株譜
AI 銘柄分析 · 輸送用機器 · 試作

株式会社ムロコーポレーション 7264

栃木の精密プレス専業。自己資本の 4 割弱という値段は資産の厚みを映すが、主力の内燃・変速機部品が細る分を電動化部品が補えるかが焦点で、稼ぐ力から見れば値段は妥当かやや高い

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,390 円84 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,375 円83 億円差 +1.1%
10 年後から見ると 適正 価値 1,390 円84 億円 · 差 +1.1% · 期待の年率 +7.5%
期待の年率リターン(10 年)+7.5%資本コスト比 −1.0 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ムロコーポレーションは、ミクロン単位の精度が要る小物のプレス部品を、自動車メーカー 11 社をはじめ 200 社超に納める栃木の独立系だ。売上は 231 億円、営業利益は 12 億円。筆者の結論は、今の時価総額は資産の厚みに比べて安いが、稼ぐ力に照らせば妥当か、やや高いということだ。

安く見える理由は財務にある。自己資本比率は 75%、純現金は 52 億円で、時価総額は自己資本の 4 割弱だ。ただし利益が小さく、ROE(自己資本利益率)は 3% 台にとどまる。ためた利益が額面どおりの価値を持たないのは、この低い稼ぎ方のせいである。

本業の問題は、売上の約 6 割と推定される内燃機関・変速機・操舵まわりの部品が、EV 化で構造的に細ることだ。10 年後の中立では、この部分の数は 6 割まで減ると置いた。一方、電動化部品は 1.7 倍に伸びる。差し引きの営業利益は、物価を除けば今とほぼ同じ水準になる。

客先は値下げを求め続ける。物価は 3% 上がるのに、部品の値段は 2% 弱しか上がらないと見るのが現実的だ。経営は営業利益率 8% を掲げるが、過去 12 年で 8% を超えたのは 2016〜2019 年の 4 期だけである。

資本政策は保守的で、現金を抱え込む傾向が強い。余った現金の戻り方を 0.75 と置いても、10 年後の価値は今の時価総額に届かない。ただし悪い筋書きでも、純現金と有価証券が下支えするので、崖にはならない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、これは「安いが、安さの理由が本物の会社」と映る。時価総額は自己資本の 4 割弱で、現金は時価総額の 6 割ある。資産だけ見れば、確かに安全域は厚い。

問題は、資産が稼ぎに変わっていないことだ。自己資本 227 億円に対し、純利益は 7 億円にすぎない。バリュー投資家は、会社の持つ現金の額でなく、その現金を会社がどう使うかを見る。ムロは現金を貯めるが、使い方も返し方も明確でない。

本業の事業も、10 年後に今より強いとは言い切れない。主力の内燃・変速機部品は細り、電動化部品が穴を埋められるかは未知数だ。値決めの力は弱く、客先の値下げ要請は続く。

筆者は、この会社を「買って持ち続けたい事業」とは見ない。持つなら資産を理由に持つことになる。その場合、戻り方が決め手である。余った現金が株主に戻るか、買収や投資で消えるかで、価値は大きく変わる。

だから確信度は低めに置く。悪い筋書きでも純現金が床になる点は評価するが、中立で今の値段を上回る価値は出ない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心は、自動車向けの金属プレス部品だ。売上の 88.5% を占める。内燃機関まわり、自動変速機まわり、操舵・制御まわりの精密部品に、近年は自動車用電動化部品が加わった。精密せん断(刃物で切るのではなく、ずらさず抜く加工)と冷間鍛造(常温で鍛える成形)を使い、約 1.5 万種の部品を作ってきた実績がある。

有報は、内燃機関・変速機向けが主力だと明記している。内訳は開示がなく、筆者は内燃・変速機・操舵系が約 140 億円、電動化とその他の金属部品が約 65 億円と推定した。

顧客はトヨタ自動車が売上の 13.5% で最大だ。自動変速機大手のジヤトコからも表彰を受けている。特定の 1 社に頼らず、自動車メーカー 11 社を含む 200 社超と取引する独立系である。親会社はない。

ほかに樹脂関連が約 15 億円ある。自動車やカメラ向けの樹脂成形品と、医療機器・OA 機器向けのギア部品だ。金属と樹脂を組み合わせる複合部品を広げる方針である。

その他事業が約 11 億円ある。連続ねじ締め機、ねじ連綴体(ねじを帯状につないだ部品)、柑橘類の皮むき機を作る。自動車と景気の波が違う小さな事業で、利益率は本業より高い。

拠点は国内の烏山・清原・菰野の 3 工場と、米国・カナダ・ベトナム・インドネシア・タイ・中国の 7 か国・地域 16 拠点だ。連結従業員は約 1,060 人。中国の湖北拠点は収益改善が課題と会社自身が認めている。

優良さと弱いところ

優良さは中の下と見る。強みは技術の幅だ。ミクロン単位の精度と約 1.5 万種の部品実績は、客先が簡単に他社へ移せない理由になる。だが部品は 1 点ずつの金額が小さく、客先の調達部門が価格を決める。利益率が 5% 前後で動くのは、値決めの力が弱いことの裏返しだ。

過去 12 年の営業利益率は、2017 年 3 月期の 12.0% から 2023 年 3 月期の 1.9% まで振れた。景気や客先の生産台数の揺れが、そのまま利益に出る。直近は 5.3% まで戻ったが、これは回復であって新しい水準ではない。

財務は強い。自己資本比率は 75%、営業利益は支払利息の 24 倍をまかなう。借金は事業の脅威にならない。反面、資本の使い方は効率的とは言えない。投資有価証券約 20 億円と現金を抱え、ROE は過去 10 年の中央値が 5.8% だ。

経営は営業利益率 8% 以上を掲げ、電動化部品、複合部品、中国拠点の立て直し、自動化投資を課題に挙げる。数字の計画はなく、進み具合は外から測りにくい。研究開発費は年 1 億円足らずで、技術の厚みを買い足す力は大きくない。

政策保有株は 17 銘柄 20 億円と、自己資本の 1 割に満たない。保有意義が薄れたものは処分する方針だ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

自動車部品の需要は、完成車の生産台数と搭載される部品の点数で決まる。世界の新車販売は年 1 億台弱で、EV は乗用車の 4 分の 1 近い。日本ではハイブリッド中心の戦略が続き、EV の普及率は 3% に届いていない。

EV 化はムロの本業に二重にのしかかる。第 1 に、エンジンと変速機の部品点数が減る。EV の駆動部品は内燃より少なく、ムロが得意とする小さな精密部品の出番が減る。第 2 に、客先は電動化で増えたコストを部品の値下げで取り戻そうとする。

救いは、日系各社がハイブリッドを長く使うことだ。ハイブリッドはエンジンも変速機も残り、そこに電動化部品が加わる。筆者は、世界の内燃・変速機向け部品の数が 10 年で 3〜4 割減ると見る。急落でなく、緩やかな後退である。

価格は物価並みに上がらない。鋼板や樹脂の値上がりは転嫁できるが、加工費の部分には年 1〜2% の値下げ要請が残る。賃上げは止まらないので、利益率は価格の弱さと人件費の板挟みになる。

競争は国内外の中堅プレスメーカーと、客先の内製の両方だ。独立系のムロは、特定の系列に守られない代わりに、系列の親から資金や受注を引き出せない。トヨタ系の部品会社なら親が余った現金の戻し方を左右するが、ムロにはその親がいない。

分かれ目は、電動化部品が内燃の穴をどこまで埋めるかである。

資本政策と M&A

資本政策の軸は、安定配当と現金の厚みだ。配当性向は約 4 割で、直近の配当総額は 2.8 億円。減配はなく、続けると明記している。自社株買いの実績は確認できない。

現金は事業の運転資金と設備投資をまかなって、なお余る。純現金は 52 億円で、時価総額の 6 割に当たる。筆者は、事業に要らない分を約 25 億円と見る。戻り方は、配当は出すが自社株買いをしてこなかった点を考え、0.75 とした。

設備投資は年 8〜9 億円で、自己資金でまかなう。次期は国内 3 工場のプレス設備と表面処理設備に 8 億円強の計画だ。

M&A は目立たない。子会社 12 社は事業の補完が中心で、大型の買収は見当たらない。一方、時価総額が自己資本の 4 割弱の会社は、買収や再編の対象になりうる。親会社も大株主の支配も明確でなく、10 年のうちに買収や非公開化が起きる可能性を、筆者は無視できないと見る。

政策保有株は 17 銘柄 20 億円で、取締役会が毎年見直す。保有意義が薄れたものは処分する方針だ。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

自己資本の 4 割弱で買える会社に、純現金が時価総額の 6 割ある。事業の価値がゼロでも、現金と有価証券でほぼ元が取れる計算だ。下値は固い。

本業も悲観一色ではない。ハイブリッドは 10 年先も主流のひとつで、エンジンも変速機も残る。そこに電動化部品が加わるので、1 台あたりの部品金額はむしろ増える。ムロの精密せん断は、モーターまわりの小さな金属部品で出番がある。

営業利益は直近で 64% 増え、次期予想も 13 億円と増益だ。会社は営業利益率 8% を掲げ、中国拠点の赤字圧縮と自動化投資でコストを下げる。8% に届けば、純利益は今の 2 倍になる。

さらに、時価総額が自己資本の 4 割弱の会社は再編の標的になりやすい。支配株主が明確でなく、買われるなら今の値段を大きく上回る可能性がある。10 年のうちにそれが起きる確率は 2 割を超える。

配当も増える余地がある。配当性向は約 4 割で、利益が倍になれば配当もほぼ倍になる。株主に戻る額が増えるだけで、価値が上がる理由として十分である。

慎重な見方

安いのには理由がある。10 年の平均 ROE は 6% を割り、資本コストを大きく下回る。ためた現金は、株主にとって額面どおりの価値を持たない。使い方を決めるのは経営で、少数株主ではない。

主力の内燃・変速機部品は、EV 化で構造的に減る。電動化部品が伸びても、新しい分野では系列の大手に有利で、独立系の中小は受注を取り切れない。取れても客先は値下げを求める。

物価は 3% 上がるが、部品の値段は 2% に届かない。賃上げが続けば、利益率は上がらず、むしろ削られる。営業利益率 8% は、過去 12 年のうち 4 期しか達成していない。

中国拠点は収益改善が課題のまま長く残る。見込み生産の比率が高く、需要が外れれば在庫が利益を食う。現金があるからといって、事業が稼げない問題は消えない。

最後に、再編への期待は根拠が薄い。買収の確率が高くても、買い手が自己資本の 4 割弱の値段で買う理由は、現金を取り込めるからであって、事業の価値を認めるからではない。

どちらに重みを置いたか

資産の安全域は本物だが、稼ぐ力は資本コストに届かない。この 2 点を重く見て、確率は中立に厚く置き、悪い側にやや寄せた。電動化部品の成否が見えるまでは、強気の根拠の中心は資産であり、事業ではない。余った現金の戻り方を 0.75 と置いた点も、価値を押し下げている。悪い側に寄せた分、楽観の取り分は小さくなったが、床が固いので悲観の確率も重ねて引き上げなかった。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 2,239 円135 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 601 円36 億円)。 今の値に割り戻すと 1,390 円84 億円、今との差 +1.1%、 期待の年率 +7.5%(資本コスト 8.5%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 6% 4,134 円250 億円 1,010 円61 億円 +274.1% +14.1% 309 円19 億円
やや楽観 20% 3,259 円197 億円 804 円49 億円 +195.5% +11.4% 813 円49 億円
中立 36% 2,493 円151 億円 647 円39 億円 +128.4% +8.6% 1,131 円68 億円
やや悲観 24% 1,333 円81 億円 450 円27 億円 +29.7% +2.6% 428 円26 億円
悲観 14% 866 円52 億円 278 円17 億円 −16.8% −1.8% 160 円10 億円
加重平均100% 2,239 円135 億円601 円36 億円 +106.5% +7.5% 2,840 円172 億円

今の株価時価総額 1,375 円83 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 6% 楽観:HEV 主体で内燃の縮みが緩み、電動化部品が本格化 利益 20 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 4,134 円250 億円

日系各社がハイブリッド中心の戦略を続け、内燃・変速機向けの数は今の 8 割を保つ。電動化部品は 2.2 倍に伸び、モーターまわりの精密部品で新しい客先を取る。値下げ要請は転嫁で相殺でき、営業利益率は 7% 台後半まで上がる。

営業利益は 27 億円、純利益は 20 億円に達する。中国拠点の黒字化と自動化投資がコスト削減に効き、会社が掲げる 8% に近づく。

配当性向は 4 割台半ばで、配当は今の 3 倍近くになる。ただし条件が重なる必要がある。独立系の中小が、ここまで電動化の波に乗れる例は少ない。M&A では、電動化に強い小さな部品会社を買い足す動きも出る。

  • 内燃機関・変速機・操舵系のプレス部品:数量 560(搭載車両台数換算(万台))× 価格 2,440(1 台あたり納入額(円))→ 売上 137 億円・営業利益 6 億円。数は 8 割残り、値下げは転嫁で相殺
  • 電動化部品・その他金属プレス部品:数量 715(搭載車両台数換算(万台))× 価格 2,560(1 台あたり納入額(円))→ 売上 183 億円・営業利益 17 億円。電動化部品が 2.2 倍
  • 樹脂関連部品:数量 3.3(納入個数(億個))× 価格 6.60(1 個あたり単価(円))→ 売上 22 億円・営業利益 1 億円。複合部品が伸びる
  • 連続ねじ締め機ほか:数量 2,200(販売台数(台))× 価格 80(1 台あたり平均価格(万円))→ 売上 18 億円・営業利益 3 億円。海外拡販が進む

倍率:事業の純利益 20 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.1% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍 + 余った現金(戻り方込み)19 億円。全体の PER 11.76 倍、時価総額 250 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:日系各社がハイブリッド戦略を続け、さらに電動化部品の新規受注が取れる必要がある。条件が重なるので 6% にとどめた。

やや楽観 20% やや楽観:内燃は 65% に減り、電動化部品が穴を埋める 利益 16 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 3,259 円197 億円

内燃・変速機の数は 65% に減るが、電動化部品が 1.9 倍に伸びて穴を埋める。営業利益率は 6% 台を保ち、営業利益は 20 億円、純利益は 15 億円台になる。

値下げ要請は続くが、原材料の転嫁と自動化で粗利は守る。樹脂関連の複合部品も少しずつ伸びる。電動化部品では、モーターまわりの小さな金属部品の受注が積み上がり、新しい客先が 2〜3 社加わる。

利益の伸びは物価に追いつく程度で、実質では緩やかな増加だ。現金は配当のあとも増えていく。

客先ではトヨタとジヤトコ向けの比率が高まり、複数年の受注が定着する。中国拠点は赤字を脱し、全体の足を引っ張らなくなる。

  • 内燃機関・変速機・操舵系のプレス部品:数量 455(搭載車両台数換算(万台))× 価格 2,400(1 台あたり納入額(円))→ 売上 109 億円・営業利益 4 億円。数は 65%
  • 電動化部品・その他金属プレス部品:数量 620(搭載車両台数換算(万台))× 価格 2,500(1 台あたり納入額(円))→ 売上 155 億円・営業利益 13 億円。電動化部品が 1.9 倍
  • 樹脂関連部品:数量 3.1(納入個数(億個))× 価格 6.50(1 個あたり単価(円))→ 売上 20 億円・営業利益 1 億円。横ばい
  • 連続ねじ締め機ほか:数量 2,000(販売台数(台))× 価格 80(1 台あたり平均価格(万円))→ 売上 16 億円・営業利益 2 億円

倍率:事業の純利益 15 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.7% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍 + 余った現金(戻り方込み)19 億円。全体の PER 11.76 倍、時価総額 197 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:電動化部品が穴をほぼ埋める筋書き。ムロの技術が評価されれば十分ありうるので 20% とした。

中立 36% 中立:内燃は 6 割に減り、電動化部品が穴を埋めて利益は物価並み 利益 12 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 2,493 円151 億円

内燃・変速機・操舵系の数は 10 年で 6 割に減る。電動化部品は 1.7 倍に伸びるが、新しい分野で客先の値下げ要請が強く、利益率は内燃より少し高い程度にとどまる。営業利益は 16 億円、利益率は 6% 弱だ。

物価の上昇に価格が追いつかない分は、自動化で埋める。純利益は 11〜12 億円で、物価を除けば今とほぼ同じ水準になる。

配当は利益に合わせて増え、現金は少しずつ積み上がる。中立は大きな成長でも崩れでもなく、緩やかな後退を電動化で止める姿である。

内燃系の価格は、加工費の値下げ要請を受けて物価の 1.34 倍に届かず 1.20 倍にとどまる。電動化系は 1.25 倍、樹脂系は 1.30 倍と置いた。人件費は物価並みに上がるので、利益率の伸びは小さい。

  • 内燃機関・変速機・操舵系のプレス部品:数量 420(搭載車両台数換算(万台))× 価格 2,400(1 台あたり納入額(円))→ 売上 101 億円・営業利益 3 億円。数は 6 割、値下げ要請を織り込む
  • 電動化部品・その他金属プレス部品:数量 550(搭載車両台数換算(万台))× 価格 2,500(1 台あたり納入額(円))→ 売上 138 億円・営業利益 10 億円。電動化部品が 1.7 倍
  • 樹脂関連部品:数量 3.0(納入個数(億個))× 価格 6.50(1 個あたり単価(円))→ 売上 20 億円・営業利益 1 億円。横ばい
  • 連続ねじ締め機ほか:数量 1,900(販売台数(台))× 価格 80(1 台あたり平均価格(万円))→ 売上 15 億円・営業利益 2 億円

倍率:事業の純利益 11 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.4% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍 + 余った現金(戻り方込み)19 億円。全体の PER 11.76 倍、時価総額 150 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:業界のノートの中心的な見方(EV 比率が 4〜5 割へ)に沿い、内燃の数は 6 割に減る。もっとも重みを置く筋書きで 36%。

やや悲観 24% やや悲観:内燃が 4 割台に細り、値下げ要請で電動化の利益も薄い 利益 7 億円 · PER 7.5 倍 · 株価時価総額 1,333 円81 億円

内燃・変速機の数は 45% まで減り、電動化部品は 1.2 倍にとどまる。新しい分野で系列の大手に受注を取られ、値下げ要請で利益率も 3% 台に沈む。

営業利益は 9 億円、純利益は 6〜7 億円と、今とほぼ変わらない水準で横ばう。物価で名目の売上が膨らんでも、人件費と値下げで利益は残らない。

中国拠点の改善も遅れ、見込み生産の在庫評価損が時々出る。配当は維持できるが、増配の余地は小さい。

現金は事業の穴埋めと中国拠点のてこ入れに一部使われ、余った現金の積み上がりは遅れる。やや悲観の筋書きでは、純現金が 4 分の 3 に目減りする前提で価値を置く。

  • 内燃機関・変速機・操舵系のプレス部品:数量 315(搭載車両台数換算(万台))× 価格 2,300(1 台あたり納入額(円))→ 売上 73 億円・営業利益 1 億円。数は 45%
  • 電動化部品・その他金属プレス部品:数量 390(搭載車両台数換算(万台))× 価格 2,400(1 台あたり納入額(円))→ 売上 94 億円・営業利益 6 億円。電動化が伸びきらない
  • 樹脂関連部品:数量 2.8(納入個数(億個))× 価格 6.20(1 個あたり単価(円))→ 売上 17 億円・営業利益 1 億円
  • 連続ねじ締め機ほか:数量 1,700(販売台数(台))× 価格 77(1 台あたり平均価格(万円))→ 売上 13 億円・営業利益 1 億円

倍率:PER 7.5 倍。利益が横ばいで ROE は 3% 台。構造的な負けに近づく筋書きなので、上限の 7 割を超えて引き上げない。

確率:独立系の中小は新しい分野の受注で不利で、値下げ要請も続く。過去の利益率の振れ幅から見て 24% とした。

悲観 14% 悲観:内燃が 3 割に崩れ、電動化へ移れず値下げ要請だけが残る 利益 3 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 866 円52 億円

内燃・変速機向けが 3 割まで崩れ、電動化へ移れない。固定費は残り、内燃系の利益はゼロ近くまで落ちる。電動化部品の受注は取り切れず、値下げ要請だけが残る。

営業利益は 3 億円に縮み、純利益は 2〜3 億円になる。構造的に収益力を失った専業部品メーカーの姿である。

値段は、純現金と有価証券という床が支える。事業の稼ぐ力ではなく、資産の価値で測られる。減損も一部出る前提で、自己資本は今より減る。

中国拠点の撤退や、内燃系の工場の統廃合の費用が一度に出る。配当は減らされ、自社株買いの余力はない。それでも財務に傷は残らず、再編の対象としての魅力が下限を支える。

  • 内燃機関・変速機・操舵系のプレス部品:数量 210(搭載車両台数換算(万台))× 価格 2,200(1 台あたり納入額(円))→ 売上 46 億円・営業利益 0 億円。数は 3 割、固定費を吸収できない
  • 電動化部品・その他金属プレス部品:数量 260(搭載車両台数換算(万台))× 価格 2,240(1 台あたり納入額(円))→ 売上 58 億円・営業利益 2 億円。受注を取り切れない
  • 樹脂関連部品:数量 2.3(納入個数(億個))× 価格 5.80(1 個あたり単価(円))→ 売上 13 億円・営業利益 0 億円
  • 連続ねじ締め機ほか:数量 1,500(販売台数(台))× 価格 72(1 台あたり平均価格(万円))→ 売上 11 億円・営業利益 1 億円

倍率:PBR 0.23 倍を今の自己資本に掛けた。純現金に戻り方 0.75 を掛けた約 39 億円と投資有価証券の税後を足した床の資産約 55 億円に近い。稼ぐ力は純利益 2〜3 億円で、床を上回らない。

確率:転換に失敗した専業部品メーカーの構造的な負け。純現金が床になるので崖ではないが、起こりうる筋書きとして 14%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

内燃機関・変速機・操舵系のプレス部品

エンジン・自動変速機・操舵まわりの精密プレス部品。売上の約 6 割と推定する本業で、EV 化で数が減る側。

数量搭載車両台数換算(万台)価格1 台あたり納入額(円)売上営業利益
今 2026/03 700 2,000 140 5
10 年後 中立 420 2,400 101 3

取り方:金属関連部品の売上 205 億円のうち、内燃機関・変速機・操舵系を約 140 億円と推定(有報は内燃・変速機向けが主力と記すが内訳は非開示)。搭載車両台数換算 700 万台と 1 台あたり 2 千円という推定で置いた。営業利益率は会社全体 5.3% と電動化系の高さから逆算せず、客先の値下げ圧力を見て 3.6% と置いた。

電動化部品・その他金属プレス部品

ハイブリッド・EV 向けの電動化部品と、駆動方式に左右されにくいプレス部品。伸びる側。

数量搭載車両台数換算(万台)価格1 台あたり納入額(円)売上営業利益
今 2026/03 325 2,000 65 5
10 年後 中立 550 2,500 138 10

取り方:金属関連部品の残り約 65 億円(推定)。有報は「自動車用電動化部品」を金属事業の第 1 の柱に挙げる。台数換算 325 万台、1 台 2 千円の推定。営業利益率は精密せん断の付加価値が乗るため 8% と置いた。

樹脂関連部品

自動車・カメラ向けの樹脂成形部品、医療機器・OA 機器向けのギア部品。樹脂と金属の複合部品を広げる。

数量納入個数(億個)価格1 個あたり単価(円)売上営業利益
今 2026/03 3.0 5.00 15 1
10 年後 中立 3.0 6.50 20 1

取り方:有報の売上 15.1 億円。個数 3 億個、単価は 1 個あたり数円の推定(5.0)。営業利益率は会社全体より低い 4.7% と置いた。

連続ねじ締め機ほか

連続ねじ締め機、ねじ連綴体、柑橘類の皮むき機。自動車に左右されない小さな事業。

数量販売台数(台)価格1 台あたり平均価格(万円)売上営業利益
今 2026/03 1,900 60 11 2
10 年後 中立 1,900 80 15 2

取り方:有報の売上 11.4 億円。ねじ連綴体などの消耗品を含むため台数・単価は推定(1,900 台相当、60 万円)。営業利益率は 14% と置いた。

リスクと懸念

EV 化で主力の部品が細る

売上の約 6 割と推定される内燃・変速機・操舵系の部品は、EV の普及で点数が減る。10 年で 4 割減っても電動化部品が追いつかなければ、固定費を吸収できず利益率が崩れる。

客先の値下げ要請

部品の値決めは客先の調達部門が握る。物価が 3% 上がっても、加工費部分の値下げ要請が年 1〜2% 残る。賃上げと原材料の転嫁の遅れが重なると、利益率が 3% 台まで落ちる。

完成車の生産に連動

トヨタが 13.5% で最大だが、販売は他の自動車メーカーを含めて完成車の生産台数に直結する。2023 年 3 月期には営業利益率が 1.9% まで落ちた。見込み生産の比率が高く、在庫の評価損も出やすい。

中国拠点の収益

中国の湖北拠点は収益改善が課題と会社が認める。中国の自動車メーカーが部品を内製や現地調達に寄せると、赤字の固定費だけが残る。撤退や減損の可能性も残る。

現金の使い方が見えない

純現金 52 億円と有価証券 20 億円を抱えるが、自社株買いの実績はなく、使途の方針も具体的でない。買収に使われて価値を損なう可能性も、株主に戻る可能性もある。

人手と自動化投資

製造の現場は人手に依存し、人材確保と働き方の見直しが課題に挙がる。自動化投資は進めているが、人件費の上昇が価格の弱さと重なると利益が削られる。

今後の分かれ目

電動化部品の売上が 2028 年 3 月期までに 100 億円を超える
中立の電動化の伸びを 1.7 倍から 2 倍以上に上げ、やや楽観に重みを移す。
営業利益率が 2 年続けて 7% を超える
8% の目標が現実味を帯び、中立の利益率を上方に直す。コスト削減の持続性を確かめる。
自社株買いや増配など、現金の具体的な還元方針が出る
余った現金の戻り方を 1.0 に近づけ、価値が 5 億円ほど上がる。
内燃・変速機向けの売上が 3 年で 15% を超えて減る
慎重な見方が強まり、やや悲観・悲観に重みを寄せる。固定費の削減が追いつくかを見る。
買収の提案や大株主の動きが出る
時価総額が自己資本の 4 割弱のため、価格の上振れ余地が大きい。ただし買い手の条件次第。

見ておくもの

  • 電動化部品の売上と、内燃・変速機向けの売上の推移
  • 営業利益率(8% の目標への進み具合)
  • 中国拠点の収益と構造改革の有無
  • 純現金の水準と、自社株買い・増配の方針
  • トヨタ・ジヤトコ向けの受注の動き
  • 投資有価証券の売却の進み具合

倍率と資本コストの決め方

倍率は式から置いた。ROE が k 未満なので PER の上限は 1÷k の 11.1 倍で、中立はその約 7 割強。今の株価や過去の PER・PBR は使っていない。今の時価総額は自己資本の 4 割弱と安いが、安さは ROE の低さの結果であり、中立の価値を押し上げる根拠にしていない。新リース会計基準は家賃の負担が小さい製造業のため影響は小さく、10 年後の数字は今と同じ形で置いた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 9→11.76 倍・やや楽観 PER 8.5→11.76 倍・中立 PER 8→11.76 倍)。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +1.5% を足して 9.0%。内燃機関の縮みは k の寿命と数量で扱い、筋書きでは二重に引かない。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.00% → 8.50%。

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割安 トヨタ自動車7203 世界首位と関税逆風を同時に抱えるが、金融事業の厚みとマルチパスウェイが本質価値を支え、今の値段は割安 本質価値との差 +79.3% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 マツダ7261 単独で戦う中堅の車メーカー。関税で稼ぐ力は細るが、自己資本の4割弱という値段は低すぎ、割安とみる 本質価値との差 +71.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 三菱自動車工業7211 底にある利益が戻れば今の値段は安いが、利益率の低さと中国勢の追い上げで、戻る確度は高くない 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 スズキ7269 インド事業がシェア4割で稼ぎの柱、二輪も伸びるが中国EV勢の台頭と認証不正の再発が評価を重くし、今の値段はやや割安 本質価値との差 +62.4% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 河西工業7256 日産に半分を頼る内装部品の大手。直近の利益回復は鮮やかだが、借金が自己資本の3倍近く。株主の取り分は、再建が崩れるかどうかで大きく割れる 本質価値との差 +61.5% · 10 年 割安(年 +14.3%) 割安 モリタホールディングス6455 消防車の国内6割を握り、純現金も厚い堅実な会社。10年で見た本質価値は、今の時価総額を3割半ほど上回る 本質価値との差 +61.3% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 いすゞ自動車7202 国内トラック首位級とタイのピックアップ王者を併せ持つが、UD統合の実行とタイ・中国EV攻勢が綱引きする局面で、本質価値は今の値段より割安 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 本田技研工業7267 二輪と金融が稼ぎ四輪を支える構造。EV の戦略転換で初の最終赤字だが、二輪・金融の稼ぐ力から見れば今の値段はやや割安 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 日本プラスト7291 日産とホンダの2社頼みでハンドルとエアバッグを作る。自己資本の 4 分の 1 の値段だが、利益率の薄さと借入が割引の理由 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 デイトナ7228 バイク乗りの「あと付け」を企画して卸すファブレスの用品会社。国内の担い手は老いるが、品ぞろえと販売網の厚さで稼ぐ力は残り、中立で今の値段を上回る 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 東京ラヂエーター製造7235 トラック・建機のラジエーター専業。手元の現金が時価総額の4割に迫り、利益の質に比べて値段が低い会社だ 本質価値との差 +49.8% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 株式会社ファルテック7215 日産向けに偏る自動車の外装部品会社。利益は薄く先は読みにくいが、時価総額が自己資本の 2 割と低く、10 年の価値はやや上回る 本質価値との差 +47.9% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 日産自動車7201 自動車事業は本業で赤字、稼ぎ頭は販売金融。Re:Nissanの再建が進めば今の値段はやや割安だが、失敗すれば床も浅い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +14.0%) 割安 エフテック7212 ホンダ向けの足回り部品が北米に偏る低採算の会社。借金は時価総額の3倍超で、中立でも利益の薄さは変わりにくい 本質価値との差 +39.3% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 武蔵精密工業株式会社7220 ホンダ系の駆動部品会社。AI 向けキャパシタの当たり外れで 10 年後の姿が大きく分かれ、今の値段はその当たりを先取りしている 本質価値との差 +37.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 豊田合成株式会社7282 トヨタ系の安全部品大手。エアバッグの伸びは確かだが利益率は最高圏にあり、今の値段は織り込み済みでほぼ適正 本質価値との差 +36.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 ユニプレス株式会社5949 日産向けが約4分の3を占める車体プレスの大手。拠点の整理で身軽になったが、価値は日産の台数しだいで、安全域は厚くない 本質価値との差 +35.6% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 株式会社アイシン7259 AT(変速機)世界首位級のトヨタ系部品大手。トヨタ株の含み資産が下支えする一方、eAxleへの転換とAT収益化の成否が本質価値を左右する 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 安永7271 内燃機関の部品で稼ぐ中堅。足元の利益は上振れたが、EV 化と重い借入が先の価値を削る 本質価値との差 +31.7% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 ウェッズ7551 車のカスタムホイールの老舗卸。時価総額の7割が純現金だが、現金はトヨタ系の親会社の下にあり、価値は妥当圏に落ち着く 本質価値との差 +31.4% · 10 年 割安(年 +10.0%) やや割安 株式会社タチエス7239 日産・三菱・ホンダ向けのシート専業。利益率は回復途上で、顧客の偏りと買収の消化が10年の分かれ目になる 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 フタバ産業株式会社7241 トヨタ向けボデー・マフラーの部品メーカー。薄利でも今の値段に余裕はなく、EV化で排気系が縮む10年を見て、筆者は割高寄りと見る 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 トヨタ紡織株式会社3116 トヨタ系の座席・内装の大手。規模は大きいが利益率が薄く、値決め力の弱さと北米の赤字が10年の評価を決める 本質価値との差 +28.2% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 極東開発工業7226 架装で国内首位級だが、利益率の回復は物価を超えられず、独禁法の傷も残る。本質価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +28.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 新明和工業7224 防衛と自治体の底堅い需要で稼ぐ力は上がるが、資本コストを大きく超えず、今の値段はほぼ妥当な水準だ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 レシップホールディングス7213 バスの運賃箱と行先表示の老舗。新紙幣の特需は終わったが、米国の運賃収受が育ち、中立で今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ダイハツインフィニアース6023 船の発電エンジンと保守で稼ぐ堅い会社。ただ今の利益は受注の山にあり、10年で見ると値段は少し先取りしすぎ 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 株式会社デンソー6902 トヨタ系最大手の車載部品会社。電動化・ADAS半導体で成長を描くが、トヨタ株の巨額保有が下支えする一方、変革の実行速度が今の値段に見合うかが分かれ目 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 SUBARU7270 米国依存7割と関税が利益を直撃するが、厚い純現金と回復力を踏まえれば10年ではやや割安 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 GMB7214 補修用の駆動・冷却部品を世界に売る専業。電動ポンプへの切り替えが焦点だが、借入が重く、株主の取り分は薄い 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 日本車輌製造7102 JR東海の子会社として新幹線を造る堅い受注残があるが、利益は一時要因で膨らんでおり、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 株式会社ティラド7236 熱を逃がす部品の専業。利益率は歴史的な高さにあり、定着するかが分かれ目。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 内海造船7018 防衛とフェリーの造船所。今は好況の頂点で、積み上がる現金の使い道が焦点 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 株式会社東海理化電機製作所6995 スイッチ・シートベルトのトヨタ系部品会社。純現金は厚いが、車内の操作が画面に移れば主力が細る。稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ユニバンス7254 駆動系ユニットの専業。日産・フォード・ホンダの3社に頼り、利益は円安で嵩上げされている。厚い現金が下支えするが、10年の中立は今の値段並み 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ナンシン7399 キャスターと台車の老舗。時価総額とほぼ同じ現金を持つが、本業の利益率は2%台に沈み、現金も株主に戻らない。値段はおおむね見合っている 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ニッキ6042 芝刈り機のエンジン部品とガスの燃料装置の会社。本業は電動化で細り、工場用地の賃料が支え。やや割高 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 株式会社エッチ・ケー・エス7219 車好きに愛されるチューニングパーツの老舗。ブランドと手元資金は本物だが、電動化で市場が縮み、利益が薄く、値段はやや割高寄り 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 愛三工業株式会社7283 車の燃料ポンプで世界首位級の部品会社。エンジン車の縮小と、トヨタ頼みの値決めの弱さが10年の重しになる 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 トピー工業株式会社7231 トラック用ホイールと建機の足回りで国内首位。ただ利益率は薄く、構造改革が効いても稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段はその実力にほぼ見合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) 適正 日本精機株式会社7287 車のメーターとHUDの専業。二輪が稼ぎ、四輪は薄利。10月の東洋電装の買収で借金を背負い、払う値段に安全域は薄い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 ヨロズ7294 日産依存の足回り部品メーカー。減損で身軽にはなったが、稼ぐ力は資本コストに遠く、10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 株式会社村上開明堂7292 国内首位級の自動車ミラー専業。純現金は時価総額の半分に迫るが、稼ぐ力は10年かけても大きくは伸びず、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 田中精密工業7218 ホンダのエンジン部品で成り立つ小さな部品会社。電動化と値下げ要請の挟み撃ちで、帳簿の割安さは割り引いて見る 本質価値との差 +7.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 アスカ7227 車体のプレス部品が主力で、ロボットが利益の伸び役。借金が重く、10年の中立でも今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社ハイレックスコーポレーション7279 ケーブルの老舗からドア周りの総合部品会社へ。利益は長く薄いままだが、厚い純現金と保有株が値段を支える。構造改革の成否が分かれ目 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 株式会社今仙電機製作所7266 ホンダ・マツダ向けのシート機構部品。利益は薄いが時価総額の6割が純現金で、10年の評価は利益率が3%台から動くかで決まる 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ヤマハ発動機7272 二輪世界2位・船外機シェア4割を主軸に半導体装置が育つ複合企業。2025年はアウトドア車両の損失で急減益、今の値段は中期計画の実現を先取りしたやや割高な水準 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 プレス工業株式会社7246 トラックのフレームと車軸の専業。電動化でも残る部品で堅実だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 株式会社エフ・シー・シー7296 二輪クラッチ世界首位の安定した稼ぎ頭を持つが、四輪クラッチは電動化で縮む。現金は厚いが、稼ぐ力に見合う値段は今よりやや低いと見る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 テイン7217 車高調の専業メーカー。純現金があり堅実だが、利益率は戻り切らず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 カネミツ7208 鋼板製プーリの専業で、現金は厚いが主力は電動化で縮む。ロボット部品などの新しい柱が穴を埋められるかが 10 年の分かれ目 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 テイ・エス テック株式会社7313 ホンダ向け自動車シートの専業。厚い現金が下値を支えるが、利益率の回復は北米次第で、顧客の偏りが重い 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 NITTAN6493 エンジンバルブで世界4位。ただ昨期の利益は山の水準で、株式化が見込まれる転換社債も重しになる 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 カヤバ株式会社7242 緩衝器と建機用油圧の二本柱。規模はあるが値決め力が弱く、利益の振れも大きい。10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 −6.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 エイケン工業株式会社7265 自動車の補修用フィルターに特化した堅実な会社。純現金も厚いが、電動化で需要が細り、卸大手への依存も高く、値段はやや割高 本質価値との差 −7.2% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 カーメイト7297 名の通ったカー用品のブランドと厚い現金を持つが、縮む市場と重い本社費で資本は眠ったまま 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 NOK株式会社7240 オイルシール世界首位級だが、基板が利益の足かせ。現金と持ち合い株が時価の3割近くを支え、事業そのものはやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.7%) やや割高 ミクニ7247 二輪とインドが支える燃料・吸気部品メーカー。四輪の電動化と借金が重く、中立でも今の時価総額を上回りにくい 本質価値との差 −10.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 盟和産業7284 トヨタ系の内装部品の2次の大手。資産は厚いが利益が薄く、10年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 川崎重工業7012 防衛費拡大の脇役に甘んじるが、実際に稼ぐのは二輪とロボット。名目と資本コスト 8.5% で測ると今の値段はやや割高で、潜水艦不正の後始末が振れ幅を左右する 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 日産車体7222 日産の車を組み立てる専業の子会社。九州の大型 SUV が稼ぐが、湘南の終了と戻りにくい現金を考えると、今の値段は割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 大同メタル工業株式会社7245 エンジン軸受で世界首位。電動化で本業は細るが、データセンター電源と船が穴を埋められるか。今の値段は割高 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社エクセディ7278 クラッチとトルクコンバータで世界シェア2割強。稼ぎ頭のATが電動化で縮む中、新事業が穴を埋めきれるかが分かれ目で、今の値段は先を楽に見すぎている 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 フジオーゼックス7299 エンジンバルブで国内首位級。無借金で稼ぐ力は安定しているが、内燃機関という事業の寿命が重く、10年の中立でも今の値段に届きにくい 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 シマノ7309 世界的な寡占の自転車部品メーカーだが、特需の反動とシェア防衛の値引きで利益は沈んでおり、今のPER45倍台は急な回復を見込みすぎで、今の値段は割高に見える 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 三桜工業6584 ブレーキ・燃料の配管で世界2位。だが利益は薄く借金は増えた。データセンター水冷が育たなければ今の値段は重い 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 TBK7277 トラック・バス用ブレーキの老舗。財務は堅いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の時価総額を超えにくい 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 ジャパンエンジンコーポレーション6016 舶用エンジンの堅い収益源を持つが、いまの利益は新造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −33.2% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 名村造船所7014 受注残は厚いが、いまの利益は造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −44.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 小田原機器7314 バスの運賃箱で国内2番手。更新の波で売上は大きく揺れ、利益率は薄い。10年の価値は今の時価総額の半分前後 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 近畿車輛7122 受注残は売上の約 3 年分あるが営業利益は赤字。見かけの純現金は前受金で、10 年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 阪神内燃機工業6018 内航船のエンジンで上位に立つ小さな会社。無借金で受注残も厚いが、稼ぐ力に対して値段が先走る 本質価値との差 −57.9% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 曙ブレーキ工業株式会社7238 ブレーキ専業。足元は改善するが、再生ファンドの出口と優先株の重しが残り、10年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −63.4% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ispace9348 月面輸送の先駆けだが、利益が出る前に増資と借入の返済が続く。今の株主に残る価値は小さく、今の値段は大きく割高と見る 本質価値との差 −64.4% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 リード6982 SUBARU頼みの小さな部品会社。受注は増えるが、借入が重く、赤字の歴史が長い。今の値段は先の回復を織り込みすぎだ 本質価値との差 −76.7% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 イクヨ7273 樹脂部品の老舗が、貴金属・暗号資産・河西工業株へと手を広げる。本業の稼ぎは薄く、今の値段は事業でなく期待が決めている 本質価値との差 −77.4% · 10 年 割高(年 −6.9%)

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読んだ資料

  1. ムロコーポレーション 有価証券報告書(第 69 期)
  2. ムロコーポレーション 会社情報

分析日 2026-10-19