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株式会社阿波銀行 8388

徳島の盟主は利ざや拡大で稼ぎが伸びるが、ROEは資本コストに届かない。10年の本質価値は今の値段を下回る

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,255 円2,439 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,884 円3,662 億円差 −33.4%
10 年後から見ると 割高 価値 1,255 円2,439 億円 · 差 −33.4% · 期待の年率 +2.6%
期待の年率リターン(10 年)+2.6%資本コスト比 −5.4 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

阿波銀行は徳島市に本店を置く地方銀行である。県内の貸出シェアは5割近い。ただ、人口減の強い県で、自己資本が厚く、資本の使い方が遅れている。筆者の結論は、今の値段は割高寄りということだ。稼ぎは伸びるが、10年後でもROEが資本コストに届かないからである。

稼ぎが伸びる理由は金利にある。短期金利が2%まで上がれば、貸出の利ざやが広がり、積み上げた債券の利回りも切り上がる。純利益は10年で2倍を超える姿になる。

それでも資本が重い。連結の純資産は約4,000億円あり、純利益155億円で割ったROEは4%を切る。会社は27年度に単体で純利益200億円以上、長期でROE7%以上を掲げる。筆者は、中立でもこの7%には届かないと見る。自己資本が稼ぎと同じ速さで膨らむからだ。

徳島の盟主という強みは本物だ。関西の法人貸出を積み上げて、県内の縮みを埋めている点も評価できる。ただ、県外の貸出は景気の悪化で傷みやすい。県内の人口減と合わせると、悲観側の確率は低く置けない。

中立の値付けは、稼ぎを10倍強で評価する水準になる。確率をかけた10年後の価値は、今の時価総額を下回る。

筆者がいちばん気にしているのは、県外に伸ばした貸出の質だ。景気が良い間は見えないが、悪くなった時に与信費用が増えやすい。県内の首位という守りの強さと、県外という攻めの不確かさが同居している。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、阿波銀行は事業としては悪くないが、買い値次第の会社である。

良い点から言う。県内に5割近いシェアを持つ首位行で、徳島という狭い市場では代わりの利かない存在だ。預金を安く集められ、貸出も値段で競わなくてすむ。経営は堅実で、リスクの取り方も保守的である。

気になる点は、資本の使い方だ。連結の純資産は4,000億円ある。純利益155億円に対して、稼ぎが小さい。筆者は、株主のお金をもっと効率よく使ってほしいと考える。余った資本が経営の緊張感を緩める。政策保有株の縮減も遅い。

もう1つ、人口の減る県で、県外に貸出を広げている点は割り引いて見る。県外は競合が多く、景気が悪くなると傷みやすい。

10年後の中立の姿は、純利益が今の2倍強になり、ROEは6%台前半まで上がる。それでも資本コストの8%に届かない。ためた利益が額面未満の価値しか持たない会社に、高い倍率は払えない。

安全域は薄い。確率をかけた10年後の価値が今の時価総額を下回るなら、買う理由にならない。計算はそうなった。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、貸出の利ざや、債券の運用、手数料の3つである。

貸出は2026年3月末で約2.5兆円。県内の企業と個人が中心で、県内の貸出シェアは5割近い。ただ人口が減る県なので、1896年の創業以来の地盤だけでは先がない。そこで関西・関東・四国の他県へ店を出してきた。105店舗のうち、徳島県内が83、大阪が7、東京が5、兵庫が3で、残りは岡山・香川・愛媛・高知・神奈川に広がる。貸出の4割台は県外向けとみられ、関東向けは10年で2倍強に増えた。中小企業向けの貸出が全体の4分の3を占める。

預金は約3.4兆円で、県内の預金シェアは4割前後である。預金の集め方は店舗網と地元の信頼に頼る。金利で他行と競うことは少ない。

有価証券は約1.2兆円と、貸出の半分近い。国債・地方債・社債・株式などを持ち、利息と配当が収益を支える。低い利回りで買った債券が満期を迎え、高い利回りへ入れ替わる過程で、収益が上がっていく。

手数料は、投資信託や保険などの預かり資産、事業承継やM&Aの仲介、ファイナンスの組成から得る。収益全体に占める割合は小さいが、人口減の県で貸出が伸びにくい分を補う柱として育てている。

グループ会社は6社で、証券、リース、信用保証、ベンチャーキャピタルなどを抱える。2023年度以降は、関西と愛媛・今治に法人営業部を開設し、阿波銀キャピタルを設立して、事業承継ファンドと未来創造ファンドを組成した。人材とデジタルへの投資も3年で各20億円を割り当てている。県内の預金を集め、県内外の貸出と債券へ回す。この単純な仕組みが事業の中心にある。

優良さと弱いところ

最大の強みは、徳島県内の貸出シェアが5割近いことだ。県内の中小企業の多くが阿波銀行をメインにしている。値段を競わなくても貸出が集まる。預金の調達にもやや強みがある。この地盤が、金利の上昇局面で預金金利の上がりを抑える力になる。

次の強みは、地盤の外へ出る力である。関西・関東の法人営業部を開設し、県外で貸出を積み上げてきた。県内の貸出が減る分を、県外が穴埋めしている。

弱みは3つある。1つめは人口減だ。徳島は人口の縮みが速い県で、県内の貸出需要は減り続ける。2つめは資本効率である。自己資本が厚いわりに稼ぎが小さく、ROEは4%前後にとどまる。3つめは県外貸出の質だ。景気が悪化すると、遠い地域の貸出ほど目が届かず、傷みやすい。

経営は堅実で、会社は目標をたびたび引き上げている。24年度の単体純利益は当初目標の120億円を超え、目標は180億円、さらに200億円へ上がった。配当性向40%以上を明文化した点も前向きだ。一方で、資本の余裕を成長か還元に使い切る姿勢はまだ弱い。

県内シェアが高いことは、そのまま利益率の高さにはつながっていない。経費率の目安である修正OHRは、24年度に約62%だったが、27年度に57%未満を目標にしている。経費をさらに絞れるかが、利益率と資本効率の改善を左右する。県内の店舗網を維持しながら、県外の拠点も増やすため、経費は重い。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

地方銀行は今、金利のある世界の初期にいる。長く続いた低金利が終わり、短期金利が2%へ向かう。貸出の金利は先に上がり、預金の金利は後から上がる。この差が利ざやの拡大をもたらす。地銀にとっては、貸出の量が伸びない中で、数少ない追い風である。

一方で、地方の貸出需要は人口減で細る。特に徳島は、人口が全国でも速く減る県のひとつだ。地方銀行は県内だけでは稼げず、県外に出るか、再編で規模を取るか、どちらかを迫られている。県外に出れば競合が増え、貸出の金利競争にさらされる。

再編も進んでいる。千葉銀行と千葉興業銀行、しずおかFGと名古屋銀行など、基本合意が相次ぐ。徳島では、徳島大正銀行がトモニホールディングスのもとにあり、県内の競合になっている。県外では百十四銀行などの広域の地銀や、メガバンク、ネット銀行とも貸出を争う。

預かり資産の分野は追い風である。新NISAで投資信託の残高が伸びている。ただし、手数料率は低コスト商品へ向かうので下がる。

循環の位置としては、与信費用が歴史的に低い水準にある。景気が悪化すれば、費用は大きく増える。10年という期間では、景気の山谷を1〜2回経験すると見るのが自然だ。

地方銀行の経営には、貸出の量・利ざや・経費・与信費用・有価証券の運用という5つの変数がある。人口減の県では、最初の量が逆風になり、残りの4つで稼ぐほかはない。阿波銀行は、有価証券の厚みが大きく、金利の動きに利益が敏感に反応する点が特徴だ。金利が上がる局面では追い風になるが、急な上昇では含み損の形で重荷になる。

資本政策と M&A

還元の方針は、2026年5月に変わった。それまでの、配当と自社株買いを合わせた総還元性向40%以上から、配当性向40%以上と増配をめざす形へ移った。自社株買いは資本効率と市況を見て柔軟に行う。

資本は厚い。連結自己資本比率は10.5%で、会社は2028年3月末に10.2%まで下げる計画を示している。累積利益による上積みが約2%、貸出の伸びによる資本の消費が約2%、還元が約1%という内訳だ。

政策保有株は、上場分の簿価を27年度末までに40億円減らす。減らした資金は、人材とデジタルへの成長投資に20億円ずつ回す。縮減の額は小さく、速度は遅い。

再編については、報じられた動きは見当たらない。県内で貸出の半分近くを握る首位のため、買収される側になる可能性は低いとみる。むしろ地域の再編が進めば、受け皿の役を担う立場にある。ただし買う側に回る実績もなく、当面は単独で規模を取る道を選んでいる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

金利のある世界は、阿波銀行にとって大きな追い風になる。短期金利が2%へ上がれば、貸出の利ざやが広がる。会社自身が、2027年度に単体の純利益200億円以上という目標を掲げ、すでに過去最高益を更新している。これは入り口に過ぎない。

貸出は、県内に5割近いシェアがあり、価格競争に巻き込まれにくい。預金の調達でも優位で、金利が上がっても預金金利の上がり方が抑えられる。有価証券の約1.2兆円は、低利回りで買った債券が高利回りへ入れ替わる過程にある。入れ替えが進むほど、収益は上がっていく。

県外の貸出も強い。関西の7店舗を足がかりに法人貸出を積み上げており、関東向けは10年で2倍強になった。県内の縮みを県外で穴埋めする戦略は、すでに結果が出ている。

資本政策も動いた。配当性向40%以上が明文化され、自己資本比率は10%まで下げる余地がある。政策保有株が減れば、その分を成長投資か還元に回せる。ROEは会社の長期目標である7%以上へ上がる。

阿波銀行の純利益は、10年で3倍に近づく。この収益力なら、倍率も高く評価されてよい。

今の阿波銀行は、資本が厚いぶん、増配や自社株買いの余地も大きい。経営が資本を効率よく使う方向へ舵を切れば、ROEと倍率の両方が変わる。

慎重な見方

人口の減る県の地銀に、高い倍率を払う理由はない。徳島は人口の縮みが速く、県内の貸出需要は構造的に減る。県外に出ても、競合は大阪・東京の銀行で、貸出金利の競争は激しい。利ざやが広がるのは最初だけで、競争で薄れていく。

金利上昇の恩恵は、預金の調達コストの上昇でも削られる。短期金利が2%に上がれば、預金を守るために金利を引き上げざるをえない。債券の入れ替えは、金利上昇による含み損を抱えたまま進めるため、思うほど利回りは上がらない。

資本の効率も悪い。連結純資産は約4,000億円、純利益は155億円で、ROEは4%前後にとどまる。会社が掲げる長期の7%も、足元の資本の厚みを考えると、達成には自己資本を減らす決断が要る。政策保有株の縮減は40億円と小さく、遅い。

県外貸出は、景気が悪くなると傷みが表に出る。遠い地域の中小企業の貸出ほど、目が届かない。与信費用は今、異常な低水準にある。

純利益が2倍になっても、ROEが資本コストに届かないなら、倍率は低く置くしかない。今の値段は、そこに期待を乗せすぎている。

さらに、関西・関東の店舗は少数で、競合の大手銀行と戦うには規模が足りない。県内の首位という看板が、県外では通用しない。

どちらに重みを置いたか

県内の首位という強みと、金利の追い風は本物だ。ただ、強気の見方の核である倍率の高さは、ROEが資本コストを下回るなら成り立たない。慎重な見方の方が強い。確率は、やや悲観と悲観に寄せた。県内の縮みと県外の貸出の傷みは、10年で十分に起こりうる。一方で、県内のシェアの厚みと金利の追い風が簡単には崩れないため、悲観に寄せすぎず、中立の確率は3割にとどめ、楽観は1割に抑えた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,867 円3,630 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 573 円1,113 億円)。 今の値に割り戻すと 1,255 円2,439 億円、今との差 −33.4%、 期待の年率 +2.6%(資本コスト 8.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 3,060 円5,949 億円 812 円1,579 億円 +105.5% +7.5% 387 円753 億円
やや楽観 22% 2,591 円5,038 億円 711 円1,382 億円 +75.3% +5.8% 727 円1,412 億円
中立 30% 2,199 円4,275 億円 614 円1,194 億円 +49.3% +4.1% 844 円1,641 億円
やや悲観 24% 1,139 円2,213 億円 472 円918 億円 −14.5% −1.6% 387 円751 億円
悲観 14% 416 円808 億円 267 円519 億円 −63.8% −9.7% 96 円186 億円
加重平均100% 1,867 円3,630 億円573 円1,113 億円 +29.5% +2.6% 2,440 円4,743 億円

今の株価時価総額 1,884 円3,662 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.0% を下回るほど割高。

楽観 10% 県外の法人貸出と運用の利回り改善が噛み合う10年 利益 464 億円 · PER 12.8 倍 · 株価時価総額 3,060 円5,949 億円

関西・関東の法人貸出が計画どおり積み上がり、県外の貸出が県内の減りを十分に埋める。短期金利は2%で落ち着き、貸出の利ざやは広がる。低い利回りで買った債券を高い利回りへ入れ替える作業も、思った以上に早く進む。経費は物価の分だけ増えるが、システムの共同化や店舗の絞り込みで増加を抑える。政策保有株は縮減が進み、浮いた資金が成長投資に回る。還元は配当性向40%に自社株買いを足し、自己資本の積み上がりは抑えられる。この姿なら純利益は今の3倍に届き、ROEは8%台前半へ上がる。ただし徳島県内の人口減は止まらず、強気の前提が10年続くことが条件になる。この筋書きでは、会社が掲げる単体純利益200億円の目標は通過点になる。県外の取引先が増えれば、手数料や事業承継の仲介も伸びる。人口が減る県の銀行でも、外へ出る力があれば成長できることを示す10年になる。

  • 法人・事業性貸出:数量 2.4(法人・事業性貸出の平均残高(兆円・実質))× 価格 2.5%(残高あたりの粗利益率(利ざや+手数料、%)× 物価指数)→ 売上 601 億円・営業利益 361 億円。残高 2.4 兆円(実質)。県外の法人貸出が伸びる。利ざや拡大は大きい
  • 個人貸出:数量 0.4(個人向け貸出の平均残高(兆円・実質))× 価格 2.9%(残高あたりの粗利益率(利ざや+手数料、%)× 物価指数)→ 売上 107 億円・営業利益 49 億円。個人は横ばい。住宅ローンの利ざやが広がる
  • 預かり資産・手数料:数量 1.7(預かり資産残高+取扱高(兆円・実質))× 価格 1.1%(基礎残高あたりの手数料率(%)× 物価指数)→ 売上 187 億円・営業利益 86 億円。資産形成の流れに乗り残高が 1.5 倍強
  • 有価証券運用:数量 1.3(運用資産の平均残高(兆円・実質))× 価格 1.9%(残高あたりのキャリー収益率(調達費用控除後、%)× 物価指数)→ 売上 245 億円・営業利益 216 億円。債券の入れ替えが進み、運用の利回りが大きく切り上がる

倍率:事業の純利益 464 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.4% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.2%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.8 倍。全体の PER 12.82 倍、時価総額 5,948 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:県外貸出の拡大、短期金利2%の定着、債券の入れ替えによる利回り改善がそろう前提。人口減の強い県の地銀なので、全部がそろう確度は高くない。

やや楽観 22% 会社計画を上回る利ざやで、ROEが7%台へ 利益 403 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 2,591 円5,038 億円

徳島県内の貸出は人口減でじわじわ細るが、関西の法人貸出が毎年積み上がり、全体では実質で小さく増える。短期金利が2%に定着し、貸出の利ざやは広がる。有価証券は金利の上昇に合わせて入れ替えが進み、収益の柱としての厚みが増す。経費は物価に沿って増えるものの、共同のシステムや店舗の見直しで伸びを抑える。与信費用は景気の山谷をならした水準に戻るが、県外の貸出が増える分だけ少し重い。還元は配当性向40%に機動的な自社株買いが乗り、自己資本比率は10%強に保たれる。会社が掲げる長期ROE7%以上に近い姿である。一方で、徳島県内の縮みは止まらず、伸びの多くは金利の追い風に頼る。経営が資本を使い切る努力を続けるかどうかが、ROEを7%台に乗せられるかの分かれ目になる。

  • 法人・事業性貸出:数量 2.3(法人・事業性貸出の平均残高(兆円・実質))× 価格 2.5%(残高あたりの粗利益率(利ざや+手数料、%)× 物価指数)→ 売上 564 億円・営業利益 324 億円。残高 2.3 兆円(実質)。県外が県内の減りを上回る
  • 個人貸出:数量 0.4(個人向け貸出の平均残高(兆円・実質))× 価格 2.8%(残高あたりの粗利益率(利ざや+手数料、%)× 物価指数)→ 売上 100 億円・営業利益 43 億円。個人は緩やかに減る
  • 預かり資産・手数料:数量 1.5(預かり資産残高+取扱高(兆円・実質))× 価格 1.1%(基礎残高あたりの手数料率(%)× 物価指数)→ 売上 165 億円・営業利益 71 億円。預かり資産の残高が実質で 4 割増
  • 有価証券運用:数量 1.2(運用資産の平均残高(兆円・実質))× 価格 1.8%(残高あたりのキャリー収益率(調達費用控除後、%)× 物価指数)→ 売上 222 億円・営業利益 192 億円。運用の利回りが着実に上がる

倍率:事業の純利益 403 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.4% が k 8.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍。全体の PER 12.5 倍、時価総額 5,038 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:経営計画の方向が10年おおむね維持され、利ざや拡大が予想をやや上回る想定。会社自身が長期のROE目標を7%以上に置いており、手が届く範囲。

中立 30% 中立:利ざやは広がるが、ROEは資本コストに届かない 利益 342 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 2,199 円4,275 億円

短期金利2%、長期金利3%が定着し、貸出の利ざやは今より広がる。徳島県内の貸出は人口減で実質の量が減るが、大阪・東京の法人貸出が増え、全体は横ばいを保つ。有価証券は低利回りの債券が高利回りへ入れ替わり、収益の下支えになる。ただし経費は物価と賃上げで同じように増える。与信費用も今の異常な低さから平均的な水準へ戻る。この結果、利益は物価と利ざやの分だけ伸びるが、自己資本が厚いため、ROEは6%台にとどまる。政策保有株の縮減は進み、還元は配当性向40%に自社株買いを足した水準で続く。会社の長期目標である7%には届かない。県外に出る戦略は続くが、競合が多く、利ざやの伸びは県内ほど大きくない。10年たっても、徳島の首位という地位と、ROEの低さという2つの特徴は、ほぼ今のまま残る。

  • 法人・事業性貸出:数量 2.2(法人・事業性貸出の平均残高(兆円・実質))× 価格 2.4%(残高あたりの粗利益率(利ざや+手数料、%)× 物価指数)→ 売上 528 億円・営業利益 290 億円。残高 2.2 兆円(実質)。県内の減りを県外で埋めて横ばい
  • 個人貸出:数量 0.4(個人向け貸出の平均残高(兆円・実質))× 価格 2.7%(残高あたりの粗利益率(利ざや+手数料、%)× 物価指数)→ 売上 94 億円・営業利益 38 億円。人口減で実質は 5% 減
  • 預かり資産・手数料:数量 1.4(預かり資産残高+取扱高(兆円・実質))× 価格 1.0%(基礎残高あたりの手数料率(%)× 物価指数)→ 売上 144 億円・営業利益 58 億円。預かり資産の残高が実質で 25% 増、手数料率は低下
  • 有価証券運用:数量 1.2(運用資産の平均残高(兆円・実質))× 価格 1.7%(残高あたりのキャリー収益率(調達費用控除後、%)× 物価指数)→ 売上 199 億円・営業利益 169 億円。運用の利回りが上がり、残高は実質で横ばい

倍率:事業の純利益 342 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.4% が k 8.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍。全体の PER 12.5 倍、時価総額 4,275 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:短期2%・長期3%が定着し、県外貸出が県内の減りを埋める中心の筋書き。会社の計画は純利益200億円(単体)で、そこから金利の追い風と物価の分が上乗せされる姿を最も重く見る。

やや悲観 24% 人口減が計画より速く、利ざやの追い風が相殺される 利益 227 億円 · PER 9.8 倍 · 株価時価総額 1,139 円2,213 億円

徳島県の人口と事業所の減少が想定より速く、県内の貸出は実質で大きく細る。関西の貸出は伸びるが、競合との金利競争で利ざやが薄い。徳島大正銀行や県外の地銀、ネットの金融サービスが貸出金利を下げてくるため、短期金利が上がっても利ざやの拡大は途中で頭打ちになる。預金は金利を引き上げざるをえず、調達コストが想定より早く上がる。経費は物価で増え続けるので、利益率は低下する。有価証券の入れ替えは含み損を抱えて遅れる。ROEは4%台で、資本コストを大きく下回る。還元は配当性向40%に絞られ、自社株買いは小さくなる。県外の貸出も、競争のなかで条件が厳しくなり、量は伸びても稼ぎは増えにくい。政策保有株の縮減や自社株買いも小幅にとどまり、資本の厚みが重荷として残る。

  • 法人・事業性貸出:数量 2.1(法人・事業性貸出の平均残高(兆円・実質))× 価格 2.2%(残高あたりの粗利益率(利ざや+手数料、%)× 物価指数)→ 売上 453 億円・営業利益 208 億円。残高 2.1 兆円(実質)。県内の縮みが県外の増加を上回る
  • 個人貸出:数量 0.3(個人向け貸出の平均残高(兆円・実質))× 価格 2.5%(残高あたりの粗利益率(利ざや+手数料、%)× 物価指数)→ 売上 81 億円・営業利益 27 億円。個人は実質で 1 割強減る
  • 預かり資産・手数料:数量 1.2(預かり資産残高+取扱高(兆円・実質))× 価格 1.0%(基礎残高あたりの手数料率(%)× 物価指数)→ 売上 120 億円・営業利益 41 億円。預かり資産は伸びるが手数料率が下がる
  • 有価証券運用:数量 1.2(運用資産の平均残高(兆円・実質))× 価格 1.4%(残高あたりのキャリー収益率(調達費用控除後、%)× 物価指数)→ 売上 162 億円・営業利益 133 億円。運用の利回りの改善が遅れ、残高も縮む

倍率:10年後のROE4.5%(純利益227億円÷自己資本5,023億円)。ROEはk8%以下なので、ためた利益は額面未満の価値で、PERは1÷k=12.5倍までが上限。上限の7.8割に置き、9.75倍。還元を会社の方針(48%)に合わせたため自己資本が厚くなった。

確率:徳島県の人口減が加速し、競合が貸出金利を下げて利ざやの拡大が想定の半分にとどまる想定。この県は地銀の中でも人口の縮みが速く、10年ならありうる範囲として厚めに置く。

悲観 14% 構造的に負け、県内の縮小に県外の失敗が重なる10年 利益 86 億円 · PER 9.4 倍 · 株価時価総額 416 円808 億円

徳島県の人口減が加速し、県内の貸出は実質で2割減る。関西・関東で積み上げた法人貸出は、景気の悪化局面で焦げ付きが増え、与信費用が利益を食う。短期金利が上がっても、競争で貸出金利を上げられず、預金金利だけが先に上がって利ざやは縮む。債券は金利上昇で含み損を抱え、売ると損が出るので入れ替えも進まない。持ち合い株の価格下落が資本を削る。経費は物価で増えるのに収益が伸びず、ROEは2%を割る。県内の首位という地位だけでは、資本効率は戻らない。優良な地銀ではなくなり、再編の相手としても足元を見られる。この筋書きでは、経費を抑えるための統合も、条件の悪い相手との話になりやすい。会社は存続するが、株主にとって魅力のある投資先ではなくなる。

  • 法人・事業性貸出:数量 1.7(法人・事業性貸出の平均残高(兆円・実質))× 価格 1.8%(残高あたりの粗利益率(利ざや+手数料、%)× 物価指数)→ 売上 321 億円・営業利益 109 億円。残高 1.7 兆円(実質)。県内の縮みと県外の焦げ付きで量も利益も落ちる
  • 個人貸出:数量 0.3(個人向け貸出の平均残高(兆円・実質))× 価格 2.2%(残高あたりの粗利益率(利ざや+手数料、%)× 物価指数)→ 売上 61 億円・営業利益 13 億円。個人は 2 割強減る
  • 預かり資産・手数料:数量 1.0(預かり資産残高+取扱高(兆円・実質))× 価格 0.9%(基礎残高あたりの手数料率(%)× 物価指数)→ 売上 90 億円・営業利益 20 億円。預かり資産が伸びず手数料率も低い
  • 有価証券運用:数量 1.1(運用資産の平均残高(兆円・実質))× 価格 0.9%(残高あたりのキャリー収益率(調達費用控除後、%)× 物価指数)→ 売上 100 億円・営業利益 75 億円。債券の評価損と低い利回りの固定で運用の稼ぎが細る

倍率:10年後のROE1.9%(純利益86億円÷自己資本4631億円)はk8%以下で、PERは1÷k=12.5倍までが上限。構造的に負けて優良でなくなった姿として、上限の約7.5割の9.4倍に置いた。今の自己資本3,996億円に対する倍率は約0.2倍で、稼ぐ力から出した値であり、自己資本の何割という置き方はしていない。

確率:リーマン級の信用収縮に、徳島県内の急速な縮み、県外の法人貸出の焦げ付き、政策保有株と債券の評価損が10年のどこかで重なる想定。積み上げた県外貸出が逆に重荷になる筋書きとして、やや厚く置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

法人・事業性貸出

徳島県内の中小企業向けと、関西・関東など県外の法人向け貸出、地方公共団体向けを含む。

数量法人・事業性貸出の平均残高(兆円・実質)価格残高あたりの粗利益率(利ざや+手数料、%)× 物価指数売上営業利益
今 2026/03 2.2 1.3% 289 133
10 年後 中立 2.2 2.4% 528 290

取り方:貸出残高 2.52 兆円(2026年3月末)から、個人ローンと思われる約 0.37 兆円を除いた約 2.15 兆円を法人・公共向けとおいた(開示の内訳ではなく推定)。預金の運用益込みの粗利益率を 1.33%、経費の割り振りと与信費用を引いた営業利益率を 46% とし、営業利益 133 億円とした。残高は今の値段のままの実質で置き、物価の分は価格の指数(10 年 1.34 倍)に入れる。 【2026-10-19 確認】数量は実質、価格は率×物価指数(1.34倍)で置く。物価は数量でなく価格側にだけ入れ、二重がけなし。 (R23c 点検:率の上昇の理由)短期金利が今の1%前後から2%へ+1ポイント上がる前提。貸出金利は先に上がり、預金金利は預金ベータ換算で約55%だけ追うので、中立の率は10年で1.33%→1.78%(+0.45ポイント)。住宅ローンは固定が多く広がりは遅い。物価の分は価格の指数(1.34倍)に別に入れてあり、ここは物価を除いた率の動き。

個人貸出

住宅ローン、カードローンなど個人向けの貸出。

数量個人向け貸出の平均残高(兆円・実質)価格残高あたりの粗利益率(利ざや+手数料、%)× 物価指数売上営業利益
今 2026/03 0.4 1.6% 59 19
10 年後 中立 0.4 2.7% 94 38

取り方:個人向け貸出を約 0.37 兆円と推定した(個人の分析記事の約 3,448 億円に近い額。開示の内訳は確かめていない)。住宅ローンの粗利益率を 1.60%、営業利益率を 32% とし、営業利益 19 億円。徳島の人口減で、残高は実質で縮む前提。 【2026-10-19 確認】数量は実質、価格は率×物価指数(1.34倍)で置く。物価は数量でなく価格側にだけ入れ、二重がけなし。 (R23c 点検:率の上昇の理由)短期金利が今の1%前後から2%へ+1ポイント上がる前提。貸出金利は先に上がり、預金金利は預金ベータ換算で約60%だけ追うので、中立の率は10年で1.60%→2.00%(+0.40ポイント)。住宅ローンは固定が多く広がりは遅い。物価の分は価格の指数(1.34倍)に別に入れてあり、ここは物価を除いた率の動き。

預かり資産・手数料

投資信託・保険などの預かり資産、事業承継・M&A、ファイナンスの組成から得る手数料。

数量預かり資産残高+取扱高(兆円・実質)価格基礎残高あたりの手数料率(%)× 物価指数売上営業利益
今 2026/03 1.1 0.8% 88 30
10 年後 中立 1.4 1.0% 144 58

取り方:役務の収益は決算の内訳を確かめていない。そこで基礎残高 1.10 兆円に率 0.80% を当て、粗利益約 88 億円、営業利益率 34% で約 30 億円と推定した(開示の数字ではない)。会社は27年度に本業支援手数料を 10 億円、預かり資産手数料を 3 億円増やす計画を示している。 【2026-10-19 確認】数量は実質、価格は率×物価指数(1.34倍)で置く。物価は数量でなく価格側にだけ入れ、二重がけなし。

有価証券運用

国債・地方債・社債・株式・投資信託などの運用。預貸の差を運用するキャリー収益。

数量運用資産の平均残高(兆円・実質)価格残高あたりのキャリー収益率(調達費用控除後、%)× 物価指数売上営業利益
今 2026/03 1.2 0.9% 107 86
10 年後 中立 1.2 1.7% 199 169

取り方:有価証券残高 1.19 兆円(2026年3月末、有価証券報告書の要約)に、調達費用を引いた後の収益率 0.90% を当て、粗利益約 107 億円。営業利益率 80% で約 86 億円。政策保有株の売却益など一度きりの利益は、全社の調整に含める。会社は 24〜27 年度で有価証券利息が 59 億円増える計画を示している。 【2026-10-19 確認】数量は実質、価格は率×物価指数(1.34倍)で置く。物価は数量でなく価格側にだけ入れ、二重がけなし。

リスクと懸念

人口減の加速

徳島県は人口の減り方が速く、県内の貸出需要が構造的に細る。県内の首位という地位は、市場が縮めば価値も縮む。10年のうちに、想定より速い縮みが起きれば、貸出の量と利益の両方が落ちる。

県外貸出の傷み

貸出の4割台は県外向けとみられ、関西・関東で積み上げた法人貸出が成長の柱になっている。景気が悪化すると、遠い地域の貸出ほど目が届かず焦げ付きが増える。与信費用が今の低水準から大きく跳ね上がる恐れがある。

預金金利の上昇

短期金利が2%へ上がると、預金の金利も引き上げざるをえない。想定より預金の上がり方が早ければ、利ざやの拡大は予想より小さくなる。預金が他行やネット銀行へ流れる懸念もある。

債券と株式の評価損

有価証券は約1.2兆円と大きい。金利が急に上がると債券に含み損が出て、入れ替えが進まず、利回りの改善が遅れる。持ち合い株の価格が下がれば、純資産も削られる。

資本の使い方の遅れ

純資産が厚いわりに稼ぎが小さく、ROEが低い。政策保有株の縮減は40億円と小さく、還元も配当性向40%と標準的。経営が資本を使い切る姿勢を見せなければ、ROEは資本コストに届かないままになる。

競合と再編の波

徳島大正銀行、百十四銀行などの競合に加え、再編で規模を取った広域の地銀が県外の貸出を狙ってくる。阿波銀行が再編の外にとどまれば、システム費の分担や経費率で劣後するおそれがある。

今後の分かれ目

短期金利が2%へ、計画より速く上がったら
楽観・やや楽観の確率を上げてよい。ただ預金金利の上がり方も同時に見ること。貸出と預金の差が実際に広がるかを、決算の利回りの動きで確かめる。
景気が悪化し、県外の法人貸出の与信費用が急に増えたら
やや悲観・悲観の確率を上げる。県外貸出の積み上げ戦略が、成長の柱から重荷に変わる分かれ目になる。
政策保有株の縮減を大きく加速し、自社株買いを増やしたら
ROEが上がる道が開ける。10年後の自己資本が減り、中立のROEが7%を超えれば、倍率を引き上げて考えてよい。
他の地銀と経営統合の協議に入ったら
経費率の改善が見込める一方、持ち分が薄まる可能性もある。統合比率と統合後の資本政策を見て判断する。
徳島県内の貸出残高が、実質で減り始めたら
県内の縮みが想定より速い兆しである。県外で穴埋めできているかを確かめ、できていなければ悲観側に寄せる。

見ておくもの

  • 短期金利の水準と、貸出・預金・有価証券の利回りの推移
  • 県外(関西・関東)の貸出残高と与信費用の推移
  • 政策保有株の縮減の進み方と、自社株買いの規模
  • 27年度の単体純利益200億円以上の達成度と、次期経営計画(2028年4月〜)のROE目標
  • 徳島県内の人口と貸出残高の動き

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価を見ずに決めた。楽観・やや楽観・中立は10年後のROEとk8%(基本7.5%+quality)・g4%から、利益ベースの正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)の上限を出した。ROEがk以下の筋書きは1÷k=12.5倍が上限で、その9割・8.5割に置いた。やや悲観・悲観はROEがk以下なので、同じ上限の約8割・7.5割にとどめ、悲観の利益は県外貸出の傷みと競争による利ざやの縮みから置いた。過去の底値や今の倍率は根拠にしていない。kが1%高い9%だと、10年の中立のPERは10.6倍から9.4倍に下がる。悲観の倍率は稼ぐ力から置いた値で、売れる資産(政策保有株・不動産)の額は開示から確かめられなかったので、床には使っていない。有価証券の評価差額金は自己資本にすでに入っている。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12.56→12.82 倍・やや楽観 PER 11.25→12.5 倍・中立 PER 10.6→12.5 倍)。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%に quality +0.5% を足して k 8%(決まり v2。β・規模は使わない。内訳と理由は quality_why)。銀行は預金が仕入れなので利払いの式は当てはめず、利ざやで扱う。個別のリスク(県外貸出の傷み、資本の使い方の遅れ)は k に足さず、確率と筋書きで表す。事業は傾いていないので上乗せは 0。同じ地方銀行どうしで同じ物差しを使い、差は quality の4部品だけで出している。

同じ業種(銀行業)の AI 分析

割安 大光銀行8537 新潟・長岡の第二地銀。金利上昇で稼ぎは戻るが、薄い資本と人口減の県で、戻り幅が価値を分ける 本質価値との差 +64.6% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 筑波銀行8338 茨城2位の地銀。金利上昇で利益は倍近くまで伸びるが、公的資金350億円の返済と薄い資本が重荷。今の値段はやや割安 本質価値との差 +43.8% · 10 年 割安(年 +11.6%) やや割安 三井住友トラストグループ8309 受託資産と手数料が厚い信託グループ。利益ベースの正当化PERで控えめに置き、資本コスト7.25%で10年の本質価値は今の時価総額を約5%上回る(適正) 本質価値との差 +28.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 東京きらぼしフィナンシャルグループ7173 東京唯一の地銀。金利上昇で稼ぎは伸びるが、資本の薄さと再編の行方で価値が大きく分かれる 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ひろぎんホールディングス7337 広島の厚い基盤と金利上昇でROEは10%前後へ。資本コスト8%の利益ベースで測ると、改善はほぼ織り込まれ今の値段は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 株式会社紀陽銀行8370 大阪の成長と和歌山の首位を併せ持つが、資本は薄い。金利上昇の追い風を織り込んでも、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トマト銀行8542 岡山2番手の第二地銀。金利で稼ぎは戻るが、優先株100億円の行方が普通株主の取り分を左右する 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 三井住友フィナンシャルグループ8316 利ざや拡大と海外・Olive で ROE 10% 前後へ。新しく投じるお金の稼ぎだけが薄れる利益ベースの PER で測ると、3 メガで最も低い今の PBR は適正 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 武蔵野銀行8336 埼玉で2番手の地方銀行。利ざやの広がりでROEは9%へ向かい、資本コスト8%で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +13.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 栃木銀行8550 金利上昇の追い風は強いが、稼ぐ力の底上げは道半ば。栃木の第二地銀は10年後の収益力に見合う値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) 適正 ゆうちょ銀行7182 貯金は伸びないが、国債の入れ替えと日銀預け金の金利で利ざやが広がる。利益が金利頼みで倍率を控えめに置くと、親会社の売出しも入れて今の値段はやや割高 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 トモニホールディングス8600 利ざやの拡大でROEは7%台へ上がるが資本コストに届かない。今の値段は価値を1割弱上回るが、適正の範囲 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ5832 岡山で県内企業の45%が主取引とする基盤に利ざや拡大が乗る。資本コスト8.25%の利益ベースで測ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 株式会社七十七銀行8341 宮城でシェア55.9%の牙城。半導体工場の白紙撤回後も利ざや拡大とVision 2030の上方修正が効くが、資本コスト8%の利益ベースで今の値段は適正 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 東和銀行8558 群馬の2番手行。債券の入れ替えで膿を出し切り、稼ぐ力は戻る途上だが、資本の薄さが値段の上限を決める 本質価値との差 +5.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 株式会社佐賀銀行8395 県内企業の6割弱をメイン先にする盤石の地銀。金利の追い風は厚いが資本が薄く、本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ふくおかフィナンシャルグループ8354 九州最大手。会社予想どおり利益が伸びROE10%前後が続くなら、資本コスト8.25%の利益ベースで見ても今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 清水銀行8364 静岡県全域に店舗を持つ中堅地銀。金利上昇で稼ぎは2倍以上になるが、ROEは資本コストに届かず、厚い自己資本を価値に変えきれない 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 三菱UFJフィナンシャル・グループ8306 国内最大で最も国際分散した銀行グループ。利益ベースの PER で測ると ROE 10〜11%に見合う値段は今よりやや低く、3 メガで最も上の余地が小さい。やや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 いよぎんホールディングス5830 海事金融という堀を持つ愛媛の首位行。堀は本物だが自己資本が厚く、資本コスト8.25%の利益ベースでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 横浜フィナンシャルグループ7186 神奈川の厚い基盤に利ざや拡大が乗りROE10%前後へ。資本コスト8%の利益ベースで測ると、今の値段は適正の範囲 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 十六フィナンシャルグループ7380 岐阜の県内首位を握る地銀。金利で利ざやは広がるが人口減の逆風が重く、資本コスト8.25%の利益ベースで今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社琉球銀行8399 沖縄の厚い基盤と金利の追い風は本物。ただ資本が薄く効率も低め。今の値段は本質価値と大きく変わらない 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 りそなホールディングス8308 国内専業で利ざや拡大の恩恵が素直に効く。ROE 12% 前後を利益ベースの PER で測り、資本コスト 7.5% に合わせると、今の値段はやや割高 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 池田泉州ホールディングス8714 大阪北摂・泉州の地銀。金利の追い風でROE10%へ向かうが、競争と費用の重さで10年の価値は今の値段を1割ほど下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 第四北越フィナンシャルグループ7327 新潟で貸出の半分を握る地方銀行。金利上昇の追い風は本物だが人口減が量を抑え、資本コスト8.25%の利益ベースで今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 南都銀行8367 奈良の5割の基盤に金利の追い風が乗る。人口減と重い経費が利益の伸びを抑え、10年の価値は今の値段を1割ほど下回る 本質価値との差 −0.9% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 山口フィナンシャルグループ8418 山口・広島・北九州に3行を持つ中四国最大級の地銀。利ざやの改善で稼ぐ力は戻るが収益性は同業に見劣りし、今の値段はやや割高 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 大東銀行8563 福島県郡山の小さな単独行。利ざやの回復は追い風だが、評価損と薄い資本で価値の伸びは限られる。 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社CCIグループ7381 石川の首位行は金利上昇の追い風を受けるが、利益はまだ薄い。10年で見ても、今の値段にはやや先走り感がある 本質価値との差 −4.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 九州フィナンシャルグループ7180 TSMC熊本効果で法人融資が伸びる肥後・鹿児島銀行の持株会社。ROEが資本コストにまだ届かず、今の値段は追い風を払いすぎてやや割高 本質価値との差 −4.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 北洋銀行8524 道内首位の基盤に金利上昇の追い風。ただ自己資本比率が薄く、資本コスト8.75%の利益ベースで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −4.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 鳥取銀行8383 鳥取県の最大の地銀。利ざやの回復は追い風だが、薄い利ざやと人口減で ROE は資本コストに届かない。 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 フィデアホールディングス8713 山形と秋田の2番手行が2027年1月に合併する。稼ぐ力は戻りつつあるが、人口減と薄い資本が上値を抑える 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 西日本フィナンシャルホールディングス7189 福岡で福岡銀行を追う地銀。資本コスト8.25%はROEの回復に厳しく、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでやや割高 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 株式会社岩手銀行8345 岩手県の貸出の47%を握る首位行。北東北3行の統合協議に入ったが、10年後の中立でもROEは資本コストに届かない 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 千葉銀行8331 千葉興業銀行との統合を含め貸出が名目で伸びるが、資本コスト8%の利益ベースのPERで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 株式会社おきなわフィナンシャルグループ7350 沖縄の厚い基盤に金利の追い風。ただ資本が薄く観光に偏る点を織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 めぶきフィナンシャルグループ7167 北関東の統合地銀。利ざや拡大でROEは10%を超えるが、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 SBI新生銀行8303 公的資金完済・再上場で身軽になったSBI系複合銀行。利ざや拡大とレイク・アプラスの高採算を乗せても、資本コスト8.5%で見ると今の値段はやや先取りで、やや割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 山陰合同銀行8381 経費の軽さと県外への貸出拡大が強み。利ざや拡大の追い風は大きいが、人口減と含み損が重く、今の値段はやや割高 本質価値との差 −9.6% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 山梨中央銀行8360 県内シェア5割強の地銀。利ざやで利益は伸びるが、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや高め 本質価値との差 −9.7% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 株式会社プロクレアホールディングス7384 青森で企業の7割が主力行に選ぶ首位行。金利で稼ぎは大きく伸びるが、薄い自己資本と人口減でROEは資本コストに届かず、10年後の価値は今を下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) やや割高 京葉銀行8544 利ざや拡大で稼ぐ力は戻るが、千葉の再編で後ろに回る不安が残る。今の値段は10年の見通しに対して高め 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 名古屋銀行8522 愛知県内2位の地銀。金利上昇で利益は伸びるが、ROEは資本コスト並みにとどまり、統合の条件も未定のため、利益ベースでは今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 千葉興業銀行8337 千葉銀行との1対1の統合で行き先は決まった。金利上昇で利益は倍になるが、薄い自己資本が還元を縛りROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社百十四銀行8386 香川の寡占と船舶金融を持つ良い銀行だが、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は金利上昇を織り込んでもやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 三十三フィナンシャルグループ7322 金利の追い風は確か。だが資本が薄く再編も白紙で、ROE は資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段を2割余り下回る 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 南日本銀行8554 鹿児島の第二地銀。直近の利益は税の軽さで厚く、優先株 85 億円の整理が普通株の取り分を決める。 本質価値との差 −17.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 株式会社大分銀行8392 大分の企業の半数がメインバンクに選ぶ盟主。利ざやで稼ぎは2倍以上に伸びるが、薄い自己資本が重く、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 みずほフィナンシャルグループ8411 ROE は 10% 前後にとどまり、3 メガ共通の控えめな倍率で置くと、利益ベースでは今の値段は割高 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社秋田銀行8343 秋田県で企業の過半が主力行に選ぶ首位行。金利上昇で稼ぎは倍近くになるが、人口減が重く、ROEは資本コストに届かず今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 富山銀行8365 富山の小さな地銀。直近の増益は債券の売却益頼みで、本業の稼ぐ力は ROE を資本コストへ届かせない。 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 株式会社宮崎銀行8393 宮崎県の最大手地銀。利ざやで稼ぎは膨らむが、薄い自己資本と人口減が重く、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社四国銀行8387 金利の追い風は強いが、高知の人口減で稼ぐ力が資本コストに届かない。10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 株式会社ほくほくフィナンシャルグループ8377 北陸・北海道2行体制に利ざや拡大とラピダス特需が乗るが、単独路線のまま。資本コスト8.5%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社 百五銀行8368 三重の預金と貸出で首位の地銀。資本が厚く稼ぎ方が重いため、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段は先の利益を織り込んで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 福井銀行8362 福井県の貸出の約半分を握る地銀。合併の効果と利ざや拡大でROEは上向くが、資本コストには届かず、今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 株式会社 北日本銀行8551 北東北で唯一残る第二地銀。金利上昇で利益は伸びるが、10年後の中立でもROEは資本コストに届かない 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 株式会社滋賀銀行8366 県内の預貯金の約半分を握る滋賀の地銀。利上げの追い風は本物だが経費率が重く、資本コスト7.75%の利益ベースでは今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 八十二長野銀行8359 長野で合算シェア6割超の堀を持つが、資本コスト8%の利益ベースで測ると、中計ROE8%の達成を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 群馬銀行8334 群馬県内シェア44%の最強地銀。利ざや拡大と第四北越FGとの越境統合でROE10%超を狙うが、資本コスト8.25%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −25.5% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 しずおかフィナンシャルグループ5831 静岡で法人取引の首位を握る東海最大級の地方銀行。事業は強いがROEは資本コストを少し上回る程度で、利益ベースの今の値段はやや割高 本質価値との差 −25.5% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 筑邦銀行8398 福岡県南部の地銀。貸出は伸びているが、薄い収益と自己資本で ROE は資本コストに届かない。 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 島根銀行7150 SBI の資本で立て直す島根の小さな地銀。優先株が 170 億円まで膨らみ、普通株主に残る利益は薄い。値打ちは今の値段を下回る 本質価値との差 −28.5% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 セブン銀行8410 コンビニ ATM の独走に、ファミマ 1.6 万台という追い風。ただ稼ぎは薄く、キャッシュレスの長い逆風も続く。倍率を抑えて見ると、いまの値段は先の成長を織り込みすぎている 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 あおぞら銀行8304 米国オフィス融資の傷が癒え、大和証券を軸に投資銀行へ軸足を移すあおぞら銀行。ROEが資本コストに届かない間は、今の値段に安全域は乏しい 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 東邦銀行8346 福島で預金・貸出の3分の1強を握る首位行。金利上昇で稼ぎは倍近くになるが、ROEは資本コスト未満にとどまり今の値段は先取りが過ぎる 本質価値との差 −29.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 大垣共立銀行8361 岐阜の老舗地銀。利ざや拡大は追い風だが ROE は資本コストに届かず、今の値段には届かない 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 山形銀行8344 県内最大手でも人口減の山形が地盤。利ざやで稼ぎは倍増するが資本コストに届かず、今の値段は10年先の価値より高い 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 スルガ銀行8358 シェアハウス問題を片付け、利ざや拡大で稼ぐ力が戻った地方銀行。だが税の軽さで膨らんだ利益を前提に値が付いており、資本コストを大きく超える見込みも薄く、割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 富山第一銀行7184 富山県2位の地銀。利ざや拡大は追い風だが、運用益に頼る利益とROEの低さで、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 京都フィナンシャルグループ5844 京都の地盤と政策保有株の含み益が強みだが、ニデック株は会計不正で下落。資本コスト8%の利益ベースで測ると今の値段は割高。2026年3月期の利益は株の売却益で膨らんでおり、実力利益で測る 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 あいちフィナンシャルグループ7389 名古屋圏2位の合併行。統合の宿題と低いROEを抱え、資本コスト8%の利益ベースで測ると今の値段は割高 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 愛媛銀行8541 県内第2位の第二地銀。金利上昇で利益は伸びるが、人口減で資本コストに届かず、今の値段は10年先の稼ぎに対して割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 福島銀行8562 福島県の第二地銀。SBI 新生銀行が筆頭株主になったが、薄い収益と赤字の履歴が重い。 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 宮崎太陽銀行8560 宮崎県の第二地銀。本業は回復中だが、売却益に押された利益と優先株 60 億円の整理が焦点。 本質価値との差 −48.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 東北銀行8349 岩手の中堅地銀。利ざやは回復するが、公的資金の優先株 100 億円が普通株の取り分を削る。 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 豊和銀行8559 大分の小さな第二地銀。普通株の取り分は、220 億円の優先株が先に取った残りで決まり、今の値段を下回る。 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 高知銀行8416 高知県の地銀。評価差額金の赤字が自己資本の 27% に達し、優先株 68 億円も重く、利益の戻りは遅い。 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 じもとホールディングス7161 宮城・山形の 2 地銀を持つ持株会社。収益は回復するが、公的資金の優先株 780 億円が普通株の取り分を大きく削る。 本質価値との差 −85.1% · 10 年 割高(年 −11.0%)

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読んだ資料

  1. 経営計画「Growing beyond 130th」における経営目標の見直しについて(2025年11月14日)
  2. 株主還元方針の変更に関するお知らせ(2026年5月15日)
  3. 阿波銀行の純利益18%増で最高益 26年3月期(日本経済新聞)

分析日 2026-10-16