株譜
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山形銀行 8344

県内最大手でも人口減の山形が地盤。利ざやで稼ぎは倍増するが資本コストに届かず、今の値段は10年先の価値より高い

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,808 円868 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)4,270 円1,320 億円差 −34.2%
10 年後から見ると 割高 価値 2,808 円868 億円 · 差 −34.2% · 期待の年率 +2.7%
期待の年率リターン(10 年)+2.7%資本コスト比 −5.6 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

山形銀行は、山形県内で預金・貸出とも最大の地方銀行である。預金は約2.8兆円と、荘内銀行のおよそ2倍ある。

筆者の結論は、今の値段は10年先の価値を上回る、というものだ。利ざやの拡大で稼ぎは2倍前後に育つが、それでも自己資本に対する利益は資本コストに届かないと見る。

追い風ははっきりしている。短期金利が2%へ上がり、貸出の利ざやが広がる。2026年3月期の純利益は65億円と、前の期から5割近く増えた。会社は2027年3月期に75億円を見込む。

逆風も重い。山形は人口が減る県だ。2035年には県の人口が2020年より約17%減る。貸出の数量は伸びにくく、稼ぎは利ざやと経費でしか増やせない。有価証券の運用も、債券の含み損が前の計画を狂わせた。

2027年1月には、荘内銀行と北都銀行が合併してフィデア銀行になる。本店は山形市だ。県内最大手の地位は変わらないが、競争は確実に厳しくなる。

中立の10年後はROE7%弱。筆者は、資本コストを超えられない銀行に高い値段は付けられないと考える。

バリュー投資の観点から

バリュー投資家が見るのは、この銀行を一生持ち続けたいかどうかだ。筆者の答えは、今の値段では持ちたくない、である。

事業の質を見る。県内最大手で、預金という安い資金を大量に持つ。これは本物の強みだ。利ざやが広がる10年に、この強みは稼ぎに変わる。

ただし、稼ぎは資本に見合っていない。自己資本約1,500億円に対して、過去10年の純利益は年20〜75億円にとどまった。10年後の中立でもROEは7%弱で、資本コスト8.3%に届かない。ためた利益は、積んだ額より小さな価値しか持たない。

経営の資本の使い方は改善の途上にある。配当性向の引き上げ、自己株買い、政策保有株の削減は正しい方向だ。一方、有価証券では債券の含み損で何度も利益を振らせた。長期の金利が上がる局面で、この部門をどう扱うかを注視したい。

安全域は見当たらない。楽観の筋書きでも、資本コストで割り引いた価値は今の時価総額に届かない。

筆者は、この銀行が悪い会社だと言っているのではない。値段が先に走りすぎている、と言っている。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの土台は、山形県内の企業と住民への貸出である。預金で集めたお金を貸し、その金利の差で稼ぐ。預金は約2.8兆円、貸出は2兆円近く。いずれも県内に本店を置く主な銀行で最大で、荘内銀行のおよそ2倍の規模がある(2023年3月末)。店舗は84か店だ。

事業は4つに分けて見られる。法人貸出は県内の中小企業や地方公共団体が相手で、地元の事業会社が取引先になる。個人貸出は住宅ローンが中心で、固定金利が多く、金利上昇の波及は遅い。

3つ目は役務、つまり手数料の収入である。投資信託・保険・証券仲介のほか、法人向けのコンサルティングにも力を入れる。2022年には、地域の課題解決を担うやまがた協創パートナーズを設立した。

4つ目は有価証券の運用で、約1兆円を国債・外債・株式・投信で運用する。この部門は利益を大きく振らせてきた。前の中期計画が未達に終わったのも、市場部門の運用悪化が原因だった。

現在の長期経営計画「Pro-Act」(2024〜2026年度)は、専門人材の増強、DX、金利上昇局面での本業利益の拡大、有価証券の円債中心への組み替えを6本柱に置く。2026年度の純利益は50億円、2030年度は75億円を目標にしたが、2027年3月期の会社予想がすでに75億円で、計画は実績に追い越されつつある。

優良さと弱いところ

最大の強みは、県内最大手という地位だ。預金も貸出も、県内に本店を置く主な銀行の中でいちばん大きい。84の店舗と取引先の数は、新しく参入する銀行が簡単に再現できるものではない。

ただし、強い地位がそのまま高い収益につながってこなかった。過去10年のROEは1.5〜4.5%の間で、中央値は2.6%。資本コストを大きく下回り続けた。理由は3つある。貸出金利が低いまま競争で上がらなかったこと、経費率が高いこと、有価証券の運用で損が出たことだ。

直近は変わり始めた。2025年9月中間期のコアOHR、つまり本業の収益に対する経費の比率は64%と、1年で6.5ポイント下がった。2026年3月期は経常利益が4割近く伸びた。

弱点は資本の薄さだ。連結の自己資本は約1,500億円で、貸出と預金の規模に比べて小さい。規制上の自己資本比率は単体で9.75%(2025年9月)と、目標の9%以上は満たすが、余裕は大きくない。債券の含み損が膨らめば、貸出も還元も絞らざるをえない。

経営の規律は改善している。政策保有株を純資産の12.8%(2024年度末)から2028年度までに10%未満へ縮める。配当性向の目標を35%から40%へ上げ、2026年2月には自己株買いも実行した。ただ、薄い資本で還元を厚くすれば、貸出の伸びか資本比率のどちらかを削ることになる。筆者はこの綱引きをいちばん気にしている。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

銀行業は「金利のある世界」の初期にいる。長い低金利が終わり、短期金利は2%へ向かう。変動金利の貸出は先に上がり、預金は遅れて追う。このずれが貸出の利ざやを広げる。筆者は、これが地銀にとって10年で最大の追い風になると見る。

一方、地方の数量は伸びない。山形県の人口は2020年の106.8万人から2035年に88.6万人へ、約17%減る推計だ(社人研)。企業の数も減る。全国銀行の貸出は5%台で伸びているが、それは大企業・都市部の話で、山形の貸出は名目で年2%台がやっとだろう。

県内の競争は2027年に一段変わる。荘内銀行と北都銀行(秋田)が1月に合併し、フィデア銀行になる。本店は山形市に置く。東北で初めての県境をまたぐ広域地銀だ。新銀行の預金は約2.7兆円と、山形銀行に並ぶ。ただし半分は秋田の北都銀行の分で、山形県内で向き合う規模は荘内銀行の1.2兆円ほど(2023年3月末)だ。それでも、秋田の収益力と人材を山形に回せる点で、これまでの荘内銀行とは違う。

全国では再編が続く。千葉銀行と千葉興業銀行、しずおかFGと名古屋銀行が統合に動いた。山形銀行に統合の報道はなく、単独で規模と効率を磨く道を歩んでいる。店舗とシステムの重複を解く機会がない分、経費率の改善は自力で進めるしかない。

預金の競争も見逃せない。山形銀行は2026年に定期預金と普通預金の金利を引き上げた。信用金庫やネット銀行が追えば、利ざやの広がりは小さくなる。

資本政策と M&A

還元は厚くなる方向にある。2026年2月に配当性向の目標を35%から40%へ引き上げ、景気と金利の環境が続く間は累進的に増やす方針も示した。2027年3月期の年間配当は前の期より増やす予定だ。同じ月に約12億円の自己株買いを実行し、5月にも上限5億円の枠を決めた。

政策保有株は、純資産の12.8%(2024年度末)から2028年度までに10%未満へ縮める。売却した資金は貸出と有価証券の組み替えに回る。

M&Aは、この会社の選択肢にあまり入っていない。むしろ事業を絞ってきた。2024年に木の実管財を解散し、2026年3月にはやまぎんキャピタルの解散を決めた。本業に集中する姿勢がうかがえる。

買われる側の可能性は低くない。時価総額は1,500億円ほどで、地銀の中では小さめだ。kabufuの推定では10年以内にTOB・買収を受ける確率は16%ほどある。大株主は信託口や生保などで、支配株主はいない。筆者は、対等な再編に加わる選択肢は残っているが、今は表に出ていないと見る。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

山形銀行は、金利のある世界の勝ち組になれる。

預金は県内で最大、2.8兆円の安い資金を持つ。短期金利が2%へ上がれば、貸出金利は先に上がる。預金は店舗網の厚みで、他行ほど金利を上げなくて済む。2026年3月期の純利益は65億円と前の期から5割近く伸び、2027年3月期は75億円を見込む。第1四半期の純利益は前の年の1.65倍だった。伸びは始まったばかりだ。

経費も下げられる。コアOHRは1年で6.5ポイント改善し、64%になった。DXと店舗の見直しで、さらに下がる。

有価証券は円債中心に組み替え、運用の振れを減らす。政策保有株の売却で得た資金は貸出に回る。

フィデア銀行の誕生は脅威に見えるが、統合の作業に数年を取られる。その間に山形銀行は優良な取引先を固める。

純利益が今の2倍半になれば、ROEは8%台後半に届く。そのとき、配当性向40%の還元が、自己資本の厚みと合わさって株主に戻る。

預金の安さは、金利が上がるほど価値を増す。山形銀行の強みは、地域の預金を安く集められることだ。これは規制と店舗網に守られた、他行が真似しにくい資産である。

慎重な見方

利ざやの追い風は、すでに利益の予想に織り込まれている。

山形の人口は2035年までに約17%減る。貸出の残高は伸びず、取れる顧客は取り尽くしている。利益の伸びは、利ざやと経費でしか作れない。ところが預金の競争は始まっている。山形銀行も2026年に預金金利を引き上げた。信用金庫とネット銀行が追えば、利ざやの広がりは半分になる。

有価証券は約1兆円ある。長期金利が上がれば、含み損がまた膨らむ。前の中期計画は、運用の悪化で純利益が未達に終わった。

資本は薄い。連結の自己資本は約1,500億円、規制上の比率は単体で9.75%。評価損が出れば、還元より先に自己資本を守る必要が出る。

フィデア銀行は山形市に本店を置き、秋田の収益力と人材を山形に回せる。県内の優良な法人を奪い合う相手が現れる。

過去10年のROEの中央値は2.6%。中立でも7%弱では資本コストに届かず、利益をためるほど価値が薄まる。

政策保有株の売却も、資本の薄さを根本から解く手ではない。売却益は一度きりで、10年の稼ぐ力を変えない。成長の道具が少ない会社に、高い倍率は付けにくい。

どちらに重みを置いたか

資本コストに届かないROEが、結論を決める。利ざやの追い風は本物で、稼ぎは2倍前後に育つと見る。ただ、それでもROEは7%弱にとどまり、資本コスト8.3%を下回る。強気の筋書きでも、割り引いた価値は今の時価総額に届かない。

確率は、有価証券の振れ、過去の実績の弱さ、フィデア銀行の誕生を重く見て、やや悲観と悲観に合わせて4割を置いた。楽観は8%にとどめた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 4,240 円1,311 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,337 円414 億円)。 今の値に割り戻すと 2,808 円868 億円、今との差 −34.2%、 期待の年率 +2.7%(資本コスト 8.3%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 7,266 円2,247 億円 1,941 円600 億円 +115.6% +8.0% 737 円228 億円
やや楽観 21% 6,041 円1,868 億円 1,617 円500 億円 +79.3% +6.0% 1,608 円497 億円
中立 31% 5,456 円1,687 億円 1,455 円450 億円 +61.9% +4.9% 2,143 円662 億円
やや悲観 25% 2,358 円729 億円 1,100 円340 億円 −19.0% −2.1% 864 円267 億円
悲観 15% 728 円225 億円 776 円240 億円 −64.8% −9.9% 226 円70 億円
加重平均100% 4,240 円1,311 億円1,337 円414 億円 +30.6% +2.7% 5,577 円1,724 億円

今の株価時価総額 4,270 円1,320 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 8% 合併ドミノの外で県内の主導権を固め、利ざやも乗る10年 利益 184 億円 · PER 12.2 倍 · 株価時価総額 7,266 円2,247 億円

フィデア銀行の誕生は、県内の競争をかえって落ち着かせる。統合の作業に追われる相手は、数年のあいだ貸出の値引きどころではない。山形銀行は法人の取引先を取り込み、貸出の利ざやは1.45%まで広がる。

短期金利は2%に定着し、預金の追随も4割にとどまる。預金は県内で最大の店舗網に支えられ、金利競争に巻き込まれにくい。

役務収益は、コンサルティングと資産形成の相談で育つ。有価証券は円債を中心に組み直され、含み損に悩まされない。

純利益は今の3倍近くに増え、ROEは8%台後半に届く。資本コストをわずかに超える水準だが、人口の減る県で到達できる最良の姿だ。

  • 法人貸出:数量 1.6(法人・公共向け貸出残高(兆円・名目))× 価格 0.01(預貸の利ざや(率))→ 売上 229 億円・営業利益 92 億円。残高等 1.58 兆円(名目)× 率 1.45%、利益率 40%
  • 個人貸出:数量 1.1(個人向け貸出残高(兆円・名目))× 価格 0.01(預貸の利ざや(率))→ 売上 131 億円・営業利益 37 億円。残高等 1.05 兆円(名目)× 率 1.25%、利益率 28%
  • 預かり資産・手数料:数量 2.2(手数料の対象となる取扱高(預かり資産・決済・助言など。兆円))× 価格 0.01(実効の手数料率)→ 売上 143 億円・営業利益 53 億円。残高等 2.20 兆円(名目)× 率 0.65%、利益率 37%
  • 市場運用:数量 1.4(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(調達コスト控除後の運用利回り(率))→ 売上 159 億円・営業利益 99 億円。残高等 1.35 兆円(名目)× 率 1.18%、利益率 62%

倍率:事業の純利益 184 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.5% が k 8.30% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.4%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.2 倍。全体の PER 12.21 倍、時価総額 2,247 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:県内の競争が落ち着き、利ざやの拡大と経費の圧縮、有価証券の安定がすべてそろう前提。人口の減る県で全部が良い方向にそろう必要があり、確率は低い。

やや楽観 21% 利ざやの広がりと経費の圧縮が計画を上回る10年 利益 155 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 6,041 円1,868 億円

短期金利の上昇で利ざやは10年で0.4%近く広がり、経費の圧縮も進む。コアOHR、つまり本業の収益に対する経費の比率は、今の64%から50%台前半まで下がる。

荘内銀行と北都銀行の合併で県内の競争は強まるが、山形銀行の顧客基盤を切り崩すところまでは行かない。法人貸出の残高は年2.8%ほどで伸びる。

政策保有株は純資産の10%未満へ縮み、その資金は貸出と有価証券の組み替えに回る。含み損の痛手は小さくなる。

純利益は今の2.4倍ほどになる。ROEは7%台前半で、資本コストには届かない。山形銀行にとっては、計画を上回る良い10年だが、それでも資本の稼ぐ力は資本コストに届かないという結論は変わらない。

  • 法人貸出:数量 1.5(法人・公共向け貸出残高(兆円・名目))× 価格 0.01(預貸の利ざや(率))→ 売上 214 億円・営業利益 79 億円。残高等 1.52 兆円(名目)× 率 1.41%、利益率 37%
  • 個人貸出:数量 1.0(個人向け貸出残高(兆円・名目))× 価格 0.01(預貸の利ざや(率))→ 売上 122 億円・営業利益 29 億円。残高等 1.02 兆円(名目)× 率 1.20%、利益率 24%
  • 預かり資産・手数料:数量 2.1(手数料の対象となる取扱高(預かり資産・決済・助言など。兆円))× 価格 0.01(実効の手数料率)→ 売上 130 億円・営業利益 44 億円。残高等 2.10 兆円(名目)× 率 0.62%、利益率 34%
  • 市場運用:数量 1.3(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(調達コスト控除後の運用利回り(率))→ 売上 146 億円・営業利益 88 億円。残高等 1.30 兆円(名目)× 率 1.12%、利益率 60%

倍率:事業の純利益 155 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.3% が k 8.30% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.0 倍。全体の PER 12.05 倍、時価総額 1,868 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社の計画を上回って利ざやが乗り、経費も下がる姿。会社自身が2027年3月期に計画の2030年度の目標を前倒しで達成しそうな勢いにあり、この筋書きは軽くない。

中立 31% 利ざやで稼ぎは伸びるが、人口減と新しい競争相手が頭を抑える10年 利益 140 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 5,456 円1,687 億円

短期金利が2%に定着し、貸出の利ざやは広がる。法人は1.35%、個人は1.12%まで上がるが、預金の金利も追いかけるので、広がりの一部は削られる。

山形の人口は10年で1割以上減る。貸出の残高は名目で年2%台の伸びにとどまる。県内最大手でも、取れる顧客はすでに取っている。

荘内銀行と北都銀行がフィデア銀行になり、山形市に本店を置く。山形銀行は法人の優良な取引先で、値引き競争に付き合わされる場面が増える。

経費は物価で上がるが、店舗の見直しとDXで一部を吸収する。純利益は今の2倍強になり、ROEは7%弱で落ち着く。会社の計画より上だが、資本コストには届かない。

  • 法人貸出:数量 1.5(法人・公共向け貸出残高(兆円・名目))× 価格 0.01(預貸の利ざや(率))→ 売上 198 億円・営業利益 73 億円。残高等 1.47 兆円(名目)× 率 1.35%、利益率 37%
  • 個人貸出:数量 1.0(個人向け貸出残高(兆円・名目))× 価格 0.01(預貸の利ざや(率))→ 売上 111 億円・営業利益 24 億円。残高等 0.99 兆円(名目)× 率 1.12%、利益率 22%
  • 預かり資産・手数料:数量 2.0(手数料の対象となる取扱高(預かり資産・決済・助言など。兆円))× 価格 0.01(実効の手数料率)→ 売上 118 億円・営業利益 39 億円。残高等 2.03 兆円(名目)× 率 0.58%、利益率 33%
  • 市場運用:数量 1.3(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(調達コスト控除後の運用利回り(率))→ 売上 131 億円・営業利益 79 億円。残高等 1.25 兆円(名目)× 率 1.05%、利益率 60%

倍率:事業の純利益 140 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.7% が k 8.30% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.0 倍。全体の PER 12.05 倍、時価総額 1,687 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:短期金利2%の定着で利ざやは広がるが、人口減とフィデア銀行の誕生、有価証券の振れが頭を抑える。最も重みを置く中心の姿。

やや悲観 25% 預金競争と有価証券の損失で、稼ぎが伸び悩む10年 利益 81 億円 · PER 9.0 倍 · 株価時価総額 2,358 円729 億円

預金の獲得競争が激しくなる。フィデア銀行、信用金庫、ネット銀行が預金金利を引き上げ、山形銀行の預金ベータは4割から6割へ上がる。貸出の利ざやの広がりは、想定の半分ほどにとどまる。

景気は10年のうちに一度悪化する。県内の中小企業の業績が落ち、与信費用が数年にわたって利益を削る。

有価証券では、金利の上昇でまた含み損が膨らむ。前の中期計画が運用の悪化で未達に終わったことを思えば、起こりえない話ではない。

純利益は今の1.2倍ほどで足踏みする。ROEは4%台にとどまり、自己資本の厚みを生かせない。県内の人口減が重しになり、貸出の量でも利ざやでも、挽回の手がかりが乏しい10年になる。

  • 法人貸出:数量 1.4(法人・公共向け貸出残高(兆円・名目))× 価格 0.01(預貸の利ざや(率))→ 売上 166 億円・営業利益 50 億円。残高等 1.38 兆円(名目)× 率 1.20%、利益率 30%
  • 個人貸出:数量 0.9(個人向け貸出残高(兆円・名目))× 価格 0.01(預貸の利ざや(率))→ 売上 92 億円・営業利益 15 億円。残高等 0.92 兆円(名目)× 率 1.00%、利益率 16%
  • 預かり資産・手数料:数量 1.8(手数料の対象となる取扱高(預かり資産・決済・助言など。兆円))× 価格 0.01(実効の手数料率)→ 売上 95 億円・営業利益 26 億円。残高等 1.80 兆円(名目)× 率 0.53%、利益率 27%
  • 市場運用:数量 1.2(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(調達コスト控除後の運用利回り(率))→ 売上 109 億円・営業利益 57 億円。残高等 1.15 兆円(名目)× 率 0.95%、利益率 52%

倍率:10年後のROEは約4.2%で k 8.3% を大きく下回る。稼ぐ力が資本コストに届かない姿で、PER の上限 1÷k=約12.0倍の7.5割に置いた。(2026-10-22 の式の直しで機械で置き直し、今は PER 9 倍・時価総額 729 億円。上の倍率は置き直す前の値)

確率:預金競争と景気の悪化、有価証券の損失が重なる。この銀行は過去10年のROEの中央値が3%に届かず、利益の振れも大きかった。10年に一度はこの種の局面が来る。確率はやや厚めに置く。

悲観 15% 県内の地盤が縮み、資本が削られる10年 利益 25 億円 · PER 9.0 倍 · 株価時価総額 728 円225 億円

人口減が加速し、山形県の企業と世帯の数は目に見えて減る。貸出の残高は縮み、県内最大手という看板は、縮む市場の中の最大手に変わる。

フィデア銀行との顧客の奪い合いで貸出の利ざやは薄くなり、預金は広域の銀行とネット銀行へ流れる。預金ベータは7割へ上がる。

景気の悪化と債券・株式の評価損が重なり、自己資本は削られる。規制上の自己資本比率の余裕が小さい山形銀行は、貸出も還元も絞る。増資や再編への参加を迫られる。

純利益は今の半分以下に落ち、ROEは2%を割る。自己資本は評価損の分だけ1,300億円まで減る。

  • 法人貸出:数量 1.2(法人・公共向け貸出残高(兆円・名目))× 価格 0.01(預貸の利ざや(率))→ 売上 113 億円・営業利益 23 億円。残高等 1.15 兆円(名目)× 率 0.98%、利益率 20%
  • 個人貸出:数量 0.8(個人向け貸出残高(兆円・名目))× 価格 0.01(預貸の利ざや(率))→ 売上 66 億円・営業利益 5 億円。残高等 0.75 兆円(名目)× 率 0.88%、利益率 8%
  • 預かり資産・手数料:数量 1.4(手数料の対象となる取扱高(預かり資産・決済・助言など。兆円))× 価格 0.00(実効の手数料率)→ 売上 63 億円・営業利益 9 億円。残高等 1.40 兆円(名目)× 率 0.45%、利益率 15%
  • 市場運用:数量 1.0(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(調達コスト控除後の運用利回り(率))→ 売上 78 億円・営業利益 33 億円。残高等 0.95 兆円(名目)× 率 0.82%、利益率 42%

倍率:10年後の純利益は約25億円でROEは約2%。稼ぐ力は25億円÷k=約300億円で、構造的に負けた姿としてその7.5割ほど(約9.0倍・約225億円)に置いた。銀行は預金が仕入れで、売れる資産は預金に見合う貸出債権と有価証券であり、事業と別に売って株主に戻せる資産の床は置けない。稼ぐ力から出した値で、過去の最低の評価からは置いていない。今の自己資本に対する倍率は約0.15倍と低いが、構造的な負けと評価損で資本が削られた姿を前提にしている。

確率:人口減の加速、預金の流出、評価損による自己資本の毀損が重なる。連結の自己資本は貸出と預金の規模に比べて薄く、評価損の余裕が小さい。同業の中でもこの尾を厚めに置く(質の差は k でなく確率で表す)。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

法人貸出

山形県内の中小・中堅企業、事業会社、地方公共団体向けの貸出。

数量法人・公共向け貸出残高(兆円・名目)価格預貸の利ざや(率)売上営業利益
今 2026/03 1.2 0.01 115 38
10 年後 中立 1.5 0.01 198 73

取り方:連結の貸出金は約1.95兆円(2024年版の中期計画の業容目標)。法人・事業性と地方公共団体向けを約6割の1.15兆円と置いた(内訳は推定)。預貸ざやは1.00%(推定)。貸出金利回り0.99%に対し、預金の調達費用が低いので差し引き1%前後と見た。預金金利が政策金利に付いていく割合(預金ベータ)は4割。短期金利が1%前後から2%へ上がる間に、10年で約+0.35%広がるとした。残高はお金の量なので名目で伸ばすが、山形は人口が2035年までに2割近く減るため年2.5%と、地銀の中心値よりやや低め。営業利益の欄は経常利益ベース(銀行に営業利益は無い)。(点検 2026-10-19:数量は名目で置き、率に物価は掛けていない。中立の率は10年で+35%(物価倍率1.34倍の掛け算ではなく、事業・金利の置き方)。二重がけなし)

個人貸出

住宅ローンを中心とする個人向け貸出。

数量個人向け貸出残高(兆円・名目)価格預貸の利ざや(率)売上営業利益
今 2026/03 0.8 0.01 68 12
10 年後 中立 1.0 0.01 111 24

取り方:個人向けを約0.8兆円と置いた(住宅ローン中心、内訳は推定)。利ざやは0.85%で、競争が激しく法人より薄い。固定金利が多く上昇の波及は遅いので、10年で約+0.27%の広がり。残高は山形の人口減を入れて名目で年2.2%。(点検 2026-10-19:数量は名目で置き、率に物価は掛けていない。中立の率は10年で+32%(物価倍率1.34倍の掛け算ではなく、事業・金利の置き方)。二重がけなし)

預かり資産・手数料

投信・保険・証券仲介の販売手数料、決済、法人向けのコンサルティング料から入る役務収益。

数量手数料の対象となる取扱高(預かり資産・決済・助言など。兆円)価格実効の手数料率売上営業利益
今 2026/03 1.4 0.01 77 22
10 年後 中立 2.0 0.01 118 39

取り方:預かり資産・決済・助言の取扱高を合わせて約1.4兆円、実効の手数料率を0.55%と置いた(役務収益は推定)。中期計画はコンサルティングと人的資本を柱に据え、専門人材を5割増やす。残高は資産形成の広がりを入れて名目で年3.8%、手数料率は10年で小幅に上がる。(点検 2026-10-19:数量は名目で置き、率に物価は掛けていない。中立の率は10年で+5%(物価倍率1.34倍の掛け算ではなく、事業・金利の置き方)。二重がけなし)

市場運用

国債・外債・株式・投信などの有価証券の運用収益(調達コスト控除後)。

数量有価証券残高(兆円)価格調達コスト控除後の運用利回り(率)売上営業利益
今 2026/03 1.0 0.01 90 38
10 年後 中立 1.3 0.01 131 79

取り方:有価証券残高を約1.0兆円(中期計画の平残9,832億円)、調達コスト控除後の利回りを0.90%と置いた(推定)。この部門は過去に債券の含み損と売却損で利益を大きく振らせており、前の中期計画の未達の原因になった。円債中心への組み替えと再投資の利回り上昇で、10年で+0.15%程度とした。(点検 2026-10-19:数量は名目で置き、率に物価は掛けていない。中立の率は10年で+17%(物価倍率1.34倍の掛け算ではなく、事業・金利の置き方)。二重がけなし)

リスクと懸念

有価証券の含み損・売却損

約1兆円の有価証券は、前の中期計画の未達の原因になった。長期金利が想定より上がれば、債券の含み損が膨らみ、自己資本と還元の余力を削る。円債中心への組み替えが進むまで、この振れは残る。

預金競争で利ざやが広がらない

貸出金利が上がっても、預金の金利を引き上げざるをえなければ、利ざやは広がらない。フィデア銀行、信用金庫、ネット銀行が預金の獲得を強めれば、預金ベータが4割から6割へ上がり、増益の半分が消える。

フィデア銀行との県内競争

荘内銀行と北都銀行は2027年1月に合併し、本店を山形市に置く。山形県内の貸出と預金で、同じ土俵に立つ相手が現れる。優良な法人向けの貸出で値引きの圧力が強まる。

人口減による貸出の縮小

山形県の人口は2035年に2020年比で約17%減る推計だ。企業の数も減り、貸出の実質の量は伸びない。県内最大手でも、取れる顧客はすでに取っており、シェアで補う余地は小さい。

自己資本の薄さ

連結の自己資本は約1,500億円で、貸出と預金の規模に対して小さい。規制上の自己資本比率は単体で9.75%(2025年9月)。評価損や与信費用が重なれば、貸出も還元も絞ることになる。

政策保有株の縮減と株価の変動

政策保有株は純資産の12.8%(2024年度末)を、2028年度までに10%未満へ縮める。株式市場が崩れれば、売却前に評価損が自己資本を削る。売却益は一時的な押し上げにとどまる。

今後の分かれ目

預金金利の引き上げが信用金庫・ネット銀行に広がり、預金ベータが6割を超える
貸出の利ざやの広がりが想定の半分になり、増益の勢いが弱まる。やや悲観・悲観の筋書きの確率が高まる。
長期金利が急上昇し、有価証券の評価損が自己資本の1割を超える
貸出と還元が絞られ、自己資本比率の回復が最優先になる。悲観の筋書きが現実味を帯びる。
フィデア銀行が統合を終え、山形県内で貸出の値引きを始める
法人の優良な取引先を巡る競争が強まり、利ざやの上昇が鈍る。中立より下の筋書きの確率が高まる。
コアOHRが55%台まで下がり、単体の純利益が100億円を超える
経費の圧縮と利ざやの拡大が計画を上回る。中立より上の筋書きの確率が高まる。
山形銀行が他行との経営統合や資本提携を発表する
規模の経済と経費の圧縮が見込める一方、持ち分が薄まる。統合の条件次第で、筋書きの確率を組み直す。
政策保有株の縮減が前倒しで進み、売却資金が貸出と円債に回る
資本の質が改善し、有価証券の振れも小さくなる。やや楽観側の確率が高まる。

見ておくもの

  • コアOHRと単体・連結の自己資本比率の推移
  • 預金金利の改定と預金ベータ(定期・普通)
  • 有価証券の評価損益と円債への組み替えの進み具合
  • フィデア銀行の統合後の山形県内での貸出の動き
  • 配当性向40%と自己株買いの実施
  • 政策保有株の縮減(2028年度までに純資産の10%未満)

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価を見ずに決めた。10年後のROEと k 8.3%(基本7.5%+quality 0.8%)・g 4.0%から、利益ベースの正当化PERの上限(ROEが k 以下の中立では 1÷k=約12.0倍)を出し、上限の8.5割(中立)・8.7割・8.9割に置いた。やや悲観・悲観は構造的に稼ぐ力が落ちた姿から9.0倍で、今のPERや過去の底値から置いていない。悲観の床は稼ぐ力から出した。銀行は預金が仕入れのため、新リース会計基準の影響は小さい。k が1%高いと中立のPERは約1倍下がる。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10.9→12.21 倍・やや楽観 PER 10.5→12.05 倍・中立 PER 10.2→12.05 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +0.8% を足して k 8.3%(決まり v2。内訳は quality_why)。銀行は預金が仕入れなので利払いの式は当てはめず利ざやで扱う。有価証券の損失・自己資本の薄さ・フィデア銀行との競争など個別のリスクは k に足さず、筋書きと確率で表す。事業は傾いていない(2026年3月期は黒字・増益)ので上乗せは 0。同じ領域の福井銀行・大垣共立銀行(+0.8%)と同じ物差し。

同じ業種(銀行業)の AI 分析

割安 大光銀行8537 新潟・長岡の第二地銀。金利上昇で稼ぎは戻るが、薄い資本と人口減の県で、戻り幅が価値を分ける 本質価値との差 +64.6% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 筑波銀行8338 茨城2位の地銀。金利上昇で利益は倍近くまで伸びるが、公的資金350億円の返済と薄い資本が重荷。今の値段はやや割安 本質価値との差 +43.8% · 10 年 割安(年 +11.6%) やや割安 三井住友トラストグループ8309 受託資産と手数料が厚い信託グループ。利益ベースの正当化PERで控えめに置き、資本コスト7.25%で10年の本質価値は今の時価総額を約5%上回る(適正) 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 東京きらぼしフィナンシャルグループ7173 東京唯一の地銀。金利上昇で稼ぎは伸びるが、資本の薄さと再編の行方で価値が大きく分かれる 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ひろぎんホールディングス7337 広島の厚い基盤と金利上昇でROEは10%前後へ。資本コスト8%の利益ベースで測ると、改善はほぼ織り込まれ今の値段は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 株式会社紀陽銀行8370 大阪の成長と和歌山の首位を併せ持つが、資本は薄い。金利上昇の追い風を織り込んでも、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トマト銀行8542 岡山2番手の第二地銀。金利で稼ぎは戻るが、優先株100億円の行方が普通株主の取り分を左右する 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 三井住友フィナンシャルグループ8316 利ざや拡大と海外・Olive で ROE 10% 前後へ。新しく投じるお金の稼ぎだけが薄れる利益ベースの PER で測ると、3 メガで最も低い今の PBR は適正 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 武蔵野銀行8336 埼玉で2番手の地方銀行。利ざやの広がりでROEは9%へ向かい、資本コスト8%で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +13.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 栃木銀行8550 金利上昇の追い風は強いが、稼ぐ力の底上げは道半ば。栃木の第二地銀は10年後の収益力に見合う値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) 適正 ゆうちょ銀行7182 貯金は伸びないが、国債の入れ替えと日銀預け金の金利で利ざやが広がる。利益が金利頼みで倍率を控えめに置くと、親会社の売出しも入れて今の値段はやや割高 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 トモニホールディングス8600 利ざやの拡大でROEは7%台へ上がるが資本コストに届かない。今の値段は価値を1割弱上回るが、適正の範囲 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ5832 岡山で県内企業の45%が主取引とする基盤に利ざや拡大が乗る。資本コスト8.25%の利益ベースで測ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 株式会社七十七銀行8341 宮城でシェア55.9%の牙城。半導体工場の白紙撤回後も利ざや拡大とVision 2030の上方修正が効くが、資本コスト8%の利益ベースで今の値段は適正 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 東和銀行8558 群馬の2番手行。債券の入れ替えで膿を出し切り、稼ぐ力は戻る途上だが、資本の薄さが値段の上限を決める 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 株式会社佐賀銀行8395 県内企業の6割弱をメイン先にする盤石の地銀。金利の追い風は厚いが資本が薄く、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ふくおかフィナンシャルグループ8354 九州最大手。会社予想どおり利益が伸びROE10%前後が続くなら、資本コスト8.25%の利益ベースで見ても今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 清水銀行8364 静岡県全域に店舗を持つ中堅地銀。金利上昇で稼ぎは2倍以上になるが、ROEは資本コストに届かず、厚い自己資本を価値に変えきれない 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 三菱UFJフィナンシャル・グループ8306 国内最大で最も国際分散した銀行グループ。利益ベースの PER で測ると ROE 10〜11%に見合う値段は今よりやや低く、3 メガで最も上の余地が小さい。やや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 いよぎんホールディングス5830 海事金融という堀を持つ愛媛の首位行。堀は本物だが自己資本が厚く、資本コスト8.25%の利益ベースでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 横浜フィナンシャルグループ7186 神奈川の厚い基盤に利ざや拡大が乗りROE10%前後へ。資本コスト8%の利益ベースで測ると、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 十六フィナンシャルグループ7380 岐阜の県内首位を握る地銀。金利で利ざやは広がるが人口減の逆風が重く、資本コスト8.25%の利益ベースで今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社琉球銀行8399 沖縄の厚い基盤と金利の追い風は本物。ただ資本が薄く効率も低め。今の値段は本質価値と大きく変わらない 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 りそなホールディングス8308 国内専業で利ざや拡大の恩恵が素直に効く。ROE 12% 前後を利益ベースの PER で測り、資本コスト 7.5% に合わせると、今の値段はやや割高 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 池田泉州ホールディングス8714 大阪北摂・泉州の地銀。金利の追い風でROE10%へ向かうが、競争と費用の重さで10年の価値は今の値段を1割ほど下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 第四北越フィナンシャルグループ7327 新潟で貸出の半分を握る地方銀行。金利上昇の追い風は本物だが人口減が量を抑え、資本コスト8.25%の利益ベースで今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 南都銀行8367 奈良の5割の基盤に金利の追い風が乗る。人口減と重い経費が利益の伸びを抑え、10年の価値は今の値段を1割ほど下回る 本質価値との差 −0.9% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 山口フィナンシャルグループ8418 山口・広島・北九州に3行を持つ中四国最大級の地銀。利ざやの改善で稼ぐ力は戻るが収益性は同業に見劣りし、今の値段はやや割高 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 大東銀行8563 福島県郡山の小さな単独行。利ざやの回復は追い風だが、評価損と薄い資本で価値の伸びは限られる。 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社CCIグループ7381 石川の首位行は金利上昇の追い風を受けるが、利益はまだ薄い。10年で見ても、今の値段にはやや先走り感がある 本質価値との差 −4.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 九州フィナンシャルグループ7180 TSMC熊本効果で法人融資が伸びる肥後・鹿児島銀行の持株会社。ROEが資本コストにまだ届かず、今の値段は追い風を払いすぎてやや割高 本質価値との差 −4.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 北洋銀行8524 道内首位の基盤に金利上昇の追い風。ただ自己資本比率が薄く、資本コスト8.75%の利益ベースで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 鳥取銀行8383 鳥取県の最大の地銀。利ざやの回復は追い風だが、薄い利ざやと人口減で ROE は資本コストに届かない。 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 フィデアホールディングス8713 山形と秋田の2番手行が2027年1月に合併する。稼ぐ力は戻りつつあるが、人口減と薄い資本が上値を抑える 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 西日本フィナンシャルホールディングス7189 福岡で福岡銀行を追う地銀。資本コスト8.25%はROEの回復に厳しく、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでやや割高 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 株式会社岩手銀行8345 岩手県の貸出の47%を握る首位行。北東北3行の統合協議に入ったが、10年後の中立でもROEは資本コストに届かない 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 千葉銀行8331 千葉興業銀行との統合を含め貸出が名目で伸びるが、資本コスト8%の利益ベースのPERで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 株式会社おきなわフィナンシャルグループ7350 沖縄の厚い基盤に金利の追い風。ただ資本が薄く観光に偏る点を織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 めぶきフィナンシャルグループ7167 北関東の統合地銀。利ざや拡大でROEは10%を超えるが、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 SBI新生銀行8303 公的資金完済・再上場で身軽になったSBI系複合銀行。利ざや拡大とレイク・アプラスの高採算を乗せても、資本コスト8.5%で見ると今の値段はやや先取りで、やや割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 山陰合同銀行8381 経費の軽さと県外への貸出拡大が強み。利ざや拡大の追い風は大きいが、人口減と含み損が重く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −9.6% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 山梨中央銀行8360 県内シェア5割強の地銀。利ざやで利益は伸びるが、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや高め 本質価値との差 −9.7% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 株式会社プロクレアホールディングス7384 青森で企業の7割が主力行に選ぶ首位行。金利で稼ぎは大きく伸びるが、薄い自己資本と人口減でROEは資本コストに届かず、10年後の価値は今を下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) やや割高 京葉銀行8544 利ざや拡大で稼ぐ力は戻るが、千葉の再編で後ろに回る不安が残る。今の値段は10年の見通しに対して高め 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 名古屋銀行8522 愛知県内2位の地銀。金利上昇で利益は伸びるが、ROEは資本コスト並みにとどまり、統合の条件も未定のため、利益ベースでは今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 千葉興業銀行8337 千葉銀行との1対1の統合で行き先は決まった。金利上昇で利益は倍になるが、薄い自己資本が還元を縛りROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社百十四銀行8386 香川の寡占と船舶金融を持つ良い銀行だが、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は金利上昇を織り込んでもやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 三十三フィナンシャルグループ7322 金利の追い風は確か。だが資本が薄く再編も白紙で、ROE は資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段を2割余り下回る 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 南日本銀行8554 鹿児島の第二地銀。直近の利益は税の軽さで厚く、優先株 85 億円の整理が普通株の取り分を決める。 本質価値との差 −17.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社大分銀行8392 大分の企業の半数がメインバンクに選ぶ盟主。利ざやで稼ぎは2倍以上に伸びるが、薄い自己資本が重く、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 みずほフィナンシャルグループ8411 ROE は 10% 前後にとどまり、3 メガ共通の控えめな倍率で置くと、利益ベースでは今の値段は割高 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社秋田銀行8343 秋田県で企業の過半が主力行に選ぶ首位行。金利上昇で稼ぎは倍近くになるが、人口減が重く、ROEは資本コストに届かず今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 富山銀行8365 富山の小さな地銀。直近の増益は債券の売却益頼みで、本業の稼ぐ力は ROE を資本コストへ届かせない。 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 株式会社宮崎銀行8393 宮崎県の最大手地銀。利ざやで稼ぎは膨らむが、薄い自己資本と人口減が重く、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社四国銀行8387 金利の追い風は強いが、高知の人口減で稼ぐ力が資本コストに届かない。10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 株式会社ほくほくフィナンシャルグループ8377 北陸・北海道2行体制に利ざや拡大とラピダス特需が乗るが、単独路線のまま。資本コスト8.5%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社 百五銀行8368 三重の預金と貸出で首位の地銀。資本が厚く稼ぎ方が重いため、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段は先の利益を織り込んで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 福井銀行8362 福井県の貸出の約半分を握る地銀。合併の効果と利ざや拡大でROEは上向くが、資本コストには届かず、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 株式会社 北日本銀行8551 北東北で唯一残る第二地銀。金利上昇で利益は伸びるが、10年後の中立でもROEは資本コストに届かない 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 株式会社滋賀銀行8366 県内の預貯金の約半分を握る滋賀の地銀。利上げの追い風は本物だが経費率が重く、資本コスト7.75%の利益ベースでは今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 八十二長野銀行8359 長野で合算シェア6割超の堀を持つが、資本コスト8%の利益ベースで測ると、中計ROE8%の達成を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 群馬銀行8334 群馬県内シェア44%の最強地銀。利ざや拡大と第四北越FGとの越境統合でROE10%超を狙うが、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −25.5% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 しずおかフィナンシャルグループ5831 静岡で法人取引の首位を握る東海最大級の地方銀行。事業は強いがROEは資本コストを少し上回る程度で、利益ベースの今の値段はやや割高 本質価値との差 −25.5% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 筑邦銀行8398 福岡県南部の地銀。貸出は伸びているが、薄い収益と自己資本で ROE は資本コストに届かない。 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 島根銀行7150 SBI の資本で立て直す島根の小さな地銀。優先株が 170 億円まで膨らみ、普通株主に残る利益は薄い。値打ちは今の値段を下回る 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 セブン銀行8410 コンビニ ATM の独走に、ファミマ 1.6 万台という追い風。ただ稼ぎは薄く、キャッシュレスの長い逆風も続く。倍率を抑えて見ると、いまの値段は先の成長を織り込みすぎている 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 あおぞら銀行8304 米国オフィス融資の傷が癒え、大和証券を軸に投資銀行へ軸足を移すあおぞら銀行。ROEが資本コストに届かない間は、今の値段に安全域は乏しい 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 東邦銀行8346 福島で預金・貸出の3分の1強を握る首位行。金利上昇で稼ぎは倍近くになるが、ROEは資本コスト未満にとどまり今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 株式会社阿波銀行8388 徳島の盟主は利ざや拡大で稼ぎが伸びるが、ROEは資本コストに届かない。10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −33.4% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 大垣共立銀行8361 岐阜の老舗地銀。利ざや拡大は追い風だが ROE は資本コストに届かず、今の値段には届かない 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 スルガ銀行8358 シェアハウス問題を片付け、利ざや拡大で稼ぐ力が戻った地方銀行。だが税の軽さで膨らんだ利益を前提に値が付いており、資本コストを大きく超える見込みも薄く、割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 富山第一銀行7184 富山県2位の地銀。利ざや拡大は追い風だが、運用益に頼る利益とROEの低さで、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 京都フィナンシャルグループ5844 京都の地盤と政策保有株の含み益が強みだが、ニデック株は会計不正で下落。資本コスト8%の利益ベースで測ると今の値段は割高。2026年3月期の利益は株の売却益で膨らんでおり、実力利益で測る 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 あいちフィナンシャルグループ7389 名古屋圏2位の合併行。統合の宿題と低いROEを抱え、資本コスト8%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 愛媛銀行8541 県内第2位の第二地銀。金利上昇で利益は伸びるが、人口減で資本コストに届かず、今の値段は10年先の稼ぎに対して割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 福島銀行8562 福島県の第二地銀。SBI 新生銀行が筆頭株主になったが、薄い収益と赤字の履歴が重い。 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 宮崎太陽銀行8560 宮崎県の第二地銀。本業は回復中だが、売却益に押された利益と優先株 60 億円の整理が焦点。 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 東北銀行8349 岩手の中堅地銀。利ざやは回復するが、公的資金の優先株 100 億円が普通株の取り分を削る。 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 豊和銀行8559 大分の小さな第二地銀。普通株の取り分は、220 億円の優先株が先に取った残りで決まり、今の値段を下回る。 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 高知銀行8416 高知県の地銀。評価差額金の赤字が自己資本の 27% に達し、優先株 68 億円も重く、利益の戻りは遅い。 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 じもとホールディングス7161 宮城・山形の 2 地銀を持つ持株会社。収益は回復するが、公的資金の優先株 780 億円が普通株の取り分を大きく削る。 本質価値との差 −85.1% · 10 年 割高(年 −11.0%)

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読んだ資料

  1. キタイシホン 山形銀行(沿革・長期経営計画 Pro-Act の指標)
  2. edinetdb 山形銀行 中期経営計画(目標・達成状況・政策保有株の方針)
  3. さきがけ 北都・荘内銀が来年1月合併「フィデア銀」(2026-10-01)

分析日 2026-10-16