株譜
AI 銘柄分析 · 輸送用機器 · 試作

カーメイト 7297

名の通ったカー用品のブランドと厚い現金を持つが、縮む市場と重い本社費で資本は眠ったまま

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)788 円56 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)855 円60 億円差 −7.8%
10 年後から見ると 適正 価値 788 円56 億円 · 差 −7.8% · 期待の年率 +6.1%
期待の年率リターン(10 年)+6.1%資本コスト比 −2.1 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

カーメイトは、チャイルドシートのエールベベやドライブレコーダー、タイヤチェーンで知られるカー用品の企画会社だ。筆者の結論はやや割高である。ブランドは値段を守れるが、市場は縮み、手元の厚い現金は株主に戻る道がはっきりしない。

稼ぎの源はカー用品店と通販の棚だ。オートバックス・アマゾン・イエローハットの 3 社で売上の 4 割近くを占める。仕入れの半分近くは中国からで、円安と値下げ競争が利益を削ってきた。営業利益率は 2021 年の 8% 台から、ここ 3 年は 1〜4% に沈んだ。

10 年先を考えると、車の保有台数はゆっくり減る。名の通った商品は値上げを通せるが、本社の費用も物価とともに膨らむ。純現金は約 78 億円と時価総額を上回る。ただ創業期からの大株主が議決権の 46% を持ち、自社株買いの実績も無い。現金の半分ほどしか株主の値打ちとして数えられない。筆者は、ブランドの強さと資本の使い方の弱さが、そのまま値打ちを決めていると見る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、カーメイトは「良い商品を持つが、良い資本の使い手ではない」会社だ。ブランドは本物で、子どもの安全や冬の備えのような、値段より信頼で選ばれる商品を持つ。設備も軽く、利益の多くが現金として残る。

しかし株主の側から見ると、その現金が眠っている。時価総額を上回る純現金を抱えながら、自社株買いは無く、ROE は 4% 前後で動かない。大株主が議決権の半分近くを持つ限り、少数株主がこの使い方を変えることは難しい。

安全域は、現金の厚さで一部は確保されている。会社が倒れる心配はまず無い。ただ、事業から生まれる利益が資本コストに届かない以上、払う値段に見合う値打ちは、現金を株主に戻す決断があって初めて生まれる。筆者はその決断を待つ立場にある。

小さなブランド企業を持つ楽しみはある。ただ、その楽しみに払う値段は、眠った現金を差し引いて考えるべきだ。

何で稼ぐ会社か

事業は車関連とアウトドアの 2 つで、売上の 9 割が車関連だ。商品の企画と開発は自社で行い、製造の多くは中国などの協力工場に任せる。自社で工場を持たない分、設備は軽い。

車関連の顔ぶれは幅広い。チャイルドシートのエールベベ、ルーフキャリアのイノー、タイヤチェーンのバイアスロン、芳香剤、ドライブレコーダーのダクションなどだ。冬物の比率が高く、売上は下期に偏る。雪の多い冬は利益が膨らみ、暖冬の年は在庫が残る。

売り先はカー用品店と通販だ。オートバックスが 16%、アマゾンが 12%、イエローハットが 10% を占める。店の棚を取れるかどうかが売上を決める。イエローハットとオートバックスの株を持ち合い、取引の関係を固めている。

アウトドアは、スノーボードのビンディングの FLUX が中心で、自転車の用品も扱う。売上は 17 億円と小さいが、利益率は 15% と高い。ここ数年は海外の販売も伸びている。

人員は連結で 640 人ほどの小さな所帯だ。商品の数は多いが、1 つ 1 つの市場は小さく、大手の家電や部品のメーカーが本気で入ってくるほどの大きさは無い。この隙間の深さが、ブランドを守る壁にもなっている。

優良さと弱いところ

強みはブランドだ。チャイルドシートは子どもの命を預ける商品で、名の通ったメーカーが選ばれやすい。ドライブレコーダーやルーフキャリアも、安全と取り付けの信頼で値段を保ってきた。車関連の利益率が 11% を保っているのは、その表れだ。

弱みは 3 つある。1 つ目は売り先の集中で、大手のカー用品店 2 社と通販 1 社に売上の 4 割を頼る。2 つ目は仕入れで、半分近くを中国から買うため、円安がそのまま原価を押し上げる。3 つ目は本社の費用で、セグメントの利益 17 億円のうち 11 億円近くを本社が食う。

資本の効率は低い。自己資本 152 億円のうち半分近くが現金で、ROE は 10 年の中央値で 4%。会社自身が掲げる ROE 10% の目標には遠く及ばない。経営目標と実績の差がこれほど開いたまま、手を打たない点を筆者は重く見る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

カー用品の市場は、量の面で縮む。国内の車の保有台数は 7,800 万台前後で頭打ちになり、人口減と若い世代の車離れで、10 年先はゆるやかに減る。業界の見方では、カー用品と整備の市場は名目で年 1〜2% 縮む。

売り場も変わった。かつての主役だったカー用品店は、自社の商品を増やし、仕入れ先を絞る。代わりに伸びたのがアマゾンなどの通販で、中国のメーカーが安いドライブレコーダーやスマホのホルダーを直接売る。ブランドの無い商品は、ここで値下げの渦に巻き込まれる。

一方で、1 台あたりの買い物が増える分野もある。ドライブレコーダーはあおり運転の報道で一気に広がり、車内の防犯や子どもの安全への関心も高い。新車に最初から付く装備が増えれば後付けの需要は減るが、チャイルドシートやキャリアのように車に付かない商品は残る。

電気自動車が増えても、チェーンやキャリア、チャイルドシートは要る。エンジンの関連用品は細るが、カーメイトの稼ぎ頭はエンジンに依らない商品が多い。

為替も効く。ドル円は 150 円で動かないとみても、中国の人件費と物流費は物価とともに上がる。輸入で成り立つ商品は、その上げ分を値段に移せるかで利益が決まる。

資本政策と M&A

配当は業績に応じて決める方針で、2026/03 期は総額 2 億円余りと、純利益の 7 割台を払った。自社株買いの実績は見当たらない。

純現金は約 78 億円で、時価総額を上回る。そのうち冬物の在庫と運転資金に要る分を除いた約 48 億円を余った現金とみる。議決権の 46% を持つ有限会社エム・テイ興産が経営を支え、現金を大きく戻す方針は出ていない。

持ち合い株は約 23 億円で、大半はイエローハットの株だ。取引の関係を固めるための株で、売る方針は示されていない。株主優待は無い。経営目標の ROE 10% に届かせるなら、現金の還元が最も早い手になる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

ブランドの力を軽く見るべきではない。エールベベのチャイルドシートやダクションのドライブレコーダーは、安い輸入品が増えても値段を保ってきた。車関連の利益率が 11% あるのがその証拠だ。

利益の落ち込みは一時的だ。2024〜25 年は円安と原料高、暖冬が重なっただけで、2026/03 期にはすでに営業利益が倍に戻った。会社は 2028/03 期に利益率 5.6% を見込む。円安が一服すれば、さらに上振れする。

現金の厚さも味方だ。純現金は時価総額を上回り、金利が 2% に上がれば利息だけで年 1 億円余りの利益になる。スノーボードのビンディングは海外で伸びている。経営が ROE 10% の目標に本気で向き合い、現金を還元に回せば、評価は大きく変わる。

イエローハットとの持ち合いも、棚を守る盾として働いている。取引先が株主でもあるので、棚から外す決断は簡単ではない。設備をほとんど持たない会社なので、利益が戻れば現金もそのまま積み上がる。

慎重な見方

市場そのものが縮んでいる。売上は 10 年で年 3% 近く減り、車の保有台数もこれから減る。安いドライブレコーダーはアマゾンで中国のメーカーが直接売り、ブランドの値段を押し下げる。

売り先の力も強い。カー用品店 2 社と通販 1 社で売上の 4 割を握られ、店は自社の商品を増やす。持ち合い株で関係をつないでいるが、棚を失えば売上は一気に落ちる。

本社の費用は重く、セグメントの利益の 6 割を食う。物価とともに膨らめば、売上が伸びない限り営業利益は増えない。何より現金が株主に戻らない。大株主が半分近くを持ち、自社株買いもしない会社の現金は、額面どおりには数えられない。

利益率が 1〜2% まで落ちた 2024〜25 年は、たまたまではない。輸入で成り立つ商品の弱さが表に出ただけだ。同じことは円安や原価高のたびに繰り返す。ブランドが値段を守れる範囲は、思われているより狭い。暖冬が続けば冬物の在庫も重荷になる。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方がやや強い。ブランドは本物だが、市場の縮みと本社の費用が利益の伸びを抑え、厚い現金は株主に戻る道が見えない。確率は中立に厚く置き、悲観側を 32% とした。現金の還元や自社株買いが始まれば、楽観側に寄せ直す。強気の見方の言う利益の戻りは、会社の計画としてやや楽観の筋書きに入れている。慎重な見方の言う市場の縮みは、中立の量の減りとしてすでに織り込んだ。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,146 円81 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 401 円28 億円)。 今の値に割り戻すと 788 円56 億円、今との差 −7.8%、 期待の年率 +6.1%(資本コスト 8.3%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 2,024 円143 億円 707 円50 億円 +219.5% +12.3% 219 円15 億円
やや楽観 20% 1,660 円117 億円 593 円42 億円 +163.5% +10.2% 451 円32 億円
中立 40% 1,151 円81 億円 437 円31 億円 +85.7% +6.4% 635 円45 億円
やや悲観 20% 647 円46 億円 213 円15 億円 +0.5% +0.0% 172 円12 億円
悲観 12% 517 円37 億円 71 円5 億円 −31.2% −3.7% 71 円5 億円
加重平均100% 1,146 円81 億円401 円28 億円 +80.9% +6.1% 1,547 円109 億円

今の株価時価総額 855 円60 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 8% ブランドで値上げが通り、冬物が戻る 利益 11 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 2,024 円143 億円

チャイルドシートのエールベベと車内のドライブレコーダーが、安い輸入品と差をつけて値上げを通す。雪の多い冬が続き、タイヤチェーンとスキーキャリアもよく売れる。

スノーボードのビンディングは海外でも売れ、アウトドアの売上は 1.3 倍に伸びる。営業利益率は 8% と、2021 年ごろの好調な時期に並ぶ。

それでも事業の ROE は 8% 台で、資本コストにわずかに届かない。厚い現金を抱えたままでは、資本の効率はなかなか上がらない。配当は利益の 7 割台を続け、10 年で 50 億円ほどを株主に戻す。

  • 車関連:数量 7,800(国内の自動車保有台数(万台))× 価格 0.02(保有 1 万台あたりの当社売上(億円))→ 売上 172 億円・営業利益 22 億円。保有台数 1.0 倍 × 単価 1.34 倍、利益率 13%
  • アウトドア・レジャー・スポーツ:数量 14.8(販売点数(万点・推定))× 価格 2.10(1 万点あたりの売上(億円。1 点約 1.5 万円))→ 売上 31 億円・営業利益 5 億円。1.3 倍 × 1.40 倍、15%

倍率:事業の ROE 8.1% が k 8.25% をわずかに下回るので、PER の上限は 1÷k の 12.09 倍。ブランドの値上げが通るこの筋書きは上限いっぱいとした。余った現金 48 億円は利息(税後 1.4%)を引いた事業の純利益に PER を掛け、現金はオーナー支配の戻り方 0.5 を掛けて足した。

確率:過去 12 年で営業利益率が 8% を超えたのは 2021〜22 年の 2 期だけ。雪の多い冬とブランドの値上げが重なる条件は狭く、8% とした。

やや楽観 20% 会社の計画どおり利益率 5〜6% に戻る 利益 8 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 1,660 円117 億円

輸入の仕入れ値が落ち着き、値上げの効果が出て、営業利益率は 6% 台に戻る。車の保有台数はわずかに減るが、ドライブレコーダーや車内の小物で 1 台あたりの買い物は増える。

アマゾンでの販売が伸び、カー用品店に頼る度合いは少しずつ下がる。アウトドアはスノーボードと自転車の用品で 1 割余り伸びる。

本社の費用は物価とともに膨らむが、売上の伸びで吸収できる。配当は利益の 7 割台を続ける。事業の ROE は 6% 台で、資本コストにはまだ届かない。スノーボードの用品は海外の販売が増え、冬の天候に左右されにくくなる。

  • 車関連:数量 7,566(国内の自動車保有台数(万台))× 価格 0.02(保有 1 万台あたりの当社売上(億円))→ 売上 165 億円・営業利益 21 億円。0.97 倍 × 1.32 倍、12.5%
  • アウトドア・レジャー・スポーツ:数量 13.1(販売点数(万点・推定))× 価格 2.05(1 万点あたりの売上(億円。1 点約 1.5 万円))→ 売上 27 億円・営業利益 4 億円。1.15 倍 × 1.37 倍、13.5%

倍率:事業の純利益 8 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.5% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)24 億円。全体の PER 12.12 倍、時価総額 117 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社は 2028/03 期に営業利益率 5.6% を見込む。円安の一服と値上げで届く水準で、過去 12 年の中央値より上だが山ではないので 20% とした。

中立 40% 縮む市場で、ブランドが値段を守る 利益 5 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 1,151 円81 億円

国内の車の保有台数はゆっくり減り、カー用品の量は 10 年で 1 割近く細る。安い輸入品がアマゾンで売れ、カー用品店の棚も絞られる。

それでもエールベベやダクションのような名前の通った商品は、物価に近い値上げを通す。車関連の利益率は今の 11% 台を保つ。アウトドアは小さいながら伸びる。

重いのは本社の費用で、物価とともに膨らみ、営業利益は 7 億円前後にとどまる。手元の現金は 2% で回り、利息が年 1 億円余り利益を足す。事業の ROE は 4% 台のままだ。

持ち合いの株と現金は動かないまま残り、配当は利益の 7 割台を続ける。

  • 車関連:数量 7,176(国内の自動車保有台数(万台))× 価格 0.02(保有 1 万台あたりの当社売上(億円))→ 売上 151 億円・営業利益 17 億円。保有台数と 1 台あたりの用品購入で 0.92 倍 × 1.28 倍、11.5%
  • アウトドア・レジャー・スポーツ:数量 12.0(販売点数(万点・推定))× 価格 2.01(1 万点あたりの売上(億円。1 点約 1.5 万円))→ 売上 24 億円・営業利益 3 億円。1.05 倍 × 1.34 倍、12%

倍率:事業の純利益 5 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.1% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)24 億円。全体の PER 12.12 倍、時価総額 81 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:売上は 10 年で年 3% 近く縮んできた。保有台数の減りと輸入品との競争が続く中、ブランドで単価を守る筋書きが最もありうるので 40% とした。

やや悲観 20% 輸入品に押され、利益がほぼ消える 利益 1 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 647 円46 億円

中国製の安いドライブレコーダーやチャイルドシートが、アマゾンでさらに売れる。カー用品店は自社の商品を増やし、取引の条件も厳しくなる。

暖冬が続けばタイヤチェーンやスキーキャリアが売れ残り、在庫の評価損が出る。営業利益はほぼゼロになり、配当は細る。

手元の現金は残るが、清算されない限り少数株主には渡らない。株主に戻る値打ちは、現金と持ち合い株の半分ほどにとどまる。

本社の費用は物価で膨らみ続け、縮んだ売上では吸収できない。人を減らす手は打てても、ブランドを育てる力も同時に細っていく。新しい商品を出す余力が落ち、棚の場所もじりじり狭まる。

  • 車関連:数量 6,630(国内の自動車保有台数(万台))× 価格 0.02(保有 1 万台あたりの当社売上(億円))→ 売上 131 億円・営業利益 12 億円。0.85 倍 × 1.20 倍、9%
  • アウトドア・レジャー・スポーツ:数量 10.8(販売点数(万点・推定))× 価格 1.95(1 万点あたりの売上(億円。1 点約 1.5 万円))→ 売上 21 億円・営業利益 2 億円。0.95 倍 × 1.30 倍、9%

倍率:稼ぐ力では値が付かない。純現金と持ち合い株の税後に戻り方 0.5 を掛けた床(45 億円)に合わせ、今の自己資本 152 億円に PBR 0.30 倍を掛けた。

確率:2024〜25 年に営業利益率が 1〜2% まで落ち、純損失も出した。同じ形が長く続く筋書きは十分ありうるので 20% とした。

悲観 12% 店頭からも通販からも押し出される 利益 −3 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 517 円37 億円

カー用品店は統合が進み、仕入れ先を絞って自社の商品に切り替える。通販では中国のメーカーが直接売り、値段で勝てない。

車の保有台数も若い世代の車離れで減り、カー用品の量は 4 分の 3 に縮む。営業利益は赤字に落ち、在庫の評価損と固定資産の減損が重なる。

純現金は赤字の穴埋めで 60 億円ほどに減る。配当はほぼ止まり、株主に戻る値打ちは残った現金の半分ほどになる。

大株主の会社が経営を握る形は変わらず、事業の売却や再編の話も進まない。持ち合い株も売られず、ブランドの名前だけが残る小さな会社として、現金を少しずつ食いつぶしていく。

  • 車関連:数量 5,850(国内の自動車保有台数(万台))× 価格 0.02(保有 1 万台あたりの当社売上(億円))→ 売上 108 億円・営業利益 6 億円。0.75 倍 × 1.12 倍、6%
  • アウトドア・レジャー・スポーツ:数量 9.1(販売点数(万点・推定))× 価格 1.87(1 万点あたりの売上(億円。1 点約 1.5 万円))→ 売上 17 億円・営業利益 1 億円。0.80 倍 × 1.25 倍、3%

倍率:赤字で稼ぐ力の床は無い。赤字で減った純現金と持ち合い株の税後に戻り方 0.5 を掛けた床(36 億円)として、今の自己資本 152 億円に PBR 0.24 倍を掛けた。

確率:カー用品店の再編と通販の値下げ競争で、ブランドが値段を守れなくなる筋書き。純現金があり倒れる会社ではないが、赤字が続く形を 12% とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

車関連

チャイルドシート、ルーフキャリア、タイヤチェーン、芳香剤、ドライブレコーダー、ケミカル用品など。

数量国内の自動車保有台数(万台)価格保有 1 万台あたりの当社売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 7,800 0.02 129 14
10 年後 中立 7,176 0.02 151 17

取り方:国内の自動車保有台数約 7,800 万台(軽を含む)を量とし、車関連の売上 128.5 億円を割って保有 1 万台あたり 0.0165 億円とした。販売台数の開示は無く推定。

アウトドア・レジャー・スポーツ

スノーボードのビンディング(FLUX)を中心に、自転車関連の商品。

数量販売点数(万点・推定)価格1 万点あたりの売上(億円。1 点約 1.5 万円)売上営業利益
今 2026/03 11.4 1.50 17 3
10 年後 中立 12.0 2.01 24 3

取り方:点数の開示が無いため、ビンディングと自転車用品の平均単価を 1 点約 1.5 万円とみて、売上 17.1 億円から約 11 万点と推定した。

リスクと懸念

売り先の集中

オートバックス・アマゾン・イエローハットの 3 社で売上の 4 割近くを占める。カー用品店が自社の商品を増やしたり仕入れ先を絞ったりすれば、棚を失った分の売上はすぐには戻らない。

円安と中国からの仕入れ

仕入れの半分近くが海外、その大半が中国だ。円安や中国の人件費の上昇は原価をそのまま押し上げる。2024〜25 年の利益の落ち込みは、この原価の上昇を値上げで追いきれなかったことが大きい。

暖冬と在庫

タイヤチェーンやスキーキャリアなど冬物の比率が高い。暖冬の年は売れ残りが出て、在庫の評価損につながる。天候は読めないので、利益は毎年大きく振れる。

通販の安値品

アマゾンでは中国のメーカーがドライブレコーダーなどを安く直接売る。ブランドの差が伝わりにくい商品から、値下げの渦に巻き込まれていく。

眠る現金

純現金は時価総額を上回るが、自社株買いの実績は無く、議決権の 46% を大株主が持つ。現金が事業にも還元にも使われないまま積み上がれば、株主の取り分は額面より小さい。

製品の品質と保証

チャイルドシートやキャリアは、事故の時に命や車を守る商品だ。不具合が出れば回収の費用だけでなく、ブランドの信頼そのものが傷つく。

今後の分かれ目

自社株買いや配当の大幅な引き上げで現金を戻す方針が出たら
現金の戻り方を見直し、楽観側の確率を上げる。
2028/03 期に営業利益率 5% 台の計画が達成されたら
やや楽観の筋書きに近づいたとみる。本社の費用の伸びが抑えられているかを合わせて確かめる。
カー用品店のどちらかが取引を大きく減らしたら
やや悲観側に寄せる。通販でどこまで埋められるかを見る。
円が大きく高くなったら
仕入れの原価が下がり、利益率が戻りやすい。値下げの圧力で利益が流れ出ないかも見る。
大株主が持ち株を手放す動きが出たら
再編や買収の可能性が開く。ただ条件が見えるまでは値打ちの前提に入れない。

見ておくもの

  • 車関連セグメントの利益率
  • 主要販売先 3 社の売上比率
  • 本社の費用(調整額)の推移
  • 純現金の残高と還元の方針
  • 冬の売上と期末の在庫

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価や PBR から置かず、事業の ROE が k 8.25% を下回ることから PER の上限 1÷k の 11.4 倍を出し、利益の質で 85〜100% を掛けた。余った現金 48 億円はオーナー支配で戻りにくいので戻り方 0.5 で足した。持ち合い株は配当が利益に入るので足さず、悲観の床だけに数えた。PBR 0.4 倍は割安の根拠にしていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11.4→12.09 倍・やや楽観 PER 10.8→12.12 倍・中立 PER 9.7→12.12 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% + quality 1.25%。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.75% → 8.25%。

同じ業種(輸送用機器)の AI 分析

割安 トヨタ自動車7203 世界首位と関税逆風を同時に抱えるが、金融事業の厚みとマルチパスウェイが本質価値を支え、今の値段は割安 本質価値との差 +79.3% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 マツダ7261 単独で戦う中堅の車メーカー。関税で稼ぐ力は細るが、自己資本の4割弱という値段は低すぎ、割安とみる 本質価値との差 +71.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 三菱自動車工業7211 底にある利益が戻れば今の値段は安いが、利益率の低さと中国勢の追い上げで、戻る確度は高くない 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 スズキ7269 インド事業がシェア4割で稼ぎの柱、二輪も伸びるが中国EV勢の台頭と認証不正の再発が評価を重くし、今の値段はやや割安 本質価値との差 +62.4% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 河西工業7256 日産に半分を頼る内装部品の大手。直近の利益回復は鮮やかだが、借金が自己資本の3倍近く。株主の取り分は、再建が崩れるかどうかで大きく割れる 本質価値との差 +61.5% · 10 年 割安(年 +14.3%) 割安 モリタホールディングス6455 消防車の国内6割を握り、純現金も厚い堅実な会社。10年で見た本質価値は、今の時価総額を3割半ほど上回る 本質価値との差 +61.3% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 いすゞ自動車7202 国内トラック首位級とタイのピックアップ王者を併せ持つが、UD統合の実行とタイ・中国EV攻勢が綱引きする局面で、本質価値は今の値段より割安 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 本田技研工業7267 二輪と金融が稼ぎ四輪を支える構造。EV の戦略転換で初の最終赤字だが、二輪・金融の稼ぐ力から見れば今の値段はやや割安 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 日本プラスト7291 日産とホンダの2社頼みでハンドルとエアバッグを作る。自己資本の 4 分の 1 の値段だが、利益率の薄さと借入が割引の理由 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 デイトナ7228 バイク乗りの「あと付け」を企画して卸すファブレスの用品会社。国内の担い手は老いるが、品ぞろえと販売網の厚さで稼ぐ力は残り、中立で今の値段を上回る 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 東京ラヂエーター製造7235 トラック・建機のラジエーター専業。手元の現金が時価総額の4割に迫り、利益の質に比べて値段が低い会社だ 本質価値との差 +49.8% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 株式会社ファルテック7215 日産向けに偏る自動車の外装部品会社。利益は薄く先は読みにくいが、時価総額が自己資本の 2 割と低く、10 年の価値はやや上回る 本質価値との差 +47.9% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 日産自動車7201 自動車事業は本業で赤字、稼ぎ頭は販売金融。Re:Nissanの再建が進めば今の値段はやや割安だが、失敗すれば床も浅い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +14.0%) 割安 エフテック7212 ホンダ向けの足回り部品が北米に偏る低採算の会社。借金は時価総額の3倍超で、中立でも利益の薄さは変わりにくい 本質価値との差 +39.3% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 武蔵精密工業株式会社7220 ホンダ系の駆動部品会社。AI 向けキャパシタの当たり外れで 10 年後の姿が大きく分かれ、今の値段はその当たりを先取りしている 本質価値との差 +37.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 豊田合成株式会社7282 トヨタ系の安全部品大手。エアバッグの伸びは確かだが利益率は最高圏にあり、今の値段は織り込み済みでほぼ適正 本質価値との差 +36.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 ユニプレス株式会社5949 日産向けが約4分の3を占める車体プレスの大手。拠点の整理で身軽になったが、価値は日産の台数しだいで、安全域は厚くない 本質価値との差 +35.6% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 株式会社アイシン7259 AT(変速機)世界首位級のトヨタ系部品大手。トヨタ株の含み資産が下支えする一方、eAxleへの転換とAT収益化の成否が本質価値を左右する 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 安永7271 内燃機関の部品で稼ぐ中堅。足元の利益は上振れたが、EV 化と重い借入が先の価値を削る 本質価値との差 +31.7% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 ウェッズ7551 車のカスタムホイールの老舗卸。時価総額の7割が純現金だが、現金はトヨタ系の親会社の下にあり、価値は妥当圏に落ち着く 本質価値との差 +31.4% · 10 年 割安(年 +10.0%) やや割安 株式会社タチエス7239 日産・三菱・ホンダ向けのシート専業。利益率は回復途上で、顧客の偏りと買収の消化が10年の分かれ目になる 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 フタバ産業株式会社7241 トヨタ向けボデー・マフラーの部品メーカー。薄利でも今の値段に余裕はなく、EV化で排気系が縮む10年を見て、筆者は割高寄りと見る 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 トヨタ紡織株式会社3116 トヨタ系の座席・内装の大手。規模は大きいが利益率が薄く、値決め力の弱さと北米の赤字が10年の評価を決める 本質価値との差 +28.2% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 極東開発工業7226 架装で国内首位級だが、利益率の回復は物価を超えられず、独禁法の傷も残る。本質価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +28.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 新明和工業7224 防衛と自治体の底堅い需要で稼ぐ力は上がるが、資本コストを大きく超えず、今の値段はほぼ妥当な水準だ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 レシップホールディングス7213 バスの運賃箱と行先表示の老舗。新紙幣の特需は終わったが、米国の運賃収受が育ち、中立で今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ダイハツインフィニアース6023 船の発電エンジンと保守で稼ぐ堅い会社。ただ今の利益は受注の山にあり、10年で見ると値段は少し先取りしすぎ 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 株式会社デンソー6902 トヨタ系最大手の車載部品会社。電動化・ADAS半導体で成長を描くが、トヨタ株の巨額保有が下支えする一方、変革の実行速度が今の値段に見合うかが分かれ目 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 SUBARU7270 米国依存7割と関税が利益を直撃するが、厚い純現金と回復力を踏まえれば10年ではやや割安 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 GMB7214 補修用の駆動・冷却部品を世界に売る専業。電動ポンプへの切り替えが焦点だが、借入が重く、株主の取り分は薄い 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 日本車輌製造7102 JR東海の子会社として新幹線を造る堅い受注残があるが、利益は一時要因で膨らんでおり、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 株式会社ティラド7236 熱を逃がす部品の専業。利益率は歴史的な高さにあり、定着するかが分かれ目。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 内海造船7018 防衛とフェリーの造船所。今は好況の頂点で、積み上がる現金の使い道が焦点 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 株式会社東海理化電機製作所6995 スイッチ・シートベルトのトヨタ系部品会社。純現金は厚いが、車内の操作が画面に移れば主力が細る。稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ユニバンス7254 駆動系ユニットの専業。日産・フォード・ホンダの3社に頼り、利益は円安で嵩上げされている。厚い現金が下支えするが、10年の中立は今の値段並み 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ナンシン7399 キャスターと台車の老舗。時価総額とほぼ同じ現金を持つが、本業の利益率は2%台に沈み、現金も株主に戻らない。値段はおおむね見合っている 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ニッキ6042 芝刈り機のエンジン部品とガスの燃料装置の会社。本業は電動化で細り、工場用地の賃料が支え。やや割高 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 株式会社エッチ・ケー・エス7219 車好きに愛されるチューニングパーツの老舗。ブランドと手元資金は本物だが、電動化で市場が縮み、利益が薄く、値段はやや割高寄り 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 愛三工業株式会社7283 車の燃料ポンプで世界首位級の部品会社。エンジン車の縮小と、トヨタ頼みの値決めの弱さが10年の重しになる 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 トピー工業株式会社7231 トラック用ホイールと建機の足回りで国内首位。ただ利益率は薄く、構造改革が効いても稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段はその実力にほぼ見合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) 適正 日本精機株式会社7287 車のメーターとHUDの専業。二輪が稼ぎ、四輪は薄利。10月の東洋電装の買収で借金を背負い、払う値段に安全域は薄い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 ヨロズ7294 日産依存の足回り部品メーカー。減損で身軽にはなったが、稼ぐ力は資本コストに遠く、10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 株式会社村上開明堂7292 国内首位級の自動車ミラー専業。純現金は時価総額の半分に迫るが、稼ぐ力は10年かけても大きくは伸びず、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 田中精密工業7218 ホンダのエンジン部品で成り立つ小さな部品会社。電動化と値下げ要請の挟み撃ちで、帳簿の割安さは割り引いて見る 本質価値との差 +7.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 アスカ7227 車体のプレス部品が主力で、ロボットが利益の伸び役。借金が重く、10年の中立でも今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社ハイレックスコーポレーション7279 ケーブルの老舗からドア周りの総合部品会社へ。利益は長く薄いままだが、厚い純現金と保有株が値段を支える。構造改革の成否が分かれ目 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 株式会社今仙電機製作所7266 ホンダ・マツダ向けのシート機構部品。利益は薄いが時価総額の6割が純現金で、10年の評価は利益率が3%台から動くかで決まる 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ヤマハ発動機7272 二輪世界2位・船外機シェア4割を主軸に半導体装置が育つ複合企業。2025年はアウトドア車両の損失で急減益、今の値段は中期計画の実現を先取りしたやや割高な水準 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ムロコーポレーション7264 栃木の精密プレス専業。自己資本の 4 割弱という値段は資産の厚みを映すが、主力の内燃・変速機部品が細る分を電動化部品が補えるかが焦点で、稼ぐ力から見れば値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 プレス工業株式会社7246 トラックのフレームと車軸の専業。電動化でも残る部品で堅実だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 株式会社エフ・シー・シー7296 二輪クラッチ世界首位の安定した稼ぎ頭を持つが、四輪クラッチは電動化で縮む。現金は厚いが、稼ぐ力に見合う値段は今よりやや低いと見る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 テイン7217 車高調の専業メーカー。純現金があり堅実だが、利益率は戻り切らず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 カネミツ7208 鋼板製プーリの専業で、現金は厚いが主力は電動化で縮む。ロボット部品などの新しい柱が穴を埋められるかが 10 年の分かれ目 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 テイ・エス テック株式会社7313 ホンダ向け自動車シートの専業。厚い現金が下値を支えるが、利益率の回復は北米次第で、顧客の偏りが重い 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 NITTAN6493 エンジンバルブで世界4位。ただ昨期の利益は山の水準で、株式化が見込まれる転換社債も重しになる 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 カヤバ株式会社7242 緩衝器と建機用油圧の二本柱。規模はあるが値決め力が弱く、利益の振れも大きい。10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 −6.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 エイケン工業株式会社7265 自動車の補修用フィルターに特化した堅実な会社。純現金も厚いが、電動化で需要が細り、卸大手への依存も高く、値段はやや割高 本質価値との差 −7.2% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 NOK株式会社7240 オイルシール世界首位級だが、基板が利益の足かせ。現金と持ち合い株が時価の3割近くを支え、事業そのものはやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.7%) やや割高 ミクニ7247 二輪とインドが支える燃料・吸気部品メーカー。四輪の電動化と借金が重く、中立でも今の時価総額を上回りにくい 本質価値との差 −10.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 盟和産業7284 トヨタ系の内装部品の2次の大手。資産は厚いが利益が薄く、10年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 川崎重工業7012 防衛費拡大の脇役に甘んじるが、実際に稼ぐのは二輪とロボット。名目と資本コスト 8.5% で測ると今の値段はやや割高で、潜水艦不正の後始末が振れ幅を左右する 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 日産車体7222 日産の車を組み立てる専業の子会社。九州の大型 SUV が稼ぐが、湘南の終了と戻りにくい現金を考えると、今の値段は割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 大同メタル工業株式会社7245 エンジン軸受で世界首位。電動化で本業は細るが、データセンター電源と船が穴を埋められるか。今の値段は割高 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社エクセディ7278 クラッチとトルクコンバータで世界シェア2割強。稼ぎ頭のATが電動化で縮む中、新事業が穴を埋めきれるかが分かれ目で、今の値段は先を楽に見すぎている 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 フジオーゼックス7299 エンジンバルブで国内首位級。無借金で稼ぐ力は安定しているが、内燃機関という事業の寿命が重く、10年の中立でも今の値段に届きにくい 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 シマノ7309 世界的な寡占の自転車部品メーカーだが、特需の反動とシェア防衛の値引きで利益は沈んでおり、今のPER45倍台は急な回復を見込みすぎで、今の値段は割高に見える 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 三桜工業6584 ブレーキ・燃料の配管で世界2位。だが利益は薄く借金は増えた。データセンター水冷が育たなければ今の値段は重い 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 TBK7277 トラック・バス用ブレーキの老舗。財務は堅いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の時価総額を超えにくい 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 ジャパンエンジンコーポレーション6016 舶用エンジンの堅い収益源を持つが、いまの利益は新造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −33.2% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 名村造船所7014 受注残は厚いが、いまの利益は造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −44.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 小田原機器7314 バスの運賃箱で国内2番手。更新の波で売上は大きく揺れ、利益率は薄い。10年の価値は今の時価総額の半分前後 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 近畿車輛7122 受注残は売上の約 3 年分あるが営業利益は赤字。見かけの純現金は前受金で、10 年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 阪神内燃機工業6018 内航船のエンジンで上位に立つ小さな会社。無借金で受注残も厚いが、稼ぐ力に対して値段が先走る 本質価値との差 −57.9% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 曙ブレーキ工業株式会社7238 ブレーキ専業。足元は改善するが、再生ファンドの出口と優先株の重しが残り、10年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −63.4% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ispace9348 月面輸送の先駆けだが、利益が出る前に増資と借入の返済が続く。今の株主に残る価値は小さく、今の値段は大きく割高と見る 本質価値との差 −64.4% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 リード6982 SUBARU頼みの小さな部品会社。受注は増えるが、借入が重く、赤字の歴史が長い。今の値段は先の回復を織り込みすぎだ 本質価値との差 −76.7% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 イクヨ7273 樹脂部品の老舗が、貴金属・暗号資産・河西工業株へと手を広げる。本業の稼ぎは薄く、今の値段は事業でなく期待が決めている 本質価値との差 −77.4% · 10 年 割高(年 −6.9%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. カーメイト 有価証券報告書(2026年3月期)テキスト
  2. カーメイト 財務・大株主

分析日 2026-10-20