止まり、地方のバジェットホテルの変動賃料は伸びない。オフィスも大量供給で賃料が横ばいに近い。賃料全体は年 1% しか伸びず、稼働は 96% に下がる。

経費は年 3% で増え、NOI は今とほとんど変わらない。利払いは 36 億円に増え、純利益は今の 4 割ほどになる。

物件の利回りは 4.9% に上がる。借入の比率が高いため、物件の価値の下げが投資主の取り分を大きく削る。公募はできず、入替の益も細る。分配の減り方が値段を押し下げる。

  • 複合(オフィス・ホテル・商業ほか)の賃貸:数量 1,747(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 7.5%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 6.8%)。用途ごとの賃料の伸びを NOI の比で混ぜた値)→ 売上 131 億円・営業利益 71 億円。稼働 96%・賃料 年 +1.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 88 − 資本的支出 25) ÷ キャップ 4.90% − 純負債 990 = 298 億円。キャップは中立 +0.3%。

確率:訪日客の伸びが止まり、地方の稼働が下がる筋書き。借入の重さを考えて 20%。

悲観 15% 金利の上振れと地方ホテルの不振で、物件の価値が借入を下回る 利益 3 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 3,146 円60 億円

金利が上振れし、借り換えは 4.3% になる。景気が崩れ、地方のバジェットホテルは客室単価と稼働の両方が落ちる。オフィスの空室も増え、賃料は 10 年で伸びず、稼働は 93% まで下がる。

NOI は今より 2 割近く減り、利払いが純利益をほぼ食い尽くす。分配はほとんど出なくなり、物件を売って借入を返す。

物件の利回りは 5.3% に上がり、物件の価値は純負債を下回る。投資口に残るのは、再建の見込みの分だけだ。スポンサーの支えは薄く、持分 2.1% の 2 社が資本を入れる保証はない。地方の築古ホテルは買い手が限られ、売る値段も鑑定を大きく下回る。

  • 複合(オフィス・ホテル・商業ほか)の賃貸:数量 1,692(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 6.8%(稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 6.8%)。用途ごとの賃料の伸びを NOI の比で混ぜた値)→ 売上 115 億円・営業利益 57 億円。稼働 93%・賃料 年 +0.0%・経費 年 2.5%

倍率:PBR は物件の価値から負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 74 − 資本的支出 22) ÷ キャップ 5.30% − 純負債 1000 = 60 億円。キャップは中立 +0.7%。物件の価値が純負債を下回るため、時価総額は再建の見込みとして今の自己資本の 7% にとどめた。

確率:スポンサーの点数が 3.8 と高く(3 以上で +5 ポイント)、借入が重いので 15%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

複合(オフィス・ホテル・商業ほか)の賃貸

首都圏・大阪・名古屋のオフィス、全国のバジェットホテル、都市型の商業施設、データセンターなどの底地 44 物件を貸す。ホテルの一部は売上に連動する変動賃料。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働率、億円。今の値段の実質の規模)価格稼働した規模に対する賃貸事業収入の比(今 6.8%)。用途ごとの賃料の伸びを NOI の比で混ぜた値売上営業利益
今 2026/04 1,798 6.8% 122 74
10 年後 中立 1,774 8.2% 145 84

取り方:2026 年 4 月期の半年の賃貸事業収入 61.07 億円(売却益なし)を 2 倍して年 122.1 億円。帳簿価額 1,819 億円(44 物件)× 2026 年 8 月末の稼働率 98.8% で数量、収入 ÷ 数量で価格。NOI は収入 − 償却を除く賃貸事業費用で年 90.1 億円、セグメントの利益はそこから減価償却 15.7 億円を引いた額。中立の賃料の伸びは年 1.85%(オフィス 55%×2.0%、ホテル 22%×2.0%、商業 15%×1.5%、その他 8%×1.0%)で、価格は 10 年で 1.20 倍と物価の 1.34 倍に届かない。オフィスは契約が 2〜5 年で物価に遅れ、商業と底地はほぼ固定のため(業種ノート)。

リスクと懸念

借り換えによる利払いの増加

平均の金利は 0.98%、残りの期間は 2.9 年。2027 年 4 月までに 180 億円が返済期限を迎える。10 年後には年の利払いが今の 9 億円から 33 億円ほどに増え、純利益を 3 割削る。

借入の比率の高さ

借入は総資産の 49%、鑑定の 46% で運用の上限に近い。物件の価値が下がれば比率はさらに上がり、物件の売却か分配の削減で借入を返すことになる。

地方ホテルの変動賃料

ホテルは NOI の 22% を稼ぎ、一部は売上連動の変動賃料だ。訪日客や国内旅行が落ちれば、賃料はすぐ減る。2026 年にも万博の反動で一部の売上が落ちた。

NAV 割れの増資の再発

2021 年と 2023 年の公募はどちらも NAV を下回る値段だった。運用報酬が資産の規模と取得に連動するので、規模を追う増資が再び起きれば 1 口の価値が薄まる。

今後の分かれ目

自己投資口の取得を実行する
1 口の価値を増やす使い方で、スポンサーの点数を下げる。価値は上に振れる。
借入の比率を鑑定の 40% 前後まで下げる
借り換えの影響が小さくなり、k の上乗せも減る。
10 年金利が 2% 台前半に戻る
利払いの増加も利回りの上昇も小さく、今の値段は適正に近づく。
訪日客が減り、ホテルの変動賃料が落ちる
純利益がさらに細り、悲観側の確率を上げる。
NAV を下回る値段で公募増資をする
1 口の価値が薄まり、スポンサーの点数を上げる。

見ておくもの

  • 借り換えの金利と残りの期間
  • 鑑定 LTV と総資産 LTV
  • ホテルの変動賃料(月次の運用状況)
  • 自己投資口の取得の有無
  • 物件の入替の売却益と取得の利回り

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段や過去の値段から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI から資本的支出を引いた額をキャップで割り、負債を引いて出した。キャップは用途の表を NOI の比で加重した 4.6% で、今の鑑定の NCF 利回り 3.5% より高い。NAV 割れを割安の根拠にしていない。今の値段が倍でも半分でも、価値の数字は変わらない。

資本コスト 9.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +2.26% を足した 9.76%。事業は傾いていないので extra は置かない。

同じ業種(不動産投資信託)の AI 分析

やや割安 サムティ・レジデンシャル投資法人3459 地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 マリモ地方創生リート投資法人3470 地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 MIRARTH不動産投資法人3492 住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東海道リート投資法人2989 静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 いちごホテルリート投資法人3463 全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 霞ヶ関ホテルリート投資法人401A デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 日本リート投資法人3296 東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 インヴィンシブル投資法人8963 ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 野村不動産マスターファンド投資法人3462 オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 平和不動産リート投資法人8966 オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ヘルスケア&メディカル投資法人3455 有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 イオンリート投資法人3292 イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 積水ハウス・リート投資法人3309 賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 KDX不動産投資法人8972 オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 三井不動産商業ファンド投資法人8964 三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 オリックス不動産投資法人8954 オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 福岡リート投資法人8968 福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 星野リゾート・リート投資法人3287 星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 Oneリート投資法人3290 中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ジャパンエクセレント投資法人8987 東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 グローバル・ワン不動産投資法人8958 東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本都市ファンド投資法人8953 東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. 投資法人みらい 2026 年 4 月期 決算短信
  2. 同 2026 年 4 月期 決算説明資料・資産運用報告

分析日 2026-10-20