株譜
AI 銘柄分析 · 化学 · 試作

ダイセル 4202

樹脂とインフレータは伸びるが、借金と減損の癖が重い。中立の価値は今の値段をやや下回る

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,675 円4,282 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,431 円3,659 億円差 +17.0%
10 年後から見ると やや割安 価値 1,675 円4,282 億円 · 差 +17.0% · 期待の年率 +8.3%
期待の年率リターン(10 年)+8.3%資本コスト比 +0.5 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ダイセルは、エンジニアリングプラスチック、酢酸とアセテート・トウ、エアバッグ用インフレータを三本柱とする化学メーカーである。筆者の結論は、今の値段はやや割高ということだ。成長事業は確かだが、借金の重さと、投資の失敗が繰り返される癖が、価値を削っている。

稼ぎの源は三つに分かれる。いちばん大きいのは、ポリプラスチックスを中心とする樹脂事業で、売上の約 4 割を占める。AI サーバーの部品に使う液晶ポリマー(LCP)と PPS が伸びれば、会社の構造は変わる。次がマテリアル事業で、たばこフィルター用の繊維「アセテート・トウ」を世界の少数の供給者として握っている。三つめのセイフティ事業は、自動車のエアバッグを膨らませるガス発生装置を作り、中国・インドで拡販が進む。

2026 年 3 月期は営業利益が 421 億円と 3 割減った。ドイツの COC 樹脂の第 2 プラントで 324 億円の減損も出て、純利益は 102 億円に沈んだ。会社は新しい中期戦略で、5 年間に 3,000 億円の成長投資と、DOE 5% 以上の還元を掲げた。

筆者がいちばん気にしているのは資本の使い方だ。純有利子負債は時価総額の 6 割を超え、投資の失敗で自己資本を削る会社が、さらに借金を増やして設備を作る。需要が計画どおりに育てば報われるが、育たなければ重荷になる。この 10 年で見ると、中立の価値は今の値段の 8 割台にとどまる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で、ダイセルを長く持ちたい会社かと問えば、答えは「事業の一部は持ちたい、会社全体は慎重」だ。

持ちたいのは、アセテート・トウと LCP・PPS である。トウは供給者が少なく、値段が安定する。LCP と PPS は、電子部品に欠かせず、代わりが利かない。どちらも、少ない投資で稼げる。

慎重になるのは、資本の使い方だ。投資の失敗で自己資本を削る癖は、オーナーにとって最大の不安である。COC のように需要を読み違えた設備投資が繰り返されれば、利益は借金の返済と減損に消える。配当を厚くしても、稼ぎの質が変わらなければ、長く持つ理由にならない。

安全域は、今の値段では厚くない。借金は時価総額の 6 割を超え、利益が少し落ちるだけで株主の取り分が大きく減る。新しい中期戦略の目標は、前の計画の未達を考えると、そのまま信じにくい。

筆者は、計画の半分強が実現する道を中心に置く。その場合でも 10 年の価値は、今の値段をやや下回る。割安と呼ぶには、減損と借金の癖が直った実績が先に要る。

何で稼ぐ会社か

ダイセルの売上は 5,796 億円で、三つの柱と、育成中の小さな事業からなる。

いちばん大きいのが樹脂事業で、売上の 44% を占める。2020 年に完全子会社にしたポリプラスチックスが中心で、ポリアセタール(POM)、LCP、PPS、PBT といった、金属の代わりに使える樹脂を作る。電気・電子部品や自動車部品が主な用途だ。ドイツには、医療や光学向けの環状オレフィン樹脂(COC)の工場がある。2026 年 4 月には、ポリプラスチックスの事業をダイセル本体が引き継ぎ、ポリプラは持株会社になった。

マテリアル事業は売上の 28% で、酢酸と、その誘導品、セルロースから作るアセテート・トウを担う。トウはたばこのフィルターの原料で、セラニーズやイーストマンなど世界でも数社しか作れない。酢酸は協同酢酸(持分 92%)が担う市況品で、利益が振れやすい。中国にも、持分 30% の合弁会社でトウを作る。

セイフティ事業は売上の 18% にあたる 1,042 億円で、自動車のエアバッグ用インフレータが中心だ。日系の自動車メーカーに強く、近年は中国・インドへ販路を広げている。営業利益は 61 億円と、売上に比べて薄い。

残りは、電子・光学向けの材料を扱う事業、メディカル・ヘルスケア、その他である。売上は合わせて 590 億円ほどで、まだ利益は出ていない。

優良さと弱いところ

ダイセルの堀、つまり他社がまねできない強みは、事業ごとにまるで違う。

いちばん強いのはアセテート・トウだ。供給者が少なく、需給が安定している。顧客のたばこ会社とは長期の取引で、値段交渉の力も一定にある。ただし、たばこの消費そのものが減り続ける構造で、この堀は縮む市場の中にある。

セイフティのインフレータは、日系自動車メーカーとの長い取引が堀だ。命にかかわる部品で、新規参入は難しい。だが車の部品は毎年の値下げが当たり前で、値段を自分で決められない。利益率はこの数年、1 桁の低さが続いている。

樹脂は二面性がある。LCP と PPS は、電子部品の微細化で代わりが利かず、堀は厚い。一方でPOM は汎用品に近く、中国の増設で利益が削られている。COC も、第 2 プラントの失敗が示すとおり、需要を読み違えた。

資本の効率は低い。自己資本利益率(ROE)は直近 3% で、10 年の中央値は 10.6% だった。純有利子負債は 2,374 億円で、自己資本比率は 43%。経営は中期戦略の達成を約束しているが、前の中期計画では営業利益 600 億円に届かなかった。筆者は、この実績を割り引いて見る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

ダイセルが戦う市場は、成長するものと縮むものが混ざっている。

樹脂の中で、LCP と PPS は AI サーバー・通信機器のコネクタ用途で需要が伸びている。ここは世界でも少数の日本・米国メーカーが握る市場で、ダイセルのポリプラは世界の主要な供給者だ。だが POM は、中国で大規模な増設が続き、世界的な供給過剰にある。汎用の樹脂は、日本企業が値段を決められる領域ではない。

アセテート・トウは、たばこの消費が世界で年に数%ずつ減る市場にある。それでも供給者が少ないので、価格は安定し、利益が出る。ただし数量は 10 年で縮むとみる。酢酸は市況品で、中国の供給過剰が続く。

インフレータは、自動車の生産台数がほぼ横ばいの世界で、1 台あたりのエアバッグの数が増えることで成り立つ。競合はオートリブやジョイソンなどで、中国の地場メーカーも力を付けている。電気自動車になっても、エアバッグは変わらず必要だ。ただし値下げ圧力は強い。

中国・インドの自動車市場は伸びており、会社はここを成長の本線に置く。ただし現地メーカーは、現地調達で安く作る。ダイセルが取れるのは、品質で選ぶ日系・外資系の顧客が中心になる。化学業界全体では、汎用品は中国の過剰、機能材は日本の優位という二極化が 10 年続く。ダイセルは、その両方を抱えている。

資本政策と M&A

株主還元は、前よりはっきり厚くなる。2026 年 5 月の中期戦略で、DOE(自己資本に対する配当の比率)を 4% から 5% 以上に、総還元性向を 40% から 60% 以上に引き上げ、累進配当を約束した。2027 年 3 月期は増配を見込み、過去最高の配当になる。

投資は重い。5 年間で 3,000 億円の成長投資を掲げ、うち 880 億円を高機能樹脂の増設に充てる。目標は、2031 年 3 月期に売上高 7,500 億円、純利益 650 億円。これは今の純利益の 6 倍にあたる。

問題は、投資の実績だ。2026 年 3 月期には、ドイツの COC 第 2 プラントに 324 億円の減損が出た。需要を読み違えた設備投資は、これが初めてではない。配当を厚くしながら成長投資も増やせば、借金は減らない。

政策保有株は、上場 9 銘柄で約 350 億円ある。最大の保有先は富士フイルムホールディングスだ。前期は 6 銘柄を 204 億円で売っており、整理は進んでいる。ただし時価総額の 1 割にも届かず、財務の重さを解消する規模ではない。

M&A では、2020 年にポリプラスチックスを完全子会社にした。TOB で買われる可能性は、時価総額が小さく株価が割安に見える面もあるが、事業が複雑で、筆者は主な筋書きとは置かない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

AI サーバー向けの LCP・PPS は、世界でも数社しか作れない。ダイセルはその一角で、880 億円の増設は、需要の確かな伸びに応える投資だ。電子部品の微細化は止まらず、代わりが利かない樹脂は値段を保てる。

セイフティは、いまは売上の 18% で利益率も低い。だが中国・インドの拡販で営業利益はすでに 5 割以上伸びている。現地調達と自動化で利益率が 15% に近づけば、利益は大きく変わる。

マテリアルのアセテート・トウは、供給者が少ない安定事業だ。たばこ需要は減っても、値段は保たれ、キャッシュを生み続ける。政策保有株の売却と、DOE 5% 以上・総還元性向 60% 以上の約束は、経営が資本の効率に本気で向かっている証拠だ。

2026 年 3 月期は、COC の減損という一過性の損失で純利益が落ちたが、営業利益は 421 億円を保っている。会社は 2031 年 3 月期に純利益 650 億円を目標にし、成長事業のEBITDAを 2026 年度から 2030 年度に 6 割近く増やす計画だ。この計画の半分が実現するだけでも、今の値段は安い。

慎重な見方

ダイセルの計画は、いつも途中で止まる。前の中期計画は営業利益 600 億円に届かず、COC の第 2 プラントは 324 億円の減損に終わった。新しい計画は、それよりさらに高い目標を掲げている。

880 億円の樹脂増設は、AI サーバーの需要を前提にする。需要が鈍化すれば設備が余り、減損でまた自己資本を削る。中国の樹脂メーカーは LCP や PPS の中位グレードにも入り始め、値段は上がらない。

インフレータは、自動車メーカーの年次値下げの世界だ。中国の地場メーカーとの価格競争が強まり、利益率 15% の目標は遠い。売上に対して営業利益が 6% 程度しかない事業を、成長の柱と呼ぶのは無理がある。

アセテート・トウは、たばこ需要の減少で数量が細る。供給者が少なくても、その市場自体が縮むなら、安定は先細りの安定にすぎない。

財務の面でも、純有利子負債は時価総額の 6 割を超える。配当を厚くして、成長投資も増やせば、借金は減らない。金利が上がる世界では、利払いが利益を削る。減損と借金の癖が直らない限り、割安とは言えない。

どちらに重みを置いたか

強気の見方は、LCP・PPS とアセテート・トウの質を正しく突いている。だが慎重な見方が突く、計画の未達と減損の履歴、借金の重さの方が、数字に直接効く。そのため確率はやや慎重側に寄せ、やや悲観と悲観を合わせて 36% とした。中立は、会社の計画の半分強が実現する道に置いた。結果、10 年の価値は今の値段をやや下回る。成長事業の質は評価するが、資本の使い方の実績が改善するまで、安全域は厚くならない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 2,356 円6,024 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 810 円2,072 億円)。 今の値に割り戻すと 1,675 円4,282 億円、今との差 +17.0%、 期待の年率 +8.3%(資本コスト 7.8%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 9% 5,117 円1.31 兆円 1,271 円3,249 億円 +346.4% +16.1% 575 円1,470 億円
やや楽観 21% 3,647 円9,326 億円 1,061 円2,712 億円 +229.0% +12.6% 989 円2,528 億円
中立 34% 2,653 円6,783 億円 913 円2,334 億円 +149.2% +9.6% 1,212 円3,100 億円
やや悲観 23% 675 円1,726 億円 531 円1,359 億円 −15.7% −1.7% 277 円709 億円
悲観 13% 556 円1,422 億円 313 円800 億円 −39.3% −4.9% 113 円289 億円
加重平均100% 2,356 円6,024 億円810 円2,072 億円 +121.3% +8.3% 3,166 円8,096 億円

今の株価時価総額 1,431 円3,659 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 9% AI 向け樹脂とインフレータの両輪が回り、成長事業が利益の主役になる 利益 783 億円 · PER 16.7 倍 · 株価時価総額 5,117 円1.31 兆円

高機能樹脂は、AI サーバーのコネクタ用途で液晶ポリマー(LCP)と PPS の需要が伸び、880 億円の増設が稼働率を保って回る。ドイツの COC 第 2 プラントも医療・光学向けの採用が進み、重荷から収益源に変わる。

セイフティは中国・インドの自動車メーカーに入り込み、営業利益率が会社の目標の 15% に届く。部品の現地調達と工程の自動化が効き、値下げ圧力を吸収できる。マテリアルはアセテート・トウ(たばこフィルター用の繊維)の安定した需給が続き、酢酸も構造改革で身軽になる。

この 10 年を通じて純利益は今の 5 倍を超え、還元も DOE 5% 以上を守って積み増せる。借金は利益で自然に薄まり、財務の不安は消える。会社が描く「成長事業で稼ぐダイセル」が、ほぼ実現した姿だ。

  • エンジニアリングプラスチック(POM・LCP・PPS・PBT・COC):数量 52.1(樹脂の販売重量(万トン、推定。実質の数量))× 価格 90(1 トンあたりの平均単価(万円、名目))→ 売上 4,676 億円・営業利益 631 億円。益率13.5%、高機能樹脂と汎用樹脂の合計
  • マテリアル(酢酸・誘導品・アセテート・トウ・セルロース):数量 99.8(酢酸系とトウの販売重量(万トン、推定。実質の数量))× 価格 21(1 トンあたりの平均単価(万円、名目))→ 売上 2,053 億円・営業利益 287 億円。益率14.0%、酢酸系とアセテート・トウ
  • セイフティ(エアバッグ用インフレータ):数量 8,775(インフレータの販売個数(万個、推定。実質の数量))× 価格 0.20(1 個あたりの平均単価(万円、名目))→ 売上 1,758 億円・営業利益 264 億円。益率15.0%、インフレータ
  • スマート・メディカル・ヘルスケア・その他:数量 7,980(対象市場の実質規模(億円、2026 年の物価で)× シェア)× 価格 13.2%(ダイセルの取り分(シェア × 物価の指数))→ 売上 1,056 億円・営業利益 106 億円。益率10.0%、新規・育成事業

倍率:事業の純利益 783 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.7% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.7 倍。全体の PER 16.71 倍、時価総額 13,084 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:AI サーバー向けの高機能樹脂の増設が当たり、中国・インドのインフレータ拡販も軌道に乗る必要がある。会社の計画どおりに近い道だが、計画の未達が続いてきた過去から、厚い確率は置けない。

やや楽観 21% 成長事業が計画の 8 割ほど進み、マテリアルが土台を保つ 利益 604 億円 · PER 15.4 倍 · 株価時価総額 3,647 円9,326 億円

高機能樹脂は AI サーバー向けの LCP・PPS が伸び、汎用のポリアセタール(POM)は中国勢の増設で伸びない。差し引きで樹脂全体の数量は 3 割弱増える。COC は第 2 プラントの稼働が遅れつつも、最終的に黒字に乗る。

セイフティは中国・インドの拡販で数量が伸び、利益率は 12% まで戻る。自動車メーカーの年次値下げがあるため、価格は物価に届かない。マテリアルはアセテート・トウが微減にとどまり、協同酢酸との一体運営で利益を守る。

スマートとメディカルの新規事業は小さな黒字に育つ。会社は計画の 8 割ほどの利益を出し、DOE 5% を守りながら借金も減らす。筆者は、この姿がもっとも自然な「うまくいった場合」だと見る。

  • エンジニアリングプラスチック(POM・LCP・PPS・PBT・COC):数量 48.6(樹脂の販売重量(万トン、推定。実質の数量))× 価格 88(1 トンあたりの平均単価(万円、名目))→ 売上 4,304 億円・営業利益 516 億円。益率12.0%、高機能樹脂と汎用樹脂の合計
  • マテリアル(酢酸・誘導品・アセテート・トウ・セルロース):数量 97.7(酢酸系とトウの販売重量(万トン、推定。実質の数量))× 価格 20(1 トンあたりの平均単価(万円、名目))→ 売上 1,980 億円・営業利益 248 億円。益率12.5%、酢酸系とアセテート・トウ
  • セイフティ(エアバッグ用インフレータ):数量 8,320(インフレータの販売個数(万個、推定。実質の数量))× 価格 0.20(1 個あたりの平均単価(万円、名目))→ 売上 1,627 億円・営業利益 195 億円。益率12.0%、インフレータ
  • スマート・メディカル・ヘルスケア・その他:数量 7,020(対象市場の実質規模(億円、2026 年の物価で)× シェア)× 価格 13.2%(ダイセルの取り分(シェア × 物価の指数))→ 売上 929 億円・営業利益 74 億円。益率8.0%、新規・育成事業

倍率:事業の純利益 604 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.3% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.4 倍。全体の PER 15.44 倍、時価総額 9,326 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:計画に届かないことが多い会社だが、AI 向け樹脂の需要とインフレータの拡販は外部の追い風がある。大崩れせず、計画の 8 割ほどを達成する道を、強気側の本線と見る。

中立 34% 中立:樹脂とインフレータが伸び、マテリアルは縮みながら利益を保つ 利益 478 億円 · PER 14.2 倍 · 株価時価総額 2,653 円6,783 億円

高機能樹脂は AI サーバー向けが伸びても、汎用の POM が中国との競争で足を引っ張る。樹脂全体では数量が 2 割増え、利益率は 10.5% と、過去の山の 8 割ほどに戻る。

セイフティは数量が 2 割増える一方、値下げ圧力で価格は物価に届かず、利益率は 10% にとどまる。マテリアルは、たばこ需要の細りでアセテート・トウの数量が減り、酢酸の市況も弱い。だがトウは供給者が少なく、利益率 11% は保てる。

営業利益は現在の倍近い 800 億円まで戻る。会社の 2030 年度目標(営業利益 1,000 億円超)には届かない。10 年後の借金は薄まっているが、減損や追加投資のたびに自己資本が削られる経営の癖は残る。

  • エンジニアリングプラスチック(POM・LCP・PPS・PBT・COC):数量 45.6(樹脂の販売重量(万トン、推定。実質の数量))× 価格 88(1 トンあたりの平均単価(万円、名目))→ 売上 4,004 億円・営業利益 420 億円。益率10.5%、高機能樹脂と汎用樹脂の合計
  • マテリアル(酢酸・誘導品・アセテート・トウ・セルロース):数量 96.6(酢酸系とトウの販売重量(万トン、推定。実質の数量))× 価格 20(1 トンあたりの平均単価(万円、名目))→ 売上 1,929 億円・営業利益 212 億円。益率11.0%、酢酸系とアセテート・トウ
  • セイフティ(エアバッグ用インフレータ):数量 7,800(インフレータの販売個数(万個、推定。実質の数量))× 価格 0.19(1 個あたりの平均単価(万円、名目))→ 売上 1,500 億円・営業利益 150 億円。益率10.0%、インフレータ
  • スマート・メディカル・ヘルスケア・その他:数量 7,020(対象市場の実質規模(億円、2026 年の物価で)× シェア)× 価格 13.2%(ダイセルの取り分(シェア × 物価の指数))→ 売上 929 億円・営業利益 56 億円。益率6.0%、新規・育成事業

倍率:事業の純利益 478 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.4% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.2 倍。全体の PER 14.19 倍、時価総額 6,783 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:成長事業の需要は確かだが、会社は前の中期計画で営業利益 600 億円を達成できなかった。計画の半分強が実現する道を、もっとも確からしいと見て中心に置いた。

やや悲観 23% 樹脂の競争が激化し、インフレータも値下げに押される 利益 203 億円 · PER 8.5 倍 · 株価時価総額 675 円1,726 億円

AI サーバー向けの需要は伸びるが、中国の樹脂メーカーが LCP と PPS の中位グレードに入り、値段が物価に追いつかない。POM はすでに供給過剰で、利益率は 7% に低下する。ドイツの COC は第 2 プラントの稼働が計画に届かず、追加の減損が出る。

セイフティは、中国の地場メーカーが低価格で入り込み、価格は物価の半分の伸びにとどまる。利益率は 5% に落ち、成長事業と呼べなくなる。マテリアルはたばこ需要の細りが加速して数量が 1 割以上減り、酢酸も市況の低迷が続く。

営業利益は 400 億円に届かず、投資の回収が遅れる。配当は DOE の約束で守るものの、借金の返済は進まない。会社は「成長事業を持つ化学会社」から「構造改革が終わらない会社」に変わる。

  • エンジニアリングプラスチック(POM・LCP・PPS・PBT・COC):数量 39.9(樹脂の販売重量(万トン、推定。実質の数量))× 価格 83(1 トンあたりの平均単価(万円、名目))→ 売上 3,316 億円・営業利益 232 億円。益率7.0%、高機能樹脂と汎用樹脂の合計
  • マテリアル(酢酸・誘導品・アセテート・トウ・セルロース):数量 90.3(酢酸系とトウの販売重量(万トン、推定。実質の数量))× 価格 19(1 トンあたりの平均単価(万円、名目))→ 売上 1,734 億円・営業利益 121 億円。益率7.0%、酢酸系とアセテート・トウ
  • セイフティ(エアバッグ用インフレータ):数量 6,825(インフレータの販売個数(万個、推定。実質の数量))× 価格 0.18(1 個あたりの平均単価(万円、名目))→ 売上 1,225 億円・営業利益 61 億円。益率5.0%、インフレータ
  • スマート・メディカル・ヘルスケア・その他:数量 5,700(対象市場の実質規模(億円、2026 年の物価で)× シェア)× 価格 11.9%(ダイセルの取り分(シェア × 物価の指数))→ 売上 676 億円・営業利益 20 億円。益率3.0%、新規・育成事業

倍率:事業の ROE 4.5% が k 7.75% 以下なので、伸びても価値は増えず、正当化 PER は 1÷k = 11.4 倍が上限(ためた利益は額面未満)。中国勢の追い上げで堀が狭まるので、上限の 7.5 割の 8.5 倍に置いた。

確率:POM に続き LCP でも中国勢が追い上げ、インフレータは中国メーカーとの価格競争が強まる。会社の計画未達と減損の履歴から、慎重側にやや厚く置いた。

悲観 13% 成長事業が中国勢に置き換わり、減損が続く 利益 3 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 556 円1,422 億円

増設した高機能樹脂の設備に注文が付かず、稼働率の低下で赤字になる。ドイツの COC は需要が育たず、第 2 プラントに続いて第 1 プラントにも減損が及ぶ。POM は中国の増設で値崩れし、事業の縮小に追い込まれる。

セイフティは、中国の地場メーカーに価格で負け、主力の日系顧客からも調達を減らされる。マテリアルはたばこ需要の急減でアセテート・トウの数量が 3 割減り、酢酸の市況も崩れて利益がほぼ消える。

配当は大きく削られるが、約束した水準を一部守るため、現金と資産の売却で払う。借金の返済のために政策保有株や事業の一部を売る。それでも設備と土地、事業の顧客基盤は残り、清算価値としての下支えは働く。

  • エンジニアリングプラスチック(POM・LCP・PPS・PBT・COC):数量 32.3(樹脂の販売重量(万トン、推定。実質の数量))× 価格 77(1 トンあたりの平均単価(万円、名目))→ 売上 2,490 億円・営業利益 75 億円。益率3.0%、高機能樹脂と汎用樹脂の合計
  • マテリアル(酢酸・誘導品・アセテート・トウ・セルロース):数量 73.5(酢酸系とトウの販売重量(万トン、推定。実質の数量))× 価格 17(1 トンあたりの平均単価(万円、名目))→ 売上 1,242 億円・営業利益 25 億円。益率2.0%、酢酸系とアセテート・トウ
  • セイフティ(エアバッグ用インフレータ):数量 5,525(インフレータの販売個数(万個、推定。実質の数量))× 価格 0.16(1 個あたりの平均単価(万円、名目))→ 売上 886 億円・営業利益 13 億円。益率1.5%、インフレータ
  • スマート・メディカル・ヘルスケア・その他:数量 4,800(対象市場の実質規模(億円、2026 年の物価で)× シェア)× 価格 10.9%(ダイセルの取り分(シェア × 物価の指数))→ 売上 522 億円・営業利益 0 億円。益率0.0%、新規・育成事業

倍率:赤字に近く稼ぐ力では値が付かない。EV ÷ 営業利益も 50 倍を超え、利益の倍率では測れない(借金は今の 2,374 億円で見た)。売れる資産の税後 1,420 億円(今の自己資本 3,556 億円の 4 割)に置いた。

確率:AI 向け樹脂の増設が需要の鈍化と重なって過剰になり、インフレータも主力顧客を失う。単一の失敗でなく複数の悪化が重なる道で、確率は低いが、減損が続いた過去を考えて無視しない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

エンジニアリングプラスチック(POM・LCP・PPS・PBT・COC)

ポリプラスチックスを中心に、金属の代わりになる高機能樹脂を作る。電子・自動車部品向けが中心で、ドイツに COC 工場がある。

数量樹脂の販売重量(万トン、推定。実質の数量)価格1 トンあたりの平均単価(万円、名目)売上営業利益
今 2026/03 38.0 67 2,547 192
10 年後 中立 45.6 88 4,004 420

取り方:POM・LCP・PPS・PBT・COC の販売重量を合計で約 38 万トンと推定し、事業の売上を割った平均単価で置いた。単価の高い LCP・COC の比率が増えると平均単価は物価を上回り、汎用の POM は中国の供給過剰で物価に届かない。数量は AI 向けの LCP・PPS が引っ張る。

マテリアル(酢酸・誘導品・アセテート・トウ・セルロース)

協同酢酸が作る酢酸と誘導品、たばこフィルター用のアセテート・トウを担う。トウは世界でも数社しか作れない。

数量酢酸系とトウの販売重量(万トン、推定。実質の数量)価格1 トンあたりの平均単価(万円、名目)売上営業利益
今 2026/03 105 15 1,613 150
10 年後 中立 96.6 20 1,929 212

取り方:酢酸・誘導品・トウ・セルロース関連の販売重量を合計約 105 万トンと推定し、売上を割った。酢酸は 1 トンあたり数万円、トウは数十万円なので、平均単価は両者の比率で決まる。トウの数量は、たばこ需要の細りで少しずつ減る。

セイフティ(エアバッグ用インフレータ)

自動車のエアバッグを膨らませるガス発生装置。日系の自動車メーカーが主要顧客で、中国・インドを成長市場とする。

数量インフレータの販売個数(万個、推定。実質の数量)価格1 個あたりの平均単価(万円、名目)売上営業利益
今 2026/03 6,500 0.16 1,042 61
10 年後 中立 7,800 0.19 1,500 150

取り方:セイフティ事業の売上 1,042 億円を、年間約 6,500 万個の出荷と推定して割った。個数は世界の自動車生産と 1 台あたりのエアバッグ数の増加、中国・インドでの採用で決まる。価格は自動車メーカーの年次値下げがあり、物価に届かない。

スマート・メディカル・ヘルスケア・その他

電子・光学向けの材料と装置、医療・ヘルスケア向けの製品など、まだ小さい育成事業の集まり。

数量対象市場の実質規模(億円、2026 年の物価で)× シェア価格ダイセルの取り分(シェア × 物価の指数)売上営業利益
今 2026/03 6,000 9.9% 593 10
10 年後 中立 7,020 13.2% 929 56

取り方:これらの事業が戦う市場を合計 6,000 億円(実質)と推定し、売上 593 億円がそのうちシェア約 9.9% にあたるとした。市場は実質で伸び、価格は物価の指数で上がる。市場規模は開示がなく、競合の規模からの推定である。

リスクと懸念

設備投資の失敗と減損が続く

ドイツの COC 第 2 プラントでは 324 億円の減損が出た。5 年で 3,000 億円の成長投資は、需要を読み違えれば同じ失敗を繰り返す。AI 向け樹脂の増設 880 億円も、需要が鈍れば設備が余る。自己資本を削る癖が、価値の最大の不安だ。

借金の重さと利払いの増加

純有利子負債は 2,374 億円で、時価総額の 6 割を超える。金利が上がる局面では、借り換えのたびに利払いが増える。配当を厚くして投資も増やす計画では、借金が減らず、利益が落ちたときの株主の取り分が大きく減る。

中国の樹脂メーカーの追い上げ

POM は中国の増設で供給過剰が続く。LCP や PPS の中位グレードにも中国勢が入り始めており、値段が物価に追いつかない。ポリプラの強みが薄まれば、樹脂事業の利益率は戻らない。

たばこ需要の減少

アセテート・トウは、たばこの消費が世界で減り続ける構造にある。供給者が少なく値段は安定するが、数量は 10 年で縮む。減少が速まれば、安定した稼ぎの柱が細る。

インフレータの値下げ圧力と中国勢

自動車部品は年次の値下げが当たり前で、利益率が上がりにくい。中国・インドで拡販する先は、現地調達で安く作る地場メーカーとの競争になる。営業利益率 15% の目標は遠い。

中期戦略の未達の繰り返し

前の中期計画は営業利益 600 億円に届かなかった。新しい計画は、2031 年 3 月期に純利益 650 億円と、さらに高い。目標が下方修正されるたびに、市場の評価が下がりやすい。

今後の分かれ目

AI サーバー向け LCP・PPS の増設が計画どおり稼働し、稼働率が高く保たれたら
樹脂事業の利益率が上がり、やや楽観・楽観の確率を上げてよい。
ドイツの COC で追加の減損が出たら
投資判断の質への疑いが強まり、やや悲観・悲観の確率を上げる。
セイフティの営業利益率が 12% 以上に乗ったら
中国・インドの拡販が利益になる証拠で、成長事業の見方を上方に修正する。
中国の樹脂メーカーが LCP・PPS の中位グレードで価格を大きく下げたら
樹脂事業の価格の伸びを下方修正し、慎重側に寄せる。
たばこ需要の減少が速まり、アセテート・トウの数量が前年を大きく割り込んだら
マテリアルの稼ぎの安定を疑い、やや悲観側の確率を上げる。
純有利子負債が利益で減り、配当と投資を賄っても借金が薄まったら
財務の不安が和らぎ、k の上乗せ(借金)を見直せる。

見ておくもの

  • 高機能樹脂(LCP・PPS)の販売数量と増設設備の稼働率
  • COC(ドイツ)の稼働率と減損の有無
  • セイフティの営業利益率と中国・インドの受注
  • アセテート・トウの販売数量とたばこ需要の動向
  • 純有利子負債の推移と配当・投資の資金繰り
  • 中期戦略 Accelerate 2030 の進捗(営業利益・純利益の目標との距離)

倍率と資本コストの決め方

セグメントごとに数量(実質)× 価格(名目)で 10 年を積み、倍率は利益ベースの正当化 PER を上限に、楽観 9.5 割・やや楽観 9.3 割・中立 9.8 割(中立は 1÷k の下限に合わせた)に置いた。資本コストは基本 7.5% に quality(循環 +0.5・値決め力 0・借金 +0.5・寿命 +0.25 で +1.25%)を足した 8.75%。今の株価・過去の PER や PBR は参照していない。今の純有利子負債が時価総額の 6 割を超えるため、EV ÷ 営業利益も確かめた。悲観は赤字に近いので、売れる資産の税後(概算)から置いた。最後に今の時価総額と比べた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12.9→16.71 倍・やや楽観 PER 11.8→15.44 倍・中立 PER 11.5→14.19 倍)。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(化学)の AI 分析

割安 パーカーコーポレーション9845 自動車の車体を静かにする部材で稼ぐ小さな化学メーカー。時価総額の半分が純現金で、事業は安いが、現金が戻る保証は薄い 本質価値との差 +84.2% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 アルマード4932 卵殻膜ひと筋の通販で、広告に稼ぎを注いでいる最中。並みの利益率に戻れば、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +62.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 新田ゼラチン4977 北米撤退後の利益改善は一時の追い風でなく構造の変化で、10年の稼ぐ力に対して今の値段は低く、確率の加重では割安 本質価値との差 +61.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 三光合成7888 車の樹脂部品で稼ぐ堅実な会社。利益は最高圏で、今の値段は10年の筋書きの重みと釣り合う 本質価値との差 +61.6% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 ニイタカ4465 洗剤を毎日使われる消耗品として売り、保守まで抱える会社。現金の戻りを半分としても、事業の値打ちは今の時価総額を上回る。 本質価値との差 +56.3% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 関西ペイント4613 自動車と海外塗料で稼ぐ関西ペイント。厚い還元でROEが高く保たれ、10年で見ると本質価値は今の値段を2割台半ば上回り、やや割安 本質価値との差 +52.4% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 東ソー4042 市況に振れるチェーン事業を、分離精製剤・水処理エンジニアリングの先端事業が補う。10 年の価値は今の値段とほぼ並ぶ(適正) 本質価値との差 +47.3% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 株式会社ニフコ7988 自動車用プラスチック留め具で世界首位級。実質ほぼ無借金で利益は堅いが、伸びは物価並みにとどまり、値段はほぼ適正 本質価値との差 +47.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日本化薬4272 火薬の技術から生まれたニッチ部品と半導体材料、がん領域の医薬を持つ堅実な会社。物価で伸びる利益と厚い財務に、今の値段にはやや割安の余地がある 本質価値との差 +45.0% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 石原ケミカル4462 AIパッケージ向けめっき液で利益率が過去最高の小粒な優良株。ただ集中と大型投資を織り込むと、利益で測った価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +41.7% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 リケンテクノス4220 車の電線・医療・ラップ向け樹脂配合で稼ぐ堅実な小型株。利益は伸びるが堀は深くなく、物価込みの本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新日本製薬4931 通販化粧品の首位で、ヘルスケアが伸びる。だが広告で客を買う商売と創業家支配を割り引くと、純現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 コニシ4956 接着剤「ボンド」の国内大手。値上げと補修需要で堅く稼ぎ、純現金も厚いが、利益率は低く、住宅の縮みがゆっくり効く 本質価値との差 +38.6% · 10 年 割安(年 +9.4%) 割安 積水化学工業4204 住宅(セキスイハイム)の着工戸数縮小が重荷だが、自動車ガラス中間膜で世界シェア首位級の高機能プラスチックスとペロブスカイト太陽電池の芽が利益を支え、物価込みでもやや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +10.0%) 割安 タカギセイコー4242 二輪・四輪・OAの樹脂成形。稼ぎの7割は東南アジア。今の値段は10年の価値を下回る 本質価値との差 +38.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 松本油脂製薬4365 合繊の油剤とマイクロスフェアーで稼ぐ高収益の中堅。現金が厚く、本質価値は今の値段とほぼ等しい 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 KHネオケム株式会社4189 エアコン向け冷凍機油原料が稼ぎの柱の小さな化学会社。堀は強くないが空調の追い風は本物で、本質価値は今の時価総額を1割弱上回るほぼ適正 本質価値との差 +36.7% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 日油4403 防衛と医薬原料が利益を押し上げる良質な会社だが、売上の急増は工事の計上で、中身はまだ素直に伸びる段階にある 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 東邦アセチレン4093 東北のガス販売を軸に、純現金が時価総額の4割。事業は平凡で価値はほぼ適正 本質価値との差 +34.2% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 田岡化学工業4113 住友化学系の中堅化学メーカー。純現金は厚いが、今期の利益は急減。親会社の下で現金は戻りにくい 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 大成ラミックグループ4994 液体小袋のフィルムと充填機を一社でそろえる小さな堅実企業。純現金が厚く、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +33.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 旭化成3407 住宅とヘルスケアが稼ぎ、マテリアルは汎用化学に近い。資本の稼ぎは k をわずかに上回る程度で、今の値段は適正 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.0%) やや割安 北興化学工業4992 水稲の農薬と半導体向け化学品の二本立て。純現金が厚く、資本の稼ぎは資本コストをわずかに下回る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ショーエイコーポレーション9385 販促の包装と百円ショップの雑貨で稼ぐ黒子。利益率は初めて 7% に届いたが、今の値段は 10 年の稼ぎにおおむね見合う 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 デクセリアルズ4980 ACFと反射防止フィルムの世界首位の堀は本物。光半導体の急成長を織り込むと、利益で測った本質価値は今の時価総額とほぼ並び、適正 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トクヤマ4043 セメントを手放し半導体材料へ軸足を移す途上。稼ぐ力は伸びるが、資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ZACROS7917 液晶フィルムと詰め替え包材で世界・国内首位だが、医薬・バイオの大型投資が利益を削る。10 年で見ればやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社JCU4975 めっき薬品で営業利益率4割の優良株。ただし利益率は過去最高で、10年の本質価値は今の1割ほど下のやや割高 本質価値との差 +24.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 ハーバー研究所4925 無添加化粧品HABAの通販会社。時価総額の7割が純現金だが、新しい客が細り、財団が筆頭株主で現金は戻りにくい。値段はほぼ適正 本質価値との差 +23.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 上村工業4966 AI向けパッケージ基板のめっき薬品で稼ぐ高収益の会社。ただ利益率は山にあり、10年の本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +23.8% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ステラケミファ4109 半導体用フッ酸で国内首位格の小粒な素材株。10年先で測ると強気と慎重がほぼ釣り合い、今の値段は適正圏 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 石原産業4028 利益の4分の3を農薬が稼ぐ。2026年3月期は欧州の特需で膨らんだ山で、酸化チタンの立て直しも途上。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 イサム塗料4624 自動車補修用塗料の老舗。金融資産が時価総額の2倍あるが、創業家の下で眠り、10年では適正圏 本質価値との差 +22.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 三菱ケミカルグループ4188 稼ぎ頭は 50.6% 保有の日本酸素 HD。化学本体は構造改革中で借金も重く、10 年の価値は今の値段に対しおおむね適正 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 日本カーバイド工業4064 反射シートで世界3割を握る素材メーカー。利益の偏りと計画の未達が重く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +22.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 未来工業7931 電気配線の資材で職人の手間を減らす堅実な会社。現金は厚いが、価格改定で上がった利益率が戻る途中で、いまの値段は適正圏 本質価値との差 +21.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 日東電工6988 HDD基板の独占と核酸医薬の仕込みは強く、偏光板の競争を踏まえても、利益で測った本質価値は今の値段とほぼ並び適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 日本精化4362 海外の化粧品用油剤と医薬用の脂質で利益は伸びるが、小さな原料メーカーで値段の揺れも大きい。資本コスト7.75%で測ると今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 KIMOTO7908 時価総額は手元の現金を下回る。稼ぐ力が資本コストを超えれば、現金だけで価値の半分近い 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 アイカ工業4206 国内の化粧板は強いが、利益の薄い接着剤が全体を重くし、インド買収の成否が10年の伸びを分ける 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ムトー精工7927 樹脂成形の一貫生産で車載とカメラが好調。配当は厚いが、稼ぐ力は資本コストの手前 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニックス4243 複写機の留め具と基板のラックを作る横浜の小さな部品メーカー。時価総額に近い現金を抱えるが、配らず積むので値打ちは半分しか届かない 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 サカタインクス4633 海外の包装インキで稼ぐ堅実な会社。借金は軽く、10 年の伸びは物価に少し足す程度で、値段は素直に安い側にある 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ADEKA4401 五つの事業が支え合う堅実な会社。AI 向け半導体材料の追い風はあるが、ROE が低く、安全域は厚くない 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 永大化工7877 純正フロアマットの専業に近い小さな会社。電気自動車でもマットは要るが、値下げ要請で利益率は 5% 前後にとどまり、厚い現金の戻り方が価値を決める 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 日本ゼオン4205 COP で稼ぐ素材会社。ゴムの縮小が先に進み、成長の果実は新工場が動く 2028 年度後半以降。10 年の価値は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 日本酸素ホールディングス4091 米国・アジアの投資回収待ちと純負債の重さはあるが、強い堀を織り込んだ資本コスト7%で測ると、物価込みでやや割安 本質価値との差 +17.8% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 タイガースポリマー4231 ホンダ向けが4割強のゴムホース・成形品メーカー。厚い純現金が価値を支えるが、稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 大伸化学4629 シンナー国内最大手。利益は薄いが無借金で現金が時価総額の8割。事業は市況頼み、現金の戻り方が値打ちを決める 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 南海化学4040 苛性ソーダの関西メーカー。土地売却で身軽になり、今の値段は10年の稼ぎにほぼ見合う 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ナトコ4627 塗料・溶剤再生・電子材料の三本柱。現金は厚いが、使い道は買収と工場の建て替えで先に埋まっている 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 恵和4251 液晶の光拡散フィルムで世界の上位。純現金は時価総額の 4 分の 1 だが、有機 EL への置き換えと中国勢で利益率は下がり、適正 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 巴川コーポレーション3878 車載向け半導体テープという良い芯はあるが、トナーの縮みと借入の重さで全体は並の会社 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 日本特殊塗料4619 車の静けさを支える中堅メーカー。利益の4割は合弁の持分で、ROEは資本コスト並み。本質価値は今の値段をやや下回り、割高寄りの適正 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 ロンシール工業4224 稼ぎは地味だが、時価総額の7割近くが純現金。ただし親会社の影で現金は戻りにくい 本質価値との差 +13.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 東洋紡3101 稼ぎの芯は液晶と半導体向けの高機能フィルム。借金が重く、10 年の見通しを織り込んでも今の値段はやや割高 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 DIC4631 インキと顔料で世界首位だが利益率は薄い。AI半導体向け樹脂で今期は急伸しても、山に近く今の値段は先を織り込みすぎと見る 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 日本パーカライジング4095 自動車の塗装下地に強い表面処理の老舗。厚い現金が下値を支えるが、成長は物価並みにとどまり、値段はほぼ適正か、やや高め 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 富士フイルムホールディングス4901 複合機をパーシャル・スピンオフで株主に分け、医療と半導体材料に集中。利益ベースの PER で測ると 10 年の本質価値は今の値段にほぼ並び、適正 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 丸東産業7894 九州の食品包材の老舗。値上げで利益は戻ったが、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ミライアル4238 ウェーハ容器で世界上位の地位はあるが、ROE が資本コストに届かず、利益で測った本質価値は今の時価総額の約 8 割でやや割高 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社ジェイエスピー7942 発泡プラスチックの専業で、北米の自動車向け ARPRO が稼ぎ頭。大株主が約半分を握る地味な会社で、利益の質を考えると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 大倉工業4221 包装フィルムの安定に、大型液晶用の光学フィルムという一本足の成長が乗る。値段は事業の実力とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 児玉化学工業4222 買収で売上が 5 倍になった樹脂と金属の部品メーカー。一過性の利益を除くと稼ぐ力は薄く、電動化とスポンサーの売り下がりが重い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) 適正 クラレ3405 世界首位級の素材を持つが、積み上げた資本の稼ぎが細い。利益が戻っても ROE は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 東リ7971 床・壁・カーテンの内装材を手掛ける東リ。原料高と賃上げで利益は一度へこむが、還元の厚さが支え、物価込みの値段はほぼ妥当 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フマキラー4998 東南アジアが稼ぎ頭、国内は赤字。結論は やや割高 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 扶桑化学工業4368 半導体研磨材のほぼ独占企業。事業は一級だが、10 年の本質価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 日華化学4463 繊維薬剤の海外好調と非フッ素の追い風で利益は急伸中だが、ROE は資本コストに届かず、10年先の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 大日本塗料4611 橋や鉄塔の重防食塗料に強い中堅。利益の半分を稼ぐ蛍光灯が消え、買収した神東塗料の再建も道半ば。10年の本質価値は今の時価総額を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 藤倉化成4620 自動車部品用の塗料とアクリル樹脂の会社。本業の利益は薄いが現金は厚く、稼ぐ力が資本コストに届かないぶん、今の値段は妥当な範囲 本質価値との差 +8.2% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大日精化工業4116 色をつくる老舗で、利益は急回復の途上。ただし資本の効率が低く、値段の安全域は厚くない 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 太陽ホールディングス4626 ソルダーレジストの世界首位は本物だが、過去最高の利益は山の高さ。本質価値は時価総額(KKRのTOBもほぼ同水準)を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大阪ソーダ4046 世界首位級の医薬精製材料が稼ぎを押し上げる強い会社。ただ、先の成長を織り込んだ今の値段は割高寄り 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 OATアグリオ4979 海外で稼ぐ農業資材の優良中堅だが、自己資本の積み上がりでROEは薄まり、今の値段はやや先を行く 本質価値との差 +7.2% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 住友精化4008 稼ぎの 8 割が紙おむつ用の吸水性樹脂で、今の利益は為替と原料安の追い風を含む。余った自己資本を会社自身が動かし始めた 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 堺化学工業4078 MLCC 向け電子材料は伸びるが、他の事業が薄利で資本効率が低い。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本農薬4997 農薬の専業で海外が 7 割。親会社 ADEKA が過半を握る上場子会社で、資本の稼ぎは資本コストをわずかに上回る程度。今の値段は適正 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東洋合成工業4970 PAGで世界首位の黒子。投資の回収期に入るが、利益率の低さと借金を見ると本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ダイキョーニシカワ株式会社4246 マツダ頼みの内外装樹脂部品メーカー。利益率が低く資本コストに届かないため、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 テイカ4027 導電性高分子薬剤と医療用の圧電が育つ一方、汎用酸化チタンの赤字が重い。回復を織り込んだ値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ラサ工業4022 半導体の洗浄に使う高純度リン酸で世界首位をうたう素材会社。稼ぎは本物だが、新工場の重さと今の値段の高さが気になる 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 アサヒペン4623 家庭用塗料の老舗が買収で売上を足すが、自己資本の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 共和レザー3553 車の内装表皮では国内の雄だが、稼ぐ力が細り、今の値段は回復をやや先取りしている 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋ドライルーブ4976 部品に塗る潤滑の膜で地道に稼ぐ小さな職人企業。資本の稼ぎが資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 artience4634 印刷インキから電池材料へ賭けを広げた会社。利益は戻りつつあるが、10 年で見れば今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 天昇電気工業6776 内外装の樹脂成形で食べる老舗。資産は厚いが稼ぐ力は薄く、顧客が値段を握る。10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日本曹達4041 農薬と機能材は堅いが、資本が厚く稼ぎが薄まる。値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ユニ・チャーム8113 アジアの紙おむつとペットケアが伸びの軸だが、中国の風評被害で今の利益は落ち込み、10年で見ても本質価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 片倉コープアグリ4031 肥料の工場を 15 から 9 に絞る途上の会社。不動産の含み益は厚いが、稼ぐ力は薄く、今の値段は適正の少し上 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大阪有機化学工業4187 ArF レジスト原料で世界の 7 割を握る良質なニッチ企業。ただ利益は半導体ブームの山にあり、今の値段は先の伸びを織り込みすぎている 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 フクビ化学工業7871 住宅の断熱材・床材を主力とする樹脂建材の老舗。現金は厚いが、稼ぐ力が薄く、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 UBE4208 稼ぐ柱は機能品に絞られるが、借金が時価総額に迫る。事業の組み替えの途中で、今の値段にはやや割高感がある 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アキレス5142 赤字から立ち直った素材・靴の老舗。医療と半導体向けの利益は本物だが、続くかが問われる 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社バルカー7995 半導体向けの高機能シールで稼ぐ堅実な会社だが、予想が山の利益に寄っていて、10 年の見立てでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本高純度化学4973 金めっき薬品の本業は小さく、時価総額の大半は保有株と現金。AIの追い風を入れても、本質価値は今の2割余り下 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 竹本容器4248 化粧品容器の標準ボトルで短納期を売る専業。財務は堅いが、利益率は低く、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −0.3% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 信越ポリマー7970 半導体ウエハー容器が利益の柱の親子上場会社。稼ぐ力は着実だが、10年で見ても今の値段には届かず、やや割高 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 株式会社コーセーホールディングス4922 厚い現金と高級ブランドを持つが、利益率は 5% 台で、稼ぐ力に対して今の値段は高い。北米の tarte が伸びても国内は人口減で、本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 セントラル硝子4044 半導体ガスが稼ぎ、電池とガラスが足を引く。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 川口化学工業4361 タイヤを支える地味なゴム薬品の専業。利益は戻ったが資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.7% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ウルトラファブリックス・ホールディングス4235 ポリウレタンレザーで、自動車・家具・航空機に売る。借金が重く、利益率が振れ、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 高圧ガス工業4097 ボンベ配送という堅い事業だが、資本の稼ぐ力が資本コストに届かず、厚い現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 四国化成ホールディングス4099 AI 向けの半導体材料が利益を押し上げる良質な会社だが、今の値段は 10 年先の成長まで先に払っている 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 保土谷化学工業4112 有機 EL 材料が利益の柱で成長力は本物。だが顧客は偏り、買収と投資で借金が増え、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 群栄化学工業4229 電子材料に強い樹脂メーカーだが、厚い自己資本が稼ぐ力を薄め、安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 旭有機材4216 半導体向け樹脂バルブの強みは本物だが、好況をほぼ織り込んだ値段で、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 トリケミカル研究所4369 半導体の薄膜材料で一流の会社だが、資本がたまってROEが落ちる。本質価値は今の時価総額の約3分の2で割高 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 東亞合成4045 電解とアクリルの重い土台に、半導体・車載・下水道の伸びが乗る。ただ資本が重く稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は高め 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 デンカ4061 稼ぎの柱は電子材料と診断薬。汎用品と借金が重く、10年の資本効率は資本コストに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 スガイ化学工業4120 農薬の中間物を請け負う和歌山の化学会社。資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに遠く及ばない 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 森六4249 樹脂部品の買収で売上は大きく膨らむが、利益率の低さは変わらず、今の値段を支えるには力不足だ 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 三菱瓦斯化学4182 半導体基板材料BT樹脂は堀が深いが、会社の大半は商品化学。利益で測ると本質価値は今の時価総額の7割強で、やや割高 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 日産化学4021 液晶配向膜と半導体 ARC で寡占的シェアを持つ高 ROE 企業。堀は強いが今の値段は先を織り込みすぎで、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 日本ピグメントホールディングス4119 車や家電のプラスチックに色を付ける下請け。資産は厚いが稼ぎは薄く、値段は適正圏 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 有機合成薬品工業4531 アミノ酸・化成品・医薬中間体の小さな化学メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は適正か割高寄り 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 サンケイ化学4995 鹿児島の農薬の専業。南の産地の殺虫剤が稼ぎ頭で財務は堅いが、利益は薄く還元も細い。今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 エスケー化研株式会社4628 国内の建築仕上塗材で最大手級の無借金企業。資産が重く稼ぎが伸びず、10年の本質価値は今の時価総額を下回りやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東京応化工業4186 フォトレジスト世界首位・EUVも首位級だが、利益ベースの本質価値は今の時価総額の7割弱で、AI超成長の大半を織り込んだ割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 アトミクス4625 道路の白線を塗る塗料の中堅。純現金は厚いが、本業の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ポバール興業4247 工場の搬送ベルトに樹脂を貼る名古屋の加工屋。利益率は高いが規模が小さく、今の値段はやや高い 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +5.5%) やや割高 昭和化学工業4990 珪藻土を掘ってビールのろ過材にする老舗。需要は堅いが伸びず、稼ぎは資本コストに届かない。やや割高と見る 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ペイントホールディングス4612 M&Aで世界最大級に伸びた塗料会社。買収の重い負債とkをわずかに超えるだけのROEで、利益ベースの本質価値は今の値段を3割ほど下回り割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 日本色材工業研究所4920 口紅やパウダーを大手ブランドの名前で作る受託の老舗。工場は育ったが、借金が重く、金利が上がるほど株主の取り分が削られる 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 綜研化学4972 液晶向け粘着剤で稼ぐ堅実な会社だが、利益の伸びは物価並みで、筆頭株主との対立が価値を動かす 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 高砂香料工業4914 稼ぎの源はアジア、日本と欧米は薄利。資本コスト 7.6% に届かない利益率では、今の値段は適正に近い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 荒川化学工業4968 松やにから作る樹脂が出発点の老舗。改革は筋が通るが、稼ぐ力が資本コストに届くまで長く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 東邦化学工業4409 界面活性剤と半導体向け樹脂の中堅。伸びる芽はあるが、利益率は薄く借金が重い。今の値段は事業の稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ハリマ化成グループ4410 松やにの化学で売上1,000億円を超えた会社。稼ぐ力は薄く、借金が株主の取り分を削る 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 日本デコラックス7950 化粧板の老舗で、金融資産が時価総額とほぼ同じ。下値は堅いが、大株主に現金が出てこない前提では価値はやや割高 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 住友化学4005 石化縮小・医薬の重荷を農薬と半導体材料が支えるが、借金が重く資本コストも高い。今の値段に対し割高 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 信越化学工業4063 半導体ウエハーと米国塩ビの二本柱は強いが、強い堀として利益で測っても、ROE1割の本質価値は今の時価総額の7割台半ばでやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 カーリット4275 推進薬原料を国内で独占する堅実な会社だが、増産を借金で進める間は資本の稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −14.1% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本触媒4114 SAP世界首位級だが稼ぎは薄い。電池・電子材の実りは先で、今の値段は回復を先に払いすぎ 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 サンエー化研4234 直近の急回復で、今の値段は割安に見える。ただ素材の加工業で、利益率が高いままとは限らない 本質価値との差 −14.6% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社有沢製作所5208 スマホ用FPC材料が稼ぎの主役で、AI基板と水処理が伸びても10年の本質価値は今の時価総額を3割余り下回る 本質価値との差 −15.5% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社ノエビアホールディングス4928 対面販売で高い利益率を保つ堅実な化粧品会社。ただ物価込みでも利益は伸び悩み、今の値段は割高とみる 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 第一工業製薬4461 AI サーバー向け樹脂と電池材料で利益が 2 年で 5 倍になった京都の老舗。稼ぐ力は本物だが、10 年先まで先取りした値段は割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 花王4452 日用品の値上げ力と化粧品の立て直しで、物価込みの利益は名目で伸びる。ただし資本コスト7.0%・強い堀の利益ベースの PER で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 日本化学工業4092 クロム唯一の国内メーカーで MLCC 材料が伸びるが、資本が余り ROE が資本コストを下回る。今の値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −16.4% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 積水樹脂4212 道路の防音壁と交通安全を押出成形で支える堅実な会社。利益率が戻る道は見えるが、ROE が低いまま増える内部留保が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 三洋化成工業4471 立て直しは進むが、稼ぐ力は資本コストにまだ届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 レゾナック・ホールディングス4004 半導体材料へ総入れ替えした構造改革は本物だが、積み直した本質価値は今の時価総額の6割台半ばにとどまり割高 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 カネカ4118 塩ビの重さが利益を削り、資本の稼ぎは資本コストに届かない。多角化の成果が出る前に、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 長谷川香料4958 良い会社だが、資本を寝かせすぎて稼ぎの割に値段が高い。10年で測るとやや割高 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アース製薬4985 虫ケアの首位は本物だが、売上が増えても利益が付いてこなかった会社。10年の利益で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 マナック・ケミカル・パートナーズ4360 受託合成と難燃剤が同時に持ち直し、足元は急回復。ただし全社費用が重く、10年の稼ぎは割高側 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 エステー4951 消臭力は強いが、20年ヒットが出ていない。厚い現金も使い道が定まらず、10年では物価の伸びをなぞるだけで、やや割高 本質価値との差 −19.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 丸尾カルシウム4102 100年続く炭酸カルシウムの老舗だが、本業はほぼ稼がず利益は持ち合い株の配当頼み。帳簿の安さほど価値はない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 メック株式会社4971 AI向けパッケージ基板の薬品で利益率3割の優良株。ただ利益率は過去最高の山で、10年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る割高 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 新日本理化4406 油脂と石化の中堅化学。利益率は薄く、資産の割に稼げないため10年では割高 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コタ4923 美容室だけに売る専売ヘアケアで、27年増収の堅い会社。ただ利益率は山を過ぎ、今の値段は将来の利益を先取りしてやや割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 レック7874 百円ショップ向け日用品の安定した稼ぎ頭だが、大口顧客への依存と重い借金が重く、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 エア・ウォーター4088 国内産業ガス2位の堅い土台に、不正会計と海外の失敗が重なった。利益の質を割り引くと、回復を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 積水化成品工業4228 発泡プラスチックの老舗は欧州の赤字を断ったが、借入が重く、利益の戻りは緩やかで今の値段は高い 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ダイトーケミックス4366 半導体材料などの受託製造で堅実に伸びるが、利益率が薄く ROE も低い。利益で測った本質価値は今の時価総額の約 6 割で割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ニチバン4218 ケアリーヴが首位に立つ粘着テープの老舗だが、稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い現金を足しても物価込みで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ライオン4912 ハミガキ首位の安定収益はあるが、利益率が低く伸びも緩い。余った現金を分けて測っても、今の値段はやや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 中国塗料4617 船舶塗料で世界2位の借金なし企業。益率が過去最高圏にある今の値段は、10年の利益で見ると4割近く先走っている 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 クレハ4023 ラップが稼ぎ、電池材料は投資の回収が遠い。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 神東塗料4615 大日本塗料の子会社として再建中の中堅塗料。中計の利益11億円は過去に例のない水準で、届いても資本コストに見合わず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アイビー化粧品4918 訪問販売の化粧品会社。黒字には戻ったが販売網は細り、優先株が先に取る。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社エフピコ7947 食品トレーの国内最大手。値上げと再生トレーで稼ぐ力は強いが、新素材への大型投資が資本効率を下げ、物価込みでは割高 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ミルボン4919 美容室専売の強いブランドは10年先も残るが、利益率の回復と海外の黒字化を織り込んでも、今の値段は事業の価値を上回る 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 住友ベークライト4203 半導体封止材で世界シェア4割、京セラ買収で規模は拡大。稼ぐ力は資本コスト止まりで、本質的な値段は今の5割強にとどまる 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 三和油化工業4125 廃溶剤を資源に変える許可制の事業。新工場の投資と相場の波で、今の値段は10年の価値を上回る 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 関東電化工業4047 半導体ガスの回復で利益は急回復中。ただし稼ぎは資本コストをやっと超える程度で、今の値段は好況の長続きまで織り込む 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 I-ne4933 広告を厚く打って売上は2割伸びるが、利益はまだ細い。社長の統治問題と上場区分の猶予も重く、利益で測った本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アクシージア4936 中国の消費者に日本の美容ドリンクを売る会社。広告の高騰と地元ブランドに押され、稼ぐ力の回復が見えず割高 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 クミアイ化学工業4996 稼ぎ頭の除草剤にジェネリックが入り、利益は物価ほども伸びない。資本の稼ぎも資本コストに届かず、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 東京インキ4635 印刷インキの老舗から化成品の会社へ移行中。利益は戻っているが、ROE5%台では今の値段に届かない 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 日本化学産業4094 受託の終わりで利益は谷へ。小粒の金属薬品屋が厚い現金を投資に回す途中で、今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 資生堂4911 米州・中国の揺れと構造改革の代償で2期連続の最終赤字。ROEは資本コストを下回るが、2030年戦略の立ち上がりは計画を上回るペースで進む 本質価値との差 −32.5% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 大阪油化工業4124 化学品の精製を請け負う小さな職人集団。技術はあるが成長は遅く、現金は創業家の判断の中にある 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 旭化学工業7928 工具と車の樹脂部品を請け負う小さな工場。現金と土地は厚いが、利益が出ない。今の値段は事業の稼ぎを上回る 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 三井化学4183 機能材 3 本柱は育つ途中で石化の重みが残り、借金も重い。資本コストを稼げず、10 年の価値は割高 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 北の達人コーポレーション2930 広告で需要を買う通販の会社。今の利益に対し、期待が先に走っている 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 チタン工業4098 化粧品と電池に向けた小さな粉の会社。素材は面白いが、借金が重く稼ぐ力は細い。今の値段は高い 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ポーラ・オルビスホールディングス4927 ポーラ・オルビス HD は、稼ぎ頭がポーラからオルビスに移り、ポーラの販売員は 3 年で 4 割減った。稼ぐ力に比べて今の値段は高く、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −39.1% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 多木化学4025 肥料と水処理薬剤の複合メーカー。財務は堅いが資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段には余裕がない 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ヤマト モビリティ & Mfg.7886 樹脂成形とかご台車の会社が EV トラックに賭ける。純資産は薄く、借金の約束が先に効く 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 戸田工業4100 赤字の連続から黒字へ戻りつつあるが、借入は自己資本の約2.8倍。回復を織り込んだ値段は高い 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 第一稀元素化学工業4082 排ガス触媒の素材で稼ぐ堅実な会社だが、利益の水準に対して今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −44.3% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 ソフト99コーポレーション4464 半導体の洗浄部材が利益の半分を稼ぐ二本柱の会社。ただ、非公開化の買い取り額は、稼ぐ力から割り出した本質価値をかなり上回る 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 細谷火工4274 防衛省向けの発煙筒・信号弾と火薬庫の賃貸。利益率14%の堅いニッチだが、規模が小さく今の値段は高い 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 小林製薬4967 紅麹事件の傷が残り、利益の戻りは遅い。相場は元の稼ぐ力への復帰を先取りしており、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 シーボン4926 直営サロンで肌の手入れと化粧品を売る中堅。回復は始まったが、家賃と人件費の固定費が重く、稼ぐ力は資本に見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −50.9% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 クラスターテクノロジー4240 微細な樹脂部品と国内一貫の成形碍子に技術はあるが、今の値段は利益の40倍台で伸びを先取りしすぎている 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 伊勢化学工業4107 ヨウ素の値段が 2021 年の約 2 倍という好況を、10 年先まで延ばして見るのは危うい。稼ぐ力は本物だが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 フジプレアム4237 売上の増加を会社が予想する一方、利益の厚みは薄い。時価総額93億円は、予想の純利益の30倍超を前提にしている 本質価値との差 −58.8% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アテクト4241 食品検査用シャーレが稼ぎ頭の小さな化学会社。半導体向けは細っていく側で、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 アジュバンホールディングス4929 サロン専売のブランドは10年縮み続けた。手元の現金は厚いが、事業の稼ぎは今の値段を支えない 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 ケミプロ化成4960 紫外線吸収剤の小さな専業。BASFとの契約は強みだが、稼ぐ力が小さく今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −78.1% · 10 年 割高(年 −7.7%) 割高 リベルタ4935 ヒット商品頼みのファブレスの日用品会社。赤字と借金が重く、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −87.8% · 10 年 割高(年 −11.6%)

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読んだ資料

  1. ダイセル 有価証券報告書(FY2026)抜粋(edinetdb)
  2. ダイセル 中期戦略 Accelerate 2030(要点)
  3. ダイセル 区分別の売上・利益の推移

分析日 2026-10-18