株譜
AI 銘柄分析 · 輸送用機器 · 試作

安永 7271

内燃機関の部品で稼ぐ中堅。足元の利益は上振れたが、EV 化と重い借入が先の価値を削る

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,002 円103 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)761 円78 億円差 +31.7%
10 年後から見ると 割安 価値 1,002 円103 億円 · 差 +31.7% · 期待の年率 +11.4%
期待の年率リターン(10 年)+11.4%資本コスト比 +1.9 pt
推定の資本コスト9.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

安永は、エンジンの中核部品(コンロッド、クランクシャフトなど)を作る三重県の部品メーカーだ。売上の 4 分の 3 がエンジン部品で、機械装置と環境機器が残りを支える。2026 年 3 月期は営業利益が 22 億円と前の期の 3 倍に跳ね、時価総額は 82 億円にすぎない。

筆者の結論は「やや割安」寄りだ。利益の平均が薄いこの会社でも、確率をかけた本質価値は今の時価総額を 2 割弱上回る。理由は、今の値段が 2026 年 3 月期の利益の 4 倍台で、先の縮みを織り込みすぎているからだ。

ただし安全な割安ではない。有利子負債は 121 億円と時価総額を上回り、メキシコなどへの設備投資は減価償却の 3 倍を超える。エンジン車が減る速さと、客先の値下げ要請を値上げで取り返せるかが、値打ちを決める。

筆者がいちばん気にしているのは、利益率の薄さだ。過去 9 年で営業利益率が 5% を超えたのは 3 期しかない。足元の 6.5% を平均と見ないことが、この銘柄を見るときの出発点になる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、まず「10 年後もこの事業は存在し、今より強いか」を問う。エンジン部品の専業は、この問いに自信を持って答えにくい。EV の比率が上がるほど、需要の天井が低くなる。強みは、環境機器という別の稼ぎがあることと、足元の利益で借入が返せる見通しが立ちつつあることだ。

株主のものになる利益は、営業利益 22 億円から利払い、税、設備投資の超過分を引いた額で、帳簿の利益より小さい。2026 年 3 月期は設備投資が償却を 43 億円上回り、営業の現金収入では賄えず借入が増えた。この支出が 10 年の稼ぎを増やさない限り、利益は株主の手に残らない。

経営は、不採算の鋳造を畳み、中計で ROE を目標に掲げた点で資本効率を意識している。反面、配当性向は低く、借入を抱えたまま成長投資を進める。

安全域は、今の値段が利益の 4 倍台にとどまる点にある。確率をかけた価値が今の時価総額を 2 割弱上回り、やや悲観でも今の値段にほぼ並ぶので、元本が大きく傷む形にはなりにくい。ただし、安全域の厚さは借入の重さと相殺される。この銘柄は、値段が安いのではなく、先が読みにくいから安いのだと筆者は見る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎ口は 3 つある。1 つ目は売上の 76% を占めるエンジン部品で、2026 年 3 月期の売上は 257 億円。コンロッド、シリンダーヘッド、シリンダーブロック、カムシャフト、クランクシャフトを、トヨタ系を中心とする完成車メーカーに納める。トヨタ モーター アジアが売上の 13%、トヨタ自動車が 11% を占める。生産は三重県伊賀市の本社と、インドネシア、タイ、メキシコの子会社で行い、米国には販売会社を置く。鋳造事業は終了し、減損 3 億円を出した。

2 つ目は機械装置で売上 43 億円。トランスファーマシン(部品を順に加工する専用機)、NC 工作機械、ワイヤソー、外観検査装置、レーザセンサを作る。自動車メーカーの設備投資に左右され、2026 年 3 月期は営業損益がようやく黒字に戻った。改造案件とアフターサービスが採算を押し上げた。

3 つ目は環境機器で売上 52 億円、営業利益 5 億円と、利益率が最も高い。浄化槽用・医療機器用・燃料電池用のエアーポンプとディスポーザーを作る。エンジン部品の景気と無関係に動くので、全社の揺れを抑える役目を持つ。

全社の営業利益 22 億円のうち、エンジン部品が 19 億円、環境機器が 5 億円、機械装置が 1 億円で、本社費がその分を引く。

優良さと弱いところ

強みは、中身が詰まった精密部品を量産で作る技術と、トヨタ系との長い取引だ。コンロッドやクランクシャフトは寸法精度が車の振動と燃費に直結する。客先は簡単に仕入れ先を変えられず、車種が続く間は数量が読める。東南アジアとメキシコに現地工場を持つことも、客先の現地調達の要望に応える材料になっている。

弱みは 3 つある。第 1 に利益率の薄さだ。過去 9 年の営業利益率はマイナス 2% から 6.5% の間で、過去 20 年に赤字の期が 7 回ある。第 2 に値決め力がない。客先は毎年原価低減を求め、材料費や労務費の上昇を価格へ戻すのに時間がかかる。第 3 に用途が内燃機関に偏ることだ。有価証券報告書は、動力源が内燃機関を持たないものに変わる影響をリスクとして挙げている。

資本効率は、足元の ROE が 12.7% でも一過性が混じる。過去 10 年の中央値は 6% で、k の 9% 台を下回る。利益をためても自己資本が稼ぎに変わっていない。

経営の新しい動きは評価できる。中計は 2029 年 3 月期に営業利益 41 億円、ROE 15% を掲げ、不採算の鋳造を畳んだ。ただ、設備投資は 61 億円と減価償却の 18 億円の 3 倍を超える。この投資が稼ぎに変わるかを、次の 3 年で見る必要がある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

世界の新車販売は 2025 年に約 1 億台。そのうち EV が 4 分の 1 に達し、中国が最多で欧州も伸びる。日本国内の EV 比率はまだ 3% に届かず、国内メーカーはハイブリッド車を軸にしている。エンジン部品の需要は、この混合の中で長くゆっくり縮む形だ。

EV 化は、この会社の主力にとって直接の逆風になる。EV にコンロッドもクランクシャフトも要らない。要る部品は、ハイブリッド車と内燃機関の車が残る間に限られる。トヨタが全方位の戦略を保つ間は、国内とタイの需要が急には崩れない。一方で、米国の関税や日産の再編のような客先の事情が、数量を乱す。

客先の値下げ要請は構造的だ。完成車メーカーは EV 投資の資金を部品の原価低減で補おうとする。値上げを通せるのは、労務費や電気代の上昇分に限られる。

競合は、愛知製鋼や大同特殊鋼のような素材系と、エクセディ、フタバ産業のような駆動・排気系の専業。同じエンジン部品でも、安永のコンロッドとクランクの専業ははっきりしている。機械装置は、自動車メーカーと工作機械メーカーの設備投資が景気に左右される。環境機器は国内の住宅着工と浄化槽の更新に結びつき、数量は人口とともに緩やかに減る。

資本政策と M&A

還元は安定配当が基本で、年 2 回払う。2026 年 3 月期は性向 13% ほどで、利益の上振れの割に出していない。借入が重く、設備投資を優先しているためだ。2023 年には自己株式の公開買付けを行い、自己株式を持つ。株式を使った資本政策には前例があるが、今回の分析では 1 株の数に影響しないとみて、配当と自己株式の合計を還元とした。

資本の使い方で気にしているのは、メキシコの生産設備への投資だ。今後に 7 億円と 18 億円の計画がある。北米向けの需要が想定を上回っているとはいえ、客先の車種の入れ替えで稼働が上がらない危険がある。

政策保有株は 61 銘柄で簿価 11 億円。大きな規模ではなく、売却の余地は小さい。

買収される可能性は 10 年で 3 割ほどと推計される。時価総額が小さく、自己資本の割に値段が低いので、ほかの部品メーカーや投資会社が狙う余地はある。本質価値の数字は事業の稼ぎで置いてあり、TOB の上乗せは含まない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

2026 年 3 月期の営業利益 22 億円は偶然ではない。エンジン部品は国内と北米の需要が想定を上回り、機械装置は改造とアフターサービスで黒字化し、環境機器は営業利益が 2 倍以上に伸びた。3 本柱がそろって増益になった。会社の 2029 年 3 月期の計画は売上 450 億円、営業利益 41 億円、ROE 15%。鋳造を畳み、メキシコに設備を入れ、固定費を下げた上での数字だ。

EV 化の速度は、市場が思うほど速くない。先進国では政策が見直され、日本はハイブリッド車が主役で、トヨタ向けの数量は急には落ちない。時価総額は 82 億円で、2026 年 3 月期の純利益 19 億円の 4 倍台。自己資本 147 億円の 6 割にすぎない。利益が半分に戻っても、この値段は高くない。借入は 121 億円あるが、営業のキャッシュ収入と設備投資が落ち着けば、返済に向かえる。2 年連続で営業利益が 20 億円を保てば、市場は借入の重さへの割引を見直さざるを得ない。

慎重な見方

利益の質を見るべきだ。2026 年 3 月期の営業利益率 6.5% は過去 9 年で最高で、2025 年 3 月期は 2.4%、その前は 2.0% だった。足元の上振れは需要の山と改造案件の一時的な押し上げで、平均値ではない。2016 年 3 月期以降の 11 期のうち、純損失は 4 期ある。

借入は自己資本の 8 割、営業利益の支払利息に対する倍率は 10 倍を切る。金利が 3.5% に上がれば利払いが 3 億円増える。設備投資は償却の 3 倍で、借入で賄っている。メキシコの設備投資が稼働しなければ、減損と利払いが重なる。

そもそも主力はエンジン部品で、EV は逆風でしかない。トヨタ向けが 24% と大きく、客先が部品の内製や仕入れ先の絞り込みに動けば数量が落ちる。値下げ要請は続き、価格は物価に届かない。10 年後に EV が世界の新車の半分を超えれば、ハイブリッド車の恩恵も細る。安い値段は、先が読めないことへの当然の割引だ。

どちらに重みを置いたか

足元の上振れは本物だが、平均は薄いという慎重な見方のほうが 10 年の中立に近い。そのうえで、値段が利益の 4 倍台まで割り引かれているので、中立でも今の時価総額を上回る。確率は中立に 3 割強を置き、やや悲観と悲観に合わせて 4 割弱を置いた。EV 化と借入の重さを悲観側に十分に反映し、楽観は 1 割に届かない 8% にとどめた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,840 円190 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 409 円42 億円)。 今の値に割り戻すと 1,002 円103 億円、今との差 +31.7%、 期待の年率 +11.4%(資本コスト 9.5%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 3,484 円359 億円 971 円100 億円 +485.4% +19.3% 356 円37 億円
やや楽観 20% 2,711 円279 億円 602 円62 億円 +335.3% +15.8% 663 円68 億円
中立 34% 2,310 円238 億円 437 円45 億円 +261.0% +13.7% 934 円96 億円
やや悲観 24% 770 円79 億円 214 円22 億円 +29.3% +2.6% 236 円24 億円
悲観 14% 349 円36 億円 78 円8 億円 −43.9% −5.6% 60 円6 億円
加重平均100% 1,840 円190 億円409 円42 億円 +195.5% +11.4% 2,249 円232 億円

今の株価時価総額 761 円78 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.5% を下回るほど割高。

楽観 8% HEV と北米の内燃機関が長持ちし、メキシコ増強が実り、計画の水準に届く 利益 27 億円 · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 3,484 円359 億円

世界の新車は EV が 4 分の 1 に達しても、残りの 4 分の 3 はエンジン車とハイブリッド車だ。トヨタのハイブリッド車が伸び続け、コンロッドやクランクシャフトのような中身の詰まった部品の需要が 10 年落ちない。北米向けの需要が想定を上回った 2026 年 3 月期の流れが続き、メキシコの新設備が稼働して売上は 450 億円に近づく。機械装置は改造とアフターサービスの採算が定着し、環境機器は医療向けとディスポーザーが伸びる。営業利益は 34 億円と、会社計画の 41 億円に 8 割まで寄る。有利子負債は利益で返せ、配当は性向 4 割まで上がる。それでも自己資本が積み上がるので、ROE は 1 割前後にとどまる。

  • エンジン部品:数量 158(搭載車の台数換算(万台。推定))× 価格 2.22(1 万台あたりの売上(億円))→ 売上 349 億円・営業利益 24 億円。搭載車換算 157 万台(推定)× 値上げ 1.34 倍。営業利益率 7%(2026/03 期のセグメント実績 7.3% に近い)
  • 機械装置:数量 130(納入台数(推定))× 価格 0.56(1 台あたりの売上(億円))→ 売上 73 億円・営業利益 4 億円。改造・新設 130 台 × 1.34 倍、利益率 6%
  • 環境機器:数量 46.0(出荷台数(万台。推定))× 価格 1.67(1 万台あたりの売上(億円))→ 売上 77 億円・営業利益 9 億円。出荷 46 万台 × 1.34 倍、利益率 11.5%(実績 9.6%)

倍率:事業の純利益 27 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.0% が k 9.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 11.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.4 倍。全体の PER 11.42 倍、時価総額 312 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社の第 8 次中計は 2029 年 3 月期に営業利益 41 億円を掲げる。2026 年 3 月期に 22 億円まで来たが、赤字の期が 7 回ある会社で、計画どおりに行く見込みは 1 割に届かない。EV 化と客先の値下げ要請を見ると、8% 止まりとした。

やや楽観 20% 内燃機関の減りは緩やかで、客先の値下げ要請をほぼ価格に戻せる 利益 21 億円 · PER 10.6 倍 · 株価時価総額 2,711 円279 億円

ハイブリッド車の比率が上がる日本とタイで、エンジン部品の出荷は 2 割弱減るにとどまる。メキシコと北米の需要が埋め合わせる。値上げは物価の 1.34 倍に届かず 1.31 倍になるが、労務費の転嫁は進む。機械装置は 4.5% の利益率、環境機器は 1 割の利益率で、営業利益は 25 億円を超える。借入が重く金利が 3.5% に上がるため、純利益は営業利益の 8 割に届かない。配当は性向 3 割台を保つ。客先のトヨタ系は国内で車種の入れ替えを進めるが、コンロッドやクランクシャフトの量産ラインは数年先まで契約が見える。環境機器の浄化槽向けは国内の住宅着工とともに緩やかに減るが、医療機器向けのポンプがその分を埋める。ただし楽観ほどには利益率が上がらず、営業利益は計画の 41 億円には届かない。

  • エンジン部品:数量 147(搭載車の台数換算(万台。推定))× 価格 2.17(1 万台あたりの売上(億円))→ 売上 318 億円・営業利益 20 億円。搭載車換算 147 万台、価格 1.31 倍(値下げ要請で物価に届かず)、利益率 6.2%
  • 機械装置:数量 110(納入台数(推定))× 価格 0.56(1 台あたりの売上(億円))→ 売上 61 億円・営業利益 3 億円。110 台 × 1.34 倍、利益率 4.5%
  • 環境機器:数量 44.0(出荷台数(万台。推定))× 価格 1.67(1 万台あたりの売上(億円))→ 売上 74 億円・営業利益 8 億円。44 万台 × 1.34 倍、利益率 10.5%

倍率:事業の純利益 20 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.8% が k 9.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 10.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.6 倍。全体の PER 10.63 倍、時価総額 218 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2023 年 3 月期から 2026 年 3 月期まで営業利益は 12→6→8→22 億円と振れた。足元の上振れが 2 年続く確率は五分五分で、中立より少し軽く置く。

中立 34% ハイブリッドは持つが内燃機関は縮み、薄い利益率のまま名目で少し伸びる 利益 16 億円 · PER 10.5 倍 · 株価時価総額 2,310 円238 億円

世界の EV 比率が 3 割を超えても、トヨタ向けを中心にハイブリッド車が残り、エンジン部品の数量は 10 年で 1 割減る。客先の原価低減要請があり、価格は物価の 1.34 倍に届かず 1.28 倍。エンジン部品の営業利益率は 5% と、2026 年 3 月期の 7% を割り引く。機械装置は 3%、環境機器は 9.5%。本社費は物価で 1.34 倍に増える。営業利益は 21 億円、借入の利払いが増える分を含めて純利益は 16 億円。減価償却は 2026 年 3 月期の 18 億円から、メキシコなど新設備の分だけ増える。設備投資は償却を大きく上回り続け、借入は減らない。

  • エンジン部品:数量 135(搭載車の台数換算(万台。推定))× 価格 2.12(1 万台あたりの売上(億円))→ 売上 286 億円・営業利益 14 億円。搭載車換算 135 万台(EV 化とハイブリッド車の比率上昇で 1 割減)× 価格 1.28 倍、利益率 5%
  • 機械装置:数量 100(納入台数(推定))× 価格 0.56(1 台あたりの売上(億円))→ 売上 56 億円・営業利益 2 億円。100 台 × 1.34 倍、利益率 3%(実績 2.4%)
  • 環境機器:数量 42.0(出荷台数(万台。推定))× 価格 1.67(1 万台あたりの売上(億円))→ 売上 70 億円・営業利益 7 億円。42 万台 × 1.34 倍、利益率 9.5%(実績 9.6%)

倍率:事業の純利益 16 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.2% が k 9.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 10.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.5 倍。全体の PER 10.53 倍、時価総額 168 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2018 年 3 月期から 2026 年 3 月期までの営業利益率は平均 3% 台で、5% を超えたのは 3 期だけ。中計の 41 億円は遠く、過去の平均より少し上の水準で中立を置いた。

やや悲観 24% EV 化で主力部品が減り、固定費が重く利益率が 1% 台に戻る 利益 6 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 770 円79 億円

日本・タイ・インドネシアの完成車工場でエンジン車の生産が減り、エンジン部品の数量は 10 年で 4 分の 1 減る。メキシコの新設備は稼働が上がらず、償却と利払いが利益を食う。客先は値下げを求め、価格は物価の 1.34 倍に届かず 1.22 倍にとどまる。エンジン部品の営業利益率は 3%、機械装置は収支とんとん、環境機器は 8.5% を保つ。本社費は物価で増える。営業利益は 9 億円まで落ち、金利の上昇で純利益は 5 億円台になる。配当は性向を保てず、ピーク時の半分に減る。2020 年 3 月期から 3 期続いた赤字の再来までは行かないが、借入の返済は遅れ、設備の更新は先送りされる。

  • エンジン部品:数量 113(搭載車の台数換算(万台。推定))× 価格 2.02(1 万台あたりの売上(億円))→ 売上 227 億円・営業利益 7 億円。搭載車換算 113 万台 × 1.22 倍、利益率 3%
  • 機械装置:数量 90.0(納入台数(推定))× 価格 0.52(1 台あたりの売上(億円))→ 売上 47 億円・営業利益 1 億円。90 台 × 1.25 倍、利益率 1%
  • 環境機器:数量 40.0(出荷台数(万台。推定))× 価格 1.62(1 万台あたりの売上(億円))→ 売上 65 億円・営業利益 6 億円。40 万台 × 1.30 倍、利益率 8.5%

倍率:ROE 2.8% で稼ぎは k に届かない。PER は 1÷k の 10.8 倍が上限で、利益が薄く借入が重いので 8.0 倍に割り引く。EV(時価総額 + 純有利子負債 121 億円)÷ 営業利益は 18 倍まで上がるため、これ以上は高く置けない。

確率:2020 年 3 月期から 2022 年 3 月期は営業赤字が 3 期続いた。需要減と原価上昇が同時に来た前例があり、確率を 1/4 近くに置いた。

悲観 14% 主力のエンジン部品が構造的に縮み、借入だけが残る 利益 −8 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 349 円36 億円

トヨタ向けを含めてエンジン車の生産が構造的に減り、エンジン部品の数量は 10 年で半分以下になる。メキシコとタイの設備は遊び、減損が出る。客先は値下げを迫り価格は 1.15 倍にとどまる。エンジン部品は赤字(利益率 −3%)、機械装置も赤字。環境機器の黒字は 2.5 億円で全体を支えられない。営業損失は 6 億円、純損失は 8 億円。借入は減らず利払いが重い。配当は大きく減り、売れる資産と取引先への継続を頼りに生き残る。2021 年 3 月期と 2022 年 3 月期の赤字を超える落ち込みが、数年続く形だ。機械装置の客先である自動車メーカーも設備投資を絞るので、手元の受注の穴埋めも効かない。売上は 300 億円を割り込み、固定費の重い国内工場の稼働が下がる。

  • エンジン部品:数量 67.5(搭載車の台数換算(万台。推定))× 価格 1.90(1 万台あたりの売上(億円))→ 売上 128 億円・営業利益 −4 億円。搭載車換算 68 万台 × 1.15 倍、利益率 −3%
  • 機械装置:数量 60.0(納入台数(推定))× 価格 0.46(1 台あたりの売上(億円))→ 売上 28 億円・営業利益 −1 億円。60 台 × 1.10 倍、利益率 −5%
  • 環境機器:数量 34.0(出荷台数(万台。推定))× 価格 1.50(1 万台あたりの売上(億円))→ 売上 51 億円・営業利益 3 億円。34 万台 × 1.20 倍、利益率 5%

倍率:赤字で稼ぐ力では測れない。売れる資産の税後 38 億円(下の内訳)に近く、減損後の自己資本 120 億円に 0.3 倍を掛けた 36 億円とした。今の自己資本 147 億円に対しては 0.25 倍にあたる。事業の経済性から置いた値で、市場の値付けには依らない。

確率:2021 年 3 月期と 2022 年 3 月期に純損失 26 億円と 11 億円を出した。借入 121 億円は自己資本の 8 割あり、需要が半分になれば固定費と利払いで赤字が続く。確率は 14%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

エンジン部品

コンロッド、シリンダーヘッド・ブロック、カムシャフト、クランクシャフトなどの自動車エンジン用の中核部品。

数量搭載車の台数換算(万台。推定)価格1 万台あたりの売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 150 1.65 248 19
10 年後 中立 135 2.12 286 14

取り方:部品ごとの出荷数は開示がない。売上 257 億円(セグメント間取引を含む。全社の外部売上 340 億円に合わせて 0.964 を掛けて 248 億円)を、1 万台あたり 1.65 億円という推定で、搭載車 150 万台相当と置いた。営業利益 18.8 億円は開示。数量の推定が主で、価格は台数で割った値段の指数。

機械装置

トランスファーマシン、NC 工作機械、ワイヤソー、外観検査装置、レーザセンサ。自動車メーカーの設備投資が主な需要。

数量納入台数(推定)価格1 台あたりの売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 100 0.42 42 1
10 年後 中立 100 0.56 56 2

取り方:売上 43.1 億円(内部取引を除き 41.6 億円)。1 台 4,000 万円の標準機と改造案件が混ざるとして、100 台相当と推定。営業利益 1.0 億円は開示(前期は赤字)。

環境機器

浄化槽・医療機器・燃料電池向けのエアーポンプ、ディスポーザーシステム。

数量出荷台数(万台。推定)価格1 万台あたりの売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 40.0 1.25 50 5
10 年後 中立 42.0 1.67 70 7

取り方:売上 51.7 億円(内部取引を除き 49.9 億円)。ポンプとディスポーザーを平均 1.25 万円として 40 万台相当と推定。営業利益 5.0 億円は開示(前期比 2.3 倍)。

リスクと懸念

EV 化でエンジン部品が縮む

コンロッドやクランクシャフトは EV に要らない。売上の 76% が内燃機関向けで、ハイブリッド車が長持ちしても 10 年で数量は 1 割から 5 割減る。需要の天井は年々下がる。

客先の値下げ要請と薄い利益率

完成車メーカーは原価低減を求め続ける。価格は物価の 1.34 倍に届かず、営業利益率は薄く、マイナス 2% から 6.5% の間で振れる。人件費と電気代の上昇を価格へ戻す時間差が、利益を削る。

借入の重さと金利上昇

純有利子負債は 121 億円で自己資本の 8 割。借り換えで金利が 3.5% に上がれば利払いが数億円増える。設備投資が減価償却の 3 倍で、借入は簡単に減らない。

メキシコなど海外設備の稼働

メキシコ子会社に 7 億円と 18 億円の設備投資を予定する。北米の関税や客先の車種の入れ替えで稼働が上がらなければ、償却と利払いが先に来て、減損の危険が出る。

特定客先と地域への集中

トヨタ向けが 24% を占め、国内生産は三重県に集まる。南海トラフ地震の被害や客先の調達方針の変更が、数量と操業に直結する。

機械装置の浮き沈み

機械装置は自動車メーカーの設備投資に左右され、前の期まで赤字だった。改造案件の押し上げが続かなければ、黒字は再び消える。

今後の分かれ目

営業利益率が 2 年続けて 5% を超える
足元の水準が平均に近いと見て、中立の営業利益を上に直し、楽観の確率を上げる。
メキシコの新設備が計画より早く稼働率を上げる
エンジン部品の数量の下振れを小さく見直し、やや悲観の確率を下げる。
トヨタなど主力の客先がハイブリッド車の生産計画を減らす
数量の縮みを速く見て、やや悲観と悲観の確率を上げる。
設備投資が一巡し、純有利子負債が 100 億円を切る
借入の重さによる割引を小さくし、中立の倍率を上げる余地が出る。
配当性向を 3 割以上に引き上げる方針が出る
還元の積み上がりを見直し、資本政策を評価し直す。
他社や投資会社から買収提案が出る
提案価格と事業の本質価値を比べる。本質価値は事業の稼ぎで置いているので、上乗せ分は別に見る。

見ておくもの

  • エンジン部品の売上と営業利益率(5% を保てるか)
  • 純有利子負債と設備投資・減価償却の差
  • トヨタ向けの売上比率と、ハイブリッド車の生産計画
  • メキシコ子会社の稼働と減損の有無
  • 第 8 次中計の 2029 年 3 月期目標(営業利益 41 億円、ROE 15%)の進み具合

倍率と資本コストの決め方

数量 × 価格をセグメントごとに積み、k と ROE から倍率を決めた。ROE が k 以下なので PER は 1÷k の 10.8 倍を上限に、中立 8.0 倍と置いた。今の時価総額は 82 億円、2026 年 3 月期の純利益の 4 倍台だが、この値段には寄せていない。足元の営業利益率 6.5% は平均とみなさず、過去 9 年の平均に近い 5%(エンジン部品)で中立を置いた。今の株価の安さには頼らず、事業の稼ぎから価値を出している。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10→11.42 倍・やや楽観 PER 8.6→10.63 倍・中立 PER 8→10.53 倍)。

資本コスト 9.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(輸送用機器)の AI 分析

割安 トヨタ自動車7203 世界首位と関税逆風を同時に抱えるが、金融事業の厚みとマルチパスウェイが本質価値を支え、今の値段は割安 本質価値との差 +79.3% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 マツダ7261 単独で戦う中堅の車メーカー。関税で稼ぐ力は細るが、自己資本の4割弱という値段は低すぎ、割安とみる 本質価値との差 +71.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 三菱自動車工業7211 底にある利益が戻れば今の値段は安いが、利益率の低さと中国勢の追い上げで、戻る確度は高くない 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 スズキ7269 インド事業がシェア4割で稼ぎの柱、二輪も伸びるが中国EV勢の台頭と認証不正の再発が評価を重くし、今の値段はやや割安 本質価値との差 +62.4% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 河西工業7256 日産に半分を頼る内装部品の大手。直近の利益回復は鮮やかだが、借金が自己資本の3倍近く。株主の取り分は、再建が崩れるかどうかで大きく割れる 本質価値との差 +61.5% · 10 年 割安(年 +14.3%) 割安 モリタホールディングス6455 消防車の国内6割を握り、純現金も厚い堅実な会社。10年で見た本質価値は、今の時価総額を3割半ほど上回る 本質価値との差 +61.3% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 いすゞ自動車7202 国内トラック首位級とタイのピックアップ王者を併せ持つが、UD統合の実行とタイ・中国EV攻勢が綱引きする局面で、本質価値は今の値段より割安 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 本田技研工業7267 二輪と金融が稼ぎ四輪を支える構造。EV の戦略転換で初の最終赤字だが、二輪・金融の稼ぐ力から見れば今の値段はやや割安 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 日本プラスト7291 日産とホンダの2社頼みでハンドルとエアバッグを作る。自己資本の 4 分の 1 の値段だが、利益率の薄さと借入が割引の理由 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 デイトナ7228 バイク乗りの「あと付け」を企画して卸すファブレスの用品会社。国内の担い手は老いるが、品ぞろえと販売網の厚さで稼ぐ力は残り、中立で今の値段を上回る 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 東京ラヂエーター製造7235 トラック・建機のラジエーター専業。手元の現金が時価総額の4割に迫り、利益の質に比べて値段が低い会社だ 本質価値との差 +49.8% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 株式会社ファルテック7215 日産向けに偏る自動車の外装部品会社。利益は薄く先は読みにくいが、時価総額が自己資本の 2 割と低く、10 年の価値はやや上回る 本質価値との差 +47.9% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 日産自動車7201 自動車事業は本業で赤字、稼ぎ頭は販売金融。Re:Nissanの再建が進めば今の値段はやや割安だが、失敗すれば床も浅い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +14.0%) 割安 エフテック7212 ホンダ向けの足回り部品が北米に偏る低採算の会社。借金は時価総額の3倍超で、中立でも利益の薄さは変わりにくい 本質価値との差 +39.3% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 武蔵精密工業株式会社7220 ホンダ系の駆動部品会社。AI 向けキャパシタの当たり外れで 10 年後の姿が大きく分かれ、今の値段はその当たりを先取りしている 本質価値との差 +37.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 豊田合成株式会社7282 トヨタ系の安全部品大手。エアバッグの伸びは確かだが利益率は最高圏にあり、今の値段は織り込み済みでほぼ適正 本質価値との差 +36.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 ユニプレス株式会社5949 日産向けが約4分の3を占める車体プレスの大手。拠点の整理で身軽になったが、価値は日産の台数しだいで、安全域は厚くない 本質価値との差 +35.6% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 株式会社アイシン7259 AT(変速機)世界首位級のトヨタ系部品大手。トヨタ株の含み資産が下支えする一方、eAxleへの転換とAT収益化の成否が本質価値を左右する 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 ウェッズ7551 車のカスタムホイールの老舗卸。時価総額の7割が純現金だが、現金はトヨタ系の親会社の下にあり、価値は妥当圏に落ち着く 本質価値との差 +31.4% · 10 年 割安(年 +10.0%) やや割安 株式会社タチエス7239 日産・三菱・ホンダ向けのシート専業。利益率は回復途上で、顧客の偏りと買収の消化が10年の分かれ目になる 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 フタバ産業株式会社7241 トヨタ向けボデー・マフラーの部品メーカー。薄利でも今の値段に余裕はなく、EV化で排気系が縮む10年を見て、筆者は割高寄りと見る 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 トヨタ紡織株式会社3116 トヨタ系の座席・内装の大手。規模は大きいが利益率が薄く、値決め力の弱さと北米の赤字が10年の評価を決める 本質価値との差 +28.2% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 極東開発工業7226 架装で国内首位級だが、利益率の回復は物価を超えられず、独禁法の傷も残る。本質価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +28.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 新明和工業7224 防衛と自治体の底堅い需要で稼ぐ力は上がるが、資本コストを大きく超えず、今の値段はほぼ妥当な水準だ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 レシップホールディングス7213 バスの運賃箱と行先表示の老舗。新紙幣の特需は終わったが、米国の運賃収受が育ち、中立で今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ダイハツインフィニアース6023 船の発電エンジンと保守で稼ぐ堅い会社。ただ今の利益は受注の山にあり、10年で見ると値段は少し先取りしすぎ 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 株式会社デンソー6902 トヨタ系最大手の車載部品会社。電動化・ADAS半導体で成長を描くが、トヨタ株の巨額保有が下支えする一方、変革の実行速度が今の値段に見合うかが分かれ目 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 SUBARU7270 米国依存7割と関税が利益を直撃するが、厚い純現金と回復力を踏まえれば10年ではやや割安 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 GMB7214 補修用の駆動・冷却部品を世界に売る専業。電動ポンプへの切り替えが焦点だが、借入が重く、株主の取り分は薄い 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 日本車輌製造7102 JR東海の子会社として新幹線を造る堅い受注残があるが、利益は一時要因で膨らんでおり、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 株式会社ティラド7236 熱を逃がす部品の専業。利益率は歴史的な高さにあり、定着するかが分かれ目。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 内海造船7018 防衛とフェリーの造船所。今は好況の頂点で、積み上がる現金の使い道が焦点 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 株式会社東海理化電機製作所6995 スイッチ・シートベルトのトヨタ系部品会社。純現金は厚いが、車内の操作が画面に移れば主力が細る。稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ユニバンス7254 駆動系ユニットの専業。日産・フォード・ホンダの3社に頼り、利益は円安で嵩上げされている。厚い現金が下支えするが、10年の中立は今の値段並み 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ナンシン7399 キャスターと台車の老舗。時価総額とほぼ同じ現金を持つが、本業の利益率は2%台に沈み、現金も株主に戻らない。値段はおおむね見合っている 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ニッキ6042 芝刈り機のエンジン部品とガスの燃料装置の会社。本業は電動化で細り、工場用地の賃料が支え。やや割高 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 株式会社エッチ・ケー・エス7219 車好きに愛されるチューニングパーツの老舗。ブランドと手元資金は本物だが、電動化で市場が縮み、利益が薄く、値段はやや割高寄り 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 愛三工業株式会社7283 車の燃料ポンプで世界首位級の部品会社。エンジン車の縮小と、トヨタ頼みの値決めの弱さが10年の重しになる 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 トピー工業株式会社7231 トラック用ホイールと建機の足回りで国内首位。ただ利益率は薄く、構造改革が効いても稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段はその実力にほぼ見合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) 適正 日本精機株式会社7287 車のメーターとHUDの専業。二輪が稼ぎ、四輪は薄利。10月の東洋電装の買収で借金を背負い、払う値段に安全域は薄い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 ヨロズ7294 日産依存の足回り部品メーカー。減損で身軽にはなったが、稼ぐ力は資本コストに遠く、10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 株式会社村上開明堂7292 国内首位級の自動車ミラー専業。純現金は時価総額の半分に迫るが、稼ぐ力は10年かけても大きくは伸びず、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 田中精密工業7218 ホンダのエンジン部品で成り立つ小さな部品会社。電動化と値下げ要請の挟み撃ちで、帳簿の割安さは割り引いて見る 本質価値との差 +7.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 アスカ7227 車体のプレス部品が主力で、ロボットが利益の伸び役。借金が重く、10年の中立でも今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社ハイレックスコーポレーション7279 ケーブルの老舗からドア周りの総合部品会社へ。利益は長く薄いままだが、厚い純現金と保有株が値段を支える。構造改革の成否が分かれ目 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 株式会社今仙電機製作所7266 ホンダ・マツダ向けのシート機構部品。利益は薄いが時価総額の6割が純現金で、10年の評価は利益率が3%台から動くかで決まる 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ヤマハ発動機7272 二輪世界2位・船外機シェア4割を主軸に半導体装置が育つ複合企業。2025年はアウトドア車両の損失で急減益、今の値段は中期計画の実現を先取りしたやや割高な水準 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ムロコーポレーション7264 栃木の精密プレス専業。自己資本の 4 割弱という値段は資産の厚みを映すが、主力の内燃・変速機部品が細る分を電動化部品が補えるかが焦点で、稼ぐ力から見れば値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 プレス工業株式会社7246 トラックのフレームと車軸の専業。電動化でも残る部品で堅実だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 株式会社エフ・シー・シー7296 二輪クラッチ世界首位の安定した稼ぎ頭を持つが、四輪クラッチは電動化で縮む。現金は厚いが、稼ぐ力に見合う値段は今よりやや低いと見る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 テイン7217 車高調の専業メーカー。純現金があり堅実だが、利益率は戻り切らず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 カネミツ7208 鋼板製プーリの専業で、現金は厚いが主力は電動化で縮む。ロボット部品などの新しい柱が穴を埋められるかが 10 年の分かれ目 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 テイ・エス テック株式会社7313 ホンダ向け自動車シートの専業。厚い現金が下値を支えるが、利益率の回復は北米次第で、顧客の偏りが重い 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 NITTAN6493 エンジンバルブで世界4位。ただ昨期の利益は山の水準で、株式化が見込まれる転換社債も重しになる 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 カヤバ株式会社7242 緩衝器と建機用油圧の二本柱。規模はあるが値決め力が弱く、利益の振れも大きい。10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 −6.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 エイケン工業株式会社7265 自動車の補修用フィルターに特化した堅実な会社。純現金も厚いが、電動化で需要が細り、卸大手への依存も高く、値段はやや割高 本質価値との差 −7.2% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 カーメイト7297 名の通ったカー用品のブランドと厚い現金を持つが、縮む市場と重い本社費で資本は眠ったまま 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 NOK株式会社7240 オイルシール世界首位級だが、基板が利益の足かせ。現金と持ち合い株が時価の3割近くを支え、事業そのものはやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.7%) やや割高 ミクニ7247 二輪とインドが支える燃料・吸気部品メーカー。四輪の電動化と借金が重く、中立でも今の時価総額を上回りにくい 本質価値との差 −10.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 盟和産業7284 トヨタ系の内装部品の2次の大手。資産は厚いが利益が薄く、10年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 川崎重工業7012 防衛費拡大の脇役に甘んじるが、実際に稼ぐのは二輪とロボット。名目と資本コスト 8.5% で測ると今の値段はやや割高で、潜水艦不正の後始末が振れ幅を左右する 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 日産車体7222 日産の車を組み立てる専業の子会社。九州の大型 SUV が稼ぐが、湘南の終了と戻りにくい現金を考えると、今の値段は割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 大同メタル工業株式会社7245 エンジン軸受で世界首位。電動化で本業は細るが、データセンター電源と船が穴を埋められるか。今の値段は割高 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社エクセディ7278 クラッチとトルクコンバータで世界シェア2割強。稼ぎ頭のATが電動化で縮む中、新事業が穴を埋めきれるかが分かれ目で、今の値段は先を楽に見すぎている 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 フジオーゼックス7299 エンジンバルブで国内首位級。無借金で稼ぐ力は安定しているが、内燃機関という事業の寿命が重く、10年の中立でも今の値段に届きにくい 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 シマノ7309 世界的な寡占の自転車部品メーカーだが、特需の反動とシェア防衛の値引きで利益は沈んでおり、今のPER45倍台は急な回復を見込みすぎで、今の値段は割高に見える 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 三桜工業6584 ブレーキ・燃料の配管で世界2位。だが利益は薄く借金は増えた。データセンター水冷が育たなければ今の値段は重い 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 TBK7277 トラック・バス用ブレーキの老舗。財務は堅いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の時価総額を超えにくい 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 ジャパンエンジンコーポレーション6016 舶用エンジンの堅い収益源を持つが、いまの利益は新造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −33.2% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 名村造船所7014 受注残は厚いが、いまの利益は造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −44.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 小田原機器7314 バスの運賃箱で国内2番手。更新の波で売上は大きく揺れ、利益率は薄い。10年の価値は今の時価総額の半分前後 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 近畿車輛7122 受注残は売上の約 3 年分あるが営業利益は赤字。見かけの純現金は前受金で、10 年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 阪神内燃機工業6018 内航船のエンジンで上位に立つ小さな会社。無借金で受注残も厚いが、稼ぐ力に対して値段が先走る 本質価値との差 −57.9% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 曙ブレーキ工業株式会社7238 ブレーキ専業。足元は改善するが、再生ファンドの出口と優先株の重しが残り、10年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −63.4% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ispace9348 月面輸送の先駆けだが、利益が出る前に増資と借入の返済が続く。今の株主に残る価値は小さく、今の値段は大きく割高と見る 本質価値との差 −64.4% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 リード6982 SUBARU頼みの小さな部品会社。受注は増えるが、借入が重く、赤字の歴史が長い。今の値段は先の回復を織り込みすぎだ 本質価値との差 −76.7% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 イクヨ7273 樹脂部品の老舗が、貴金属・暗号資産・河西工業株へと手を広げる。本業の稼ぎは薄く、今の値段は事業でなく期待が決めている 本質価値との差 −77.4% · 10 年 割高(年 −6.9%)

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読んだ資料

  1. 安永 有価証券報告書(2026年3月期・要約)
  2. 安永 2026年3月期 決算短信

分析日 2026-10-19