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イクヨ 7273

樹脂部品の老舗が、貴金属・暗号資産・河西工業株へと手を広げる。本業の稼ぎは薄く、今の値段は事業でなく期待が決めている

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)125 円36 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)551 円161 億円差 −77.4%
10 年後から見ると 割高 価値 125 円36 億円 · 差 −77.4% · 期待の年率 −6.9%
期待の年率リターン(10 年)−6.9%資本コスト比 −15.9 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

イクヨは、車のバンパーやラジエーターグリルなどの樹脂部品をつくる老舗の部品メーカーだ。この2年で姿が大きく変わった。貴金属の買取会社、アルミダイカストの会社、デジタルアセット証券を相次いで買い、暗号資産のマイニングにも乗り出した。さらに河西工業の株を買い進めている。筆者の結論は、今の値段は事業の稼ぐ力に対して大幅に高く、割高というものだ。

2026年3月期の売上は301億円と前年の1.7倍になったが、営業利益は5億円、利益率は1.8%にすぎない。純利益28億円は、一度きりの特別利益が押し上げた数字だ。本業の稼ぎはその1割にも届かない。2027年3月期の第1四半期は、営業損失5億円と赤字に戻った。

伸びた売上の大半は、利ざやの薄い貴金属の売買が占めると見る。自動車部品の本業は、利益率が過去10年で0〜8%と振れ、直近はほぼ消えている。

10年後の中立は、売上380億円ほどで営業利益11億円。新しい事業は赤字をやめて収支が釣り合う程度にとどまる。提携やデジタルの成功を前提にして値段を払うのは、安全域のない買い方だと筆者は見る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は「理解できる事業」から遠ざかっている。樹脂部品という分かりやすい本業の上に、貴金属、暗号資産、AIデータセンター、他社株の取得が重なり、何で稼ぐ会社なのかが見えにくい。

持ち続けたい点は多くない。自己資本比率は4割で、借金は小さい。それだけだ。本業の利益率は薄く、資本効率は特別利益を除くとほぼゼロである。

問題は、経営が資本をどう使うかだ。稼ぎの小さい会社が、増資して新しい事業と他社の株を買い続けている。成功すれば大きく化けるが、失敗すれば自己資本が減る。減価償却は取得時の値段のままで増えないが、更新する設備は物価の上昇ぶん高くなる。本業の更新投資も重い。

河西工業の株は、買値で評価した。河西工業自身の価値は別に評価しているが、再建が成功するかは日産の動き次第で、イクヨが主導できる範囲は限られる。戻り方は半分に割り引いた。

安全域の考え方はこうだ。中立の価値は、今の値段を大きく下回る。上は提携とデジタルの成功で伸びるが、それでも今の値段には届かない。下は増資と赤字で、自己資本が削られる。確信度は低い。

何で稼ぐ会社か

イクヨの本業は、自動車の外装に使う樹脂部品だ。バンパー、ラジエーターグリルなどを、三菱自動車と商用車メーカー向けに納めている。三菱自動車が売上の約2割を占める。2025年にはアルミダイカストのタマダイを3億円で買い、軽量化の素材技術を取り込んだ。

売上が膨らんだ理由は、買収にある。2025年3月に貴金属の買取・販売を行うアプレの過半を取得した。金やプラチナの売買は売上が大きく、利ざやは薄い。2026年3月期の売上301億円の3分の1は、この事業が占めると推定する。ただし内訳は開示されておらず、確かではない。

2025年からは、暗号資産のマイニングを始めた。1,400台のマシンが稼働している。2026年5月にはデジタルアセット証券の株式を99.7%取得する方針を決め、10月にはAIデータセンターの運営会社2社の持分80%を取得すると発表した。どれも金額は小さいとみられるが、本業との関係は薄い。

もう1つの動きが、河西工業の株の取得だ。2026年4月に9.5%、6月に11.6%まで買い、2027年3月末までに約29%へ引き上げる計画を示した。河西工業は日産系の大手で、売上はイクヨの6倍ある。

自動車部品事業は、2026年4月にイクヨオートモーティブへ承継された。持株会社的な体制へ移る準備とみる。

優良さと弱いところ

一言でいえば、本業の稼ぎが薄いまま、事業を広げすぎている会社だ。

樹脂部品は、完成車メーカーが設計し、イクヨは図面どおりに作る。金型の投資が大きく、受注した車種が売れ続ける間だけ稼げる。値段は買い手が決め、利益率は過去10年で8.6%の年から赤字の年まで振れた。直近の2025年3月期は、営業利益が0.2%の薄さまで落ちた。堀は弱いと見る。

新しく加わった事業は、どれも本業との重なりが小さい。貴金属の売買は相場に左右され、利ざやは小さい。暗号資産のマイニングは電気代と価格に利益が決まる。いずれも、続けて稼ぐ仕組みを持つ事業とは言いにくい。

資本効率の数字は見かけが良い。2026年3月期のROEは20%を超えたが、特別利益で純利益が膨らんだだけだ。経常利益は2億円にすぎない。過去10年のROEの中央値は9%だが、これは売上100億円台で利益が出ていた時期の数字で、今の姿とは違う。

筆者が最も気にするのは、資本の使い方だ。本業が稼ぐ前に、買収と株の取得に資金が出ていく。株数は2025年3月期と2026年3月期の2回増え、既存の株主の取り分は薄くなっている。河西工業株の追加取得に約35億円がかかる。

経営の目指す形は新しい成長戦略として語られているが、具体的な稼ぎ方は示されていない。評価は保留とする。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

イクヨの事業は、3つの別の業界にまたがる。それぞれの見通しを分けて見る。

自動車の樹脂部品は、成熟した市場だ。日本の自動車生産は横ばいから微減で、イクヨが多く納める三菱自動車と商用車は、国内の需要が縮む。海外は小さい。完成車メーカーの原価低減の要請は続き、中国の部品メーカーの低価格も強まる。10年の数量は1割ほど減ると見る。

貴金属の売買は、金の価格と取扱量で売上が決まる。金は物価の上昇に連れて値が動く。しかし、事業の利ざやは小さく、価格が乱高下する局面では在庫の評価で損益が大きく振れる。参入障壁は低い。

暗号資産のマイニングは、価格、電力料金、マシンの性能で利益が決まる。同じ機械を持つ事業者が世界に多く、競争は激しい。マシンは数年で陳腐化し、更新に資金が要る。

河西工業は、日産が売上の約5割を占める内装部品の大手だ。日産は追浜工場の生産を2027年度末に打ち切る計画があり、河西工業は国内工場の再編を検討している。純有利子負債は自己資本の3倍近い。この会社の再建が進むかが、イクヨの株の価値を決める。

為替は150円で固定して考える。10年の中立は、自動車部品が小さく縮み、貴金属が物価並みに伸び、デジタルが収支とんとんで終わる、という地味な姿である。

資本政策と M&A

資本政策は、この会社の最大の論点であり、最大の不安でもある。

株数は2025年3月期と2026年3月期の2回増えた。新株の発行で調達した資金が、買収と株の取得に回っている。自己資本は69億円から133億円へ約2倍になったが、増えた分の多くは増資と一度きりの特別利益で、本業が積み上げたものではない。

河西工業株の取得は、2027年3月末までに約29%を目標とする。残り約17%の取得に約35億円がかかり、借入や増資で賄うとみられる。河西工業は提案を受けたことは認めたが賛同していないと発表し、慎重に対応する構えだ。「新たな大株主が浮上した」との報道もあり、株の取得競争になる可能性がある。

このほか、デジタルアセット証券とAIデータセンター2社の取得が決まっている。金額は不明だが、本業が稼ぎ出す利益の規模に比べて小さくない可能性がある。

配当や自社株買いは確認できなかった。筆者は、稼いだ利益が株主に戻らず、新しい事業に再投資され続ける構図を、評価の大きな割り引きとして扱った。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

河西工業の株を29%まで握れば、日産系の大手の購買力と金型の効率化を取り込める。売上は6倍の会社と組む形で、イクヨは小さな本業から一気に格上の存在になる。河西工業は直近の営業利益が66億円と急回復しており、この会社の株の価値が上がれば、イクヨの含み益も育つ。

貴金属の買取・販売は、金の価格が上がる局面で取扱高が膨らむ。物価の上昇を価格に映す事業で、インフレの10年に向く。暗号資産のマイニングは、価格が上がれば利益が出る。デジタルアセット証券とAIデータセンターは、今後の需要の伸びに乗れる。

経営が素早く動いている点も強みだ。2025年からの2年で、タマダイ、アプレ、デジタルアセット証券と、次々に手を打った。本業が小さいぶん、新しい事業の1つが当たれば、会社の姿が変わる。

本業の自動車部品も、三菱自動車と商用車の安定した取引がある。ダイカストの取り込みで軽量化の技術が増え、利益率は過去の山の8%近くまで戻りうる。

慎重な見方

本業の営業利益は5億円で、利益率は1.8%にすぎない。2026年3月期の純利益28億円は特別利益で、継続する稼ぎではない。2027年3月期の第1四半期は、営業損失5億円と赤字に戻った。

伸びた売上は、利ざやの薄い貴金属の売買だ。暗号資産のマイニングは価格と電気代に利益が左右され、自社で決められる部分が小さい。デジタルアセット証券やAIデータセンターは、本業と関係が薄く、買った後に運営できるかが分からない。

河西工業の株の取得は、さらに危うい。河西工業は純有利子負債が自己資本の3倍近く、日産の工場再編の影響を直接受ける。日産の追浜工場が止まる2027年度末に向け、国内拠点の再編を迫られている。河西工業が提携に賛同していない以上、株を持つだけで経営に関与できない。

資金は増資で賄われ、株数が増えて既存株主の取り分が減る。新しい事業の失敗や河西工業株の値下がりは、自己資本を直接削る。配当も出ていない。

どちらに重みを置いたか

強気の見方は、河西工業との提携と、新しい事業の成功に根拠がある。ただし、どれも実績がなく、本業の稼ぎで支えられていない。慎重な見方は、本業の薄さ、特別利益の一過性、資本の使い方に根拠があり、はるかに強いと筆者は判断する。

確率は中立に30%を置き、悲観側を厚くした。楽観とやや楽観は合わせて20%、やや悲観と悲観は合わせて50%だ。悲観は、増資と赤字、河西工業株の値下がりが重なる筋書きで、22%とした。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 223 円65 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 47 円14 億円)。 今の値に割り戻すと 125 円36 億円、今との差 −77.4%、 期待の年率 −6.9%(資本コスト 9.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 5% 578 円169 億円 137 円40 億円 +29.7% +2.6% 36 円10 億円
やや楽観 15% 381 円111 億円 96 円28 億円 −13.6% −1.4% 71 円21 億円
中立 30% 285 円84 億円 68 円20 億円 −35.8% −4.3% 106 円31 億円
やや悲観 28% 127 円37 億円 17 円5 億円 −73.8% −12.5% 40 円12 億円
悲観 22% 73 円21 億円 0 円0 億円 −86.8% −18.3% 16 円5 億円
加重平均100% 223 円65 億円47 円14 億円 −51.0% −6.9% 270 円79 億円

今の株価時価総額 551 円161 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.0% を下回るほど割高。

楽観 5% 河西工業との提携とデジタル事業が当たる 利益 12 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 578 円169 億円

イクヨは河西工業の株を29%まで握り、金型の効率化と購買の共同化で成果を出す。河西工業の再建も進み、保有株の価値が上がる。自動車部品の数量は1割伸びる。

貴金属は金の価格に連れて取扱高が増え、デジタル事業も黒字になる。マイニングのマシンは台数が増え、AIデータセンターの運営も軌道に乗る。

本業の営業利益率は5%に戻る。配当は初めて出るようになるが、利益の多くは新しい投資に回る。ROEは9%前後と、資本コストには届かない。

三菱自動車と商用車向けの取引は安定し、ダイカスト部品が新しい車種に採用される。金型の投資は効率化され、設備の稼働率が上がる。それでも、この筋書きが実現する条件は多く、確度は高くない。

  • 自動車部品(樹脂部品・ダイカスト):数量 94.6(供給する車両の台数相当(万台、推定))× 価格 3.12(1 台相当あたり売上(万円、名目))→ 売上 295 億円・営業利益 15 億円。自動車部品 営業利益率5.0%
  • 貴金属の買取・販売:数量 588(取扱量(金換算、トン、推定))× 価格 0.27(1 トンあたり売上(億円、名目))→ 売上 158 億円・営業利益 3 億円。貴金属 営業利益率2.0%
  • デジタル(暗号資産・金融):数量 5,600(マイニングマシンの稼働台数(台))× 価格 0.00(1 台あたり売上(億円、名目))→ 売上 12 億円・営業利益 2 億円。デジタル 営業利益率15.0%

倍率:事業の純利益 11 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.4% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)45 億円。全体の PER 11.11 倍、時価総額 169 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:河西工業の再建、提携の実現、デジタル事業の黒字化が重なる必要がある。実績がなく、確度は低いが5%を置いた。

やや楽観 15% 本業は安定し、新しい事業は小さく黒字になる 利益 9 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 381 円111 億円

自動車部品の数量は横ばいを保つ。ダイカストの取り込みで軽量化部品の受注が増え、利益率は4.5%に戻る。

貴金属は物価に連れて売上が増え、デジタルは小さな黒字に落ち着く。河西工業の株は持ち続けるが、再建の成否は日産次第で、評価益は限られる。

配当は小さく出始める。新規事業への投資で現金は積み上がらない。ROEは5%台にとどまる。

河西工業との購買の共同化は、一部の部材にとどまる。デジタルは続けるが、投資は小さく抑えられ、失敗による損失は限られる。本業のコスト改善が少しずつ利益率を押し上げる、地味な10年である。

  • 自動車部品(樹脂部品・ダイカスト):数量 86.0(供給する車両の台数相当(万台、推定))× 価格 3.10(1 台相当あたり売上(万円、名目))→ 売上 267 億円・営業利益 12 億円。自動車部品 営業利益率4.5%
  • 貴金属の買取・販売:数量 539(取扱量(金換算、トン、推定))× 価格 0.27(1 トンあたり売上(億円、名目))→ 売上 145 億円・営業利益 3 億円。貴金属 営業利益率1.8%
  • デジタル(暗号資産・金融):数量 2,800(マイニングマシンの稼働台数(台))× 価格 0.00(1 台あたり売上(億円、名目))→ 売上 6 億円・営業利益 0 億円。デジタル 営業利益率5.0%

倍率:事業の純利益 9 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.4% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)14 億円。全体の PER 11.11 倍、時価総額 111 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:本業が安定し、新しい事業が小さく黒字になる姿。実績がなく、本業の薄さを踏まえて15%に置いた。

中立 30% 中立:本業は小さく縮み、新しい事業は収支とんとん 利益 7 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 285 円84 億円

自動車部品の数量は10年で5%減る。値段は物価に追いつかず1.3倍にとどまる。利益率は4%で、過去の山の8.6%には遠い。

貴金属の売買は物価に連れて売上が増えるが、利ざやは薄いままだ。デジタル事業は先行費用が減り、収支とんとんで終わる。

河西工業の株は、買値のまま持ち続ける。再建の成否は日産の動き次第で、イクヨの意思で動かせる部分は小さい。

営業利益は11億円。純利益は借入の利息を引いた後で7億円にとどまり、ROEは4%台と資本コストに遠い。配当は小さく、更新投資は物価で割高になる。

増資は10年で1回程度にとどまり、既存株主の取り分の薄まりは限られる。河西工業の株は損益に大きく響かず、新しい事業の失敗を本業が吸収できる。

  • 自動車部品(樹脂部品・ダイカスト):数量 81.7(供給する車両の台数相当(万台、推定))× 価格 3.03(1 台相当あたり売上(万円、名目))→ 売上 248 億円・営業利益 10 億円。自動車部品 営業利益率4.0%
  • 貴金属の買取・販売:数量 490(取扱量(金換算、トン、推定))× 価格 0.27(1 トンあたり売上(億円、名目))→ 売上 131 億円・営業利益 2 億円。貴金属 営業利益率1.6%
  • デジタル(暗号資産・金融):数量 1,400(マイニングマシンの稼働台数(台))× 価格 0.00(1 台あたり売上(億円、名目))→ 売上 3 億円・営業利益 0 億円。デジタル 営業利益率0.0%

倍率:事業の純利益 6 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.2% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)14 億円。全体の PER 11.11 倍、時価総額 84 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:本業が小さく縮み、新しい事業が収支とんとんで終わる姿。最も重みを置くが、慎重な見方がはるかに強いので悲観側を厚くした。

やや悲観 28% 本業が縮み、新しい事業の投資が回収できない 利益 1 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 127 円37 億円

自動車部品の数量は15%減り、値段も物価に届かない。利益率は2%に落ちる。貴金属の利ざやは縮み、デジタル事業は赤字が続く。

河西工業の株は買値より下がり、持ち続ける意味が薄れる。増資の履歴があるため、追加の資金調達で既存株主の取り分が薄くなる。

純利益はほぼゼロに近い。稼ぐ力から価値を測ると額が小さすぎるため、売れる資産の側から見て自己資本の約3割と置く。

三菱自動車向けの車種が終わる年に合わせ、金型の投資が回収できず、ダイカスト部門の統合効果も出ない。経営は新しい事業に資金を回し続け、本業の更新が遅れる。

  • 自動車部品(樹脂部品・ダイカスト):数量 73.1(供給する車両の台数相当(万台、推定))× 価格 2.94(1 台相当あたり売上(万円、名目))→ 売上 215 億円・営業利益 4 億円。自動車部品 営業利益率2.0%
  • 貴金属の買取・販売:数量 441(取扱量(金換算、トン、推定))× 価格 0.26(1 トンあたり売上(億円、名目))→ 売上 115 億円・営業利益 1 億円。貴金属 営業利益率1.0%
  • デジタル(暗号資産・金融):数量 1,400(マイニングマシンの稼働台数(台))× 価格 0.00(1 台あたり売上(億円、名目))→ 売上 3 億円・営業利益 −2 億円。デジタル 営業利益率-50.0%

倍率:事業の稼ぐ力は小さく、ROEは資本コストを大きく下回る。稼ぐ力で測ると値が小さすぎるため、売れる資産から、今の自己資本133億円の0.28倍(約37億円)に置いた。

確率:本業が縮み、新しい事業の投資が回収できない筋書き。特別利益に頼った実績と増資の履歴を踏まえ、厚く置いた。

悲観 22% 増資と赤字で自己資本が削られる 利益 −12 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 73 円21 億円

自動車部品の数量は3割減り、赤字になる。貴金属の売買は相場の急変で在庫の評価損が出て、デジタル事業は赤字が膨らむ。

河西工業の株は、日産の工場再編と同社の財務の悪化で大きく値下がりし、評価損が出る。のれんの減損も避けられない。

資金繰りのため増資が続き、既存の株主の取り分はさらに薄くなる。配当は出ない。残る価値は、工場・設備と棚卸資産の売却額が中心になる。

三菱自動車の車種が終わり、金型の投資が回収できない。本業の工場を縮め、貴金属の在庫を処分して、事業の規模を小さくした形で残る。株主にとっては、増資で薄まった持分が一段と減る10年だ。

  • 自動車部品(樹脂部品・ダイカスト):数量 60.2(供給する車両の台数相当(万台、推定))× 価格 2.80(1 台相当あたり売上(万円、名目))→ 売上 168 億円・営業利益 −3 億円。自動車部品 営業利益率-2.0%
  • 貴金属の買取・販売:数量 343(取扱量(金換算、トン、推定))× 価格 0.24(1 トンあたり売上(億円、名目))→ 売上 82 億円・営業利益 0 億円。貴金属 営業利益率0.0%
  • デジタル(暗号資産・金融):数量 1,400(マイニングマシンの稼働台数(台))× 価格 0.00(1 台あたり売上(億円、名目))→ 売上 3 億円・営業利益 −6 億円。デジタル 営業利益率-200.0%

倍率:赤字の筋書きなので稼ぐ力でなく売れる資産で測る。工場・設備の売却と棚卸資産の回収から負債と再編費用を引いた約21億円を床とし、今の自己資本133億円の0.16倍に置いた。

確率:本業の赤字、新規事業の失敗、河西工業株の値下がりが重なる筋書き。投資の拡大と特別利益頼みの実績から、22%と厚く置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

自動車部品(樹脂部品・ダイカスト)

バンパーやラジエーターグリルなどの樹脂部品と、アルミダイカスト部品。三菱自動車と商用車が中心。

数量供給する車両の台数相当(万台、推定)価格1 台相当あたり売上(万円、名目)売上営業利益
今 2026/03 86.0 2.33 200 8
10 年後 中立 81.7 3.03 248 10

取り方:自動車部品は、2026年3月期の売上301億円のうち貴金属の約98億円とデジタルの約3億円を除いた約200億円と置いた推定(貴金属の額は未開示の推定)。供給する車両の台数相当を86万台、1台あたり約2.3万円と置いた。セグメント利益は開示がなく、7.8億円(約3.9%)と推定。価格は物価並みの1.34倍が基本だが、原価低減の要請で中立は1.30倍とした。

貴金属の買取・販売

子会社のアプレが行う貴金属の買取と販売。売上は大きいが利ざやは薄い。

数量取扱量(金換算、トン、推定)価格1 トンあたり売上(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 490 0.20 98 2
10 年後 中立 490 0.27 131 2

取り方:貴金属の買取・販売は、アプレの売上を約98億円と置いた推定(開示がなく、売上の内訳の推定)。金換算で490kg相当、1トンあたり約2億円と置いた(金の価格は物価並みに動くと見て、中立は1.34倍)。利益は薄く、1.6億円(約1.6%)と推定。

デジタル(暗号資産・金融)

暗号資産のマイニングとデジタルアセット関連。まだ売上は小さい。

数量マイニングマシンの稼働台数(台)価格1 台あたり売上(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 1,400 0.00 3 −4
10 年後 中立 1,400 0.00 3 0

取り方:暗号資産のマイニングなどの売上を約3億円と置いた推定。マイニングマシン1,400台が稼働しており、1台あたりの売上を約0.002億円とした。利益は先行費用で約3.5億円の赤字と推定。価格は暗号資産の価格に連動するため、中立は物価に連動させず1.0倍とした。

リスクと懸念

本業の稼ぎの薄さ

2026年3月期の営業利益は5億円、利益率は1.8%。純利益28億円は一度きりの特別利益で、2027年3月期の第1四半期は営業赤字に戻った。継続する稼ぎが見えない。

資本の使い方

稼ぎが小さい会社が、増資で買収と他社株の取得を続けている。成功すれば大きいが、失敗すれば自己資本を削り、既存株主の取り分も薄くなる。

河西工業株の評価

河西工業は純有利子負債が自己資本の3倍近く、日産の工場再編の影響を直接受ける。提携に賛同しておらず、株を持つだけでは経営に関われない。

新規事業の不確かさ

暗号資産のマイニング、デジタルアセット証券、AIデータセンターは、本業との重なりが小さい。相場に左右され、競争も激しい。のれんの減損が出る可能性もある。

貴金属売買の変動

金の価格が乱高下すると、在庫の評価で損益が大きく振れる。参入障壁が低く、利ざやは薄い。売上が大きく見えても、利益への寄与は小さい。

自動車部品の需要と値決め

日本の自動車生産は横ばいから微減で、完成車メーカーの原価低減の要請が続く。三菱自動車への依存が約2割あり、車種の入れ替えで数量が動く。

更新投資の負担

設備と金型の更新は、物価の上昇で割高になる。現存設備の償却は取得時の値段のままで増えないが、更新分は新しい値段で償却される。会計の利益と現金の出入りがずれる。

今後の分かれ目

河西工業の営業利益率が4%を超えて定着し、提携の合意が発表されたら
河西工業株の評価を上げ、楽観側へ確率を移す。
河西工業が提携を拒否し、持分が29%に届かないまま売却に動いたら
株式の評価を下げ、悲観側へ確率を移す。
営業利益が新規事業を除いて3期連続で黒字になったら
中立の利益率を上げる。
新規事業で減損が出たら
資本の使い方の評価を下げ、悲観側へ確率を移す。
増資や新株予約権の発行が発表されたら
株主の取り分の薄まりを筋書きに入れ、悲観側へ確率を移す。
配当を始め、総還元性向が3割を超えて定着したら
余った資産の戻り方を見直す。

見ておくもの

  • 営業利益(特別利益を除く)と自動車部品の利益率
  • 貴金属・デジタルの売上と利益の内訳の開示
  • 河西工業株の保有比率と河西工業の対応
  • 増資・新株予約権・借入による資金調達
  • のれんと新規事業の減損
  • 株主還元(配当・自社株買い)の開始

倍率と資本コストの決め方

倍率は、事業のROEが資本コスト9%に届かない全ての筋書きで、正当化PERの上限1÷kを基準に、特別利益頼みの実績と弱い堀を踏まえ上限の6.5〜8.5割に置いた。やや悲観と悲観は稼ぐ力が小さすぎるため、売れる資産から今の自己資本に倍率を掛けた。今の株価・過去のPER・PBRは使っていない。河西工業株は買値で別に足し、戻り方は0.5とした。結果は今の値段を大きく下回ったが、株価に寄せる調整はしていない。新リース会計基準でBSの形が変わるが、数字は今と同じ形でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 8.7→11.11 倍・やや楽観 PER 7.5→11.11 倍・中立 PER 6.7→11.11 倍)。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +2.25% を足した 9.75%。河西工業との提携やデジタル事業の成否は k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.75% → 9.50%。

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割安 トヨタ自動車7203 世界首位と関税逆風を同時に抱えるが、金融事業の厚みとマルチパスウェイが本質価値を支え、今の値段は割安 本質価値との差 +79.3% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 マツダ7261 単独で戦う中堅の車メーカー。関税で稼ぐ力は細るが、自己資本の4割弱という値段は低すぎ、割安とみる 本質価値との差 +71.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 三菱自動車工業7211 底にある利益が戻れば今の値段は安いが、利益率の低さと中国勢の追い上げで、戻る確度は高くない 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 スズキ7269 インド事業がシェア4割で稼ぎの柱、二輪も伸びるが中国EV勢の台頭と認証不正の再発が評価を重くし、今の値段はやや割安 本質価値との差 +62.4% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 河西工業7256 日産に半分を頼る内装部品の大手。直近の利益回復は鮮やかだが、借金が自己資本の3倍近く。株主の取り分は、再建が崩れるかどうかで大きく割れる 本質価値との差 +61.5% · 10 年 割安(年 +14.3%) 割安 モリタホールディングス6455 消防車の国内6割を握り、純現金も厚い堅実な会社。10年で見た本質価値は、今の時価総額を3割半ほど上回る 本質価値との差 +61.3% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 いすゞ自動車7202 国内トラック首位級とタイのピックアップ王者を併せ持つが、UD統合の実行とタイ・中国EV攻勢が綱引きする局面で、本質価値は今の値段より割安 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 本田技研工業7267 二輪と金融が稼ぎ四輪を支える構造。EV の戦略転換で初の最終赤字だが、二輪・金融の稼ぐ力から見れば今の値段はやや割安 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 日本プラスト7291 日産とホンダの2社頼みでハンドルとエアバッグを作る。自己資本の 4 分の 1 の値段だが、利益率の薄さと借入が割引の理由 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 デイトナ7228 バイク乗りの「あと付け」を企画して卸すファブレスの用品会社。国内の担い手は老いるが、品ぞろえと販売網の厚さで稼ぐ力は残り、中立で今の値段を上回る 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 東京ラヂエーター製造7235 トラック・建機のラジエーター専業。手元の現金が時価総額の4割に迫り、利益の質に比べて値段が低い会社だ 本質価値との差 +49.8% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 株式会社ファルテック7215 日産向けに偏る自動車の外装部品会社。利益は薄く先は読みにくいが、時価総額が自己資本の 2 割と低く、10 年の価値はやや上回る 本質価値との差 +47.9% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 日産自動車7201 自動車事業は本業で赤字、稼ぎ頭は販売金融。Re:Nissanの再建が進めば今の値段はやや割安だが、失敗すれば床も浅い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +14.0%) 割安 エフテック7212 ホンダ向けの足回り部品が北米に偏る低採算の会社。借金は時価総額の3倍超で、中立でも利益の薄さは変わりにくい 本質価値との差 +39.3% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 武蔵精密工業株式会社7220 ホンダ系の駆動部品会社。AI 向けキャパシタの当たり外れで 10 年後の姿が大きく分かれ、今の値段はその当たりを先取りしている 本質価値との差 +37.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 豊田合成株式会社7282 トヨタ系の安全部品大手。エアバッグの伸びは確かだが利益率は最高圏にあり、今の値段は織り込み済みでほぼ適正 本質価値との差 +36.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 ユニプレス株式会社5949 日産向けが約4分の3を占める車体プレスの大手。拠点の整理で身軽になったが、価値は日産の台数しだいで、安全域は厚くない 本質価値との差 +35.6% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 株式会社アイシン7259 AT(変速機)世界首位級のトヨタ系部品大手。トヨタ株の含み資産が下支えする一方、eAxleへの転換とAT収益化の成否が本質価値を左右する 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 安永7271 内燃機関の部品で稼ぐ中堅。足元の利益は上振れたが、EV 化と重い借入が先の価値を削る 本質価値との差 +31.7% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 ウェッズ7551 車のカスタムホイールの老舗卸。時価総額の7割が純現金だが、現金はトヨタ系の親会社の下にあり、価値は妥当圏に落ち着く 本質価値との差 +31.4% · 10 年 割安(年 +10.0%) やや割安 株式会社タチエス7239 日産・三菱・ホンダ向けのシート専業。利益率は回復途上で、顧客の偏りと買収の消化が10年の分かれ目になる 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 フタバ産業株式会社7241 トヨタ向けボデー・マフラーの部品メーカー。薄利でも今の値段に余裕はなく、EV化で排気系が縮む10年を見て、筆者は割高寄りと見る 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 トヨタ紡織株式会社3116 トヨタ系の座席・内装の大手。規模は大きいが利益率が薄く、値決め力の弱さと北米の赤字が10年の評価を決める 本質価値との差 +28.2% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 極東開発工業7226 架装で国内首位級だが、利益率の回復は物価を超えられず、独禁法の傷も残る。本質価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +28.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 新明和工業7224 防衛と自治体の底堅い需要で稼ぐ力は上がるが、資本コストを大きく超えず、今の値段はほぼ妥当な水準だ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 レシップホールディングス7213 バスの運賃箱と行先表示の老舗。新紙幣の特需は終わったが、米国の運賃収受が育ち、中立で今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ダイハツインフィニアース6023 船の発電エンジンと保守で稼ぐ堅い会社。ただ今の利益は受注の山にあり、10年で見ると値段は少し先取りしすぎ 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 株式会社デンソー6902 トヨタ系最大手の車載部品会社。電動化・ADAS半導体で成長を描くが、トヨタ株の巨額保有が下支えする一方、変革の実行速度が今の値段に見合うかが分かれ目 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 SUBARU7270 米国依存7割と関税が利益を直撃するが、厚い純現金と回復力を踏まえれば10年ではやや割安 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 GMB7214 補修用の駆動・冷却部品を世界に売る専業。電動ポンプへの切り替えが焦点だが、借入が重く、株主の取り分は薄い 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 日本車輌製造7102 JR東海の子会社として新幹線を造る堅い受注残があるが、利益は一時要因で膨らんでおり、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 株式会社ティラド7236 熱を逃がす部品の専業。利益率は歴史的な高さにあり、定着するかが分かれ目。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 内海造船7018 防衛とフェリーの造船所。今は好況の頂点で、積み上がる現金の使い道が焦点 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 株式会社東海理化電機製作所6995 スイッチ・シートベルトのトヨタ系部品会社。純現金は厚いが、車内の操作が画面に移れば主力が細る。稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ユニバンス7254 駆動系ユニットの専業。日産・フォード・ホンダの3社に頼り、利益は円安で嵩上げされている。厚い現金が下支えするが、10年の中立は今の値段並み 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ナンシン7399 キャスターと台車の老舗。時価総額とほぼ同じ現金を持つが、本業の利益率は2%台に沈み、現金も株主に戻らない。値段はおおむね見合っている 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ニッキ6042 芝刈り機のエンジン部品とガスの燃料装置の会社。本業は電動化で細り、工場用地の賃料が支え。やや割高 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 株式会社エッチ・ケー・エス7219 車好きに愛されるチューニングパーツの老舗。ブランドと手元資金は本物だが、電動化で市場が縮み、利益が薄く、値段はやや割高寄り 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 愛三工業株式会社7283 車の燃料ポンプで世界首位級の部品会社。エンジン車の縮小と、トヨタ頼みの値決めの弱さが10年の重しになる 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 トピー工業株式会社7231 トラック用ホイールと建機の足回りで国内首位。ただ利益率は薄く、構造改革が効いても稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段はその実力にほぼ見合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) 適正 日本精機株式会社7287 車のメーターとHUDの専業。二輪が稼ぎ、四輪は薄利。10月の東洋電装の買収で借金を背負い、払う値段に安全域は薄い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 ヨロズ7294 日産依存の足回り部品メーカー。減損で身軽にはなったが、稼ぐ力は資本コストに遠く、10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 株式会社村上開明堂7292 国内首位級の自動車ミラー専業。純現金は時価総額の半分に迫るが、稼ぐ力は10年かけても大きくは伸びず、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 田中精密工業7218 ホンダのエンジン部品で成り立つ小さな部品会社。電動化と値下げ要請の挟み撃ちで、帳簿の割安さは割り引いて見る 本質価値との差 +7.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 アスカ7227 車体のプレス部品が主力で、ロボットが利益の伸び役。借金が重く、10年の中立でも今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社ハイレックスコーポレーション7279 ケーブルの老舗からドア周りの総合部品会社へ。利益は長く薄いままだが、厚い純現金と保有株が値段を支える。構造改革の成否が分かれ目 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 株式会社今仙電機製作所7266 ホンダ・マツダ向けのシート機構部品。利益は薄いが時価総額の6割が純現金で、10年の評価は利益率が3%台から動くかで決まる 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ヤマハ発動機7272 二輪世界2位・船外機シェア4割を主軸に半導体装置が育つ複合企業。2025年はアウトドア車両の損失で急減益、今の値段は中期計画の実現を先取りしたやや割高な水準 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ムロコーポレーション7264 栃木の精密プレス専業。自己資本の 4 割弱という値段は資産の厚みを映すが、主力の内燃・変速機部品が細る分を電動化部品が補えるかが焦点で、稼ぐ力から見れば値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 プレス工業株式会社7246 トラックのフレームと車軸の専業。電動化でも残る部品で堅実だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 株式会社エフ・シー・シー7296 二輪クラッチ世界首位の安定した稼ぎ頭を持つが、四輪クラッチは電動化で縮む。現金は厚いが、稼ぐ力に見合う値段は今よりやや低いと見る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 テイン7217 車高調の専業メーカー。純現金があり堅実だが、利益率は戻り切らず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 カネミツ7208 鋼板製プーリの専業で、現金は厚いが主力は電動化で縮む。ロボット部品などの新しい柱が穴を埋められるかが 10 年の分かれ目 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 テイ・エス テック株式会社7313 ホンダ向け自動車シートの専業。厚い現金が下値を支えるが、利益率の回復は北米次第で、顧客の偏りが重い 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 NITTAN6493 エンジンバルブで世界4位。ただ昨期の利益は山の水準で、株式化が見込まれる転換社債も重しになる 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 カヤバ株式会社7242 緩衝器と建機用油圧の二本柱。規模はあるが値決め力が弱く、利益の振れも大きい。10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 −6.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 エイケン工業株式会社7265 自動車の補修用フィルターに特化した堅実な会社。純現金も厚いが、電動化で需要が細り、卸大手への依存も高く、値段はやや割高 本質価値との差 −7.2% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 カーメイト7297 名の通ったカー用品のブランドと厚い現金を持つが、縮む市場と重い本社費で資本は眠ったまま 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 NOK株式会社7240 オイルシール世界首位級だが、基板が利益の足かせ。現金と持ち合い株が時価の3割近くを支え、事業そのものはやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.7%) やや割高 ミクニ7247 二輪とインドが支える燃料・吸気部品メーカー。四輪の電動化と借金が重く、中立でも今の時価総額を上回りにくい 本質価値との差 −10.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 盟和産業7284 トヨタ系の内装部品の2次の大手。資産は厚いが利益が薄く、10年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 川崎重工業7012 防衛費拡大の脇役に甘んじるが、実際に稼ぐのは二輪とロボット。名目と資本コスト 8.5% で測ると今の値段はやや割高で、潜水艦不正の後始末が振れ幅を左右する 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 日産車体7222 日産の車を組み立てる専業の子会社。九州の大型 SUV が稼ぐが、湘南の終了と戻りにくい現金を考えると、今の値段は割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 大同メタル工業株式会社7245 エンジン軸受で世界首位。電動化で本業は細るが、データセンター電源と船が穴を埋められるか。今の値段は割高 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社エクセディ7278 クラッチとトルクコンバータで世界シェア2割強。稼ぎ頭のATが電動化で縮む中、新事業が穴を埋めきれるかが分かれ目で、今の値段は先を楽に見すぎている 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 フジオーゼックス7299 エンジンバルブで国内首位級。無借金で稼ぐ力は安定しているが、内燃機関という事業の寿命が重く、10年の中立でも今の値段に届きにくい 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 シマノ7309 世界的な寡占の自転車部品メーカーだが、特需の反動とシェア防衛の値引きで利益は沈んでおり、今のPER45倍台は急な回復を見込みすぎで、今の値段は割高に見える 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 三桜工業6584 ブレーキ・燃料の配管で世界2位。だが利益は薄く借金は増えた。データセンター水冷が育たなければ今の値段は重い 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 TBK7277 トラック・バス用ブレーキの老舗。財務は堅いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の時価総額を超えにくい 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 ジャパンエンジンコーポレーション6016 舶用エンジンの堅い収益源を持つが、いまの利益は新造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −33.2% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 名村造船所7014 受注残は厚いが、いまの利益は造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −44.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 小田原機器7314 バスの運賃箱で国内2番手。更新の波で売上は大きく揺れ、利益率は薄い。10年の価値は今の時価総額の半分前後 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 近畿車輛7122 受注残は売上の約 3 年分あるが営業利益は赤字。見かけの純現金は前受金で、10 年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 阪神内燃機工業6018 内航船のエンジンで上位に立つ小さな会社。無借金で受注残も厚いが、稼ぐ力に対して値段が先走る 本質価値との差 −57.9% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 曙ブレーキ工業株式会社7238 ブレーキ専業。足元は改善するが、再生ファンドの出口と優先株の重しが残り、10年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −63.4% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ispace9348 月面輸送の先駆けだが、利益が出る前に増資と借入の返済が続く。今の株主に残る価値は小さく、今の値段は大きく割高と見る 本質価値との差 −64.4% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 リード6982 SUBARU頼みの小さな部品会社。受注は増えるが、借入が重く、赤字の歴史が長い。今の値段は先の回復を織り込みすぎだ 本質価値との差 −76.7% · 10 年 割高(年 −6.0%)

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分析日 2026-10-19