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オーネックス 5987

金属を焼いて硬くする請負の会社が、突然AIデータセンターへ。本業は細く、株主の取り分も揺らぐ。今の値段は高い

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)771 円13 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,660 円27 億円差 −53.6%
10 年後から見ると 割高 価値 771 円13 億円 · 差 −53.6% · 期待の年率 +0.1%
期待の年率リターン(10 年)+0.1%資本コスト比 −8.6 pt
推定の資本コスト8.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

オーネックスは、神奈川の厚木を地盤に、金属の部品を熱で硬くする熱処理を請け負う会社だ。自動車や建設機械の歯車、軸、金型が主な仕事だ。筆者の結論は、今の値段は高いというものだ。本業の稼ぎは細く、そのうえ株主の取り分を揺るがす資本政策が動き出したからだ。

2026年6月期は営業利益3.7億円と、前の期の赤字から大きく戻した。ただ今期は2.6億円に減る見通しで、過去10年のROEの中央値は3%に届かない。電気自動車が広がれば、変速機の歯車のように熱処理を要する部品は減る。

2026年9月、会社はAIデータセンターに関わる新事業を決めた。香港の品香事業有限公司に新株と新株予約権を割り当て、全部行使されれば株数はほぼ倍になる。新株は払い込みが無く失権したが、新株予約権は残った。

本業と無関係な事業に、大きな希薄化を伴う資金を投じる計画は、安全域を削る。筆者はこの会社の10年後の価値を、今の時価総額の6割前後とみる。

本業だけなら、純現金を含めても今の値段に届かない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、地味な本業の価値を、資本政策の霧が覆っている会社だ。

本業の熱処理は、製造業がある限り必要な工程だ。厚木の工場と長い客との付き合いは、小さいながら確かな事業の土台になる。純現金は約11億円あり、借金の心配は無い。

しかし、株主のものになる利益は年2億円前後で、炉の更新の投資を引けばさらに細る。ROEは資本コストの3分の1ほどだ。電気自動車の広がりで、10年後の需要は今より小さい。

そこへ、本業と関わりの薄いAIデータセンターの事業が加わった。割当先の素性や事業の中身の開示は乏しく、払い込みの失権も起きた。経営が少数株主の利益を第一に考えているかを、筆者はまだ確かめられない。わからないものには高い値段を払わない。それがこの会社に対する筆者の答えだ。

本業だけを見ても、安全域は厚くない。純現金があっても、使い道を決めるのは少数株主ではない。

何で稼ぐ会社か

1951年創業の、金属熱処理の専業の会社だ。工場は神奈川の厚木を中心に、関東と東北に構える。子会社のオーネックステックセンターも熱処理を手がけ、運送の子会社が部品の集荷と配達を担う。

熱処理は、鋼の部品を炉で加熱し、急に冷やして硬さと粘りを出す工程だ。浸炭や窒化といった方法で、表面だけを硬くすることもできる。歯車や軸は、熱処理をしないと摩耗や割れですぐに壊れる。部品メーカーから部品を預かり、処理して返す請負で、1キロや1個あたりの加工賃が売上になる。

2026年6月期の売上は53億円で、熱処理が47億円と8割超を占める。残りは運送だ。客は自動車、建設機械、工作機械の部品メーカーで、関東の中小の部品工場が多い。景気がよく工場が忙しいと注文が増え、設備投資が止まると減る。

炉はガスと電気を大量に使う。エネルギーの値段が上がると原価が膨らみ、加工賃に移すまで利益が削られる。2025年6月期の赤字には、この遅れが響いた。

従業員は連結で300人ほどだ。熱処理は装置の産業で、炉の更新に毎年まとまった投資が要る。2026年6月期も8億円近くを投じた。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねできない強みは、関東の工場の近くで、多くの種類の熱処理を早く仕上げられることだ。だが、その堀は狭い。

熱処理は部品の性能を左右する工程で、品質が安定した業者を客は簡単に変えない。不良が出れば、部品も製品も作り直しになるからだ。オーネックスは浸炭や窒化など幅広い方法を持ち、関東の部品メーカーと長い付き合いがある。

しかし、熱処理は全国に中小の業者が多く、大手の部品メーカーは自社に炉を持つ。加工賃は客との交渉で決まり、値上げは遅れてしか通らない。営業利益率は過去12年で7%が最高で、赤字の年も4回あった。

資本の使い方には疑問が残る。自己資本比率は7割近くと堅いが、ROEは長く2〜4%だ。そのうえ、本業と関わりの薄いAIデータセンターの事業に、大きな希薄化を伴う資金を呼び込もうとしている。

品質の記録と客との長い付き合いだけが、確かな財産だ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の受託の熱処理は、製造業の国内回帰と電気自動車の波の間にある。

熱処理の需要は、自動車と機械の部品の生産量で決まる。国内の自動車の生産は年800万台前後で、この先は人口の減少と海外生産で細る。建設機械と工作機械は、世界の設備投資の循環で大きく振れる。

電気自動車は熱処理にとって逆風だ。エンジンと変速機が消えれば、歯車やクランクシャフトのように熱処理を要する部品は大きく減る。モーターの軸や減速機の歯車は残るが、部品の数は内燃機関の車より少ない。日本の電気自動車への移り方は遅いが、10年で確実に進む。

費用の側では、ガスと電気の値段が重い。業界は加工賃の値上げを進めてきたが、中小の業者の廃業も続く。残った業者に注文が集まる面はあるが、同時に客の部品工場も減っている。

筆者の見立てでは、熱処理の数量は10年で2割減り、加工賃は物価並みに上がる。売上はほぼ横ばいで、利益率は過去の平均の5%前後に落ち着く。

一方、航空機や半導体の製造装置の部品のように、高い精度の熱処理を求める分野は伸びる。ここに入り込めるかが、10年後の姿を分ける。

資本政策と M&A

還元は配当が中心で、総額は年0.3億円ほどだ。配当性向は1〜2割にとどまり、自社株買いの実績は乏しい。

資本政策は2026年9月に大きく動いた。会社はAIデータセンターに関わる新事業を決め、香港の品香事業有限公司に新株24.9万株と新株予約権141.1万株分を割り当てた。行使価格は今の株価を1割ほど下回り、全部行使されれば約20億円が入り、株数はほぼ倍になる。品香事業の議決権は過半に届く計算だった。

新株は払込期日までにお金が届かず、10月に全部失権した。それでも新株予約権は払い込まれて残り、品香事業は潜在株を含め46%を持つと報告した。誰がどんな事業を営むのか、開示はまだ乏しい。筆者はこの資本政策を、少数株主にとっての大きな不確かさとみる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

本業は底を打った。2026年6月期は営業利益3.7億円と、前の期の赤字から一気に戻した。エネルギーの値上がりを加工賃に移し終え、利益率は7%に乗った。熱処理の業者は廃業が続き、残った会社に注文が集まる。

財務も堅い。純現金は約11億円、自己資本比率は7割近い。時価総額は自己資本の半分ほどで、帳簿の上では安い。厚木や東北の工場と土地も持つ。

AIデータセンターは大きな転機になりうる。データセンターは電力と土地と冷却の設備を要し、工場の跡地や電力の契約を持つ会社には入口がある。新株予約権が行使されれば約20億円が入り、借金をせずに投資できる。行使価格は今の株価に近く、株主の価値を大きく損なう値段ではない。

新しい大株主が経営に関わることで、眠っていた資本が動き出す可能性もある。資本効率が上がれば、ROEは今の倍になってもおかしくない。

電気自動車の移行も、日本ではゆっくりしか進まない。残った熱処理の業者として、値上げも通しやすくなる。

慎重な見方

本業は細る。電気自動車が広がれば、変速機の歯車のように熱処理を要する部品は減る。客の部品工場も廃業が続く。今期は営業利益が3割減る見通しで、前期の7%の利益率は続かない。過去12年で赤字の年は4回あった。

AIデータセンターの話はもっと危うい。熱処理の会社が、データセンターを営む力を持つとは思えない。割当先の品香事業有限公司の素性も、事業の中身も開示が乏しい。新株の払い込みは期日までに届かず失権した。資金を出すと言った相手が、約束を果たしていない。

新株予約権が全部行使されれば、株数はほぼ倍になり、今の株主の取り分は半分強に薄まる。入った約20億円が失敗した事業に消えれば、残るのは薄まった本業だけだ。

こうした資本政策で、少数株主が報われた例は多くない。帳簿の安さは、清算されない限り株主のものにならない。

本業の価値も、新事業の行方次第で大きく揺らぐ。電気自動車と資本政策という二つの逆風が、同時に吹いている。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方に分がある。本業の回復は数字で確かめられるが、電気自動車の逆風と低いROEは変わらない。資本政策は、開示の乏しさと失権という事実が重い。確率は中立を厚くし、悲観側を楽観側より厚く置いた。新事業の中身と割当先の素性が開示で確かめられれば、見方を改める。逆に新株予約権が消却されれば、悲観の厚みは減らしてよい。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/06 期)

確率で加重した株価時価総額 1,486 円25 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 196 円3 億円)。 今の値に割り戻すと 771 円13 億円、今との差 −53.6%、 期待の年率 +0.1%(資本コスト 8.8%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 2,617 円43 億円 332 円6 億円 +77.7% +5.9% 236 円4 億円
やや楽観 20% 2,140 円35 億円 272 円5 億円 +45.3% +3.8% 482 円8 億円
中立 40% 1,811 円30 億円 211 円4 億円 +21.8% +2.0% 809 円13 億円
やや悲観 20% 422 円7 億円 98 円2 億円 −68.7% −11.0% 104 円2 億円
悲観 12% 332 円6 億円 91 円2 億円 −74.5% −12.8% 51 円1 億円
加重平均100% 1,486 円25 億円196 円3 億円 +1.3% +0.1% 1,682 円28 億円

今の株価時価総額 1,660 円27 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.8% を下回るほど割高。

楽観 8% 生き残りとして注文を集め、利益率7%を保つ 利益 3 億円 · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 2,617 円43 億円

関東の熱処理の業者の廃業が続き、オーネックスに注文が集まる。電気自動車の逆風はあるが、減速機やモーターの軸、建設機械の部品が埋める。処理量の減りは5%にとどまる。加工賃は物価を少し上回って上がり、利益率は7%を保つ。

運送も客の部品の量に沿って横ばいで、利益率は4%に上がる。

AIデータセンターの計画は大きく広がらず、本業の邪魔をしない。新株予約権は行使されないまま期限を迎える。営業利益は4.6億円、純利益は3億円強だ。配当は少しずつ増え、10年の還元は5.5億円。ROEは4%で、資本コストにはまだ遠い。

  • 金属熱処理加工:数量 28.5(熱処理の処理量(千トン))× 価格 22(1トンあたりの加工賃(万円))→ 売上 61 億円・営業利益 4 億円。処理量0.95倍・加工賃1.38倍・利益率7%
  • 運送:数量 41.0(運ぶ量(千トン))× 価格 2.07(1トンあたりの運賃(万円))→ 売上 8 億円・営業利益 0 億円。量横ばい・運賃1.38倍・利益率4%

倍率:事業の純利益 3 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.3% が k 8.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.4 倍 + 余った現金(戻り方込み)4 億円。全体の PER 11.43 倍、時価総額 40 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:熱処理の業者の廃業で注文が集まり、電気自動車の逆風を跳ね返す必要がある。2026年6月期の7%を10年保つ姿で、過去12年の天井に張りつくため確度は低い。新株予約権は行使されず、資本政策は落ち着く前提。

やや楽観 20% 本業が利益率6%で踏みとどまる 利益 2 億円 · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 2,140 円35 億円

電気自動車の広がりで変速機の歯車は減るが、建設機械と工作機械の部品が支え、処理量は1割強減る。加工賃は物価並みに上がり、利益率は6%を保つ。運送は客の量に沿って少し減る。

AIデータセンターの事業は小さな規模で試され、会社の現金を少し使う。利益への貢献はほとんど無い。新株予約権は行使されない。

営業利益は3.4億円、純利益は2.4億円になる。配当は据え置きから少し増え、10年の還元は4.5億円。自己資本は76億円に積み上がり、ROEは3%台にとどまる。

新しい大株主との関係は落ち着き、経営は本業に集中する。

  • 金属熱処理加工:数量 26.4(熱処理の処理量(千トン))× 価格 21(1トンあたりの加工賃(万円))→ 売上 56 億円・営業利益 3 億円。処理量0.88倍・加工賃1.36倍・利益率6%
  • 運送:数量 39.0(運ぶ量(千トン))× 価格 2.04(1トンあたりの運賃(万円))→ 売上 8 億円・営業利益 0 億円。量0.95倍・運賃1.36倍・利益率3.5%

倍率:事業の純利益 2 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 3.5% が k 8.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.4 倍 + 余った現金(戻り方込み)4 億円。全体の PER 11.43 倍、時価総額 30 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:エネルギー高を加工賃に移した実績があり、今期の予想でも利益率は4.6%を保つ。電気自動車の逆風を少しずつ受けつつ、過去の良い年並みに稼ぐ姿。

中立 40% 熱処理は2割細り、新事業は利益を生まない 利益 2 億円 · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 1,811 円30 億円

処理量は10年で2割減る。電気自動車で変速機やエンジンの部品が減り、客の部品工場の廃業も続く。加工賃は物価並みに上がるが、利益率は過去の平均の5%に戻る。炉の償却は取得時の値段のままで軽いが、炉を建て替える時は建築費の上がった値段で払う。

AIデータセンターの事業は試しの段階にとどまり、費用だけが年0.2億円ほどかかる。新株予約権の行使は進まない。

営業利益は2.5億円、純利益は1.8億円になる。配当は年0.3億円台が続き、10年の還元は3.5億円。ROEは2%台で、帳簿の厚みに見合う稼ぎは無い。新しい大株主の動きも見えないまま、会社は静かに縮む。

  • 金属熱処理加工:数量 24.0(熱処理の処理量(千トン))× 価格 21(1トンあたりの加工賃(万円))→ 売上 50 億円・営業利益 3 億円。処理量0.8倍・加工賃1.34倍・利益率5%
  • 運送:数量 36.9(運ぶ量(千トン))× 価格 2.01(1トンあたりの運賃(万円))→ 売上 7 億円・営業利益 0 億円。量0.9倍・運賃1.34倍・利益率3%

倍率:事業の純利益 2 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 2.8% が k 8.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.4 倍 + 余った現金(戻り方込み)4 億円。全体の PER 11.43 倍、時価総額 24 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:電気自動車の広がりと国内の部品工場の減少は確かな流れで、過去12年の平均の利益率は5%前後だ。新事業が本業の稼ぎを少し削る、実績に沿った姿を中心に置いた。

やや悲観 20% 新株予約権が行使され、新事業で資金が消える 利益 0 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 422 円7 億円

品香事業有限公司が新株予約権を行使し、約20億円が入る。株数はほぼ倍になり、今の株主の取り分は0.54に薄まる。資金はAIデータセンターに投じられるが、電力と客の確保に苦しみ、投資の大半を減損する。新事業は毎年赤字を出す。

本業も電気自動車の逆風で処理量が3割減り、エネルギー高を移し切れず利益率は2%に落ちる。全社の営業損益はほぼゼロだ。

配当は細り、10年の還元は3億円。残る価値は、純現金と工場の土地を売った税後で、その使い道を決めるのは新しい大株主と経営だ。

帳簿の厚みは、薄まった株数で割られて消えていく。

  • 金属熱処理加工:数量 21.0(熱処理の処理量(千トン))× 価格 20(1トンあたりの加工賃(万円))→ 売上 41 億円・営業利益 1 億円。処理量0.7倍・加工賃1.25倍・利益率2%
  • 運送:数量 34.9(運ぶ量(千トン))× 価格 1.88(1トンあたりの運賃(万円))→ 売上 7 億円・営業利益 0 億円。量0.85倍・運賃1.25倍・利益率1.5%

倍率:赤字で稼ぐ力の床は無い。純現金と行使の残りの現金、工場の土地の税後に戻り方0.5を掛けた床(会社全体で約12億円)で、今の自己資本56.7億円の0.212倍に置いた。株主の取り分0.54はbuildが掛ける。

確率:新株予約権は払い込まれて残り、割当先は潜在株で46%を持つ。行使された資金がAIデータセンターに投じられ、うまくいかない道は、開示の乏しさと新株の失権から十分にありうる。

悲観 12% 本業が崩れ、会社の現金も新事業に消える 利益 −2 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 332 円6 億円

電気自動車の広がりが速まり、変速機やエンジンの部品の注文が消える。客の部品工場は海外に移り、処理量は半分近くに減る。炉は稼働が落ち、熱処理は赤字に沈む。

新株予約権は株価が行使価格を下回り行使されない。その代わり、会社は自分の現金でAIデータセンターの事業を続け、毎年赤字を重ねる。純現金は細る。

配当は止まり、10年の還元は1.5億円にとどまる。残る価値は、工場の土地と細った現金だ。使い道を決めるのは経営と大株主で、少数株主の取り分は小さい。

70年続いた熱処理の会社は、規模を縮めて残る。株主に報いる力は、もう残っていない。

  • 金属熱処理加工:数量 16.5(熱処理の処理量(千トン))× 価格 18(1トンあたりの加工賃(万円))→ 売上 30 億円・営業利益 −1 億円。処理量0.55倍・加工賃1.15倍・赤字
  • 運送:数量 32.8(運ぶ量(千トン))× 価格 1.73(1トンあたりの運賃(万円))→ 売上 6 億円・営業利益 0 億円。量0.8倍・運賃1.15倍・収支ゼロ

倍率:赤字で稼ぐ力の床は無い。新事業で細った現金と工場の土地の税後に戻り方0.5を掛けた床(約5.5億円)で、今の自己資本56.7億円の0.097倍に置いた。

確率:電気自動車の広がりが速まり、客の部品工場が国内から消える構造的な負け。会社の現金を新事業に回して失う道も重なる。純現金と工場があるので、一気に消える会社ではない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

金属熱処理加工

自動車・建設機械・工作機械の部品を預かり、浸炭・窒化・焼入れなどの熱処理をして返す請負。

数量熱処理の処理量(千トン)価格1トンあたりの加工賃(万円)売上営業利益
今 2026/06 30.0 16 47 4
10 年後 中立 24.0 21 50 3

取り方:2026年6月期の金属熱処理の売上46.80億円(有報の監査報告)。処理量の開示は無く、浸炭や窒化をならした1トン約15.6万円と置いて約3万トンとした推定。セグメント利益は全社の営業利益3.71億円の大半とみて約3.5億円と推定。

運送

部品の集荷と配達を担う運送の子会社。

数量運ぶ量(千トン)価格1トンあたりの運賃(万円)売上営業利益
今 2026/06 41.0 1.50 6 0
10 年後 中立 36.9 2.01 7 0

取り方:連結売上52.94億円から熱処理46.80億円を引いた約6.1億円を運送とみた。量の開示は無く、1トン約1.5万円と置いて約4.1万トンとした推定。利益は約0.2億円と推定。

リスクと懸念

新株予約権の行使と希薄化

品香事業有限公司の新株予約権が全部行使されれば、株数はほぼ倍になり、今の株主の取り分は0.54に薄まる。割当先は議決権の過半に近づき、会社の行方を左右できる。

AIデータセンターという異業種

熱処理の会社が、電力と客の確保が要るデータセンターを営む力は見えない。事業の中身の開示は乏しい。投じた資金が減損で消えれば、株主の価値は大きく傷む。

割当先の素性と払い込み

新株は払込期日までに着金が無く、全部失権した。資金を出すと言った相手が約束を果たさなかった事実は重い。新株予約権の行使も、同じく確かではない。

電気自動車の広がり

エンジンと変速機が消えれば、歯車やクランクシャフトのように熱処理を要する部品が大きく減る。客の部品工場の廃業や海外移転も続く。

エネルギーの値段

熱処理の炉は大量のガスと電気を使う。値上がりは加工賃に遅れてしか移せず、2025年6月期の赤字もこれが響いた。

今後の分かれ目

新株予約権が行使され、資金がAIデータセンターに投じられたら
やや悲観の確率を厚くし、株主の取り分0.54を前提に見直す。
AIデータセンターの事業の中身と採算が開示で確かめられたら
新事業の利益を筋書きに入れ、見方を改める。
新株予約権が消却され、資本政策が白紙に戻ったら
やや悲観の確率を下げ、本業だけで評価し直す。
熱処理の利益率が2期続けて6%を超えたら
やや楽観の確率を厚くし、本業の利益率を上げる。
自動車向けの処理量が2期続けて1割超減ったら
悲観の確率を厚くし、処理量を下げる。

見ておくもの

  • 新株予約権の行使の状況
  • AIデータセンター事業の開示
  • 品香事業有限公司の持株比率
  • 熱処理の売上と利益率
  • 自動車の国内生産と電気自動車の比率
  • ガスと電気の値段

倍率と資本コストの決め方

今の株価やPBRは見ずに、熱処理の処理量と加工賃、運送から10年後の利益を積んだ。どの筋書きもROEは資本コスト8.75%を大きく下回るので、PERは1÷k(約11.4倍)を上限に利益の質で7〜83%に置いた。悲観側は純現金と工場の土地の税後に戻り方0.5を掛けた床で置いた。新株予約権の行使は、資金が入って事業に消えるやや悲観にだけ入れ、取り分0.54をbuildが掛ける。今のPBR0.5倍弱は割安の根拠にしていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 9.5→11.43 倍・やや楽観 PER 8.5→11.43 倍・中立 PER 8→11.43 倍)。

資本コスト 8.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

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割安 東洋シヤッター5936 国内3番手のシャッター会社。点検の稼ぎが育ち、利益の割に値段は安い。割安と見る 本質価値との差 +81.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 三洋工業5958 天井・床の下地材で知られる堅実な建材メーカー。時価総額の半分が現金で、事業の稼ぎを考えれば今の値段はかなり安い 本質価値との差 +65.6% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三和ホールディングス5929 国内寡占・世界シェア首位の開口部メーカー、改修需要と海外M&Aの果実を乗せれば割安と出る 本質価値との差 +63.7% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ジーテクト5970 車体骨格プレス部品の中堅。中立の姿でも今の値段は割安寄りだが、ホンダ依存と重い設備投資が割り引きの理由だと筆者は見る 本質価値との差 +62.0% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 文化シヤッター5930 国内2位のシャッター専業。利益率の低い建材部門が重しで、確率で重みをつけるとやや割安 本質価値との差 +60.9% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 エイチワン5989 ホンダ向け 86% のフレーム専業。3 年連続赤字から立ち直ったが、顧客の偏りと重い投資を考えると、割安度は見かけほど大きくないと筆者は見る 本質価値との差 +60.7% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 フジマック5965 病院・給食・外食の厨房を一括で請け負う堅実な中堅。土地売却で現金が積み上がり、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +57.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日創グループ3440 パネルとデータセンター向け筐体は伸びるが、寄せ集めの事業で ROE が資本コストに届かない 本質価値との差 +56.6% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 エムケー精工5906 門型洗車機と調理家電の長野の会社。直近の利益は山で、中立でも自己資本の厚みが評価に残る 本質価値との差 +53.3% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 サンコーテクノ3435 あと施工アンカーの国内首位。利益の安定と財務の堅さに比べ、今の値段は低い 本質価値との差 +52.0% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 MIEコーポレーション3442 工場の配管をつなぐステンレスの継手の専業。値上げで利益は倍増したが、還元が細く借金もある。今の値段はほぼ適正で、わずかに安い程度 本質価値との差 +49.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 昭和鉄工5953 九州の熱の老舗が値付けを覚え、3 年で利益率は 9% に。持ち合い株を除いても今の値段は稼ぎに比べて安い 本質価値との差 +49.2% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 不二サッシ5940 ビル用サッシの老舗。利益は薄いが、値段は稼ぐ力に対して安く、借入の重さを織り込んでもやや割安 本質価値との差 +45.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 リンナイ株式会社5947 実質無借金で稼ぐ力は安定している。米国の電化と海外の伸びを織り込んでも、今の時価総額には安全域がある 本質価値との差 +42.4% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 株式会社RS Technologies3445 再生ウェーハで世界一という稼ぐ力は本物だが、中国の新品ウェーハと重い投資を差し引くと、今の値段に余裕は乏しい 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 株式会社マルゼン5982 稼ぎは堅く、現金も厚い。ただ利益率は過去最高で、今の値段に安全域は見えない 本質価値との差 +36.4% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 宮地エンジニアリンググループ3431 老朽橋の補修は長く続くが、足元は発注減で利益が半減。谷の深さと現金の厚さを踏まえると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +34.4% · 10 年 割安(年 +9.8%) やや割安 日東精工5957 小さなねじとねじ締め機の堅実な会社。伸びの前提がすでに値段に入り、ほぼ適正と見る 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ネポン7985 ハウス暖房機の老舗だが、利益率は1%前後に沈み借金も重い。立ち直れば安いが、その確度は低い 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 中西製作所5941 学校給食に強い厨房機器メーカー。実績は良いが大型投資で借入が増える局面で、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 川田テクノロジーズ3443 橋の補修需要は追い風だが、利益は山の高さにある。値段は価値を1割ほど下回るにとどまり、割安とは言い切れない 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 横河ブリッジホールディングス5911 橋の老朽化は追い風だが新設が細る。高い買い物の消化と資本効率が価値を分ける 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 トーソー5956 カーテンレール最大手で窓まわり 3 社の一角。値上げで利益は戻ったが、資本の効率は低く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 三協立山5932 サッシ大手3位。借金が重く、利益の戻りに値段が左右される。今の値段は、戻りを織り込んだほぼ妥当な水準 本質価値との差 +19.4% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 東プレ5975 プレス部品と冷凍車の二本柱。日産依存と薄い利益率を考えると、本質価値は今の値段をやや下回ると筆者は見る 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 山王3441 AI 配線の追い風で稼ぎは跳ねたが、コネクタ大手の下請けという立場は変わらず、今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 岡部5959 国内の建設需要が細る中、米国の伸びが穴を埋める。だが資本効率が資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ケー・エフ・シー3420 あと施工アンカーとトンネル資材の老舗。利益率は昔の半分まで落ちた。純現金と補修需要が支え、今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 カネソウ5979 溝ぶたと建築金物の三重の老舗。預金が時価総額を超えるが創業家の下で眠り、今年の株価の倍増で10年ではやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 アルインコ5933 足場の新製品で稼ぐ堅実な会社。ただ、赤字の2事業が足を引き、利益の回復を見込んでも本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +12.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 トーカロ3433 半導体装置の消耗部品に皮膜を付ける隠れた寡占企業。稼ぐ力は本物だが、今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 株式会社J-MAX3422 ホンダ系プレス部品。売上の半分が中国と日本のホンダ向けで、借金が重い。中国の電池・新興メーカー向けが伸びても、ホンダの縮みと金利で、今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 アトムリビンテック3426 扉と収納の金物を企画するファブレスの老舗。金融資産は時価総額を上回るが、本業の稼ぎは細く、戻り方も弱い。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) 適正 東京製綱5981 国内ワイヤロープの老舗は今期が過去最高益だが、資本効率は低く、今の値段にやや先走り感がある 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 特殊電極3437 製鉄所の摩耗を溶接で直す職人集団で、技術は本物だが顧客の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 兼房5984 丸鋸と木工刃物の専業。資産は厚いが稼ぐ力は資本コストに届かず、値段は資産と稼ぎの間にある 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アルファ3434 薄利の自動車部品と、縮む国内の住宅錠。自己資本の厚さが救いだが、稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 株式会社ファインシンター5994 自動車の駆動系に入る焼結部品の会社。電動化で縮む本業と重い借金のなか、利益は薄く、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 協立エアテック5997 ビルの防火ダンパーと住宅の全館空調の部品。堅実だが稼ぎは資本コストに届かず、現金も戻らない 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 駒井ハルテック5915 資産は厚いが稼ぐ力が薄い。橋と鉄骨は物価並みで、風車タワーの当たり外れが価値を分ける 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ダイニチ工業5951 石油ファンヒーターと加湿器の国内首位。事業は堅いが時価総額と同規模の現金・有価証券が眠り、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 那須電機鉄工5922 送電鉄塔の需要は堅いが、今の利益は山。ためた資金の使い方が評価を決める 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 天龍製鋸5945 チップソー専業で無借金。事業の稼ぐ力は資本コストに届かず、現金と持ち合い株が値を支える会社 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 KTC5966 整備工具の国産ブランドnepros を持つが、利益率は9%どまり。立て直しの計画を割り引くと、値段はやや高い 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 サンコール5985 稼ぎ頭は光通信コネクタに移ったが、高い利益率の持続を織り込みすぎ。10年の価値は今の時価総額を下回ると筆者は見る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 株式会社長府製作所5946 利益は小さく、資産は大きい。会社がその資産を株主に返すかどうかで、値打ちが決まる 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 中国工業5974 国内のLPガス容器の 3 本に 1 本を作るが、市場は細り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 立川ブラインド工業7989 窓まわり国内最大手。純現金は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年で見ると割高に寄る 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +4.8%) 適正 エスイー3423 インフラ補修の追い風はあるが、研究開発の費用が利益を食う。10年の稼ぎは今の値段を下回る 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ロブテックス5969 エビ印のプライヤとリベットの工具で知られる老舗。名前は残るが利益率は 3% に落ち、資本コストに届く道は細い 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) やや割高 川岸工業5921 スカイツリーや国立競技場にも関わった鉄骨の名門。ただし利益は山を越え、帳簿の厚さほど稼ぐ力はないため、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 瀧上工業5918 橋と鉄骨の本業は薄利。価値の中心は持ち合い株だが、少数株主に届く道は細い 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 パイオラックス5988 自動車の小物部品と医療機器の会社。資本は厚いが稼ぐ力が追いつかず、今の値段は割高寄りと筆者は見る 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイケン5900 引戸の金物や自転車置場を作る大阪の老舗。現金と投資株で時価総額に迫るが、本業の利益は薄く資本に見合わない。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 三ツ知3439 自動車用の特注ファスナーの専業。シートの部品は電気自動車でも要るが、値下げ要請で薄利が続き、資本効率は資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 トーアミ5973 溶接金網の老舗が型枠工事の買収で事業を広げる。帳簿は時価総額の3倍あるが、稼ぎは資本コストの3分の1にとどまり割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 モリテック スチール5986 エンジン部品向けの特殊帯鋼を売る商社。電動化で主力の需要が細り、稼ぐ力は資本に見合わず割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 株式会社SUMCO3436 AI向け300mm先端ウエハーへの転換は本物だが、成熟品の重荷と資本の重さを踏まえると今の値段はすでに回復の先を映す 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大谷工業5939 電柱と通信線の金物を作る富山の老舗。配電網の更新で底堅いが、利益をため込む同族経営で資本の稼ぎが薄く割高 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 コロナ5909 事業の稼ぐ力は細く、厚い金融資産も少数株主には動かせない。割高と見る 本質価値との差 −23.8% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 東洋製罐グループホールディングス株式会社5901 縮減と増配で株主還元は厚くなるが、ROEは資本コストに届かず本質価値は今の株価より低い 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 稲葉製作所3421 国内首位の物置と自己資本の4割近い現金を持つが、利益率は薄く資本効率は低い。現金を価値に足してもなお今の値段は割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社ノーリツ5943 給湯器で国内2位の寡占だが、稼ぐ力はリンナイの6分の1。利益が戻っても、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ネツレン5976 高周波熱処理と高強度鋼線の老舗。国内シェアは高いが儲けが薄く、稼ぐ力に比べて今の値段は割高 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 共和工業所5971 建設機械用ボルトの国内トップ。現金は厚いが戻らず、利益は薄い。値段には余裕がなく割高と見る 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 日本発條5991 懸架ばねとHDDサスペンションの二本柱、AI需要は本物だが北米再建待ちで今の株価は割高寄りと筆者はみる 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アドバネクス5998 医療と航空機のばねで稼ぎ頭を育てつつあるが、自動車と海外工場の重荷が残る。今の値段は先を行く 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 アルメタックス5928 積水ハウスに売上の半分を頼るサッシの系列メーカー。本業はほぼ稼がず、現金と持ち合い株は厚いが株主には届きにくい 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 株式会社LIXIL5938 稼ぐ力は戻りつつあるが、借金と金利が利益を食う。今の値段は回復をかなり先取りしている 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 イワブチ5983 電柱まわりの金具を作る小さな高自己資本の会社。直近の高い利益率は続きにくく、10年で見れば今の値段は割高と筆者は考える 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ホッカンホールディングス5902 缶・PET容器と飲料の受託充填の会社。借金が重く、稼ぐ力が資本コストに届かないため、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 −37.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 日本フイルコン5942 製紙用の網を作る老舗。国内の縮小が続くなか、賃貸が利益を支えるが、10年の価値は今の時価総額を4割ほど下回る 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 テクノフレックス3449 半導体向けの真空配管と継手で利益が急伸。ただし今の利益は工事の山にあり、10 年で見ると割高と筆者は見る 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 高田機工5923 老朽橋の更新という追い風はあるが、工場が埋まらず稼ぐ力は細い。配当の下限が支えでも、今の値段は高い 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アマテイ5952 国産の釘と自動車向けの特殊ねじを作る小さな老舗。利益は安定してきたが、資本コストに届かない稼ぎと借入の重さで、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 スーパーツール5990 吊クランプと作業工具の老舗。土地は厚いが事業の稼ぎは資本コストに遠く、新工場の成果待ちで割高 本質価値との差 −53.2% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 中央発條5992 トヨタ系のばね専業。薄利と繰り返す工場事故が重く、今の値段は計画の達成を先取りしていると筆者は見る 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 日本製罐5905 18リットル缶と美術缶の専業。市場は縮み、2期続けて営業赤字。賃貸の利益が支えだが、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ワイズホールディングス5955 自動車・家電向けのねじとばねが主力。純現金は厚いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −65.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ジェイテックコーポレーション3446 X線ミラーで世界の放射光施設に納める希少な技術企業。ただし利益は山谷が激しく、いまの値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −70.8% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 日本パワーファスニング5950 建築用のねじとアンカーの専業。積水ハウスに売上の4分の1を頼り、利益はほぼ出ない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −81.3% · 10 年 割高(年 −8.4%) 割高 テクニスコ2962 放熱部品の小型メーカー。2 期の大赤字から黒字目前だが、借金が重く、AI 期待が先行。利益で測った本質価値は今の時価総額の 1 割に満たず割高 本質価値との差 −90.5% · 10 年 割高(年 −13.5%)

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読んだ資料

  1. オーネックス 2026年6月期 決算短信
  2. オーネックス 訂正有価証券届出書(2026年9月30日)
  3. 第三者割当の新株の失権(マネーポスト)

分析日 2026-10-20