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日本フイルコン 5942

製紙用の網を作る老舗。国内の縮小が続くなか、賃貸が利益を支えるが、10年の価値は今の時価総額を4割ほど下回る

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)404 円78 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)671 円130 億円差 −39.7%
10 年後から見ると 割高 価値 404 円78 億円 · 差 −39.7% · 期待の年率 +1.9%
期待の年率リターン(10 年)+1.9%資本コスト比 −6.9 pt
推定の資本コスト8.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

日本フイルコンは、紙を抄くための網(ワイヤー)を作る会社だ。王子、大王製紙、日本製紙が大株主で、売上278億円のうち、製紙向けを含む産業用フィルター・コンベアが7割を占める。

筆者の結論は、10年の価値は今の時価総額を4割ほど下回る、である。国内の紙の需要は構造的に縮み、製紙会社の設備削減も続く。利益の柱として残るのは、都心に持つ賃貸不動産と、フォトマスクの電子部材だ。

2025年11月期は減損15.8億円と特別退職金5.4億円で、最終赤字になった。会社は2026年11月期に営業利益9億円、2028年11月期に15億円を計画する。上期はすでに8.3億円と先行している。

問題は資本効率だ。自己資本222億円に対し純利益は薄く、ROEは5%に届かない。賃貸の価値が帳簿以上にある可能性は残るが、確かめられていない。

賃貸と有価証券という資産の厚みは評価するが、本業の稼ぐ力が先細りの構図は変わらない。筆者が重く見ているのは、国内の製紙会社が顧客であり、同時に大株主でもあることだ。取引条件を株主として自分の側から動かせない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社の本質は「衰える本業と、確かな賃貸資産」の組み合わせだ。本業の製紙網は縮み、電子部材は設備更新に追われている。

株主のものになる利益は薄い。ROEは直近で赤字、中立の10年でも4%に届かない。自己資本の厚さは、利益を生まない資産の積み上がりが原因だ。

安全域の面では、賃貸不動産と投資有価証券が床になる。ただ、帳簿以上の含み益があるかは確かめられていない。

筆者は、PBRの低さだけを割安の根拠にしない。ROEが資本コストを下回る会社の帳簿の価値は額面を下回るからだ。

この会社に払える値段は、賃貸と有価証券の価値に、衰える本業の稼ぎを足したものになる。本業の稼ぎには、高い倍率をつけられない。

経営の資本配分は、配当と自社株買いで株主に報いようとしているが、利益の裏づけが薄い年にも配当を維持しており、自己資本の取り崩しに近い。

賃貸の価値が帳簿を大きく上回るなら、見方は変わる。確かめるべきは、賃貸等不動産の注記にある時価だ。

何で稼ぐ会社か

事業は四つある。産業用機能フィルター・コンベアは売上の7割で、製紙用の網と、ふるい分けやろ過に使う工業用の金網を作る。電子部材・フォトマスクはおよそ16%で、半導体や液晶用の回路原版と加工を手がける。環境・水処理は学校プールなどの工事、不動産賃貸は都心の商業施設とマンションの賃貸だ。

賃貸は売上が10億円ほどだが、営業利益は8億円近く出る。全社の営業利益が6.7億円(2025年11月期)という数字の大半を、実は賃貸が稼いでいる。

製紙用の網は消耗品で、紙を抄く機械ごとに仕様が違う。製紙会社と長く取引し、日本、欧州、タイに拠点を持つ。静岡工場からタイ子会社へ生産を移す計画が進み、欧州ではフランスの販売子会社を清算してドイツに新設した。

電子部材は、半導体や液晶のパターンを焼き付けるフォトマスクの製造と、金属の薄板をエッチングで加工する事業の二本立てだ。AI関連の需要は好調だが、車載や産業機械向けが弱く、償却の増加で利益は伸びていない。

環境・水処理は、学校のプールを中心とした水処理装置の工事を請け負う。不採算案件が完工して損益は改善したが、売上は景気と学校の予算に左右される。今後はホテルやマンション向けへ広げる計画だ。

従業員は連結で約千人。製造業の人手不足と賃金の上昇は、固定費の重い工場を持つ同社に直接響く。

優良さと弱いところ

堀は、製紙会社の仕様に合わせる技術力と、長年の取引関係だ。ただ顧客が大株主を兼ねる三社に偏り、価格交渉では不利になりやすい。

収益力は弱い。2019年11月期と2020年11月期は赤字、2025年11月期も最終赤字だった。営業利益率は2%台に沈み、直近12年の最良は2016年11月期の7.0%にとどまる。

財務は並みだ。自己資本比率は52%、純有利子負債は65億円で、利払いの余裕は4.5倍ある。賃貸不動産の安定した利益が全体の下支えになっている。

経営は構造改革を進めている。静岡工場の早期退職、欧州拠点の再編、電子部材の減損処理などだ。結果が出るのはこれからで、実績で見れば優良とは言いにくい。

一方で、賃貸事業は別格に安定している。都心の商業施設とマンションを抱え、売上10億円に対して営業利益が8億円近くある。本業が縮んでも、この利益が下支えになる。

筆者は、この会社を二つの顔で見る。本業の製紙網は衰えゆく優良事業、賃貸は静かに稼ぐ資産だ。合算すると、資本の使い方は効率的とは言えない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の紙需要は、ペーパーレス化と人口減で長期に縮んでいる。製紙会社は生産能力を削り、統合を進めている。同社の製紙向け売上は国内で年に数%ずつ細る前提で見る。

海外では、板紙、衛生紙、不織布の需要が堅調で、緩やかに成長する見込みだ。ただ欧州は景気後退のあとで需要が戻っていない。競合は米国のアルバニー、ドイツのフォイトなど世界大手で、同社の海外シェアは小さい。

電子部材のフォトマスクは、AI関連が好調な一方、車載や産業機械向けが弱い。設備が老朽化し、メーカーの保守終了のリスクがあるため、更新の投資が続く。

不動産賃貸は都心の物件が安定して稼働する。家賃は物価に連動しやすく、インフレの時代には数少ない追い風だ。

製紙用の網は、紙の種類ごとに網目や素材が違い、製紙会社の機械に合わせて作り込む。一度採用されると頻繁には切り替えられないが、使い捨てに近いので、機械の稼働が減れば数量も減る。

国内の製紙会社は、新聞用紙や印刷用紙の需要減に苦しみ、機械の停止や統合を進めている。一方で段ボール原紙や衛生用紙は底堅い。同社はこうした成長分野を海外で取りにいく戦略だ。

タイ子会社への生産移管は、人件費とコストの面で理にかなう。ただし立ち上げの費用と品質の安定に時間がかかる。

資本政策と M&A

還元の方針は配当性向30%以上、かつ自己資本に対する配当の利回り(DOE)2.4%以上だ。2025年11月期と2026年11月期の予想は、年間配当は据え置かれる。

2026年1月に、上限約1億円の自社株買いをした。2026年11月期の総還元性向は150%を超える見込みで、利益が薄くても配当を維持する姿勢が強い。

投資は重い。大阪工場の建て替え(2028年度末完成)、フォトマスクの設備更新、タイへの生産移管が続く。借入が増えれば、金利が3%台に上がる環境で利払いが利益を削る。

株主優待は確認できなかった。大株主は製紙大手三社で、M&Aの動きは見えない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

本業の底は見えた。2025年11月期の減損と特別退職金で、膿を出し切った。2026年11月期の上期の営業利益は8.3億円と、通期予想の9億円にほぼ届き、会社予想は保守的だ。中計の最終年度には営業利益15億円、ROE6%以上を掲げる。フォトマスクはAI向けが好調で、設備を更新すれば増収に転じる。賃貸は都心の物件で、インフレの時代に賃料が物価に連動して上がる。簿価43億円の土地は、時価で大きく上回る可能性がある。配当も性向30%以上と自己資本に対する利回り2.4%の下限を守っている。PBRが1倍を割る水準は、これらの価値を織り込んでいない。 製紙向けの網は世界で堅調な板紙や衛生紙に広げられる。タイ子会社に生産を移せば、人件費の高い国内の工場から利益を出せる体制に変わる。経営は借入の返済を進めつつ、自己資本に対する配当利回りの下限を守る方針で、株主への姿勢は明確だ。 2025年11月期は特別損失で膨らんだ赤字で、営業利益は黒字を保った。賃貸の利益と受取配当が、本業の浮き沈みを和らげる。

慎重な見方

国内の紙需要は構造的に縮み、製紙会社は統合と設備削減を進めている。顧客が減れば、同社の網の売上も減る。赤字は2019年、2020年、2025年と繰り返し、営業利益率は2%台に沈んでいる。会社が掲げる15億円という営業利益は、過去12年の最高水準でもある。電子部材は老朽設備の更新で投資が重く、減損も出た。大阪工場の建て替えも借入頼みで、金利の上昇が利益を削る。賃貸の含み益は確かめられておらず、ROEが資本コストを下回る限り、帳簿の価値は額面を下回る。大株主の製紙会社は顧客であり、価格交渉は不利になりやすい。 生産移管や欧州の再編は、費用が先に出て、効果は後からしか確かめられない。会社は2026年11月期の営業利益を9億円としながら、中計の2028年に15億円を掲げる。この倍近い増益には、国内の縮小を止める材料が見当たらない。自社株買いや配当は、利益が薄い年には自己資本を取り崩す形になる。 配当の維持は、株主にはありがたいが、事業が稼ぐ以上に払えば、自己資本を食う。2026年11月期の配当性向は予想で120%を超える。

どちらに重みを置いたか

勝つのは慎重な見方だ。賃貸と有価証券が床になる点は評価するが、本業の縮小と低いROEで、利益の価値は帳簿の4割弱に留まると見た。楽観の筋書きでも資本コストに届かないROEのため、倍率は上限に近くても11倍が限度だ。確率は中立を厚く、悲観を12%とした。賃貸の含み益が確かめられれば、見方は変わる余地がある。 本業の縮小の速度と、賃貸の価値の二点が分かれ目だ。後者が確かめられていない以上、床は簿価並みで置く。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/11 期)

確率で加重した株価時価総額 559 円109 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 247 円48 億円)。 今の値に割り戻すと 404 円78 億円、今との差 −39.7%、 期待の年率 +1.9%(資本コスト 8.8%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 6% 1,265 円246 億円 309 円60 億円 +134.6% +8.9% 94 円18 億円
やや楽観 18% 857 円166 億円 278 円54 億円 +69.2% +5.4% 204 円40 億円
中立 38% 507 円98 億円 278 円54 億円 +17.0% +1.6% 298 円58 億円
やや悲観 26% 389 円76 億円 222 円43 億円 −9.0% −0.9% 159 円31 億円
悲観 12% 294 円57 億円 129 円25 億円 −37.0% −4.5% 51 円10 億円
加重平均100% 559 円109 億円247 円48 億円 +20.2% +1.9% 807 円157 億円

今の株価時価総額 671 円130 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.8% を下回るほど割高。

楽観 6% 海外の製紙網と電子部材が伸び、計画を大きく超える10年 利益 21 億円 · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 1,265 円246 億円

国内の製紙網は縮小が続くが、タイの子会社への生産移管と欧州の販売再編が実り、海外で利益を稼ぐ体制が固まる。電子部材は高周波デバイスとセンサー向けのフォトマスクが伸び、数量は今の1.6倍に増える。

不動産賃貸は都心の物件の賃料が物価並みに上がり、利益の安定した柱として働く。全社の営業利益は30億円ほどに達し、計画の15億円の倍になる。

配当は性向4割に上がり、自己資本に対する利回りの目標も超える。借入は返済が進み、利払いの負担が軽くなる。

電子部材では、中国勢との競争を高周波デバイス向けの高付加価値品で避ける。

  • 産業用機能フィルター・コンベア:数量 76.0(年間の出荷面積(万平方メートル、推定))× 価格 34,500(1平方メートルあたりの単価(円、推定))→ 売上 262 億円・営業利益 20 億円。海外とタイ生産で利益を確保
  • 電子部材・フォトマスク:数量 1,840(フォトマスク換算の出荷枚数(枚、推定))× 価格 520(1枚あたりの単価(万円、推定))→ 売上 96 億円・営業利益 13 億円。高周波・センサー向けが伸びる
  • 環境・水処理関連:数量 242(年間の完工件数(件、推定))× 価格 0.13(1件あたりの売上(億円))→ 売上 32 億円・営業利益 2 億円。学校プールからホテル向けへ
  • 不動産賃貸:数量 85.0(賃貸面積(千平方メートル、推定))× 価格 1.63(1平方メートルあたりの年間賃料(万円、推定))→ 売上 14 億円・営業利益 11 億円。賃料が物価並みに上がる

倍率:事業の純利益 21 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.4% が k 8.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.4 倍。全体の PER 11.43 倍、時価総額 246 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2016年11月期に営業利益率7%を付けた実績があり、海外とフォトマスクが重なれば再現しうる。国内の紙需要の縮小が続くため、確率は1割に届かせない。

やや楽観 18% 中計の利益目標を超え、緩やかに積み上がる10年 利益 15 億円 · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 857 円166 億円

国内の製紙網は縮小を海外で補い、全体の数量は1割減にとどまる。電子部材はフォトマスクの設備を更新し、AI向けや高周波向けで数量が4割増える。

営業利益は20億円前後で、中計の15億円を上回る。人件費と製造費の上昇は値上げで転嫁し、静岡工場の整理で本社費も抑える。

配当は性向30%以上と自己資本に対する利回り2.4%を守る。借入の返済は進むが、大阪工場の建て替えで投資は重い。

賃貸の利益は安定し、借入の返済を進める余裕が生まれる。海外の比重が高まる。

中計の営業利益15億円は、この筋書きでは3年後に達成し、その後も物価で伸びる。

  • 産業用機能フィルター・コンベア:数量 72.0(年間の出荷面積(万平方メートル、推定))× 価格 34,000(1平方メートルあたりの単価(円、推定))→ 売上 245 億円・営業利益 16 億円。国内縮小を海外で埋める
  • 電子部材・フォトマスク:数量 1,610(フォトマスク換算の出荷枚数(枚、推定))× 価格 500(1枚あたりの単価(万円、推定))→ 売上 81 億円・営業利益 9 億円。フォトマスクの更新投資が実り増収
  • 環境・水処理関連:数量 231(年間の完工件数(件、推定))× 価格 0.13(1件あたりの売上(億円))→ 売上 31 億円・営業利益 1 億円。学校プール需要が定着
  • 不動産賃貸:数量 85.0(賃貸面積(千平方メートル、推定))× 価格 1.57(1平方メートルあたりの年間賃料(万円、推定))→ 売上 13 億円・営業利益 10 億円。賃料は物価並みに近く上昇

倍率:事業の純利益 15 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.5% が k 8.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.4 倍。全体の PER 11.43 倍、時価総額 166 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中計は2028年11月期に営業利益15億円を掲げ、2026年11月期の上期だけで8.3億円を稼いだ。計画に近い水準が10年続く筋は十分ありうる。

中立 38% 国内の縮小を海外と賃貸が支え、利益が緩やかに戻る10年 利益 9 億円 · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 507 円98 億円

国内の製紙網は紙の需要減と製紙会社の生産能力削減で、年2%ずつ細る。海外は板紙と衛生紙の堅調で微増にとどまり、数量は全体で今の0.85倍になる。

電子部材は更新した設備で増収に転じるが、半導体向けの値下がりが重く、利益率は8%台に収まる。不動産賃貸は賃料が物価よりゆるやかに上がり、営業利益は10億円近くに伸びる。

営業利益は12億円ほど。本社費は物価で増え、大阪工場の建て替えの償却は取得時の値段で足されるが、既存設備の償却は増えない。配当は目標の利回り2.4%で下支えされ、ROEは4%に届かない。

海外の伸びは緩やかで、国内の縮小を補いきれない。賃貸の利益は、物価並みには上がらない。

電子部材の価格は、半導体向けマスクの値下がりで物価並みには上がらない。

  • 産業用機能フィルター・コンベア:数量 68.0(年間の出荷面積(万平方メートル、推定))× 価格 33,500(1平方メートルあたりの単価(円、推定))→ 売上 228 億円・営業利益 13 億円。国内は年2%減、海外は微増。価格は物価並み
  • 電子部材・フォトマスク:数量 1,380(フォトマスク換算の出荷枚数(枚、推定))× 価格 480(1枚あたりの単価(万円、推定))→ 売上 66 億円・営業利益 5 億円。数量1.2倍・価格は半導体の値下がりで1.2倍
  • 環境・水処理関連:数量 220(年間の完工件数(件、推定))× 価格 0.13(1件あたりの売上(億円))→ 売上 30 億円・営業利益 1 億円。数量横ばい・価格は物価並み
  • 不動産賃貸:数量 85.0(賃貸面積(千平方メートル、推定))× 価格 1.51(1平方メートルあたりの年間賃料(万円、推定))→ 売上 13 億円・営業利益 10 億円。賃料の上昇は物価より遅い

倍率:事業の純利益 9 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 3.7% が k 8.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.4 倍。全体の PER 11.43 倍、時価総額 98 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2026年11月期の会社予想は営業利益9億円で、上期は8.3億円と先行している。そこから緩やかに戻るが、過去の山には届かないのが最も起こりやすい。

やや悲観 26% 国内の紙需要が急速に縮み、減損が続く10年 利益 2 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 389 円76 億円

日本製紙や大王製紙などが生産設備を減らし、国内の抄紙網の数量は4分の3に落ちる。欧州の景気も戻らず、海外は値下げ競争になる。

電子部材はフォトマスクの価格が上がらず、更新投資の償却だけが重く残る。営業利益はほぼ賃貸の利益で、本社費をかろうじて賄う程度に落ち込む。

配当は性向30%を割り込み、自己資本に対する利回りの目標も下げる。減損と退職金の費用が利益を削る。

大株主の製紙会社との価格交渉で値下げ圧力が強まり、利益率は国内の縮小以上に削られる。賃貸の利益は残るが、本業の赤字の穴埋めに回る。

賃貸以外の事業はほぼ損益ゼロで推移する。

  • 産業用機能フィルター・コンベア:数量 60.0(年間の出荷面積(万平方メートル、推定))× 価格 32,500(1平方メートルあたりの単価(円、推定))→ 売上 195 億円・営業利益 8 億円。国内の製紙網が急速に縮み、海外も値下げ圧力
  • 電子部材・フォトマスク:数量 1,035(フォトマスク換算の出荷枚数(枚、推定))× 価格 440(1枚あたりの単価(万円、推定))→ 売上 46 億円・営業利益 1 億円。中国勢との競争で価格が伸びない
  • 環境・水処理関連:数量 198(年間の完工件数(件、推定))× 価格 0.13(1件あたりの売上(億円))→ 売上 25 億円・営業利益 0 億円。不採算案件が続く
  • 不動産賃貸:数量 80.8(賃貸面積(千平方メートル、推定))× 価格 1.45(1平方メートルあたりの年間賃料(万円、推定))→ 売上 12 億円・営業利益 8 億円。空室と賃料の伸び悩み

倍率:稼ぐ力は薄く、床は売れる資産の側で見る。今の自己資本222億円の約0.34倍、つまり投資有価証券と賃貸不動産の売却価値から純有利子負債を引いた額。 EV(時価総額+純有利子負債)÷営業利益は87倍と高く出るが、利益が薄い年のためで、倍率は使わず床の資産で見ている。

確率:直近12年で最終赤字は3回、営業利益率が1%未満の年もあった。国内の製紙会社の統合と設備削減が重なれば、利益はほぼ賃貸だけになる。

悲観 12% 製紙会社の統合で国内を失い、電子部材も撤退に追い込まれる10年 利益 −10 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 294 円57 億円

日本製紙、王子、大王が設備をさらに減らし、国内の抄紙網は需要が3分の2に落ちる。欧州の販売再編も実らず、海外の利益も出ない。

電子部材は老朽設備の保守が終わって受注を失い、撤退も視野に入る。減損と退職金の費用が重なり、営業赤字に陥る。

配当は減り、自己資本に対する利回りの目標も維持できない。残る価値は賃貸不動産と有価証券で、借入を返すと手元に多くは残らない。

タイと欧州の拠点も縮小し、人員の整理が続く。有価証券と不動産の売却で借入を減らす方向に動く。

製紙大手との取引は残るが、数量と価格の両面で厳しさを増す。

  • 産業用機能フィルター・コンベア:数量 48.0(年間の出荷面積(万平方メートル、推定))× 価格 30,000(1平方メートルあたりの単価(円、推定))→ 売上 144 億円・営業利益 1 億円。製紙会社の統合で国内の需要が3分の2に
  • 電子部材・フォトマスク:数量 690(フォトマスク換算の出荷枚数(枚、推定))× 価格 400(1枚あたりの単価(万円、推定))→ 売上 28 億円・営業利益 −1 億円。老朽設備で受注を失う
  • 環境・水処理関連:数量 176(年間の完工件数(件、推定))× 価格 0.11(1件あたりの売上(億円))→ 売上 19 億円・営業利益 −1 億円。案件が減る
  • 不動産賃貸:数量 76.5(賃貸面積(千平方メートル、推定))× 価格 1.33(1平方メートルあたりの年間賃料(万円、推定))→ 売上 10 億円・営業利益 7 億円。賃料の下落

倍率:稼ぐ力にほぼ値が付かず、床は売れる資産から借入を引いた額。今の自己資本222億円の約0.26倍。

確率:日本の紙需要は構造的に縮み、製紙会社は統合を進めている。顧客が減れば、固定費の重い工場の稼働率が保てない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

産業用機能フィルター・コンベア

製紙用の網(ワイヤー)と、ふるい分け・ろ過・搬送用の工業用金網。

数量年間の出荷面積(万平方メートル、推定)価格1平方メートルあたりの単価(円、推定)売上営業利益
今 2025/11 80.0 25,000 200 9
10 年後 中立 68.0 33,500 228 13

取り方:第3四半期までの売上146億円を通期に伸ばして約200億円と推定し、1平方メートル2.5万円ほどと置いて面積を出した(面積は開示なし・推定)。営業利益は第3四半期の累計7.3億円から通期9億円と見た。

電子部材・フォトマスク

半導体や液晶向けのフォトマスクとエッチング加工。

数量フォトマスク換算の出荷枚数(枚、推定)価格1枚あたりの単価(万円、推定)売上営業利益
今 2025/11 1,150 400 46 2
10 年後 中立 1,380 480 66 5

取り方:第3四半期までの売上33億円から通期約46億円と推定し、換算枚数と単価に分けた(開示なし・推定)。営業利益は同期間2.5億円から通期2.4億円。減価償却の増加が利益を圧迫している。 価格は半導体向けマスクの単価下落で、物価の伸びを下回る前提。

環境・水処理関連

学校プールなどの水処理装置と工事。

数量年間の完工件数(件、推定)価格1件あたりの売上(億円)売上営業利益
今 2025/11 220 0.10 22 0
10 年後 中立 220 0.13 30 1

取り方:第3四半期までの売上14億円から通期約22億円と推定し、1件1000万円ほどで件数に換算した(開示なし・推定)。不採算案件が完工し、利益は小さな黒字。

不動産賃貸

都心の商業施設・マンション・駐車場の賃貸。

数量賃貸面積(千平方メートル、推定)価格1平方メートルあたりの年間賃料(万円、推定)売上営業利益
今 2025/11 85.0 1.21 10 8
10 年後 中立 85.0 1.51 13 10

取り方:第3四半期までの売上7.7億円・営業利益5.8億円から通期売上約10億円・営業利益7.8億円と見た。面積と賃料は開示がなく推定。償却や固定資産税を引いた後の利益で、利益率は75%台。

リスクと懸念

国内の紙需要の構造的な縮小

ペーパーレス化と人口減で紙の需要が減り、製紙会社は設備を削っている。製紙網は消耗品だが、顧客の機械が減れば数量も減る。統合が進めば価格交渉力はさらに弱まる。

電子部材の設備更新と減損

フォトマスクの描画・検査装置が老朽化し、更新の投資が続く。2025年11月期は減損15.8億円を計上した。更新後も需要が戻らなければ、償却だけが利益を削る。

大阪工場の建て替えと借入

2028年度末の完成を目指す建て替えは、借入の増加と金利上昇による利払いの増加を招く。建築費の上昇で投資額が膨らむ恐れもある。

海外展開の不確実性

欧州ではフランスの子会社を清算してドイツに新設し、タイへの生産移管を進める。再編に失敗すれば、費用だけがかさむ。欧州の景気が戻らない点も重い。

大株主が顧客である構造

王子HD、大王製紙、日本製紙が大株主であり、同時に顧客でもある。株主還元よりも取引条件が優先される場面が出うる。

今後の分かれ目

2026年11月期の営業利益が9億円を大きく上回り、中計の15億円に近づく
構造改革の効果が出たと見て、中立から楽観の筋書きに寄る。
国内の大手製紙会社が統合や大型の設備停止を発表する
国内の製紙網の数量が急減し、やや悲観から悲観の筋書きに寄る。
賃貸不動産の売却や、含み益を示す開示が出る
売れる資産の価値が具体化し、床が上がる。確率は楽観側に動く。
フォトマスク事業で再び減損、または撤退が発表される
電子部材の利益見通しが下がり、やや悲観の筋書きに寄る。
製紙大手が株式の買い増しや公開買付けに動く
少数株主にとって別の価値が出うるが、顧客でもあるため条件は読みにくい。

見ておくもの

  • 国内の製紙網の売上(年2%減に収まるか)
  • フォトマスクの設備更新と受注
  • 賃貸等不動産の時価(有価証券報告書の注記)
  • 大阪工場の建て替え費用と借入の動き

倍率と資本コストの決め方

倍率は正当化PERの式とROEがk以下なら1÷kが上限という決まりから置き、今の株価や過去のPBRは使っていない。床は投資有価証券の税後と賃貸・遊休不動産の売却価値から借入を引いた額で、PBRの谷から置いていない。賃貸の含み益は確かめていないので価値に足していない。リース会計の形は変わらない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11→11.43 倍・やや楽観 PER 10.5→11.43 倍・中立 PER 10→11.43 倍)。

資本コスト 8.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%にqualityの+1.25%を足して8.75%。赤字の期はあるが事業は傾いておらず、上乗せはない。

同じ業種(金属製品)の AI 分析

割安 東洋シヤッター5936 国内3番手のシャッター会社。点検の稼ぎが育ち、利益の割に値段は安い。割安と見る 本質価値との差 +81.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 三洋工業5958 天井・床の下地材で知られる堅実な建材メーカー。時価総額の半分が現金で、事業の稼ぎを考えれば今の値段はかなり安い 本質価値との差 +65.6% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三和ホールディングス5929 国内寡占・世界シェア首位の開口部メーカー、改修需要と海外M&Aの果実を乗せれば割安と出る 本質価値との差 +63.7% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ジーテクト5970 車体骨格プレス部品の中堅。中立の姿でも今の値段は割安寄りだが、ホンダ依存と重い設備投資が割り引きの理由だと筆者は見る 本質価値との差 +62.0% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 文化シヤッター5930 国内2位のシャッター専業。利益率の低い建材部門が重しで、確率で重みをつけるとやや割安 本質価値との差 +60.9% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 エイチワン5989 ホンダ向け 86% のフレーム専業。3 年連続赤字から立ち直ったが、顧客の偏りと重い投資を考えると、割安度は見かけほど大きくないと筆者は見る 本質価値との差 +60.7% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 フジマック5965 病院・給食・外食の厨房を一括で請け負う堅実な中堅。土地売却で現金が積み上がり、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +57.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日創グループ3440 パネルとデータセンター向け筐体は伸びるが、寄せ集めの事業で ROE が資本コストに届かない 本質価値との差 +56.6% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 エムケー精工5906 門型洗車機と調理家電の長野の会社。直近の利益は山で、中立でも自己資本の厚みが評価に残る 本質価値との差 +53.3% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 サンコーテクノ3435 あと施工アンカーの国内首位。利益の安定と財務の堅さに比べ、今の値段は低い 本質価値との差 +52.0% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 MIEコーポレーション3442 工場の配管をつなぐステンレスの継手の専業。値上げで利益は倍増したが、還元が細く借金もある。今の値段はほぼ適正で、わずかに安い程度 本質価値との差 +49.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 昭和鉄工5953 九州の熱の老舗が値付けを覚え、3 年で利益率は 9% に。持ち合い株を除いても今の値段は稼ぎに比べて安い 本質価値との差 +49.2% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 不二サッシ5940 ビル用サッシの老舗。利益は薄いが、値段は稼ぐ力に対して安く、借入の重さを織り込んでもやや割安 本質価値との差 +45.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 リンナイ株式会社5947 実質無借金で稼ぐ力は安定している。米国の電化と海外の伸びを織り込んでも、今の時価総額には安全域がある 本質価値との差 +42.4% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 株式会社RS Technologies3445 再生ウェーハで世界一という稼ぐ力は本物だが、中国の新品ウェーハと重い投資を差し引くと、今の値段に余裕は乏しい 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 株式会社マルゼン5982 稼ぎは堅く、現金も厚い。ただ利益率は過去最高で、今の値段に安全域は見えない 本質価値との差 +36.4% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 宮地エンジニアリンググループ3431 老朽橋の補修は長く続くが、足元は発注減で利益が半減。谷の深さと現金の厚さを踏まえると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +34.4% · 10 年 割安(年 +9.8%) やや割安 日東精工5957 小さなねじとねじ締め機の堅実な会社。伸びの前提がすでに値段に入り、ほぼ適正と見る 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ネポン7985 ハウス暖房機の老舗だが、利益率は1%前後に沈み借金も重い。立ち直れば安いが、その確度は低い 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 中西製作所5941 学校給食に強い厨房機器メーカー。実績は良いが大型投資で借入が増える局面で、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 川田テクノロジーズ3443 橋の補修需要は追い風だが、利益は山の高さにある。値段は価値を1割ほど下回るにとどまり、割安とは言い切れない 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 横河ブリッジホールディングス5911 橋の老朽化は追い風だが新設が細る。高い買い物の消化と資本効率が価値を分ける 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 トーソー5956 カーテンレール最大手で窓まわり 3 社の一角。値上げで利益は戻ったが、資本の効率は低く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 三協立山5932 サッシ大手3位。借金が重く、利益の戻りに値段が左右される。今の値段は、戻りを織り込んだほぼ妥当な水準 本質価値との差 +19.4% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 東プレ5975 プレス部品と冷凍車の二本柱。日産依存と薄い利益率を考えると、本質価値は今の値段をやや下回ると筆者は見る 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 山王3441 AI 配線の追い風で稼ぎは跳ねたが、コネクタ大手の下請けという立場は変わらず、今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 岡部5959 国内の建設需要が細る中、米国の伸びが穴を埋める。だが資本効率が資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ケー・エフ・シー3420 あと施工アンカーとトンネル資材の老舗。利益率は昔の半分まで落ちた。純現金と補修需要が支え、今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 カネソウ5979 溝ぶたと建築金物の三重の老舗。預金が時価総額を超えるが創業家の下で眠り、今年の株価の倍増で10年ではやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 アルインコ5933 足場の新製品で稼ぐ堅実な会社。ただ、赤字の2事業が足を引き、利益の回復を見込んでも本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +12.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 トーカロ3433 半導体装置の消耗部品に皮膜を付ける隠れた寡占企業。稼ぐ力は本物だが、今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 株式会社J-MAX3422 ホンダ系プレス部品。売上の半分が中国と日本のホンダ向けで、借金が重い。中国の電池・新興メーカー向けが伸びても、ホンダの縮みと金利で、今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 アトムリビンテック3426 扉と収納の金物を企画するファブレスの老舗。金融資産は時価総額を上回るが、本業の稼ぎは細く、戻り方も弱い。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) 適正 東京製綱5981 国内ワイヤロープの老舗は今期が過去最高益だが、資本効率は低く、今の値段にやや先走り感がある 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 特殊電極3437 製鉄所の摩耗を溶接で直す職人集団で、技術は本物だが顧客の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 兼房5984 丸鋸と木工刃物の専業。資産は厚いが稼ぐ力は資本コストに届かず、値段は資産と稼ぎの間にある 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アルファ3434 薄利の自動車部品と、縮む国内の住宅錠。自己資本の厚さが救いだが、稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 株式会社ファインシンター5994 自動車の駆動系に入る焼結部品の会社。電動化で縮む本業と重い借金のなか、利益は薄く、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 協立エアテック5997 ビルの防火ダンパーと住宅の全館空調の部品。堅実だが稼ぎは資本コストに届かず、現金も戻らない 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 駒井ハルテック5915 資産は厚いが稼ぐ力が薄い。橋と鉄骨は物価並みで、風車タワーの当たり外れが価値を分ける 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ダイニチ工業5951 石油ファンヒーターと加湿器の国内首位。事業は堅いが時価総額と同規模の現金・有価証券が眠り、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 那須電機鉄工5922 送電鉄塔の需要は堅いが、今の利益は山。ためた資金の使い方が評価を決める 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 天龍製鋸5945 チップソー専業で無借金。事業の稼ぐ力は資本コストに届かず、現金と持ち合い株が値を支える会社 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 KTC5966 整備工具の国産ブランドnepros を持つが、利益率は9%どまり。立て直しの計画を割り引くと、値段はやや高い 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 サンコール5985 稼ぎ頭は光通信コネクタに移ったが、高い利益率の持続を織り込みすぎ。10年の価値は今の時価総額を下回ると筆者は見る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 株式会社長府製作所5946 利益は小さく、資産は大きい。会社がその資産を株主に返すかどうかで、値打ちが決まる 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 中国工業5974 国内のLPガス容器の 3 本に 1 本を作るが、市場は細り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 立川ブラインド工業7989 窓まわり国内最大手。純現金は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年で見ると割高に寄る 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +4.8%) 適正 エスイー3423 インフラ補修の追い風はあるが、研究開発の費用が利益を食う。10年の稼ぎは今の値段を下回る 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ロブテックス5969 エビ印のプライヤとリベットの工具で知られる老舗。名前は残るが利益率は 3% に落ち、資本コストに届く道は細い 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) やや割高 川岸工業5921 スカイツリーや国立競技場にも関わった鉄骨の名門。ただし利益は山を越え、帳簿の厚さほど稼ぐ力はないため、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 瀧上工業5918 橋と鉄骨の本業は薄利。価値の中心は持ち合い株だが、少数株主に届く道は細い 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 パイオラックス5988 自動車の小物部品と医療機器の会社。資本は厚いが稼ぐ力が追いつかず、今の値段は割高寄りと筆者は見る 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイケン5900 引戸の金物や自転車置場を作る大阪の老舗。現金と投資株で時価総額に迫るが、本業の利益は薄く資本に見合わない。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 三ツ知3439 自動車用の特注ファスナーの専業。シートの部品は電気自動車でも要るが、値下げ要請で薄利が続き、資本効率は資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 トーアミ5973 溶接金網の老舗が型枠工事の買収で事業を広げる。帳簿は時価総額の3倍あるが、稼ぎは資本コストの3分の1にとどまり割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 モリテック スチール5986 エンジン部品向けの特殊帯鋼を売る商社。電動化で主力の需要が細り、稼ぐ力は資本に見合わず割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 株式会社SUMCO3436 AI向け300mm先端ウエハーへの転換は本物だが、成熟品の重荷と資本の重さを踏まえると今の値段はすでに回復の先を映す 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大谷工業5939 電柱と通信線の金物を作る富山の老舗。配電網の更新で底堅いが、利益をため込む同族経営で資本の稼ぎが薄く割高 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 コロナ5909 事業の稼ぐ力は細く、厚い金融資産も少数株主には動かせない。割高と見る 本質価値との差 −23.8% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 東洋製罐グループホールディングス株式会社5901 縮減と増配で株主還元は厚くなるが、ROEは資本コストに届かず本質価値は今の株価より低い 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 稲葉製作所3421 国内首位の物置と自己資本の4割近い現金を持つが、利益率は薄く資本効率は低い。現金を価値に足してもなお今の値段は割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社ノーリツ5943 給湯器で国内2位の寡占だが、稼ぐ力はリンナイの6分の1。利益が戻っても、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ネツレン5976 高周波熱処理と高強度鋼線の老舗。国内シェアは高いが儲けが薄く、稼ぐ力に比べて今の値段は割高 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 共和工業所5971 建設機械用ボルトの国内トップ。現金は厚いが戻らず、利益は薄い。値段には余裕がなく割高と見る 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 日本発條5991 懸架ばねとHDDサスペンションの二本柱、AI需要は本物だが北米再建待ちで今の株価は割高寄りと筆者はみる 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アドバネクス5998 医療と航空機のばねで稼ぎ頭を育てつつあるが、自動車と海外工場の重荷が残る。今の値段は先を行く 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 アルメタックス5928 積水ハウスに売上の半分を頼るサッシの系列メーカー。本業はほぼ稼がず、現金と持ち合い株は厚いが株主には届きにくい 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 株式会社LIXIL5938 稼ぐ力は戻りつつあるが、借金と金利が利益を食う。今の値段は回復をかなり先取りしている 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 イワブチ5983 電柱まわりの金具を作る小さな高自己資本の会社。直近の高い利益率は続きにくく、10年で見れば今の値段は割高と筆者は考える 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ホッカンホールディングス5902 缶・PET容器と飲料の受託充填の会社。借金が重く、稼ぐ力が資本コストに届かないため、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 −37.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 テクノフレックス3449 半導体向けの真空配管と継手で利益が急伸。ただし今の利益は工事の山にあり、10 年で見ると割高と筆者は見る 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 高田機工5923 老朽橋の更新という追い風はあるが、工場が埋まらず稼ぐ力は細い。配当の下限が支えでも、今の値段は高い 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アマテイ5952 国産の釘と自動車向けの特殊ねじを作る小さな老舗。利益は安定してきたが、資本コストに届かない稼ぎと借入の重さで、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 スーパーツール5990 吊クランプと作業工具の老舗。土地は厚いが事業の稼ぎは資本コストに遠く、新工場の成果待ちで割高 本質価値との差 −53.2% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 オーネックス5987 金属を焼いて硬くする請負の会社が、突然AIデータセンターへ。本業は細く、株主の取り分も揺らぐ。今の値段は高い 本質価値との差 −53.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 中央発條5992 トヨタ系のばね専業。薄利と繰り返す工場事故が重く、今の値段は計画の達成を先取りしていると筆者は見る 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 日本製罐5905 18リットル缶と美術缶の専業。市場は縮み、2期続けて営業赤字。賃貸の利益が支えだが、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ワイズホールディングス5955 自動車・家電向けのねじとばねが主力。純現金は厚いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −65.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ジェイテックコーポレーション3446 X線ミラーで世界の放射光施設に納める希少な技術企業。ただし利益は山谷が激しく、いまの値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −70.8% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 日本パワーファスニング5950 建築用のねじとアンカーの専業。積水ハウスに売上の4分の1を頼り、利益はほぼ出ない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −81.3% · 10 年 割高(年 −8.4%) 割高 テクニスコ2962 放熱部品の小型メーカー。2 期の大赤字から黒字目前だが、借金が重く、AI 期待が先行。利益で測った本質価値は今の時価総額の 1 割に満たず割高 本質価値との差 −90.5% · 10 年 割高(年 −13.5%)

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読んだ資料

  1. 日本フイルコン 2025年11月期 第3四半期決算短信(セグメント表・貸借対照表)
  2. 日本フイルコン 2025年11月期決算説明(ログミーファイナンス)

分析日 2026-10-20