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フタバ産業株式会社 7241

トヨタ向けボデー・マフラーの部品メーカー。薄利でも今の値段に余裕はなく、EV化で排気系が縮む10年を見て、筆者は割高寄りと見る

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,302 円1,163 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,013 円905 億円差 +28.5%
10 年後から見ると やや割安 価値 1,302 円1,163 億円 · 差 +28.5% · 期待の年率 +10.1%
期待の年率リターン(10 年)+10.1%資本コスト比 +1.6 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

フタバ産業は、車の骨格(ボデー)と排気管(マフラー)をつくるトヨタ系の部品メーカーだ。売上の8割がトヨタグループ向けで、トヨタ自動車が3割強の株を持つ。国内のマフラーでは首位に立つ。

筆者の結論は、今の値段にはやや割高感があるというものだ。理由は単純で、稼ぐ力が資本コストに届いていない。営業利益率は3%前後、ROEは過去10年の中央値で9%台。株主が求める9%を安定して超える会社ではない。

稼ぎの中身は二つに分かれる。ボデー系はトヨタの車づくりが続く限り底堅く、インドの工場が育てば伸びも見える。排気系は逆で、エンジンを持たない電気自動車(BEV)が増えるほど仕事が減る。

2026年3月期は営業利益187億円、純利益160億円と悪くなかった。ただ来期の会社予想は純利益140億円で、利益が横ばいから先へ伸びる絵は描きにくい。中国子会社の売却と清算で傷口は塞いだが、構造の問題が消えたわけではない。

筆者が見る中立の筋書きでは、10年後の純利益は160億円前後にとどまる。物価の3%で売上が膨らんでも、人件費と材料費も同じ速さで上がるからだ。そこに、収益力に見合った倍率しか付けない。

一方で、下値には支えがある。トヨタという大株主が簡単に手放せない取引先であること、財務の傷みが小さいこと。だから悲観でも事業が消える筋書きは置かない。ただ、上に抜ける力も弱く、10年の期待値は今の時価総額に届かない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は「持ち続けたい事業」とは言いにくい。理由は、稼ぐ力が資本コストを安定して超えないからだ。10年の純利益を積んでも、自己資本の伸びほど儲けが増えない。

オーナーが手にする利益は、さらに小さい。毎年、設備投資が減価償却を上回り、利益の多くが工場に消える。配当は下限があるものの、残りは事業に残る。この構造では、ためた利益が額面より低い価値にとどまる。

払ってよい値段は、この稼ぐ力に見合う額までだ。PBR1倍を割っていることは、割安の根拠にならない。稼ぐ力の低い会社は、帳簿より低い値段が正しい。

それでも、悪い会社ではない。トヨタ系の取引は安定していて、財務に余裕があり、経営は資本を整理する方向へ動いている。筆者が安全域と見るのは、この下値の堅さだけだ。上値の期待は、インドの工場が利益を生むかどうかにかかっている。

見極めの順番は、(1) 営業利益率が3.5%を超えて定着するか、(2) 排気系の縮みをボデー・インドが埋めるか、(3) トヨタとの関係が変わるか、だ。どれも10年の勝負になる。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの柱は二つある。ボデー・足回り・内装系と、排気・燃料系だ。会社の説明では、触媒などの支給品を除けば、排気系よりボデー系の売上のほうが大きい。「マフラーのフタバ」という印象より、実態は車体部品の会社に近い。

ボデー系は、ピラーやカウル、ホイールハウスなど車体の骨になる部品だ。強みは冷間の超高張力鋼板(超ハイテン材)のプレスと溶接で、車の軽量化と衝突安全の両方に効く。部品を大きく一体にして点数を減らす提案を、車の企画段階から持ち込む「ゾーン開発」を進めている。

排気・燃料系は、マフラー、排気マニホールド、キャニスタなどだ。ここには触媒のような支給品が載るため、売上は大きく見えるが、利益は薄い。エンジン車とハイブリッド(HEV)には必ず付く。BEVには付かない。

顧客はトヨタグループ(ダイハツ・日野を含む)が8割。残りはスズキ、三菱自動車、日産、ホンダだ。海外は北米・欧州・アジア(インド含む)に拠点を持つ。インドはスズキのグジャラート工場のサプライヤーパークに入り、この先の成長の主役とされる。

新規事業として、CO2を使う冷媒システム、超小型の燃料電池、電池ケース、レーザーで雑草を焼くロボットを育てている。ただ2030年度の売上目標は数十億円で、全社から見れば誤差の大きさだ。

優良さと弱いところ

フタバの強みは、トヨタの車づくりに深く入り込んだ設計力と生産ラインだ。マフラーの国内首位という立場は、トヨタ系に限らず他社の車種にも広がっている。ボデーの超ハイテン材のプレスは、簡単には他社が追いつけない。

ただし、堀、つまり他社がまねできない強みは薄い。値段を決めるのは完成車メーカー側で、毎年のコストダウン要請に応えるのが仕事だ。部品は図面で決まった通りに納める。利益率が3%前後で止まるのは、この力関係の表れだと筆者は見る。

財務は傷んでいない。自己資本比率は4割を超え、純有利子負債は自己資本の4分の1ほどだ。利息の支払いは営業利益の20分の1で、金利が上がっても致命傷にならない。

弱みは二つある。利益が車の生産台数に振れやすく、過去20年で赤字の期が7回あること。もう一つは、直近の純利益が営業利益に近すぎること。特別な益が混ざっており、160億円を平常の稼ぎと見るのは危ない。

経営の資本配分は、近年よくなってきた。赤字だった中国子会社を売却・清算し、情報機器から撤退し、配当は株主資本配当率(DOE)3.5%を下限とする累進配当へ変えた。ただ、買収で価値をつくった実績はなく、成長はインド工場の立ち上がりに頼っている。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

この会社の市場は、トヨタをはじめとする完成車の生産台数でほぼ決まる。世界の新車生産は年1億台弱で、実質ではほとんど伸びない。日本国内は人口の減少で細り、北米とインドが増える。

EV化の影響は、ボデーと排気で反対に出る。ボデーは、BEVでも車体が要るので仕事が残る。電池を守る骨組みが増える面もある。排気系はBEVに要らない。HEVとプラグインハイブリッド(PHEV)には残るので、BEVの比率が上がるほど縮む。

トヨタはEVだけに賭けず、HEVなど複数の動力を並べる方針だ。これは排気系にとって時間稼ぎになる。ただ10年先の話になると、世界のBEV比率は4割前後まで上がる、と筆者は見る。その半分ほどが排気の需要減になる。

競合は、国内ではトヨタ系の三五などの排気系メーカーと、ボデーではプレス・溶接を持つトヨタ系・独立系の各社だ。系列の取引では、価格より継続性が重視されるので、一気に仕事を奪われることは少ない。中国の部品メーカーは、日本の系列には入りにくいが、BEVの現地調達が進む中国・東南アジアでは脅威になる。

物価が年3%で上がる世界では、材料の鋼板と人件費も同じ速さで上がる。完成車メーカーが部品の値上げを認める範囲が、利益率を決める。この会社の価格は物価並みに上がる前提で置き、利益率は上げない。

資本政策と M&A

資本政策は、今の経営の最も前向きな部分だ。2025〜2027年度の中期計画で、株主資本配当率3.5%を下限とする累進配当を決めた。3年間の還元は110億円以上、配当は右肩上がりで、2027年度に向けて増やす計画だ。

投資は3年で、通常の設備770億円、研究開発220億円、成長投資300億円。営業キャッシュフロー1,300億円の範囲に収まる。インドへは累計100億円に加え、300億円を追加する計画だ。

大株主は、トヨタ自動車の31.5%。トヨタグループは政策保有株の整理と、グループ内の再編を進めている。筆者は、この会社が将来トヨタの子会社に組み込まれる可能性を、一定の確率で見ておくべきだと考える。ただ、その時に少数株主へ上乗せの値段が付く保証はない。本質価値の計算では、買収の上乗せは見込まない。

M&Aで買う側に回った実績は乏しい。中国の天津子会社の売却(2026年2月)と、長沙子会社の清算(2025年7月)が示す通り、動きは縮小と整理が中心だ。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

インドが計画通りに育ち、ボデーの一体化提案が広がれば、利益は計画を超える。会社の計画は、インドの売上を2030年度に600億円、2035年度に800億円へ引き上げる。スズキはインドで乗用車の市場を握っていて、同社はそのサプライヤーパークの中に工場を持つ。需要の追い風と立地の優位が重なる。

ボデーは、部品を大きく一体にして点数を減らす提案で、1台あたりの採用額を押し上げられる。冷間の超高張力鋼板への切り替えは各社が急ぐが、プレスと溶接の技術を持つ会社は限られる。値段も、単なるコストダウンの競争ではなく、設計の提案で守れる。

排気系は、PHEVの電池を増やせるモジュラーマフラーのような、電動化に合わせた新しい製品で需要の落ち込みを緩められる。トヨタがHEVを長く売り続ければ、縮みは遅れる。

財務は厚く、配当は累進で、株主に返す姿勢も明確になった。営業利益率が5%に乗れば、純利益は330億円ほどまで伸びる。そこでは、ROEは資本コストを超え、倍率の評価も一段上がる。

トヨタが子会社化に動けば、少数株主にも上乗せが付く可能性がある。強気の見方では、事業の立て直しと、こうした資本の再編が重なる局面に今の値段は入っていない。

慎重な見方

利益率の低さが、この会社の問題のすべてだ。営業利益率は10年間、1〜3%台の狭い範囲にとどまった。2026年3月期の純利益が営業利益に近いのは、特別な益が入ったからで、平常の稼ぎは140億円前後と見るべきだ。会社自身の来期予想もそうなっている。

EV化の影響は、まだ売上に出ていない。BEVの比率が上がれば、排気系の売上の4割近くが消える。会社は、PHEV向けやレンジエクステンダー向けの製品を出して穴を埋めるとするが、BEV専用車では排気管そのものが不要になる。

ボデー系の増収は、計画の言う2,900億円(支給品を除く)でも、年1%に届かない。物価が3%で上がる世界では、実質では縮むことになる。人件費と鋼板の値上がりを、トヨタが認めるかどうかは別問題だ。

トヨタへの8割依存は、安定ではあるが、価格交渉力を奪う。トヨタ自身も、グループ内の部品会社を再編し、一社あたりの取引を絞る方向に動いている。

1Q(4〜6月)の営業利益は、前年より1割以上減った。利益率の改善目標の5%は、支給品を除く売上に対する数字で、見かけほど高くない。株主資本配当率3.5%の下限は、利益が落ちても配当を払う約束でもある。

どちらに重みを置いたか

強気の言い分は、インドと一体化提案という具体的な種がある点で重い。ただ、種が育ってもこの事業の利益率は、完成車メーカーが許す範囲に収まる。強気の筋書きでも、ROEが資本コストを大きく超える絵にはならない。

慎重な見方のほうが強いと筆者は判断し、確率を悲観側に寄せた。楽観とやや楽観は合わせて2割強、やや悲観と悲観は合わせて4割強にした。悲観の15%は、排気の縮みとトヨタとの関係の変化が重なる筋書きだ。

下値は、トヨタ系という安定した立場と、傷んでいない財務が支える。だから悲観でも、事業が消える絵は置かなかった。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 2,082 円1,860 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 573 円512 億円)。 今の値に割り戻すと 1,302 円1,163 億円、今との差 +28.5%、 期待の年率 +10.1%(資本コスト 8.5%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 5% 5,376 円4,802 億円 873 円780 億円 +516.9% +20.0% 312 円279 億円
やや楽観 17% 3,812 円3,405 億円 784 円700 億円 +353.7% +16.3% 781 円698 億円
中立 35% 2,413 円2,155 億円 672 円600 億円 +204.5% +11.8% 1,080 円964 億円
やや悲観 28% 963 円860 億円 425 円380 億円 +37.0% +3.2% 389 円347 億円
悲観 15% 343 円306 億円 280 円250 億円 −38.6% −4.8% 93 円83 億円
加重平均100% 2,082 円1,860 億円573 円512 億円 +162.1% +10.1% 2,655 円2,372 億円

今の株価時価総額 1,013 円905 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 5% インド・一体化提案が開き、利益率が5%に乗る 利益 327 億円 · PER 13.6 倍 · 株価時価総額 5,376 円4,802 億円

インドの工場が計画通り育ち、ボデーは部品の一体化提案で1台あたりの納入額を伸ばす。トヨタがHEVを長く売り、排気系は急には縮まない。営業利益率は5%に乗り、純利益は300億円を超える。

この時点でも値段を決めるのは完成車メーカーだが、設計提案で価格が守られる部分が広がる。持ち株のトヨタが再編で少数株主に有利な動きを見せれば、評価はさらに上がる。ここまで開く確率は低いが、起きれば今の値段の数倍になる。その場合でも、収益の中身は薄利の部品業のままで、倍率は成熟した水準にとどまる。インドの立ち上がりが遅れれば、この筋書きは崩れる。

  • ボデー・足回り・内装系:数量 1,120(部品を納める車両の台数(万台))× 価格 6.24(1万台あたり売上(億円)。1台あたり約4.3万円)→ 売上 6,983 億円・営業利益 349 億円。ボデー系 営業利益率5.0%
  • 排気・燃料系:数量 900(エンジンを積む納入先の車両の台数(万台))× 価格 3.42(1万台あたり売上(億円)。1台あたり約2.5万円)→ 売上 3,079 億円・営業利益 139 億円。排気・燃料系 営業利益率4.5%

倍率:事業の純利益 327 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.8% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.33(moat=weak)で RONIC 10.3%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.6 倍。全体の PER 13.56 倍、時価総額 4,434 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:インドの立ち上がり、ボデーの採用額の上昇、排気の持ちこたえが同時に起きる必要がある。トヨタ系の部品で利益率が5%に乗る前例は少なく、重ならなければ届かない。

やや楽観 17% インドが育ち、ボデーが物価並みに伸びる 利益 243 億円 · PER 12.8 倍 · 株価時価総額 3,812 円3,405 億円

インドの売上が計画に近づき、ボデーは物価並みの値上げと小幅な数量増で伸びる。排気系は縮むが、PHEV向けの製品が一部を支える。営業利益率は3.5〜4%に上がり、純利益は240億円前後になる。

中期計画が掲げるROE10%に近い水準になるが、完成車メーカーの価格要請は続く。利益率を押し上げ続ける力はなく、4%近辺で頭打ちになる。配当は累進で増え、自己資本は着実に積み上がる。トヨタとの関係は今と変わらず、系列の部品として安定した仕事が続く。配当は累進で増え、自己資本は着実に積み上がる。トヨタとの関係は今と変わらず、系列の部品として安定した仕事が続く。インドの工場は黒字で定着し、国内の落ち込みを埋める。

  • ボデー・足回り・内装系:数量 1,070(部品を納める車両の台数(万台))× 価格 6.02(1万台あたり売上(億円)。1台あたり約4.3万円)→ 売上 6,441 億円・営業利益 258 億円。ボデー系 営業利益率4.0%
  • 排気・燃料系:数量 850(エンジンを積む納入先の車両の台数(万台))× 価格 3.32(1万台あたり売上(億円)。1台あたり約2.5万円)→ 売上 2,824 億円・営業利益 107 億円。排気・燃料系 営業利益率3.8%

倍率:事業の純利益 243 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.2% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.33(moat=weak)で RONIC 9.4%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.8 倍。全体の PER 12.77 倍、時価総額 3,103 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:インド600億円の目標は具体的な工場計画に裏付けがあるが、価格交渉の弱さが利益率を縛る。中期計画の達成に近い前提を置ける確率として2割弱にした。

中立 35% 中立:ボデーは底堅く、排気が縮んで利益は横ばい 利益 161 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 2,413 円2,155 億円

ボデー系は台数がわずかに増え、価格は物価並みに上がる。排気系は、BEVの増加で台数が2割ほど減り、触媒の支給品の値上がりを除けば売上は伸びない。

営業利益率は3%前後にとどまる。物価で売上は膨らむが、人件費と鋼板も同じ速さで上がり、利益は増えない。純利益は160億円前後と、今とほぼ同じだ。

配当は下限の約束で払われ続け、自己資本はゆっくり積み上がる。ROEは7%台で、資本コストには届かない。インドは育つが、全社の利益率を押し上げるほどの大きさにはならない。

悪くはないが、投じた資本に見合うだけの利益は出ない。それがこの事業の10年後の姿だと、筆者は見る。

  • ボデー・足回り・内装系:数量 1,030(部品を納める車両の台数(万台))× 価格 5.76(1万台あたり売上(億円)。1台あたり約4.3万円)→ 売上 5,935 億円・営業利益 178 億円。ボデー系 営業利益率3.0%
  • 排気・燃料系:数量 780(エンジンを積む納入先の車両の台数(万台))× 価格 3.17(1万台あたり売上(億円)。1台あたり約2.5万円)→ 売上 2,475 億円・営業利益 74 億円。排気・燃料系 営業利益率3.0%

倍率:事業の純利益 161 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.1% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 1,893 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:ボデーの底堅さと排気の縮みが相殺する筋書きが最も起きやすい。強気と慎重の議論で慎重がやや強いので、確率は楽観側ではなく中立と悲観側に厚く置いた。

やや悲観 28% やや悲観:BEV化が速く、トヨタの値下げ要請が続く 利益 72 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 963 円860 億円

世界のBEV比率が予想より速く上がり、排気系の台数が4割近く減る。ボデー系は台数が減り、トヨタからの値下げ要請で価格が物価に追いつかない。営業利益率は1〜2%に落ち、利益は年100億円を切る。

固定費の重い国内工場の統廃合が進み、整理費用がかさむ。トヨタとの取引は続くが、収益の回復には時間がかかる。配当は下限の約束を守るため、利益を上回って払う年が出る。インドの工場が育っても、国内と排気系の落ち込みを埋め切れない。経営は、さらなる縮小と整理に追われる10年になる。配当は下限の約束を守るため、利益を上回って払う年が出る。インドの工場が育っても、国内と排気系の落ち込みを埋め切れない。経営は、さらなる縮小と整理に追われる10年になる。

  • ボデー・足回り・内装系:数量 950(部品を納める車両の台数(万台))× 価格 5.59(1万台あたり売上(億円)。1台あたり約4.3万円)→ 売上 5,311 億円・営業利益 106 億円。ボデー系 営業利益率2.0%
  • 排気・燃料系:数量 620(エンジンを積む納入先の車両の台数(万台))× 価格 3.02(1万台あたり売上(億円)。1台あたり約2.5万円)→ 売上 1,875 億円・営業利益 28 億円。排気・燃料系 営業利益率1.5%

倍率:事業のROE 3.6% は k 8.5% 以下なので、正当化 PER の上限は 1÷k = 11.1 倍。利益が薄く値は顧客が決めるので、上限の 7.2 割の 8.0 倍に置いた。

確率:BEV化の加速とトヨタの値下げ要請は、いま見えている流れの延長で起きる。過去20年に赤字の期が7回ある事業なので、やや悲観の確率を3割近くに置いた。

悲観 15% 悲観:排気が消え、赤字が続き、再編で価値が削られる 利益 −110 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 343 円306 億円

BEVが急速に広がり、排気系は台数が半分以下に落ちる。トヨタが部品会社の集約を進め、ボデーの一部の車種も別の会社に移る。営業損益は赤字が続き、工場の整理費用が出る。

トヨタの出資と取引は残るので事業は消えないが、優良な部品会社という評価は外れる。値段は、売れる資産と、最低限の配当で食いつなぐ体力が決める。配当と整理費用は、土地や投資有価証券などの資産の売却と手元の現金から払う。インドの投資も回収できず、成長の物語は終わる。配当と整理費用は、土地や投資有価証券などの売却と手元の現金から払う。インドの投資も回収できず、成長の物語は終わる。それでも、筆者はトヨタが取引を完全に切る筋書きまでは置かない。

  • ボデー・足回り・内装系:数量 850(部品を納める車両の台数(万台))× 価格 5.38(1万台あたり売上(億円)。1台あたり約4.3万円)→ 売上 4,569 億円・営業利益 −46 億円。ボデー系 営業利益率-1.0%
  • 排気・燃料系:数量 450(エンジンを積む納入先の車両の台数(万台))× 価格 2.85(1万台あたり売上(億円)。1台あたり約2.5万円)→ 売上 1,283 億円・営業利益 −39 億円。排気・燃料系 営業利益率-3.0%

倍率:赤字の筋書きなので稼ぐ力でなく売れる資産で測る。土地・設備・投資有価証券の売却の税引き後を約300億円と見て、今の自己資本 1,389 億円の 0.22 倍に置いた。

確率:排気系の縮みとトヨタの調達の絞り込みが重なる。ここで事業の立て直しが失敗する確率として1割半を置いた。ただ顧客と財務の支えがあるので、これ以上は厚くしない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

ボデー・足回り・内装系

ピラー・カウル・ホイールハウス・サブフレーム・IPリインフォースなど車体と足回りの骨になる部品。冷間超ハイテン材のプレスと溶接が強み。

数量部品を納める車両の台数(万台)価格1万台あたり売上(億円)。1台あたり約4.3万円売上営業利益
今 2026/03 1,000 4.30 4,300 108
10 年後 中立 1,030 5.76 5,935 178

取り方:計画の「支給品を除く」ボデー系2,550億円と排気系1,170億円の比から、総売上6,779億円を割り振った推定。台数はトヨタグループ向けを中心にした納入先の生産台数を約1,000万台と置いた。

排気・燃料系

マフラー・排気マニホールド・触媒コンバータの組付け・キャニスタ。触媒など支給品を含むため売上が大きく利益は薄い。

数量エンジンを積む納入先の車両の台数(万台)価格1万台あたり売上(億円)。1台あたり約2.5万円売上営業利益
今 2026/03 1,000 2.48 2,479 84
10 年後 中立 780 3.17 2,475 74

取り方:総売上6,779億円からボデー系の推定4,300億円を引いた残り。台数はボデーと同じ約1,000万台を起点にし、10年の減りは動力のBEV化で見る。

リスクと懸念

トヨタ依存と価格交渉力の弱さ

売上の8割がトヨタグループ向けで、価格は顧客が決める。トヨタが部品の集約や内製を進めれば、取引量と値段の両方に響く。持株比率31%の大株主でもあり、利害は必ずしも少数株主と一致しない。

BEV化による排気系の縮み

BEVにはマフラーが要らない。世界のBEV比率が上がるほど、排気系の売上は構造的に減る。PHEV向けの新製品で補う計画だが、10年では埋め切れない可能性がある。

利益の振れと低い利益率

営業利益率は1〜3%台で、車の生産台数が1割落ちれば利益が大きく減る。過去20年に赤字の期が7回ある。固定費の重い工場を持ち、操業が落ちると赤字に戻りやすい。

インド・海外投資の回収

インドへ追加300億円を投じる計画で、成長の中心に置く。スズキ向けが中心で、顧客が偏る。現地の需要が鈍る、または価格競争が起きれば、投資回収が遅れる。中国では既に撤退した。

鋼板・人件費の上昇

物価が年3%で上がる世界では、鋼板と人件費も同じ速さで上がる。トヨタが認めるのは、その一部になりやすい。値上げが遅れると、利益率が現状より下がる。

トヨタによる再編と少数株主

トヨタグループは持ち合いの整理と再編を進める。子会社化されれば上場が終わり、少数株主の取り分は買取価格次第になる。上乗せが付く保証はなく、構造は不透明だ。

今後の分かれ目

営業利益率が3.5%を超えて2年続く
ボデーの一体化提案とインドの立ち上がりが利益に出ている。中立の筋書きの確率を上に寄せ、ROEが資本コストへ近づくかを見る。
世界のBEV比率が想定より速く上がり、トヨタがHEVの計画を減らす
排気系の縮みが早まる。やや悲観・悲観の筋書きの重みが増す。
インドの売上が計画の600億円に向かって伸びる
ボデーの数量が計画を超える。やや楽観の筋書きが現実味を帯びる。
トヨタが子会社化を発表する
買取価格が事業価値を上回るかを見る。上乗せが小さければ、少数株主には不利になる。
来期(2027年3月期)の純利益が会社予想の140億円を大きく割る
10年の出発点が下がる。中立の純利益の水準を見直す。

見ておくもの

  • 営業利益率(支給品込みで3.5%の定着)
  • インド工場の売上と利益(2030年度600億円の目標に対する進み)
  • トヨタの世界生産台数とHEV・BEVの比率
  • 排気系の売上の減り方とPHEV向け新製品の受注
  • トヨタの持株比率・資本再編の動き

倍率と資本コストの決め方

倍率は、事業の純利益に正当化PER(g 4%・k 8.5%)の上限を当てた。事業のROEがk以下の筋書きは上限1÷k=11.1倍の7.5〜7.2割に置いた。楽観側は堀が弱いので上限の8〜8.5割にとどめた。今の株価を見て倍率を動かしておらず、今の時価総額が倍でも半分でも置き方は変わらない。ROEや利益率の数字を、床を避けるために調整していない。数字の形は、リース料を営業費用に入れた今の形でそろえ、新リース会計基準(2028年3月期から)で純負債と営業利益の見かけが変わる点は、置き方に含めていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 9.4→13.56 倍・やや楽観 PER 9.6→12.77 倍・中立 PER 8.3→11.76 倍)。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +1.5% を足した 9.0%。トヨタグループへの依存や排気系の縮みは k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.00% → 8.50%。

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割安 トヨタ自動車7203 世界首位と関税逆風を同時に抱えるが、金融事業の厚みとマルチパスウェイが本質価値を支え、今の値段は割安 本質価値との差 +79.3% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 マツダ7261 単独で戦う中堅の車メーカー。関税で稼ぐ力は細るが、自己資本の4割弱という値段は低すぎ、割安とみる 本質価値との差 +71.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 三菱自動車工業7211 底にある利益が戻れば今の値段は安いが、利益率の低さと中国勢の追い上げで、戻る確度は高くない 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 スズキ7269 インド事業がシェア4割で稼ぎの柱、二輪も伸びるが中国EV勢の台頭と認証不正の再発が評価を重くし、今の値段はやや割安 本質価値との差 +62.4% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 河西工業7256 日産に半分を頼る内装部品の大手。直近の利益回復は鮮やかだが、借金が自己資本の3倍近く。株主の取り分は、再建が崩れるかどうかで大きく割れる 本質価値との差 +61.5% · 10 年 割安(年 +14.3%) 割安 モリタホールディングス6455 消防車の国内6割を握り、純現金も厚い堅実な会社。10年で見た本質価値は、今の時価総額を3割半ほど上回る 本質価値との差 +61.3% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 いすゞ自動車7202 国内トラック首位級とタイのピックアップ王者を併せ持つが、UD統合の実行とタイ・中国EV攻勢が綱引きする局面で、本質価値は今の値段より割安 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 本田技研工業7267 二輪と金融が稼ぎ四輪を支える構造。EV の戦略転換で初の最終赤字だが、二輪・金融の稼ぐ力から見れば今の値段はやや割安 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 日本プラスト7291 日産とホンダの2社頼みでハンドルとエアバッグを作る。自己資本の 4 分の 1 の値段だが、利益率の薄さと借入が割引の理由 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 デイトナ7228 バイク乗りの「あと付け」を企画して卸すファブレスの用品会社。国内の担い手は老いるが、品ぞろえと販売網の厚さで稼ぐ力は残り、中立で今の値段を上回る 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 東京ラヂエーター製造7235 トラック・建機のラジエーター専業。手元の現金が時価総額の4割に迫り、利益の質に比べて値段が低い会社だ 本質価値との差 +49.8% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 株式会社ファルテック7215 日産向けに偏る自動車の外装部品会社。利益は薄く先は読みにくいが、時価総額が自己資本の 2 割と低く、10 年の価値はやや上回る 本質価値との差 +47.9% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 日産自動車7201 自動車事業は本業で赤字、稼ぎ頭は販売金融。Re:Nissanの再建が進めば今の値段はやや割安だが、失敗すれば床も浅い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +14.0%) 割安 エフテック7212 ホンダ向けの足回り部品が北米に偏る低採算の会社。借金は時価総額の3倍超で、中立でも利益の薄さは変わりにくい 本質価値との差 +39.3% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 武蔵精密工業株式会社7220 ホンダ系の駆動部品会社。AI 向けキャパシタの当たり外れで 10 年後の姿が大きく分かれ、今の値段はその当たりを先取りしている 本質価値との差 +37.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 豊田合成株式会社7282 トヨタ系の安全部品大手。エアバッグの伸びは確かだが利益率は最高圏にあり、今の値段は織り込み済みでほぼ適正 本質価値との差 +36.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 ユニプレス株式会社5949 日産向けが約4分の3を占める車体プレスの大手。拠点の整理で身軽になったが、価値は日産の台数しだいで、安全域は厚くない 本質価値との差 +35.6% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 株式会社アイシン7259 AT(変速機)世界首位級のトヨタ系部品大手。トヨタ株の含み資産が下支えする一方、eAxleへの転換とAT収益化の成否が本質価値を左右する 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 安永7271 内燃機関の部品で稼ぐ中堅。足元の利益は上振れたが、EV 化と重い借入が先の価値を削る 本質価値との差 +31.7% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 ウェッズ7551 車のカスタムホイールの老舗卸。時価総額の7割が純現金だが、現金はトヨタ系の親会社の下にあり、価値は妥当圏に落ち着く 本質価値との差 +31.4% · 10 年 割安(年 +10.0%) やや割安 株式会社タチエス7239 日産・三菱・ホンダ向けのシート専業。利益率は回復途上で、顧客の偏りと買収の消化が10年の分かれ目になる 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 トヨタ紡織株式会社3116 トヨタ系の座席・内装の大手。規模は大きいが利益率が薄く、値決め力の弱さと北米の赤字が10年の評価を決める 本質価値との差 +28.2% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 極東開発工業7226 架装で国内首位級だが、利益率の回復は物価を超えられず、独禁法の傷も残る。本質価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +28.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 新明和工業7224 防衛と自治体の底堅い需要で稼ぐ力は上がるが、資本コストを大きく超えず、今の値段はほぼ妥当な水準だ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 レシップホールディングス7213 バスの運賃箱と行先表示の老舗。新紙幣の特需は終わったが、米国の運賃収受が育ち、中立で今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ダイハツインフィニアース6023 船の発電エンジンと保守で稼ぐ堅い会社。ただ今の利益は受注の山にあり、10年で見ると値段は少し先取りしすぎ 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 株式会社デンソー6902 トヨタ系最大手の車載部品会社。電動化・ADAS半導体で成長を描くが、トヨタ株の巨額保有が下支えする一方、変革の実行速度が今の値段に見合うかが分かれ目 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 SUBARU7270 米国依存7割と関税が利益を直撃するが、厚い純現金と回復力を踏まえれば10年ではやや割安 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 GMB7214 補修用の駆動・冷却部品を世界に売る専業。電動ポンプへの切り替えが焦点だが、借入が重く、株主の取り分は薄い 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 日本車輌製造7102 JR東海の子会社として新幹線を造る堅い受注残があるが、利益は一時要因で膨らんでおり、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 株式会社ティラド7236 熱を逃がす部品の専業。利益率は歴史的な高さにあり、定着するかが分かれ目。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 内海造船7018 防衛とフェリーの造船所。今は好況の頂点で、積み上がる現金の使い道が焦点 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 株式会社東海理化電機製作所6995 スイッチ・シートベルトのトヨタ系部品会社。純現金は厚いが、車内の操作が画面に移れば主力が細る。稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ユニバンス7254 駆動系ユニットの専業。日産・フォード・ホンダの3社に頼り、利益は円安で嵩上げされている。厚い現金が下支えするが、10年の中立は今の値段並み 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ナンシン7399 キャスターと台車の老舗。時価総額とほぼ同じ現金を持つが、本業の利益率は2%台に沈み、現金も株主に戻らない。値段はおおむね見合っている 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ニッキ6042 芝刈り機のエンジン部品とガスの燃料装置の会社。本業は電動化で細り、工場用地の賃料が支え。やや割高 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 株式会社エッチ・ケー・エス7219 車好きに愛されるチューニングパーツの老舗。ブランドと手元資金は本物だが、電動化で市場が縮み、利益が薄く、値段はやや割高寄り 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 愛三工業株式会社7283 車の燃料ポンプで世界首位級の部品会社。エンジン車の縮小と、トヨタ頼みの値決めの弱さが10年の重しになる 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 トピー工業株式会社7231 トラック用ホイールと建機の足回りで国内首位。ただ利益率は薄く、構造改革が効いても稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段はその実力にほぼ見合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) 適正 日本精機株式会社7287 車のメーターとHUDの専業。二輪が稼ぎ、四輪は薄利。10月の東洋電装の買収で借金を背負い、払う値段に安全域は薄い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 ヨロズ7294 日産依存の足回り部品メーカー。減損で身軽にはなったが、稼ぐ力は資本コストに遠く、10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 株式会社村上開明堂7292 国内首位級の自動車ミラー専業。純現金は時価総額の半分に迫るが、稼ぐ力は10年かけても大きくは伸びず、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 田中精密工業7218 ホンダのエンジン部品で成り立つ小さな部品会社。電動化と値下げ要請の挟み撃ちで、帳簿の割安さは割り引いて見る 本質価値との差 +7.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 アスカ7227 車体のプレス部品が主力で、ロボットが利益の伸び役。借金が重く、10年の中立でも今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社ハイレックスコーポレーション7279 ケーブルの老舗からドア周りの総合部品会社へ。利益は長く薄いままだが、厚い純現金と保有株が値段を支える。構造改革の成否が分かれ目 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 株式会社今仙電機製作所7266 ホンダ・マツダ向けのシート機構部品。利益は薄いが時価総額の6割が純現金で、10年の評価は利益率が3%台から動くかで決まる 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ヤマハ発動機7272 二輪世界2位・船外機シェア4割を主軸に半導体装置が育つ複合企業。2025年はアウトドア車両の損失で急減益、今の値段は中期計画の実現を先取りしたやや割高な水準 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ムロコーポレーション7264 栃木の精密プレス専業。自己資本の 4 割弱という値段は資産の厚みを映すが、主力の内燃・変速機部品が細る分を電動化部品が補えるかが焦点で、稼ぐ力から見れば値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 プレス工業株式会社7246 トラックのフレームと車軸の専業。電動化でも残る部品で堅実だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 株式会社エフ・シー・シー7296 二輪クラッチ世界首位の安定した稼ぎ頭を持つが、四輪クラッチは電動化で縮む。現金は厚いが、稼ぐ力に見合う値段は今よりやや低いと見る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 テイン7217 車高調の専業メーカー。純現金があり堅実だが、利益率は戻り切らず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 カネミツ7208 鋼板製プーリの専業で、現金は厚いが主力は電動化で縮む。ロボット部品などの新しい柱が穴を埋められるかが 10 年の分かれ目 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 テイ・エス テック株式会社7313 ホンダ向け自動車シートの専業。厚い現金が下値を支えるが、利益率の回復は北米次第で、顧客の偏りが重い 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 NITTAN6493 エンジンバルブで世界4位。ただ昨期の利益は山の水準で、株式化が見込まれる転換社債も重しになる 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 カヤバ株式会社7242 緩衝器と建機用油圧の二本柱。規模はあるが値決め力が弱く、利益の振れも大きい。10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 −6.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 エイケン工業株式会社7265 自動車の補修用フィルターに特化した堅実な会社。純現金も厚いが、電動化で需要が細り、卸大手への依存も高く、値段はやや割高 本質価値との差 −7.2% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 カーメイト7297 名の通ったカー用品のブランドと厚い現金を持つが、縮む市場と重い本社費で資本は眠ったまま 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 NOK株式会社7240 オイルシール世界首位級だが、基板が利益の足かせ。現金と持ち合い株が時価の3割近くを支え、事業そのものはやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.7%) やや割高 ミクニ7247 二輪とインドが支える燃料・吸気部品メーカー。四輪の電動化と借金が重く、中立でも今の時価総額を上回りにくい 本質価値との差 −10.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 盟和産業7284 トヨタ系の内装部品の2次の大手。資産は厚いが利益が薄く、10年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 川崎重工業7012 防衛費拡大の脇役に甘んじるが、実際に稼ぐのは二輪とロボット。名目と資本コスト 8.5% で測ると今の値段はやや割高で、潜水艦不正の後始末が振れ幅を左右する 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 日産車体7222 日産の車を組み立てる専業の子会社。九州の大型 SUV が稼ぐが、湘南の終了と戻りにくい現金を考えると、今の値段は割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 大同メタル工業株式会社7245 エンジン軸受で世界首位。電動化で本業は細るが、データセンター電源と船が穴を埋められるか。今の値段は割高 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社エクセディ7278 クラッチとトルクコンバータで世界シェア2割強。稼ぎ頭のATが電動化で縮む中、新事業が穴を埋めきれるかが分かれ目で、今の値段は先を楽に見すぎている 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 フジオーゼックス7299 エンジンバルブで国内首位級。無借金で稼ぐ力は安定しているが、内燃機関という事業の寿命が重く、10年の中立でも今の値段に届きにくい 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 シマノ7309 世界的な寡占の自転車部品メーカーだが、特需の反動とシェア防衛の値引きで利益は沈んでおり、今のPER45倍台は急な回復を見込みすぎで、今の値段は割高に見える 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 三桜工業6584 ブレーキ・燃料の配管で世界2位。だが利益は薄く借金は増えた。データセンター水冷が育たなければ今の値段は重い 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 TBK7277 トラック・バス用ブレーキの老舗。財務は堅いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の時価総額を超えにくい 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 ジャパンエンジンコーポレーション6016 舶用エンジンの堅い収益源を持つが、いまの利益は新造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −33.2% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 名村造船所7014 受注残は厚いが、いまの利益は造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −44.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 小田原機器7314 バスの運賃箱で国内2番手。更新の波で売上は大きく揺れ、利益率は薄い。10年の価値は今の時価総額の半分前後 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 近畿車輛7122 受注残は売上の約 3 年分あるが営業利益は赤字。見かけの純現金は前受金で、10 年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 阪神内燃機工業6018 内航船のエンジンで上位に立つ小さな会社。無借金で受注残も厚いが、稼ぐ力に対して値段が先走る 本質価値との差 −57.9% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 曙ブレーキ工業株式会社7238 ブレーキ専業。足元は改善するが、再生ファンドの出口と優先株の重しが残り、10年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −63.4% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ispace9348 月面輸送の先駆けだが、利益が出る前に増資と借入の返済が続く。今の株主に残る価値は小さく、今の値段は大きく割高と見る 本質価値との差 −64.4% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 リード6982 SUBARU頼みの小さな部品会社。受注は増えるが、借入が重く、赤字の歴史が長い。今の値段は先の回復を織り込みすぎだ 本質価値との差 −76.7% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 イクヨ7273 樹脂部品の老舗が、貴金属・暗号資産・河西工業株へと手を広げる。本業の稼ぎは薄く、今の値段は事業でなく期待が決めている 本質価値との差 −77.4% · 10 年 割高(年 −6.9%)

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読んだ資料

  1. フタバ産業 中期経営計画(2025〜2027年度)要約
  2. MarkLines フタバ産業 会社ページ

分析日 2026-10-19