株譜
AI 銘柄分析 · 輸送用機器 · 試作

ニッキ 6042

芝刈り機のエンジン部品とガスの燃料装置の会社。本業は電動化で細り、工場用地の賃料が支え。やや割高

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)4,429 円83 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)3,940 円74 億円差 +12.4%
10 年後から見ると やや割安 価値 4,429 円83 億円 · 差 +12.4% · 期待の年率 +8.4%
期待の年率リターン(10 年)+8.4%資本コスト比 +0.4 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ニッキは、芝刈り機や発電機などの小さなエンジンに付ける気化器と、ガスで動くエンジンの燃料装置を作る会社だ。筆者の結論は「やや割高」である。主力の気化器は、米国の芝刈り機の電動化で数量が細る。それを、ガス機器の伸びと、工場の用地を貸す賃料が半分ほど埋める。

利益の形は意外だ。2026年3月期の営業利益11億円のうち、6億円は厚木の工場用地に建てた倉庫などの賃料だった。部品の事業だけの利益は5億円にすぎない。

顧客は米国の小型エンジンのメーカーに偏る。Briggs & StrattonとRehlkoの2社で売上の4分の1を占める。米国の州が小型エンジンの規制を広げれば、需要は一気に減りうる。

財務は手堅く、自己資本比率は57%ある。筆者は、賃料という安定した土台は評価するが、本業の縮みを考えると今の値段は少し高いと見る。

米国向けが4割を占めるが、この分析では為替を150円で固定している。円安の追い風は数字に入れていない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は「縮む本業を、賃料の土台が支える」型である。部品の事業は電動化で細るが、厚木の倉庫と住宅の賃料は景気にも技術の変化にも左右されにくい。利益の半分以上がこの安定した収入だ。

オーナー利益、つまり株主が自由に使える利益は、年8〜10億円ほどだ。設備投資は年3億円前後と軽い。ただ、本業が縮む中で、その利益の多くは賃料に頼ることになる。

経営の資本の使い方は保守的だ。純負債を抱えながら政策保有の株を持ち、還元は利益の3割にとどまる。土地の価値を株主に戻す方針も見えない。

安全域は、賃料の分だけある。だが本業の縮みを考えると、今の値段に十分な余裕があるとは筆者は見ない。

もし会社が土地の使い方を変え、賃貸を広げるか売るかを決めれば、話は変わる。その時は資産の値を株主にどう戻すかを、改めて測り直したい。

何で稼ぐ会社か

事業は五つある。最大は汎用機器で、売上は39億円、利益は4.8億円だ。芝刈り機、発電機、農機、船外機などのエンジンに付ける気化器と、二輪の噴射装置を作る。気化器は燃料と空気を混ぜてエンジンに送る部品で、ニッキはこの分野で長い歴史を持つ。

二つめはガス機器で、売上は31億円、利益は2.3億円だ。LPGやCNGで動くエンジンの燃料装置を作る。フォークリフトや新興国のガス車、発電機に使われる。中国の瀋陽にも工場がある。水素エンジンの噴射装置も開発している。

三つめと四つめは自動車機器と産業機器で、合わせて15億円弱の売上がある。自動車機器はエンジン車の吸気の部品で、2億円の赤字が続く。産業機器は2025年に大島機工を買って広げた。

五つめが不動産の賃貸だ。厚木の工場用地に倉庫を建てて貸し、賃貸の住宅も持つ。売上は7.6億円だが利益は6億円あり、利益率は8割に近い。全社の売上の6割は海外で、米国だけで4割を占める。従業員は連結で509人、提出会社の平均の勤続は18年と長い。熟練の技術者が支える会社だ。

優良さと弱いところ

強みは、小さなエンジンの燃料の制御で長く培った技術だ。気化器は地味な部品だが、排ガスの規制に合わせた微妙な調整が要る。米国の大手エンジンメーカーと長く取引し、ガスの燃料装置でも中国やインドに足場がある。

だが、堀、つまり他社がまねできない強みとしては弱い。顧客は少数のエンジンメーカーで、値段の交渉は顧客が強い。気化器の需要は、電池で動く機械に置き換わると戻らない。自動車機器は赤字が続き、手を打てていない。

資本効率は低めだ。自己資本利益率は過去10年の中央値で8%、2026年3月期は7%だった。政策保有の株を20億円近く持ち、資本が厚い。

明るい面は賃貸だ。利益の半分以上を、景気や電動化に左右されない賃料が稼ぐ。部品の事業が谷でも、会社の利益は簡単には赤字にならない。ここは同業の部品の会社には無い強みだ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

小型エンジンの市場は、電動化の波の中にある。芝刈り機や草刈り機、小さな発電機は、電池の性能が上がって置き換えが進む。カリフォルニア州は2024年から、新しく売る小型のエンジンの機械を事実上禁じた。同じ規制がほかの州に広がるかが、ニッキの汎用機器の行方を決める。

エンジンが残る分野もある。大型の芝刈り機、建設や農業の機械、非常用の発電機、船外機は、電池では力や時間が足りない。そこでは気化器から電子制御の噴射装置への移行が進み、部品の単価は上がる。

ガスのエンジンは、脱炭素の橋渡しとして残る。インドや中国ではCNGの車が多く、フォークリフトはLPGが主流だった。ただフォークリフトは電動化が速い。水素で動くエンジンは、トラックや発電機で試みが始まったばかりだ。

業界の見通しでは、エンジンの部品は全体として縮む。筆者は、ニッキの10年は気化器の縮む速さと、ガスと水素の伸びがどこまで埋めるかで決まると見る。

中国の部品メーカーとの値段の競争も強まる。汎用エンジンの多くは中国でも作られ、気化器の値段は下がりやすい。ニッキが単価を保てるのは、規制に合わせた調整の技術と、長い取引の信頼があるからだ。

資本政策と M&A

還元の方針は、連結の配当性向30%を当面の目標とする。2026年3月期の配当の総額は2億円強だった。自社株買いの実績は少なく、2026年には自己株を処分した。

手元の現金は42億円、借入は81億円で、差し引き39億円の純負債がある。政策保有の株は、韓国の取引先のMotonicが8億円、三菱UFJが7億円など、合わせて20億円ほどある。配当は利益に入っているので、価値には別に足さない。

株主は個人の大株主が23%を持ち、いちごアセットも大量に保有する。M&Aは小さな部品の会社を買う形で、大島機工の子会社化がその例だ。逆に、ニッキ自身が買われる可能性もある。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

利益の半分以上を、厚木の工場用地の賃料が稼ぐ。倉庫の需要は物流の拡大で強く、賃料は物価に沿って上がる。この安定した利益だけで、今の時価総額のかなりの部分を説明できる。

ガス機器は伸びている。2026年3月期の利益は前期の1.6倍だった。インドのガス車、中国の発電機、そして水素で動くエンジンの噴射装置と、伸びる芽がある。ガスの燃料の制御はニッキが長く磨いた技術で、水素にも生きる。

汎用機器の縮みも、言われるほど速くない。大型の芝刈り機や非常用の発電機、船外機はエンジンが残る。気化器から噴射装置に移れば、単価は上がる。

政策保有の株も20億円あり、いちごアセットが株主にいる。還元が増える余地は大きい。

自己資本比率は57%と財務も堅い。本業が谷でも配当は続けられる。電動化の速さは、思われているより遅いかもしれない。電池の値段と充電の手間が、業務用の機械では壁になる。プロの庭師や建設の現場では、エンジンの機械が長く使われ続ける。

慎重な見方

主力の気化器は、電池に置き換わる製品だ。カリフォルニア州の規制は始まりで、ほかの州に広がれば需要は一気に減る。顧客は少数の米国のエンジンメーカーで、Briggs & Strattonは一度経営が破綻した会社でもある。

ガス機器の伸びも限られる。フォークリフトは電動化が速く、新興国のガス車も、いずれEVと競う。水素エンジンは試みの段階で、売上の柱になる保証は無い。

自動車機器は何年も赤字が続き、手を打てていない。部品の事業だけの利益は5億円しかない。

賃料は安定しているが、それは不動産の会社の稼ぎだ。不動産の利益に、成長する部品の会社の値段を付けるべきではない。土地を売る方針も無く、含み益は株主に戻らない。

中国の部品メーカーとの値段の競争も強まる。噴射装置への移行で単価が上がると言っても、その市場には大きな部品の会社が待っている。ニッキの規模で勝ち残れる保証は無い。研究開発に回せるお金も、大手と比べれば桁が違う。

どちらに重みを置いたか

両者の言い分はかみ合っている。賃料の土台は本物だが、本業の縮みもまた確かだ。電動化の規制は止まらないので、慎重な見方が少し強い。確率は中立を40%とし、悲観側に33%、楽観側に27%を置いた。結果として、今の値段は本質価値を少し上回る。賃料の価値を認めても、縮む本業に払う値段としては余裕が無いと判断した。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 7,256 円136 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,570 円29 億円)。 今の値に割り戻すと 4,429 円83 億円、今との差 +12.4%、 期待の年率 +8.4%(資本コスト 8.0%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 11,394 円214 億円 2,081 円39 億円 +242.0% +13.1% 943 円18 億円
やや楽観 20% 9,099 円171 億円 1,814 円34 億円 +177.0% +10.7% 2,183 円41 億円
中立 40% 8,638 円162 億円 1,654 円31 億円 +161.2% +10.1% 4,117 円77 億円
やや悲観 22% 4,581 円86 億円 1,334 円25 億円 +50.1% +4.1% 1,301 円24 億円
悲観 11% 1,596 円30 億円 961 円18 億円 −35.1% −4.2% 281 円5 億円
加重平均100% 7,256 円136 億円1,570 円29 億円 +124.0% +8.4% 8,825 円165 億円

今の株価時価総額 3,940 円74 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.0% を下回るほど割高。

楽観 7% 水素とガスのエンジンが育ち、汎用の縮みを埋める 利益 17 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 11,394 円214 億円

脱炭素の流れで、トラックや発電機のエンジンに水素やガスを使う動きが広がる。ニッキは長く培ったガスの噴射の技術で、水素エンジンの噴射装置を量産する。インドと中国のガス車向けも伸び、ガス機器の数量は今の1.4倍になる。

汎用機器は、芝刈り機の電動化で気化器が減るが、噴射装置に置き換わって単価が上がる。数量は15%の減りにとどまる。自動車機器は赤字の製品をやめて黒字に戻す。

全社の営業利益は21億円前後、純利益は16億円になる。賃貸の利益は物価に沿って増え、土台を支える。還元は配当性向30%を保つ。

部品の会社として、エンジンの脱炭素の流れに乗れた姿だ。自己資本利益率は7%に上がるが、資本コストにはわずかに届かない。

  • ガス機器:数量 350(燃料システムの出荷(千台・推定))× 価格 18(1台あたりの売値(千円))→ 売上 61 億円・営業利益 6 億円。台数1.40倍・単価1.40倍(水素とガスの高い製品)・利益率10%
  • 汎用機器:数量 2,975(気化器・噴射装置の出荷(千個・推定))× 価格 1.68(1個あたりの売値(千円))→ 売上 50 億円・営業利益 7 億円。個数0.85倍・単価1.50倍(噴射装置へ)・利益率13%
  • 自動車機器:数量 640(部品の出荷(千個・推定))× 価格 1.34(1個あたりの売値(千円))→ 売上 9 億円・営業利益 0 億円。個数0.80倍・単価1.34倍・利益率2%
  • 産業機器:数量 280(部品の出荷(千個・推定))× 価格 4.68(1個あたりの売値(千円))→ 売上 13 億円・営業利益 1 億円。個数1.40倍・単価1.40倍・利益率7%
  • 不動産賃貸:数量 42.0(貸している床の面積(千平方メートル・推定))× 価格 2.50(1平方メートルあたりの年間の賃料(万円))→ 売上 11 億円・営業利益 8 億円。面積1.05倍・賃料1.32倍・利益率78%

倍率:事業の純利益 17 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.3% が k 8.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍。全体の PER 12.5 倍、時価総額 214 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:水素エンジンの噴射装置はまだ売上の柱になっていない。インドのガス車と発電機の伸びが両方そろう必要があるので7%とした。

やや楽観 20% ガス機器が伸び、汎用は緩やかに縮む 利益 14 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 9,099 円171 億円

ガス機器はインドのガス車と発電機向けで数量を2割伸ばす。汎用機器は電動化で数量が4分の3に減るが、噴射装置が増えて単価は物価を上回る。

自動車機器は赤字を縮め、ほぼ収支ゼロになる。産業機器は大島機工を取り込んで数量を3割増やす。賃貸の利益は物価に近く増える。

全社の営業利益は17億円前後、純利益は13億円になる。配当性向30%の還元を続けても自己資本は膨らみ、自己資本利益率は6%前後にとどまる。手堅い部品の会社として続く姿だ。

政策保有の株を少しずつ売り、借入を減らす。利払いの負担は軽くなるが、資産の厚さは変わらない。

  • ガス機器:数量 300(燃料システムの出荷(千台・推定))× 価格 17(1台あたりの売値(千円))→ 売上 50 億円・営業利益 4 億円。台数1.20倍・単価1.34倍・利益率8.5%
  • 汎用機器:数量 2,625(気化器・噴射装置の出荷(千個・推定))× 価格 1.60(1個あたりの売値(千円))→ 売上 42 億円・営業利益 5 億円。個数0.75倍・単価1.43倍(噴射装置の比率上昇)・利益率12%
  • 自動車機器:数量 600(部品の出荷(千個・推定))× 価格 1.32(1個あたりの売値(千円))→ 売上 8 億円・営業利益 0 億円。個数0.75倍・単価1.32倍・利益率−1%
  • 産業機器:数量 260(部品の出荷(千個・推定))× 価格 4.48(1個あたりの売値(千円))→ 売上 12 億円・営業利益 1 億円。個数1.30倍・単価1.34倍・利益率5%
  • 不動産賃貸:数量 41.0(貸している床の面積(千平方メートル・推定))× 価格 2.40(1平方メートルあたりの年間の賃料(万円))→ 売上 10 億円・営業利益 8 億円。面積1.03倍・賃料1.27倍・利益率78%

倍率:事業の純利益 14 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.2% が k 8.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍。全体の PER 12.5 倍、時価総額 170 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:ガス機器は2026/03期に利益を6割増やし、産業機器も買収で広がった。その延長が続く姿として20%とした。

中立 40% 汎用の気化器が縮み、賃貸が利益を支える 利益 11 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 8,638 円162 億円

米国では小型エンジンの規制が州から州へ広がり、芝刈り機や発電機の電動化が進む。汎用の気化器の数量は10年で3分の2に減る。噴射装置への置き換えで単価は物価を少し上回るが、売上は今より1割減る。

ガス機器は新興国のガス車で横ばいを保ち、値段は物価並みに上がる。自動車機器はエンジン車の部品が細り、小さな赤字が残る。

賃貸は倉庫の賃料を少しずつ上げ、利益は7億円台になる。全社の営業利益は14億円、純利益は11億円になる。配当性向30%の還元を続け、自己資本利益率は5%台にとどまる。

利益の半分強を賃料が稼ぐ形は今と同じだ。会社は部品と不動産の二つの顔を持ったまま、静かに続く。

  • ガス機器:数量 238(燃料システムの出荷(千台・推定))× 価格 17(1台あたりの売値(千円))→ 売上 40 億円・営業利益 3 億円。台数0.95倍・単価1.34倍・利益率7%
  • 汎用機器:数量 2,275(気化器・噴射装置の出荷(千個・推定))× 価格 1.57(1個あたりの売値(千円))→ 売上 36 億円・営業利益 4 億円。個数0.65倍・単価1.40倍(噴射装置への移行で物価を少し上回る)・利益率10.5%
  • 自動車機器:数量 560(部品の出荷(千個・推定))× 価格 1.30(1個あたりの売値(千円))→ 売上 7 億円・営業利益 0 億円。個数0.70倍・単価1.30倍・利益率−3%
  • 産業機器:数量 240(部品の出荷(千個・推定))× 価格 4.48(1個あたりの売値(千円))→ 売上 11 億円・営業利益 0 億円。個数1.20倍・単価1.34倍・利益率4%
  • 不動産賃貸:数量 40.0(貸している床の面積(千平方メートル・推定))× 価格 2.37(1平方メートルあたりの年間の賃料(万円))→ 売上 9 億円・営業利益 7 億円。面積1.00倍・賃料1.25倍(倉庫の長期契約は改定が遅い)・利益率78%(償却は取得原価のまま)

倍率:事業の純利益 11 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.2% が k 8.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍。全体の PER 12.5 倍、時価総額 138 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:芝刈り機などの電動化は米国の規制で確実に進む。ガス機器と賃貸の安定がそれを半分ほど埋める、最も起こりやすい姿として40%とした。

やや悲観 22% 電動化が速く、本業は賃貸頼みに 利益 7 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 4,581 円86 億円

米国の小型エンジンの規制が全米に広がり、汎用の気化器の数量は半分以下に落ちる。噴射装置への置き換えも電池の機械に負ける。主要な顧客の発注が細る。

ガス機器もフォークリフトの電動化で数量が2割減る。自動車機器は赤字が続く。本業の利益はほとんど消え、全社の営業利益は賃貸の7億円に支えられて9億円台になる。

配当性向30%は保つが、配当の額は減る。会社は工場の用地の使い方を見直し、賃貸を広げる道を探る。部品の会社から、不動産の会社に近づく姿だ。

自己資本は厚いが、部品の事業が稼がないので、帳簿の値に見合う値は付かない。

  • ガス機器:数量 200(燃料システムの出荷(千台・推定))× 価格 15(1台あたりの売値(千円))→ 売上 30 億円・営業利益 1 億円。台数0.80倍・単価1.20倍・利益率4%
  • 汎用機器:数量 1,575(気化器・噴射装置の出荷(千個・推定))× 価格 1.40(1個あたりの売値(千円))→ 売上 22 億円・営業利益 1 億円。個数0.45倍・単価1.25倍・利益率6%
  • 自動車機器:数量 480(部品の出荷(千個・推定))× 価格 1.20(1個あたりの売値(千円))→ 売上 6 億円・営業利益 0 億円。個数0.60倍・単価1.20倍・利益率−6%
  • 産業機器:数量 200(部品の出荷(千個・推定))× 価格 4.00(1個あたりの売値(千円))→ 売上 8 億円・営業利益 0 億円。個数1.00倍・単価1.20倍・利益率2%
  • 不動産賃貸:数量 40.0(貸している床の面積(千平方メートル・推定))× 価格 2.27(1平方メートルあたりの年間の賃料(万円))→ 売上 9 億円・営業利益 7 億円。面積1.00倍・賃料1.20倍・利益率76%

倍率:事業のROEは約4%でk 8%を下回る。稼ぐ力の床(純利益÷k)の範囲で、本業の縮みが続くので8倍。

確率:主要な顧客の2社で売上の4分の1を占め、その製品が電動化で減る。規制の広がりが速ければ十分ありうるので22%とした。

悲観 11% 気化器の需要が消え、本業が赤字に 利益 3 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 1,596 円30 億円

芝刈り機や発電機の多くが電池に置き換わり、汎用の気化器の需要は10年で7割減る。噴射装置も中国の部品に値段で負ける。ガス機器もフォークリフトとガス車の電動化で4割減る。

本業は赤字に沈み、工場の人員を減らす。残るのは厚木の倉庫と住宅の賃料だけだ。全社の営業利益は4億円前後、利払いを引いた純利益は3億円になる。

配当は大きく減る。賃貸の土地は残るが、会社が売る方針を示さない限り、少数株主に戻る価値は限られる。

株主に残る価値の床は、厚木の土地の賃料が生む値だ。部品の会社としての価値は、ほぼ消える。

  • ガス機器:数量 150(燃料システムの出荷(千台・推定))× 価格 14(1台あたりの売値(千円))→ 売上 21 億円・営業利益 −1 億円。台数0.60倍・単価1.10倍・利益率−3%
  • 汎用機器:数量 1,050(気化器・噴射装置の出荷(千個・推定))× 価格 1.30(1個あたりの売値(千円))→ 売上 14 億円・営業利益 −1 億円。個数0.30倍・単価1.16倍・利益率−4%
  • 自動車機器:数量 400(部品の出荷(千個・推定))× 価格 1.10(1個あたりの売値(千円))→ 売上 4 億円・営業利益 0 億円。個数0.50倍・単価1.10倍・利益率−10%
  • 産業機器:数量 160(部品の出荷(千個・推定))× 価格 3.68(1個あたりの売値(千円))→ 売上 6 億円・営業利益 0 億円。個数0.80倍・単価1.10倍・利益率−2%
  • 不動産賃貸:数量 40.0(貸している床の面積(千平方メートル・推定))× 価格 2.08(1平方メートルあたりの年間の賃料(万円))→ 売上 8 億円・営業利益 6 億円。面積1.00倍・賃料1.10倍・利益率74%

倍率:本業は赤字で、稼ぐ力は賃料だけ。賃貸の不動産の値から純負債を引いて戻り方0.5を掛けた床の約30億円を、今の自己資本に対する0.215倍で置いた。

確率:汎用エンジンの気化器は単一の製品に近く、規制で需要が一気に消えるおそれがある。賃貸が残るので会社は傾かない。構造的に負ける姿として11%とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

ガス機器

LPG・CNG・LNGで動くエンジンの燃料システム(電子制御の噴射装置・ガスの圧力を下げる機器など)。フォークリフトや新興国のガス車、発電機向け。

数量燃料システムの出荷(千台・推定)価格1台あたりの売値(千円)売上営業利益
今 2026/03 250 13 31 2
10 年後 中立 238 17 40 3

取り方:台数の開示は無い。ガス機器の売上31.25億円(2026/03期の有報)を、噴射装置と調圧機器の組み合わせの平均の単価約12.5千円で割った推定。千台×千円×0.01で億円。

汎用機器

芝刈り機・発電機・農機・船外機などの汎用エンジンの気化器と、二輪の噴射装置。米国のエンジンメーカーが主な顧客。

数量気化器・噴射装置の出荷(千個・推定)価格1個あたりの売値(千円)売上営業利益
今 2026/03 3,500 1.12 39 5
10 年後 中立 2,275 1.57 36 4

取り方:個数の開示は無い。汎用機器の売上39.18億円を、気化器と噴射装置の平均の単価約1.12千円で割った推定の350万個。主な顧客はBriggs & Stratton(全社売上の14.5%)とRehlko(同12.0%)。

自動車機器

スロットルボディ、アクセルワイヤ、アクチュエータなど、エンジン車の吸気と操作の部品。

数量部品の出荷(千個・推定)価格1個あたりの売値(千円)売上営業利益
今 2026/03 800 1.00 8 −2
10 年後 中立 560 1.30 7 0

取り方:個数の開示は無い。売上7.99億円を単価約1千円で割った推定。営業損失2.02億円(前期は2.61億円の損失)。

産業機器

空圧の制御機器の部品、建設機械の部品など。2025年9月に大島機工を子会社にした。

数量部品の出荷(千個・推定)価格1個あたりの売値(千円)売上営業利益
今 2026/03 200 3.35 7 0
10 年後 中立 240 4.48 11 0

取り方:個数の開示は無い。売上6.69億円(大島機工の子会社化で前期の1.7倍)を単価約3.3千円で割った推定。

不動産賃貸

本社の厚木工場の用地に建てた倉庫と、賃貸の住宅を貸す。

数量貸している床の面積(千平方メートル・推定)価格1平方メートルあたりの年間の賃料(万円)売上営業利益
今 2026/03 40.0 1.90 8 6
10 年後 中立 40.0 2.37 9 7

取り方:面積の開示は無い。賃貸の売上7.58億円を、倉庫の年間の賃料を1平方メートルあたり約1.9万円と見た推定の4万平方メートル。利益6.0億円。千平方メートル×万円×0.1で億円。

リスクと懸念

小型エンジンの電動化

カリフォルニア州は新しく売る小型エンジンの機械を事実上禁じた。規制がほかの州に広がれば、汎用の気化器の需要は一気に減る。汎用機器は売上の4割を占める最大の事業だ。

顧客の偏り

Briggs & StrattonとRehlkoの2社で売上の4分の1を占める。どちらかが発注を減らす、部品の調達先を変える、経営に行き詰まると、利益に直接響く。

ガス機器の電動化

フォークリフトはLPGのエンジンから電池への移行が速い。新興国のガス車もいずれEVと競う。水素エンジンの噴射装置が育つ前に、ガスの需要が細るおそれがある。

自動車機器の赤字

エンジン車の吸気の部品は数年赤字が続く。EVへの移行で数量は細る一方で、撤退や縮小の判断が遅れれば損が積み上がる。

資産を株主に戻さない

政策保有の株と工場用地の含み益は厚いが、売る方針も還元を増やす方針も無い。資産の値が株主に戻らないまま、資本効率が低く続くおそれがある。

今後の分かれ目

米国のほかの州がカリフォルニア州と同じ小型エンジンの規制を決めた
汎用の数量をさらに下げ、やや悲観と悲観の確率を厚くする。
水素エンジンの噴射装置で量産の受注を公表した
ガス機器の数量を上げ、楽観側に確率を寄せる。
自動車機器から撤退するか、黒字に戻した
赤字の分を除き、中立の利益を少し上げる。
政策保有の株を売り、自社株買いや増配に回す方針を数字で示した
還元を厚くし、余った資産として一部を足すかを考え直す。
大株主やファンドが株式を買い取る提案を出した
買付けの値段で評価が決まる。本質価値の計算は止め、分析の対象から外す。

見ておくもの

  • 汎用機器の売上と利益率
  • 米国の州の小型エンジン規制の広がり
  • ガス機器の伸びと水素エンジンの受注
  • 自動車機器の損益
  • 賃貸の賃料と稼働

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価を見ずに決めた。10年後の事業のROEは中立で約5%とk 8%に届かないので、PERの上限は1÷k≒11.8倍、中立はその8割の9.5倍。賃料の利益は利益に残すので、工場用地の含み益は別に足していない(二重を避ける)。政策保有の株も配当が利益に入るので足さない。賃貸の建物の償却は取得原価のままで物価で増やさず、利益率は78%前後に保った。悲観側は稼ぐ力の床(純利益÷k)の範囲で置いた。過去のPERやPBRは使っていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11→12.5 倍・やや楽観 PER 10.3→12.5 倍・中立 PER 9.5→12.5 倍)。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%にqualityの+1.0%を足した(決まりv2)。個別のリスクは筋書きと確率で表す。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.50% → 8.00%。

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割安 トヨタ自動車7203 世界首位と関税逆風を同時に抱えるが、金融事業の厚みとマルチパスウェイが本質価値を支え、今の値段は割安 本質価値との差 +79.3% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 マツダ7261 単独で戦う中堅の車メーカー。関税で稼ぐ力は細るが、自己資本の4割弱という値段は低すぎ、割安とみる 本質価値との差 +71.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 三菱自動車工業7211 底にある利益が戻れば今の値段は安いが、利益率の低さと中国勢の追い上げで、戻る確度は高くない 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 スズキ7269 インド事業がシェア4割で稼ぎの柱、二輪も伸びるが中国EV勢の台頭と認証不正の再発が評価を重くし、今の値段はやや割安 本質価値との差 +62.4% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 河西工業7256 日産に半分を頼る内装部品の大手。直近の利益回復は鮮やかだが、借金が自己資本の3倍近く。株主の取り分は、再建が崩れるかどうかで大きく割れる 本質価値との差 +61.5% · 10 年 割安(年 +14.3%) 割安 モリタホールディングス6455 消防車の国内6割を握り、純現金も厚い堅実な会社。10年で見た本質価値は、今の時価総額を3割半ほど上回る 本質価値との差 +61.3% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 いすゞ自動車7202 国内トラック首位級とタイのピックアップ王者を併せ持つが、UD統合の実行とタイ・中国EV攻勢が綱引きする局面で、本質価値は今の値段より割安 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 本田技研工業7267 二輪と金融が稼ぎ四輪を支える構造。EV の戦略転換で初の最終赤字だが、二輪・金融の稼ぐ力から見れば今の値段はやや割安 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 日本プラスト7291 日産とホンダの2社頼みでハンドルとエアバッグを作る。自己資本の 4 分の 1 の値段だが、利益率の薄さと借入が割引の理由 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 デイトナ7228 バイク乗りの「あと付け」を企画して卸すファブレスの用品会社。国内の担い手は老いるが、品ぞろえと販売網の厚さで稼ぐ力は残り、中立で今の値段を上回る 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 東京ラヂエーター製造7235 トラック・建機のラジエーター専業。手元の現金が時価総額の4割に迫り、利益の質に比べて値段が低い会社だ 本質価値との差 +49.8% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 株式会社ファルテック7215 日産向けに偏る自動車の外装部品会社。利益は薄く先は読みにくいが、時価総額が自己資本の 2 割と低く、10 年の価値はやや上回る 本質価値との差 +47.9% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 日産自動車7201 自動車事業は本業で赤字、稼ぎ頭は販売金融。Re:Nissanの再建が進めば今の値段はやや割安だが、失敗すれば床も浅い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +14.0%) 割安 エフテック7212 ホンダ向けの足回り部品が北米に偏る低採算の会社。借金は時価総額の3倍超で、中立でも利益の薄さは変わりにくい 本質価値との差 +39.3% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 武蔵精密工業株式会社7220 ホンダ系の駆動部品会社。AI 向けキャパシタの当たり外れで 10 年後の姿が大きく分かれ、今の値段はその当たりを先取りしている 本質価値との差 +37.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 豊田合成株式会社7282 トヨタ系の安全部品大手。エアバッグの伸びは確かだが利益率は最高圏にあり、今の値段は織り込み済みでほぼ適正 本質価値との差 +36.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 ユニプレス株式会社5949 日産向けが約4分の3を占める車体プレスの大手。拠点の整理で身軽になったが、価値は日産の台数しだいで、安全域は厚くない 本質価値との差 +35.6% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 株式会社アイシン7259 AT(変速機)世界首位級のトヨタ系部品大手。トヨタ株の含み資産が下支えする一方、eAxleへの転換とAT収益化の成否が本質価値を左右する 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 安永7271 内燃機関の部品で稼ぐ中堅。足元の利益は上振れたが、EV 化と重い借入が先の価値を削る 本質価値との差 +31.7% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 ウェッズ7551 車のカスタムホイールの老舗卸。時価総額の7割が純現金だが、現金はトヨタ系の親会社の下にあり、価値は妥当圏に落ち着く 本質価値との差 +31.4% · 10 年 割安(年 +10.0%) やや割安 株式会社タチエス7239 日産・三菱・ホンダ向けのシート専業。利益率は回復途上で、顧客の偏りと買収の消化が10年の分かれ目になる 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 フタバ産業株式会社7241 トヨタ向けボデー・マフラーの部品メーカー。薄利でも今の値段に余裕はなく、EV化で排気系が縮む10年を見て、筆者は割高寄りと見る 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 トヨタ紡織株式会社3116 トヨタ系の座席・内装の大手。規模は大きいが利益率が薄く、値決め力の弱さと北米の赤字が10年の評価を決める 本質価値との差 +28.2% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 極東開発工業7226 架装で国内首位級だが、利益率の回復は物価を超えられず、独禁法の傷も残る。本質価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +28.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 新明和工業7224 防衛と自治体の底堅い需要で稼ぐ力は上がるが、資本コストを大きく超えず、今の値段はほぼ妥当な水準だ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 レシップホールディングス7213 バスの運賃箱と行先表示の老舗。新紙幣の特需は終わったが、米国の運賃収受が育ち、中立で今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ダイハツインフィニアース6023 船の発電エンジンと保守で稼ぐ堅い会社。ただ今の利益は受注の山にあり、10年で見ると値段は少し先取りしすぎ 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 株式会社デンソー6902 トヨタ系最大手の車載部品会社。電動化・ADAS半導体で成長を描くが、トヨタ株の巨額保有が下支えする一方、変革の実行速度が今の値段に見合うかが分かれ目 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 SUBARU7270 米国依存7割と関税が利益を直撃するが、厚い純現金と回復力を踏まえれば10年ではやや割安 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 GMB7214 補修用の駆動・冷却部品を世界に売る専業。電動ポンプへの切り替えが焦点だが、借入が重く、株主の取り分は薄い 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 日本車輌製造7102 JR東海の子会社として新幹線を造る堅い受注残があるが、利益は一時要因で膨らんでおり、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 株式会社ティラド7236 熱を逃がす部品の専業。利益率は歴史的な高さにあり、定着するかが分かれ目。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 内海造船7018 防衛とフェリーの造船所。今は好況の頂点で、積み上がる現金の使い道が焦点 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 株式会社東海理化電機製作所6995 スイッチ・シートベルトのトヨタ系部品会社。純現金は厚いが、車内の操作が画面に移れば主力が細る。稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ユニバンス7254 駆動系ユニットの専業。日産・フォード・ホンダの3社に頼り、利益は円安で嵩上げされている。厚い現金が下支えするが、10年の中立は今の値段並み 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ナンシン7399 キャスターと台車の老舗。時価総額とほぼ同じ現金を持つが、本業の利益率は2%台に沈み、現金も株主に戻らない。値段はおおむね見合っている 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 株式会社エッチ・ケー・エス7219 車好きに愛されるチューニングパーツの老舗。ブランドと手元資金は本物だが、電動化で市場が縮み、利益が薄く、値段はやや割高寄り 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 愛三工業株式会社7283 車の燃料ポンプで世界首位級の部品会社。エンジン車の縮小と、トヨタ頼みの値決めの弱さが10年の重しになる 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 トピー工業株式会社7231 トラック用ホイールと建機の足回りで国内首位。ただ利益率は薄く、構造改革が効いても稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段はその実力にほぼ見合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) 適正 日本精機株式会社7287 車のメーターとHUDの専業。二輪が稼ぎ、四輪は薄利。10月の東洋電装の買収で借金を背負い、払う値段に安全域は薄い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 ヨロズ7294 日産依存の足回り部品メーカー。減損で身軽にはなったが、稼ぐ力は資本コストに遠く、10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 株式会社村上開明堂7292 国内首位級の自動車ミラー専業。純現金は時価総額の半分に迫るが、稼ぐ力は10年かけても大きくは伸びず、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 田中精密工業7218 ホンダのエンジン部品で成り立つ小さな部品会社。電動化と値下げ要請の挟み撃ちで、帳簿の割安さは割り引いて見る 本質価値との差 +7.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 アスカ7227 車体のプレス部品が主力で、ロボットが利益の伸び役。借金が重く、10年の中立でも今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社ハイレックスコーポレーション7279 ケーブルの老舗からドア周りの総合部品会社へ。利益は長く薄いままだが、厚い純現金と保有株が値段を支える。構造改革の成否が分かれ目 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 株式会社今仙電機製作所7266 ホンダ・マツダ向けのシート機構部品。利益は薄いが時価総額の6割が純現金で、10年の評価は利益率が3%台から動くかで決まる 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ヤマハ発動機7272 二輪世界2位・船外機シェア4割を主軸に半導体装置が育つ複合企業。2025年はアウトドア車両の損失で急減益、今の値段は中期計画の実現を先取りしたやや割高な水準 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ムロコーポレーション7264 栃木の精密プレス専業。自己資本の 4 割弱という値段は資産の厚みを映すが、主力の内燃・変速機部品が細る分を電動化部品が補えるかが焦点で、稼ぐ力から見れば値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 プレス工業株式会社7246 トラックのフレームと車軸の専業。電動化でも残る部品で堅実だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 株式会社エフ・シー・シー7296 二輪クラッチ世界首位の安定した稼ぎ頭を持つが、四輪クラッチは電動化で縮む。現金は厚いが、稼ぐ力に見合う値段は今よりやや低いと見る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 テイン7217 車高調の専業メーカー。純現金があり堅実だが、利益率は戻り切らず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 カネミツ7208 鋼板製プーリの専業で、現金は厚いが主力は電動化で縮む。ロボット部品などの新しい柱が穴を埋められるかが 10 年の分かれ目 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 テイ・エス テック株式会社7313 ホンダ向け自動車シートの専業。厚い現金が下値を支えるが、利益率の回復は北米次第で、顧客の偏りが重い 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 NITTAN6493 エンジンバルブで世界4位。ただ昨期の利益は山の水準で、株式化が見込まれる転換社債も重しになる 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 カヤバ株式会社7242 緩衝器と建機用油圧の二本柱。規模はあるが値決め力が弱く、利益の振れも大きい。10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 −6.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 エイケン工業株式会社7265 自動車の補修用フィルターに特化した堅実な会社。純現金も厚いが、電動化で需要が細り、卸大手への依存も高く、値段はやや割高 本質価値との差 −7.2% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 カーメイト7297 名の通ったカー用品のブランドと厚い現金を持つが、縮む市場と重い本社費で資本は眠ったまま 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 NOK株式会社7240 オイルシール世界首位級だが、基板が利益の足かせ。現金と持ち合い株が時価の3割近くを支え、事業そのものはやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.7%) やや割高 ミクニ7247 二輪とインドが支える燃料・吸気部品メーカー。四輪の電動化と借金が重く、中立でも今の時価総額を上回りにくい 本質価値との差 −10.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 盟和産業7284 トヨタ系の内装部品の2次の大手。資産は厚いが利益が薄く、10年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 川崎重工業7012 防衛費拡大の脇役に甘んじるが、実際に稼ぐのは二輪とロボット。名目と資本コスト 8.5% で測ると今の値段はやや割高で、潜水艦不正の後始末が振れ幅を左右する 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 日産車体7222 日産の車を組み立てる専業の子会社。九州の大型 SUV が稼ぐが、湘南の終了と戻りにくい現金を考えると、今の値段は割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 大同メタル工業株式会社7245 エンジン軸受で世界首位。電動化で本業は細るが、データセンター電源と船が穴を埋められるか。今の値段は割高 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社エクセディ7278 クラッチとトルクコンバータで世界シェア2割強。稼ぎ頭のATが電動化で縮む中、新事業が穴を埋めきれるかが分かれ目で、今の値段は先を楽に見すぎている 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 フジオーゼックス7299 エンジンバルブで国内首位級。無借金で稼ぐ力は安定しているが、内燃機関という事業の寿命が重く、10年の中立でも今の値段に届きにくい 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 シマノ7309 世界的な寡占の自転車部品メーカーだが、特需の反動とシェア防衛の値引きで利益は沈んでおり、今のPER45倍台は急な回復を見込みすぎで、今の値段は割高に見える 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 三桜工業6584 ブレーキ・燃料の配管で世界2位。だが利益は薄く借金は増えた。データセンター水冷が育たなければ今の値段は重い 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 TBK7277 トラック・バス用ブレーキの老舗。財務は堅いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の時価総額を超えにくい 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 ジャパンエンジンコーポレーション6016 舶用エンジンの堅い収益源を持つが、いまの利益は新造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −33.2% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 名村造船所7014 受注残は厚いが、いまの利益は造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −44.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 小田原機器7314 バスの運賃箱で国内2番手。更新の波で売上は大きく揺れ、利益率は薄い。10年の価値は今の時価総額の半分前後 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 近畿車輛7122 受注残は売上の約 3 年分あるが営業利益は赤字。見かけの純現金は前受金で、10 年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 阪神内燃機工業6018 内航船のエンジンで上位に立つ小さな会社。無借金で受注残も厚いが、稼ぐ力に対して値段が先走る 本質価値との差 −57.9% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 曙ブレーキ工業株式会社7238 ブレーキ専業。足元は改善するが、再生ファンドの出口と優先株の重しが残り、10年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −63.4% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ispace9348 月面輸送の先駆けだが、利益が出る前に増資と借入の返済が続く。今の株主に残る価値は小さく、今の値段は大きく割高と見る 本質価値との差 −64.4% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 リード6982 SUBARU頼みの小さな部品会社。受注は増えるが、借入が重く、赤字の歴史が長い。今の値段は先の回復を織り込みすぎだ 本質価値との差 −76.7% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 イクヨ7273 樹脂部品の老舗が、貴金属・暗号資産・河西工業株へと手を広げる。本業の稼ぎは薄く、今の値段は事業でなく期待が決めている 本質価値との差 −77.4% · 10 年 割高(年 −6.9%)

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読んだ資料

  1. ニッキ 有価証券報告書テキスト(EDINET DB)
  2. ニッキ 会社の概要と業績(EDINET DB)

分析日 2026-10-20