株譜
AI 銘柄分析 · 銀行業 · 試作

宮崎太陽銀行 8560

宮崎県の第二地銀。本業は回復中だが、売却益に押された利益と優先株 60 億円の整理が焦点。

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,152 円61 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,226 円118 億円差 −48.2%
10 年後から見ると 割高 価値 1,152 円61 億円 · 差 −48.2% · 期待の年率 +0.6%
期待の年率リターン(10 年)+0.6%資本コスト比 −7.9 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

宮崎太陽銀行は、宮崎市を本拠に宮崎県内で営業する第二地方銀行だ。貸出は 5,600 億円、預金は 7,700 億円で、2026 年 3 月期の純利益は 15 億円。筆者は、10 年の本源価値は今の時価総額を下回ると見る。

理由は二つある。一つは、直近の増益の質だ。経常利益 26 億円は、貸出利息の増加に加えて株式等の売却益が押し上げた。売却益は繰り返せないので、10 年の利益には織り込まない。もう一つは、10 年後も ROE が 3% 前後と、資本コスト 8.5% に届かないことだ。

優先株も重しになる。2022 年に地元企業が引き受けた 60 億円の優先株は、2032 年に普通株へ一斉に替わる仕組みで、会社の価値が 130 億円を割ると、既存の普通株の持ち分は 3 割まで薄まる。

筆者なら、優先株の整理の方針と、売却益を除いた本業の利益の水準が見えるまで待つ。宮崎銀行との競争も見ておきたい。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、地域に根ざした堅実な銀行だが、安全域は薄い。

時価総額は 124 億円で、自己資本 460 億円の 0.27 倍と安く見える。しかし、優先株 60 億円を引くと普通株の純資産は 400 億円。純利益 15 億円は、株式の売却益に押し上げられた面がある。

事業の儲け口は広がらない。宮崎県の人口は 25.5% 減り、ROE は 10 年後も 3% 台と資本コストの半分に届かない。ためた利益は、額面より低い価値でしか見られない。

筆者なら、売却益を除いた本業の利益が 15 億円を超えて安定し、優先株を現金で整理する計画が示されるまで待つ。逆に、宮崎銀行との統合のような再編が起きるなら、比率を見たい。今の値段の安さは、安全域というより、収益の薄さを映したものだ。地域の銀行が長く続くかどうかは、経営者が資本を守れるかにかかる。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心は、宮崎県内の貸出と、預金で集めたお金の運用だ。

連結の貸出は 5,609 億円で、前の期より 67 億円増えた。単体の消費者ローンは 1,550 億円で、貸出の約 27%。預金は 7,747 億円で 126 億円増えた。余った資金は有価証券 1,699 億円で運用する。

2026 年 3 月期は、経常収益が 180 億円で 21% 増え、経常利益は 25.9 億円、純利益は 14.8 億円だった。貸出金利息の増加と株式等売却益の増加が利益を押し上げ、預金利息と貸倒引当金繰入額の増加が重しになった。2027 年 3 月期は経常利益 26 億円、純利益 15 億円と、ほぼ横ばいを見込む。

中期経営計画は 2024 年度から 2026 年度の 3 年で、財務の数値目標は開示されておらず、「目標とする経営指標は概ね順調」とだけ書かれている。人材面では、スキルアップ講座の受講者や男性育児休業の取得率の目標を置く。次の計画は 2027 年度から始まる。銀行業のほか、リースなど周辺の事業も営むが、利益の大半は銀行業から出る。

優良さと弱いところ

良さは地元の取引先との関係にあり、弱さは利益の質と首位との差にある。

良い点は、貸出と預金がともに伸び、国内基準の自己資本比率が連結 8.60% と最低基準の 4% を倍以上上回ることだ。地元の企業が優先株を引き受けるなど、地域の支持は厚い。自社株買いも続けている。

弱い点は三つある。一つ目に、直近の利益に株式等の売却益が含まれ、本業の稼ぐ力が見えにくい。二つ目に、宮崎県では宮崎銀行が首位で、過去最高益を出している。貸出の金利は競争が決める。三つ目に、宮崎県の人口は 2050 年に 25.5% 減る。

quality は、循環 +0.5%、値決め力 +0.25%(宮崎銀行が首位)、借金 0%、寿命 +0.25%(人口 25.5% 減)の合計 +1.0%、k は 8.5% とした。地元の企業や住民との関係の深さは、数字に出にくい強みだ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

地方銀行は、2024 年の政策金利の解除で「金利のある世界」に入った。

短期金利が 2% に上がる間、変動金利の貸出はほぼ全部が上がる。預金金利は預金ベータ(4 割ほど)の分だけ遅れて追うので、利ざやは広がる。10 年後に短期 2%・長期 3% で落ち着けば、貸出の利ざやは今より 0.4% ほど高い水準で安定する。債券は金利が上がると評価損が出るが、満期まで持てば元本は戻る。

宮崎県は人口が 2050 年に 25.5% 減る見通しで、貸出は名目で物価並みにしか伸びない。宮崎市・都城市・延岡市に事業が集まるが、周辺の町は細る。農業と食品加工、観光が地盤を支える。

競争の構図は、宮崎銀行が首位として厚く、宮崎太陽銀行は第二地銀として小口の取引と地域密着で補う形だ。九州では、鹿児島銀行を含む九州 FG、福岡の大手、熊本の再編などが進み、地銀の連携が広がる。宮崎太陽銀行は、2018 年に南日本銀行・豊和銀行と販路開拓の分野で業務提携したが、経営統合には進んでいない。地銀の連携は、システムや商品の共同利用から始まるのが通例だ。

資本政策と M&A

資本の使い方は、配当を 2 割台に抑え、自社株買いを併用する形だ。

普通株の配当は中間と期末の半々で、年間の配当性向は 2 割前後。自社株買いの枠を決め、自己株式を持つ。優先株の配当は年約 1.05 億円で、普通株より先に払う。

優先株は 2022 年に地元企業へ 60 億円で発行した第 1 回 B 種優先株で、転換請求権はない。会社は 2029 年 4 月 1 日から現金で取得でき、取得しないまま 2032 年 4 月 1 日になると、普通株へ一斉に替わる。会社は、利益の積み上げで現金による取得を目指し、転換を避ける方針だ。

筆者は、自社株買いと優先株の取得のどちらに資金を回すかを重く見る。株数を減らすのは優先株の整理が先だ。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

宮崎太陽銀行は、小さいが堅実な地域密着の銀行だ。貸出は 5,609 億円で、預金は 7,747 億円と、どちらも前の期から伸びた。国内基準の自己資本比率は 8.60% あり、貸出を増やす余力が残る。短期金利が 2% に上がれば、貸出の利ざやは広がり、純利益は 15 億円から 20 億円を超える水準まで伸びる余地がある。自社株買いを続けており、株数の減りが 1 株あたりの利益を押し上げる。優先株 60 億円は地元の企業が引き受けた安定株主で、会社は 2029 年から現金での取得を目指している。時価総額は自己資本の 0.27 倍と安く、再編の観測が出れば、見直し買いも起きうる。九州の地銀が連携を広げる中、提携の選択肢もある。宮崎県は農業と観光、食品加工の裾野が広く、貸出先の底堅さは九州の中でも悪くない。売却益に頼らなくても、貸出利息だけで利益が積み上がる局面に入りつつある。経営陣は自社株買いと優先株の整理の両立を掲げており、資本の使い方は株主を意識している。

慎重な見方

直近の経常利益 26 億円には、株式等の売却益が含まれる。売却益は繰り返せず、本業の稼ぐ力は見かけより小さい。純利益は自己資本の 3% 前後と、資本コスト 8.5% の 3 分の 1 にすぎない。宮崎県では宮崎銀行が首位で、過去最高益を出して厚みを増している。宮崎県の人口は 2050 年に 25.5% 減り、貸出は名目でも伸びにくい。優先株の整理にも時間がかかる。会社の価値が 130 億円を割ると、2032 年の一斉転換で既存株主の持ち分は 3 割まで薄まる。利益が伸びなければ、現金での整理も進まない。再編が進む九州では、小さな側が不利な条件を飲むことになりやすい。評価損の再来は、自己資本を直接削る。九州の地銀は広域の再編で規模を広げており、宮崎県でも大手行が優良な取引先を取りにくる。第二地銀が価格で対抗すれば、利ざやが削られる。自己資本比率が最低基準に近づく局面では、配当と自社株買いが先に止まる。

どちらに重みを置いたか

薄い収益と優先株の重しが、利ざやの回復を上回ると見る。中立の 10 年後の会社全体の価値は 137 億円、優先株を引いた普通株の取り分は 0.56 で 77 億円ほどになる。今の時価総額 124 億円を下回る。悲観の確率は地銀の標準の 10% に置き、やや悲観を 25% と厚めにした。楽観は、優先株を現金で整理できる道に限り 8% とした。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,915 円101 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 459 円24 億円)。 今の値に割り戻すと 1,152 円61 億円、今との差 −48.2%、 期待の年率 +0.6%(資本コスト 8.5%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 4,099 円217 億円 868 円46 億円 +123.1% +8.4% 397 円21 億円
やや楽観 17% 3,128 円165 億円 699 円37 億円 +71.9% +5.6% 651 円34 億円
中立 40% 2,280 円121 億円 530 円28 億円 +26.2% +2.4% 1,124 円59 億円
やや悲観 25% 422 円22 億円 214 円11 億円 −71.4% −11.8% 159 円8 億円
悲観 10% 379 円20 億円 55 円3 億円 −80.5% −15.1% 43 円2 億円
加重平均100% 1,915 円101 億円459 円24 億円 +6.7% +0.6% 2,374 円125 億円

今の株価時価総額 2,226 円118 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 8% 楽観:宮崎県で貸出を伸ばし、優先株を現金で買い戻して純利益が 25 億円へ 利益 25 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 4,099 円217 億円

中小企業向けの貸出が年 3% 台後半で伸び、短期金利 2% の定着で利ざやが広がる。株式等の売却益に頼らない本業の利益が育ち、預り資産の手数料も新 NISA で積み上がる。経費は物価と賃金で増えるが、地銀3行の販路開拓の提携で営業の費用は抑えられる。与信費用は平常の水準に収まる。純利益は 25 億円。優先株は 2029 年 4 月以降に現金で買い戻され、転換による希薄化は起きない。配当は性向を引き上げ、自社株買いも続ける。宮崎県の人口は減るが、宮崎市周辺の需要は底堅い。地元の企業との取引は深く、貸出先の信用は安定している。

  • 法人・公共向け貸出:数量 0.6(事業性・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 0.02(貸出利ざや(預金調達差引後・率))→ 売上 85 億円・営業利益 22 億円。n
  • 個人向け貸出:数量 0.2(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(率))→ 売上 26 億円・営業利益 2 億円。n
  • 有価証券・市場運用:数量 0.2(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(運用利回り-調達(率、売買損益を含む))→ 売上 22 億円・営業利益 9 億円。n
  • 手数料・預り資産:数量 0.2(預り資産残高(兆円))× 価格 0.01(手数料率(為替・ローン手数料を含む総額÷預り資産))→ 売上 15 億円・営業利益 2 億円。n

倍率:事業の純利益 25 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.2% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 293 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:宮崎銀行が首位を固める県内で、第二地銀が貸出を伸ばし続ける道は例外に近い。8% に置いた。

やや楽観 17% やや楽観:貸出が着実に伸び、純利益が 21 億円まで増える 利益 21 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 3,128 円165 億円

貸出が名目で年 3% 台前半伸び、利ざやの広がりが経費の増加を上回る。宮崎県は人口が 2050 年に 26% 減る見通しだが、宮崎市と都城市に事業の集積があり、貸出の下支えになる。株式の売却益は減るが、貸出の利息収入がそれを補う。純利益は 21 億円で、優先株の一部が現金で買い戻される。自社株買いは続き、1 株あたりの利益が押し上げられる。預金の個人比率が高く、調達も安定している。宮崎市と都城市の事業の集積が、貸出を下支えする。貸出先の業種は分散しており、特定の大口の破綻で利益が崩れるおそれは小さい。

  • 法人・公共向け貸出:数量 0.5(事業性・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(預金調達差引後・率))→ 売上 77 億円・営業利益 18 億円。n
  • 個人向け貸出:数量 0.2(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(率))→ 売上 24 億円・営業利益 2 億円。n
  • 有価証券・市場運用:数量 0.2(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(運用利回り-調達(率、売買損益を含む))→ 売上 21 億円・営業利益 8 億円。n
  • 手数料・預り資産:数量 0.1(預り資産残高(兆円))× 価格 0.01(手数料率(為替・ローン手数料を含む総額÷預り資産))→ 売上 12 億円・営業利益 2 億円。n

倍率:事業の純利益 21 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 3.6% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 250 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:優先株の現金での整理が進み、中計の期間を超えて緩やかに伸びる標準より良い道。17% を置いた。

中立 40% 中立:株式の売却益が剥げ、利ざやの回復と人口減が相殺する十年 利益 18 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 2,280 円121 億円

短期金利 2%・長期 3% が定着し、貸出の利ざやは今より 0.4% 前後広い水準で落ち着く。宮崎県の人口は 2050 年に 26% 減る見通しで、貸出は名目で年 2.5% 前後の伸びにとどまる。事業性貸出は 5,100 億円、個人向けは 1,770 億円まで増える。株式の売却益は一過性なので、10 年の利益には織り込まない。預金金利は遅れて追い、広がった利ざやの一部は預金集めの競争で消える。経費は物価と賃金で増える。純利益は 18 億円。優先株 60 億円は 2032 年までに現金で整理されるか、普通株に転換される。

  • 法人・公共向け貸出:数量 0.5(事業性・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(預金調達差引後・率))→ 売上 71 億円・営業利益 15 億円。n
  • 個人向け貸出:数量 0.2(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(率))→ 売上 22 億円・営業利益 2 億円。n
  • 有価証券・市場運用:数量 0.2(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(運用利回り-調達(率、売買損益を含む))→ 売上 20 億円・営業利益 8 億円。n
  • 手数料・預り資産:数量 0.1(預り資産残高(兆円))× 価格 0.01(手数料率(為替・ローン手数料を含む総額÷預り資産))→ 売上 11 億円・営業利益 1 億円。n

倍率:事業の純利益 18 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 3.2% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 215 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:直近の増益は株式等の売却益が押し上げた面があり、本業の回復と相殺される標準的な筋書き。最も重く 40% を置いた。

やや悲観 25% やや悲観:宮崎銀行に押され、優先株の転換が現実味を帯びる 利益 12 億円 · PER 6.7 倍 · 株価時価総額 422 円22 億円

県内首位の宮崎銀行が貸出の金利を下げて取りにくる。利ざやは広がらないまま預金金利だけが上がる。株式の売却益が消え、債券の評価損も膨らむ。貸出は名目で年 1.2% しか伸びない。与信費用は人口減の地域で高止まりする。純利益は 11.5 億円で、会社全体の価値は 77 億円ほどにとどまる。優先株は 2032 年に下限に近い価格で普通株に転換され、既存株主の取り分は 0.29 まで下がる。預金を集める金利競争が続き、利益の改善は限られる。貸出の質は保たれるが、利益率が薄く、自己資本の積み上がりは遅い。

  • 法人・公共向け貸出:数量 0.5(事業性・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(預金調達差引後・率))→ 売上 55 億円・営業利益 10 億円。n
  • 個人向け貸出:数量 0.2(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(率))→ 売上 17 億円・営業利益 1 億円。n
  • 有価証券・市場運用:数量 0.2(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(運用利回り-調達(率、売買損益を含む))→ 売上 15 億円・営業利益 5 億円。n
  • 手数料・預り資産:数量 0.1(預り資産残高(兆円))× 価格 0.01(手数料率(為替・ローン手数料を含む総額÷預り資産))→ 売上 8 億円・営業利益 1 億円。n

倍率:事業の ROE は 2.1%(純利益 11.5 億円 ÷ 自己資本 552 億円)。k 8.50%、g 3%、残る割合 1/2 で式の PER は 7.9 倍(ROE が k 以下なので上限は 1÷k = 11.8 倍)。式の 85% の 6.7 倍に置いた。

確率:首位の宮崎銀行が過去最高益を出す中で、第二地銀の利益は伸びにくい。25% を置いた。

悲観 10% 悲観:人口減と信用コストの急増で、優先株が普通株の 7 割を奪う 利益 1 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 379 円20 億円

構造的に負ける筋書き。県内の人口減が加速し、貸出が名目でも縮む。取引先の倒産で与信費用が急増し、利益はほとんど出ない。債券と株式の評価損が自己資本を削り、国内基準の 4% の最低基準が近づく。優先株は現金で整理できず、2032 年に下限の価格で普通株に転換される。既存の普通株主に残る割合は 0.295。再編は救済に近い形になり、少数株主に不利な比率になる。自己資本は 360 億円まで減る。貸出の縮小と利ざやの低下が重なり、純利益は 1 億円にも届かない。地元の取引先の信用も傷み、悪循環に入る。預金の流出も進み、資金繰りの手当てに費用がかさむ。

  • 法人・公共向け貸出:数量 0.4(事業性・公共向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(預金調達差引後・率))→ 売上 39 億円・営業利益 1 億円。n
  • 個人向け貸出:数量 0.1(個人向け貸出残高(兆円))× 価格 0.01(貸出利ざや(率))→ 売上 13 億円・営業利益 0 億円。n
  • 有価証券・市場運用:数量 0.1(有価証券残高(兆円))× 価格 0.01(運用利回り-調達(率、売買損益を含む))→ 売上 13 億円・営業利益 1 億円。n
  • 手数料・預り資産:数量 0.1(預り資産残高(兆円))× 価格 0.01(手数料率(為替・ローン手数料を含む総額÷預り資産))→ 売上 5 億円・営業利益 0 億円。n

倍率:悲観の床は、会社全体の今の自己資本(460 億円。優先株 60 億円を含む)に 0.15 を掛けた 69 億円。地銀の悲観の目安(0.45)より低いのは、単純な自己資本比率が 5.5% と薄く、悲観では利益が自己資本の 1 割にも届かず、優先株が先に請求するため。会社全体の価値に、優先株の転換後の既存株主の取り分を掛ける。

確率:宮崎県は人口減が大きく、構造的に負ける筋書きを 10% に置いた。2010 年 3 月期に赤字を出した実績がある。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

法人・公共向け貸出

宮崎県内の中小企業・事業性融資と自治体向けの貸出。

数量事業性・公共向け貸出残高(兆円)価格貸出利ざや(預金調達差引後・率)売上営業利益
今 2026/03 0.4 0.01 43 13
10 年後 中立 0.5 0.01 71 15

取り方:連結の貸出は 5,609 億円(2026 年 3 月末)。単体の消費者ローン 1,550 億円を個人向けとし、残りの約 4,060 億円を事業性・公共向けとした。利ざやは 1.05% と置いた。 【推定】開示の内訳ではない。数量は名目の残高、率は物価を掛けていない利ざや・手数料率で置く。4 つのセグメントの利益の合計を、2026/03 期の連結経常利益 25.9 億円に合わせた。

個人向け貸出

住宅ローン・個人ローンなど個人向けの貸出。

数量個人向け貸出残高(兆円)価格貸出利ざや(率)売上営業利益
今 2026/03 0.2 0.01 14 1
10 年後 中立 0.2 0.01 22 2

取り方:消費者ローン 1,550 億円(貸出の約 27%)を個人向けと置いた。住宅ローンは競争が厳しく、利ざやは 0.92% と事業性より薄い。 【推定】開示の内訳ではない。数量は名目の残高、率は物価を掛けていない利ざや・手数料率で置く。4 つのセグメントの利益の合計を、2026/03 期の連結経常利益 25.9 億円に合わせた。

有価証券・市場運用

国債・地方債・外債・投信・株式などの運用。

数量有価証券残高(兆円)価格運用利回り-調達(率、売買損益を含む)売上営業利益
今 2026/03 0.2 0.01 24 11
10 年後 中立 0.2 0.01 20 8

取り方:有価証券は 1,699 億円(2026 年 3 月末)。2026 年 3 月期は株式等の売却益が利益を押し上げたので、売却益を含めて 1.4% と置いた。10 年後は売却益が剥げた水準に戻す。 【推定】開示の内訳ではない。数量は名目の残高、率は物価を掛けていない利ざや・手数料率で置く。4 つのセグメントの利益の合計を、2026/03 期の連結経常利益 25.9 億円に合わせた。

手数料・預り資産

投信・保険の販売、為替・ローン関連の手数料。

数量預り資産残高(兆円)価格手数料率(為替・ローン手数料を含む総額÷預り資産)売上営業利益
今 2026/03 0.1 0.01 9 1
10 年後 中立 0.1 0.01 11 1

取り方:預り資産の残高は確かめられず、預金の約 1 割強の 900 億円と置いた。為替・ローン手数料を含めた総額を預り資産で割った率を 0.95% と置いた。 【推定】開示の内訳ではない。数量は名目の残高、率は物価を掛けていない利ざや・手数料率で置く。4 つのセグメントの利益の合計を、2026/03 期の連結経常利益 25.9 億円に合わせた。

リスクと懸念

優先株の一斉転換

優先株 60 億円は 2032 年 4 月に普通株へ一斉に替わる。会社の価値が 130 億円を割ると、既存株主の取り分は 3 割まで下がる。

売却益が剥げた後の利益

直近の利益に株式等の売却益が含まれる。売却益がなくなれば、純利益は 15 億円を下回りうる。

首位行との競争

宮崎銀行が過去最高益を出して厚みを増している。貸出の金利で競り負ければ、第二地銀の利ざやは広がらない。

人口減と地盤の細り

宮崎県の人口は 2050 年に 25.5% 減る。貸出は名目でも伸びにくく、物価と賃金で膨らむ経費を吸収しきれないおそれがある。

評価損と与信費用

金利の急変で債券と株式に評価損が出れば、自己資本が削られる。取引先の倒産が増えれば与信費用も急増する。

今後の分かれ目

優先株を現金で取得する発表が出る
転換による希薄化の心配が消え、中立の普通株の取り分は 0.56 から 0.7 以上へ上がる。
株式の売却益を除いた本業の利益が 15 億円を超える
利ざやの回復が裏づけられ、楽観側の重みが 8% から 15% 前後へ上がる。
宮崎銀行など県内の銀行との経営統合の発表がある
比率次第で少数株主の取り分が変わる。優先株の扱いも条件に入り、見方は大きく動く。
短期金利が 2% に届かず 1% 台前半で止まる
貸出の利ざやが広がらず、純利益は 14 億円前後にとどまる。優先株の整理は遠のく。
債券・株式の評価損が自己資本の 2 割を超える
貸出を絞って利益が落ち、悲観の確率が 10% から 20% 近くへ上がる。

見ておくもの

  • 売却益を除いた本業の利益
  • 優先株の取得方針
  • 単純な自己資本比率と評価差額金
  • 貸出金の伸びと利ざや
  • 宮崎銀行など県内の再編の動き

倍率と資本コストの決め方

本源価値は、貸出・有価証券・手数料の利益から会社全体の ROE を式で組み、PER は ROE と k から決めた。今の PBR 0.27 倍や同業の PER は市場の見方であり、比較に使うだけで置き場にはしていない。優先株 60 億円が普通株に先立つ点は、既存株主の取り分の係数で別に表し、倍率に混ぜていない。株式の売却益は、10 年の利益に織り込まなかった。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 9.1→11.76 倍・やや楽観 PER 8.3→11.76 倍・中立 PER 7.5→11.76 倍)。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% + quality 1.0% = 8.5%。優先株の転換による希薄化は k に足さず、既存株主の取り分の係数で表した。

同じ業種(銀行業)の AI 分析

割安 大光銀行8537 新潟・長岡の第二地銀。金利上昇で稼ぎは戻るが、薄い資本と人口減の県で、戻り幅が価値を分ける 本質価値との差 +64.6% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 筑波銀行8338 茨城2位の地銀。金利上昇で利益は倍近くまで伸びるが、公的資金350億円の返済と薄い資本が重荷。今の値段はやや割安 本質価値との差 +43.8% · 10 年 割安(年 +11.6%) やや割安 三井住友トラストグループ8309 受託資産と手数料が厚い信託グループ。利益ベースの正当化PERで控えめに置き、資本コスト7.25%で10年の本質価値は今の時価総額を約5%上回る(適正) 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 東京きらぼしフィナンシャルグループ7173 東京唯一の地銀。金利上昇で稼ぎは伸びるが、資本の薄さと再編の行方で価値が大きく分かれる 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ひろぎんホールディングス7337 広島の厚い基盤と金利上昇でROEは10%前後へ。資本コスト8%の利益ベースで測ると、改善はほぼ織り込まれ今の値段は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 株式会社紀陽銀行8370 大阪の成長と和歌山の首位を併せ持つが、資本は薄い。金利上昇の追い風を織り込んでも、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トマト銀行8542 岡山2番手の第二地銀。金利で稼ぎは戻るが、優先株100億円の行方が普通株主の取り分を左右する 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 三井住友フィナンシャルグループ8316 利ざや拡大と海外・Olive で ROE 10% 前後へ。新しく投じるお金の稼ぎだけが薄れる利益ベースの PER で測ると、3 メガで最も低い今の PBR は適正 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 武蔵野銀行8336 埼玉で2番手の地方銀行。利ざやの広がりでROEは9%へ向かい、資本コスト8%で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +13.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 栃木銀行8550 金利上昇の追い風は強いが、稼ぐ力の底上げは道半ば。栃木の第二地銀は10年後の収益力に見合う値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) 適正 ゆうちょ銀行7182 貯金は伸びないが、国債の入れ替えと日銀預け金の金利で利ざやが広がる。利益が金利頼みで倍率を控えめに置くと、親会社の売出しも入れて今の値段はやや割高 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 トモニホールディングス8600 利ざやの拡大でROEは7%台へ上がるが資本コストに届かない。今の値段は価値を1割弱上回るが、適正の範囲 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ5832 岡山で県内企業の45%が主取引とする基盤に利ざや拡大が乗る。資本コスト8.25%の利益ベースで測ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 株式会社七十七銀行8341 宮城でシェア55.9%の牙城。半導体工場の白紙撤回後も利ざや拡大とVision 2030の上方修正が効くが、資本コスト8%の利益ベースで今の値段は適正 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 東和銀行8558 群馬の2番手行。債券の入れ替えで膿を出し切り、稼ぐ力は戻る途上だが、資本の薄さが値段の上限を決める 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 株式会社佐賀銀行8395 県内企業の6割弱をメイン先にする盤石の地銀。金利の追い風は厚いが資本が薄く、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ふくおかフィナンシャルグループ8354 九州最大手。会社予想どおり利益が伸びROE10%前後が続くなら、資本コスト8.25%の利益ベースで見ても今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 清水銀行8364 静岡県全域に店舗を持つ中堅地銀。金利上昇で稼ぎは2倍以上になるが、ROEは資本コストに届かず、厚い自己資本を価値に変えきれない 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 三菱UFJフィナンシャル・グループ8306 国内最大で最も国際分散した銀行グループ。利益ベースの PER で測ると ROE 10〜11%に見合う値段は今よりやや低く、3 メガで最も上の余地が小さい。やや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 いよぎんホールディングス5830 海事金融という堀を持つ愛媛の首位行。堀は本物だが自己資本が厚く、資本コスト8.25%の利益ベースでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 横浜フィナンシャルグループ7186 神奈川の厚い基盤に利ざや拡大が乗りROE10%前後へ。資本コスト8%の利益ベースで測ると、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 十六フィナンシャルグループ7380 岐阜の県内首位を握る地銀。金利で利ざやは広がるが人口減の逆風が重く、資本コスト8.25%の利益ベースで今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社琉球銀行8399 沖縄の厚い基盤と金利の追い風は本物。ただ資本が薄く効率も低め。今の値段は本質価値と大きく変わらない 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 りそなホールディングス8308 国内専業で利ざや拡大の恩恵が素直に効く。ROE 12% 前後を利益ベースの PER で測り、資本コスト 7.5% に合わせると、今の値段はやや割高 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 池田泉州ホールディングス8714 大阪北摂・泉州の地銀。金利の追い風でROE10%へ向かうが、競争と費用の重さで10年の価値は今の値段を1割ほど下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 第四北越フィナンシャルグループ7327 新潟で貸出の半分を握る地方銀行。金利上昇の追い風は本物だが人口減が量を抑え、資本コスト8.25%の利益ベースで今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 南都銀行8367 奈良の5割の基盤に金利の追い風が乗る。人口減と重い経費が利益の伸びを抑え、10年の価値は今の値段を1割ほど下回る 本質価値との差 −0.9% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 山口フィナンシャルグループ8418 山口・広島・北九州に3行を持つ中四国最大級の地銀。利ざやの改善で稼ぐ力は戻るが収益性は同業に見劣りし、今の値段はやや割高 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 大東銀行8563 福島県郡山の小さな単独行。利ざやの回復は追い風だが、評価損と薄い資本で価値の伸びは限られる。 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社CCIグループ7381 石川の首位行は金利上昇の追い風を受けるが、利益はまだ薄い。10年で見ても、今の値段にはやや先走り感がある 本質価値との差 −4.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 九州フィナンシャルグループ7180 TSMC熊本効果で法人融資が伸びる肥後・鹿児島銀行の持株会社。ROEが資本コストにまだ届かず、今の値段は追い風を払いすぎてやや割高 本質価値との差 −4.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 北洋銀行8524 道内首位の基盤に金利上昇の追い風。ただ自己資本比率が薄く、資本コスト8.75%の利益ベースで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 鳥取銀行8383 鳥取県の最大の地銀。利ざやの回復は追い風だが、薄い利ざやと人口減で ROE は資本コストに届かない。 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 フィデアホールディングス8713 山形と秋田の2番手行が2027年1月に合併する。稼ぐ力は戻りつつあるが、人口減と薄い資本が上値を抑える 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 西日本フィナンシャルホールディングス7189 福岡で福岡銀行を追う地銀。資本コスト8.25%はROEの回復に厳しく、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでやや割高 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 株式会社岩手銀行8345 岩手県の貸出の47%を握る首位行。北東北3行の統合協議に入ったが、10年後の中立でもROEは資本コストに届かない 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 千葉銀行8331 千葉興業銀行との統合を含め貸出が名目で伸びるが、資本コスト8%の利益ベースのPERで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 株式会社おきなわフィナンシャルグループ7350 沖縄の厚い基盤に金利の追い風。ただ資本が薄く観光に偏る点を織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 めぶきフィナンシャルグループ7167 北関東の統合地銀。利ざや拡大でROEは10%を超えるが、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 SBI新生銀行8303 公的資金完済・再上場で身軽になったSBI系複合銀行。利ざや拡大とレイク・アプラスの高採算を乗せても、資本コスト8.5%で見ると今の値段はやや先取りで、やや割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 山陰合同銀行8381 経費の軽さと県外への貸出拡大が強み。利ざや拡大の追い風は大きいが、人口減と含み損が重く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −9.6% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 山梨中央銀行8360 県内シェア5割強の地銀。利ざやで利益は伸びるが、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや高め 本質価値との差 −9.7% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 株式会社プロクレアホールディングス7384 青森で企業の7割が主力行に選ぶ首位行。金利で稼ぎは大きく伸びるが、薄い自己資本と人口減でROEは資本コストに届かず、10年後の価値は今を下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) やや割高 京葉銀行8544 利ざや拡大で稼ぐ力は戻るが、千葉の再編で後ろに回る不安が残る。今の値段は10年の見通しに対して高め 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 名古屋銀行8522 愛知県内2位の地銀。金利上昇で利益は伸びるが、ROEは資本コスト並みにとどまり、統合の条件も未定のため、利益ベースでは今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 千葉興業銀行8337 千葉銀行との1対1の統合で行き先は決まった。金利上昇で利益は倍になるが、薄い自己資本が還元を縛りROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社百十四銀行8386 香川の寡占と船舶金融を持つ良い銀行だが、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は金利上昇を織り込んでもやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 三十三フィナンシャルグループ7322 金利の追い風は確か。だが資本が薄く再編も白紙で、ROE は資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段を2割余り下回る 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 南日本銀行8554 鹿児島の第二地銀。直近の利益は税の軽さで厚く、優先株 85 億円の整理が普通株の取り分を決める。 本質価値との差 −17.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社大分銀行8392 大分の企業の半数がメインバンクに選ぶ盟主。利ざやで稼ぎは2倍以上に伸びるが、薄い自己資本が重く、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 みずほフィナンシャルグループ8411 ROE は 10% 前後にとどまり、3 メガ共通の控えめな倍率で置くと、利益ベースでは今の値段は割高 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社秋田銀行8343 秋田県で企業の過半が主力行に選ぶ首位行。金利上昇で稼ぎは倍近くになるが、人口減が重く、ROEは資本コストに届かず今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 富山銀行8365 富山の小さな地銀。直近の増益は債券の売却益頼みで、本業の稼ぐ力は ROE を資本コストへ届かせない。 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 株式会社宮崎銀行8393 宮崎県の最大手地銀。利ざやで稼ぎは膨らむが、薄い自己資本と人口減が重く、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社四国銀行8387 金利の追い風は強いが、高知の人口減で稼ぐ力が資本コストに届かない。10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 株式会社ほくほくフィナンシャルグループ8377 北陸・北海道2行体制に利ざや拡大とラピダス特需が乗るが、単独路線のまま。資本コスト8.5%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社 百五銀行8368 三重の預金と貸出で首位の地銀。資本が厚く稼ぎ方が重いため、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段は先の利益を織り込んで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 福井銀行8362 福井県の貸出の約半分を握る地銀。合併の効果と利ざや拡大でROEは上向くが、資本コストには届かず、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 株式会社 北日本銀行8551 北東北で唯一残る第二地銀。金利上昇で利益は伸びるが、10年後の中立でもROEは資本コストに届かない 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 株式会社滋賀銀行8366 県内の預貯金の約半分を握る滋賀の地銀。利上げの追い風は本物だが経費率が重く、資本コスト7.75%の利益ベースでは今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 八十二長野銀行8359 長野で合算シェア6割超の堀を持つが、資本コスト8%の利益ベースで測ると、中計ROE8%の達成を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 群馬銀行8334 群馬県内シェア44%の最強地銀。利ざや拡大と第四北越FGとの越境統合でROE10%超を狙うが、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −25.5% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 しずおかフィナンシャルグループ5831 静岡で法人取引の首位を握る東海最大級の地方銀行。事業は強いがROEは資本コストを少し上回る程度で、利益ベースの今の値段はやや割高 本質価値との差 −25.5% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 筑邦銀行8398 福岡県南部の地銀。貸出は伸びているが、薄い収益と自己資本で ROE は資本コストに届かない。 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 島根銀行7150 SBI の資本で立て直す島根の小さな地銀。優先株が 170 億円まで膨らみ、普通株主に残る利益は薄い。値打ちは今の値段を下回る 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 セブン銀行8410 コンビニ ATM の独走に、ファミマ 1.6 万台という追い風。ただ稼ぎは薄く、キャッシュレスの長い逆風も続く。倍率を抑えて見ると、いまの値段は先の成長を織り込みすぎている 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 あおぞら銀行8304 米国オフィス融資の傷が癒え、大和証券を軸に投資銀行へ軸足を移すあおぞら銀行。ROEが資本コストに届かない間は、今の値段に安全域は乏しい 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 東邦銀行8346 福島で預金・貸出の3分の1強を握る首位行。金利上昇で稼ぎは倍近くになるが、ROEは資本コスト未満にとどまり今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 株式会社阿波銀行8388 徳島の盟主は利ざや拡大で稼ぎが伸びるが、ROEは資本コストに届かない。10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −33.4% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 大垣共立銀行8361 岐阜の老舗地銀。利ざや拡大は追い風だが ROE は資本コストに届かず、今の値段には届かない 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 山形銀行8344 県内最大手でも人口減の山形が地盤。利ざやで稼ぎは倍増するが資本コストに届かず、今の値段は10年先の価値より高い 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 スルガ銀行8358 シェアハウス問題を片付け、利ざや拡大で稼ぐ力が戻った地方銀行。だが税の軽さで膨らんだ利益を前提に値が付いており、資本コストを大きく超える見込みも薄く、割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 富山第一銀行7184 富山県2位の地銀。利ざや拡大は追い風だが、運用益に頼る利益とROEの低さで、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 京都フィナンシャルグループ5844 京都の地盤と政策保有株の含み益が強みだが、ニデック株は会計不正で下落。資本コスト8%の利益ベースで測ると今の値段は割高。2026年3月期の利益は株の売却益で膨らんでおり、実力利益で測る 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 あいちフィナンシャルグループ7389 名古屋圏2位の合併行。統合の宿題と低いROEを抱え、資本コスト8%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 愛媛銀行8541 県内第2位の第二地銀。金利上昇で利益は伸びるが、人口減で資本コストに届かず、今の値段は10年先の稼ぎに対して割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 福島銀行8562 福島県の第二地銀。SBI 新生銀行が筆頭株主になったが、薄い収益と赤字の履歴が重い。 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 東北銀行8349 岩手の中堅地銀。利ざやは回復するが、公的資金の優先株 100 億円が普通株の取り分を削る。 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 豊和銀行8559 大分の小さな第二地銀。普通株の取り分は、220 億円の優先株が先に取った残りで決まり、今の値段を下回る。 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 高知銀行8416 高知県の地銀。評価差額金の赤字が自己資本の 27% に達し、優先株 68 億円も重く、利益の戻りは遅い。 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 じもとホールディングス7161 宮城・山形の 2 地銀を持つ持株会社。収益は回復するが、公的資金の優先株 780 億円が普通株の取り分を大きく削る。 本質価値との差 −85.1% · 10 年 割高(年 −11.0%)

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読んだ資料

  1. 宮崎太陽銀行 有価証券報告書(FY2026)
  2. 宮崎太陽銀行 第1回B種優先株式の発行(2022-03)
  3. 日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)

分析日 2026-10-20