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日本プラスト 7291

日産とホンダの2社頼みでハンドルとエアバッグを作る。自己資本の 4 分の 1 の値段だが、利益率の薄さと借入が割引の理由

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)679 円128 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)447 円84 億円差 +51.9%
10 年後から見ると 割安 価値 679 円128 億円 · 差 +51.9% · 期待の年率 +12.0%
期待の年率リターン(10 年)+12.0%資本コスト比 +3.7 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

日本プラストは、ハンドルとエアバッグ、樹脂の内外装部品を作る自動車部品メーカーだ。売上は 1,100 億円台で、日産グループが 65%、ホンダグループが 30% を占める。時価総額は 84 億円で、自己資本 375 億円の 4 分の 1 以下という値段になっている。

筆者の結論は「やや割安」だ。確率をかけた本質価値は今の時価総額を 2 割強上回る。営業利益率が 2% 台で薄くても、年 20 億円前後の純利益は残るからだ。ここ 3 期の営業利益は 26 億円から 28 億円にそろい、今の値段はその 4 倍台にとどまる。

ただし、この値段には理由がある。売上の 65% を預ける日産は工場を減らし、10 年後の数量は読めない。純有利子負債は 117 億円あり、2027 年 3 月期の第 1 四半期は営業利益が 87% 減った。

筆者が見ているのは、日産の縮小を海外とホンダ向けで補えるか、そして値下げ要請を労務費や関税の転嫁でどこまで取り返せるかだ。ハンドルとエアバッグは EV でも要る。EV 化の影響は、エンジンまわりの樹脂部品に限られる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、「10 年後もこの事業は存在し、今より強いか」が最初の問いになる。ハンドルとエアバッグという安全部品は、EV になっても残る。この点で、エンジン部品のように存在そのものが縮む事業と違う。ただし客先 2 社への偏りが強く、強みは堀というより取引の慣性に近い。

株主のものになる利益は、営業利益 26 億円から利払い 9 億円、税と少数株主を引いた 20 億円前後。設備投資は償却を下回っているので、この利益はほぼ現金として手元に残る。2026 年 3 月期の純利益には、製品保証引当金の戻入や投資有価証券の売却益のような一時的な押し上げが混じる点は割り引く。

経営の資本配分は堅実だが、積極的ではない。借入を抱えながら配当性向 3 割を守り、成長投資を抑えている。

安全域は、今の値段が自己資本の 4 分の 1 であることにある。利益が半分になっても、この値段は高くない。一方で、日産の再建が失敗する筋書きでは、自己資本の 375 億円も売却価値は小さい。この会社の安さは、帳簿の厚みではなく、稼ぎが続く間の利益の安さとして見るべきだと筆者は考える。

何で稼ぐ会社か

事業は大きく 2 つに分かれる。1 つ目の安全部品は売上 582 億円で、ハンドル 311 億円とエアバッグ 271 億円。ハンドルは自動運転支援で運転者がハンドルを握っているかを検知するセンサー付きを開発している。エアバッグは前期比 12% 減った。

2 つ目の樹脂部品は売上 566 億円で、内装・外装の樹脂部品とバッテリー冷却用のダクトなど。客先の車種ごとに受注し、車種が続く間は数量が読める。

地域別の売上は、北米が 570 億円と半分近くを占め、日本 433 億円、中国 110 億円、東南アジア 36 億円。営業利益は日本 14 億円、北米 6 億円、東南アジア 9 億円で、中国は 2 億円の赤字。中国の 2 つの子会社は合弁でなく 100% 持分で、赤字は前の期の 8 億円から縮んだ。

客先は日産グループが 65%、ホンダグループが 30%。日産北米向けだけで売上の 15% を占める。上位の株主は東京中小企業投資育成、個人、ダイセルで、日産もホンダも株主ではない。親会社はなく、完全に独立した部品メーカーだ。

優良さと弱いところ

強みは、ハンドルとエアバッグを一貫して作る技術と、日産・ホンダとの長い取引だ。安全部品は品質への要求が厳しく、新規に参入する難しさがある。車種が決まれば数年は仕入れ先が固定される。

弱みは、第 1 に利益率の薄さだ。営業利益率は 2.3% で、過去 12 年の最高が 4.7%。第 2 に客先の偏りで、日産の再建の成否がそのまま数量に響く。第 3 に値決め力のなさ。有価証券報告書は、取引先からの値上げ要請に応じて仕入価格を改定したことをマイナスとして挙げ、関税コストの回収は一部にとどまると書く。第 4 に品質問題で、自動運転対応ハンドルの電子部品の問題が長引いている。

資本効率は、過去 10 年の ROE の中央値が 6% で、k の 9% を下回る。自己資本が 375 億円と厚いのに、稼ぎは 20 億円前後。自己資本が稼ぎに変わっていないというのが、現状の正直な評価だ。

経営は、第 6 次中計で営業利益率 3% を掲げたが 2.3% にとどまり、第 7 次は先行きが読めないとして公表を見送った。この慎重さは評価できるが、成長の絵は描けていない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

世界の新車販売は約 1 億台で、EV は約 25% に達した。日本国内の EV はまだ 3% に届かないが、新興国や中国で普及が加速している。部品メーカーにとって EV 化は、部品が減る領域と増える領域に分かれる。エンジン、トランスミッション、排気の部品は減る。ハンドルとエアバッグは EV でも要り、むしろ個数が増える傾向にある。

自動運転支援の普及は、ハンドルにセンサーを加える追い風だ。ただし将来、完全な自動運転が広がればハンドルそのものが不要になる。10 年ではそこまで進まないと筆者は見る。

客先の値下げ要請は、EV への投資資金を部品の原価低減で賄う動きの一部だ。価格は物価に届かない。エアバッグは新興国向けの廉価化への対応も会社の課題に挙がる。

競合は、エアバッグではオートリブ、ジョイソン、ダイセルのような大手が世界シェアを持つ。ハンドルはジョイソンや東海理化。国内の独立系は規模が小さく、客先との関係が守りになっている。日産は工場を 17 から 10 に減らす計画で、主要拠点の生産が減るほど、取引先の再編の波は大きくなる。

資本政策と M&A

還元は連結配当性向 30% を目安に、下限が設けられている。2026 年 3 月期は性向が 3 割に近い。自己株式の取得は実施しておらず、増配と下限で安定を目指す。自己資本の割に値段が低く、本来は自己株式の取得が効果的な局面だが、借入があり実施していない。

現金は 139 億円あり、40 億円のコミットメントライン(借入枠)がある。設備投資は 37 億円で、減価償却の 45 億円を下回る。更新が遅れるわけではなく、売上が横ばいの中で投資を抑えた形だ。

政策保有株は伊藤忠商事とダイセルなどで、時価で 25 億円ほど(推定)。持ち合いの解消は今のところ進んでいない。

買収の可能性は 10 年で 3 割程度と推計される。客先の日産が部品の調達を見直す局面では、国内の独立系部品メーカーの再編も起こりうる。TOB の上乗せは本質価値に含めていない。

親会社はいないため、余った現金の戻し方に親子上場のような制約はない。ただし現金は借入の返済と設備更新に回る分が大きく、今は余りを論じる段階にない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

ここ 3 期の営業利益は 28 億、28 億、26 億円とそろい、利益の水準は固まった。2026 年 3 月期の純利益 20 億円に対し、時価総額は 84 億円で 4 倍台。配当利回りも 6% を超えて十分に高い。ハンドルとエアバッグは EV 化で消えず、自動運転支援でハンドルにセンサーが載れば単価が上がる。

日産は再建のために工場を減らしているが、それは部品メーカーの数量が急減することを意味しない。むしろ車種を絞って利益を取りに行く動きで、安全部品は削りにくい。北米の売上は 570 億円と日本の 1.3 倍で、関税の負担も一部は客先に回収できている。中国の赤字は 8 億円から 2 億円へ縮んだ。減損 4 億円と赤字の拠点整理が進めば、営業利益率は 3% に近づく。

自己資本 375 億円に対し、現金 139 億円と政策保有株 25 億円がある。借入は 117 億円の純負債だが、営業のキャッシュ収入で十分に返せる水準だ。

慎重な見方

2027 年 3 月期の第 1 四半期は営業利益が 87% 減り、経常は赤字に落ちた。売上は増えたのに利益が消えた。値上げ要請を受けて仕入価格を引き上げたことも、会社自身がマイナス要因と認めている。営業利益率は 2% 台で、少しの原価上昇で赤字に転ぶ。過去 12 年に、純損失の期が 6 回ある。

売上の 65% を預ける日産は赤字が続き、メキシコの工場を閉じ、世界の工場を 10 に減らす。仕入れ先を絞る局面で、独立系の中堅は真っ先に値下げを迫られる。ホンダは堅調でも 30% にすぎない。

自己資本 375 億円は設備と運転資本に張り付き、売れば簿価の 1 割台しか返らない。純有利子負債は 117 億円で、金利の上昇も重い。自動運転対応ハンドルの品質問題が長引けば、客先の信用に響く。値段が安いのは、それだけのリスクがあるからだ。仮に日産が再建に失敗すれば、10 年間の利益の積み上げは消えるうえ、借入の返済が株主の取り分に先行する。2022 年 3 月期の純損失は 80 億円にのぼり、今の純利益の 4 年分が 1 期で消えた前例もある。

どちらに重みを置いたか

足元の利益の水準が固まっている点と、値段の安さが、慎重な見方を上回る。ただし日産の縮小と値下げ要請は構造的で、中立の利益率は 2% 台、価格は物価に届かない水準に置いた。確率は中立に 3 割強、やや悲観と悲観に合わせて 4 割を置き、楽観は 7% にとどめた。それでも割安が残るのは、利益が半減しても値段が高くないからだ。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,157 円218 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 231 円43 億円)。 今の値に割り戻すと 679 円128 億円、今との差 +51.9%、 期待の年率 +12.0%(資本コスト 8.3%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 2,376 円447 億円 532 円100 億円 +550.5% +20.6% 204 円38 億円
やや楽観 20% 1,879 円353 億円 372 円70 億円 +403.6% +17.5% 450 円85 億円
中立 33% 1,515 円285 億円 266 円50 億円 +298.5% +14.8% 588 円111 億円
やや悲観 26% 322 円61 億円 106 円20 億円 −4.1% −0.4% 111 円21 億円
悲観 14% 223 円42 億円 27 円5 億円 −44.1% −5.6% 35 円7 億円
加重平均100% 1,157 円218 億円231 円43 億円 +210.5% +12.0% 1,388 円261 億円

今の株価時価総額 447 円84 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 7% 日産が立ち直り、センサー付きハンドルと多点エアバッグで部品の単価が上がる 利益 36 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 2,376 円447 億円

日産とホンダの両方が北米で販売を戻し、自動運転支援の普及でハンドルにセンサーと手放し検知(運転者がハンドルを握っているかを見張る機能)が標準で付く。ハンドル 1 本あたりの単価が上がる。エアバッグは側面・カーテンなど 1 台あたりの個数が増え、数量が 1 割伸びる。樹脂部品は EV のバッテリー冷却ダクトが加わるが、エンジンまわりの部品は減る。品質問題は片付き、価格転嫁も進む。営業利益は 55 億円と過去最高の 57 億円に並ぶが、営業利益率は 3.6% で、過去の山 4.7% を超えない。中国の赤字は止まり、北米と東南アジアが利益を支える。借入は利益で返せ、配当は性向 3 割台を保つ。

  • ステアリング(ハンドル):数量 400(出荷本数(万本。推定))× 価格 1.04(1 万本あたりの売上(億円))→ 売上 417 億円・営業利益 19 億円。ハンドル 400 万本(推定)、1 本あたり 1.34 倍(センサー付きで単価上昇)、利益率 4.5%
  • エアバッグ:数量 660(出荷個数(万個。推定))× 価格 0.59(1 万個あたりの売上(億円))→ 売上 388 億円・営業利益 16 億円。エアバッグ 660 万個、1.30 倍、利益率 4.2%
  • 樹脂部品:数量 300(搭載車の台数換算(万台。推定))× 価格 2.45(1 万台あたりの売上(億円))→ 売上 736 億円・営業利益 21 億円。樹脂部品 300 万台相当、1.30 倍、利益率 2.8%

倍率:事業の純利益 36 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.4% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.12 倍、時価総額 436 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:日産の再建が成功し、自動運転支援のハンドルが量産に乗る筋書きは、赤字の期が 6 回ある会社としては 1 割に届かない。営業利益率が過去最高の 4.7% を超えない形で、7% とした。

やや楽観 20% 日産とホンダの販売は戻るが、値下げ要請で価格は物価に届かない 利益 26 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 1,879 円353 億円

日産は北米の不振から立ち直り、ホンダは堅調。ハンドルとエアバッグの数量は 5% 減に収まる。価格は物価の 1.34 倍に届かず 1.25 倍。労務費と関税の転嫁は進むが、客先の値下げ要請を差し引く。営業利益率はハンドルが 3.8%、エアバッグが 3.5%、樹脂部品が 2.1%。営業利益は 40 億円、純利益は 25 億円台。中国は赤字を縮め、北米は日産次第。配当は性向 3 割を保つ。自動運転支援のハンドルが一部の車種で量産に入るが、単価の上昇は限られ、品質問題の解決にも時間がかかる。営業利益率は 3% に届かず、過去の山 4.7% の半分強にとどまる。減価償却は新設備の分だけ増え、設備投資と同水準で推移する。

  • ステアリング(ハンドル):数量 380(出荷本数(万本。推定))× 価格 0.97(1 万本あたりの売上(億円))→ 売上 369 億円・営業利益 14 億円。ハンドル 380 万本、1.25 倍、利益率 3.8%
  • エアバッグ:数量 630(出荷個数(万個。推定))× 価格 0.57(1 万個あたりの売上(億円))→ 売上 356 億円・営業利益 13 億円。エアバッグ 630 万個、1.25 倍、利益率 3.5%
  • 樹脂部品:数量 285(搭載車の台数換算(万台。推定))× 価格 2.36(1 万台あたりの売上(億円))→ 売上 672 億円・営業利益 14 億円。樹脂部品 285 万台相当、1.25 倍、利益率 2.1%

倍率:事業の純利益 26 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.1% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.12 倍、時価総額 310 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2024 年 3 月期に営業利益 28 億円まで戻したが、その後の 3 期は 28→27→26 億円とほぼ横ばい。回復が進んでも、利益率が 3% を超えて定着する根拠は薄く、5 分の 1 に置いた。

中立 33% 日産の縮小を海外で補い、価格転嫁は半分にとどまる。営業利益率 2% 台が続く 利益 19 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 1,515 円285 億円

日産は工場を 17 から 10 に減らす計画で、国内と北米の数量は 1 割減る。ホンダ向けと東南アジアが穴を埋めるが、全体の数量は 1 割弱減る。価格は物価の 1.34 倍のうち、値下げ要請で 1.20 倍にとどまる。ハンドルは自動運転支援の普及でセンサー付きが増え、利益率は 3.3%。エアバッグは 3.0%。樹脂部品は EV で要らなくなるエンジンまわりが縮み、バッテリー冷却ダクトで補うが、利益率は 1.7%。減価償却は 2026 年 3 月期の 45 億円から新設備分だけ増える。営業利益は 31 億円、利払い後の純利益は 19 億円。設備投資が償却を上回る年が増え、借入は減らない。

  • ステアリング(ハンドル):数量 360(出荷本数(万本。推定))× 価格 0.93(1 万本あたりの売上(億円))→ 売上 336 億円・営業利益 11 億円。ハンドル 360 万本、価格 1.20 倍(客先の値下げ要請で物価の 1.34 倍に届かない)、利益率 3.3%
  • エアバッグ:数量 570(出荷個数(万個。推定))× 価格 0.54(1 万個あたりの売上(億円))→ 売上 309 億円・営業利益 9 億円。エアバッグ 570 万個、価格 1.20 倍(値下げ要請と新興国向けの廉価化)、利益率 3.0%
  • 樹脂部品:数量 270(搭載車の台数換算(万台。推定))× 価格 2.26(1 万台あたりの売上(億円))→ 売上 612 億円・営業利益 10 億円。樹脂部品 270 万台相当、価格 1.20 倍(値下げ要請と、単価の高いエンジンまわり部品の縮小)、利益率 1.7%

倍率:事業の純利益 19 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.2% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.12 倍、時価総額 228 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:過去 12 年の営業利益率は平均 2% 台で、4% を超えたのは 3 期だけ。足元の 2.3% に近い水準が 10 年続くと置いた。

やや悲観 26% 日産が縮小し、EV 化で樹脂部品の一部が不要になる。利益率 1% に近づく 利益 6 億円 · PER 9.0 倍 · 株価時価総額 322 円61 億円

日産の生産がさらに 2 割減り、ホンダも北米で伸びない。ハンドルとエアバッグの数量は 15〜25% 減る。米国の関税負担の協議が長引き、価格は物価の 1.34 倍のうち 1.12 倍にとどまる。樹脂部品はエンジンまわりが減り、売上に占める稼働の悪い工場が増える。営業利益は 13 億円まで落ち、金利の上昇もあって純利益は 6 億円。配当は性向を保てず、下限の水準まで減る。設備投資は絞られ、更新が遅れる。2022 年 3 月期と 2023 年 3 月期の赤字ほどの落ち込みには至らないが、薄い黒字が続くだけで株主に残る利益はほとんどない。中国の赤字は止まらず、拠点の整理を迫られる。

  • ステアリング(ハンドル):数量 300(出荷本数(万本。推定))× 価格 0.87(1 万本あたりの売上(億円))→ 売上 261 億円・営業利益 5 億円。ハンドル 300 万本、1.12 倍、利益率 2.0%
  • エアバッグ:数量 510(出荷個数(万個。推定))× 価格 0.51(1 万個あたりの売上(億円))→ 売上 258 億円・営業利益 4 億円。エアバッグ 510 万個、1.12 倍、利益率 1.6%
  • 樹脂部品:数量 225(搭載車の台数換算(万台。推定))× 価格 2.11(1 万台あたりの売上(億円))→ 売上 476 億円・営業利益 4 億円。樹脂部品 225 万台相当、1.12 倍、利益率 0.8%

倍率:ROE 1.6% で稼ぎは k に届かない。PER は 1÷k の 11.1 倍が上限で、利益が薄いので 9.0 倍と割り引いた。EV(時価総額 + 純有利子負債 117 億円)÷ 営業利益は 14 倍になり、借入の重い会社として、これ以上は高く置かない。

確率:2022 年 3 月期と 2023 年 3 月期は営業赤字が続き、純損失は合わせて 116 億円に達した。需要減と原価上昇が重なる状況が再び来る確率を 4 分の 1 強に置いた。

悲観 14% 日産の再建が失敗し、北米と日本の需要が崩れる 利益 −25 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 223 円42 億円

日産の世界販売が構造的に減り、ホンダも北米の電動化の遅れで数量を落とす。ハンドルとエアバッグの数量は半分近くに減る。価格は 1.05 倍と物価の 1.34 倍に遠く及ばず、全社の営業赤字は 17 億円に達する。減損が出て、自己資本は 280 億円に減る。借入は 117 億円が残り、利払いが重くのしかかる。配当は下限も守れず、売れる資産と政策保有株を頼りに継続する。客先は代わりの仕入れ先を探し、中国と北米の拠点は閉鎖に向かう。売上は 700 億円を割り込み、固定費の重い国内工場の稼働が大きく下がる。2022 年 3 月期の純損失 80 億円を上回る損失が、数年続く筋書きだ。

  • ステアリング(ハンドル):数量 220(出荷本数(万本。推定))× 価格 0.82(1 万本あたりの売上(億円))→ 売上 180 億円・営業利益 −5 億円。ハンドル 220 万本、1.05 倍、利益率 −2.5%
  • エアバッグ:数量 390(出荷個数(万個。推定))× 価格 0.47(1 万個あたりの売上(億円))→ 売上 185 億円・営業利益 −5 億円。エアバッグ 390 万個、1.05 倍、利益率 −2.5%
  • 樹脂部品:数量 165(搭載車の台数換算(万台。推定))× 価格 1.98(1 万台あたりの売上(億円))→ 売上 327 億円・営業利益 −8 億円。樹脂部品 165 万台相当、1.05 倍、利益率 −2.5%

倍率:赤字で稼ぐ力では測れない。売れる資産の税後 47 億円(下の内訳)と、減損後の自己資本 280 億円に 0.15 倍を掛けた 42 億円に近い。今の自己資本 375 億円に対しては 0.11 倍。事業の経済性から置いた値で、市場の値付けには依らない。

確率:日産は 2025 年にメキシコ工場の閉鎖を決め、国内も縮小に動く。売上の 65% を預ける客先が揺らぐ悲観は、10 年で 1 割台の確率とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

ステアリング(ハンドル)

ハンドル。自動運転支援のためのセンサー付き(手放し検知)を開発中。

数量出荷本数(万本。推定)価格1 万本あたりの売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 400 0.78 311 10
10 年後 中立 360 0.93 336 11

取り方:売上 310.9 億円は開示。出荷本数は開示がなく、日産北米・ホンダ向けの生産規模から 400 万本相当と推定した(1 本あたり約 0.78 万円相当)。営業利益はセグメント別の開示がなく、全社 26.5 億円を安全部品と樹脂部品で配分した推定(本社費を含む)。

エアバッグ

運転席・助手席・側面などのエアバッグモジュール。

数量出荷個数(万個。推定)価格1 万個あたりの売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 600 0.45 271 8
10 年後 中立 570 0.54 309 9

取り方:売上 271.3 億円は開示(前期比 12% 減)。出荷個数は開示がなく 600 万個相当と推定した。営業利益はセグメント別の開示がなく推定。

樹脂部品

内外装の樹脂部品、バッテリー冷却用ダクトなど。

数量搭載車の台数換算(万台。推定)価格1 万台あたりの売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 300 1.89 566 9
10 年後 中立 270 2.26 612 10

取り方:売上 566.2 億円は開示(前期比 2.5% 減)。納める車の台数は開示がなく 300 万台相当と推定した。営業利益はセグメント別の開示がなく推定(利益率 1.6%)。10 年の価格が物価の 1.34 倍に届かないのは、客先の値下げ要請と、単価の高いエンジンまわり部品の縮小による。

リスクと懸念

日産への集中と再編

売上の 65% が日産グループ。日産は工場を 17 から 10 に減らす計画で、車種と調達先の絞り込みが進めば、数量と価格の両方に響く。

客先の値下げ要請と関税

取引先の値上げ要請に応じた仕入価格の改定は、すでにマイナス要因になっている。米国の関税の負担協議も続く。価格は物価の 1.34 倍に届かない。

薄い利益率

営業利益率は 2% 台。少しの原価上昇や稼働の低下で赤字に転ぶ。2027 年 3 月期の第 1 四半期は営業利益が 87% 減った。

EV 化でエンジンまわりの樹脂部品が不要になる

ハンドルとエアバッグは EV でも要るが、樹脂部品にはエンジンまわりの部品があれば縮む。バッテリー冷却ダクトが補えるかは開示から読めない。

品質問題と信用

自動運転対応ハンドルの電子部品の品質問題が長引く。安全部品は不具合が客先の信用に直結し、リコールの費用も重い。

中国事業の赤字と借入

中国は 2 億円の赤字(前の期は 8 億円)。純有利子負債は 117 億円で、金利が上がると利払いが重くなる。

今後の分かれ目

営業利益率が 3% を超えて 2 年続く
中立の利益率を上に見直し、楽観の確率を上げる。
日産が調達先の再編や値下げ要請を強める
価格と数量の下振れを大きく見て、やや悲観と悲観の確率を上げる。
自動運転支援ハンドルの量産が本格化し、品質問題が解決する
ハンドルの単価と利益率を上に見直す。
中国の赤字が止まる、または拠点を整理する
全社の利益率を 0.2〜0.3 ポイント上げる。
自己株式の取得や配当性向の引き上げが出る
還元の積み上がりを見直し、資本政策を評価し直す。
他社や投資会社からの買収提案が出る
提案価格を本質価値と比べる。本質価値は事業の稼ぎで置いてあり、上乗せ分は含まない。

見ておくもの

  • 営業利益率(2% 台を保てるか、3% を超えるか)
  • 日産グループ向けの売上比率と数量
  • 北米の関税負担の回収と価格転嫁の進み具合
  • 中国セグメントの損益(2 億円の赤字がゼロになるか)
  • 純有利子負債の推移(117 億円)

倍率と資本コストの決め方

数量 × 価格をセグメントごとに積み、k 8.25% と ROE から倍率を決めた。ROE が k 以下で PER は 1÷k の 11.1 倍が上限、中立は 7.4 倍に置いた。今の時価総額は自己資本の 4 分の 1 以下だが、PBR の低さを割安の根拠にしていない。ROE が 4% 前後で、ためた利益は額面どおり評価されないためだ。2026 年 3 月期の営業利益率 2.3% は過去の平均に近く、足元の第 1 四半期の落ち込みも踏まえて中立は 2% 台に置いた。減価償却は 45 億円のまま新設備分を足し、物価では増やしていない。新リース会計基準の影響は小さい見込み。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10→12.12 倍・やや楽観 PER 8.4→12.12 倍・中立 PER 7.4→12.12 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(輸送用機器)の AI 分析

割安 トヨタ自動車7203 世界首位と関税逆風を同時に抱えるが、金融事業の厚みとマルチパスウェイが本質価値を支え、今の値段は割安 本質価値との差 +79.3% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 マツダ7261 単独で戦う中堅の車メーカー。関税で稼ぐ力は細るが、自己資本の4割弱という値段は低すぎ、割安とみる 本質価値との差 +71.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 三菱自動車工業7211 底にある利益が戻れば今の値段は安いが、利益率の低さと中国勢の追い上げで、戻る確度は高くない 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 スズキ7269 インド事業がシェア4割で稼ぎの柱、二輪も伸びるが中国EV勢の台頭と認証不正の再発が評価を重くし、今の値段はやや割安 本質価値との差 +62.4% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 河西工業7256 日産に半分を頼る内装部品の大手。直近の利益回復は鮮やかだが、借金が自己資本の3倍近く。株主の取り分は、再建が崩れるかどうかで大きく割れる 本質価値との差 +61.5% · 10 年 割安(年 +14.3%) 割安 モリタホールディングス6455 消防車の国内6割を握り、純現金も厚い堅実な会社。10年で見た本質価値は、今の時価総額を3割半ほど上回る 本質価値との差 +61.3% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 いすゞ自動車7202 国内トラック首位級とタイのピックアップ王者を併せ持つが、UD統合の実行とタイ・中国EV攻勢が綱引きする局面で、本質価値は今の値段より割安 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 本田技研工業7267 二輪と金融が稼ぎ四輪を支える構造。EV の戦略転換で初の最終赤字だが、二輪・金融の稼ぐ力から見れば今の値段はやや割安 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 デイトナ7228 バイク乗りの「あと付け」を企画して卸すファブレスの用品会社。国内の担い手は老いるが、品ぞろえと販売網の厚さで稼ぐ力は残り、中立で今の値段を上回る 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 東京ラヂエーター製造7235 トラック・建機のラジエーター専業。手元の現金が時価総額の4割に迫り、利益の質に比べて値段が低い会社だ 本質価値との差 +49.8% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 株式会社ファルテック7215 日産向けに偏る自動車の外装部品会社。利益は薄く先は読みにくいが、時価総額が自己資本の 2 割と低く、10 年の価値はやや上回る 本質価値との差 +47.9% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 日産自動車7201 自動車事業は本業で赤字、稼ぎ頭は販売金融。Re:Nissanの再建が進めば今の値段はやや割安だが、失敗すれば床も浅い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +14.0%) 割安 エフテック7212 ホンダ向けの足回り部品が北米に偏る低採算の会社。借金は時価総額の3倍超で、中立でも利益の薄さは変わりにくい 本質価値との差 +39.3% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 武蔵精密工業株式会社7220 ホンダ系の駆動部品会社。AI 向けキャパシタの当たり外れで 10 年後の姿が大きく分かれ、今の値段はその当たりを先取りしている 本質価値との差 +37.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 豊田合成株式会社7282 トヨタ系の安全部品大手。エアバッグの伸びは確かだが利益率は最高圏にあり、今の値段は織り込み済みでほぼ適正 本質価値との差 +36.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 ユニプレス株式会社5949 日産向けが約4分の3を占める車体プレスの大手。拠点の整理で身軽になったが、価値は日産の台数しだいで、安全域は厚くない 本質価値との差 +35.6% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 株式会社アイシン7259 AT(変速機)世界首位級のトヨタ系部品大手。トヨタ株の含み資産が下支えする一方、eAxleへの転換とAT収益化の成否が本質価値を左右する 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 安永7271 内燃機関の部品で稼ぐ中堅。足元の利益は上振れたが、EV 化と重い借入が先の価値を削る 本質価値との差 +31.7% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 ウェッズ7551 車のカスタムホイールの老舗卸。時価総額の7割が純現金だが、現金はトヨタ系の親会社の下にあり、価値は妥当圏に落ち着く 本質価値との差 +31.4% · 10 年 割安(年 +10.0%) やや割安 株式会社タチエス7239 日産・三菱・ホンダ向けのシート専業。利益率は回復途上で、顧客の偏りと買収の消化が10年の分かれ目になる 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 フタバ産業株式会社7241 トヨタ向けボデー・マフラーの部品メーカー。薄利でも今の値段に余裕はなく、EV化で排気系が縮む10年を見て、筆者は割高寄りと見る 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 トヨタ紡織株式会社3116 トヨタ系の座席・内装の大手。規模は大きいが利益率が薄く、値決め力の弱さと北米の赤字が10年の評価を決める 本質価値との差 +28.2% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 極東開発工業7226 架装で国内首位級だが、利益率の回復は物価を超えられず、独禁法の傷も残る。本質価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +28.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 新明和工業7224 防衛と自治体の底堅い需要で稼ぐ力は上がるが、資本コストを大きく超えず、今の値段はほぼ妥当な水準だ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 レシップホールディングス7213 バスの運賃箱と行先表示の老舗。新紙幣の特需は終わったが、米国の運賃収受が育ち、中立で今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ダイハツインフィニアース6023 船の発電エンジンと保守で稼ぐ堅い会社。ただ今の利益は受注の山にあり、10年で見ると値段は少し先取りしすぎ 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 株式会社デンソー6902 トヨタ系最大手の車載部品会社。電動化・ADAS半導体で成長を描くが、トヨタ株の巨額保有が下支えする一方、変革の実行速度が今の値段に見合うかが分かれ目 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 SUBARU7270 米国依存7割と関税が利益を直撃するが、厚い純現金と回復力を踏まえれば10年ではやや割安 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 GMB7214 補修用の駆動・冷却部品を世界に売る専業。電動ポンプへの切り替えが焦点だが、借入が重く、株主の取り分は薄い 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 日本車輌製造7102 JR東海の子会社として新幹線を造る堅い受注残があるが、利益は一時要因で膨らんでおり、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 株式会社ティラド7236 熱を逃がす部品の専業。利益率は歴史的な高さにあり、定着するかが分かれ目。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 内海造船7018 防衛とフェリーの造船所。今は好況の頂点で、積み上がる現金の使い道が焦点 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 株式会社東海理化電機製作所6995 スイッチ・シートベルトのトヨタ系部品会社。純現金は厚いが、車内の操作が画面に移れば主力が細る。稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ユニバンス7254 駆動系ユニットの専業。日産・フォード・ホンダの3社に頼り、利益は円安で嵩上げされている。厚い現金が下支えするが、10年の中立は今の値段並み 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ナンシン7399 キャスターと台車の老舗。時価総額とほぼ同じ現金を持つが、本業の利益率は2%台に沈み、現金も株主に戻らない。値段はおおむね見合っている 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ニッキ6042 芝刈り機のエンジン部品とガスの燃料装置の会社。本業は電動化で細り、工場用地の賃料が支え。やや割高 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 株式会社エッチ・ケー・エス7219 車好きに愛されるチューニングパーツの老舗。ブランドと手元資金は本物だが、電動化で市場が縮み、利益が薄く、値段はやや割高寄り 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 愛三工業株式会社7283 車の燃料ポンプで世界首位級の部品会社。エンジン車の縮小と、トヨタ頼みの値決めの弱さが10年の重しになる 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 トピー工業株式会社7231 トラック用ホイールと建機の足回りで国内首位。ただ利益率は薄く、構造改革が効いても稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段はその実力にほぼ見合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) 適正 日本精機株式会社7287 車のメーターとHUDの専業。二輪が稼ぎ、四輪は薄利。10月の東洋電装の買収で借金を背負い、払う値段に安全域は薄い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 ヨロズ7294 日産依存の足回り部品メーカー。減損で身軽にはなったが、稼ぐ力は資本コストに遠く、10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 株式会社村上開明堂7292 国内首位級の自動車ミラー専業。純現金は時価総額の半分に迫るが、稼ぐ力は10年かけても大きくは伸びず、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 田中精密工業7218 ホンダのエンジン部品で成り立つ小さな部品会社。電動化と値下げ要請の挟み撃ちで、帳簿の割安さは割り引いて見る 本質価値との差 +7.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 アスカ7227 車体のプレス部品が主力で、ロボットが利益の伸び役。借金が重く、10年の中立でも今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社ハイレックスコーポレーション7279 ケーブルの老舗からドア周りの総合部品会社へ。利益は長く薄いままだが、厚い純現金と保有株が値段を支える。構造改革の成否が分かれ目 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 株式会社今仙電機製作所7266 ホンダ・マツダ向けのシート機構部品。利益は薄いが時価総額の6割が純現金で、10年の評価は利益率が3%台から動くかで決まる 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ヤマハ発動機7272 二輪世界2位・船外機シェア4割を主軸に半導体装置が育つ複合企業。2025年はアウトドア車両の損失で急減益、今の値段は中期計画の実現を先取りしたやや割高な水準 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ムロコーポレーション7264 栃木の精密プレス専業。自己資本の 4 割弱という値段は資産の厚みを映すが、主力の内燃・変速機部品が細る分を電動化部品が補えるかが焦点で、稼ぐ力から見れば値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 プレス工業株式会社7246 トラックのフレームと車軸の専業。電動化でも残る部品で堅実だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 株式会社エフ・シー・シー7296 二輪クラッチ世界首位の安定した稼ぎ頭を持つが、四輪クラッチは電動化で縮む。現金は厚いが、稼ぐ力に見合う値段は今よりやや低いと見る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 テイン7217 車高調の専業メーカー。純現金があり堅実だが、利益率は戻り切らず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 カネミツ7208 鋼板製プーリの専業で、現金は厚いが主力は電動化で縮む。ロボット部品などの新しい柱が穴を埋められるかが 10 年の分かれ目 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 テイ・エス テック株式会社7313 ホンダ向け自動車シートの専業。厚い現金が下値を支えるが、利益率の回復は北米次第で、顧客の偏りが重い 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 NITTAN6493 エンジンバルブで世界4位。ただ昨期の利益は山の水準で、株式化が見込まれる転換社債も重しになる 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 カヤバ株式会社7242 緩衝器と建機用油圧の二本柱。規模はあるが値決め力が弱く、利益の振れも大きい。10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 −6.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 エイケン工業株式会社7265 自動車の補修用フィルターに特化した堅実な会社。純現金も厚いが、電動化で需要が細り、卸大手への依存も高く、値段はやや割高 本質価値との差 −7.2% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 カーメイト7297 名の通ったカー用品のブランドと厚い現金を持つが、縮む市場と重い本社費で資本は眠ったまま 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 NOK株式会社7240 オイルシール世界首位級だが、基板が利益の足かせ。現金と持ち合い株が時価の3割近くを支え、事業そのものはやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.7%) やや割高 ミクニ7247 二輪とインドが支える燃料・吸気部品メーカー。四輪の電動化と借金が重く、中立でも今の時価総額を上回りにくい 本質価値との差 −10.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 盟和産業7284 トヨタ系の内装部品の2次の大手。資産は厚いが利益が薄く、10年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 川崎重工業7012 防衛費拡大の脇役に甘んじるが、実際に稼ぐのは二輪とロボット。名目と資本コスト 8.5% で測ると今の値段はやや割高で、潜水艦不正の後始末が振れ幅を左右する 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 日産車体7222 日産の車を組み立てる専業の子会社。九州の大型 SUV が稼ぐが、湘南の終了と戻りにくい現金を考えると、今の値段は割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 大同メタル工業株式会社7245 エンジン軸受で世界首位。電動化で本業は細るが、データセンター電源と船が穴を埋められるか。今の値段は割高 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社エクセディ7278 クラッチとトルクコンバータで世界シェア2割強。稼ぎ頭のATが電動化で縮む中、新事業が穴を埋めきれるかが分かれ目で、今の値段は先を楽に見すぎている 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 フジオーゼックス7299 エンジンバルブで国内首位級。無借金で稼ぐ力は安定しているが、内燃機関という事業の寿命が重く、10年の中立でも今の値段に届きにくい 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 シマノ7309 世界的な寡占の自転車部品メーカーだが、特需の反動とシェア防衛の値引きで利益は沈んでおり、今のPER45倍台は急な回復を見込みすぎで、今の値段は割高に見える 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 三桜工業6584 ブレーキ・燃料の配管で世界2位。だが利益は薄く借金は増えた。データセンター水冷が育たなければ今の値段は重い 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 TBK7277 トラック・バス用ブレーキの老舗。財務は堅いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の時価総額を超えにくい 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 ジャパンエンジンコーポレーション6016 舶用エンジンの堅い収益源を持つが、いまの利益は新造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −33.2% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 名村造船所7014 受注残は厚いが、いまの利益は造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −44.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 小田原機器7314 バスの運賃箱で国内2番手。更新の波で売上は大きく揺れ、利益率は薄い。10年の価値は今の時価総額の半分前後 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 近畿車輛7122 受注残は売上の約 3 年分あるが営業利益は赤字。見かけの純現金は前受金で、10 年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 阪神内燃機工業6018 内航船のエンジンで上位に立つ小さな会社。無借金で受注残も厚いが、稼ぐ力に対して値段が先走る 本質価値との差 −57.9% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 曙ブレーキ工業株式会社7238 ブレーキ専業。足元は改善するが、再生ファンドの出口と優先株の重しが残り、10年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −63.4% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ispace9348 月面輸送の先駆けだが、利益が出る前に増資と借入の返済が続く。今の株主に残る価値は小さく、今の値段は大きく割高と見る 本質価値との差 −64.4% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 リード6982 SUBARU頼みの小さな部品会社。受注は増えるが、借入が重く、赤字の歴史が長い。今の値段は先の回復を織り込みすぎだ 本質価値との差 −76.7% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 イクヨ7273 樹脂部品の老舗が、貴金属・暗号資産・河西工業株へと手を広げる。本業の稼ぎは薄く、今の値段は事業でなく期待が決めている 本質価値との差 −77.4% · 10 年 割高(年 −6.9%)

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分析日 2026-10-19