株譜
AI 銘柄分析 · 輸送用機器 · 試作

テイン 7217

車高調の専業メーカー。純現金があり堅実だが、利益率は戻り切らず、10年の価値は今の値段をやや下回る

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)439 円43 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)459 円45 億円差 −4.3%
10 年後から見ると 適正 価値 439 円43 億円 · 差 −4.3% · 期待の年率 +6.2%
期待の年率リターン(10 年)+6.2%資本コスト比 −1.6 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

テインは、車高を調整できる足回りの部品「車高調」をつくる、横浜の専業メーカーだ。売上の過半は海外とみられ、車を買ったあとに交換する市場で売る。筆者の結論は、今の値段は10年の価値に対してやや高い、というものだ。

理由は、稼ぐ力と資本の関係にある。自己資本は67億円あるのに、営業利益は3億円台で、ROEは資本コストに届かない。純現金が10億円ほどあるので財務は堅いが、現金は運転資金と新工場の投資に使われ、余っているとは言いにくい。

心配は三つある。米国の関税と中国勢の追い上げ、趣味の消費という景気の波、販売先が上位2社で4分の1を占める偏りだ。

逆に、電動化の影響は小さい。電気自動車でも足回りのダンパーは要り、車の高年式化は交換の需要を支える。配当は自己資本の2%を基準にする算式で、利益が減っても急には減らない。見どころは、タイ工場の稼働と、アジアの合弁販売会社が利益に変わるかだ。この二つが動けば、足元6%の利益率が戻る余地は十分にあり、動かなければ今の水準にとどまる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は「小さいが堅実なブランド企業」だ。

財務は堅い。純現金があり、借金は小さく、赤字に落ちる危険は低い。配当も算式で決まり、少数株主に配慮した形だ。

問題は、稼ぐ力に比べて資本が大きいことだ。自己資本67億円に対して、営業利益は3億円台で、ROEは資本コストに届かない。ためた利益は額面より小さい価値しかない。

事業の経済性は、ブランドと適合の数に支えられている。競技で鍛えた名前は、中国勢の安い製品が出てきても、簡単には崩れない。ただ、値段で戦う市場でもあり、強い堀とまでは言えない。

筆者は、10年先の稼ぎを、今より少し高く置いた。海外の販売網が育ち、物価の上昇を一部転嫁できるからだ。それでも、結果は今の値段をやや下回る。安全域は小さい。財務の堅さは下値を支えるが、上値を押し上げる材料は、利益率の戻りと海外の伸びの二つしかない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、車の足回りに付けるショックアブソーバー、つまり衝撃を吸収する部品だ。ばねと組み合わせて車高を自由に変えられる「車高調」が主力で、競技用と4x4用もある。

売るのは完成車メーカーではなく、車を買ったあとの交換市場だ。国内は自動車用品店などの小売店を通じて売り、海外は北米・欧州・中国・香港・タイ・オセアニアの子会社が売る。1986年から受託生産も手がけたが、いまは自社ブランドが中心だ。

工場は、横浜の本社工場と、中国の江蘇省にある子会社の二つだ。2025年11月にはタイにも製造会社をつくったが、まだ動いていない。

販売先は偏りがある。米国の販売会社TURN 14が売上の14%、国内のタカマコンペティションプロダクトが10%を占める。

研究開発費は2億円強で、売上の4%にあたる。車種ごとの適合を増やすことと、アジア向けの開発の速さが課題だ。従業員は連結で約400人、本社の平均年収は600万円ほどになる。新製品の開発は、人気車種の発売に合わせた適合の追加が中心で、競技の場での実績を製品に戻す流れを続けている。

優良さと弱いところ

優良さは「ブランドのある専業メーカー」と見る。強みと弱みがはっきりしている。

強みは、車高調の分野でテインの名前が通っていることだ。競技の場で鍛えた製品が、ブランドの信頼を支える。調達から開発、製造、販売まで自社で持ち、車種ごとの適合の数を増やしてきた。財務は純現金で、自己資本比率は76%と厚い。

弱みは三つある。一つ目は、事業の幅の狭さだ。サスペンションだけに頼り、景気や趣味の流行の影響を直接受ける。二つ目は、海外の関税と競争だ。中国工場で作る製品は、米国の対中関税の影響を受ける。三つ目は、利益率の波だ。2021年3月期の営業利益率は20%だったが、今期は6%まで落ちた。

経営は創業家が率い、社長は創業者の子だ。配当は算式で決まるため、経営者の裁量が入りにくい。この点は少数株主に有利だ。ただ、配当以外の資本の使い方、たとえば現金の持ち方や海外への出資は、創業家の判断で決まる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

車高調の市場は、車を趣味で楽しむ人が支える。完成車の販売が伸びても、交換の需要が増えるとは限らない。景気がよく、車の改造に使えるお金が増える時期に売上が伸びる。2021年にその波がきて、テインの営業利益率は20%に上がった。

電動化の影響は小さい。電気自動車は重く、足回りの部品は要る。むしろ重い車の乗り心地や車高を調整したいニーズが増える可能性がある。ただ、新型の車種が出るたびに適合の製品を作る必要があり、開発の費用は続く。

車の高年式化は追い風になる。国内の保有台数の平均年齢が上がり、純正の足回りを交換する時期の車が増える。

競合は、国内ではHKSやクスコなど、海外ではKWやBCレーシング、ビルシュタインなどがある。中国勢の安い製品が参入し、価格が崩れるリスクも出てきた。

関税は、米国の対中政策の影響を受ける。会社はタイに工場をつくり、対中関税を避ける体制を整えている。ただ、タイで作る製品の品質と費用が中国並みになるまでには時間がかかり、立ち上げの数年は費用が先に出る。市場全体の規模は開示されておらず、シェアの数字は示せない。

資本政策と M&A

資本政策は、配当が算式で決まる点が特徴だ。期首連結株主資本の2%を基本とし、前期と当期の純利益のそれぞれ7.5%を上乗せする。このため、利益が出れば配当も増え、配当性向は4〜5割と厚い。自社株買いと優待はない。

現金は16億円、有利子負債は6億円で、純現金は10億円ほど。ただし運転資金と、タイ工場の立ち上げや、アジアの合弁販売会社への出資に使う予定があり、余っているとは言えない。分けて足す額はない。

開示に「その他の関係会社」が1社あるが、事業上の関係はない。社長は創業家の一員で、経営は創業家の影響が強いと見られる。買収の確率は、10年で2割強と試算されている。

設備投資は中国工場が中心で、本社工場の土地(帳簿約11億円)は自社所有だ。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

財務の堅さと、ブランドの強さが両方ある。純現金が10億円あり、借金が小さく、赤字に落ちる危険は低い。配当は自己資本の2%を基準にした算式で、利益が少し落ちても急には減らない。

事業の中身は、電動化に強い。電気自動車でも足回りのダンパーは要り、重い車の車高や乗り心地を調整するニーズは増える。車の高年式化も、交換の需要を支える。

成長の余地は海外にある。アジアで現地パートナーとの合弁販売会社が複数立ち上がり、タイ工場が稼働すれば、米国の対中関税の影響も和らぐ。会社は売上100億円を長期ビジョンに掲げており、足元の56億円から見て、道は遠くない。

利益率は直近の6%から、過去12年の中央値の8%台に戻るだけでも、利益は4割増える。2021年のブームを待たなくても、価値は上がる。さらに、純現金の一部でも自社株買いや増配に回れば、1株あたりの価値は目に見えて高まる。創業家の持分が大きいため、買い取りの提案が出る可能性も、完全には消えない。

慎重な見方

稼ぐ力に比べて、資本が大きすぎる。営業利益は3億円台で、自己資本67億円に対するROEは5%にとどまる。純現金10億円も、運転資金とタイ工場の投資に使われ、株主に戻る額は限られる。

利益率は上下の波が大きい。2021年3月期に20%だった営業利益率は、5年で6%まで落ちた。趣味の消費に支えられる事業なので、景気が悪くなると真っ先に影響を受ける。

販売先は上位2社で4分の1を占める。米国の販売会社が自前のブランドを持てば、売上の1割強が一気に揺らぐ。

関税と競争の問題もある。中国工場の製品は米国の対中関税の影響を受ける。タイ工場は立ち上げ費用が先行し、稼働しても欧米向けの価格競争は続く。中国勢の安い車高調が普及すれば、値段は崩れる。そうなると、ブランドの力で守ってきた利益率は一気に下がる。さらに、足元の6%は、すでに関税と立ち上げ費用で押された水準で、ここからの悪化に備える余裕は大きくない。配当は算式で自動的に減るため、株主の取り分も目減りする。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方がやや強い。財務の堅さとブランドは本物だが、10年の価値を決めるのは稼ぐ力で、それは資本コストに届かない。電動化の影響が小さい点は強気の見方を取り入れ、悲観の確率は4割にとどめた。ただし、強気の見方が頼る海外の伸びと利益率の戻りは、どちらもまだ数字で確認できていない。確認できるまでは、慎重な見方を少し重く置くのが筋だと考えた。結果は、今の値段をやや下回る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 630 円62 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 204 円20 億円)。 今の値に割り戻すと 439 円43 億円、今との差 −4.3%、 期待の年率 +6.2%(資本コスト 7.8%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 6% 1,404 円138 億円 357 円35 億円 +283.7% +14.4% 106 円10 億円
やや楽観 18% 920 円90 億円 275 円27 億円 +160.5% +10.0% 215 円21 億円
中立 36% 684 円67 億円 234 円23 億円 +100.1% +7.2% 331 円32 億円
やや悲観 28% 355 円35 億円 153 円15 億円 +10.6% +1.0% 142 円14 億円
悲観 12% 288 円28 億円 51 円5 億円 −26.1% −3.0% 41 円4 億円
加重平均100% 630 円62 億円204 円20 億円 +81.8% +6.2% 834 円82 億円

今の株価時価総額 459 円45 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 6% 海外の販売網が育ち、売上が倍になる 利益 10 億円 · PER 14.5 倍 · 株価時価総額 1,404 円138 億円

アジアで現地パートナーとの合弁販売会社が複数立ち上がり、中国・タイ・北米・欧州の販売網が一体で動く。タイ工場が稼働し、米国の対中関税の影響を避けて北米の利益率が戻る。

数量は5割増える。電気自動車や新しい車種向けの車高調が加わり、既存車の買い替えが遅れる分、足回りの交換需要も強まる。単価は付加価値の高い競技用とSUV向けの比率が上がって1.38倍になる。

営業利益率は、ブームだった2021年3月期の20%には届かないが、11%まで戻る。

配当は算式どおり増え、自己資本は増えるが、還元も厚い。この筋書きは、海外の販売網、タイ工場、新しい車種の三つが同時にうまく動いた場合にしか成り立たない。

  • 車高調整式サスペンション(アフターマーケット向け):数量 105(出荷セット数(千セット、推定))× 価格 1.10(1千セットあたり売上(億円/千セット、名目))→ 売上 116 億円・営業利益 13 億円。営業利益率11.0%

倍率:事業の純利益 10 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.8% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.5 倍。全体の PER 14.51 倍、時価総額 138 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:アジアの合弁販売会社が立ち上がり、タイ工場が関税を避ける拠点として機能し、電気自動車用の商品も売れる条件が重なる必要がある。会社は売上100億円を長期ビジョンに掲げるが、道のりは遠く6%に置いた。

やや楽観 18% 海外が着実に伸び、国内は横ばい 利益 7 億円 · PER 12.9 倍 · 株価時価総額 920 円90 億円

数量は3割増える。海外の販売会社が現地のショップとの関係を深め、北米・アジアで売上を伸ばす。国内は台数が横ばいで、車の高年式化が交換需要を支える。単価は物価に近い1.35倍まで上がる。

営業利益率は9.5%に戻る。2021年3月期のブームのような高さは見込まないが、過去12年の中央値の8%台を上回る。

配当は算式どおり増え、自己資本の2%と純利益の7.5%を基準とする形が続く。海外の関税の影響は、タイ工場の稼働で一部が和らぐ。海外の販売会社の利益が少しずつ連結に乗り、地道にシェアを伸ばす姿を想定する。

  • 車高調整式サスペンション(アフターマーケット向け):数量 91.0(出荷セット数(千セット、推定))× 価格 1.08(1千セットあたり売上(億円/千セット、名目))→ 売上 98 億円・営業利益 9 億円。営業利益率9.5%

倍率:事業の純利益 7 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.6% が k 7.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.9 倍。全体の PER 12.9 倍、時価総額 90 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:海外の売上が順調に伸び、国内は横ばいで、利益率が少し戻る姿。足元の増収増益の流れが10年続くという意味で18%に置いた。

中立 36% 海外が国内の減少を補い、利益率は8%台 利益 5 億円 · PER 12.9 倍 · 株価時価総額 684 円67 億円

稼ぎの形は今と変わらない。国内の数量は縮むが、海外の販売会社が穴を埋め、全体の数量は1割強増える。単価は競争と原価低減で物価の8割ほどの速さで上がり、10年で1.32倍になる。

営業利益率は8%に戻る。足元の6%は米国の関税とタイ工場の立ち上げ費用で押されている。これらが落ち着けば、過去の中央値に近づく。ただし2021年3月期のブームの利益率は、中立では置かない。

配当は算式で決まる。自己資本の2%と純利益の7.5%が基準なので、利益が伸びれば配当も伸びる。自己資本は少しずつ積み上がる。今の延長線上の姿で、大きな成功も大きな失敗も置かない。海外が国内の縮小を補う前提で、利益率の戻りだけが価値を押し上げる。

  • 車高調整式サスペンション(アフターマーケット向け):数量 78.0(出荷セット数(千セット、推定))× 価格 1.05(1千セットあたり売上(億円/千セット、名目))→ 売上 82 億円・営業利益 7 億円。営業利益率8.0%

倍率:事業の純利益 5 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.9% が k 7.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.9 倍。全体の PER 12.9 倍、時価総額 67 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:過去12年の営業利益率の中央値は8%台で、直近は6%。これに戻る形を中立に置いた。海外の関税と中国勢の追い上げが重しになるので、強気にも弱気にも寄せ切らなかった。

やや悲観 28% 関税と競争で利益率が4%台に下がる 利益 3 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 355 円35 億円

米国の対中関税が続き、中国工場で作る製品の北米向けの利益が削られる。タイ工場の立ち上げが遅れ、当面は二重の費用になる。国内は台数が減り、海外も中国勢の安い製品との競争が激しくなる。

数量は5%減り、単価は物価の6割ほどしか上がらない。営業利益率は4%台まで下がる。

配当は算式で下がるが、自己資本の2%は残るので、減り方は小さい。余った現金はもともと少ないが、設備投資を絞るので研究開発が遅れ、競争力が落ちる悪循環に入る。営業利益は2億円台に落ち、ROEは3%台まで下がるが、純現金があるので赤字には落ちない。

  • 車高調整式サスペンション(アフターマーケット向け):数量 66.5(出荷セット数(千セット、推定))× 価格 0.96(1千セットあたり売上(億円/千セット、名目))→ 売上 64 億円・営業利益 3 億円。営業利益率4.5%

倍率:稼ぐ力は純利益2.5億円で、kで割っても約30億円。床は売れる資産の税後を使う。今の自己資本67億円に0.49倍を置いた。

確率:米国の関税が続き、中国勢の安い製品との競争が激しくなる姿。過去12年で営業利益率が5%台まで落ちた年が複数あり、悲観側全体を4割に置いた。

悲観 12% 主力商品が値崩れし、販売先を失う 利益 −2 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 288 円28 億円

中国勢の安い製品が米国とアジアで普及し、値段が崩れる。主力の販売先であるTURN 14など米国の販売会社が自前のブランドに切り替え、上位2社の依存が裏目に出る。数量は4割減り、単価も物価の3割ほどしか上がらない。

営業利益率は赤字になり、固定費の重さが利益を押しつぶす。工場の統合と研究開発の縮小に追い込まれ、減損も出る。

価値の拠りどころは売れる資産になる。純現金、本社工場の土地、棚卸資産の一部が中身だが、創業家が経営しているため、少数株主に戻る保証はない。この場合、配当は算式で大きく減り、株価は資産価値を意識した水準まで下がる。再編や減損で、残る価値はさらに削られる。

  • 車高調整式サスペンション(アフターマーケット向け):数量 42.0(出荷セット数(千セット、推定))× 価格 0.88(1千セットあたり売上(億円/千セット、名目))→ 売上 37 億円・営業利益 −1 億円。営業利益率-3.0%

倍率:赤字で稼ぐ力はない。床は売れる資産の税後で、今の自己資本67億円に0.42倍を置いた。

確率:中国勢の低価格品に押されて値崩れし、米国の販売会社との取引も縮む構造的な負けの姿。過去20年で赤字は6期あり、2010年から2012年は3期続いた。12%に置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

車高調整式サスペンション(アフターマーケット向け)

車高を自由に変えられる「車高調」と、競技用・4x4用のショックアブソーバー。車を買ったあとに交換して使う補修・改造向けが中心。

数量出荷セット数(千セット、推定)価格1千セットあたり売上(億円/千セット、名目)売上営業利益
今 2026/03 70.0 0.80 56 3
10 年後 中立 78.0 1.05 82 7

取り方:単一セグメントで売上55.9億円、営業利益3.3億円(利益率6.0%)。地域別・製品別の売上は非開示。1セット(ダンパー4本)の卸値を約8万円と置き、出荷セット数を推定した。開示ではない。

リスクと懸念

米国の関税と中国工場

製品の多くを中国の江蘇省の工場で作っており、米国の対中関税の影響が営業利益に出た。タイ工場は2025年11月に設立したばかりで、稼働は先だ。関税が続けば北米の利益率が下がり、タイ工場の立ち上げ費用も重なる。

中国勢の安い製品との競争

車高調は技術の壁が高くなく、中国や台湾のメーカーが低価格で攻めている。有報も競争の激化をリスクに挙げる。値段が崩れれば、ブランドの力だけでは利益率を守れない。

趣味の消費という景気の波

車の改造は景気がよく、可処分所得が増える時期に伸びる。2021年3月期の営業利益率20%は、その波の頂点だった。今期は6%で、景気が悪化すれば真っ先に影響を受ける。

販売先の偏り

米国の販売会社TURN 14が14%、国内のタカマコンペティションプロダクトが10%で、上位2社で約4分の1を占める。どちらかが取引を減らせば、売上の1割強が揺らぐ。

事業が一つに偏る

売上のほぼ全部がサスペンションで、他の事業がない。新型車の適合の開発費は続き、売れ筋の車種が変わると在庫が滞る。四半期の業績の振れも大きく、通期の予想は下方修正されることもあった。

創業家による支配

社長は創業者の子で、経営に創業家の影響が強い。配当は算式で決まるが、資本の使い方は創業家の判断になる。売上100億円を目指す長期ビジョンも、具体的な数字の道筋は示されていない。

今後の分かれ目

タイ工場が稼働し、北米向けの利益率が改善したら
営業利益率を引き上げ、楽観側へ確率を移す。
米国の販売会社が取引を縮小する、または自前のブランドに切り替えたら
数量を引き下げ、悲観側へ確率を寄せる。
アジアの合弁販売会社が黒字化し、海外の売上が2桁成長を続けたら
数量の伸びを上げ、中立の売上を引き上げる。
中国勢の低価格品が主要市場で急に広がったら
単価の伸びを下げ、やや悲観側へ確率を寄せる。
自社株買いや特別配当で現金を戻す方針が出たら
余った現金の戻り方を見直し、価値を引き上げる。

見ておくもの

  • 海外の売上と販売会社の黒字化
  • 営業利益率(直近の6%が戻るか)
  • タイ工場の稼働と米国の関税
  • 上位2社の販売先の動き
  • 中国勢との価格競争
  • 配当の算式と純現金の推移

倍率と資本コストの決め方

倍率は式の上限(ROE が k 以下の筋書きは 1÷k=12.1 倍)の7〜9割に置き、ROE が k を上回る楽観だけ RONIC 方式で出した。今の株価や同業の PER・PBR は使っていない。悲観側は純現金と売れる資産の税後を、今の自己資本に掛けた。土地の時価は開示がなく、帳簿を使った。純現金は運転資金と新工場の投資に使うので、余った現金としては分けなかった。新リース会計基準でBSの形が変わるが、数字は今と同じ形でそろえた。結果は今の値段をやや下回ったが、計算を株価に寄せる調整はしていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11.8→14.51 倍・やや楽観 PER 10.3→12.9 倍・中立 PER 9.7→12.9 倍・やや悲観 PBR 0.53→0.49 倍)。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%に quality +0.75% を足した8.25%。関税や中国勢の競争は k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.25% → 7.75%。

同じ業種(輸送用機器)の AI 分析

割安 トヨタ自動車7203 世界首位と関税逆風を同時に抱えるが、金融事業の厚みとマルチパスウェイが本質価値を支え、今の値段は割安 本質価値との差 +79.3% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 マツダ7261 単独で戦う中堅の車メーカー。関税で稼ぐ力は細るが、自己資本の4割弱という値段は低すぎ、割安とみる 本質価値との差 +71.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 三菱自動車工業7211 底にある利益が戻れば今の値段は安いが、利益率の低さと中国勢の追い上げで、戻る確度は高くない 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 スズキ7269 インド事業がシェア4割で稼ぎの柱、二輪も伸びるが中国EV勢の台頭と認証不正の再発が評価を重くし、今の値段はやや割安 本質価値との差 +62.4% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 河西工業7256 日産に半分を頼る内装部品の大手。直近の利益回復は鮮やかだが、借金が自己資本の3倍近く。株主の取り分は、再建が崩れるかどうかで大きく割れる 本質価値との差 +61.5% · 10 年 割安(年 +14.3%) 割安 モリタホールディングス6455 消防車の国内6割を握り、純現金も厚い堅実な会社。10年で見た本質価値は、今の時価総額を3割半ほど上回る 本質価値との差 +61.3% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 いすゞ自動車7202 国内トラック首位級とタイのピックアップ王者を併せ持つが、UD統合の実行とタイ・中国EV攻勢が綱引きする局面で、本質価値は今の値段より割安 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 本田技研工業7267 二輪と金融が稼ぎ四輪を支える構造。EV の戦略転換で初の最終赤字だが、二輪・金融の稼ぐ力から見れば今の値段はやや割安 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 日本プラスト7291 日産とホンダの2社頼みでハンドルとエアバッグを作る。自己資本の 4 分の 1 の値段だが、利益率の薄さと借入が割引の理由 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 デイトナ7228 バイク乗りの「あと付け」を企画して卸すファブレスの用品会社。国内の担い手は老いるが、品ぞろえと販売網の厚さで稼ぐ力は残り、中立で今の値段を上回る 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 東京ラヂエーター製造7235 トラック・建機のラジエーター専業。手元の現金が時価総額の4割に迫り、利益の質に比べて値段が低い会社だ 本質価値との差 +49.8% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 株式会社ファルテック7215 日産向けに偏る自動車の外装部品会社。利益は薄く先は読みにくいが、時価総額が自己資本の 2 割と低く、10 年の価値はやや上回る 本質価値との差 +47.9% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 日産自動車7201 自動車事業は本業で赤字、稼ぎ頭は販売金融。Re:Nissanの再建が進めば今の値段はやや割安だが、失敗すれば床も浅い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +14.0%) 割安 エフテック7212 ホンダ向けの足回り部品が北米に偏る低採算の会社。借金は時価総額の3倍超で、中立でも利益の薄さは変わりにくい 本質価値との差 +39.3% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 武蔵精密工業株式会社7220 ホンダ系の駆動部品会社。AI 向けキャパシタの当たり外れで 10 年後の姿が大きく分かれ、今の値段はその当たりを先取りしている 本質価値との差 +37.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 豊田合成株式会社7282 トヨタ系の安全部品大手。エアバッグの伸びは確かだが利益率は最高圏にあり、今の値段は織り込み済みでほぼ適正 本質価値との差 +36.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 ユニプレス株式会社5949 日産向けが約4分の3を占める車体プレスの大手。拠点の整理で身軽になったが、価値は日産の台数しだいで、安全域は厚くない 本質価値との差 +35.6% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 株式会社アイシン7259 AT(変速機)世界首位級のトヨタ系部品大手。トヨタ株の含み資産が下支えする一方、eAxleへの転換とAT収益化の成否が本質価値を左右する 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 安永7271 内燃機関の部品で稼ぐ中堅。足元の利益は上振れたが、EV 化と重い借入が先の価値を削る 本質価値との差 +31.7% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 ウェッズ7551 車のカスタムホイールの老舗卸。時価総額の7割が純現金だが、現金はトヨタ系の親会社の下にあり、価値は妥当圏に落ち着く 本質価値との差 +31.4% · 10 年 割安(年 +10.0%) やや割安 株式会社タチエス7239 日産・三菱・ホンダ向けのシート専業。利益率は回復途上で、顧客の偏りと買収の消化が10年の分かれ目になる 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 フタバ産業株式会社7241 トヨタ向けボデー・マフラーの部品メーカー。薄利でも今の値段に余裕はなく、EV化で排気系が縮む10年を見て、筆者は割高寄りと見る 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 トヨタ紡織株式会社3116 トヨタ系の座席・内装の大手。規模は大きいが利益率が薄く、値決め力の弱さと北米の赤字が10年の評価を決める 本質価値との差 +28.2% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 極東開発工業7226 架装で国内首位級だが、利益率の回復は物価を超えられず、独禁法の傷も残る。本質価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +28.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 新明和工業7224 防衛と自治体の底堅い需要で稼ぐ力は上がるが、資本コストを大きく超えず、今の値段はほぼ妥当な水準だ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 レシップホールディングス7213 バスの運賃箱と行先表示の老舗。新紙幣の特需は終わったが、米国の運賃収受が育ち、中立で今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ダイハツインフィニアース6023 船の発電エンジンと保守で稼ぐ堅い会社。ただ今の利益は受注の山にあり、10年で見ると値段は少し先取りしすぎ 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 株式会社デンソー6902 トヨタ系最大手の車載部品会社。電動化・ADAS半導体で成長を描くが、トヨタ株の巨額保有が下支えする一方、変革の実行速度が今の値段に見合うかが分かれ目 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 SUBARU7270 米国依存7割と関税が利益を直撃するが、厚い純現金と回復力を踏まえれば10年ではやや割安 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 GMB7214 補修用の駆動・冷却部品を世界に売る専業。電動ポンプへの切り替えが焦点だが、借入が重く、株主の取り分は薄い 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 日本車輌製造7102 JR東海の子会社として新幹線を造る堅い受注残があるが、利益は一時要因で膨らんでおり、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 株式会社ティラド7236 熱を逃がす部品の専業。利益率は歴史的な高さにあり、定着するかが分かれ目。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 内海造船7018 防衛とフェリーの造船所。今は好況の頂点で、積み上がる現金の使い道が焦点 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 株式会社東海理化電機製作所6995 スイッチ・シートベルトのトヨタ系部品会社。純現金は厚いが、車内の操作が画面に移れば主力が細る。稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ユニバンス7254 駆動系ユニットの専業。日産・フォード・ホンダの3社に頼り、利益は円安で嵩上げされている。厚い現金が下支えするが、10年の中立は今の値段並み 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ナンシン7399 キャスターと台車の老舗。時価総額とほぼ同じ現金を持つが、本業の利益率は2%台に沈み、現金も株主に戻らない。値段はおおむね見合っている 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ニッキ6042 芝刈り機のエンジン部品とガスの燃料装置の会社。本業は電動化で細り、工場用地の賃料が支え。やや割高 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 株式会社エッチ・ケー・エス7219 車好きに愛されるチューニングパーツの老舗。ブランドと手元資金は本物だが、電動化で市場が縮み、利益が薄く、値段はやや割高寄り 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 愛三工業株式会社7283 車の燃料ポンプで世界首位級の部品会社。エンジン車の縮小と、トヨタ頼みの値決めの弱さが10年の重しになる 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 トピー工業株式会社7231 トラック用ホイールと建機の足回りで国内首位。ただ利益率は薄く、構造改革が効いても稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段はその実力にほぼ見合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) 適正 日本精機株式会社7287 車のメーターとHUDの専業。二輪が稼ぎ、四輪は薄利。10月の東洋電装の買収で借金を背負い、払う値段に安全域は薄い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 ヨロズ7294 日産依存の足回り部品メーカー。減損で身軽にはなったが、稼ぐ力は資本コストに遠く、10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 株式会社村上開明堂7292 国内首位級の自動車ミラー専業。純現金は時価総額の半分に迫るが、稼ぐ力は10年かけても大きくは伸びず、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 田中精密工業7218 ホンダのエンジン部品で成り立つ小さな部品会社。電動化と値下げ要請の挟み撃ちで、帳簿の割安さは割り引いて見る 本質価値との差 +7.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 アスカ7227 車体のプレス部品が主力で、ロボットが利益の伸び役。借金が重く、10年の中立でも今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社ハイレックスコーポレーション7279 ケーブルの老舗からドア周りの総合部品会社へ。利益は長く薄いままだが、厚い純現金と保有株が値段を支える。構造改革の成否が分かれ目 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 株式会社今仙電機製作所7266 ホンダ・マツダ向けのシート機構部品。利益は薄いが時価総額の6割が純現金で、10年の評価は利益率が3%台から動くかで決まる 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ヤマハ発動機7272 二輪世界2位・船外機シェア4割を主軸に半導体装置が育つ複合企業。2025年はアウトドア車両の損失で急減益、今の値段は中期計画の実現を先取りしたやや割高な水準 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ムロコーポレーション7264 栃木の精密プレス専業。自己資本の 4 割弱という値段は資産の厚みを映すが、主力の内燃・変速機部品が細る分を電動化部品が補えるかが焦点で、稼ぐ力から見れば値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 プレス工業株式会社7246 トラックのフレームと車軸の専業。電動化でも残る部品で堅実だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 株式会社エフ・シー・シー7296 二輪クラッチ世界首位の安定した稼ぎ頭を持つが、四輪クラッチは電動化で縮む。現金は厚いが、稼ぐ力に見合う値段は今よりやや低いと見る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カネミツ7208 鋼板製プーリの専業で、現金は厚いが主力は電動化で縮む。ロボット部品などの新しい柱が穴を埋められるかが 10 年の分かれ目 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 テイ・エス テック株式会社7313 ホンダ向け自動車シートの専業。厚い現金が下値を支えるが、利益率の回復は北米次第で、顧客の偏りが重い 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 NITTAN6493 エンジンバルブで世界4位。ただ昨期の利益は山の水準で、株式化が見込まれる転換社債も重しになる 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 カヤバ株式会社7242 緩衝器と建機用油圧の二本柱。規模はあるが値決め力が弱く、利益の振れも大きい。10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 −6.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 エイケン工業株式会社7265 自動車の補修用フィルターに特化した堅実な会社。純現金も厚いが、電動化で需要が細り、卸大手への依存も高く、値段はやや割高 本質価値との差 −7.2% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 カーメイト7297 名の通ったカー用品のブランドと厚い現金を持つが、縮む市場と重い本社費で資本は眠ったまま 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 NOK株式会社7240 オイルシール世界首位級だが、基板が利益の足かせ。現金と持ち合い株が時価の3割近くを支え、事業そのものはやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.7%) やや割高 ミクニ7247 二輪とインドが支える燃料・吸気部品メーカー。四輪の電動化と借金が重く、中立でも今の時価総額を上回りにくい 本質価値との差 −10.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 盟和産業7284 トヨタ系の内装部品の2次の大手。資産は厚いが利益が薄く、10年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 川崎重工業7012 防衛費拡大の脇役に甘んじるが、実際に稼ぐのは二輪とロボット。名目と資本コスト 8.5% で測ると今の値段はやや割高で、潜水艦不正の後始末が振れ幅を左右する 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 日産車体7222 日産の車を組み立てる専業の子会社。九州の大型 SUV が稼ぐが、湘南の終了と戻りにくい現金を考えると、今の値段は割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 大同メタル工業株式会社7245 エンジン軸受で世界首位。電動化で本業は細るが、データセンター電源と船が穴を埋められるか。今の値段は割高 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社エクセディ7278 クラッチとトルクコンバータで世界シェア2割強。稼ぎ頭のATが電動化で縮む中、新事業が穴を埋めきれるかが分かれ目で、今の値段は先を楽に見すぎている 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 フジオーゼックス7299 エンジンバルブで国内首位級。無借金で稼ぐ力は安定しているが、内燃機関という事業の寿命が重く、10年の中立でも今の値段に届きにくい 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 シマノ7309 世界的な寡占の自転車部品メーカーだが、特需の反動とシェア防衛の値引きで利益は沈んでおり、今のPER45倍台は急な回復を見込みすぎで、今の値段は割高に見える 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 三桜工業6584 ブレーキ・燃料の配管で世界2位。だが利益は薄く借金は増えた。データセンター水冷が育たなければ今の値段は重い 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 TBK7277 トラック・バス用ブレーキの老舗。財務は堅いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の時価総額を超えにくい 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 ジャパンエンジンコーポレーション6016 舶用エンジンの堅い収益源を持つが、いまの利益は新造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −33.2% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 名村造船所7014 受注残は厚いが、いまの利益は造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −44.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 小田原機器7314 バスの運賃箱で国内2番手。更新の波で売上は大きく揺れ、利益率は薄い。10年の価値は今の時価総額の半分前後 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 近畿車輛7122 受注残は売上の約 3 年分あるが営業利益は赤字。見かけの純現金は前受金で、10 年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 阪神内燃機工業6018 内航船のエンジンで上位に立つ小さな会社。無借金で受注残も厚いが、稼ぐ力に対して値段が先走る 本質価値との差 −57.9% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 曙ブレーキ工業株式会社7238 ブレーキ専業。足元は改善するが、再生ファンドの出口と優先株の重しが残り、10年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −63.4% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ispace9348 月面輸送の先駆けだが、利益が出る前に増資と借入の返済が続く。今の株主に残る価値は小さく、今の値段は大きく割高と見る 本質価値との差 −64.4% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 リード6982 SUBARU頼みの小さな部品会社。受注は増えるが、借入が重く、赤字の歴史が長い。今の値段は先の回復を織り込みすぎだ 本質価値との差 −76.7% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 イクヨ7273 樹脂部品の老舗が、貴金属・暗号資産・河西工業株へと手を広げる。本業の稼ぎは薄く、今の値段は事業でなく期待が決めている 本質価値との差 −77.4% · 10 年 割高(年 −6.9%)

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読んだ資料

  1. テイン 有価証券報告書(2026年3月期)
  2. テイン 決算・予想(株予報)

分析日 2026-10-19