株譜
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ホッカンホールディングス 5902

缶・PET容器と飲料の受託充填の会社。借金が重く、稼ぐ力が資本コストに届かないため、今の値段は先取りしすぎている

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,661 円205 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,641 円325 億円差 −37.1%
10 年後から見ると 割高 価値 1,661 円205 億円 · 差 −37.1% · 期待の年率 +2.8%
期待の年率リターン(10 年)+2.8%資本コスト比 −6.2 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ホッカンホールディングスは、缶詰用の缶やPETボトルの容器を作り、飲料の受託充填もする会社だ。売上は約900億円、営業利益率は4%台である。

筆者の結論は、今の値段は割高ということだ。最大の理由は、稼ぐ力が資本コストに届かないことにある。過去10年のROEの中央値は4%台で、資本コスト9%台を一度も安定して超えていない。

事業は二本柱だ。容器は国内の人口減で数量が縮む。受託充填は伊藤園という大口が売上の27%を占め、安定の源でもあり、弱みでもある。海外はインドネシアで新工場を建てたが、まだ利益が出ていない。

財務も軽くない。純負債は約360億円で時価総額を上回る。借り換えのたびに金利が上がるので、利払いは重くなる。2027年4月には子会社の北海製罐と日本キャンパックを吸収合併して、国内を一体運営する。効率化の効果はあるが、稼ぐ力を資本コスト以上に変えるほどではない。

確率で重みづけた本質価値は、今の時価総額を約45%下回る「割高」だ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社はよい事業とは言いにくい。ROEが10年連続で資本コストを下回り、稼いだ利益のほとんどが設備の更新と海外の投資に消えてきたからだ。経営が掲げるROE6.5%の目標も、資本コストの9%台には遠い。

オーナー利益、つまり投資を引いて株主が自由に使える利益は、ほとんど出ていない。2026年3月期は設備投資が131億円で、純利益の4倍近い。借金が増えたのはそのためだ。

堀の持続は、受託充填と伊藤園の関係に懸かる。この関係が続く間は利益が出るが、1社に頼る構造はバリュー投資の目では危うい。

今の時価総額は純資産の約5割で、割安に見える。だが、ROEが資本コストを下回る会社では、ためた利益は額面の価値に満たない。純資産を見て安いと判断するのは誤りだ。

安全域は薄い。悲観の筋書きでも、土地や設備の売却価値は純負債を上回る見込みだが、その価値は今の時価総額の4割ほどにとどまる。筆者は、この値段に妥協する理由を見つけにくい。

何で稼ぐ会社か

ホッカンホールディングスは純粋持株会社で、傘下に約15社をもつ。事業は大きく四つだ。

容器事業は、北海製罐が缶詰用の空缶、エアゾール缶、PETボトルのもとになるプリフォーム、プラスチック容器を作る。売上は約320億円で、その他の事業を含めると約350億円になる。営業利益は17億円で、利益率は5%台と低い。

充填事業は、日本キャンパックが飲料メーカーから中身の充填を請け負う。売上は約400億円で営業利益は38億円ある。利益率は10%近く、全社の稼ぎの柱だ。主要顧客は伊藤園で、売上の27%(約250億円)を占める。

海外事業はインドネシアが中心で、カップ飲料容器、PET用プリフォーム、飲料水の充填を手がける。売上は約150億円だが営業利益はほぼゼロで、前期は14%減収だった。2026年2月に新しいカップ成形機が動き出したが、現地の家計は節約を強めている。

本社の費用は約20億円かかる。2027年4月に北海製罐と日本キャンパックを吸収合併する予定で、国内の間接部門と工場の運営を一つにまとめる。

優良さと弱いところ

同社の強みは、顧客のラインに組み込まれた取引関係にある。缶の容器と中身の充填は、飲料メーカーの生産計画と一体で動く。特に伊藤園とは長い取引があり、簡単には切り替えにくい。

だが筆者は、これを強い堀とは認めない。容器は買い手が価格を決める汎用品に近く、原料の鋼板や樹脂の上昇を完全には転嫁できない。ROEは過去10年のほとんどで資本コストを下回ってきた。2023年3月期には営業赤字に沈んでいる。

顧客の偏りも大きい。伊藤園が売上の27%で、前期の24.7%から上がった。取引が安定している間は強みだが、方針が変われば一気に崩れる。

資本の使い方には改善が見える。政策保有株を純資産の17%から10%に減らし、配当性向35%以上を掲げている。ただ、インドネシアに131億円規模の設備投資をした結果、純負債は283億円から362億円に増えた。海外の投資が稼ぐ力に変わるかは、まだ証明されていない。

大株主は信託銀行や日本生命などで、特定の支配株主は見えない。経営の規律を外から迫る力は、強くない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の容器市場は、人口減で数量が縮む。缶詰用の空缶は需要が緩やかに縮み、PETボトルも飲料の数量が伸びず、容器の薄肉化で使う樹脂が減る。

競合では、東洋製罐グループが金属缶で国内の約4割、PETボトルで約3割のシェアをもつ最大手だ。ホッカンは規模で劣り、価格交渉ではやや不利になりやすい。

飲料の受託充填は、中身を作る飲料メーカーの方針で量が決まる。同社の日本キャンパックは、無菌充填の設備を生かして受託を担うが、顧客が伊藤園に偏る。

海外は、インドネシアでカップ飲料がまだ成長分野と見られている。ただ家計の節約が強まり、足元は需要が冷えた。為替や現地の景気にも左右されやすい。インドネシアでは新工場の稼働率が上がるまで、償却と人件費が利益を押し下げる。

分かれ目は、国内の人口減をどれだけ海外と充填で補えるか、鋼板と樹脂の値上がりを転嫁できるかである。

中期計画VENTURE-5は2026年度で終わる。次の計画で、営業利益率の目標をどこに置くかも、見ておく点だ。国内で工場を減らしながら、海外へ設備を足す方針が続くのかが問われる。

資本政策と M&A

配当は手厚くなってきた。方針は連結配当性向35%以上で、2026年3月期の配当総額は約12億円で、純利益の約35%にあたる。中期計画は配当を増やす目標を掲げる。自社株買いの実績は確認できていない。

政策保有株は、純資産の17.4%から2027年3月末に約10%まで減らす計画だ。2024年11月以降に8銘柄を約17億円で売った。残りの上場株は約108億円で、売却した資金は借金の返済に回せる。

設備投資は2026年3月期に131億円と大きかった。インドネシアの容器製造設備に71億円を投じ、2026年5月に完了予定だ。有利子負債は476億円ある。

2027年4月1日付で、当社を存続会社として北海製罐と日本キャンパックを吸収合併する。国内の運営は一つになり、重複する費用を減らす。

株主優待は、100株以上を1年以上持つ株主に3千円相当などを出している。費用の年額は確認できていないが、1億円に届かないと推定し、還元の額には足していない。

10年の還元は、純利益の約4割を配当とみた。利益が減る筋書きでは、還元も減る。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

同社の足元は底打ちしている。2024年3月期から3期続けて営業黒字を保ち、配当総額は約10億円から約12億円へ増えた。今期予想は売上が9%増え、第1四半期は経常利益が14%増えた。

インドネシアの新工場は2026年2月にカップ成形機が動き出し、飲料水の充填にも用途を広げている。現地ではカップ飲料がまだ成長分野で、需要が戻れば海外は赤字を抜ける。海外の営業利益が数%でも出れば、全体の利益は一気に1割以上増える。

2027年4月の吸収合併で、国内の容器と充填の運営が一つになる。重複する工場や間接部門の費用を減らす余地は大きい。北海製罐の岩槻工場はすでに閉鎖した。

政策保有株の売却は進み、売却資金で借金を返せば利払いも減る。受託充填は長い取引に支えられ、伊藤園との関係は続くと見てよい。純資産に対して時価総額が5割という今の値段は、これらの改善を一つも織り込んでいない。

中期計画は営業利益率5.8%と配当の増額を掲げており、実現すれば株主還元の力も増す。会社が資本効率を意識し始めたことは、これまでと違う点だ。

慎重な見方

稼ぐ力は資本コストに届かない。ROEは過去10年の中央値が4%台で、資本コスト9%台を一度も超えていない。純資産が厚くても、それを使って稼げなければ価値にならない。

純負債は約360億円で時価総額を上回る。インドネシアの設備投資で借金が増え、借り換えのたびに金利が上がる。10年国債が3%の世界では、利払いは今より約9億円増え、純利益を2割近く削る。

売上の27%を占める伊藤園への依存は上がり続けている。方針が変われば、充填の利益が一気に消える。国内の容器は人口減で数量が縮み、値上げでしのぐしかない。

海外は前期に14%減収で、営業利益はほぼゼロだ。新工場の償却が始まる今後は、利益を食う方向に働く。今期予想の売上9%増は、受注の積み上げが確かではない。

合併や政策保有株の売却は、効率化にはなるが稼ぐ力そのものを変えない。過去20年で赤字の期は5回ある。この財務で景気後退が来れば、配当の維持も危うくなる。

どちらに重みを置いたか

事業の足元の改善は本物だが、値段の議論では慎重な見方が勝つ。稼ぐ力が資本コストを下回る構造は変わらず、借金の重さも残るからだ。

中立は、容器が縮み、海外が緩やかに伸びて、営業利益率は4%台前半に落ち着く。倍率は上限の1÷kの約8割に置いた。確率は中立を軸に、顧客の偏りと借金の重さを踏まえ、やや悲観と悲観に計38%を置いた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 2,605 円321 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 862 円106 億円)。 今の値に割り戻すと 1,661 円205 億円、今との差 −37.1%、 期待の年率 +2.8%(資本コスト 9.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 5,611 円691 億円 1,543 円190 億円 +170.9% +10.5% 572 円70 億円
やや楽観 18% 4,087 円503 億円 1,275 円157 億円 +103.0% +7.3% 965 円119 億円
中立 36% 2,733 円337 億円 966 円119 億円 +40.1% +3.4% 1,332 円164 億円
やや悲観 26% 1,226 円151 億円 568 円70 億円 −32.0% −3.8% 467 円57 億円
悲観 12% 981 円121 億円 114 円14 億円 −58.6% −8.4% 131 円16 億円
加重平均100% 2,605 円321 億円862 円106 億円 +31.3% +2.8% 3,467 円427 億円

今の株価時価総額 2,641 円325 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.0% を下回るほど割高。

楽観 8% インドネシアが育ち、受託充填も利益を伸ばす 利益 62 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 5,611 円691 億円

海外が想定以上に育つ。インドネシアのカップ容器の新工場が満稼働し、現地の消費が戻れば、海外の数量は10年でほぼ倍になる。海外の営業利益率は7%まで上がる。国内では北海製罐と日本キャンパックの合併が効き、工場の統廃合で固定費が下がる。伊藤園との受託充填も増え、充填の営業利益率は10%を超える。本社費は合併で少し減る。政策保有株の売却で借金も減り、利払いの負担が軽くなる。会社が掲げる営業利益率5.8%を大きく上回る、理想的な10年だ。ただし国内の缶の需要は人口減で細り、容器はほぼ横ばいが限度である。ブランドの力ではなく、規模と稼働率が利益を決める事業なので、数量が積み上がれば利益率の伸びは大きい。

  • 容器・その他(缶詰用空缶・エアゾール缶・PETプリフォーム・プラ容器):数量 13.9(容器の出荷個数(億個・推定))× 価格 35(1個あたりの平均単価(円・名目))→ 売上 480 億円・営業利益 31 億円。営業利益率6.5%
  • 充填(飲料の受託充填):数量 12.1(受託充填の処理本数(億本・推定))× 価格 50(1本あたりの受託単価(円・名目))→ 売上 605 億円・営業利益 64 億円。営業利益率10.5%
  • 海外(インドネシアのカップ容器・PETプリフォーム・飲料水の充填):数量 17.1(海外の容器・充填の出荷個数(億個・推定))× 価格 24(1個あたりの平均単価(円・名目、為替150円固定))→ 売上 409 億円・営業利益 29 億円。営業利益率7.0%

倍率:事業の純利益 62 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.0% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍。全体の PER 11.11 倍、時価総額 691 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:海外の自走と合併の効果が揃う必要があり、過去10年で営業利益率が5%を超えたのは数年だけ。実現すれば大きいが確率は低い。

やや楽観 18% 海外が黒字化し、国内は踏みとどまる 利益 45 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 4,087 円503 億円

海外は黒字化し、数量は10年で6割増える。ただし現地の消費は鈍く、利益率は5%台にとどまる。国内の充填は伊藤園との取引が続き、数量はわずかに増える。合併で工場と間接部門が整理され、本社費の増加は小さく収まる。容器の国内需要は縮むが、値上げは通る。営業利益率は5%台半ばまで改善し、会社の目標に近づく。借金は政策保有株の売却と利益の積み上げでゆるやかに減る。配当は中期計画の増配の目標どおり維持される。着実だが、資本コストを超えるほどの稼ぎには届かない10年だ。会社が掲げる配当の増額も、利益の積み上がりで無理なく賄える。

  • 容器・その他(缶詰用空缶・エアゾール缶・PETプリフォーム・プラ容器):数量 13.2(容器の出荷個数(億個・推定))× 価格 34(1個あたりの平均単価(円・名目))→ 売上 449 億円・営業利益 27 億円。営業利益率6.0%
  • 充填(飲料の受託充填):数量 11.3(受託充填の処理本数(億本・推定))× 価格 49(1本あたりの受託単価(円・名目))→ 売上 558 億円・営業利益 55 億円。営業利益率9.8%
  • 海外(インドネシアのカップ容器・PETプリフォーム・飲料水の充填):数量 14.4(海外の容器・充填の出荷個数(億個・推定))× 価格 24(1個あたりの平均単価(円・名目、為替150円固定))→ 売上 340 億円・営業利益 19 億円。営業利益率5.5%

倍率:事業の純利益 45 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.4% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍。全体の PER 11.11 倍、時価総額 503 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中期計画が目指す営業利益率5.8%に近づく筋書き。海外の黒字化には新工場の稼働が前提で、実績はまだ乏しい。

中立 36% 国内は縮み、海外が少しずつ補う 利益 30 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 2,733 円337 億円

国内の容器は人口減と容器の軽量化で、数量が10年で1割強減る。値上げで金額は保つが、利益率は5%強が限度だ。受託充填は伊藤園という大口に支えられ、数量は横ばいに近い。利益率は9%前後を保つ。海外は新工場の稼働で数量が3分の1ほど増えるが、現地の消費が冷えており、利益率は4%どまりだ。本社費は物価で増える。合併の効果は出るものの、営業利益率は4%台前半に落ち着く。借金は利払いが重く、配当を保ちながら返済に回る資金は限られる。海外が足を引っ張る局面は続くが、充填と容器が利益の土台を保つ。海外が足を引っ張る局面は続くが、充填と容器が利益の土台を保つ。政策保有株の売却は進み、借金の増加は止まる。

  • 容器・その他(缶詰用空缶・エアゾール缶・PETプリフォーム・プラ容器):数量 12.5(容器の出荷個数(億個・推定))× 価格 34(1個あたりの平均単価(円・名目))→ 売上 419 億円・営業利益 22 億円。営業利益率5.3%
  • 充填(飲料の受託充填):数量 10.7(受託充填の処理本数(億本・推定))× 価格 49(1本あたりの受託単価(円・名目))→ 売上 518 億円・営業利益 47 億円。営業利益率9.0%
  • 海外(インドネシアのカップ容器・PETプリフォーム・飲料水の充填):数量 12.2(海外の容器・充填の出荷個数(億個・推定))× 価格 23(1個あたりの平均単価(円・名目、為替150円固定))→ 売上 278 億円・営業利益 11 億円。営業利益率4.0%

倍率:事業の純利益 30 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 3.8% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍。全体の PER 11.11 倍、時価総額 337 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:国内の縮小を海外で一部補う中心の筋書き。今期予想の営業利益率4.1%と、過去の実績に近い。

やや悲観 26% 国内の縮小が進み、海外も赤字を抜けられない 利益 10 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 1,226 円151 億円

国内の缶詰用空缶とPETの数量が2割減り、値上げも原料高の転嫁が遅れて通りにくくなる。受託充填は伊藤園が一部を他社に振り分け、数量が1割減る。海外は新工場の償却が重く、赤字すれすれが続く。本社費は物価で増え、合併による削減は限られる。営業利益率は2%台まで下がる。借り換えのたびに利払いが増え、純利益はほぼ出ない。配当は縮小し、政策保有株を売って資金をつなぐ。設備は残るが、稼ぐ力は資本コストを大きく下回る。配当を維持するかどうかが、経営の分かれ目になる。配当を維持するかどうかが、経営の分かれ目になる。合併の効果も、売上が細る中では打ち消されやすい。

  • 容器・その他(缶詰用空缶・エアゾール缶・PETプリフォーム・プラ容器):数量 11.4(容器の出荷個数(億個・推定))× 価格 32(1個あたりの平均単価(円・名目))→ 売上 364 億円・営業利益 15 億円。営業利益率4.2%
  • 充填(飲料の受託充填):数量 9.9(受託充填の処理本数(億本・推定))× 価格 46(1本あたりの受託単価(円・名目))→ 売上 459 億円・営業利益 34 億円。営業利益率7.4%
  • 海外(インドネシアのカップ容器・PETプリフォーム・飲料水の充填):数量 9.9(海外の容器・充填の出荷個数(億個・推定))× 価格 22(1個あたりの平均単価(円・名目、為替150円固定))→ 売上 217 億円・営業利益 2 億円。営業利益率1.0%

倍率:ROE 1.3%は k 9% を大きく下回り、稼ぐ力(純利益 9.7 億円÷k≒105 億円)は売れる資産から純負債を引いた額より小さい。このため稼ぐ力でなく、その約 150 億円を床とし、今の自己資本 604 億円に 0.25 倍を掛けた。EV(時価総額+純負債)÷営業利益は 23 倍と高いが、谷の営業利益が小さいためで、純負債 362 億円は床の資産から差し引き済み。

確率:国内縮小に加え、顧客が伊藤園に偏る構造と借金の重さがあり、過去20年で赤字の期が5回ある。領域の弱めの見方より重く置いた。

悲観 12% 主力の顧客を失い、設備だけが重く残る 利益 −17 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 981 円121 億円

伊藤園との取引が縮み、受託充填の数量が3分の1減る。国内の容器も人口減で2〜3割減り、固定費の重い工場の稼働が下がる。海外は新工場に投じた資金が回収できず、減損と赤字が続く。営業損益は赤字に沈み、配当は最低限に絞られる。借金は高い金利に借り換えられ、利払いが重くのしかかる。会社は工場の売却や閉鎖で資産を売りながら延命する。もう設備産業としての稼ぐ力はなく、土地と設備、保有株の売却価値で測られる会社になる。合併や政策保有株の売却で得た資金も、赤字の穴埋めに消える。合併や政策保有株の売却で得た資金も、赤字の穴埋めに消える。ブランドや技術で守れる堀はなく、顧客の方針ひとつで事業の価値が決まる。

  • 容器・その他(缶詰用空缶・エアゾール缶・PETプリフォーム・プラ容器):数量 9.2(容器の出荷個数(億個・推定))× 価格 29(1個あたりの平均単価(円・名目))→ 売上 265 億円・営業利益 7 億円。営業利益率2.5%
  • 充填(飲料の受託充填):数量 7.2(受託充填の処理本数(億本・推定))× 価格 42(1本あたりの受託単価(円・名目))→ 売上 298 億円・営業利益 10 億円。営業利益率3.5%
  • 海外(インドネシアのカップ容器・PETプリフォーム・飲料水の充填):数量 8.1(海外の容器・充填の出荷個数(億個・推定))× 価格 20(1個あたりの平均単価(円・名目、為替150円固定))→ 売上 159 億円・営業利益 −3 億円。営業利益率-2.0%

倍率:営業赤字で、稼ぐ力ではなく売れる資産で測る。投資有価証券・土地・設備・売掛金の売却価値の税後から純負債を引いた約 120 億円を床とし、今の自己資本 604 億円に 0.20 倍を掛けた。減損で自己資本が減る分は、すでに自己資本に反映している。

確率:純負債が時価総額の1倍を超え、売上の27%が1社に頼る。構造的に負ける筋書きの確率は、同じ領域の東洋製罐グループ(8%)より高めに置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

容器・その他(缶詰用空缶・エアゾール缶・PETプリフォーム・プラ容器)

北海製罐が作る缶詰用の缶、エアゾール缶、プラスチック容器、飲料用PETのもとになるプリフォーム。

数量容器の出荷個数(億個・推定)価格1個あたりの平均単価(円・名目)売上営業利益
今 2026/03 14.2 25 355 20
10 年後 中立 12.5 34 419 22

取り方:容器事業 317 億円とその他 37 億円の計 355 億円を、平均単価を 25(円/個)と置いて出荷個数を約 14 億個と推定した(個数は開示されない)。数量は国内の人口と容器の軽量化で動き、価格は鋼板・樹脂の転嫁を含む名目で、物価並みに動く。

充填(飲料の受託充填)

日本キャンパックが飲料メーカーから中身の充填を請け負う。伊藤園が主要顧客。

数量受託充填の処理本数(億本・推定)価格1本あたりの受託単価(円・名目)売上営業利益
今 2026/03 11.0 36 398 38
10 年後 中立 10.7 49 518 47

取り方:充填事業の売上約 398 億円を、1 本あたりの平均単価を 36(円/本)と置いて処理本数を約 11 億本と推定した(開示されない)。数量は国内の飲料の数量と、伊藤園など受託先の方針で動く。価格は人件費・エネルギーを転嫁する名目の単価。

海外(インドネシアのカップ容器・PETプリフォーム・飲料水の充填)

インドネシア子会社が作るカップ飲料容器、PET用プリフォーム、飲料水の受託充填。

数量海外の容器・充填の出荷個数(億個・推定)価格1個あたりの平均単価(円・名目、為替150円固定)売上営業利益
今 2026/03 9.0 17 154 0
10 年後 中立 12.2 23 278 11

取り方:海外事業の売上約 154 億円を、カップ容器など平均単価を 17(円/個)と置いて約 9 億個と推定した(開示されない)。数量はインドネシアの消費と新工場の稼働率で動く。為替は 150 円固定。

リスクと懸念

伊藤園への依存

伊藤園が売上の27.3%を占め、前期の24.7%から上がった。充填事業の利益の大半がこの取引にかかる。方針の変更や内製化があれば、利益が一気に消える。

借金の重さと利払い

純負債は約362億円で時価総額を上回る。設備投資で前期に約80億円増えた。借り換えのたびに金利が上がり、10年で利払いは約9億円増える。景気が悪化すれば財務の余裕は小さい。

インドネシア事業が稼げない

海外は前期14%減収で、営業利益はほぼゼロ。新工場の償却が始まる一方、現地の家計は節約を強め、消費財の需要は冷えている。計画が見直された設備もあり、減損の恐れがある。

国内容器の縮小

人口減と容器の軽量化・代替で、国内の缶・PETの数量は構造的に縮む。値上げで金額を保てる範囲には限りがあり、原料の鋼板や樹脂の転嫁も遅れやすい。

合併の実行

2027年4月に北海製罐と日本キャンパックを吸収合併する。工場や間接部門の整理は効率化になるが、実行がもたつくと混乱や追加の費用が出る。

稼ぐ力が資本コストに届かない

過去10年のROE中央値は4%台で、資本コストを下回る。設備投資を続けても株主の取り分が増えにくく、配当は維持できても価値は積み上がらない。

今後の分かれ目

海外事業の営業利益が通期で10億円を超えたら
新工場が稼ぐ力に変わったサインとみて、楽観・やや楽観側の確率を上げてよい。
伊藤園の売上比率が30%を超えるか、取引の縮小が伝えられたら
充填の利益が崩れる前触れとみて、悲観側の確率を上げる。
合併後の本社費と固定費が目に見えて下がったら
効率化が実現した証拠で、中立の利益率をやや上げて見てよい。
営業利益率が3%を割り込む期が続いたら
配当の維持が難しくなる入り口とみて、やや悲観側に確率を寄せる。
純負債が時価総額の1.5倍を超えるか、減損が出たら
財務の余裕が尽きる局面で、悲観の筋書きの重みを増やす。

見ておくもの

  • 海外事業の営業利益と稼働率
  • 伊藤園向け売上の比率
  • 純負債と利払いの推移
  • 合併後の本社費・固定費
  • 政策保有株の売却額と配当の水準

倍率と資本コストの決め方

数量と価格から10年後の利益を積み、倍率は ROE が資本コストを下回るため、上限 1÷k=10.8 倍に対する8〜8.8割に置いた(k 9%、弱い堀)。やや悲観・悲観は稼ぐ力でなく売れる資産から純負債を引いた床で測り、過去のPBRの底は使っていない。今のPER・PBRは最後に比べただけで、寄せていない。決算の形は今と同じ(家賃を営業費用に入れた形)でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 9.5→11.11 倍・やや楽観 PER 9→11.11 倍・中立 PER 8.6→11.11 倍)。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +1.75% を足して 9.25%。同じ領域の東洋製罐グループ(+1.0%)より、借金の重さと顧客の偏りの分だけ上げた。合併の実行や海外の失敗は k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.25% → 9.00%。

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割安 東洋シヤッター5936 国内3番手のシャッター会社。点検の稼ぎが育ち、利益の割に値段は安い。割安と見る 本質価値との差 +81.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 三洋工業5958 天井・床の下地材で知られる堅実な建材メーカー。時価総額の半分が現金で、事業の稼ぎを考えれば今の値段はかなり安い 本質価値との差 +65.6% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三和ホールディングス5929 国内寡占・世界シェア首位の開口部メーカー、改修需要と海外M&Aの果実を乗せれば割安と出る 本質価値との差 +63.7% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ジーテクト5970 車体骨格プレス部品の中堅。中立の姿でも今の値段は割安寄りだが、ホンダ依存と重い設備投資が割り引きの理由だと筆者は見る 本質価値との差 +62.0% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 文化シヤッター5930 国内2位のシャッター専業。利益率の低い建材部門が重しで、確率で重みをつけるとやや割安 本質価値との差 +60.9% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 エイチワン5989 ホンダ向け 86% のフレーム専業。3 年連続赤字から立ち直ったが、顧客の偏りと重い投資を考えると、割安度は見かけほど大きくないと筆者は見る 本質価値との差 +60.7% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 フジマック5965 病院・給食・外食の厨房を一括で請け負う堅実な中堅。土地売却で現金が積み上がり、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +57.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日創グループ3440 パネルとデータセンター向け筐体は伸びるが、寄せ集めの事業で ROE が資本コストに届かない 本質価値との差 +56.6% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 エムケー精工5906 門型洗車機と調理家電の長野の会社。直近の利益は山で、中立でも自己資本の厚みが評価に残る 本質価値との差 +53.3% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 サンコーテクノ3435 あと施工アンカーの国内首位。利益の安定と財務の堅さに比べ、今の値段は低い 本質価値との差 +52.0% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 MIEコーポレーション3442 工場の配管をつなぐステンレスの継手の専業。値上げで利益は倍増したが、還元が細く借金もある。今の値段はほぼ適正で、わずかに安い程度 本質価値との差 +49.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 昭和鉄工5953 九州の熱の老舗が値付けを覚え、3 年で利益率は 9% に。持ち合い株を除いても今の値段は稼ぎに比べて安い 本質価値との差 +49.2% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 不二サッシ5940 ビル用サッシの老舗。利益は薄いが、値段は稼ぐ力に対して安く、借入の重さを織り込んでもやや割安 本質価値との差 +45.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 リンナイ株式会社5947 実質無借金で稼ぐ力は安定している。米国の電化と海外の伸びを織り込んでも、今の時価総額には安全域がある 本質価値との差 +42.4% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 株式会社RS Technologies3445 再生ウェーハで世界一という稼ぐ力は本物だが、中国の新品ウェーハと重い投資を差し引くと、今の値段に余裕は乏しい 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 株式会社マルゼン5982 稼ぎは堅く、現金も厚い。ただ利益率は過去最高で、今の値段に安全域は見えない 本質価値との差 +36.4% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 宮地エンジニアリンググループ3431 老朽橋の補修は長く続くが、足元は発注減で利益が半減。谷の深さと現金の厚さを踏まえると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +34.4% · 10 年 割安(年 +9.8%) やや割安 日東精工5957 小さなねじとねじ締め機の堅実な会社。伸びの前提がすでに値段に入り、ほぼ適正と見る 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ネポン7985 ハウス暖房機の老舗だが、利益率は1%前後に沈み借金も重い。立ち直れば安いが、その確度は低い 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 中西製作所5941 学校給食に強い厨房機器メーカー。実績は良いが大型投資で借入が増える局面で、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 川田テクノロジーズ3443 橋の補修需要は追い風だが、利益は山の高さにある。値段は価値を1割ほど下回るにとどまり、割安とは言い切れない 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 横河ブリッジホールディングス5911 橋の老朽化は追い風だが新設が細る。高い買い物の消化と資本効率が価値を分ける 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 トーソー5956 カーテンレール最大手で窓まわり 3 社の一角。値上げで利益は戻ったが、資本の効率は低く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 三協立山5932 サッシ大手3位。借金が重く、利益の戻りに値段が左右される。今の値段は、戻りを織り込んだほぼ妥当な水準 本質価値との差 +19.4% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 東プレ5975 プレス部品と冷凍車の二本柱。日産依存と薄い利益率を考えると、本質価値は今の値段をやや下回ると筆者は見る 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 山王3441 AI 配線の追い風で稼ぎは跳ねたが、コネクタ大手の下請けという立場は変わらず、今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 岡部5959 国内の建設需要が細る中、米国の伸びが穴を埋める。だが資本効率が資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ケー・エフ・シー3420 あと施工アンカーとトンネル資材の老舗。利益率は昔の半分まで落ちた。純現金と補修需要が支え、今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 カネソウ5979 溝ぶたと建築金物の三重の老舗。預金が時価総額を超えるが創業家の下で眠り、今年の株価の倍増で10年ではやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 アルインコ5933 足場の新製品で稼ぐ堅実な会社。ただ、赤字の2事業が足を引き、利益の回復を見込んでも本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +12.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 トーカロ3433 半導体装置の消耗部品に皮膜を付ける隠れた寡占企業。稼ぐ力は本物だが、今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 株式会社J-MAX3422 ホンダ系プレス部品。売上の半分が中国と日本のホンダ向けで、借金が重い。中国の電池・新興メーカー向けが伸びても、ホンダの縮みと金利で、今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 アトムリビンテック3426 扉と収納の金物を企画するファブレスの老舗。金融資産は時価総額を上回るが、本業の稼ぎは細く、戻り方も弱い。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) 適正 東京製綱5981 国内ワイヤロープの老舗は今期が過去最高益だが、資本効率は低く、今の値段にやや先走り感がある 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 特殊電極3437 製鉄所の摩耗を溶接で直す職人集団で、技術は本物だが顧客の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 兼房5984 丸鋸と木工刃物の専業。資産は厚いが稼ぐ力は資本コストに届かず、値段は資産と稼ぎの間にある 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アルファ3434 薄利の自動車部品と、縮む国内の住宅錠。自己資本の厚さが救いだが、稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 株式会社ファインシンター5994 自動車の駆動系に入る焼結部品の会社。電動化で縮む本業と重い借金のなか、利益は薄く、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 協立エアテック5997 ビルの防火ダンパーと住宅の全館空調の部品。堅実だが稼ぎは資本コストに届かず、現金も戻らない 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 駒井ハルテック5915 資産は厚いが稼ぐ力が薄い。橋と鉄骨は物価並みで、風車タワーの当たり外れが価値を分ける 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ダイニチ工業5951 石油ファンヒーターと加湿器の国内首位。事業は堅いが時価総額と同規模の現金・有価証券が眠り、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 那須電機鉄工5922 送電鉄塔の需要は堅いが、今の利益は山。ためた資金の使い方が評価を決める 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 天龍製鋸5945 チップソー専業で無借金。事業の稼ぐ力は資本コストに届かず、現金と持ち合い株が値を支える会社 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 KTC5966 整備工具の国産ブランドnepros を持つが、利益率は9%どまり。立て直しの計画を割り引くと、値段はやや高い 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 サンコール5985 稼ぎ頭は光通信コネクタに移ったが、高い利益率の持続を織り込みすぎ。10年の価値は今の時価総額を下回ると筆者は見る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 株式会社長府製作所5946 利益は小さく、資産は大きい。会社がその資産を株主に返すかどうかで、値打ちが決まる 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 中国工業5974 国内のLPガス容器の 3 本に 1 本を作るが、市場は細り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 立川ブラインド工業7989 窓まわり国内最大手。純現金は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年で見ると割高に寄る 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +4.8%) 適正 エスイー3423 インフラ補修の追い風はあるが、研究開発の費用が利益を食う。10年の稼ぎは今の値段を下回る 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ロブテックス5969 エビ印のプライヤとリベットの工具で知られる老舗。名前は残るが利益率は 3% に落ち、資本コストに届く道は細い 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) やや割高 川岸工業5921 スカイツリーや国立競技場にも関わった鉄骨の名門。ただし利益は山を越え、帳簿の厚さほど稼ぐ力はないため、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 瀧上工業5918 橋と鉄骨の本業は薄利。価値の中心は持ち合い株だが、少数株主に届く道は細い 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 パイオラックス5988 自動車の小物部品と医療機器の会社。資本は厚いが稼ぐ力が追いつかず、今の値段は割高寄りと筆者は見る 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイケン5900 引戸の金物や自転車置場を作る大阪の老舗。現金と投資株で時価総額に迫るが、本業の利益は薄く資本に見合わない。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 三ツ知3439 自動車用の特注ファスナーの専業。シートの部品は電気自動車でも要るが、値下げ要請で薄利が続き、資本効率は資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 トーアミ5973 溶接金網の老舗が型枠工事の買収で事業を広げる。帳簿は時価総額の3倍あるが、稼ぎは資本コストの3分の1にとどまり割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 モリテック スチール5986 エンジン部品向けの特殊帯鋼を売る商社。電動化で主力の需要が細り、稼ぐ力は資本に見合わず割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 株式会社SUMCO3436 AI向け300mm先端ウエハーへの転換は本物だが、成熟品の重荷と資本の重さを踏まえると今の値段はすでに回復の先を映す 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大谷工業5939 電柱と通信線の金物を作る富山の老舗。配電網の更新で底堅いが、利益をため込む同族経営で資本の稼ぎが薄く割高 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 コロナ5909 事業の稼ぐ力は細く、厚い金融資産も少数株主には動かせない。割高と見る 本質価値との差 −23.8% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 東洋製罐グループホールディングス株式会社5901 縮減と増配で株主還元は厚くなるが、ROEは資本コストに届かず本質価値は今の株価より低い 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 稲葉製作所3421 国内首位の物置と自己資本の4割近い現金を持つが、利益率は薄く資本効率は低い。現金を価値に足してもなお今の値段は割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社ノーリツ5943 給湯器で国内2位の寡占だが、稼ぐ力はリンナイの6分の1。利益が戻っても、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ネツレン5976 高周波熱処理と高強度鋼線の老舗。国内シェアは高いが儲けが薄く、稼ぐ力に比べて今の値段は割高 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 共和工業所5971 建設機械用ボルトの国内トップ。現金は厚いが戻らず、利益は薄い。値段には余裕がなく割高と見る 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 日本発條5991 懸架ばねとHDDサスペンションの二本柱、AI需要は本物だが北米再建待ちで今の株価は割高寄りと筆者はみる 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アドバネクス5998 医療と航空機のばねで稼ぎ頭を育てつつあるが、自動車と海外工場の重荷が残る。今の値段は先を行く 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 アルメタックス5928 積水ハウスに売上の半分を頼るサッシの系列メーカー。本業はほぼ稼がず、現金と持ち合い株は厚いが株主には届きにくい 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 株式会社LIXIL5938 稼ぐ力は戻りつつあるが、借金と金利が利益を食う。今の値段は回復をかなり先取りしている 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 イワブチ5983 電柱まわりの金具を作る小さな高自己資本の会社。直近の高い利益率は続きにくく、10年で見れば今の値段は割高と筆者は考える 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 日本フイルコン5942 製紙用の網を作る老舗。国内の縮小が続くなか、賃貸が利益を支えるが、10年の価値は今の時価総額を4割ほど下回る 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 テクノフレックス3449 半導体向けの真空配管と継手で利益が急伸。ただし今の利益は工事の山にあり、10 年で見ると割高と筆者は見る 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 高田機工5923 老朽橋の更新という追い風はあるが、工場が埋まらず稼ぐ力は細い。配当の下限が支えでも、今の値段は高い 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アマテイ5952 国産の釘と自動車向けの特殊ねじを作る小さな老舗。利益は安定してきたが、資本コストに届かない稼ぎと借入の重さで、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 スーパーツール5990 吊クランプと作業工具の老舗。土地は厚いが事業の稼ぎは資本コストに遠く、新工場の成果待ちで割高 本質価値との差 −53.2% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 オーネックス5987 金属を焼いて硬くする請負の会社が、突然AIデータセンターへ。本業は細く、株主の取り分も揺らぐ。今の値段は高い 本質価値との差 −53.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 中央発條5992 トヨタ系のばね専業。薄利と繰り返す工場事故が重く、今の値段は計画の達成を先取りしていると筆者は見る 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 日本製罐5905 18リットル缶と美術缶の専業。市場は縮み、2期続けて営業赤字。賃貸の利益が支えだが、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ワイズホールディングス5955 自動車・家電向けのねじとばねが主力。純現金は厚いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −65.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ジェイテックコーポレーション3446 X線ミラーで世界の放射光施設に納める希少な技術企業。ただし利益は山谷が激しく、いまの値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −70.8% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 日本パワーファスニング5950 建築用のねじとアンカーの専業。積水ハウスに売上の4分の1を頼り、利益はほぼ出ない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −81.3% · 10 年 割高(年 −8.4%) 割高 テクニスコ2962 放熱部品の小型メーカー。2 期の大赤字から黒字目前だが、借金が重く、AI 期待が先行。利益で測った本質価値は今の時価総額の 1 割に満たず割高 本質価値との差 −90.5% · 10 年 割高(年 −13.5%)

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分析日 2026-10-19