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トーアミ 5973

溶接金網の老舗が型枠工事の買収で事業を広げる。帳簿は時価総額の3倍あるが、稼ぎは資本コストの3分の1にとどまり割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)482 円27 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)608 円34 億円差 −20.7%
10 年後から見ると やや割高 価値 482 円27 億円 · 差 −20.7% · 期待の年率 +4.9%
期待の年率リターン(10 年)+4.9%資本コスト比 −3.6 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

トーアミは、コンクリートの中に入れる溶接金網と鉄筋の加工品を作り、型枠の工事も請け負う大阪の会社だ。売上は184億円あるが、純利益は2億円に届かない。

筆者の結論は割高だ。自己資本は110億円と時価総額の3倍あり、一見すると安い。しかしROEは過去10年の中央値で1%強しかない。資本コストに遠く届かない稼ぎに、帳簿どおりの値段は付かない。

本業の溶接金網は、線材を仕入れて加工する汎用品だ。鋼材の値段と建設の数量に振り回され、利益は売上の1〜3%しか残らない。会社は型枠工事の会社を次々と買い、職人を抱える工事の側に重心を移しつつある。人手不足の時代に職人を持つことは強みだが、利益率はまだ低い。

借入は41億円あり、金利が上がれば利払いが利益を削る。10年後の中立の時価総額は30億円台とみる。土地と政策保有株の厚さを価値に数えたい人には安く見えるが、筆者は稼ぐ力にしか安全域を見ない。今期の増益見通しが2期続くかどうかが、最初の試金石になる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、帳簿の厚さに惑わされてはいけない会社だ。

自己資本110億円のうち43億円は工場の土地で、事業を続ける限り現金にならない。政策保有株は取引の関係を保つためのもので、売る方針は無い。株主にとっての価値は、事業が毎年いくら稼ぐかで決まる。

その稼ぎが年2億円前後だ。資本コストを9%近くとすると、その値打ちは20億円台にとどまる。オーナー利益、つまり設備の維持に要る投資を引いた自由な現金は、溶接機の更新と買収でさらに細る。

10年後も事業は残る。建物にはコンクリートが要り、コンクリートには金網が要る。ただ汎用品で値決めの力が無く、鋼材の相場に利益を左右される。型枠工事の買収は筋が良いが、利益率はまだ低い。

筆者は、この会社を持ち続けたいとは思わない。安全域は土地の厚さではなく稼ぐ力で測るべきで、その目で見ると今の値段に余裕は無い。

何で稼ぐ会社か

トーアミは1950年代に溶接金網の製造から始まった。事業は土木建築用資材と土木・建築工事の2つに分かれる。

土木建築用資材は売上の4分の3を占める。中身は棒線加工品、つまり溶接金網と鉄筋の加工品だ。溶接金網は細い鉄線を格子に溶接したもので、建物の床や壁、道路、コンクリートの二次製品の中に入れて強度を出す。メッシュフェンスや、イノシシやシカを防ぐ獣害用の金網も作る。2026年3月期は売上140億円、セグメント利益5.9億円だった。大型の建築の着工が延びて出荷は減ったが、製品ごとの値ざやを確保して利益は増えた。

土木・建築工事は売上の4分の1だ。型枠大工の工事を柱に、コンクリート工事、造成、舗装、外構を手がける。2025年にエアード、2026年にアラキヂ工務店を買い、売上は47億円と2割強伸びた。利益は1.2億円である。

2026年10月には、主要な仕入先の1つで建設資材の販売と工事を営むテクノを9.5億円で買った。ベトナムには持分50%の合弁会社がある。連結の従業員は406人だ。

資材と工事の2つを持つことで、金網を納めた現場の型枠まで請け負える。これが会社の描く姿である。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねできない強みは薄い。

溶接金網は線材を仕入れて溶接するだけの汎用品で、技術の差は小さい。競合は全国に中小のメーカーが多く、鋼材の商社も扱う。値段は主材料の線材の相場で決まり、転嫁が遅れると利益はすぐ消える。過去12年で営業赤字が4期あったことが、その弱さを物語る。

強みを挙げるなら、全国の工場網と、工事の会社を抱えて材料から施工までを一括で請け負える点だ。型枠大工は人手不足が深刻で、職人を持つ会社に仕事が集まる。買収で職人を増やす戦略は筋が通っている。

資本効率は低い。ROE、つまり自己資本に対する純利益の割合は、過去10年の中央値で1%強だ。資本コストの9%近くに遠い。自己資本の4割近くは工場の土地で、事業を続ける限り現金にならない。借入は41億円あり、短期の借入が大半を占める。中期経営計画は数値の目標を持たず、資本効率を上げる道筋は見えない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

溶接金網の需要は、国内の建設の量で決まる。

建設の数量は長い目で細る。人口が減り、住宅の着工は年80万戸を割り込んだ。公共の土木は老朽化した橋やトンネルの更新で底堅いが、新設は増えない。首都圏の再開発や物流倉庫、データセンターの計画は多いものの、人手不足と時間外労働の上限規制で工期は延び、着工が後ろへずれている。筆者は、溶接金網の数量は10年で1割近く減るとみる。

伸びる隙間もある。獣害用の金網は、シカやイノシシの被害が広がる地方で需要が増えている。コンクリートの二次製品の工場化も、金網の使用を後押しする。

値段は鋼材の相場で動く。中国の過剰生産で鋼材は物価ほどは上がらず、金網の単価も物価をやや下回って上がるとみる。

工事の側は事情が違う。型枠大工は高齢化で減り続け、職人の単価は物価を上回って上がる。工事を請け負う力を持つ会社ほど、値段を通しやすくなる。トーアミが工事の会社を買い進めるのは、この流れに乗るためだ。

同じ考えの会社は多く、型枠の会社の買収は値段が上がりつつある。高く買えば、職人を得ても資本の稼ぎは上がらない。

資本政策と M&A

還元は配当が中心だ。2026年3月期は配当を前期より増やし、配当総額は1億円弱だった。利益の半分以上を配っている。2023年と2026年には自社株買いもした。ただ方針は「安定配当」で、配当性向の目標は無い。

使い道の中心は買収だ。2025年から2026年にかけて、エアード、アラキヂ工務店、テクノと工事と資材販売の会社を3社買った。テクノの取得額は9.5億円である。

政策保有株は上場44銘柄で4億円強ある。阪和興業や小野建など鋼材の商社が中心で、取引の関係を保つための持ち合いだ。2019年には伊藤忠丸紅住商テクノスチールが株を買い集めた。鋼材の商社との関係は深く、再編の受け皿になる可能性は残る。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

帳簿を見れば安さは明らかだ。自己資本は時価総額の3倍あり、工場の土地だけで43億円ある。古くから持つ土地で、時価は簿価を上回る可能性が高い。政策保有株も4億円強ある。

利益も底を打った。2026年3月期は値ざやの確保で資材の利益が8割近く増え、会社は今期の営業利益を6億円と、前期の3倍近くに見込む。買収した工事の会社が通年で効き、テクノの資材販売も加わる。

型枠大工の不足は、職人を抱える会社にとって追い風だ。工事の単価は上がり続け、人を持つ会社が仕事を選べる。資材と工事を一括で請け負える会社は少なく、ゼネコンにとって頼れる相手になる。

獣害用の金網も伸びている。地方のシカとイノシシの被害は増える一方で、自治体の予算も付く。配当は増え、自社株買いも続ける。鋼材の商社が株主に入っており、再編の受け皿になれば、帳簿の価値が表に出る。

利益が今期の見通しの水準に戻るだけで、ROEは3%を超える。帳簿の3分の1の値段は、その回復を織り込んでいない。

慎重な見方

帳簿の厚さは株主の手に届かない。土地は工場の敷地で、事業を続ける限り売れない。政策保有株は取引の関係を保つ持ち合いで、売る方針も無い。

稼ぎは長く弱い。過去12年で営業赤字が4期あり、ROEの中央値は1%強だ。資本コストの9%近くに遠く及ばない会社が利益をため込んでも、価値は増えない。

溶接金網は汎用品だ。値段は線材の相場で決まり、転嫁が遅れれば利益は消える。建設の数量は人口とともに細り、大型の着工は人手不足で延び続ける。

借入は41億円あり、大半が短期だ。金利が上がれば利払いは年1億円近く増え、今の純利益の半分を削る。買収は続くが、工事の会社の利益率は3%に届かない。買えば買うほど売上は増えるが、資本の稼ぎは上がらない。中期経営計画に数値の目標が無いことも、資本効率への意識の薄さを示している。

今期の増益の見通しも、過去に何度も外れてきた。2025年3月期は営業赤字だった。1期の回復で稼ぐ力が変わったと見るのは早い。

どちらに重みを置いたか

強いのは慎重な見方だ。土地と政策保有株の厚さは、株主の手に届く価値ではない。溶接金網は汎用品で、稼ぎは資本コストに遠い。型枠工事の買収は筋が良いが、利益率を上げるにはまだ時間がかかる。

確率は中立を厚くし、悲観側を楽観側より厚く置いた。今期の増益見通しが2期続き、ROEが5%に届けば、見方を改める。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 768 円43 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 214 円12 億円)。 今の値に割り戻すと 482 円27 億円、今との差 −20.7%、 期待の年率 +4.9%(資本コスト 8.5%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 5% 2,376 円134 億円 443 円25 億円 +363.6% +16.6% 141 円8 億円
やや楽観 17% 1,501 円85 億円 319 円18 億円 +199.3% +11.6% 309 円17 億円
中立 43% 780 円44 億円 230 円13 億円 +66.1% +5.2% 434 円25 億円
やや悲観 23% 229 円13 億円 142 円8 億円 −39.1% −4.8% 85 円5 億円
悲観 12% 49 円3 億円 53 円3 億円 −83.2% −16.3% 12 円1 億円
加重平均100% 768 円43 億円214 円12 億円 +61.5% +4.9% 982 円55 億円

今の株価時価総額 608 円34 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 5% 職人を抱える一括請負が強みになり、利益率が戻る 利益 11 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 2,376 円134 億円

型枠大工の不足が極まり、職人を抱える会社に仕事が集まる。トーアミは資材から施工までを一括で請け負い、工事の数量は買収込みで1.5倍になる。単価は物価を上回る1.5倍で、利益率は6%だ。

資材は獣害用の金網とコンクリートの二次製品向けが伸び、数量は1.05倍。値ざやを確保し、利益率は7.5%と2000年代の水準に近づく。

全社費は6.1億円に増えるが、売上の伸びが吸収する。営業利益は15億円、純利益は11億円台になる。

配当と自社株買いを増やし、10年の還元は25億円。それでもROEは7%台で、資本コストには届かない。

  • 土木建築用資材(溶接金網・鉄筋加工品・フェンス):数量 86,400(出荷重量(トン))× 価格 23(1トンあたりの単価(万円))→ 売上 197 億円・営業利益 15 億円。営業利益率 7.5%
  • 土木・建築工事(型枠工事・コンクリート・造成):数量 1,397(型枠の施工面積(千平方メートル))× 価格 0.75(1平方メートルあたりの単価(万円))→ 売上 105 億円・営業利益 6 億円。営業利益率 6.0%

倍率:事業の純利益 11 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.3% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 134 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:資材の値ざやの改善、工事の買収の成功、建設の数量の回復が揃う必要がある。過去12年で営業利益率が4%に届いた年は無く、5%とした。

やや楽観 17% 買収の工事が効き、今期の増益が続く 利益 7 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 1,501 円85 億円

工事の会社の買収が続き、工事の数量は1.4倍になる。職人の単価は物価を少し上回り、利益率は5.5%に上がる。

資材の数量は建設の細りと獣害用の伸びが相殺し、0.98倍。単価は鋼材の相場に沿って1.29倍、利益率は6%だ。

全社費は6.2億円に膨らむ。営業利益は9.7億円、純利益は7億円強になる。借入の利払いは増えるが、利益の伸びで吸収できる。

配当を利益に合わせて増やし、10年の還元は18億円。自己資本は143億円に増え、ROEは5%だ。資本コストにはなお遠い。事業は良くなっても、厚い自己資本が分母にある限り、資本の稼ぎは大きく上がらない。

  • 土木建築用資材(溶接金網・鉄筋加工品・フェンス):数量 80,600(出荷重量(トン))× 価格 22(1トンあたりの単価(万円))→ 売上 177 億円・営業利益 11 億円。営業利益率 6.0%
  • 土木・建築工事(型枠工事・コンクリート・造成):数量 1,303(型枠の施工面積(千平方メートル))× 価格 0.74(1平方メートルあたりの単価(万円))→ 売上 96 億円・営業利益 5 億円。営業利益率 5.5%

倍率:事業の純利益 7 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.0% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 85 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社は今期の営業利益を前期の3倍近くと見込み、買収した会社が通年で効く。値ざやの確保も2026年3月期に実績がある。

中立 43% 金網は細り、工事が補って名目で少し伸びる 利益 4 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 780 円44 億円

溶接金網の数量は建設の細りで0.92倍になる。単価は鋼材が物価ほど上がらず1.25倍、利益率は値ざやの確保で5%とする。

工事は買収した会社が通年で効き、数量は1.25倍だ。職人の単価は物価を上回って1.45倍になるが、利益率は4.5%にとどまる。

既存の工場の償却は取得時の値段のまま増えず、溶接機の更新の分だけ年1億円ほど新しい値段の償却が足される。全社費は物価で6.3億円に膨らむ。営業利益は5.5億円、純利益は3.7億円になる。借入の借り換えで利払いは年1億円近く増える。

配当は今の水準から少しずつ増やし、10年の還元は13億円。自己資本は128億円、ROEは3%弱だ。

  • 土木建築用資材(溶接金網・鉄筋加工品・フェンス):数量 75,700(出荷重量(トン))× 価格 21(1トンあたりの単価(万円))→ 売上 161 億円・営業利益 8 億円。営業利益率 5.0%
  • 土木・建築工事(型枠工事・コンクリート・造成):数量 1,164(型枠の施工面積(千平方メートル))× 価格 0.73(1平方メートルあたりの単価(万円))→ 売上 84 億円・営業利益 4 億円。営業利益率 4.5%

倍率:事業の純利益 4 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 2.9% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 44 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:建設の数量の細りと工事の買収が相殺し、利益率は過去12年の山を超えない。会社の今期の見通しに近い稼ぎが名目で続く、もっとも自然な姿。

やや悲観 23% 鋼材の転嫁が遅れ、赤字に戻る 利益 −2 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 229 円13 億円

線材の値上げが続く一方、大型の着工は延び続け、金網の値上げが通らない。資材の数量は0.8倍、単価は1.18倍にとどまり、利益率は2.5%に落ちる。

工事は職人の確保に苦しみ、買収の効果も薄れる。数量は1.05倍、利益率は2%だ。

全社費6.4億円を賄えず、営業損失が続く。借入の利払いが重なり、純損失は2億円近い。

配当は減らし、10年の還元は8億円。稼ぐ力の床は無い。残るのは土地と政策保有株だが、売るかどうかは経営が決める。赤字の穴埋めで借入は少しずつ増え、純負債は25億円に膨らむ。帳簿の厚さが、少数株主の手に届かない筋書きだ。

  • 土木建築用資材(溶接金網・鉄筋加工品・フェンス):数量 65,800(出荷重量(トン))× 価格 20(1トンあたりの単価(万円))→ 売上 132 億円・営業利益 3 億円。営業利益率 2.5%
  • 土木・建築工事(型枠工事・コンクリート・造成):数量 978(型枠の施工面積(千平方メートル))× 価格 0.68(1平方メートルあたりの単価(万円))→ 売上 67 億円・営業利益 1 億円。営業利益率 2.0%

倍率:赤字で稼ぐ力の床は無い。土地と政策保有株の税後から純負債を引き、戻り方0.5を掛けた床(約12.9億円)を、今の自己資本110億円の約0.12倍で置いた。(2026-10-22 の式の直しで機械で置き直し、今は PBR 0.117 倍・時価総額 13 億円。上の倍率は置き直す前の値)

確率:過去12年で営業赤字が4期あり、線材の値上げの転嫁の遅れは繰り返し起きている。建設の着工の遅れも常態化している。

悲観 12% 汎用品の値崩れと借入の重さで、赤字が続く 利益 −7 億円 · PBR 0.0 倍 · 株価時価総額 49 円3 億円

人口減少で建設の数量が縮み、商社は安い海外の金網を扱う。資材の数量は0.65倍、単価は1.09倍しか上がらず、利益は出ない。

工事は職人が集まらず、買収した会社の稼ぎも消える。数量は0.9倍で、利益は無い。

全社費を賄えず、営業損失が年6億円近く続く。配当は止まり、10年の還元は3億円にとどまる。

赤字の穴埋めで借入は膨らみ、純負債は45億円に達する。土地と政策保有株を足しても、借入を引くと残りはわずかだ。工場を畳んで土地を売れば借入は返せるが、それを決めるのは経営と銀行で、少数株主ではない。ベトナムの合弁も稼ぎを生まず、会社は縮みながら続く。

  • 土木建築用資材(溶接金網・鉄筋加工品・フェンス):数量 53,500(出荷重量(トン))× 価格 19(1トンあたりの単価(万円))→ 売上 99 億円・営業利益 0 億円。営業利益率 0.0%
  • 土木・建築工事(型枠工事・コンクリート・造成):数量 838(型枠の施工面積(千平方メートル))× 価格 0.64(1平方メートルあたりの単価(万円))→ 売上 54 億円・営業利益 0 億円。営業利益率 0.0%

倍率:赤字で稼ぐ力の床は無い。土地と政策保有株の税後から膨らんだ純負債を引き、戻り方0.5を掛けた床(約2.5億円)の近くで、今の自己資本の0.025倍に置いた。

確率:建設の数量の縮小、海外品や商社の自社調達、金利の上昇が重なる構造的な負け。コンクリートの補強材は残るので1割強にとどめた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

土木建築用資材(溶接金網・鉄筋加工品・フェンス)

線材を格子に溶接した溶接金網、鉄筋の加工品、メッシュフェンス、獣害用の金網。建設会社・コンクリート二次製品メーカー・商社に売る。

数量出荷重量(トン)価格1トンあたりの単価(万円)売上営業利益
今 2026/03 82,300 17 140 6
10 年後 中立 75,700 21 161 8

取り方:2026年3月期の土木建築用資材の売上139.85億円・セグメント利益5.85億円(短信)。重量の開示は無く、線材の加工品として1トン17万円と置いて約8.2万トンと推定。

土木・建築工事(型枠工事・コンクリート・造成)

型枠大工の工事を柱に、コンクリート工事、造成、舗装、外構。子会社の渡部建設・中條工務店・エアード・アラキヂ工務店などが担う。

数量型枠の施工面積(千平方メートル)価格1平方メートルあたりの単価(万円)売上営業利益
今 2026/03 931 0.50 47 1
10 年後 中立 1,164 0.73 84 4

取り方:2026年3月期の土木・建築工事の売上46.54億円・セグメント利益1.19億円(短信)。面積の開示は無く、型枠と附帯工事を1平方メートル5千円に均して約93万平方メートルと推定。

リスクと懸念

鋼材の相場と転嫁の遅れ

主材料の線材の値段が上がると、溶接金網の値上げが追いつくまで利益が消える。過去12年で営業赤字が4期あり、その多くが転嫁の遅れによるものだ。

建設の数量の縮小

住宅の着工は細り、大型の建築は人手不足と時間外労働の規制で工期が延びる。溶接金網の出荷量は長い目で減っていく。

借入と金利

借入は41億円で大半が短期だ。金利が上がれば利払いは年1億円近く増え、今の純利益の半分を削る。

買収の採算

エアード、アラキヂ工務店、テクノと買収が続く。工事の会社の利益率は3%に届かず、のれんの償却と取得費が利益を圧迫する。

資本効率の低さ

ROEは過去10年の中央値で1%強だ。自己資本の4割近くが工場の土地で、中期経営計画に数値の目標も無い。帳簿の厚さが株主の価値に結びつかない。

今後の分かれ目

今期の営業利益6億円を達成し、翌期も続いたら
値ざやの確保が定着したとみて、やや楽観の確率を厚くする。
ROEや配当性向の数値目標を出したら
資本の使い方の改善とみて、中立の倍率を上限に近づける。
工場の土地や政策保有株を売る方針を数字で示したら
売却額の税後を価値に足す。
線材の値上げで資材が再び赤字になったら
やや悲観の確率を厚くする。
鋼材の商社による買収や再編の提案が出たら
その条件で価値を見直す。

見ておくもの

  • 土木建築用資材のセグメント利益率
  • 線材の価格と金網の値上げ
  • 工事の会社の買収と利益率
  • 借入の額と金利
  • 配当と自社株買い

倍率と資本コストの決め方

今の株価は見ずに、金網の重量と単価、型枠の面積と単価、全社費から10年後の利益を積んだ。どの筋書きでもROEは資本コスト8.5%を下回るため、PERは1÷k(約11.4倍)を上限に利益の質で8〜9割に置いた。悲観側は赤字で稼ぐ力の床が無く、土地と政策保有株の税後から純負債を引き、戻り方0.5を掛けた床で置いた。PBRが0.3倍と低いことは割安の根拠にしていない。償却は物価で増やさず、溶接機の更新分だけ新しい値段で足した。リースは小さく、新リース会計基準の影響は軽い。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10.3→11.76 倍・やや楽観 PER 9.7→11.76 倍・中立 PER 9.1→11.76 倍)。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

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割安 東洋シヤッター5936 国内3番手のシャッター会社。点検の稼ぎが育ち、利益の割に値段は安い。割安と見る 本質価値との差 +81.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 三洋工業5958 天井・床の下地材で知られる堅実な建材メーカー。時価総額の半分が現金で、事業の稼ぎを考えれば今の値段はかなり安い 本質価値との差 +65.6% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三和ホールディングス5929 国内寡占・世界シェア首位の開口部メーカー、改修需要と海外M&Aの果実を乗せれば割安と出る 本質価値との差 +63.7% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ジーテクト5970 車体骨格プレス部品の中堅。中立の姿でも今の値段は割安寄りだが、ホンダ依存と重い設備投資が割り引きの理由だと筆者は見る 本質価値との差 +62.0% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 文化シヤッター5930 国内2位のシャッター専業。利益率の低い建材部門が重しで、確率で重みをつけるとやや割安 本質価値との差 +60.9% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 エイチワン5989 ホンダ向け 86% のフレーム専業。3 年連続赤字から立ち直ったが、顧客の偏りと重い投資を考えると、割安度は見かけほど大きくないと筆者は見る 本質価値との差 +60.7% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 フジマック5965 病院・給食・外食の厨房を一括で請け負う堅実な中堅。土地売却で現金が積み上がり、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +57.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日創グループ3440 パネルとデータセンター向け筐体は伸びるが、寄せ集めの事業で ROE が資本コストに届かない 本質価値との差 +56.6% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 エムケー精工5906 門型洗車機と調理家電の長野の会社。直近の利益は山で、中立でも自己資本の厚みが評価に残る 本質価値との差 +53.3% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 サンコーテクノ3435 あと施工アンカーの国内首位。利益の安定と財務の堅さに比べ、今の値段は低い 本質価値との差 +52.0% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 MIEコーポレーション3442 工場の配管をつなぐステンレスの継手の専業。値上げで利益は倍増したが、還元が細く借金もある。今の値段はほぼ適正で、わずかに安い程度 本質価値との差 +49.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 昭和鉄工5953 九州の熱の老舗が値付けを覚え、3 年で利益率は 9% に。持ち合い株を除いても今の値段は稼ぎに比べて安い 本質価値との差 +49.2% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 不二サッシ5940 ビル用サッシの老舗。利益は薄いが、値段は稼ぐ力に対して安く、借入の重さを織り込んでもやや割安 本質価値との差 +45.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 リンナイ株式会社5947 実質無借金で稼ぐ力は安定している。米国の電化と海外の伸びを織り込んでも、今の時価総額には安全域がある 本質価値との差 +42.4% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 株式会社RS Technologies3445 再生ウェーハで世界一という稼ぐ力は本物だが、中国の新品ウェーハと重い投資を差し引くと、今の値段に余裕は乏しい 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 株式会社マルゼン5982 稼ぎは堅く、現金も厚い。ただ利益率は過去最高で、今の値段に安全域は見えない 本質価値との差 +36.4% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 宮地エンジニアリンググループ3431 老朽橋の補修は長く続くが、足元は発注減で利益が半減。谷の深さと現金の厚さを踏まえると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +34.4% · 10 年 割安(年 +9.8%) やや割安 日東精工5957 小さなねじとねじ締め機の堅実な会社。伸びの前提がすでに値段に入り、ほぼ適正と見る 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ネポン7985 ハウス暖房機の老舗だが、利益率は1%前後に沈み借金も重い。立ち直れば安いが、その確度は低い 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 中西製作所5941 学校給食に強い厨房機器メーカー。実績は良いが大型投資で借入が増える局面で、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 川田テクノロジーズ3443 橋の補修需要は追い風だが、利益は山の高さにある。値段は価値を1割ほど下回るにとどまり、割安とは言い切れない 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 横河ブリッジホールディングス5911 橋の老朽化は追い風だが新設が細る。高い買い物の消化と資本効率が価値を分ける 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 トーソー5956 カーテンレール最大手で窓まわり 3 社の一角。値上げで利益は戻ったが、資本の効率は低く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 三協立山5932 サッシ大手3位。借金が重く、利益の戻りに値段が左右される。今の値段は、戻りを織り込んだほぼ妥当な水準 本質価値との差 +19.4% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 東プレ5975 プレス部品と冷凍車の二本柱。日産依存と薄い利益率を考えると、本質価値は今の値段をやや下回ると筆者は見る 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 山王3441 AI 配線の追い風で稼ぎは跳ねたが、コネクタ大手の下請けという立場は変わらず、今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 岡部5959 国内の建設需要が細る中、米国の伸びが穴を埋める。だが資本効率が資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ケー・エフ・シー3420 あと施工アンカーとトンネル資材の老舗。利益率は昔の半分まで落ちた。純現金と補修需要が支え、今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 カネソウ5979 溝ぶたと建築金物の三重の老舗。預金が時価総額を超えるが創業家の下で眠り、今年の株価の倍増で10年ではやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 アルインコ5933 足場の新製品で稼ぐ堅実な会社。ただ、赤字の2事業が足を引き、利益の回復を見込んでも本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +12.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 トーカロ3433 半導体装置の消耗部品に皮膜を付ける隠れた寡占企業。稼ぐ力は本物だが、今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 株式会社J-MAX3422 ホンダ系プレス部品。売上の半分が中国と日本のホンダ向けで、借金が重い。中国の電池・新興メーカー向けが伸びても、ホンダの縮みと金利で、今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 アトムリビンテック3426 扉と収納の金物を企画するファブレスの老舗。金融資産は時価総額を上回るが、本業の稼ぎは細く、戻り方も弱い。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) 適正 東京製綱5981 国内ワイヤロープの老舗は今期が過去最高益だが、資本効率は低く、今の値段にやや先走り感がある 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 特殊電極3437 製鉄所の摩耗を溶接で直す職人集団で、技術は本物だが顧客の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 兼房5984 丸鋸と木工刃物の専業。資産は厚いが稼ぐ力は資本コストに届かず、値段は資産と稼ぎの間にある 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アルファ3434 薄利の自動車部品と、縮む国内の住宅錠。自己資本の厚さが救いだが、稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 株式会社ファインシンター5994 自動車の駆動系に入る焼結部品の会社。電動化で縮む本業と重い借金のなか、利益は薄く、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 協立エアテック5997 ビルの防火ダンパーと住宅の全館空調の部品。堅実だが稼ぎは資本コストに届かず、現金も戻らない 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 駒井ハルテック5915 資産は厚いが稼ぐ力が薄い。橋と鉄骨は物価並みで、風車タワーの当たり外れが価値を分ける 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ダイニチ工業5951 石油ファンヒーターと加湿器の国内首位。事業は堅いが時価総額と同規模の現金・有価証券が眠り、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 那須電機鉄工5922 送電鉄塔の需要は堅いが、今の利益は山。ためた資金の使い方が評価を決める 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 天龍製鋸5945 チップソー専業で無借金。事業の稼ぐ力は資本コストに届かず、現金と持ち合い株が値を支える会社 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 KTC5966 整備工具の国産ブランドnepros を持つが、利益率は9%どまり。立て直しの計画を割り引くと、値段はやや高い 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 サンコール5985 稼ぎ頭は光通信コネクタに移ったが、高い利益率の持続を織り込みすぎ。10年の価値は今の時価総額を下回ると筆者は見る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 株式会社長府製作所5946 利益は小さく、資産は大きい。会社がその資産を株主に返すかどうかで、値打ちが決まる 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 中国工業5974 国内のLPガス容器の 3 本に 1 本を作るが、市場は細り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 立川ブラインド工業7989 窓まわり国内最大手。純現金は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年で見ると割高に寄る 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +4.8%) 適正 エスイー3423 インフラ補修の追い風はあるが、研究開発の費用が利益を食う。10年の稼ぎは今の値段を下回る 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ロブテックス5969 エビ印のプライヤとリベットの工具で知られる老舗。名前は残るが利益率は 3% に落ち、資本コストに届く道は細い 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) やや割高 川岸工業5921 スカイツリーや国立競技場にも関わった鉄骨の名門。ただし利益は山を越え、帳簿の厚さほど稼ぐ力はないため、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 瀧上工業5918 橋と鉄骨の本業は薄利。価値の中心は持ち合い株だが、少数株主に届く道は細い 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 パイオラックス5988 自動車の小物部品と医療機器の会社。資本は厚いが稼ぐ力が追いつかず、今の値段は割高寄りと筆者は見る 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイケン5900 引戸の金物や自転車置場を作る大阪の老舗。現金と投資株で時価総額に迫るが、本業の利益は薄く資本に見合わない。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 三ツ知3439 自動車用の特注ファスナーの専業。シートの部品は電気自動車でも要るが、値下げ要請で薄利が続き、資本効率は資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 モリテック スチール5986 エンジン部品向けの特殊帯鋼を売る商社。電動化で主力の需要が細り、稼ぐ力は資本に見合わず割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 株式会社SUMCO3436 AI向け300mm先端ウエハーへの転換は本物だが、成熟品の重荷と資本の重さを踏まえると今の値段はすでに回復の先を映す 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大谷工業5939 電柱と通信線の金物を作る富山の老舗。配電網の更新で底堅いが、利益をため込む同族経営で資本の稼ぎが薄く割高 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 コロナ5909 事業の稼ぐ力は細く、厚い金融資産も少数株主には動かせない。割高と見る 本質価値との差 −23.8% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 東洋製罐グループホールディングス株式会社5901 縮減と増配で株主還元は厚くなるが、ROEは資本コストに届かず本質価値は今の株価より低い 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 稲葉製作所3421 国内首位の物置と自己資本の4割近い現金を持つが、利益率は薄く資本効率は低い。現金を価値に足してもなお今の値段は割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社ノーリツ5943 給湯器で国内2位の寡占だが、稼ぐ力はリンナイの6分の1。利益が戻っても、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ネツレン5976 高周波熱処理と高強度鋼線の老舗。国内シェアは高いが儲けが薄く、稼ぐ力に比べて今の値段は割高 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 共和工業所5971 建設機械用ボルトの国内トップ。現金は厚いが戻らず、利益は薄い。値段には余裕がなく割高と見る 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 日本発條5991 懸架ばねとHDDサスペンションの二本柱、AI需要は本物だが北米再建待ちで今の株価は割高寄りと筆者はみる 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アドバネクス5998 医療と航空機のばねで稼ぎ頭を育てつつあるが、自動車と海外工場の重荷が残る。今の値段は先を行く 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 アルメタックス5928 積水ハウスに売上の半分を頼るサッシの系列メーカー。本業はほぼ稼がず、現金と持ち合い株は厚いが株主には届きにくい 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 株式会社LIXIL5938 稼ぐ力は戻りつつあるが、借金と金利が利益を食う。今の値段は回復をかなり先取りしている 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 イワブチ5983 電柱まわりの金具を作る小さな高自己資本の会社。直近の高い利益率は続きにくく、10年で見れば今の値段は割高と筆者は考える 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ホッカンホールディングス5902 缶・PET容器と飲料の受託充填の会社。借金が重く、稼ぐ力が資本コストに届かないため、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 −37.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 日本フイルコン5942 製紙用の網を作る老舗。国内の縮小が続くなか、賃貸が利益を支えるが、10年の価値は今の時価総額を4割ほど下回る 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 テクノフレックス3449 半導体向けの真空配管と継手で利益が急伸。ただし今の利益は工事の山にあり、10 年で見ると割高と筆者は見る 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 高田機工5923 老朽橋の更新という追い風はあるが、工場が埋まらず稼ぐ力は細い。配当の下限が支えでも、今の値段は高い 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アマテイ5952 国産の釘と自動車向けの特殊ねじを作る小さな老舗。利益は安定してきたが、資本コストに届かない稼ぎと借入の重さで、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 スーパーツール5990 吊クランプと作業工具の老舗。土地は厚いが事業の稼ぎは資本コストに遠く、新工場の成果待ちで割高 本質価値との差 −53.2% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 オーネックス5987 金属を焼いて硬くする請負の会社が、突然AIデータセンターへ。本業は細く、株主の取り分も揺らぐ。今の値段は高い 本質価値との差 −53.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 中央発條5992 トヨタ系のばね専業。薄利と繰り返す工場事故が重く、今の値段は計画の達成を先取りしていると筆者は見る 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 日本製罐5905 18リットル缶と美術缶の専業。市場は縮み、2期続けて営業赤字。賃貸の利益が支えだが、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ワイズホールディングス5955 自動車・家電向けのねじとばねが主力。純現金は厚いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −65.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ジェイテックコーポレーション3446 X線ミラーで世界の放射光施設に納める希少な技術企業。ただし利益は山谷が激しく、いまの値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −70.8% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 日本パワーファスニング5950 建築用のねじとアンカーの専業。積水ハウスに売上の4分の1を頼り、利益はほぼ出ない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −81.3% · 10 年 割高(年 −8.4%) 割高 テクニスコ2962 放熱部品の小型メーカー。2 期の大赤字から黒字目前だが、借金が重く、AI 期待が先行。利益で測った本質価値は今の時価総額の 1 割に満たず割高 本質価値との差 −90.5% · 10 年 割高(年 −13.5%)

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  3. トーアミ、テクノを子会社化(M&A Online)

分析日 2026-10-20