株譜
AI 銘柄分析 · 金属製品 · 試作

トーソー 5956

カーテンレール最大手で窓まわり 3 社の一角。値上げで利益は戻ったが、資本の効率は低く、今の値段はほぼ妥当

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)701 円62 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)578 円51 億円差 +21.3%
10 年後から見ると やや割安 価値 701 円62 億円 · 差 +21.3% · 期待の年率 +8.7%
期待の年率リターン(10 年)+8.7%資本コスト比 +1.4 pt
推定の資本コスト7.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

トーソーは、カーテンレールやブラインド、ロールスクリーンを作る窓まわりの専業だ。カーテンレールでは国内の最大手で、立川ブラインド工業、ニチベイと並ぶ 3 社の一角を占める。売上は約 233 億円である。

筆者の結論は、今の値段はほぼ妥当だ、というものだ。時価総額は自己資本の 3 分の 1 にすぎないが、PBR の低さは割安の根拠にならない。ROE が 4% 前後と、資本コストの半分ほどしか稼いでいないからだ。

足元は悪くない。2026 年 3 月期は新製品と値上げで営業利益が 3 割近く増えた。ただ、過去 12 年の営業利益率は 2〜5% で、山を作っても長く続かなかった。

10 年先の中立では、出荷の数は 1 割弱減り、値段は物価並みに上がる。営業利益は 12 億円前後とみる。稼ぎが資本に見合わないかぎり、帳簿の厚さは株主の価値になりにくい。

筆者がいちばん気にしているのは、値上げで戻った利益率が一時のものかどうかだ。会社自身が 2027 年 3 月期の減益を見込んでいる点は軽くない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は「帳簿は厚いが、稼ぐ力が資本に見合わない」部類に入る。

事業は分かりやすく、長く続く。窓がある限りカーテンやブラインドは要り、3 社の寡占は簡単には崩れない。施工の販路と短い納期の仕組みは、新しい会社がすぐにまねできるものではない。

ただ、その堀から上がる利益が薄い。営業利益率は 2〜5% で、資本コストを上回る ROE を出した年はほとんど無い。資本を足しても稼ぎは比例して増えず、ためた利益は帳簿より低い価値になる。

安全域、つまり値段と価値の間のゆとりは、思ったほど厚くない。PBR は低いが、帳簿の中身は在庫と売掛金、設備が中心で、すぐに株主の手に戻る資産ではない。

長く持つなら、値上げの定着と、利益率が 5% を超えて保てるかを見続けることになる。

筆者は、この会社を安いからという理由だけで持つ気にはならない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、窓に付く内装品だ。カーテンを吊るレール、横型や縦型のブラインド、ロールスクリーン、ローマンシェード、間仕切りのパネルなどを作り、仕入れも合わせて売る。売上の 98% がこの室内装飾関連の事業で、残りは介護用品などだ。

販路は二つある。一つはインテリア専門店や内装の施工業者を通じて、新築とリフォームの住宅に入る道だ。もう一つは住宅メーカーや建設会社を通じた、マンションやオフィス、病院、学校など非住宅の物件である。

商品は寸法に合わせた受注生産が多い。窓ごとに幅と高さが違うので、短い納期で作って届ける仕組みそのものが競争力になる。国内に工場と物流の拠点を持ち、在庫は 43 億円と売上の 2 割近い。

2026 年 3 月期は住宅向けの新製品と価格改定で売上が 2% 増え、営業利益は 9.6 億円と 3 割近く増えた。一方で非住宅と海外は計画に届かなかった。2027 年 3 月期の会社の予想は営業利益 8.5 億円と、減益を見込む。

費用の面では、アルミの押し出し材や樹脂の部品、生地の仕入れ、運賃が大きい。いずれも物価とともに上がるので、毎年の価格改定が利益を守る生命線になる。

優良さと弱いところ

同社の強みは、窓まわりの寡占と、施工の販路だ。カーテンレールやブラインドは、立川ブラインド工業、ニチベイ、トーソーの 3 社で国内の大半を占める。施工業者は使い慣れたメーカーの部品を選び、取り替えの時も同じメーカーの品を使うことが多い。

ただ、値段を決める力は 3 社の中で弱い方だ。立川ブラインド工業の営業利益率が 10% 前後なのに対し、同社は 2〜5% にとどまる。品ぞろえは広いが、高単価の電動品や調光の品で差をつけきれていない。

資本の効率は低い。ROE は 2〜6% で、資本コストを長く下回ってきた。自己資本比率は 68% と厚いが、その中身は在庫と売掛金、設備が多い。

経営は中期経営計画で ROE 6% を掲げるが、届いた実績は無い。筆者は、値上げで戻った利益率を保てるかどうかが、この会社の評価の分かれ目だと見る。

品質と納期の評判は高く、施工業者の支持は厚い。それが値段に表れていないのが、この会社の弱さだ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

窓まわりの内装品の需要は、住宅の着工とリフォームに連動する。新設住宅の着工は 2010 年代の 90 万戸台から、足元は 80 万戸を割り込む水準に下がった。10 年後は 60 万戸前後まで細るとの見方が多い。

支えはリフォームと非住宅だ。窓の断熱の改修には国の補助金が続き、遮熱や断熱のブラインド、ハニカム構造のスクリーンが選ばれる。オフィスや病院、学校の改修でもブラインドの取り替えが出る。

値段の面では、2022 年から各社が値上げを重ねた。アルミや樹脂、生地、運賃、人件費が上がり、3 社がそろって転嫁した。寡占の業界なので、値上げは比較的通りやすい。

競争は 3 社の間の量の取り合いが中心だ。立川ブラインド工業は高単価の品と駐車場装置で利益率が高く、ニチベイは非上場で、住宅と非住宅の両方で競う。ネットやホームセンターで売る安価な既製品も広がり、施工を伴わない取り替えの一部を取っている。

10 年の中立では、同社の出荷の数は 1 割弱減り、値段は物価並みに上がるとみる。

業界の伸びは名目で横ばいからやや増えにとどまり、3 社の中で誰が値上げを主導するかが利益を分ける。

資本政策と M&A

同社の還元は控えめだ。2026 年 3 月期は期末の配当を増やし、年間で約 1.4 億円を払った。利益の 2 割ほどにあたる。2027 年 3 月期は減益の予想に合わせ、配当も少し下げる見込みだ。

2025 年には自社株買いを行い、株数は 1% 強減った。この分は今の株数に入っている。株主優待は図書カードなどで、額は小さい。

帳簿には現預金 41 億円と短期借入 27 億円があり、差し引きの純現金は約 14 億円だ。投資有価証券は 13 億円あり、取引先の株が中心とみられる。

買収で規模を取る会社ではない。時価総額は 51 億円と小さく、PBR は 0.3 倍台だ。同業の再編や、投資ファンドが還元を求める動きは起こりうるが、具体的な兆しは見当たらない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

この会社は、帳簿の 3 分の 1 の値段で寡占の一角が買える銘柄だ。窓まわりは 3 社で国内の大半を占め、カーテンレールでは同社が最大手である。施工業者は慣れたメーカーの部品を使い続けるので、取引は簡単には離れない。

利益は戻り始めた。2026 年 3 月期は新製品と値上げで営業利益が 3 割近く増えた。原材料と運賃の上げが一服すれば、値上げの分が利益に残る。

断熱の改修という追い風もある。窓の断熱には補助金が続き、遮熱や断熱のスクリーンは単価が高い。新築が減っても、取り替えの需要は家の数に比例して出続ける。

資本の効率を上げる余地も大きい。在庫を絞り、持ち合いの株を売り、還元を厚くするだけで ROE は上がる。中期経営計画の ROE 6% は、手の届く目標だ。

小さな会社の割に、ブランドの名は施工の現場でよく知られている。営業の地盤が崩れない限り、値上げは今後も 3 社そろって通るはずだ、という主張になる。

慎重な見方

PBR の低さは、資本を生かせない会社の正しい値段だ。ROE は 10 年以上、資本コストの半分ほどで推移してきた。帳簿の厚さは在庫と売掛金、設備で、株主の手に戻る資産ではない。

寡占と言っても、同社は 3 社で最も利益が薄い。立川ブラインド工業の利益率 10% 前後に対し、同社は 2〜5% だ。値上げは 3 社がそろって通したもので、同社だけの力ではない。原価が落ち着けば、値下げの圧力が戻る。

需要は確実に細る。新設住宅の着工は 10 年で 2 割以上減る見込みだ。断熱の補助金は政策次第で、いつ終わるかわからない。ネットの安価な既製品も、取り替えの一部を奪っている。

会社の予想も 2027 年 3 月期は減益だ。直近の増益を、構造が変わった証拠と読むのは早い。

筆者の目から見ても、在庫の厚さは重い。売上の 2 割近い在庫は、需要が細る局面で値下げの種になりうる。直近の増益だけで評価を上げるのは危うい、という主張だ。

どちらに重みを置いたか

寡占と販路の強さは本物で、最悪でも会社が傾く形は考えにくい。この点は強気の見方が正しい。一方で、利益の薄さと資本の効率の低さは 10 年以上続く事実で、慎重な見方の方が証拠は厚い。値上げの効果が一巡した後も利益率を保てた証拠はまだ無い。確率は中立を中心に、やや悲観側に少し寄せた。

今後 2〜3 期の利益率が判断の材料になる。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,124 円100 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 202 円18 億円)。 今の値に割り戻すと 701 円62 億円、今との差 +21.3%、 期待の年率 +8.7%(資本コスト 7.2%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 1,783 円158 億円 305 円27 億円 +261.2% +13.7% 146 円13 億円
やや楽観 19% 1,584 円140 億円 250 円22 億円 +217.3% +12.2% 348 円31 億円
中立 37% 1,395 円123 億円 210 円19 億円 +177.7% +10.8% 594 円53 億円
やや悲観 26% 592 円52 億円 165 円15 億円 +31.0% +2.7% 197 円17 億円
悲観 11% 260 円23 億円 117 円10 億円 −34.7% −4.2% 41 円4 億円
加重平均100% 1,124 円100 億円202 円18 億円 +129.5% +8.7% 1,327 円117 億円

今の株価時価総額 578 円51 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.2% を下回るほど割高。

楽観 7% 電動と高単価の窓まわりが広がり、利益率が 5% 台に乗る 利益 11 億円 · PER 13.8 倍 · 株価時価総額 1,783 円158 億円

電動のカーテンレールやブラインド、遮熱や調光の高単価品が、住宅とオフィスの改修で広がる筋書きだ。窓の断熱の補助金が続き、窓まわりの取り替えが厚くなる。出荷の数はほぼ今の量を保ち、単価は物価より速く上がる。

同社は立川ブラインド工業、ニチベイと並ぶ 3 社の一角で、カーテンレールでは最大手だ。施工業者とインテリア店の販路を握るので、値上げを通しやすい。営業利益率は過去の山に近い 5.2% まで戻る。

還元も厚くなり、配当性向は 3 割に上がる。それでも海外と非住宅は小さく、伸びの柱にはならない。

10 年後の利益は今の 1.7 倍になるが、資本も膨らむので ROE は 5% 台にとどまる。

  • 室内装飾関連(窓まわり):数量 284(出荷数(万台・推定))× 価格 11,224(1 台あたりの平均単価(円・推定))→ 売上 319 億円・営業利益 17 億円。出荷数(万台)× 平均単価(円)。推定

倍率:事業の純利益 11 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.2% が k 7.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.8 倍。全体の PER 13.79 倍、時価総額 155 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:利益率 5.2% は 2021 年 3 月期の 5.1% にほぼ並ぶ。過去に届いた水準だが、新築の減少に逆らうので 7% にとどめた。

やや楽観 19% 値上げとリフォームで、数の減りを単価で埋める 利益 10 億円 · PER 13.8 倍 · 株価時価総額 1,584 円140 億円

新築の着工は細るが、リフォームと賃貸住宅の内装の更新が下支えし、出荷の数は 10 年で 5% ほどの減りにとどまる筋書きだ。価格改定は物価よりやや速く通る。

2026 年 3 月期は住宅向けの新製品と値上げで営業利益が 3 割近く増えた。この流れが続き、営業利益率は 4.7% まで上がる。原価の低減も効く。

配当は利益の 3 割弱で、自社株買いは時々行う。手元の資金は運転資金と借入の返済に回り、財務はさらに堅くなる。中期経営計画の ROE 6% には届かないが、近づく。

値上げを主導できるかどうかで、立川ブラインド工業との利益率の差が少し縮む。

  • 室内装飾関連(窓まわり):数量 276(出荷数(万台・推定))× 価格 10,983(1 台あたりの平均単価(円・推定))→ 売上 303 億円・営業利益 14 億円。出荷数(万台)× 平均単価(円)。推定

倍率:事業の純利益 10 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.6% が k 7.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.8 倍。全体の PER 13.79 倍、時価総額 134 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:直近の 1 期で利益が大きく増えた実績がある。値上げが続けば起こりうる筋書きとして、中立の次に重い 19% を置いた。

中立 37% 数は 1 割弱減り、値段は物価並み、利益率は 4% 台前半 利益 8 億円 · PER 13.8 倍 · 株価時価総額 1,395 円123 億円

新築の着工が 10 年で 2 割余り減り、リフォームが一部を埋める筋書きだ。同社の出荷の数は 1 割弱減る。値段は物価並みに上がり、売上は名目で 280 億円台に乗る。

営業利益率は 4.2% と、過去 10 年の真ん中より少し上だ。アルミや樹脂、生地の値段、運賃、人件費は物価並みに上がるが、値上げで追いつく。工場は国内に持つが、設備は軽く、償却費が利益を大きく削ることはない。

配当は利益の 2〜3 割で、残りは会社にたまる。自己資本は 200 億円を超えて膨らみ、ROE は 4% 前後にとどまる。

  • 室内装飾関連(窓まわり):数量 267(出荷数(万台・推定))× 価格 10,743(1 台あたりの平均単価(円・推定))→ 売上 287 億円・営業利益 12 億円。出荷数(万台)× 平均単価(円)。推定

倍率:事業の純利益 8 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.1% が k 7.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.8 倍。全体の PER 13.79 倍、時価総額 113 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:過去 12 年の営業利益率は 2〜5% で動き、中央は 3.5% 前後だ。値上げの定着を少し見込んで 4.2% とし、いちばん起こりやすい形として最大の 37% を置いた。

やや悲観 26% 住宅の着工が細り、価格競争で利益率が 3% に沈む 利益 5 億円 · PER 7.0 倍 · 株価時価総額 592 円52 億円

新築の着工が 10 年で 3 割減り、住宅メーカーとの取引で相見積もりが厳しくなる筋書きだ。出荷の数は 2 割近く減り、値上げは物価に届かない。

立川ブラインド工業やニチベイとの間で、量の取り合いが起きる。ネットで売る安価なカーテンレールやブラインドも広がり、施工を伴わない取り替えの需要が流れる。

営業利益率は 3.0% と、2024 年 3 月期の谷に近い水準に沈む。配当は細り、資本はたまっても稼ぐ力は落ちる。

在庫の評価損や工場の稼働の低下も重なり、固定費の重さが表に出る。ROE は 2% 台に沈み、資本を足すほど効率が下がる形になる。

  • 室内装飾関連(窓まわり):数量 238(出荷数(万台・推定))× 価格 10,262(1 台あたりの平均単価(円・推定))→ 売上 244 億円・営業利益 7 億円。出荷数(万台)× 平均単価(円)。推定

倍率:事業の ROE は 2.5% で k の 3 分の 1 にとどまり、ためた利益は帳簿よりかなり低い価値になる。構造的に負ける筋書きなので、上限 12.9 倍の 54% の 7.0 倍に置いた(中立より低い)。

確率:2024 年 3 月期に営業利益率が 2.2% まで落ちた実績があり、着工の減少は確実に進む。慎重な見方にも理があるので、中立の次に重い 26% にした。

悲観 11% 量の取り合いに負け、本業の利益がほぼ消える 利益 2 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 260 円23 億円

新築の着工が 10 年で 4 割近く減り、量販とネットの安価な品が施工の市場にまで入り込む筋書きだ。同社の出荷の数は 3 割減り、値段も物価に届かない。

工場と在庫を抱える分、固定費が重くのしかかる。営業利益率は 1.2% と、2009 年 3 月期の谷に近い水準まで落ちる。配当は下がり、自社株買いは止まる。

価値を支えるのは、純現金と持ち合いの株、それに会社が清算されない限り動かせない在庫と設備だけになる。少数株主が使い道を決められない資産は、帳簿の額では数えられない。

10 年後の純利益は今の 4 分の 1 ほどになる。

  • 室内装飾関連(窓まわり):数量 203(出荷数(万台・推定))× 価格 9,620(1 台あたりの平均単価(円・推定))→ 売上 195 億円・営業利益 2 億円。出荷数(万台)× 平均単価(円)。推定

倍率:本業はほとんど稼がず、稼ぐ力(純利益÷k)は約 21 億円。床は純現金 14 億円と投資有価証券 13 億円の税後 7 割の合計で約 23 億円とし、今の自己資本 158 億円に対して 0.146 倍にした(中立の PBR より低い)。

確率:最悪の営業利益率は 2009 年 3 月期の 0.4% だ。構造的に負ければ起こりうるが、3 社の寡占は簡単には崩れないので 11% にした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

室内装飾関連(窓まわり)

カーテンレール、ブラインド、ロールスクリーン、ローマンシェード、間仕切り。住宅と非住宅の物件に施工業者を通じて納める。

数量出荷数(万台・推定)価格1 台あたりの平均単価(円・推定)売上営業利益
今 2026/03 290 8,017 233 10
10 年後 中立 267 10,743 287 12

取り方:出荷の数は開示が無い。カーテンレールの一式(数千円)とブラインド・スクリーン(数万円)の構成から平均単価を八千円ほどと推定し、売上 232.5 億円から約 290 万台と逆算した。室内装飾関連が売上の 98% で、その他(介護用品など)も合わせた全社の営業利益 9.55 億円を置いた。

リスクと懸念

新築住宅の着工の減少

売上の多くは新築の住宅と連動する。着工が 10 年で 2〜4 割減れば、出荷の数は確実に落ちる。リフォームと非住宅の改修が下支えするが、新築の減りを全部は埋められない。

値上げの一巡と利益率の後戻り

直近の増益は価格改定の効果が大きい。原材料と運賃が落ち着き、3 社の間で量の取り合いが起きれば、利益率は 2024 年 3 月期の 2% 台に戻りうる。会社自身も 2027 年 3 月期は減益を見込む。

資本の効率が上がらない

ROE は 10 年以上、資本コストの半分ほどだ。在庫と売掛金が厚く、利益の多くが会社に残る。中期経営計画の ROE 6% に届かなければ、帳簿の厚さは株主の価値になりにくい。

安価な既製品との競争

ネットやホームセンターで売る既製のカーテンレールやブラインドが広がり、施工を伴わない取り替えの一部を取っている。単価の低い品が増えれば、平均の単価と利益率が押される。

断熱の補助金の打ち切り

窓の断熱の改修は国の補助金に支えられている。政策が変われば、遮熱や断熱のスクリーンなど単価の高い品の需要がしぼむ恐れがある。

今後の分かれ目

営業利益率が 2 期続けて 5% を超えたら
値上げの定着とみて、やや楽観の確率を上げる。
2027 年 3 月期の減益が想定より深く、利益率が 3% を割ったら
値決めの力が弱いとみて、やや悲観の確率を上げる。
配当性向の引き上げや持ち合いの株の売却が示されたら
資本の効率が上がる道筋が見え、倍率の前提を上げる。
新設住宅の着工が年 70 万戸を割り込む速さで減ったら
出荷の数の前提を下げ、中立の利益を引き下げる。
同業との統合や投資ファンドの提案が出たら
寡占の値決めが強まる見込みとみて、楽観側の確率を上げる。

見ておくもの

  • 営業利益率(四半期)
  • 新設住宅の着工戸数とリフォームの市場
  • 配当性向と自社株買い
  • 在庫の水準(売上に対する割合)
  • 立川ブラインド工業との利益率の差

倍率と資本コストの決め方

倍率は事業の ROE(4% 前後)が k 7.25% を下回るので、上限 1÷k の 12.9 倍から利益の質で 8〜9 割を置いた。PBR の低さや過去・同業の PER は見ていない。純現金 14 億円は運転資金と短期借入の返済に要るとみて分けていない。悲観の床は純現金と投資有価証券の税後に置いた。設備は軽く、償却費は物価で膨らませていない。新リース会計基準の影響は小さい。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12.3→13.79 倍・やや楽観 PER 11.6→13.79 倍・中立 PER 10.3→13.79 倍)。

資本コスト 7.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality 0.25% = 7.75%。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 7.75% → 7.25%。

同じ業種(金属製品)の AI 分析

割安 東洋シヤッター5936 国内3番手のシャッター会社。点検の稼ぎが育ち、利益の割に値段は安い。割安と見る 本質価値との差 +81.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 三洋工業5958 天井・床の下地材で知られる堅実な建材メーカー。時価総額の半分が現金で、事業の稼ぎを考えれば今の値段はかなり安い 本質価値との差 +65.6% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三和ホールディングス5929 国内寡占・世界シェア首位の開口部メーカー、改修需要と海外M&Aの果実を乗せれば割安と出る 本質価値との差 +63.7% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ジーテクト5970 車体骨格プレス部品の中堅。中立の姿でも今の値段は割安寄りだが、ホンダ依存と重い設備投資が割り引きの理由だと筆者は見る 本質価値との差 +62.0% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 文化シヤッター5930 国内2位のシャッター専業。利益率の低い建材部門が重しで、確率で重みをつけるとやや割安 本質価値との差 +60.9% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 エイチワン5989 ホンダ向け 86% のフレーム専業。3 年連続赤字から立ち直ったが、顧客の偏りと重い投資を考えると、割安度は見かけほど大きくないと筆者は見る 本質価値との差 +60.7% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 フジマック5965 病院・給食・外食の厨房を一括で請け負う堅実な中堅。土地売却で現金が積み上がり、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +57.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日創グループ3440 パネルとデータセンター向け筐体は伸びるが、寄せ集めの事業で ROE が資本コストに届かない 本質価値との差 +56.6% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 エムケー精工5906 門型洗車機と調理家電の長野の会社。直近の利益は山で、中立でも自己資本の厚みが評価に残る 本質価値との差 +53.3% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 サンコーテクノ3435 あと施工アンカーの国内首位。利益の安定と財務の堅さに比べ、今の値段は低い 本質価値との差 +52.0% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 MIEコーポレーション3442 工場の配管をつなぐステンレスの継手の専業。値上げで利益は倍増したが、還元が細く借金もある。今の値段はほぼ適正で、わずかに安い程度 本質価値との差 +49.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 昭和鉄工5953 九州の熱の老舗が値付けを覚え、3 年で利益率は 9% に。持ち合い株を除いても今の値段は稼ぎに比べて安い 本質価値との差 +49.2% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 不二サッシ5940 ビル用サッシの老舗。利益は薄いが、値段は稼ぐ力に対して安く、借入の重さを織り込んでもやや割安 本質価値との差 +45.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 リンナイ株式会社5947 実質無借金で稼ぐ力は安定している。米国の電化と海外の伸びを織り込んでも、今の時価総額には安全域がある 本質価値との差 +42.4% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 株式会社RS Technologies3445 再生ウェーハで世界一という稼ぐ力は本物だが、中国の新品ウェーハと重い投資を差し引くと、今の値段に余裕は乏しい 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 株式会社マルゼン5982 稼ぎは堅く、現金も厚い。ただ利益率は過去最高で、今の値段に安全域は見えない 本質価値との差 +36.4% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 宮地エンジニアリンググループ3431 老朽橋の補修は長く続くが、足元は発注減で利益が半減。谷の深さと現金の厚さを踏まえると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +34.4% · 10 年 割安(年 +9.8%) やや割安 日東精工5957 小さなねじとねじ締め機の堅実な会社。伸びの前提がすでに値段に入り、ほぼ適正と見る 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ネポン7985 ハウス暖房機の老舗だが、利益率は1%前後に沈み借金も重い。立ち直れば安いが、その確度は低い 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 中西製作所5941 学校給食に強い厨房機器メーカー。実績は良いが大型投資で借入が増える局面で、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 川田テクノロジーズ3443 橋の補修需要は追い風だが、利益は山の高さにある。値段は価値を1割ほど下回るにとどまり、割安とは言い切れない 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 横河ブリッジホールディングス5911 橋の老朽化は追い風だが新設が細る。高い買い物の消化と資本効率が価値を分ける 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 三協立山5932 サッシ大手3位。借金が重く、利益の戻りに値段が左右される。今の値段は、戻りを織り込んだほぼ妥当な水準 本質価値との差 +19.4% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 東プレ5975 プレス部品と冷凍車の二本柱。日産依存と薄い利益率を考えると、本質価値は今の値段をやや下回ると筆者は見る 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 山王3441 AI 配線の追い風で稼ぎは跳ねたが、コネクタ大手の下請けという立場は変わらず、今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 岡部5959 国内の建設需要が細る中、米国の伸びが穴を埋める。だが資本効率が資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ケー・エフ・シー3420 あと施工アンカーとトンネル資材の老舗。利益率は昔の半分まで落ちた。純現金と補修需要が支え、今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 カネソウ5979 溝ぶたと建築金物の三重の老舗。預金が時価総額を超えるが創業家の下で眠り、今年の株価の倍増で10年ではやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 アルインコ5933 足場の新製品で稼ぐ堅実な会社。ただ、赤字の2事業が足を引き、利益の回復を見込んでも本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +12.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 トーカロ3433 半導体装置の消耗部品に皮膜を付ける隠れた寡占企業。稼ぐ力は本物だが、今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 株式会社J-MAX3422 ホンダ系プレス部品。売上の半分が中国と日本のホンダ向けで、借金が重い。中国の電池・新興メーカー向けが伸びても、ホンダの縮みと金利で、今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 アトムリビンテック3426 扉と収納の金物を企画するファブレスの老舗。金融資産は時価総額を上回るが、本業の稼ぎは細く、戻り方も弱い。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) 適正 東京製綱5981 国内ワイヤロープの老舗は今期が過去最高益だが、資本効率は低く、今の値段にやや先走り感がある 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 特殊電極3437 製鉄所の摩耗を溶接で直す職人集団で、技術は本物だが顧客の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 兼房5984 丸鋸と木工刃物の専業。資産は厚いが稼ぐ力は資本コストに届かず、値段は資産と稼ぎの間にある 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アルファ3434 薄利の自動車部品と、縮む国内の住宅錠。自己資本の厚さが救いだが、稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 株式会社ファインシンター5994 自動車の駆動系に入る焼結部品の会社。電動化で縮む本業と重い借金のなか、利益は薄く、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 協立エアテック5997 ビルの防火ダンパーと住宅の全館空調の部品。堅実だが稼ぎは資本コストに届かず、現金も戻らない 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 駒井ハルテック5915 資産は厚いが稼ぐ力が薄い。橋と鉄骨は物価並みで、風車タワーの当たり外れが価値を分ける 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ダイニチ工業5951 石油ファンヒーターと加湿器の国内首位。事業は堅いが時価総額と同規模の現金・有価証券が眠り、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 那須電機鉄工5922 送電鉄塔の需要は堅いが、今の利益は山。ためた資金の使い方が評価を決める 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 天龍製鋸5945 チップソー専業で無借金。事業の稼ぐ力は資本コストに届かず、現金と持ち合い株が値を支える会社 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 KTC5966 整備工具の国産ブランドnepros を持つが、利益率は9%どまり。立て直しの計画を割り引くと、値段はやや高い 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 サンコール5985 稼ぎ頭は光通信コネクタに移ったが、高い利益率の持続を織り込みすぎ。10年の価値は今の時価総額を下回ると筆者は見る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 株式会社長府製作所5946 利益は小さく、資産は大きい。会社がその資産を株主に返すかどうかで、値打ちが決まる 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 中国工業5974 国内のLPガス容器の 3 本に 1 本を作るが、市場は細り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 立川ブラインド工業7989 窓まわり国内最大手。純現金は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年で見ると割高に寄る 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +4.8%) 適正 エスイー3423 インフラ補修の追い風はあるが、研究開発の費用が利益を食う。10年の稼ぎは今の値段を下回る 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ロブテックス5969 エビ印のプライヤとリベットの工具で知られる老舗。名前は残るが利益率は 3% に落ち、資本コストに届く道は細い 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) やや割高 川岸工業5921 スカイツリーや国立競技場にも関わった鉄骨の名門。ただし利益は山を越え、帳簿の厚さほど稼ぐ力はないため、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 瀧上工業5918 橋と鉄骨の本業は薄利。価値の中心は持ち合い株だが、少数株主に届く道は細い 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 パイオラックス5988 自動車の小物部品と医療機器の会社。資本は厚いが稼ぐ力が追いつかず、今の値段は割高寄りと筆者は見る 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイケン5900 引戸の金物や自転車置場を作る大阪の老舗。現金と投資株で時価総額に迫るが、本業の利益は薄く資本に見合わない。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 三ツ知3439 自動車用の特注ファスナーの専業。シートの部品は電気自動車でも要るが、値下げ要請で薄利が続き、資本効率は資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 トーアミ5973 溶接金網の老舗が型枠工事の買収で事業を広げる。帳簿は時価総額の3倍あるが、稼ぎは資本コストの3分の1にとどまり割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 モリテック スチール5986 エンジン部品向けの特殊帯鋼を売る商社。電動化で主力の需要が細り、稼ぐ力は資本に見合わず割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 株式会社SUMCO3436 AI向け300mm先端ウエハーへの転換は本物だが、成熟品の重荷と資本の重さを踏まえると今の値段はすでに回復の先を映す 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大谷工業5939 電柱と通信線の金物を作る富山の老舗。配電網の更新で底堅いが、利益をため込む同族経営で資本の稼ぎが薄く割高 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 コロナ5909 事業の稼ぐ力は細く、厚い金融資産も少数株主には動かせない。割高と見る 本質価値との差 −23.8% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 東洋製罐グループホールディングス株式会社5901 縮減と増配で株主還元は厚くなるが、ROEは資本コストに届かず本質価値は今の株価より低い 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 稲葉製作所3421 国内首位の物置と自己資本の4割近い現金を持つが、利益率は薄く資本効率は低い。現金を価値に足してもなお今の値段は割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社ノーリツ5943 給湯器で国内2位の寡占だが、稼ぐ力はリンナイの6分の1。利益が戻っても、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ネツレン5976 高周波熱処理と高強度鋼線の老舗。国内シェアは高いが儲けが薄く、稼ぐ力に比べて今の値段は割高 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 共和工業所5971 建設機械用ボルトの国内トップ。現金は厚いが戻らず、利益は薄い。値段には余裕がなく割高と見る 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 日本発條5991 懸架ばねとHDDサスペンションの二本柱、AI需要は本物だが北米再建待ちで今の株価は割高寄りと筆者はみる 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アドバネクス5998 医療と航空機のばねで稼ぎ頭を育てつつあるが、自動車と海外工場の重荷が残る。今の値段は先を行く 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 アルメタックス5928 積水ハウスに売上の半分を頼るサッシの系列メーカー。本業はほぼ稼がず、現金と持ち合い株は厚いが株主には届きにくい 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 株式会社LIXIL5938 稼ぐ力は戻りつつあるが、借金と金利が利益を食う。今の値段は回復をかなり先取りしている 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 イワブチ5983 電柱まわりの金具を作る小さな高自己資本の会社。直近の高い利益率は続きにくく、10年で見れば今の値段は割高と筆者は考える 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ホッカンホールディングス5902 缶・PET容器と飲料の受託充填の会社。借金が重く、稼ぐ力が資本コストに届かないため、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 −37.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 日本フイルコン5942 製紙用の網を作る老舗。国内の縮小が続くなか、賃貸が利益を支えるが、10年の価値は今の時価総額を4割ほど下回る 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 テクノフレックス3449 半導体向けの真空配管と継手で利益が急伸。ただし今の利益は工事の山にあり、10 年で見ると割高と筆者は見る 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 高田機工5923 老朽橋の更新という追い風はあるが、工場が埋まらず稼ぐ力は細い。配当の下限が支えでも、今の値段は高い 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アマテイ5952 国産の釘と自動車向けの特殊ねじを作る小さな老舗。利益は安定してきたが、資本コストに届かない稼ぎと借入の重さで、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 スーパーツール5990 吊クランプと作業工具の老舗。土地は厚いが事業の稼ぎは資本コストに遠く、新工場の成果待ちで割高 本質価値との差 −53.2% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 オーネックス5987 金属を焼いて硬くする請負の会社が、突然AIデータセンターへ。本業は細く、株主の取り分も揺らぐ。今の値段は高い 本質価値との差 −53.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 中央発條5992 トヨタ系のばね専業。薄利と繰り返す工場事故が重く、今の値段は計画の達成を先取りしていると筆者は見る 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 日本製罐5905 18リットル缶と美術缶の専業。市場は縮み、2期続けて営業赤字。賃貸の利益が支えだが、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ワイズホールディングス5955 自動車・家電向けのねじとばねが主力。純現金は厚いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −65.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ジェイテックコーポレーション3446 X線ミラーで世界の放射光施設に納める希少な技術企業。ただし利益は山谷が激しく、いまの値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −70.8% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 日本パワーファスニング5950 建築用のねじとアンカーの専業。積水ハウスに売上の4分の1を頼り、利益はほぼ出ない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −81.3% · 10 年 割高(年 −8.4%) 割高 テクニスコ2962 放熱部品の小型メーカー。2 期の大赤字から黒字目前だが、借金が重く、AI 期待が先行。利益で測った本質価値は今の時価総額の 1 割に満たず割高 本質価値との差 −90.5% · 10 年 割高(年 −13.5%)

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読んだ資料

  1. トーソー 2027 年 3 月期 第 1 四半期決算短信
  2. トーソー 決算の要約(EDINET DB)

分析日 2026-10-19