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GMB 7214

補修用の駆動・冷却部品を世界に売る専業。電動ポンプへの切り替えが焦点だが、借入が重く、株主の取り分は薄い

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,375 円73 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,097 円59 億円差 +25.3%
10 年後から見ると やや割安 価値 1,375 円73 億円 · 差 +25.3% · 期待の年率 +10.9%
期待の年率リターン(10 年)+10.9%資本コスト比 +1.6 pt
推定の資本コスト9.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

GMB は、車の修理用の部品を世界に売るメーカーだ。ウォーターポンプ、ジョイント、ベアリングが三本柱になる。筆者の結論は、10 年の価値は今の時価総額とほぼ並び、安いとも高いとも言い切れない、というものだ。事業は堅いが、借入が時価総額の 5 倍あり、株主の取り分は薄い。市場はその重さを織り込んでいる。

強みは、修理用の部品という需要の安定だ。走る車の寿命は延び、故障した部品は交換される。新車の動きに左右されにくい。

課題は 3 つある。1 つ目は借入で、有利子負債は 401 億円。2 つ目は、韓国子会社の利益の 45% が少数株主に行くこと。3 つ目は、機械式のポンプが電動に置き換わる転換だ。

中立では、10 年後の営業利益は 47 億円、純利益は 16 億円。電動のポンプが機械式の減少を埋め、利益は少しずつ戻る。ただ、利益に対して借入が重く、高い倍率は払えない。

補修用の需要が安定していることは、悲観でも事業が残る裏づけになる。それでも株主の取り分が薄いことに変わりはない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、事業の安定と、財務の脆さを分けて見る。補修用部品は、走る車がある限り需要が続く点で、評価できる。

ただ、株主のものになる利益は小さい。営業利益は 33 億円だが、借入の利払い、少数株主への分配、税を引くと、残るのはわずかだ。2026 年 3 月期は最終赤字だった。設備投資も大きく、フリーキャッシュフローは赤字が続く。

財務の安全域も薄い。自己資本比率は 24%、営業利益は利払いの 2.5 倍しかない。借り換えで金利が上がる世界では、危うい。

経営は電動化に備え、米国やインドに投資を進める。方向は正しいが、借入で賄う成長は、株主にとって安全域を削る。

見極めは、電動ウォーターポンプの量産で利益率が上がるか、借入が減り始めるかにかかる。払う値段に安全域を求めるなら、この会社は条件を満たさない。

何で稼ぐ会社か

GMB は奈良県川西町に本社と主力工場を置く、自動車部品のメーカーだ。売上は 1,053 億円で、海外の比率が 91% を占める。

製品は 3 つに分かれる。駆動・伝達装置部品(ユニバーサルジョイント、等速ジョイント、ボールジョイント)が 475 億円、冷却装置部品(ウォーターポンプ、電動ウォーターポンプ、ファンクラッチ)が 428 億円、ベアリング(テンショナー、アイドラー、ハブ用)が 146 億円だ。

主な販売先は 2 つある。1 つ目は海外の補修用市場で、米国、欧州、アジアの卸や小売に売る。2 つ目は新車用で、韓国の GMB KOREA が現代自動車グループに供給する。現代自動車と現代トランシスだけで売上の 16.5%、グループ全体で 38.3% になる。

地域別では、韓国が 675 億円と最大で、利益の大半を稼ぐ。日本 176 億円、中国 77 億円、米国 56 億円と続く。従業員は約 2,500 人。

韓国子会社 GMB KOREA は、韓国取引所に上場しており、議決権の 54.4% を持つ。研究開発の中心もここにある。

優良さと弱いところ

一言でいえば、補修用の分野で裾野の広い品ぞろえを持つ堅実な会社だが、財務が薄く、利益率も低い。

強みは 2 つある。1 つ目は、補修用の幅広い品ぞろえと、世界の流通網だ。2 つ目は、韓国で現代自動車グループの新車用を供給する実績だ。補修用は、走る車の台数に連動して安定する。

弱みは 3 つある。1 つ目は、借入が重いこと。2 つ目は、米国の低価格競争で、米国セグメントが赤字なこと。3 つ目は、現代自動車グループへの依存度の高さだ。

資本効率は低い。過去 10 年の ROE の中央値は 2.2% で、資本コストの 4 分の 1 に満たない。営業利益率は過去 12 年の山でも 4.2% だ。2026 年 3 月期は 19.5 億円の減損で最終赤字になった。

経営は電動化への対応と、米国・インドの新工場に投資を進めている。方向は評価できるが、財務に余裕がなく、投資の失敗を吸収しにくい。堀の評価は普通にとどめる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

自動車の補修用部品市場は、世界で走る車の台数に連動する。新車の販売が落ちても、走り続ける車の部品は交換される。平均の車齢が延びるほど、需要は積み上がる。

電動化の影響は、10 年では緩やかだ。補修用は、10 年から 15 年前に売れた車が対象になるためだ。今の内燃機関車が走り続ける間は、機械式のウォーターポンプも売れる。

ただし 10 年を超えると、電気自動車の増加で、機械式の部品は減っていく。一方、電気自動車にも冷却が要り、電池とモーターの熱を管理する電動ウォーターポンプや熱管理モジュールは増える。ボールジョイントや等速ジョイントは、電気自動車にも使われる。

米国の補修用市場は、低価格の競争が厳しい。大手小売業者の返品慣行も重い。中国の部品メーカーが、安い価格で攻める構図もある。

新車用では、現代自動車グループが電動車を増やしており、電動ポンプの需要が見込める。物価が年 3% の世界では、補修用の価格は転嫁しやすいが、新車用は毎年の値下げ要請が前提だ。

ロシアの子会社は 2022 年から止まり、2024 年に限定的に再開した。地政学の影響は避けられない。

資本政策と M&A

還元は最低の水準を守る。会社は最低配当の水準を決め、連結配当性向 25% を目標に掲げる。2026 年 3 月期は純損失でも、最低配当を維持した。

借入は増えている。有利子負債は 401 億円と、前期から 68 億円増えた。投資 CF は 36 億円の支出で、設備投資は韓国を中心に 40 億円。次の年は 53 億円を見込み、米国のアラバマ州にも新工場を建てる。フリーキャッシュフローは 22 億円の赤字で、借入で賄っている。

韓国子会社の株式を、議決権の 54.4% 持つ。韓国で上場する子会社なので、利益の 45% は少数株主のものになる。

大株主の筆頭は個人で、発行済株式の 18.5% を持つ。親会社はない。TOB の発表は確認できなかった。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

補修用部品は、景気に左右されにくい需要が続く。世界で走る車の台数は増え続け、車齢も延びている。部品を交換する需要は、電動化が進んでも消えない。ボールジョイントや等速ジョイントは、電気自動車にも使われる。

電動ウォーターポンプや熱管理モジュールは、電動化で新しく生まれる需要だ。GMB は欧州で電動ウォーターポンプの生産を始め、新車用でも現代自動車グループとの関係がある。冷却は単価が上がる分野で、売上を伸ばす力になる。

足元の業績は上向いている。営業利益は 71% 増えた。2026 年の赤字は、子会社の減損という一時的な費用による。今期は純利益が戻る会社予想だ。

時価総額は純利益の 4〜5 倍にすぎず、利益が少し回復するだけで、再評価の余地は大きい。

米国とインドの新工場が立ち上がれば、補修用の拡販と OEM の外注化の双方を取り込める。借入は膨らむが、売上の規模も同時に伸びる。補修用は在庫を持つ流通との取引が長く、新製品を既存の販路に載せやすい。

慎重な見方

借入の重さが、すべてを決める。純負債は 303 億円で、時価総額の 5 倍。営業利益は利払いの 2.5 倍しかなく、金利が 1% 上がるだけで、利益が数億円消える。

営業利益が増えても、株主には残らない。韓国子会社の利益の 45% は少数株主に行く。過去 10 年の ROE の中央値は 2.2% で、資本コストの 4 分の 1 しかない。

米国は 8.5 億円の赤字で、売上は 24% 減った。低価格競争と大手小売の返品慣行という構造的な問題で、立て直しは簡単ではない。現代自動車グループへの依存も 38% と高い。

設備投資は増え、フリーキャッシュフローは赤字だ。借入で賄う成長は、金利が上がる世界では株主の価値を削る。減損が繰り返される危険もある。

電動化の波で機械式の部品が先に減れば、設備の稼働率が落ち、さらに減損が出る。金利が上がる世界では、借入で賄う投資の回収が遅れるほど、株主の取り分は削られる。

どちらに重みを置いたか

強い論点は慎重な側にある。借入が重く、金利が上がる世界では、利益が株主に残りにくい。ただ、補修用の需要は安定し、電動ポンプの追い風もあるので、悲観を最大にはしなかった。

確率は、中立を 34% と最も重く置き、やや悲観と悲観を合わせて 46% にした。楽観側は合わせて 20%。時価総額が純利益の 4 倍台と低いのは、借入の重さを織り込んだ結果と見て、安全域とは判断しなかった。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 2,640 円141 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 444 円24 億円)。 今の値に割り戻すと 1,375 円73 億円、今との差 +25.3%、 期待の年率 +10.9%(資本コスト 9.3%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 5% 6,399 円342 億円 1,123 円60 億円 +585.7% +21.2% 376 円20 億円
やや楽観 15% 4,527 円242 億円 842 円45 億円 +389.4% +17.2% 805 円43 億円
中立 34% 3,814 円204 億円 636 円34 億円 +305.7% +15.0% 1,513 円81 億円
やや悲観 30% 1,067 円57 億円 150 円8 億円 +10.9% +1.0% 365 円19 億円
悲観 16% 150 円8 億円 0 円0 億円 −86.4% −18.1% 24 円1 億円
加重平均100% 2,640 円141 億円444 円24 億円 +181.1% +10.9% 3,083 円165 億円

今の株価時価総額 1,097 円59 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.3% を下回るほど割高。

楽観 5% 電動ウォーターポンプが伸び、米国の補修用も立て直す 利益 31 億円 · PER 10.8 倍 · 株価時価総額 6,399 円342 億円

電動化で冷却は大きく変わる。エンジンの冷却だけでなく、電池とモーターの熱を管理する電動ウォーターポンプと統合熱管理モジュールの需要が伸びる。冷却装置部品の単価は電動品への切り替えで 1.5 倍に上がり、台数も 1 割増える。

駆動・伝達部品は補修用の需要が底堅く、台数は 15% 増える。世界で走る車の平均車齢が延び、補修の需要が積み上がる。米国の拠点も大手小売業者との取引を整理して、赤字を脱する。

営業利益率は 5.1% に上がる。新工場が稼働し、固定費が薄まるためだ。それでも過去 12 年の山(4.2%)を超える、会社として初めての水準になる。

  • 駆動・伝達装置部品(ユニバーサルジョイント・等速ジョイント・ボールジョイント):数量 46.0(年間の販売数(百万個相当))× 価格 1.61(1 個あたり売上(千円))→ 売上 738 億円・営業利益 41 億円。駆動・伝達 営業利益率 5.5%
  • 冷却装置部品(ウォーターポンプ・電動ウォーターポンプ・ファンクラッチ):数量 18.8(年間の販売数(百万個相当))× 価格 3.75(1 個あたり売上(千円))→ 売上 706 億円・営業利益 35 億円。冷却 営業利益率 5.0%
  • ベアリング(テンショナー・アイドラー・ハブベアリング):数量 20.8(年間の販売数(百万個相当))× 価格 0.94(1 個あたり売上(千円))→ 売上 196 億円・営業利益 8 億円。ベアリング 営業利益率 4.0%

倍率:事業の純利益 31 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.7% が k 9.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 10.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.8 倍。全体の PER 10.81 倍、時価総額 335 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:電動化の部品が計画どおり立ち上がり、米国の採算も戻る、二つが同時に必要。借入が重い会社でそこまで運ぶのは難しいので 5% にとどめた。

やや楽観 15% 電動品が育ち、補修用の価格改定も定着する 利益 21 億円 · PER 10.8 倍 · 株価時価総額 4,527 円242 億円

電動ウォーターポンプの採用が広がり、冷却装置部品の単価が 1.42 倍に上がる。機械式ポンプは減るが、電動品の単価の高さが補う。駆動・伝達は台数が 8% 増える。

ベアリングのうちテンショナーとアイドラーは、ベルトで回す補機の減少で台数が 5% 減る。ハブベアリングは堅調で、全体では緩やかな減少にとどまる。

営業利益は 60 億円、利益率は 4.2% と過去の山に並ぶ。ただし、韓国子会社の少数株主が利益の 45% を持ち、借入の金利が上がるため、純利益は 21 億円にとどまる。会社の中計が掲げる補修用の拡販と、ユニバーサルジョイントの外注化の受け皿が、数量を支える。

  • 駆動・伝達装置部品(ユニバーサルジョイント・等速ジョイント・ボールジョイント):数量 43.2(年間の販売数(百万個相当))× 価格 1.57(1 個あたり売上(千円))→ 売上 678 億円・営業利益 31 億円。駆動・伝達 営業利益率 4.5%
  • 冷却装置部品(ウォーターポンプ・電動ウォーターポンプ・ファンクラッチ):数量 16.2(年間の販売数(百万個相当))× 価格 3.55(1 個あたり売上(千円))→ 売上 576 億円・営業利益 23 億円。冷却 営業利益率 4.0%
  • ベアリング(テンショナー・アイドラー・ハブベアリング):数量 19.8(年間の販売数(百万個相当))× 価格 0.91(1 個あたり売上(千円))→ 売上 181 億円・営業利益 6 億円。ベアリング 営業利益率 3.5%

倍率:事業の純利益 21 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.7% が k 9.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 10.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.8 倍。全体の PER 10.81 倍、時価総額 227 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社の中計の方向に近い筋書き。足元の営業利益は 71% 増え、補修用の価格改定も進んでいる実績がある。

中立 34% 電動品が機械式の減りを埋め、利益は少しずつ戻る 利益 16 億円 · PER 10.8 倍 · 株価時価総額 3,814 円204 億円

中立では、機械式ウォーターポンプが減り、電動品が代わりに伸びる。冷却装置部品の台数は 0.85 倍に減るが、単価は 1.40 倍に上がり、売上は 19% 増える。

駆動・伝達部品は、補修用が底堅く、台数は横ばい。単価は 1.28 倍で、物価の 1.34 倍に届かない。ベアリングは機械式の補機の減少で台数が 0.85 倍。

営業利益は 47 億円、利益率は 3.7%。足元の 3.2% から少し上がるが、過去の山には届かない。借入の金利が上がり、年 8 億円ほど利益を削る。少数株主への流出もあり、純利益は 16 億円にとどまる。会社の来期予想(営業利益 36 億円、純利益 10〜14 億円)から連続した伸びだ。

  • 駆動・伝達装置部品(ユニバーサルジョイント・等速ジョイント・ボールジョイント):数量 40.0(年間の販売数(百万個相当))× 価格 1.53(1 個あたり売上(千円))→ 売上 613 億円・営業利益 25 億円。駆動・伝達 営業利益率 4.0%
  • 冷却装置部品(ウォーターポンプ・電動ウォーターポンプ・ファンクラッチ):数量 14.5(年間の販売数(百万個相当))× 価格 3.50(1 個あたり売上(千円))→ 売上 508 億円・営業利益 18 億円。冷却 営業利益率 3.5%
  • ベアリング(テンショナー・アイドラー・ハブベアリング):数量 17.7(年間の販売数(百万個相当))× 価格 0.91(1 個あたり売上(千円))→ 売上 161 億円・営業利益 5 億円。ベアリング 営業利益率 3.0%

倍率:事業の純利益 16 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.6% が k 9.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 10.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.8 倍。全体の PER 10.81 倍、時価総額 173 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:電動化の部品が増える一方で機械式が減り、米国の補修用は低採算が続く。いちばん素直な落としどころなので重く置く。

やや悲観 30% 米国と現代向けの採算が悪化し、金利の負担が重くのしかかる 利益 5 億円 · PER 5.0 倍 · 株価時価総額 1,067 円57 億円

米国の補修用市場の低価格競争が続き、米国の拠点は赤字が続く。現代自動車グループ向けは値下げを迫られ、単価の上昇が 1.20 倍にとどまる。

機械式の部品が先に減り、電動品の立ち上げは遅れる。冷却装置部品の台数は 0.75 倍。営業利益率は 2.2% に下がり、営業利益は 23 億円。

借入の金利が 3.5% に上がり、利払いが年 8 億円増える。少数株主への流出も重く、純利益は 4.5 億円しか残らない。配当は最低水準を守れるが、増配はない。設備投資を抑え、借入を返す局面に入る。電動品の立ち上げに必要な投資を絞るため、成長の芽も遅れる。

  • 駆動・伝達装置部品(ユニバーサルジョイント・等速ジョイント・ボールジョイント):数量 36.0(年間の販売数(百万個相当))× 価格 1.44(1 個あたり売上(千円))→ 売上 517 億円・営業利益 13 億円。駆動・伝達 営業利益率 2.5%
  • 冷却装置部品(ウォーターポンプ・電動ウォーターポンプ・ファンクラッチ):数量 12.8(年間の販売数(百万個相当))× 価格 3.25(1 個あたり売上(千円))→ 売上 416 億円・営業利益 10 億円。冷却 営業利益率 2.5%
  • ベアリング(テンショナー・アイドラー・ハブベアリング):数量 15.6(年間の販売数(百万個相当))× 価格 0.84(1 個あたり売上(千円))→ 売上 131 億円・営業利益 3 億円。ベアリング 営業利益率 2.0%

倍率:事業の ROE 1.8% は資本コスト 9.25% の 5 分の 1。稼ぐ力の床(純利益÷k)は 49 億円で、その半分に満たない 5.0 倍に置いた。借入の返済が先に立ち、株主の取り分は少ない。

確率:借入が 400 億円あり、営業利益の 12 倍にあたる。借り換えの金利上昇と米国の赤字が重なると、利益が消えるのは十分ありうる。過去 12 年で赤字の年が 4 回あることも踏まえて、厚く置いた。

悲観 16% 借入が重荷になり、株主の取り分がほとんど残らない 利益 −25 億円 · PBR 0.0 倍 · 株価時価総額 150 円8 億円

現代自動車グループ向けが大きく減り、韓国子会社の稼働率が落ちる。米国の補修用は採算が戻らず、撤退や縮小の費用がかさむ。駆動・伝達の台数は 0.7 倍、冷却は 0.55 倍まで落ち、営業は赤字になる。

借入の金利が上がり、利払いが利益を食う。純損失は 25 億円。自己資本は 150 億円台まで減り、銀行の担保余力が問われる。資産を売って返済する局面に入る。

この局面では、株主の取り分はほとんど残らない。韓国子会社の株式や不動産を売れても、借入と少数株主への分配が先になるからだ。銀行が追加の担保や増資を求める局面もありうる。増資が行われれば、既存株主の持ち分はさらに薄まる。

  • 駆動・伝達装置部品(ユニバーサルジョイント・等速ジョイント・ボールジョイント):数量 28.0(年間の販売数(百万個相当))× 価格 1.34(1 個あたり売上(千円))→ 売上 376 億円・営業利益 −4 億円。駆動・伝達 営業利益率 -1.0%
  • 冷却装置部品(ウォーターポンプ・電動ウォーターポンプ・ファンクラッチ):数量 9.4(年間の販売数(百万個相当))× 価格 2.88(1 個あたり売上(千円))→ 売上 271 億円・営業利益 −3 億円。冷却 営業利益率 -1.0%
  • ベアリング(テンショナー・アイドラー・ハブベアリング):数量 11.4(年間の販売数(百万個相当))× 価格 0.77(1 個あたり売上(千円))→ 売上 88 億円・営業利益 −2 億円。ベアリング 営業利益率 -2.0%

倍率:赤字なので稼ぐ力では測れず、売れる資産から借入と少数株主の取り分を引いた残り(8 億円)を床に置いた。今の自己資本 228 億円に対する PBR は 0.04 倍。(2026-10-22 の式の直しで機械で置き直し、今は PBR 0.0351 倍・時価総額 8 億円。上の倍率は置き直す前の値)

確率:現代自動車グループの発注減と米国の赤字、金利上昇が重なる筋書き。純負債が時価総額の 5 倍の会社として、ありうる深さなので 16% を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

駆動・伝達装置部品(ユニバーサルジョイント・等速ジョイント・ボールジョイント)

車の駆動力を伝え、操舵をつなぐ関節の部品。補修用が中心で、新車用は韓国子会社が現代自動車グループ向けに供給。

数量年間の販売数(百万個相当)価格1 個あたり売上(千円)売上営業利益
今 2026/03 40.0 1.20 479 17
10 年後 中立 40.0 1.53 613 25

取り方:製品別売上 475.0 億円と、その他 4.0 億円を合わせた 479.0 億円(2026/03、有報)。個数は開示がなく、1 個あたり約 1.2 千円と置いた年 4,000 万個の推定。利益は地域別の開示のみで、全社の営業利益 33.2 億円を製品別に配った推定(17.0 億円・3.5%)。

冷却装置部品(ウォーターポンプ・電動ウォーターポンプ・ファンクラッチ)

エンジンの冷却水を回すポンプとその関連部品。電動ウォーターポンプと熱管理モジュールが電動化の対象。

数量年間の販売数(百万個相当)価格1 個あたり売上(千円)売上営業利益
今 2026/03 17.1 2.50 428 13
10 年後 中立 14.5 3.50 508 18

取り方:製品別売上 427.9 億円(+4.5%、有報)。個数は 1 個あたり約 2.5 千円と置いた年 1,710 万個の推定。利益は全社を配った推定(12.8 億円・3.0%)。

ベアリング(テンショナー・アイドラー・ハブベアリング)

ベルトの張りを保つ部品や、車輪を支えるハブ用のベアリング。

数量年間の販売数(百万個相当)価格1 個あたり売上(千円)売上営業利益
今 2026/03 20.8 0.70 146 3
10 年後 中立 17.7 0.91 161 5

取り方:製品別売上 145.9 億円(-4.8%、有報)。個数は 1 個あたり約 0.7 千円と置いた年 2,080 万個の推定。利益は全社を配った推定(3.4 億円・2.3%)。

リスクと懸念

借入が重い

有利子負債は 401 億円で、現金を引いた純負債は 303 億円。自己資本比率は 24%。営業利益が利払いの 2.5 倍しかなく、金利が上がると利益が消える。借り換えで金利が 3.5% に上がる影響は、10 年で年 8 億円ほどになる。

現代自動車グループへの依存

現代自動車と現代トランシスだけで売上の 16.5%、グループ全体で 38.3%。韓国子会社 GMB KOREA の売り上げの大部分を占める。発注方針や価格の見直しは、利益を左右する。

米国の補修用市場

米国セグメントは売上が 24% 減り、8.5 億円の赤字。低価格競争と大手小売業者の返品慣行が有報のリスクにある。拠点の見直しや値上げが進まなければ、赤字が続く。

韓国子会社の少数株主への流出

韓国子会社 GMB KOREA は議決権の 54.4% を持つ上場会社で、利益の 45% は少数株主に行く。営業利益の大半を韓国が稼ぐため、連結の純利益は営業利益の 3 分の 1 ほどに目減りする。

電動化による機械式部品の減少

機械式ウォーターポンプやテンショナー・アイドラーのベアリングは、電動車では不要になる。電動ウォーターポンプなどの電動品の立ち上げが遅れると、数量が先に落ちる。

減損や赤字の繰り返し

2026 年 3 月期は 19.5 億円の減損で純損失になった。過去 12 年で最終赤字が 4 回あり、少しの需要減で赤字に落ちる。設備投資が先行すると、償却の負担も重い。

今後の分かれ目

電動ウォーターポンプの量産が欧州(ルーマニア)で始まり、売上が 100 億円を超えたら
冷却装置部品の単価を上方に直し、やや楽観の筋書きに確率を移す。
米国セグメントが黒字に転じたら
米国の採算の見方を上方に直し、倍率を少し上げる。
借入の金利が 4% を超えて借り換えが進んだら
純利益の見通しを下げ、やや悲観の筋書きに確率を移す。
現代自動車グループ向けの売上が 2 割以上減ったら
韓国子会社の稼働率が下がり、悲観の筋書きに確率を移す。
増資や資産売却で借入を減らす発表があったら
借金の負担が軽くなり、k の借金の項目を見直す。希薄化があれば株主の取り分を直す。

見ておくもの

  • 電動ウォーターポンプの量産開始と売上
  • 米国セグメントの黒字化
  • 借入残高と借り換えの金利
  • 現代自動車グループ向けの売上比率
  • 韓国子会社への持ち株比率と少数株主への分配

倍率と資本コストの決め方

倍率は事業の ROE と資本コスト 9.25% から置いた。ROE が k に届かず、借入が重いので、PER は 1÷k の 10.8 倍を上限に、中立は 7.0 倍とした。今の株価・過去の PER や PBR・同業の倍率は使っていない。時価総額が純利益の 4 倍台であることは、割安の根拠にしていない。純負債が時価総額の 5 倍あるため、EV÷営業利益も確かめた。悲観の床は、売れる資産から借入と少数株主の取り分を引いた額で置き、帳簿の自己資本は床にしていない。新リース会計基準で BS の形は変わるが、数字は今と同じ形でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 9.5→10.81 倍・やや楽観 PER 8→10.81 倍・中立 PER 7→10.81 倍)。

資本コスト 9.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +1.75% を足して 9.25%。同じ領域の会社(エフ・シー・シー +1.0%、NITTAN +1.5%)より高いのは、借入の重さのため。

同じ業種(輸送用機器)の AI 分析

割安 トヨタ自動車7203 世界首位と関税逆風を同時に抱えるが、金融事業の厚みとマルチパスウェイが本質価値を支え、今の値段は割安 本質価値との差 +79.3% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 マツダ7261 単独で戦う中堅の車メーカー。関税で稼ぐ力は細るが、自己資本の4割弱という値段は低すぎ、割安とみる 本質価値との差 +71.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 三菱自動車工業7211 底にある利益が戻れば今の値段は安いが、利益率の低さと中国勢の追い上げで、戻る確度は高くない 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 スズキ7269 インド事業がシェア4割で稼ぎの柱、二輪も伸びるが中国EV勢の台頭と認証不正の再発が評価を重くし、今の値段はやや割安 本質価値との差 +62.4% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 河西工業7256 日産に半分を頼る内装部品の大手。直近の利益回復は鮮やかだが、借金が自己資本の3倍近く。株主の取り分は、再建が崩れるかどうかで大きく割れる 本質価値との差 +61.5% · 10 年 割安(年 +14.3%) 割安 モリタホールディングス6455 消防車の国内6割を握り、純現金も厚い堅実な会社。10年で見た本質価値は、今の時価総額を3割半ほど上回る 本質価値との差 +61.3% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 いすゞ自動車7202 国内トラック首位級とタイのピックアップ王者を併せ持つが、UD統合の実行とタイ・中国EV攻勢が綱引きする局面で、本質価値は今の値段より割安 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 本田技研工業7267 二輪と金融が稼ぎ四輪を支える構造。EV の戦略転換で初の最終赤字だが、二輪・金融の稼ぐ力から見れば今の値段はやや割安 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 日本プラスト7291 日産とホンダの2社頼みでハンドルとエアバッグを作る。自己資本の 4 分の 1 の値段だが、利益率の薄さと借入が割引の理由 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 デイトナ7228 バイク乗りの「あと付け」を企画して卸すファブレスの用品会社。国内の担い手は老いるが、品ぞろえと販売網の厚さで稼ぐ力は残り、中立で今の値段を上回る 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 東京ラヂエーター製造7235 トラック・建機のラジエーター専業。手元の現金が時価総額の4割に迫り、利益の質に比べて値段が低い会社だ 本質価値との差 +49.8% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 株式会社ファルテック7215 日産向けに偏る自動車の外装部品会社。利益は薄く先は読みにくいが、時価総額が自己資本の 2 割と低く、10 年の価値はやや上回る 本質価値との差 +47.9% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 日産自動車7201 自動車事業は本業で赤字、稼ぎ頭は販売金融。Re:Nissanの再建が進めば今の値段はやや割安だが、失敗すれば床も浅い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +14.0%) 割安 エフテック7212 ホンダ向けの足回り部品が北米に偏る低採算の会社。借金は時価総額の3倍超で、中立でも利益の薄さは変わりにくい 本質価値との差 +39.3% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 武蔵精密工業株式会社7220 ホンダ系の駆動部品会社。AI 向けキャパシタの当たり外れで 10 年後の姿が大きく分かれ、今の値段はその当たりを先取りしている 本質価値との差 +37.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 豊田合成株式会社7282 トヨタ系の安全部品大手。エアバッグの伸びは確かだが利益率は最高圏にあり、今の値段は織り込み済みでほぼ適正 本質価値との差 +36.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 ユニプレス株式会社5949 日産向けが約4分の3を占める車体プレスの大手。拠点の整理で身軽になったが、価値は日産の台数しだいで、安全域は厚くない 本質価値との差 +35.6% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 株式会社アイシン7259 AT(変速機)世界首位級のトヨタ系部品大手。トヨタ株の含み資産が下支えする一方、eAxleへの転換とAT収益化の成否が本質価値を左右する 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 安永7271 内燃機関の部品で稼ぐ中堅。足元の利益は上振れたが、EV 化と重い借入が先の価値を削る 本質価値との差 +31.7% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 ウェッズ7551 車のカスタムホイールの老舗卸。時価総額の7割が純現金だが、現金はトヨタ系の親会社の下にあり、価値は妥当圏に落ち着く 本質価値との差 +31.4% · 10 年 割安(年 +10.0%) やや割安 株式会社タチエス7239 日産・三菱・ホンダ向けのシート専業。利益率は回復途上で、顧客の偏りと買収の消化が10年の分かれ目になる 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 フタバ産業株式会社7241 トヨタ向けボデー・マフラーの部品メーカー。薄利でも今の値段に余裕はなく、EV化で排気系が縮む10年を見て、筆者は割高寄りと見る 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 トヨタ紡織株式会社3116 トヨタ系の座席・内装の大手。規模は大きいが利益率が薄く、値決め力の弱さと北米の赤字が10年の評価を決める 本質価値との差 +28.2% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 極東開発工業7226 架装で国内首位級だが、利益率の回復は物価を超えられず、独禁法の傷も残る。本質価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +28.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 新明和工業7224 防衛と自治体の底堅い需要で稼ぐ力は上がるが、資本コストを大きく超えず、今の値段はほぼ妥当な水準だ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 レシップホールディングス7213 バスの運賃箱と行先表示の老舗。新紙幣の特需は終わったが、米国の運賃収受が育ち、中立で今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ダイハツインフィニアース6023 船の発電エンジンと保守で稼ぐ堅い会社。ただ今の利益は受注の山にあり、10年で見ると値段は少し先取りしすぎ 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 株式会社デンソー6902 トヨタ系最大手の車載部品会社。電動化・ADAS半導体で成長を描くが、トヨタ株の巨額保有が下支えする一方、変革の実行速度が今の値段に見合うかが分かれ目 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 SUBARU7270 米国依存7割と関税が利益を直撃するが、厚い純現金と回復力を踏まえれば10年ではやや割安 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 日本車輌製造7102 JR東海の子会社として新幹線を造る堅い受注残があるが、利益は一時要因で膨らんでおり、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 株式会社ティラド7236 熱を逃がす部品の専業。利益率は歴史的な高さにあり、定着するかが分かれ目。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 内海造船7018 防衛とフェリーの造船所。今は好況の頂点で、積み上がる現金の使い道が焦点 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 株式会社東海理化電機製作所6995 スイッチ・シートベルトのトヨタ系部品会社。純現金は厚いが、車内の操作が画面に移れば主力が細る。稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ユニバンス7254 駆動系ユニットの専業。日産・フォード・ホンダの3社に頼り、利益は円安で嵩上げされている。厚い現金が下支えするが、10年の中立は今の値段並み 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ナンシン7399 キャスターと台車の老舗。時価総額とほぼ同じ現金を持つが、本業の利益率は2%台に沈み、現金も株主に戻らない。値段はおおむね見合っている 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ニッキ6042 芝刈り機のエンジン部品とガスの燃料装置の会社。本業は電動化で細り、工場用地の賃料が支え。やや割高 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 株式会社エッチ・ケー・エス7219 車好きに愛されるチューニングパーツの老舗。ブランドと手元資金は本物だが、電動化で市場が縮み、利益が薄く、値段はやや割高寄り 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 愛三工業株式会社7283 車の燃料ポンプで世界首位級の部品会社。エンジン車の縮小と、トヨタ頼みの値決めの弱さが10年の重しになる 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 トピー工業株式会社7231 トラック用ホイールと建機の足回りで国内首位。ただ利益率は薄く、構造改革が効いても稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段はその実力にほぼ見合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) 適正 日本精機株式会社7287 車のメーターとHUDの専業。二輪が稼ぎ、四輪は薄利。10月の東洋電装の買収で借金を背負い、払う値段に安全域は薄い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 ヨロズ7294 日産依存の足回り部品メーカー。減損で身軽にはなったが、稼ぐ力は資本コストに遠く、10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 株式会社村上開明堂7292 国内首位級の自動車ミラー専業。純現金は時価総額の半分に迫るが、稼ぐ力は10年かけても大きくは伸びず、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 田中精密工業7218 ホンダのエンジン部品で成り立つ小さな部品会社。電動化と値下げ要請の挟み撃ちで、帳簿の割安さは割り引いて見る 本質価値との差 +7.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 アスカ7227 車体のプレス部品が主力で、ロボットが利益の伸び役。借金が重く、10年の中立でも今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社ハイレックスコーポレーション7279 ケーブルの老舗からドア周りの総合部品会社へ。利益は長く薄いままだが、厚い純現金と保有株が値段を支える。構造改革の成否が分かれ目 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 株式会社今仙電機製作所7266 ホンダ・マツダ向けのシート機構部品。利益は薄いが時価総額の6割が純現金で、10年の評価は利益率が3%台から動くかで決まる 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ヤマハ発動機7272 二輪世界2位・船外機シェア4割を主軸に半導体装置が育つ複合企業。2025年はアウトドア車両の損失で急減益、今の値段は中期計画の実現を先取りしたやや割高な水準 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ムロコーポレーション7264 栃木の精密プレス専業。自己資本の 4 割弱という値段は資産の厚みを映すが、主力の内燃・変速機部品が細る分を電動化部品が補えるかが焦点で、稼ぐ力から見れば値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 プレス工業株式会社7246 トラックのフレームと車軸の専業。電動化でも残る部品で堅実だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 株式会社エフ・シー・シー7296 二輪クラッチ世界首位の安定した稼ぎ頭を持つが、四輪クラッチは電動化で縮む。現金は厚いが、稼ぐ力に見合う値段は今よりやや低いと見る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 テイン7217 車高調の専業メーカー。純現金があり堅実だが、利益率は戻り切らず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 カネミツ7208 鋼板製プーリの専業で、現金は厚いが主力は電動化で縮む。ロボット部品などの新しい柱が穴を埋められるかが 10 年の分かれ目 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 テイ・エス テック株式会社7313 ホンダ向け自動車シートの専業。厚い現金が下値を支えるが、利益率の回復は北米次第で、顧客の偏りが重い 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 NITTAN6493 エンジンバルブで世界4位。ただ昨期の利益は山の水準で、株式化が見込まれる転換社債も重しになる 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 カヤバ株式会社7242 緩衝器と建機用油圧の二本柱。規模はあるが値決め力が弱く、利益の振れも大きい。10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 −6.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 エイケン工業株式会社7265 自動車の補修用フィルターに特化した堅実な会社。純現金も厚いが、電動化で需要が細り、卸大手への依存も高く、値段はやや割高 本質価値との差 −7.2% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 カーメイト7297 名の通ったカー用品のブランドと厚い現金を持つが、縮む市場と重い本社費で資本は眠ったまま 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 NOK株式会社7240 オイルシール世界首位級だが、基板が利益の足かせ。現金と持ち合い株が時価の3割近くを支え、事業そのものはやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.7%) やや割高 ミクニ7247 二輪とインドが支える燃料・吸気部品メーカー。四輪の電動化と借金が重く、中立でも今の時価総額を上回りにくい 本質価値との差 −10.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 盟和産業7284 トヨタ系の内装部品の2次の大手。資産は厚いが利益が薄く、10年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 川崎重工業7012 防衛費拡大の脇役に甘んじるが、実際に稼ぐのは二輪とロボット。名目と資本コスト 8.5% で測ると今の値段はやや割高で、潜水艦不正の後始末が振れ幅を左右する 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 日産車体7222 日産の車を組み立てる専業の子会社。九州の大型 SUV が稼ぐが、湘南の終了と戻りにくい現金を考えると、今の値段は割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 大同メタル工業株式会社7245 エンジン軸受で世界首位。電動化で本業は細るが、データセンター電源と船が穴を埋められるか。今の値段は割高 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社エクセディ7278 クラッチとトルクコンバータで世界シェア2割強。稼ぎ頭のATが電動化で縮む中、新事業が穴を埋めきれるかが分かれ目で、今の値段は先を楽に見すぎている 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 フジオーゼックス7299 エンジンバルブで国内首位級。無借金で稼ぐ力は安定しているが、内燃機関という事業の寿命が重く、10年の中立でも今の値段に届きにくい 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 シマノ7309 世界的な寡占の自転車部品メーカーだが、特需の反動とシェア防衛の値引きで利益は沈んでおり、今のPER45倍台は急な回復を見込みすぎで、今の値段は割高に見える 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 三桜工業6584 ブレーキ・燃料の配管で世界2位。だが利益は薄く借金は増えた。データセンター水冷が育たなければ今の値段は重い 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 TBK7277 トラック・バス用ブレーキの老舗。財務は堅いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の時価総額を超えにくい 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 ジャパンエンジンコーポレーション6016 舶用エンジンの堅い収益源を持つが、いまの利益は新造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −33.2% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 名村造船所7014 受注残は厚いが、いまの利益は造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −44.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 小田原機器7314 バスの運賃箱で国内2番手。更新の波で売上は大きく揺れ、利益率は薄い。10年の価値は今の時価総額の半分前後 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 近畿車輛7122 受注残は売上の約 3 年分あるが営業利益は赤字。見かけの純現金は前受金で、10 年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 阪神内燃機工業6018 内航船のエンジンで上位に立つ小さな会社。無借金で受注残も厚いが、稼ぐ力に対して値段が先走る 本質価値との差 −57.9% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 曙ブレーキ工業株式会社7238 ブレーキ専業。足元は改善するが、再生ファンドの出口と優先株の重しが残り、10年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −63.4% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ispace9348 月面輸送の先駆けだが、利益が出る前に増資と借入の返済が続く。今の株主に残る価値は小さく、今の値段は大きく割高と見る 本質価値との差 −64.4% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 リード6982 SUBARU頼みの小さな部品会社。受注は増えるが、借入が重く、赤字の歴史が長い。今の値段は先の回復を織り込みすぎだ 本質価値との差 −76.7% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 イクヨ7273 樹脂部品の老舗が、貴金属・暗号資産・河西工業株へと手を広げる。本業の稼ぎは薄く、今の値段は事業でなく期待が決めている 本質価値との差 −77.4% · 10 年 割高(年 −6.9%)

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読んだ資料

  1. GMB 有価証券報告書(2026/03 期・要約)
  2. GMB 2026 年 3 月期 決算短信

分析日 2026-10-20