株譜
AI 銘柄分析 · 金属製品 · 試作

ダイケン 5900

引戸の金物や自転車置場を作る大阪の老舗。現金と投資株で時価総額に迫るが、本業の利益は薄く資本に見合わない。現金を割り引くと割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)722 円40 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)860 円47 億円差 −16.1%
10 年後から見ると やや割高 価値 722 円40 億円 · 差 −16.1% · 期待の年率 +4.7%
期待の年率リターン(10 年)+4.7%資本コスト比 −2.5 pt
推定の資本コスト7.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ダイケンは、引戸を吊る金物や自転車置場、ゴミ置き場などの屋外の製品を作る大阪の老舗だ。筆者の結論は割高である。一見すると安い。現金と預金は33億円、投資有価証券は12億円あり、合わせると時価総額46億円にほぼ並ぶ。借金はない。

だが、本業の稼ぎは細い。2026年2月期の営業利益は2.6億円で、売上の2%余りにすぎない。自己資本137億円に対し、純利益は3億円ほどだ。ROE(自己資本に対する純利益の割合)は2%台で、資本コストの3分の1にも届かない。

建物の着工は人口とともに減る。金物も外構の製品も、新しく建つ建物の数に左右される。同社は板金加工の三木製作所を買い、改修と海外に活路を探すが、規模はまだ小さい。

厚い現金は、株主に戻らなければ帳簿の価値にならない。配当性向の目標は25%以上と控えめで、自社株買いはほとんどない。筆者は、事業に要らない現金を4分の3の価値で見る。10年の中立で純利益は4億円台にとどまり、現金を足しても今の値段には届かない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、ダイケンは「財布は厚いが、事業は細い」会社だ。

事業は10年後も続く。建物がある限り、引戸の金物も自転車置場も要る。設計事務所の図面に載り続ける製品は、簡単には消えない。ただ、新築は減り、値段を決める力も弱い。オーナー利益、つまり設備の更新を引いて株主が自由に使える利益は、年に2〜3億円しかない。

資本の使い方は慎重だが、効率は悪い。現金は長年積み上がったまま、配当は利益の3〜4割にとどまる。買収は割安に買えたが、規模が小さく全社を変えるほどではない。

安全域は財布にある。現金と投資株で時価総額にほぼ並び、借金はない。事業が傾いても、株主の取り分がすぐに消えることはない。

それでも、現金は株主に戻るまで価値が確定しない。筆者は、余った現金を4分の3の価値で見て、事業の稼ぎを足した。その合計は今の値段に届かない。

何で稼ぐ会社か

ダイケンは1924年に大阪で創業した建築金物のメーカーだ。本社は大阪市淀川区にあり、連結の従業員は約350人である。

売上は2026年2月期で116億円。中身は5つに分かれる。自転車置場やゴミ置き場などのエクステリアが40億円、引戸の吊り金具などの金物が34億円、建物に付ける建材が21億円、施工や板金加工などのその他が19億円、マンションや事務所の賃貸が2億円だ。

稼ぎの源は、建物1棟ごとに使われる部品の数である。集合住宅が1棟建てば、自転車置場とゴミ置き場、何十枚もの引戸の金物が要る。設計事務所に図面で指定されれば、そのまま注文が来る。

売り先は建材の問屋が中心だ。最大の取引先は金物問屋の杉田エースで、売上の19%ほどを占める。問屋を通して全国の工務店や施工会社に届く。

2025年6月には、板金加工の三木製作所を買った。取得の支出は3億円余りで、負ののれんが出たほど割安な買い物だった。加工の内製化と、製品の幅を広げるねらいがある。

不動産賃貸は小さいが、利益率は5割を超える。

製品の多くは自社の工場で作り、問屋の在庫と組み合わせて現場に届ける。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねできない強みは狭い。引戸の金物や自転車置場は、品ぞろえと設計事務所への指定の積み重ねで売れる。長年の実績で図面に載る製品は、簡単には入れ替わらない。ただ、同じような製品を作る会社は多く、問屋を通す商売で値段を決める力は弱い。

利益率は長く下がってきた。営業利益率は2013年2月期の8%台から、ここ数年は2〜4%に落ちた。原材料と人件費の上昇を、問屋を通じて価格に移しきれていない。2026年2月期は労務費の増加と買収の一時費用も重なった。

資本効率は低い。ROEは過去10年の中央値で2.3%だ。自己資本の3割強が現金と預金で、2割近くが投資株と賃貸の不動産である。事業に使う資産だけで見ても、稼ぐ力は並みより下だ。

財務は鉄壁である。借金はなく、自己資本比率は8割を超える。倒れる心配はまずない。だが、それは株主のお金が事業の外で眠っていることの裏返しでもある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

建築金物とエクステリアの需要は、建物の新築に強く結びつく。国内の住宅着工は人口減で長く細り、集合住宅や事務所の新築も頭打ちだ。筆者は、10年で新築向けの数量が1割ほど減ると見る。

伸びるのは改修だ。古い集合住宅の外構の作り替えや、引戸の交換、バリアフリーの工事が増える。宅配の荷物を受け取る設備や、自転車の駐輪の整備のように、暮らしの変化から生まれる需要もある。

価格は原材料に引っ張られる。鉄やアルミ、ステンレスは相場で動き、円安で輸入の資材も高くなった。問屋を通す商売では、値上げはいつも後から追いかける。人手不足で施工の手間賃も上がっている。

競争の形は、中小のメーカーが多く並ぶ分散型だ。シャッターやドアの大手と違い、寡占の旨味はない。設計事務所に指定されるかどうか、問屋の棚に並ぶかどうかで勝負が決まる。

同社は海外市場の開拓と、三木製作所との一体化を課題に挙げる。ただ、建築金物は国ごとに規格が違い、海外で大きく稼ぐ道は細い。

脱炭素と省力化に応える製品の開発も課題だ。施工の手間を減らす製品は、人手不足の現場で選ばれやすい。

資本政策と M&A

資本政策は、現金を厚く持ち続ける形だ。現金と預金は33億円で借金はない。投資有価証券は12億円あり、ユアサ商事や大手銀行の株が中心である。2026年2月期には、取引先の杉田エースの株を一部売って1.3億円の売却益を出した。

還元は控えめだ。配当性向の目標は25%以上で、2026年2月期の配当総額は1.1億円、性向は4割弱だった。自社株買いは2020年に一度行ったきりで、続いていない。

買収は小さく慎重だ。三木製作所は3億円余りで買い、負ののれんが出た。高値づかみをしない規律はある。

少数株主から見ると、現金の使い道は経営に預けたままだ。現金が株主に戻る仕組みが弱く、帳簿どおりには評価できない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

この会社は、ほぼ現金の値段で買える。現金と預金33億円、投資有価証券12億円を足せば、時価総額46億円にほぼ並ぶ。借金はない。事業には、ほとんど値段が付いていない。

その事業が持ち直す。会社は2027年2月期に売上130億円、営業利益5.5億円を見込む。三木製作所の1年分が加わり、営業利益は倍になる計算だ。負ののれんが出たほど割安に買えたので、買収の利益はそのまま株主のものになる。

改修の需要は伸びる。古い集合住宅の外構の作り替え、引戸の交換、バリアフリーの工事、宅配の荷物の受け取りの設備が増える。新築が減っても、建物の数は急には減らない。

政策保有株の売却も始まった。杉田エースの株を一部売り、売却益を出した。株が売られ、現金が自社株買いに回れば、ROEは一気に上がる。

利益率が過去の山の8%台に戻れば、営業利益は10億円を超える。今の値段は、それに何の期待も置いていない。

無借金で現金が厚いので、次の割安な買収にも動ける。

慎重な見方

現金は厚いが、株主のものではない。配当性向の目標は25%以上と低く、自社株買いは2020年に一度きりだ。現金は何年も積み上がったまま眠っている。少数株主には使い道を変える手段がない。

事業は細っている。営業利益率は2013年2月期の8%台から、2026年2月期は2%余りまで落ちた。原材料と人件費の上昇を、問屋を通じて価格に移しきれない。最大の取引先の杉田エースに売上の2割近くを頼り、値段の主導権は問屋にある。

新築は減り続ける。住宅も集合住宅も、着工は人口とともに細る。改修の需要は増えるが、新築の減りを埋めるほどではない。海外で戦える製品も乏しい。

三木製作所は割安に買えたが、売上の1割余りの規模だ。全社の利益率を変えるには小さい。会社予想の営業利益5.5億円も、売上の4%台で、過去10年の並みの水準にすぎない。

ROEは過去10年の中央値で2.3%だ。帳簿を下回る値段には、それだけの理由がある。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方がやや強い。現金と投資株の厚さは本物だが、株主に戻る仕組みが弱い。事業の利益率は長く下がり続け、新築の縮小という逆風は変わらない。

確率は中立を中心に置き、悲観側を楽観側より少し厚くした。会社予想どおりの回復をやや楽観に入れ、過去の山の利益率に戻る姿は楽観だけに置いた。

現金が自社株買いで戻り始めれば、評価は大きく変わる。今はその兆しがない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/02 期)

確率で加重した株価時価総額 1,146 円63 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 216 円12 億円)。 今の値に割り戻すと 722 円40 億円、今との差 −16.1%、 期待の年率 +4.7%(資本コスト 7.2%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 2,219 円122 億円 365 円20 億円 +200.5% +11.6% 181 円10 億円
やや楽観 20% 1,729 円95 億円 292 円16 億円 +135.0% +8.9% 404 円22 億円
中立 38% 1,328 円73 億円 237 円13 億円 +81.9% +6.2% 595 円33 億円
やや悲観 23% 439 円24 億円 146 円8 億円 −32.0% −3.8% 134 円7 億円
悲観 12% 328 円18 億円 73 円4 億円 −53.3% −7.3% 48 円3 億円
加重平均100% 1,146 円63 億円216 円12 億円 +58.4% +4.7% 1,362 円75 億円

今の株価時価総額 860 円47 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.2% を下回るほど割高。

楽観 7% 改修と買収で利益率が過去の山に近づく 利益 8 億円 · PER 13.8 倍 · 株価時価総額 2,219 円122 億円

古い集合住宅の改修が本格化し、自転車置場やゴミ置き場の作り替えが増える。エクステリアの台数は1割増える。引戸の金物はバリアフリーの改修で横ばいを保つ。

三木製作所との一体化で板金の加工を内製し、原価が下がる。施工と加工の件数は6割増える。値上げは物価並みに通り、問屋との力関係も少し改まる。

営業利益率は5%台半ばに戻る。全社費用は物価で増えるが、売上の伸びがそれを吸収する。

配当性向は3割台に上がり、10年で20億円を株主に戻す。それでもROEは5%に届かず、資本コストを下回る。

筆者は、この姿でも現金が株主に戻る保証はないと見る。利益が増えるほど、現金はさらに積み上がるからだ。

  • エクステリア:数量 10,956(出荷台数(台))× 価格 54(1台あたりの平均売上(万円))→ 売上 59 億円・営業利益 5 億円。営業利益率 9.0%
  • 金物:数量 3,430(出荷個数(千個))× 価格 1,340(1個あたりの平均売上(円))→ 売上 46 億円・営業利益 5 億円。営業利益率 10.0%
  • 建材:数量 2,237(出荷個数(千個))× 価格 1,340(1個あたりの平均売上(円))→ 売上 30 億円・営業利益 2 億円。営業利益率 8.0%
  • 施工・板金加工ほか:数量 2,976(工事・加工の件数(件))× 価格 134(1件あたりの平均売上(万円))→ 売上 40 億円・営業利益 2 億円。営業利益率 6.0%
  • 不動産賃貸:数量 6.8(賃貸床面積(千㎡))× 価格 29(1㎡あたりの年間賃料(千円))→ 売上 2 億円・営業利益 1 億円。営業利益率 55.0%。賃料は長期契約で改定が遅く、物価の1.34倍に届かない

倍率:事業の純利益 8 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.1% が k 7.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.8 倍 + 余った現金(戻り方込み)14 億円。全体の PER 13.79 倍、時価総額 122 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:改修需要の伸び、値上げの定着、三木製作所との一体化が重なり、利益率が2013年2月期の山に近づく姿。10年以上下がり続けた利益率が反転する必要があり、確度は低い。

やや楽観 20% 会社予想どおり持ち直し、利益率4%台を保つ 利益 6 億円 · PER 13.8 倍 · 株価時価総額 1,729 円95 億円

三木製作所の1年分が加わり、営業利益は会社予想どおり5億円台に戻る。改修の需要が新築の減りを補い、エクステリアの台数は横ばいを保つ。

金物は新築の減りで台数が5%減るが、値上げは物価並みに通る。施工と加工は三木製作所との一体化で4割強増える。

全社費用は物価で増えるが、利益率は4%台を保つ。受取利息も増え、純利益は6億円ほどになる。

配当は性向3割前後で、10年で16億円を払う。現金は厚いまま残り、ROEは4%に届かない。

賃貸の不動産は修繕費が物価で増えるが、賃料の改定は遅く、利益率は少し下がる。本業と賃貸を合わせた稼ぎは、今の倍ほどになる。

  • エクステリア:数量 9,960(出荷台数(台))× 価格 54(1台あたりの平均売上(万円))→ 売上 53 億円・営業利益 4 億円。営業利益率 8.0%
  • 金物:数量 3,259(出荷個数(千個))× 価格 1,340(1個あたりの平均売上(円))→ 売上 44 億円・営業利益 4 億円。営業利益率 9.0%
  • 建材:数量 2,130(出荷個数(千個))× 価格 1,340(1個あたりの平均売上(円))→ 売上 29 億円・営業利益 2 億円。営業利益率 7.0%
  • 施工・板金加工ほか:数量 2,697(工事・加工の件数(件))× 価格 134(1件あたりの平均売上(万円))→ 売上 36 億円・営業利益 2 億円。営業利益率 5.0%
  • 不動産賃貸:数量 6.8(賃貸床面積(千㎡))× 価格 29(1㎡あたりの年間賃料(千円))→ 売上 2 億円・営業利益 1 億円。営業利益率 50.0%。賃料は長期契約で改定が遅く、物価の1.34倍に届かない

倍率:事業の純利益 6 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.0% が k 7.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.8 倍 + 余った現金(戻り方込み)14 億円。全体の PER 13.79 倍、時価総額 95 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2027年2月期の会社予想は営業利益5.5億円で、三木製作所の1年分が加わる。改修需要と値上げで、その水準を10年保つ姿には根拠がある。

中立 38% 新築の減りを改修と買収が埋め、利益は細いまま 利益 5 億円 · PER 13.8 倍 · 株価時価総額 1,328 円73 億円

新築の着工が減り、金物と建材の数量は5〜10%細る。改修の需要が自転車置場やゴミ置き場の作り替えを支え、エクステリアの減りは小さい。

三木製作所は加工の件数を3割増やす。価格は物価並みに上がるが、全社費用と人件費も同じように増える。

営業利益率は3%台半ばで、過去10年の並みにとどまる。純利益は4億円台で、そのうち2割ほどは現金の利息と投資株の配当だ。

配当は性向3割台で、10年で13億円を払う。現金は厚いまま残り、ROEは3%に届かない。

筆者が最もありそうだと見る姿である。事業は続き、財務も揺るがない。ただ、資本に見合う利益は出ず、現金は眠ったままになる。

  • エクステリア:数量 9,462(出荷台数(台))× 価格 54(1台あたりの平均売上(万円))→ 売上 51 億円・営業利益 4 億円。営業利益率 7.0%
  • 金物:数量 3,087(出荷個数(千個))× 価格 1,340(1個あたりの平均売上(円))→ 売上 41 億円・営業利益 3 億円。営業利益率 8.0%
  • 建材:数量 2,024(出荷個数(千個))× 価格 1,340(1個あたりの平均売上(円))→ 売上 27 億円・営業利益 2 億円。営業利益率 6.0%
  • 施工・板金加工ほか:数量 2,418(工事・加工の件数(件))× 価格 134(1件あたりの平均売上(万円))→ 売上 32 億円・営業利益 1 億円。営業利益率 4.0%
  • 不動産賃貸:数量 6.8(賃貸床面積(千㎡))× 価格 29(1㎡あたりの年間賃料(千円))→ 売上 2 億円・営業利益 1 億円。営業利益率 50.0%。賃料は長期契約で改定が遅く、物価の1.34倍に届かない

倍率:事業の純利益 4 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 3.0% が k 7.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.8 倍 + 余った現金(戻り方込み)14 億円。全体の PER 13.79 倍、時価総額 73 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:新築は減り、値決めは弱いが、改修と三木製作所で売上は保つ。利益率は過去10年の並みの水準にとどまるのが最も自然な落としどころ。

やや悲観 23% 新築の急減と原料高で、本業がほぼ稼げない 利益 1 億円 · PER 8.5 倍 · 株価時価総額 439 円24 億円

住宅と集合住宅の着工が想定より速く減る。金物の数量は4分の1減り、エクステリアと建材も2割減る。改修の需要は伸びるが、新築の減りを埋めきれない。

原材料と人件費の上昇を、問屋を通じて価格に移しきれない。価格は物価に届かず、利益率が削られる。

全社の営業利益は1億円ほどにとどまる。純利益の大半は、現金の利息と投資株の配当になる。

配当は今の額を守るが、10年で8億円となる。厚い現金は残るが、本業は資本を食うだけになる。

経営が現金を使って次の買収に動いても、新築の縮小という流れは変えられない。買った会社の利益も同じ逆風を受ける。

  • エクステリア:数量 7,968(出荷台数(台))× 価格 50(1台あたりの平均売上(万円))→ 売上 40 億円・営業利益 2 億円。営業利益率 5.0%
  • 金物:数量 2,573(出荷個数(千個))× 価格 1,250(1個あたりの平均売上(円))→ 売上 32 億円・営業利益 2 億円。営業利益率 6.0%
  • 建材:数量 1,704(出荷個数(千個))× 価格 1,250(1個あたりの平均売上(円))→ 売上 21 億円・営業利益 1 億円。営業利益率 4.0%
  • 施工・板金加工ほか:数量 2,046(工事・加工の件数(件))× 価格 125(1件あたりの平均売上(万円))→ 売上 26 億円・営業利益 1 億円。営業利益率 2.0%
  • 不動産賃貸:数量 6.8(賃貸床面積(千㎡))× 価格 28(1㎡あたりの年間賃料(千円))→ 売上 2 億円・営業利益 1 億円。営業利益率 45.0%。賃料は長期契約で改定が遅く、物価の1.34倍に届かない

倍率:ROEは1%弱で資本コストを大きく下回る。本業がほぼ稼がない姿で、1÷k(約12.1倍)の約70%の8.5倍に置いた。余った現金は谷で4分の1を食い13.5億円、戻り方0.75を掛けた。PBRは0.13倍と低いが、床となる純現金と投資株の価値(約18億円)をわずかに上回る水準で、床は割っていない。

確率:利益率は2013年2月期から下がり続け、2026年2月期は2%台だった。新築の減りが速まり、値上げが追いつかなければ、本業の利益はほぼ消える。

悲観 12% 本業が赤字に沈み、現金だけが残る 利益 −3 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 328 円18 億円

新築の着工が大きく減り、問屋は海外の安い金物や外構の製品を仕入れ始める。同社の製品は価格で負け、数量は3割以上減る。

本業は赤字に沈む。工場と賃貸の不動産で減損を出し、自己資本は140億円まで減る。三木製作所の一体化も思うように進まない。

配当は減らし、10年で4億円にとどまる。残るのは現金と投資株だが、少数株主はその使い方を決められない。経営が現金を眠らせたまま赤字の事業を続ければ、株主の取り分は少しずつ削られる。

賃貸の不動産も、空室が増えて利益が細る。法人の事務所は借り手が見つかりにくく、ワンルームも築年数とともに家賃が下がる。最後に株主の支えになるのは、帳簿の現金と投資株だけである。

  • エクステリア:数量 6,972(出荷台数(台))× 価格 48(1台あたりの平均売上(万円))→ 売上 34 億円・営業利益 0 億円。営業利益率 0.0%
  • 金物:数量 2,230(出荷個数(千個))× 価格 1,200(1個あたりの平均売上(円))→ 売上 27 億円・営業利益 1 億円。営業利益率 2.0%
  • 建材:数量 1,491(出荷個数(千個))× 価格 1,200(1個あたりの平均売上(円))→ 売上 18 億円・営業利益 0 億円。営業利益率 -2.0%
  • 施工・板金加工ほか:数量 1,860(工事・加工の件数(件))× 価格 120(1件あたりの平均売上(万円))→ 売上 22 億円・営業利益 0 億円。営業利益率 -2.0%
  • 不動産賃貸:数量 6.8(賃貸床面積(千㎡))× 価格 26(1㎡あたりの年間賃料(千円))→ 売上 2 億円・営業利益 1 億円。営業利益率 40.0%。賃料は長期契約で改定が遅く、物価の1.34倍に届かない

倍率:本業は赤字で稼ぐ力は無い。床は純現金と投資株で、今の自己資本136.9億円に0.131を掛けた約18億円。

確率:新築の急減と問屋の値下げ要求、海外の安い金物の流入が重なる構造的な負け。無借金で現金が厚いので倒れる心配はなく、1割強にとどめた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

エクステリア

集合住宅や施設の自転車置場、ゴミ置き場などの屋外の製品。

数量出荷台数(台)価格1台あたりの平均売上(万円)売上営業利益
今 2026/02 9,960 40 40 2
10 年後 中立 9,462 54 51 4

取り方:有報の品目別売上(エクステリア39.9億円)を、1台平均40万円として台数に直した推定。営業利益は建築関連製品のセグメント利益5.73億円を品目に配分した推定。

金物

引戸を吊る金具やレールなどの建築金物。設計事務所の図面に指定されて売れる。

数量出荷個数(千個)価格1個あたりの平均売上(円)売上営業利益
今 2026/02 3,430 1,000 34 2
10 年後 中立 3,087 1,340 41 3

取り方:有報の金物の売上34.3億円を、1個平均千円として個数に直した推定。営業利益は配分した推定。

建材

建物の外装や内装に取り付ける金属の建材。

数量出荷個数(千個)価格1個あたりの平均売上(円)売上営業利益
今 2026/02 2,130 1,000 21 1
10 年後 中立 2,024 1,340 27 2

取り方:有報の建材の売上21.3億円を、1個平均千円として個数に直した推定。営業利益は配分した推定。

施工・板金加工ほか

製品の取り付け工事と、2025年6月に買った三木製作所の板金加工など。

数量工事・加工の件数(件)価格1件あたりの平均売上(万円)売上営業利益
今 2026/02 1,860 100 19 0
10 年後 中立 2,418 134 32 1

取り方:有報のその他の売上18.6億円(三木製作所は8か月余りの連結)を、1件平均100万円として件数に直した推定。営業利益は配分した推定。

不動産賃貸

法人向けの事務所と、ワンルームマンションの賃貸。

数量賃貸床面積(千㎡)価格1㎡あたりの年間賃料(千円)売上営業利益
今 2026/02 6.8 24 2 1
10 年後 中立 6.8 29 2 1

取り方:セグメント売上1.63億円・利益0.86億円(有報)。床面積の開示はないため6.8千㎡と置き、1㎡年2.4万円で売上に合わせた推定。賃料は長期の契約で改定が遅く、10年の価格は物価の1.34倍でなく1.2倍と置く。

リスクと懸念

新築の着工の減少

金物と外構の製品は、新しく建つ建物の数に左右される。住宅と集合住宅の着工は人口減で長く細る。中立で新築向けの数量は1割ほど減ると置いた。AIエージェントによる代替は関係しない。

原材料と人件費の上昇

鉄やアルミ、ステンレスの値上がりと労務費の増加を、問屋を通じて価格に移すには時間がかかる。2026年2月期は労務費の増加が利益を削った。

問屋への依存

最大の取引先の杉田エースが売上の19%ほどを占める。問屋が海外の安い製品の仕入れを増やせば、数量と値段の両方が削られる。

現金が株主に戻らない

現金と預金は33億円、投資有価証券は12億円ある。配当性向の目標は25%以上と低く、自社株買いは続いていない。現金が眠り続ければ、帳簿の価値は評価されない。

買収の一体化

三木製作所との一体化が進まなければ、加工の内製化と製品の幅の広がりは期待どおりにならない。次の買収を高値で行えば、規律が崩れる。

賃貸の不動産の空室

法人向けの事務所の空室と、ワンルームマンションの入居率が課題だ。賃料は物価ほど上がらず、修繕費は物価で増える。

今後の分かれ目

自社株買いや配当性向の大幅な引き上げが発表されたら
余った現金の戻り方を1.0に近づけて見直す。差は大きく縮む。
政策保有株の売却を数値で掲げ、実際に売り進めたら
売った分を税後で余りの資産に足し、その配当を利益から外して見直す。
2027年2月期に営業利益5億円台を達成し、翌期も保ったら
やや楽観の確率を厚くする。
営業利益率が2%を割り込む期が続いたら
値決めの弱さが深まったとみて、やや悲観・悲観の確率を上げる。
大型の買収を行ったら
買収の値段と稼ぎを確かめ、現金の使い方の規律を見直す。

見ておくもの

  • 品目別の売上と営業利益率
  • 三木製作所の売上と利益
  • 配当性向と自社株買い
  • 政策保有株の売却の進み
  • 住宅と集合住宅の着工戸数

倍率と資本コストの決め方

今の株価は見ずに、品目ごとの台数・個数×単価で10年後の利益を積んだ。品目別の利益は開示が無く配分した推定である。全社費用は物価で1.34倍に増やした。中立の営業利益率は3.5%で、過去12年の山8.4%を下回る。倍率はROEが資本コストを下回るので1÷k(約12.1倍)の83%に置いた。純現金はfactsの現金同等物でなくBSの現金及び預金33億円から見て、余りの18億円を戻り方0.75で足した。PBR0.3倍台は割安の根拠にしていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11.5→13.79 倍・やや楽観 PER 10.8→13.79 倍・中立 PER 10→13.79 倍)。

資本コスト 7.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(金属製品)の AI 分析

割安 東洋シヤッター5936 国内3番手のシャッター会社。点検の稼ぎが育ち、利益の割に値段は安い。割安と見る 本質価値との差 +81.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 三洋工業5958 天井・床の下地材で知られる堅実な建材メーカー。時価総額の半分が現金で、事業の稼ぎを考えれば今の値段はかなり安い 本質価値との差 +65.6% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三和ホールディングス5929 国内寡占・世界シェア首位の開口部メーカー、改修需要と海外M&Aの果実を乗せれば割安と出る 本質価値との差 +63.7% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ジーテクト5970 車体骨格プレス部品の中堅。中立の姿でも今の値段は割安寄りだが、ホンダ依存と重い設備投資が割り引きの理由だと筆者は見る 本質価値との差 +62.0% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 文化シヤッター5930 国内2位のシャッター専業。利益率の低い建材部門が重しで、確率で重みをつけるとやや割安 本質価値との差 +60.9% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 エイチワン5989 ホンダ向け 86% のフレーム専業。3 年連続赤字から立ち直ったが、顧客の偏りと重い投資を考えると、割安度は見かけほど大きくないと筆者は見る 本質価値との差 +60.7% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 フジマック5965 病院・給食・外食の厨房を一括で請け負う堅実な中堅。土地売却で現金が積み上がり、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +57.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日創グループ3440 パネルとデータセンター向け筐体は伸びるが、寄せ集めの事業で ROE が資本コストに届かない 本質価値との差 +56.6% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 エムケー精工5906 門型洗車機と調理家電の長野の会社。直近の利益は山で、中立でも自己資本の厚みが評価に残る 本質価値との差 +53.3% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 サンコーテクノ3435 あと施工アンカーの国内首位。利益の安定と財務の堅さに比べ、今の値段は低い 本質価値との差 +52.0% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 MIEコーポレーション3442 工場の配管をつなぐステンレスの継手の専業。値上げで利益は倍増したが、還元が細く借金もある。今の値段はほぼ適正で、わずかに安い程度 本質価値との差 +49.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 昭和鉄工5953 九州の熱の老舗が値付けを覚え、3 年で利益率は 9% に。持ち合い株を除いても今の値段は稼ぎに比べて安い 本質価値との差 +49.2% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 不二サッシ5940 ビル用サッシの老舗。利益は薄いが、値段は稼ぐ力に対して安く、借入の重さを織り込んでもやや割安 本質価値との差 +45.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 リンナイ株式会社5947 実質無借金で稼ぐ力は安定している。米国の電化と海外の伸びを織り込んでも、今の時価総額には安全域がある 本質価値との差 +42.4% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 株式会社RS Technologies3445 再生ウェーハで世界一という稼ぐ力は本物だが、中国の新品ウェーハと重い投資を差し引くと、今の値段に余裕は乏しい 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 株式会社マルゼン5982 稼ぎは堅く、現金も厚い。ただ利益率は過去最高で、今の値段に安全域は見えない 本質価値との差 +36.4% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 宮地エンジニアリンググループ3431 老朽橋の補修は長く続くが、足元は発注減で利益が半減。谷の深さと現金の厚さを踏まえると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +34.4% · 10 年 割安(年 +9.8%) やや割安 日東精工5957 小さなねじとねじ締め機の堅実な会社。伸びの前提がすでに値段に入り、ほぼ適正と見る 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ネポン7985 ハウス暖房機の老舗だが、利益率は1%前後に沈み借金も重い。立ち直れば安いが、その確度は低い 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 中西製作所5941 学校給食に強い厨房機器メーカー。実績は良いが大型投資で借入が増える局面で、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 川田テクノロジーズ3443 橋の補修需要は追い風だが、利益は山の高さにある。値段は価値を1割ほど下回るにとどまり、割安とは言い切れない 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 横河ブリッジホールディングス5911 橋の老朽化は追い風だが新設が細る。高い買い物の消化と資本効率が価値を分ける 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 トーソー5956 カーテンレール最大手で窓まわり 3 社の一角。値上げで利益は戻ったが、資本の効率は低く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 三協立山5932 サッシ大手3位。借金が重く、利益の戻りに値段が左右される。今の値段は、戻りを織り込んだほぼ妥当な水準 本質価値との差 +19.4% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 東プレ5975 プレス部品と冷凍車の二本柱。日産依存と薄い利益率を考えると、本質価値は今の値段をやや下回ると筆者は見る 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 山王3441 AI 配線の追い風で稼ぎは跳ねたが、コネクタ大手の下請けという立場は変わらず、今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 岡部5959 国内の建設需要が細る中、米国の伸びが穴を埋める。だが資本効率が資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ケー・エフ・シー3420 あと施工アンカーとトンネル資材の老舗。利益率は昔の半分まで落ちた。純現金と補修需要が支え、今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 カネソウ5979 溝ぶたと建築金物の三重の老舗。預金が時価総額を超えるが創業家の下で眠り、今年の株価の倍増で10年ではやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 アルインコ5933 足場の新製品で稼ぐ堅実な会社。ただ、赤字の2事業が足を引き、利益の回復を見込んでも本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +12.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 トーカロ3433 半導体装置の消耗部品に皮膜を付ける隠れた寡占企業。稼ぐ力は本物だが、今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 株式会社J-MAX3422 ホンダ系プレス部品。売上の半分が中国と日本のホンダ向けで、借金が重い。中国の電池・新興メーカー向けが伸びても、ホンダの縮みと金利で、今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 アトムリビンテック3426 扉と収納の金物を企画するファブレスの老舗。金融資産は時価総額を上回るが、本業の稼ぎは細く、戻り方も弱い。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) 適正 東京製綱5981 国内ワイヤロープの老舗は今期が過去最高益だが、資本効率は低く、今の値段にやや先走り感がある 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 特殊電極3437 製鉄所の摩耗を溶接で直す職人集団で、技術は本物だが顧客の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 兼房5984 丸鋸と木工刃物の専業。資産は厚いが稼ぐ力は資本コストに届かず、値段は資産と稼ぎの間にある 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アルファ3434 薄利の自動車部品と、縮む国内の住宅錠。自己資本の厚さが救いだが、稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 株式会社ファインシンター5994 自動車の駆動系に入る焼結部品の会社。電動化で縮む本業と重い借金のなか、利益は薄く、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 協立エアテック5997 ビルの防火ダンパーと住宅の全館空調の部品。堅実だが稼ぎは資本コストに届かず、現金も戻らない 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 駒井ハルテック5915 資産は厚いが稼ぐ力が薄い。橋と鉄骨は物価並みで、風車タワーの当たり外れが価値を分ける 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ダイニチ工業5951 石油ファンヒーターと加湿器の国内首位。事業は堅いが時価総額と同規模の現金・有価証券が眠り、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 那須電機鉄工5922 送電鉄塔の需要は堅いが、今の利益は山。ためた資金の使い方が評価を決める 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 天龍製鋸5945 チップソー専業で無借金。事業の稼ぐ力は資本コストに届かず、現金と持ち合い株が値を支える会社 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 KTC5966 整備工具の国産ブランドnepros を持つが、利益率は9%どまり。立て直しの計画を割り引くと、値段はやや高い 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 サンコール5985 稼ぎ頭は光通信コネクタに移ったが、高い利益率の持続を織り込みすぎ。10年の価値は今の時価総額を下回ると筆者は見る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 株式会社長府製作所5946 利益は小さく、資産は大きい。会社がその資産を株主に返すかどうかで、値打ちが決まる 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 中国工業5974 国内のLPガス容器の 3 本に 1 本を作るが、市場は細り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 立川ブラインド工業7989 窓まわり国内最大手。純現金は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年で見ると割高に寄る 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +4.8%) 適正 エスイー3423 インフラ補修の追い風はあるが、研究開発の費用が利益を食う。10年の稼ぎは今の値段を下回る 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ロブテックス5969 エビ印のプライヤとリベットの工具で知られる老舗。名前は残るが利益率は 3% に落ち、資本コストに届く道は細い 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) やや割高 川岸工業5921 スカイツリーや国立競技場にも関わった鉄骨の名門。ただし利益は山を越え、帳簿の厚さほど稼ぐ力はないため、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 瀧上工業5918 橋と鉄骨の本業は薄利。価値の中心は持ち合い株だが、少数株主に届く道は細い 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 パイオラックス5988 自動車の小物部品と医療機器の会社。資本は厚いが稼ぐ力が追いつかず、今の値段は割高寄りと筆者は見る 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 三ツ知3439 自動車用の特注ファスナーの専業。シートの部品は電気自動車でも要るが、値下げ要請で薄利が続き、資本効率は資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 トーアミ5973 溶接金網の老舗が型枠工事の買収で事業を広げる。帳簿は時価総額の3倍あるが、稼ぎは資本コストの3分の1にとどまり割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 モリテック スチール5986 エンジン部品向けの特殊帯鋼を売る商社。電動化で主力の需要が細り、稼ぐ力は資本に見合わず割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 株式会社SUMCO3436 AI向け300mm先端ウエハーへの転換は本物だが、成熟品の重荷と資本の重さを踏まえると今の値段はすでに回復の先を映す 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大谷工業5939 電柱と通信線の金物を作る富山の老舗。配電網の更新で底堅いが、利益をため込む同族経営で資本の稼ぎが薄く割高 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 コロナ5909 事業の稼ぐ力は細く、厚い金融資産も少数株主には動かせない。割高と見る 本質価値との差 −23.8% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 東洋製罐グループホールディングス株式会社5901 縮減と増配で株主還元は厚くなるが、ROEは資本コストに届かず本質価値は今の株価より低い 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 稲葉製作所3421 国内首位の物置と自己資本の4割近い現金を持つが、利益率は薄く資本効率は低い。現金を価値に足してもなお今の値段は割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社ノーリツ5943 給湯器で国内2位の寡占だが、稼ぐ力はリンナイの6分の1。利益が戻っても、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ネツレン5976 高周波熱処理と高強度鋼線の老舗。国内シェアは高いが儲けが薄く、稼ぐ力に比べて今の値段は割高 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 共和工業所5971 建設機械用ボルトの国内トップ。現金は厚いが戻らず、利益は薄い。値段には余裕がなく割高と見る 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 日本発條5991 懸架ばねとHDDサスペンションの二本柱、AI需要は本物だが北米再建待ちで今の株価は割高寄りと筆者はみる 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アドバネクス5998 医療と航空機のばねで稼ぎ頭を育てつつあるが、自動車と海外工場の重荷が残る。今の値段は先を行く 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 アルメタックス5928 積水ハウスに売上の半分を頼るサッシの系列メーカー。本業はほぼ稼がず、現金と持ち合い株は厚いが株主には届きにくい 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 株式会社LIXIL5938 稼ぐ力は戻りつつあるが、借金と金利が利益を食う。今の値段は回復をかなり先取りしている 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 イワブチ5983 電柱まわりの金具を作る小さな高自己資本の会社。直近の高い利益率は続きにくく、10年で見れば今の値段は割高と筆者は考える 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ホッカンホールディングス5902 缶・PET容器と飲料の受託充填の会社。借金が重く、稼ぐ力が資本コストに届かないため、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 −37.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 日本フイルコン5942 製紙用の網を作る老舗。国内の縮小が続くなか、賃貸が利益を支えるが、10年の価値は今の時価総額を4割ほど下回る 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 テクノフレックス3449 半導体向けの真空配管と継手で利益が急伸。ただし今の利益は工事の山にあり、10 年で見ると割高と筆者は見る 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 高田機工5923 老朽橋の更新という追い風はあるが、工場が埋まらず稼ぐ力は細い。配当の下限が支えでも、今の値段は高い 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アマテイ5952 国産の釘と自動車向けの特殊ねじを作る小さな老舗。利益は安定してきたが、資本コストに届かない稼ぎと借入の重さで、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 スーパーツール5990 吊クランプと作業工具の老舗。土地は厚いが事業の稼ぎは資本コストに遠く、新工場の成果待ちで割高 本質価値との差 −53.2% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 オーネックス5987 金属を焼いて硬くする請負の会社が、突然AIデータセンターへ。本業は細く、株主の取り分も揺らぐ。今の値段は高い 本質価値との差 −53.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 中央発條5992 トヨタ系のばね専業。薄利と繰り返す工場事故が重く、今の値段は計画の達成を先取りしていると筆者は見る 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 日本製罐5905 18リットル缶と美術缶の専業。市場は縮み、2期続けて営業赤字。賃貸の利益が支えだが、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ワイズホールディングス5955 自動車・家電向けのねじとばねが主力。純現金は厚いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −65.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ジェイテックコーポレーション3446 X線ミラーで世界の放射光施設に納める希少な技術企業。ただし利益は山谷が激しく、いまの値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −70.8% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 日本パワーファスニング5950 建築用のねじとアンカーの専業。積水ハウスに売上の4分の1を頼り、利益はほぼ出ない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −81.3% · 10 年 割高(年 −8.4%) 割高 テクニスコ2962 放熱部品の小型メーカー。2 期の大赤字から黒字目前だが、借金が重く、AI 期待が先行。利益で測った本質価値は今の時価総額の 1 割に満たず割高 本質価値との差 −90.5% · 10 年 割高(年 −13.5%)

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読んだ資料

  1. ダイケン 有価証券報告書テキスト(2026年2月期)
  2. ダイケンによる三木製作所の株式取得

分析日 2026-10-20