株譜
AI 銘柄分析 · 金属製品 · 試作

三協立山 5932

サッシ大手3位。借金が重く、利益の戻りに値段が左右される。今の値段は、戻りを織り込んだほぼ妥当な水準

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)928 円292 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)777 円244 億円差 +19.4%
10 年後から見ると やや割安 価値 928 円292 億円 · 差 +19.4% · 期待の年率 +9.5%
期待の年率リターン(10 年)+9.5%資本コスト比 +1.0 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

三協立山は、アルミサッシやエクステリアなど建材を作る国内3位の会社だ。ほかに、アルミ形材の素材、自動車や鉄道向けの部材、店舗の什器も手がける。売上は3,575億円で、アルミの加工が事業の骨格だ。

筆者の結論は「適正」に近い。今の時価総額は245億円と、売上に比べて小さい。純有利子負債が約700億円あり、利益が少し動くだけで、株主の取り分は大きく動く。会社は2026年5月期に建材の減損162億円を出し、純損失が135億円に膨らんだ。

ただ、足元は変わり始めた。2027年5月期の6〜8月は、営業利益が26億円と前年同期の赤字から黒字に転じた。通期の計画40億円の6割強を、一気に稼いだ。価格改定、アルミ地金の値上がりに伴う販売価格の上昇、自動車向けの物量増が効いた。

筆者は、10年後の中立で営業利益を90億円弱、純利益を46億円と見る。過去12年で営業利益率が3%を超えたことはない。借金の重さと、中計を何度も下げた実績を考えると、その確率は低く見るべきだ。この会社は、利益が戻れば大きく報われるが、戻らなければ株主の取り分はほとんど残らない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は「割安に見えるが、割安とは言えない会社」だ。

PBRは約0.27倍。しかし、帳簿の自己資本は、借金3,000億円規模の貸借対照表の上に載っている。売上に対する利益が1%に届かない会社で、帳簿を額面で評価すると誤る。利益が戻らなければ、その資産は価値を生まない。

堀は薄い。アルミ加工の一貫体制は強みだが、建材でLIXILとYKK APに追われる3位だ。値決めは地金に左右され、利益は上下する。10年後も事業は続くが、強くなっているとは言いにくい。

資本の使い方は、うまくない。新しいサッシと自動車向けに巨額を投じたが、減損162億円が出た。投資のリターンが資本コストを下回った証拠だ。中計の目標を何度も下げた点も、経営の予測力に疑問を残す。

安全域は、薄い。ただし利益が戻る局面では、借金が大きいぶん、株主の取り分は大きく伸びる。筆者が見たいのは、価格改定が地金下落でも維持されるか、新サッシと工場集約で固定費が下がるかだ。

何で稼ぐ会社か

売上3,575億円の内訳は、建材事業が1,675億円、国際事業が792億円、マテリアル事業が677億円、商業施設事業が426億円。従業員は約9,500人。

建材事業は、住宅とビルのアルミサッシ、玄関ドア、カーポートやフェンスなどのエクステリアを作る。国内で首位のLIXIL、YKK APに次ぐ位置にいる。売上の半分近くを占めるが、2026年5月期の利益は11億円。売上の0.6%にすぎない。

マテリアル事業は、アルミの形材(押出材)などを外部に売る。利益は24億円で、4事業で最も稼ぐ。国際事業は、欧州、中国、タイで自動車と鉄道向けのアルミ部品を作る。欧州子会社のSTEP-Gが鉄道向け部材を抱え、事業全体は24億円の赤字だ。商業施設事業は、店舗の什器や内装を請け負う。

原料はアルミ地金。国際相場で動くので、利益は値上げの速さに左右される。地金が上がると、売価も遅れて上がるが、先に原価が出る。

会社は新しいサッシを投入し、生産拠点を7工場から5工場に集約する。2028年を目途に完了する。同時に自動車向けに3年で115億円を投じる。これらの設備が償却費となって、利益を重くしている。

優良さと弱いところ

堀は薄い。建材は3位で、LIXIL、YKK APに価格で追われる立場だ。

強みは、アルミの加工を一貫して持つことだ。地金から形材、サッシ、自動車部品まで、一つの会社が作る。押出機の台数と技術は、新規参入を許さない。商業施設の什器や、自動車向けの大型押出機の導入は、他社に代えにくい。

弱さは、値決め力と資本効率だ。営業利益率は過去12年で0.2〜2.9%、直近の4年は1%前後。ROEの10年中央値はマイナス。中計は目標を何度も下げた。当初の営業利益110億円は70億円に直され、2026年5月期は40億円の見直し値に対して15億円で終わった。

財務は重い。純有利子負債は自己資本の0.77倍。営業利益は支払利息の0.8倍で、利息すら稼げていない。支払利息は2021年5月期の6億円から2026年5月期の20億円へ増えた。自己資本比率は30%まで下がった。

大株主は、信託口、住友化学、そして社員の持株会だ。住友化学は持株を減らしている。経営は、固定費の削減と値上げに軸足を移した。この姿勢は評価できるが、その成果はまだ決算に出ていない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

建材の需要は、住宅着工に左右される。2025年の新設住宅着工は約74万戸で、前年比6.5%減。過去20年で最も少なかった。2025年4月の省エネ基準の義務化で駆け込みがあった反動もあるが、構造的な減少が大きい。野村総合研究所は、2040年度に61万戸まで減ると見る。

筆者は、今後10年の住宅向けの数量を、年1%弱の減少とみる。断熱サッシへの切り替えと、リフォームの需要が、減少を一部相殺する。ZEH(ゼロエネルギー住宅)の補助金も追い風だ。

価格は、アルミ地金の動きが決める。地金が上がれば、サッシの値上げが進む。会社は価格改定を進め、2027年5月期の6〜8月の利益が急回復した。ただし地金の下落局面では、売価の低下が先に出る。

自動車向けの需要は、EV(電気自動車)の軽量化で伸びる見通しだった。しかし欧州のEV市場の回復が遅れ、国際事業の赤字が続いた。タイと日本では物量の増加が見える。中国の競合との価格競争も激しい。

商業施設は、インバウンドの増加と店舗の改装需要に支えられる。コンビニやドラッグストアの出店が減ると、需要が落ちる。

競合は、建材で首位級のLIXILとYKK AP。アルミ押出では、国内の形材メーカーと中国メーカーが価格を揺さぶる。鉄道向けでは、欧州の部材メーカーが競う。

資本政策と M&A

還元は、1株あたりの最低額を決めた安定配当だ。ROEが8%以上なら、配当性向30%か純資産配当率2%の高いほうを採る方針。今はその条件を満たさず、最低額に近い。中計の3年間の株主還元は、見直し後で25億円。

投資が優先されている。見直し後の設備投資は3年で490億円。うち成長・戦略投資が240億円で、自動車事業が115億円、海外が40億円。収益基盤の再構築に120億円。営業キャッシュフローは約220億円で、資金調達と資産売却の290億円で補う。

借金は増え続けた。純有利子負債は2021年5月期の466億円から、2026年5月期は694億円になった。金利が上がった影響は、すでに支払利息に出ている。

欧州のSTEP-Gでは、約100名を減らし、工場の土地建物の一部を売る。2026年5月期の一時費用は約12億円、売却益は約19億円の見込みで、2027年5月期以降に年15億円の改善を見込む。

経営は、PBR1倍以上、2031年5月期にROE10%以上を掲げる。ただ、中計を下方修正し続けてきた実績があり、鵜呑みにはできない。M&Aは、現時点では見えない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

最悪期は過ぎた。2027年5月期の6〜8月に、営業利益が26億円と前年同期の赤字から黒字へ戻った。通期40億円の6割強を、3か月で稼いだ。価格改定が進み、アルミの売価も上がり、自動車向けの物量が増えた。

減損162億円は、将来の償却費を減らす。建材の固定費は、これから軽くなる。工場は7から5へ集約され、押出ラインも止まる。欧州のSTEP-Gの約100名の削減と土地売却で、国際事業は年15億円良くなる。建材の営業利益率は、0.6%から2%台に戻るのが自然だ。

自動車向けは、大型の押出機を入れ、タイと日本で物量が伸びる。EVが回復すれば、国際事業の赤字も消える。マテリアルは、すでに年24億円を稼ぐ。

借金は重いが、金利はすでに上がりきった。支払利息は20億円で頭打ちに近く、営業利益が90億円に戻れば、純利益は40億円を超える。時価総額245億円に対して、PERは5倍台になる。株価の戻りは大きい。

慎重な見方

この会社は、何度も約束を破った。当初の営業利益110億円は、見直しで70億円になり、2026年5月期は40億円の見直し値に対して15億円で終わった。3年続けて純損失で、減損は162億円。数字の信頼性が低い。

第1四半期の急回復は、アルミ地金の値上がりが生んだ面が大きい。地金が上がると、先に買った安い在庫の評価で利益が増える。逆に地金が下がれば、同じ要因で利益が減る。回復が構造的かどうか、1四半期では判断できない。

借金が重すぎる。純有利子負債は約700億円で、営業利益は支払利息の0.8倍。自己資本比率は30%まで下がった。金利がもう一段上がる、または景気が悪化すれば、株主の取り分は消える。配当は下限の水準で、増える余地はない。

住宅着工は20年で最少の74万戸で、2040年度には61万戸に減る見通しだ。建材の数量は構造的に縮む。LIXILやYKK APが価格で攻めれば、3位の三協立山は利益を出しにくい。欧州の鉄道とEV向けの国際事業も、赤字が続いている。

どちらに重みを置いたか

足元の利益の急回復は事実で、強気の指摘に理があるのは、減損後の固定費の軽さだ。慎重な見方の指摘も重い。中計の達成実績がなく、借金が重く、1四半期の回復は地金の値上がりに助けられている。中立の営業利益率は、過去の最高(2.9%)を超えない1.9%に置いた。確率は、中立を最大にしつつ、やや悲観と悲観に合わせて38%を置き、悲観側に寄せた。借金の重さは、悲観の確率を厚めにした理由でもある。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/05 期)

確率で加重した株価時価総額 1,573 円495 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 349 円110 億円)。 今の値に割り戻すと 928 円292 億円、今との差 +19.4%、 期待の年率 +9.5%(資本コスト 8.5%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 4,512 円1,418 億円 700 円220 億円 +570.7% +21.0% 417 円131 億円
やや楽観 20% 2,907 円914 億円 477 円150 億円 +335.5% +15.9% 677 円213 億円
中立 34% 1,709 円537 億円 334 円105 億円 +163.0% +10.2% 695 円218 億円
やや悲観 28% 142 円45 億円 254 円80 億円 −48.9% −6.5% 111 円35 億円
悲観 10% 102 円32 億円 127 円40 億円 −70.5% −11.5% 23 円7 億円
加重平均100% 1,573 円495 億円349 円110 億円 +147.4% +9.5% 1,922 円604 億円

今の株価時価総額 777 円244 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 8% 価格改定と自動車で、利益率が3%台後半へ 利益 118 億円 · PER 12.0 倍 · 株価時価総額 4,512 円1,418 億円

価格改定が地金下落の局面でも維持され、建材の営業利益率は3.5%まで戻る。新サッシと工場の集約で、固定費は大きく下がる。住宅の数量は2%減にとどまり、断熱サッシへの切り替えが単価を押し上げる。

国際事業は、欧州のEV市場が回復し、タイと日本の物量が伸びる。STEP-Gの再編も効き、利益率は3.5%まで上がる。マテリアルは自動車向けの形材が伸び、利益率は4.5%。商業施設も出店の増加を受けて3.5%になる。

全社の営業利益は約200億円、利益率は3.7%。純利益は約120億円になる。借金は返済が進み、配当は純資産配当率2%の方針に沿って増える。中計の長期目標だったROE10%には届かないが、PBR1倍に近づく。

  • 建材事業:数量 110(販売量(千トン換算・推定))× 価格 21(1 千トンあたり売上(億円・名目、平均売価 1kg あたり 1.5 千円相当))→ 売上 2,332 億円・営業利益 82 億円。数量 0.98 倍・価格 1.42 倍・営業利益率 3.5%
  • 国際事業:数量 124(販売量(千トン換算・推定))× 価格 11(1 千トンあたり売上(億円・名目、平均売価 1kg あたり 0.8 千円相当))→ 売上 1,387 億円・営業利益 49 億円。数量 1.25 倍・価格 1.40 倍・営業利益率 3.5%
  • マテリアル事業:数量 124(販売量(千トン換算・推定))× 価格 8.40(1 千トンあたり売上(億円・名目、平均売価 1kg あたり 0.6 千円相当))→ 売上 1,042 億円・営業利益 47 億円。数量 1.10 倍・価格 1.40 倍・営業利益率 4.5%
  • 商業施設事業:数量 895(受注案件数(件・年、推定))× 価格 0.70(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 627 億円・営業利益 22 億円。数量 1.05 倍・価格 1.40 倍・営業利益率 3.5%

倍率:事業の純利益 118 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.9% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.0 倍。全体の PER 12.01 倍、時価総額 1,418 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:価格改定の定着、固定費の削減、自動車向けの物量増がそろう必要がある。中計の目標を何度も下げた実績から、8%にとどめた。

やや楽観 20% 固定費が下がり、利益率が2%台後半に戻る 利益 78 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 2,907 円914 億円

固定費が下がり、価格改定も一定程度続く。建材の営業利益率は2.6%、国際事業は2.2%の黒字に転じる。マテリアルは3.8%、商業施設は2.8%。住宅の数量は4%減だが、断熱サッシとリフォームが下支えする。

EVは緩やかに回復し、国際事業の赤字は消える。マテリアルは自動車向けの形材が安定して伸び、価格改定の効果も一部は残る。工場の集約は計画どおり2028年に完了し、年間の固定費が数十億円減る。

営業利益は約137億円、利益率は2.7%。過去12年の最高(2.9%)を少し下回る水準だ。営業利益が過去の山に近づくので、確率は20%にとどめた。純利益は約78億円、ROEは6〜7%。借金の返済も進むが、資本コストにはまだ届かない。

  • 建材事業:数量 107(販売量(千トン換算・推定))× 価格 21(1 千トンあたり売上(億円・名目、平均売価 1kg あたり 1.5 千円相当))→ 売上 2,219 億円・営業利益 58 億円。数量 0.96 倍・価格 1.38 倍・営業利益率 2.6%
  • 国際事業:数量 114(販売量(千トン換算・推定))× 価格 11(1 千トンあたり売上(億円・名目、平均売価 1kg あたり 0.8 千円相当))→ 売上 1,247 億円・営業利益 27 億円。数量 1.15 倍・価格 1.37 倍・営業利益率 2.2%
  • マテリアル事業:数量 118(販売量(千トン換算・推定))× 価格 8.22(1 千トンあたり売上(億円・名目、平均売価 1kg あたり 0.6 千円相当))→ 売上 973 億円・営業利益 37 億円。数量 1.05 倍・価格 1.37 倍・営業利益率 3.8%
  • 商業施設事業:数量 852(受注案件数(件・年、推定))× 価格 0.69(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 584 億円・営業利益 16 億円。数量 1.00 倍・価格 1.37 倍・営業利益率 2.8%

倍率:事業の純利益 78 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.5% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 914 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2027年5月期の1四半期の急回復と減損後の固定費の軽さが下支えになる。ただし継続性に疑問が残り、20%を置いた。

中立 34% 数量は微減、価格は物価並み。利益率は1%台後半 利益 46 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 1,709 円537 億円

数量は住宅着工の減少で10年に7%ほど減り、価格は物価並みに上がる。建材の営業利益率は1.8%、国際は1.0%、マテリアルは3.2%、商業施設は2.2%。減損後の軽い固定費が、利益率を2026年5月期より1ポイントほど押し上げる。

EVの回復は緩やかで、国際事業はやっと黒字になる程度。地金の変動で利益は上下する。営業利益は約88億円、利益率は1.9%。支払利息が約20億円残るので、純利益は46億円になる。

ROEは4%台で、資本コストに届かない。借金は少しずつ返すが、設備投資が重く、純有利子負債は大きく減らない。「利益は戻ったが、稼ぐ力は弱い」会社として10年が過ぎる。

  • 建材事業:数量 104(販売量(千トン換算・推定))× 価格 20(1 千トンあたり売上(億円・名目、平均売価 1kg あたり 1.5 千円相当))→ 売上 2,088 億円・営業利益 38 億円。数量 0.93 倍・価格 1.34 倍・営業利益率 1.8%
  • 国際事業:数量 104(販売量(千トン換算・推定))× 価格 11(1 千トンあたり売上(億円・名目、平均売価 1kg あたり 0.8 千円相当))→ 売上 1,115 億円・営業利益 11 億円。数量 1.05 倍・価格 1.34 倍・営業利益率 1.0%
  • マテリアル事業:数量 113(販売量(千トン換算・推定))× 価格 8.04(1 千トンあたり売上(億円・名目、平均売価 1kg あたり 0.6 千円相当))→ 売上 907 億円・営業利益 29 億円。数量 1.00 倍・価格 1.34 倍・営業利益率 3.2%
  • 商業施設事業:数量 826(受注案件数(件・年、推定))× 価格 0.67(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 553 億円・営業利益 12 億円。数量 0.97 倍・価格 1.34 倍・営業利益率 2.2%

倍率:事業の純利益 46 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.2% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 537 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:利益率が過去の高い年(2〜3%)の手前で止まる筋書き。実績の範囲に収まるので最大の34%を置いた。

やや悲観 28% 地金高の転嫁が遅れ、利益率が今の水準に張り付く 利益 6 億円 · PER 7.0 倍 · 株価時価総額 142 円45 億円

地金の値上がりを売価に写すのが遅れ、価格改定の効果も薄れる。建材の営業利益率は0.8%、マテリアルは2.2%、商業施設は1.2%。国際事業は赤字が続き、欧州の再編の効果も限定的だ。

住宅着工は減り続け、数量は10%減る。新サッシの投資は回収できず、減損が追加で出る。

営業利益は約28億円、利益率は0.7%と今の水準に張り付く。2026年5月期の15億円から少し増えるだけで、減損後の軽い固定費の効果もほとんど出ない。支払利息の約20億円を引くと、純利益は7億円ほど。配当は下限を保つのが精いっぱいで、借金は減らない。ROEは1%に届かない。株価は純資産を大きく下回ったまま、利益が戻る時期を待つ展開になる。

  • 建材事業:数量 101(販売量(千トン換算・推定))× 価格 20(1 千トンあたり売上(億円・名目、平均売価 1kg あたり 1.5 千円相当))→ 売上 1,960 億円・営業利益 16 億円。数量 0.90 倍・価格 1.30 倍・営業利益率 0.8%
  • 国際事業:数量 94.0(販売量(千トン換算・推定))× 価格 10(1 千トンあたり売上(億円・名目、平均売価 1kg あたり 0.8 千円相当))→ 売上 978 億円・営業利益 −10 億円。数量 0.95 倍・価格 1.30 倍・営業利益率 -1.0%
  • マテリアル事業:数量 104(販売量(千トン換算・推定))× 価格 7.80(1 千トンあたり売上(億円・名目、平均売価 1kg あたり 0.6 千円相当))→ 売上 810 億円・営業利益 18 億円。数量 0.92 倍・価格 1.30 倍・営業利益率 2.2%
  • 商業施設事業:数量 784(受注案件数(件・年、推定))× 価格 0.65(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 510 億円・営業利益 6 億円。数量 0.92 倍・価格 1.30 倍・営業利益率 1.2%

倍率:ROE 0.7%(事業の純利益÷自己資本)が k 8.5% 以下なので、伸びても価値は増えず(ためた利益は額面未満)、正当化 PER の上限は 1÷k=10.5 倍。伸びと堀の持ちを低く見て、上限の 6.7 割の 7.0 倍に置いた。

確率:地金高の転嫁の遅れと住宅着工の減少が続く確率は高い。直近4年の営業利益率は1%前後だった。28%を置いた。

悲観 10% 着工減と価格競争で、再び赤字に沈む 利益 −55 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 102 円32 億円

住宅着工が急減し、LIXILとYKK APが価格で攻める。建材は値下げを迫られ、営業利益率はマイナスに沈む。国際事業は欧州のEV不振と鉄道事業の損失が続き、マテリアルの利益も消える。

追加の減損と構造改革の費用が重なり、純損失が数年続く。自己資本は400億円近く削られ、自己資本比率は20%台前半に落ちる。金融機関は借り換えに応じるが、金利は高く、配当は大きく減る。

会社は工場の売却や事業の切り離しに動くが、赤字を止めるには足りない。大株主や取引先による支援の可能性も出てくる。株主の取り分は、帳簿の自己資本の一部にとどまる。

  • 建材事業:数量 94.9(販売量(千トン換算・推定))× 価格 18(1 千トンあたり売上(億円・名目、平均売価 1kg あたり 1.5 千円相当))→ 売上 1,737 億円・営業利益 −17 億円。数量 0.85 倍・価格 1.22 倍・営業利益率 -1.0%
  • 国際事業:数量 84.1(販売量(千トン換算・推定))× 価格 9.60(1 千トンあたり売上(億円・名目、平均売価 1kg あたり 0.8 千円相当))→ 売上 807 億円・営業利益 −24 億円。数量 0.85 倍・価格 1.20 倍・営業利益率 -3.0%
  • マテリアル事業:数量 95.9(販売量(千トン換算・推定))× 価格 7.20(1 千トンあたり売上(億円・名目、平均売価 1kg あたり 0.6 千円相当))→ 売上 691 億円・営業利益 7 億円。数量 0.85 倍・価格 1.20 倍・営業利益率 1.0%
  • 商業施設事業:数量 767(受注案件数(件・年、推定))× 価格 0.60(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 460 億円・営業利益 0 億円。数量 0.90 倍・価格 1.20 倍・営業利益率 0.0%

倍率:営業赤字が続き、事業の稼ぐ力から価値を測れない筋書き。清算価値は借金(約760億円)を引くとほぼ残らず、純現金も無い。自己資本(赤字で削られた分)に0.05を掛けた。借金の返済に追われ、株主に戻る額は小さいとみる。

確率:着工の減少、LIXILとYKK APの価格攻勢、欧州事業の赤字が重なる筋書き。借金が重く悪化の幅が大きいので、10%を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

建材事業

住宅・ビルのアルミサッシ、玄関ドア、エクステリア(カーポート・フェンスなど)。

数量販売量(千トン換算・推定)価格1 千トンあたり売上(億円・名目、平均売価 1kg あたり 1.5 千円相当)売上営業利益
今 2026/05 112 15 1,676 11
10 年後 中立 104 20 2,088 38

取り方:建材の売上1,675億円を、サッシ・ドア・エクステリアの平均売価(1kg あたり約 1.5 千円と推定)で割り、約11万トン(111.7 千トン)とした。住宅着工の減少は数量に、物価3%とアルミ地金は価格に入れた。セグメント利益は10.7億円(利益率0.6%)。

国際事業

欧州・中国・タイの自動車、鉄道向けアルミ部材。

数量販売量(千トン換算・推定)価格1 千トンあたり売上(億円・名目、平均売価 1kg あたり 0.8 千円相当)売上営業利益
今 2026/05 99.0 8.00 792 −24
10 年後 中立 104 11 1,115 11

取り方:国際の売上792億円を、自動車・鉄道向けアルミ部材の平均売価(1kg あたり約 0.8 千円と推定)で割り、約9.9万トンとした。数量は実質、物価と地金は価格に入れた。セグメント利益は−24億円(利益率−3.1%)。

マテリアル事業

アルミ形材(押出材)など素材の外販。

数量販売量(千トン換算・推定)価格1 千トンあたり売上(億円・名目、平均売価 1kg あたり 0.6 千円相当)売上営業利益
今 2026/05 113 6.00 677 24
10 年後 中立 113 8.04 907 29

取り方:マテリアルの売上677億円を、アルミ形材の平均売価(1kg あたり約 0.6 千円と推定)で割り、約11万トンとした。数量は実質、物価と地金は価格に入れた。セグメント利益は23.5億円(利益率3.5%)。

商業施設事業

店舗の什器・内装・ショーケースの設計と施工。

数量受注案件数(件・年、推定)価格1 件あたり売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/05 852 0.50 426 7
10 年後 中立 826 0.67 553 12

取り方:商業施設の売上426億円を、1件あたり約0.5億円と推定して割り、年約850件とした。件数は実質、物価と大型案件の増減は1件あたり売上に入れた。セグメント利益は7.2億円(利益率1.7%)。

リスクと懸念

借金の重さ

純有利子負債は約700億円で、営業利益は支払利息の0.8倍。自己資本比率は30%まで下がった。金利がもう一段上がる、または利益が戻らなければ、株主の取り分が消える。

中計の未達と下方修正

当初の営業利益110億円は70億円に、2026年5月期は40億円の見直し値に対して15億円で終わった。3期続けて純損失で、162億円の減損も出た。計画の信頼性が低い。

アルミ地金の変動

地金が上がると売価は遅れて上がり、下がると売価の低下が先に出る。2027年5月期の第1四半期の回復には、地金の値上がりの追い風が含まれる。逆風に変われば利益が減る。

住宅着工の構造的な減少

2025年の新設住宅着工は約74万戸で20年で最少。野村総合研究所は2040年度に61万戸と見る。建材は売上の半分近くで、数量が縮み続ける。

欧州事業の赤字

国際事業は24億円の赤字で、STEP-Gの鉄道部材とEV向けの回復が遅れている。再編で年15億円の改善を見込むが、欧州の景気と中国メーカーとの競争で遅れる可能性がある。

投資の回収

新サッシと自動車向けの押出機の投資は、減損で一部が失われた。成長・戦略投資240億円の回収に失敗すれば、減損が追加で出て、自己資本が削られる。

今後の分かれ目

2027年5月期の通期で営業利益が40億円を超え、第2四半期以降も黒字が続いたら
やや楽観以上の確率を上げてよい。固定費の軽さが定着した合図になる。
アルミ地金が下落し、売価が先に下がって営業利益が急減したら
第1四半期の回復が一時的だったと判断し、やや悲観の確率を上げる。
欧州のSTEP-Gの再編が計画どおり進み、国際事業の赤字が消えたら
国際事業の利益率を上方修正する。年15億円の改善が確認できる。
金融機関が借り換えで金利を上げ、支払利息が25億円を超えたら
純利益が大きく削られる。悲観の確率を上げる。
住宅着工が年70万戸を割り込んだら
建材の数量の見通しを下げ、国内事業の利益率を下方修正する。
減損や構造改革の追加が発表されたら
短期は特別損失で純利益が落ちるが、固定費が下がるなら長期の利益率は上がる。内容を見て判断する。

見ておくもの

  • 四半期ごとの建材・国際・マテリアルの各セグメント利益
  • アルミ地金(LME)の価格と、会社の価格改定の発表
  • 新設住宅着工戸数と、断熱サッシ(新サッシ)の受注
  • 支払利息の水準と、純有利子負債の推移
  • 中計の見直しと、2031年5月期のROE10%・PBR1倍の目標に向けた進み

倍率と資本コストの決め方

倍率は式から置いた。資本コストは基本7.5%に品質の合計+2.0%を足した9.5%。借金の重さは quality の debt(上限+1.0%)で数え、distress の上乗せは足していない。10年後の中立のROEは4%台でkを下回るため、PERの上限は1÷k(10.5倍)の約8割に置いた。今のPERは純損失で意味を持たず、過去の倍率や同業の倍率には寄せていない。営業利益率は、過去12年の山(2014年5月期の5.6%、直近10年の山の2.9%)を超えない1.9%に置いた。利払いは、実際の支払利息が2021年5月期の6億円から2026年5月期の20億円へ上がってすでに新しい金利になっているので、10年後も約20億円で置いた(下調べの推定とは別に、実額を優先した)。純利益は、一時の減損で起点が歪むため、net_start に2027年5月期の会社予想10億円を使った。工場や店舗の賃借の約束は、悲観で固定費として残る前提にした。新リース会計基準(2028年5月期以降に影響)で数字の形が変わるが、10年後の数字は今と同じ形で置いた。 2026-10-22 の見直し(R1〜R4)で倍率・時価総額を機械で置き直した(前後は notes/audit/fix_stage2_20261022.csv)。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(金属製品)の AI 分析

割安 東洋シヤッター5936 国内3番手のシャッター会社。点検の稼ぎが育ち、利益の割に値段は安い。割安と見る 本質価値との差 +81.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 三洋工業5958 天井・床の下地材で知られる堅実な建材メーカー。時価総額の半分が現金で、事業の稼ぎを考えれば今の値段はかなり安い 本質価値との差 +65.6% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三和ホールディングス5929 国内寡占・世界シェア首位の開口部メーカー、改修需要と海外M&Aの果実を乗せれば割安と出る 本質価値との差 +63.7% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ジーテクト5970 車体骨格プレス部品の中堅。中立の姿でも今の値段は割安寄りだが、ホンダ依存と重い設備投資が割り引きの理由だと筆者は見る 本質価値との差 +62.0% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 文化シヤッター5930 国内2位のシャッター専業。利益率の低い建材部門が重しで、確率で重みをつけるとやや割安 本質価値との差 +60.9% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 エイチワン5989 ホンダ向け 86% のフレーム専業。3 年連続赤字から立ち直ったが、顧客の偏りと重い投資を考えると、割安度は見かけほど大きくないと筆者は見る 本質価値との差 +60.7% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 フジマック5965 病院・給食・外食の厨房を一括で請け負う堅実な中堅。土地売却で現金が積み上がり、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +57.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日創グループ3440 パネルとデータセンター向け筐体は伸びるが、寄せ集めの事業で ROE が資本コストに届かない 本質価値との差 +56.6% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 エムケー精工5906 門型洗車機と調理家電の長野の会社。直近の利益は山で、中立でも自己資本の厚みが評価に残る 本質価値との差 +53.3% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 サンコーテクノ3435 あと施工アンカーの国内首位。利益の安定と財務の堅さに比べ、今の値段は低い 本質価値との差 +52.0% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 MIEコーポレーション3442 工場の配管をつなぐステンレスの継手の専業。値上げで利益は倍増したが、還元が細く借金もある。今の値段はほぼ適正で、わずかに安い程度 本質価値との差 +49.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 昭和鉄工5953 九州の熱の老舗が値付けを覚え、3 年で利益率は 9% に。持ち合い株を除いても今の値段は稼ぎに比べて安い 本質価値との差 +49.2% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 不二サッシ5940 ビル用サッシの老舗。利益は薄いが、値段は稼ぐ力に対して安く、借入の重さを織り込んでもやや割安 本質価値との差 +45.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 リンナイ株式会社5947 実質無借金で稼ぐ力は安定している。米国の電化と海外の伸びを織り込んでも、今の時価総額には安全域がある 本質価値との差 +42.4% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 株式会社RS Technologies3445 再生ウェーハで世界一という稼ぐ力は本物だが、中国の新品ウェーハと重い投資を差し引くと、今の値段に余裕は乏しい 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 株式会社マルゼン5982 稼ぎは堅く、現金も厚い。ただ利益率は過去最高で、今の値段に安全域は見えない 本質価値との差 +36.4% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 宮地エンジニアリンググループ3431 老朽橋の補修は長く続くが、足元は発注減で利益が半減。谷の深さと現金の厚さを踏まえると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +34.4% · 10 年 割安(年 +9.8%) やや割安 日東精工5957 小さなねじとねじ締め機の堅実な会社。伸びの前提がすでに値段に入り、ほぼ適正と見る 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ネポン7985 ハウス暖房機の老舗だが、利益率は1%前後に沈み借金も重い。立ち直れば安いが、その確度は低い 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 中西製作所5941 学校給食に強い厨房機器メーカー。実績は良いが大型投資で借入が増える局面で、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 川田テクノロジーズ3443 橋の補修需要は追い風だが、利益は山の高さにある。値段は価値を1割ほど下回るにとどまり、割安とは言い切れない 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 横河ブリッジホールディングス5911 橋の老朽化は追い風だが新設が細る。高い買い物の消化と資本効率が価値を分ける 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 トーソー5956 カーテンレール最大手で窓まわり 3 社の一角。値上げで利益は戻ったが、資本の効率は低く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 東プレ5975 プレス部品と冷凍車の二本柱。日産依存と薄い利益率を考えると、本質価値は今の値段をやや下回ると筆者は見る 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 山王3441 AI 配線の追い風で稼ぎは跳ねたが、コネクタ大手の下請けという立場は変わらず、今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 岡部5959 国内の建設需要が細る中、米国の伸びが穴を埋める。だが資本効率が資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ケー・エフ・シー3420 あと施工アンカーとトンネル資材の老舗。利益率は昔の半分まで落ちた。純現金と補修需要が支え、今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 カネソウ5979 溝ぶたと建築金物の三重の老舗。預金が時価総額を超えるが創業家の下で眠り、今年の株価の倍増で10年ではやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 アルインコ5933 足場の新製品で稼ぐ堅実な会社。ただ、赤字の2事業が足を引き、利益の回復を見込んでも本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +12.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 トーカロ3433 半導体装置の消耗部品に皮膜を付ける隠れた寡占企業。稼ぐ力は本物だが、今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 株式会社J-MAX3422 ホンダ系プレス部品。売上の半分が中国と日本のホンダ向けで、借金が重い。中国の電池・新興メーカー向けが伸びても、ホンダの縮みと金利で、今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 アトムリビンテック3426 扉と収納の金物を企画するファブレスの老舗。金融資産は時価総額を上回るが、本業の稼ぎは細く、戻り方も弱い。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) 適正 東京製綱5981 国内ワイヤロープの老舗は今期が過去最高益だが、資本効率は低く、今の値段にやや先走り感がある 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 特殊電極3437 製鉄所の摩耗を溶接で直す職人集団で、技術は本物だが顧客の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 兼房5984 丸鋸と木工刃物の専業。資産は厚いが稼ぐ力は資本コストに届かず、値段は資産と稼ぎの間にある 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アルファ3434 薄利の自動車部品と、縮む国内の住宅錠。自己資本の厚さが救いだが、稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 株式会社ファインシンター5994 自動車の駆動系に入る焼結部品の会社。電動化で縮む本業と重い借金のなか、利益は薄く、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 協立エアテック5997 ビルの防火ダンパーと住宅の全館空調の部品。堅実だが稼ぎは資本コストに届かず、現金も戻らない 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 駒井ハルテック5915 資産は厚いが稼ぐ力が薄い。橋と鉄骨は物価並みで、風車タワーの当たり外れが価値を分ける 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ダイニチ工業5951 石油ファンヒーターと加湿器の国内首位。事業は堅いが時価総額と同規模の現金・有価証券が眠り、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 那須電機鉄工5922 送電鉄塔の需要は堅いが、今の利益は山。ためた資金の使い方が評価を決める 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 天龍製鋸5945 チップソー専業で無借金。事業の稼ぐ力は資本コストに届かず、現金と持ち合い株が値を支える会社 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 KTC5966 整備工具の国産ブランドnepros を持つが、利益率は9%どまり。立て直しの計画を割り引くと、値段はやや高い 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 サンコール5985 稼ぎ頭は光通信コネクタに移ったが、高い利益率の持続を織り込みすぎ。10年の価値は今の時価総額を下回ると筆者は見る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 株式会社長府製作所5946 利益は小さく、資産は大きい。会社がその資産を株主に返すかどうかで、値打ちが決まる 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 中国工業5974 国内のLPガス容器の 3 本に 1 本を作るが、市場は細り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 立川ブラインド工業7989 窓まわり国内最大手。純現金は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年で見ると割高に寄る 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +4.8%) 適正 エスイー3423 インフラ補修の追い風はあるが、研究開発の費用が利益を食う。10年の稼ぎは今の値段を下回る 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ロブテックス5969 エビ印のプライヤとリベットの工具で知られる老舗。名前は残るが利益率は 3% に落ち、資本コストに届く道は細い 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) やや割高 川岸工業5921 スカイツリーや国立競技場にも関わった鉄骨の名門。ただし利益は山を越え、帳簿の厚さほど稼ぐ力はないため、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 瀧上工業5918 橋と鉄骨の本業は薄利。価値の中心は持ち合い株だが、少数株主に届く道は細い 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 パイオラックス5988 自動車の小物部品と医療機器の会社。資本は厚いが稼ぐ力が追いつかず、今の値段は割高寄りと筆者は見る 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイケン5900 引戸の金物や自転車置場を作る大阪の老舗。現金と投資株で時価総額に迫るが、本業の利益は薄く資本に見合わない。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 三ツ知3439 自動車用の特注ファスナーの専業。シートの部品は電気自動車でも要るが、値下げ要請で薄利が続き、資本効率は資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 トーアミ5973 溶接金網の老舗が型枠工事の買収で事業を広げる。帳簿は時価総額の3倍あるが、稼ぎは資本コストの3分の1にとどまり割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 モリテック スチール5986 エンジン部品向けの特殊帯鋼を売る商社。電動化で主力の需要が細り、稼ぐ力は資本に見合わず割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 株式会社SUMCO3436 AI向け300mm先端ウエハーへの転換は本物だが、成熟品の重荷と資本の重さを踏まえると今の値段はすでに回復の先を映す 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大谷工業5939 電柱と通信線の金物を作る富山の老舗。配電網の更新で底堅いが、利益をため込む同族経営で資本の稼ぎが薄く割高 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 コロナ5909 事業の稼ぐ力は細く、厚い金融資産も少数株主には動かせない。割高と見る 本質価値との差 −23.8% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 東洋製罐グループホールディングス株式会社5901 縮減と増配で株主還元は厚くなるが、ROEは資本コストに届かず本質価値は今の株価より低い 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 稲葉製作所3421 国内首位の物置と自己資本の4割近い現金を持つが、利益率は薄く資本効率は低い。現金を価値に足してもなお今の値段は割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社ノーリツ5943 給湯器で国内2位の寡占だが、稼ぐ力はリンナイの6分の1。利益が戻っても、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ネツレン5976 高周波熱処理と高強度鋼線の老舗。国内シェアは高いが儲けが薄く、稼ぐ力に比べて今の値段は割高 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 共和工業所5971 建設機械用ボルトの国内トップ。現金は厚いが戻らず、利益は薄い。値段には余裕がなく割高と見る 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 日本発條5991 懸架ばねとHDDサスペンションの二本柱、AI需要は本物だが北米再建待ちで今の株価は割高寄りと筆者はみる 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アドバネクス5998 医療と航空機のばねで稼ぎ頭を育てつつあるが、自動車と海外工場の重荷が残る。今の値段は先を行く 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 アルメタックス5928 積水ハウスに売上の半分を頼るサッシの系列メーカー。本業はほぼ稼がず、現金と持ち合い株は厚いが株主には届きにくい 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 株式会社LIXIL5938 稼ぐ力は戻りつつあるが、借金と金利が利益を食う。今の値段は回復をかなり先取りしている 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 イワブチ5983 電柱まわりの金具を作る小さな高自己資本の会社。直近の高い利益率は続きにくく、10年で見れば今の値段は割高と筆者は考える 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ホッカンホールディングス5902 缶・PET容器と飲料の受託充填の会社。借金が重く、稼ぐ力が資本コストに届かないため、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 −37.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 日本フイルコン5942 製紙用の網を作る老舗。国内の縮小が続くなか、賃貸が利益を支えるが、10年の価値は今の時価総額を4割ほど下回る 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 テクノフレックス3449 半導体向けの真空配管と継手で利益が急伸。ただし今の利益は工事の山にあり、10 年で見ると割高と筆者は見る 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 高田機工5923 老朽橋の更新という追い風はあるが、工場が埋まらず稼ぐ力は細い。配当の下限が支えでも、今の値段は高い 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アマテイ5952 国産の釘と自動車向けの特殊ねじを作る小さな老舗。利益は安定してきたが、資本コストに届かない稼ぎと借入の重さで、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 スーパーツール5990 吊クランプと作業工具の老舗。土地は厚いが事業の稼ぎは資本コストに遠く、新工場の成果待ちで割高 本質価値との差 −53.2% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 オーネックス5987 金属を焼いて硬くする請負の会社が、突然AIデータセンターへ。本業は細く、株主の取り分も揺らぐ。今の値段は高い 本質価値との差 −53.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 中央発條5992 トヨタ系のばね専業。薄利と繰り返す工場事故が重く、今の値段は計画の達成を先取りしていると筆者は見る 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 日本製罐5905 18リットル缶と美術缶の専業。市場は縮み、2期続けて営業赤字。賃貸の利益が支えだが、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ワイズホールディングス5955 自動車・家電向けのねじとばねが主力。純現金は厚いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −65.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ジェイテックコーポレーション3446 X線ミラーで世界の放射光施設に納める希少な技術企業。ただし利益は山谷が激しく、いまの値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −70.8% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 日本パワーファスニング5950 建築用のねじとアンカーの専業。積水ハウスに売上の4分の1を頼り、利益はほぼ出ない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −81.3% · 10 年 割高(年 −8.4%) 割高 テクニスコ2962 放熱部品の小型メーカー。2 期の大赤字から黒字目前だが、借金が重く、AI 期待が先行。利益で測った本質価値は今の時価総額の 1 割に満たず割高 本質価値との差 −90.5% · 10 年 割高(年 −13.5%)

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分析日 2026-10-16