株譜
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中西製作所 5941

学校給食に強い厨房機器メーカー。実績は良いが大型投資で借入が増える局面で、本質価値は今の値段とほぼ同じ

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,430 円213 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,695 円168 億円差 +27.3%
10 年後から見ると やや割安 価値 3,430 円213 億円 · 差 +27.3% · 期待の年率 +9.1%
期待の年率リターン(10 年)+9.1%資本コスト比 +1.6 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

中西製作所は、学校給食センター、病院、外食、食品工場に、食器洗浄機や炊飯システムを納める厨房機器の会社だ。売上の約半分が学校向けで、この分野では国内でも有数のシェアを持つ。大阪の会社で、東京、群馬、奈良に拠点がある。

結論から言う。今の値段は、本質価値とほぼ釣り合っていると見る。時価総額は自己資本の4分の3で、実績の利益に対して安く見える。だが、いまは群馬工場と大阪の新拠点に約60億円を投じる局面で、借入が増え、利益は会社計画で2割減る。安さの一部は、この投資の重さで説明がつく。

稼ぐ力は着実に上がった。営業利益率は2023年3月期の3%台から、2026年3月期の7%台へ戻った。学校と外食の更新需要に加え、生産の効率化が効いた。受注残も85億円ほど積み上がっている。

一方で、利益の波には癖がある。学校給食の納品は8月と3月に偏り、四半期では毎年のように第1四半期が赤字になる。売上の1割強は日本マクドナルド向けで、この取引先の動きが利益に響く。

10年の中立では、売上は物価の分だけゆるやかに増え、利益率は6%台に落ち着くと見る。自己資本は積み上がるが、稼ぎの割合は資本コストにわずかに届かない。これが倍率を抑えている。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、中西製作所は「いい仕事をする会社だが、安全域は思ったほど厚くない」。

事業の本質は、学校や外食の厨房という、長く続く現場に道具を納めることだ。需要は景気より更新の周期で動く。10年後も事業はあると思える。

堀は中程度だ。学校給食の実績は強いが、価格を自分で決められるほどではない。大口のマクドナルドが売上の1割強を占めるのも、気になる点だ。

資本の使い方は、いま分かれ目にある。借金に頼らず育ってきた会社が、約60億円の投資を借入で進める。これが利益率の維持か、稼働の遊びになるかで評価が大きく変わる。同じ業界の他社は、投資を絞って現金を積む会社が多い。

オーナー利益、つまり再投資を引いて株主に残る利益は、2027年3月期は投資の山で細る。山を越えた後は、純利益に近い額が残るとみる。時価総額に対する利回りは、そこから見て10%近い。

安全域はある程度ある。中立でわずかに上、やや悲観でも自己資本の半分以上を保つ。ただし、投資の失敗が重なる悲観では価値が大きく崩れる。厚い安全域とまでは言えない。

何で稼ぐ会社か

中西製作所は、業務用厨房機器を作って売るメーカーだ。売上の99.8%が厨房機器で、残りは不動産の賃貸が占める。

主力は、食器洗浄機、食器消毒保管機、炊飯システムだ。ほかに加熱、冷却、調理の機器もある。単品で売るだけでなく、厨房全体を設計して納める「システム」の提案が強みになる。納めた後の保守も手がけ、中期計画はこのメンテナンス事業の拡大を掲げている。

客は4つに分かれる。学校給食(約半分)、病院や福祉施設、中食・食品加工、外食だ。外食では日本マクドナルドが売上の11.8%を占める。学校向けは自治体の予算で動くため、納品が8月と3月に集中する。

工場は群馬と奈良にあり、三重に物流センターを持つ。群馬工場は約35億円で増築中で、2026年11月に完成する見通しだ。大阪では八尾市に新事務所を建てており、約25億円をかけて2027年12月に完成する。

社員は単体で669人。連結子会社は無く、決算は単体で出している。不動産賃貸の売上は1億円ほどで、利益への寄与は小さい。

受注高は2026年3月期に約410億円、受注残は約86億円で、売上の2割ほどの仕事を抱えて期を終える。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねしにくい強みは、学校給食という実績の積み上げにある。

給食センターの厨房は、数百から数千食を決まった時間に作り、衛生基準を満たし続けなければならない。設計の経験、機器の組み合わせ、納めた後の保守の網が、入札のたびに効く。自治体は「前に問題なく動いた会社」を選びやすい。

ただし、価格は入札と競争で決まる。ホシザキ、マルゼン、タニコーなどが同じ客を狙う。ブランドの力で値段を引き上げられる会社ではない。堀は中程度と見る。

資本効率は、ようやく資本コストに近づいた。ROE(自己資本に対する純利益の割合)は、10年の中央値が7.3%で、2026年3月期は9.8%に上がった。営業利益率は7.4%。過去のピーク(2014年3月期の8.7%)に近づいたが、2023年3月期には3.5%まで落ちた経験もある。

財務は、いまは健全だ。自己資本比率は66%。ただ、有利子負債は1年で2倍の約40億円になり、今後の工場投資でさらに増える。

政策保有株は15銘柄で、帳簿で約43億円。配当収入が経常利益を支える。経営は、投資を増やしつつ配当性向3割を守る方針で、堅実な部類に入る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

業務用厨房機器の市場は、新店と更新の2つの需要でできている。機器は10〜15年で替え時が来るので、更新は安定した需要になる。

学校給食は、子どもの数が減り、給食センターの統合も進むため、数量は緩やかに減る。一方で、古いセンターの建て替えや、衛生基準の高度化、人手不足による機械化が需要を支える。数量は10年でわずかに減ると見る。

外食、中食、食品工場は、数量が少し増える。人手を確保しにくく、洗浄や調理を機械に置き換える投資が進んでいる。中食の工場が増える流れは、炊飯システムや洗浄機の需要を押し上げる。

価格は物価で上がる。鋼材の価格は物価ほどには上がらないが、人件費の上昇は製造と据え付けの双方に響く。値上げが通るかは、入札と競争の中身しだいだ。

競争では、ホシザキが国内最大手として製氷機や洗浄機で強い。マルゼンは病院や学校の施工に実績がある。タニコーは給食や弁当工場に強い。ガリレイは中西製作所の株主でもある。それぞれ得意が違い、ひとつの分野での競争は激しい。

利益の波には、季節の癖がある。学校の納品が8月と3月に偏り、第1四半期は赤字になるのが通例だ。

資本政策と M&A

還元は、配当性向3割をめどにする方針だ。2026年3月期は期末配当を大きく引き上げ、性向は約3割になった。自社株買いは小さく、自己株式は9万株ほどだ。

投資は大きく動く。中期計画の設備投資は50億円で、前の計画の10億円から5倍になった。群馬工場の増築(約35億円)と大阪の新事務所(約25億円)が中心で、奈良工場の移転も計画に挙がる。投資の資金は借入で賄い、有利子負債は約40億円まで増えた。利払いの負担は、借り換えのたびに重くなる。

政策保有株は15銘柄で約43億円(帳簿)。配当が利益に入っているので、価値には二重に足していない。土地の簿価は47億円ほどで、含み益の開示はない。

大株主は、社長の中西一真氏(約10%)、レック(約9%)、取引先持株会(約8%)、ガリレイ(約3%)。シンプレクス・アセット・マネジメントは、2023年に24%を持っていたが、2026年8月には7%台まで下げた。kabufuの試算で10年以内のTOB(公開買い付け)の確率は約31%。

株主優待は、マクドナルドのギフトカードだ。費用は年1億円に近いとみて、10年の還元に足している。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

学校給食で積み上げた実績と保守網は、簡単には崩れない。自治体は、動かなかった時の責任を避けるため、実績のある会社に更新を任せやすい。給食センターの建て替えが一巡する前に、衛生基準の高度化がさらに更新を促す。

足元の利益は本物だ。営業利益率は3%台から7%台に戻り、受注残も積み上がった。生産効率の改善は一時的な追い風でなく、工場の自動化と標準化で続く。

外食、中食、食品工場の伸びしろも大きい。人手不足は止まらず、洗浄や炊飯、搬送の機械化は年々進む。中食の工場が増える流れに、炊飯システムの技術は合う。会社は中期計画で、これらの分野のシェア拡大と、メンテナンス事業の拡充を重点に置く。

財務の余裕も大きい。自己資本比率は66%で、借入が増えても、営業利益は支払利息の百倍を超える。群馬工場の増築で生産が増え、納期の遅れが減れば、受注の取りこぼしが減る。

10年で営業利益率が7%台後半に乗り、外食や食品加工の売上が3割伸びれば、純利益は今の1.6倍になる。中立が前提にする利益率6%台は、足元の実力に比べて低すぎる。

慎重な見方

2027年3月期の会社計画は、売上が横ばいなのに営業利益が2割減る。足元の好調は、すでに頭打ちになっているということだ。会社は減益の理由を説明していない。

学校向けは、子どもの数が減り、給食センターの統合が進めば、数量は縮む。自治体の予算は景気で動き、入札の競争は厳しい。数量が縮むなかで、工場を拡張するのは重い判断だ。

約60億円の投資は、借入で賄われている。群馬工場の増築が稼働して利益を生む前に、減価償却と利払いが先に膨らむ。借り換えで金利が3.5%に上がれば、利払いの負担はいまの何倍にもなる。

営業利益率は、2023年3月期に3.5%、2020年から2022年は4%台にとどまった。7%台は、価格改定と生産効率が重なった例外の水準だと見たほうがよい。

日本マクドナルドは売上の11.8%を占める。外食の設備投資は、景気や出店の計画で急に止まる。大口の客が投資を絞れば、数量と工場の稼働は一度に落ちる。

どちらに重みを置いたか

どちらの言い分にも根拠がある。強気の見方は実績と受注残に、慎重な見方は大型投資のタイミングと大口依存に支えられている。

筆者は、慎重な見方をやや強いと見た。中立の営業利益率は、足元の7%台でなく6%台前半に置く。確率はやや悲観に23%、悲観に12%を置き、楽観は7%にとどめた。結果として、中立では今の値段を少し上回るが、確率で割り引くと、ほぼ同じになる。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 5,014 円312 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,431 円89 億円)。 今の値に割り戻すと 3,430 円213 億円、今との差 +27.3%、 期待の年率 +9.1%(資本コスト 7.5%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 8,702 円541 億円 1,962 円122 億円 +295.7% +14.7% 746 円46 億円
やや楽観 20% 7,189 円447 億円 1,753 円109 億円 +231.8% +12.7% 1,788 円111 億円
中立 38% 5,743 円357 億円 1,544 円96 億円 +170.4% +10.5% 2,769 円172 億円
やや悲観 23% 3,026 円188 億円 1,190 円74 億円 +56.4% +4.6% 970 円60 億円
悲観 12% 738 円46 億円 691 円43 億円 −47.0% −6.1% 172 円11 億円
加重平均100% 5,014 円312 億円1,431 円89 億円 +139.1% +9.1% 6,445 円401 億円

今の株価時価総額 2,695 円168 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.5% を下回るほど割高。

楽観 7% 学校・外食・中食がそろって伸び、利益率が7%台後半に 利益 36 億円 · PER 15.1 倍 · 株価時価総額 8,702 円541 億円

学校給食の更新と衛生基準の高度化が重なり、学校向けの数量は今より3%減る程度にとどまる。外食、中食、食品加工は人手不足による機械化投資が続き、数量が3割増える。メンテナンス事業の拡充で、納めた後の収入も厚くなる。価格は物価を少し上回る。

群馬工場の増築で生産と納期が安定し、受注の取りこぼしが減る。生産の自動化も進み、営業利益率は7%台後半まで上がる。過去のピーク(8.7%)には届かない。借入は返済が進み、10年後には現金が借金を上回る。株主の取り分は、配当性向を4割台に上げることで厚くなる。それでも堀は中程度で、価格を決める力は弱いため、倍率は式の上限の約95%にとどめた。

  • 厨房機器:学校給食・病院・福祉施設:数量 9.9(納入台数(千台、システムは台数換算))× 価格 274(1台あたりの平均納入額(万円、名目))→ 売上 272 億円・営業利益 21 億円。営業利益率7.6%
  • 厨房機器:外食・中食・食品加工:数量 13.3(納入台数(千台、システムは台数換算))× 価格 274(1台あたりの平均納入額(万円、名目))→ 売上 364 億円・営業利益 28 億円。営業利益率7.6%
  • 不動産賃貸:数量 1.0(賃貸物件(一式))× 価格 1.37(賃料(億円、名目))→ 売上 1 億円・営業利益 1 億円。賃料は物価並み

倍率:事業の純利益 36 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.5% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.1 倍。全体の PER 15.1 倍、時価総額 538 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:学校の更新、外食の機械化、工場増築の稼働がすべてそろう必要がある。営業利益率が過去のピークに近づく姿で、連続して当たる確度は高くない。

やや楽観 20% 更新需要とメンテナンスで利益率7%に近づく 利益 30 億円 · PER 14.4 倍 · 株価時価総額 7,189 円447 億円

学校向けは緩やかに減るが、更新の需要が下支えする。外食、中食、食品加工は2割弱増え、メンテナンスの売上も増える。価格は物価並みに少し上乗せがつく。営業利益率は7%に近づき、会社が中期計画に掲げる売上420億円、経常利益28億円を上回る推移になる。

大型投資が稼働し、減価償却の増加を売上の増加が吸収する。借入は返済が進み、配当性向は4割台に近づく。ROEは資本コストの8%をわずかに上回る。ただ、取引先の大口依存と、学校予算の変動は変わらず、強い会社と呼ぶほどではない。

外食と食品加工では、保守の収入が積み上がり、売上の波がならされる。学校向けも、更新の周期が読めるため、受注の見通しは立てやすい。

  • 厨房機器:学校給食・病院・福祉施設:数量 9.5(納入台数(千台、システムは台数換算))× 価格 272(1台あたりの平均納入額(万円、名目))→ 売上 259 億円・営業利益 18 億円。営業利益率6.9%
  • 厨房機器:外食・中食・食品加工:数量 11.9(納入台数(千台、システムは台数換算))× 価格 272(1台あたりの平均納入額(万円、名目))→ 売上 325 億円・営業利益 22 億円。営業利益率6.9%
  • 不動産賃貸:数量 1.0(賃貸物件(一式))× 価格 1.36(賃料(億円、名目))→ 売上 1 億円・営業利益 1 億円。賃料は物価並み

倍率:事業の純利益 30 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.7% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.4 倍。全体の PER 14.42 倍、時価総額 431 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:受注残と生産効率の改善は続きやすく、会社の中期計画を上回る推移は十分ありうる。ただし、会社自身が2027年3月期の減益を見込み、跳ね上がるほどではない。

中立 38% 中立:学校は緩やかに縮み、外食・食品加工が補う 利益 24 億円 · PER 13.5 倍 · 株価時価総額 5,743 円357 億円

学校向けの数量は、子どもの数の減少と給食センターの統合で10%減る。一方で、外食、中食、食品加工は3%増にとどまる。価格は物価並みの1.34倍で、売上は530億円ほどになる。会社の長期ビジョン(2036年3月期に売上500億円)を、少し上回る水準だ。

営業利益率は6.3%に落ち着く。足元の7%台は、価格の改定と生産効率が重なった水準だと見る。人件費は物価で上がり、新しい工場の減価償却も増える。減価償却は今の水準から、新しい設備の分だけ10年後に5億円ほど増える。更新の投資も物価で膨らむため、借入の返済は2030年代にずれ込む。

配当性向4割(優待を含む)で、自己資本はゆっくり積み上がる。ただ、稼ぎの割合は資本コストにわずかに届かない。

  • 厨房機器:学校給食・病院・福祉施設:数量 9.2(納入台数(千台、システムは台数換算))× 価格 268(1台あたりの平均納入額(万円、名目))→ 売上 247 億円・営業利益 15 億円。営業利益率6.2%
  • 厨房機器:外食・中食・食品加工:数量 10.5(納入台数(千台、システムは台数換算))× 価格 268(1台あたりの平均納入額(万円、名目))→ 売上 282 億円・営業利益 18 億円。営業利益率6.2%
  • 不動産賃貸:数量 1.0(賃貸物件(一式))× 価格 1.34(賃料(億円、名目))→ 売上 1 億円・営業利益 1 億円。賃料は物価並み

倍率:事業の純利益 24 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.7% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 7.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.5 倍。全体の PER 13.54 倍、時価総額 328 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:学校は緩やかに縮み、外食と食品加工はわずかに伸び、価格は物価並み。利益率は足元より低く、過去の平均より高い水準が最も自然。

やや悲観 23% 大型投資の重さと学校予算の抑制で利益率が5%を割る 利益 16 億円 · PER 9.5 倍 · 株価時価総額 3,026 円188 億円

学校給食センターの統合と予算の抑制で、学校向けの数量は今より18%減る。外食と食品加工も、投資の凍結で8%減る。入札の競争が激しくなり、価格は物価に届かず、10年で1.28倍にとどまる。営業利益率は5%を割る水準まで下がる。

新しい工場の償却と借入の利払いが先に重くなり、投資の効果が出る前に利益が削られる。赤字には落ちないが、ROEは5%前後に沈む。配当は利益に合わせて縮み、優待も縮小する。自己資本は積み上がるが、稼ぎが追いつかず、ためた利益の価値は目減りする。

外食の設備投資が戻る年もあるが、入札の価格競争がそれを打ち消す。新しい工場の稼働率が上がらず、固定費の重さが数年続く姿だ。

  • 厨房機器:学校給食・病院・福祉施設:数量 8.4(納入台数(千台、システムは台数換算))× 価格 256(1台あたりの平均納入額(万円、名目))→ 売上 215 億円・営業利益 10 億円。営業利益率4.8%
  • 厨房機器:外食・中食・食品加工:数量 9.4(納入台数(千台、システムは台数換算))× 価格 256(1台あたりの平均納入額(万円、名目))→ 売上 240 億円・営業利益 12 億円。営業利益率4.8%
  • 不動産賃貸:数量 1.0(賃貸物件(一式))× 価格 1.28(賃料(億円、名目))→ 売上 1 億円・営業利益 1 億円。賃料は物価並み

倍率:ROE約5%でk7.5%を下回る。稼ぐ力(純利益16億円÷k=約200億円)の約75%にあたる9.5倍に置いた。

確率:大型投資が稼働する前に、償却と利払いが先に重くなる。学校予算の抑制や入札競争の激化は、過去にも起きた。慎重な見方が強いため、やや悲観に厚めの確率を置いた。

悲観 12% 大口の投資停止と入札競争で新工場が遊び、減損が出る 利益 5 億円 · PER 9.0 倍 · 株価時価総額 738 円46 億円

日本マクドナルドをはじめとする外食大手が投資を絞り、同時に学校向けの入札競争が厳しくなる。学校向けの数量は3割減り、外食・食品加工も2割強減る。価格は物価に追いつかず、10年で1.18倍にとどまる。群馬工場の増築は稼働率が上がらず、営業利益率は2%まで下がる。

投資の回収が遅れ、工場の一部で減損が出る。自己資本は25億円ほど減る。純利益は5億円まで細り、配当は大きく削られ、優待も廃止に近づく。財務は崩れないが、安定した専用メーカーとは見なされなくなる。

会社は借入の返済を優先し、新しい投資を止める。政策保有株の売却で財務の傷は浅くなるが、事業の稼ぐ力は戻らず、中期計画は大幅に未達となる。

  • 厨房機器:学校給食・病院・福祉施設:数量 7.2(納入台数(千台、システムは台数換算))× 価格 236(1台あたりの平均納入額(万円、名目))→ 売上 169 億円・営業利益 3 億円。営業利益率2.0%
  • 厨房機器:外食・中食・食品加工:数量 8.0(納入台数(千台、システムは台数換算))× 価格 236(1台あたりの平均納入額(万円、名目))→ 売上 188 億円・営業利益 4 億円。営業利益率2.0%
  • 不動産賃貸:数量 1.0(賃貸物件(一式))× 価格 1.18(賃料(億円、名目))→ 売上 1 億円・営業利益 1 億円。賃料は物価並み

倍率:ROE約2%でk7.5%を大きく下回る。稼ぐ力は純利益5億円÷k=約64億円で、その約7割(PER9倍)に置いた。政策保有株(簿価約43億円)の売却益や土地の含み益は開示がなく、床に積んでいない。清算されない限り、少数株主は現金の使い方を決められない。

確率:大口の外食客が投資を絞り、学校の入札が崩れ、新工場が遊ぶ局面は、同時に起きる確率は低い。ただ、約60億円の投資と大口依存の組み合わせは、一度崩れると深いため12%を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

厨房機器:学校給食・病院・福祉施設

給食センター、学校、病院、福祉施設に納める洗浄機、炊飯システム、調理機器。売上の約半分で、国内の上位シェアを持つ。

数量納入台数(千台、システムは台数換算)価格1台あたりの平均納入額(万円、名目)売上営業利益
今 2026/03 10.3 200 205 15
10 年後 中立 9.2 268 247 15

取り方:売上の約半分が学校向け(日本食品機械工業会の会社紹介)とされるため、厨房機器の売上409.1億円を学校・病院など205.0億円と、外食・中食・食品加工204.1億円に二分した(推定)。1台あたりの平均納入額を200(万円)、台数を10.25千台とした。小さな洗浄機から数億円の炊飯システムまで混ざるため、台数は換算の目安。営業利益は区分の開示がなく、厨房機器の営業利益率7.33%を両区分に仮置きした。市場の大きさ:学校給食と病院給食の厨房機器の更新は、国内で数千億円規模とみる(推定)。子どもの数の減少と給食センターの統合で数量は中立で0.90倍、価格は物価並みの1.34倍。競合はホシザキ、マルゼン、タニコー。

厨房機器:外食・中食・食品加工

外食チェーン、食品工場、事業所給食に納める洗浄機、炊飯システム、調理機器と保守。日本マクドナルドが売上の11.8%。

数量納入台数(千台、システムは台数換算)価格1台あたりの平均納入額(万円、名目)売上営業利益
今 2026/03 10.2 200 204 15
10 年後 中立 10.5 268 282 18

取り方:厨房機器の売上409.1億円から学校向け205.0億円を引いた204.1億円を、同じ平均納入額200(万円)で割って10.205千台とした(推定)。外食・中食・食品加工は人手不足による機械化投資が伸び、メンテナンス事業の拡充も加わるため、数量は中立で1.03倍。価格は物価並みの1.34倍。市場の大きさ:国内の外食産業の設備投資は、新店と更新で動き、中食の工場の増設が上積みになる(推定)。営業利益は全社の厨房機器の営業利益率7.33%を仮置き。

不動産賃貸

保有する不動産の賃貸。売上は1億円ほどで、利益への寄与は小さい。

数量賃貸物件(一式)価格賃料(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 1.0 1.02 1 0
10 年後 中立 1.0 1.34 1 1

取り方:不動産賃貸事業の売上は1.0億円、セグメント利益は0.47億円(有報)。物件一式を1と置き、賃料は物価並みの1.34倍で上がると見る。

リスクと懸念

大型投資の回収

群馬工場の増築(約35億円)と大阪の新事務所(約25億円)を、借入を増やして進めている。稼働が遅れる、または受注が伸びなければ、償却と利払いが先に重くなる。中期計画の設備投資は前の計画の5倍で、投資の失敗が経営に響く。

学校給食の数量減と入札競争

売上の約半分を学校向けが占める。子どもの数が減り、給食センターの統合が進めば、数量は縮む。自治体の予算は景気や財政で変わり、入札の競争は厳しい。

大口客への依存

日本マクドナルドが売上の11.8%を占める。外食大手の出店や設備更新の計画が変われば、売上と工場の稼働が一度に変わる。ほかの大口の動きも要注意だ。

利益の振れと季節性

学校の納品が8月と3月に偏り、四半期の利益は大きく振れる。2023年3月期のように営業利益率が3%台に落ちた年もあり、現在の7%台が続く保証はない。

金利の上昇

有利子負債は約40億円で、投資でさらに増える見込み。借り換えのたびに3.5%前後の金利になり、利払いは今の何倍にもなる。投資が終わって返済が進むまで、純利益を押し下げる。

人件費・部材費の上昇

従業員の賃金と据え付けの人件費は物価で上がる。鋼材などの部材費は物価ほど上がらないが、価格に移せるかは入札しだい。

今後の分かれ目

群馬工場の増築が予定どおり完成し、受注残と売上が増えたら
やや楽観・楽観の確率を上げ、中立の営業利益率を見直す。
2028年3月期の営業利益が計画の27億円を下回ったら
やや悲観・悲観の確率を引き上げ、中立の利益率を下げる。
日本マクドナルドの売上比率が15%を超える、または大幅に下がったら
大口依存の構造が変わったとして、数量の前提を見直す。
政策保有株を売却し、借入の返済や自社株買いに回したら
資本効率の改善として、ROEとオーナー利益の前提を上方に見直す。
学校給食の入札で価格競争が激しくなり、受注が減ったら
学校向けの数量と価格を下方に見直し、悲観の確率を上げる。
TOBや大株主の動きが表明されたら
買い取り価格が本質価値を上回るかを別に確かめる。

見ておくもの

  • 受注残高と、学校・外食・食品加工の受注の動き
  • 営業利益率が7%台を保てるか、6%台に下がるか
  • 群馬工場の完成時期と、新工場の稼働率
  • 有利子負債の水準と、利払いの増減
  • 日本マクドナルド向けの売上比率

倍率と資本コストの決め方

売上は納入台数×1台あたりの平均納入額で、学校向けと外食・食品加工向けに二分し、不動産賃貸を別に置いた。区分の売上は日本食品機械工業会の「学校が売上の約半分」の紹介による推定で、単価も推定になる。価格は物価並みの1.34倍を基本にした。倍率は式(正当化PER)から決め、中立はROEがk7.5%に届かないので上限1÷kの約9割弱に置いた。今の株価は見ずに決め、最後に比べて、ほぼ同じと出た。悲観は稼ぐ力(純利益÷k)の約7割。リースは小さく、新リース会計基準(2028年3月期から)の影響は軽いが、10年後の数字は今と同じ形(家賃を営業費用に入れた形)でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12.8→15.1 倍・やや楽観 PER 11.5→14.42 倍・中立 PER 11→13.54 倍)。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%にqualityの+0.5%を足して8.0%。事業は傾いておらず、上乗せ(extra)は置かない。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.00% → 7.50%。

同じ業種(金属製品)の AI 分析

割安 東洋シヤッター5936 国内3番手のシャッター会社。点検の稼ぎが育ち、利益の割に値段は安い。割安と見る 本質価値との差 +81.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 三洋工業5958 天井・床の下地材で知られる堅実な建材メーカー。時価総額の半分が現金で、事業の稼ぎを考えれば今の値段はかなり安い 本質価値との差 +65.6% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三和ホールディングス5929 国内寡占・世界シェア首位の開口部メーカー、改修需要と海外M&Aの果実を乗せれば割安と出る 本質価値との差 +63.7% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ジーテクト5970 車体骨格プレス部品の中堅。中立の姿でも今の値段は割安寄りだが、ホンダ依存と重い設備投資が割り引きの理由だと筆者は見る 本質価値との差 +62.0% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 文化シヤッター5930 国内2位のシャッター専業。利益率の低い建材部門が重しで、確率で重みをつけるとやや割安 本質価値との差 +60.9% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 エイチワン5989 ホンダ向け 86% のフレーム専業。3 年連続赤字から立ち直ったが、顧客の偏りと重い投資を考えると、割安度は見かけほど大きくないと筆者は見る 本質価値との差 +60.7% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 フジマック5965 病院・給食・外食の厨房を一括で請け負う堅実な中堅。土地売却で現金が積み上がり、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +57.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日創グループ3440 パネルとデータセンター向け筐体は伸びるが、寄せ集めの事業で ROE が資本コストに届かない 本質価値との差 +56.6% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 エムケー精工5906 門型洗車機と調理家電の長野の会社。直近の利益は山で、中立でも自己資本の厚みが評価に残る 本質価値との差 +53.3% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 サンコーテクノ3435 あと施工アンカーの国内首位。利益の安定と財務の堅さに比べ、今の値段は低い 本質価値との差 +52.0% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 MIEコーポレーション3442 工場の配管をつなぐステンレスの継手の専業。値上げで利益は倍増したが、還元が細く借金もある。今の値段はほぼ適正で、わずかに安い程度 本質価値との差 +49.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 昭和鉄工5953 九州の熱の老舗が値付けを覚え、3 年で利益率は 9% に。持ち合い株を除いても今の値段は稼ぎに比べて安い 本質価値との差 +49.2% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 不二サッシ5940 ビル用サッシの老舗。利益は薄いが、値段は稼ぐ力に対して安く、借入の重さを織り込んでもやや割安 本質価値との差 +45.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 リンナイ株式会社5947 実質無借金で稼ぐ力は安定している。米国の電化と海外の伸びを織り込んでも、今の時価総額には安全域がある 本質価値との差 +42.4% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 株式会社RS Technologies3445 再生ウェーハで世界一という稼ぐ力は本物だが、中国の新品ウェーハと重い投資を差し引くと、今の値段に余裕は乏しい 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 株式会社マルゼン5982 稼ぎは堅く、現金も厚い。ただ利益率は過去最高で、今の値段に安全域は見えない 本質価値との差 +36.4% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 宮地エンジニアリンググループ3431 老朽橋の補修は長く続くが、足元は発注減で利益が半減。谷の深さと現金の厚さを踏まえると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +34.4% · 10 年 割安(年 +9.8%) やや割安 日東精工5957 小さなねじとねじ締め機の堅実な会社。伸びの前提がすでに値段に入り、ほぼ適正と見る 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ネポン7985 ハウス暖房機の老舗だが、利益率は1%前後に沈み借金も重い。立ち直れば安いが、その確度は低い 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 川田テクノロジーズ3443 橋の補修需要は追い風だが、利益は山の高さにある。値段は価値を1割ほど下回るにとどまり、割安とは言い切れない 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 横河ブリッジホールディングス5911 橋の老朽化は追い風だが新設が細る。高い買い物の消化と資本効率が価値を分ける 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 トーソー5956 カーテンレール最大手で窓まわり 3 社の一角。値上げで利益は戻ったが、資本の効率は低く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 三協立山5932 サッシ大手3位。借金が重く、利益の戻りに値段が左右される。今の値段は、戻りを織り込んだほぼ妥当な水準 本質価値との差 +19.4% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 東プレ5975 プレス部品と冷凍車の二本柱。日産依存と薄い利益率を考えると、本質価値は今の値段をやや下回ると筆者は見る 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 山王3441 AI 配線の追い風で稼ぎは跳ねたが、コネクタ大手の下請けという立場は変わらず、今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 岡部5959 国内の建設需要が細る中、米国の伸びが穴を埋める。だが資本効率が資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ケー・エフ・シー3420 あと施工アンカーとトンネル資材の老舗。利益率は昔の半分まで落ちた。純現金と補修需要が支え、今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 カネソウ5979 溝ぶたと建築金物の三重の老舗。預金が時価総額を超えるが創業家の下で眠り、今年の株価の倍増で10年ではやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 アルインコ5933 足場の新製品で稼ぐ堅実な会社。ただ、赤字の2事業が足を引き、利益の回復を見込んでも本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +12.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 トーカロ3433 半導体装置の消耗部品に皮膜を付ける隠れた寡占企業。稼ぐ力は本物だが、今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 株式会社J-MAX3422 ホンダ系プレス部品。売上の半分が中国と日本のホンダ向けで、借金が重い。中国の電池・新興メーカー向けが伸びても、ホンダの縮みと金利で、今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 アトムリビンテック3426 扉と収納の金物を企画するファブレスの老舗。金融資産は時価総額を上回るが、本業の稼ぎは細く、戻り方も弱い。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) 適正 東京製綱5981 国内ワイヤロープの老舗は今期が過去最高益だが、資本効率は低く、今の値段にやや先走り感がある 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 特殊電極3437 製鉄所の摩耗を溶接で直す職人集団で、技術は本物だが顧客の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 兼房5984 丸鋸と木工刃物の専業。資産は厚いが稼ぐ力は資本コストに届かず、値段は資産と稼ぎの間にある 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アルファ3434 薄利の自動車部品と、縮む国内の住宅錠。自己資本の厚さが救いだが、稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 株式会社ファインシンター5994 自動車の駆動系に入る焼結部品の会社。電動化で縮む本業と重い借金のなか、利益は薄く、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 協立エアテック5997 ビルの防火ダンパーと住宅の全館空調の部品。堅実だが稼ぎは資本コストに届かず、現金も戻らない 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 駒井ハルテック5915 資産は厚いが稼ぐ力が薄い。橋と鉄骨は物価並みで、風車タワーの当たり外れが価値を分ける 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ダイニチ工業5951 石油ファンヒーターと加湿器の国内首位。事業は堅いが時価総額と同規模の現金・有価証券が眠り、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 那須電機鉄工5922 送電鉄塔の需要は堅いが、今の利益は山。ためた資金の使い方が評価を決める 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 天龍製鋸5945 チップソー専業で無借金。事業の稼ぐ力は資本コストに届かず、現金と持ち合い株が値を支える会社 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 KTC5966 整備工具の国産ブランドnepros を持つが、利益率は9%どまり。立て直しの計画を割り引くと、値段はやや高い 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 サンコール5985 稼ぎ頭は光通信コネクタに移ったが、高い利益率の持続を織り込みすぎ。10年の価値は今の時価総額を下回ると筆者は見る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 株式会社長府製作所5946 利益は小さく、資産は大きい。会社がその資産を株主に返すかどうかで、値打ちが決まる 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 中国工業5974 国内のLPガス容器の 3 本に 1 本を作るが、市場は細り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 立川ブラインド工業7989 窓まわり国内最大手。純現金は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年で見ると割高に寄る 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +4.8%) 適正 エスイー3423 インフラ補修の追い風はあるが、研究開発の費用が利益を食う。10年の稼ぎは今の値段を下回る 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ロブテックス5969 エビ印のプライヤとリベットの工具で知られる老舗。名前は残るが利益率は 3% に落ち、資本コストに届く道は細い 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) やや割高 川岸工業5921 スカイツリーや国立競技場にも関わった鉄骨の名門。ただし利益は山を越え、帳簿の厚さほど稼ぐ力はないため、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 瀧上工業5918 橋と鉄骨の本業は薄利。価値の中心は持ち合い株だが、少数株主に届く道は細い 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 パイオラックス5988 自動車の小物部品と医療機器の会社。資本は厚いが稼ぐ力が追いつかず、今の値段は割高寄りと筆者は見る 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイケン5900 引戸の金物や自転車置場を作る大阪の老舗。現金と投資株で時価総額に迫るが、本業の利益は薄く資本に見合わない。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 三ツ知3439 自動車用の特注ファスナーの専業。シートの部品は電気自動車でも要るが、値下げ要請で薄利が続き、資本効率は資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 トーアミ5973 溶接金網の老舗が型枠工事の買収で事業を広げる。帳簿は時価総額の3倍あるが、稼ぎは資本コストの3分の1にとどまり割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 モリテック スチール5986 エンジン部品向けの特殊帯鋼を売る商社。電動化で主力の需要が細り、稼ぐ力は資本に見合わず割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 株式会社SUMCO3436 AI向け300mm先端ウエハーへの転換は本物だが、成熟品の重荷と資本の重さを踏まえると今の値段はすでに回復の先を映す 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大谷工業5939 電柱と通信線の金物を作る富山の老舗。配電網の更新で底堅いが、利益をため込む同族経営で資本の稼ぎが薄く割高 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 コロナ5909 事業の稼ぐ力は細く、厚い金融資産も少数株主には動かせない。割高と見る 本質価値との差 −23.8% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 東洋製罐グループホールディングス株式会社5901 縮減と増配で株主還元は厚くなるが、ROEは資本コストに届かず本質価値は今の株価より低い 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 稲葉製作所3421 国内首位の物置と自己資本の4割近い現金を持つが、利益率は薄く資本効率は低い。現金を価値に足してもなお今の値段は割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社ノーリツ5943 給湯器で国内2位の寡占だが、稼ぐ力はリンナイの6分の1。利益が戻っても、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ネツレン5976 高周波熱処理と高強度鋼線の老舗。国内シェアは高いが儲けが薄く、稼ぐ力に比べて今の値段は割高 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 共和工業所5971 建設機械用ボルトの国内トップ。現金は厚いが戻らず、利益は薄い。値段には余裕がなく割高と見る 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 日本発條5991 懸架ばねとHDDサスペンションの二本柱、AI需要は本物だが北米再建待ちで今の株価は割高寄りと筆者はみる 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アドバネクス5998 医療と航空機のばねで稼ぎ頭を育てつつあるが、自動車と海外工場の重荷が残る。今の値段は先を行く 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 アルメタックス5928 積水ハウスに売上の半分を頼るサッシの系列メーカー。本業はほぼ稼がず、現金と持ち合い株は厚いが株主には届きにくい 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 株式会社LIXIL5938 稼ぐ力は戻りつつあるが、借金と金利が利益を食う。今の値段は回復をかなり先取りしている 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 イワブチ5983 電柱まわりの金具を作る小さな高自己資本の会社。直近の高い利益率は続きにくく、10年で見れば今の値段は割高と筆者は考える 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ホッカンホールディングス5902 缶・PET容器と飲料の受託充填の会社。借金が重く、稼ぐ力が資本コストに届かないため、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 −37.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 日本フイルコン5942 製紙用の網を作る老舗。国内の縮小が続くなか、賃貸が利益を支えるが、10年の価値は今の時価総額を4割ほど下回る 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 テクノフレックス3449 半導体向けの真空配管と継手で利益が急伸。ただし今の利益は工事の山にあり、10 年で見ると割高と筆者は見る 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 高田機工5923 老朽橋の更新という追い風はあるが、工場が埋まらず稼ぐ力は細い。配当の下限が支えでも、今の値段は高い 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アマテイ5952 国産の釘と自動車向けの特殊ねじを作る小さな老舗。利益は安定してきたが、資本コストに届かない稼ぎと借入の重さで、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 スーパーツール5990 吊クランプと作業工具の老舗。土地は厚いが事業の稼ぎは資本コストに遠く、新工場の成果待ちで割高 本質価値との差 −53.2% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 オーネックス5987 金属を焼いて硬くする請負の会社が、突然AIデータセンターへ。本業は細く、株主の取り分も揺らぐ。今の値段は高い 本質価値との差 −53.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 中央発條5992 トヨタ系のばね専業。薄利と繰り返す工場事故が重く、今の値段は計画の達成を先取りしていると筆者は見る 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 日本製罐5905 18リットル缶と美術缶の専業。市場は縮み、2期続けて営業赤字。賃貸の利益が支えだが、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ワイズホールディングス5955 自動車・家電向けのねじとばねが主力。純現金は厚いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −65.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ジェイテックコーポレーション3446 X線ミラーで世界の放射光施設に納める希少な技術企業。ただし利益は山谷が激しく、いまの値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −70.8% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 日本パワーファスニング5950 建築用のねじとアンカーの専業。積水ハウスに売上の4分の1を頼り、利益はほぼ出ない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −81.3% · 10 年 割高(年 −8.4%) 割高 テクニスコ2962 放熱部品の小型メーカー。2 期の大赤字から黒字目前だが、借金が重く、AI 期待が先行。利益で測った本質価値は今の時価総額の 1 割に満たず割高 本質価値との差 −90.5% · 10 年 割高(年 −13.5%)

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読んだ資料

  1. 中西製作所 有価証券報告書の抽出(EDINET DB)
  2. 中西製作所 26年3月期決算と今期予想(財経新聞)
  3. 中期経営計画(2025〜2027年度)策定のお知らせ

分析日 2026-10-19