株譜
AI 銘柄分析 · 不動産投資信託 · 試作

日本リート投資法人 3296

東京経済圏の中規模オフィスと住宅が中心の総合型 J-REIT。NAV の 0.64 倍まで売られ、借入が重い割に値段は安く、筆者はやや割高と見る

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)66,826 円1,223 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)74,500 円1,364 億円差 −10.3%
10 年後から見ると やや割高 価値 66,826 円1,223 億円 · 差 −10.3% · 期待の年率 +6.5%
期待の年率リターン(10 年)+6.5%資本コスト比 −2.8 pt
推定の資本コスト9.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

日本リート投資法人は、東京経済圏の中規模オフィスと、三大都市圏の住宅を中心にした総合型の J-REIT だ。107 物件、取得価格で 2,742 億円のうち、オフィスが 60%、住宅が 26%、ホテル・底地などその他が 14%。メインスポンサーは SBI グループで、保有比率は 3.5%。

筆者の結論は、今の値段はやや割高というものだ。10 年後の物件の売値を、用途の表を物件の価格で加重した 4.26% の利回りで見ると、10 年後の価値と配当を今に引き直した額は 1,223 億円。今の時価総額 1,378 億円を 11% 下回る。

追い風はある。投資口は 1 口 NAV に対して 0.64 倍。含み益は 799 億円ある。オフィスの賃料は 6 期連続で上昇し、入替・更新時の増額は目標の 5% を達成した。資産の入替で売却益を毎期つくり、内部留保 57 億円を持つ。

ただ、借入は総資産の 48.1%、鑑定評価額で割ると 40.1% と重い。2 年内に約 34% が満期になる。借り換えで利払いは年 22 億円から 50 億円前後に増え、純利益は 1 割弱減る。

市場が付けている利回りは NOI ベースで 5.0% と、筆者の置く中立の 4.26% より高い。NAV の割安に見えて割安でない理由は、ここにある。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、この法人は「築古を売って築浅を買い、売却益で分配を支える」型だ。入替で毎期の売却益をつくる姿勢は評価できる。報酬が分配金に連動し、運用会社の取り分が投資主と揃う点も良い。ただし、安全域がどこにあるかを見極める必要がある。

NAV の 0.64 倍は割安に見えるが、含み益 799 億円は鑑定の前提が崩れれば縮む。借入が総資産の 48% と重く、2 年内に 34% が満期になる。借り換えで利払いは 2 倍以上に増える。

市場の逆算利回りは NOI ベースで 5.0%。筆者の中立 4.26% は、これより低い。10 年後に売れる値段を高めに見ても、借入の重さで時価総額の取り分は薄い。

10 年の分配と 10 年後の売値を今に引き直すと、今の値段は 11% ほど高い。大きな割高ではなく、適正との境目にあるやや割高だ。筆者は、借入の重さと NAV 割れの増資を加味して、慎重に見る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は賃料だ。今の保有資産が通期で寄与したとして、年の賃貸事業収益は約 185 億円。そこから運営費を引いた NOI(純収益)は 141 億円になる。物件の売却益は毎期あるが、繰り返せる収益ではないので除いて見る。

資産は 107 物件、取得価格で 2,742 億円。オフィスが 54 物件・1,655 億円(60%)、住宅が 44 物件・701 億円(26%)、その他が 9 物件・386 億円(14%)。その他にはホテルや研究開発施設、底地などが入る。オフィスは東京経済圏が 87% を占め、名古屋・大阪・福岡・札幌が残りだ。

全体の稼働率は 98.7%。平均築年数は約 23 年で、築古の物件を売って築浅を買う入替を続けている。2026 年 1〜3 月には、大田区の研究開発施設、川越の底地、日本橋浜町のオフィス、大阪のホテルなど 9 物件・360 億円を取得した。

第 28 期(2026 年 1〜6 月)の分配金総額は 46 億円。うち売却益の分が約 13 億円ある。第 29 期の予想分配は、売却益を除くと 1 口あたり本業の利益に近い水準。

資本的支出は直近 1 年で約 22 億円と、減価償却の約 25 億円を下回る。

優良さと弱いところ

この法人の優良さは、物件の入替と、東京経済圏の中規模オフィスの需給にある。築 40 年近い物件を売って築浅を買い、売却益を内部留保に回す。オフィスは入替・更新時の賃料増額が目標の 5% に届いた。

強みの一つ目は、分配の仕組みだ。運用報酬の一部が 1 口分配金に連動し、投資主の利益と運用会社の取り分が揃う。取得も第三者からの相対取引が中心で、スポンサーからの買い取りに頼らない。二つ目は、含み益 799 億円と内部留保 57 億円。分配を守る余地がある。

弱みは三つある。一つ目は、借入が総資産の 48.1% と重いこと。二つ目は、2026 年 3 月の公募増資を、NAV を大きく下回る価格(NAV の 77%)で行ったこと。三つ目は、資本的支出が減価償却を下回り、更新が先送りされている可能性があることだ。

筆者は、事業の質を「並」と見る。立地は良いが、築年数の高い中規模のビルが多く、借入も重い。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

東京経済圏の中規模オフィスは、空室率が低位で、賃料が 6 期連続で上昇している。新築の供給が絞られ、築浅や改修済みのビルに需要が流れる。この法人の入替・更新時の賃料は、目標の 5% 増を達成した。ただし、築 30 年を超える物件の更新費は膨らむ。

住宅は、三大都市圏で入居が安定し、更新時の増額が続く。ホテルは訪日客で賃料が伸びるが、この法人の比率は 8% ほどで、固定賃料中心。

業種の表では、キャップレート(NCF ÷ 物件価値の利回り)はオフィス 4.25%、住宅 3.75%、ホテル 5.0%。この法人は、東京以外のオフィス(13%)に地方の上乗せを少し置き、全体で 4.26% になる。

今の鑑定の利回りは、NOI から資本的支出を引いて鑑定評価額で割ると 3.39%。J-REIT 全体では、上場の値段から逆算したキャップレートの中央は 4.2% 前後。この法人は NAV の 0.64 倍で、逆算の利回りは NOI ベースで 5.0% と、中央をやや上回る。市場は、鑑定を割り引いて見ている。

資本政策と M&A

借入は 1,413 億円(借入金 1,345 億円、投資法人債 68 億円)。総資産に対する比率(LTV)は 48.1%、鑑定評価額で割ると 40.1% だ。固定金利比率は 78.9%。格付けは JCR が AA−、R&I が A+。

弱点は満期の集中だ。1 年内に 228 億円、2 年内に累計 475 億円(全体の 34%)が期限を迎える。今の借入の多くは 1% 前後の低金利で、借り換えで金利は 3% 台に上がる。第 29 期の予想では、支払利息は半期で 11 億円。

投資口は、2026 年 3 月に公募増資と第三者割当で 6 万 1,950 口(3.5%)増やし、約 55 億円を調達した。発行価格は NAV の 77%。NAV を割る値段での増資が続く。

運用報酬は、総資産の 0.35% 以下と、NOI × 分配金の変動率 × 2.5% 以下の二本立て。直近は半期で約 6.6 億円。取得報酬は 1.0%(利害関係者からの取得は 0.5%)。SBI ホールディングスは 3.5% を保有する。分配は買換特例圧縮積立金を含み、配当性向は 90.5%。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

投資口は NAV の 0.64 倍まで売られた。含み益は 799 億円、内部留保は 57 億円ある。鑑定が少し下がっても、NAV は今の 0.9 倍前後を保つ。今の投資口価格は、その下に十分な余裕を持つ値段だ。

東京経済圏の中規模オフィスは、需給が引き締まっている。入替・更新時の賃料増額は目標の 5% を達成し、賃料は 6 期連続で上昇している。

運用会社の報酬は分配金に連動し、スポンサーの SBI は 3.5% を保有する。取得は第三者との相対取引が中心で、スポンサーとの売買による利益相反は小さい。

資産の入替で築古を売り、築浅を買う動きも続く。売却益は毎期出ており、分配を守る力がある。第 29 期の分配予想は、今の投資口価格に対して年 6% ほどの利回りになる。

楽観の筋書きでは、賃料が年 3% 伸び、キャップは今の鑑定の NCF 利回り 3.39% で止まる。時価総額は 3,593 億円と今の 2.6 倍になる。

慎重な見方

借入が重い。総資産の 48.1%、鑑定評価額で割ると 40.1%。2 年内に 475 億円、34% が満期になる。今の平均金利は低く、市場の 3.4% 前後に借り換えると、利払いは年 22 億円から 51 億円に増える。純利益は 76 億円から 70 億円へ減り、分配の余裕は薄い。

NAV を割る増資が続いている。2026 年 3 月の増資は NAV の 77% の価格で、既存の投資主の取り分を薄めた。NAV 割れでは、成長のために増資すると 1 口の価値が下がる。

資本的支出は直近で減価償却を下回っている。築 23 年の平均で、築 30 年超の物件も混ざる。更新が先送りされていれば、後で膨らむ。建築費は物価より速く上がる。

キャップが 4.26% に上がれば、物件の価値は鑑定の 3,526 億円から 3,200 億円ほどに下がる。含み益 799 億円は半分近くが消える。

悲観の筋書きでは、稼働が 93% に下がり、借り換えが 4.3% になる。純利益は 6 億円まで縮み、時価総額は 378 億円まで縮む。

どちらに重みを置いたか

どちらも事実を言っている。NAV の割安は本物だが、借入の重さと、NAV 割れの増資が、その割安を打ち消す。一方で、報酬の形や相対取引の多さは、スポンサーとの利益相反を小さくしている。スポンサーの点数は 2.4 と 3 を下回るので、悲観の確率は 10% のまま置いた。中立のキャップを 4.26% に置くと、今の値段はやや割高と判断する。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/06 期)

確率で加重した株価時価総額 98,910 円1,810 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 40,299 円738 億円)。 今の値に割り戻すと 66,826 円1,223 億円、今との差 −10.3%、 期待の年率 +6.5%(資本コスト 9.2%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 196,303 円3,593 億円 49,936 円914 億円 +230.5% +12.7% 19,699 円361 億円
やや楽観 20% 139,428 円2,552 億円 45,893 円840 億円 +148.8% +9.5% 37,064 円678 億円
中立 40% 100,474 円1,839 億円 42,124 円771 億円 +91.4% +6.7% 57,039 円1,044 億円
やや悲観 22% 59,388 円1,087 億円 35,458 円649 億円 +27.3% +2.4% 20,866 円382 億円
悲観 10% 20,652 円378 億円 24,750 円453 億円 −39.1% −4.8% 4,540 円83 億円
加重平均100% 98,910 円1,810 億円40,299 円738 億円 +86.9% +6.5% 139,209 円2,548 億円

今の株価時価総額 74,500 円1,364 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.2% を下回るほど割高。

楽観 8% 賃料が年 3% 伸び、キャップは今の鑑定の利回りが続く 利益 99 億円 · PBR 2.6 倍 · 株価時価総額 196,303 円3,593 億円

東京経済圏の中規模オフィスで需要が供給を上回り続け、入替・更新の増額が積み上がる。住宅も増額が続き、賃料は年 3% の伸びになる。稼働は 99% に近づく。

借り換えは AA− 格のおかげで 3.2% で収まり、年の利払いは 48 億円。NOI は 141 億円から 191 億円へ 35% 増え、純利益は 99 億円と今を上回る。

不動産の売買市場は低金利の値付けを続け、キャップは 3.39% のままだ。物件の価値が 4,900 億円に達し、時価総額は 3,593 億円と今の 2.6 倍になる。

入替の売却益と新規取得が続く。ただし、その分は計算に入れていない。

  • 東京経済圏のオフィス・住宅・その他の賃貸:数量 2,702(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 9.2%(規模に対する賃貸事業収益の比(今 6.9%)。賃料の改定と、入替による増額を合わせた値)→ 売上 249 億円・営業利益 166 億円。稼働 99%・賃料 年 +3.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から純負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 191 − 資本的支出 25) ÷ キャップ 3.39% − 純負債 1300 = 3593 億円。キャップは今の鑑定の NCF 利回り(NOI から資本的支出を引き、鑑定評価額で割った 3.39%)。今の値付けが 10 年続く筋書きで、楽観はここまで下げてよい。

確率:東京経済圏のオフィス需給が引き締まり続け、キャップが今の鑑定の NCF 利回り 3.39% のまま 10 年続く筋書き。基本どおり 8% とした。

やや楽観 20% 賃料は年 2.5%、キャップは 3.9% まで下がる 利益 84 億円 · PBR 1.9 倍 · 株価時価総額 139,428 円2,552 億円

オフィスと住宅の増額が続き、賃料は年 2.5% の伸びで、稼働率は 98.5% を保つ。

借り換えは 3.3%。年の利払いは 50 億円に増えるが、NOI は 178 億円と 26% 増え、純利益は 84 億円で今を上回る。

売買市場は、10 年金利 3% との差を 0.9 ポイントまで保つ。キャップは 3.9% に下がり、物件の価値は 3,900 億円近くになる。時価総額は 2,552 億円。

ただし、築 30 年を超える物件は鑑定の値上がりが小さく、全体のキャップは用途の表を大きく下回れない。

  • 東京経済圏のオフィス・住宅・その他の賃貸:数量 2,688(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.8%(規模に対する賃貸事業収益の比(今 6.9%)。賃料の改定と、入替による増額を合わせた値)→ 売上 236 億円・営業利益 153 億円。稼働 98%・賃料 年 +2.5%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から純負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 178 − 資本的支出 27) ÷ キャップ 3.90% − 純負債 1315 = 2552 億円。キャップは今の鑑定の NCF 利回り(3.39%)より高い 3.90%。10 年金利との差が 0.9 ポイント残る前提。

確率:賃料が物価の 8 割ほど追随し、キャップが 3.9% まで下がる筋書き。ありうる上振れとして 20% とした。

中立 40% 賃料は年 2% で伸び、キャップが 4.26% に上がる 利益 70 億円 · PBR 1.4 倍 · 株価時価総額 100,474 円1,839 億円

借入の 3 分の 1 が 2 年内に借り換わり、金利は市場の 3.4% に近づく。年の利払いは 22 億円から 51 億円に増える。稼働率は 98% に下がる。

賃料は年 2% で伸びる。オフィスの入替・更新の増額が、固定賃料の鈍さを補う。経費は物価で年 3%。NOI は 141 億円から 165 億円へ、10 年で 17% 伸びる。そこから資本的支出 30 億円が出る。

減価償却は 25 億円、運用報酬などは 20 億円。純利益は 76 億円から 70 億円へ、8% 減る。分配は、内部留保の取り崩しがなくなり、今よりやや下がる。

物件の売値は、キャップ 4.26% で 3,180 億円ほど。そこから純負債 1,340 億円を引くと、時価総額は 1,839 億円になる。

  • 東京経済圏のオフィス・住宅・その他の賃貸:数量 2,675(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 8.4%(規模に対する賃貸事業収益の比(今 6.9%)。賃料の改定と、入替による増額を合わせた値)→ 売上 224 億円・営業利益 140 億円。稼働 98%・賃料 年 +2.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から純負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 165 − 資本的支出 30) ÷ キャップ 4.26% − 純負債 1340 = 1839 億円。キャップは業種の表を取得価格で加重した 4.26%(オフィス 4.31%、住宅 3.75%、ホテル等 5.0%)。今の NCF 利回り(3.39%)より高い。

確率:10 年金利が 3% 前後に落ち着き、賃料は年 2% で伸びる筋書き。最も起こりやすい。スポンサーの点数は 2.4 で 3 未満のため、悲観の確率は基本の 10% のまま、中立は 40% とした。

やや悲観 22% オフィスの賃料が弱まり、キャップが 4.51% に上がる 利益 46 億円 · PBR 0.8 倍 · 株価時価総額 59,388 円1,087 億円

オフィスの増額が止まり、築古の物件で退去が出る。賃料の伸びは年 1% にとどまる。稼働率も 97% に下がる。

借り換えは 3.6%。年の利払いは 54 億円。NOI は 142 億円と今と同じ水準にとどまり、純利益は 46 億円に縮む。

分配は借入の返済を優先して絞り、内部留保も使い切る。入替による売却益も難しくなる。含み益は縮み、投資口価格は純資産を下回ったまま戻らない。

キャップは 4.51% に上がる。物件の価値は 2,450 億円ほどで、純負債 1,360 億円を引くと、時価総額は 1,087 億円だ。

  • 東京経済圏のオフィス・住宅・その他の賃貸:数量 2,647(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 7.6%(規模に対する賃貸事業収益の比(今 6.9%)。賃料の改定と、入替による増額を合わせた値)→ 売上 201 億円・営業利益 118 億円。稼働 97%・賃料 年 +1.0%・経費 年 3.0%

倍率:PBR は物件の価値から純負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 142 − 資本的支出 32) ÷ キャップ 4.51% − 純負債 1360 = 1087 億円。キャップは中立 4.26% に 0.25 ポイント上乗せして 4.51% (金利の上振れと、築古オフィスの売り)。

確率:オフィスの供給が戻り、増額が止まる筋書き。借り換えの上乗せも重なる。22% とした。

悲観 10% オフィス需要の崩れと金利上昇で、物件の価値が借入に近づく 利益 6 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 20,652 円378 億円

オフィスの空室が増え、賃料は年 0.5% 下がる。全体の稼働率は 93% に下がる。

借り換えは 4.3% になり、年の利払いは 64 億円。NOI は 110 億円と今の 8 割弱まで減り、純利益は 6 億円に縮む。

分配は大きく減り、借入の返済を優先して物件を売る。増資は NAV を割る価格でしかできず、投資主の取り分は薄まる。売却は築古の物件から進むが、買い手が細る局面では売値も下がる。さらに借り換えの条件が厳しくなり、格付けの引き下げも視野に入る。

キャップは 4.76% まで上がり、物件の価値は 1,770 億円ほど。純負債 1,390 億円を引くと、時価総額は 378 億円にとどまる。

  • 東京経済圏のオフィス・住宅・その他の賃貸:数量 2,538(稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模))× 価格 6.5%(規模に対する賃貸事業収益の比(今 6.9%)。賃料の改定と、入替による増額を合わせた値)→ 売上 166 億円・営業利益 86 億円。稼働 93%・賃料 年 -0.5%・経費 年 2.5%

倍率:PBR は物件の価値から純負債を引いた額を自己資本で割った値。(NOI 110 − 資本的支出 26) ÷ キャップ 4.76% − 純負債 1390 = 378 億円。キャップは中立 4.26% に 0.50 ポイント上乗せして 4.76%。物件の価値が純負債に近づき、時価総額は自己資本の 3 割以下になる。

確率:スポンサーの点数 2.4 は 3 未満なので、悲観の確率は基本の 10% のまま。オフィスの賃料の崩れと借り換え金利の上昇が同時に来る筋書き。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

東京経済圏のオフィス・住宅・その他の賃貸

国内 107 物件を持ち、オフィス(60%)、住宅(26%)、ホテル・底地などその他(14%)から賃料を受ける。

数量稼働している物件の規模(帳簿価額 × 稼働の係数、億円。今の値段の実質の規模)価格規模に対する賃貸事業収益の比(今 6.9%)。賃料の改定と、入替による増額を合わせた値売上営業利益
今 2026/06 2,694 6.9% 185 117
10 年後 中立 2,675 8.4% 224 140

取り方:今の保有資産(107 物件、2026 年 7 月に築地フロントを譲渡後)が通期で寄与するとして、第 29 期の予想(賃貸事業収益 92.4 億円)を 2 倍して年 185 億円とした。売却益は繰り返せないので除く。数量は築地を除く帳簿価額 2,729 億円に稼働率 98.7% を掛けた規模、価格は収入 ÷ 数量。NOI は運営費 43 億円を引いて 141 億円、セグメントの利益は減価償却 25 億円を引いた額。2026 年 1〜3 月の取得が第 28 期は一部期間のため、第 28 期の実績ではなく予想を使った。中立の価格は 10 年で 1.22 倍にとどまり、物価の 1.34 倍に届かないのは、固定賃料の部分が物価に連動しにくいため(業種ノート)。

リスクと懸念

借入の重さと借り換え

総資産に対する比率は 48.1%、鑑定評価額で割ると 40.1%。2 年内に累計 475 億円(34%)が満期になる。1% 前後から 3.4% 前後に借り換えると、年の利払いは 22 億円から 51 億円になる。

NAV を割る増資

2026 年 3 月の公募増資は NAV の 77% の価格。投資口価格が NAV を下回る間に増資すると、既存の投資主の取り分が薄まる。

オフィスへの偏り

取得価格の 60% がオフィス。供給が戻ると、増額が止まり、築 30 年超の物件で退去が出る。

資本的支出の低さ

直近 1 年で約 22 億円と、減価償却の約 25 億円を下回る。更新の先送りが続けば後で膨らむ。建築費は物価より速く上がる。

鑑定の前提

NAV の 0.64 倍は、市場が鑑定を割り引いている表れ。キャップが 4.26% に上がれば、含み益 799 億円は半分近くが消える。

売却益と内部留保に頼る分配

第 28 期の分配には売却益が含まれ、第 30 期の予想は圧縮積立金の取り崩しを前提にする。本業の利益が分配を下回る期が続けば、内部留保が減る。

今後の分かれ目

10 年国債の利回りが 2% 台前半へ戻り、借り換えが 2.5% 前後で済む
利払いの増加が小さくなり、純利益が 90 億円近くを保つ。楽観側の確率を上げる。
オフィスの入替・更新の増額率が 5% を超えて数年続く
NOI の伸びが年 3% に近づく。中立の見方を上げる。
東京経済圏のオフィス空室率が上がり、稼働率が 96% を下回る
NOI の減りが想定より早まる。慎重側の確率を上げる。
NAV 割れでさらに公募増資を行う
1 口の価値が薄まる。スポンサーの点数を上げ、悲観の確率を上げる。
借り換えを 3% 未満で済ませ、固定比率を保つ
利払いの増加が小さくなり、純利益の減りが止まる。中立の見方を上げる。

見ておくもの

  • オフィスの入替・更新時の賃料増減率
  • 借り換えの金利と、2 年内の満期
  • NAV と投資口価格の差
  • 資本的支出と減価償却の比
  • 売却益と内部留保の残高

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価や NAV 倍率から置いていない。10 年後の時価総額は、NOI から資本的支出を引いた額をキャップレートで割り、純負債を引いて出した。中立のキャップは用途の表を取得価格で加重した 4.26% で、今の鑑定の NCF 利回り 3.39% より高い。NAV(含み益)は床に使っていない。基本の資本的支出は、直近 1 年が約 22 億円と低いため、減価償却を上回る 30 億円まで引き上げた。

資本コスト 9.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +1.73% を足して 9.23%。用途の分散は cycle に入れたので extra は置かない。

同じ業種(不動産投資信託)の AI 分析

やや割安 サムティ・レジデンシャル投資法人3459 地方都市の賃貸住宅 189 物件。NAV の 6 割台で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 スターツプロシード投資法人8979 首都圏の賃貸住宅 111 物件。NAV の 7 割で取引され、借入は重いが賃料は伸びており、今の値段はやや割安 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) 適正 日本ホテル&レジデンシャル投資法人3472 温泉旅館とアパホテル、住宅を持つアパ系の REIT。物件は高い利回りで値付けされ、今の値段は NAV の 6 割。主テナントの温泉の振れは大きいが、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 大和ハウスリート投資法人8984 物流と住宅を軸に 232 物件を持つ総合型 J-REIT。借入が軽く含み益も厚いが、10 年の金利正常化を織り込むと今の値段はほぼ適正と筆者は見る 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 マリモ地方創生リート投資法人3470 地方の住宅と生活密着型の店を中心に 61 物件を持つ小型の総合型 REIT。物件は NAV の 3 分の 2 の値段で買えるが、借入が全部変動金利で利払いの増加が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 CREロジスティクスファンド投資法人3487 物流専業 CRE が開発した 21 物件の小型 REIT。NAV を 3 割下回るが、借入の半分近くが 2 年内に借り換わるため、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 MIRARTH不動産投資法人3492 住宅を軸にオフィス・商業・ホテルを持つ総合型 J-REIT。借入が重く、増資を NAV 割れで繰り返すが、投資口は NAV の 0.7 倍まで売られ、筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 SOSiLA物流リート投資法人2979 住友商事系の物流 REIT。稼働 100% と 10 年超の長い契約が強みだが、運用会社への行政処分と借入の早い借り換えが重く、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三菱地所物流リート投資法人3481 三菱地所系の物流 REIT。賃料の増額は 17 期続き借入も軽いが、金利が 3% で落ち着く前提では、今の値段は適正の範囲の中ほど 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アドバンス・レジデンス投資法人3269 東京 23 区が 7 割の住宅 REIT 最大手。賃料の入替増額は過去最高で借入の上昇も吸収できるが、今の値段はその強さを織り込み済みで適正の範囲 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大和証券リビング投資法人8986 賃貸住宅 76% とヘルスケア 24% の複合型。売却益で支えた分配は先細りで、借入が重く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東海道リート投資法人2989 静岡を軸に東海道の住宅と工場・物流を持つ地域密着の REIT。物件の値付けは高利回りで無理がないが、借入の 9 割超が変動金利で、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 三井不動産アコモデーションファンド投資法人3226 東京 23 区が 9 割の住宅 REIT。調達金利が低いうちの値段で、10 年金利 3% の世界では適正の範囲にとどまる 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 いちごホテルリート投資法人3463 全国のビジネスホテル 29 物件を持つ J-REIT。賃料の 5 割弱が変動で、今の値段は NAV の 6 割弱だが、筆者は割安とは見ず、ほぼ適正と置く 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 トーセイ・リート投資法人3451 首都圏の築古の住宅とオフィスを再生して持つ複合 REIT。鑑定の利回りが高く値付けに無理はないが、借り換えで利益が 2 割細り、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人3471 三井不動産と伊藤忠の二つの後ろ盾を持つ新しい物流 REIT。賃料の改定は強いが、10 年金利 3% の世界では、今の値段は適正の範囲の高い側 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 スターアジア不動産投資法人3468 ホテルが NOI の 45% を占める総合型 J-REIT。投資口は NAV の 0.67 倍と安く見えるが、ホテルの変動賃料とスポンサー系テナントに偏る。筆者はほぼ適正と見る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本プロロジスリート投資法人3283 新しい大型の物流施設をそろえた REIT。借入が軽く、金利 3% の世界でも傷は浅いが、それでもやや割高 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 霞ヶ関ホテルリート投資法人401A デベロッパー系の新規上場ホテル REIT。築浅 15 ホテルの賃料はすべてスポンサー系の運営会社が払う。決算は 2 期のみで、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 セントラル・リート投資法人3488 東京の中小オフィスと生活密着型の店、地方のホテルを持つ名鉄・ザイマックス系の小型 REIT。借入は軽いが賃料の伸びが利払いの増加に負け、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ロジスティクスファンド投資法人8967 日本初の物流 REIT。含み益が厚く借入も軽いが、築が古く、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コンフォリア・レジデンシャル投資法人3282 東京 23 区が 9 割の若い住宅 REIT。LTV が高く増資を重ねた分だけ価値の余裕が薄く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.2% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 インヴィンシブル投資法人8963 ホテル 112 と住居 41 を持つ国内最大のホテル系 REIT。稼ぎは最高水準だが、金利の上昇と訪日客の波は値段に入りきっていないと筆者は見る 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 野村不動産マスターファンド投資法人3462 オフィス・物流・住宅・商業を持つ 285 物件の総合型 J-REIT。賃料増額と AA の財務は強いが、金利の上昇と鑑定の高さが重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 平和不動産リート投資法人8966 オフィスと賃貸住宅が半々の中堅 J-REIT。賃料の伸びと物件入替の腕は確かだが、毎年の増資と売却益頼みの分配が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ヘルスケア&メディカル投資法人3455 有料老人ホーム中心の、国内唯一のヘルスケア専業 J-REIT。賃料は全額が長期固定で、今の値段は NAV の 7 割弱でも、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 イオンリート投資法人3292 イオンモールを長期の固定賃料で貸す商業 REIT。賃料の伸びが弱く、費用と利払いが先に増えるため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ラサールロジポート投資法人3466 物件を売って自己投資口を NAV の 9 割で買い戻す物流 REIT。資本の使い方は上手いが、金利 3% の世界では今の値段はやや高い 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エスコンジャパンリート投資法人2971 郊外の生活密着型の商業施設と底地を持つ中部電力系の REIT。賃料がほぼ固定のうえ借入の 8 割が変動金利で、利払いの増加が分配を細らせ、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 積水ハウス・リート投資法人3309 賃貸住宅が 85%、うち米国が 24% の J-REIT。賃料の増額は強いが、簿価 LTV が 48% と高く、借り換えと鑑定の利回りの低さで今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 KDX不動産投資法人8972 オフィス・住宅・商業を中心に 342 物件を持つ総合型 J-REIT。自己投資口の取得と AA の格付は強みだが、借入の満期が近く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −23.9% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 三井不動産商業ファンド投資法人8964 三井不動産系の商業施設 44 物件。賃料の 99% が固定で伸びにくく、物価に負けるため、今の値段は割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ユナイテッド・アーバン投資法人8960 商業・オフィス・ホテルに分散した 143 物件の総合型 J-REIT。資産の入れ替えと増資で分配は過去最高だが、築古と金利が重く、筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 オリックス不動産投資法人8954 オフィスとホテルを軸に 121 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額と含み益は厚いが、鑑定の利回りが低く、金利正常化で筆者はやや割高と見る 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 GLP投資法人3281 物流施設 88 棟を持つ国内最大級の物流 REIT。賃料の増額は力強く稼働も 99% だが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 投資法人みらい3476 オフィスと地方のホテルを混ぜた三井物産系の複合 REIT。借入が鑑定の 46% と重く、借り換えで利益が細るため、今の値段はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 森トラストリート投資法人8961 東京のオフィス 5 割とホテル 3 割の 20 物件。スポンサーの森トラストが 29% を持ち報酬も軽いが、借入の残りが 2.1 年と短く、利払いの増加が重い 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ジャパン・ホテル・リート投資法人8985 ホテル 52 物件、賃料の半分強が変動。今の値段は金利 2% 前後と訪日客の好調が続く前提で、筆者は 3 割以上の割高と見る 本質価値との差 −35.4% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 阪急阪神リート投資法人8977 関西圏の地域密着型商業施設(スーパー等の敷地)が中心の J-REIT。借入が軽く手堅いが、商業のキャップを表どおり 4.9% に置くと値段が先に払いすぎで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 大和証券オフィス投資法人8976 投資主の側に立つ資本政策が光る中堅オフィス REIT。それでも金利 3% の世界では今の値段は先取りしすぎで、割高 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヒューリックリート投資法人3295 東京のオフィス 5 割・ホテル 2 割・商業 2 割の 62 物件。ヒューリックが 14.5% を持つが、資産の入れ替えと交換差益で分配を支え、鑑定に対する稼ぎが 3.1% と低い 本質価値との差 −38.6% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本プライムリアルティ投資法人8955 東京のオフィスが 8 割の J-REIT。稼働 99% と賃料の増額で分配は伸びるが、鑑定の利回りが 3.2% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 アクティビア・プロパティーズ投資法人3279 渋谷・表参道の都市型商業と東京オフィスに絞った 46 物件。含み益は厚く賃料増額も続くが、鑑定の利回りが 3.0% と低く、金利が 3% の世界では値段が重い 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 福岡リート投資法人8968 福岡・九州に特化した商業・オフィス中心の J-REIT。成長都市の追い風と低い借入金利はあるが、地方型の弱さと借り換えの重さで、筆者は割高と見る 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 NTT都市開発リート投資法人8956 東京の大型オフィスと住宅の複合型 J-REIT。NTT 都市開発という堅いスポンサーはあるが、筆者は今の値段を借入金利が低いままの前提と見て、大きく割高と判断する 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 星野リゾート・リート投資法人3287 星野リゾート運営の温泉旅館・リゾートを中心にホテル 71 物件。賃料の 4 割が変動で、今の値段は NAV の 7 割台でも、筆者は 4 割以上の割高と見る 本質価値との差 −43.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 Oneリート投資法人3290 中小型オフィスにホテルを足して成長を目指す、みずほ系の REIT。2026 年 3 月に NAV の 8 割強で増資してホテルを買い増し、借入は重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ジャパンエクセレント投資法人8987 東京の中型オフィスと地方の主要都市のビルを持つ、日鉄興和不動産系の REIT。増資をせず自己投資口を買う姿勢は誠実だが、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 産業ファンド投資法人3249 物流・工場・インフラを持つ産業特化の REIT。売却益で分配を支えているが、借入が重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 グローバル・ワン不動産投資法人8958 東京と大阪・福岡の中大型オフィス 18 棟を持つ REIT。2026 年 4 月に NAV の 8 割弱で公募増資をしたばかりで、借入も重く、金利 3% の世界では割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 東急リアル・エステート投資法人8957 渋谷を軸にしたオフィスと商業の J-REIT。スポンサーの質は高いが、鑑定の収益が低く売却益が分配を支えており、筆者は今の値段を大きく割高と見る 本質価値との差 −49.9% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 森ヒルズリート投資法人3234 六本木・虎ノ門の一等地を持つ、森ビル系の REIT。稼働と立地は一級だが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 日本都市ファンド投資法人8953 東京・大阪の商業施設を中心に 158 物件を持つ総合型 J-REIT。賃料増額は進むが、金利の低さと鑑定の高さが前提で、筆者は大きく割高と見る 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 日本ビルファンド投資法人8951 都心の一等地のビルを持つ最大の REIT。だが今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −52.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 いちごオフィスリート投資法人8975 東京の中小型オフィス 87 棟を持ち、売却益で分配を支える REIT。物件の磨き方は巧みだが、借入が重く、金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 ジャパンリアルエステイト投資法人8952 都心のビルを持つ老舗のオフィス REIT。稼働は 99% に迫るが、今の値段は低金利が続く前提で、10 年金利 3% の世界では大きく割高 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −2.8%)

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読んだ資料

  1. 日本リート投資法人 2026 年 6 月期 決算短信(2026 年 8 月 20 日)
  2. 同 2026 年 6 月期(第 28 期)決算説明資料

分析日 2026-10-20