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AI 銘柄分析 · 輸送用機器 · 試作

ナンシン 7399

キャスターと台車の老舗。時価総額とほぼ同じ現金を持つが、本業の利益率は2%台に沈み、現金も株主に戻らない。値段はおおむね見合っている

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)681 円44 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)604 円39 億円差 +12.8%
10 年後から見ると やや割安 価値 681 円44 億円 · 差 +12.8% · 期待の年率 +8.3%
期待の年率リターン(10 年)+8.3%資本コスト比 +0.3 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ナンシンは、台車や機械の脚に付ける車輪、キャスターの専業の老舗だ。工場や物流の現場で荷物を運ぶ道具を作り、マレーシアと中国にも工場を持つ。筆者の結論は「適正」だ。手元には時価総額とほぼ同じ約38億円の現金がある。一方で、本業の営業利益率は2%台に沈み、自己資本の大きさに比べて稼ぎがあまりに小さい。

キャスターは、どこの工場や倉庫にも要る地味な部品だ。物流の人手不足で、重い物を楽に運ぶ道具の需要は底堅い。重量物用の高機能キャスターという伸ばしたい商品もある。ただ、汎用のキャスターは中国やアジアのメーカーと値段で競い、原材料と人件費の上昇を客に転嫁しきれていない。2015〜2021年は7〜11%あった利益率が、ここ数年は1〜2%台だ。

値段を支えているのは現金だ。投資ファンドなどが株主に並び、現金を株主に戻す圧力はかかっている。ただ、会社がそれに応える保証は無い。事業の稼ぎだけでは資本コストに届かず、現金の行方が価値の多くを決める会社だ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、事業そのものより、手元の現金の使い道が価値を決める会社だ。キャスターは地味だが要る部品で、販路と品ぞろえには年月の重みがある。ただ、値段を決める力は弱く、利益率は数年で7%台から2%台に落ちた。

オーナーとして見ると、資本の配分が最大の問題だ。自己資本の3割以上を現金と預金で持ち、2%前後の利回りで眠らせている。事業も資本コストに届かない稼ぎしか生まない。この状態が10年続けば、帳簿の価値は増えても株主の価値はほとんど増えない。

値段については、現金がある分だけ下値は固い。ただし、現金の価値は会社がそれを株主に戻すかどうかで決まり、少数株主にはそれを決められない。筆者が見方を変えるのは、会社が自社株買いや増配で現金を大きく戻すと決めた時か、本業の利益率が5%を超えて戻った時だ。それまでは、現金があるから安いと言い切るのは早い。

何で稼ぐ会社か

事業はキャスターと、その他の物流機器に分かれる。2026年3月期の売上98億円のうち、キャスターが58億円、台車などその他が39億円だった。キャスターは8%減り、その他は14%増えた。

キャスターは、台車、カゴ車、医療機器、事務機器、工場の設備の脚に付ける車輪だ。軽い物用から何トンもの重い物を運ぶ重量物用まで、大きさと材質の組み合わせで品の数が多い。重量物用の高機能キャスターは、搬送の手間と電気を減らすとして力を入れており、年3万個の目標に対して2026年3月期は2.5万個を売った。

その他は、樹脂やスチールの台車、運搬車、物流の現場の道具だ。工具や機械の卸の山善が売上の18%、台車のメーカーの本宏製作所が10%を占め、代理店の販路で全国の工場や倉庫に届く。

生産は国内のほか、マレーシアのペナンと中国の蘇州で行う。蘇州の工場は利益を出すが、マレーシアは赤字が続く。国内の店舗の跡地をスギ薬局の運営会社に貸すなど、小さな賃貸の収入もある。

利益の柱は国内と中国で、マレーシアの立て直しが全社の利益率を左右する。

優良さと弱いところ

優良さは、長い取引の積み重ねにある。キャスターは品の数が多く、客の設計に合わせた細かな品ぞろえと、すぐに届ける在庫が要る。山善などの販路と、70年を超える取引の実績は、新しく入る会社には作りにくい。

しかし、値段を決める力は弱い。汎用のキャスターは中国や台湾のメーカーも作れ、客は値段で選びやすい。2022年からの原材料と物流費の上昇を転嫁しきれず、営業利益率は7%台から2%台に落ちた。マレーシアの工場の赤字も重い。

資本の効率は低い。自己資本は約121億円あるのに、純利益は2億円台で、ROEは2%前後だ。その大きな理由は、時価総額とほぼ同じ現金と定期預金を抱えていることにある。配当性向は5割を超えるが、利益が小さいので額は限られる。

経営には変化の兆しもある。投資ファンドが株主に並び、取り合いになっていたパラマウントベッドの株は公開買付けに応じて売った。持ち合いを解き、資本の使い方を見直す圧力はかかっている。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

キャスターの需要は、工場、倉庫、病院、店舗の数と、そこで物を運ぶ回数で決まる。国内の製造業は伸びないが、物流の人手不足は深刻で、重い物を少ない人数で運ぶ道具の需要は底堅い。自動の搬送機やロボットにも車輪は要る。医療や介護の機器、事務機器も安定した売り先だ。

一方で、汎用のキャスターは値段の競争が激しい。中国や台湾、東南アジアのメーカーが安い品を出し、ネット通販でも簡単に買える。国内の大手には車輪の専業のハンマーキャスターなどがあり、高い荷重や静かさ、耐熱など、機能で差をつけた品で勝負している。

景気の波もある。工場の設備投資と物流の投資が落ちれば、キャスターの注文も減る。ただ、消耗品として交換の需要もあるので、落ち方は機械ほど深くない。10年の中立では、国内の数量は横ばいからわずかに増え、海外は東南アジアの工場の需要で少し伸びると見る。値段は物価にやや届かない。原材料のゴム、樹脂、鉄の値段は物価並みに上がるので、利益率を戻すには品の入れ替えと値上げが要る。

この会社は、機能の品と汎用の品の間に挟まれている。

資本政策と M&A

配当は年2回で、2026年3月期の配当性向は57%だった。利益が小さいので、配当の総額は1.3億円にとどまる。

財務はきわめて厚い。2026年3月末の現金と預金は約41億円で、借入は3.5億円しかない。現金同等物は30億円で、残りの約11億円は3か月を超える定期預金だ。ほかに持ち合いの株が約5億円ある。時価総額は約39億円なので、事業はほとんどただで値付けされている計算になる。

株主の顔ぶれは変わってきた。創業家とみられる個人が13%、投資事業有限責任組合のUH Partnersが7%、光通信系の組合が6%を持つ。自己株は発行済の約17%に当たる。現金を株主に戻すよう求める声が強まれば、自社株買いや増配、あるいは会社の売却が選択肢に上る。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

この値段は、ほとんど現金の額だ。現金と預金は41億円、借入は3.5億円で、時価総額39億円を純現金だけで賄える。そのうえ持ち合いの株と、貸している土地もある。キャスターと台車の事業は、ほぼただで付いてくる。

事業も底を打った。2026年3月期は経常利益が2割増え、2027年3月期も増益の予想だ。台車などのその他の売上は14%伸びた。物流の人手不足で、重い物を楽に運ぶ道具の需要は増え続ける。重量物用の高機能キャスターは2.5万個まで育ち、目標の3万個も見えている。2015〜2021年に7〜11%あった利益率の半分に戻るだけでも、利益は今の2倍になる。

株主の顔ぶれも変わった。投資ファンドや光通信系の組合が株を持ち、持ち合いのパラマウントベッドの株は売った。現金を戻す圧力は強まっている。自社株買いや増配が出れば、眠っている現金がそのまま株主の価値になる。

現金を外した事業の値段は、利益の数倍にすぎない。下値の固さに比べ、上値の余地は大きい。

慎重な見方

利益率が戻る根拠は弱い。原材料と人件費の上昇を客に転嫁しきれず、営業利益率は5年近く1〜2%台に沈んでいる。汎用のキャスターは中国や東南アジアのメーカーと値段で競う商品で、会社の努力だけで7%台に戻せるとは考えにくい。マレーシアの工場は赤字が続き、高機能キャスターも目標に届いていない。

キャスターの売上は8%減った。客の上位2社で売上の3割近くを占め、販路の都合で注文が揺れる。

現金も、戻らなければ株主の価値にならない。会社は長年この現金を抱えたままで、自社株買いの方針も示していない。配当性向は5割を超えるが、利益が小さいので額はわずかだ。少数株主が現金の使い道を決めることはできない。現金を外して見れば、資本コストに届かない事業が残るだけだ。

事業の稼ぎが資本コストに届かない限り、現金は帳簿の上で眠り続ける。会社が自ら現金を戻すと決めない限り、現金の厚さを値段の支えと見るのは危うい。株主の圧力が実るかどうかも、まだ誰にもわからない。

どちらに重みを置いたか

両者はほぼ拮抗する。現金の厚さと株主の圧力は本物で、事業も底を打った。一方で、利益率が戻る根拠は弱く、現金が戻る保証も無い。確率は中立に4割弱、楽観側に2.8割、悲観側に3.4割を置いた。現金があるので、深い悲観でも価値は大きくは崩れない。現金を戻す決定が出れば、強気の見方に大きく傾く。逆に、利益率が戻らないまま現金が工場の整理に使われ始めれば、慎重な見方に寄せる。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,053 円68 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 284 円18 億円)。 今の値に割り戻すと 681 円44 億円、今との差 +12.8%、 期待の年率 +8.3%(資本コスト 8.0%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 1,870 円120 億円 468 円30 億円 +287.0% +14.5% 187 円12 億円
やや楽観 20% 1,489 円96 億円 390 円25 億円 +211.1% +12.0% 376 円24 億円
中立 38% 1,187 円76 億円 312 円20 億円 +148.1% +9.5% 569 円37 億円
やや悲観 22% 574 円37 億円 187 円12 億円 +26.0% +2.3% 167 円11 億円
悲観 12% 234 円15 億円 78 円5 億円 −48.4% −6.4% 37 円2 億円
加重平均100% 1,053 円68 億円284 円18 億円 +121.4% +8.3% 1,337 円86 億円

今の株価時価総額 604 円39 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.0% を下回るほど割高。

楽観 8% 高機能キャスターが育ち利益率が戻る 利益 8 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 1,870 円120 億円

物流の人手不足が深まり、倉庫や工場は重い物を少ない人数で運ぶ道具を求める。重量物用の高機能キャスターは年10万個を超え、自動の搬送機やロボットの車輪にも採用される。品の入れ替えで、キャスター1個あたりの売上は物価を上回って上がる。

台車などの物流機器も伸び、マレーシアの工場は品の絞り込みで黒字に戻る。営業利益率は8%台に戻り、営業利益は11億円に近づく。

会社は株主の求めに応じて自社株買いと増配を進め、現金の一部を戻す。それでもROEは6%前後で、資本コストには届かない。現金が多すぎて、資本の効率は上がりきらない。

  • キャスター:数量 450(出荷個数(万個・年、推定))× 価格 0.20(1万個あたりの売上(億円))→ 売上 90 億円・営業利益 8 億円。450万個×単価1.33倍、利益率9%
  • 台車などの物流機器:数量 36.0(出荷台数(万台・年、推定))× 価格 1.60(1万台あたりの売上(億円))→ 売上 58 億円・営業利益 3 億円。36万台×単価1.33倍、利益率5%

倍率:事業の純利益 8 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.8% が k 8.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍 + 余った現金(戻り方込み)21 億円。全体の PER 12.5 倍、時価総額 120 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:重量物用の高機能キャスターと物流の自動化の需要で、利益率が過去の良い年の水準に戻る姿。値段の競争を考えると1割未満。

やや楽観 20% 値上げが通り利益率が半分戻る 利益 6 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 1,489 円96 億円

値上げが少しずつ通り、原材料と人件費の上昇を取り戻す。高機能キャスターは目標の3万個を超え、5万個前後まで伸びる。キャスター全体の数量は1割余り増える。

台車などの物流機器も物流の投資で伸び、マレーシアの工場は収支とんとんまで戻る。営業利益率は5%台半ばで、2010年代後半の水準の半分を少し超える。営業利益は8億円台になる。

配当は増え、自社株買いも時々行う。ROEは4〜5%で、資本コストには届かない。

現金はほとんど手つかずで残り、株主の価値の多くは引き続き現金が支える。事業の価値は少し上がるが、現金の使い道は変わらない。

  • キャスター:数量 430(出荷個数(万個・年、推定))× 価格 0.20(1万個あたりの売上(億円))→ 売上 85 億円・営業利益 6 億円。430万個×単価1.32倍、利益率7%
  • 台車などの物流機器:数量 35.0(出荷台数(万台・年、推定))× 価格 1.58(1万台あたりの売上(億円))→ 売上 55 億円・営業利益 2 億円。35万台×単価1.32倍、利益率4%

倍率:事業の純利益 6 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.4% が k 8.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍 + 余った現金(戻り方込み)21 億円。全体の PER 12.5 倍、時価総額 96 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:値上げと品の入れ替えで利益率が5〜6%に戻る姿。2026年3月期の増益と2027年3月期の計画が続く前提で2割。

中立 38% 利益率は4%台で落ち着く 利益 5 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 1,187 円76 億円

物流の人手不足でキャスターの需要は底堅く、数量は10年で5%ほど増える。値上げは物価にやや届かず、10年で1.3倍だ。高機能キャスターは伸びるが、汎用品の値段の競争がそれを打ち消す。

台車などの物流機器は横ばいで、マレーシアの工場の赤字は縮むが消えない。営業利益率は4%台半ばで、営業利益は6億円前後になる。

配当性向は5割余りを保つが、現金の多くは手元に残る。ROEは3%台で資本コストの半分に届かない。株主の圧力で時々自社株買いが出るが、現金を大きく戻すまでには至らない。

株主の価値は、事業の稼ぎより現金の厚さに頼ったままだ。

  • キャスター:数量 410(出荷個数(万個・年、推定))× 価格 0.20(1万個あたりの売上(億円))→ 売上 80 億円・営業利益 4 億円。410万個×単価1.3倍(汎用品の競争で物価にやや届かない)、利益率5.5%
  • 台車などの物流機器:数量 33.0(出荷台数(万台・年、推定))× 価格 1.56(1万台あたりの売上(億円))→ 売上 52 億円・営業利益 2 億円。33万台×単価1.3倍、利益率3%

倍率:事業の純利益 4 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.1% が k 8.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍 + 余った現金(戻り方込み)21 億円。全体の PER 12.5 倍、時価総額 76 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社の計画どおり増益が続くが、値段の競争で利益率は過去の良い年の半分ほどにとどまる姿を中心に置いた。

やや悲観 22% 汎用品が値下げに押され薄利が続く 利益 2 億円 · PER 10.7 倍 · 株価時価総額 574 円37 億円

汎用のキャスターはネット通販でアジアのメーカーの安い品が広がり、数量も値段も押される。キャスターの出荷は1割近く減る。高機能キャスターは伸びるが、規模が小さく全体を支えきれない。

マレーシアの工場は赤字が続き、会社は生産を中国と国内に寄せる費用を払う。営業利益率は2%前後で、今とほとんど変わらない。

利益は小さく、配当は今の水準を保つのがやっとだ。現金の一部は工場の再編と設備に使われ、余った現金は24億円に減る。ROEは2%を割り、帳簿の価値は稼がない。

株主に残るのは、細った稼ぎと目減りした現金だ。

  • キャスター:数量 370(出荷個数(万個・年、推定))× 価格 0.18(1万個あたりの売上(億円))→ 売上 67 億円・営業利益 2 億円。370万個×単価1.2倍、利益率3%
  • 台車などの物流機器:数量 30.0(出荷台数(万台・年、推定))× 価格 1.45(1万台あたりの売上(億円))→ 売上 44 億円・営業利益 0 億円。30万台×単価1.21倍、利益率0.5%

倍率:ROE1.6%で資本コストに遠く届かない。帳簿は床にならないので、事業の純利益に1÷kより低い10.65倍を掛け、工場の再編で減った余った現金24億円を戻り方0.75で足す。

確率:アジアのメーカーの安い品に押され、利益率が今の2%台から戻らない姿。この5年の実績なので2割余り。

悲観 12% 海外の工場が重荷になり赤字に転じる 利益 −2 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 234 円15 億円

中国や東南アジアのメーカーが国内の代理店にも安い品を流し、山善などの販路で扱いが減る。キャスターと台車の数量は今の8割台に落ち、値段も物価に届かない。

マレーシアの工場の赤字が膨らみ、会社は閉鎖を決めて減損と撤退の費用を出す。国内の工場も操業度が下がり、営業赤字が続く。

現金は赤字の穴埋めと工場の整理に使われ、余った現金は20億円まで減る。配当は減り、会社は現金を抱えたまま小さく縮む。少数株主に残るのは、戻らない現金だけだ。

買い手が現れても、赤字の事業に高い値段は付かない。現金の厚さが、かえって経営の危機感を鈍らせる。

  • キャスター:数量 330(出荷個数(万個・年、推定))× 価格 0.17(1万個あたりの売上(億円))→ 売上 54 億円・営業利益 −1 億円。330万個×単価1.1倍、赤字
  • 台車などの物流機器:数量 26.0(出荷台数(万台・年、推定))× 価格 1.35(1万台あたりの売上(億円))→ 売上 35 億円・営業利益 −1 億円。26万台×単価1.13倍、赤字

倍率:赤字なのでPBRで置く。稼ぐ力は無く、床は残る余った現金に戻り方を掛けた約15億円。今の自己資本121億円に0.124倍を掛けた額がこれに当たる。

確率:値段の競争と主要な販路の変化で赤字に転じる構造的な負け。現金が厚いので1割強にとどめた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

キャスター

台車・医療機器・工場の設備に付ける車輪。軽い物用から重量物用まで。

数量出荷個数(万個・年、推定)価格1万個あたりの売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 389 0.15 58 2
10 年後 中立 410 0.20 80 4

取り方:個数の開示は無い。売上58.3億円を、汎用品と重量物用を合わせた平均単価を1万個あたり約0.15億円と置いて約389万個と推定。利益は開示が無く、全社の営業利益2.11億円をキャスターに多めに割り振った推定。

台車などの物流機器

樹脂やスチールの台車、運搬車など。

数量出荷台数(万台・年、推定)価格1万台あたりの売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 32.9 1.20 40 0
10 年後 中立 33.0 1.56 52 2

取り方:台数の開示は無い。売上39.5億円を、1万台あたり約1.2億円の平均単価と置いて約33万台と推定。利益は全社の残り。

リスクと懸念

値段の競争

汎用のキャスターは中国や東南アジアのメーカーも作れ、ネット通販で安い品が広がる。原材料と人件費の上昇を転嫁できなければ、利益率は今の2%台から戻らない。

マレーシアの工場

ペナンの工場は赤字が続く。生産の再編や閉鎖になれば、減損と撤退の費用が出る。為替や現地の人件費の上昇も重い。

販路の偏り

山善が売上の18%、本宏製作所が10%を占める。代理店が扱う品を海外の安い品に替えれば、売上は一度に減る。

現金が戻らない

純現金は時価総額とほぼ同じだが、会社は長年それを抱えたままだ。自社株買いの方針は無く、少数株主には使い道を決められない。低い利回りのまま眠れば、資本の効率は上がらない。

設備投資の波

工場と物流の設備投資が落ちれば、キャスターと台車の注文も減る。消耗品の交換の需要があるとはいえ、景気の谷では利益がさらに薄くなる。

今後の分かれ目

大きな自社株買いや増配で現金を戻す
余った現金の戻り方が1.0に近づき、価値は2割ほど上がる。
営業利益率が5%を超えて2期続く
やや楽観の筋書きに近づく。値上げが通った証拠になる。
マレーシアの工場を閉じる
一度は費用が出るが、赤字の源が消え、中立から楽観側に寄る。
投資ファンドが経営の見直しや会社の売却を求める
現金と事業の価値を合わせた値段での買収の可能性が出る。
キャスターの売上が2期続けて減る
やや悲観の筋書きに寄る。値段の競争に負けている。

見ておくもの

  • 営業利益率とマレーシアの工場の損益
  • 高機能キャスターの販売数
  • 自社株買い・配当の方針
  • 大株主の投資ファンドの動き
  • キャスターの売上の前年比

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価やPBRの低さから置いていない。中立のROEは3%台でk8%を大きく下回るので、PERの上限は1÷kの11.8倍で、その約85%の10倍を事業の純利益(現金の利息を除く)に掛け、余った現金28億円を戻り方0.75で別に足した。facts の純現金は現金同等物だけで、3か月超の定期預金約11億円が抜けていたので、短信の現金と預金で置き直した。悲観側は稼ぐ力と残る現金で置いた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11→12.5 倍・やや楽観 PER 10.5→12.5 倍・中立 PER 10→12.5 倍・やや悲観 PER 10→10.65 倍)。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%に質の上乗せ1.0%。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.50% → 8.00%。

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割安 トヨタ自動車7203 世界首位と関税逆風を同時に抱えるが、金融事業の厚みとマルチパスウェイが本質価値を支え、今の値段は割安 本質価値との差 +79.3% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 マツダ7261 単独で戦う中堅の車メーカー。関税で稼ぐ力は細るが、自己資本の4割弱という値段は低すぎ、割安とみる 本質価値との差 +71.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 三菱自動車工業7211 底にある利益が戻れば今の値段は安いが、利益率の低さと中国勢の追い上げで、戻る確度は高くない 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 スズキ7269 インド事業がシェア4割で稼ぎの柱、二輪も伸びるが中国EV勢の台頭と認証不正の再発が評価を重くし、今の値段はやや割安 本質価値との差 +62.4% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 河西工業7256 日産に半分を頼る内装部品の大手。直近の利益回復は鮮やかだが、借金が自己資本の3倍近く。株主の取り分は、再建が崩れるかどうかで大きく割れる 本質価値との差 +61.5% · 10 年 割安(年 +14.3%) 割安 モリタホールディングス6455 消防車の国内6割を握り、純現金も厚い堅実な会社。10年で見た本質価値は、今の時価総額を3割半ほど上回る 本質価値との差 +61.3% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 いすゞ自動車7202 国内トラック首位級とタイのピックアップ王者を併せ持つが、UD統合の実行とタイ・中国EV攻勢が綱引きする局面で、本質価値は今の値段より割安 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 本田技研工業7267 二輪と金融が稼ぎ四輪を支える構造。EV の戦略転換で初の最終赤字だが、二輪・金融の稼ぐ力から見れば今の値段はやや割安 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 日本プラスト7291 日産とホンダの2社頼みでハンドルとエアバッグを作る。自己資本の 4 分の 1 の値段だが、利益率の薄さと借入が割引の理由 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 デイトナ7228 バイク乗りの「あと付け」を企画して卸すファブレスの用品会社。国内の担い手は老いるが、品ぞろえと販売網の厚さで稼ぐ力は残り、中立で今の値段を上回る 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 東京ラヂエーター製造7235 トラック・建機のラジエーター専業。手元の現金が時価総額の4割に迫り、利益の質に比べて値段が低い会社だ 本質価値との差 +49.8% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 株式会社ファルテック7215 日産向けに偏る自動車の外装部品会社。利益は薄く先は読みにくいが、時価総額が自己資本の 2 割と低く、10 年の価値はやや上回る 本質価値との差 +47.9% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 日産自動車7201 自動車事業は本業で赤字、稼ぎ頭は販売金融。Re:Nissanの再建が進めば今の値段はやや割安だが、失敗すれば床も浅い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +14.0%) 割安 エフテック7212 ホンダ向けの足回り部品が北米に偏る低採算の会社。借金は時価総額の3倍超で、中立でも利益の薄さは変わりにくい 本質価値との差 +39.3% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 武蔵精密工業株式会社7220 ホンダ系の駆動部品会社。AI 向けキャパシタの当たり外れで 10 年後の姿が大きく分かれ、今の値段はその当たりを先取りしている 本質価値との差 +37.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 豊田合成株式会社7282 トヨタ系の安全部品大手。エアバッグの伸びは確かだが利益率は最高圏にあり、今の値段は織り込み済みでほぼ適正 本質価値との差 +36.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 ユニプレス株式会社5949 日産向けが約4分の3を占める車体プレスの大手。拠点の整理で身軽になったが、価値は日産の台数しだいで、安全域は厚くない 本質価値との差 +35.6% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 株式会社アイシン7259 AT(変速機)世界首位級のトヨタ系部品大手。トヨタ株の含み資産が下支えする一方、eAxleへの転換とAT収益化の成否が本質価値を左右する 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 安永7271 内燃機関の部品で稼ぐ中堅。足元の利益は上振れたが、EV 化と重い借入が先の価値を削る 本質価値との差 +31.7% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 ウェッズ7551 車のカスタムホイールの老舗卸。時価総額の7割が純現金だが、現金はトヨタ系の親会社の下にあり、価値は妥当圏に落ち着く 本質価値との差 +31.4% · 10 年 割安(年 +10.0%) やや割安 株式会社タチエス7239 日産・三菱・ホンダ向けのシート専業。利益率は回復途上で、顧客の偏りと買収の消化が10年の分かれ目になる 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 フタバ産業株式会社7241 トヨタ向けボデー・マフラーの部品メーカー。薄利でも今の値段に余裕はなく、EV化で排気系が縮む10年を見て、筆者は割高寄りと見る 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 トヨタ紡織株式会社3116 トヨタ系の座席・内装の大手。規模は大きいが利益率が薄く、値決め力の弱さと北米の赤字が10年の評価を決める 本質価値との差 +28.2% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 極東開発工業7226 架装で国内首位級だが、利益率の回復は物価を超えられず、独禁法の傷も残る。本質価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +28.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 新明和工業7224 防衛と自治体の底堅い需要で稼ぐ力は上がるが、資本コストを大きく超えず、今の値段はほぼ妥当な水準だ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 レシップホールディングス7213 バスの運賃箱と行先表示の老舗。新紙幣の特需は終わったが、米国の運賃収受が育ち、中立で今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ダイハツインフィニアース6023 船の発電エンジンと保守で稼ぐ堅い会社。ただ今の利益は受注の山にあり、10年で見ると値段は少し先取りしすぎ 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 株式会社デンソー6902 トヨタ系最大手の車載部品会社。電動化・ADAS半導体で成長を描くが、トヨタ株の巨額保有が下支えする一方、変革の実行速度が今の値段に見合うかが分かれ目 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 SUBARU7270 米国依存7割と関税が利益を直撃するが、厚い純現金と回復力を踏まえれば10年ではやや割安 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 GMB7214 補修用の駆動・冷却部品を世界に売る専業。電動ポンプへの切り替えが焦点だが、借入が重く、株主の取り分は薄い 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 日本車輌製造7102 JR東海の子会社として新幹線を造る堅い受注残があるが、利益は一時要因で膨らんでおり、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 株式会社ティラド7236 熱を逃がす部品の専業。利益率は歴史的な高さにあり、定着するかが分かれ目。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 内海造船7018 防衛とフェリーの造船所。今は好況の頂点で、積み上がる現金の使い道が焦点 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 株式会社東海理化電機製作所6995 スイッチ・シートベルトのトヨタ系部品会社。純現金は厚いが、車内の操作が画面に移れば主力が細る。稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ユニバンス7254 駆動系ユニットの専業。日産・フォード・ホンダの3社に頼り、利益は円安で嵩上げされている。厚い現金が下支えするが、10年の中立は今の値段並み 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ニッキ6042 芝刈り機のエンジン部品とガスの燃料装置の会社。本業は電動化で細り、工場用地の賃料が支え。やや割高 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 株式会社エッチ・ケー・エス7219 車好きに愛されるチューニングパーツの老舗。ブランドと手元資金は本物だが、電動化で市場が縮み、利益が薄く、値段はやや割高寄り 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 愛三工業株式会社7283 車の燃料ポンプで世界首位級の部品会社。エンジン車の縮小と、トヨタ頼みの値決めの弱さが10年の重しになる 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 トピー工業株式会社7231 トラック用ホイールと建機の足回りで国内首位。ただ利益率は薄く、構造改革が効いても稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段はその実力にほぼ見合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) 適正 日本精機株式会社7287 車のメーターとHUDの専業。二輪が稼ぎ、四輪は薄利。10月の東洋電装の買収で借金を背負い、払う値段に安全域は薄い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 ヨロズ7294 日産依存の足回り部品メーカー。減損で身軽にはなったが、稼ぐ力は資本コストに遠く、10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 株式会社村上開明堂7292 国内首位級の自動車ミラー専業。純現金は時価総額の半分に迫るが、稼ぐ力は10年かけても大きくは伸びず、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 田中精密工業7218 ホンダのエンジン部品で成り立つ小さな部品会社。電動化と値下げ要請の挟み撃ちで、帳簿の割安さは割り引いて見る 本質価値との差 +7.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 アスカ7227 車体のプレス部品が主力で、ロボットが利益の伸び役。借金が重く、10年の中立でも今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社ハイレックスコーポレーション7279 ケーブルの老舗からドア周りの総合部品会社へ。利益は長く薄いままだが、厚い純現金と保有株が値段を支える。構造改革の成否が分かれ目 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 株式会社今仙電機製作所7266 ホンダ・マツダ向けのシート機構部品。利益は薄いが時価総額の6割が純現金で、10年の評価は利益率が3%台から動くかで決まる 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ヤマハ発動機7272 二輪世界2位・船外機シェア4割を主軸に半導体装置が育つ複合企業。2025年はアウトドア車両の損失で急減益、今の値段は中期計画の実現を先取りしたやや割高な水準 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ムロコーポレーション7264 栃木の精密プレス専業。自己資本の 4 割弱という値段は資産の厚みを映すが、主力の内燃・変速機部品が細る分を電動化部品が補えるかが焦点で、稼ぐ力から見れば値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 プレス工業株式会社7246 トラックのフレームと車軸の専業。電動化でも残る部品で堅実だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 株式会社エフ・シー・シー7296 二輪クラッチ世界首位の安定した稼ぎ頭を持つが、四輪クラッチは電動化で縮む。現金は厚いが、稼ぐ力に見合う値段は今よりやや低いと見る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 テイン7217 車高調の専業メーカー。純現金があり堅実だが、利益率は戻り切らず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 カネミツ7208 鋼板製プーリの専業で、現金は厚いが主力は電動化で縮む。ロボット部品などの新しい柱が穴を埋められるかが 10 年の分かれ目 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 テイ・エス テック株式会社7313 ホンダ向け自動車シートの専業。厚い現金が下値を支えるが、利益率の回復は北米次第で、顧客の偏りが重い 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 NITTAN6493 エンジンバルブで世界4位。ただ昨期の利益は山の水準で、株式化が見込まれる転換社債も重しになる 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 カヤバ株式会社7242 緩衝器と建機用油圧の二本柱。規模はあるが値決め力が弱く、利益の振れも大きい。10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 −6.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 エイケン工業株式会社7265 自動車の補修用フィルターに特化した堅実な会社。純現金も厚いが、電動化で需要が細り、卸大手への依存も高く、値段はやや割高 本質価値との差 −7.2% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 カーメイト7297 名の通ったカー用品のブランドと厚い現金を持つが、縮む市場と重い本社費で資本は眠ったまま 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 NOK株式会社7240 オイルシール世界首位級だが、基板が利益の足かせ。現金と持ち合い株が時価の3割近くを支え、事業そのものはやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.7%) やや割高 ミクニ7247 二輪とインドが支える燃料・吸気部品メーカー。四輪の電動化と借金が重く、中立でも今の時価総額を上回りにくい 本質価値との差 −10.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 盟和産業7284 トヨタ系の内装部品の2次の大手。資産は厚いが利益が薄く、10年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 川崎重工業7012 防衛費拡大の脇役に甘んじるが、実際に稼ぐのは二輪とロボット。名目と資本コスト 8.5% で測ると今の値段はやや割高で、潜水艦不正の後始末が振れ幅を左右する 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 日産車体7222 日産の車を組み立てる専業の子会社。九州の大型 SUV が稼ぐが、湘南の終了と戻りにくい現金を考えると、今の値段は割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 大同メタル工業株式会社7245 エンジン軸受で世界首位。電動化で本業は細るが、データセンター電源と船が穴を埋められるか。今の値段は割高 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社エクセディ7278 クラッチとトルクコンバータで世界シェア2割強。稼ぎ頭のATが電動化で縮む中、新事業が穴を埋めきれるかが分かれ目で、今の値段は先を楽に見すぎている 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 フジオーゼックス7299 エンジンバルブで国内首位級。無借金で稼ぐ力は安定しているが、内燃機関という事業の寿命が重く、10年の中立でも今の値段に届きにくい 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 シマノ7309 世界的な寡占の自転車部品メーカーだが、特需の反動とシェア防衛の値引きで利益は沈んでおり、今のPER45倍台は急な回復を見込みすぎで、今の値段は割高に見える 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 三桜工業6584 ブレーキ・燃料の配管で世界2位。だが利益は薄く借金は増えた。データセンター水冷が育たなければ今の値段は重い 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 TBK7277 トラック・バス用ブレーキの老舗。財務は堅いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の時価総額を超えにくい 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 ジャパンエンジンコーポレーション6016 舶用エンジンの堅い収益源を持つが、いまの利益は新造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −33.2% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 名村造船所7014 受注残は厚いが、いまの利益は造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −44.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 小田原機器7314 バスの運賃箱で国内2番手。更新の波で売上は大きく揺れ、利益率は薄い。10年の価値は今の時価総額の半分前後 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 近畿車輛7122 受注残は売上の約 3 年分あるが営業利益は赤字。見かけの純現金は前受金で、10 年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 阪神内燃機工業6018 内航船のエンジンで上位に立つ小さな会社。無借金で受注残も厚いが、稼ぐ力に対して値段が先走る 本質価値との差 −57.9% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 曙ブレーキ工業株式会社7238 ブレーキ専業。足元は改善するが、再生ファンドの出口と優先株の重しが残り、10年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −63.4% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ispace9348 月面輸送の先駆けだが、利益が出る前に増資と借入の返済が続く。今の株主に残る価値は小さく、今の値段は大きく割高と見る 本質価値との差 −64.4% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 リード6982 SUBARU頼みの小さな部品会社。受注は増えるが、借入が重く、赤字の歴史が長い。今の値段は先の回復を織り込みすぎだ 本質価値との差 −76.7% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 イクヨ7273 樹脂部品の老舗が、貴金属・暗号資産・河西工業株へと手を広げる。本業の稼ぎは薄く、今の値段は事業でなく期待が決めている 本質価値との差 −77.4% · 10 年 割高(年 −6.9%)

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読んだ資料

  1. ナンシン 有価証券報告書テキスト(2026年3月期・edinetdb)
  2. ナンシン 2026年3月期 決算短信

分析日 2026-10-20