株譜
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アドバネクス 5998

医療と航空機のばねで稼ぎ頭を育てつつあるが、自動車と海外工場の重荷が残る。今の値段は先を行く

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,905 円78 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,715 円111 億円差 −29.8%
10 年後から見ると やや割高 価値 1,905 円78 億円 · 差 −29.8% · 期待の年率 +4.4%
期待の年率リターン(10 年)+4.4%資本コスト比 −4.6 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

アドバネクスは、細い金属線から精密なばねを作る会社だ。自動車、医療機器、航空機、事務機器と、用途は広い。売上は 300 億円弱で、規模は小さい。

筆者の結論は「割高」だ。医療と航空機のばねは伸びるが、売上の半分を占める自動車の利益率は薄く、会社全体の営業利益率は 5% にとどまる。過去 10 年の ROE の中央値は 0.8% で、資本コストを稼げた年のほうが少ない。

救いは構造改革が実を結びはじめたことだ。2026 年 3 月期の営業利益は 13 億円と、前の期の 3 倍近くに増えた。メキシコ工場の黒字化とシンガポール工場の整理が進めば、会社は営業利益を 9 億円ほど押し上げるとみる。

株主に残る利益は薄い。ただ、純有利子負債は 98 億円と自己資本とほぼ同じで、利払いが利益を削る。10 年の中立でも ROE は資本コストに届かず、株価は期待を先取りしている。

筆者が見るのは、医療と航空機が売上の 3 割に達し、赤字の海外工場が黒字に変わる 2〜3 年後の姿だ。そこまで進んでから判断しても遅くはない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で見るのは、稼ぐ力と資本の使い方だ。当社は 10 年の大半で資本コストを稼げていない。小さな利益に対して設備と運転資金が重く、株主に残る現金は少ない。

それでも、医療と航空機という良い事業が育っている点は評価する。この 2 つが売上の 3 割に達すれば、全体の利益率は 6% 前後に上がる。ここまでは会社の計画の延長線上にある。

ただ、その姿でも ROE は 8% 台にとどまり、資本コストの 9% に届かない。資本コストを稼げない会社の自己資本は、帳簿の額面では評価できない。今の時価総額は、改善の多くを先取りしている。

安全域は見当たらない。借金が減り、赤字の海外工場が黒字に変わり、それが 2〜3 期続くまで、買うかどうかの判断は待つのが筋だと筆者は考える。小さな会社ほど、数字の改善が続くかを見極める時間が要る。

何で稼ぐ会社か

事業の中身は、ばねとその周辺部品の製造販売だ。線材を巻く、曲げる、熱処理で形を固める。顧客の機器の中で、押す、戻す、支えるという小さな仕事をする部品を作る。

用途の最大は自動車で、売上の半分ほどを占める。医療機器は 1 割台から伸び、オートインジェクター(自己注射器)やドライパウダー吸入器に使うばねが成長の中心だ。航空機向けはコイルスレッド(ねじ穴を補強する線状の部品)で、航空機の整備にも使われる。

事務機器、精密機器、情報通信、家電向けは、売上の 2〜3 割を占める。ここは用途が縮みやすく、会社も重点を医療、航空機、自動車、インフラへ移している。

工場は日本のほか、米国、メキシコ、英国、ベトナム、中国(東莞)にある。顧客の近くで作る体制だが、拠点が多く、赤字の工場が利益を削ってきた。メキシコ工場は立ち上げから赤字が続き、シンガポール工場は生産を止めて売却を進めている。

価格は、ばねの設計と材料費を積み上げて顧客と決める。材料の鋼線は物価並みに上がるため、転嫁の遅れが利益率の振れの源になる。

優良さと弱いところ

技術力は評価できる。医療向けは薬の量を正確に押し出すばね、航空機向けは高い信頼性が求められる品で、一度認証を取ると簡単には切り替えられない。この 2 分野は利益率も高い。

しかし堀(他社がまねできない強み)は部分的だ。自動車向けのばねは、日本発條や中央発條など大手との競争で、値段は顧客が決める。売上の半分を占めるこの分野が全体の利益率を押し下げている。

経営の弱点は、拠点が多すぎることと、海外の立ち上げが遅いことだ。メキシコは何年も赤字で、海外子会社の損失が純利益をしばしば赤字にした。過去 10 年に純損失の期が 4 期ある。

改善の兆しも確かにある。2026 年 3 月期の営業利益率は 4.5% で、10 年で最も高い水準だ。ただ、過去 10 年の中央値は 1% 台で、長く続いた薄さが一度の改善で消えたと見るのは早い。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

ばねの世界市場は自動車の生産に連動しつつ、医療機器と航空機が成長を引っ張る。自動車は電動化でエンジン用のばねが減るが、車体、座席、ブレーキ、電装品のばねは残る。筆者は自動車向けの数量を、10 年で 5% ほど減ると見る。

医療はもっとも明るい。注射薬の自己投与と吸入薬は、慢性病の増加で世界の需要が伸びる。部品は小さいが、精度と清潔さの要求が高く、新規参入が難しい。当社の医療売上は会社目標の 60 億円へ向かい、筆者は 10 年で 1.6 倍を中立に置く。

航空機は整備需要が堅い。コイルスレッドは機体のねじ穴の補強に使われ、旅客機の保有機数の増加が追い風になる。関税の影響で一時苦戦したが、2026 年 3 月期に回復した。

競争の形は用途で違う。自動車は大手との価格競争、医療と航空機は認証を持つ少数の会社が分け合う。鋼線の値上がりを転嫁できるかが、どの分野でも利益率を分ける。

景気の波も受ける。事務機器と家電向けは、需要の縮小が続く。医療と航空機は景気に左右されにくく、この比率が高まるほど、会社全体の利益の振れは小さくなる。

資本政策と M&A

借金が資本政策の中心だ。純有利子負債は 98 億円で、自己資本の 1 倍近い。会社は有利子負債を 90 億円以下に減らし、自己資本比率を 30% 以上に保つことを目標にしている。

還元は小さい。配当の目標は総額で年 2 億円ほどだ。自社株買いの実績は乏しい。筆者は 10 年の還元を総額 28 億円と置いた。

2027 年 3 月期の純利益予想 20 億円は、シンガポール工場の売却益を含む。一過性の益で、将来の利益には数えない。売却で借金は少し減る見込みだ。

小さな会社で、時価総額は 121 億円ほどだ。TOB(公開買付け)の観測はなく、直近の発表もない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

医療と航空機のばねは、認証と精度で守られた良い事業だ。医療売上は会社目標の 60 億円へ向かい、オートインジェクターと吸入器の成長はまだ序盤にある。航空機の整備需要は旅客機の増加で広がる。

構造改革の効果は大きい。メキシコとシンガポールの黒字化で営業利益が 9 億円強改善するという会社の説明は、1 つずつ金額で示されている。2026 年 3 月期に営業利益 13 億円を出し、実行力を示した。

自己資本の 1.2 倍という時価総額は、改善が全部実現した姿を織り込んでいない。工場を整理して拠点が減れば、利益率は 8% の水準まで戻る余地がある。

加えて、これまで赤字を出していた拠点が黒字に変われば、純利益は営業利益の 6 割近くまで戻る。過去 10 年の純利益が営業利益を大きく下回ったのは、海外の赤字と税の負担のせいで、これが消えれば利益の質も改善する。小さな会社の改善は、実行できれば大きな倍率を生む。

慎重な見方

過去 10 年の営業利益率は 1% 台が普通で、4.5% は例外にすぎない。会社は何度も黒字化を約束してきたが、メキシコは赤字が長引いた。実績に裏づけのない計画は割り引くべきだ。ROE 7% 以上という目標も、過去 10 年の大半で届かなかった。1 期の改善で、構造が変わったと断じるのは危うい。

売上の半分は自動車で、値段は顧客が決める。鋼線の値上がりを転嫁しきれず、利益が削られる年がある。電動化でエンジン周りのばねは減り、数量の逆風も続く。

純有利子負債は自己資本の 1 倍近い。借り換えの金利が 3.5% に上がると、利払いが 3 億円を超え、営業利益の 2 割を食う。小さな会社には、景気の谷を耐える余力がない。

医療と航空機は魅力的でも、売上に占める割合はまだ 3 割に満たない。しかも両方とも、顧客の発注の遅れや認証の遅れで、売上が数期ずれることがある。残りの自動車や事務機器の弱さを埋めるには、時間がかかる。会社が掲げる自己資本比率 30% 以上という目標は、ようやく達成圏にあるだけだ。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方が少し強い。改善の方向は正しいが、10 年の中立でも ROE は資本コストに届かない。そのため、中立の確率を 35% とし、楽観側は 3 割、悲観側は 3 割台半ばに置いた。医療と航空機の伸びは、中立の数量に織り込んである。改善の実績が 1 期だけで、海外工場の黒字化が確認できていない点も、確率に反映した。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 3,581 円147 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 603 円25 億円)。 今の値に割り戻すと 1,905 円78 億円、今との差 −29.8%、 期待の年率 +4.4%(資本コスト 9.0%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 8,086 円332 億円 1,096 円45 億円 +238.2% +13.0% 918 円38 億円
やや楽観 20% 5,745 円236 億円 853 円35 億円 +143.0% +9.3% 1,319 円54 億円
中立 35% 3,788 円156 億円 682 円28 億円 +64.7% +5.1% 1,565 円64 億円
やや悲観 23% 918 円38 億円 365 円15 億円 −52.7% −7.2% 295 円12 億円
悲観 12% 721 円30 億円 0 円0 億円 −73.4% −12.4% 87 円4 億円
加重平均100% 3,581 円147 億円603 円25 億円 +54.1% +4.4% 4,184 円172 億円

今の株価時価総額 2,715 円111 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.0% を下回るほど割高。

楽観 10% 医療と航空機が柱になり、利益率が 8% に届く 利益 27 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 8,086 円332 億円

医療のばねは注射薬と吸入薬の世界的な伸びを取り込み、10 年で数量が 2 倍を超える。航空機のコイルスレッドも整備需要で伸びる。この 2 つで売上の 4 割に迫り、全体の利益率を引き上げる。

メキシコは黒字になり、シンガポールの整理は終わる。拠点が減って固定費が軽くなり、自動車向けも 5% の利益率に届く。

借金は 50 億円台まで減り、利払いの負担が軽くなる。配当も増え、10 年で 45 億円を株主へ返す。小さな会社が認証と精度で守られた分野を広げ、利益率の高い部品メーカーに変わる最良の姿だ。

  • 自動車向けばね・部品:数量 1.0(当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段)= 搭載車の生産 × 当社の採用)× 価格 1.34(値段の指数(2026 年=1.0、物価と値上げを含む))→ 売上 201 億円・営業利益 10 億円。自動車:数量 1.00 倍 × 価格 1.34 倍、営業利益率 5.0%
  • 医療機器向けばね:数量 0.8(当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段)= 世界の自己注射・吸入薬の市場 × 当社の採用)× 価格 1.34(値段の指数(2026 年=1.0))→ 売上 153 億円・営業利益 23 億円。医療:数量 2.20 倍 × 価格 1.34 倍、営業利益率 15.0%
  • 航空機向けコイルスレッド:数量 0.4(当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段)= 民間機の整備・製造の需要 × 当社のシェア)× 価格 1.34(値段の指数(2026 年=1.0))→ 売上 77 億円・営業利益 10 億円。航空機:数量 2.40 倍 × 価格 1.34 倍、営業利益率 13.0%
  • 事務機器・精密機器・情報通信・家電・インフラ向け:数量 0.4(当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段))× 価格 1.30(値段の指数(2026 年=1.0))→ 売上 83 億円・営業利益 3 億円。その他:数量 0.90 倍 × 価格 1.30 倍、営業利益率 3.0%

倍率:事業の純利益 27 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.3% が k 9.00% を上回る。残る割合 0.33(moat=weak)で RONIC 10.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.07 倍、時価総額 324 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:医療・航空機の拡大と構造改革の完全な成功が重なる筋書き。過去に 8% 台の営業利益率があり、不可能ではないが、実績が乏しいので低く置いた。

やや楽観 20% 計画に近い形で改善が進む 利益 20 億円 · PER 11.6 倍 · 株価時価総額 5,745 円236 億円

医療が 10 年で 1.9 倍に伸び、航空機も 2 倍になる。自動車は数量がわずかに減るが、値上げで売上を保つ。

赤字のメキシコが黒字になり、営業利益率は 7% 台まで上がる。借金は 70 億円ほどに減る。

小さな会社が 10 年かけて、堅実な部品メーカーの利益率に近づく姿だ。シンガポール工場の売却で借金が減り、赤字拠点の固定費も下がる。配当は年 2 億円台から少しずつ増え、10 年で 35 億円になる。自動車の利益率は 4.5% まで上がる。10 年後の営業利益は 34 億円ほどで、2026 年 3 月期の 2.6 倍にあたる。

  • 自動車向けばね・部品:数量 1.0(当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段)= 搭載車の生産 × 当社の採用)× 価格 1.32(値段の指数(2026 年=1.0、物価と値上げを含む))→ 売上 194 億円・営業利益 9 億円。自動車:数量 0.98 倍 × 価格 1.32 倍、営業利益率 4.5%
  • 医療機器向けばね:数量 0.7(当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段)= 世界の自己注射・吸入薬の市場 × 当社の採用)× 価格 1.32(値段の指数(2026 年=1.0))→ 売上 131 億円・営業利益 18 億円。医療:数量 1.90 倍 × 価格 1.32 倍、営業利益率 13.5%
  • 航空機向けコイルスレッド:数量 0.3(当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段)= 民間機の整備・製造の需要 × 当社のシェア)× 価格 1.34(値段の指数(2026 年=1.0))→ 売上 68 億円・営業利益 8 億円。航空機:数量 2.10 倍 × 価格 1.34 倍、営業利益率 12.0%
  • 事務機器・精密機器・情報通信・家電・インフラ向け:数量 0.4(当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段))× 価格 1.28(値段の指数(2026 年=1.0))→ 売上 80 億円・営業利益 2 億円。その他:数量 0.88 倍 × 価格 1.28 倍、営業利益率 2.5%

倍率:事業の純利益 20 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.4% が k 9.00% を上回る。残る割合 0.33(moat=weak)で RONIC 9.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 11.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.5 倍。全体の PER 11.55 倍、時価総額 233 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社の計画(営業利益 2027 年 3 月期 15 億円、2028 年 3 月期 22 億円)にほぼ沿う筋書き。2026 年 3 月期の改善が実績で裏づけられている。

中立 35% 医療と航空機が伸び、全体で 6% 近くまで上がる 利益 14 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 3,788 円156 億円

自動車は電動化で数量が 5% ほど減り、値段は物価並みに上がる。利益率は 3.5% にとどまる。医療は 1.6 倍、航空機は 1.8 倍に伸びる。

全体の営業利益率は 5.8% で、2026 年 3 月期の 4.5% からの改善は、赤字工場の黒字化と医療・航空機の比率上昇による。

借金は 80 億円ほどに減るが、借り換えで金利は 3.5% に上がる。利払いは年 3 億円強で、純利益は営業利益の 5 割台半ばになる。自動車向けの値下げ要請は続くが、医療の拡大が利益を支える。配当は年 2 億円台で、10 年の還元は 28 億円ほどになる。

  • 自動車向けばね・部品:数量 1.0(当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段)= 搭載車の生産 × 当社の採用)× 価格 1.30(値段の指数(2026 年=1.0、物価と値上げを含む))→ 売上 185 億円・営業利益 7 億円。自動車:数量 0.95 倍 × 価格 1.30 倍、営業利益率 3.5%
  • 医療機器向けばね:数量 0.6(当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段)= 世界の自己注射・吸入薬の市場 × 当社の採用)× 価格 1.30(値段の指数(2026 年=1.0))→ 売上 108 億円・営業利益 13 億円。医療:数量 1.60 倍 × 価格 1.30 倍、営業利益率 12.0%
  • 航空機向けコイルスレッド:数量 0.3(当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段)= 民間機の整備・製造の需要 × 当社のシェア)× 価格 1.34(値段の指数(2026 年=1.0))→ 売上 58 億円・営業利益 6 億円。航空機:数量 1.80 倍 × 価格 1.34 倍、営業利益率 11.0%
  • 事務機器・精密機器・情報通信・家電・インフラ向け:数量 0.4(当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段))× 価格 1.28(値段の指数(2026 年=1.0))→ 売上 77 億円・営業利益 2 億円。その他:数量 0.85 倍 × 価格 1.28 倍、営業利益率 2.0%

倍率:事業の純利益 14 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.5% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍。全体の PER 11.11 倍、時価総額 156 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:医療と航空機の伸びを認める一方、自動車は薄いままという中心の筋書き。会社が予想する 2028 年 3 月期の 6.9% よりやや低く置いた。

やや悲観 23% 自動車が足を引っ張り、利益率は 3% 台 利益 6 億円 · PER 6.5 倍 · 株価時価総額 918 円38 億円

自動車向けの数量が 15% 減り、鋼線の値上がりも転嫁しきれず、利益率は 2% に落ちる。医療と航空機は伸びるが、規模が小さく全体を支えきれない。

メキシコの黒字化は遅れ、営業利益は 13 億円ほどで足踏みする。利払いと税で純利益は 6 億円ほどになる。2026 年 3 月期の改善は一時の追い風だったことになり、会社が掲げた ROE 7% 以上の目標にも届かない。

配当は維持するが、借金はなかなか減らない。新しい設備投資は償却の範囲に抑えるが、借り換えの金利は 3.5% に上がり、利払いは年 4 億円ほどになる。

  • 自動車向けばね・部品:数量 0.9(当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段)= 搭載車の生産 × 当社の採用)× 価格 1.25(値段の指数(2026 年=1.0、物価と値上げを含む))→ 売上 159 億円・営業利益 3 億円。自動車:数量 0.85 倍 × 価格 1.25 倍、営業利益率 2.0%
  • 医療機器向けばね:数量 0.5(当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段)= 世界の自己注射・吸入薬の市場 × 当社の採用)× 価格 1.28(値段の指数(2026 年=1.0))→ 売上 87 億円・営業利益 9 億円。医療:数量 1.30 倍 × 価格 1.28 倍、営業利益率 10.0%
  • 航空機向けコイルスレッド:数量 0.2(当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段)= 民間機の整備・製造の需要 × 当社のシェア)× 価格 1.30(値段の指数(2026 年=1.0))→ 売上 44 億円・営業利益 4 億円。航空機:数量 1.40 倍 × 価格 1.30 倍、営業利益率 8.0%
  • 事務機器・精密機器・情報通信・家電・インフラ向け:数量 0.4(当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段))× 価格 1.20(値段の指数(2026 年=1.0))→ 売上 64 億円・営業利益 0 億円。その他:数量 0.75 倍 × 価格 1.20 倍、営業利益率 0.0%

倍率:ROE 4.6% は k 9.0% を大きく下回る。構造的に負けた側の筋書きで、1÷k=11.1 倍の 6 割弱の 6.5 倍に置いた。

確率:自動車の値下げ要請と電動化で数量が減り、改善が途中で止まる筋書き。過去の 10 年の大半が 1% 台だったことを考えると、起こりうる。

悲観 12% 自動車を失い、小さな医療だけが残る 利益 −5 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 721 円30 億円

電動化と顧客の内製化で、自動車向けは数量が 35% 減る。値下げ要請も続き、赤字に落ちる。医療と航空機は伸びが鈍り、規模が足りないまま固定費を負う。

借金の借り換えは条件が厳しくなり、利払いが重くのしかかる。工場の閉鎖で一時の費用も出る。取引先の信用が下がれば、受注にも響き、悪循環に入る。

残るのは医療の小さな事業と、売れる資産だ。株主の取り分は、その資産から借金を引いた額まで縮む。減損で自己資本も削られ、配当は止まる。この筋書きでは、時価総額は今の自己資本の 3 割ほどにとどまる。医療の事業を売って借金を返す選択も、現実味を帯びる。

  • 自動車向けばね・部品:数量 0.7(当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段)= 搭載車の生産 × 当社の採用)× 価格 1.15(値段の指数(2026 年=1.0、物価と値上げを含む))→ 売上 112 億円・営業利益 −1 億円。自動車:数量 0.65 倍 × 価格 1.15 倍、営業利益率 -1.0%
  • 医療機器向けばね:数量 0.3(当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段)= 世界の自己注射・吸入薬の市場 × 当社の採用)× 価格 1.20(値段の指数(2026 年=1.0))→ 売上 63 億円・営業利益 4 億円。医療:数量 1.00 倍 × 価格 1.20 倍、営業利益率 6.0%
  • 航空機向けコイルスレッド:数量 0.1(当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段)= 民間機の整備・製造の需要 × 当社のシェア)× 価格 1.20(値段の指数(2026 年=1.0))→ 売上 26 億円・営業利益 1 億円。航空機:数量 0.90 倍 × 価格 1.20 倍、営業利益率 3.0%
  • 事務機器・精密機器・情報通信・家電・インフラ向け:数量 0.3(当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段))× 価格 1.10(値段の指数(2026 年=1.0))→ 売上 43 億円・営業利益 −1 億円。その他:数量 0.55 倍 × 価格 1.10 倍、営業利益率 -3.0%

倍率:赤字で稼ぐ力がなく、価値は売れる資産と借金の差で決まる。今の自己資本 102 億円に PBR 0.29 を掛けた額(約 30 億円)を、売れる資産の税後 30 億円に合わせて置いた。

確率:自動車の主要顧客の離脱、海外工場の赤字の長期化、借り換えの悪化が重なる筋書き。小さな会社で借金があるため、無視できない確率とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

自動車向けばね・部品

自動車のブレーキ、座席、電装品などに使うばねと部品。

数量当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段)= 搭載車の生産 × 当社の採用価格値段の指数(2026 年=1.0、物価と値上げを含む)売上営業利益
今 2026/03 1.0 1.00 150 5
10 年後 中立 1.0 1.30 185 7

取り方:開示は売上全体 297 億円で、用途別は 2022 年 3 月期の自動車 53% を基に推定した(売上 150 億円)。出荷額を 150 円で割った億ドル相当を数量とした。営業利益は自動車の低い利益率を 3% 台と見て配分した推定。

医療機器向けばね

オートインジェクターとドライパウダー吸入器に使うばね。

数量当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段)= 世界の自己注射・吸入薬の市場 × 当社の採用価格値段の指数(2026 年=1.0)売上営業利益
今 2026/03 0.3 1.00 52 6
10 年後 中立 0.6 1.30 108 13

取り方:会社目標の医療売上 60 億円(2027 年 3 月期)から、2026 年 3 月期を 52 億円と推定した。営業利益率は 12% 前後と見て配分した推定。

航空機向けコイルスレッド

航空機のねじ穴を補強する線状の部品と整備用品。

数量当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段)= 民間機の整備・製造の需要 × 当社のシェア価格値段の指数(2026 年=1.0)売上営業利益
今 2026/03 0.2 1.00 24 3
10 年後 中立 0.3 1.34 58 6

取り方:会社目標のコイルスレッド売上 30 億円(2027 年 3 月期、2024 年 3 月期比 1.66 倍)から、2026 年 3 月期を 24 億円と推定した。利益率は 12% 前後と推定。

事務機器・精密機器・情報通信・家電・インフラ向け

事務機器、精密機器、情報通信、家電向けのばねと、住設向けのヒーター。

数量当社の出荷額(億ドル、2026 年の値段)価格値段の指数(2026 年=1.0)売上営業利益
今 2026/03 0.5 1.00 71 1
10 年後 中立 0.4 1.28 77 2

取り方:売上全体から上の 3 つを引いた残り(71 億円)。全体の営業利益 13.2 億円から調整(本社費など -1.8 億円)を除いて配分した推定。

リスクと懸念

海外工場の黒字化が遅れる

メキシコ工場は立ち上げから赤字が続く。会社は 2027 年 3 月期の黒字化を掲げるが、遅れれば営業利益の改善 9 億円強の大半が消える。

自動車の電動化と顧客の値下げ要請

売上の半分が自動車向けで、値段は顧客が決める。電動化でエンジン周りのばねが減り、数量と利益率の両方が圧迫される。

鋼線の値上がりを転嫁できない

鋼線は物価並みに上がる。転嫁が遅れると、利益率が 1 年で数ポイント動く。薄い利益の会社には打撃が大きい。

借金と金利

純有利子負債は 98 億円で、自己資本の 1 倍近い。借り換えの金利が 3.5% になると、利払いが営業利益の 2〜3 割を食う。

一過性の益を実力と見誤る

2027 年 3 月期の純利益予想 20 億円はシンガポール工場の売却益を含む。売却が遅れれば予想も崩れ、実力の利益は 8 億円ほどにすぎない。

小さな会社の流動性

時価総額が 121 億円と小さく、株の売買は薄い。業績の知らせで株価が大きく動きやすい。

今後の分かれ目

メキシコ工場が 2 期続けて黒字になる
やや楽観の確率を引き上げる。営業利益 9 億円強の改善が裏づけられる。
医療売上が会社目標の 60 億円に届く
医療の数量の見通しを引き上げる。全体の利益率も 6% を超える道が開ける。
営業利益率が 4% を割り込む
やや悲観の確率を引き上げる。2026 年 3 月期の改善が一時のものだった可能性が出る。
シンガポール工場の売却が決まり、借金が 90 億円を下回る
財務の不安が一段薄れる。やや悲観と悲観の確率を少し下げる。
TOB(公開買付け)が発表される
小さな会社なので、買い手の価格と条件を確かめる。

見ておくもの

  • 営業利益率の推移(2026 年 3 月期 4.5%、2028 年 3 月期予想 6.9%)
  • 医療売上とコイルスレッド売上の金額
  • メキシコ工場とシンガポール工場の損益
  • 有利子負債の水準(目標 90 億円以下)と借り換えの金利

倍率と資本コストの決め方

倍率は式から置いた。ROE が資本コスト(k=9.0%)に届かない筋書きでは、上限は 1÷k=11.1 倍で、利益の質が並以下なので上限の 6〜9 割に置いた。今の株価や過去の PER・PBR は見ていない。数量は用途別売上の推定、価格は物価並みの 1.34 倍を基本に、鋼線の転嫁の遅れを利益率で表した。悲観の床は自己資本の PBR でなく、売れる資産と借金の差から置いた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11→12.07 倍・やや楽観 PER 10→11.55 倍・中立 PER 9.5→11.11 倍)。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(金属製品)の AI 分析

割安 東洋シヤッター5936 国内3番手のシャッター会社。点検の稼ぎが育ち、利益の割に値段は安い。割安と見る 本質価値との差 +81.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 三洋工業5958 天井・床の下地材で知られる堅実な建材メーカー。時価総額の半分が現金で、事業の稼ぎを考えれば今の値段はかなり安い 本質価値との差 +65.6% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三和ホールディングス5929 国内寡占・世界シェア首位の開口部メーカー、改修需要と海外M&Aの果実を乗せれば割安と出る 本質価値との差 +63.7% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ジーテクト5970 車体骨格プレス部品の中堅。中立の姿でも今の値段は割安寄りだが、ホンダ依存と重い設備投資が割り引きの理由だと筆者は見る 本質価値との差 +62.0% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 文化シヤッター5930 国内2位のシャッター専業。利益率の低い建材部門が重しで、確率で重みをつけるとやや割安 本質価値との差 +60.9% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 エイチワン5989 ホンダ向け 86% のフレーム専業。3 年連続赤字から立ち直ったが、顧客の偏りと重い投資を考えると、割安度は見かけほど大きくないと筆者は見る 本質価値との差 +60.7% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 フジマック5965 病院・給食・外食の厨房を一括で請け負う堅実な中堅。土地売却で現金が積み上がり、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +57.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日創グループ3440 パネルとデータセンター向け筐体は伸びるが、寄せ集めの事業で ROE が資本コストに届かない 本質価値との差 +56.6% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 エムケー精工5906 門型洗車機と調理家電の長野の会社。直近の利益は山で、中立でも自己資本の厚みが評価に残る 本質価値との差 +53.3% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 サンコーテクノ3435 あと施工アンカーの国内首位。利益の安定と財務の堅さに比べ、今の値段は低い 本質価値との差 +52.0% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 MIEコーポレーション3442 工場の配管をつなぐステンレスの継手の専業。値上げで利益は倍増したが、還元が細く借金もある。今の値段はほぼ適正で、わずかに安い程度 本質価値との差 +49.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 昭和鉄工5953 九州の熱の老舗が値付けを覚え、3 年で利益率は 9% に。持ち合い株を除いても今の値段は稼ぎに比べて安い 本質価値との差 +49.2% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 不二サッシ5940 ビル用サッシの老舗。利益は薄いが、値段は稼ぐ力に対して安く、借入の重さを織り込んでもやや割安 本質価値との差 +45.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 リンナイ株式会社5947 実質無借金で稼ぐ力は安定している。米国の電化と海外の伸びを織り込んでも、今の時価総額には安全域がある 本質価値との差 +42.4% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 株式会社RS Technologies3445 再生ウェーハで世界一という稼ぐ力は本物だが、中国の新品ウェーハと重い投資を差し引くと、今の値段に余裕は乏しい 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 株式会社マルゼン5982 稼ぎは堅く、現金も厚い。ただ利益率は過去最高で、今の値段に安全域は見えない 本質価値との差 +36.4% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 宮地エンジニアリンググループ3431 老朽橋の補修は長く続くが、足元は発注減で利益が半減。谷の深さと現金の厚さを踏まえると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +34.4% · 10 年 割安(年 +9.8%) やや割安 日東精工5957 小さなねじとねじ締め機の堅実な会社。伸びの前提がすでに値段に入り、ほぼ適正と見る 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ネポン7985 ハウス暖房機の老舗だが、利益率は1%前後に沈み借金も重い。立ち直れば安いが、その確度は低い 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 中西製作所5941 学校給食に強い厨房機器メーカー。実績は良いが大型投資で借入が増える局面で、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 川田テクノロジーズ3443 橋の補修需要は追い風だが、利益は山の高さにある。値段は価値を1割ほど下回るにとどまり、割安とは言い切れない 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 横河ブリッジホールディングス5911 橋の老朽化は追い風だが新設が細る。高い買い物の消化と資本効率が価値を分ける 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 トーソー5956 カーテンレール最大手で窓まわり 3 社の一角。値上げで利益は戻ったが、資本の効率は低く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 三協立山5932 サッシ大手3位。借金が重く、利益の戻りに値段が左右される。今の値段は、戻りを織り込んだほぼ妥当な水準 本質価値との差 +19.4% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 東プレ5975 プレス部品と冷凍車の二本柱。日産依存と薄い利益率を考えると、本質価値は今の値段をやや下回ると筆者は見る 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 山王3441 AI 配線の追い風で稼ぎは跳ねたが、コネクタ大手の下請けという立場は変わらず、今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 岡部5959 国内の建設需要が細る中、米国の伸びが穴を埋める。だが資本効率が資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ケー・エフ・シー3420 あと施工アンカーとトンネル資材の老舗。利益率は昔の半分まで落ちた。純現金と補修需要が支え、今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 カネソウ5979 溝ぶたと建築金物の三重の老舗。預金が時価総額を超えるが創業家の下で眠り、今年の株価の倍増で10年ではやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 アルインコ5933 足場の新製品で稼ぐ堅実な会社。ただ、赤字の2事業が足を引き、利益の回復を見込んでも本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +12.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 トーカロ3433 半導体装置の消耗部品に皮膜を付ける隠れた寡占企業。稼ぐ力は本物だが、今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 株式会社J-MAX3422 ホンダ系プレス部品。売上の半分が中国と日本のホンダ向けで、借金が重い。中国の電池・新興メーカー向けが伸びても、ホンダの縮みと金利で、今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 アトムリビンテック3426 扉と収納の金物を企画するファブレスの老舗。金融資産は時価総額を上回るが、本業の稼ぎは細く、戻り方も弱い。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) 適正 東京製綱5981 国内ワイヤロープの老舗は今期が過去最高益だが、資本効率は低く、今の値段にやや先走り感がある 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 特殊電極3437 製鉄所の摩耗を溶接で直す職人集団で、技術は本物だが顧客の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 兼房5984 丸鋸と木工刃物の専業。資産は厚いが稼ぐ力は資本コストに届かず、値段は資産と稼ぎの間にある 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アルファ3434 薄利の自動車部品と、縮む国内の住宅錠。自己資本の厚さが救いだが、稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 株式会社ファインシンター5994 自動車の駆動系に入る焼結部品の会社。電動化で縮む本業と重い借金のなか、利益は薄く、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 協立エアテック5997 ビルの防火ダンパーと住宅の全館空調の部品。堅実だが稼ぎは資本コストに届かず、現金も戻らない 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 駒井ハルテック5915 資産は厚いが稼ぐ力が薄い。橋と鉄骨は物価並みで、風車タワーの当たり外れが価値を分ける 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ダイニチ工業5951 石油ファンヒーターと加湿器の国内首位。事業は堅いが時価総額と同規模の現金・有価証券が眠り、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 那須電機鉄工5922 送電鉄塔の需要は堅いが、今の利益は山。ためた資金の使い方が評価を決める 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 天龍製鋸5945 チップソー専業で無借金。事業の稼ぐ力は資本コストに届かず、現金と持ち合い株が値を支える会社 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 KTC5966 整備工具の国産ブランドnepros を持つが、利益率は9%どまり。立て直しの計画を割り引くと、値段はやや高い 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 サンコール5985 稼ぎ頭は光通信コネクタに移ったが、高い利益率の持続を織り込みすぎ。10年の価値は今の時価総額を下回ると筆者は見る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 株式会社長府製作所5946 利益は小さく、資産は大きい。会社がその資産を株主に返すかどうかで、値打ちが決まる 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 中国工業5974 国内のLPガス容器の 3 本に 1 本を作るが、市場は細り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 立川ブラインド工業7989 窓まわり国内最大手。純現金は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年で見ると割高に寄る 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +4.8%) 適正 エスイー3423 インフラ補修の追い風はあるが、研究開発の費用が利益を食う。10年の稼ぎは今の値段を下回る 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ロブテックス5969 エビ印のプライヤとリベットの工具で知られる老舗。名前は残るが利益率は 3% に落ち、資本コストに届く道は細い 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) やや割高 川岸工業5921 スカイツリーや国立競技場にも関わった鉄骨の名門。ただし利益は山を越え、帳簿の厚さほど稼ぐ力はないため、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 瀧上工業5918 橋と鉄骨の本業は薄利。価値の中心は持ち合い株だが、少数株主に届く道は細い 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 パイオラックス5988 自動車の小物部品と医療機器の会社。資本は厚いが稼ぐ力が追いつかず、今の値段は割高寄りと筆者は見る 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイケン5900 引戸の金物や自転車置場を作る大阪の老舗。現金と投資株で時価総額に迫るが、本業の利益は薄く資本に見合わない。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 三ツ知3439 自動車用の特注ファスナーの専業。シートの部品は電気自動車でも要るが、値下げ要請で薄利が続き、資本効率は資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 トーアミ5973 溶接金網の老舗が型枠工事の買収で事業を広げる。帳簿は時価総額の3倍あるが、稼ぎは資本コストの3分の1にとどまり割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 モリテック スチール5986 エンジン部品向けの特殊帯鋼を売る商社。電動化で主力の需要が細り、稼ぐ力は資本に見合わず割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 株式会社SUMCO3436 AI向け300mm先端ウエハーへの転換は本物だが、成熟品の重荷と資本の重さを踏まえると今の値段はすでに回復の先を映す 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大谷工業5939 電柱と通信線の金物を作る富山の老舗。配電網の更新で底堅いが、利益をため込む同族経営で資本の稼ぎが薄く割高 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 コロナ5909 事業の稼ぐ力は細く、厚い金融資産も少数株主には動かせない。割高と見る 本質価値との差 −23.8% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 東洋製罐グループホールディングス株式会社5901 縮減と増配で株主還元は厚くなるが、ROEは資本コストに届かず本質価値は今の株価より低い 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 稲葉製作所3421 国内首位の物置と自己資本の4割近い現金を持つが、利益率は薄く資本効率は低い。現金を価値に足してもなお今の値段は割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社ノーリツ5943 給湯器で国内2位の寡占だが、稼ぐ力はリンナイの6分の1。利益が戻っても、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ネツレン5976 高周波熱処理と高強度鋼線の老舗。国内シェアは高いが儲けが薄く、稼ぐ力に比べて今の値段は割高 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 共和工業所5971 建設機械用ボルトの国内トップ。現金は厚いが戻らず、利益は薄い。値段には余裕がなく割高と見る 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 日本発條5991 懸架ばねとHDDサスペンションの二本柱、AI需要は本物だが北米再建待ちで今の株価は割高寄りと筆者はみる 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) 割高 アルメタックス5928 積水ハウスに売上の半分を頼るサッシの系列メーカー。本業はほぼ稼がず、現金と持ち合い株は厚いが株主には届きにくい 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 株式会社LIXIL5938 稼ぐ力は戻りつつあるが、借金と金利が利益を食う。今の値段は回復をかなり先取りしている 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 イワブチ5983 電柱まわりの金具を作る小さな高自己資本の会社。直近の高い利益率は続きにくく、10年で見れば今の値段は割高と筆者は考える 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ホッカンホールディングス5902 缶・PET容器と飲料の受託充填の会社。借金が重く、稼ぐ力が資本コストに届かないため、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 −37.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 日本フイルコン5942 製紙用の網を作る老舗。国内の縮小が続くなか、賃貸が利益を支えるが、10年の価値は今の時価総額を4割ほど下回る 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 テクノフレックス3449 半導体向けの真空配管と継手で利益が急伸。ただし今の利益は工事の山にあり、10 年で見ると割高と筆者は見る 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 高田機工5923 老朽橋の更新という追い風はあるが、工場が埋まらず稼ぐ力は細い。配当の下限が支えでも、今の値段は高い 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アマテイ5952 国産の釘と自動車向けの特殊ねじを作る小さな老舗。利益は安定してきたが、資本コストに届かない稼ぎと借入の重さで、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 スーパーツール5990 吊クランプと作業工具の老舗。土地は厚いが事業の稼ぎは資本コストに遠く、新工場の成果待ちで割高 本質価値との差 −53.2% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 オーネックス5987 金属を焼いて硬くする請負の会社が、突然AIデータセンターへ。本業は細く、株主の取り分も揺らぐ。今の値段は高い 本質価値との差 −53.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 中央発條5992 トヨタ系のばね専業。薄利と繰り返す工場事故が重く、今の値段は計画の達成を先取りしていると筆者は見る 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 日本製罐5905 18リットル缶と美術缶の専業。市場は縮み、2期続けて営業赤字。賃貸の利益が支えだが、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ワイズホールディングス5955 自動車・家電向けのねじとばねが主力。純現金は厚いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −65.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ジェイテックコーポレーション3446 X線ミラーで世界の放射光施設に納める希少な技術企業。ただし利益は山谷が激しく、いまの値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −70.8% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 日本パワーファスニング5950 建築用のねじとアンカーの専業。積水ハウスに売上の4分の1を頼り、利益はほぼ出ない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −81.3% · 10 年 割高(年 −8.4%) 割高 テクニスコ2962 放熱部品の小型メーカー。2 期の大赤字から黒字目前だが、借金が重く、AI 期待が先行。利益で測った本質価値は今の時価総額の 1 割に満たず割高 本質価値との差 −90.5% · 10 年 割高(年 −13.5%)

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読んだ資料

  1. アドバネクス 中期経営計画(2024年4月〜2027年3月)
  2. アドバネクス 決算説明資料

分析日 2026-10-20