株譜
AI 銘柄分析 · 金属製品 · 試作

株式会社長府製作所 5946

利益は小さく、資産は大きい。会社がその資産を株主に返すかどうかで、値打ちが決まる

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,900 円646 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,959 円666 億円差 −3.0%
10 年後から見ると 適正 価値 1,900 円646 億円 · 差 −3.0% · 期待の年率 +6.3%
期待の年率リターン(10 年)+6.3%資本コスト比 −1.2 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

長府製作所は、石油給湯器やヒートポンプ式の給湯・空調機器を、全国の住宅向けに作る山口県の中堅メーカーだ。筆者の結論は「やや割高」。事業の稼ぎは小さく、持っている運用資産は大きい。だがその資産が株主の手に届く道筋は、まだ見えない。

売上は465億円で、営業利益は17億円にとどまる。一方、貸借対照表の資産は1,480億円あり、大半が投資有価証券だ。時価総額は673億円で、運用資産(流動の有価証券を足すと約1,045億円)のおよそ6割強しかない。数字だけを見れば、宝の山である。

だが筆者は、寝かせた資産は宝にならないと見る。運用資産は年3%ほどしか稼がず、株主が求める8%には遠い。還元は毎年の利益の流れだけで、積み上がった山には手がつかない。10年後も同じなら、価値は目減りする。

事業そのものは堅実だ。石油給湯器などに高いシェアを持ち、ヒートポンプと全館空調で次の柱を育てている。ただ営業利益率は5%前後で、大きくは伸びない。2025年12月期には、製品補償の損失も出た。

今年7月、他社へ経営の提案をしてきた投資会社が5.6%を報告した。還元が動けば筋書きは変わる。その確率を織り込んでも、筆者は今の値段に安全域を見いだせない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、長府製作所は「安く見えるが、取り分が遠い会社」だ。

良い点は、倒れないことである。借金はなく、事業は10年後も残る。給湯器は壊れれば替える必要があり、需要が突然消えることはない。

問題は、オーナー利益(株主が自由に使える利益)の小ささと、資本の使い方だ。本業の営業利益は17億円。事業に要る資産は370億円ほどで、税引き後の稼ぎは3%に届かない。残る990億円ほどは、年3%で寝ている。株主が求める8%との差が、毎年少しずつ価値を削る。

運用資産が時価総額の1.5倍ある会社を、筆者は「割安」と呼ばない。資産は株主のものだが、取り出す手立てがなければ、額面どおりには評価できない。手立ては、配当・自社株買い・資産の売却のどれかである。

経営は堅実だが、資本配分の意思が弱い。物言う株主の登場で、これが変わる可能性はある。変われば強気の筋書きになる。変わらなければ、10年かけて資産は目減りする。

安全域は、還元の確かな約束があって初めて生まれる。それが見えない今、払う値段に余裕は残らない。

何で稼ぐ会社か

長府製作所は、住宅の給湯と空調の機器を作って売る山口県の会社だ。売上の約半分が給湯機器、約4割が空調機器で、残りがシステムバス・太陽光機器・設備工事である。会社は単一の事業として開示し、部門ごとの利益は出していない。

給湯機器の出発点は石油給湯器だ。ガスが通らない地域や寒冷地では、いまも石油が主役である。ここに、微細な泡を使うウルトラファインバブル搭載機を加え、価格改定と合わせて増収が続いている。電気で湯を沸かすエコキュートも手がける。

空調機器は、ハウスメーカー向けのヒートポンプ式熱源機と全館空調が伸びている。家全体を冷暖房する仕組みだ。石油ファンヒーターなどの暖房機器は、天候で売上が振れる。欧州向けのヒートポンプ熱源機は振るわなかった。

客はハウスメーカー、工務店、販売店、設備工事会社である。新築の着工が減れば響くが、給湯器は10〜15年で替え時が来る。交換の需要が土台になる。

利益は薄い。営業利益率は過去10年、3.7〜6.9%の幅で動いた。銅・ステンレス・樹脂の値上がりを、価格改定で追いかける構図だ。一方、営業外の収益と費用の差が29億円あり、大半は運用資産の収益と見られる。会社の稼ぎは、本業より運用のほうが大きい。

従業員は約1,200人で、研究者は127人。研究開発費は11億円ほどで、売上の2.4%にあたる。

優良さと弱いところ

筆者の見る長府製作所は、「堅い事業と、動かない資産」の会社だ。

事業の強みは、住宅向けの機械を長く作ってきたことにある。石油給湯器など、高いシェアを持つ分野がある。自己資本比率は93%で、借金はない。営業利益は支払利息の170倍あり、潰れる心配は小さい。

弱みは資本の効率だ。自己資本利益率(ROE。株主のお金に対する稼ぎ)は、過去10年で1.5〜3%台にとどまった。資本コストの8%台には一度も届いていない。理由は単純で、自己資本の7割近くが事業に使われず、運用資産として眠っているからだ(筆者の推定)。

値段を決める力は強くない。給湯機器は電気・ガス・石油の熱源ごとに数社が争う成熟市場で、相手はリンナイ・ノーリツ・コロナなどだ。ヒートポンプでは、家電や空調の大手も競争相手になる。

もう1つ気になるのは、品質の費用だ。2025年12月期に製品補償損失の引当金を積み、純利益が3割減った。対象製品は確かめられなかったが、住宅設備は一度出ると費用が重い。

経営は慎重で堅実だ。ただ、資本の使い方には物足りなさが残る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の住宅設備は、新築が細り、交換とリフォームが底を支える市場だ。

新設住宅の着工は、人口と世帯数の減少で長い目で減っていく。省エネ基準の義務化や材料費の上昇も、足元の着工を押し下げた。一方、給湯器は10〜15年で寿命が来る。住宅のストックが増えるほど、替える台数は積み上がる。数量は10年で0.9〜1.0倍が目安だ。

熱源の主役は、少しずつ動いている。ガスと石油は省エネ型(エコジョーズ・エコフィール)へ替わる。電気では、空気の熱で湯を沸かすエコキュートが増える。国は補助金で後押しし、脱炭素の流れが追い風になる。石油機器は台数が減る代わりに、高効率機への切り替えで単価が上がる。

競争は熱源ごとに違う。ガス給湯器は、リンナイとノーリツで大半を握る。石油機器は、コロナや長府などが争う。エコキュートは、パナソニックやダイキンなど家電・空調の大手が強い。ヒートポンプは参入が増え、値下げ競争が利益率を削るおそれがあると、会社自身が計画に書いている。

値段は、素材と人件費の上昇を追って上がる。業界では2026年に、給湯器の値上げが相次いだ。長府のような規模の会社は、大手に合わせて上げる立場になる。

循環のどこにいるか。給湯と暖房は、景気より天候と住宅投資で動く。足元は、値上げの効果と原材料高が同時に出ている局面だ。

資本政策と M&A

資本政策の核心は、積み上がった運用資産をどうするかだ。

総資産1,480億円のうち、投資有価証券が約920億円を占める(集計サイトの値)。有報で確かめられたのは、上場の政策保有株が21銘柄で約150億円、純投資の株が約40億円という分までだ。残りの内訳は確認できなかった。時価総額の673億円は、この資産より小さい。

還元は、毎年の利益の流れに沿っている。配当は年15億円規模で、2025年12月期の配当性向は72%だった。自社株買いは2022年と2023年に行ったが、2024年と2025年は0である。積み上がった山には、手がついていない。

中期計画は「機動的な自社株取得」を掲げるだけで、PBR(株価純資産倍率)の目標も、政策保有株の売却方針も書いていない。

圧力は強まっている。2026年7月、他社へ経営の提案をしてきたBe Brave(泉田和人代表)が、5.6%の保有を報告した。米国の運用会社ファースト・イーグルは、2025年12月の9.1%から2026年4月に4.5%へ持ち分を減らした。

買収される側になる可能性もある。kabufuの推定では、10年以内に19%ほどだ。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

強気の見方はこうなる。主役は積み上がった資産だ。時価総額は、運用資産の7割しかない。事業はただ同然で、資産も3割引きで売られている。会社が資産を事業と還元にうまく回せば、この差は縮まる。

風向きも変わった。今年7月にBe Braveが5.6%を報告した。東証が求めるPBR改善の圧力も続く。最初の一手は、政策保有株約150億円の売却と、自社株買いだ。会社は計画で「機動的な自社株取得」をうたっている。

事業も動き出す。2026年12月期の会社予想は営業利益24億円で、前期の1.4倍だ。計画の最終年には35億円を見込む。エコキュートと全館空調、海外向けヒートポンプ熱源機は、大きく伸びる計画である。

補償損失の引当は一度きりの費用で、来期は出ない。純利益は38億円の予想へ戻る。給湯器の価格改定は業界全体で通っており、素材高も転嫁できている。

事業が計画どおり育ち、資産の一部でも株主へ返れば、時価総額と還元の総額は、今の時価総額のほぼ2倍になる。物価が3%で上がる世界では、現金より事業と資産を持つ会社が有利でもある。

慎重な見方

慎重な見方は、資産の山を「動かない資産」と読む。積み上がった額は20年以上手つかずで、株価は2001年から純資産の0.45〜1.0倍の間にある。株主に、取り出す力がなかった証拠だ。

運用資産は、年3%ほどしか稼がない。資本コストは8%台で、差は毎年5ポイントある。10年続けば、同じ額を株主が自分で運用した場合より、大きく見劣りする。

本業も強くない。営業利益率は4%前後で、2024年と2025年は3%台に落ちた。石油機器は減り、ヒートポンプは大手との値下げ競争になる。会社自身が、利益率の低下を課題に挙げている。

製品補償の損失も気がかりだ。対象も総額も開示されず、追加が出ない保証はない。

物言う株主は来たが、保有は5%台にとどまる。ファースト・イーグルは、持ち分を半分以下に減らした。圧力が続くとは限らない。慎重な経営が、短期の要求に応じる保証もない。還元が動かなければ、資産は寝たままで、10年後も放置される。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方が強い。事業の力は小さく、資産が株主に届く保証がない。物言う株主の登場は、強気の筋書きの確率を押し上げた。だが5%台の持ち分では、会社を動かせると言い切れない。確率は中立から慎重の側に寄せ、強気とやや強気を合わせて35%、やや慎重と悲観を合わせて28%とした。残る37%は、今の方針が続く姿である。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 2,953 円1,004 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 671 円228 億円)。 今の値に割り戻すと 1,900 円646 億円、今との差 −3.0%、 期待の年率 +6.3%(資本コスト 7.5%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 3,525 円1,199 億円 1,176 円400 億円 +140.0% +9.1% 470 円160 億円
やや楽観 25% 3,311 円1,126 億円 823 円280 億円 +111.1% +7.8% 1,034 円351 億円
中立 37% 3,330 円1,132 億円 588 円200 億円 +100.0% +7.2% 1,450 円493 億円
やや悲観 20% 2,203 円749 億円 529 円180 億円 +39.5% +3.4% 546 円186 億円
悲観 8% 1,244 円423 億円 294 円100 億円 −21.5% −2.4% 123 円42 億円
加重平均100% 2,953 円1,004 億円671 円228 億円 +84.9% +6.3% 3,623 円1,232 億円

今の株価時価総額 1,959 円666 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.5% を下回るほど割高。

楽観 10% 還元に動き、利益率も上がる 利益 54 億円 · PER 13.3 倍 · 株価時価総額 3,525 円1,199 億円

物言う株主の働きかけが実を結ぶ。政策保有株の売却と大型の自社株買いが続き、10年で400億円が株主に戻る。運用資産は890億円ほどに減る。

事業もかみ合う。エコキュートと全館空調が伸び、海外向けヒートポンプ熱源機も軌道に乗る。給湯機器は高効率機への切り替えで単価が上がり、営業利益率は7%台に乗る。会社が計画で掲げた6.7%を、さらに上回る水準だ。

運用収益は減るが、本業の利益が穴を埋める。純利益は40億円台で、株主の手元に残る額が増える。資産が事業に使われ、資本の効率が上がる姿になる。

時価総額は今より大きくなり、受け取る還元を足せば、総額は今のほぼ2倍になる。

  • 給湯機器(石油・エコキュートなど):数量 10.8(給湯機器の出荷台数相当(万台。推定))× 価格 29(1台あたり売上(万円。名目))→ 売上 312 億円・営業利益 33 億円
  • 空調機器(ヒートポンプ熱源機・全館空調・暖房):数量 25.7(空調機器の出荷台数相当(万台。推定))× 価格 11(1台あたり売上(万円。名目))→ 売上 284 億円・営業利益 21 億円
  • エンジニアリング部門:数量 14.3(施工案件数(百件。推定))× 価格 283(1案件あたり売上(万円。名目))→ 売上 41 億円・営業利益 3 億円
  • システム機器・ソーラー機器ほか:数量 2.5(システムバス・ソーラー機器などの出荷セット相当(万セット。推定))× 価格 20(1セットあたり売上(万円。名目))→ 売上 49 億円・営業利益 1 億円

倍率:事業の純利益 42 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.1% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 7.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.9 倍 + 余った現金(戻り方込み)665 億円。全体の PER 13.9 倍、時価総額 1,243 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:物言う株主の働きかけが実る筋書きだ。確率は1割にとどめる。会社が5%台の保有者の提案を受け入れ、変わるには、経営の意思が要る。

やや楽観 25% 一部の資産が戻り、事業は堅調 利益 46 億円 · PER 13.3 倍 · 株価時価総額 3,311 円1,126 億円

還元は動くが、徹底はしない。政策保有株を一部売って自社株買いに回し、配当も少し増える。10年の還元は280億円。運用資産は950億円ほどに減る。

事業は計画に近い。給湯機器は価格改定とエコキュートで伸び、空調は全館空調で数量が増える。営業利益率は6%近くに上がる。

補償の問題は片づき、新しい不祥事は出ない。ヒートポンプの値下げ競争は、一部の機種にとどまる。

運用資産の残りが年3%で回る点は変わらない。株主が受ける実りは、還元の増えた分だけ今より良くなる。

物言う株主の要求は通るが、買収や大型の自社株買いまでは進まない。会社が自分のペースで資産を整理するぶん、価値の上がり方は穏やかになる。

  • 給湯機器(石油・エコキュートなど):数量 10.6(給湯機器の出荷台数相当(万台。推定))× 価格 28(1台あたり売上(万円。名目))→ 売上 300 億円・営業利益 25 億円
  • 空調機器(ヒートポンプ熱源機・全館空調・暖房):数量 24.5(空調機器の出荷台数相当(万台。推定))× 価格 11(1台あたり売上(万円。名目))→ 売上 267 億円・営業利益 16 億円
  • エンジニアリング部門:数量 13.7(施工案件数(百件。推定))× 価格 271(1案件あたり売上(万円。名目))→ 売上 37 億円・営業利益 2 億円
  • システム機器・ソーラー機器ほか:数量 2.4(システムバス・ソーラー機器などの出荷セット相当(万セット。推定))× 価格 20(1セットあたり売上(万円。名目))→ 売上 46 億円・営業利益 1 億円

倍率:事業の純利益 33 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.1% が k 7.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.3 倍 + 余った現金(戻り方込み)710 億円。全体の PER 13.33 倍、時価総額 1,147 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:還元が一部動き、事業は計画に近づく筋書きだ。物言う株主の登場と東証の改善要請を踏まえ、2割台半ばを置いた。

中立 37% 資産は寝たまま、事業は小幅に伸びる 利益 43 億円 · PER 12.4 倍 · 株価時価総額 3,330 円1,132 億円

今の姿が10年続く。会社は配当を年15億円規模で続け、少額の自社株買いを足す。10年の還元は200億円ほどで、運用資産は事業の利益の積み上がりで1,070億円まで膨らむ。

事業は小さく伸びる。給湯機器は石油が減り、エコキュートが増えて、台数は3%減る。単価は高効率機への切り替えで、物価を少し上回る。空調はヒートポンプ熱源機が支え、数量は2%増える。営業利益率は5%台前半で、計画の6.7%には届かない。

運用収益は年30億円規模で変わらない。営業利益は33億円まで戻り、純利益は40億円台になる。それでも自己資本利益率は3%に届かない。

株主の目には、資本コストを大きく下回る会社のまま、10年が過ぎる。

  • 給湯機器(石油・エコキュートなど):数量 10.4(給湯機器の出荷台数相当(万台。推定))× 価格 28(1台あたり売上(万円。名目))→ 売上 293 億円・営業利益 21 億円
  • 空調機器(ヒートポンプ熱源機・全館空調・暖房):数量 23.8(空調機器の出荷台数相当(万台。推定))× 価格 11(1台あたり売上(万円。名目))→ 売上 255 億円・営業利益 13 億円
  • エンジニアリング部門:数量 13.0(施工案件数(百件。推定))× 価格 271(1案件あたり売上(万円。名目))→ 売上 35 億円・営業利益 2 億円
  • システム機器・ソーラー機器ほか:数量 2.3(システムバス・ソーラー機器などの出荷セット相当(万セット。推定))× 価格 20(1セットあたり売上(万円。名目))→ 売上 44 億円・営業利益 1 億円

倍率:事業の純利益 28 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.8% が k 7.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.3 倍 + 余った現金(戻り方込み)800 億円。全体の PER 12.34 倍、時価総額 1,146 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:今の方針が続く筋書きだ。20年以上動かなかった資本配分と、小さな事業の伸びを前提に、最も確率が高いとした。

やや悲観 20% 利益率が落ち、補償と値下げ競争が重なる 利益 27 億円 · PER 10.6 倍 · 株価時価総額 2,203 円749 億円

事業が弱る。ヒートポンプで大手との値下げ競争が激しくなり、空調の利益率は3%に張りつく。石油機器の台数は、想定より速く減る。素材高は、転嫁が遅れる。

製品補償の費用が追加で出て、営業利益は19億円にとどまる。会社が計画に掲げた35億円には遠い。

運用資産は、補償や設備投資に回って少し減り、675億円ほどになる。配当は守るが、増配はできない。還元の総額は180億円だ。

運用収益が利益の大半を占める構図は、むしろ強まる。事業の価値は小さく、資産の価値も目減りしていく。

物言う株主の圧力は弱まり、会社は従来の方針に戻る。株式の評価損が出れば、自己資本の厚みも少し削られる。

  • 給湯機器(石油・エコキュートなど):数量 9.9(給湯機器の出荷台数相当(万台。推定))× 価格 27(1台あたり売上(万円。名目))→ 売上 266 億円・営業利益 15 億円
  • 空調機器(ヒートポンプ熱源機・全館空調・暖房):数量 22.2(空調機器の出荷台数相当(万台。推定))× 価格 10(1台あたり売上(万円。名目))→ 売上 231 億円・営業利益 7 億円
  • エンジニアリング部門:数量 12.4(施工案件数(百件。推定))× 価格 263(1案件あたり売上(万円。名目))→ 売上 33 億円・営業利益 2 億円
  • システム機器・ソーラー機器ほか:数量 2.0(システムバス・ソーラー機器などの出荷セット相当(万セット。推定))× 価格 19(1セットあたり売上(万円。名目))→ 売上 38 億円・営業利益 0 億円

倍率:資本コスト7.5%。本業の稼ぎが薄く、自己資本利益率は資本コストを大きく下回るので、PERの上限は1÷k=12.1倍。補償費用で利益の質が落ちるため、上限の約8割の10.61倍にとどめる。余った現金675億円は戻り方0.5で足す。

確率:事業の弱りと追加の補償費用が重なる筋書きだ。補償損失がすでに出ていること、ヒートポンプで大手が強いことを踏まえ、2割を置いた。

悲観 8% 事業が構造的に縮み、資産も目減りする 利益 7 億円 · PER 9.0 倍 · 株価時価総額 1,244 円423 億円

構造的な負けが出る。石油給湯器の需要は人口減と脱炭素で急に減り、ヒートポンプでは大手に価格で勝てない。給湯機器の台数は2割減り、単価も物価に追いつかない。空調の利益は赤字に沈む。

営業利益はマイナスに転じ、製品補償の費用も続く。運用資産は、事業の穴埋めや失敗した投資で半分ほどに減る。

運用収益が残るため、純利益は小さな黒字にとどまる。還元は100億円まで細り、自己資本は評価損で減る。

株主の手に残る価値は、運用資産の半分ほどと、小さな事業だけになる。

住宅設備の需要そのものは消えないが、長府は規模で大手に劣り、価格で勝てる分野が狭まる。資産を売って穴を埋めても、利益は戻らない。

  • 給湯機器(石油・エコキュートなど):数量 8.4(給湯機器の出荷台数相当(万台。推定))× 価格 25(1台あたり売上(万円。名目))→ 売上 210 億円・営業利益 4 億円
  • 空調機器(ヒートポンプ熱源機・全館空調・暖房):数量 19.2(空調機器の出荷台数相当(万台。推定))× 価格 9.60(1台あたり売上(万円。名目))→ 売上 184 億円・営業利益 −2 億円
  • エンジニアリング部門:数量 10.4(施工案件数(百件。推定))× 価格 243(1案件あたり売上(万円。名目))→ 売上 25 億円・営業利益 0 億円
  • システム機器・ソーラー機器ほか:数量 1.5(システムバス・ソーラー機器などの出荷セット相当(万セット。推定))× 価格 17(1セットあたり売上(万円。名目))→ 売上 26 億円・営業利益 −1 億円

倍率:資本コスト7.5%。構造的に負けた事業の稼ぎは小さい。PERの上限は1÷k=12.1倍だが、利益の質が低く、上限の約75%の9.0倍に置く。余った現金450億円は戻り方0.5で足す。

確率:構造的な負けが出る筋書きだ。石油機器の急減と大手との価格競争、運用の失敗が同時に起きる場合で、1割弱を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

給湯機器(石油・エコキュートなど)

石油給湯器・ガス給湯器・エコキュートなどの給湯機器。ウルトラファインバブル搭載機と価格改定で伸びている、会社の最大の柱。

数量給湯機器の出荷台数相当(万台。推定)価格1台あたり売上(万円。名目)売上営業利益
今 2025/12 10.8 20 215 12
10 年後 中立 10.4 28 293 21

取り方:売上は 2025/12 期の製品分類別 215.39 億円。出荷台数は開示がないので、石油・ガス・エコキュートの混ざった平均売上を 1 台 20 万円(工事を含まない機器代の目安)と置いて 10.77 万台と推定した。会社は単一セグメントで利益は開示されないため、全社の営業利益 17 億円を給湯機器に 12 億円(5.6%)、空調に 6 億円、エンジニアリングに 2 億円、本社費・研究開発の調整を −3 億円と配分した推定。

空調機器(ヒートポンプ熱源機・全館空調・暖房)

ハウスメーカー向けヒートポンプ式熱源機、全館空調、石油ファンヒーターなどの暖房機器。天候で振れる。

数量空調機器の出荷台数相当(万台。推定)価格1台あたり売上(万円。名目)売上営業利益
今 2025/12 23.4 8.00 187 6
10 年後 中立 23.8 11 255 13

取り方:売上は 2025/12 期の空調機器 186.85 億円(前期比 −0.5%)。暖房機器の安い台数とヒートポンプ熱源機の高い単価が混ざるので、平均 1 台 8 万円として 23.36 万台と推定した(開示なし)。利益は配分の推定で 6 億円(3.2%)。

エンジニアリング部門

集合住宅・施設向けの給湯・空調の設備工事。案件ごとの受注で、利益率は機器より高い。

数量施工案件数(百件。推定)価格1案件あたり売上(万円。名目)売上営業利益
今 2025/12 13.0 202 26 2
10 年後 中立 13.0 271 35 2

取り方:売上は 2025/12 期の 26.32 億円(前期比 −1.2%)。年 1,300 件・1 件約 200 万円と推定した(開示なし)。利益は配分の推定で 2 億円(7.6%)。

システム機器・ソーラー機器ほか

システムバス、太陽光関連機器など。システムバスは低調で、会社の中でいちばん利益が薄い。

数量システムバス・ソーラー機器などの出荷セット相当(万セット。推定)価格1セットあたり売上(万円。名目)売上営業利益
今 2025/12 2.5 15 36 0
10 年後 中立 2.3 20 44 1

取り方:システム機器 10.47 億円とソーラー機器・その他 25.98 億円の合計 36.45 億円。平均 14.6 万円・2.5 万セットと推定した(開示なし)。利益はほぼゼロと置いた推定。

リスクと懸念

運用資産が動かない

運用資産は約990億円で、時価総額を上回る。年3%ほどしか稼がず、資本コストとの差が毎年価値を削る。配当は年15億円規模で、自社株買いは2024年と2025年が0だった。還元が変わらなければ、10年かけて株主の取り分は目減りする。

製品補償の損失

2025年12月期に製品補償損失引当金を積み、純利益が3割減った。対象製品と総額は確かめられなかった。住宅設備は、一度不具合が出ると交換や点検の費用が重く、追加の損失が出るおそれがある。

ヒートポンプの値下げ競争

会社の計画は、ヒートポンプ市場の競争激化による利益率の低下を課題に挙げる。エコキュートや熱源機では、家電・空調の大手が強い。長府は規模で劣り、価格で押される場面が増えれば、空調と給湯の利益率が下がる。

石油機器の需要減

石油給湯器と暖房機器は、会社の高シェアの事業だが、人口減と脱炭素で台数が減る。高効率機への切り替えで単価は上がるものの、減る速さが想定を超えれば、固定費が重くなり利益が落ちる。

運用資産の値動き

政策保有株は上場21銘柄で約150億円あり、上位は地方銀行や運送会社などだ。株価が下がれば自己資本が減り、運用収益も落ちる。残りの運用資産の中身は確かめられておらず、その分の値動きも読めない。

新築着工と天候

給湯器の交換需要は安定しているが、新築向けは着工の減少に左右される。暖房機器は暖冬で売上が落ちる。省エネ基準の義務化や材料費の上昇で着工が細る局面では、全館空調やシステムバスの数量も伸びにくい。

素材と為替

原価の過半は素材で、銅・ステンレス・アルミ・樹脂を使う。値上がりを価格に転嫁するのが遅れると、その期の利益率は下がる。海外向けは輸出のため、為替の影響も受ける。この分析は150円で動かない前提だ。

今後の分かれ目

物言う株主が株主提案や面談で、還元の拡大を求めた場合
自社株買いや政策保有株の売却が現実味を帯び、強気の筋書きに近づく。会社が拒めば、これまでの姿が続く。
次の中期計画で、PBRの目標や政策保有株の売却方針が示された場合
資産が株主に届く道筋が見え、運用資産の価値を高く見積もれる。数字が入らなければ、変化は小さい。
営業利益率が計画どおり6%台へ上がった場合
本業の稼ぎが運用収益に並び、資本の効率が上がる。やや強気の筋書きが中心になる。
製品補償の損失が追加で出た場合
利益の質への疑いが強まり、営業利益の回復は遅れる。やや慎重の筋書きに寄る。
ヒートポンプで大手が値下げに動いた場合
空調と給湯の利益率が下がり、営業利益は計画に届かない。会社の計画のうち、売上の伸びだけが残る。
政策保有株の評価額が大きく下がった場合
自己資本と運用収益が減る。ただ、本業の稼ぎは小さいので、会社の価値は資産の動きで大きく変わる。

見ておくもの

  • 次の中期計画(2027年以降)での自社株買い・政策保有株の売却・PBR目標の記載
  • Be Braveなど大量保有報告書の提出と、株主総会での提案
  • 営業利益と営業外収益の内訳(運用資産の中身と収益率の開示)
  • 製品補償損失の対象製品と、追加の引当の有無
  • エコキュートと全館空調の販売台数、ヒートポンプ熱源機の海外出荷
  • 石油機器の出荷台数と、原材料費の転嫁(価格改定の頻度)

倍率と資本コストの決め方

今の株価や倍率から逆算せず、セグメントの数量と価格、利益率から営業利益を積み、運用収益(運用資産×2.8%)を足して純利益を出した。事業は ROE が資本コスト以下なので、倍率は 1÷k の12.1倍を上限に、利益の質で上限の約7〜9割に置いた。余った現金は、自己資本から事業に要る資本を引いた約987億円(有価証券(流動)87億円を足した)とし、戻り方は0.5にした。投資有価証券921億円の内訳は確かめられておらず、この点が最大の不確かさである。リース会計の影響は小さい。10年後の数字は、今と同じ形で置いた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11→13.9 倍・やや楽観 PER 10.8→13.33 倍・中立 PER 10.3→12.34 倍・やや悲観 PER 9.5→10.61 倍)。 2026-10-22:余り資産を R4 の holdings・rental に移したので、時価総額を式で出し直した(楽観〜中立の PER は新しい上限に置き直し、ほかは倍率そのまま:楽観 1243.2 → 1126.0(PER 13.33 倍)・やや楽観 1146.7 → 1053.2(PER 13.33 倍)・中立 1146.5 → 1080.8(PER 13.33 倍)・やや悲観 731.7 → 656.8(PER 10.61 倍)・悲観 370.9 → 319.2(PER 9 倍))。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。資本コストは基本7.5%に quality +0.75% を足した8.25%(β・規模は使わない)。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.25% → 7.50%。

同じ業種(金属製品)の AI 分析

割安 東洋シヤッター5936 国内3番手のシャッター会社。点検の稼ぎが育ち、利益の割に値段は安い。割安と見る 本質価値との差 +81.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 三洋工業5958 天井・床の下地材で知られる堅実な建材メーカー。時価総額の半分が現金で、事業の稼ぎを考えれば今の値段はかなり安い 本質価値との差 +65.6% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三和ホールディングス5929 国内寡占・世界シェア首位の開口部メーカー、改修需要と海外M&Aの果実を乗せれば割安と出る 本質価値との差 +63.7% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ジーテクト5970 車体骨格プレス部品の中堅。中立の姿でも今の値段は割安寄りだが、ホンダ依存と重い設備投資が割り引きの理由だと筆者は見る 本質価値との差 +62.0% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 文化シヤッター5930 国内2位のシャッター専業。利益率の低い建材部門が重しで、確率で重みをつけるとやや割安 本質価値との差 +60.9% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 エイチワン5989 ホンダ向け 86% のフレーム専業。3 年連続赤字から立ち直ったが、顧客の偏りと重い投資を考えると、割安度は見かけほど大きくないと筆者は見る 本質価値との差 +60.7% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 フジマック5965 病院・給食・外食の厨房を一括で請け負う堅実な中堅。土地売却で現金が積み上がり、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +57.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日創グループ3440 パネルとデータセンター向け筐体は伸びるが、寄せ集めの事業で ROE が資本コストに届かない 本質価値との差 +56.6% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 エムケー精工5906 門型洗車機と調理家電の長野の会社。直近の利益は山で、中立でも自己資本の厚みが評価に残る 本質価値との差 +53.3% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 サンコーテクノ3435 あと施工アンカーの国内首位。利益の安定と財務の堅さに比べ、今の値段は低い 本質価値との差 +52.0% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 MIEコーポレーション3442 工場の配管をつなぐステンレスの継手の専業。値上げで利益は倍増したが、還元が細く借金もある。今の値段はほぼ適正で、わずかに安い程度 本質価値との差 +49.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 昭和鉄工5953 九州の熱の老舗が値付けを覚え、3 年で利益率は 9% に。持ち合い株を除いても今の値段は稼ぎに比べて安い 本質価値との差 +49.2% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 不二サッシ5940 ビル用サッシの老舗。利益は薄いが、値段は稼ぐ力に対して安く、借入の重さを織り込んでもやや割安 本質価値との差 +45.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 リンナイ株式会社5947 実質無借金で稼ぐ力は安定している。米国の電化と海外の伸びを織り込んでも、今の時価総額には安全域がある 本質価値との差 +42.4% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 株式会社RS Technologies3445 再生ウェーハで世界一という稼ぐ力は本物だが、中国の新品ウェーハと重い投資を差し引くと、今の値段に余裕は乏しい 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 株式会社マルゼン5982 稼ぎは堅く、現金も厚い。ただ利益率は過去最高で、今の値段に安全域は見えない 本質価値との差 +36.4% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 宮地エンジニアリンググループ3431 老朽橋の補修は長く続くが、足元は発注減で利益が半減。谷の深さと現金の厚さを踏まえると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +34.4% · 10 年 割安(年 +9.8%) やや割安 日東精工5957 小さなねじとねじ締め機の堅実な会社。伸びの前提がすでに値段に入り、ほぼ適正と見る 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ネポン7985 ハウス暖房機の老舗だが、利益率は1%前後に沈み借金も重い。立ち直れば安いが、その確度は低い 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 中西製作所5941 学校給食に強い厨房機器メーカー。実績は良いが大型投資で借入が増える局面で、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 川田テクノロジーズ3443 橋の補修需要は追い風だが、利益は山の高さにある。値段は価値を1割ほど下回るにとどまり、割安とは言い切れない 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 横河ブリッジホールディングス5911 橋の老朽化は追い風だが新設が細る。高い買い物の消化と資本効率が価値を分ける 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 トーソー5956 カーテンレール最大手で窓まわり 3 社の一角。値上げで利益は戻ったが、資本の効率は低く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 三協立山5932 サッシ大手3位。借金が重く、利益の戻りに値段が左右される。今の値段は、戻りを織り込んだほぼ妥当な水準 本質価値との差 +19.4% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 東プレ5975 プレス部品と冷凍車の二本柱。日産依存と薄い利益率を考えると、本質価値は今の値段をやや下回ると筆者は見る 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 山王3441 AI 配線の追い風で稼ぎは跳ねたが、コネクタ大手の下請けという立場は変わらず、今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 岡部5959 国内の建設需要が細る中、米国の伸びが穴を埋める。だが資本効率が資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ケー・エフ・シー3420 あと施工アンカーとトンネル資材の老舗。利益率は昔の半分まで落ちた。純現金と補修需要が支え、今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 カネソウ5979 溝ぶたと建築金物の三重の老舗。預金が時価総額を超えるが創業家の下で眠り、今年の株価の倍増で10年ではやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 アルインコ5933 足場の新製品で稼ぐ堅実な会社。ただ、赤字の2事業が足を引き、利益の回復を見込んでも本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +12.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 トーカロ3433 半導体装置の消耗部品に皮膜を付ける隠れた寡占企業。稼ぐ力は本物だが、今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 株式会社J-MAX3422 ホンダ系プレス部品。売上の半分が中国と日本のホンダ向けで、借金が重い。中国の電池・新興メーカー向けが伸びても、ホンダの縮みと金利で、今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 アトムリビンテック3426 扉と収納の金物を企画するファブレスの老舗。金融資産は時価総額を上回るが、本業の稼ぎは細く、戻り方も弱い。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) 適正 東京製綱5981 国内ワイヤロープの老舗は今期が過去最高益だが、資本効率は低く、今の値段にやや先走り感がある 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 特殊電極3437 製鉄所の摩耗を溶接で直す職人集団で、技術は本物だが顧客の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 兼房5984 丸鋸と木工刃物の専業。資産は厚いが稼ぐ力は資本コストに届かず、値段は資産と稼ぎの間にある 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アルファ3434 薄利の自動車部品と、縮む国内の住宅錠。自己資本の厚さが救いだが、稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 株式会社ファインシンター5994 自動車の駆動系に入る焼結部品の会社。電動化で縮む本業と重い借金のなか、利益は薄く、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 協立エアテック5997 ビルの防火ダンパーと住宅の全館空調の部品。堅実だが稼ぎは資本コストに届かず、現金も戻らない 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 駒井ハルテック5915 資産は厚いが稼ぐ力が薄い。橋と鉄骨は物価並みで、風車タワーの当たり外れが価値を分ける 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ダイニチ工業5951 石油ファンヒーターと加湿器の国内首位。事業は堅いが時価総額と同規模の現金・有価証券が眠り、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 那須電機鉄工5922 送電鉄塔の需要は堅いが、今の利益は山。ためた資金の使い方が評価を決める 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 天龍製鋸5945 チップソー専業で無借金。事業の稼ぐ力は資本コストに届かず、現金と持ち合い株が値を支える会社 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 KTC5966 整備工具の国産ブランドnepros を持つが、利益率は9%どまり。立て直しの計画を割り引くと、値段はやや高い 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 サンコール5985 稼ぎ頭は光通信コネクタに移ったが、高い利益率の持続を織り込みすぎ。10年の価値は今の時価総額を下回ると筆者は見る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 中国工業5974 国内のLPガス容器の 3 本に 1 本を作るが、市場は細り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 立川ブラインド工業7989 窓まわり国内最大手。純現金は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年で見ると割高に寄る 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +4.8%) 適正 エスイー3423 インフラ補修の追い風はあるが、研究開発の費用が利益を食う。10年の稼ぎは今の値段を下回る 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ロブテックス5969 エビ印のプライヤとリベットの工具で知られる老舗。名前は残るが利益率は 3% に落ち、資本コストに届く道は細い 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) やや割高 川岸工業5921 スカイツリーや国立競技場にも関わった鉄骨の名門。ただし利益は山を越え、帳簿の厚さほど稼ぐ力はないため、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 瀧上工業5918 橋と鉄骨の本業は薄利。価値の中心は持ち合い株だが、少数株主に届く道は細い 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 パイオラックス5988 自動車の小物部品と医療機器の会社。資本は厚いが稼ぐ力が追いつかず、今の値段は割高寄りと筆者は見る 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイケン5900 引戸の金物や自転車置場を作る大阪の老舗。現金と投資株で時価総額に迫るが、本業の利益は薄く資本に見合わない。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 三ツ知3439 自動車用の特注ファスナーの専業。シートの部品は電気自動車でも要るが、値下げ要請で薄利が続き、資本効率は資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 トーアミ5973 溶接金網の老舗が型枠工事の買収で事業を広げる。帳簿は時価総額の3倍あるが、稼ぎは資本コストの3分の1にとどまり割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 モリテック スチール5986 エンジン部品向けの特殊帯鋼を売る商社。電動化で主力の需要が細り、稼ぐ力は資本に見合わず割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 株式会社SUMCO3436 AI向け300mm先端ウエハーへの転換は本物だが、成熟品の重荷と資本の重さを踏まえると今の値段はすでに回復の先を映す 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大谷工業5939 電柱と通信線の金物を作る富山の老舗。配電網の更新で底堅いが、利益をため込む同族経営で資本の稼ぎが薄く割高 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 コロナ5909 事業の稼ぐ力は細く、厚い金融資産も少数株主には動かせない。割高と見る 本質価値との差 −23.8% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 東洋製罐グループホールディングス株式会社5901 縮減と増配で株主還元は厚くなるが、ROEは資本コストに届かず本質価値は今の株価より低い 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 稲葉製作所3421 国内首位の物置と自己資本の4割近い現金を持つが、利益率は薄く資本効率は低い。現金を価値に足してもなお今の値段は割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社ノーリツ5943 給湯器で国内2位の寡占だが、稼ぐ力はリンナイの6分の1。利益が戻っても、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ネツレン5976 高周波熱処理と高強度鋼線の老舗。国内シェアは高いが儲けが薄く、稼ぐ力に比べて今の値段は割高 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 共和工業所5971 建設機械用ボルトの国内トップ。現金は厚いが戻らず、利益は薄い。値段には余裕がなく割高と見る 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 日本発條5991 懸架ばねとHDDサスペンションの二本柱、AI需要は本物だが北米再建待ちで今の株価は割高寄りと筆者はみる 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アドバネクス5998 医療と航空機のばねで稼ぎ頭を育てつつあるが、自動車と海外工場の重荷が残る。今の値段は先を行く 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 アルメタックス5928 積水ハウスに売上の半分を頼るサッシの系列メーカー。本業はほぼ稼がず、現金と持ち合い株は厚いが株主には届きにくい 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 株式会社LIXIL5938 稼ぐ力は戻りつつあるが、借金と金利が利益を食う。今の値段は回復をかなり先取りしている 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 イワブチ5983 電柱まわりの金具を作る小さな高自己資本の会社。直近の高い利益率は続きにくく、10年で見れば今の値段は割高と筆者は考える 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ホッカンホールディングス5902 缶・PET容器と飲料の受託充填の会社。借金が重く、稼ぐ力が資本コストに届かないため、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 −37.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 日本フイルコン5942 製紙用の網を作る老舗。国内の縮小が続くなか、賃貸が利益を支えるが、10年の価値は今の時価総額を4割ほど下回る 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 テクノフレックス3449 半導体向けの真空配管と継手で利益が急伸。ただし今の利益は工事の山にあり、10 年で見ると割高と筆者は見る 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 高田機工5923 老朽橋の更新という追い風はあるが、工場が埋まらず稼ぐ力は細い。配当の下限が支えでも、今の値段は高い 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アマテイ5952 国産の釘と自動車向けの特殊ねじを作る小さな老舗。利益は安定してきたが、資本コストに届かない稼ぎと借入の重さで、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 スーパーツール5990 吊クランプと作業工具の老舗。土地は厚いが事業の稼ぎは資本コストに遠く、新工場の成果待ちで割高 本質価値との差 −53.2% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 オーネックス5987 金属を焼いて硬くする請負の会社が、突然AIデータセンターへ。本業は細く、株主の取り分も揺らぐ。今の値段は高い 本質価値との差 −53.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 中央発條5992 トヨタ系のばね専業。薄利と繰り返す工場事故が重く、今の値段は計画の達成を先取りしていると筆者は見る 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 日本製罐5905 18リットル缶と美術缶の専業。市場は縮み、2期続けて営業赤字。賃貸の利益が支えだが、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ワイズホールディングス5955 自動車・家電向けのねじとばねが主力。純現金は厚いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −65.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ジェイテックコーポレーション3446 X線ミラーで世界の放射光施設に納める希少な技術企業。ただし利益は山谷が激しく、いまの値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −70.8% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 日本パワーファスニング5950 建築用のねじとアンカーの専業。積水ハウスに売上の4分の1を頼り、利益はほぼ出ない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −81.3% · 10 年 割高(年 −8.4%) 割高 テクニスコ2962 放熱部品の小型メーカー。2 期の大赤字から黒字目前だが、借金が重く、AI 期待が先行。利益で測った本質価値は今の時価総額の 1 割に満たず割高 本質価値との差 −90.5% · 10 年 割高(年 −13.5%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. 長府製作所 中期経営計画(2026〜2028年)要約
  2. 長府製作所 有価証券報告書の要点(株式の保有状況・製品分類)
  3. 長府製作所 大量保有報告書の一覧

分析日 2026-10-16