株譜
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リビティ RVTY

新生児スクリーニングと免疫診断が伸び、研究向けは足踏み。ただ GAAP の利益が薄く、利益ベースの値は今の時価総額 170 億ドルを大きく下回る(割高)

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)52.83 ドル59 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)157.4 ドル176 億ドル差 −66.4%
10 年後から見ると 割高 価値 52.83 ドル59 億ドル · 差 −66.4% · 期待の年率 −4.3%
期待の年率リターン(10 年)−4.3%資本コスト比 −13.0 pt
推定の資本コスト8.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

リビティ(Revvity)は、旧パーキンエルマーから分かれた、創薬・基礎研究向けの試薬・イメージング機器・ソフト(ライフサイエンス)と、新生児スクリーニング・免疫診断・生殖補助の検査(診断)の会社である。2025 年は売上 28.6 億ドル(ライフサイエンス 14.3、診断 14.3)、GAAP の営業利益 3.6 億ドル(12.5%)、純利益 2.4 億ドル。調整後の営業利益率 27.1% との差は、買収で積んだ無形資産の償却 3.4 億ドルと事業整理費で、GAAP で測ると利益は薄い。

2026 年は診断が引っ張る。第 2 四半期の自然増は診断 +11%、ライフサイエンス −3%(Signals ソフトは更新時期のずれで約 −20%)で、通期の自然増の見通しは 4〜5% に上がった。中国の免疫診断は集中購買と DRG で縮み、2027 年末までの売却で合意した(成立前なので今の会社に含める)。

市場 × シェア × 価格でセグメントを積むと、中立の売上は 2035 年に 43.6 億ドル(年 +4.3%)、GAAP の営業利益率は 12.5% から 20.6% へ、純利益は 6.5 億ドル。ただ、成長に要る元手は帳簿の自己資本(のれん込み)なので ROE は 10% 止まりで、利益ベースの正当化 PER の上限は 12.1 倍(RONIC 9.4%)で、中立はその 9 割の 10.8 倍に置き、2035 年の時価総額は 71 億ドル。資本コストは 8.75%(基本 8.0% に、研究予算の循環 +0.5% と借金 +0.25%)。同じ領域のアジレント・サーモフィッシャー・ダナハーより ROE が低い分、倍率が低い。バリュー投資の観点では、診断の質は評価できるが、今の 170 億ドルは GAAP の利益の 71 倍を払っており、利益ベースの値は今の 35% 程度。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、まず 10 年後も続くかを問う。診断(新生児スクリーニング・免疫診断)は検査室の手順に組み込まれ、10 年後も今より強い可能性が高い。ライフサイエンスは、装置の競争が激しく、サーモフィッシャー・ダナハーの規模に押される事業で、堀は広がるより維持が精一杯とみる。

オーナー利益。GAAP の純利益は 2025 年 2.4 億ドル、フリーキャッシュフローは 5.1 億ドルで、時価総額 170 億ドルに対して 3% ほど。償却の 3.4 億ドルは非現金だが、過去に株主が支払った買収代金の費用であり、「調整後」の利益の方に寄せて見ない。成長に要る元手(自己資本)は 72.5 億ドルと大きく、ROE は 3.3%。

資本配分。経営は、2021 年に自己資本が 37 億ドルから 71 億ドルへ膨らむ買収(新株を使ったとみられる)を行い、2023 年に旧事業を売り、2025 年に自社株買いを 8.2 億ドルまで増やした。価値を生むかは償却後の利益で決まり、今のところ GAAP の ROE は資本コスト(8.75%)に届いていない。

安全域。利益ベースの値は今の時価総額の 35%(価値 56 億ドル)で、楽観の筋書きの 10 年後(176 億ドル)でも今の値段から年率 3% 程度しか上がらない。事業への確信は中位で、値段に安全域がない。バリュー投資家なら、診断の質は認めつつ、この値段では買わず、時価総額が利益ベースの値に近づくのを待つ。

何で稼ぐ会社か

二つの事業で成り立つ。ライフサイエンス(2025 年 14.3 億ドル、セグメント営業利益率 32%)は、製薬・バイオ・大学の研究者に売る。BioLegend ブランドの抗体や細胞・遺伝子の試薬、細胞を撮影して薬の効き目を測るハイコンテントスクリーニング装置(Opera Phenix)、生体イメージング機器、研究ソフトの Signals(2026 年に ACD/Labs を買収)。試薬の消耗品が装置の稼働に連なって繰り返し売れる。2026 年は製薬・バイオが戻り(第 1 四半期は低い 2 桁成長で 2023 年初以来の強さ)、米国の大学・政府は横ばいから低い 1 桁の減少、ソフトは契約更新の時期で振れる。

診断(14.3 億ドル、セグメント営業利益率 24%)は、新生児スクリーニング(出生時の血液検査の装置・試薬。出生数の動きを超えて伸びてきた)、EUROIMMUN の免疫診断(自己免疫・アレルギー・感染症)、生殖補助・遺伝子検査(Genomics England 向けのゲノム解析の受託を含む)、腫瘍検査。2026 年の診断は自然増で高い 1 桁から 10% 台。このうち中国の免疫診断(2025 年売上の約 6%)は、集中購買と DRG(診断群別の定額支払い)で縮み、売却で合意した。

2023 年には旧パーキンエルマーの応用・食品・企業サービス事業をニュー・マウンテン・キャピタルに約 24.5 億ドルで売り(成立済み、今の数字に反映済み)、ライフサイエンスと診断に絞った会社として社名をリビティに改めた。従業員は約 1.1 万人で 8 割が米国外、160 か国以上で売る。

優良さと弱いところ

堀は 3 つ。1 つ目は検査室の手順への組み込み。新生児スクリーニングの装置・試薬は、州や国の公衆衛生検査室の承認と手順に結びついていて、切り替えには検証のやり直しが要る。免疫診断の EUROIMMUN も、自己免疫の専門検査で臨床医の使い慣れが効く。2 つ目は消耗品の継続収入。試薬・抗体・ソフトは装置を置いた後に繰り返し売れ、BioLegend は研究者の間でブランドが定着している。3 つ目の価格を決める力は小さい。試薬の値上げは年 2% 前後で、装置はサーモフィッシャー・ダナハー・アジレントなどとの競争で届かない。規模もこれらの大手に及ばない。

資本効率は弱い。GAAP の ROE は 2025 年 3.3%、2023 年は純損失(kabufu)。のれんと無形資産が自己資本(72.5 億ドル)に対して大きく(ライフサイエンスの報告単位だけでのれん 45 億ドル)、償却は 2025 年に 3.4 億ドル。調整後の営業利益率 27% は強い数字だが、償却と事業整理費を引いた GAAP では 12.5% で、償却は過去の買収の代金そのものである。

フリーキャッシュフローは 2025 年 5.1 億ドル(kabufu)、2026 年第 2 四半期は調整後純利益の 117%。株主還元は 2025 年に自社株買い 8.2 億ドル(株数 −5.1%)と大きかったが、2026 年は純負債を減らす方向に変えた。経営は純負債・調整後 EBITDA 2.5 倍を年末に 2 倍へ近づけると説明している。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

主な市場は 2 つ。ライフサイエンスの市場(創薬・基礎研究向けの試薬・イメージング・スクリーニング機器・ソフトの合計を約 250 億ドルと推定)は、製薬・バイオの研究開発費と、米国の大学・政府の研究費に連なる。製薬・バイオは 2026 年に戻り、ハイコンテントスクリーニングの受注は 2 桁増で生産能力を超えた。AI 創薬では細胞画像が学習データになり、Signals Synthetica をイーライリリーの TuneLab と組み、装置が売れれば試薬が引きずられる。一方、米国の大学・政府は NIH の予算の不確実性が重い。2027 年度の予算案は約 13%(約 50 億ドル)の削減と間接費 15% の上限を含み、議会は前年に同様の案を退け、2026 年度の基本予算は 472 億ドルと前年より増えた。ただ OMB が資金を止め、2026 年度の義務負担は 58 億ドルにとどまる(2024 年度の同時期は約 90 億ドル)。

診断の市場(新生児スクリーニングは 2030 年に約 25 億ドル、年 8% 前後の成長との予測。その他の専門検査を足して約 125 億ドルと推定)は、出生時の検査の対象疾患の拡大、自己免疫・アレルギーの検査の広がりが追い風で、償還と契約で価格が決まるため値上げは物価に届かない。競合はロシュ・シーメンスヘルシニアーズ・ダナハー(ベックマン)・サーモフィッシャー(アレルギー)・バイオ・ラッド。

中国は構造的に厳しい。集中購買と DRG で免疫診断の数量と価格が下がり、新産業生物医学・邁瑞医療などの国産メーカーにシェアを取られている。会社は売却を決めた。2026 年第 2 四半期の売上の差から逆算すると、中国の免疫診断は前年同期の約 3,700 万ドルから約 1,900 万ドルへほぼ半減している(当方の逆算)。構造の変化は、AI 創薬の広がり、関税(2026 年第 2 四半期に 1,600 万ドルの還付、一回限り)、NIH の予算、中国の国産化である。

資本政策と M&A

還元は配当(年 0.3 億ドル)と自社株買い。2025 年は自社株買い 8.2 億ドルで株数が 5.1% 減ったが、2026 年上期は 1.0 億ドルに絞った。10-K では買い戻しの残り枠が 8.8 億ドル。純負債は調整後 EBITDA の 2.5 倍で、年末に 2 倍へ近づける方針。手元現金 10.2 億ドル、借入 32.1 億ドル。7 月に 5 億ユーロの債券を償還した。

借入の金利が重要。長期債はすべて固定で加重平均 2.3%、平均残存約 6 年と低く、借り換えのたびに約 5.75% に上がる(brief.py の利払いの変化の推定は 0 だが、開示の 2.3% から当方で見積もった)。2025 年の純利息は 0.88 億ドル(利息費用 0.92、受取利息 0.31)。

M&A は小型の補強(2026 年の ACD/Labs、売上に約 0.2 億ドル、成長率に約 0.75 ポイント)。大型の買収で伸びた会社なので、のれんと無形資産が大きい。中国の免疫診断の売却は 2027 年末までの成立予定で、条件は非開示。成立前なので今の会社に含め、売却益や使い道は書かない。旧アナリティカル事業の売却は 2023 年に成立済み。 なお、決算期末後に実行済みの自社株買い 1.0 億ドル(10-Q・2025 年 12 月 29 日〜2026 年 7 月 5 日)は、今の株数(時価総額)に反映済みなので、10 年の還元(payout_oku)からは除いてある。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

診断が会社の質を変えつつある。2026 年第 2 四半期の診断は自然増 +11%(免疫診断は高い 1 桁、生殖補助は上期に 10% 台半ば、新生児スクリーニングの試薬は高い 1 桁)で、調整後の営業利益率は 30.4% と前年の 25.2% から跳ねた。新生児スクリーニングは出生数を超えて伸びる公衆衛生の検査で、装置と試薬が検査室の手順に組み込まれ、切り替えの費用が高い。

ライフサイエンスは底を打った。第 1 四半期は製薬・バイオが低い 2 桁成長(2023 年初以来)で、米国の大学・政府も 2023 年第 2 四半期以来初めてプラスになり、ハイコンテントスクリーニング(Opera Phenix OptIQ)の受注は 2 桁増で生産能力を超えた。AI 創薬では細胞画像が学習データになり、Signals Synthetica をイーライリリーの TuneLab と組む。装置が売れれば試薬が引きずられる。

GAAP の償却 3.4 億ドルは非現金で、フリーキャッシュフローは 2025 年 5.1 億ドル、第 2 四半期は調整後純利益の 117%。中国の免疫診断を手放せば、成長が鈍く利益率の低い事業が消え、残るのは高単価の診断と試薬になる。2028 年までに GAAP の営業利益率は 15% 台後半へ戻り、償却が相対的に軽くなる 2030 年代には 20% を超える。

慎重な見方

今の時価総額 170 億ドルは、GAAP の純利益 2.4 億ドルの 71 倍で、調整後の利益(会社の 2026 年の調整後 EPS の見通しは 5.3〜5.4)を前提にした値段である。調整後は買収の償却 3.4 億ドルと事業整理費を足し戻した値で、償却は過去の買収代金の裏返し、株主が実際に払ったお金だ。GAAP の ROE は 3% 台、のれんと無形資産は自己資本 72.5 億ドルに対して大きく、減損の余地が残る(2023 年は GAAP で赤字)。

2026 年の改善には 1,600 万ドルの関税還付という一回限りが入り、第 2 四半期の営業利益率 12.2% もそれを除けば 10% ほど。ライフサイエンスは第 2 四半期に自然増 −3%、米国の大学・政府は低い 1 桁の減少で、NIH の 2027 年度予算案は約 13% 削減と間接費 15% の上限を含み、2026 年度の執行も遅れている。Signals ソフトは約 −20%。サーモフィッシャーやダナハーのように規模で価格を決められず、試薬の値上げは年 2% 止まり。

診断の好調には生殖補助のゲノム受託(Genomics England)の一時的な上振れが入り、下期は低い〜中位の 1 桁に鈍る。中国の免疫診断は売却するが、条件は非開示で成立は 2027 年末と先。2026 年の自社株買いが縮んだのは純負債 2.5 倍の制約で、2025 年のような大きな還元は続けにくい。

どちらに重みを置いたか

事業の改善(診断の質、製薬の回復、中国の整理)は強気の見方に分がある。10 年の先は、のれんと償却で ROE が 10% 止まりという構造は動かず、サーモフィッシャー・ダナハーの規模と NIH の予算、中国の国産化という不確実さが大きいので、楽観 30%・悲観 34% と、悲観側が少し重い。

値段の議論は慎重な見方が圧倒する。事業が強気の筋書きどおりに進んでも、GAAP の ROE は 15% 止まりで、利益ベースの PER の上限は 14.1 倍(楽観で置いたのは 12.7 倍)、10 年後の時価総額は今の約 9 割(152 億ドル)で、割り引くと今の 6 割にとどまる。結論は「診断は良い事業だが、値段は GAAP の利益の 71 倍で、利益ベースの値は大きく下」。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 62.52 ドル70 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 39.25 ドル44 億ドル)。 今の値に割り戻すと 52.83 ドル59 億ドル、今との差 −66.4%、 期待の年率 −4.3%(資本コスト 8.8%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 136.04 ドル152 億ドル 52.87 ドル59 億ドル +20.1% +1.8% 15.11 ドル17 億ドル
やや楽観 22% 90.96 ドル102 億ドル 47.50 ドル53 億ドル −12.0% −1.3% 30.46 ドル34 億ドル
中立 36% 63.54 ドル71 億ドル 42.12 ドル47 億ドル −32.9% −3.9% 38.04 ドル42 億ドル
やや悲観 22% 34.41 ドル38 億ドル 34.95 ドル39 億ドル −55.9% −7.9% 15.26 ドル17 億ドル
悲観 12% 9.86 ドル11 億ドル 14.34 ドル16 億ドル −84.6% −17.1% 2.90 ドル3 億ドル
加重平均100% 62.52 ドル70 億ドル39.25 ドル44 億ドル −35.3% −4.3% 101.78 ドル114 億ドル

今の株価時価総額 157.36 ドル176 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.8% を下回るほど割高。

楽観 8% 楽観:AI 創薬で装置と試薬が標準の道具になり、診断も対象を広げ、償却の軽い GAAP の利益率が 25% へ 利益 12 億ドル · PER 12.7 倍 · 株価時価総額 136.04 ドル152 億ドル

ハイコンテントスクリーニングと Signals が AI 創薬の標準の道具になり、ライフサイエンスは市場が実質 年 +3.6% で 356 億ドル、シェアは 6.4% へ上がる(細胞画像の学習データと装置・試薬の組み合わせで差がつく)。価格は 年 +3.1%(指数 136)で売上 31.0 億ドル。診断は新生児スクリーニングの対象疾患の拡大(遺伝子治療の登場で早期発見の価値が上がる)と、免疫診断の欧州・米国での広がりで、市場 実質 年 +4.2%、シェア 11.0%、価格 年 +3.0%(指数 134)で 27.8 億ドル。中国は 1.6 億ドルで底打ち。売上は 60.4 億ドル(年 +7.8%)。GAAP の営業利益率は 25.0%(調整後に直すと 33% 台)。装置と試薬の組み合わせで価格を決める力が強まり、償却の相対的な軽さが加わる。営業利益 15.1 億ドル。 純利息 0.7 億ドル(借り換えで約 5.75%)、税率 17%、純利益 12.0 億ドル。10 年で正味 59 億ドルを還元(配当と自社株買いから株式報酬を引いた額)。年 2〜3 億ドルの買収を続け、サーモフィッシャー・ダナハーに次ぐ準大手として認められる。

  • ライフサイエンス(試薬・機器・Signals ソフト):数量 22.8(数量 = 市場規模(2025 年価格の億ドル)× シェア)× 価格 136(価格指数(2025 年 = 100)。物価 3.5% より低い年 +2〜2.5% で置く)→ 売上 31 億ドル・営業利益 9 億ドル。市場 実質 年 +3.6%(2025 年の 250 億ドルから 356 億ドル)・シェア 6.40%(今 5.72%)・価格 年 +3.1%(指数 136)・GAAP 営業利益率 28.0%
  • 診断(新生児スクリーニング・免疫診断・生殖補助、中国を除く):数量 20.8(数量 = 検査市場規模(2025 年価格の億ドル)× シェア)× 価格 134(価格指数(2025 年 = 100)。契約・償還で決まるので物価より低い年 +2〜2.5%)→ 売上 28 億ドル・営業利益 7 億ドル。市場 実質 年 +4.2%(2025 年の 125 億ドルから 189 億ドル)・シェア 11.00%(今 10.03%)・価格 年 +3.0%(指数 134)・GAAP 営業利益率 24.0%
  • 中国の免疫診断(売却合意済み・成立前):数量 1.7(数量 = 中国の免疫診断市場(2025 年価格の億ドル)× シェア)× 価格 95(価格指数(2025 年 = 100)。集中購買で下がる)→ 売上 2 億ドル・営業利益 0 億ドル。市場 実質 年 +5.0%(2025 年の 85 億ドルから 138 億ドル)・シェア 1.20%(今 2.01%)・価格 年 -0.5%(指数 95)・GAAP 営業利益率 12.0%

倍率:利益ベースの正当化 PER(SCHEMA §1-1)。事業の ROE 15.4%(この筋書きの純利益 12.0 ÷ 自己資本 78 億ドル。帳簿の値)は先で薄れ、RONIC = k 8.75%(基本 8.0% + quality +0.8%)+ 1/2 ×(ROE − k)= 12.1%(堀は普通:検査・診断・ライフサイエンスの試薬と機器は切り替えにくいが、買収で積んだのれん・無形資産が自己資本の大半を占め、GAAP の ROE は k に届かない年も多く、強い堀(2/3)とは見ない)。g は 4.0%(上限の 4% で止める。内訳の目安:市場の実質成長 2.8% + シェアの増減 +0.2% + 価格 2.0%)。 正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g) = 14.1 倍 に対し、90% の 12.7 倍に置いた(事業の幅と消耗品は安定するが、買収の償却で GAAP の利益が薄く、中国と研究予算の循環に振れる、業種共通の物差しどおり)。時価総額 = 純利益 12.0 億ドル × 12.7 倍 = 151.8 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:AI 創薬への装置の広がり・診断の対象拡大・価格を決める力の強まりがそろう必要があり、楽観は 8%。会社の中期目標を超える成長が要る。

やや楽観 22% やや楽観:製薬の研究が戻り、新生児スクリーニングが伸び、GAAP の営業利益率が 23% へ 利益 9 億ドル · PER 11.2 倍 · 株価時価総額 90.96 ドル102 億ドル

製薬・バイオの研究開発が戻り、ハイコンテントスクリーニングの受注が試薬の消耗品を引く。ライフサイエンスは市場が実質 年 +3.0% で 336 億ドル、シェア 6.0%、価格 年 +2.7%(指数 131)で売上 26.4 億ドル。診断は新生児スクリーニングが出生数を超えて伸び続け、市場 実質 年 +3.6%、シェア 10.5%、価格 年 +2.6%(指数 129)で 24.1 億ドル。中国は集中購買でシェアが 0.9% まで下がり 1.1 億ドル。売上は 51.6 億ドル(年 +6.1%)、GAAP の営業利益率 22.9%(調整後に直すと 31% 台)、営業利益 11.8 億ドル。会社の中期の目標(自然増 5〜6% 台)に近い成長で、償却が軽くなる分だけ GAAP の利益率が上がる。 純利息 0.9 億ドル(借り換えで約 5.75%)、税率 17%、純利益 9.0 億ドル。10 年で正味 53 億ドルを還元(配当と自社株買いから株式報酬を引いた額)。

  • ライフサイエンス(試薬・機器・Signals ソフト):数量 20.2(数量 = 市場規模(2025 年価格の億ドル)× シェア)× 価格 131(価格指数(2025 年 = 100)。物価 3.5% より低い年 +2〜2.5% で置く)→ 売上 26 億ドル・営業利益 7 億ドル。市場 実質 年 +3.0%(2025 年の 250 億ドルから 336 億ドル)・シェア 6.00%(今 5.72%)・価格 年 +2.7%(指数 131)・GAAP 営業利益率 25.8%
  • 診断(新生児スクリーニング・免疫診断・生殖補助、中国を除く):数量 18.7(数量 = 検査市場規模(2025 年価格の億ドル)× シェア)× 価格 129(価格指数(2025 年 = 100)。契約・償還で決まるので物価より低い年 +2〜2.5%)→ 売上 24 億ドル・営業利益 5 億ドル。市場 実質 年 +3.6%(2025 年の 125 億ドルから 178 億ドル)・シェア 10.50%(今 10.03%)・価格 年 +2.6%(指数 129)・GAAP 営業利益率 22.0%
  • 中国の免疫診断(売却合意済み・成立前):数量 1.2(数量 = 中国の免疫診断市場(2025 年価格の億ドル)× シェア)× 価格 90(価格指数(2025 年 = 100)。集中購買で下がる)→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。市場 実質 年 +4.5%(2025 年の 85 億ドルから 132 億ドル)・シェア 0.90%(今 2.01%)・価格 年 -1.0%(指数 90)・GAAP 営業利益率 9.0%

倍率:利益ベースの正当化 PER(SCHEMA §1-1)。事業の ROE 12.8%(この筋書きの純利益 9.0 ÷ 自己資本 71 億ドル。帳簿の値)は先で薄れ、RONIC = k 8.75%(基本 8.0% + quality +0.8%)+ 1/2 ×(ROE − k)= 10.8%(堀は普通:検査・診断・ライフサイエンスの試薬と機器は切り替えにくいが、買収で積んだのれん・無形資産が自己資本の大半を占め、GAAP の ROE は k に届かない年も多く、強い堀(2/3)とは見ない)。g は 4.0%(上限の 4% で止める。内訳の目安:市場の実質成長 2.6% + シェアの増減 +0.1% + 価格 2.1%)。 正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g) = 13.2 倍 に対し、85% の 11.2 倍に置いた(事業の幅と消耗品は安定するが、買収の償却で GAAP の利益が薄く、中国と研究予算の循環に振れる、業種共通の物差しどおり)。時価総額 = 純利益 9.0 億ドル × 11.2 倍 = 101.5 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:製薬の研究回復と診断の好調が続く筋書きで、会社の見通し(2026 年の自然増 4〜5%)の延長に近い。22%。

中立 36% 中立:売上 年 +4% 台、価格は物価に届かず、GAAP の営業利益率は 12.5% から 20% 台へ 利益 7 億ドル · PER 10.8 倍 · 株価時価総額 63.54 ドル71 億ドル

ライフサイエンスは市場(創薬・基礎研究向けの試薬・イメージング・ソフトで 250 億ドルと推定)が実質 年 +2.5% で 320 億ドル、シェアはサーモフィッシャーやダナハーの規模に押されて 5.7% から 5.5% へ微減、価格は試薬が物価並みに上がり装置が競争で届かず 年 +2.3%(指数 125)で売上 22.0 億ドル。診断(中国を除く)は新生児スクリーニングと自己免疫・アレルギーの検査が広がり、市場 125 億ドルが実質 年 +3.0% で 168 億ドル、シェア 10.0% を保ち、契約・償還で価格は 年 +2.3%(指数 125)、売上 21.0 億ドル。中国の免疫診断は集中購買と国産メーカーに押されてシェアが 0.6% まで下がり 0.6 億ドル(売却が成立すれば消える)。売上は 43.6 億ドル(10 年で 年 +4.3%)。GAAP の営業利益率は 12.5% から 20.6% へ(調整後に直すと 29% 前後で、2026 年の見通し 28.7% から小幅な改善。償却は 3.2 億ドル前後で売上比 7% 台へ軽くなる)、営業利益 9.0 億ドル。 純利息 1.1 億ドル(借り換えで約 5.75%)、税率 17%、純利益 6.5 億ドル。10 年で正味 47 億ドルを還元(配当と自社株買いから株式報酬を引いた額)。買収は年 1 億ドル前後の小型に限る。

  • ライフサイエンス(試薬・機器・Signals ソフト):数量 17.6(数量 = 市場規模(2025 年価格の億ドル)× シェア)× 価格 125(価格指数(2025 年 = 100)。物価 3.5% より低い年 +2〜2.5% で置く)→ 売上 22 億ドル・営業利益 5 億ドル。市場 実質 年 +2.5%(2025 年の 250 億ドルから 320 億ドル)・シェア 5.50%(今 5.72%)・価格 年 +2.3%(指数 125)・GAAP 営業利益率 23.5%
  • 診断(新生児スクリーニング・免疫診断・生殖補助、中国を除く):数量 16.8(数量 = 検査市場規模(2025 年価格の億ドル)× シェア)× 価格 125(価格指数(2025 年 = 100)。契約・償還で決まるので物価より低い年 +2〜2.5%)→ 売上 21 億ドル・営業利益 4 億ドル。市場 実質 年 +3.0%(2025 年の 125 億ドルから 168 億ドル)・シェア 10.00%(今 10.03%)・価格 年 +2.3%(指数 125)・GAAP 営業利益率 20.0%
  • 中国の免疫診断(売却合意済み・成立前):数量 0.8(数量 = 中国の免疫診断市場(2025 年価格の億ドル)× シェア)× 価格 85(価格指数(2025 年 = 100)。集中購買で下がる)→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。市場 実質 年 +4.0%(2025 年の 85 億ドルから 126 億ドル)・シェア 0.60%(今 2.01%)・価格 年 -1.6%(指数 85)・GAAP 営業利益率 6.0%

倍率:利益ベースの正当化 PER(SCHEMA §1-1)。事業の ROE 10.0%(この筋書きの純利益 6.5 ÷ 自己資本 66 億ドル。帳簿の値)は先で薄れ、RONIC = k 8.75%(基本 8.0% + quality +0.8%)+ 1/2 ×(ROE − k)= 9.4%(堀は普通:検査・診断・ライフサイエンスの試薬と機器は切り替えにくいが、買収で積んだのれん・無形資産が自己資本の大半を占め、GAAP の ROE は k に届かない年も多く、強い堀(2/3)とは見ない)。g は 4.0%(上限の 4% で止める。内訳の目安:市場の実質成長 2.2% + シェアの増減 +0.0% + 価格 2.3%)。 正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g) = 12.1 倍 に対し、90% の 10.8 倍に置いた(事業の幅と消耗品は安定するが、買収の償却で GAAP の利益が薄く、中国と研究予算の循環に振れる、業種共通の物差しどおり)。時価総額 = 純利益 6.5 億ドル × 10.8 倍 = 70.9 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:成長は 年 +4% 台、価格は物価に届かず、利益率は償却の軽さと規模で改善する。会社の計画と過去の実績の間に置いた最大の 36%。

やや悲観 22% やや悲観:NIH の縮小と大手の束ね売りで成長が 年 +3% 台、GAAP の ROE は 7% 台 利益 5 億ドル · PER 8.2 倍 · 株価時価総額 34.41 ドル38 億ドル

米国の大学・政府の研究費が NIH の予算削減と執行の遅れで低い成長にとどまり、中国も取り戻せない。ライフサイエンスは市場が実質 年 +2.0% で 305 億ドル、シェアは 5.7% から 5.2% へ(サーモフィッシャー・ダナハーが装置と試薬を束ねて売る)、価格 年 +2.0%(指数 122)で売上 19.3 億ドル。診断は新生児スクリーニングが州の入札で値下がりし、市場 実質 年 +2.7%、シェア 9.7%、価格 年 +2.0%(指数 122)で 19.3 億ドル。中国の免疫診断は 0.3 億ドルまで縮む。売上は 38.9 億ドル(年 +3.1%)、GAAP の営業利益率 18.1%(調整後に直すと 26% 前後)、営業利益 7.0 億ドル。償却は残るので、GAAP の ROE は 7% 台にとどまり、式の倍率は低い。 純利息 1.4 億ドル(借り換えで約 5.75%)、税率 17%、純利益 4.7 億ドル。10 年で正味 39 億ドルを還元(配当と自社株買いから株式報酬を引いた額)。

  • ライフサイエンス(試薬・機器・Signals ソフト):数量 15.9(数量 = 市場規模(2025 年価格の億ドル)× シェア)× 価格 122(価格指数(2025 年 = 100)。物価 3.5% より低い年 +2〜2.5% で置く)→ 売上 19 億ドル・営業利益 4 億ドル。市場 実質 年 +2.0%(2025 年の 250 億ドルから 305 億ドル)・シェア 5.20%(今 5.72%)・価格 年 +2.0%(指数 122)・GAAP 営業利益率 21.0%
  • 診断(新生児スクリーニング・免疫診断・生殖補助、中国を除く):数量 15.8(数量 = 検査市場規模(2025 年価格の億ドル)× シェア)× 価格 122(価格指数(2025 年 = 100)。契約・償還で決まるので物価より低い年 +2〜2.5%)→ 売上 19 億ドル・営業利益 3 億ドル。市場 実質 年 +2.7%(2025 年の 125 億ドルから 163 億ドル)・シェア 9.70%(今 10.03%)・価格 年 +2.0%(指数 122)・GAAP 営業利益率 17.5%
  • 中国の免疫診断(売却合意済み・成立前):数量 0.3(数量 = 中国の免疫診断市場(2025 年価格の億ドル)× シェア)× 価格 80(価格指数(2025 年 = 100)。集中購買で下がる)→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。市場 実質 年 +3.0%(2025 年の 85 億ドルから 114 億ドル)・シェア 0.30%(今 2.01%)・価格 年 -2.2%(指数 80)・GAAP 営業利益率 2.0%

倍率:悲観側の利益ベースの上限の内側に置く。この筋書きの ROE 7.2%(純利益 4.7 ÷ 自己資本 65 億ドル)は k 8.75% 以下なので、ためた利益は元の額より小さい価値で、正当化 PER は 1 ÷ k = 11.4 倍が上限。その 72% の 8.2 倍に置いた(診断は安定するが研究向けが縮み、償却の重さで GAAP の利益が薄いまま。ROE が k に届かず、式の上限(1 ÷ k)の 7 割強に置く)。時価総額 = 純利益 4.7 億ドル × 8.2 倍 = 38.4 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:NIH の予算と執行の遅れは 2027 年度予算案でも続く恐れがあり、大手の束ね売りで価格が伸びない。ライフサイエンスは 2023〜26 年の自然増が 0〜2% 台だった。22%。

悲観 12% 悲観:構造的にシェアと価格を失い、GAAP の ROE は 1〜2% に落ちる 利益 1 億ドル · PER 10.3 倍 · 株価時価総額 9.86 ドル11 億ドル

構造的に負ける筋書き。NIH の恒常的な縮小と、サーモフィッシャー・ダナハーによる装置と試薬の抱き合わせでライフサイエンスのシェアが 4.6% まで下がり(市場は実質 年 +1.0%)、価格は 年 +1.4%(指数 115)で売上 14.6 億ドル。診断は新生児スクリーニングが入札で値下がりし、免疫診断は中国の国産メーカーと欧米の大手に挟まれ、市場 実質 年 +2.0%、シェア 9.0%、価格 年 +1.1%(指数 112)で 15.4 億ドル。中国は 0.1 億ドル。売上は 30.1 億ドル(年 +0.5%)と物価に大きく負け、GAAP の営業利益率は償却と値下げで 10.3%、営業利益 3.1 億ドル。純利息 1.8 億ドル(借り換えで約 5.75%、純負債は 22 億ドル前後に増える)、税率 17%、純利益 1.1 億ドル。GAAP の ROE は 1〜2% まで下がり、のれん・無形資産の減損の可能性が高い。10 年で正味 16 億ドルを還元(配当が中心で、自社株買いは止まる)。 帳簿の自己資本 72 億ドルの大半はのれん・無形資産なので、減損が出れば自己資本は先に減り、時価総額は帳簿の自己資本の 2 割を下回る。

  • ライフサイエンス(試薬・機器・Signals ソフト):数量 12.7(数量 = 市場規模(2025 年価格の億ドル)× シェア)× 価格 115(価格指数(2025 年 = 100)。物価 3.5% より低い年 +2〜2.5% で置く)→ 売上 15 億ドル・営業利益 2 億ドル。市場 実質 年 +1.0%(2025 年の 250 億ドルから 276 億ドル)・シェア 4.60%(今 5.72%)・価格 年 +1.4%(指数 115)・GAAP 営業利益率 12.0%
  • 診断(新生児スクリーニング・免疫診断・生殖補助、中国を除く):数量 13.7(数量 = 検査市場規模(2025 年価格の億ドル)× シェア)× 価格 112(価格指数(2025 年 = 100)。契約・償還で決まるので物価より低い年 +2〜2.5%)→ 売上 15 億ドル・営業利益 2 億ドル。市場 実質 年 +2.0%(2025 年の 125 億ドルから 152 億ドル)・シェア 9.00%(今 10.03%)・価格 年 +1.1%(指数 112)・GAAP 営業利益率 11.0%
  • 中国の免疫診断(売却合意済み・成立前):数量 0.2(数量 = 中国の免疫診断市場(2025 年価格の億ドル)× シェア)× 価格 70(価格指数(2025 年 = 100)。集中購買で下がる)→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。市場 実質 年 +2.0%(2025 年の 85 億ドルから 104 億ドル)・シェア 0.15%(今 2.01%)・価格 年 -3.5%(指数 70)・GAAP 営業利益率 -3.0%

倍率:悲観は稼ぐ力で置く。この筋書きの純利益 1.07 億ドルは自己資本 71.9 億ドルに対し ROE 1.5% で、k 8.75% を大きく下回り、ためた利益や帳簿の自己資本(のれん・無形資産が大半)は床にならない。事業の稼ぐ力(純利益 ÷ k = 12.2 億ドル)の 9 割、つまり純利益 × 10.3 倍で置く。のれん・無形資産の減損が出れば帳簿の自己資本は先に減る。時価総額 = 純利益 1.07 億ドル × 10.3 倍 = 11.0 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:規模で劣る一方、のれん・無形資産が大きく減損の余地がある(2023 年は GAAP で赤字)。中国の売却、新生児の入札、競合の規模が重なる。悲観は 12% と、同じ領域の会社(10%)より少し厚くした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

ライフサイエンス(試薬・機器・Signals ソフト)

創薬・基礎研究向けの試薬(BioLegend の抗体など)、ハイコンテントスクリーニング装置・イメージング機器、研究ソフトの Signals。試薬の消耗品が装置の稼働に連なって繰り返し売れる。

数量数量 = 市場規模(2025 年価格の億ドル)× シェア価格価格指数(2025 年 = 100)。物価 3.5% より低い年 +2〜2.5% で置く売上営業利益
今 2025/12 14.3 100 14 2
10 年後 中立 17.6 125 22 5

取り方:2025 年のライフサイエンス売上 14.31 億ドル(自然増 +2%)。市場は創薬・基礎研究向けの試薬・イメージング・スクリーニング機器・研究ソフトの合計で約 250 億ドル(出典なしの推定)、シェア 5.7%。セグメント営業利益 4.58 億ドル(32%)は償却と事業整理費を除いた値で、GAAP に直すため償却の約 55%(1.85 億ドル、10-K の償却 3.36 億ドルを当方で配分した推定)と事業整理費の半分(0.4 億ドル)を引いて 2.33 億ドル(16.3%)。価格は試薬が年 +2〜3%、装置は競争で横ばい〜微増、ソフトは契約更新。2026 年は低い 1 桁成長の見通し(第 2 四半期は自然増 −3%、Signals ソフトの更新時期のずれで約 −20%)。競合はサーモフィッシャー・ダナハー(ベックマン・モレキュラーデバイス)・バイオ・ラッド・アジレント。

診断(新生児スクリーニング・免疫診断・生殖補助、中国を除く)

新生児スクリーニングの装置・試薬、EUROIMMUN の免疫診断(自己免疫・アレルギー・感染症)、生殖補助・遺伝子検査、腫瘍検査。公衆衛生・検査室の手順に組み込まれ、切り替えにくい。

数量数量 = 検査市場規模(2025 年価格の億ドル)× シェア価格価格指数(2025 年 = 100)。契約・償還で決まるので物価より低い年 +2〜2.5%売上営業利益
今 2025/12 12.5 100 13 1
10 年後 中立 16.8 125 21 4

取り方:2025 年の診断売上 14.25 億ドルから中国の免疫診断(売上の約 6% = 1.71 億ドル)を除いた 12.54 億ドル。市場は新生児スクリーニング(約 25 億ドル、2030 年に 24.9 億ドルとの予測が出ている)と、免疫診断のうち自己免疫・アレルギー・感染症の専門領域、生殖補助・遺伝子検査、腫瘍検査の合計で約 125 億ドル(推定)、シェア 10.0%。診断のセグメント営業利益 3.44 億ドル(24%)は償却・事業整理費を除いた値で、GAAP に直すため償却の約 45%(1.51 億ドル)と事業整理費の半分(0.4 億ドル)を引いた 1.53 億ドルを、中国 0.10 億ドルと 12.54 億ドルの事業 1.43 億ドルに分けた(推定)。2026 年の診断は高い 1 桁成長の見通し(第 2 四半期は自然増 +11%)。競合はロシュ・シーメンスヘルシニアーズ・ダナハー(ベックマン)・サーモフィッシャー(アレルギー)・バイオ・ラッド。

中国の免疫診断(売却合意済み・成立前)

中国で売る免疫診断(化学発光など)。集中購買と DRG(診断群別の定額支払い)で値下げと数量減が続く。2027 年末までに売却で合意したが、成立していないので今の会社に含める。

数量数量 = 中国の免疫診断市場(2025 年価格の億ドル)× シェア価格価格指数(2025 年 = 100)。集中購買で下がる売上営業利益
今 2025/12 1.7 100 2 0
10 年後 中立 0.8 85 1 0

取り方:2025 年売上の約 6%(1.71 億ドル)。中国の免疫診断市場は約 85 億ドル(推定)、シェア 2.0%。2026 年第 2 四半期は、報告の売上 7.30 億ドルと中国を除く 7.11 億ドル(前年同期の逆算で約 6.84 億ドル)の差から、中国は前年同期の約 3,700 万ドルから約 1,900 万ドルへほぼ半減した(当方の逆算)。2026 年は売上の 5% 未満と会社が説明。利益は低く、GAAP の営業利益 0.10 億ドルは推定。競合は中国の国産メーカー(新産業生物医学・邁瑞医療など)。

リスクと懸念

NIH と大学の研究費

米国の大学・政府は売上の一定割合を占め、2026 年第 2 四半期は低い 1 桁の減少。NIH の 2027 年度予算案は約 13% 削減と間接費 15% の上限を含み、2026 年度も資金の執行が遅れて義務負担が 58 億ドル(2024 年度の同時期は約 90 億ドル)にとどまる。装置の発注が先送りされ、試薬も減る。ライフサイエンスの利益率が下がる最大の要因。

中国の集中購買・DRG と売却の実行

中国の免疫診断は集中購買と DRG で数量と価格が下がり、2026 年第 2 四半期はほぼ半減した(当方の逆算)。2027 年末までの売却は条件が非開示で、成立が遅れる・価格が低い・のれんの減損が出るなどの恐れがある。ライフサイエンスの中国は別で、試薬は伸びているが、輸出規制と関税の影響を受ける。

のれん・無形資産の減損と償却

のれんと無形資産が自己資本 72.5 億ドルに対して大きく(ライフサイエンスの報告単位だけでのれん 45 億ドル)、償却は 2025 年 3.4 億ドル。ライフサイエンスの回復が遅れると減損が出て、GAAP の純利益が赤字に落ちる(2023 年は純損失だった)。減損は現金を使わないが、自己資本と ROE を下げ、式の倍率を下げる。

大手との規模の差

サーモフィッシャー・ダナハー(ベックマン・モレキュラーデバイス)は装置と試薬、ソフトを束ねて売れ、価格を下げて攻められる。リビティのハイコンテントスクリーニングは受注が強いが、競合が同じ領域に投資すれば差は縮む。AI 創薬で細胞画像が標準の道具になる前提が崩れれば、成長の物語が失われる。

新生児スクリーニングの契約と出生数

新生児スクリーニングは各州・各国の入札と償還で価格が決まり、出生数の減少も効く。同社は出生数を超えて伸びてきたが、対象疾患の拡大が止まる・入札で値下がりすると、診断の高成長の柱が鈍る。生殖補助の Genomics England 向けの受託は 2026 年に約 0.25 億ドルで、下期は上振れが一巡する見通し。

借り換えによる利払いの増加

長期債はすべて固定で平均 2.3%、平均残存約 6 年と低い。借り換えのたびに約 5.75% に上がり、純利息は 2025 年の 0.88 億ドルから数年後に 1.1 億ドル前後に増える。純負債は調整後 EBITDA の 2.5 倍で、自社株買いに回せる額は限られる。GAAP の純利益が薄いので、利払いの増加の影響が相対的に大きい。

今後の分かれ目

NIH の 2027 年度予算が議会で守られ、米国の大学・政府がプラスに戻る
ライフサイエンスのシェアと数量の置き方を楽観側に寄せる。10 年の楽観・やや楽観の確率を 5 ポイントほど上げる。
NIH の予算案が一部でも通る(間接費の上限など)、または執行の遅れが続く
米国の大学・政府の売上の減少が長引く。ライフサイエンスの利益率が下がり、やや悲観の確率を上げる。
中国の免疫診断の売却が成立し、手取りで借入を返す
売上は約 1.7 億ドル(2025 年)から減るが、利益率は上がり、純利息が減る。成立した時点で今の会社の数字から外して見直す。
ハイコンテントスクリーニングの受注が出荷と試薬の売上に変わり、ライフサイエンスの自然増が 5% を超える
ライフサイエンスの市場の伸びとシェアを上げる。10 年の楽観・やや楽観の確率を上げ、倍率が ROE の改善で上がる。
ライフサイエンスの回復が遅れ、のれんの減損が出る
GAAP の純利益が赤字に落ち、自己資本が減る。ROE が低いまま続くと式の倍率が下がるが、自己資本が小さくなって ROE が上がる面もある。やや悲観の確率を上げる。
新生児スクリーニングの入札で値下がり、または対象疾患の拡大が止まる
診断の価格を物価より下に置き、診断の市場の伸びを下げる。診断の高成長の前提が崩れるので、10 年のやや悲観・悲観を厚くする。

見ておくもの

  • 四半期の自然増(ライフサイエンス・診断)と、Signals ソフトの更新の回復
  • 米国の大学・政府向けの売上と、NIH の 2027 年度予算・義務負担の進み具合
  • ハイコンテントスクリーニング(Opera Phenix OptIQ)の受注残と出荷
  • 中国の免疫診断の売却の成立・条件、新生児スクリーニング・生殖補助の自然増
  • GAAP の営業利益率、償却と事業整理費、純負債・調整後 EBITDA(2 倍へ)と自社株買いの再開

倍率と資本コストの決め方

今の時価総額 170 億ドル・GAAP の PER 71 倍を見る前に、ライフサイエンス・診断・中国の 3 つを市場 × シェア × 価格で積み、営業利益率・純利息・税率から GAAP の純利益を出した。倍率は利益ベースの正当化 PER(RONIC = k + 1/2 ×(ROE − k)、g は市場の実質成長 + シェア + 価格から出して上限の 4% で止める、ROE は帳簿の自己資本 ROE でのれん込み 10%、k は基本 8.0% に quality +0.75% で 8.75%)の 9 割まで(10 年の中立は上限 12.1 倍の 9 割で 10.8 倍)。業界ノートの倍率(16〜24 倍)には寄せていない。悲観は稼ぐ力(純利益 ÷ k)の 9 割に置き、帳簿の自己資本は床にしない。結果は今の PER の 2 割ほどで、10 年後の時価総額は今の約 4 割。最後に今の値段と比べた。

資本コスト 8.8% = 無リスク金利 5% + β 1.06 × 5%。基本 8.0% に quality +0.75% を足して 8.75%。研究費の景気に感応する面があり、診断が売上の半分で安定しているが、買収で積んだのれんと借入(EBITDA の 2.5 倍)を抱える。個別のリスク(NIH の予算・中国・買収の減損)は k に足さず、悲観の確率と深さで表した。存続は危うくないので上乗せ 0。

同じ業種(ヘルスケア)の AI 分析

割安 ユニバーサル・ヘルス・サービシズUHS 病院と精神科病院を併せ持ち、メディケイドの補助と無保険の増加に利益が左右される会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割の倍率でも、バリュー投資の観点で今の値段をはっきり割安と見る 本質価値との差 +81.6% · 10 年 割安(年 +13.1%) やや割安 インシュレットPODD チューブのないインスリンポンプで先頭に立つ高成長の機器会社。利益ベースの倍率でも、10 年で測った価値は今の時価総額を 3 割上回り割安 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 シグナ・グループCI 薬剤給付管理は移行期で利益が伸びないが、専門薬と法人保険が伸びる。資本コスト 8.5% の下でも、利益ベースの正当化 PER は今の時価総額を 3 割ほど上回る 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 バクスター インターナショナルBAX 輸液と病院機器の老舗。ポンプの出荷停止とヒルロムで稼ぐ力が落ちた。堀が薄いと見て測っても、10 年の価値は今の時価総額を上回る 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 HCA ヘルスケアHCA 米国最大の営利病院は、保険の無保険化という逆風の中でも 15% 台の利益率を保つ。quality で借金の重さを資本コストに入れても、今の値段はやや割安 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ゾエティスZTS 皮膚薬の競合と OA 薬の安全性で崩れた利益がどこで底を打つかが全て。利益ベースの正当化 PER(k 8.0%)で測っても今の値段を 2 割ほど上回るが、尾は深い 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ソルベンタム・コーポレーションSOLV 3M から分かれた創傷・感染予防・歯科・病院ソフトの会社。GAAP の利益は分離費用と訴訟で薄いが、費用が消えれば利益は 5 倍になる 本質価値との差 +10.1% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) 適正 GEヘルスケア・テクノロジーズGEHC 画像診断・超音波・造影剤で稼ぐ医療機器大手。中国と関税・患者ケアの不調で利益率は低いが受注残は厚く、10 年で測った価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 アボット・ラボラトリーズABT リブレ・心血管・診断で稼ぐ優良な医療機器の複合体。10 年で測った価値は今の時価総額とほぼ同じで、筆者の判定は適正 本質価値との差 +7.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 ラボコープ・ホールディングスLH 臨床検査の大手。買収は資本コスト並みで価値をほぼ増やさず公的料金の重しもあるが、利益ベースの正当化 PER の 8 割で測ると本質価値は今とほぼ同じで適正 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヴィアトリスVTRS 特許切れブランドと後発薬で稼ぐ重い借金の会社。償却が減っても、利益ベースの正当化 PER(k 9.5%)で測ると今の値段はほぼ適正。工場の問題と価格の下落が尾を重くする 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 マケッソンMCK 卸 3 社の首位で堀は厚く、腫瘍と処方技術が利益を伸ばす。利益ベースの倍率でも適正。ただし CVS 依存と直販の圧力が重しになる 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 クエスト・ダイアグノスティックスDGX 医師・病院・消費者の 3 方向に検体が増える米国 2 強の検査会社。資本コスト 7.5% と利益ベースの正当化 PER の 8 割の倍率で、バリュー投資の観点では今の値段をほぼ適正と見る 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 CVSヘルスCVS 保険・PBM・薬局を束ねる複合企業は 2026 年に谷を抜けつつあり、保険の利益率が 5% 前後へ戻っても、利益ベースの倍率(k 9.5%)では本質価値は今の時価総額とほぼ並ぶ 本質価値との差 −3.2% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 リジェネロン・ファーマシューティカルズREGN デュピクセントの利益分配とアイリーア HD を稼ぎ頭に、純現金も厚い。デュピクセントの特許切れと新薬の打率を厚く見ても、利益ベースの倍率(k 8.0%)に抑えると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 センコラCOR 卸 3 社の 2 番手。専門薬と腫瘍・網膜の診療網で利益を伸ばすが、売上の 25% を占めるウォルグリーン依存が重い。利益ベースの倍率では適正 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 カーディナルヘルスCAH 卸 3 社の 3 番手。専門薬・診療網・在宅で利益が伸びるが、売上の 28% を占める CVS 依存と後発薬の好調の剥落が重い。利益ベースの正当化 PER の式で測ると適正 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +5.6%) やや割高 レスメドRMD GLP-1 の影響は患者数より競合の復帰と価格が重い。世界首位の睡眠時無呼吸機器で、利益ベースの倍率では今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 エレバンス・ヘルスELV 全米最大級のブルークロス系保険とケアロンを持つ。2026 年は医療費高騰の谷。利益率が戻る中立でも、利益ベースの正当化 PER(k 8.5%)では今の時価総額とほぼ並ぶ 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ユナイテッドヘルス・グループUNH 医療保険の巨人。2025 年の谷を越えつつあり、利益率が 4〜5% 台へ戻っても、利益ベースの倍率(k 8.5%)では今の値段は本質価値とほぼ並ぶ 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 アムジェンAMGN 成長 6 本柱が骨粗しょう症薬・関節炎薬の落ち込みを埋める途上の優良バイオ。肥満薬マリタイドは賭けで、借金 573 億ドルを抱えるが、利益ベースの正当化 PER の 7.5 割で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ダヴィータDVA 腎臓透析で米国最大。利益の大半を稼ぐ民間保険の患者と重い借金が分かれ目で、式と筋書きの結果はやや割高。バリュー投資の観点では堀は強いが価格を決める力は弱い 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ステリスSTE 病院の滅菌・感染予防と、医療機器メーカーの受託滅菌で稼ぐ、更新と消耗で積み上がる収入の厚い優良な会社。規制の揺り戻しと在庫調整を織り込むと、利益ベースの倍率では今の値段が先に行きすぎ、本質価値は今の時価総額を約 14% 下回る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 バーテックス・ファーマシューティカルズVRTX 嚢胞性線維症で 9 割超を握る堅い独占と厚い現金が強みで、利益ベースの倍率(k 7.5%・正当化 PER の 8 割前後)に抑えると、新薬群の成否を厚く見ても今の値段はやや割高 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 アイデックス・ラボラトリーズIDXX 獣医向け診断で世界首位級。検査の継続収入という強い堀があるが、今の値段は先取りしすぎで、10 年で測った価値は今の時価総額の約 8 割 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ベクトン・ディッキンソンBDX 針・注射器・ポンプを持つ「医療の水道管」。バイオと診断を分離して身軽になった。10 年で測った価値は今の時価総額をやや下回り、筆者の判定はやや割高 本質価値との差 −20.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 クーパーCOO コンタクトレンズと女性医療の 2 本柱。在庫調整・訴訟・物言う株主で揺れ、資本の効率は低い。利益ベースの正当化 PER で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.1% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 メドトロニックMDT 心臓の機器(PFA)・脊椎・外科ロボットで稼ぐ総合医療機器の最大手。糖尿病を切り離して身軽になり、PFA の伸びで利益が積み上がる局面にある 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ヒューマナHUM 高齢者向け民間保険の最大手級。2026 年は利益が消える谷だが、星評価の急回復で 2028 年に利益率が戻る道が開けた。ただし価格は政府が握り、利益ベースの倍率(k 9.5%)では今の値段はやや割高 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ブリストル・マイヤーズ スクイブBMY エリキュースとオプジーボの 2028 年の特許切れで売上の 6 割近くが崩れるが、成長品と新薬で埋めきれば本質価値は今の値段を上回るが、確率で重ねると(利益ベースの正当化 PER の 7 割で測って)やや割高 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 ファイザーPFE 配当の厚い巨大製薬だが、2027〜2028 年に主力の特許が切れ、肥満薬と腫瘍の新薬で穴を埋め切れるかが焦点。利益ベースの正当化 PER の 9 割で測っても、今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +3.0%) やや割高 ボストン・サイエンティフィックBSX 電気生理とウォッチマンで伸びた医療機器の優等生。2026 年は 2 度の下方修正で株価が半減した。10 年で測った価値は今の時価総額を下回り、判定はやや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 ギリアド・サイエンシズGILD HIV 治療・予防を握る安定した現金創出企業。ビクタルビの特許切れは 2036 年まで先送りされたが、薬価政策と買収費用を厚く見ても、利益ベースの正当化 PER の 7.5 割で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ストライカーSYK 整形外科のロボット(Mako)と外傷・四肢で稼ぎ、手術室の機器・血管・神経へ広げる医療機器の大手。サイバー攻撃の傷は癒えつつあるが、堀の厚さは変わらない 本質価値との差 −33.4% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ジンマー・バイオメット・ホールディングスZBH 膝・股の人工関節で世界最大級の整形外科大手。価格の下落と Mako へのシェア流出の中、ロボット ROSA の巻き返しが分かれ目。本質価値は今の値段に対して「割高」 本質価値との差 −35.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 デクスコムDXCM 連続血糖測定で稼ぐ高成長の機器会社。利用者は増えるが、1 人あたり収入の下落とアボットとの競争を織り込んだ利益ベースの倍率では、今の値段は本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 センティーンCNC メディケイド最大手・ACA 最大手の民間保険。2025 年の谷から 2026 年は回復したが、利益の戻りは州の料率と補助金という他人の財布に左右され、利益ベースの倍率(k 9.0%)では今の値段は割高 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 メトラー・トレド・インターナショナルMTD 精密計量・分析・検査の消耗しない需要で稼ぐ質の高い会社。事業の見通しは堅いが、今の PER 38 倍は利益ベースの正当化 PER(成熟後の上限 22.5 倍、置くのは 18 倍)を大きく上回り、割高と出る 本質価値との差 −38.5% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 エドワーズライフサイエンスEW TAVR で首位、純現金を持つ心臓弁の専業。質は高いが、利益ベースの倍率では今の値段が高く、本質価値は今の時価総額の約 6 割 本質価値との差 −41.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 イーライリリーLLY 肥満薬で世界最強の成長企業。利益の過半が 1 つの薬効群と米国の価格政策に乗り、利益ベースの正当化 PER の 8 割で測ると、今の値段は割高 本質価値との差 −42.0% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ウォーターズWAT 分析機器の消耗品と診断の繰り返し収入を持つ質の高い会社へ統合が済んだ。事業の質は高いが、利益ベースの成熟後の PER は 12 倍で今の約 30 倍の半分にも届かず、割高と出る 本質価値との差 −42.2% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 メルクMRK キイトルーダ依存の穴を新薬と買収で埋めに行く世界最大級の製薬。2028 年の特許切れ後の再成長に確度は持てないが、利益ベースの正当化 PER の 7 割で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −42.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 アッヴィABBV 免疫の二本柱で成長は続くが、2033 年のスキリージの特許切れと薬価政策が先にある。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割で測ると、今の値段は割高 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 IQVIAホールディングスIQV 世界の医療データと臨床試験を握るが、純負債が重い。今の GAAP の PER 約 33 倍は利益ベースの正当化 PER(成熟後の上限 15.9 倍、置くのは 13 倍)を上回り、割高と出る 本質価値との差 −42.5% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ジョンソン・エンド・ジョンソンJNJ 腫瘍と免疫の新薬が特許切れを補い質は高いが、利益ベースの正当化 PER の 8 割で測ると、今の値段は割高 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ヘンリー・シャインHSIC 歯科・医科の流通に自社ブランドと技術を重ねる会社。流通は価格を決める力が弱く、DSO・ネット通販・KKR や活動家株主の圧力の中で費用削減と構成の改善を進める。利益ベースの倍率では割高 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 サーモフィッシャー・サイエンティフィックTMO 研究・製造・臨床試験のインフラを握る堅い会社だが、今の PER 39 倍は利益ベースの正当化 PER(上限 17 倍)の 2 倍近くで、割高と出る 本質価値との差 −45.3% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 バイオジェンBIIB MS の稼ぎが縮む中で、成長製品と開発品が補えるかが全て。利益ベースの倍率では本質価値が今の値段の約 6 割で、割高。楽観の尾が重い 本質価値との差 −46.7% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ダナハーDHR バイオプロセスの回復と診断の再編を抱えた堅い会社。今の PER 45 倍は利益ベースの正当化 PER(成熟後の上限 16 倍、置くのは 13 倍)を大きく上回り、割高と出る 本質価値との差 −46.9% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 アライン・テクノロジーALGN 透明な歯列矯正装置の世界首位。症例は増えるが値段が上がらず、安い競合が堀を削る。利益ベースの正当化 PER で測ると、今の値段は割高 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 インテュイティブ・サージカルISRG 手術ロボットのほぼ独占と消耗品の積み上げで稼ぐ優良企業。ただ今の値段は、独占が続く前提でも高すぎる水準にある 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 インサイトINCY ジャカフィ(米国売上の約 6 割)が 2028 年末に特許切れ。新薬群が穴をどこまで埋めるかが全てで、利益ベースの倍率では本質価値が今の値段の約 5 割で、割高 本質価値との差 −50.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 アジレント・テクノロジーA 分析機器の消耗品・保守で稼ぐ質の高い会社。事業の見通しは堅いが、今の PER 38 倍は利益ベースの正当化 PER(成熟後の上限 17.4 倍、置くのは 14 倍弱)を大きく上回り、割高と出る 本質価値との差 −51.4% · 10 年 割高(年 −0.6%) 割高 ウエスト ファーマシューティカル サービシズWST 注射剤のゴム栓で世界の約 7 割を握る質の高い会社。GLP-1 の山と今の PER 57 倍が重く、利益ベースの成熟後の PER は 16 倍前後で、大きく割高と出る 本質価値との差 −53.4% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 チャールズリバー・ラボラトリーズ・インターナショナルCRL 動物試験と創薬の受託で最大手。底は打ったが GAAP の利益が薄く、今の時価総額 143 億ドルは本質価値の約 2.6 倍と出る 本質価値との差 −66.0% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 バイオテクネTECH 研究用試薬で稼ぐ高採算の会社だが、GAAP の純利益で式を当てると今の時価総額は本質価値の約 3 倍。メルク KGaA の買収提案も単体の価値を大きく上回る 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 モデルナMRNA コロナの落ち込みと赤字が続く中で、インテスメランの成功が価値の大半を決める。利益ベースの倍率で測っても、今の値段は期待を先取りしすぎで割高 本質価値との差 −81.2% · 10 年 割高(年 −7.9%) 割高 ヴィーヴァ・システムズVEEV 臨床・薬事の記録の堀は本物だが、営業系の席は AI に削られ、57 倍の PER が剥がれると割高(-80%) 本質価値との差 −81.2% · 10 年 割高(年 −9.7%)

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読んだ資料

  1. Revvity 2026 年第 2 四半期の決算発表(セグメント・GAAP・借入・自社株買い・中国の売却・通期見通し)
  2. Revvity 2026 年第 2 四半期の決算説明会の要約(ライフサイエンス・診断の内訳、借入の金利、ACD/Labs、関税の還付)
  3. Revvity 2025 年通期の決算発表(売上・GAAP の営業利益・調整後)
  4. Revvity 2025 年 10-K(償却・のれん・セグメント営業利益・純利息・自社株買い枠)
  5. Revvity 2026 年第 1 四半期の要約(製薬・バイオ、米国の大学・政府、生殖補助)
  6. Revvity 2025 年第 4 四半期の決算説明会の要約(2026 年の初期の見通し、Signals、中国)
  7. NIH の 2027 年度予算案と間接費の上限(議会の対応)
  8. 新生児スクリーニング市場の予測(Meticulous Research)
  9. パーキンエルマーからリビティへの改称と旧事業の売却
  10. 時価総額・株価(Robinhood、2026 年 8 月末)

分析日 2026-10-16