株譜
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NITTAN 6493

エンジンバルブで世界4位。ただ昨期の利益は山の水準で、株式化が見込まれる転換社債も重しになる

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)436 円126 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)465 円134 億円差 −6.2%
10 年後から見ると 適正 価値 436 円126 億円 · 差 −6.2% · 期待の年率 +6.5%
期待の年率リターン(10 年)+6.5%資本コスト比 −1.7 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

NITTANは、エンジンの吸気と排気を開け閉めするバルブを作る会社だ。筆者の結論は、本質価値が今の時価総額を下回る、つまり割高寄りというものだ。昨期の利益が、会社の実力より高い山にあることが一番の理由になる。

2026年3月期の営業利益は40億円で、前の期の2.7倍に跳ねた。値上げと円安、北米の効率化が重なった結果だ。その前の10年は、営業利益率が2〜5%にとどまっていた。

電動化の逆風は、国内の見方よりも強い。会社は2040年も内燃機関は同じ台数と見るが、ハイブリッド車では1台あたりの部品点数が増えない。しかも、2025年に発行した転換社債と新株予約権が、株価が上がると株を13%ほど増やす。

良い点もある。二輪車向けでは東南アジアでほぼ全部のシェアを持ち、インドの増産も進む。純現金は小さいが、借金に追われる会社ではない。それでも、10年の価値は今の時価総額を4割近く下回ると筆者は見る。昨期の山が続くと見込む値段は、安全域に乏しい。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は「良いときの利益で値段をつけてはいけない会社」だ。部品の世界で競争力のある製品を持つが、顧客が値段を決める力は強い。

10年の利益の質も気になる。少数株主の取り分が大きい。バルブの稼ぎのうち、現地の合弁相手と分ける部分が大きく、手元に残るのは営業利益の半分に届かない。しかも、設備の更新に毎年多額の現金が要る。

良い点は、経営が方針を変えつつあることだ。ROE8%以上を目標に掲げ、歯車の立て直しと、インドの増産を進めている。ただし、目標の達成は、これから見るべき実績だ。

安全域は薄い。純現金は小さく、昨期の高い利益が続く前提で、ようやく今の値段と釣り合う程度だ。希薄化の可能性もある。筆者は、今の値段に十分な余裕があるとは見ない。

持ち続けたいと思える会社かと問われれば、答えは慎重になる。事業の見通しより、利益の質と希薄化が気になるからだ。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの8割は、小型のエンジンバルブだ。乗用車、トラック、二輪車、発電機向けに作る。2026年3月期の売上は517億円で、うちバルブが415億円を占めた。ほかに、船の中速エンジン向けの舶用部品と、精密鍛造の歯車がある。

売上の地域別は、日本が41%、アジアが34%、北米が18%、欧州が7%だ。顧客は日系の四輪車メーカーが中心で、ホンダやトヨタ、韓国の現代自動車にも納める。顧客は180社に及ぶ。

稼ぎ頭はアジアの二輪車向けだ。二輪車はエンジンの種類が多く、少量ずつ作り分ける必要がある。この分野で同社はASEANのシェアがほぼ100%に近く、値段を取りやすい。

弱いのは日本と北米、それに歯車だ。歯車は赤字が続き、2025年3月期と2026年3月期に減損を出した。舶用部品も、工場火災の影響を受けた。

新しい領域として、燃料電池車のモーター部品や空圧部品を手がける。まだ売上は小さい。

海外の売上は約64%に達し、日本の売上の1.8倍にあたる。各地の工場で作って各地の顧客に売る、地産地消の体制が特徴だ。

優良さと弱いところ

強みは、二輪車向けの少量多品種に応える力と、世界10か国に広げた生産拠点だ。顧客の工場の近くで作る体制が、関税や物流の乱れに強い。傘のように中空にしたバルブは、同社が固有の技術と位置づける。

一方、世界シェアは11%で、首位のイートンと2位のマーレには遠い。国内でもフジオーゼックスが44%、愛三工業が約3割を握り、同社は26%だ。三番手のメーカーが、顧客から値段を決められやすいのは避けにくい。

収益力は長く低かった。2026年3月期のROEは7%台だが、過去10年の中央値は2%台だ。歯車の赤字、北米の不振、舶用部品の火災が、足を引っ張ってきた。

資本の使い方は、これから見極める段階にある。配当性向は30%以上が目安で、還元は控えめだ。3年間で287億円の投資を営業キャッシュフロー232億円より多く計画し、足りない分は借入や政策保有株の売却で補う。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

エンジンバルブの需要は、四輪車の内燃機関が支える。電動化は進むが、会社は2040年でも内燃機関の車の台数は2020年並みと見ている。ハイブリッド車や環境規制への対応で、中空バルブのような高性能品が伸びる、という筋書きだ。

筆者はこれを割り引いて見る。ハイブリッド車は内燃機関を積むが、1台あたりの気筒の数が少なくなりやすく、バルブの本数が減る。バッテリー式の電気自動車が増えれば、その分は丸ごと失う。中国では日系メーカーが苦戦し、同社の販売にも響いた。

成長の余地はインドだ。同社は2030年に、インドの生産能力を2024年の2倍にする計画を持つ。現代自動車がインドで拡大する流れに、新和精密(韓国のバルブリフター)の連結子会社化で乗る。

競合は、世界のイートン、マーレ、テネコ、国内のフジオーゼックス、愛三工業だ。国内の3社が分け合う市場は、台数が増えないまま、値上げを受け入れてもらえるかが勝負になる。

船用は造船と発電機向けの需要が堅く、燃料電池の部品など新分野は、数字になるまで時間がかかる。

資本政策と M&A

還元は小さい。配当性向は30%以上が目安で、前期と同じ額の配当を続ける計画だ。3年間の株主還元は19億円にとどまり、子会社の少数株主への分配27億円より少ない。

2025年に、横浜キャピタルが運用するファンドへ、転換社債と新株予約権を合計約25億円発行した。当初の転換価額は今の株価の約1.4倍で、全部が株式になると株数は約13%増える。株価が転換価額の113%に達するまで行使できないので、株価が上がるほど希薄化が進む仕組みだ。

買収にも前向きだ。3年間にM&A投資100億円を計画し、未実行の分は株主還元に回す可能性にも触れている。上場の政策保有株は約50億円あり、資金源にもなる。

減価償却費は年40億円ほどで、営業利益とほぼ同じ大きさだ。償却は取得価格のままで、物価では増えない。設備を建て替えれば、新しい高い値段で償却が増える。更新投資の方が償却より先に増えるので、現金は細りやすい。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

内燃機関の需要は、電動化の議論ほど急には減らない。世界の自動車の主役はこの先10年もハイブリッドを含む内燃機関で、インドやASEANでは普及がこれから本格化する。同社はこの市場で、現代自動車やホンダと深くつながっている。船舶用の中速エンジンでも、同社のシェアは極めて高い。

利益率の改善にも実績がある。2026年3月期の営業利益率は、前の期の2.9%から7.7%に上がった。中空バルブの比率を約4割に高め、歯車の赤字を縮め、北米の効率化を進めれば、会社が掲げる9.2%は届く。

さらに、未実行のM&Aは計画に入っていない。横浜キャピタルの支援を受けて第2の柱を作れれば、利益の伸びは今の計画を超える。船用と発電機向けも需要が強い。

利益が7割増えれば、株の価値は今の2倍を超えうる。

配当性向を上げれば、少ない純現金でも還元は厚くできる。経営が資本の使い方を変えるきっかけも、すでに出ている。実績が積み上がれば、倍率の見直しも起きうる。

慎重な見方

昨期の利益は、値上げと円安、北米の一時的な改善が重なった山だ。2027年3月期の会社予想も営業利益は5%減る。10年を通した営業利益率は4〜5%で、7%台が定着した実績はない。

電動化は、内燃機関の台数が横ばいでも、バルブの需要を削る。ハイブリッドは気筒が少なくなりやすく、電気自動車は部品そのものが要らない。同社の売上の8割は、この製品に頼る。

利益は株主に届きにくい。少数株主の取り分が大きく、純利益は営業利益の半分に届かない。転換社債と新株予約権が株に変われば、株数が約13%増える。設備の更新には毎年多額の現金が要る。

10年の利益率は、為替や素材価格にも左右され、安定しない。悲観の筋書きは、北米と中国の不振が続き、歯車の赤字が残り、営業利益が10億円を割ることだ。

利益率の改善は、値上げと円安に頼る部分が大きかった。この追い風が止まると、元の水準に戻りやすい。しかも、顧客は次の値上げを簡単には受け入れない。

どちらに重みを置いたか

2026年3月期の利益は山の水準で、10年を通した利益率には慎重に見るべき理由が多い。確率は中立に35%、やや悲観に28%、悲観に15%を置いた。楽観の側は、利益率9%超が定着する筋書きなので、5%と17%にとどめた。結果として、10年の価値は今の時価総額を4割近く下回る。株主の取り分が少ないことと、希薄化の可能性が、慎重な見方の側に確率を寄せた理由である。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 689 円199 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 185 円53 億円)。 今の値に割り戻すと 436 円126 億円、今との差 −6.2%、 期待の年率 +6.5%(資本コスト 8.3%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 5% 1,369 円395 億円 336 円97 億円 +266.5% +13.9% 85 円25 億円
やや楽観 17% 1,027 円296 億円 275 円79 億円 +179.9% +10.8% 221 円64 億円
中立 35% 866 円250 億円 214 円62 億円 +132.1% +8.8% 378 円109 億円
やや悲観 28% 400 円115 億円 139 円40 億円 +15.8% +1.5% 151 円43 億円
悲観 15% 204 円59 億円 52 円15 億円 −44.9% −5.8% 38 円11 億円
加重平均100% 689 円199 億円185 円53 億円 +87.8% +6.5% 873 円252 億円

今の株価時価総額 465 円134 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 5% 楽観:内燃機関が底堅く、インドとM&Aで利益率が10%に迫る 利益 37 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 1,369 円395 億円

会社の見立てどおり、内燃機関の需要が底堅く残る。インドの生産が2倍になり、中空バルブの比率が4割に乗る。値段は物価に加えて、高付加価値品の比率でも上がる。

歯車は黒字に戻り、舶用部品は造船と発電機向けで伸びる。横浜キャピタルの支援で、M&Aで第2の柱を作る。営業利益は約80億円で、今の2倍だ。

ただし純利益は少数株主の取り分で目減りし、営業利益の半分にも届かない。転換社債と新株予約権は株式になり、株数は13%ほど増える。

配当性向は40%まで上がり、自社株買いも加わる。それでも、この筋書きが現実になる確率は低い。内燃機関の需要、インドの伸び、買収の成功が同時にそろう必要があるからだ。

  • 小型エンジンバルブ:数量 15,490(出荷の本数(万本))× 価格 0.04(1本あたりの単価(万円))→ 売上 660 億円・営業利益 73 億円。本数1.12倍、中空バルブの比率上昇
  • 舶用部品:数量 0.4(出荷の数(万セット))× 価格 268(1セットあたりの単価(万円))→ 売上 112 億円・営業利益 8 億円。造船・発電機向けが1.6倍
  • 歯車・その他:数量 263(出荷の数(万個相当))× 価格 0.26(1個あたりの単価(万円))→ 売上 67 億円・営業利益 2 億円。歯車が黒字に戻る

倍率:事業の純利益 37 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.7% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.12 倍、時価総額 448 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:内燃機関の需要が会社の見立てどおり続き、さらにM&Aが当たる必要がある。昨期の利益が山だったことも考え、5%にとどめた。

やや楽観 17% やや楽観:インド増産が実り、利益率が8%台に乗る 利益 27 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 1,027 円296 億円

インドの増産と中空バルブの拡販が進み、バルブの本数は4%増える。北米も採算が上がる。歯車は赤字が止まり、舶用部品が小さな黒字になる。

営業利益率は8%台後半で、会社の計画9.2%には少し届かない。純利益は約27億円で、昨期の水準を3割ほど上回る。

株価が転換価額を超える局面で、転換社債と新株予約権が株になり、希薄化が起きる。配当性向は30%台で、還元は小さいままだ。

この筋書きは、昨期の改善が一時的でなかった場合の姿に近い。ただし会社の計画をそのままなぞったものではなく、子会社の少数株主への分配と更新投資を引くと、株主に届く利益は営業利益の4割ほどになる。

  • 小型エンジンバルブ:数量 14,380(出荷の本数(万本))× 価格 0.04(1本あたりの単価(万円))→ 売上 595 億円・営業利益 60 億円。本数1.04倍、中空バルブ増
  • 舶用部品:数量 0.4(出荷の数(万セット))× 価格 268(1セットあたりの単価(万円))→ 売上 98 億円・営業利益 5 億円。舶用が1.4倍
  • 歯車・その他:数量 250(出荷の数(万個相当))× 価格 0.26(1個あたりの単価(万円))→ 売上 64 億円・営業利益 0 億円。歯車の赤字が止まる

倍率:事業の純利益 27 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.0% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.12 倍、時価総額 331 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社の計画(営業利益率9.2%)に近い姿。中計の途中経過がよく、前の計画の達成実績もあるため、17%を置いた。

中立 35% 中立:本数はやや減り、値段は物価並み、利益率は7%台 利益 22 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 866 円250 億円

バルブの本数は10年で5%減る。インドとASEANの二輪、船用の伸びが、欧米と中国の縮みを相殺する。値段は物価並みに上がり、高付加価値品でわずかに上乗せされる。

営業利益率は7.4%で、昨期の7.7%と過去12年の最高8.1%の間にとどまる。償却費は取得価格のままで増えない追い風があるが、顧客の値下げ要求と更新投資の増加が相殺する。

純利益は約22億円で、昨期と同水準だ。転換社債などは株になり、希薄化する。還元は小さく、自己資本が積み上がる。

売上は約690億円と、会社の計画(2029年3月期に630億円)の延長線上にある。ただし売上の伸びの大半は物価で、数量の伸びではない。ROEは5%前後にとどまり、資本コストを超えない。

  • 小型エンジンバルブ:数量 13,140(出荷の本数(万本))× 価格 0.04(1本あたりの単価(万円))→ 売上 544 億円・営業利益 49 億円。本数0.95倍。値段1.38倍
  • 舶用部品:数量 0.3(出荷の数(万セット))× 価格 268(1セットあたりの単価(万円))→ 売上 84 億円・営業利益 3 億円。舶用が1.2倍
  • 歯車・その他:数量 237(出荷の数(万個相当))× 価格 0.26(1個あたりの単価(万円))→ 売上 60 億円・営業利益 −1 億円。歯車の赤字が残る

倍率:事業の純利益 22 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.1% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.12 倍、時価総額 261 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:内燃機関の需要は残るが、ハイブリッド化と電動化で本数がやや減る。インドの伸びで相殺される。昨期が山という点を踏まえ、最も確率の高い姿に35%を置いた。

やや悲観 28% やや悲観:電動化で本数が2割減り、利益率が4%台に戻る 利益 10 億円 · PER 7.0 倍 · 株価時価総額 400 円115 億円

バルブの本数が2割減る。ハイブリッド化で気筒が減り、中国の日系メーカーが苦戦を続ける。顧客の値下げ要求が強まり、値段は物価の分も取れない。

営業利益率は4%台に戻る。歯車の赤字は残り、舶用部品も採算が悪い。純利益は約10億円まで落ちる。

株価が転換価額に届かないので、社債は転換されず、償還の資金が要る。希薄化はないが、15億円の返済が負担になる。配当は維持するが、増配は難しい。

この水準は、過去10年の実績に近い。昨期の改善を例外と見る立場では、むしろ自然な姿である。自己資本は積み上がるが、稼ぐ力に比べて資産が重い状態が続く。

  • 小型エンジンバルブ:数量 11,060(出荷の本数(万本))× 価格 0.04(1本あたりの単価(万円))→ 売上 425 億円・営業利益 26 億円。本数0.8倍、値下げ要求
  • 舶用部品:数量 0.2(出荷の数(万セット))× 価格 230(1セットあたりの単価(万円))→ 売上 54 億円・営業利益 1 億円。舶用の採算が悪い
  • 歯車・その他:数量 184(出荷の数(万個相当))× 価格 0.22(1個あたりの単価(万円))→ 売上 41 億円・営業利益 −2 億円。歯車の赤字が続く

倍率:ROEは2%台でkを大きく下回る。正当化PERは約5.8倍だが、現金と土地の下支えを考え、約2割上の7.0倍に置いた。

確率:四輪の内燃機関向けが予想より早く縮み、顧客の値下げ要求も強まる。過去10年の水準(営業利益率2〜5%)に戻る姿。28%を置いた。

悲観 15% 悲観:電動化と北米・中国の不振で、稼ぐ力が失われる 利益 1 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 204 円59 億円

電動化が前倒しになり、バルブの本数が4割減る。北米と中国の不振が続き、拠点の減損が出る。値段も物価に追いつかない。

営業利益は数億円に落ち、歯車の赤字も残る。稼ぐ力では価値を測れず、現金と売れる資産が頼りになる。

配当は小さくなり、10年の還元は15億円にとどまる。買収に使うお金は、失敗した買収に消える可能性もある。

工場の稼働率が下がり、固定費が重くのしかかる。インドの増産投資も回収が遅れ、資金繰りのために政策保有株を売ることになる。自己資本は減損で250億円まで減る。

この時、同社が持つのは、現金と政策保有株、売れる土地だ。稼ぐ力に値段をつけるのは難しく、価値は資産の売却額に近づく。

  • 小型エンジンバルブ:数量 8,300(出荷の本数(万本))× 価格 0.04(1本あたりの単価(万円))→ 売上 299 億円・営業利益 6 億円。本数0.6倍
  • 舶用部品:数量 0.2(出荷の数(万セット))× 価格 220(1セットあたりの単価(万円))→ 売上 40 億円・営業利益 −1 億円。舶用の採算が悪い
  • 歯車・その他:数量 105(出荷の数(万個相当))× 価格 0.20(1個あたりの単価(万円))→ 売上 21 億円・営業利益 −2 億円。歯車を縮小

倍率:稼ぐ力では測れない。純現金と、政策保有株・土地設備の売却の税後を合わせた約60億円を、今の自己資本310億円に対して0.19倍とした。

確率:内燃機関向けが構造的に縮み、価格競争と固定費の重さで赤字に近づく。三番手のバルブメーカーとして、起こりうる姿。15%を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

小型エンジンバルブ

四輪車・二輪車・発電機向けの小型エンジンバルブ。売上の約8割で、稼ぎの大半。

数量出荷の本数(万本)価格1本あたりの単価(万円)売上営業利益
今 2026/03 13,830 0.03 415 44
10 年後 中立 13,140 0.04 544 49

取り方:売上415億円は開示。1本あたりの単価は、開示が無いため約0.03万円と推定し、約1.38億本(13,830万本)と置いた。営業利益は、全社40億円とセグメントの割合(1Qで全社を上回る)から43.5億円と推定。

舶用部品

船の中速エンジン向けと発電プラント向けの大型バルブ。工場火災の影響から回復中。

数量出荷の数(万セット)価格1セットあたりの単価(万円)売上営業利益
今 2026/03 0.3 200 52 1
10 年後 中立 0.3 268 84 3

取り方:売上は1Q(11.7億円)の割合から約52億円と推定。単価は開示が無いため推定。営業利益は工場火災の影響から小幅な黒字と推定。

歯車・その他

精密鍛造の歯車と、機械加工などのその他。歯車の赤字が続く。

数量出荷の数(万個相当)価格1個あたりの単価(万円)売上営業利益
今 2026/03 263 0.19 50 −4
10 年後 中立 237 0.26 60 −1

取り方:売上は517億円からバルブと舶用部品を引いた約50億円。単価は推定。歯車は営業赤字が続くため、全社費用を含めて−4億円とした(全社の営業利益40億円と合わせる)。

リスクと懸念

昨期の利益が山

2026年3月期の営業利益は前の期の2.7倍に跳ねた。値上げと円安、北米の改善が重なった結果で、過去10年の営業利益率は2〜5%にとどまる。2027年3月期は会社予想でも5%減る。

電動化と部品点数の減

売上の約8割がエンジンバルブ。ハイブリッド化で気筒が減り、バッテリー式の電気自動車が増えれば、本数が減る。会社は2040年も内燃機関は同じ台数とみるが、見立てが外れれば影響が大きい。

転換社債と新株予約権の希薄化

当初価額(今の株価の約1.4倍)で全部が株になると、株数は約13%増える。株価が上がるほど希薄化が進む仕組みで、価値の上振れを一部奪う。下限価額は今の株価に近い水準で、株価が下がると増える株数はさらに多い。

少数株主の取り分と更新投資

子会社の少数株主に毎年かなりの利益が流れる。3年間の分配は27億円で、親会社の株主への還元19億円より多い。設備の更新にも毎年多額の現金が要り、会計の利益ほど現金は残らない。

歯車・北米・中国の不振

歯車は営業赤字が続き、2期連続で減損を出した。北米は回復途上、中国は日系メーカーの苦戦で販売が落ちた。立て直しが遅れれば、全社の利益率の足かせになる。

M&Aの失敗

3年間でM&Aに100億円を投じる計画だ。経営の人材が足りず、外部のファンドに支援を頼る。買収の値段や相手を誤れば、資金が減損に変わる。

今後の分かれ目

2027年3月期の営業利益が会社予想の38億円を割り込んだら
昨期の利益が山だったと判断し、中立から悲観側へ確率を移す。
インドの生産能力が計画どおり倍増し、現代自動車向けが伸びたら
楽観・やや楽観側に重みを移す。バルブの本数の伸びが電動化の縮みを上回る証拠になる。
歯車事業が黒字に戻り、減損が止まったら
全社の営業利益率が8%台に近づく。やや楽観の確率を上げる。
株価が当初の転換価額(今の株価の約1.4倍)を超え、転換社債・新株予約権が株に変わったら
株数が約13%増えるので、1株あたりの価値は同じ割合で薄まる。
M&Aが実行され、買収額が100億円に近づいたら
買収先の質と値段で評価を分ける。高い値段なら悲観側の確率を上げる。
ハイブリッド車や電気自動車の比率が、会社の見立てよりも早く上がったら
バルブの本数が減る筋書きに確率を移す。

見ておくもの

  • 営業利益率(昨期7.7%、会社計画9.2%)と、中空バルブの販売比率
  • インドの生産能力と、現代自動車向けの販売
  • 歯車・北米・中国の損益
  • 転換社債・新株予約権の行使状況と株数
  • M&Aの実行と、買収先の損益
  • 少数株主への分配と、配当性向の水準

倍率と資本コストの決め方

倍率は利益ベースで置き、今の株価・過去や同業のPERは使っていない。ROEがkの9.0%に届かないため、正当化PER(RONIC方式、g4%)の約75〜85%に置いた。昨期の営業利益率7.7%は過去12年の最高8.1%に近い山なので、中立は7.4%に抑えた。会社目標の9.2%は楽観側に置いた。減価償却は取得価格のままで増えないとみて、新設備の分だけ増える。新リース会計基準の影響は小さく、10年後の数字は今と同じ形でそろえた。転換社債・新株予約権の希薄化は係数0.88で表し、株価が低い筋書きでは掛けていない。結果は4割近くの割高だが、株価に寄せて調整してはいない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 8.8→12.12 倍・やや楽観 PER 7.4→12.12 倍・中立 PER 6.4→12.12 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%に品質+1.5%を足して9.0%。会社自身の算出(約10%)とも近い。電動化の縮みは筋書きの数量にも入れ、確率では二重にしない。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.00% → 8.50%。

同じ業種(輸送用機器)の AI 分析

割安 トヨタ自動車7203 世界首位と関税逆風を同時に抱えるが、金融事業の厚みとマルチパスウェイが本質価値を支え、今の値段は割安 本質価値との差 +79.3% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 マツダ7261 単独で戦う中堅の車メーカー。関税で稼ぐ力は細るが、自己資本の4割弱という値段は低すぎ、割安とみる 本質価値との差 +71.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 三菱自動車工業7211 底にある利益が戻れば今の値段は安いが、利益率の低さと中国勢の追い上げで、戻る確度は高くない 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 スズキ7269 インド事業がシェア4割で稼ぎの柱、二輪も伸びるが中国EV勢の台頭と認証不正の再発が評価を重くし、今の値段はやや割安 本質価値との差 +62.4% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 河西工業7256 日産に半分を頼る内装部品の大手。直近の利益回復は鮮やかだが、借金が自己資本の3倍近く。株主の取り分は、再建が崩れるかどうかで大きく割れる 本質価値との差 +61.5% · 10 年 割安(年 +14.3%) 割安 モリタホールディングス6455 消防車の国内6割を握り、純現金も厚い堅実な会社。10年で見た本質価値は、今の時価総額を3割半ほど上回る 本質価値との差 +61.3% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 いすゞ自動車7202 国内トラック首位級とタイのピックアップ王者を併せ持つが、UD統合の実行とタイ・中国EV攻勢が綱引きする局面で、本質価値は今の値段より割安 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 本田技研工業7267 二輪と金融が稼ぎ四輪を支える構造。EV の戦略転換で初の最終赤字だが、二輪・金融の稼ぐ力から見れば今の値段はやや割安 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 日本プラスト7291 日産とホンダの2社頼みでハンドルとエアバッグを作る。自己資本の 4 分の 1 の値段だが、利益率の薄さと借入が割引の理由 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 デイトナ7228 バイク乗りの「あと付け」を企画して卸すファブレスの用品会社。国内の担い手は老いるが、品ぞろえと販売網の厚さで稼ぐ力は残り、中立で今の値段を上回る 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 東京ラヂエーター製造7235 トラック・建機のラジエーター専業。手元の現金が時価総額の4割に迫り、利益の質に比べて値段が低い会社だ 本質価値との差 +49.8% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 株式会社ファルテック7215 日産向けに偏る自動車の外装部品会社。利益は薄く先は読みにくいが、時価総額が自己資本の 2 割と低く、10 年の価値はやや上回る 本質価値との差 +47.9% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 日産自動車7201 自動車事業は本業で赤字、稼ぎ頭は販売金融。Re:Nissanの再建が進めば今の値段はやや割安だが、失敗すれば床も浅い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +14.0%) 割安 エフテック7212 ホンダ向けの足回り部品が北米に偏る低採算の会社。借金は時価総額の3倍超で、中立でも利益の薄さは変わりにくい 本質価値との差 +39.3% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 武蔵精密工業株式会社7220 ホンダ系の駆動部品会社。AI 向けキャパシタの当たり外れで 10 年後の姿が大きく分かれ、今の値段はその当たりを先取りしている 本質価値との差 +37.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 豊田合成株式会社7282 トヨタ系の安全部品大手。エアバッグの伸びは確かだが利益率は最高圏にあり、今の値段は織り込み済みでほぼ適正 本質価値との差 +36.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 ユニプレス株式会社5949 日産向けが約4分の3を占める車体プレスの大手。拠点の整理で身軽になったが、価値は日産の台数しだいで、安全域は厚くない 本質価値との差 +35.6% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 株式会社アイシン7259 AT(変速機)世界首位級のトヨタ系部品大手。トヨタ株の含み資産が下支えする一方、eAxleへの転換とAT収益化の成否が本質価値を左右する 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 安永7271 内燃機関の部品で稼ぐ中堅。足元の利益は上振れたが、EV 化と重い借入が先の価値を削る 本質価値との差 +31.7% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 ウェッズ7551 車のカスタムホイールの老舗卸。時価総額の7割が純現金だが、現金はトヨタ系の親会社の下にあり、価値は妥当圏に落ち着く 本質価値との差 +31.4% · 10 年 割安(年 +10.0%) やや割安 株式会社タチエス7239 日産・三菱・ホンダ向けのシート専業。利益率は回復途上で、顧客の偏りと買収の消化が10年の分かれ目になる 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 フタバ産業株式会社7241 トヨタ向けボデー・マフラーの部品メーカー。薄利でも今の値段に余裕はなく、EV化で排気系が縮む10年を見て、筆者は割高寄りと見る 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 トヨタ紡織株式会社3116 トヨタ系の座席・内装の大手。規模は大きいが利益率が薄く、値決め力の弱さと北米の赤字が10年の評価を決める 本質価値との差 +28.2% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 極東開発工業7226 架装で国内首位級だが、利益率の回復は物価を超えられず、独禁法の傷も残る。本質価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +28.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 新明和工業7224 防衛と自治体の底堅い需要で稼ぐ力は上がるが、資本コストを大きく超えず、今の値段はほぼ妥当な水準だ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 レシップホールディングス7213 バスの運賃箱と行先表示の老舗。新紙幣の特需は終わったが、米国の運賃収受が育ち、中立で今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ダイハツインフィニアース6023 船の発電エンジンと保守で稼ぐ堅い会社。ただ今の利益は受注の山にあり、10年で見ると値段は少し先取りしすぎ 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 株式会社デンソー6902 トヨタ系最大手の車載部品会社。電動化・ADAS半導体で成長を描くが、トヨタ株の巨額保有が下支えする一方、変革の実行速度が今の値段に見合うかが分かれ目 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 SUBARU7270 米国依存7割と関税が利益を直撃するが、厚い純現金と回復力を踏まえれば10年ではやや割安 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 GMB7214 補修用の駆動・冷却部品を世界に売る専業。電動ポンプへの切り替えが焦点だが、借入が重く、株主の取り分は薄い 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 日本車輌製造7102 JR東海の子会社として新幹線を造る堅い受注残があるが、利益は一時要因で膨らんでおり、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 株式会社ティラド7236 熱を逃がす部品の専業。利益率は歴史的な高さにあり、定着するかが分かれ目。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 内海造船7018 防衛とフェリーの造船所。今は好況の頂点で、積み上がる現金の使い道が焦点 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 株式会社東海理化電機製作所6995 スイッチ・シートベルトのトヨタ系部品会社。純現金は厚いが、車内の操作が画面に移れば主力が細る。稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ユニバンス7254 駆動系ユニットの専業。日産・フォード・ホンダの3社に頼り、利益は円安で嵩上げされている。厚い現金が下支えするが、10年の中立は今の値段並み 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ナンシン7399 キャスターと台車の老舗。時価総額とほぼ同じ現金を持つが、本業の利益率は2%台に沈み、現金も株主に戻らない。値段はおおむね見合っている 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ニッキ6042 芝刈り機のエンジン部品とガスの燃料装置の会社。本業は電動化で細り、工場用地の賃料が支え。やや割高 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 株式会社エッチ・ケー・エス7219 車好きに愛されるチューニングパーツの老舗。ブランドと手元資金は本物だが、電動化で市場が縮み、利益が薄く、値段はやや割高寄り 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 愛三工業株式会社7283 車の燃料ポンプで世界首位級の部品会社。エンジン車の縮小と、トヨタ頼みの値決めの弱さが10年の重しになる 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 トピー工業株式会社7231 トラック用ホイールと建機の足回りで国内首位。ただ利益率は薄く、構造改革が効いても稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段はその実力にほぼ見合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) 適正 日本精機株式会社7287 車のメーターとHUDの専業。二輪が稼ぎ、四輪は薄利。10月の東洋電装の買収で借金を背負い、払う値段に安全域は薄い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 ヨロズ7294 日産依存の足回り部品メーカー。減損で身軽にはなったが、稼ぐ力は資本コストに遠く、10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 株式会社村上開明堂7292 国内首位級の自動車ミラー専業。純現金は時価総額の半分に迫るが、稼ぐ力は10年かけても大きくは伸びず、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 田中精密工業7218 ホンダのエンジン部品で成り立つ小さな部品会社。電動化と値下げ要請の挟み撃ちで、帳簿の割安さは割り引いて見る 本質価値との差 +7.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 アスカ7227 車体のプレス部品が主力で、ロボットが利益の伸び役。借金が重く、10年の中立でも今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社ハイレックスコーポレーション7279 ケーブルの老舗からドア周りの総合部品会社へ。利益は長く薄いままだが、厚い純現金と保有株が値段を支える。構造改革の成否が分かれ目 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 株式会社今仙電機製作所7266 ホンダ・マツダ向けのシート機構部品。利益は薄いが時価総額の6割が純現金で、10年の評価は利益率が3%台から動くかで決まる 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ヤマハ発動機7272 二輪世界2位・船外機シェア4割を主軸に半導体装置が育つ複合企業。2025年はアウトドア車両の損失で急減益、今の値段は中期計画の実現を先取りしたやや割高な水準 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ムロコーポレーション7264 栃木の精密プレス専業。自己資本の 4 割弱という値段は資産の厚みを映すが、主力の内燃・変速機部品が細る分を電動化部品が補えるかが焦点で、稼ぐ力から見れば値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 プレス工業株式会社7246 トラックのフレームと車軸の専業。電動化でも残る部品で堅実だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 株式会社エフ・シー・シー7296 二輪クラッチ世界首位の安定した稼ぎ頭を持つが、四輪クラッチは電動化で縮む。現金は厚いが、稼ぐ力に見合う値段は今よりやや低いと見る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 テイン7217 車高調の専業メーカー。純現金があり堅実だが、利益率は戻り切らず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 カネミツ7208 鋼板製プーリの専業で、現金は厚いが主力は電動化で縮む。ロボット部品などの新しい柱が穴を埋められるかが 10 年の分かれ目 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 テイ・エス テック株式会社7313 ホンダ向け自動車シートの専業。厚い現金が下値を支えるが、利益率の回復は北米次第で、顧客の偏りが重い 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 カヤバ株式会社7242 緩衝器と建機用油圧の二本柱。規模はあるが値決め力が弱く、利益の振れも大きい。10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 −6.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 エイケン工業株式会社7265 自動車の補修用フィルターに特化した堅実な会社。純現金も厚いが、電動化で需要が細り、卸大手への依存も高く、値段はやや割高 本質価値との差 −7.2% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 カーメイト7297 名の通ったカー用品のブランドと厚い現金を持つが、縮む市場と重い本社費で資本は眠ったまま 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 NOK株式会社7240 オイルシール世界首位級だが、基板が利益の足かせ。現金と持ち合い株が時価の3割近くを支え、事業そのものはやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.7%) やや割高 ミクニ7247 二輪とインドが支える燃料・吸気部品メーカー。四輪の電動化と借金が重く、中立でも今の時価総額を上回りにくい 本質価値との差 −10.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 盟和産業7284 トヨタ系の内装部品の2次の大手。資産は厚いが利益が薄く、10年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 川崎重工業7012 防衛費拡大の脇役に甘んじるが、実際に稼ぐのは二輪とロボット。名目と資本コスト 8.5% で測ると今の値段はやや割高で、潜水艦不正の後始末が振れ幅を左右する 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 日産車体7222 日産の車を組み立てる専業の子会社。九州の大型 SUV が稼ぐが、湘南の終了と戻りにくい現金を考えると、今の値段は割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 大同メタル工業株式会社7245 エンジン軸受で世界首位。電動化で本業は細るが、データセンター電源と船が穴を埋められるか。今の値段は割高 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社エクセディ7278 クラッチとトルクコンバータで世界シェア2割強。稼ぎ頭のATが電動化で縮む中、新事業が穴を埋めきれるかが分かれ目で、今の値段は先を楽に見すぎている 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 フジオーゼックス7299 エンジンバルブで国内首位級。無借金で稼ぐ力は安定しているが、内燃機関という事業の寿命が重く、10年の中立でも今の値段に届きにくい 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 シマノ7309 世界的な寡占の自転車部品メーカーだが、特需の反動とシェア防衛の値引きで利益は沈んでおり、今のPER45倍台は急な回復を見込みすぎで、今の値段は割高に見える 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 三桜工業6584 ブレーキ・燃料の配管で世界2位。だが利益は薄く借金は増えた。データセンター水冷が育たなければ今の値段は重い 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 TBK7277 トラック・バス用ブレーキの老舗。財務は堅いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の時価総額を超えにくい 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 ジャパンエンジンコーポレーション6016 舶用エンジンの堅い収益源を持つが、いまの利益は新造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −33.2% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 名村造船所7014 受注残は厚いが、いまの利益は造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −44.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 小田原機器7314 バスの運賃箱で国内2番手。更新の波で売上は大きく揺れ、利益率は薄い。10年の価値は今の時価総額の半分前後 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 近畿車輛7122 受注残は売上の約 3 年分あるが営業利益は赤字。見かけの純現金は前受金で、10 年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 阪神内燃機工業6018 内航船のエンジンで上位に立つ小さな会社。無借金で受注残も厚いが、稼ぐ力に対して値段が先走る 本質価値との差 −57.9% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 曙ブレーキ工業株式会社7238 ブレーキ専業。足元は改善するが、再生ファンドの出口と優先株の重しが残り、10年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −63.4% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ispace9348 月面輸送の先駆けだが、利益が出る前に増資と借入の返済が続く。今の株主に残る価値は小さく、今の値段は大きく割高と見る 本質価値との差 −64.4% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 リード6982 SUBARU頼みの小さな部品会社。受注は増えるが、借入が重く、赤字の歴史が長い。今の値段は先の回復を織り込みすぎだ 本質価値との差 −76.7% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 イクヨ7273 樹脂部品の老舗が、貴金属・暗号資産・河西工業株へと手を広げる。本業の稼ぎは薄く、今の値段は事業でなく期待が決めている 本質価値との差 −77.4% · 10 年 割高(年 −6.9%)

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読んだ資料

  1. QUICK企業価値研究所 NITTANレポート(2026年9月)
  2. NITTAN 事業提携に関するお知らせ(2025年11月28日)

分析日 2026-10-19