株譜
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富山銀行 8365

富山の小さな地銀。直近の増益は債券の売却益頼みで、本業の稼ぐ力は ROE を資本コストへ届かせない。

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,711 円91 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,134 円114 億円差 −19.8%
10 年後から見ると やや割高 価値 1,711 円91 億円 · 差 −19.8% · 期待の年率 +5.1%
期待の年率リターン(10 年)+5.1%資本コスト比 −3.4 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

富山銀行は、富山市を本拠に富山県と石川県で営業する小さな地方銀行だ。貸出は 3,800 億円、預金は 5,100 億円で、2026 年 3 月期の純利益は 10.5 億円。筆者は、10 年の本源価値は今の時価総額を下回ると見る。

理由は二つある。一つは、直近の増益の質だ。経常利益 18 億円は有価証券関係の収益に押し上げられ、2027 年 3 月期は 14 億円へ 2 割減る予想になっている。繰り返せない利益を、10 年の利益には織り込まない。もう一つは、10 年後も ROE が 4% 前後と、資本コスト 8.5% に届かないことだ。

気になる点は構造だ。有価証券が貸出の 35% と大きく、運用の成否が利益を左右する。金利が急に変わると、債券の評価損が自己資本に響く。

筆者なら、売却益を除いたコア業務純益が 16 億円に届くと確かめられるまで待つ。第 7 次中計の進み方と、債券の評価損益も見ておきたい。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、安く見えるが、儲けの質が悪い年を拾っている株だ。

時価総額は 114 億円で、自己資本 310 億円の 0.37 倍。純利益 10.5 億円に対する PER は 11 倍だ。しかしその利益は、債券の売却益に押された面がある。売却益を除いたならした利益は 8 億円台で、PER は 14 倍を超える。

事業の儲け口は広がらない。富山県の人口は 26.4% 減り、貸出の金利は大手行との競争で決まる。ROE は 10 年後も 4% 前後と、資本コストの半分に届かない。

筆者なら、コア業務純益が 16 億円に届き、債券の損益に左右されない利益の柱が見えるまで買わない。例えば、貸出の利ざやが広がり、手数料収入の比率が上がれば、見方は変わる。安全域は今の値段に十分にはない。地域の銀行が報われるかは、運用ではなく貸出の質で決まる。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心は、貸出と、預金で集めたお金の運用だ。

連結の貸出は 3,819 億円で、前の期より 12 億円減った。個人の消費者ローンは 448 億円で、貸出の約 12%。預金は 5,115 億円で 95 億円増えた。余った資金は有価証券 1,356 億円で運用し、前の期より 126 億円増やした。貸出に比べて有価証券の比率が高いのが特徴だ。

2026 年 3 月期は、経常収益が 138 億円で 42% 増え、経常利益は 17.8 億円、純利益は 10.5 億円だった。有価証券関係の収益が増えたのが主因だ。2027 年 3 月期は経常利益 14 億円と 21% の減益を見込む。

第 7 次中期経営計画は、2028 年度にコア業務純益(投信の売却益を除く)16 億円以上、最終利益 10 億円以上、NISA 残高 80 億円以上、事業承継のコンサルティング累計 1,000 件を掲げる。2025 年度の実績はコア業務純益 8 億円、NISA 残高約 40 億円、事業承継 735 件だ。2025 年 6 月に監査等委員会設置会社へ移った。

優良さと弱いところ

良さは地域に根ざした小回りにあり、弱さは運用への依存にある。

良い点は、預金が伸び、国内基準の自己資本比率が連結 9.28% と最低基準の 4% を倍以上上回ることだ。単純な比率も 5.5% と地銀の中では厚い。富山県と石川県の中小企業を相手に、事業承継のコンサルティングを積み上げている。

弱い点は三つある。一つ目に、利益の多くが有価証券関係の収益で、本業の貸出の利益は薄い。コア業務純益は 8 億円と、純利益のほうが多い年がある。二つ目に、北陸銀行や富山第一銀行が県内で競い、貸出の金利は競争が決める。三つ目に、富山県の人口は 2050 年に 26.4% 減る。

quality は、循環 +0.5%、値決め力 +0.25%(大手行と競合)、借金 0%、寿命 +0.25%(人口 26.4% 減)の合計 +1.0%、k は 8.5% とした。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

地方銀行は、2024 年の政策金利の解除で「金利のある世界」に入った。

短期金利が 2% に上がる間、変動金利の貸出はほぼ全部が上がる。預金金利は預金ベータ(4 割ほど)の分だけ遅れて追うので、利ざやは広がる。10 年後に短期 2%・長期 3% で落ち着けば、貸出の利ざやは今より 0.4% ほど高い水準で安定する。債券は金利が上がると評価損が出るが、満期まで持てば元本は戻る。

北陸は、富山県が人口 2050 年に 26.4% 減、石川県が 20.8% 減と、日本海側の中では減りが緩やかな部類に入る。製造業の集積があり、貸出の需要は底堅い。ただ、新幹線の延伸の効果は一巡し、これからは人口の減る県で貸出を維持する段階に入る。

競争の構図は、広域の北陸銀行(ほくほく FG)が首位で、富山第一銀行が追う。富山銀行は小口の取引と地域密着で補う形だ。2026 年は東北などで地銀の統合が相次いでおり、北陸でも再編の話が出うる。小さな銀行は、システムの費用と人材の面で厳しくなる。地銀の連携は、システムや商品の共同利用から始まるのが通例だ。

資本政策と M&A

資本の使い方は、配当を 3 割に抑え、自己資本比率の維持を優先する形だ。

配当は中間と期末の合計で、配当性向は 3 割を目安にしている。2026 年 3 月期の配当総額は約 2.9 億円で、純利益 10.5 億円の約 28%。自社株買いは行っていない。

資本政策の注目点は、有価証券の運用だ。第 7 次中計では、投信の売却益を除いたコア業務純益を指標に据え、運用に頼らない収益の育成を掲げる。再編・提携では、経営統合の動きは今のところない。

筆者は、有価証券が貸出の 35% と大きい点を重く見る。配当を増やすより、運用の損失を出さずに自己資本を厚くするほうが、株主にとって安全だ。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

富山銀行は、小さいが身軽な地域の銀行だ。預金は 5,115 億円で、前の期から 95 億円増えた。国内基準の自己資本比率は 9.28%、単純な比率も 5.5% と、地銀の中では厚い。短期金利が 2% に上がれば、貸出の利ざやは広がり、有価証券の利回りも上がる。第 7 次中計のコア業務純益 16 億円は、2025 年度の 8 億円から倍だが、金利の追い風と事業承継のコンサルティングで届く範囲にある。NISA の残高は 40 億円から 80 億円へ増やす計画だ。債券の運用で先に利回りを積んだ分は、金利上昇後も利息として残る。時価総額は自己資本の 0.37 倍と安く、再編の観測が出れば、見直し買いも起きうる。北陸は製造業の集積があり、貸出の質も堅い。富山銀行は 2025 年に監査等委員会設置会社へ移り、経営の監督を強めた。取締役会の独立性が高まれば、資本の使い方も株主を意識したものになりやすい。

慎重な見方

直近の経常利益 18 億円は、有価証券関係の収益に押し上げられた。2027 年 3 月期は 14 億円へ 2 割減る予想で、売却益は繰り返せない。コア業務純益は 8 億円しかなく、本業の稼ぐ力は純利益の半分以下だ。純利益は自己資本の 3% 前後で、資本コスト 8.5% の 3 分の 1 にすぎない。有価証券が貸出の 35% と大きく、金利が急に変わると評価損が自己資本を直接削る。北陸銀行と富山第一銀行が県内で競い、貸出の金利は競争が決める。富山県の人口は 2050 年に 26.4% 減り、貸出は名目でも伸びにくい。再編が進む中、小さな銀行は不利な条件を飲むことになりやすい。運用で稼ぐ銀行は、金利の方向が逆に振れた年に大きく崩れる。2022 年 3 月期の純利益は 3 億円まで落ちており、利益の振れの大きさは実績が示している。再編の波に乗れないまま、時間がたつほど資本の薄さと運用の振れが重くなる。

どちらに重みを置いたか

薄い本業と運用への依存が、利ざやの回復を上回ると見る。中立の 10 年後の時価総額は 125 億円、ROE は 3.9%。今の時価総額 114 億円は上回るが、還元と時間価値を含めた現在価値では下回る。悲観の確率は、有価証券の比率の高さを踏まえて地銀の標準の 10% に置き、やや悲観を 25% と厚めにした。楽観は、本業の収益が計画を超える道に限り 8% とした。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 2,814 円150 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 701 円37 億円)。 今の値に割り戻すと 1,711 円91 億円、今との差 −19.8%、 期待の年率 +5.1%(資本コスト 8.5%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 4,519 円241 億円 993 円53 億円 +158.3% +10.0% 441 円24 億円
やや楽観 17% 4,034 円215 億円 900 円48 億円 +131.2% +8.7% 839 円45 億円
中立 40% 3,440 円184 億円 787 円42 億円 +98.1% +7.1% 1,691 円90 億円
やや悲観 25% 1,220 円65 億円 525 円28 億円 −18.2% −2.0% 436 円23 億円
悲観 10% 862 円46 億円 225 円12 億円 −49.1% −6.5% 109 円6 億円
加重平均100% 2,814 円150 億円701 円37 億円 +64.7% +5.1% 3,515 円188 億円

今の株価時価総額 2,134 円114 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 8% 楽観:本業のコア業務純益が計画を超え、純利益が 20 億円へ 利益 21 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 4,519 円241 億円

事業承継と中小企業向けのコンサルティングが広がり、貸出が富山・石川で年 3% 台後半伸びる。短期金利 2% の定着で事業性貸出の利ざやが広がり、有価証券の売却益に頼らない本業の利益が育つ。NISA の残高は計画の 80 億円を超え、手数料が経費の一部を賄う。経費は物価と賃金で増えるが、デジタル化で抑える。与信費用は平常の水準に収まる。純利益は 20 億円。配当は性向 3 割台を保ち、増配が続く。債券の運用では、損失を出さずに利回りを積み上げる。北陸新幹線の延伸で石川・富山の往来が増え、観光と商業の貸出先が広がる。

  • 法人・公共向け貸出:数量 0.5(事業性・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 0.02(貸出利ざや(預金調達差引後・率))→ 売上 73 億円・営業利益 16 億円。n
  • 個人向け貸出:数量 0.1(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(率))→ 売上 7 億円・営業利益 1 億円。n
  • 有価証券・市場運用:数量 0.1(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(運用利回り-調達(率、売買損益を含む))→ 売上 20 億円・営業利益 11 億円。n
  • 手数料・預り資産:数量 0.1(預り資産残高(兆円))× 価格 0.01(手数料率(為替・ローン手数料を含む総額÷預り資産))→ 売上 8 億円・営業利益 1 億円。n

倍率:事業の純利益 20 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.0% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 241 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:有価証券への依存が高い銀行が、貸出の利ざやだけで利益を倍にする道は例外に近い。8% に置いた。

やや楽観 17% やや楽観:コア業務純益が 16 億円の計画に届き、純利益が 18 億円台に乗る 利益 18 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 4,034 円215 億円

第 7 次中期経営計画の目標を達成し、以後も貸出が名目で年 3% 前後伸びる。富山県は人口が 2050 年に 26% 減る見通しだが、富山市と金沢市の事業の集積が貸出を支える。有価証券は評価損が縮み、運用の利回りは緩やかに上がる。事業承継のコンサルティングは累計 1,000 件に達し、手数料が育つ。純利益は 18 億円で、配当は性向 3 割台を保つ。貸出の質は保たれ、与信費用は平常の水準に収まる。貸出先の業種は製造業を中心に分散しており、与信費用は低く抑えられる。経費率も少しずつ下がる。金利の上昇は貸出の利ざやを押し上げ、預金金利の上昇を上回る。

  • 法人・公共向け貸出:数量 0.4(事業性・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 0.02(貸出利ざや(預金調達差引後・率))→ 売上 67 億円・営業利益 14 億円。n
  • 個人向け貸出:数量 0.1(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(率))→ 売上 7 億円・営業利益 1 億円。n
  • 有価証券・市場運用:数量 0.1(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(運用利回り-調達(率、売買損益を含む))→ 売上 19 億円・営業利益 9 億円。n
  • 手数料・預り資産:数量 0.1(預り資産残高(兆円))× 価格 0.01(手数料率(為替・ローン手数料を含む総額÷預り資産))→ 売上 6 億円・営業利益 1 億円。n

倍率:事業の純利益 18 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.5% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 215 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:第 7 次中計のコア業務純益 16 億円(2028 年度)を達成し、その後も緩やかに伸びる道。17% を置いた。

中立 40% 中立:債券の売却益は剥げるが、利ざやの回復で純利益は 15 億円台にとどまる十年 利益 16 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 3,440 円184 億円

短期金利 2%・長期 3% が定着し、貸出の利ざやは今より 0.4% 前後広い水準で落ち着く。富山県の人口は 2050 年に 26% 減る見通しで、貸出は名目で年 2.2% 前後の伸びにとどまる。事業性貸出は 4,180 億円、個人向けは 520 億円まで増える。有価証券は貸出の半分近くと大きく、運用の巧拙が利益を左右する。売却益は繰り返せないので、10 年の利益には織り込まない。預金金利は遅れて追い、広がった利ざやの一部は預金集めの競争で消える。経費は物価と賃金で増える。純利益は 15.6 億円。

  • 法人・公共向け貸出:数量 0.4(事業性・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(預金調達差引後・率))→ 売上 62 億円・営業利益 13 億円。n
  • 個人向け貸出:数量 0.1(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(率))→ 売上 6 億円・営業利益 1 億円。n
  • 有価証券・市場運用:数量 0.1(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(運用利回り-調達(率、売買損益を含む))→ 売上 17 億円・営業利益 8 億円。n
  • 手数料・預り資産:数量 0.1(預り資産残高(兆円))× 価格 0.01(手数料率(為替・ローン手数料を含む総額÷預り資産))→ 売上 6 億円・営業利益 1 億円。n

倍率:事業の純利益 16 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 3.9% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 184 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:直近の増益は有価証券関係収益に押された面があり、本業の回復と相殺される標準的な筋書き。最も重く 40% を置いた。

やや悲観 25% やや悲観:北陸銀行など大手に押され、債券の評価損が利益を削る 利益 9 億円 · PER 7.0 倍 · 株価時価総額 1,220 円65 億円

北陸銀行や富山第一銀行が事業性貸出の金利を下げて取りにくる。富山銀行は預金を集めるために金利を上げざるをえず、利ざやの改善は経費の増加に食われる。金利の急変で債券の評価損が膨らみ、売却して損失を確定する局面も出る。貸出は名目で年 1.0% しか伸びない。与信費用は人口減の地域で高止まりする。純利益は 9 億円で、配当は性向を保てず削る。再編の話が出ても、条件は小さな側に不利になる。貸出先の質は保たれるが、利益率が薄く、自己資本の積み上がりは遅い。預金の流出を防ぐための金利も重い。数年に一度は利益が大きく落ち込む年が混じる。

  • 法人・公共向け貸出:数量 0.4(事業性・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(預金調達差引後・率))→ 売上 47 億円・営業利益 7 億円。n
  • 個人向け貸出:数量 0.0(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(率))→ 売上 5 億円・営業利益 0 億円。n
  • 有価証券・市場運用:数量 0.1(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(運用利回り-調達(率、売買損益を含む))→ 売上 13 億円・営業利益 5 億円。n
  • 手数料・預り資産:数量 0.1(預り資産残高(兆円))× 価格 0.01(手数料率(為替・ローン手数料を含む総額÷預り資産))→ 売上 4 億円・営業利益 0 億円。n

倍率:事業の ROE は 2.4%(純利益 9.3 億円 ÷ 自己資本 381 億円)。k 8.50%、g 3%、残る割合 1/2 で式の PER は 8.2 倍(ROE が k 以下なので上限は 1÷k = 11.8 倍)。式の 85% の 7.0 倍に置いた。

確率:有価証券が貸出の 35% と大きく、金利の急変で損益が振れやすい。小さな銀行の利益が伸びにくい道として 25% を置いた。

悲観 10% 悲観:人口減の加速と債券の大きな損失が重なる 利益 1 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 862 円46 億円

構造的に負ける筋書き。富山県の人口減が加速し、貸出が名目でも縮む。金利の急変で債券に大きな評価損が出て、売却で損失を確定する。取引先の倒産で与信費用も急増し、利益はほとんど出ない。国内基準の比率が最低基準の 4% に近づき、配当は止まる。自己資本は 230 億円まで減る。再編は救済に近い形になり、少数株主に不利な比率になりうる。貸出の縮小と利ざやの低下が重なり、純利益は 1 億円にも届かない。預金の流出も進み、資金繰りの手当てに費用がかさむ。経営の立て直しには数年かかる。貸出先の信用の悪化が数期続き、引当金の積み増しが利益を食う。

  • 法人・公共向け貸出:数量 0.3(事業性・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(預金調達差引後・率))→ 売上 33 億円・営業利益 1 億円。n
  • 個人向け貸出:数量 0.0(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(率))→ 売上 3 億円・営業利益 0 億円。n
  • 有価証券・市場運用:数量 0.1(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(運用利回り-調達(率、売買損益を含む))→ 売上 10 億円・営業利益 1 億円。n
  • 手数料・預り資産:数量 0.0(預り資産残高(兆円))× 価格 0.01(手数料率(為替・ローン手数料を含む総額÷預り資産))→ 売上 3 億円・営業利益 0 億円。n

倍率:悲観の床は、今の自己資本(310 億円)に 0.15 を掛けた 47 億円。地銀の悲観の目安(0.45)より低いのは、有価証券が貸出の 35% と大きく、悲観では債券の損失が自己資本を直接削るため。純利益 ÷ k は 1 億円で、これを上回る床にはしない。

確率:有価証券の比率が高く、金利の急変で損失が自己資本を削る構造的な負けを 10% に置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

法人・公共向け貸出

富山県・石川県の中小企業・事業性融資と自治体向けの貸出。

数量事業性・公共向け貸出残高(兆円)価格貸出利ざや(預金調達差引後・率)売上営業利益
今 2026/03 0.3 0.01 37 8
10 年後 中立 0.4 0.01 62 13

取り方:連結の貸出は 3,819 億円(2026 年 3 月末)。消費者ローン 448 億円を除いた約 3,370 億円を事業性・公共向けとした。利ざやは 1.1% と置いた。 【推定】開示の内訳ではない。数量は名目の残高、率は物価を掛けていない利ざや・手数料率で置く。4 つのセグメントの利益の合計を、2026/03 期の連結経常利益 17.8 億円に合わせた。

個人向け貸出

住宅ローン・個人ローンなど個人向けの貸出。

数量個人向け貸出残高(兆円)価格貸出利ざや(率)売上営業利益
今 2026/03 0.0 0.01 4 0
10 年後 中立 0.1 0.01 6 1

取り方:消費者ローン 448 億円(貸出の約 12%)を個人向けと置いた。住宅ローンは競争が厳しく、利ざやは 0.9% と置いた。 【推定】開示の内訳ではない。数量は名目の残高、率は物価を掛けていない利ざや・手数料率で置く。4 つのセグメントの利益の合計を、2026/03 期の連結経常利益 17.8 億円に合わせた。

有価証券・市場運用

国債・地方債・外債・投信・株式などの運用。

数量有価証券残高(兆円)価格運用利回り-調達(率、売買損益を含む)売上営業利益
今 2026/03 0.1 0.01 19 10
10 年後 中立 0.1 0.01 17 8

取り方:有価証券は 1,356 億円(2026 年 3 月末、前の期より 126 億円増)。2026 年 3 月期は有価証券関係の収益が増えたので、売却益を含めて 1.4% と置いた。10 年後は売却益が剥げた水準に戻す。 【推定】開示の内訳ではない。数量は名目の残高、率は物価を掛けていない利ざや・手数料率で置く。4 つのセグメントの利益の合計を、2026/03 期の連結経常利益 17.8 億円に合わせた。

手数料・預り資産

投信・保険の販売、為替・ローン関連の手数料。

数量預り資産残高(兆円)価格手数料率(為替・ローン手数料を含む総額÷預り資産)売上営業利益
今 2026/03 0.0 0.01 4 0
10 年後 中立 0.1 0.01 6 1

取り方:預り資産の残高は確かめられず、NISA 残高約 40 億円から逆算して 450 億円と置いた。為替・ローン手数料を含めた総額を預り資産で割った率を 0.95% と置いた。 【推定】開示の内訳ではない。数量は名目の残高、率は物価を掛けていない利ざや・手数料率で置く。4 つのセグメントの利益の合計を、2026/03 期の連結経常利益 17.8 億円に合わせた。

リスクと懸念

債券の評価損と損失の確定

有価証券 1,356 億円は貸出の 35% にあたる。金利が想定より速く上がると評価損が出て、売却すれば損失が確定する。

売却益が剥げた後の利益

直近の利益は有価証券関係の収益に押し上げられた。売却益がなくなれば、純利益は 10 億円を下回りうる。

大手行との競争

北陸銀行と富山第一銀行が県内で競う。貸出の金利で競り負ければ、小さな銀行の利ざやは広がらない。

人口減と地盤の細り

富山県の人口は 2050 年に 26.4% 減る。貸出は名目でも伸びにくく、物価と賃金で膨らむ経費を吸収しきれないおそれがある。

再編で不利な立場になる

地銀の再編が各地で進む。小さな銀行は、システムの費用と人材の面で劣勢になる。統合の条件が小さな側に不利になることもある。

今後の分かれ目

コア業務純益が 12 億円を超える
第 7 次中計の 16 億円が現実味を帯び、楽観側の重みが 8% から 15% 前後へ上がる。
2027 年 3 月期の経常利益が予想の 14 億円を下回る
債券の運用が重しになっている証拠で、悲観の確率が 10% から 15% 前後へ上がる。
北陸の地銀同士の経営統合の発表がある
比率次第で少数株主の取り分が変わる。小さな側なら不利な比率になりうる。
短期金利が 2% に届かず 1% 台前半で止まる
貸出の利ざやが広がらず、純利益は 10 億円前後にとどまる。
債券の評価損が自己資本の 2 割を超える
貸出を絞って利益が落ち、悲観の確率が 20% 近くへ上がる。

見ておくもの

  • コア業務純益(投信の売却益を除く)
  • 有価証券の評価損益と残高
  • 貸出金の伸びと利ざや
  • NISA 残高と事業承継の件数
  • 北陸の地銀の再編

倍率と資本コストの決め方

本業の利益と有価証券の損益を分け、直近の売却益は 10 年の利益に織り込まなかった。PER は ROE と k から式で決めた。今の PBR 0.37 倍や同業の PER は市場の見方であり、比較に使うだけで置き場にはしていない。起点の純利益は一過性の売却益を除いたならし値 8.5 億円とした。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 9.6→11.76 倍・やや楽観 PER 8.8→11.76 倍・中立 PER 8→11.76 倍)。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% + quality 1.0% = 8.5%。個別のリスク(債券の損失・再編)は k に足さず、筋書きと確率で表した。

同じ業種(銀行業)の AI 分析

割安 大光銀行8537 新潟・長岡の第二地銀。金利上昇で稼ぎは戻るが、薄い資本と人口減の県で、戻り幅が価値を分ける 本質価値との差 +64.6% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 筑波銀行8338 茨城2位の地銀。金利上昇で利益は倍近くまで伸びるが、公的資金350億円の返済と薄い資本が重荷。今の値段はやや割安 本質価値との差 +43.8% · 10 年 割安(年 +11.6%) やや割安 三井住友トラストグループ8309 受託資産と手数料が厚い信託グループ。利益ベースの正当化PERで控えめに置き、資本コスト7.25%で10年の本質価値は今の時価総額を約5%上回る(適正) 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 東京きらぼしフィナンシャルグループ7173 東京唯一の地銀。金利上昇で稼ぎは伸びるが、資本の薄さと再編の行方で価値が大きく分かれる 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ひろぎんホールディングス7337 広島の厚い基盤と金利上昇でROEは10%前後へ。資本コスト8%の利益ベースで測ると、改善はほぼ織り込まれ今の値段は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 株式会社紀陽銀行8370 大阪の成長と和歌山の首位を併せ持つが、資本は薄い。金利上昇の追い風を織り込んでも、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トマト銀行8542 岡山2番手の第二地銀。金利で稼ぎは戻るが、優先株100億円の行方が普通株主の取り分を左右する 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 三井住友フィナンシャルグループ8316 利ざや拡大と海外・Olive で ROE 10% 前後へ。新しく投じるお金の稼ぎだけが薄れる利益ベースの PER で測ると、3 メガで最も低い今の PBR は適正 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 武蔵野銀行8336 埼玉で2番手の地方銀行。利ざやの広がりでROEは9%へ向かい、資本コスト8%で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +13.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 栃木銀行8550 金利上昇の追い風は強いが、稼ぐ力の底上げは道半ば。栃木の第二地銀は10年後の収益力に見合う値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) 適正 ゆうちょ銀行7182 貯金は伸びないが、国債の入れ替えと日銀預け金の金利で利ざやが広がる。利益が金利頼みで倍率を控えめに置くと、親会社の売出しも入れて今の値段はやや割高 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 トモニホールディングス8600 利ざやの拡大でROEは7%台へ上がるが資本コストに届かない。今の値段は価値を1割弱上回るが、適正の範囲 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ5832 岡山で県内企業の45%が主取引とする基盤に利ざや拡大が乗る。資本コスト8.25%の利益ベースで測ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 株式会社七十七銀行8341 宮城でシェア55.9%の牙城。半導体工場の白紙撤回後も利ざや拡大とVision 2030の上方修正が効くが、資本コスト8%の利益ベースで今の値段は適正 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 東和銀行8558 群馬の2番手行。債券の入れ替えで膿を出し切り、稼ぐ力は戻る途上だが、資本の薄さが値段の上限を決める 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 株式会社佐賀銀行8395 県内企業の6割弱をメイン先にする盤石の地銀。金利の追い風は厚いが資本が薄く、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ふくおかフィナンシャルグループ8354 九州最大手。会社予想どおり利益が伸びROE10%前後が続くなら、資本コスト8.25%の利益ベースで見ても今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 清水銀行8364 静岡県全域に店舗を持つ中堅地銀。金利上昇で稼ぎは2倍以上になるが、ROEは資本コストに届かず、厚い自己資本を価値に変えきれない 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 三菱UFJフィナンシャル・グループ8306 国内最大で最も国際分散した銀行グループ。利益ベースの PER で測ると ROE 10〜11%に見合う値段は今よりやや低く、3 メガで最も上の余地が小さい。やや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 いよぎんホールディングス5830 海事金融という堀を持つ愛媛の首位行。堀は本物だが自己資本が厚く、資本コスト8.25%の利益ベースでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 横浜フィナンシャルグループ7186 神奈川の厚い基盤に利ざや拡大が乗りROE10%前後へ。資本コスト8%の利益ベースで測ると、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 十六フィナンシャルグループ7380 岐阜の県内首位を握る地銀。金利で利ざやは広がるが人口減の逆風が重く、資本コスト8.25%の利益ベースで今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社琉球銀行8399 沖縄の厚い基盤と金利の追い風は本物。ただ資本が薄く効率も低め。今の値段は本質価値と大きく変わらない 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 りそなホールディングス8308 国内専業で利ざや拡大の恩恵が素直に効く。ROE 12% 前後を利益ベースの PER で測り、資本コスト 7.5% に合わせると、今の値段はやや割高 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 池田泉州ホールディングス8714 大阪北摂・泉州の地銀。金利の追い風でROE10%へ向かうが、競争と費用の重さで10年の価値は今の値段を1割ほど下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 第四北越フィナンシャルグループ7327 新潟で貸出の半分を握る地方銀行。金利上昇の追い風は本物だが人口減が量を抑え、資本コスト8.25%の利益ベースで今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 南都銀行8367 奈良の5割の基盤に金利の追い風が乗る。人口減と重い経費が利益の伸びを抑え、10年の価値は今の値段を1割ほど下回る 本質価値との差 −0.9% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 山口フィナンシャルグループ8418 山口・広島・北九州に3行を持つ中四国最大級の地銀。利ざやの改善で稼ぐ力は戻るが収益性は同業に見劣りし、今の値段はやや割高 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 大東銀行8563 福島県郡山の小さな単独行。利ざやの回復は追い風だが、評価損と薄い資本で価値の伸びは限られる。 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社CCIグループ7381 石川の首位行は金利上昇の追い風を受けるが、利益はまだ薄い。10年で見ても、今の値段にはやや先走り感がある 本質価値との差 −4.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 九州フィナンシャルグループ7180 TSMC熊本効果で法人融資が伸びる肥後・鹿児島銀行の持株会社。ROEが資本コストにまだ届かず、今の値段は追い風を払いすぎてやや割高 本質価値との差 −4.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 北洋銀行8524 道内首位の基盤に金利上昇の追い風。ただ自己資本比率が薄く、資本コスト8.75%の利益ベースで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 鳥取銀行8383 鳥取県の最大の地銀。利ざやの回復は追い風だが、薄い利ざやと人口減で ROE は資本コストに届かない。 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 フィデアホールディングス8713 山形と秋田の2番手行が2027年1月に合併する。稼ぐ力は戻りつつあるが、人口減と薄い資本が上値を抑える 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 西日本フィナンシャルホールディングス7189 福岡で福岡銀行を追う地銀。資本コスト8.25%はROEの回復に厳しく、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでやや割高 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 株式会社岩手銀行8345 岩手県の貸出の47%を握る首位行。北東北3行の統合協議に入ったが、10年後の中立でもROEは資本コストに届かない 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 千葉銀行8331 千葉興業銀行との統合を含め貸出が名目で伸びるが、資本コスト8%の利益ベースのPERで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 株式会社おきなわフィナンシャルグループ7350 沖縄の厚い基盤に金利の追い風。ただ資本が薄く観光に偏る点を織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 めぶきフィナンシャルグループ7167 北関東の統合地銀。利ざや拡大でROEは10%を超えるが、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 SBI新生銀行8303 公的資金完済・再上場で身軽になったSBI系複合銀行。利ざや拡大とレイク・アプラスの高採算を乗せても、資本コスト8.5%で見ると今の値段はやや先取りで、やや割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 山陰合同銀行8381 経費の軽さと県外への貸出拡大が強み。利ざや拡大の追い風は大きいが、人口減と含み損が重く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −9.6% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 山梨中央銀行8360 県内シェア5割強の地銀。利ざやで利益は伸びるが、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや高め 本質価値との差 −9.7% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 株式会社プロクレアホールディングス7384 青森で企業の7割が主力行に選ぶ首位行。金利で稼ぎは大きく伸びるが、薄い自己資本と人口減でROEは資本コストに届かず、10年後の価値は今を下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) やや割高 京葉銀行8544 利ざや拡大で稼ぐ力は戻るが、千葉の再編で後ろに回る不安が残る。今の値段は10年の見通しに対して高め 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 名古屋銀行8522 愛知県内2位の地銀。金利上昇で利益は伸びるが、ROEは資本コスト並みにとどまり、統合の条件も未定のため、利益ベースでは今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 千葉興業銀行8337 千葉銀行との1対1の統合で行き先は決まった。金利上昇で利益は倍になるが、薄い自己資本が還元を縛りROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社百十四銀行8386 香川の寡占と船舶金融を持つ良い銀行だが、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は金利上昇を織り込んでもやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 三十三フィナンシャルグループ7322 金利の追い風は確か。だが資本が薄く再編も白紙で、ROE は資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段を2割余り下回る 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 南日本銀行8554 鹿児島の第二地銀。直近の利益は税の軽さで厚く、優先株 85 億円の整理が普通株の取り分を決める。 本質価値との差 −17.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社大分銀行8392 大分の企業の半数がメインバンクに選ぶ盟主。利ざやで稼ぎは2倍以上に伸びるが、薄い自己資本が重く、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 みずほフィナンシャルグループ8411 ROE は 10% 前後にとどまり、3 メガ共通の控えめな倍率で置くと、利益ベースでは今の値段は割高 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社秋田銀行8343 秋田県で企業の過半が主力行に選ぶ首位行。金利上昇で稼ぎは倍近くになるが、人口減が重く、ROEは資本コストに届かず今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社宮崎銀行8393 宮崎県の最大手地銀。利ざやで稼ぎは膨らむが、薄い自己資本と人口減が重く、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社四国銀行8387 金利の追い風は強いが、高知の人口減で稼ぐ力が資本コストに届かない。10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 株式会社ほくほくフィナンシャルグループ8377 北陸・北海道2行体制に利ざや拡大とラピダス特需が乗るが、単独路線のまま。資本コスト8.5%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社 百五銀行8368 三重の預金と貸出で首位の地銀。資本が厚く稼ぎ方が重いため、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段は先の利益を織り込んで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 福井銀行8362 福井県の貸出の約半分を握る地銀。合併の効果と利ざや拡大でROEは上向くが、資本コストには届かず、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 株式会社 北日本銀行8551 北東北で唯一残る第二地銀。金利上昇で利益は伸びるが、10年後の中立でもROEは資本コストに届かない 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 株式会社滋賀銀行8366 県内の預貯金の約半分を握る滋賀の地銀。利上げの追い風は本物だが経費率が重く、資本コスト7.75%の利益ベースでは今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 八十二長野銀行8359 長野で合算シェア6割超の堀を持つが、資本コスト8%の利益ベースで測ると、中計ROE8%の達成を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 群馬銀行8334 群馬県内シェア44%の最強地銀。利ざや拡大と第四北越FGとの越境統合でROE10%超を狙うが、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −25.5% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 しずおかフィナンシャルグループ5831 静岡で法人取引の首位を握る東海最大級の地方銀行。事業は強いがROEは資本コストを少し上回る程度で、利益ベースの今の値段はやや割高 本質価値との差 −25.5% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 筑邦銀行8398 福岡県南部の地銀。貸出は伸びているが、薄い収益と自己資本で ROE は資本コストに届かない。 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 島根銀行7150 SBI の資本で立て直す島根の小さな地銀。優先株が 170 億円まで膨らみ、普通株主に残る利益は薄い。値打ちは今の値段を下回る 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 セブン銀行8410 コンビニ ATM の独走に、ファミマ 1.6 万台という追い風。ただ稼ぎは薄く、キャッシュレスの長い逆風も続く。倍率を抑えて見ると、いまの値段は先の成長を織り込みすぎている 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 あおぞら銀行8304 米国オフィス融資の傷が癒え、大和証券を軸に投資銀行へ軸足を移すあおぞら銀行。ROEが資本コストに届かない間は、今の値段に安全域は乏しい 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 東邦銀行8346 福島で預金・貸出の3分の1強を握る首位行。金利上昇で稼ぎは倍近くになるが、ROEは資本コスト未満にとどまり今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 株式会社阿波銀行8388 徳島の盟主は利ざや拡大で稼ぎが伸びるが、ROEは資本コストに届かない。10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −33.4% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 大垣共立銀行8361 岐阜の老舗地銀。利ざや拡大は追い風だが ROE は資本コストに届かず、今の値段には届かない 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 山形銀行8344 県内最大手でも人口減の山形が地盤。利ざやで稼ぎは倍増するが資本コストに届かず、今の値段は10年先の価値より高い 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 スルガ銀行8358 シェアハウス問題を片付け、利ざや拡大で稼ぐ力が戻った地方銀行。だが税の軽さで膨らんだ利益を前提に値が付いており、資本コストを大きく超える見込みも薄く、割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 富山第一銀行7184 富山県2位の地銀。利ざや拡大は追い風だが、運用益に頼る利益とROEの低さで、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 京都フィナンシャルグループ5844 京都の地盤と政策保有株の含み益が強みだが、ニデック株は会計不正で下落。資本コスト8%の利益ベースで測ると今の値段は割高。2026年3月期の利益は株の売却益で膨らんでおり、実力利益で測る 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 あいちフィナンシャルグループ7389 名古屋圏2位の合併行。統合の宿題と低いROEを抱え、資本コスト8%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 愛媛銀行8541 県内第2位の第二地銀。金利上昇で利益は伸びるが、人口減で資本コストに届かず、今の値段は10年先の稼ぎに対して割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 福島銀行8562 福島県の第二地銀。SBI 新生銀行が筆頭株主になったが、薄い収益と赤字の履歴が重い。 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 宮崎太陽銀行8560 宮崎県の第二地銀。本業は回復中だが、売却益に押された利益と優先株 60 億円の整理が焦点。 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 東北銀行8349 岩手の中堅地銀。利ざやは回復するが、公的資金の優先株 100 億円が普通株の取り分を削る。 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 豊和銀行8559 大分の小さな第二地銀。普通株の取り分は、220 億円の優先株が先に取った残りで決まり、今の値段を下回る。 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 高知銀行8416 高知県の地銀。評価差額金の赤字が自己資本の 27% に達し、優先株 68 億円も重く、利益の戻りは遅い。 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 じもとホールディングス7161 宮城・山形の 2 地銀を持つ持株会社。収益は回復するが、公的資金の優先株 780 億円が普通株の取り分を大きく削る。 本質価値との差 −85.1% · 10 年 割高(年 −11.0%)

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読んだ資料

  1. 富山銀行 有価証券報告書(FY2026)
  2. 富山銀行 2026年3月期決算(モネックス)
  3. 日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)

分析日 2026-10-20