株譜
AI 銘柄分析 · 金属製品 · 試作

三洋工業 5958

天井・床の下地材で知られる堅実な建材メーカー。時価総額の半分が現金で、事業の稼ぎを考えれば今の値段はかなり安い

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)7,236 円203 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)4,370 円123 億円差 +65.6%
10 年後から見ると 割安 価値 7,236 円203 億円 · 差 +65.6% · 期待の年率 +11.5%
期待の年率リターン(10 年)+11.5%資本コスト比 +4.2 pt
推定の資本コスト7.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

三洋工業は、ビルや学校、住宅の天井・壁・床を支える鋼製の下地材と、アルミ建材を作る建材メーカーだ。筆者の結論は、今の値段は割安というものだ。最大の理由は、時価総額 122 億円のうち、半分近い 66 億円が差し引き後の現金という点にある。

事業は地味だが堅い。自己資本比率は 73%、借金はほぼない。営業利益は直近で 18 億円と、2024 年 3 月期の 25 億円から減ったが、赤字の年は 2011 年 3 月期が最後だ。

現金を除いた事業だけを見れば、時価総額 56 億円で純利益 14 億円を買うことになる。買い物としては、かなり割安である。

ただし、住宅着工の低迷と鋼材の値上がりで、営業利益は 3 年連続の減益が見込まれる。株主の取り分も、現金が多い割にまだ薄い。それでも前期は配当と自社株買いで純利益の 1.4 倍を株主に戻した。この姿勢が続くかぎり、現金は株主の手元に回ってくる。反対に、成長投資の名で現金が使い切られれば、この割安さは消える。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、三洋工業は「安全な事業と厚い現金を、安く買える会社」と映る。

事業は、景気で利益が増減する建材だが、赤字は 15 年出していない。借金がなく、現金が豊富で、自社の施工網も持つ。永続する新築需要に頼る事業ではないが、改修と耐震の需要が下支えする。

堀は厚くない。それでも、資本の使い方が改善に向かっている点を高く見る。前期の総還元は純利益の 1.4 倍で、配当だけでなく自社株買いにも動いた。経営が現金を持ちすぎていると自覚しているしるしだ。

気になるのは、成長投資の使い道だ。42.5 億円は小さな額ではない。収益の出る設備投資ならよいが、買収で現金が減るなら話は別になる。

筆者の見立てでは、中立の筋書きの価値が今の時価総額を大きく上回る。事業が 3 割の確率で今より悪くなる前提でも、現金と土地、運転資本が値段の下を支える。安全域は十分に取れる。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、建築に使う金属の下地材である。2026 年 3 月期の売上 290 億円は、主に軽量壁天井下地、床システム、アルミ建材の三つで稼ぐ。

軽量壁天井下地は、石こうボードを貼る前に壁や天井の骨組みになる、薄い鋼材だ。JIS 規格品の「SICS」が普及品で、耐食性を高めためっき鋼板の製品や、屋外用の耐風圧天井もある。地震のとき落ちにくい、重さ 1 平方メートルあたり 2 キロ以下の軽量天井にも力を入れている。学校体育館では高いシェアを持つといわれる。

床システムは、事務所や学校で配線を床下に通す二重床などで、戸建住宅向けの鋼製床下地材もある。アルミ建材は、窓まわりや外装の部材だ。

三洋工業は、製品の開発から現場の施工までを自社と施工の協力会社で一貫してこなす。全国に販売と施工の網を持つ点が、仕入れて売るだけの商社と違う強みだ。連結の従業員は 383 人で、臨時を含めても 500 人に届かない。

本社費などの共通費は、全社で年 4 億円弱かかる。売上の中心は国内で、海外の比重は小さい。為替の影響を受けにくい点も、利益の読みやすさにつながる。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねしにくい強みは、中ぐらいだ。下地材そのものは規格品で、値段で競われやすい。ただ、施工まで引き受ける体制と、体育館や耐震天井といった仕様の厳しい分野の実績が、価格競争から一歩距離を置く力になっている。

専門の中小メーカーは多いが、天井・壁・床・アルミまで一社で揃える会社は少ない。その品ぞろえと全国の施工網が、大手ゼネコンやハウスメーカーとの取引を支える。

資本の効率は高くない。過去 10 年の ROE(自己資本利益率)の中央値は 6.5% で、資本コストの手前にとどまってきた。手元の現金が積み上がっているのが一因だ。直近の営業利益率は 6.3% と、2024 年の 8.1% を下回る。

財務は強く、借金は 7 億円しかない。協力会社の持株会が 17% を持つ安定した株主構成で、2025 年には提案型の株主 TNN アドバイザーズが保有を 0% にした。

経営は、2025 年度から 3 か年の中期計画で、事業の基盤強化と資本の最適化を掲げる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

需要の中心は、ビルや商業施設、学校の新築・改修と、戸建住宅だ。国内の建築需要は、人口の減少とともに、長い目で縮む。野村総合研究所の予測では、新設住宅着工は 2025 年度の 71 万戸から、2030 年度に 80 万戸へ戻り、2040 年度に 61 万戸まで減る。10 年で見れば、中立では 2〜5% の減少にとどまる。

非住宅は、建築費の上昇で新築が絞られる一方、既存の建物を地震に強くする改修が増える。特定天井の落下を防ぐ規制の対象が広がり、軽量天井への入れ替えが需要を生む。三洋工業が地震対策用天井に力を入れる理由だ。

価格は、鋼材とアルミの値段に左右される。中国の鉄鋼の過剰生産が鋼材価格の天井を抑えているが、人件費と物流費は物価並みに上がる。転嫁が遅れると利益率が下がり、直近の 2 年がそうだった。

競争は、専門の中小メーカーが多く、規格品は値下げ圧力が強い。総合的に揃える会社は少なく、差が出るのは施工を含めた提案力と、仕様の厳しい分野の実績だ。

業界の構造変化は、施工の人手不足である。現場の職人が減るほど、組みやすい軽量化・システム化した製品に価値が出る。

資本政策と M&A

資本政策の中心は、現金の戻し方だ。2026 年 3 月期は配当が純利益の 46% で、さらに自社株買いを約 14 億円行った。合わせて約 20 億円と、純利益の 1.4 倍を株主に戻した。

中期計画「SANYO VISION 79」(2025〜2027 年度)は、資本の最適化を掲げる。最終年度に売上 350 億円・営業利益 22.5 億円をめざし、成長投資に 42.5 億円を見込む。直近の設備投資は 15 億円と、すでに膨らんでいる。

手元の現金は 73 億円。借金を引いた差し引き後の現金は 66 億円で、時価総額の半分に当たる。運転資金を除いても、40 億円強は事業に使い道が見えにくい。

株主構成は、協力会社の持株会が 17%、自己株式が 5% で、市場に出回る株は多くない。提案型の株主が 2025 年に退いたことで、圧力はひと段落した。

M&A は、これまで大きなものはない。成長投資の使い道が M&A なら、現金の価値が目減りしかねない点に注意が要る。株主優待は実施していない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

時価総額 122 億円のうち、差し引き後の現金が 66 億円ある。残りの事業に払う値段は 56 億円で、純利益 14 億円の 4 倍にすぎない。事業が今の半分に縮んでも、現金で十分に元が取れる。

会社は現金を戻し始めている。前期は配当に加えて 14 億円の自社株買いを行い、総還元は純利益の 1.4 倍に達した。中期計画も資本の最適化を掲げており、この姿勢は続く。自己株式を減らせば、1 株の価値はさらに上がる。

事業の質も悪くない。耐震天井の規制強化で改修需要が出ているうえ、施工の人手不足で組みやすい軽量製品の価値は高まる。住宅は着工が減るが、2030 年度に向けて戻る予測もあり、非住宅や改修が補う。

中期計画の最終年度(2028 年 3 月期)は営業利益 22.5 億円をめざす。実現すれば、利益は今の 2 割増しになる。TNN が去ったあとも、協力会社の持株会が 17% を持つ安定株主構成で、経営は落ち着いて資本を戻せる。

慎重な見方

利益は 3 年連続で減る見通しで、足元の勢いは弱い。住宅着工の低迷で主力の下地材が減り、第 1 四半期の営業利益は前年を 8% 下回った。鋼材とアルミの値上がりを転嫁するのも遅れている。

現金が多いことは、それだけでは割安の根拠にならない。経営が現金を使い道に困り、成長投資の名のもとに買収や設備に投じれば、価値は目減りする。前期の設備投資 15 億円は、営業キャッシュフローの 9.6 億円を上回った。

利益の質も気になる。ROE は 6〜7% と、資本コストに届かない水準が続く。市場に出回る株は少なく、売買も薄いため、割安なまま放置される典型的な小型株だ。

10 年の目で見れば、人口減で新築は縮む。野村総合研究所の予測でも、2040 年度の着工は 61 万戸と、足元から 2 割近く減る。専門の中小メーカーとの価格競争が強まれば、営業利益率は 5% を割りうる。現金を除いた事業の価値は、見かけより小さい。

どちらに重みを置いたか

現金の厚さと還元の変化は、強気の言い分を裏づける。利益の減少と成長投資の使い道は、慎重な言い分に根拠がある。確率は中立 37%、やや悲観 26%、悲観 12% とし、楽観側は合計 25% に抑えた。それでも中立の価値は今の時価総額を大きく上回り、悲観でも現金と土地が下値を支える。大きな安全域のある割安と評価する。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 9,107 円256 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 3,850 円108 億円)。 今の値に割り戻すと 7,236 円203 億円、今との差 +65.6%、 期待の年率 +11.5%(資本コスト 7.2%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 18,524 円520 億円 5,873 円165 億円 +458.3% +18.8% 1,708 円48 億円
やや楽観 18% 14,167 円398 億円 4,841 円136 億円 +335.0% +15.8% 3,422 円96 億円
中立 37% 10,804 円304 億円 4,200 円118 億円 +243.3% +13.1% 5,551 円156 億円
やや悲観 26% 3,482 円98 億円 3,488 円98 億円 +59.5% +4.8% 1,812 円51 億円
悲観 12% 2,976 円84 億円 890 円25 億円 −11.5% −1.2% 464 円13 億円
加重平均100% 9,107 円256 億円3,850 円108 億円 +196.5% +11.5% 12,957 円364 億円

今の株価時価総額 4,370 円123 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.2% を下回るほど割高。

楽観 7% 耐震改修と住宅の持ち直しで、営業利益率が 8% 台に戻る 利益 27 億円 · PER 17.9 倍 · 株価時価総額 18,524 円520 億円

10 年後、地震対策用の軽量天井が公共施設と学校に広がり、改修の需要が新築の縮みを上回る。施工の人手不足で、組みやすい軽量・システム化製品が選ばれる。壁・天井下地の数量は今の水準を保ち、値段は物価より少し速く上がる。床システムとアルミ建材は、改修と省エネ窓の需要で 25% 伸びる。営業利益率は直近の最高 8.1% を超える 9% 前後に乗る。会社の中期計画(営業利益 22.5 億円)は軽々と超え、営業利益は 35 億円に達する。現金は戻され続け、配当は利益の 6 割を超える。ただし建築の需要に左右される事業であることは変わらず、ROE は 10% 台前半にとどまる。

  • 壁・天井下地(鋼製下地材・耐震天井):数量 70.0(出荷重量(千トン))× 価格 3.45(1 千トンあたりの売上(億円))→ 売上 242 億円・営業利益 21 億円。数量 ×1.00・単価指数 ×1.38・利益率 8.5%
  • 床システム・アルミ建材・その他:数量 41.2(出荷重量換算(千トン相当))× 価格 4.83(1 千トン相当あたりの売上(億円))→ 売上 199 億円・営業利益 20 億円。数量 ×1.25・単価指数 ×1.38・利益率 10.0%

倍率:事業の純利益 27 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.8% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.0%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.9 倍 + 余った現金(戻り方込み)42 億円。全体の PER 17.91 倍、時価総額 520 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:耐震天井の改修が広がり、住宅も 2030 年度の 80 万戸に向けて持ち直す姿。直近 2 年で利益率が 8.1% から 6.3% に下がったため、実現しても 10 年続く確率は低い。

やや楽観 18% 改修が下支えし、利益率が 7% 台に戻る 利益 22 億円 · PER 16.3 倍 · 株価時価総額 14,167 円398 億円

壁・天井下地は、新築の縮みを耐震改修が補い、数量はほぼ今の水準にとどまる。鋼材の値上がりを数か月遅れで転嫁でき、営業利益率は 7.8% まで戻る。床システムとアルミは、省エネ改修で 12% 伸びる。営業利益は 29 億円、純利益は 22 億円。会社は設備投資を回収し、配当は利益の 5 割、自社株買いも続ける。成長投資の 42.5 億円は、自社工場の省人化に使われ、買収は小さなものにとどまる。成功ではあるが、過去最高の利益を大きく上回るほどではない。現金は引き続き厚く、ROE は 9% 近くに上がる。

  • 壁・天井下地(鋼製下地材・耐震天井):数量 67.9(出荷重量(千トン))× 価格 3.40(1 千トンあたりの売上(億円))→ 売上 231 億円・営業利益 18 億円。数量 ×0.97・単価指数 ×1.36・利益率 7.8%
  • 床システム・アルミ建材・その他:数量 37.0(出荷重量換算(千トン相当))× 価格 4.76(1 千トン相当あたりの売上(億円))→ 売上 176 億円・営業利益 16 億円。数量 ×1.12・単価指数 ×1.36・利益率 9.2%

倍率:事業の純利益 22 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.2% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.7%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.3 倍 + 余った現金(戻り方込み)42 億円。全体の PER 16.32 倍、時価総額 398 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:原材料の転嫁が進み、改修需要が新築の縮みを補う姿。中期計画の方向と一致するため、楽観側では厚めに置いた。

中立 37% 住宅は小さく縮み、改修が補う。利益率は今の水準 利益 18 億円 · PER 14.9 倍 · 株価時価総額 10,804 円304 億円

壁・天井下地は、住宅の着工が 5% ほど減る一方、耐震天井の改修が補い、数量は今の 94% で落ち着く。値段は物価並みの 1.34 倍。営業利益率は 7% で、直近の 6.3% よりやや高いが、最高の 8.1% には届かない。床システムとアルミは数量が横ばいで、価格が物価並みに上がる。本社費は物価で増える。営業利益は 24 億円、純利益は 18 億円。会社は純利益の 7 割強を戻し、余った現金 42 億円は別に残る。成長投資で新しい設備は増えるが、償却費は取得時の値段のままで、利益率の足を引きにくい。自己資本は 250 億円に積み上がり、ROE は 7% 台にとどまる。

  • 壁・天井下地(鋼製下地材・耐震天井):数量 65.8(出荷重量(千トン))× 価格 3.35(1 千トンあたりの売上(億円))→ 売上 220 億円・営業利益 15 億円。数量 ×0.94・単価指数 ×1.34・利益率 7.0%
  • 床システム・アルミ建材・その他:数量 33.0(出荷重量換算(千トン相当))× 価格 4.69(1 千トン相当あたりの売上(億円))→ 売上 155 億円・営業利益 13 億円。数量 ×1.00・単価指数 ×1.34・利益率 8.5%

倍率:事業の純利益 18 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.5% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 7.9%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.9 倍 + 余った現金(戻り方込み)42 億円。全体の PER 14.93 倍、時価総額 304 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:住宅の着工は 2030 年度に戻ったあと縮み、改修が補う。鋼材の転嫁は遅れ気味で、利益率は直近の水準にとどまるという落としどころ。

やや悲観 26% 専門メーカーとの競争で利益率が 5% 台に下がる 利益 11 億円 · PER 6.5 倍 · 株価時価総額 3,482 円98 億円

新設住宅が 65 万戸を割り、非住宅の新築も建築費の高止まりで絞られる。専門の中小メーカーが規格品を値引きし、三洋工業は数量を 12% 落とす。鋼材の転嫁も遅れ、営業利益率は 5% 台に沈む。施工の労務費が上がり、採算が悪化する。営業利益は 14 億円、純利益は 11 億円まで減る。会社は配当を縮めるが、自社株買いは続けようとする。成長投資の一部は回収が遅れ、減損の恐れも出る。事業は残るが、株主の取り分は細る。構造的に負けた姿で、優良な会社とは言えなくなる。それでも借金はなく、現金が守りの役目を果たす。

  • 壁・天井下地(鋼製下地材・耐震天井):数量 61.6(出荷重量(千トン))× 価格 3.20(1 千トンあたりの売上(億円))→ 売上 197 億円・営業利益 10 億円。数量 ×0.88・単価指数 ×1.28・利益率 5.2%
  • 床システム・アルミ建材・その他:数量 30.4(出荷重量換算(千トン相当))× 価格 4.38(1 千トン相当あたりの売上(億円))→ 売上 133 億円・営業利益 9 億円。数量 ×0.92・単価指数 ×1.25・利益率 6.5%

倍率:事業の ROE は約 5% で資本コストを大きく下回る。長く続く ROE は約 6.5%、g 4% の正当化 PER は約 9.6 倍。構造的に負けた筋書きとして、約 7 割の 6.5 倍に置いた。稼ぐ力は 純利益÷k で約 130 億円、置いた時価総額は約 100 億円で、それを超えない。

確率:新築が縮み、専門の中小メーカーが値引きで数量を取りにくる姿。直近 2 年の利益率の低下が示す方向と一致するため、中立に次ぐ厚みを置いた。

悲観 12% 住宅の急減と値引き競争で、赤字寸前まで落ちる 利益 2 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 2,976 円84 億円

新設住宅が 55 万戸まで落ち込み、非住宅の新築も凍りつく。専門メーカーとの値引きが激化し、数量は 3 割近く減る。営業利益率は 2〜3% に落ち、本社費を賄うのがやっとになる。営業利益は 2 億円まで細る。成長投資の設備は稼働率が低く、減損が出る。配当は大きく縮み、自社株買いは止まる。借金はなく、現金と運転資本が会社を守る。それでも株主が受け取れる額は、現金の大半を使い道が決まらないまま抱え込まれる分だけ割り引かれる。2009〜2011 年の 3 期連続赤字が再び来た姿だ。業界の再編や、同業による買収提案が出る余地はあるが、その値段が現金の価値を映すとは限らない。

  • 壁・天井下地(鋼製下地材・耐震天井):数量 50.4(出荷重量(千トン))× 価格 2.88(1 千トンあたりの売上(億円))→ 売上 145 億円・営業利益 4 億円。数量 ×0.72・単価指数 ×1.15・利益率 2.5%
  • 床システム・アルミ建材・その他:数量 24.8(出荷重量換算(千トン相当))× 価格 3.85(1 千トン相当あたりの売上(億円))→ 売上 95 億円・営業利益 3 億円。数量 ×0.75・単価指数 ×1.10・利益率 3.0%

倍率:稼ぐ力(純利益 1.5 億円 ÷ k)より、床の売れる資産が大きい。床は現金の戻り分と土地・工場の売却、運転資本の回収を合わせた約 90 億円。今の自己資本 209 億円に 0.40 倍を掛けて 84 億円に置いた。清算されない限り現金の使い道は少数株主が決められないため、床は純現金を下回る。

確率:住宅の着工が急減し、値引き競争が重なる姿。2009〜2011 年の 3 期連続赤字の実例があるため、悲観の確率は 5% を超えて置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

壁・天井下地(鋼製下地材・耐震天井)

石こうボードを貼る前の骨組みになる鋼製の天井・壁下地、地震対策用の軽量天井。ビル・学校・住宅に使われる。

数量出荷重量(千トン)価格1 千トンあたりの売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 70.0 2.50 175 12
10 年後 中立 65.8 3.35 220 15

取り方:会社の開示はセグメントを分けておらず、製品別の売上は推定。壁天井下地を売上の約 6 割(175 億円)、平均単価を加工品の相場から 1 トンあたり約 25 万円と置いて、出荷量を約 7 万トンとした。数量は重量、価格は 1 トンあたりの売上で物価の分を持つ。利益は全社の営業利益率 6.3% から、比率を推定して配分した。推定である。

床システム・アルミ建材・その他

事務所・学校の二重床、戸建住宅の鋼製床下地、窓まわりや外装のアルミ建材、施工。

数量出荷重量換算(千トン相当)価格1 千トン相当あたりの売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 33.0 3.50 116 10
10 年後 中立 33.0 4.69 155 13

取り方:残りの約 4 割(115 億円)を床・アルミ・その他とし、アルミは鋼材より単価が高いため 1 千トン相当あたり 3.5 億円と置いて数量を約 3.3 万トン相当とした。製品ごとの内訳は開示がなく、推定である。

リスクと懸念

住宅着工の低迷

主力の下地材は新設住宅着工と連動する。2026 年 3 月期は着工の低迷で売上が計画を下回った。野村総合研究所は 2040 年度の着工を 61 万戸と見る。回復が遅れれば、営業利益が 15 億円を割る年も出てくる。

鋼材・アルミ・物流費の転嫁遅れ

原材料や運賃が上がっても、値上げに数か月かかる。直近の 2 年は営業利益率が 8.1% から 6.3% に下がった。専門の中小メーカーが値段を据え置けば、転嫁はさらに遅れる。

成長投資の使い道

中期計画は成長投資に 42.5 億円を見込む。前期の設備投資 15 億円は営業キャッシュフローを上回った。収益の出る投資でなければ、現金が目減りし、割安の根拠が崩れる。

施工の人手不足

施工を協力会社に頼るため、職人の不足と労務費の上昇が直撃する。工期の遅れは売上の計上を後ろにずらし、採算も悪化させる。

市場の薄さ

協力会社の持株会が 17%、自己株式が 5% を占め、市場に出る株は少ない。売買が薄く、割安なまま放置されやすい。提案型の株主が去ったことで、値上がりの触媒が一つ減った。

改修需要の読み違い

耐震天井の改修需要は、規制の運用と建物所有者の資金に左右される。想定ほど出なければ、新築の縮みを補えない。

今後の分かれ目

営業利益が通期で 22 億円を超える
中期計画の最終年度の目標に近づく。楽観側の確率を上げてよい。
自社株買いや増配が続き、総還元が純利益を上回る年が続く
余った現金の戻り方が 1.0 であると確かめられる。価値の見方がさらに上向く。
成長投資が大型の買収に使われる
現金が事業に化ける。買収価格が事業の価値を超えるかを別に確かめ、割安の根拠を見直す。
新設住宅着工が 65 万戸を下回る
壁天井下地の数量が想定より速く縮む。やや悲観の確率を上げる。
耐震天井の規制対象が広がる
改修需要が新築の縮みを補う。壁天井下地の数量を引き上げてよい。
TOB や大株主の動きが出る
現金の価値が価格に反映される。提案価格が現金と事業の価値を映しているかを別に確かめる。

見ておくもの

  • 営業利益率(8% 台に戻るか、5% 台に下がるか)
  • 新設住宅着工戸数と非住宅の改修案件
  • 設備投資の額と使い道(買収の有無)
  • 配当・自社株買いなど総還元の水準
  • 鋼材・アルミ価格と値上げの浸透

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価・PER を見ず、壁天井下地と床・アルミを数量×価格で積んだ利益から置いた。資本コストは基本 7.5% に循環 +0.5% で 8.0%。中立の ROE は約 7.3% で k を少し下回り、式の PER は約 11.9 倍、置いたのは 9.5 倍。余った現金 42 億円は事業の利益と分けて足した。やや悲観・悲観は構造的な負けとして稼ぐ力と売れる資産の税後から置き、自己資本の厚さや過去の PBR の底は根拠にしていない。中立の営業利益率は 6.3% で、過去 12 年の最高 8.1% より低い。家賃を営業費用に入れた形でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 13.5→17.91 倍・やや楽観 PER 12.5→16.32 倍・中立 PER 12.5→14.93 倍)。

資本コスト 7.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(金属製品)の AI 分析

割安 東洋シヤッター5936 国内3番手のシャッター会社。点検の稼ぎが育ち、利益の割に値段は安い。割安と見る 本質価値との差 +81.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 三和ホールディングス5929 国内寡占・世界シェア首位の開口部メーカー、改修需要と海外M&Aの果実を乗せれば割安と出る 本質価値との差 +63.7% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ジーテクト5970 車体骨格プレス部品の中堅。中立の姿でも今の値段は割安寄りだが、ホンダ依存と重い設備投資が割り引きの理由だと筆者は見る 本質価値との差 +62.0% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 文化シヤッター5930 国内2位のシャッター専業。利益率の低い建材部門が重しで、確率で重みをつけるとやや割安 本質価値との差 +60.9% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 エイチワン5989 ホンダ向け 86% のフレーム専業。3 年連続赤字から立ち直ったが、顧客の偏りと重い投資を考えると、割安度は見かけほど大きくないと筆者は見る 本質価値との差 +60.7% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 フジマック5965 病院・給食・外食の厨房を一括で請け負う堅実な中堅。土地売却で現金が積み上がり、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +57.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日創グループ3440 パネルとデータセンター向け筐体は伸びるが、寄せ集めの事業で ROE が資本コストに届かない 本質価値との差 +56.6% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 エムケー精工5906 門型洗車機と調理家電の長野の会社。直近の利益は山で、中立でも自己資本の厚みが評価に残る 本質価値との差 +53.3% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 サンコーテクノ3435 あと施工アンカーの国内首位。利益の安定と財務の堅さに比べ、今の値段は低い 本質価値との差 +52.0% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 MIEコーポレーション3442 工場の配管をつなぐステンレスの継手の専業。値上げで利益は倍増したが、還元が細く借金もある。今の値段はほぼ適正で、わずかに安い程度 本質価値との差 +49.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 昭和鉄工5953 九州の熱の老舗が値付けを覚え、3 年で利益率は 9% に。持ち合い株を除いても今の値段は稼ぎに比べて安い 本質価値との差 +49.2% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 不二サッシ5940 ビル用サッシの老舗。利益は薄いが、値段は稼ぐ力に対して安く、借入の重さを織り込んでもやや割安 本質価値との差 +45.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 リンナイ株式会社5947 実質無借金で稼ぐ力は安定している。米国の電化と海外の伸びを織り込んでも、今の時価総額には安全域がある 本質価値との差 +42.4% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 株式会社RS Technologies3445 再生ウェーハで世界一という稼ぐ力は本物だが、中国の新品ウェーハと重い投資を差し引くと、今の値段に余裕は乏しい 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 株式会社マルゼン5982 稼ぎは堅く、現金も厚い。ただ利益率は過去最高で、今の値段に安全域は見えない 本質価値との差 +36.4% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 宮地エンジニアリンググループ3431 老朽橋の補修は長く続くが、足元は発注減で利益が半減。谷の深さと現金の厚さを踏まえると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +34.4% · 10 年 割安(年 +9.8%) やや割安 日東精工5957 小さなねじとねじ締め機の堅実な会社。伸びの前提がすでに値段に入り、ほぼ適正と見る 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ネポン7985 ハウス暖房機の老舗だが、利益率は1%前後に沈み借金も重い。立ち直れば安いが、その確度は低い 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 中西製作所5941 学校給食に強い厨房機器メーカー。実績は良いが大型投資で借入が増える局面で、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 川田テクノロジーズ3443 橋の補修需要は追い風だが、利益は山の高さにある。値段は価値を1割ほど下回るにとどまり、割安とは言い切れない 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 横河ブリッジホールディングス5911 橋の老朽化は追い風だが新設が細る。高い買い物の消化と資本効率が価値を分ける 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 トーソー5956 カーテンレール最大手で窓まわり 3 社の一角。値上げで利益は戻ったが、資本の効率は低く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 三協立山5932 サッシ大手3位。借金が重く、利益の戻りに値段が左右される。今の値段は、戻りを織り込んだほぼ妥当な水準 本質価値との差 +19.4% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 東プレ5975 プレス部品と冷凍車の二本柱。日産依存と薄い利益率を考えると、本質価値は今の値段をやや下回ると筆者は見る 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 山王3441 AI 配線の追い風で稼ぎは跳ねたが、コネクタ大手の下請けという立場は変わらず、今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 岡部5959 国内の建設需要が細る中、米国の伸びが穴を埋める。だが資本効率が資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ケー・エフ・シー3420 あと施工アンカーとトンネル資材の老舗。利益率は昔の半分まで落ちた。純現金と補修需要が支え、今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 カネソウ5979 溝ぶたと建築金物の三重の老舗。預金が時価総額を超えるが創業家の下で眠り、今年の株価の倍増で10年ではやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 アルインコ5933 足場の新製品で稼ぐ堅実な会社。ただ、赤字の2事業が足を引き、利益の回復を見込んでも本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +12.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 トーカロ3433 半導体装置の消耗部品に皮膜を付ける隠れた寡占企業。稼ぐ力は本物だが、今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 株式会社J-MAX3422 ホンダ系プレス部品。売上の半分が中国と日本のホンダ向けで、借金が重い。中国の電池・新興メーカー向けが伸びても、ホンダの縮みと金利で、今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 アトムリビンテック3426 扉と収納の金物を企画するファブレスの老舗。金融資産は時価総額を上回るが、本業の稼ぎは細く、戻り方も弱い。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) 適正 東京製綱5981 国内ワイヤロープの老舗は今期が過去最高益だが、資本効率は低く、今の値段にやや先走り感がある 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 特殊電極3437 製鉄所の摩耗を溶接で直す職人集団で、技術は本物だが顧客の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 兼房5984 丸鋸と木工刃物の専業。資産は厚いが稼ぐ力は資本コストに届かず、値段は資産と稼ぎの間にある 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アルファ3434 薄利の自動車部品と、縮む国内の住宅錠。自己資本の厚さが救いだが、稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 株式会社ファインシンター5994 自動車の駆動系に入る焼結部品の会社。電動化で縮む本業と重い借金のなか、利益は薄く、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 協立エアテック5997 ビルの防火ダンパーと住宅の全館空調の部品。堅実だが稼ぎは資本コストに届かず、現金も戻らない 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 駒井ハルテック5915 資産は厚いが稼ぐ力が薄い。橋と鉄骨は物価並みで、風車タワーの当たり外れが価値を分ける 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ダイニチ工業5951 石油ファンヒーターと加湿器の国内首位。事業は堅いが時価総額と同規模の現金・有価証券が眠り、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 那須電機鉄工5922 送電鉄塔の需要は堅いが、今の利益は山。ためた資金の使い方が評価を決める 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 天龍製鋸5945 チップソー専業で無借金。事業の稼ぐ力は資本コストに届かず、現金と持ち合い株が値を支える会社 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 KTC5966 整備工具の国産ブランドnepros を持つが、利益率は9%どまり。立て直しの計画を割り引くと、値段はやや高い 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 サンコール5985 稼ぎ頭は光通信コネクタに移ったが、高い利益率の持続を織り込みすぎ。10年の価値は今の時価総額を下回ると筆者は見る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 株式会社長府製作所5946 利益は小さく、資産は大きい。会社がその資産を株主に返すかどうかで、値打ちが決まる 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 中国工業5974 国内のLPガス容器の 3 本に 1 本を作るが、市場は細り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 立川ブラインド工業7989 窓まわり国内最大手。純現金は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年で見ると割高に寄る 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +4.8%) 適正 エスイー3423 インフラ補修の追い風はあるが、研究開発の費用が利益を食う。10年の稼ぎは今の値段を下回る 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ロブテックス5969 エビ印のプライヤとリベットの工具で知られる老舗。名前は残るが利益率は 3% に落ち、資本コストに届く道は細い 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) やや割高 川岸工業5921 スカイツリーや国立競技場にも関わった鉄骨の名門。ただし利益は山を越え、帳簿の厚さほど稼ぐ力はないため、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 瀧上工業5918 橋と鉄骨の本業は薄利。価値の中心は持ち合い株だが、少数株主に届く道は細い 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 パイオラックス5988 自動車の小物部品と医療機器の会社。資本は厚いが稼ぐ力が追いつかず、今の値段は割高寄りと筆者は見る 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイケン5900 引戸の金物や自転車置場を作る大阪の老舗。現金と投資株で時価総額に迫るが、本業の利益は薄く資本に見合わない。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 三ツ知3439 自動車用の特注ファスナーの専業。シートの部品は電気自動車でも要るが、値下げ要請で薄利が続き、資本効率は資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 トーアミ5973 溶接金網の老舗が型枠工事の買収で事業を広げる。帳簿は時価総額の3倍あるが、稼ぎは資本コストの3分の1にとどまり割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 モリテック スチール5986 エンジン部品向けの特殊帯鋼を売る商社。電動化で主力の需要が細り、稼ぐ力は資本に見合わず割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 株式会社SUMCO3436 AI向け300mm先端ウエハーへの転換は本物だが、成熟品の重荷と資本の重さを踏まえると今の値段はすでに回復の先を映す 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大谷工業5939 電柱と通信線の金物を作る富山の老舗。配電網の更新で底堅いが、利益をため込む同族経営で資本の稼ぎが薄く割高 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 コロナ5909 事業の稼ぐ力は細く、厚い金融資産も少数株主には動かせない。割高と見る 本質価値との差 −23.8% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 東洋製罐グループホールディングス株式会社5901 縮減と増配で株主還元は厚くなるが、ROEは資本コストに届かず本質価値は今の株価より低い 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 稲葉製作所3421 国内首位の物置と自己資本の4割近い現金を持つが、利益率は薄く資本効率は低い。現金を価値に足してもなお今の値段は割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社ノーリツ5943 給湯器で国内2位の寡占だが、稼ぐ力はリンナイの6分の1。利益が戻っても、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ネツレン5976 高周波熱処理と高強度鋼線の老舗。国内シェアは高いが儲けが薄く、稼ぐ力に比べて今の値段は割高 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 共和工業所5971 建設機械用ボルトの国内トップ。現金は厚いが戻らず、利益は薄い。値段には余裕がなく割高と見る 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 日本発條5991 懸架ばねとHDDサスペンションの二本柱、AI需要は本物だが北米再建待ちで今の株価は割高寄りと筆者はみる 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アドバネクス5998 医療と航空機のばねで稼ぎ頭を育てつつあるが、自動車と海外工場の重荷が残る。今の値段は先を行く 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 アルメタックス5928 積水ハウスに売上の半分を頼るサッシの系列メーカー。本業はほぼ稼がず、現金と持ち合い株は厚いが株主には届きにくい 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 株式会社LIXIL5938 稼ぐ力は戻りつつあるが、借金と金利が利益を食う。今の値段は回復をかなり先取りしている 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 イワブチ5983 電柱まわりの金具を作る小さな高自己資本の会社。直近の高い利益率は続きにくく、10年で見れば今の値段は割高と筆者は考える 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ホッカンホールディングス5902 缶・PET容器と飲料の受託充填の会社。借金が重く、稼ぐ力が資本コストに届かないため、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 −37.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 日本フイルコン5942 製紙用の網を作る老舗。国内の縮小が続くなか、賃貸が利益を支えるが、10年の価値は今の時価総額を4割ほど下回る 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 テクノフレックス3449 半導体向けの真空配管と継手で利益が急伸。ただし今の利益は工事の山にあり、10 年で見ると割高と筆者は見る 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 高田機工5923 老朽橋の更新という追い風はあるが、工場が埋まらず稼ぐ力は細い。配当の下限が支えでも、今の値段は高い 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アマテイ5952 国産の釘と自動車向けの特殊ねじを作る小さな老舗。利益は安定してきたが、資本コストに届かない稼ぎと借入の重さで、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 スーパーツール5990 吊クランプと作業工具の老舗。土地は厚いが事業の稼ぎは資本コストに遠く、新工場の成果待ちで割高 本質価値との差 −53.2% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 オーネックス5987 金属を焼いて硬くする請負の会社が、突然AIデータセンターへ。本業は細く、株主の取り分も揺らぐ。今の値段は高い 本質価値との差 −53.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 中央発條5992 トヨタ系のばね専業。薄利と繰り返す工場事故が重く、今の値段は計画の達成を先取りしていると筆者は見る 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 日本製罐5905 18リットル缶と美術缶の専業。市場は縮み、2期続けて営業赤字。賃貸の利益が支えだが、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ワイズホールディングス5955 自動車・家電向けのねじとばねが主力。純現金は厚いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −65.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ジェイテックコーポレーション3446 X線ミラーで世界の放射光施設に納める希少な技術企業。ただし利益は山谷が激しく、いまの値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −70.8% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 日本パワーファスニング5950 建築用のねじとアンカーの専業。積水ハウスに売上の4分の1を頼り、利益はほぼ出ない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −81.3% · 10 年 割高(年 −8.4%) 割高 テクニスコ2962 放熱部品の小型メーカー。2 期の大赤字から黒字目前だが、借金が重く、AI 期待が先行。利益で測った本質価値は今の時価総額の 1 割に満たず割高 本質価値との差 −90.5% · 10 年 割高(年 −13.5%)

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読んだ資料

  1. 三洋工業 2026年3月期決算と今期予想(株探)
  2. 三洋工業 新中期経営計画(株探)
  3. 新設住宅着工戸数の予測(野村総合研究所)

分析日 2026-10-19