株譜
AI 銘柄分析 · 金属製品 · 試作

KTC 5966

整備工具の国産ブランドnepros を持つが、利益率は9%どまり。立て直しの計画を割り引くと、値段はやや高い

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,761 円67 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,750 円67 億円差 +0.4%
10 年後から見ると 適正 価値 2,761 円67 億円 · 差 +0.4% · 期待の年率 +6.5%
期待の年率リターン(10 年)+6.5%資本コスト比 −1.0 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

KTCは、京都の作業工具メーカーだ。自動車整備に使うレンチやソケット、スパナを作り、高級ブランド「nepros」を持つ。売上は83億円、営業利益率は9%ほどだ。

筆者の結論は、今の値段はやや割高というものだ。ブランドは強いが、それが利益率に表れていない。12年で最も高い営業利益率でも11%に届かず、ROE(自己資本に対する純利益の割合)は4〜6%で推移してきた。

会社は2026年5月、立て直しの計画を出した。2030年度に売上100億円、営業利益率10%、ROE8%を目指す。子会社の不適切会計で計画の公表が遅れ、その後始末を終えた段階だ。

筆者は、売上は物価に乗って伸びるが、数量はほぼ横ばいとみる。国内の整備士は減り、通販には安い工具が並ぶ。10年後の営業利益率は9.5%、純利益は8億円ほどにとどまる。

純現金22億円と賃貸不動産は下支えになる。ただ、事業の稼ぐ力が資本コストに届かない限り、帳簿の厚さは値段の根拠にならない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、KTCは「よい製品を持つが、よい商売とまでは言えない会社」だ。

10年後も存在するか。ボルトとナットは残り、整備士はレンチを握り続ける。答えは「はい」だ。堀は広がるか。neprosの名声は保たれるが、通販で安い工具と並べられる場面は増える。広がるとは言いにくい。

オーナー利益、つまり設備の更新を引いて自由に使える利益は、年5億円前後だ。自己資本126億円に対して薄い。

経営の資本の使い方には、まだ点を付けられない。不適切会計の後始末を終え、計画を出し直したばかりだ。ROE8%の目標が自社株買いを伴うなら、評価は変わる。

安全域はどうか。時価総額は自己資本の半分ほどで、帳簿の上では安い。だが、ROEが資本コストに届かない会社では、ためた利益は帳簿の額ほどの値打ちを持たない。筆者は、稼ぐ力から測った値段は今の時価総額をやや下回るとみる。

何で稼ぐ会社か

KTCは1950年に京都で創業した。本社と工場は京都府久御山町にある。連結の従業員は248人と小さい。

売上の97%が工具事業だ。自動車整備用のレンチ・ソケット・ドライバー、電気工事の工具、医療用の工具、精密鋳造品を作る。主力の高級品が「nepros」で、鏡のように磨いた仕上げと軽さで、プロの整備士に指名買いされる。

もう1つの柱が、締め付けを記録する工具だ。IoT(ネットにつながる機器)で締め付けの力をデータに残す「TRASAS」や、ICタグを埋め込んで工具を管理する「nepros ID」がある。整備や組立で、作業の証拠を残す需要に応える。

売り先は3社で4割を超える。工具の通販・卸のトラスコ中山が18%、整備工具の専門商社ヤマト自動車が14%、トヨタ自動車が12%だ。トヨタ向けには、新車に積む車載工具や販売店の整備工具がある。

残りの3%は、旧本社などの賃貸と太陽光発電だ。売上は小さいが、利益率は高い。

工場は国内に集め、鍛造から仕上げまでを自社で手がける。磨きや熱処理の技が品質を決めるので、ここを外に出さない。海外売上はまだ小さく、国内の整備と工場の需要に支えられた会社だ。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねできない強みは、整備の現場でのブランドだ。neprosは国産の高級工具の代名詞になり、トヨタの車載工具も長く手がける。

ただ、数字はその強さを十分に映していない。営業利益率は過去12年で6〜11%、ROEは4〜6%にとどまる。資本コストの7.75%を一度も上回っていない。ブランドで値段は取れても、規模が小さく、固定費を吸収しきれない。

弱点は3つある。1つは販売先の集中で、上位3社に4割強を頼る。2つ目は管理の甘さだ。子会社の北陸ケーティシーツールで不適切な会計が見つかり、調査に5.6億円かかった。デジタルトルクレンチの自主回収も出した。3つ目は規模で、海外大手と比べて研究開発に使える額が限られる。

財務は堅い。自己資本比率は80%、純現金は22億円ある。ただ、この厚さは稼ぐ力の強さではなく、使い道を決めずにためてきた結果だ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

作業工具の市場は、伸びの小さい成熟市場だ。数量は自動車の保有台数、整備の件数、工場の保全で決まり、景気にゆるやかに連動する。

国内の自動車保有はほぼ横ばいで、整備士は減っている。電気自動車が増えれば、エンジン回りの整備は減る。一方で、人手が足りないほど、作業を速く確実にする工具の値打ちは上がる。締め付けの記録を残す工具は、品質の証拠を求める流れに乗る。

競争は2層に分かれる。高級品では、同じ関西のTONEや、米国のスナップオンと競う。中位から下の価格帯では、台湾・中国製の安い工具が通販で並び、比べられる。KTCの主な売り先がトラスコ中山のような通販・卸であることは、販路の広さと引き換えに、価格を比べられやすい立場を生んだ。

値上げは通りやすい環境だ。鋼材と人件費が上がり、業界全体が値上げに動いた。ただし数量が伸びないので、売上の伸びはほぼ価格の分にとどまる。

海外は、北米や東南アジアに販路を広げる余地がある。ただ、スナップオンなど現地の大手が強く、筆者は大きな上積みを見込まない。国内の数量を守ることが先になる。

資本政策と M&A

還元は配当が中心だ。2026年3月期の配当は記念配当を含めて増やし、性向は4割ほどになる。自社株買いの実績はない。

立て直しの計画は、PBR1倍とROE8%を掲げた。今の自己資本126億円でROE8%を出すには、純利益10億円が要る。直近の2倍だ。資本を減らす自社株買いを組み合わせない限り、届きにくい。

子会社の整理も進む。2026年10月に北陸ケーティシーツールとHI-TOOLを吸収合併した。不採算事業の見直しも計画に入る。

純現金22億円と賃貸不動産は、使い道が決まっていない。TOBや買収の可能性は、市場の推計で10年で2割強ある。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

neprosは国産の高級工具で、整備士に指名買いされるブランドだ。トヨタの車載工具を長く手がけ、品質の信頼もある。物価が上がる時代には、この力で値上げが通る。

会社は膿を出し切った。子会社の不適切会計は調査と和解を終え、子会社を吸収合併して管理を一本にした。特別損失が消えれば、利益は素直に戻る。

立て直しの計画は、2030年度に売上100億円、営業利益率10%を掲げる。過去の最高は10.8%なので、無理な目標ではない。TRASASやnepros IDのように、締め付けの記録を残す工具は、自動車や航空機の組立で需要が増える。人手不足の工場ほど、作業の証拠を残す道具を欲しがる。

資本も厚い。純現金22億円と賃貸不動産を持ち、時価総額は自己資本の半分ほどしかない。PBR1倍を掲げた以上、還元を厚くする圧力は強まる。利益が計画どおり戻れば、今の値段は安かったと言える。賃貸と発電の安定した稼ぎも、谷の年の下支えになる。

慎重な見方

ブランドが強いなら、利益率に出ているはずだ。KTCの営業利益率は12年で最高でも10.8%にとどまる。ROEは一度も資本コストを上回っていない。neprosの名声は、株主の稼ぎに変わっていない。

売り先も心配だ。トラスコ中山、ヤマト自動車、トヨタの3社で4割強を占める。通販では台湾・中国製の安い工具と並べられ、値段を比べられる。

市場は伸びない。整備士は減り、電気自動車ではエンジン回りの整備が減る。数量が横ばいでは、売上の伸びは値上げの分しかない。

管理の弱さも見過ごせない。子会社の不適切会計に加え、デジタルトルクレンチの自主回収も出した。会社は2027年3月期の営業利益を6億円と、むしろ減ると見込んでいる。立て直しの出発点は、思ったより低い。

ROE8%の目標は、純利益を倍にする話だ。自社株買いの実績もない。資本が厚いのは、使い道を決められない結果でもある。帳簿の厚さを値段の支えと見るのは早い。

どちらに重みを置いたか

ブランドの力は本物だが、それが利益率に表れていないことを重く見る。12年の利益率の実績が、言い分の強さを決めた。

中立は、数量が横ばいで、利益率が計画の10%にわずかに届かない姿だ。確率は中立の40%を中心に、通販の値下げ圧力と管理の弱さを踏まえ、悲観側を楽観側よりやや厚くした。賃貸と純現金の下支えがあるので、悲観は1割にとどめた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 4,024 円97 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,161 円28 億円)。 今の値に割り戻すと 2,761 円67 億円、今との差 +0.4%、 期待の年率 +6.5%(資本コスト 7.5%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 6,503 円157 億円 1,694 円41 億円 +198.1% +11.5% 574 円14 億円
やや楽観 20% 5,565 円135 億円 1,405 円34 億円 +153.4% +9.7% 1,394 円34 億円
中立 40% 4,685 円113 億円 1,198 円29 億円 +113.9% +7.9% 2,353 円57 億円
やや悲観 23% 2,134 円52 億円 868 円21 億円 +9.2% +0.9% 690 円17 億円
悲観 10% 909 円22 億円 826 円20 億円 −36.9% −4.5% 174 円4 億円
加重平均100% 4,024 円97 億円1,161 円28 億円 +88.5% +6.5% 5,185 円126 億円

今の株価時価総額 2,750 円67 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.5% を下回るほど割高。

楽観 7% 記録の残る工具が伸び、計画を超える 利益 11 億円 · PER 13.3 倍 · 株価時価総額 6,503 円157 億円

締め付けの記録を残す工具が、自動車と航空機の組立で標準になる。TRASASとnepros IDが新しい数量を生み、工具の点数は15%増える。価格は物価を少し上回る1.40倍だ。

不適切会計の後始末を終え、子会社を一本にしたことで固定費が下がる。営業利益率は11.5%と、過去の最高をわずかに超える。純利益は11億円になる。

還元は配当性向を5割に上げ、10年で41億円を配る。PBR1倍の目標を、利益と還元の両方で追う。

この筋書きでは、neprosのブランドが初めて数字に表れる。整備の現場から組立の現場へ、工具の売り先が広がる。

  • 工具:数量 232(出荷点数(万点))× 価格 5,600(1点あたりの平均販売価格(円))→ 売上 130 億円・営業利益 15 億円。点数1.15倍・単価1.40倍・利益率11.5%
  • ファシリティマネジメント:数量 7.9(賃貸・発電設備の簿価(億円))× 価格 0.41(簿価に対する年間の賃料・売電収入の割合(倍))→ 売上 3 億円・営業利益 1 億円。賃料・売電の単価1.25倍

倍率:事業の純利益 11 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.2% が k 7.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.3 倍 + 余った現金(戻り方込み)9 億円。全体の PER 13.33 倍、時価総額 157 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:TRASASなど記録の残る工具が組立ラインで標準になり、数量が15%増える必要がある。過去12年で利益率が11%を超えた年はなく、確度は低い。

やや楽観 20% 計画どおり利益率10%に届く 利益 10 億円 · PER 13.3 倍 · 株価時価総額 5,565 円135 億円

立て直しの計画がほぼ実行される。工具の点数は記録の残る工具の分だけ8%増え、価格は1.36倍になる。

営業利益率は10.5%に届く。子会社の統合と不採算事業の見直しで、固定費の伸びが抑えられる。賃貸と発電は安定して稼ぐ。

純利益は10億円弱。配当性向は5割近くに上がり、10年で34億円を還元する。

ROEは6%弱にとどまる。自己資本が厚すぎるためで、自社株買いを組み合わせない限り、計画のROE8%には届かない。それでも、事業の稼ぎは過去の最高の水準を保つ。トヨタ向けの車載工具も途切れず、販売先の集中は大きな傷にならない。

  • 工具:数量 218(出荷点数(万点))× 価格 5,440(1点あたりの平均販売価格(円))→ 売上 119 億円・営業利益 12 億円。点数1.08倍・単価1.36倍・利益率10.5%
  • ファシリティマネジメント:数量 7.9(賃貸・発電設備の簿価(億円))× 価格 0.42(簿価に対する年間の賃料・売電収入の割合(倍))→ 売上 3 億円・営業利益 1 億円。単価1.28倍

倍率:事業の純利益 9 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.2% が k 7.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.3 倍 + 余った現金(戻り方込み)9 億円。全体の PER 13.33 倍、時価総額 135 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:計画の営業利益率10%は過去の山10.8%の内側で、値上げの環境もある。ただ2027年3月期の会社予想は減益で、出発点が低い。

中立 40% 数量は横ばい、利益は物価に乗る 利益 8 億円 · PER 13.3 倍 · 株価時価総額 4,685 円113 億円

工具の点数は10年で横ばいだ。整備士の減少と電気自動車の分を、記録の残る工具と海外の販路が埋める。価格は通販の圧力を割り引き、1.32倍にとどまる。

営業利益率は9.5%で、計画の10%にわずかに届かない。人件費と鋼材は物価で上がるが、値上げで吸収する。既存の工場の償却は取得した時の値段のままで、更新の分だけが新しい値段で足される。

純利益は8億円。配当性向は45%に上がり、10年で29億円を配る。

ROEは5%前後にとどまる。neprosのブランドは保たれるが、利益を大きく押し上げる力にはならない。純現金は厚いまま残る。

  • 工具:数量 202(出荷点数(万点))× 価格 5,280(1点あたりの平均販売価格(円))→ 売上 107 億円・営業利益 10 億円。点数横ばい・単価1.32倍・利益率9.5%
  • ファシリティマネジメント:数量 7.9(賃貸・発電設備の簿価(億円))× 価格 0.43(簿価に対する年間の賃料・売電収入の割合(倍))→ 売上 3 億円・営業利益 1 億円。単価1.31倍

倍率:事業の純利益 8 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.2% が k 7.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.3 倍 + 余った現金(戻り方込み)9 億円。全体の PER 13.33 倍、時価総額 113 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:12年の営業利益率は6〜11%で、中央は9%前後。値上げの環境と通販の圧力を差し引くと、計画にわずかに届かない姿が最も自然。

やや悲観 23% 通販の値下げで利益率が6%台に 利益 5 億円 · PER 8.5 倍 · 株価時価総額 2,134 円52 億円

通販で安い輸入工具と比べられ、中位の価格帯で値段が崩れる。工具の点数は12%減り、価格は1.22倍にとどまる。

営業利益率は6.5%に下がる。固定費は物価で上がり、値上げが追いつかない。賃貸と発電は稼ぐが、全体を支えるほどではない。

純利益は4.5億円。配当は維持し、10年で21億円を配る。

neprosの高級品は残るが、売上の多くを占める中位の工具で利益が削られる。ROEは3%ほどに落ち、資本の厚さはむしろ重荷になる。現金は配当に回るが、事業に投じても稼ぎは戻らない。会社が掲げたPBR1倍は遠のく。

  • 工具:数量 178(出荷点数(万点))× 価格 4,880(1点あたりの平均販売価格(円))→ 売上 87 億円・営業利益 6 億円。点数0.88倍・単価1.22倍・利益率6.5%
  • ファシリティマネジメント:数量 7.9(賃貸・発電設備の簿価(億円))× 価格 0.39(簿価に対する年間の賃料・売電収入の割合(倍))→ 売上 3 億円・営業利益 1 億円。単価1.19倍

倍率:ROEは約3%でkを大きく下回る。値決めの力が通販に移った構造的に弱い姿として、1÷kの約66%の8.5倍。余った現金は0.75倍の額で足した。

確率:上位3社に4割強を頼る構造で、通販の値下げ圧力は現実的。会社自身が2027年3月期の減益を見込み、利益率7%台の年は過去にも多い。

悲観 10% ブランドが崩れ、利益がほぼ消える 利益 2 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 909 円22 億円

安い輸入工具が中位の価格帯を奪い、電気自動車の普及でエンジン回りの整備も減る。工具の点数は25%減り、価格は1.10倍しか上がらない。

営業利益率は3%に落ちる。管理の不祥事が再び起き、トヨタなど大口の取引も細る。

純利益は2億円弱。配当は減らしつつ維持し、10年で20億円を配る。

賃貸と発電の稼ぎ、純現金は残るが、事業の価値は大きく損なわれる。neprosのブランドは一部の整備士の道具にとどまる。値段の床は、事業の稼ぎではなく、純現金と賃貸不動産の価値になる。ただし、現金の使い方は少数株主には決められない。

  • 工具:数量 152(出荷点数(万点))× 価格 4,400(1点あたりの平均販売価格(円))→ 売上 67 億円・営業利益 2 億円。点数0.75倍・単価1.10倍・利益率3%
  • ファシリティマネジメント:数量 7.9(賃貸・発電設備の簿価(億円))× 価格 0.36(簿価に対する年間の賃料・売電収入の割合(倍))→ 売上 3 億円・営業利益 1 億円。単価1.10倍

倍率:ROEは1%台で、稼ぐ力(純利益÷k)は約24億円。純現金と賃貸不動産の床(約22億円)とほぼ並ぶので、床の額を今の自己資本126億円に対する0.175倍で書いた。

確率:通販での値崩れ・整備需要の縮小・管理の不祥事が重なる構造的な負け。純現金と賃貸の下支えがあり、2009〜2010年以外は黒字だったので1割にとどめた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

工具

自動車整備用のレンチ・ソケット・スパナ、電設・医療用工具、精密鋳造。高級品nepros、IoTのTRASAS。トラスコ中山・ヤマト自動車・トヨタが主な売り先。

数量出荷点数(万点)価格1点あたりの平均販売価格(円)売上営業利益
今 2026/03 202 4,000 81 7
10 年後 中立 202 5,280 107 10

取り方:2026年3月期の工具事業の売上80.8億円(有報)を、セットものを含む平均単価を4千円として点数に直した推定(約202万点)。営業利益は全社7.5億円から賃貸・発電の推定1.0億円を引いた推定。

ファシリティマネジメント

旧本社・久御山町の物件の賃貸と、太陽光発電の売電。

数量賃貸・発電設備の簿価(億円)価格簿価に対する年間の賃料・売電収入の割合(倍)売上営業利益
今 2026/03 7.9 0.33 3 1
10 年後 中立 7.9 0.43 3 1

取り方:有報の賃貸不動産と発電設備の簿価(旧本社2.25億・久御山5.02億・太陽光0.65億)を数量とし、売上2.6億円を割った値を単価とした。営業利益は利益率4割弱の推定。

リスクと懸念

販売先の集中

トラスコ中山18%、ヤマト自動車14%、トヨタ12%で売上の4割強を占める。通販での値下げ要求や、トヨタの車載工具の仕様変更があれば、数量と利益率が同時に落ちる。

管理と品質の弱さ

子会社の不適切会計で調査費5.6億円を払い、デジタルトルクレンチの自主回収も出した。管理が再び緩めば、特別損失とブランドの傷が重なる。

整備需要の縮小

整備士の減少と電気自動車の普及で、エンジン回りの整備工具の数量が減る。締め付けの記録を残す工具が、その減りを補えるかが分かれ目になる。

安い輸入工具との比較

通販では台湾・中国製の工具が並んで比べられる。中位の価格帯で値段が崩れれば、neprosの高級品以外の利益率が削られる。

資本の使い道

純現金22億円と賃貸不動産の使い道が決まっていない。ROE8%の目標が還元を伴わず、低い稼ぎの事業への投資に向かえば、資本効率は改善しない。

今後の分かれ目

2028年3月期までに営業利益率が10%を超え、2年続いたら
計画の実行力を認め、やや楽観の確率を厚くする。
自社株買いや配当性向の引き上げが数字で示されたら
余った現金の戻り方を1.0に上げ、ROE8%の目標の確度を上げる。
TRASASなど記録の残る工具が、自動車・航空機の組立ラインで標準になったら
数量の伸びを上げ、楽観側を厚くする。
上位の販売先が値下げを求め、利益率が7%を割ったら
やや悲観・悲観の確率を厚くする。
子会社や品質で新たな不祥事が出たら
管理の弱さが続くとみて、悲観側に寄せる。

見ておくもの

  • 営業利益率(計画の10%に近づくか)
  • 上位3社の販売先の売上比率
  • 自社株買い・配当性向の方針
  • TRASAS・nepros IDの売上
  • 特別損失・品質問題の有無

倍率と資本コストの決め方

今の株価は見ずに、工具の出荷点数×平均単価と賃貸・発電で10年後の利益を積んだ。点数は横ばい、単価は物価の1.34倍を通販の値下げ圧力で少し割り引いた1.32倍。中立の営業利益率9.5%は過去12年の山10.8%と計画の10%の下。ROEが資本コストに届かないため、PERは1÷k(約12.9倍)を上限に、利益の質から約8割に置いた。余った現金は戻り方0.75で足した。今の時価総額と比べたのは最後。リースは小さく新基準の影響は軽い。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11.6→13.33 倍・やや楽観 PER 11→13.33 倍・中立 PER 10.3→13.33 倍)。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(金属製品)の AI 分析

割安 東洋シヤッター5936 国内3番手のシャッター会社。点検の稼ぎが育ち、利益の割に値段は安い。割安と見る 本質価値との差 +81.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 三洋工業5958 天井・床の下地材で知られる堅実な建材メーカー。時価総額の半分が現金で、事業の稼ぎを考えれば今の値段はかなり安い 本質価値との差 +65.6% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三和ホールディングス5929 国内寡占・世界シェア首位の開口部メーカー、改修需要と海外M&Aの果実を乗せれば割安と出る 本質価値との差 +63.7% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ジーテクト5970 車体骨格プレス部品の中堅。中立の姿でも今の値段は割安寄りだが、ホンダ依存と重い設備投資が割り引きの理由だと筆者は見る 本質価値との差 +62.0% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 文化シヤッター5930 国内2位のシャッター専業。利益率の低い建材部門が重しで、確率で重みをつけるとやや割安 本質価値との差 +60.9% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 エイチワン5989 ホンダ向け 86% のフレーム専業。3 年連続赤字から立ち直ったが、顧客の偏りと重い投資を考えると、割安度は見かけほど大きくないと筆者は見る 本質価値との差 +60.7% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 フジマック5965 病院・給食・外食の厨房を一括で請け負う堅実な中堅。土地売却で現金が積み上がり、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +57.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日創グループ3440 パネルとデータセンター向け筐体は伸びるが、寄せ集めの事業で ROE が資本コストに届かない 本質価値との差 +56.6% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 エムケー精工5906 門型洗車機と調理家電の長野の会社。直近の利益は山で、中立でも自己資本の厚みが評価に残る 本質価値との差 +53.3% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 サンコーテクノ3435 あと施工アンカーの国内首位。利益の安定と財務の堅さに比べ、今の値段は低い 本質価値との差 +52.0% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 MIEコーポレーション3442 工場の配管をつなぐステンレスの継手の専業。値上げで利益は倍増したが、還元が細く借金もある。今の値段はほぼ適正で、わずかに安い程度 本質価値との差 +49.9% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 昭和鉄工5953 九州の熱の老舗が値付けを覚え、3 年で利益率は 9% に。持ち合い株を除いても今の値段は稼ぎに比べて安い 本質価値との差 +49.2% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 不二サッシ5940 ビル用サッシの老舗。利益は薄いが、値段は稼ぐ力に対して安く、借入の重さを織り込んでもやや割安 本質価値との差 +45.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 リンナイ株式会社5947 実質無借金で稼ぐ力は安定している。米国の電化と海外の伸びを織り込んでも、今の時価総額には安全域がある 本質価値との差 +42.4% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 株式会社RS Technologies3445 再生ウェーハで世界一という稼ぐ力は本物だが、中国の新品ウェーハと重い投資を差し引くと、今の値段に余裕は乏しい 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 株式会社マルゼン5982 稼ぎは堅く、現金も厚い。ただ利益率は過去最高で、今の値段に安全域は見えない 本質価値との差 +36.4% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 宮地エンジニアリンググループ3431 老朽橋の補修は長く続くが、足元は発注減で利益が半減。谷の深さと現金の厚さを踏まえると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +34.4% · 10 年 割安(年 +9.8%) やや割安 日東精工5957 小さなねじとねじ締め機の堅実な会社。伸びの前提がすでに値段に入り、ほぼ適正と見る 本質価値との差 +29.5% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ネポン7985 ハウス暖房機の老舗だが、利益率は1%前後に沈み借金も重い。立ち直れば安いが、その確度は低い 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 中西製作所5941 学校給食に強い厨房機器メーカー。実績は良いが大型投資で借入が増える局面で、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 川田テクノロジーズ3443 橋の補修需要は追い風だが、利益は山の高さにある。値段は価値を1割ほど下回るにとどまり、割安とは言い切れない 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 横河ブリッジホールディングス5911 橋の老朽化は追い風だが新設が細る。高い買い物の消化と資本効率が価値を分ける 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 トーソー5956 カーテンレール最大手で窓まわり 3 社の一角。値上げで利益は戻ったが、資本の効率は低く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 三協立山5932 サッシ大手3位。借金が重く、利益の戻りに値段が左右される。今の値段は、戻りを織り込んだほぼ妥当な水準 本質価値との差 +19.4% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 東プレ5975 プレス部品と冷凍車の二本柱。日産依存と薄い利益率を考えると、本質価値は今の値段をやや下回ると筆者は見る 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 山王3441 AI 配線の追い風で稼ぎは跳ねたが、コネクタ大手の下請けという立場は変わらず、今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 岡部5959 国内の建設需要が細る中、米国の伸びが穴を埋める。だが資本効率が資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ケー・エフ・シー3420 あと施工アンカーとトンネル資材の老舗。利益率は昔の半分まで落ちた。純現金と補修需要が支え、今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 カネソウ5979 溝ぶたと建築金物の三重の老舗。預金が時価総額を超えるが創業家の下で眠り、今年の株価の倍増で10年ではやや割高 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 アルインコ5933 足場の新製品で稼ぐ堅実な会社。ただ、赤字の2事業が足を引き、利益の回復を見込んでも本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +12.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 トーカロ3433 半導体装置の消耗部品に皮膜を付ける隠れた寡占企業。稼ぐ力は本物だが、今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 株式会社J-MAX3422 ホンダ系プレス部品。売上の半分が中国と日本のホンダ向けで、借金が重い。中国の電池・新興メーカー向けが伸びても、ホンダの縮みと金利で、今の値段は妥当かやや高い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 アトムリビンテック3426 扉と収納の金物を企画するファブレスの老舗。金融資産は時価総額を上回るが、本業の稼ぎは細く、戻り方も弱い。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) 適正 東京製綱5981 国内ワイヤロープの老舗は今期が過去最高益だが、資本効率は低く、今の値段にやや先走り感がある 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 特殊電極3437 製鉄所の摩耗を溶接で直す職人集団で、技術は本物だが顧客の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 兼房5984 丸鋸と木工刃物の専業。資産は厚いが稼ぐ力は資本コストに届かず、値段は資産と稼ぎの間にある 本質価値との差 +7.4% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アルファ3434 薄利の自動車部品と、縮む国内の住宅錠。自己資本の厚さが救いだが、稼ぎは資本コストに届かない 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 株式会社ファインシンター5994 自動車の駆動系に入る焼結部品の会社。電動化で縮む本業と重い借金のなか、利益は薄く、10 年の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 協立エアテック5997 ビルの防火ダンパーと住宅の全館空調の部品。堅実だが稼ぎは資本コストに届かず、現金も戻らない 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 駒井ハルテック5915 資産は厚いが稼ぐ力が薄い。橋と鉄骨は物価並みで、風車タワーの当たり外れが価値を分ける 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ダイニチ工業5951 石油ファンヒーターと加湿器の国内首位。事業は堅いが時価総額と同規模の現金・有価証券が眠り、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 那須電機鉄工5922 送電鉄塔の需要は堅いが、今の利益は山。ためた資金の使い方が評価を決める 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 天龍製鋸5945 チップソー専業で無借金。事業の稼ぐ力は資本コストに届かず、現金と持ち合い株が値を支える会社 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 サンコール5985 稼ぎ頭は光通信コネクタに移ったが、高い利益率の持続を織り込みすぎ。10年の価値は今の時価総額を下回ると筆者は見る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 株式会社長府製作所5946 利益は小さく、資産は大きい。会社がその資産を株主に返すかどうかで、値打ちが決まる 本質価値との差 −3.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 中国工業5974 国内のLPガス容器の 3 本に 1 本を作るが、市場は細り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 立川ブラインド工業7989 窓まわり国内最大手。純現金は厚いが稼ぐ力が資本コストに届かず、10 年で見ると割高に寄る 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +4.8%) 適正 エスイー3423 インフラ補修の追い風はあるが、研究開発の費用が利益を食う。10年の稼ぎは今の値段を下回る 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ロブテックス5969 エビ印のプライヤとリベットの工具で知られる老舗。名前は残るが利益率は 3% に落ち、資本コストに届く道は細い 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) やや割高 川岸工業5921 スカイツリーや国立競技場にも関わった鉄骨の名門。ただし利益は山を越え、帳簿の厚さほど稼ぐ力はないため、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 瀧上工業5918 橋と鉄骨の本業は薄利。価値の中心は持ち合い株だが、少数株主に届く道は細い 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 パイオラックス5988 自動車の小物部品と医療機器の会社。資本は厚いが稼ぐ力が追いつかず、今の値段は割高寄りと筆者は見る 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイケン5900 引戸の金物や自転車置場を作る大阪の老舗。現金と投資株で時価総額に迫るが、本業の利益は薄く資本に見合わない。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 三ツ知3439 自動車用の特注ファスナーの専業。シートの部品は電気自動車でも要るが、値下げ要請で薄利が続き、資本効率は資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 トーアミ5973 溶接金網の老舗が型枠工事の買収で事業を広げる。帳簿は時価総額の3倍あるが、稼ぎは資本コストの3分の1にとどまり割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 モリテック スチール5986 エンジン部品向けの特殊帯鋼を売る商社。電動化で主力の需要が細り、稼ぐ力は資本に見合わず割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 株式会社SUMCO3436 AI向け300mm先端ウエハーへの転換は本物だが、成熟品の重荷と資本の重さを踏まえると今の値段はすでに回復の先を映す 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大谷工業5939 電柱と通信線の金物を作る富山の老舗。配電網の更新で底堅いが、利益をため込む同族経営で資本の稼ぎが薄く割高 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 コロナ5909 事業の稼ぐ力は細く、厚い金融資産も少数株主には動かせない。割高と見る 本質価値との差 −23.8% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 東洋製罐グループホールディングス株式会社5901 縮減と増配で株主還元は厚くなるが、ROEは資本コストに届かず本質価値は今の株価より低い 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 稲葉製作所3421 国内首位の物置と自己資本の4割近い現金を持つが、利益率は薄く資本効率は低い。現金を価値に足してもなお今の値段は割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社ノーリツ5943 給湯器で国内2位の寡占だが、稼ぐ力はリンナイの6分の1。利益が戻っても、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ネツレン5976 高周波熱処理と高強度鋼線の老舗。国内シェアは高いが儲けが薄く、稼ぐ力に比べて今の値段は割高 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 共和工業所5971 建設機械用ボルトの国内トップ。現金は厚いが戻らず、利益は薄い。値段には余裕がなく割高と見る 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 日本発條5991 懸架ばねとHDDサスペンションの二本柱、AI需要は本物だが北米再建待ちで今の株価は割高寄りと筆者はみる 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アドバネクス5998 医療と航空機のばねで稼ぎ頭を育てつつあるが、自動車と海外工場の重荷が残る。今の値段は先を行く 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 アルメタックス5928 積水ハウスに売上の半分を頼るサッシの系列メーカー。本業はほぼ稼がず、現金と持ち合い株は厚いが株主には届きにくい 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 株式会社LIXIL5938 稼ぐ力は戻りつつあるが、借金と金利が利益を食う。今の値段は回復をかなり先取りしている 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 イワブチ5983 電柱まわりの金具を作る小さな高自己資本の会社。直近の高い利益率は続きにくく、10年で見れば今の値段は割高と筆者は考える 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ホッカンホールディングス5902 缶・PET容器と飲料の受託充填の会社。借金が重く、稼ぐ力が資本コストに届かないため、今の値段は先取りしすぎている 本質価値との差 −37.1% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 日本フイルコン5942 製紙用の網を作る老舗。国内の縮小が続くなか、賃貸が利益を支えるが、10年の価値は今の時価総額を4割ほど下回る 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 テクノフレックス3449 半導体向けの真空配管と継手で利益が急伸。ただし今の利益は工事の山にあり、10 年で見ると割高と筆者は見る 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 高田機工5923 老朽橋の更新という追い風はあるが、工場が埋まらず稼ぐ力は細い。配当の下限が支えでも、今の値段は高い 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 アマテイ5952 国産の釘と自動車向けの特殊ねじを作る小さな老舗。利益は安定してきたが、資本コストに届かない稼ぎと借入の重さで、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −43.5% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 スーパーツール5990 吊クランプと作業工具の老舗。土地は厚いが事業の稼ぎは資本コストに遠く、新工場の成果待ちで割高 本質価値との差 −53.2% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 オーネックス5987 金属を焼いて硬くする請負の会社が、突然AIデータセンターへ。本業は細く、株主の取り分も揺らぐ。今の値段は高い 本質価値との差 −53.6% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 中央発條5992 トヨタ系のばね専業。薄利と繰り返す工場事故が重く、今の値段は計画の達成を先取りしていると筆者は見る 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 日本製罐5905 18リットル缶と美術缶の専業。市場は縮み、2期続けて営業赤字。賃貸の利益が支えだが、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ワイズホールディングス5955 自動車・家電向けのねじとばねが主力。純現金は厚いが稼ぎが薄く、10年の中立でも今の値段に届かない 本質価値との差 −65.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ジェイテックコーポレーション3446 X線ミラーで世界の放射光施設に納める希少な技術企業。ただし利益は山谷が激しく、いまの値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −70.8% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 日本パワーファスニング5950 建築用のねじとアンカーの専業。積水ハウスに売上の4分の1を頼り、利益はほぼ出ない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −81.3% · 10 年 割高(年 −8.4%) 割高 テクニスコ2962 放熱部品の小型メーカー。2 期の大赤字から黒字目前だが、借金が重く、AI 期待が先行。利益で測った本質価値は今の時価総額の 1 割に満たず割高 本質価値との差 −90.5% · 10 年 割高(年 −13.5%)

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読んだ資料

  1. 京都機械工具 有価証券報告書(2026年3月期)要点
  2. 京都機械工具 中期経営計画(Restart KTC vision 2030)

分析日 2026-10-20