株譜
AI 銘柄分析 · 機械 · 試作

ディスコ 6146

切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)58,179 円6.31 兆円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)51,230 円5.56 兆円差 +13.6%
10 年後から見ると やや割安 価値 58,179 円6.31 兆円 · 差 +13.6% · 期待の年率 +7.9%
期待の年率リターン(10 年)+7.9%資本コスト比 +0.9 pt
推定の資本コスト7.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ディスコは、半導体ウェーハを切り、削り、磨く精密加工装置の世界首位だ。ダイシング(切断)装置の世界シェアは 7〜8 割、グラインディング(研削)装置は 6〜7 割。筆者の結論は、事業は第一級だが値段が先を行きすぎている、というものだ。総合ではやや割高(−19%)になった。

稼ぎの形が良い。装置を売ると、ブレードや砥石という消耗品が毎年売れ続ける。消耗品は売上の 4 割近くを占める。装置が増えるほど、安定した収益も積み上がる。無借金で、自己資本比率は 79% ある。

追い風は AI だ。AI 向けの GPU や積層メモリ(HBM)は、ウェーハを極薄にして切り出す難度を上げる。その加工は、ディスコの装置と消耗品の両方を必要とする。中立では、後工程の市場が実質で約 2.7 倍に伸びると置いた。名目では年 14% の成長になる。機械業界の標準よりかなり高いが、先端パッケージという固有の需要がある。

10 年後の中立は、営業利益率 39%、ROE 20%、PER 17 倍弱。時価総額は今を 4 割ほど上回る。ただし半導体は谷が深い。谷の確率を厚く入れて資本コスト 7% で割り引くと、本質価値は今を 2 割弱下回る。顧客は最先端の数社に集中する。筆者は、AI 投資が長く続き、谷も浅いという前提を、今の値段が先に払っていると見る。

バリュー投資の観点から

筆者が最初に見るのは、株主が自由に取り出せる利益だ。ディスコは研究開発の負担が軽く、高い営業利益率をそのまま現金に変えやすい。ただし受注は半導体の投資循環に強く連れて動く。好況の 1 年の利益を、将来にそのまま引き伸ばしてはいけない。

堀の幅は広いと筆者は見る。ダイシングとグラインディングで、ほぼ独占に近い。装置と消耗品を一体で握る継続収益も強い。顧客のラインに組み込まれているため、替えにくさも堀の一部だ。

警戒するのは顧客の偏りだ。最先端の数社に集中するので、1 社の投資計画の変更が全体に響く。10 年先の姿を読みにくい点でもある。

資本の使い方は評価できる。大型買収に走らず、自前で技術を掘り、配当で分かりやすく返す。

最後に安全域だ。今の PBR は 11 倍超、PER は 49 倍にのぼる。AI の実装が深まり、それがかなり長く続くという前提を、今の値段が先に払っている。安全域は薄い。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの柱は、半導体ウェーハや電子部品を加工する精密加工装置だ。開示は単一セグメントだが、中身は装置本体と消耗品の二本立てになる。

装置は、ダイシング(切断)、グラインディング(研削)、研磨を担う。消耗品は、装置に付けるダイヤモンドブレードや研削砥石だ。「キラ」の商標で知られ、使うたびに減って交換される。売上の 4 割近くがこちらだ。

装置と消耗品を一体で開発するのが、この会社の流儀だ。社内では「切る・削る・擦る」の頭文字を取って KCSS と呼ぶ。顧客の量産ラインは、加工条件を決め込んだうえで動く。装置を替えると条件を取り直さねばならず、顧客は替えにくい。

顧客は TSMC、サムスン、SK ハイニックス、マイクロンなど最先端の工場だ。NVIDIA や AMD が設計する AI 向けの GPU と HBM の増産が、薄く切り出す難度を押し上げている。次の成長の種は、チップを積み重ねる TSV と、直接つなぐハイブリッドボンディングだ。

創業は砥石づくりにある。切る・削る技術を磨いた延長で、セラミックコンデンサなど電子部品向けにも広がった。

優良さと弱いところ

筆者が見る堀は、世界シェアとつなぎ止める力だ。ダイシングで 7〜8 割、グラインディングで 6〜7 割を握る。競合は東京精密と岡本工作機械製作所など少数にとどまる。

顧客を縛るのは、装置と消耗品を一体で握る構造である。装置を替えるには加工条件を取り直す。その手間と歩留まりの不安が、顧客の背中を止める。営業利益率は 42% 超、ROE は 23% 台。無借金で、自己資本比率も 79% と厚い。

社内の仕組みも変わっている。社内通貨「Will」で仕事を売り買いし、個人単位で独立採算をとる。人件費の一部が仕事の量に連動し、谷の固定費が重くなりにくい。

弱点は二つある。一つは半導体の投資循環で、ITバブル崩壊とリーマンショックでは営業利益率がほぼゼロまで落ちた。もう一つは中国の新興メーカーだ。中位の性能帯で国産化が進めば、長い目ではシェアが削られる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

後工程の市場は、AI 向け先端ロジックと HBM の投資で広がっている。先端パッケージ固有の需要が、前工程の設備投資に上乗せされる構造だ。

筆者は、この市場を前工程の設備投資より小さな隣の市場と見ている。担い手は、ディスコ、東京精密、岡本工作機械製作所の日本勢が中心だ。チップを何段にも積み、より薄く加工する流れは、装置と消耗品の両方の単価と需要を押し上げる。

前工程の投資は、東京エレクトロンの見方で 10 年後に 2,600 億ドル前後になる。後工程も同じ半導体の景気と AI 投資を共有する。10 年後の市場は、名目で 87 億ドルほどとみた。

ただし循環はなくならない。2001 年と 2008 年の谷では、需要が急に引いた。受注は先読みと在庫調整で大きく揺れる。AI 投資の柱が増えても、この揺れは消えない。

中国の装置国産化も気になる。今は中位の性能帯にとどまるが、10 年あれば競争の形を変えうる。顧客の側も、特定の 1 社に頼りたくない。装置を複数社から買う動きが強まれば、価格の交渉力が変わる。

資本政策と M&A

還元の中心は配当だ。基本の配当性向は 25% で、期末に余った資金の 3 分の 1 を追加で配る。2026 年 3 月期の配当性向は 40%、増配は 7 期連続になった。自社株買いはごく限られる。

大きな買収はほとんどしない。装置と消耗品を自前で深く掘る成長が基本だ。無借金で自己資本比率も高いため、研究開発と還元を同時に進める余力はある。筆者は、この規律を評価する。

中期経営計画を、あえて作らない。長期ビジョン「DISCO VISION」で 2030 年の企業像を示すだけだ。短い期間の数値目標に縛られない経営だが、外から業績を見通しにくい面もある。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

強気の見方は、AI 投資はまだ序盤だと言う。NVIDIA や AMD の GPU、HBM4 のような先端メモリは、これから何世代も増える。そのたびに、ウェーハをもっと薄く、もっと精密に切る要求が強まる。ディスコの装置と消耗品は、両方で需要が伸びる。

独占は簡単には崩れない、とも言う。シェアは切断で 7〜8 割、研削で 6〜7 割だ。装置と消耗品を一体で作り、顧客のラインに食い込んでいる。東京精密など競合はいるが、最先端の工程では技術の差が大きい。

消耗品は売上の 4 割近い。装置が増えるほど、継続収益が積み上がる。無借金で自己資本比率は 79%。研究開発と還元を並行して進められる。社内通貨「Will」の独立採算は、谷で人件費を機動的に調整する助けにもなる。AI の実装が深まる限り、装置の更新と消耗品の需要は同時に増える、という主張だ。

筆者から見ても、この論点は筋が通る。問題は期間だ。10 年は、AI の投資が複数の波を越えられるかを問う長さである。

慎重な見方

慎重な見方はまず、この市場の狭さを突く。ディスコが大半を握るので、顧客の投資計画の変更が、そのまま業績に響く。2001 年も 2008 年も、営業利益率はほぼゼロまで落ちた。AI 向けの需要が先走れば、メモリもロジックも設備が余り、急に失速しうる。

中国の国産化にも触れる。今は中位の性能帯だけだが、10 年は長い。東京精密との価格競争が、じわじわ強まる可能性もある。

最後に値段だ。PBR は 11 倍超、PER は 49 倍。資本財の会社としては、過去に例のない高さだ。AI の実装が長く続くという期待を、かなり強く織り込んでいる。会社は中期経営計画を作らず、数値目標を示さない。投資家は将来を検証しにくい。期待が少しでもしぼめば、業績が落ちる前に、倍率の縮みだけで株価が大きく下がる、という主張だ。

筆者も、高い倍率の怖さは軽く見ない。業績が予想どおりでも、評価の水準が戻るだけで、投資家の 10 年の成果は薄くなる。

どちらに重みを置いたか

事業の強さでは、強気の見方に説得力がある。装置と消耗品の組み合わせは、堀として本物だ。一方、顧客の集中、循環の谷の深さ、今の倍率の高さでは、慎重な見方にも分がある。

筆者は、中立を最も厚くしつつ、谷の深さを見て悲観側を 35% まで増やした。中立でも、10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るにとどまる。確率で重ねると、今を 2 割弱下回る。今の値段が正当化されるのは、楽観とやや楽観が続く時に近い。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 98,675 円10.70 兆円(+ 配当配当と自社株買いの合計 11,246 円1.22 兆円)。 今の値に割り戻すと 58,179 円6.31 兆円、今との差 +13.6%、 期待の年率 +7.9%(資本コスト 7.0%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 13% 190,930 円20.71 兆円 23,140 円2.51 兆円 +317.9% +15.4% 27,829 円3.02 兆円
やや楽観 22% 145,751 円15.81 兆円 15,716 円1.70 兆円 +215.2% +12.2% 35,523 円3.85 兆円
中立 30% 109,324 円11.86 兆円 10,530 円1.14 兆円 +134.0% +8.9% 35,956 円3.90 兆円
やや悲観 22% 34,119 円3.70 兆円 5,791 円6,282 億円 −22.1% −2.5% 8,780 円9,524 億円
悲観 13% 11,426 円1.24 兆円 2,668 円2,894 億円 −72.5% −12.1% 1,832 円1,987 億円
加重平均100% 98,675 円10.70 兆円11,246 円1.22 兆円 +114.6% +7.9% 109,920 円11.92 兆円

今の株価時価総額 51,230 円5.56 兆円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.0% を下回るほど割高。

楽観 13% 独占を維持しながら複数世代のAI実装を取り切る 利益 8,371 億円 · PER 24.4 倍 · 株価時価総額 190,930 円20.71 兆円

最も理想的な 10 年だ。AI、先端パッケージ、次世代メモリの投資の波が何度も重なる。後工程の市場は名目で 116 億ドルまで広がる。

技術の転換が連続する。TSV、ハイブリッドボンディング、さらにその先の 3 次元積層。ディスコはそのたびに、装置と消耗品の両方で新しい採用を取る。シェアは 80% まで上がる。営業利益率は 38% を 10 年保つ。

消耗品も伸びる。装置の稼働台数が積み上がり、営業利益率は 60% まで上がる。東京精密や岡本工作機械製作所との差は開き、中国勢は最先端に届かない。無借金と配当中心の還元は変わらない。

  • 精密加工装置(ダイシング・グラインディング等):数量 86.0(世界の後工程精密加工装置市場(億ドル、ダイシング・グラインディング・薄膜化等、今の値段で測った実質))× 価格 161(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 13,869 億円・営業利益 5,270 億円。市場116億ドル(名目)×シェア80%、営業利益率38%
  • 消耗品(精密加工ツール):数量 142(稼働しているディスコ装置の台数(千台、推定))× 価格 739(装置 1 台あたりの年間の消耗品購入額(万円、推定))→ 売上 10,483 億円・営業利益 6,290 億円。営業利益率60%

倍率:事業の純利益 8,353 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 32.7% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.67(moat=strong)で RONIC 24.1%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 24.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 24.4 倍 + 余った現金(戻り方込み)1,300 億円。全体の PER 24.43 倍、時価総額 205,359 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:10年の間にTSV・ハイブリッドボンディング・次世代HBMという複数の技術転換を連続して取り切る必要があり、実現すれば非常に強いが連続成功の確度は高くない。

やや楽観 22% AI実装の高度化が成長の主軸として定着 利益 6,375 億円 · PER 24.1 倍 · 株価時価総額 145,751 円15.81 兆円

AI 実装の高度化が、成長の主軸として根づく。後工程の市場は名目で 99 億ドル。ディスコのシェアは 76% に上がり、営業利益率 34% は過去の最高圏のまま 10 年近く続く。

TSV とハイブリッドボンディングの需要が柱になる。消耗品は装置の台数に支えられ、営業利益率は 58% まで伸びる。

競合は残る。それでも装置と消耗品を一体で握る戦略が、優位を守る。AI の投資が学習用の一波で終わらず、推論やエッジ向けにも波が重なる。成長の裾野が広がる 10 年だ。消耗品の利益率も、装置の台数と薄く硬い材料の増加で、じわじわ上向く。

  • 精密加工装置(ダイシング・グラインディング等):数量 74.0(世界の後工程精密加工装置市場(億ドル、ダイシング・グラインディング・薄膜化等、今の値段で測った実質))× 価格 153(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 11,337 億円・営業利益 3,855 億円。市場99億ドル(名目)×シェア76%、営業利益率34%
  • 消耗品(精密加工ツール):数量 116(稼働しているディスコ装置の台数(千台、推定))× 価格 739(装置 1 台あたりの年間の消耗品購入額(万円、推定))→ 売上 8,601 億円・営業利益 4,989 億円。営業利益率58%

倍率:事業の純利益 6,357 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 30.2% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.67(moat=strong)で RONIC 22.4%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 24.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 24.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)1,300 億円。全体の PER 24.11 倍、時価総額 154,562 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:AI関連の後工程需要が業界の主役として定着するという、業界見通しの上位レンジに近い想定。

中立 30% 中立:後工程市場は構造的に大きくなるが倍率は平常化 利益 4,781 億円 · PER 23.7 倍 · 株価時価総額 109,324 円11.86 兆円

中立は、市場は大きくなるが、倍率は平常に戻る 10 年だ。後工程の市場は名目で 87 億ドル。今の約 3.6 倍で、物価を除くと約 2.7 倍にあたる。

ただしシェアは 72% で、今からの改善は小さい。最先端の投資は続くが、TSV やハイブリッドボンディングの転換のたびに、東京精密などとシェアを奪い合う。得るものと失うものが打ち消し合う。

営業利益率は 30% まで落ち着く。消耗品は売上の 4 割前後を保ち、営業利益率 55% で業績を支える。循環は消えない。ただし AI 需要が谷を浅くする。筆者は、特別な超過成長が一巡し、普通に強い優良企業として評価される姿を中立に置いた。

  • 精密加工装置(ダイシング・グラインディング等):数量 65.0(世界の後工程精密加工装置市場(億ドル、ダイシング・グラインディング・薄膜化等、今の値段で測った実質))× 価格 145(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 9,434 億円・営業利益 2,830 億円。市場87億ドル(名目)×シェア72%、営業利益率30%
  • 消耗品(精密加工ツール):数量 94.6(稼働しているディスコ装置の台数(千台、推定))× 価格 739(装置 1 台あたりの年間の消耗品購入額(万円、推定))→ 売上 6,989 億円・営業利益 3,844 億円。営業利益率55%

倍率:事業の純利益 4,763 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 27.2% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.67(moat=strong)で RONIC 20.5%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 23.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 23.7 倍 + 余った現金(戻り方込み)1,300 億円。全体の PER 23.69 倍、時価総額 114,131 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:東京エレクトロンのWFE市場見通し(10年後2,600億ドル、+122%)よりやや高い成長率を置き、AI先端パッケージングの上乗せと倍率の平常化を組み合わせた中心シナリオ。

やや悲観 22% シェアがじわり侵食される 利益 2,565 億円 · PER 12.8 倍 · 株価時価総額 34,119 円3.70 兆円

中国の新興メーカーの国産化が、東京精密や岡本工作機械製作所が守る中位帯まで広がる。ディスコのシェアは 63% に下がる。後工程の市場も名目で 70 億ドルと、伸びが鈍る。

TSMC とサムスンの最先端投資は続くが、勢いは落ちる。営業利益率は 20% まで下がる。AI 投資も一段落し、過去 10 年ほどの成長は戻らない。

それでも崩れはしない。最先端のダイシングとグラインディングでは、優位を保つ。消耗品は稼働中の装置に支えられ、営業利益率 45% を守る。配当中心の還元は、規模を縮めながら続く。成長のわりに値段が付きにくい、地味な優良企業になる 10 年だ。

  • 精密加工装置(ダイシング・グラインディング等):数量 52.0(世界の後工程精密加工装置市場(億ドル、ダイシング・グラインディング・薄膜化等、今の値段で測った実質))× 価格 127(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 6,604 億円・営業利益 1,321 億円。市場70億ドル(名目)×シェア63%、営業利益率20%
  • 消耗品(精密加工ツール):数量 69.1(稼働しているディスコ装置の台数(千台、推定))× 価格 739(装置 1 台あたりの年間の消耗品購入額(万円、推定))→ 売上 5,107 億円・営業利益 2,298 億円。営業利益率45%

倍率:ROE 14.0%。今の利益はそのまま残り、先で薄れるのは新しく投じるお金の稼ぎだけとみて、RONIC = k 7% + 残る割合 2/3 ×(14.0 − 7.75)= 11.9%、長期の成長率 g 4.2% から正当化 PER = (1 − g÷RONIC)÷(k − g)= 18.4 倍。半導体投資の深い谷と中国・日本の競合の追い上げで利益が細る筋書き。ROE は k を上回るが、先で薄れる稼ぎを多めに見て、上限の 7.0 割の 12.8 倍に置いた。 余った現金 975 億円(戻り方 1.0)を別に足した。

確率:中国などの新興メーカーの国産化が中位性能帯まで広がり、後工程市場の伸び自体も鈍化する想定。業界見通しのうち弱めのレンジに相当。

悲観 13% 構造的に優良さを失う 利益 928 億円 · PER 12.8 倍 · 株価時価総額 11,426 円1.24 兆円

技術の転換で、独占が崩れる 10 年だ。東京精密などの競合と中国の新興メーカーが、最先端の工程にも食い込む。ディスコのシェアは 48% まで落ちる。

TSMC とサムスンは装置を複数社から買うようになる。SK ハイニックスとマイクロンの HBM 投資も、米中対立で見通せなくなる。後工程の市場は名目で 74 億ドルに伸びても、シェアの損失が直撃し、営業利益率は 8% まで沈む。

消耗品も価格競争に巻き込まれ、営業利益率は 30% に下がる。技術の優位は一部に残る。だが、ほぼ独占という評価は外れ、普通の精密加工装置の会社として値が付く。

  • 精密加工装置(ダイシング・グラインディング等):数量 55.0(世界の後工程精密加工装置市場(億ドル、ダイシング・グラインディング・薄膜化等、今の値段で測った実質))× 価格 97(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 5,322 億円・営業利益 426 億円。市場74億ドル(名目)×シェア48%、営業利益率8%
  • 消耗品(精密加工ツール):数量 50.9(稼働しているディスコ装置の台数(千台、推定))× 価格 739(装置 1 台あたりの年間の消耗品購入額(万円、推定))→ 売上 3,763 億円・営業利益 1,129 億円。営業利益率30%

倍率:ROE 6.7% が k 7% 以下で、ためた利益は額面を下回る価値なので PER は 1÷k = 12.9 倍まで。技術の転換で独占が崩れ、消耗品も細る構造悲観。ROE が k を下回るので、稼ぐ力(純利益 ÷ k)を上限に、上限の 9.0 割の 12.78 倍に置いた。 余った現金 650 億円(戻り方 1.0)を別に足した。

確率:東京精密など競合や中国の新興装置メーカーが最先端工程にまで食い込み、かつ循環の谷が同時に来るという複合シナリオ。技術優位の喪失は一度始まると10年で後退しやすいため低頻度だが無視できない確率を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

精密加工装置(ダイシング・グラインディング等)

半導体ウェーハ・電子部品を切断(ダイシング)・研削(グラインディング)・研磨する装置本体。独自のKCSS(切る・削る・擦る)という加工思想に基づく精密機械。

数量世界の後工程精密加工装置市場(億ドル、ダイシング・グラインディング・薄膜化等、今の値段で測った実質)価格実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/03 24.5 111 2,720 979
10 年後 中立 65.0 145 9,434 2,830

取り方:ダイシング装置で世界シェア 7〜8 割、グラインディング装置で 6〜7 割という開示から加重平均のシェアを 74% とみて、全社売上から消耗品を除いた装置売上を市場規模で逆算した(1 ドル 150 円)。数量は今の値段で測った市場規模(実質)で、物価の分は価格に入れた。10 年で実質 2.65 倍(名目では年 14%)と置くのは、AI 向けの積層・薄化で工程の数と枚数が増える実物の拡大を見るためで、東京エレクトロンの前工程の見方(名目 87 億ドル)と整合する。機械業界の標準(名目 8〜10%)より高いが、先端パッケージ固有の需要なので据え置く。名目の伸びを数量に置いて価格にも物価を掛けたものではない。今のシェアは 74%。

消耗品(精密加工ツール)

ダイヤモンドブレードや研削用の砥石(商標「キラ」等)など、装置に装着して使用し随時交換が必要な消耗品。装置と一体で販売・保守される継続収益。

数量稼働しているディスコ装置の台数(千台、推定)価格装置 1 台あたりの年間の消耗品購入額(万円、推定)売上営業利益
今 2026/03 30.0 550 1,650 924
10 年後 中立 94.6 739 6,989 3,844

取り方:ダイシングソーやグラインダの累計出荷と耐用年数から、世界で動くディスコ装置を約 3 万台と推定した。消耗品売上 1,650 億円 ÷ 3 万台で、1 台あたり年約 550 万円になる。数量は稼働台数で実物であり、名目の市場の伸びではない。装置の台数が増えるほど、また薄く硬い材料ほど 1 台の消耗が増える。価格は物価並みに上がる。人件費と原料のダイヤやニッケルも上がるので、利益率は保つ。

リスクと懸念

顧客が最先端の数社に偏る

売上の大半が TSMC、サムスン、SK ハイニックス、マイクロンに集まる。1 社が投資計画を変えるだけで、装置も消耗品も受注が大きく動く。偏りは独占の裏返しで、簡単には直せない。

半導体の谷は深い

ITバブル崩壊(2001 年)とリーマンショック(2008 年)では、営業利益率がほぼゼロまで落ちた。AI 投資という新しい柱ができても、受注が先読みと在庫調整で振れる性質は消えていない。

倍率が縮む

今の PBR は 11 倍超、PER は 49 倍だ。AI への期待がわずかに後退しただけで、業績が落ちる前に、倍率の縮みだけで株価が大きく下がりうる。高い倍率ほど縮む痛みは大きい。

中国の新興メーカーが追う

今は中位の性能帯にとどまる。それでも 10 年の間には最先端へ手が届くかもしれない。東京精密などとの価格競争が強まれば、利益率が削られる。

数値目標が見えにくい

中期経営計画がなく、長期ビジョンも定性的だ。業績を数字で検証しにくい。AI 投資の持続への期待が外れた時、株価の反応が大きくなりやすい。

工程の切り替えで競合に先を越される

TSV やハイブリッドボンディングは、今の装置では対応できない工程の変化を伴うことがある。新しい工程で競合が先に採用されれば、ディスコは個別の工程でシェアを落とす。

今後の分かれ目

AI データセンター向けの投資が加速し、HBM や先端パッケージ向けの極薄加工の需要が会社の想定を上回ったら
楽観とやや楽観の確率を上げてよい。ただ、倍率がすでに高いので、株価が価値より先に走っていないかも確かめる。
TSMC、サムスン、SK ハイニックス、マイクロンの誰かが投資計画を大きく見直したら
やや悲観と悲観の確率を上げる。顧客集中の影響がどの工程に出たか、決算で確かめる。
中国の新興メーカーが中位の性能帯を越え、最先端の受注を取り始めたら
シェアの前提を下げ、悲観側の確率を上げる。
消耗品の売上比率がさらに高まり、全社の利益率が安定して上がったら
循環への耐性が強まったと見て、悲観の利益率の底を引き上げる。
会社が具体的な数値目標を持つ中期計画を出したら
業績を検証しやすくなり、不透明さに伴う割引が和らぐ。
半導体投資が急に冷え、受注が前年を割ったら
やや悲観や悲観の筋書きに近づいたと見る。倍率の縮みも合わせて想定する。

見ておくもの

  • 四半期ごとの装置・消耗品別の受注高と営業利益率
  • TSMC・サムスン・SKハイニックス・マイクロンの資本支出計画の進捗
  • 中国・東京精密など後工程装置メーカーのシェア動向
  • 消耗品事業の売上比率の推移

倍率と資本コストの決め方

装置は後工程の市場(実質)に価格の指数を掛け、消耗品は稼働台数に 1 台あたりの年間購入額を掛けて積んだ。市場の実質 2.65 倍は名目で年 14% にあたり、機械業界の標準より高い。理由は先端パッケージで工程の数と難度が増えることで、東京エレクトロンの前工程の見方(名目 87 億ドル)と整合する。数量は実物の増加で、名目の伸びを数量に置いて価格にも物価を掛けたものではない。消耗品の台数も実物である。倍率は強い堀の正当化 PER を上限に、中立はその 8 割。悲観は ROE が k を下回るので稼ぐ力で測った。今の株価に寄せて動かした所はない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 20.82→24.43 倍・やや楽観 PER 18.76→24.11 倍・中立 PER 16.7→23.69 倍・悲観 PER 11.54→12.78 倍)。

資本コスト 7.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality +0.25% = 7.75%。顧客の集中(最先端のファウンドリ・メモリ数社)は k に足さず、筋書きと確率で表す。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 7.75% → 7.00%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. 装置×消耗品モデルの解説(ITトレンド)
  2. ダイシング・グラインディングの世界シェア(SemiStructure)
  3. 砥石屋から世界トップ企業への成長史(Strainer)
  4. 東京エレクトロンとハイブリッドボンディングの関係(note)
  5. ディスコの配当方針・株主還元(銘柄スカウターライト)
  6. 社内通貨Will制度の解説(note)
  7. 社内通貨による貢献度評価(日経ESG)
  8. 営業利益率42%超の事業分析(note)

分析日 2026-10-16