株譜
AI 銘柄分析 · 金属製品 · 試作

特殊電極 3437

製鉄所の摩耗を溶接で直す職人集団で、技術は本物だが顧客の縮小が重く、今の値段はやや高い

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,796 円44 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,599 円41 億円差 +7.6%
10 年後から見ると 適正 価値 2,796 円44 億円 · 差 +7.6% · 期待の年率 +7.7%
期待の年率リターン(10 年)+7.7%資本コスト比 −0.1 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

特殊電極は、製鉄所やセメント工場の機械がすり減った所に、硬い金属を溶かし盛って直す会社だ。この「肉盛溶接」の工事が売上の 4 分の 3 を占め、残りは溶接の材料と工場の装置だ。日本製鉄と JFE スチールの 2 社で売上の 4 分の 1 になる。

筆者の結論は「やや割高」だ。技術は本物で、顧客の製鉄所に長く入り込んでいる。だが顧客の国内の生産は 10 年で 1〜2 割縮む。ROE(自己資本で稼ぐ力)は 5〜6% で、株主の求める利回りに届かない。

会社は 2030/03 期に ROE 8% 超を掲げた。値上げが通り、熟練の溶接を外に任せる流れを取り切れば、届かない目標ではない。だが今の値段は、その達成をかなりの程度まで先に織り込んでいる。確率で重みを付けた本質価値は、今の時価総額を 1 割ほど下回る。2026 年 7 月には、株の 4 分の 1 を持っていた光通信のグループが全株を手放した。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、特殊電極は「よい職人の会社だが、市場が縮む中にいる」会社だ。肉盛溶接の技術と顧客との長い取引は本物で、10 年後も製鉄所の補修の現場にこの会社はいるだろう。設備を大きく持たない工事の事業なので、稼いだ利益の多くは手元に残る。

だがオーナーとして見ると、伸びしろが限られる。顧客の国内の製鉄所は減り、残る製鉄所も値段に厳しい。ROE は 5〜6% で、株主の求める利回りに届かない。会社自身が資本コストを 10% 近くと見ているのは誠実だが、目標の 8% でもまだ届かない。

株価は帳簿の自己資本の 5 割強だ。値上げが通り、外注の広がりとインドで数量を補えれば、今の値段は妥当になる。会社を丸ごと買うつもりで見ても、払う値段に見合う伸びは楽観の側にしか無い。筆者は、その筋書きはありうるが、安全域を取れるほどの確かさは無いと見る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの柱は工事だ。製鉄所の圧延ロールや、セメント工場の粉砕機、焼結のシュートなど、硬い原料にこすられてすり減る部分に、特別な合金を溶かして盛り付ける。新品に替えるより安く、寿命も延びる。売上は 81 億円で、部門の利益は 11 億円と会社の稼ぎのほとんどを生む。

工事のやり方は職人の仕事に近い。顧客の工場に人を送り込み、設備が止まる定期修理の短い間に作業を終える。どの合金をどう盛れば長持ちするかは、50 年以上の現場の記録が支える。顧客は日本製鉄・JFE スチールのほか、セメント・自動車・石油化学の工場だ。上位 10 社で売上の半分になる。

残りは溶接の材料と装置だ。フラックス入りのワイヤーや、耐摩耗のクラッド鋼板「トッププレート」を売る。環境の装置では、金型の冷却・加熱や AGV の搬送ラインを作る。海外ではタイと中国に拠点を持ち、2026 年 6 月にはインドに子会社を作ると決めた。従業員は連結で 268 人と小さな会社だ。工事の現場の多くは協力会社の職人が支えており、その確保が事業の天井を決める。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねできない強みはある。肉盛溶接は、合金の配合と盛り方の勘所に長い経験が要る。顧客の定期修理の短い期間に確実に終える段取りも、何十年の取引で積み上げた信頼だ。顧客はよほどの失敗が無い限り業者を替えない。

ただし、その堀は顧客の数に縛られる。売上の 4 分の 1 が日本製鉄と JFE の 2 社に集まり、国内の製鉄所が減れば工事の総量も減る。値段の交渉でも、大手の製鉄会社の力は強い。過去 12 年の営業利益率は 1.7〜8.3% で、平均は 6% 前後だ。

財務は堅い。自己資本比率は 66% で、借金より現金が少し多い。経営は「資本コストや株価を意識した経営」の開示で、株主資本コストを 10% 近くと見ていると率直に書いた。自らの稼ぐ力の弱さを認めている点は評価できる。あとは目標を数字で達成できるかだ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の鉄鋼は縮む局面にある。2025 年度の粗鋼生産は 8,033 万トンと、1968 年度以来の低さに落ちた。高炉の休止と設備の集約が続き、10 年でさらに 1〜2 割縮むというのが業界の共通の見立てだ。セメントも国内の建設の減少で生産が細り、火力発電の補修の需要も脱炭素で消えていく。

それでも補修の需要は、生産量ほどには減らない。残った製鉄所の設備は古く、ロールや粉砕機の交換と補修の頻度はむしろ上がる。製鉄所は熟練の溶接工を自前で抱えにくくなり、補修を外に任せる流れが強まる。特殊電極にとっては、顧客の数が減る逆風と、外注が増える追い風が同時に吹く。

海外では、インドと東南アジアの製鉄所の新設が続く。インドの粗鋼生産は 10 年で大きく伸びる見通しで、補修の市場も育つ。ただ現地の業者は安く、日本の技術の高さがどこまで値段に乗るかは未知数だ。耐摩耗の部材では、セラミックスや超硬の新しい素材が溶接の代わりになる場面も増えている。補修の市場で勝つのは、素材と工事の両方を提案できる会社になるだろう。

資本政策と M&A

還元は DOE(自己資本に対する配当の割合)2% を目処にした安定配当だ。2026/03 期は年 1.6 億円を配り、純利益の 3 分の 1 強に当たる。自社株買いはしていない。

株主の構成は 2026 年 7 月に大きく変わった。2024 年から 4 分の 1 を持っていた光通信のグループが、全株を手放した。会社はそれまで光通信を「その他の関係会社」としていた。

会社は 2026 年 7 月、2030/03 期に ROE 8% 超・PBR 0.8 倍超を目標に掲げた。M&A は小さな装置の会社を取り込む程度で、大きな買収の話は無い。インドの子会社は、自前で海外を広げる最初の大きな一歩になる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

肉盛溶接は、まねのできない技術だ。合金の配合と盛り方の勘所は、50 年以上の現場の記録が支える。顧客の定期修理の短い期間に確実に作業を終える段取りは、新しい業者には難しい。だから顧客はよほどのことが無い限り業者を替えない。

国内の製鉄所が減っても、補修の需要は生産量ほどには減らない。残った設備は古くなり、補修の頻度はむしろ上がる。製鉄所は熟練の溶接工を自前で抱えにくくなり、工事を外に任せる流れが強まる。特殊電極はその受け皿の筆頭だ。

インドの子会社は大きな上積みになりうる。インドの製鉄所は新設が続き、補修の市場も育つ。会社は 2030/03 期に ROE 8% 超を掲げ、資本コストを意識した経営に舵を切った。光通信のグループが株を手放して重しが外れ、還元の強化も期待できる。値上げが通れば、利益率は 2020/03 期の 8% 台に戻る。借金はほとんど無く、谷が来ても会社が揺らぐ心配は小さい。

慎重な見方

顧客が縮む。売上の 4 分の 1 が日本製鉄と JFE の 2 社で、両社は国内の高炉を休止し続けている。セメントの工場も減り、火力発電の補修は脱炭素で消える。補修の頻度が上がっても、工場そのものが無くなれば需要は消える。

値段の力も弱い。大手の製鉄会社は補修の費用にも厳しく、人件費と外注費の上昇を工事の値段に乗せるのに時間がかかる。会社自身が、原料と外注費の高騰で利益率が下がったと認めている。2027/03 期の会社の予想も減益で、営業利益は 4.5 億円に落ちる見込みだ。

ROE は 5〜6% で、会社が自ら見積もった資本コストの 10% 近くに遠い。目標の 8% に届いても、まだ資本コストの下だ。インドの子会社は始まったばかりで、現地の業者は安い。耐摩耗の部材では、セラミックスや超硬の新しい素材が溶接の代わりになる場面も増えている。光通信のグループが株を手放したのも、この会社の伸びに見切りをつけた表れかもしれない。

どちらに重みを置いたか

両者の言い分は拮抗するが、慎重な見方がやや強い。補修の外注が増える流れは本物だが、顧客の国内の製鉄所が減る力のほうが確かだ。確率は中立に厚く、やや楽観にも 2 割強を置いた。強気の見方が言う技術の堀は認めつつ、ROE が資本コストを超える筋書きは楽観だけに残した。悲観の側は、高炉の休止の速さを見て 3 割を置いた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 4,407 円70 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,026 円16 億円)。 今の値に割り戻すと 2,796 円44 億円、今との差 +7.6%、 期待の年率 +7.7%(資本コスト 7.8%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 9,707 円154 億円 1,389 円22 億円 +326.9% +15.6% 888 円14 億円
やや楽観 22% 6,842 円108 億円 1,262 円20 億円 +211.8% +12.0% 1,783 円28 億円
中立 40% 4,633 円73 億円 1,136 円18 億円 +122.0% +8.3% 2,308 円37 億円
やや悲観 20% 1,138 円18 億円 757 円12 億円 −27.1% −3.1% 379 円6 億円
悲観 10% 442 円7 億円 316 円5 億円 −70.9% −11.6% 76 円1 億円
加重平均100% 4,407 円70 億円1,026 円16 億円 +109.0% +7.7% 5,433 円86 億円

今の株価時価総額 2,599 円41 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 8% 熟練の溶接を外に任せる流れを取り切る 利益 11 億円 · PER 13.4 倍 · 株価時価総額 9,707 円154 億円

製鉄所とセメント工場では、ベテランの溶接工の引退が続き、ロールや粉砕機の補修を自前で回せなくなる。特殊電極は肉盛溶接の工事を丸ごと請け負い、国内の高炉の休止で減る数量を外注の広がりで上回る。新しく作ったインドの子会社は、伸びるインドの製鉄所の補修を取り、タイと中国の拠点も育つ。溶接材料とトッププレートは国内外で数量が 3 割増える。営業利益は 15 億円近くになり、ROE は会社の目標の 8% に届く。資本コストとほぼ並ぶ水準で、帳簿の自己資本に近い値が付いてよい会社になる。配当も DOE 2% のまま膨らみ、株主の取り分は利益に沿って増える。

  • 工事施工(肉盛溶接):数量 4,676(工事の件数(件・年、推定))× 価格 0.03(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 129 億円・営業利益 19 億円。4,676 件 × 0.0276 億円、利益率 15%
  • 溶接材料・装置・その他:数量 2,730(受注の件数(件・年、推定。材料は出荷の口数))× 価格 0.02(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 52 億円・営業利益 6 億円。2,730 件 × 0.0189 億円、利益率 12%

倍率:事業の純利益 11 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.4% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.4 倍。全体の PER 13.44 倍、時価総額 154 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:製鉄所やセメント工場が熟練の溶接工を自前で抱えられなくなり、外注が一気に広がる筋書き。工事の利益率 15% は過去の山に近く、低く置いた。

やや楽観 22% 値上げが通り、資本効率の目標に近づく 利益 8 億円 · PER 12.9 倍 · 株価時価総額 6,842 円108 億円

国内の鉄鋼の生産は少しずつ減るが、設備の老朽化で補修の工事はむしろ増える。特殊電極は人件費と外注費の上昇を工事の値段に乗せ、利益率を取り戻す。溶接材料と環境の装置は、自動車のダイカストの部品や AGV の搬送ラインで数量を伸ばす。インドの子会社は小さく黒字になる。営業利益は 11 億円ほどで、ROE は 6〜7% と会社の目標の 8% に近づくが、届き切らない。配当は DOE 2% に沿って増え、手元の現金も少しずつ厚くなる。資本コストとの差はまだ残るが、10 年前より確かに縮む。株の値打ちは、利益の伸びに沿って素直に上がる。

  • 工事施工(肉盛溶接):数量 4,188(工事の件数(件・年、推定))× 価格 0.03(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 114 億円・営業利益 17 億円。4,188 件 × 0.0272 億円、利益率 14.5%
  • 溶接材料・装置・その他:数量 2,415(受注の件数(件・年、推定。材料は出荷の口数))× 価格 0.02(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 45 億円・営業利益 5 億円。2,415 件 × 0.0188 億円、利益率 11%

倍率:事業の純利益 8 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.8% が k 7.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.9 倍。全体の PER 12.9 倍、時価総額 108 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2020/03 期と 2023/03 期に営業利益率 8.3% を出した実績があり、外注費と人件費の値上げが通れば届く範囲。

中立 40% 鉄鋼の縮みを補修の需要で埋める 利益 6 億円 · PER 12.9 倍 · 株価時価総額 4,633 円73 億円

国内の高炉と電炉は設備を集約し、工場の数は減る。だが残った設備は古くなり、ロールやシュートの補修の頻度は上がる。特殊電極の工事の件数は 10 年で 5% ほど減るにとどまり、値段は物価並みに上がる。工事の利益率は 13.5% と今より少し下がり、本社の人件費も物価で膨らむ。営業利益は 7 億円ほどで、ROE は 5% 前後だ。配当は DOE 2% で着実に増えるが、資本コストには届かない。インドの子会社は小さく育つが、全社の利益を動かすほどではない。技術は残り、会社も残るが、株主の取り分の伸びは物価をわずかに上回る程度だ。

  • 工事施工(肉盛溶接):数量 3,863(工事の件数(件・年、推定))× 価格 0.03(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 104 億円・営業利益 14 億円。3,863 件 × 0.0268 億円(物価並み)、利益率 13.5%
  • 溶接材料・装置・その他:数量 2,100(受注の件数(件・年、推定。材料は出荷の口数))× 価格 0.02(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 39 億円・営業利益 4 億円。2,100 件 × 0.0186 億円、利益率 10%

倍率:事業の純利益 6 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.1% が k 7.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.9 倍。全体の PER 12.9 倍、時価総額 73 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:国内の粗鋼生産が 10 年で 1〜2 割縮むという鉄鋼の前提に、外注の広がりとインドの小さな上積みを合わせた中心の筋書き。

やや悲観 20% 高炉の休止が重なり、工事が細る 利益 2 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 1,138 円18 億円

国内の高炉の休止が想定より速く進み、日本製鉄と JFE スチールの補修の発注が 2 割減る。セメントの工場も統廃合が続く。人件費と外注費の上昇を値段に乗せきれず、工事の利益率は 12% に下がる。本社の費用は減らせず、全社の営業利益は 2.5 億円ほどに沈む。配当は DOE を守るが、利益を上回る年も出る。インドの子会社は赤字を抜けられない。会社が掲げた ROE 8% の目標は遠のき、資本の効率は 2% 前後に沈む。株の値打ちは、細い稼ぐ力と手元の現金に支えられる形になる。光通信が去った後の株主も、還元の強化を強くは求めない。

  • 工事施工(肉盛溶接):数量 3,253(工事の件数(件・年、推定))× 価格 0.03(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 85 億円・営業利益 10 億円。3,253 件 × 0.026 億円、利益率 12%
  • 溶接材料・装置・その他:数量 1,800(受注の件数(件・年、推定。材料は出荷の口数))× 価格 0.02(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 33 億円・営業利益 3 億円。1,800 件 × 0.0181 億円、利益率 8%

倍率:ROE 2% 前後で k を大きく下回る。価値は稼ぐ力(純利益÷k)までで、1÷k の 6.6 割の 8.0 倍。床の資産 7 億円をやや上回る。

確率:2013〜2014 年のように営業利益率 2% 前後の年が続く筋書き。日本製鉄と JFE の高炉休止が想定より速い場合。

悲観 10% 製鉄所の縮小と技術の置き換えで赤字に落ちる 利益 −6 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 442 円7 億円

国内の高炉は半分近くに減り、残った製鉄所も補修を海外の安い業者や自社の機械化に切り替える。耐摩耗の部材は、セラミックスや超硬の新しい素材に置き換わり、肉盛溶接の出番が減る。火力発電の補修の需要も消える。工事の件数は 3 分の 2 に縮み、本社と工場の固定費が重くのしかかる。営業損益は赤字に落ち、設備の減損で自己資本が 8 億円ほど削られる。配当は大きく減る。会社は手元の現金で持ちこたえるが、職人の集団を保つ固定費が重い。株の値打ちは、手元の現金と売れる資産の範囲まで落ちる。職人の技術は残っても、それを買う顧客がいなくなる。

  • 工事施工(肉盛溶接):数量 2,643(工事の件数(件・年、推定))× 価格 0.03(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 66 億円・営業利益 4 億円。2,643 件 × 0.025 億円(物価に追いつかない)、利益率 6%
  • 溶接材料・装置・その他:数量 1,575(受注の件数(件・年、推定。材料は出荷の口数))× 価格 0.02(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 27 億円・営業利益 1 億円。1,575 件 × 0.0174 億円、利益率 2%

倍率:赤字なので PBR で今の自己資本 78 億円に掛ける。稼ぐ力は無く、価値は床の資産(純現金・政策保有株の税後・貸駐車場の土地)の 7 億円まで。

確率:国内の高炉が大きく減り、耐摩耗の部材が溶接なしの新素材や海外の安い部材に置き換わる構造的な負けの筋書き。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

工事施工(肉盛溶接)

製鉄所・セメント工場などの摩耗した部品に耐摩耗の合金を溶接で盛る補修の工事。

数量工事の件数(件・年、推定)価格1 件あたり売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 4,066 0.02 81 11
10 年後 中立 3,863 0.03 104 14

取り方:件数の開示は無い。ロール・粉砕機・シュートの補修 1 件あたりの平均を 0.02 億円と見て、売上 81.3 億円から年約 4,000 件と推定(推定)。数量は実質、物価は単価に入れる。部門の利益は本社費の前。

溶接材料・装置・その他

フラックス入りワイヤー、トッププレート、金型の冷却・加熱装置、AGV 搬送ライン、ダイカスト部品。

数量受注の件数(件・年、推定。材料は出荷の口数)価格1 件あたり売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 2,000 0.01 28 3
10 年後 中立 2,100 0.02 39 4

取り方:溶接材料 13.8 億円・環境関連装置 6.7 億円・その他 7.3 億円の合計を、平均 0.014 億円の受注が年約 2,000 件と推定(推定)。部門の利益は本社費の前。

リスクと懸念

国内の高炉の休止

売上の 4 分の 1 が日本製鉄と JFE スチールの 2 社だ。高炉の休止が想定より速ければ、補修の工事の件数が大きく減る。

人件費と外注費の上昇

工事は人の仕事で、溶接工と協力会社の費用が上がり続ける。値段に乗せるまでの間、利益率が削られる。2027/03 期の会社の予想も減益だ。

熟練の溶接工の確保

肉盛溶接の腕は一朝一夕には育たない。若い溶接工が集まらなければ、外注の広がりという追い風も取り込めない。

素材の置き換え

セラミックスや超硬の新しい耐摩耗の素材が広がれば、溶接で直す場面が減る。技術の転換の速さは読みにくい。

仕入れ先への依存

溶接材料の一部はニツコー熔材工業に、混合粉末は昭和 KDE に作ってもらっている。供給が止まれば工事と材料の両方に響く。

海外の立ち上げ

インドの子会社は始まったばかりで、現地の業者は安い。赤字が長引けば、小さな会社の利益を食う。

今後の分かれ目

工事の値上げが通り、営業利益率が 8% に戻る
やや楽観の確率を上げる。
日本製鉄か JFE が高炉の追加の休止を発表する
工事の件数の見通しを悲観の側へ寄せる。
インドの子会社が 3 年で黒字になる
海外の数量の伸びを楽観の側で見直す。
自社株買いや増配で ROE 8% の目標へ動く
資本の効率が上がる筋書きの確率を上げる。
新しい大株主が経営に関わる
資本政策の変化を見て、還元の見通しを見直す。

見ておくもの

  • 国内の粗鋼生産と高炉の休止の発表
  • 工事施工の部門の利益率
  • インドの子会社の受注
  • ROE 8% 目標の進み具合
  • 新しい大株主の顔ぶれ

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価と PBR 0.52 倍を見ずに決めた。楽観を除く筋書きで ROE は k 7.75% を下回るので、PER は 1÷k=12.1 倍を上限に ROE÷k に沿って 6.6〜9.5 割に置いた。楽観は ROE が k をわずかに上回るが、式の値 12.2 倍の 9.4 割の 11.5 倍にとどめた。会社が自ら示した PBR の目標を倍率の根拠にしていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11.5→13.44 倍・やや楽観 PER 10.8→12.9 倍・中立 PER 9.7→12.9 倍)。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% + quality 0.75%。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.25% → 7.75%。

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割安 東洋シヤッター5936 国内3番手のシャッター会社。点検の稼ぎが育ち、利益の割に値段は安い。割安と見る 本質価値との差 +81.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 三洋工業5958 天井・床の下地材で知られる堅実な建材メーカー。時価総額の半分が現金で、事業の稼ぎを考えれば今の値段はかなり安い 本質価値との差 +65.6% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三和ホールディングス5929 国内寡占・世界シェア首位の開口部メーカー、改修需要と海外M&Aの果実を乗せれば割安と出る 本質価値との差 +63.7% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ジーテクト5970 車体骨格プレス部品の中堅。中立の姿でも今の値段は割安寄りだが、ホンダ依存と重い設備投資が割り引きの理由だと筆者は見る 本質価値との差 +62.0% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 文化シヤッター5930 国内2位のシャッター専業。利益率の低い建材部門が重しで、確率で重みをつけるとやや割安 本質価値との差 +60.9% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 エイチワン5989 ホンダ向け 86% のフレーム専業。3 年連続赤字から立ち直ったが、顧客の偏りと重い投資を考えると、割安度は見かけほど大きくないと筆者は見る 本質価値との差 +60.7% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 フジマック5965 病院・給食・外食の厨房を一括で請け負う堅実な中堅。土地売却で現金が積み上がり、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +57.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日創グループ3440 パネルとデータセンター向け筐体は伸びるが、寄せ集めの事業で ROE が資本コストに届かない 本質価値との差 +56.6% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 エムケー精工5906 門型洗車機と調理家電の長野の会社。直近の利益は山で、中立でも自己資本の厚みが評価に残る 本質価値との差 +53.3% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 サンコーテクノ3435 あと施工アンカーの国内首位。利益の安定と財務の堅さに比べ、今の値段は低い 本質価値との差 +52.0% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 MIEコーポレーション3442 工場の配管をつなぐステンレスの継手の専業。値上げで利益は倍増したが、還元が細く借金もある。今の値段はほぼ適正で、わずかに安い程度 本質価値との差 +49.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 昭和鉄工5953 九州の熱の老舗が値付けを覚え、3 年で利益率は 9% に。持ち合い株を除いても今の値段は稼ぎに比べて安い 本質価値との差 +49.2% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 不二サッシ5940 ビル用サッシの老舗。利益は薄いが、値段は稼ぐ力に対して安く、借入の重さを織り込んでもやや割安 本質価値との差 +45.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 リンナイ株式会社5947 実質無借金で稼ぐ力は安定している。米国の電化と海外の伸びを織り込んでも、今の時価総額には安全域がある 本質価値との差 +42.4% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 株式会社RS Technologies3445 再生ウェーハで世界一という稼ぐ力は本物だが、中国の新品ウェーハと重い投資を差し引くと、今の値段に余裕は乏しい 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 株式会社マルゼン5982 稼ぎは堅く、現金も厚い。ただ利益率は過去最高で、今の値段に安全域は見えない 本質価値との差 +36.4% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 宮地エンジニアリンググループ3431 老朽橋の補修は長く続くが、足元は発注減で利益が半減。谷の深さと現金の厚さを踏まえると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +34.4% · 10 年 割安(年 +9.8%) やや割安 日東精工5957 小さなねじとねじ締め機の堅実な会社。伸びの前提がすでに値段に入り、ほぼ適正と見る 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ネポン7985 ハウス暖房機の老舗だが、利益率は1%前後に沈み借金も重い。立ち直れば安いが、その確度は低い 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 中西製作所5941 学校給食に強い厨房機器メーカー。実績は良いが大型投資で借入が増える局面で、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 川田テクノロジーズ3443 橋の補修需要は追い風だが、利益は山の高さにある。値段は価値を1割ほど下回るにとどまり、割安とは言い切れない 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 横河ブリッジホールディングス5911 橋の老朽化は追い風だが新設が細る。高い買い物の消化と資本効率が価値を分ける 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 トーソー5956 カーテンレール最大手で窓まわり 3 社の一角。値上げで利益は戻ったが、資本の効率は低く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 三協立山5932 サッシ大手3位。借金が重く、利益の戻りに値段が左右される。今の値段は、戻りを織り込んだほぼ妥当な水準 本質価値との差 +19.4% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 東プレ5975 プレス部品と冷凍車の二本柱。日産依存と薄い利益率を考えると、本質価値は今の値段をやや下回ると筆者は見る 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 山王3441 AI 配線の追い風で稼ぎは跳ねたが、コネクタ大手の下請けという立場は変わらず、今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 岡部5959 国内の建設需要が細る中、米国の伸びが穴を埋める。だが資本効率が資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ケー・エフ・シー3420 あと施工アンカーとトンネル資材の老舗。利益率は昔の半分まで落ちた。純現金と補修需要が支え、今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 カネソウ5979 溝ぶたと建築金物の三重の老舗。預金が時価総額を超えるが創業家の下で眠り、今年の株価の倍増で10年ではやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 アルインコ5933 足場の新製品で稼ぐ堅実な会社。ただ、赤字の2事業が足を引き、利益の回復を見込んでも本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +12.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 トーカロ3433 半導体装置の消耗部品に皮膜を付ける隠れた寡占企業。稼ぐ力は本物だが、今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 株式会社J-MAX3422 ホンダ系プレス部品。売上の半分が中国と日本のホンダ向けで、借金が重い。中国の電池・新興メーカー向けが伸びても、ホンダの縮みと金利で、今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 アトムリビンテック3426 扉と収納の金物を企画するファブレスの老舗。金融資産は時価総額を上回るが、本業の稼ぎは細く、戻り方も弱い。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) 適正 東京製綱5981 国内ワイヤロープの老舗は今期が過去最高益だが、資本効率は低く、今の値段にやや先走り感がある 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 兼房5984 丸鋸と木工刃物の専業。資産は厚いが稼ぐ力は資本コストに届かず、値段は資産と稼ぎの間にある 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アルファ3434 薄利の自動車部品と、縮む国内の住宅錠。自己資本の厚さが救いだが、稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 株式会社ファインシンター5994 自動車の駆動系に入る焼結部品の会社。電動化で縮む本業と重い借金のなか、利益は薄く、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 協立エアテック5997 ビルの防火ダンパーと住宅の全館空調の部品。堅実だが稼ぎは資本コストに届かず、現金も戻らない 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 駒井ハルテック5915 資産は厚いが稼ぐ力が薄い。橋と鉄骨は物価並みで、風車タワーの当たり外れが価値を分ける 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ダイニチ工業5951 石油ファンヒーターと加湿器の国内首位。事業は堅いが時価総額と同規模の現金・有価証券が眠り、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 那須電機鉄工5922 送電鉄塔の需要は堅いが、今の利益は山。ためた資金の使い方が評価を決める 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 天龍製鋸5945 チップソー専業で無借金。事業の稼ぐ力は資本コストに届かず、現金と持ち合い株が値を支える会社 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 KTC5966 整備工具の国産ブランドnepros を持つが、利益率は9%どまり。立て直しの計画を割り引くと、値段はやや高い 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 サンコール5985 稼ぎ頭は光通信コネクタに移ったが、高い利益率の持続を織り込みすぎ。10年の価値は今の時価総額を下回ると筆者は見る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 株式会社長府製作所5946 利益は小さく、資産は大きい。会社がその資産を株主に返すかどうかで、値打ちが決まる 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 中国工業5974 国内のLPガス容器の 3 本に 1 本を作るが、市場は細り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 立川ブラインド工業7989 窓まわり国内最大手。純現金は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年で見ると割高に寄る 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +4.8%) 適正 エスイー3423 インフラ補修の追い風はあるが、研究開発の費用が利益を食う。10年の稼ぎは今の値段を下回る 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ロブテックス5969 エビ印のプライヤとリベットの工具で知られる老舗。名前は残るが利益率は 3% に落ち、資本コストに届く道は細い 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) やや割高 川岸工業5921 スカイツリーや国立競技場にも関わった鉄骨の名門。ただし利益は山を越え、帳簿の厚さほど稼ぐ力はないため、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 瀧上工業5918 橋と鉄骨の本業は薄利。価値の中心は持ち合い株だが、少数株主に届く道は細い 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 パイオラックス5988 自動車の小物部品と医療機器の会社。資本は厚いが稼ぐ力が追いつかず、今の値段は割高寄りと筆者は見る 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイケン5900 引戸の金物や自転車置場を作る大阪の老舗。現金と投資株で時価総額に迫るが、本業の利益は薄く資本に見合わない。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 三ツ知3439 自動車用の特注ファスナーの専業。シートの部品は電気自動車でも要るが、値下げ要請で薄利が続き、資本効率は資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 トーアミ5973 溶接金網の老舗が型枠工事の買収で事業を広げる。帳簿は時価総額の3倍あるが、稼ぎは資本コストの3分の1にとどまり割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 モリテック スチール5986 エンジン部品向けの特殊帯鋼を売る商社。電動化で主力の需要が細り、稼ぐ力は資本に見合わず割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 株式会社SUMCO3436 AI向け300mm先端ウエハーへの転換は本物だが、成熟品の重荷と資本の重さを踏まえると今の値段はすでに回復の先を映す 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大谷工業5939 電柱と通信線の金物を作る富山の老舗。配電網の更新で底堅いが、利益をため込む同族経営で資本の稼ぎが薄く割高 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 コロナ5909 事業の稼ぐ力は細く、厚い金融資産も少数株主には動かせない。割高と見る 本質価値との差 −23.8% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 東洋製罐グループホールディングス株式会社5901 縮減と増配で株主還元は厚くなるが、ROEは資本コストに届かず本質価値は今の株価より低い 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 稲葉製作所3421 国内首位の物置と自己資本の4割近い現金を持つが、利益率は薄く資本効率は低い。現金を価値に足してもなお今の値段は割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社ノーリツ5943 給湯器で国内2位の寡占だが、稼ぐ力はリンナイの6分の1。利益が戻っても、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ネツレン5976 高周波熱処理と高強度鋼線の老舗。国内シェアは高いが儲けが薄く、稼ぐ力に比べて今の値段は割高 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 共和工業所5971 建設機械用ボルトの国内トップ。現金は厚いが戻らず、利益は薄い。値段には余裕がなく割高と見る 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 日本発條5991 懸架ばねとHDDサスペンションの二本柱、AI需要は本物だが北米再建待ちで今の株価は割高寄りと筆者はみる 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アドバネクス5998 医療と航空機のばねで稼ぎ頭を育てつつあるが、自動車と海外工場の重荷が残る。今の値段は先を行く 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 アルメタックス5928 積水ハウスに売上の半分を頼るサッシの系列メーカー。本業はほぼ稼がず、現金と持ち合い株は厚いが株主には届きにくい 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 株式会社LIXIL5938 稼ぐ力は戻りつつあるが、借金と金利が利益を食う。今の値段は回復をかなり先取りしている 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 イワブチ5983 電柱まわりの金具を作る小さな高自己資本の会社。直近の高い利益率は続きにくく、10年で見れば今の値段は割高と筆者は考える 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ホッカンホールディングス5902 缶・PET容器と飲料の受託充填の会社。借金が重く、稼ぐ力が資本コストに届かないため、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 −37.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 日本フイルコン5942 製紙用の網を作る老舗。国内の縮小が続くなか、賃貸が利益を支えるが、10年の価値は今の時価総額を4割ほど下回る 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 テクノフレックス3449 半導体向けの真空配管と継手で利益が急伸。ただし今の利益は工事の山にあり、10 年で見ると割高と筆者は見る 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 高田機工5923 老朽橋の更新という追い風はあるが、工場が埋まらず稼ぐ力は細い。配当の下限が支えでも、今の値段は高い 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アマテイ5952 国産の釘と自動車向けの特殊ねじを作る小さな老舗。利益は安定してきたが、資本コストに届かない稼ぎと借入の重さで、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 スーパーツール5990 吊クランプと作業工具の老舗。土地は厚いが事業の稼ぎは資本コストに遠く、新工場の成果待ちで割高 本質価値との差 −53.2% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 オーネックス5987 金属を焼いて硬くする請負の会社が、突然AIデータセンターへ。本業は細く、株主の取り分も揺らぐ。今の値段は高い 本質価値との差 −53.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 中央発條5992 トヨタ系のばね専業。薄利と繰り返す工場事故が重く、今の値段は計画の達成を先取りしていると筆者は見る 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 日本製罐5905 18リットル缶と美術缶の専業。市場は縮み、2期続けて営業赤字。賃貸の利益が支えだが、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ワイズホールディングス5955 自動車・家電向けのねじとばねが主力。純現金は厚いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −65.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ジェイテックコーポレーション3446 X線ミラーで世界の放射光施設に納める希少な技術企業。ただし利益は山谷が激しく、いまの値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −70.8% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 日本パワーファスニング5950 建築用のねじとアンカーの専業。積水ハウスに売上の4分の1を頼り、利益はほぼ出ない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −81.3% · 10 年 割高(年 −8.4%) 割高 テクニスコ2962 放熱部品の小型メーカー。2 期の大赤字から黒字目前だが、借金が重く、AI 期待が先行。利益で測った本質価値は今の時価総額の 1 割に満たず割高 本質価値との差 −90.5% · 10 年 割高(年 −13.5%)

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読んだ資料

  1. 特殊電極 有価証券報告書 2026/03 期(EDINET DB)
  2. 光通信の保有割合が 5% 未満に減少(松井証券)

分析日 2026-10-20