株譜
AI 銘柄分析 · 金属製品 · 試作

テクニスコ 2962

放熱部品の小型メーカー。2 期の大赤字から黒字目前だが、借金が重く、AI 期待が先行。利益で測った本質価値は今の時価総額の 1 割に満たず割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)169 円16 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,780 円164 億円差 −90.5%
10 年後から見ると 割高 価値 169 円16 億円 · 差 −90.5% · 期待の年率 −13.5%
期待の年率リターン(10 年)−13.5%資本コスト比 −23.5 pt
推定の資本コスト10.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 10.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

テクニスコは、レーザーや半導体素子が出す熱を逃がす小さな金属部品(ヒートシンク)と、微細加工ガラスをつくる会社だ。ディスコの子会社だった時期があり、今は社長の資産管理会社が 54% を持つ。2026 年 6 月期の売上は 37 億円、営業損益は 0.7 億円の赤字。2 年前の 2025 年 6 月期は、売上 34 億円に対し営業赤字が 14 億円、純損失は 30 億円だった。

株価は、生成 AI のデータセンター向けの期待で急騰した。2026 年 9 月にはデータセンターの通信装置向けの大口受注を発表し、会社は 2027 年 6 月期に売上 59 億円・営業利益 2.5 億円を見込む。ただ、自己資本は 18 億円に対し、有利子負債は 42 億円ある。筆者は、利益で測った本質価値を今の時価総額の 1 割に満たないと見て、割高とする。

テクニスコは 2023 年に上場した新しい会社で、財務のデータは 2021 年 6 月期からしか取れない。実績の短さそのものが、判断の不確かさを増やしている。

バリュー投資の観点から

この会社は、まだ質の良い地味な会社とは言えない。熱を逃がす部品という必要な仕事をしているが、利益がついてこない。3 期のうち 3 期が営業赤字で、直近の 4〜6 月期にやっと営業利益 2 億円が出ただけだ。

資本の使い方は、拡張に偏っている。借入で新工場を建て、中国とシンガポールの設備を増やしたが、中国向けの需要は消え、2025 年 6 月期に 30 億円の損失で自己資本が 3 分の 1 になった。

安全域はない。時価総額は 197 億円で、自己資本の 11 倍にのぼる。AI という物語に対する期待が、実績のない利益を先に値段に織り込んでいる。筆者は、利益で測った本質価値を今の時価総額の 1 割に満たないと見る。

良い会社は、待てば買い手の期待に追いつく利益を出す。この会社が今の時価総額に追いつくには、年 20 億円ほどの純利益が要る。直近の実績は 0.05 億円だ。

何で稼ぐ会社か

テクニスコは、切断・研削・研磨・メタライズ(金属膜の形成)・接合を組み合わせ、顧客の仕様どおりに小さな部品をつくる。単一の事業だが、製品は三つに分かれる。ヒートシンク製品、ガラス製品、そしてシリコン部品などのその他だ。2025 年 6 月期の売上は、ヒートシンクが 13.7 億円、ガラスが 11.2 億円だった。

ヒートシンクは、半導体レーザーやパワー半導体の熱を逃がす部品だ。産業用レーザー、光通信、データセンターに使われる。独自材料「シルバーダイヤ」(銀とダイヤの複合材)は、シンガポールで 2018 年から製造している。ガラス製品は、センサーや検査機器向けに微細な穴や回路を加工する。本社は東京、主力工場は広島県呉市で、中国の蘇州にも工場がある。海外売上は半分を超える。

顧客は、レーザーメーカー、光通信機器メーカー、センサー・検査機器メーカーなど。受注生産が基本で、顧客と一緒に設計する。会社は「クロスエッジ Technology」と呼ぶ加工技術群を強みに掲げ、全工程を自社で行うため、仕様変更に応えやすいと説明する。連結の従業員は 265 名(2025 年 6 月期末)で、中国子会社で早期退職を募集したため、1 年で 49 名減った。

優良さと弱いところ

強みは、小さな部品を一貫して加工する技術と、独自材料「シルバーダイヤ」だ。複数の案件がサンプルから試作受注に進み、米国のハイテク企業から生成 AI やハイエンド CPU 向けの引き合いが増えていると伝えられる。2026 年 9 月には、データセンターの通信装置向けの大口受注を発表した。

弱みは、財務と顧客だ。2025 年 6 月期は営業損失が 14 億円に達し、一部の金融機関との財務制限条項に抵触した。有利子負債は総資産の 64% で、自己資本比率は 26% しかない。中国の産業用レーザー向けは価格競争で不採算になり、実質的に撤退した。AI 向けの受注先も金額も非開示だ。堀があるかを示す証拠は、まだ受注の中身にも利益率にも見えない。

独自材料を持つ点は評価できる。ただ、製造のライセンスは海外企業との契約に基づく。独占的な堀ではなく、受注が量産に変わった実績で測る必要がある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

ヒートシンクの需要は、レーザーと半導体の投資に連動する。産業用レーザー向けは、高出力化で需要が伸びる一方、中国メーカーの価格競争が激しい。テクニスコの中国向けは、価格競争と顧客の需給調整で苦戦し、ヒートシンク全体の売上は 2025 年 6 月期に 46% 減った。光通信とデータセンター向けは、光源の高出力化と半導体の消費電力の増加で、放熱部品の単価が上がる方向にある。

筆者は、ヒートシンクの対象市場を世界で 700 億円前後と置く(推定で、開示はない)。10 年で数量は 1.9 倍とし、AI 向けの伸びと産業用レーザー向けの値下がりを相殺する。単価は物価の 1.34 倍に届かず 1.15 倍と置く。ガラス製品はセンサー・検査機器向けで 1.5 倍。業界の競合社名は確認できていない。小型の独立系部品会社は、顧客の設計変更ひとつで売上が動く。

AI の電力と熱の問題は、確かに放熱部品の需要を押し上げる。しかし、市場が伸びる局面でも、小さな部品会社の利益は、顧客の設計変更と中国メーカーの追随で簡単にぶれる。

資本政策と M&A

配当は出していない。2026 年 6 月期も、2027 年 6 月期の予想も、無配だ。親会社だった時期を経て、2014 年に経営陣による買収(MBO)で独立した。社長の関家圭三氏の資産管理会社(合同会社 XE ホールディングス)が 54.6% を持ち、個人でも 5.9% を持つ。

設備投資は、広島県東広島市に新工場(計画 13.5 億円)、シンガポールのシルバーダイヤ増強、蘇州の工場移転だ。資金は上場時の調達資金と借入に頼る。2025 年 6 月期は短期借入金を 13.6 億円増やした。自己資本は 2025 年 6 月期に 47 億円から 16 億円に減り、増資は予定されていない。財務の立て直しが先で、株主への還元は後回しになる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

AI のデータセンターは、レーザーと光通信の部品を何倍にも増やし、その全部が熱を出す。熱を逃がす部品は、性能を決める部品だ。テクニスコの「シルバーダイヤ」は、既存品より放熱効率が高く、米国のハイテク企業の試作が量産に乗れば、数量は桁で変わる。2026 年 9 月に、データセンターの通信装置向けの大口受注を発表し、2027 年 6 月期の売上 59 億円・営業利益 2.5 億円の予想に織り込んだ。

固定費は、新工場とシンガポールの設備で先に積んである。数量が増えれば、利益率は 2022 年 6 月期の 11.3% に戻るどころか、超える余地もある。2026 年 4〜6 月期に営業利益 2 億円(利益率 19.6%)を出した事実は、不採算品を切った後の体質を示す。10 年後に売上 170 億円、営業利益 20 億円は、届く範囲にある。

時価総額 197 億円は、その姿を織り込んだ値段だ。

借入は重いが、増資をせず、営業キャッシュフローで返せる水準まで利益が戻れば、財務の不安は消える。

慎重な見方

実績が何も裏づけていない。2026 年 6 月期の営業損益は赤字で、2 期の大赤字で自己資本は 47 億円から 18 億円に減った。有利子負債は 42 億円で、自己資本の 2 倍を超える。営業利益が利払いを賄えず、財務制限条項に抵触した。AI 向けの大口受注も、受注先と金額が非開示で、会社の予想(営業利益 2.5 億円)は時価総額の 1% にしかならない。

利益率は 2022 年 6 月期の 11.3% が最高で、その後は 5%、−10%、−43%、−2% と下がり続けた。AI 向けの数量が 6 倍になっても、中国の追随で単価が崩れれば、利益は出ない。しかも借入を返し終えるまでは、配当も出せない。

時価総額が自己資本の 11 倍という値段は、利益のほぼ全部が 10 年先にあることを前提にしている。それを割り引いた価値は、時価総額の 1 割にも届かない。

小型の会社の受注は、顧客の都合ひとつで消える。AI のブームが続いても、その利益をテクニスコが取るとは限らない。

どちらに重みを置いたか

AI 向けの伸びは本物だろう。ただ、戻った先の利益率は 6〜7% で、ROE は 7〜8% と資本コスト 10% を下回る。強気の筋書きでも、時価総額 197 億円を正当化する利益には届かない。借金が重く、悲観の深さも大きいので、慎重な見方に確率を寄せた。 会社の予想どおりに回復しても、10 年後の価値は時価総額に遠く届かない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/06 期)

確率で加重した株価時価総額 385 円35 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 34 円3 億円)。 今の値に割り戻すと 169 円16 億円、今との差 −90.5%、 期待の年率 −13.5%(資本コスト 10.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 1,678 円154 億円 163 円15 億円 +3.5% +0.3% 147 円14 億円
やや楽観 20% 647 円60 億円 65 円6 億円 −60.0% −8.7% 142 円13 億円
中立 34% 305 円28 億円 22 円2 億円 −81.7% −15.6% 111 円10 億円
やや悲観 24% 54 円5 億円 0 円0 億円 −96.9% −29.4% 13 円1 億円
悲観 14% 33 円3 億円 0 円0 億円 −98.2% −33.0% 5 円0 億円
加重平均100% 385 円35 億円34 円3 億円 −76.5% −13.5% 418 円38 億円

今の株価時価総額 1,780 円164 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 10.0% を下回るほど割高。

楽観 8% 楽観:AI 向けの独自材料が量産に乗り、利益率が山に並ぶ 利益 13 億円 · PER 11.6 倍 · 株価時価総額 1,678 円154 億円

生成 AI のデータセンターで、レーザー光源と光通信の部品が桁違いに増える。熱を逃がす部品の需要は、10 年で大きく伸びる。テクニスコの独自材料「シルバーダイヤ」は、既存品より放熱効率を大きく高められる。米国のハイテク企業の試作が量産に乗り、ヒートシンクの数量は今の 6 倍になる。

価格は物価並みに上がる。広島の新工場とシンガポールの能力が埋まり、固定費の負担が軽くなって、ヒートシンクの利益率は 13% に上がる。ガラス製品も数量が 2.2 倍になる。

売上は約 172 億円、営業利益は約 20 億円(利益率 11.4%)。利益率は 2022 年 6 月期の山(11.3%)に並ぶ。借金を返し、後半に配当が始まる。

  • ヒートシンク製品(半導体レーザー・パワー半導体向けのサブマウント・放熱部品):数量 84.0(対象市場の実質規模(億円)× シェア)× 価格 134(値段の指数(今 100。名目))→ 売上 113 億円・営業利益 15 億円。数量 6.0 倍(データセンター向けの高機能品とシルバーダイヤが量産に乗る)・単価 1.34 倍、利益率 13%
  • ガラス製品(電子部品用ガラスの微細加工・金属回路形成):数量 29.7(対象市場の実質規模(億円)× シェア)× 価格 134(値段の指数(今 100。名目))→ 売上 40 億円・営業利益 4 億円。数量 2.2 倍・単価 1.34 倍、利益率 10%
  • その他(シリコン製品・精密加工品):数量 15.0(対象市場の実質規模(億円)× シェア)× 価格 134(値段の指数(今 100。名目))→ 売上 20 億円・営業利益 1 億円。数量 1.5 倍、利益率 5%

倍率:事業の純利益 13 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 16.3% が k 10.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 13.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 11.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.6 倍。全体の PER 11.6 倍、時価総額 154 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:AI のデータセンター向けで独自材料が量産に乗る上振れ。試作から量産に移る例は増えているが、受注先も金額も非開示で、過去に 2 期連続の大赤字を出した会社なので 8% にとどめた。

やや楽観 20% やや楽観:データセンター向けの受注が定着する 利益 6 億円 · PER 10.4 倍 · 株価時価総額 647 円60 億円

データセンター向けの大口受注(2027 年 6 月期に売上計上)が定着し、ヒートシンクの数量は 2.8 倍になる。産業用レーザー向けは中国の価格競争が続き、単価は 1.25 倍にとどまる。

ガラス製品はセンサー向けが伸びて 1.7 倍。利益率はヒートシンク 11%、ガラス 9% で、全社で 9.2% になる。新工場の償却は、新しい建築費の分だけ足される。

売上は約 97 億円、営業利益は約 9 億円。借入の返済が進み、財務制限条項の問題は消える。ただし、産業用レーザー向けの不採算は残り、単価は物価に届かない。受注の増加に合わせて人員と設備を増やすため、固定費の負担は重いままだ。

  • ヒートシンク製品(半導体レーザー・パワー半導体向けのサブマウント・放熱部品):数量 39.2(対象市場の実質規模(億円)× シェア)× 価格 125(値段の指数(今 100。名目))→ 売上 49 億円・営業利益 5 億円。数量 2.8 倍・単価 1.25 倍(産業用レーザー向けの値下がりが続く)、利益率 11%
  • ガラス製品(電子部品用ガラスの微細加工・金属回路形成):数量 23.0(対象市場の実質規模(億円)× シェア)× 価格 134(値段の指数(今 100。名目))→ 売上 31 億円・営業利益 3 億円。数量 1.7 倍・単価 1.34 倍、利益率 9%
  • その他(シリコン製品・精密加工品):数量 13.0(対象市場の実質規模(億円)× シェア)× 価格 134(値段の指数(今 100。名目))→ 売上 17 億円・営業利益 1 億円。数量 1.3 倍、利益率 4%

倍率:事業の純利益 6 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.4% が k 10.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 10.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.4 倍。全体の PER 10.43 倍、時価総額 60 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:データセンター向けの大口受注が定着し、2027 年 6 月期の予想(売上 59 億円)に近い伸びが続く筋書き。

中立 34% 中立:AI 向けは伸びるが、値下がりが重く利益率は 6〜7% 利益 3 億円 · PER 10.0 倍 · 株価時価総額 305 円28 億円

AI 向けの高機能品は伸びるが、産業用レーザー向けの値下がりが重く、ヒートシンクの数量は今の 1.9 倍、単価は物価を下回る 1.15 倍になる。ガラス製品は 1.5 倍、その他は 1.2 倍。会社は 2027 年 6 月期に売上 59 億円・営業利益 2.5 億円を見込むが、筆者は 10 年後の売上を 72 億円と置く。

利益率は、不採算の中国製品から撤退した効果と、能力が埋まる効果で上がる。ヒートシンク 8%、ガラス 7%、その他 3%。広島の新工場(建設費は約 13 億円の計画)の償却が、今ある設備の分に加わる。今ある設備の償却は据え置かれるが、新工場の分は新しい建築費で足される。

売上は約 72 億円、営業利益は約 5 億円(利益率 6.6%)。過去の山(11.3%)には届かない。借入の利払いが利益を食い、純利益は 2.8 億円にとどまる。

  • ヒートシンク製品(半導体レーザー・パワー半導体向けのサブマウント・放熱部品):数量 26.6(対象市場の実質規模(億円)× シェア)× 価格 115(値段の指数(今 100。名目))→ 売上 31 億円・営業利益 2 億円。数量 1.9 倍・単価 1.15 倍(中国の価格競争で物価に届かない)、利益率 8%
  • ガラス製品(電子部品用ガラスの微細加工・金属回路形成):数量 20.3(対象市場の実質規模(億円)× シェア)× 価格 130(値段の指数(今 100。名目))→ 売上 26 億円・営業利益 2 億円。数量 1.5 倍・単価 1.30 倍、利益率 7%
  • その他(シリコン製品・精密加工品):数量 12.0(対象市場の実質規模(億円)× シェア)× 価格 130(値段の指数(今 100。名目))→ 売上 16 億円・営業利益 0 億円。数量 1.2 倍・単価 1.30 倍、利益率 3%

倍率:事業の純利益 3 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.5% が k 10.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 10.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.0 倍。全体の PER 10 倍、時価総額 28 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:AI 向けの伸びと、産業用レーザー向けの値下がりがともに起きる、最も起きやすい姿。不採算製品から撤退した後の利益率は、まだ 1 年分の実績しかない。

やや悲観 24% やや悲観:受注を取り込めず、固定費と利払いが重荷になる 利益 0 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 54 円5 億円

AI の需要は伸びるが、受注はテクニスコの手に落ちない。大口受注は一過性で終わり、産業用レーザー向けの値下がりも続く。ヒートシンクの数量は 1.2 倍、単価は 1.05 倍。

新工場の固定費と、3.5% に上がる借入の利払いが、薄い粗利を食う。全社の利益率は 2.2% で、純利益はほぼゼロ。配当は出せず、借入の返済に回す。財務制限条項に再び触れ、金融機関との交渉が続く。

この筋書きでは、AI 向けの高機能品の売上が伸びても、不採算の産業用レーザー向けが足を引き、2027 年 6 月期の予想(営業利益 2.5 億円)も達成できない。会社の資金繰りは銀行の支援に頼る時間が続く。

売上は約 50 億円、営業利益は約 1 億円。今の水準(−2%)からわずかに上がるだけだ。

  • ヒートシンク製品(半導体レーザー・パワー半導体向けのサブマウント・放熱部品):数量 16.8(対象市場の実質規模(億円)× シェア)× 価格 105(値段の指数(今 100。名目))→ 売上 18 億円・営業利益 1 億円。数量 1.2 倍・単価 1.05 倍、利益率 3%
  • ガラス製品(電子部品用ガラスの微細加工・金属回路形成):数量 16.2(対象市場の実質規模(億円)× シェア)× 価格 125(値段の指数(今 100。名目))→ 売上 20 億円・営業利益 1 億円。数量 1.2 倍・単価 1.25 倍、利益率 3%
  • その他(シリコン製品・精密加工品):数量 10.0(対象市場の実質規模(億円)× シェア)× 価格 125(値段の指数(今 100。名目))→ 売上 13 億円・営業利益 0 億円。数量は横ばい、利益率 0%

倍率:稼ぐ力は今の自己資本に見合わない。ROE は約 1% で k を大きく下回り、PER では価値を測れない。今の自己資本 17.6 億円の約 3 割(5 億円)に置く。事業を続けながら資産を現金化しても、借金を返した後に残る額は限られる。EV(時価総額 5 億円+純負債 22 億円)÷営業利益 1.1 億円は約 25 倍と高く見えるが、利益が小さすぎて倍率で価値を測れないため、売れる資産から負債を引いた額で置いた。

確率:AI の需要を取り込めず、新工場の固定費と利払いが重荷になる筋書き。営業赤字の期が過去 3 期のうち 3 期ある。

悲観 14% 悲観:中国の追随と財務の行き詰まりで構造的に縮む 利益 −2 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 33 円3 億円

構造的に負ける筋書き。中国の放熱部品メーカーが価格と品質で追いつき、産業用レーザーと光通信の主要顧客を奪う。AI 向けの試作は量産に至らない。ヒートシンクの数量は今の半分、単価は 0.9 倍に下がる。

広島の新工場とシンガポールの設備は稼働が上がらず、固定費だけが残る。財務制限条項への抵触が続き、金融機関が追加の返済を求める。資産を切り売りして耐える。

1 期でも営業赤字が続けば、金融機関は貸出条件を厳しくする。人員の削減と設備の売却が進み、技術者の流出で、残った事業も縮む。上場の維持も難しくなる。

売上は約 26 億円、営業利益は約 -1 億円の赤字。価値は、借入を返した後に残る資産の見込みで測り、少数株主にはほとんど残らない。

  • ヒートシンク製品(半導体レーザー・パワー半導体向けのサブマウント・放熱部品):数量 7.0(対象市場の実質規模(億円)× シェア)× 価格 90(値段の指数(今 100。名目))→ 売上 6 億円・営業利益 0 億円。中国メーカーに押されて数量 0.5 倍・単価 0.9 倍、利益率 −5%
  • ガラス製品(電子部品用ガラスの微細加工・金属回路形成):数量 10.8(対象市場の実質規模(億円)× シェア)× 価格 110(値段の指数(今 100。名目))→ 売上 12 億円・営業利益 0 億円。数量 0.8 倍・単価 1.1 倍、利益率 −2%
  • その他(シリコン製品・精密加工品):数量 7.0(対象市場の実質規模(億円)× シェア)× 価格 110(値段の指数(今 100。名目))→ 売上 8 億円・営業利益 0 億円。数量 0.7 倍、利益率 −5%

倍率:価値は借入を返した後に残る資産で測る。回収見込み約 43 億円に対し負債は約 48 億円で、差し引きは残らない。ごく小さな残余(floor_assets_oku)3 億円を、今の自己資本 17.6 億円に対する PBR にして 0.17 倍。

確率:中国の追随と財務制限条項への抵触で構造的に負ける筋書き。自己資本比率 26%、営業利益が利払いを賄えていない会社なので、業界の標準より厚い 14% を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

ヒートシンク製品(半導体レーザー・パワー半導体向けのサブマウント・放熱部品)

レーザーや半導体素子が出す熱を逃がす、金属と銅・タングステン・ダイヤの複合材の小さな部品。産業用レーザー、光通信、データセンター向けが中心。独自材料「シルバーダイヤ」もここに入る。

数量対象市場の実質規模(億円)× シェア価格値段の指数(今 100。名目)売上営業利益
今 2026/06 14.0 100 14 −1
10 年後 中立 26.6 115 31 2

取り方:2025/06 期のヒートシンクは 13.7 億円(前期比 45.7% 減)。2026/06 期は中国の産業用レーザー向けの不採算製品から実質撤退し、売上は同水準と推定(決算短信の製品別は取れていない)。半導体レーザー用ヒートシンクの世界市場を 700 億円前後(実質・推定)と置き、シェアは約 2%。営業損益は全社の −0.7 億円を、粗利が改善した 4〜6 月期と中国の損失を踏まえ −0.9 億円と按分した推定。

ガラス製品(電子部品用ガラスの微細加工・金属回路形成)

センサーや検査機器、自動車、ライフサイエンス向けに、ガラスへ微細な穴や溝を加工し、金属の回路を付ける。ヒートシンクとは別の顧客を持つ。

数量対象市場の実質規模(億円)× シェア価格値段の指数(今 100。名目)売上営業利益
今 2026/06 13.5 100 14 1
10 年後 中立 20.3 130 26 2

取り方:2025/06 期のガラスは 11.2 億円(前期比 16.0% 減)。2026/06 期は全社で 11% 増収のため、13.5 億円と推定。対象市場(センサー・検査機器向け加工ガラス)を 450 億円前後(実質・推定)、シェア約 3% と置いた。営業損益は +0.5 億円の推定(利益率 3.7%)。

その他(シリコン製品・精密加工品)

半導体関連のシリコン部品と、顧客の仕様に合わせた精密加工品。顧客の在庫調整で数量が大きく振れる。

数量対象市場の実質規模(億円)× シェア価格値段の指数(今 100。名目)売上営業利益
今 2026/06 10.0 100 10 0
10 年後 中立 12.0 130 16 0

取り方:2025/06 期のその他は約 8.8 億円(全社 33.6 億円から二つを引いた残り)。2026/06 期は 10 億円と推定。対象市場を 400 億円前後(実質・推定)、シェア 2.5% と置いた。営業損益は −0.3 億円の推定。

リスクと懸念

財務の脆さ

有利子負債は総資産の 64% で、自己資本比率は 26%。2025 年 6 月期には財務制限条項に抵触した。営業利益が利払いを賄えない期が続けば、資金調達が行き詰まる。

AI 期待の剝落

データセンター向けの大口受注は、受注先も金額も非開示だ。試作から量産に進まなければ、株価は実績の水準に戻る。信用買い残が厚く、値動きが大きい。

中国の価格競争

産業用レーザー向けのヒートシンクは、中国市場で価格競争が続く。不採算品から実質撤退したが、残る事業でも単価は物価に届かない。

新工場の固定費

広島の新工場(計画 13.5 億円)とシンガポールの設備は、稼働が上がるまで償却と人件費だけが先に出る。建築費の上昇で、更新の投資も膨らむ。

顧客の集中

2024 年 6 月期は最大の顧客(中国のレーザーメーカー)が売上の 19% を占めた。小型の部品会社は、顧客の設計変更や内製化で売上が動く。

大株主への依存

社長の資産管理会社が 54.6% を持ち、流通する株は少ない。有価証券報告書も、大株主への依存による株価・流動性への影響をリスクに挙げる。

為替と海外事業

海外売上は半分を超え、中国・シンガポールに子会社を持つ。為替差損で営業外損益がぶれ、中国子会社の損失(2025 年 6 月期の経常損失 3.5 億円)が続くリスクがある。

今後の分かれ目

データセンター向けの大口受注が、2 件目、3 件目と続いたら
ヒートシンクの数量が 3 倍を超える筋書き(やや楽観〜楽観)の確率を上げる。
シルバーダイヤの量産契約が、受注先と金額つきで開示されたら
楽観の確率を上げる。非開示のままなら、確率は動かさない。
営業利益が 2 四半期連続で 2 億円を超えたら
不採算品から撤退した後の利益率が定着したと見て、中立の確率を上げ、やや悲観を下げる。
財務制限条項への再抵触、または借入の条件変更が発表されたら
悲観の確率を引き上げる。
増資や新株予約権の発行が発表されたら
株数の増加を織り込み、1 株の価値を下げる。
配当の再開が発表されたら
借入の返済が進んだ証拠として、還元の額を引き上げる。

見ておくもの

  • 四半期の営業利益率(4〜6 月期は 19.6%)と、ヒートシンクの売上
  • データセンター向けの大口受注の続報と、受注先・金額の開示
  • 有利子負債と自己資本比率(今は 42 億円と 26%)
  • 広島新工場の稼働と、償却費の増え方
  • 中国子会社の損益と、産業用レーザー向けの単価

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価(PBR 約 11 倍。1 株利益がほぼゼロで PER は意味をもたない)から置いていない。事業の ROE は中立で 7〜8% と資本コスト 10% を下回るので、正当化 PER の上限は 1÷k の 9.5 倍で、中立は 84% の 8.0 倍に置いた。楽観のみ ROE が k を超え、式から約 10.8 倍。中立の営業利益率 6.6% は過去の山 11.3% より低い。会社の 2027 年 6 月期の予想(売上 59 億円)は筋書きの根拠に使っていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 9.8→11.6 倍・やや楽観 PER 8.8→10.43 倍・中立 PER 8→10 倍)。

資本コスト 10.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5%+quality 3.0%=10.5%。同じ半導体関連の部品・材料会社の中でも高い。借金の重さと業績の振れの大きさを、値決めに入れた。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 10.50% → 10.00%。

同じ業種(金属製品)の AI 分析

割安 東洋シヤッター5936 国内3番手のシャッター会社。点検の稼ぎが育ち、利益の割に値段は安い。割安と見る 本質価値との差 +81.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 三洋工業5958 天井・床の下地材で知られる堅実な建材メーカー。時価総額の半分が現金で、事業の稼ぎを考えれば今の値段はかなり安い 本質価値との差 +65.6% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三和ホールディングス5929 国内寡占・世界シェア首位の開口部メーカー、改修需要と海外M&Aの果実を乗せれば割安と出る 本質価値との差 +63.7% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ジーテクト5970 車体骨格プレス部品の中堅。中立の姿でも今の値段は割安寄りだが、ホンダ依存と重い設備投資が割り引きの理由だと筆者は見る 本質価値との差 +62.0% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 文化シヤッター5930 国内2位のシャッター専業。利益率の低い建材部門が重しで、確率で重みをつけるとやや割安 本質価値との差 +60.9% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 エイチワン5989 ホンダ向け 86% のフレーム専業。3 年連続赤字から立ち直ったが、顧客の偏りと重い投資を考えると、割安度は見かけほど大きくないと筆者は見る 本質価値との差 +60.7% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 フジマック5965 病院・給食・外食の厨房を一括で請け負う堅実な中堅。土地売却で現金が積み上がり、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +57.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日創グループ3440 パネルとデータセンター向け筐体は伸びるが、寄せ集めの事業で ROE が資本コストに届かない 本質価値との差 +56.6% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 エムケー精工5906 門型洗車機と調理家電の長野の会社。直近の利益は山で、中立でも自己資本の厚みが評価に残る 本質価値との差 +53.3% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 サンコーテクノ3435 あと施工アンカーの国内首位。利益の安定と財務の堅さに比べ、今の値段は低い 本質価値との差 +52.0% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 MIEコーポレーション3442 工場の配管をつなぐステンレスの継手の専業。値上げで利益は倍増したが、還元が細く借金もある。今の値段はほぼ適正で、わずかに安い程度 本質価値との差 +49.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 昭和鉄工5953 九州の熱の老舗が値付けを覚え、3 年で利益率は 9% に。持ち合い株を除いても今の値段は稼ぎに比べて安い 本質価値との差 +49.2% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 不二サッシ5940 ビル用サッシの老舗。利益は薄いが、値段は稼ぐ力に対して安く、借入の重さを織り込んでもやや割安 本質価値との差 +45.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 リンナイ株式会社5947 実質無借金で稼ぐ力は安定している。米国の電化と海外の伸びを織り込んでも、今の時価総額には安全域がある 本質価値との差 +42.4% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 株式会社RS Technologies3445 再生ウェーハで世界一という稼ぐ力は本物だが、中国の新品ウェーハと重い投資を差し引くと、今の値段に余裕は乏しい 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 株式会社マルゼン5982 稼ぎは堅く、現金も厚い。ただ利益率は過去最高で、今の値段に安全域は見えない 本質価値との差 +36.4% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 宮地エンジニアリンググループ3431 老朽橋の補修は長く続くが、足元は発注減で利益が半減。谷の深さと現金の厚さを踏まえると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +34.4% · 10 年 割安(年 +9.8%) やや割安 日東精工5957 小さなねじとねじ締め機の堅実な会社。伸びの前提がすでに値段に入り、ほぼ適正と見る 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ネポン7985 ハウス暖房機の老舗だが、利益率は1%前後に沈み借金も重い。立ち直れば安いが、その確度は低い 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 中西製作所5941 学校給食に強い厨房機器メーカー。実績は良いが大型投資で借入が増える局面で、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 川田テクノロジーズ3443 橋の補修需要は追い風だが、利益は山の高さにある。値段は価値を1割ほど下回るにとどまり、割安とは言い切れない 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 横河ブリッジホールディングス5911 橋の老朽化は追い風だが新設が細る。高い買い物の消化と資本効率が価値を分ける 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 トーソー5956 カーテンレール最大手で窓まわり 3 社の一角。値上げで利益は戻ったが、資本の効率は低く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 三協立山5932 サッシ大手3位。借金が重く、利益の戻りに値段が左右される。今の値段は、戻りを織り込んだほぼ妥当な水準 本質価値との差 +19.4% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 東プレ5975 プレス部品と冷凍車の二本柱。日産依存と薄い利益率を考えると、本質価値は今の値段をやや下回ると筆者は見る 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 山王3441 AI 配線の追い風で稼ぎは跳ねたが、コネクタ大手の下請けという立場は変わらず、今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 岡部5959 国内の建設需要が細る中、米国の伸びが穴を埋める。だが資本効率が資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ケー・エフ・シー3420 あと施工アンカーとトンネル資材の老舗。利益率は昔の半分まで落ちた。純現金と補修需要が支え、今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 カネソウ5979 溝ぶたと建築金物の三重の老舗。預金が時価総額を超えるが創業家の下で眠り、今年の株価の倍増で10年ではやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 アルインコ5933 足場の新製品で稼ぐ堅実な会社。ただ、赤字の2事業が足を引き、利益の回復を見込んでも本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +12.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 トーカロ3433 半導体装置の消耗部品に皮膜を付ける隠れた寡占企業。稼ぐ力は本物だが、今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 株式会社J-MAX3422 ホンダ系プレス部品。売上の半分が中国と日本のホンダ向けで、借金が重い。中国の電池・新興メーカー向けが伸びても、ホンダの縮みと金利で、今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 アトムリビンテック3426 扉と収納の金物を企画するファブレスの老舗。金融資産は時価総額を上回るが、本業の稼ぎは細く、戻り方も弱い。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) 適正 東京製綱5981 国内ワイヤロープの老舗は今期が過去最高益だが、資本効率は低く、今の値段にやや先走り感がある 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 特殊電極3437 製鉄所の摩耗を溶接で直す職人集団で、技術は本物だが顧客の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 兼房5984 丸鋸と木工刃物の専業。資産は厚いが稼ぐ力は資本コストに届かず、値段は資産と稼ぎの間にある 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アルファ3434 薄利の自動車部品と、縮む国内の住宅錠。自己資本の厚さが救いだが、稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 株式会社ファインシンター5994 自動車の駆動系に入る焼結部品の会社。電動化で縮む本業と重い借金のなか、利益は薄く、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 協立エアテック5997 ビルの防火ダンパーと住宅の全館空調の部品。堅実だが稼ぎは資本コストに届かず、現金も戻らない 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 駒井ハルテック5915 資産は厚いが稼ぐ力が薄い。橋と鉄骨は物価並みで、風車タワーの当たり外れが価値を分ける 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ダイニチ工業5951 石油ファンヒーターと加湿器の国内首位。事業は堅いが時価総額と同規模の現金・有価証券が眠り、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 那須電機鉄工5922 送電鉄塔の需要は堅いが、今の利益は山。ためた資金の使い方が評価を決める 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 天龍製鋸5945 チップソー専業で無借金。事業の稼ぐ力は資本コストに届かず、現金と持ち合い株が値を支える会社 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 KTC5966 整備工具の国産ブランドnepros を持つが、利益率は9%どまり。立て直しの計画を割り引くと、値段はやや高い 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 サンコール5985 稼ぎ頭は光通信コネクタに移ったが、高い利益率の持続を織り込みすぎ。10年の価値は今の時価総額を下回ると筆者は見る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 株式会社長府製作所5946 利益は小さく、資産は大きい。会社がその資産を株主に返すかどうかで、値打ちが決まる 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 中国工業5974 国内のLPガス容器の 3 本に 1 本を作るが、市場は細り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 立川ブラインド工業7989 窓まわり国内最大手。純現金は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年で見ると割高に寄る 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +4.8%) 適正 エスイー3423 インフラ補修の追い風はあるが、研究開発の費用が利益を食う。10年の稼ぎは今の値段を下回る 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ロブテックス5969 エビ印のプライヤとリベットの工具で知られる老舗。名前は残るが利益率は 3% に落ち、資本コストに届く道は細い 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) やや割高 川岸工業5921 スカイツリーや国立競技場にも関わった鉄骨の名門。ただし利益は山を越え、帳簿の厚さほど稼ぐ力はないため、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 瀧上工業5918 橋と鉄骨の本業は薄利。価値の中心は持ち合い株だが、少数株主に届く道は細い 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 パイオラックス5988 自動車の小物部品と医療機器の会社。資本は厚いが稼ぐ力が追いつかず、今の値段は割高寄りと筆者は見る 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイケン5900 引戸の金物や自転車置場を作る大阪の老舗。現金と投資株で時価総額に迫るが、本業の利益は薄く資本に見合わない。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 三ツ知3439 自動車用の特注ファスナーの専業。シートの部品は電気自動車でも要るが、値下げ要請で薄利が続き、資本効率は資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 トーアミ5973 溶接金網の老舗が型枠工事の買収で事業を広げる。帳簿は時価総額の3倍あるが、稼ぎは資本コストの3分の1にとどまり割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 モリテック スチール5986 エンジン部品向けの特殊帯鋼を売る商社。電動化で主力の需要が細り、稼ぐ力は資本に見合わず割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 株式会社SUMCO3436 AI向け300mm先端ウエハーへの転換は本物だが、成熟品の重荷と資本の重さを踏まえると今の値段はすでに回復の先を映す 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大谷工業5939 電柱と通信線の金物を作る富山の老舗。配電網の更新で底堅いが、利益をため込む同族経営で資本の稼ぎが薄く割高 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 コロナ5909 事業の稼ぐ力は細く、厚い金融資産も少数株主には動かせない。割高と見る 本質価値との差 −23.8% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 東洋製罐グループホールディングス株式会社5901 縮減と増配で株主還元は厚くなるが、ROEは資本コストに届かず本質価値は今の株価より低い 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 稲葉製作所3421 国内首位の物置と自己資本の4割近い現金を持つが、利益率は薄く資本効率は低い。現金を価値に足してもなお今の値段は割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社ノーリツ5943 給湯器で国内2位の寡占だが、稼ぐ力はリンナイの6分の1。利益が戻っても、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ネツレン5976 高周波熱処理と高強度鋼線の老舗。国内シェアは高いが儲けが薄く、稼ぐ力に比べて今の値段は割高 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 共和工業所5971 建設機械用ボルトの国内トップ。現金は厚いが戻らず、利益は薄い。値段には余裕がなく割高と見る 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 日本発條5991 懸架ばねとHDDサスペンションの二本柱、AI需要は本物だが北米再建待ちで今の株価は割高寄りと筆者はみる 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アドバネクス5998 医療と航空機のばねで稼ぎ頭を育てつつあるが、自動車と海外工場の重荷が残る。今の値段は先を行く 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 アルメタックス5928 積水ハウスに売上の半分を頼るサッシの系列メーカー。本業はほぼ稼がず、現金と持ち合い株は厚いが株主には届きにくい 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 株式会社LIXIL5938 稼ぐ力は戻りつつあるが、借金と金利が利益を食う。今の値段は回復をかなり先取りしている 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 イワブチ5983 電柱まわりの金具を作る小さな高自己資本の会社。直近の高い利益率は続きにくく、10年で見れば今の値段は割高と筆者は考える 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ホッカンホールディングス5902 缶・PET容器と飲料の受託充填の会社。借金が重く、稼ぐ力が資本コストに届かないため、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 −37.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 日本フイルコン5942 製紙用の網を作る老舗。国内の縮小が続くなか、賃貸が利益を支えるが、10年の価値は今の時価総額を4割ほど下回る 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 テクノフレックス3449 半導体向けの真空配管と継手で利益が急伸。ただし今の利益は工事の山にあり、10 年で見ると割高と筆者は見る 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 高田機工5923 老朽橋の更新という追い風はあるが、工場が埋まらず稼ぐ力は細い。配当の下限が支えでも、今の値段は高い 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アマテイ5952 国産の釘と自動車向けの特殊ねじを作る小さな老舗。利益は安定してきたが、資本コストに届かない稼ぎと借入の重さで、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 スーパーツール5990 吊クランプと作業工具の老舗。土地は厚いが事業の稼ぎは資本コストに遠く、新工場の成果待ちで割高 本質価値との差 −53.2% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 オーネックス5987 金属を焼いて硬くする請負の会社が、突然AIデータセンターへ。本業は細く、株主の取り分も揺らぐ。今の値段は高い 本質価値との差 −53.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 中央発條5992 トヨタ系のばね専業。薄利と繰り返す工場事故が重く、今の値段は計画の達成を先取りしていると筆者は見る 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 日本製罐5905 18リットル缶と美術缶の専業。市場は縮み、2期続けて営業赤字。賃貸の利益が支えだが、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ワイズホールディングス5955 自動車・家電向けのねじとばねが主力。純現金は厚いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −65.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ジェイテックコーポレーション3446 X線ミラーで世界の放射光施設に納める希少な技術企業。ただし利益は山谷が激しく、いまの値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −70.8% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 日本パワーファスニング5950 建築用のねじとアンカーの専業。積水ハウスに売上の4分の1を頼り、利益はほぼ出ない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −81.3% · 10 年 割高(年 −8.4%)

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読んだ資料

  1. 株式会社テクニスコ 有価証券報告書テキスト(FY2025)
  2. テクニスコ 決算(2026年6月期・2027年6月期予想、kabutan)
  3. テクニスコ データセンター向け大口受注(kabutan、2026年9月18日)

分析日 2026-10-19