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日本車輌製造 7102

JR東海の子会社として新幹線を造る堅い受注残があるが、利益は一時要因で膨らんでおり、10 年の本質価値は今の値段をやや下回る

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)4,602 円664 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)3,680 円531 億円差 +25.1%
10 年後から見ると やや割安 価値 4,602 円664 億円 · 差 +25.1% · 期待の年率 +9.7%
期待の年率リターン(10 年)+9.7%資本コスト比 +1.7 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

日本車輌製造は、JR東海が過半を持つ名古屋の車両メーカーである。売上のほぼ半分は鉄道車両で、東海道新幹線のN700Sを日立と分けて造る。残りは大型の杭打機と、橋梁・搬送設備などだ。

筆者の結論は、10 年の本質価値が今の時価総額をやや下回る、というものだ。理由は単純で、2026 年 3 月期の営業利益 116 億円は、売上の増加と投資有価証券の売却益が重なった山の数字にあたる。会社自身が来期を 88 億円と見ている。

強みははっきりしている。受注残は約 2 年分あり、JR東海という大口の発注元は動かない。弱みも同じ根にある。鉄道は数件の大型案件で利益が決まり、10 年間で売上は年 1% ずつ縮み、5 期続けて赤字になった時期もあった。

成長の余地は小さい。国内の鉄道車両の新造は年 1,500 両前後で、人口減の中では増えにくい。建機は国内建設が細る。物価の分だけ価格は上がるが、人件費も同じだけ上がる。

筆者は、この会社を持ち続けたいとは思わない。自己資本比率は 5 割を超え、財務は堅い。ただ、稼いだ利益を配当にほとんど回さず、自己資本が積み上がって利回りが下がる構図が続く。親会社が過半を握るため、少数株主に利益を戻す力も弱い。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は事業の中身がよく見える。数量は発注元が決め、価格は交渉で決まる。株主に残る利益(オーナー利益)は、減価償却と同程度の設備投資を引くと、予想の純利益 75 億円より少し小さい。

堀の質を見ると、新幹線の席は強いが、それが全社の稼ぎに占める割合は半分に満たない。あとは競争のある通勤電車と、景気に左右される建機・鉄構だ。予測できる事業の部分と、そうでない部分が混ざっている。

経営の資本配分は、最も気になる点だ。過去に米国案件で約 375 億円を失い、その後は借入金の返済に専念した。いま利益は戻ったが、稼いだ利益のほとんどを社内に残し、自己資本の利回りが下がる道を歩んでいる。ためた利益が価値を生むのは、ROE が資本コストを超える間だけだ。

安全域は薄い。売上は 10 年で縮み、5 期の赤字を経験した事業に、足元の利益のピークを前提に値を付けるのは危うい。持ち続けたい会社とは言えない。今の値段が安く見えるのは、利益の山を見ているからだ。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの柱は鉄道車両で、2026 年 3 月期の売上の約 49% を占める。JR東海向けのN700S新幹線と315系電車、東京都交通局や名古屋鉄道の電車が中心だ。新幹線は日立の笠戸事業所と製造を分け、日車の工場は愛知の豊川にある。台湾高速鉄道向けの新型車両も、日立を通じて一部を受けて 2026 年から納める。

2 本目は建設機械で、売上の約 22%、利益率は 18% と全社でいちばん高い。柱は大型の杭打機だ。1963 年に世界で初めて 3 点式を開発し、国内で首位とされる。累計で約 5,000 台を造り、部品と修理も売る。ただし国内建設が細ると台数が落ちる。

3 本目は輸送機器・鉄構・エンジニアリングで、売上の約 29%。トレーラ、橋梁、搬送設備などの寄せ集めだ。橋梁は受注環境が厳しいと会社が書いている。エンジニアリングが 2026 年 3 月期に 14% 伸びて下支えした。

この事業の特徴は、数量が自分では決められないことだ。鉄道の両数は発注元の計画で決まる。だから受注残の厚みが、そのまま先 2 年の利益の見通しになる。会社は中期経営計画「日車変革2030」で、需要の波に左右されにくい収益構造への転換を掲げ、品質・カスタマイズ・JR東海との連携を強みとしている。

優良さと弱いところ

堀は、JR東海との結びつきと、新幹線を造れる数少ない工場という点にある。N700Sの製造を日立と分けあう席は、技術と品質の実績がなければ座れない。この席は簡単には奪われない。

ただし堀は鉄道に偏る。通勤電車は日立、川崎重工、近畿車輛、総合車両製作所と入札で競い、値は発注元との交渉で決まる。鉄構は弱く、トレーラも差別化しにくい。杭打機は国内首位だが、海外では強くない。

資本の使い方には疑問が残る。2017 年に米国の 2 階建て車両 130 両の製造を断念し、解決金に約 375 億円を払った。構造強度の不足と、米国製部品の条件が重なった失敗だった。5 期続いた赤字の大半は、この海外案件の傷だ。

今の ROE は 14% 台だが、投資有価証券の売却益を含む。ならすと 9% 前後で、資本コストをやや上回るかどうかの水準だ。自己資本比率は 54%、純借入金は自己資本の 2 割と財務は堅い。配当性向は 1 割に届かず、利益はほとんど社内に残る。残った利益が資本コストを上回って働くかどうかが、この会社の質を決める。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の鉄道車両の新造は、年 1,500〜1,600 両で頭打ちだ。人口が減り、新線の建設も少ない。需要は車両の老朽化に伴う更新が中心になる。メーカーは日立、川崎重工、近畿車輛、総合車両製作所(JR東日本系)、日車の 5 社で、新幹線は日立と日車が分ける構図が続く。

いま追い風になるのは、JR東海の投資だ。2026 年 10 月に同社は次世代の新幹線車両「S0系」を発表した。2029 年 7 月に営業運転を始め、2032 年度上期までに 25 編成、400 両を入れる。N700Sも 2026〜2028 年度に 17 本を追加する。製造の分担は発表されていないが、日車にとっては仕事の厚みになる。

海外は 2 つの顔を持つ。台湾向けの高速車両は日立を通じて受けたが、独自の海外案件は 2017 年の米国の撤退で信用を傷めた。海外の鉄道車両は中国勢や欧州のシーメンス、アルストムが強く、価格でも勝ちにくい。

建機は、国内の建設投資が人口減で細る。建設機械工業会は 2024 年度の国内出荷を前年度比 5% 減の 3.16 兆円と見込んだ。ただし老朽化した橋・建物の更新は途切れず、杭打機は一定の台数を保つ。物流・環境向けの搬送設備には、人手不足を背景にした需要がある。

資本政策と M&A

還元は薄い。2026 年 3 月期は増配したが、配当性向は 6% 前後にとどまる。会社は借入金の返済と設備投資を優先し、自社株買いは行っていない。政策保有株は縮減する方針を、2024 年のガバナンス報告書で示している。

最大の論点は親子上場だ。JR東海が 2008 年の公開買い付けで過半を取り、約 51% を持つ。親会社は日車の経営の自主性を尊重すると説明するが、車両の発注元と製造元が同じ資本で結ばれている構図は変わらない。

今後の動きは 3 つある。①完全子会社化の公開買い付け。東証は親子上場の見直しを求めており、JR東海の判断次第で起こりうる。業界サイトの試算では 10 年以内の確率は 26%。②現状維持で少数株主の価値が積み上がるのを待つ形。③逆に、親会社が日立への集約を進め、日車を縮小させる形。

買収の価格は、買う側が決める。公開買い付けが起きれば値上がりの余地はあるが、本質価値を決める材料にはしない。M&A の失敗では、米国案件が反面教師だ。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

受注残は約 1,990 億円、売上のほぼ 2 年分に達している。JR東海は 2029 年からの次世代新幹線で 25 編成、400 両を入れる計画を公表した。N700Sも 17 本の追加を決めており、日車の工場は少なくとも数年は埋まる。台湾高速鉄道向けの受注は、新幹線の技術が海外でも通用する証拠だ。米国での失敗のあと、日車は海外を自力で受けるのをやめ、日立経由に切り替えてリスクを下げた。

建機の利益率は 18% と高い。杭打機は国内首位で、老朽化した橋や建物の更新が続く。建設会社は人手不足で、杭打機の自動化需要も出てくる。

財務は堅い。自己資本比率は 54%、純借入金は 168 億円で、営業利益の 1.5 年分にすぎない。借入金を返し終えれば、配当を大きく増やす余力が生まれる。親会社の完全子会社化があれば、少数株主に有利な価格が付く可能性もある。会社が掲げた営業利益率 8% は、すでに 2026 年 3 月期に 11.6% で超えた。品質を磨く投資が実り始めており、一時要因を除いても利益の水準は上がったと見てよい。

慎重な見方

2026 年 3 月期の営業利益 116 億円は、山の数字だ。投資有価証券の売却益が約 17 億円含まれ、会社自身が来期は 88 億円に落ちると見ている。過去 10 年の売上は年 1% 縮み、2015 年から 5 期は赤字だった。2017 年には米国の 130 両を断念し、解決金に約 375 億円を払った。海外案件で同じ型の失敗が再び起きない保証はない。

JR東海への依存は強みであり、弱みでもある。次世代新幹線で日車がどれだけの分担を得るかは未発表だ。日立に偏れば、日車の工場の稼働は落ちる。通勤電車は日立・川崎重工・近畿車輛・総合車両製作所との入札で、値を削られやすい。

建機の売上は 2026 年 3 月期に 3.4% 減った。国内建設は人口減で細り、杭打機の台数は戻りにくい。鉄構は会社自身が厳しい環境と書いている。

配当性向は 6% で、自己資本は積み上がる。ROE は資本コストを下回る方向に動く。ためた利益に価値がつかない会社を、PER で高く評価する根拠はない。

どちらに重みを置いたか

強気の主張は受注残と次世代新幹線の計画に根拠があり、数年先の利益は見えている。ただ 10 年の価値は、その先の更新サイクルと、資本をどう使うかで決まる。慎重な主張の方が重いと判断した。

理由は 3 つ。一時要因を除いた利益水準が不確かなこと、鉄道が数件の案件に偏ること、利益がほとんど社内に残って ROE が下がること。確率は中立に 35% を置き、やや悲観を 23%、悲観を 10% と、悲観側にやや厚く配分した。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 8,002 円1,155 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,316 円190 億円)。 今の値に割り戻すと 4,602 円664 億円、今との差 +25.1%、 期待の年率 +9.7%(資本コスト 8.0%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 13,889 円2,004 億円 2,633 円380 億円 +349.0% +16.2% 1,652 円238 億円
やや楽観 22% 11,043 円1,593 億円 1,802 円260 億円 +249.0% +13.3% 2,826 円408 億円
中立 35% 8,919 円1,287 億円 1,386 円200 億円 +180.0% +10.8% 3,607 円520 億円
やや悲観 23% 3,628 円524 億円 624 円90 億円 +15.5% +1.5% 978 円141 億円
悲観 10% 2,279 円329 億円 277 円40 億円 −30.6% −3.6% 256 円37 億円
加重平均100% 8,002 円1,155 億円1,316 円190 億円 +153.2% +9.7% 9,318 円1,345 億円

今の株価時価総額 3,680 円531 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.0% を下回るほど割高。

楽観 10% 楽観:新幹線の次世代車両と海外案件を取り込み、建機も伸びる 利益 146 億円 · PER 13.6 倍 · 株価時価総額 13,889 円2,004 億円

次世代の新幹線車両が量産に入り、日立と分けあう製造でも日車の取り分が広がる。台湾向けで積んだ高速車両の実績が、ほかの海外案件を呼ぶ。通勤電車でもJR東海・名古屋鉄道・東京都交通局の更新が途切れず、工場の稼働が高いまま続く。建設機械では老朽インフラの更新と海外の基礎工事が重なり、大型の杭打機の台数が増える。部品や修理の収入が積み上がり、車両を売って終わりの事業から、売った後も稼ぐ事業に近づく。利益の質が上がるので、配当も少しずつ厚くなる。会社が掲げた営業利益率 8% を超えて、1 割台で定着する 10 年になる。

  • 鉄道車両:数量 380(新造両数(両・推定))× 価格 2.19(1両あたり売上(億円))→ 売上 831 億円・営業利益 91 億円。両数 380。営業利益率 11%
  • 建設機械:数量 125(杭打機等の販売台数相当(台・推定))× 価格 2.46(1台あたり売上(億円。部品・サービス込みの混合))→ 売上 308 億円・営業利益 49 億円。台数 125。営業利益率 16%
  • 輸送機器・鉄構・エンジニアリング:数量 160(案件の件数換算(件・推定))× 価格 2.68(1件あたり売上(億円))→ 売上 429 億円・営業利益 47 億円。件数 160。営業利益率 11%

倍率:事業の純利益 146 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.5% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.5 倍。全体の PER 13.55 倍、時価総額 1,978 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:次世代新幹線の分担拡大と海外の新規受注、建機の更新需要が同時に重なる必要がある。鉄道は受注が数年先まで決まるので上振れの幅は限られ、確率は低めに置いた。

やや楽観 22% やや楽観:JR東海の発注が続き、採算が高めで定着する 利益 115 億円 · PER 12.8 倍 · 株価時価総額 11,043 円1,593 億円

鉄道の受注残が高い水準で積み上がり、JR東海向けの新幹線と在来線の車両が途切れず続く。台湾向けの納入も採算に乗る。国内の新造需要は年 1,500 両前後で動かないが、日車は工場の稼働を保てる。建機は大型杭打機の需要が国内で少し減っても、部品・サービスと海外販売で補う。輸送機器と鉄構は橋梁の受注環境が厳しいまま、エンジニアリングが全体を支える。親会社の信頼を背景に品質と納期を守り、採算が会社予想をやや上回る水準で安定する。ただし規模は急には伸びない。会社は借入金をほぼ返し終え、配当は利益の 2 割台まで厚くなる。国内の新造需要が増えない中で、日車の席が守られる意味は大きく、受注の質が上がる 10 年になる。

  • 鉄道車両:数量 330(新造両数(両・推定))× 価格 2.19(1両あたり売上(億円))→ 売上 721 億円・営業利益 69 億円。両数 330。営業利益率 9.5%
  • 建設機械:数量 115(杭打機等の販売台数相当(台・推定))× 価格 2.46(1台あたり売上(億円。部品・サービス込みの混合))→ 売上 283 億円・営業利益 41 億円。台数 115。営業利益率 14.5%
  • 輸送機器・鉄構・エンジニアリング:数量 150(案件の件数換算(件・推定))× 価格 2.68(1件あたり売上(億円))→ 売上 402 億円・営業利益 40 億円。件数 150。営業利益率 10%

倍率:事業の純利益 115 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.4% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.2%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.8 倍。全体の PER 12.8 倍、時価総額 1,467 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:受注残が約 2 年分あり、JR東海が車両の更新を続けることは相当確からしい。採算が会社予想の水準を上回って定着する姿は十分にありうる。

中立 35% 中立:親会社の発注に支えられ、利益は今の予想の水準で巡航する 利益 88 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 8,919 円1,287 億円

JR東海からの発注が続き、新幹線も在来線も工場は埋まる。ただし国内の新造は年 1,500 両前後で頭打ちで、日車の両数は少しずつ減る。価格は物価並みに上がるが、人件費と資材も同じだけ上がるので利益率は今の予想の 8% 台から動かない。建機は国内建設の減少で台数がやや細り、大型案件の谷もある。輸送機器・鉄構は橋梁が弱く、エンジニアリングが補う。親会社が持つ過半の株は動かず、配当はゆっくり厚くなる。会社は残る利益の多くを借入金の返済と設備に回し、ためた利益が増えるぶん自己資本の利回りは下がる。台湾向けの高速車両のような少数の海外案件は、採算を見ながら慎重に受ける。大きな成長も大きな失敗もない、巡航の 10 年になる。

  • 鉄道車両:数量 290(新造両数(両・推定))× 価格 2.19(1両あたり売上(億円))→ 売上 634 億円・営業利益 51 億円。両数 290。営業利益率 8%
  • 建設機械:数量 108(杭打機等の販売台数相当(台・推定))× 価格 2.46(1台あたり売上(億円。部品・サービス込みの混合))→ 売上 266 億円・営業利益 35 億円。台数 108。営業利益率 13%
  • 輸送機器・鉄構・エンジニアリング:数量 140(案件の件数換算(件・推定))× 価格 2.68(1件あたり売上(億円))→ 売上 375 億円・営業利益 34 億円。件数 140。営業利益率 9%

倍率:事業の純利益 88 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.2% が k 8.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍。全体の PER 12.5 倍、時価総額 1,105 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社予想の営業利益率 8% 台に近い水準で、数量は人口減で細り、物価の分だけ価格が上がる姿。最も重く置いた。

やや悲観 23% やや悲観:新幹線の分担が細り、通勤車と建機の競争で採算が下がる 利益 43 億円 · PER 8.2 倍 · 株価時価総額 3,628 円524 億円

次世代の新幹線車両で日車の分担が細り、豊川製作所の稼働が落ちる。通勤電車は日立・川崎重工・近畿車輛・総合車両製作所との入札で値を削られ、採算が下がる。建機は国内の大型工事が減り、杭打機の台数が落ちる。橋梁を含む鉄構の受注も戻らない。台湾向けのような海外案件は少数で、一度の遅れが年の利益を消す。それでも受注残で 2 年は食いつなぎ、赤字には落ちない。ただ営業利益率は 4% 台まで下がり、配当は据え置きに近い。ためた利益を持て余す一方、稼ぐ力は資本コストを大きく下回る 10 年になる。建機と鉄構の落ち込みを鉄道が埋めきれず、会社全体の営業利益は今の予想の半分ほどに沈む。

  • 鉄道車両:数量 250(新造両数(両・推定))× 価格 2.19(1両あたり売上(億円))→ 売上 547 億円・営業利益 27 億円。両数 250。営業利益率 5%
  • 建設機械:数量 95.0(杭打機等の販売台数相当(台・推定))× 価格 2.46(1台あたり売上(億円。部品・サービス込みの混合))→ 売上 234 億円・営業利益 21 億円。台数 95。営業利益率 9%
  • 輸送機器・鉄構・エンジニアリング:数量 125(案件の件数換算(件・推定))× 価格 2.68(1件あたり売上(億円))→ 売上 335 億円・営業利益 17 億円。件数 125。営業利益率 5%

倍率:事業の ROE 3.5% は k 8% 以下なので、利益が伸びても価値は増えず、正当化 PER の上限は 1÷k = 11.8 倍。受注の偏りと過去の赤字を考え、上限の 7.0 割の 8.2 倍に置いた。

確率:次世代車両の分担が減る、通勤車の入札で採算が崩れる、杭打機の需要が国内で落ちる、のうち一つでも起きれば届く。過去 10 年の売上が年 1% 縮んできたことと、受注が数件に偏る事業構造から、慎重な見方を少し厚くした。

悲観 10% 悲観:大型案件で失敗を繰り返し、鉄道の主戦場を失う 利益 −6 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 2,279 円329 億円

JR東海が車両の発注先を絞り、日立への集約が進む。日車は新幹線の分担を失い、通勤電車でも大型の海外案件で再び損失を出す。米国で 2017 年に撤退した時と同じ型の失敗だ。工場の稼働が落ち、固定費が重くのしかかる。建機でも中国・欧州勢の杭打機が海外で価格を下げ、国内も建設の縮小で台数が減る。赤字が数年続き、減損で自己資本が削られる。JR東海は子会社として抱え続けるが、成長の資金は出さない。残る価値は工場用地・設備と運転資本の回収に近い、もう優良ではなくなった 10 年になる。配当は積み上げた現金と遊休資産の売却で払うが、事業の稼ぎから出せる額ではなく、自己資本を食いながらの最低限の還元にとどまる。

  • 鉄道車両:数量 170(新造両数(両・推定))× 価格 2.19(1両あたり売上(億円))→ 売上 372 億円・営業利益 4 億円。両数 170。営業利益率 1%
  • 建設機械:数量 70.0(杭打機等の販売台数相当(台・推定))× 価格 2.46(1台あたり売上(億円。部品・サービス込みの混合))→ 売上 172 億円・営業利益 7 億円。台数 70。営業利益率 4%
  • 輸送機器・鉄構・エンジニアリング:数量 100(案件の件数換算(件・推定))× 価格 2.68(1件あたり売上(億円))→ 売上 268 億円・営業利益 0 億円。件数 100。営業利益率 0%

倍率:赤字の筋書きなので稼ぐ力でなく売れる資産で測る。現預金(今 137 億円)と、工場・用地・保有株を売った時の税引き後、売掛金・仕掛品の回収を合わせて約 330 億円を床とし、今の自己資本 822 億円の 0.4 倍に置いた。受注済みの車両は発注元との契約で、ブランドや親会社の信用は評価しない。

確率:2015 年から 5 期続いた赤字と、2017 年の米国案件撤退(解決金約 375 億円)が実際にあった。同じ型の失敗が再び起きる余地を 1 割残した。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

鉄道車両

JR東海のN700S新幹線と在来線、名古屋鉄道・東京都交通局などの電車を造る主力事業。豊川製作所が中心で、台湾高速鉄道向けは日立経由で一部を担う。

数量新造両数(両・推定)価格1両あたり売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 300 1.63 489 46
10 年後 中立 290 2.19 634 51

取り方:両数は開示がない。N700S の受注(384 両を 3 年で納入、のちに 208 両)と国内新造の年 1,500〜1,600 両から、年 300 両前後と推定。売上 489 億円(決算説明資料)を割って 1 両あたり約 1.6 億円(新幹線は高く通勤電車は低い混合)。利益は決算説明資料のセグメント利益 45.9 億円。

建設機械

基礎工事用の大型杭打機(3 点式は 1963 年に世界で初めて開発し、国内トップシェアと会社が説明)と、ディーゼルハンマー、部品・サービス。鳴海製作所で造る。

数量杭打機等の販売台数相当(台・推定)価格1台あたり売上(億円。部品・サービス込みの混合)売上営業利益
今 2026/03 120 1.84 221 40
10 年後 中立 108 2.46 266 35

取り方:台数は開示がない。製造実績は累計約 5,000 台とされる。売上 220 億円(決算説明資料)を、大型杭打機と部品・サービスの混合として年 120 台相当と推定して割り、1 台あたり約 1.84 億円。利益はセグメント利益 39.5 億円(利益率 17.9%)。

輸送機器・鉄構・エンジニアリング

トレーラなどの輸送機器、橋梁などの鉄構、搬送設備などのエンジニアリング。景気と公共投資、民間の設備投資に左右され、鉄構は受注環境が厳しいと会社が書いている。

数量案件の件数換算(件・推定)価格1件あたり売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 147 2.00 294 42
10 年後 中立 140 2.68 375 34

取り方:輸送機器・鉄構 219 億円とエンジニアリング 75 億円(決算説明資料)を合算。個別の利益は割れないので、全社の営業利益 116.2 億円に調整額 -11.3 億円(推定)を足し戻し、残りの 42.1 億円とした。件数は平均 2 億円の案件に換算した推定。

リスクと懸念

鉄道の大型案件の採算

鉄道車両は数件の大型案件で年の利益が決まる。2017 年には米国の 2 階建て車両 130 両を断念し、解決金に約 375 億円を払った。設計の強度不足や部品調達の条件が重なると、受注損失引当金が一度に膨らむ。受注残が厚い分、失敗の影響も 2 年以上続く。

JR東海への依存と分担の行方

次世代新幹線「S0系」は 2029 年に始まり 25 編成を入れるが、日立と日車の分担は発表されていない。日立への集約が進めば、日車の豊川製作所の稼働が落ちる。大口の発注元に頼るため、発注方針の変化が売上に直結する。

建設機械の国内需要

建設機械は 2026 年 3 月期に売上が 3.4% 減った。国内の建設投資は人口減で細り、大型の杭打機は台数が落ちやすい。利益率が 18% と高い事業なので、台数の減少は全社の利益に強く響く。

利益の一時要因と来期の減益

2026 年 3 月期の利益には、投資有価証券の売却益が約 17 億円含まれる。会社は来期の営業利益を 88 億円と、前期比 24% 減で見ている。足元の高い利益率を前提にすると、本質価値を高く見誤る。

鉄構とトレーラの弱さ

橋梁を含む鉄構は、会社が有価証券報告書で受注環境が厳しいと書いている。トレーラは差別化しにくい。この領域が全社の約 3 割を占めるため、建機と鉄道の好調が打ち消されやすい。

親子上場と資本の使い方

JR東海が約 51% を持つ構造で、少数株主への還元は薄い。配当性向は 1 割に届かず、利益が社内に残って ROE が下がる。完全子会社化の可能性はあるが、時期も価格も親会社が決める。

原材料高と中東情勢

会社は来期の減益見通しの背景に、原材料価格の上昇と中東情勢などの不確実性を挙げている(ブログの要約による。短信の原文は未確認)。車両は受注時に価格を決める契約が多く、資材の値上がりを転嫁しにくい。

今後の分かれ目

JR東海の次世代新幹線で日車の分担が日立と同程度になる
豊川製作所の稼働が 2030 年前後まで高く保たれ、鉄道の両数と採算が楽観・やや楽観に近づく。
日車の分担が大きく日立に偏る
鉄道の両数が細り、やや悲観に近づく。工場の固定費が重くなり、利益率が 5% 台まで下がる。
海外の高速車両で自力受注に踏み出し、再び大型の損失を出す
米国案件と同じ型の失敗となり、悲観の筋書きに近づく。自己資本も減損で削られる。
JR東海が日車の完全子会社化を発表する
買い付け価格に上乗せが付く可能性がある。ただし本質価値は動かず、少数株主が受け取る額は親会社の判断で決まる。
配当性向を 3 割以上に引き上げる方針が示される
ためた利益が積み上がって ROE が下がる流れが止まり、中立の PER の根拠がやや強くなる。
国内の杭打機の台数が 2 年続けて前年を割る
利益率 18% の建機が崩れ、全社の利益率が 1 ポイント以上下がる。

見ておくもの

  • 次世代新幹線の製造分担の発表
  • 受注残の金額と、鉄道車両の受注の中身(JR東海向けか、海外か)
  • 建機の売上と利益率(大型杭打機の台数の動き)
  • 配当性向の引き上げや、親会社の持株の扱いの発表
  • 来期の営業利益 88 億円の達成度

倍率と資本コストの決め方

セグメントごとに両数・台数・件数と価格の指数を置いて 10 年の利益を積み、その時点の ROE と資本コストから正当化 PER の上限を出して、その 6〜8.5 割に置いた。中立は営業利益率 8% 台で、会社予想の水準に近い。資本コストは基本 7.5% に quality +1.0%(循環と単一顧客)を足した 8.5%。ためた利益が増えて ROE が k を下回るため、PER の上限は 1÷k。悲観は売れる資産の税後 330 億円を今の自己資本の 0.4 倍に置いた。今の PER・PBR は使っていない。リースの新会計基準(2028 年 3 月期から)で BS の形が変わるが、10 年後の数字は今と同じ形で置いた。結果は最後に今の時価総額と比べただけ。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10.5→13.55 倍・やや楽観 PER 9.4→12.8 倍・中立 PER 9.4→12.5 倍)。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +1.0% を足した 8.5%。米国案件のような失敗や親会社との関係は k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.50% → 8.00%。

同じ業種(輸送用機器)の AI 分析

割安 トヨタ自動車7203 世界首位と関税逆風を同時に抱えるが、金融事業の厚みとマルチパスウェイが本質価値を支え、今の値段は割安 本質価値との差 +79.3% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 マツダ7261 単独で戦う中堅の車メーカー。関税で稼ぐ力は細るが、自己資本の4割弱という値段は低すぎ、割安とみる 本質価値との差 +71.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 三菱自動車工業7211 底にある利益が戻れば今の値段は安いが、利益率の低さと中国勢の追い上げで、戻る確度は高くない 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 スズキ7269 インド事業がシェア4割で稼ぎの柱、二輪も伸びるが中国EV勢の台頭と認証不正の再発が評価を重くし、今の値段はやや割安 本質価値との差 +62.4% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 河西工業7256 日産に半分を頼る内装部品の大手。直近の利益回復は鮮やかだが、借金が自己資本の3倍近く。株主の取り分は、再建が崩れるかどうかで大きく割れる 本質価値との差 +61.5% · 10 年 割安(年 +14.3%) 割安 モリタホールディングス6455 消防車の国内6割を握り、純現金も厚い堅実な会社。10年で見た本質価値は、今の時価総額を3割半ほど上回る 本質価値との差 +61.3% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 いすゞ自動車7202 国内トラック首位級とタイのピックアップ王者を併せ持つが、UD統合の実行とタイ・中国EV攻勢が綱引きする局面で、本質価値は今の値段より割安 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 本田技研工業7267 二輪と金融が稼ぎ四輪を支える構造。EV の戦略転換で初の最終赤字だが、二輪・金融の稼ぐ力から見れば今の値段はやや割安 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 日本プラスト7291 日産とホンダの2社頼みでハンドルとエアバッグを作る。自己資本の 4 分の 1 の値段だが、利益率の薄さと借入が割引の理由 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 デイトナ7228 バイク乗りの「あと付け」を企画して卸すファブレスの用品会社。国内の担い手は老いるが、品ぞろえと販売網の厚さで稼ぐ力は残り、中立で今の値段を上回る 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 東京ラヂエーター製造7235 トラック・建機のラジエーター専業。手元の現金が時価総額の4割に迫り、利益の質に比べて値段が低い会社だ 本質価値との差 +49.8% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 株式会社ファルテック7215 日産向けに偏る自動車の外装部品会社。利益は薄く先は読みにくいが、時価総額が自己資本の 2 割と低く、10 年の価値はやや上回る 本質価値との差 +47.9% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 日産自動車7201 自動車事業は本業で赤字、稼ぎ頭は販売金融。Re:Nissanの再建が進めば今の値段はやや割安だが、失敗すれば床も浅い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +14.0%) 割安 エフテック7212 ホンダ向けの足回り部品が北米に偏る低採算の会社。借金は時価総額の3倍超で、中立でも利益の薄さは変わりにくい 本質価値との差 +39.3% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 武蔵精密工業株式会社7220 ホンダ系の駆動部品会社。AI 向けキャパシタの当たり外れで 10 年後の姿が大きく分かれ、今の値段はその当たりを先取りしている 本質価値との差 +37.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 豊田合成株式会社7282 トヨタ系の安全部品大手。エアバッグの伸びは確かだが利益率は最高圏にあり、今の値段は織り込み済みでほぼ適正 本質価値との差 +36.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 ユニプレス株式会社5949 日産向けが約4分の3を占める車体プレスの大手。拠点の整理で身軽になったが、価値は日産の台数しだいで、安全域は厚くない 本質価値との差 +35.6% · 10 年 割安(年 +10.5%) 割安 株式会社アイシン7259 AT(変速機)世界首位級のトヨタ系部品大手。トヨタ株の含み資産が下支えする一方、eAxleへの転換とAT収益化の成否が本質価値を左右する 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 安永7271 内燃機関の部品で稼ぐ中堅。足元の利益は上振れたが、EV 化と重い借入が先の価値を削る 本質価値との差 +31.7% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 ウェッズ7551 車のカスタムホイールの老舗卸。時価総額の7割が純現金だが、現金はトヨタ系の親会社の下にあり、価値は妥当圏に落ち着く 本質価値との差 +31.4% · 10 年 割安(年 +10.0%) やや割安 株式会社タチエス7239 日産・三菱・ホンダ向けのシート専業。利益率は回復途上で、顧客の偏りと買収の消化が10年の分かれ目になる 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 フタバ産業株式会社7241 トヨタ向けボデー・マフラーの部品メーカー。薄利でも今の値段に余裕はなく、EV化で排気系が縮む10年を見て、筆者は割高寄りと見る 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 トヨタ紡織株式会社3116 トヨタ系の座席・内装の大手。規模は大きいが利益率が薄く、値決め力の弱さと北米の赤字が10年の評価を決める 本質価値との差 +28.2% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 極東開発工業7226 架装で国内首位級だが、利益率の回復は物価を超えられず、独禁法の傷も残る。本質価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +28.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 新明和工業7224 防衛と自治体の底堅い需要で稼ぐ力は上がるが、資本コストを大きく超えず、今の値段はほぼ妥当な水準だ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 レシップホールディングス7213 バスの運賃箱と行先表示の老舗。新紙幣の特需は終わったが、米国の運賃収受が育ち、中立で今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ダイハツインフィニアース6023 船の発電エンジンと保守で稼ぐ堅い会社。ただ今の利益は受注の山にあり、10年で見ると値段は少し先取りしすぎ 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 株式会社デンソー6902 トヨタ系最大手の車載部品会社。電動化・ADAS半導体で成長を描くが、トヨタ株の巨額保有が下支えする一方、変革の実行速度が今の値段に見合うかが分かれ目 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 SUBARU7270 米国依存7割と関税が利益を直撃するが、厚い純現金と回復力を踏まえれば10年ではやや割安 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 GMB7214 補修用の駆動・冷却部品を世界に売る専業。電動ポンプへの切り替えが焦点だが、借入が重く、株主の取り分は薄い 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 株式会社ティラド7236 熱を逃がす部品の専業。利益率は歴史的な高さにあり、定着するかが分かれ目。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 内海造船7018 防衛とフェリーの造船所。今は好況の頂点で、積み上がる現金の使い道が焦点 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 株式会社東海理化電機製作所6995 スイッチ・シートベルトのトヨタ系部品会社。純現金は厚いが、車内の操作が画面に移れば主力が細る。稼ぐ力は資本コストにわずかに届かない 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ユニバンス7254 駆動系ユニットの専業。日産・フォード・ホンダの3社に頼り、利益は円安で嵩上げされている。厚い現金が下支えするが、10年の中立は今の値段並み 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ナンシン7399 キャスターと台車の老舗。時価総額とほぼ同じ現金を持つが、本業の利益率は2%台に沈み、現金も株主に戻らない。値段はおおむね見合っている 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ニッキ6042 芝刈り機のエンジン部品とガスの燃料装置の会社。本業は電動化で細り、工場用地の賃料が支え。やや割高 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 株式会社エッチ・ケー・エス7219 車好きに愛されるチューニングパーツの老舗。ブランドと手元資金は本物だが、電動化で市場が縮み、利益が薄く、値段はやや割高寄り 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 愛三工業株式会社7283 車の燃料ポンプで世界首位級の部品会社。エンジン車の縮小と、トヨタ頼みの値決めの弱さが10年の重しになる 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 トピー工業株式会社7231 トラック用ホイールと建機の足回りで国内首位。ただ利益率は薄く、構造改革が効いても稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段はその実力にほぼ見合う 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) 適正 日本精機株式会社7287 車のメーターとHUDの専業。二輪が稼ぎ、四輪は薄利。10月の東洋電装の買収で借金を背負い、払う値段に安全域は薄い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 ヨロズ7294 日産依存の足回り部品メーカー。減損で身軽にはなったが、稼ぐ力は資本コストに遠く、10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 株式会社村上開明堂7292 国内首位級の自動車ミラー専業。純現金は時価総額の半分に迫るが、稼ぐ力は10年かけても大きくは伸びず、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 田中精密工業7218 ホンダのエンジン部品で成り立つ小さな部品会社。電動化と値下げ要請の挟み撃ちで、帳簿の割安さは割り引いて見る 本質価値との差 +7.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 アスカ7227 車体のプレス部品が主力で、ロボットが利益の伸び役。借金が重く、10年の中立でも今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社ハイレックスコーポレーション7279 ケーブルの老舗からドア周りの総合部品会社へ。利益は長く薄いままだが、厚い純現金と保有株が値段を支える。構造改革の成否が分かれ目 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 株式会社今仙電機製作所7266 ホンダ・マツダ向けのシート機構部品。利益は薄いが時価総額の6割が純現金で、10年の評価は利益率が3%台から動くかで決まる 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ヤマハ発動機7272 二輪世界2位・船外機シェア4割を主軸に半導体装置が育つ複合企業。2025年はアウトドア車両の損失で急減益、今の値段は中期計画の実現を先取りしたやや割高な水準 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ムロコーポレーション7264 栃木の精密プレス専業。自己資本の 4 割弱という値段は資産の厚みを映すが、主力の内燃・変速機部品が細る分を電動化部品が補えるかが焦点で、稼ぐ力から見れば値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 プレス工業株式会社7246 トラックのフレームと車軸の専業。電動化でも残る部品で堅実だが、稼ぐ力は資本コストにわずかに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 株式会社エフ・シー・シー7296 二輪クラッチ世界首位の安定した稼ぎ頭を持つが、四輪クラッチは電動化で縮む。現金は厚いが、稼ぐ力に見合う値段は今よりやや低いと見る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 テイン7217 車高調の専業メーカー。純現金があり堅実だが、利益率は戻り切らず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 カネミツ7208 鋼板製プーリの専業で、現金は厚いが主力は電動化で縮む。ロボット部品などの新しい柱が穴を埋められるかが 10 年の分かれ目 本質価値との差 −4.3% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 テイ・エス テック株式会社7313 ホンダ向け自動車シートの専業。厚い現金が下値を支えるが、利益率の回復は北米次第で、顧客の偏りが重い 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 NITTAN6493 エンジンバルブで世界4位。ただ昨期の利益は山の水準で、株式化が見込まれる転換社債も重しになる 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 カヤバ株式会社7242 緩衝器と建機用油圧の二本柱。規模はあるが値決め力が弱く、利益の振れも大きい。10年の中立でも今の値段を大きく超えにくい 本質価値との差 −6.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 エイケン工業株式会社7265 自動車の補修用フィルターに特化した堅実な会社。純現金も厚いが、電動化で需要が細り、卸大手への依存も高く、値段はやや割高 本質価値との差 −7.2% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 カーメイト7297 名の通ったカー用品のブランドと厚い現金を持つが、縮む市場と重い本社費で資本は眠ったまま 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 NOK株式会社7240 オイルシール世界首位級だが、基板が利益の足かせ。現金と持ち合い株が時価の3割近くを支え、事業そのものはやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.7%) やや割高 ミクニ7247 二輪とインドが支える燃料・吸気部品メーカー。四輪の電動化と借金が重く、中立でも今の時価総額を上回りにくい 本質価値との差 −10.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 盟和産業7284 トヨタ系の内装部品の2次の大手。資産は厚いが利益が薄く、10年の価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 川崎重工業7012 防衛費拡大の脇役に甘んじるが、実際に稼ぐのは二輪とロボット。名目と資本コスト 8.5% で測ると今の値段はやや割高で、潜水艦不正の後始末が振れ幅を左右する 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 日産車体7222 日産の車を組み立てる専業の子会社。九州の大型 SUV が稼ぐが、湘南の終了と戻りにくい現金を考えると、今の値段は割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 大同メタル工業株式会社7245 エンジン軸受で世界首位。電動化で本業は細るが、データセンター電源と船が穴を埋められるか。今の値段は割高 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社エクセディ7278 クラッチとトルクコンバータで世界シェア2割強。稼ぎ頭のATが電動化で縮む中、新事業が穴を埋めきれるかが分かれ目で、今の値段は先を楽に見すぎている 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 フジオーゼックス7299 エンジンバルブで国内首位級。無借金で稼ぐ力は安定しているが、内燃機関という事業の寿命が重く、10年の中立でも今の値段に届きにくい 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 シマノ7309 世界的な寡占の自転車部品メーカーだが、特需の反動とシェア防衛の値引きで利益は沈んでおり、今のPER45倍台は急な回復を見込みすぎで、今の値段は割高に見える 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 三桜工業6584 ブレーキ・燃料の配管で世界2位。だが利益は薄く借金は増えた。データセンター水冷が育たなければ今の値段は重い 本質価値との差 −27.3% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 TBK7277 トラック・バス用ブレーキの老舗。財務は堅いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の時価総額を超えにくい 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) 割高 ジャパンエンジンコーポレーション6016 舶用エンジンの堅い収益源を持つが、いまの利益は新造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −33.2% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 名村造船所7014 受注残は厚いが、いまの利益は造船の好況の頂点。10年で見ると値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −44.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 小田原機器7314 バスの運賃箱で国内2番手。更新の波で売上は大きく揺れ、利益率は薄い。10年の価値は今の時価総額の半分前後 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 近畿車輛7122 受注残は売上の約 3 年分あるが営業利益は赤字。見かけの純現金は前受金で、10 年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 阪神内燃機工業6018 内航船のエンジンで上位に立つ小さな会社。無借金で受注残も厚いが、稼ぐ力に対して値段が先走る 本質価値との差 −57.9% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 曙ブレーキ工業株式会社7238 ブレーキ専業。足元は改善するが、再生ファンドの出口と優先株の重しが残り、10年の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −63.4% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ispace9348 月面輸送の先駆けだが、利益が出る前に増資と借入の返済が続く。今の株主に残る価値は小さく、今の値段は大きく割高と見る 本質価値との差 −64.4% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 リード6982 SUBARU頼みの小さな部品会社。受注は増えるが、借入が重く、赤字の歴史が長い。今の値段は先の回復を織り込みすぎだ 本質価値との差 −76.7% · 10 年 割高(年 −6.0%) 割高 イクヨ7273 樹脂部品の老舗が、貴金属・暗号資産・河西工業株へと手を広げる。本業の稼ぎは薄く、今の値段は事業でなく期待が決めている 本質価値との差 −77.4% · 10 年 割高(年 −6.9%)

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読んだ資料

  1. 2026年3月期決算説明資料(日本車輌製造)
  2. 日本車両、米国の鉄道車両 開発・製造を断念(ニュースイッチ)
  3. JR東海の次期新幹線「S0系」発表(鉄道コム)

分析日 2026-10-16