株譜
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トーカロ 3433

半導体装置の消耗部品に皮膜を付ける隠れた寡占企業。稼ぐ力は本物だが、今の値段はやや割高

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,043 円1,810 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,731 円1,624 億円差 +11.4%
10 年後から見ると やや割安 価値 3,043 円1,810 億円 · 差 +11.4% · 期待の年率 +7.9%
期待の年率リターン(10 年)+7.9%資本コスト比 +0.1 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

トーカロは、金属やセラミックスを溶かして部品の表面に吹き付ける「溶射」の最大手だ。主力は半導体製造装置の内部で使う部品で、削れや発塵を防ぐ皮膜をつける。

筆者の結論は「やや割高」である。事業は強く、営業利益率は24%に達した。ただ、その強さは今の時価総額にほぼ織り込まれ、10年後に見込める価値は1割台半ば下回る。

強みは、半導体装置メーカーの設計に組み込まれた皮膜の実績だ。装置が稼働するほど皮膜は消耗し、部品は何度も加工に戻ってくる。新しい工場を建てなくても、すでに出荷された装置が仕事を生む。

弱みは顧客の偏りだ。東京エレクトロン向けが売上の27%、アプライドマテリアルズ向けが10%を占める。両社が加工を自社に取り込んだり、価格を強く迫ったりすれば、利益率は急に下がる。

新しい中期計画は2031年3月期に売上900億円を掲げる。筆者は半導体の伸びを、計画よりやや低く見る。物価を含めた売上の伸びは年6%台だ。会社の資本配分は堅実で、純現金も残っている。高い倍率を払わなければ、長く持ちたい会社である。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、トーカロは「長く持ちたい種類の事業」に近い。顧客が装置の設計に組み込んだ皮膜は、価格だけで切り替えられない。稼ぎは、すでに出荷された装置の台数に支えられる。

オーナー利益、つまり株主が自由に使える利益は、見た目の純利益より少ない。設備投資が減価償却の2倍以上に膨らみ、稼いだ現金の半分近くが工場に回るからだ。筆者はこの点を割り引いて見ている。

心配は顧客の偏りだ。1社の購買方針で利益が大きく動く事業は、10年先の姿を言い切りにくい。だから倍率は上限まで使わない。

経営は約束を守る。前の計画を上回り、配当も増やし、無理な買収をしていない。借金に頼らず、危うい成長を急がない点も好ましい。

結論として、今の値段には安全域がない。10年で期待できる価値は今の時価総額を1割台半ば下回る。事業の質は高く、2割ほど安ければ、迷わず持ちたい種類の会社だ。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は単純だ。顧客の部品を預かり、表面に特殊な皮膜をつけて返す。仕事は受託加工で、1件ごとに加工賃を受け取る。

売上は3つの塊に分かれる。半導体・FPD(液晶・有機ELパネル)向けが約4割強で、最も利益率が高い。一般産業向けは鉄鋼、電力、産業機械、航空機などで約3割。海外子会社は米国・台湾・中国・シンガポールなどで、半導体装置向けを中心に約2割5分を占める。

半導体向けの中身は、エッチング装置や成膜装置の内部で使う部品だ。プラズマにさらされる部屋の壁や電極に、セラミックの皮膜をつける。皮膜が削れて粉になると、ウェハーに不良が出る。だから装置メーカーは、実績のある加工先を簡単には変えない。

一般産業向けは、製鉄所のロールや発電所のタービン部品など、傷みやすい部品を長持ちさせる仕事だ。景気に左右されるが、半導体より波は小さい。航空機部品では国際認証のNadcapを取り、数は少ないが単価の高い仕事を育てている。

加工は人手と設備の積み重ねである。拠点を増やすほど顧客の近くで速く納められ、これが大手の優位になる。

優良さと弱いところ

筆者がもっとも評価するのは、皮膜が顧客の装置の設計に入り込んでいる点だ。皮膜の仕様は、装置の性能と歩留まり(良品の割合)を左右する。性能が確認された加工先を替えるには、顧客側で再評価が要る。切り替えのコストが高く、堀は深い。

数字にも出ている。営業利益率は過去10年で17%から24%へ上がり、ROEは10年を通して11〜15%を保った。無借金に近く、自己資本比率は75%だ。景気の悪い年にも赤字は出していない。

弱点は3つある。まず顧客の偏りだ。上位2社で売上の3割台後半を占め、値下げ要求や内製化の動きに弱い。次に半導体向けの比率が上がる分、投資の波を受けやすい。最後に、設備と人手の重い事業であることだ。2027年3月期は設備投資が100億円と、減価償却の2倍を超える。

経営の資本の使い方は堅実だ。配当性向50%程度とDOE(自己資本に対する配当の率)5%以上の方針を続け、無理な買収には動いていない。前の中期計画は目標を上回って終えた。約束を守る会社だと筆者は見る。

独占ではない点も押さえたい。国内の受託溶射で4割強の最大手でも、競合は残る。世界でも、装置メーカーが自社で加工する例はある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

需要の中心は半導体製造装置だ。世界の装置投資は、AI向けのデータセンター需要で伸びている。装置が増え、稼働率が上がれば、消耗する部品の加工も増える。

部品の加工は、新しい装置の売上よりも波が小さい。すでに稼働している装置の台数に連動するからだ。ただし、装置メーカーの設計が変われば、使う皮膜も変わる。微細化が進むほど、皮膜の要求水準は上がり、技術力のある加工先に仕事が集まる。

一般産業向けは成熟した市場だ。国内の受託溶射市場は約700億円で、トーカロはその4割強を持つ。数量は人口と同様にほぼ横ばいで、伸びるのは航空機・エネルギー・脱炭素関連の新しい用途だ。

競合は、国内の中小の溶射業者、装置メーカー自身の加工部門、海外の専業だ。中国では半導体装置の国産化が進み、現地の加工業者も育っている。最先端工程では日米の装置が当面残るが、成熟した工程では価格競争になりやすい。

海外拠点の拡大は会社の次の課題だ。計画ではタイ・インドネシア・マレーシア・シンガポールを候補に、米国アリゾナでは工場を建てる。顧客の工場が移る先に出ていくことが、成長の条件になる。

資本政策と M&A

還元の方針は明快だ。連結配当性向50%程度とDOE5%以上を、前の計画から続ける。配当は前期から増やす予定で、増配の流れが続く。

新しい中期計画の5年間では、営業キャッシュフロー800〜900億円のうち、成長投資に400〜600億円、株主還元に250〜350億円を充てる。つまり、稼いだ現金の半分近くを工場と設備に回す計画だ。内部の資金で足り、借金に頼らない。

大型の買収は見当たらず、成長は自前の設備増設と海外拠点の新設が中心だ。買収で価値を壊す心配は小さい。自社株買いは主役ではない。

親会社だった日鐵商事から、経営陣と投資ファンドが株を買い取って非公開化し、その後に再上場した経緯がある。今は信託銀行と機関投資家が大株主で、特定の親会社はいない。外から買われる確率は、他社が見積もる10年で1割台半ばだ。

純現金は71億円と時価総額の4%にとどまり、余った現金として分ける額はない。現金は工場の投資に使われていく。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

半導体の装置投資は、AIの計算需要を背景に10年で1.5〜2倍に伸びる。トーカロの皮膜は、エッチングや成膜の装置の中で消耗する部品に使われるので、稼働する装置が増えるほど加工の仕事も増える。新しい装置の販売とは別に、すでにある装置の保守が積み上がる。

会社は2031年3月期に売上900億円、経常利益200億円を目標にする。前の計画は530億円の目標に対し、実績は584億円だった。計画を超える実行力は証明済みだ。半導体向けは2027年3月期で310億円、2031年に450億円と、5年で5割以上伸ばす。

皮膜の要求水準は、微細化とともに上がる。実績のある加工先に仕事が集まり、シェアは緩やかに上がる。利益率も、高付加価値の皮膜が増えれば27%台に近づく。

海外はこれから広がる。米国アリゾナの工場と東南アジアへの拠点は、顧客の工場の移転先に合わせた動きだ。一般産業でも、航空機・エネルギー分野の高単価の仕事が増える。

財務は無借金に近く、配当性向50%を続けられる。成長投資と還元を両立でき、ROE15%を保つ力がある。

慎重な見方

稼ぎの3割台後半は、東京エレクトロンとアプライドマテリアルズの2社に頼る。どちらかが加工を自社に取り込む、または複数の加工先に分けて価格を競わせれば、利益率は一気に下がる。装置メーカーは、部品を安く調達する圧力を常にかけている。

半導体の装置投資には、波がある。2023〜2024年の売上の足踏みが示すように、投資が止まれば加工の依頼も減る。いまの営業利益率24%は過去最高圏で、山にいる可能性を疑うべきだ。

設備投資は100億円と、減価償却の2倍を超える。工場を増やしたのに需要が戻らなければ、固定費が重くなる。海外の新拠点も、2027年3月期の海外子会社の売上は前期並みの計画で、伸びが一服している。

中国では、半導体装置の国産化とともに現地の加工業者が育つ。成熟した工程では、価格競争に巻き込まれる。一般産業は鉄鋼や産業機械の需要が横ばいで、数量が伸びない。

倍率も高くは置けない。顧客依存、投資の波、重い設備を考えれば、PERは10倍台前半が限度だ。

どちらに重みを置いたか

強気の見方は、数量の伸びと計画の実績に根拠がある。慎重な見方は、顧客の偏りと利益率の山という具体的な弱点を突いている。

筆者は、どちらも半分ずつ正しいと見る。中立の確率を最も厚くし、悲観の確率はやや多めに置いた。顧客2社の動き次第で利益が大きく変わる構造は、他の優良企業にはない弱さだ。

結果として、10年後の価値は今の時価総額を1割台半ば下回り、やや割高と出た。強気の筋書きが実現すれば今の値段を大きく超えるが、慎重な筋書きが当たれば下回る幅も広い。安全域は厚くない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 4,545 円2,703 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,290 円768 億円)。 今の値に割り戻すと 3,043 円1,810 億円、今との差 +11.4%、 期待の年率 +7.9%(資本コスト 7.8%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 8,456 円5,029 億円 1,676 円997 億円 +271.0% +14.0% 1,013 円603 億円
やや楽観 20% 6,748 円4,014 億円 1,493 円888 億円 +201.8% +11.7% 1,648 円980 億円
中立 35% 5,214 円3,101 億円 1,379 円820 億円 +141.4% +9.2% 2,307 円1,372 億円
やや悲観 22% 1,993 円1,185 億円 1,118 円665 億円 +13.9% +1.3% 684 円407 億円
悲観 13% 662 円394 億円 736 円438 億円 −48.8% −6.5% 182 円108 億円
加重平均100% 4,545 円2,703 億円1,290 円768 億円 +113.7% +7.9% 5,835 円3,471 億円

今の株価時価総額 2,731 円1,624 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 10% AIの波に乗り、半導体向けが計画を超える 利益 272 億円 · PER 18.5 倍 · 株価時価総額 8,456 円5,029 億円

世界の装置投資は実質で2倍近くに伸び、トーカロの半導体向けは売上が3倍近くになる。微細化で皮膜の要求水準が上がり、高付加価値の皮膜が増える。顧客2社との関係も深まり、シェアが少し上がる。

海外では米国と東南アジアの拠点が顧客の工場に合わせて育ち、売上は2.5倍近くになる。一般産業でも、航空機・エネルギーの高単価の仕事が増える。

営業利益率は27%台後半に上がり、利益は今の約2.7倍になる。会社の2031年の計画を、その先も走り続ける姿だ。顧客の偏りは薄まり、東京エレクトロン以外の装置メーカーや海外の新規顧客が育つ。固定費は売上の伸びで吸収され、設備投資の回収も早い。ただし、ここまで揃う確率は高くない。

  • 半導体・FPD:数量 2,340(世界WFE市場(億ドル・今の値段の実質、暦年))× 価格 31.8%(市場1億ドルあたりの売上(億円)=シェア × 150円 × 物価の倍率)→ 売上 744 億円・営業利益 231 億円。WFE 実質2.0倍・シェア1.12倍、営業利益率31%
  • 一般産業:数量 1,250(国内外の産業向け受託溶射の市場(億円・今の値段の実質))× 価格 25.5%(市場1億円あたりの売上(億円)=シェア × 物価の倍率)→ 売上 319 億円・営業利益 70 億円。市場1.25倍・シェア1.03倍、営業利益率22%
  • 海外子会社:数量 2,850(海外の半導体・産業向け受託溶射市場(億円・今の値段の実質))× 価格 13.5%(市場1億円あたりの売上(億円)=シェア × 物価の倍率)→ 売上 384 億円・営業利益 96 億円。市場1.9倍、営業利益率25%

倍率:事業の純利益 272 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 18.3% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 13.0%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.5 倍。全体の PER 18.49 倍、時価総額 5,029 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:装置投資が10年で2倍近くに伸び、顧客の工場の拡大に拠点が追いつき、シェアも上がるという連続した成功が必要で、確度は高くない。

やや楽観 20% 計画に近い成長、半導体が主役 利益 226 億円 · PER 17.8 倍 · 株価時価総額 6,748 円4,014 億円

半導体向けは世界の装置投資と同じ程度に伸び、売上は2.5倍になる。会社の2031年の計画線に近い成長で、その後も保守の仕事が積み上がる。

海外は東南アジアでも拠点を持ち、売上は2.2倍になる。一般産業は航空機とエネルギーの新しい用途で、数量が2割近く増える。

営業利益率は27%台前半を保ち、ROEは16%に届く。顧客の偏りは残るが、価格を迫られる局面は限定的だ。設備投資は計画どおりに稼働率が上がり、固定費は無理なくこなされる。顧客2社との取引は続くが、大きな値下げ要求は避けられる。筆者はこれを十分ありうる姿と見る。

  • 半導体・FPD:数量 2,048(世界WFE市場(億ドル・今の値段の実質、暦年))× 価格 30.4%(市場1億ドルあたりの売上(億円)=シェア × 150円 × 物価の倍率)→ 売上 622 億円・営業利益 187 億円。WFE 実質1.75倍・シェア1.07倍、営業利益率30%
  • 一般産業:数量 1,180(国内外の産業向け受託溶射の市場(億円・今の値段の実質))× 価格 25.0%(市場1億円あたりの売上(億円)=シェア × 物価の倍率)→ 売上 295 億円・営業利益 64 億円。市場1.18倍・シェア1.01倍、営業利益率21.5%
  • 海外子会社:数量 2,475(海外の半導体・産業向け受託溶射市場(億円・今の値段の実質))× 価格 13.5%(市場1億円あたりの売上(億円)=シェア × 物価の倍率)→ 売上 334 億円・営業利益 80 億円。市場1.65倍、営業利益率24%

倍率:事業の純利益 226 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 16.2% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 12.0%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.8 倍。全体の PER 17.76 倍、時価総額 4,014 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社の計画は前回も上回った実績がある。計画の線に近い成長は、現実的で筋が通る。

中立 35% 市場は伸びるが利益率は平常に戻る 利益 182 億円 · PER 17.0 倍 · 株価時価総額 5,214 円3,101 億円

世界の装置投資は実質で1.5倍に伸び、トーカロの半導体向けは売上が2倍強になる。シェアは小幅に上がる。

一般産業は数量が1割増える程度で、価格は物価並みに上がる。海外は1.4倍の数量で、売上が1.9倍になる。

営業利益率は24%を保ち、過去の山の水準の少し下で落ち着く。ROEは14%台に乗り、配当性向は6割弱で還元が進む。計画線よりはやや低めの、堅い成長だ。顧客の価格交渉は毎年のようにあり、値上げは物価に追いつく程度だ。海外の新拠点の立ち上がりも、計画よりやや遅れる。それでも、無借金に近い財務のおかげで、配当と投資は両立する。

  • 半導体・FPD:数量 1,755(世界WFE市場(億ドル・今の値段の実質、暦年))× 価格 29.3%(市場1億ドルあたりの売上(億円)=シェア × 150円 × 物価の倍率)→ 売上 513 億円・営業利益 146 億円。WFE 実質1.5倍・シェア1.03倍、営業利益率28.5%
  • 一般産業:数量 1,100(国内外の産業向け受託溶射の市場(億円・今の値段の実質))× 価格 24.8%(市場1億円あたりの売上(億円)=シェア × 物価の倍率)→ 売上 273 億円・営業利益 56 億円。市場1.1倍・価格は物価並み、営業利益率20.5%
  • 海外子会社:数量 2,100(海外の半導体・産業向け受託溶射市場(億円・今の値段の実質))× 価格 13.5%(市場1億円あたりの売上(億円)=シェア × 物価の倍率)→ 売上 283 億円・営業利益 64 億円。市場1.4倍、営業利益率22.5%

倍率:事業の純利益 182 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 14.4% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.0 倍。全体の PER 17.04 倍、時価総額 3,101 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:AI投資の継続と、顧客の偏り・投資の波という弱点を足して割った中心の筋書き。最も厚くした。

やや悲観 22% 顧客の値下げ圧力で利益率が下がる 利益 113 億円 · PER 10.0 倍 · 株価時価総額 1,993 円1,185 億円

装置投資は実質で15%増にとどまり、顧客に値下げを迫られて、半導体向けの価格は物価ほど上がらない。シェアは少し下がる。

一般産業は数量が減り、値上げも物価に届かない。海外の新拠点は立ち上がりが遅れ、固定費が重くなる。

営業利益率は15%前後まで下がり、利益は今より1割増にとどまる。ROEは10%台で、資本コストを少し上回る程度に落ちる。新工場の稼働が需要より先行し、減価償却の負担が重くなる。それでも赤字には落ちず、配当は維持される。事業は残るが、強い会社から普通の会社に近づく。顧客の価格交渉に押され、値上げが物価に届かない年が続く。

  • 半導体・FPD:数量 1,346(世界WFE市場(億ドル・今の値段の実質、暦年))× 価格 27.6%(市場1億ドルあたりの売上(億円)=シェア × 150円 × 物価の倍率)→ 売上 371 億円・営業利益 89 億円。WFE 実質1.15倍・シェア0.97倍、営業利益率24%
  • 一般産業:数量 970(国内外の産業向け受託溶射の市場(億円・今の値段の実質))× 価格 24.1%(市場1億円あたりの売上(億円)=シェア × 物価の倍率)→ 売上 233 億円・営業利益 40 億円。市場0.97倍・価格は物価に届かず、営業利益率17%
  • 海外子会社:数量 1,650(海外の半導体・産業向け受託溶射市場(億円・今の値段の実質))× 価格 13.1%(市場1億円あたりの売上(億円)=シェア × 物価の倍率)→ 売上 216 億円・営業利益 39 億円。市場1.1倍・価格は物価に届かず、営業利益率18%

倍率:事業のROE 10.5%、k 7.75%。RONIC約9.4%、成長率4%から正当化PER 13.5倍。ここでは構造的に価格を押される筋書きなので、稼ぐ力から約7.4割の10倍に置いた。

確率:顧客2社の値下げ要求と半導体投資の波は、現実に起きている。慎重な見方の確率を厚めに置いた。

悲観 13% 内製化と価格競争で構造的に負ける 利益 46 億円 · PER 8.5 倍 · 株価時価総額 662 円394 億円

装置メーカーが加工の一部を内製し、残りの加工先も複数に分けて価格を競わせる。中国では現地の加工業者が成熟工程を奪う。半導体向けの数量は減り、価格は物価の3分の1しか上がらない。

一般産業も、鉄鋼・産業機械の需要の縮みで数量が減る。海外の新拠点は稼働率が低く、固定費が利益を食う。

営業利益率は11%まで下がり、利益は今の半分以下になる。もう優良企業ではなく、設備を抱えた平凡な加工業になっている。設備投資で積んだ固定費が重くのしかかり、利益は大きく削られる。配当は純利益ではなく自己資本に応じた最低限の水準にとどまる。ここでは、時価総額は稼ぐ力から決まる。

  • 半導体・FPD:数量 1,053(世界WFE市場(億ドル・今の値段の実質、暦年))× 価格 23.3%(市場1億ドルあたりの売上(億円)=シェア × 150円 × 物価の倍率)→ 売上 246 億円・営業利益 34 億円。WFE 実質0.9倍・シェア縮小、価格は物価の3分の1、営業利益率14%
  • 一般産業:数量 850(国内外の産業向け受託溶射の市場(億円・今の値段の実質))× 価格 22.2%(市場1億円あたりの売上(億円)=シェア × 物価の倍率)→ 売上 189 億円・営業利益 23 億円。市場0.85倍・価格は物価に届かず、営業利益率12%
  • 海外子会社:数量 1,350(海外の半導体・産業向け受託溶射市場(億円・今の値段の実質))× 価格 11.6%(市場1億円あたりの売上(億円)=シェア × 物価の倍率)→ 売上 156 億円・営業利益 16 億円。市場0.9倍・価格は物価に届かず、営業利益率10%

倍率:稼ぐ力(純利益46億円)に、ROE5%がkを下回る分と価格を押される負けの筋書きを見込み、やや悲観(10倍)より低い8.5倍(上限1÷k=12.1倍の約7割)に置く。工場・土地などの売れる資産は、この水準と同程度とみて上乗せしない。

確率:顧客の内製化、中国勢の台頭、設備の重さの3つが重なる構造的な負け。起こる確度は低いが、無視できない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

半導体・FPD

半導体・液晶パネル製造装置の内部部品に、発塵防止や耐プラズマの皮膜をつける。最も利益率が高い。

数量世界WFE市場(億ドル・今の値段の実質、暦年)価格市場1億ドルあたりの売上(億円)=シェア × 150円 × 物価の倍率売上営業利益
今 2026/03 1,170 21.2% 248 72
10 年後 中立 1,755 29.3% 513 146

取り方:2026年3月期の半導体・FPD売上は約248億円(中期計画の目標から逆算)。2025年の世界WFE市場を約1,170億ドルとし、1億ドルあたり0.212億円(シェア換算で約0.14%、1ドル150円)とした。営業利益率29%は開示がなく、全社の141億円に合うように推定した。数量は実質の市場の大きさで、物価3%は価格の倍率に入れた。部品の加工は装置の稼働台数に連動するので、市場の伸びと完全には一致しない。 数量は世界の装置投資を実質(物価で割った値)で置いたもので、名目の伸びではない。

一般産業

鉄鋼・電力・産業機械・航空機・エネルギー向けの溶射と表面処理。

数量国内外の産業向け受託溶射の市場(億円・今の値段の実質)価格市場1億円あたりの売上(億円)=シェア × 物価の倍率売上営業利益
今 2026/03 1,000 18.5% 185 39
10 年後 中立 1,100 24.8% 273 56

取り方:2026年3月期の一般産業売上は約185億円(中期計画の目標から逆算)。国内の受託溶射市場が約700億円で最大手が4割強を持つ(業種ノート)。海外の産業向けも合わせた対象市場を約1,000億円と推定し、シェア18.5%とした。営業利益率21%は推定。数量は市場の大きさで、物価3%は価格に入れた。

海外子会社

米国・台湾・中国・シンガポールなどの拠点。半導体装置メーカーの工場の近くで加工する。

数量海外の半導体・産業向け受託溶射市場(億円・今の値段の実質)価格市場1億円あたりの売上(億円)=シェア × 物価の倍率売上営業利益
今 2026/03 1,500 10.1% 151 35
10 年後 中立 2,100 13.5% 283 64

取り方:2026年3月期の子会社売上は約151億円(中期計画の目標から逆算。前期比+31.7%)。海外の対象市場を約1,500億円と推定し、シェア約10%とした。営業利益率23%は推定。物価3%は価格に入れた。

リスクと懸念

顧客2社への依存

東京エレクトロン向けが売上の27%、アプライドマテリアルズ向けが10%を占める。どちらかが加工を内製したり、加工先を分散して価格を競わせたりすれば、利益率は一気に下がる。

半導体投資の波

装置投資が止まれば、部品の加工依頼も減る。いまの営業利益率24%は過去最高圏で、山の上にいる可能性がある。設備投資が減価償却の2倍を超えているので、需要が落ちると固定費が重い。

中国の国産化と価格競争

中国は半導体装置の国産化を急ぎ、現地の加工業者も育つ。成熟した工程では価格競争になりやすい。輸出規制の強弱で、中国向けの数量の見通しが振れる。

成長投資の実行

5年で成長投資に400〜600億円を使い、北九州・東京の新棟や米国アリゾナ、東南アジア拠点を立ち上げる。需要が追いつかなければ固定費がのしかかる。海外子会社は2027年3月期に前期並みの計画で、伸びが一服している。

人件費と人手の確保

加工は職人と設備の積み重ねで、賃上げは年4%の方針だ。物価が上がる中、値上げが通らなければ利益率は削られる。人手不足で受けられる仕事の量が決まる面もある。

技術の置き換え

微細化の進展で皮膜の要求は上がるが、装置の設計が変われば、使う皮膜の種類も変わる。新しい工程で他社の皮膜が採用されると、既存の実績が生きない恐れがある。

今後の分かれ目

東京エレクトロン向けの売上比率がさらに高まったら
数量は伸びるが、価格を迫られる力が強まる。慎重な筋書きの確率を上げて見る。
2027年3月期の半導体向けが計画の310億円を上回り続けたら
中立よりも強気の筋書きの確率を上げてよい。ただし利益率が先に上がるかを必ず確かめる。
海外子会社の売上が2期続けて前期を下回ったら
海外拠点の拡大が需要に追いついていない。中立の数量の伸びを下げる。
装置メーカーが皮膜加工を内製化すると発表したら
悲観の構造的な負けに近づく。確率を引き上げ、倍率も下げる。
営業利益率が27%を超えて定着したら
皮膜の付加価値が上がった証拠。楽観側へ寄せる。
設備投資が続いても営業利益率が20%を割ったら
固定費の負担が表れている。中立の利益率を下げる。

見ておくもの

  • 東京エレクトロン・アプライドマテリアルズ向けの売上比率(有価証券報告書)
  • 半導体・FPD向けの四半期の売上と営業利益率
  • 海外子会社の売上と新拠点(アリゾナ・東南アジア)の稼働
  • 設備投資額と減価償却費の差、営業キャッシュフロー

倍率と資本コストの決め方

半導体は世界WFE市場×シェアで、一般産業・海外は市場×シェアで積み、物価3%は価格に入れた。倍率は資本コスト7.75%と成長率4%から出した利益ベースの正当化PERで、中立はその8.3割、強気側は8.5〜9割、慎重側は構造的な負けから別に置いた。今の株価・過去のPER・同業の倍率は使っていない。中立のPERは1÷k(12.1倍)を下回らせていない。10年後の数字は家賃を営業費用に入れる今の形のまま置いた(新リース会計基準の影響は小さい)。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 14.8→18.49 倍・やや楽観 PER 13.46→17.76 倍・中立 PER 12.63→17.04 倍)。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%に品質の調整+0.75%を足した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.25% → 7.75%。

同じ業種(金属製品)の AI 分析

割安 東洋シヤッター5936 国内3番手のシャッター会社。点検の稼ぎが育ち、利益の割に値段は安い。割安と見る 本質価値との差 +81.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 三洋工業5958 天井・床の下地材で知られる堅実な建材メーカー。時価総額の半分が現金で、事業の稼ぎを考えれば今の値段はかなり安い 本質価値との差 +65.6% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三和ホールディングス5929 国内寡占・世界シェア首位の開口部メーカー、改修需要と海外M&Aの果実を乗せれば割安と出る 本質価値との差 +63.7% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ジーテクト5970 車体骨格プレス部品の中堅。中立の姿でも今の値段は割安寄りだが、ホンダ依存と重い設備投資が割り引きの理由だと筆者は見る 本質価値との差 +62.0% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 文化シヤッター5930 国内2位のシャッター専業。利益率の低い建材部門が重しで、確率で重みをつけるとやや割安 本質価値との差 +60.9% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 エイチワン5989 ホンダ向け 86% のフレーム専業。3 年連続赤字から立ち直ったが、顧客の偏りと重い投資を考えると、割安度は見かけほど大きくないと筆者は見る 本質価値との差 +60.7% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 フジマック5965 病院・給食・外食の厨房を一括で請け負う堅実な中堅。土地売却で現金が積み上がり、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +57.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日創グループ3440 パネルとデータセンター向け筐体は伸びるが、寄せ集めの事業で ROE が資本コストに届かない 本質価値との差 +56.6% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 エムケー精工5906 門型洗車機と調理家電の長野の会社。直近の利益は山で、中立でも自己資本の厚みが評価に残る 本質価値との差 +53.3% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 サンコーテクノ3435 あと施工アンカーの国内首位。利益の安定と財務の堅さに比べ、今の値段は低い 本質価値との差 +52.0% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 MIEコーポレーション3442 工場の配管をつなぐステンレスの継手の専業。値上げで利益は倍増したが、還元が細く借金もある。今の値段はほぼ適正で、わずかに安い程度 本質価値との差 +49.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 昭和鉄工5953 九州の熱の老舗が値付けを覚え、3 年で利益率は 9% に。持ち合い株を除いても今の値段は稼ぎに比べて安い 本質価値との差 +49.2% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 不二サッシ5940 ビル用サッシの老舗。利益は薄いが、値段は稼ぐ力に対して安く、借入の重さを織り込んでもやや割安 本質価値との差 +45.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 リンナイ株式会社5947 実質無借金で稼ぐ力は安定している。米国の電化と海外の伸びを織り込んでも、今の時価総額には安全域がある 本質価値との差 +42.4% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 株式会社RS Technologies3445 再生ウェーハで世界一という稼ぐ力は本物だが、中国の新品ウェーハと重い投資を差し引くと、今の値段に余裕は乏しい 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 株式会社マルゼン5982 稼ぎは堅く、現金も厚い。ただ利益率は過去最高で、今の値段に安全域は見えない 本質価値との差 +36.4% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 宮地エンジニアリンググループ3431 老朽橋の補修は長く続くが、足元は発注減で利益が半減。谷の深さと現金の厚さを踏まえると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +34.4% · 10 年 割安(年 +9.8%) やや割安 日東精工5957 小さなねじとねじ締め機の堅実な会社。伸びの前提がすでに値段に入り、ほぼ適正と見る 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ネポン7985 ハウス暖房機の老舗だが、利益率は1%前後に沈み借金も重い。立ち直れば安いが、その確度は低い 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 中西製作所5941 学校給食に強い厨房機器メーカー。実績は良いが大型投資で借入が増える局面で、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 川田テクノロジーズ3443 橋の補修需要は追い風だが、利益は山の高さにある。値段は価値を1割ほど下回るにとどまり、割安とは言い切れない 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 横河ブリッジホールディングス5911 橋の老朽化は追い風だが新設が細る。高い買い物の消化と資本効率が価値を分ける 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 トーソー5956 カーテンレール最大手で窓まわり 3 社の一角。値上げで利益は戻ったが、資本の効率は低く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 三協立山5932 サッシ大手3位。借金が重く、利益の戻りに値段が左右される。今の値段は、戻りを織り込んだほぼ妥当な水準 本質価値との差 +19.4% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 東プレ5975 プレス部品と冷凍車の二本柱。日産依存と薄い利益率を考えると、本質価値は今の値段をやや下回ると筆者は見る 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 山王3441 AI 配線の追い風で稼ぎは跳ねたが、コネクタ大手の下請けという立場は変わらず、今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 岡部5959 国内の建設需要が細る中、米国の伸びが穴を埋める。だが資本効率が資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ケー・エフ・シー3420 あと施工アンカーとトンネル資材の老舗。利益率は昔の半分まで落ちた。純現金と補修需要が支え、今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 カネソウ5979 溝ぶたと建築金物の三重の老舗。預金が時価総額を超えるが創業家の下で眠り、今年の株価の倍増で10年ではやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 アルインコ5933 足場の新製品で稼ぐ堅実な会社。ただ、赤字の2事業が足を引き、利益の回復を見込んでも本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +12.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 株式会社J-MAX3422 ホンダ系プレス部品。売上の半分が中国と日本のホンダ向けで、借金が重い。中国の電池・新興メーカー向けが伸びても、ホンダの縮みと金利で、今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 アトムリビンテック3426 扉と収納の金物を企画するファブレスの老舗。金融資産は時価総額を上回るが、本業の稼ぎは細く、戻り方も弱い。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) 適正 東京製綱5981 国内ワイヤロープの老舗は今期が過去最高益だが、資本効率は低く、今の値段にやや先走り感がある 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 特殊電極3437 製鉄所の摩耗を溶接で直す職人集団で、技術は本物だが顧客の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 兼房5984 丸鋸と木工刃物の専業。資産は厚いが稼ぐ力は資本コストに届かず、値段は資産と稼ぎの間にある 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アルファ3434 薄利の自動車部品と、縮む国内の住宅錠。自己資本の厚さが救いだが、稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 株式会社ファインシンター5994 自動車の駆動系に入る焼結部品の会社。電動化で縮む本業と重い借金のなか、利益は薄く、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 協立エアテック5997 ビルの防火ダンパーと住宅の全館空調の部品。堅実だが稼ぎは資本コストに届かず、現金も戻らない 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 駒井ハルテック5915 資産は厚いが稼ぐ力が薄い。橋と鉄骨は物価並みで、風車タワーの当たり外れが価値を分ける 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ダイニチ工業5951 石油ファンヒーターと加湿器の国内首位。事業は堅いが時価総額と同規模の現金・有価証券が眠り、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 那須電機鉄工5922 送電鉄塔の需要は堅いが、今の利益は山。ためた資金の使い方が評価を決める 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 天龍製鋸5945 チップソー専業で無借金。事業の稼ぐ力は資本コストに届かず、現金と持ち合い株が値を支える会社 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 KTC5966 整備工具の国産ブランドnepros を持つが、利益率は9%どまり。立て直しの計画を割り引くと、値段はやや高い 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 サンコール5985 稼ぎ頭は光通信コネクタに移ったが、高い利益率の持続を織り込みすぎ。10年の価値は今の時価総額を下回ると筆者は見る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 株式会社長府製作所5946 利益は小さく、資産は大きい。会社がその資産を株主に返すかどうかで、値打ちが決まる 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 中国工業5974 国内のLPガス容器の 3 本に 1 本を作るが、市場は細り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 立川ブラインド工業7989 窓まわり国内最大手。純現金は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年で見ると割高に寄る 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +4.8%) 適正 エスイー3423 インフラ補修の追い風はあるが、研究開発の費用が利益を食う。10年の稼ぎは今の値段を下回る 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ロブテックス5969 エビ印のプライヤとリベットの工具で知られる老舗。名前は残るが利益率は 3% に落ち、資本コストに届く道は細い 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) やや割高 川岸工業5921 スカイツリーや国立競技場にも関わった鉄骨の名門。ただし利益は山を越え、帳簿の厚さほど稼ぐ力はないため、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 瀧上工業5918 橋と鉄骨の本業は薄利。価値の中心は持ち合い株だが、少数株主に届く道は細い 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 パイオラックス5988 自動車の小物部品と医療機器の会社。資本は厚いが稼ぐ力が追いつかず、今の値段は割高寄りと筆者は見る 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイケン5900 引戸の金物や自転車置場を作る大阪の老舗。現金と投資株で時価総額に迫るが、本業の利益は薄く資本に見合わない。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 三ツ知3439 自動車用の特注ファスナーの専業。シートの部品は電気自動車でも要るが、値下げ要請で薄利が続き、資本効率は資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 トーアミ5973 溶接金網の老舗が型枠工事の買収で事業を広げる。帳簿は時価総額の3倍あるが、稼ぎは資本コストの3分の1にとどまり割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 モリテック スチール5986 エンジン部品向けの特殊帯鋼を売る商社。電動化で主力の需要が細り、稼ぐ力は資本に見合わず割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 株式会社SUMCO3436 AI向け300mm先端ウエハーへの転換は本物だが、成熟品の重荷と資本の重さを踏まえると今の値段はすでに回復の先を映す 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大谷工業5939 電柱と通信線の金物を作る富山の老舗。配電網の更新で底堅いが、利益をため込む同族経営で資本の稼ぎが薄く割高 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 コロナ5909 事業の稼ぐ力は細く、厚い金融資産も少数株主には動かせない。割高と見る 本質価値との差 −23.8% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 東洋製罐グループホールディングス株式会社5901 縮減と増配で株主還元は厚くなるが、ROEは資本コストに届かず本質価値は今の株価より低い 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 稲葉製作所3421 国内首位の物置と自己資本の4割近い現金を持つが、利益率は薄く資本効率は低い。現金を価値に足してもなお今の値段は割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社ノーリツ5943 給湯器で国内2位の寡占だが、稼ぐ力はリンナイの6分の1。利益が戻っても、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ネツレン5976 高周波熱処理と高強度鋼線の老舗。国内シェアは高いが儲けが薄く、稼ぐ力に比べて今の値段は割高 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 共和工業所5971 建設機械用ボルトの国内トップ。現金は厚いが戻らず、利益は薄い。値段には余裕がなく割高と見る 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 日本発條5991 懸架ばねとHDDサスペンションの二本柱、AI需要は本物だが北米再建待ちで今の株価は割高寄りと筆者はみる 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アドバネクス5998 医療と航空機のばねで稼ぎ頭を育てつつあるが、自動車と海外工場の重荷が残る。今の値段は先を行く 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 アルメタックス5928 積水ハウスに売上の半分を頼るサッシの系列メーカー。本業はほぼ稼がず、現金と持ち合い株は厚いが株主には届きにくい 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 株式会社LIXIL5938 稼ぐ力は戻りつつあるが、借金と金利が利益を食う。今の値段は回復をかなり先取りしている 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 イワブチ5983 電柱まわりの金具を作る小さな高自己資本の会社。直近の高い利益率は続きにくく、10年で見れば今の値段は割高と筆者は考える 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ホッカンホールディングス5902 缶・PET容器と飲料の受託充填の会社。借金が重く、稼ぐ力が資本コストに届かないため、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 −37.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 日本フイルコン5942 製紙用の網を作る老舗。国内の縮小が続くなか、賃貸が利益を支えるが、10年の価値は今の時価総額を4割ほど下回る 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 テクノフレックス3449 半導体向けの真空配管と継手で利益が急伸。ただし今の利益は工事の山にあり、10 年で見ると割高と筆者は見る 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 高田機工5923 老朽橋の更新という追い風はあるが、工場が埋まらず稼ぐ力は細い。配当の下限が支えでも、今の値段は高い 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アマテイ5952 国産の釘と自動車向けの特殊ねじを作る小さな老舗。利益は安定してきたが、資本コストに届かない稼ぎと借入の重さで、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 スーパーツール5990 吊クランプと作業工具の老舗。土地は厚いが事業の稼ぎは資本コストに遠く、新工場の成果待ちで割高 本質価値との差 −53.2% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 オーネックス5987 金属を焼いて硬くする請負の会社が、突然AIデータセンターへ。本業は細く、株主の取り分も揺らぐ。今の値段は高い 本質価値との差 −53.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 中央発條5992 トヨタ系のばね専業。薄利と繰り返す工場事故が重く、今の値段は計画の達成を先取りしていると筆者は見る 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 日本製罐5905 18リットル缶と美術缶の専業。市場は縮み、2期続けて営業赤字。賃貸の利益が支えだが、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ワイズホールディングス5955 自動車・家電向けのねじとばねが主力。純現金は厚いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −65.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ジェイテックコーポレーション3446 X線ミラーで世界の放射光施設に納める希少な技術企業。ただし利益は山谷が激しく、いまの値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −70.8% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 日本パワーファスニング5950 建築用のねじとアンカーの専業。積水ハウスに売上の4分の1を頼り、利益はほぼ出ない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −81.3% · 10 年 割高(年 −8.4%) 割高 テクニスコ2962 放熱部品の小型メーカー。2 期の大赤字から黒字目前だが、借金が重く、AI 期待が先行。利益で測った本質価値は今の時価総額の 1 割に満たず割高 本質価値との差 −90.5% · 10 年 割高(年 −13.5%)

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読んだ資料

  1. トーカロ 中期経営計画 TOCALO2030 説明会(logmi Finance)
  2. トーカロ 主要販売先(edinetdb)
  3. トーカロ 事業概要(期待資本)

分析日 2026-10-16