株譜
AI 銘柄分析 · 金属製品 · 試作

アルインコ 5933

足場の新製品で稼ぐ堅実な会社。ただ、赤字の2事業が足を引き、利益の回復を見込んでも本質価値は今の値段をやや下回る

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,143 円222 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,017 円198 億円差 +12.3%
10 年後から見ると やや割安 価値 1,143 円222 億円 · 差 +12.3% · 期待の年率 +8.1%
期待の年率リターン(10 年)+8.1%資本コスト比 +0.1 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

アルインコは、建設現場の足場を作って売り、貸す会社である。足場の製造・販売とレンタルの2つで売上の約7割、利益のほぼ全てを稼ぐ。残りは、高所作業台やフィットネス機器などの住宅機器と、業務用無線機の電子機器だ。この2つは赤字が続いている。

筆者の結論は、今の値段はやや割高というものだ。足場の事業は堅く、配当も2010年3月期以降は減らしていない。だが、稼ぐ力に対して資本が厚く、ROE(自己資本利益率)は5%前後と資本コストに届かない。

足場では、新型足場「アルバトロス」への切り替えが追い風になる。従来のわく組足場は製造がほぼ終わり、市場の3〜4割が新型に移った。ここでシェアを守れるかが、10年の利益を決める。

一方、輸入に頼る住宅機器と電子機器は、円安が利益を直撃する。会社は2027年3月期に営業利益30億円を見込むが、赤字2事業の解消は計画どおりに進んでいない。中立の筋書きでも、10年後の営業利益は50億円弱にとどまる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、アルインコは「悪くない事業と、足を引く事業が同居する、堅実だが儲けが薄い会社」と映る。

足場は、安全に関わる道具で、需要が長く続き、保守的な経営と相性がよい。レンタルは資本を食うが、顧客を囲い込める。この2つが続けば、利益はゆっくり増える。

だが、資本の使い方には不満が残る。過去10年のROEは6%台で、資本コストを下回る。赤字の2事業に資金を回し続け、足場事業の稼ぎを薄めている。オーナーなら、この2事業の整理か、黒字化の期限を求めるだろう。

経営は誠実で、配当を減らさず、自己資本比率も45%を保つ。これは評価できる。ただ、借金を増やして投資と還元を続ける形は、景気後退期に余裕を失う。

筆者は、今の値段は、利益が緩やかに回復する前提をすでに織り込んでおり、安全域がないと見る。配当利回りの高さは魅力だが、それだけで割安とは言えない。

何で稼ぐ会社か

アルインコの稼ぎは4つの事業に分かれる。2026年3月期の売上は626億円で、うち建設機材とレンタルの2つが約425億円と7割近くを占める。

建設機材は、仮設足場の製造・販売だ。ゼネコンや足場工事会社に、新型足場「アルバトロス」、足場板、くさび式足場などを売る。足場は工事ごとに組んで壊す道具で、安全性と組立ての速さが選ばれる理由になる。国内は仮設工業会の認定制度があり、安い海外品は入りにくい。

レンタルは、足場や仮設資材を貸し出し、運搬や整備まで含めて提供する。機材を持つ負担は重いが、売り切りの景気変動を均す役割を持つ。会社は機材センターへの投資を続けている。

住宅機器は、建機レンタル向けの高所作業台、玄米保冷庫、ホームフィットネス機器、アルミ建材などを扱う。輸入品が多く、為替の影響を受ける。電子機器は、アマチュア無線機と消防・防災向けの業務無線機だ。

2026年3月期のセグメント利益は、建設機材が約20億円、レンタルが約13億円、住宅機器が約4億円の赤字、電子機器が約4億円の赤字。全社の営業利益は22億円である。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねしにくい強みは、足場の事業にある。安全認定を受けた製品の開発力、全国の機材センターと物流、ゼネコンとの取引実績が積み上がっている。新型足場は、会社によれば競合の中で自社の開発がいちばん進んでいる。

ただし堀は厚くない。次世代足場の「デファクト」の座はタカミヤが先に取り、信和も追っている。製品は互いに似ており、値段や供給の速さで競り合う局面が多い。足場板など利益率の低い品が増えると、利益が減る。

レンタルは、機材をゼネコンの現場にそろえられる点が強みだが、投資が先行し、償却が利益を削る。

赤字の2事業は、堀らしいものを築けていない。住宅機器は輸入の安価品との競争、電子機器は無線機の需要の縮小に直面している。

資本の効率は低い。過去10年のROE(自己資本利益率)の中央値は6.3%で、資本コストに届かなかった。経営は堅実で、赤字を出す年が少なく、減配もない。ただ、M&Aは利益に結びつく案件が見つからず予算を使えていない。攻める力より、守る力が目立つ会社だ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

足場の需要は、建設投資と建物の更新で決まる。建設経済研究所は、2026年度の建設投資が名目で80兆円を超えると見る。ただし、新築住宅は人口減で細り、職人の高齢化も供給を制限する。物価の分を除いた実質の需要は、ほぼ横ばいか緩やかな減少と筆者は見る。支えるのは、改修、インフラの更新、都市の再開発だ。

足場の構造は変わっている。従来のわく組足場は製造がほぼ終わり、作業スペースが広く、手すりが先に付く新型足場に切り替わっている。市場の3〜4割がすでに新型になった。安全規制の強化も新型への移行を後押しする。この移行期は、先に量産と供給体制を整えた会社がシェアを取りやすい。

競合は、タカミヤ、信和、日綜産業が主な相手だ。レンタルは足場の「機材を持つ力」が競争力になるため、規模が効く。原材料はアルミと鋼材で、価格は国際相場と為替に連動する。値上げでどこまで転嫁できるかが、利益率の分かれ目だ。

住宅機器は、高所作業台を建機レンタル会社に売る商売が伸びている。フィットネス機器は、輸入品が多く、為替と競合の安売りに振られる。電子機器は、消防無線のデジタル化に伴う更新が追い風だが、民生向けの無線機は縮んでいる。

為替は、会社にとって重い変数だ。ドル建て仕入れは約7,000万ドルあり、ヘッジしなければ、為替が1割動くだけで約10億円の差になる。

資本政策と M&A

株主還元は厚い。2027年3月期の配当は連結配当性向の目標40%をわずかに上回る見込みで、累進配当が続き、2010年3月期以降は減配がない。自社株買いは、2026年5月から上限10億円・110万株で始まった。前回は2018年に8億円で、頻度は低い。

投資は重い。中期計画の3年間で165億円を見込み、新型足場とレンタル資産、機材センターに回す。営業活動によるキャッシュフローは、在庫の積み増しで前期に約10億円減った。還元と投資を両立させるため、純有利子負債は207億円まで増えている。

M&Aは、利益に結びつく案件が見つからず、予算を下回った。資金は新製品の開発に振り向けている。

中期経営計画2027は、2026年5月に下方修正された。経常利益は50億円から32億円に下げ、理由は住宅機器・電子機器の想定外の赤字と円安である。当初は4事業すべてが黒字の前提だった。

筆頭株主は15.8%を持つアルメイトで、次いで6.9%のアルインコ共栄会が続く。持ち合いや安定株主が厚く、時価総額が小さいことから、買収の対象になる可能性はある。ただし、会社が支配株主の意向に左右される面も見ておきたい。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

アルインコの利益は、足場の追い風でこれから伸びる。従来のわく組足場の製造が終わり、市場の3〜4割が新型へ移ったが、まだ残りの6割が控えている。アルバトロスは、作業スペースが広く突起もなく、安全性で選ばれる。ゼネコンへの販売拡大と中堅企業の新規開拓で、シェアは上がる余地がある。

建設投資は2026年度に80兆円を超え、改修やインフラ更新の需要も長く続く。レンタルは機材センターの整備が進み、価格改定で償却の増加を吸収できる。

赤字の2事業は、為替予約と値上げで改善に向かう。会社は2027年3月期に営業利益30億円と、3割超の増益を計画している。4事業すべてが黒字になれば、当初の経常利益50億円を早期に上回る。

株主還元も厚い。配当性向40%の目標と累進配当、さらに自社株買いで総還元性向は9割近い。PBRが低いことは、改善の余地が大きいことを意味する。

足場は、安全に直結する道具なので、品質で選ばれる傾向がある。事故が起きたときの責任は元請けのゼネコンにも及ぶため、認定を受けた製品を安定して供給できる会社に発注が集まりやすい。アルインコは国内の自社工場と物流網を持ち、大型案件にも応じられる。10年という長さで見れば、新型への切り替えが終わった後も、更新需要と保守の収益が残る。

慎重な見方

足場の需要は、これから緩やかに細る。新築住宅は人口減で減り、職人の高齢化は工事量を制限する。実質の需要はほぼ横ばいか減少で、勝ち残りの会社でシェアを奪い合う形になる。

アルバトロスは良い製品だが、タカミヤのIqシステムが先に標準の座を取り、信和も追っている。製品に大きな差はなく、値段で競る局面が増える。足場板など低採算の品が増えたことで、前期は足場の利益が約1割減った。

レンタルも、償却の増加で利益が減っている。機材への投資を続けるほど、利益が薄くなる。

赤字の2事業は、計画のたびに黒字化が遅れてきた。住宅機器は輸入品との競争、電子機器は需要の縮小に直面する。円安が続けば、仕入れ負担が増える。

ROEは5%前後で資本コストを下回る。借金を増やして配当と自社株買いを続ける姿は、景気の後退局面で余裕を失う。

さらに、会社が掲げる「4事業すべてが黒字」という絵姿は、為替が円安に傾くたびに遠のく。円安は仕入れを直撃し、値上げで吸収しきれない。M&Aも不発で、成長の手段が自社の投資に限られる点は、10年先の利益の伸びを細くする。配当と自社株買いの厚さは魅力だが、稼ぎが追いつかなければ維持できない。

どちらに重みを置いたか

足場の事業は堅く、株主還元も本物だ。ただ、強気の言い分が頼る赤字2事業の黒字化は、これまで繰り返し遅れている。確率は、中立を最も厚く置き、悲観側に少し寄せた。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かない。楽観側が2割台後半、悲観側が3割強。差し引きでやや割高とした。

結局のところ、強気の言い分と慎重な言い分は、赤字2事業をどう見るかで分かれる。筆者は、整理か黒字化かの実行が確認できるまで、中立の利益を少し控えめに置くのが筋だと考えた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,683 円327 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 533 円104 億円)。 今の値に割り戻すと 1,143 円222 億円、今との差 +12.3%、 期待の年率 +8.1%(資本コスト 8.0%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 3,788 円736 億円 916 円178 億円 +362.5% +16.6% 376 円73 億円
やや楽観 20% 2,508 円488 億円 705 円137 億円 +216.0% +12.2% 643 円125 億円
中立 40% 1,865 円363 億円 571 円111 億円 +139.6% +9.1% 975 円189 億円
やや悲観 22% 437 円85 億円 365 円71 億円 −21.1% −2.3% 177 円34 億円
悲観 10% 360 円70 億円 103 円20 億円 −54.5% −7.6% 46 円9 億円
加重平均100% 1,683 円327 億円533 円104 億円 +117.9% +8.1% 2,216 円431 億円

今の株価時価総額 1,017 円198 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.0% を下回るほど割高。

楽観 8% 新型足場の首位固めと、住宅機器・電子機器の黒字化 利益 53 億円 · PER 13.9 倍 · 株価時価総額 3,788 円736 億円

10年後、新型足場への切り替えが進み、アルバトロスは大手ゼネコンから中堅の工務店にまで広がる。従来のわく組足場はほぼ姿を消し、アルインコは国内の次世代足場でタカミヤと並ぶ二強の一角を占める。シェアは今の約10%から12%台に上がり、足場の販売の営業利益率は10%に乗る。レンタルは機材センターの整備で稼働率が高まり、償却を吸収して9%近い利益率を出す。住宅機器は高所作業台と玄米保冷庫が伸び、為替予約と値上げで黒字が定着する。電子機器は消防無線の更新需要と防災需要を取り込む。全社の営業利益は80億円を超えるが、これは過去の最高(営業利益率で約8%)に並ぶ水準で、ほぼ最良の姿だ。借金は返済が進み、配当は利益の4割台半ばを保つ。

  • 建設機材(仮設足場の製造・販売):数量 315(国内の仮設機材の販売市場(今の値段のまま・億円)× アルインコの金額シェア)× 価格 1.38(値段の指数(今を 1.0、10 年で物価並みなら 1.34))→ 売上 435 億円・営業利益 44 億円。市場 ×1.05・シェア 12.5%・利益率 10%
  • レンタル(足場・仮設の総合レンタル):数量 217(国内の仮設レンタル市場(今の値段のまま・億円)× アルインコの金額シェア)× 価格 1.38(値段の指数(今を 1.0、10 年で物価並みなら 1.34))→ 売上 300 億円・営業利益 26 億円。市場 ×1.05・シェア 11.5%・利益率 8.5%
  • 住宅機器(高所作業台・フィットネス・家庭用品など):数量 58.4(出荷台数相当(万台))× 価格 4.14(1台あたりの平均販売額(万円))→ 売上 242 億円・営業利益 12 億円。台数 ×1.2・利益率 5%
  • 電子機器(無線機):数量 3.3(出荷台数相当(万台))× 価格 28(1台あたりの平均販売額(万円))→ 売上 91 億円・営業利益 5 億円。台数 ×1.2・利益率 5%

倍率:事業の純利益 53 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.0% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.0%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.9 倍。全体の PER 13.89 倍、時価総額 736 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:新型足場の切り替えが想定より速く進み、赤字事業も黒字に転じる姿。過去12年に営業利益率が7.8%を超えたことはなく、2つの条件が同時に揃う必要がある。

やや楽観 20% 足場は着実に伸び、赤字の2事業が収支均衡に近づく 利益 39 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 2,508 円488 億円

足場の拡販が続き、アルバトロスが標準品として定着する。従来品の廃止が進み、買い替えと新規の工事が重なって、シェアは11.5%まで緩やかに上がる。営業利益率は9%へ戻る。足場板など低採算品の比率が下がることが効く。レンタルはゼネコンの需要を取り込み、価格改定で減価償却の増加を吸収する。住宅機器は輸入コストの上昇を価格に転嫁でき、黒字に戻る。電子機器は収支均衡に近づく。全社の営業利益は60億円台で、過去の最高水準を下回る。配当は利益の4割台前半を続け、自社株買いも小さく行う。借金は減らず、横ばいで推移する。会社の計画よりは遅いが、方向は正しい10年になる。

  • 建設機材(仮設足場の製造・販売):数量 279(国内の仮設機材の販売市場(今の値段のまま・億円)× アルインコの金額シェア)× 価格 1.36(値段の指数(今を 1.0、10 年で物価並みなら 1.34))→ 売上 379 億円・営業利益 34 億円。市場 ×1.01・シェア 11.5%・利益率 9%
  • レンタル(足場・仮設の総合レンタル):数量 200(国内の仮設レンタル市場(今の値段のまま・億円)× アルインコの金額シェア)× 価格 1.36(値段の指数(今を 1.0、10 年で物価並みなら 1.34))→ 売上 272 億円・営業利益 22 億円。市場 ×1.01・シェア 11%・利益率 8%
  • 住宅機器(高所作業台・フィットネス・家庭用品など):数量 53.6(出荷台数相当(万台))× 価格 4.08(1台あたりの平均販売額(万円))→ 売上 219 億円・営業利益 8 億円。台数 ×1.1・利益率 3.5%
  • 電子機器(無線機):数量 3.0(出荷台数相当(万台))× 価格 27(1台あたりの平均販売額(万円))→ 売上 82 億円・営業利益 2 億円。台数 ×1.1・利益率 2.5%

倍率:事業の純利益 39 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.9% が k 8.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍。全体の PER 12.5 倍、時価総額 488 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:アルバトロスの拡販が続き、レンタルの投資が実を結ぶ姿。会社計画(2027年3月期の営業利益30億円)の延長線にある。

中立 40% 足場は堅調、赤字の2事業はわずかな黒字にとどまる 利益 29 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 1,865 円363 億円

足場は、建設投資の底堅さに支えられる。人口と新築住宅は減るが、改修、インフラの更新、都市の再開発が補う。新型足場への切り替えで、アルインコのシェアは10%台前半を保つ。ただ、タカミヤや信和との競争で値上げは物価に追いつく程度にとどまり、営業利益率は8.5%と今より少し高い程度だ。レンタルは投資の負担が続き、7.5%程度に収まる。住宅機器は黒字に戻るが2%と薄く、電子機器はほぼ収支がとれる程度。全社の営業利益は49億円で、売上は860億円前後。利息の増加で純利益は29億円にとどまり、ROEは6%台と資本コストに届かない。配当は性向4割強を保つ。

  • 建設機材(仮設足場の製造・販売):数量 256(国内の仮設機材の販売市場(今の値段のまま・億円)× アルインコの金額シェア)× 価格 1.34(値段の指数(今を 1.0、10 年で物価並みなら 1.34))→ 売上 343 億円・営業利益 29 億円。市場 ×0.97・シェア 11%・利益率 8.5%
  • レンタル(足場・仮設の総合レンタル):数量 183(国内の仮設レンタル市場(今の値段のまま・億円)× アルインコの金額シェア)× 価格 1.34(値段の指数(今を 1.0、10 年で物価並みなら 1.34))→ 売上 246 億円・営業利益 18 億円。市場 ×0.97・シェア 10.5%・利益率 7.5%
  • 住宅機器(高所作業台・フィットネス・家庭用品など):数量 48.7(出荷台数相当(万台))× 価格 4.02(1台あたりの平均販売額(万円))→ 売上 196 億円・営業利益 4 億円。台数 ×1.0・利益率 2%
  • 電子機器(無線機):数量 2.8(出荷台数相当(万台))× 価格 27(1台あたりの平均販売額(万円))→ 売上 74 億円・営業利益 1 億円。台数 ×1.0・利益率 1%

倍率:事業の純利益 29 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.2% が k 8.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍。全体の PER 12.5 倍、時価総額 362 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:足場の需要は建設投資に支えられるが、住宅機器・電子機器の赤字解消は遅れるという落としどころ。過去の営業利益率の中央値を少し上回る程度に置いた。

やや悲観 22% 足場の競争が値下げに向かい、利益が低位に戻る 利益 10 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 437 円85 億円

足場の競争が値下げに向かう。タカミヤのIqシステムが標準として定着し、アルバトロスは追随する立場になる。シェアは10%に下がり、値段は物価に追いつかない。足場板などの低採算品の販売で数量を稼ぐ形になり、営業利益率は6%に下がる。レンタルは償却の重さが残り、5%台にとどまる。住宅機器は円安と競合で赤字が残り、電子機器は無線機の需要縮小で赤字が続く。会社は2つの事業の整理を迫られるが、整理の損失が先に出る。全社の営業利益は22億円で、今の水準に戻る。配当は維持されるが、成長のための投資は絞られる。優良とは言えない水準だ。売上は物価の分だけ増えても、数量が減って利益は伸びない。経営は守りに入り、新しい柱を育てる余力は乏しい。

  • 建設機材(仮設足場の製造・販売):数量 223(国内の仮設機材の販売市場(今の値段のまま・億円)× アルインコの金額シェア)× 価格 1.30(値段の指数(今を 1.0、10 年で物価並みなら 1.34))→ 売上 290 億円・営業利益 17 億円。市場 ×0.93・シェア 10%・利益率 6%
  • レンタル(足場・仮設の総合レンタル):数量 167(国内の仮設レンタル市場(今の値段のまま・億円)× アルインコの金額シェア)× 価格 1.30(値段の指数(今を 1.0、10 年で物価並みなら 1.34))→ 売上 218 億円・営業利益 12 億円。市場 ×0.93・シェア 10%・利益率 5.5%
  • 住宅機器(高所作業台・フィットネス・家庭用品など):数量 43.8(出荷台数相当(万台))× 価格 3.90(1台あたりの平均販売額(万円))→ 売上 171 億円・営業利益 −2 億円。台数 ×0.9・利益率 −1%
  • 電子機器(無線機):数量 2.3(出荷台数相当(万台))× 価格 26(1台あたりの平均販売額(万円))→ 売上 61 億円・営業利益 −2 億円。台数 ×0.85・利益率 −4%

倍率:ROE 2%台で資本コストを大きく下回り、稼ぐ力(純利益÷k)は約 115 億円。ただ、レンタル資産・土地・在庫は換金できる。売れる資産の税後を負債控除後で 85 億円と置き、その大きい方の 85 億円を床とした。内訳は floor_assets_why に書いた。自己資本の厚さや市場の倍率は根拠にしない。

確率:タカミヤ・信和との競争で値上げが通りにくくなり、住宅機器・電子機器の赤字が残る姿。過去も営業利益率が2〜4%の年が多かった。

悲観 10% 足場が値下げ競争に巻き込まれ、赤字事業も重荷になる 利益 −11 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 360 円70 億円

建設投資が後退し、足場の需要が実質で1割強減る。新型足場でも同業が値段を下げ、アルインコの値段は物価に追いつかない。シェアは8.5%に落ち、営業利益率は3%台まで下がる。レンタルは稼働率の低下で償却を吸収できない。住宅機器と電子機器は円安と輸入品との競争で赤字が膨らみ、減損が出る。全社の営業利益はほぼゼロになり、借金は300億円まで増える。配当は削られ、自己資本の厚さを売却可能な資産(レンタル資産・土地・在庫)の換金で補う局面に入る。会社の独立性が問われ、買収提案も選択肢に入る。足場の事業そのものは残るが、売却や再編で株主に残る価値は小さくなる。

  • 建設機材(仮設足場の製造・販売):数量 180(国内の仮設機材の販売市場(今の値段のまま・億円)× アルインコの金額シェア)× 価格 1.25(値段の指数(今を 1.0、10 年で物価並みなら 1.34))→ 売上 224 億円・営業利益 8 億円。市場 ×0.88・シェア 8.5%・利益率 3.5%
  • レンタル(足場・仮設の総合レンタル):数量 143(国内の仮設レンタル市場(今の値段のまま・億円)× アルインコの金額シェア)× 価格 1.25(値段の指数(今を 1.0、10 年で物価並みなら 1.34))→ 売上 178 億円・営業利益 5 億円。市場 ×0.88・シェア 9%・利益率 3%
  • 住宅機器(高所作業台・フィットネス・家庭用品など):数量 39.0(出荷台数相当(万台))× 価格 3.75(1台あたりの平均販売額(万円))→ 売上 146 億円・営業利益 −7 億円。台数 ×0.8・利益率 −5%
  • 電子機器(無線機):数量 1.9(出荷台数相当(万台))× 価格 25(1台あたりの平均販売額(万円))→ 売上 48 億円・営業利益 −4 億円。台数 ×0.7・利益率 −8%

倍率:営業赤字に近く、稼ぐ力では値が付かない。会社が清算されない限り少数株主は資産の使い道を決められないので、売れる資産の税後を負債控除後で、やや悲観より低い 70 億円(レンタル資産・在庫を買い叩かれる想定)と置いた。内訳は floor_assets_why に書いた。市場の値付けは根拠にしない。

確率:建設投資の後退と円安の長期化、足場の値下げ競争が重なる姿。借金が自己資本の8割と軽くはないため、1割は置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

建設機材(仮設足場の製造・販売)

新型足場「アルバトロス」、足場板、くさび式・枠組足場などの仮設機材を、ゼネコン・足場工事会社に販売する。

数量国内の仮設機材の販売市場(今の値段のまま・億円)× アルインコの金額シェア価格値段の指数(今を 1.0、10 年で物価並みなら 1.34)売上営業利益
今 2026/03 244 1.00 244 20
10 年後 中立 256 1.34 343 29

取り方:国内の仮設機材の販売市場を約2,400億円と置き(公表統計は確認できず、筆者の推定。タカミヤ・信和・日綜産業などの規模から)、外部売上244億円(セグメント売上262.8億円から内部売上約19億円を除いた筆者の割当)をシェア約10.2%とした。セグメント利益は開示の19.7億円。数量は市場の実質の大きさ×シェア、価格は値段の指数。

レンタル(足場・仮設の総合レンタル)

足場や仮設資材を工事会社に貸し出し、組立・解体や物流まで含めて提供する。

数量国内の仮設レンタル市場(今の値段のまま・億円)× アルインコの金額シェア価格値段の指数(今を 1.0、10 年で物価並みなら 1.34)売上営業利益
今 2026/03 181 1.00 181 13
10 年後 中立 183 1.34 246 18

取り方:国内の仮設レンタル市場を約1,800億円と置き(筆者の推定)、開示の売上180.7億円をシェア約10%とした。利益は開示の12.7億円で、レンタル資産の償却増で前期から減った。

住宅機器(高所作業台・フィットネス・家庭用品など)

建機レンタル向けの高所作業台、玄米保冷庫、ホームフィットネス機器、アルミ建材や家庭用品。輸入品が多い。

数量出荷台数相当(万台)価格1台あたりの平均販売額(万円)売上営業利益
今 2026/03 48.7 3.00 146 −4
10 年後 中立 48.7 4.02 196 4

取り方:外部売上146億円(セグメント売上152.2億円から内部売上約6億円を除いた筆者の割当)を、平均販売額3万円で割った換算台数48.7万台とした。内訳の開示はなく筆者の換算。利益は開示の−3.6億円。

電子機器(無線機)

アマチュア無線機、消防・防災向けの業務無線機、通信機器。

数量出荷台数相当(万台)価格1台あたりの平均販売額(万円)売上営業利益
今 2026/03 2.8 20 55 −4
10 年後 中立 2.8 27 74 1

取り方:外部売上55億円(セグメント売上56.3億円から内部売上約1億円を除いた筆者の割当)を、平均販売額20万円で割った換算台数2.75万台とした。消防無線の更新需要で今期は伸びた。内訳の開示はなく筆者の換算。利益は開示の−4.4億円。

リスクと懸念

赤字2事業の黒字化が遅れる

住宅機器と電子機器は、2026年3月期にそれぞれ約4億円の赤字を出した。会社は2027年3月期に改善を見込むが、中期計画は4事業すべての黒字を前提にしながら修正を余儀なくされた。赤字が続けば足場事業の稼ぎが薄まり、減損も出うる。

円安と原材料の高騰

ドル建て仕入れは約7,000万ドルあり、ヘッジしなければ、為替が1割動くだけで約10億円の負担になる。住宅機器やフィットネス機器は輸入比率が高い。アルミと鋼材の相場上昇も重なると、値上げが追いつかない年が出る。

足場の競争と値下げ

次世代足場はタカミヤのIqシステムが先行し、信和も追う。製品が似ているため、値段と供給で競り合い、足場板など低採算品の比率が上がると利益が減る。実際に前期は建設機材の利益が約1割減った。

建設投資の後退と職人不足

新築住宅は人口減で細り、職人の高齢化で工事量にも限界がある。建設投資の名目額は伸びても、実質では足場の需要が減りうる。景気が後退すれば、現場の稼働とレンタル機材の稼働率が同時に落ちる。

レンタル投資の負担

新型足場を中心とした機材投資で、償却費が増え続ける。中期計画の3年間で投資は165億円。需要が想定を下回れば、償却が利益を食い、借金だけが残る。純有利子負債は207億円まで増えた。

支配株主・安定株主の影響

筆頭株主のアルメイトは15.8%を持ち、アルインコ共栄会も6.9%を持つ。安定株主が厚い会社は、少数株主の意向が経営に反映されにくい。資本効率の改善より、安定を優先する判断が続く可能性がある。

今後の分かれ目

アルバトロスなど新型足場の比率が上がり、建設機材の営業利益率が2年続けて10%近くに戻る
楽観・やや楽観の確率を上げてよい。価格競争から抜けた証拠になる。
住宅機器と電子機器が通期で営業黒字になる
中立の前提が実現する。全社の営業利益は計画の30億円を超えるので、悲観側の確率を下げる。
円安が想定より1割以上進んだまま続き、為替予約の効果が切れる
住宅機器・電子機器の赤字が膨らむ。やや悲観の確率を上げる。
タカミヤ・信和が新型足場で値下げを始める
足場の利益率が下がる構造的な変化とみて、やや悲観・悲観の確率を上げる。
赤字2事業の整理、または他社による買収提案が出る
足場事業の価値が見えやすくなる。提案の価格が事業の価値を反映しているかを別に確認する。
純有利子負債が250億円を超え、投資の回収が遅れる
借金の傷みが増したとみて、資本コストの借金の上乗せを引き上げる。

見ておくもの

  • 建設機材とレンタルの営業利益率(新型足場の構成比)
  • 住宅機器・電子機器のセグメント損益
  • 純有利子負債とレンタル資産の投資額
  • ドル円と為替予約の水準
  • 自社株買いの進捗と配当性向

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価・PERを見ず、足場・レンタル・住宅機器・電子機器を数量×価格で積んだ利益と、その時点のROE・資本コスト(基本 7.5% に循環 +0.5%・借金 +0.5% を足した 8.5%)・長期の成長から置いた。中立のROEは約6%で資本コストに届かず、長く続くROEが薄れるため、式の正当化PERは約10.2倍。その約9割弱の9.0倍に置いた。やや悲観・悲観は稼ぐ力ではなく、売れる資産を負債控除後に概算した床から置き、今の自己資本に対する倍率で確かめた。配当利回りの高さや低いPBRは根拠にしていない。中立の営業利益率は5.7%で、過去12年の最高7.8%より低く、純利益÷営業利益は0.59で過去の中央値0.65に近い。会社の中期計画の利益目標はそのまま使わず、10年の筋書きで再計算した。実行済みの自社株買いはまだ小さく、10億円の取得枠を還元に加えた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11.3→13.89 倍・やや楽観 PER 10.2→12.5 倍・中立 PER 9→12.5 倍)。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

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割安 東洋シヤッター5936 国内3番手のシャッター会社。点検の稼ぎが育ち、利益の割に値段は安い。割安と見る 本質価値との差 +81.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 三洋工業5958 天井・床の下地材で知られる堅実な建材メーカー。時価総額の半分が現金で、事業の稼ぎを考えれば今の値段はかなり安い 本質価値との差 +65.6% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三和ホールディングス5929 国内寡占・世界シェア首位の開口部メーカー、改修需要と海外M&Aの果実を乗せれば割安と出る 本質価値との差 +63.7% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ジーテクト5970 車体骨格プレス部品の中堅。中立の姿でも今の値段は割安寄りだが、ホンダ依存と重い設備投資が割り引きの理由だと筆者は見る 本質価値との差 +62.0% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 文化シヤッター5930 国内2位のシャッター専業。利益率の低い建材部門が重しで、確率で重みをつけるとやや割安 本質価値との差 +60.9% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 エイチワン5989 ホンダ向け 86% のフレーム専業。3 年連続赤字から立ち直ったが、顧客の偏りと重い投資を考えると、割安度は見かけほど大きくないと筆者は見る 本質価値との差 +60.7% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 フジマック5965 病院・給食・外食の厨房を一括で請け負う堅実な中堅。土地売却で現金が積み上がり、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +57.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日創グループ3440 パネルとデータセンター向け筐体は伸びるが、寄せ集めの事業で ROE が資本コストに届かない 本質価値との差 +56.6% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 エムケー精工5906 門型洗車機と調理家電の長野の会社。直近の利益は山で、中立でも自己資本の厚みが評価に残る 本質価値との差 +53.3% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 サンコーテクノ3435 あと施工アンカーの国内首位。利益の安定と財務の堅さに比べ、今の値段は低い 本質価値との差 +52.0% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 MIEコーポレーション3442 工場の配管をつなぐステンレスの継手の専業。値上げで利益は倍増したが、還元が細く借金もある。今の値段はほぼ適正で、わずかに安い程度 本質価値との差 +49.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 昭和鉄工5953 九州の熱の老舗が値付けを覚え、3 年で利益率は 9% に。持ち合い株を除いても今の値段は稼ぎに比べて安い 本質価値との差 +49.2% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 不二サッシ5940 ビル用サッシの老舗。利益は薄いが、値段は稼ぐ力に対して安く、借入の重さを織り込んでもやや割安 本質価値との差 +45.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 リンナイ株式会社5947 実質無借金で稼ぐ力は安定している。米国の電化と海外の伸びを織り込んでも、今の時価総額には安全域がある 本質価値との差 +42.4% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 株式会社RS Technologies3445 再生ウェーハで世界一という稼ぐ力は本物だが、中国の新品ウェーハと重い投資を差し引くと、今の値段に余裕は乏しい 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 株式会社マルゼン5982 稼ぎは堅く、現金も厚い。ただ利益率は過去最高で、今の値段に安全域は見えない 本質価値との差 +36.4% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 宮地エンジニアリンググループ3431 老朽橋の補修は長く続くが、足元は発注減で利益が半減。谷の深さと現金の厚さを踏まえると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +34.4% · 10 年 割安(年 +9.8%) やや割安 日東精工5957 小さなねじとねじ締め機の堅実な会社。伸びの前提がすでに値段に入り、ほぼ適正と見る 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ネポン7985 ハウス暖房機の老舗だが、利益率は1%前後に沈み借金も重い。立ち直れば安いが、その確度は低い 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 中西製作所5941 学校給食に強い厨房機器メーカー。実績は良いが大型投資で借入が増える局面で、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 川田テクノロジーズ3443 橋の補修需要は追い風だが、利益は山の高さにある。値段は価値を1割ほど下回るにとどまり、割安とは言い切れない 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 横河ブリッジホールディングス5911 橋の老朽化は追い風だが新設が細る。高い買い物の消化と資本効率が価値を分ける 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 トーソー5956 カーテンレール最大手で窓まわり 3 社の一角。値上げで利益は戻ったが、資本の効率は低く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 三協立山5932 サッシ大手3位。借金が重く、利益の戻りに値段が左右される。今の値段は、戻りを織り込んだほぼ妥当な水準 本質価値との差 +19.4% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 東プレ5975 プレス部品と冷凍車の二本柱。日産依存と薄い利益率を考えると、本質価値は今の値段をやや下回ると筆者は見る 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 山王3441 AI 配線の追い風で稼ぎは跳ねたが、コネクタ大手の下請けという立場は変わらず、今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 岡部5959 国内の建設需要が細る中、米国の伸びが穴を埋める。だが資本効率が資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ケー・エフ・シー3420 あと施工アンカーとトンネル資材の老舗。利益率は昔の半分まで落ちた。純現金と補修需要が支え、今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 カネソウ5979 溝ぶたと建築金物の三重の老舗。預金が時価総額を超えるが創業家の下で眠り、今年の株価の倍増で10年ではやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 トーカロ3433 半導体装置の消耗部品に皮膜を付ける隠れた寡占企業。稼ぐ力は本物だが、今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 株式会社J-MAX3422 ホンダ系プレス部品。売上の半分が中国と日本のホンダ向けで、借金が重い。中国の電池・新興メーカー向けが伸びても、ホンダの縮みと金利で、今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 アトムリビンテック3426 扉と収納の金物を企画するファブレスの老舗。金融資産は時価総額を上回るが、本業の稼ぎは細く、戻り方も弱い。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) 適正 東京製綱5981 国内ワイヤロープの老舗は今期が過去最高益だが、資本効率は低く、今の値段にやや先走り感がある 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 特殊電極3437 製鉄所の摩耗を溶接で直す職人集団で、技術は本物だが顧客の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 兼房5984 丸鋸と木工刃物の専業。資産は厚いが稼ぐ力は資本コストに届かず、値段は資産と稼ぎの間にある 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アルファ3434 薄利の自動車部品と、縮む国内の住宅錠。自己資本の厚さが救いだが、稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 株式会社ファインシンター5994 自動車の駆動系に入る焼結部品の会社。電動化で縮む本業と重い借金のなか、利益は薄く、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 協立エアテック5997 ビルの防火ダンパーと住宅の全館空調の部品。堅実だが稼ぎは資本コストに届かず、現金も戻らない 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 駒井ハルテック5915 資産は厚いが稼ぐ力が薄い。橋と鉄骨は物価並みで、風車タワーの当たり外れが価値を分ける 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ダイニチ工業5951 石油ファンヒーターと加湿器の国内首位。事業は堅いが時価総額と同規模の現金・有価証券が眠り、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 那須電機鉄工5922 送電鉄塔の需要は堅いが、今の利益は山。ためた資金の使い方が評価を決める 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 天龍製鋸5945 チップソー専業で無借金。事業の稼ぐ力は資本コストに届かず、現金と持ち合い株が値を支える会社 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 KTC5966 整備工具の国産ブランドnepros を持つが、利益率は9%どまり。立て直しの計画を割り引くと、値段はやや高い 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 サンコール5985 稼ぎ頭は光通信コネクタに移ったが、高い利益率の持続を織り込みすぎ。10年の価値は今の時価総額を下回ると筆者は見る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 株式会社長府製作所5946 利益は小さく、資産は大きい。会社がその資産を株主に返すかどうかで、値打ちが決まる 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 中国工業5974 国内のLPガス容器の 3 本に 1 本を作るが、市場は細り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 立川ブラインド工業7989 窓まわり国内最大手。純現金は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年で見ると割高に寄る 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +4.8%) 適正 エスイー3423 インフラ補修の追い風はあるが、研究開発の費用が利益を食う。10年の稼ぎは今の値段を下回る 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ロブテックス5969 エビ印のプライヤとリベットの工具で知られる老舗。名前は残るが利益率は 3% に落ち、資本コストに届く道は細い 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) やや割高 川岸工業5921 スカイツリーや国立競技場にも関わった鉄骨の名門。ただし利益は山を越え、帳簿の厚さほど稼ぐ力はないため、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 瀧上工業5918 橋と鉄骨の本業は薄利。価値の中心は持ち合い株だが、少数株主に届く道は細い 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 パイオラックス5988 自動車の小物部品と医療機器の会社。資本は厚いが稼ぐ力が追いつかず、今の値段は割高寄りと筆者は見る 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイケン5900 引戸の金物や自転車置場を作る大阪の老舗。現金と投資株で時価総額に迫るが、本業の利益は薄く資本に見合わない。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 三ツ知3439 自動車用の特注ファスナーの専業。シートの部品は電気自動車でも要るが、値下げ要請で薄利が続き、資本効率は資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 トーアミ5973 溶接金網の老舗が型枠工事の買収で事業を広げる。帳簿は時価総額の3倍あるが、稼ぎは資本コストの3分の1にとどまり割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 モリテック スチール5986 エンジン部品向けの特殊帯鋼を売る商社。電動化で主力の需要が細り、稼ぐ力は資本に見合わず割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 株式会社SUMCO3436 AI向け300mm先端ウエハーへの転換は本物だが、成熟品の重荷と資本の重さを踏まえると今の値段はすでに回復の先を映す 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大谷工業5939 電柱と通信線の金物を作る富山の老舗。配電網の更新で底堅いが、利益をため込む同族経営で資本の稼ぎが薄く割高 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 コロナ5909 事業の稼ぐ力は細く、厚い金融資産も少数株主には動かせない。割高と見る 本質価値との差 −23.8% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 東洋製罐グループホールディングス株式会社5901 縮減と増配で株主還元は厚くなるが、ROEは資本コストに届かず本質価値は今の株価より低い 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 稲葉製作所3421 国内首位の物置と自己資本の4割近い現金を持つが、利益率は薄く資本効率は低い。現金を価値に足してもなお今の値段は割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社ノーリツ5943 給湯器で国内2位の寡占だが、稼ぐ力はリンナイの6分の1。利益が戻っても、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ネツレン5976 高周波熱処理と高強度鋼線の老舗。国内シェアは高いが儲けが薄く、稼ぐ力に比べて今の値段は割高 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 共和工業所5971 建設機械用ボルトの国内トップ。現金は厚いが戻らず、利益は薄い。値段には余裕がなく割高と見る 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 日本発條5991 懸架ばねとHDDサスペンションの二本柱、AI需要は本物だが北米再建待ちで今の株価は割高寄りと筆者はみる 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アドバネクス5998 医療と航空機のばねで稼ぎ頭を育てつつあるが、自動車と海外工場の重荷が残る。今の値段は先を行く 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 アルメタックス5928 積水ハウスに売上の半分を頼るサッシの系列メーカー。本業はほぼ稼がず、現金と持ち合い株は厚いが株主には届きにくい 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 株式会社LIXIL5938 稼ぐ力は戻りつつあるが、借金と金利が利益を食う。今の値段は回復をかなり先取りしている 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 イワブチ5983 電柱まわりの金具を作る小さな高自己資本の会社。直近の高い利益率は続きにくく、10年で見れば今の値段は割高と筆者は考える 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ホッカンホールディングス5902 缶・PET容器と飲料の受託充填の会社。借金が重く、稼ぐ力が資本コストに届かないため、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 −37.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 日本フイルコン5942 製紙用の網を作る老舗。国内の縮小が続くなか、賃貸が利益を支えるが、10年の価値は今の時価総額を4割ほど下回る 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 テクノフレックス3449 半導体向けの真空配管と継手で利益が急伸。ただし今の利益は工事の山にあり、10 年で見ると割高と筆者は見る 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 高田機工5923 老朽橋の更新という追い風はあるが、工場が埋まらず稼ぐ力は細い。配当の下限が支えでも、今の値段は高い 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アマテイ5952 国産の釘と自動車向けの特殊ねじを作る小さな老舗。利益は安定してきたが、資本コストに届かない稼ぎと借入の重さで、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 スーパーツール5990 吊クランプと作業工具の老舗。土地は厚いが事業の稼ぎは資本コストに遠く、新工場の成果待ちで割高 本質価値との差 −53.2% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 オーネックス5987 金属を焼いて硬くする請負の会社が、突然AIデータセンターへ。本業は細く、株主の取り分も揺らぐ。今の値段は高い 本質価値との差 −53.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 中央発條5992 トヨタ系のばね専業。薄利と繰り返す工場事故が重く、今の値段は計画の達成を先取りしていると筆者は見る 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 日本製罐5905 18リットル缶と美術缶の専業。市場は縮み、2期続けて営業赤字。賃貸の利益が支えだが、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ワイズホールディングス5955 自動車・家電向けのねじとばねが主力。純現金は厚いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −65.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ジェイテックコーポレーション3446 X線ミラーで世界の放射光施設に納める希少な技術企業。ただし利益は山谷が激しく、いまの値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −70.8% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 日本パワーファスニング5950 建築用のねじとアンカーの専業。積水ハウスに売上の4分の1を頼り、利益はほぼ出ない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −81.3% · 10 年 割高(年 −8.4%) 割高 テクニスコ2962 放熱部品の小型メーカー。2 期の大赤字から黒字目前だが、借金が重く、AI 期待が先行。利益で測った本質価値は今の時価総額の 1 割に満たず割高 本質価値との差 −90.5% · 10 年 割高(年 −13.5%)

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  3. キタイシホン アルインコの事業内容(セグメント別数字)

分析日 2026-10-16