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極東開発工業 7226

架装で国内首位級だが、利益率の回復は物価を超えられず、独禁法の傷も残る。本質価値は今の値段をやや上回る

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,737 円1,055 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,139 円824 億円差 +28.0%
10 年後から見ると やや割安 価値 2,737 円1,055 億円 · 差 +28.0% · 期待の年率 +9.2%
期待の年率リターン(10 年)+9.2%資本コスト比 +1.4 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

極東開発工業は、トラックの荷台や装置を作る特装車の大手だ。ダンプ、ミキサー、ごみ収集車、タンクローリー、荷役用のリフトが主力で、売上の8割を占める。そこに廃棄物処理施設の環境事業と、駐車場のパーキング事業が加わる。

筆者の結論は、本質価値が今の時価総額をやや上回る、というものだ。理由は、足元の利益が谷から戻る途中にあり、受注残も厚いためである。ただし10年の利益率は7%台で頭打ちと見る。会社が掲げる8%、さらに先の10%は、物価と同じ速さで上がる人件費と鋼材がじわじわ食う。

見ておくべき傷が2つある。1つは2025年に公取委から受けた排除措置命令だ。ダンプや塵芥車などの価格を子会社と共同で引き上げたとされ、課徴金は59億円に上る。値決めの自由度は縮み、入札の指名停止もついて回る。もう1つは、ROEが資本コストにほぼ並ぶ点だ。利益が増えても、株主が得る価値はそれほど増えない。

一方で、純負債は小さく、財務は傷んでいない。シャシの供給が戻り、2026年3月期の営業利益は3割増えた。強い堀はないが、丁寧に受注をさばく会社として、中立の筋書きでも今の値段を下回らない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社を長く持ちたいかと問われれば、条件付きだ。事業は地味で必要とされ、潰れにくいが、稼ぐ力は並みで、株主のものになるお金が増えにくい。

利益から、工場の更新と運転資金に要る再投資を引くと、株主に残るお金は、純利益の6〜7割だ。ROEは資本コストにほぼ並ぶため、利益を内部にためても価値は大きく増えない。むしろ配当や自社株買いで返したほうが、持ち主には得になる。

経営の資本の使い方は評価が割れる。M&Aと新工場に400億円を投じる計画は、ROEが資本コスト並みの会社にとっては重い賭けだ。インドの工場は第2工場まで増えたが、利益はまだ見えない。一方で、DOE4%以上という還元の基準を置いた点は評価できる。

安全域は、純負債が小さいことと、受注残の厚さにある。公取委の件は、経営の姿勢を疑わせる。ただし価格を共同で引き上げる手口を使えなくなった以上、利益率の上振れは小さい。払う値段が今の時価総額なら、筆者は小さな安全域があると見る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心は特装車だ。2026年3月期の売上は1,350億円、営業利益は63億円で、全社の売上の8割強を占める。いすゞや日野などが作るトラックのシャシ(骨組み)を買い、その上にダンプの荷台、ミキサー、ごみ収集装置、タンクを架ける。荷役用のテールゲートリフタとコンクリートポンプ車は国内首位級とされる。トレーラは子会社の日本トレクスが担う。

特装車は受注生産で、車の注文を受けてからシャシを調達する。このため、シャシの供給が止まれば、荷台を作る力があっても売上が立たない。2023年3月期の営業利益が10億円まで落ちたのは、半導体不足でシャシが届かなかったためだ。

環境事業は売上181億円、営業利益33億円と利益率が高い。自治体や企業のごみ・資源の処理施設を作り、運転を受託し、メンテナンスを請け負う。施設は一度納めると長く付き合うので、運転受託とメンテナンスの契約が安定した収益になる。バイオマス関連を3つ目の柱にする方針だ。

パーキング事業は売上80億円、営業利益10億円。機械式の立体駐車装置の新設とリニューアル、コインパーキングの運営が中心だ。更新とメンテナンスの割合を上げ、安定した売上を厚くしたいと会社は考えている。

海外は、インドとインドネシアに新工場を造り、中国は部品の供給拠点とする。国内では三木・名古屋・横浜の工場を再編し、部品の物流を西日本パーツセンターに集めた。

優良さと弱いところ

この会社の堀は、深いとは言えない。国内の架装で規模があり、部品と整備の網を持つが、ダンプや塵芥車は新明和工業、モリタなど複数の競合が戦う市場だ。ブランドで値段を決められる商売ではなく、入札で値が決まる場面も多い。

利益率は不安定だ。2015〜17年は1割あったが、近年は4〜5%だ。2023年3月期に営業利益率が1%を割ったことが、シャシ依存と固定費の重さを物語る。ROEは過去10年の中央値で6.7%と、資本コストに届かない。

強みは3つある。1つは、環境事業の高い利益率だ。施設の運転受託は長く続く。2つ目は、受注残の厚さだ。2026年3月期の1Qは受注残が1,058億円と、前年より25%増えた。3つ目は、純負債が小さく自己資本比率が55.7%と、景気の谷を耐えられる体力があることだ。

弱みは、公取委の命令だ。違反の対象は、ダンプや塵芥車など主力の架装物とトレーラの価格の共同引き上げで、会社の根幹に近い。排除措置命令で価格情報の交換が禁じられ、自治体の入札では指名停止を受けた。経営の信頼を取り戻す時間が要る。筆者は、価格の自由度が下がる分、利益率の上振れは小さいと見る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

特装車の需要は、トラックの新車需要と建設・廃棄物・物流の投資に連動する。2025年の国内の普通トラック販売は7.6万台で、前年より4.7%増えた。3年連続の増加だが、2019年の8割ほどにとどまる。物流の2024年問題で買い替えが一時止まり、その後戻った形だ。

足元の最大の制約は供給だ。架装メーカーは、シャシの調達と自社の生産能力の両方で縛られ、納期が長引いている。極東開発の受注残が厚いのは、需要が強いためでもあるが、さばききれないためでもある。

長い目で見ると、国内の台数は物流の効率化と人口減でゆっくり減る。建設は更新が中心で、ダンプの台数は横ばいに近い。一方で、電動化とごみ収集の効率化が単価を押し上げる。電動ごみ収集車は、いすゞのEVトラックに載せる形で売り出された。

競合は新明和工業とモリタが近い。新明和工業は2026年3月期に最高益を出しており、特装車の好調が理由とされる。極東開発は子会社の日本トレクスとあわせ、価格の決め方そのものを公取委に問われた。

海外では、インドとインドネシアの建設・鉱山向けダンプとミキサーが成長の候補だ。中国メーカーの安い車両との競争は避けられず、現地生産で価格を合わせる必要がある。環境事業は自治体の更新需要、パーキングは立体駐車装置の老朽化が支えとなる。

資本政策と M&A

還元は、純資産に対する配当(DOE)4%以上を柱にする。中期経営計画では、3年累計で配当150億円以上を目標に掲げた。2025年3月期は、特別の配当を含めて性向が100%を超えた。

3年間で、成長投資300億円と新規のM&A100億円を計画している。前の計画でも、テクニカルセンターと新工場、M&Aに300億円を超える成長投資をした。

株主の顔ぶれも見ておきたい。三菱UFJ銀行が6%超を持ち、保有目的は政策投資だ。三井住友銀行と取引先の持ち株会も上位にいる。政策保有株の縮減は方針として掲げている。2024年末には、純投資で重要提案を行う可能性を示す大量保有者もいた。資本効率を求める声は、株主にある。

公取委の課徴金は59億円、うち当社の分は26億円で、2026年3月期に特別損失として計上された。取消訴訟を起こしているが、結果は不確かだ。10年以内にTOBや買収を受ける確率は、kabufu の試算で2割強とされている。

還元の点検(P3 2026-10-19):方針は DOE 4%以上で、配当は純資産の4%前後(10年で約500億円)。中立の還元を純利益の合計の70%から58%に下げ、留保は自己資本に残した。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

シャシの供給が戻った今、これまで積み上がった受注残がそのまま売上になる。2026年3月期の営業利益は3割増え、特装車の利益は3年で、赤字から63億円まで戻った。価格改定の効果はまだ全部は出ていない。会社は、2027年度に売上1,900億円、営業利益率8%を掲げ、売上の計画はあと一息で届く。

環境事業は利益率が約2割と高く、運転受託という長く続く契約を持つ。バイオマスという新しい柱も立つ。パーキングは立体駐車装置の更新が追い風で、ストック型の売上が積み上がる。

インドの第2工場が完成し、インドネシアの新工場も2026年7月に立ち上がる。人口の増えるアジアで、現地向けのダンプとミキサーを造れば、国内の減少を補って余りある。電動ごみ収集車も、いすゞのEVトラックと組んで先行できる。

公取委の課徴金は一過性だ。すでに特別損失として処理され、26億円の当社分は利益1年分にも満たない。再発防止の体制ができれば、取引先の信頼は戻る。純負債は小さく、DOE4%以上の還元で、株主にも報いる。

慎重な見方

利益率の回復は、価格改定とシャシ供給の正常化という、一度きりの追い風によるものだ。それが一巡すれば、利益率は元の4〜5%に戻る。2015〜17年の1割は、シャシの供給と建設需要が噛み合った好況の姿で、いつも出せる利益率ではない。

公取委の命令で、価格の共同決定は使えなくなった。ダンプも塵芥車もタンクローリーも、価格は個別の交渉に戻り、入札での指名停止も響く。競合は新明和工業やモリタなど多く、シャシメーカーが架装に手を伸ばす余地もある。

ROEは10年の中央値で6.7%と、資本コストに届かない。この会社が利益をためても、株主の価値は増えない。そこにM&Aと新工場で400億円を投じる計画は、さらに価値を削る恐れがある。インドでは苦戦したとする報道もあり、第2工場まで造っても利益は見えていない。

国内のトラック台数は、物流の効率化と人口減で、じわじわ減る。景気の谷が来れば、2009年のように赤字になる。配当の性向が100%を超えた年もあり、純資産を食う還元は長く続けられない。大口の投資家が重要提案をしうる状況も、経営を不安定にする。

どちらに重みを置いたか

利益の回復はたしかに本物だが、その大半はシャシ供給の正常化と価格改定という、一度きりの要因だ。10年の利益率は7%台に落ち着くと見て、中立を最も重くした。公取委の命令による値決めの縛りを重く見て、確率はやや慎重な側に寄せ、悲観の1割にも理由を持たせた。一方で、純負債が小さく受注残が厚いことから、悲観の深さは限られるとして、全体では今の時価総額をやや上回る水準に落ち着いた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 3,755 円1,447 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,390 円536 億円)。 今の値に割り戻すと 2,737 円1,055 億円、今との差 +28.0%、 期待の年率 +9.2%(資本コスト 7.8%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 7,901 円3,045 億円 2,169 円836 億円 +370.8% +16.8% 1,007 円388 億円
やや楽観 25% 5,317 円2,049 億円 1,684 円649 億円 +227.3% +12.6% 1,750 円675 億円
中立 35% 3,703 円1,427 億円 1,318 円508 億円 +134.7% +8.9% 1,757 円677 億円
やや悲観 20% 1,183 円456 億円 1,194 円460 億円 +11.1% +1.1% 475 円183 億円
悲観 10% 1,029 円397 億円 519 円200 億円 −27.6% −3.2% 155 円60 億円
加重平均100% 3,755 円1,447 億円1,390 円536 億円 +140.5% +9.2% 5,145 円1,983 億円

今の株価時価総額 2,139 円824 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 10% 楽観:海外工場と電動化架装が当たり、利益率が1割に届く 利益 191 億円 · PER 15.9 倍 · 株価時価総額 7,901 円3,045 億円

インド・インドネシアの新工場が軌道に乗り、アジアで受注した現地向けダンプとミキサーが海外売上の柱に育つ。国内ではシャシ供給が平常に戻り、積み上がった受注残を順調にさばく。電動ごみ収集車の架装は、いすゞのEVトラックと組んで自治体の更新需要を押さえ、価格が物価を少し上回って通る。環境事業はバイオマス施設が第3の柱になり、運転受託の積み上がりで利益が安定する。パーキングは立体駐車装置の更新とメンテナンスが収益の土台となる。工場再編が終わり固定費が薄まって、全社の営業利益率は10%近くまで上がる。公取委の件は訴訟を含めて決着し、再発防止の体制が評判を傷つけない形で定着する。資本政策は還元を厚めに保ち、10年で自己資本はさほど増えない。

  • 特装車:数量 2.4(販売台数(万台)。非開示のため推計)× 価格 997(1台あたり単価(万円)。部品・整備を含む混合単価)→ 売上 2,392 億円・営業利益 239 億円。特装車の営業利益率10.0%
  • 環境:数量 270(契約件数(建設・運転受託・メンテナンスの合算)。推計)× 価格 11,003(1件あたり売上(万円))→ 売上 297 億円・営業利益 51 億円。環境の営業利益率17.0%
  • パーキング:数量 9.2(取扱い車室数(万車室)。推計)× 価格 14(1車室あたり売上(万円/年))→ 売上 128 億円・営業利益 17 億円。パーキングの営業利益率13.0%

倍率:事業の純利益 191 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.1% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.9%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.9 倍。全体の PER 15.91 倍、時価総額 3,044 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:海外2工場が収益に乗り、電動ごみ収集車などの高付加価値品が値上げを支える形は、条件が重なって初めて成り立つので1割にとどめた。

やや楽観 25% やや楽観:価格改定が定着し、中計の8%に近づく 利益 144 億円 · PER 14.2 倍 · 株価時価総額 5,317 円2,049 億円

2025年に実施した価格改定が定着し、国内の特装車の利益率が1ケタ後半へ戻る。シャシの供給が安定して納期が縮み、受注残がきれいに売上へ変わる。インドとインドネシアの工場は黒字化するが、立ち上がりは緩やかだ。環境事業は運転受託とメンテナンスの契約が増え、利益率は15〜16%台を保つ。パーキングはストック型の売上が増え、利益率は12%前後に上がる。全社の営業利益率は8%台に乗り、中期計画の目標にほぼ届く。公取委の命令による再発防止の縛りで、価格の引き上げは個別の交渉に頼るが、受注の厚さで吸収できる。配当は純資産に対する一定の率で続き、自己資本は緩やかに増える。

  • 特装車:数量 2.2(販売台数(万台)。非開示のため推計)× 価格 975(1台あたり単価(万円)。部品・整備を含む混合単価)→ 売上 2,097 億円・営業利益 178 億円。特装車の営業利益率8.5%
  • 環境:数量 255(契約件数(建設・運転受託・メンテナンスの合算)。推計)× 価格 10,689(1件あたり売上(万円))→ 売上 273 億円・営業利益 44 億円。環境の営業利益率16.0%
  • パーキング:数量 8.8(取扱い車室数(万車室)。推計)× 価格 13(1車室あたり売上(万円/年))→ 売上 119 億円・営業利益 14 億円。パーキングの営業利益率12.0%

倍率:事業の純利益 144 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.4% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.2 倍。全体の PER 14.21 倍、時価総額 2,039 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:価格改定とシャシ供給の正常化が続けば届く姿で、足元の受注残の厚さも後押しするため、4分の1を置いた。

中立 35% 中立:物価並みに伸びるが、利益率は7%台で足踏みする 利益 109 億円 · PER 12.9 倍 · 株価時価総額 3,703 円1,427 億円

国内の特装車は、建設・物流・廃棄物の底堅い需要に支えられ、台数は海外の伸びで1割弱増える程度にとどまる。物価の上昇はおおむね価格に転嫁でき、価格は10年で1.34倍となる。ただし人件費と鋼材の値上がりも同じ速さで進むため、利益率は7%台で頭打ちになる。環境事業は施設の更新とメンテナンスが続くが、利益率は今の高さから15%へ落ち着く。パーキングは立体駐車装置の更新が中心で、利益率は1割台前半だ。公取委の命令を受けて価格の共同決定はできなくなり、値上げの交渉は一件ずつ行う。会社が掲げる2030年の利益率10%には届かない。配当は純資産の4%前後を続け、自己資本は10年で2割ほど増えるにとどまる。

  • 特装車:数量 2.0(販売台数(万台)。非開示のため推計)× 価格 954(1台あたり単価(万円)。部品・整備を含む混合単価)→ 売上 1,898 億円・営業利益 133 億円。特装車の営業利益率7.0%
  • 環境:数量 245(契約件数(建設・運転受託・メンテナンスの合算)。推計)× 価格 10,532(1件あたり売上(万円))→ 売上 258 億円・営業利益 39 億円。環境の営業利益率15.0%
  • パーキング:数量 8.5(取扱い車室数(万車室)。推計)× 価格 13(1車室あたり売上(万円/年))→ 売上 115 億円・営業利益 13 億円。パーキングの営業利益率11.0%

倍率:事業の純利益 109 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.3% が k 7.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.9 倍。全体の PER 12.9 倍、時価総額 1,410 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:受注生産で数量は安定し、物価を価格に転嫁できるが、利益率は2015〜17年の1割には戻らないという最も無理のない姿。最も重く置いた。

やや悲観 20% やや悲観:入札停止と競争で、利益率が4%に戻る 利益 49 億円 · PER 8.5 倍 · 株価時価総額 1,183 円456 億円

自治体の入札で指名停止が尾を引き、地方の塵芥車やダンプで受注を落とす。国内のトラック需要は物流の効率化と人口減で台数が1割ほど減る。景気の谷が重なると建設向けの更新が先送りされ、工場の稼働が落ちて固定費の重さが利益率を削る。インドとインドネシアの新工場は黒字が遅れ、償却が重くのしかかる。環境事業も入札で値が下がり、利益率は1割前後へ下がる。結果として全社の営業利益率は4%まで戻る。ROEは資本コストを下回り、還元は最低限の配当に絞られる。会社が掲げた8%の利益率は、10年を通じて達成されない。配当は維持するものの自社株買いは見送られ、財務の余力を海外投資の償却と運転資金に回すため、株主の取り分は細る。

  • 特装車:数量 1.8(販売台数(万台)。非開示のため推計)× 価格 926(1台あたり単価(万円)。部品・整備を含む混合単価)→ 売上 1,620 億円・営業利益 65 億円。特装車の営業利益率4.0%
  • 環境:数量 215(契約件数(建設・運転受託・メンテナンスの合算)。推計)× 価格 10,217(1件あたり売上(万円))→ 売上 220 億円・営業利益 24 億円。環境の営業利益率11.0%
  • パーキング:数量 7.6(取扱い車室数(万車室)。推計)× 価格 13(1車室あたり売上(万円/年))→ 売上 98 億円・営業利益 8 億円。パーキングの営業利益率8.0%

倍率:事業の ROE 3.9% は k 7.75% 以下なので、伸びても価値は増えず、正当化 PER の上限は 1÷k = 12.1 倍。景気とシャシ供給で振れ、入札と価格の自由度に制約があるので、上限の 7.0 割の 8.5 倍に置いた。

確率:公取委の命令で値決めの自由度が縮み、自治体の入札停止も重なる。トラック需要の谷が来れば届く筋書きで、2割を置いた。

悲観 10% 悲観:架装の値崩れとシャシ側の内製化で、構造的に負ける 利益 −5 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 1,029 円397 億円

価格を横並びで上げられなくなった後、シャシメーカーが架装の一部を自社で手がけ、あるいは新明和工業やモリタなどに受注が流れて、極東開発の値崩れが進む。国内の台数は2割減り、価格も物価に追いつかない。海外ではインドとインドネシアの投資が回収できず、減損を迫られる。環境事業は施設の新設が止まり、メンテナンスだけが残る。パーキングも更新需要が細る。営業利益はほぼゼロとなり、特別損失で赤字の年が出る。もはや優良な架装メーカーではなくなり、配当は大きく削られる。それでも工場と部品供給網、顧客基盤という資産には一定の価値が残り、事業売却の可能性が株価を下支えする。

  • 特装車:数量 1.4(販売台数(万台)。非開示のため推計)× 価格 854(1台あたり単価(万円)。部品・整備を含む混合単価)→ 売上 1,196 億円・営業利益 6 億円。特装車の営業利益率0.5%
  • 環境:数量 170(契約件数(建設・運転受託・メンテナンスの合算)。推計)× 価格 9,431(1件あたり売上(万円))→ 売上 160 億円・営業利益 10 億円。環境の営業利益率6.0%
  • パーキング:数量 6.0(取扱い車室数(万車室)。推計)× 価格 12(1車室あたり売上(万円/年))→ 売上 69 億円・営業利益 3 億円。パーキングの営業利益率4.0%

倍率:赤字の筋書きなので稼ぐ力でなく売れる資産で測る。国内4工場の土地・建物、投資有価証券、運転資本の回収超過を税引き後に割り引いた概算 460 億円を床とし、今の自己資本の 0.35 倍に置いた。

確率:価格の共同引き上げが禁じられ、シャシメーカー側の内製化と海外投資の失敗が重なる最悪の組み合わせ。事業の寿命が傷む筋書きとして1割を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

特装車

ダンプ・ミキサー・ごみ収集車・タンクローリー・リフト・コンクリートポンプ車・トレーラの製造販売。シャシを買って荷台や装置を架ける受注生産。売上の8割強。

数量販売台数(万台)。非開示のため推計価格1台あたり単価(万円)。部品・整備を含む混合単価売上営業利益
今 2026/03 1.9 712 1,353 63
10 年後 中立 2.0 954 1,898 133

取り方:売上1,352.65億円、営業利益62.98億円(決算)。台数は非開示で、平均単価を約710万円と置き約1.9万台と推計。国内の大中型トラック販売7.6万台と整合する規模。

環境

自治体・企業向けのリサイクル施設の建設、運転受託、メンテナンス。バイオマス関連を第3の柱に育てる。

数量契約件数(建設・運転受託・メンテナンスの合算)。推計価格1件あたり売上(万円)売上営業利益
今 2026/03 230 7,860 181 33
10 年後 中立 245 10,532 258 39

取り方:売上180.77億円、営業利益33.34億円(決算)。件数は非開示で、約230件×平均7,860万円と推計。

パーキング

機械式立体駐車装置の新設・リニューアル・メンテナンスと、コインパーキングの運営。

数量取扱い車室数(万車室)。推計価格1車室あたり売上(万円/年)売上営業利益
今 2026/03 8.0 10 80 10
10 年後 中立 8.5 13 115 13

取り方:売上80.42億円、営業利益9.65億円(決算)。車室数は非開示で、約8万車室×年10万円と推計。

リスクと懸念

公取委の命令と再発防止

ダンプ・塵芥車・タンクローリーなどの架装物とトレーラの価格を共同で引き上げたとして、排除措置命令と課徴金59億円(当社26億円)を受けた。価格情報の交換が禁じられ、値上げは一件ずつの交渉になる。取消訴訟は起こしたが、勝つ見込みは読めない。

自治体の入札参加停止

塵芥車やダンプは自治体の入札が大きい。牛久市のように、指名停止の例が広がった。停止期間は減免で半分になっても、受注の穴は残る。再び選ばれるまで、売上の取りこぼしが続きうる。

シャシ供給への依存

シャシはいすゞや日野などから買う。供給が滞れば、荷台を作る力があっても売上は立たない。2023年3月期の営業利益は10億円まで落ちた。シャシメーカーが架装を自社で手がける動きが出れば、取り分も減る。

景気と建設・物流の振れ

ダンプとミキサーは建設需要に、タンクと塵芥車は物流と自治体予算に左右される。景気の谷では更新が先送りされ、2009年3月期と2010年3月期のように赤字になる。固定費が重い工場の稼働が落ちると、利益率が急に下がる。

海外投資の回収

インドでは第2工場が完成し、インドネシアでも新工場が2026年7月に完成する。立ち上げに時間がかかれば、償却が利益を食う。現地の価格は、中国の安い車両との競争になる。新規のM&A100億円も、買い方次第で価値を壊す。

物価と人件費の転嫁

鋼材と人件費は、物価と同じ速さで上がる。価格に転嫁できなければ、利益率は削られる。公取委の命令で、横並びの値上げが使えなくなった分、転嫁の力がそがれる。電動化の対応費用も上乗せされる。

株主の構成と資本効率

三菱UFJ銀行が6%超を政策投資で持ち、純投資で重要提案を行う大量保有者が現れたこともある。ROEが資本コスト並みの会社には、資本効率を求める声が出やすい。還元が薄ければ圧力が強まり、厚ければ内部のお金が減る。

今後の分かれ目

シャシの供給が安定し、受注残が売上に転換していく
特装車の利益率が1ケタ後半へ戻り、やや楽観や楽観の筋書きに近づく。
自治体の入札参加停止が長引き、塵芥車やダンプで受注を落とす
国内の台数が想定より減り、やや悲観の筋書きに近づく。
取消訴訟で課徴金が減る、または命令の影響が限定的と分かる
一過性の損失で済むという見方が強まり、中立から上向きの確率が増す。
インドとインドネシアの新工場が、立ち上げ後2年で黒字になる
海外の台数が計画に届き、中計の売上目標に近づく。
シャシメーカーが架装の一部を自社で手がける、または競合に受注が流れる
取り分が減り、悲観の筋書きの確率が上がる。
純投資の株主が重要提案を行い、還元や政策保有株の売却を迫る
還元が厚くなり、短期の株主価値は上がるが、成長投資の余力は減る。

見ておくもの

  • 特装車の受注残高と、シャシ供給の状況(四半期の決算説明)
  • 公取委の命令に関する取消訴訟の進み方と自治体の入札参加停止
  • インド・インドネシアの新工場の稼働率と黒字化の時期
  • 特装車と環境の営業利益率(中計の目標は全体で8%)
  • 三菱UFJ銀行など大株主の動向と政策保有株の縮減

倍率と資本コストの決め方

セグメントごとに数量×価格で積み上げ、その時点のROEと資本コストから倍率を置いた。資本コストは基本7.5%に quality +0.75% を足した8.25%。事業の純利益は営業利益の7割から利払いの悪化分を引いた。中立のROEは k にほぼ並ぶので、PER は上限 1÷k の8割に置いた。悲観は売れる資産の概算を床とし、今の自己資本に掛けた。過去や同業の倍率は使っていない。今の時価総額と比べたのは最後だけで、結果は10年で約 +6% 割安の見込み。新リース会計基準で数字の形が変わるが、10年後の数字は家賃を営業費用に入れた今の形でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12.8→15.91 倍・やや楽観 PER 10.97→14.21 倍・中立 PER 10.4→12.9 倍)。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +0.75% を足した 8.25%。公取委の件や海外投資の成否は k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.25% → 7.75%。

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割安 トヨタ自動車7203 世界首位と関税逆風を同時に抱えるが、金融事業の厚みとマルチパスウェイが本質価値を支え、今の値段は割安 本質価値との差 +79.3% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 マツダ7261 単独で戦う中堅の車メーカー。関税で稼ぐ力は細るが、自己資本の4割弱という値段は低すぎ、割安とみる 本質価値との差 +71.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 三菱自動車工業7211 底にある利益が戻れば今の値段は安いが、利益率の低さと中国勢の追い上げで、戻る確度は高くない 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 スズキ7269 インド事業がシェア4割で稼ぎの柱、二輪も伸びるが中国EV勢の台頭と認証不正の再発が評価を重くし、今の値段はやや割安 本質価値との差 +62.4% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 河西工業7256 日産に半分を頼る内装部品の大手。直近の利益回復は鮮やかだが、借金が自己資本の3倍近く。株主の取り分は、再建が崩れるかどうかで大きく割れる 本質価値との差 +61.5% · 10 年 割安(年 +14.3%) 割安 モリタホールディングス6455 消防車の国内6割を握り、純現金も厚い堅実な会社。10年で見た本質価値は、今の時価総額を3割半ほど上回る 本質価値との差 +61.3% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 いすゞ自動車7202 国内トラック首位級とタイのピックアップ王者を併せ持つが、UD統合の実行とタイ・中国EV攻勢が綱引きする局面で、本質価値は今の値段より割安 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 本田技研工業7267 二輪と金融が稼ぎ四輪を支える構造。EV の戦略転換で初の最終赤字だが、二輪・金融の稼ぐ力から見れば今の値段はやや割安 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 日本プラスト7291 日産とホンダの2社頼みでハンドルとエアバッグを作る。自己資本の 4 分の 1 の値段だが、利益率の薄さと借入が割引の理由 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 デイトナ7228 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内燃機関の部品で稼ぐ中堅。足元の利益は上振れたが、EV 化と重い借入が先の価値を削る 本質価値との差 +31.7% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 ウェッズ7551 車のカスタムホイールの老舗卸。時価総額の7割が純現金だが、現金はトヨタ系の親会社の下にあり、価値は妥当圏に落ち着く 本質価値との差 +31.4% · 10 年 割安(年 +10.0%) やや割安 株式会社タチエス7239 日産・三菱・ホンダ向けのシート専業。利益率は回復途上で、顧客の偏りと買収の消化が10年の分かれ目になる 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 フタバ産業株式会社7241 トヨタ向けボデー・マフラーの部品メーカー。薄利でも今の値段に余裕はなく、EV化で排気系が縮む10年を見て、筆者は割高寄りと見る 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 トヨタ紡織株式会社3116 トヨタ系の座席・内装の大手。規模は大きいが利益率が薄く、値決め力の弱さと北米の赤字が10年の評価を決める 本質価値との差 +28.2% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 新明和工業7224 防衛と自治体の底堅い需要で稼ぐ力は上がるが、資本コストを大きく超えず、今の値段はほぼ妥当な水準だ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 レシップホールディングス7213 バスの運賃箱と行先表示の老舗。新紙幣の特需は終わったが、米国の運賃収受が育ち、中立で今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ダイハツインフィニアース6023 船の発電エンジンと保守で稼ぐ堅い会社。ただ今の利益は受注の山にあり、10年で見ると値段は少し先取りしすぎ 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 株式会社デンソー6902 トヨタ系最大手の車載部品会社。電動化・ADAS半導体で成長を描くが、トヨタ株の巨額保有が下支えする一方、変革の実行速度が今の値段に見合うかが分かれ目 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 SUBARU7270 米国依存7割と関税が利益を直撃するが、厚い純現金と回復力を踏まえれば10年ではやや割安 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 GMB7214 補修用の駆動・冷却部品を世界に売る専業。電動ポンプへの切り替えが焦点だが、借入が重く、株主の取り分は薄い 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 日本車輌製造7102 JR東海の子会社として新幹線を造る堅い受注残があるが、利益は一時要因で膨らんでおり、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 株式会社ティラド7236 熱を逃がす部品の専業。利益率は歴史的な高さにあり、定着するかが分かれ目。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 内海造船7018 防衛とフェリーの造船所。今は好況の頂点で、積み上がる現金の使い道が焦点 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 株式会社東海理化電機製作所6995 スイッチ・シートベルトのトヨタ系部品会社。純現金は厚いが、車内の操作が画面に移れば主力が細る。稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ユニバンス7254 駆動系ユニットの専業。日産・フォード・ホンダの3社に頼り、利益は円安で嵩上げされている。厚い現金が下支えするが、10年の中立は今の値段並み 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ナンシン7399 キャスターと台車の老舗。時価総額とほぼ同じ現金を持つが、本業の利益率は2%台に沈み、現金も株主に戻らない。値段はおおむね見合っている 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ニッキ6042 芝刈り機のエンジン部品とガスの燃料装置の会社。本業は電動化で細り、工場用地の賃料が支え。やや割高 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 株式会社エッチ・ケー・エス7219 車好きに愛されるチューニングパーツの老舗。ブランドと手元資金は本物だが、電動化で市場が縮み、利益が薄く、値段はやや割高寄り 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 愛三工業株式会社7283 車の燃料ポンプで世界首位級の部品会社。エンジン車の縮小と、トヨタ頼みの値決めの弱さが10年の重しになる 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 トピー工業株式会社7231 トラック用ホイールと建機の足回りで国内首位。ただ利益率は薄く、構造改革が効いても稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段はその実力にほぼ見合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) 適正 日本精機株式会社7287 車のメーターとHUDの専業。二輪が稼ぎ、四輪は薄利。10月の東洋電装の買収で借金を背負い、払う値段に安全域は薄い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 ヨロズ7294 日産依存の足回り部品メーカー。減損で身軽にはなったが、稼ぐ力は資本コストに遠く、10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 株式会社村上開明堂7292 国内首位級の自動車ミラー専業。純現金は時価総額の半分に迫るが、稼ぐ力は10年かけても大きくは伸びず、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 田中精密工業7218 ホンダのエンジン部品で成り立つ小さな部品会社。電動化と値下げ要請の挟み撃ちで、帳簿の割安さは割り引いて見る 本質価値との差 +7.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 アスカ7227 車体のプレス部品が主力で、ロボットが利益の伸び役。借金が重く、10年の中立でも今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社ハイレックスコーポレーション7279 ケーブルの老舗からドア周りの総合部品会社へ。利益は長く薄いままだが、厚い純現金と保有株が値段を支える。構造改革の成否が分かれ目 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 株式会社今仙電機製作所7266 ホンダ・マツダ向けのシート機構部品。利益は薄いが時価総額の6割が純現金で、10年の評価は利益率が3%台から動くかで決まる 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ヤマハ発動機7272 二輪世界2位・船外機シェア4割を主軸に半導体装置が育つ複合企業。2025年はアウトドア車両の損失で急減益、今の値段は中期計画の実現を先取りしたやや割高な水準 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ムロコーポレーション7264 栃木の精密プレス専業。自己資本の 4 割弱という値段は資産の厚みを映すが、主力の内燃・変速機部品が細る分を電動化部品が補えるかが焦点で、稼ぐ力から見れば値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 プレス工業株式会社7246 トラックのフレームと車軸の専業。電動化でも残る部品で堅実だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 株式会社エフ・シー・シー7296 二輪クラッチ世界首位の安定した稼ぎ頭を持つが、四輪クラッチは電動化で縮む。現金は厚いが、稼ぐ力に見合う値段は今よりやや低いと見る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 テイン7217 車高調の専業メーカー。純現金があり堅実だが、利益率は戻り切らず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 カネミツ7208 鋼板製プーリの専業で、現金は厚いが主力は電動化で縮む。ロボット部品などの新しい柱が穴を埋められるかが 10 年の分かれ目 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 テイ・エス テック株式会社7313 ホンダ向け自動車シートの専業。厚い現金が下値を支えるが、利益率の回復は北米次第で、顧客の偏りが重い 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 NITTAN6493 エンジンバルブで世界4位。ただ昨期の利益は山の水準で、株式化が見込まれる転換社債も重しになる 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 カヤバ株式会社7242 緩衝器と建機用油圧の二本柱。規模はあるが値決め力が弱く、利益の振れも大きい。10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 −6.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 エイケン工業株式会社7265 自動車の補修用フィルターに特化した堅実な会社。純現金も厚いが、電動化で需要が細り、卸大手への依存も高く、値段はやや割高 本質価値との差 −7.2% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 カーメイト7297 名の通ったカー用品のブランドと厚い現金を持つが、縮む市場と重い本社費で資本は眠ったまま 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 NOK株式会社7240 オイルシール世界首位級だが、基板が利益の足かせ。現金と持ち合い株が時価の3割近くを支え、事業そのものはやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.7%) やや割高 ミクニ7247 二輪とインドが支える燃料・吸気部品メーカー。四輪の電動化と借金が重く、中立でも今の時価総額を上回りにくい 本質価値との差 −10.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 盟和産業7284 トヨタ系の内装部品の2次の大手。資産は厚いが利益が薄く、10年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 川崎重工業7012 防衛費拡大の脇役に甘んじるが、実際に稼ぐのは二輪とロボット。名目と資本コスト 8.5% で測ると今の値段はやや割高で、潜水艦不正の後始末が振れ幅を左右する 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 日産車体7222 日産の車を組み立てる専業の子会社。九州の大型 SUV が稼ぐが、湘南の終了と戻りにくい現金を考えると、今の値段は割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 大同メタル工業株式会社7245 エンジン軸受で世界首位。電動化で本業は細るが、データセンター電源と船が穴を埋められるか。今の値段は割高 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社エクセディ7278 クラッチとトルクコンバータで世界シェア2割強。稼ぎ頭のATが電動化で縮む中、新事業が穴を埋めきれるかが分かれ目で、今の値段は先を楽に見すぎている 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 フジオーゼックス7299 エンジンバルブで国内首位級。無借金で稼ぐ力は安定しているが、内燃機関という事業の寿命が重く、10年の中立でも今の値段に届きにくい 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 シマノ7309 世界的な寡占の自転車部品メーカーだが、特需の反動とシェア防衛の値引きで利益は沈んでおり、今のPER45倍台は急な回復を見込みすぎで、今の値段は割高に見える 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 三桜工業6584 ブレーキ・燃料の配管で世界2位。だが利益は薄く借金は増えた。データセンター水冷が育たなければ今の値段は重い 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 TBK7277 トラック・バス用ブレーキの老舗。財務は堅いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の時価総額を超えにくい 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 ジャパンエンジンコーポレーション6016 舶用エンジンの堅い収益源を持つが、いまの利益は新造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −33.2% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 名村造船所7014 受注残は厚いが、いまの利益は造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −44.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 小田原機器7314 バスの運賃箱で国内2番手。更新の波で売上は大きく揺れ、利益率は薄い。10年の価値は今の時価総額の半分前後 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 近畿車輛7122 受注残は売上の約 3 年分あるが営業利益は赤字。見かけの純現金は前受金で、10 年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 阪神内燃機工業6018 内航船のエンジンで上位に立つ小さな会社。無借金で受注残も厚いが、稼ぐ力に対して値段が先走る 本質価値との差 −57.9% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 曙ブレーキ工業株式会社7238 ブレーキ専業。足元は改善するが、再生ファンドの出口と優先株の重しが残り、10年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −63.4% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ispace9348 月面輸送の先駆けだが、利益が出る前に増資と借入の返済が続く。今の株主に残る価値は小さく、今の値段は大きく割高と見る 本質価値との差 −64.4% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 リード6982 SUBARU頼みの小さな部品会社。受注は増えるが、借入が重く、赤字の歴史が長い。今の値段は先の回復を織り込みすぎだ 本質価値との差 −76.7% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 イクヨ7273 樹脂部品の老舗が、貴金属・暗号資産・河西工業株へと手を広げる。本業の稼ぎは薄く、今の値段は事業でなく期待が決めている 本質価値との差 −77.4% · 10 年 割高(年 −6.9%)

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読んだ資料

  1. 公正取引委員会 報道発表(特装車等の価格カルテル 2025-09-24)
  2. ロジトゥデイ 極東開発工業 2026年3月期決算
  3. 極東開発工業 中期経営計画2025-27(要約)

分析日 2026-10-16